JP2005016815A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005016815A JP2005016815A JP2003181106A JP2003181106A JP2005016815A JP 2005016815 A JP2005016815 A JP 2005016815A JP 2003181106 A JP2003181106 A JP 2003181106A JP 2003181106 A JP2003181106 A JP 2003181106A JP 2005016815 A JP2005016815 A JP 2005016815A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- gas
- heat exchanger
- air conditioner
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/27—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
- Y02A30/274—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Abstract
【解決手段】エンジン61によって駆動する圧縮機11から吐出された冷媒を室外熱交換器15と室内熱交換器35とを介して循環させ、その冷媒の熱交換作用によって冷房運転及び暖房運転とを行うものであって、圧縮機11にインジェクションガスを返流するバイパスライン51,52が、暖房運転時に室内熱交換器35から室外熱交換器15へ液冷媒が流れる液ライン45に対して直接又は/及び間接的に接続され、そのバイパスライン51,52に送り込まれた液冷媒を当該ライン上に設けられた熱交換器26によって蒸発させて気化し、その気化したインジェクションガスを圧縮機11へと返流させるようにした空気調和機1。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷媒圧縮用のコンプレッサの駆動により冷媒を循環させて冷暖房を行う空気調和機に関し、特にシステム排熱(例えばコンプレッサをエンジンで駆動させる場合には、そのエンジン排熱)を利用して液冷媒を気化してインジェクションガスを得て空調能力を向上させる空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機では、例えば暖房運転の場合、圧縮機からのガス冷媒を室内熱交換器から室外熱交換器へと循環させることによって行われる。このとき、外気温が低いと十分な暖房能力を得ることが難しくなる。そのため、室内熱交換器へと流れる液冷媒中に混入するガス冷媒を分離し、その分離したガス冷媒を圧縮機に返流させるガスインジェクションが行われる。これによりガス冷媒は圧縮機で圧縮されて、再度室内熱交換器に供給されることになって全体的な暖房能力が向上する。
【0003】
こうしたガスインジェクションを行う空気調和機については、例えば特開平11−142001号公報に記載がある。この空気調和機では、室内熱交換器と室外熱交換器との間の液管中に気液分離器を介装し、この気液分離器と圧縮機の吸込側との間に開閉弁よりなるバイパス弁をバイパス配管に設けている。
そして、気液分離器内ではガス冷媒と液冷媒とが上下に分離し、バイパス弁を開弁すると圧縮機からの吸引力が気液分離器内に作用し、気液分離器の上壁近傍に開口するバイパス配管を通して上部側のガス冷媒が吸い出され、圧縮機へと帰還される。なお、同公報に記載された空気調和機は、特に気液分離器内の液冷媒の液面高さが高くなって、インジェクションガス中に液冷媒の混入防止を目的としたものである。液冷媒が圧縮機に吸い込まれると液圧縮が生じてしまい、これが継続されると圧縮機の破損につながり、信頼性が低下するからである。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−142001号公報(第2−4頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の空気調和機では高負荷要求に応じて空調能力を向上させるため、気液分離器で分離したガス冷媒を圧縮機に返流させるガスインジェクションが行われている。その際、圧縮機の信頼性を維持するため液の混入を防止する必要があり、インジェクションガスにもガス冷媒が使用され、液冷媒を積極的に排除する考え方が一般であった。
しかしながら、ガス冷媒を圧縮機に返流させるだけではバイパス配管を流れるインジェクションガスの流量に限界があり、空気調和機の大幅な能力向上が望めなかった。一方で、これまで以上に流量を確保しようとすれば配管の径を大きくするなど、空気調和機自体が大型化する問題があった。
【0006】
そこで本発明は、かかる課題を解決すべく、インジェクションガスの流量増加によって能力を向上させた空気調和機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の空気調和機は、エンジンによって駆動する圧縮機から吐出された冷媒を室外熱交換器と室内熱交換器とを介して循環させ、その冷媒の熱交換作用によって冷房運転及び暖房運転とを行うものであって、前記圧縮機にインジェクションガスを返流するバイパスラインが、暖房運転時に前記室内熱交換器から前記室外熱交換器へ液冷媒が流れる液ラインに対して直接又は/及び間接的に接続され、そのバイパスラインに送り込まれた液冷媒を当該ライン上に設けられた熱交換器によって蒸発させて気化し、その気化したインジェクションガスを前記圧縮機へと返流させるようにしたものであることを特徴とする。
【0008】
そして、バイパスラインを液ラインに接続する実施態様としては、次のような構成であることが望ましい。
例えば、ガス冷媒と液冷媒とを分離するレシーバタンクが前記液ラインに設けられ、前記バイパスラインがレシーバタンクの液層部分に接続されたものであること。
また、ガス冷媒と液冷媒とを分離するレシーバタンクが前記液ラインに設けられ、前記バイパスラインがレシーバタンクのガス層と前記液ラインとに、それぞれ開閉弁を介して接続されたものであること。
【0009】
こうした構成からなる本発明の空気調和機によれば、液冷媒をバイパスラインに流し、熱交換器によって気化してインジェクションガスを得るようにしたので、ガス冷媒をそのままインジェクションガスとして返流させていた従来にものに比べてインジェクションガスの流量をかせぐことができる。そのため、圧縮機へ大流量のインジェクションガスを返流することができ、これによって圧縮機では大きな動力が得られ、暖房能力を向上させることが可能になる。
また、レシーバタンクを設けて間接的に接続すれば、そこからガス冷媒(インジェクションガス)を抜き取って圧縮機へ返流するガスインジェクションを併用するこもでき、冷房時の高負荷要求にも対応することができる。
【0010】
また、本発明の空気調和機は、前記バイパスライン上に設けられた熱交換器が、前記エンジンから熱量を得て高温になった冷却水を流すことにより液冷媒を蒸発させてインジェクションガスを得るようにしたものであることが望ましい。
よって、本発明の空気調和機によれば、液冷媒を気化したインジェクションガスの返流により暖房空調能力を向上させる場合に、液冷媒からインジェクションガスを得る過程でエンジン排熱を利用するので、エンジン排熱の回収効率が良くなる。
【0011】
また、本発明の空気調和機は、前記バイパスラインには、前記熱交換器の前記圧縮機側に気液分離器を有することが望ましい。
よって、本発明の空気調和機によれば、液冷媒を気化したインジェクションガスを返流させる場合や、ガス冷媒をそのままインジェクションガスとして返流する場合に、そのインジェクションガスから液を分離することにより圧縮機への液の返流を防止するので、圧縮機の破損による信頼性の低下を防止できる。
【0012】
更に、本発明の空気調和機は、循環して前記圧縮機へ帰還する冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離して収容する気液分離収容器と、前記圧縮機とを接続した共通ラインを有し、前記バイパスラインの前記圧縮機側をその共通ラインに接続し、その共通ラインに設けられた開閉弁の開閉によってインジェクション操作とリデュース操作とに運転を切り換えるようにしたものであることを特徴とする。
よって、本発明の空気調和機によれば、インジェクション操作とリデュース操作との両方を可能にしたことで、従来はエンジン性能(回転数制御範囲)による狭い範囲でしか負荷要求に対応できなかったが、圧縮機に対する冷媒の流量調整を行うことにより、広い範囲の負荷要求にリニアに対応することができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る空気調和機の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、第1実施形態の空気調和機について、その冷媒循環ラインを示したブロック図である。
空気調和機1は、室内の冷房または暖房を行うものであり、室外機10と室内機30とから構成されている。その一方の室外機10は、燃料ガスの燃焼によって駆動する駆動部としてガスエンジン61、ガスエンジン61によって駆動しアキュムレータ12のガス状の冷媒を吸入して圧縮するコンプレッサ11、ガス状の冷媒(ガス冷媒)と液状の冷媒(液冷媒)とを分離した状態で収容するアキュムレータ12、および空調のために冷媒の熱交換を行う熱交換器としての室外熱交換器15などから構成されている。そして他方の室内機30は、空調のために冷媒の熱交換を行う熱交換器としての室内熱交換器35、および冷媒を膨張させる膨張弁32などから構成されている。
【0014】
本実施形態の空気調和機1では、室外機10に設けられたコンプレッサ11にはスクロール回転式の可変容量型が採用され、ガスエンジン61が駆動源としてタイミングベルトなどの動力伝達部材を介して連結されている。そして、コンプレッサ11には、アキュムレータ12からの冷媒を圧縮室に吸い込むための吸入ポート11bと、その圧縮室で圧縮された高圧の冷媒を吐出するための吐出ポート11aが形成されている。コンプレッサ11とアキュムレータ12とは、吸入ライン41によって吸入ポート11bと吸出しポート12bが接続される他、共通ライン53によって共通ポート11cとリデュースポート12cも接続されている。
【0015】
また、空気調和機1は、室外熱交換器15と室内熱交換器35とを接続するライン45には、ガス冷媒と液冷媒とをそれぞれ気液分離するレシーバタンク17が配管され、室外熱交換器15側にはガス層部分が、室内熱交換器35側には液層部分がそれぞれ接続されている。そして本実施形態では、このレシーバタンク17に対してバイパスライン51が、特に液冷媒で満たされている液層部分に接続されている。レシーバタンク17に接続されたバイパスライン51には、電子膨張弁25が配管され、熱交換器26へと接続されている。熱交換器26は、二重管熱交換器22などと同様にガスエンジン61を冷却するための冷却水が流れるようになっており、エンジン排熱を利用して液冷媒を蒸発させ、インジェクションガスを得るようにしたものである。
【0016】
更に、この熱交換器26の二次側に接続されたバイパスライン52には気液分離用のアキュムレータ27が設けられ、液を排除したインジェクションガスがコンプレッサ11へ送られるよう構成されている。なお、このアキュムレータ27は、液冷媒を全てガス化できなかった場合に有効に機能するものであるため、熱交換器26で液冷媒を全てガス化できる場合にはこれを除いた構成としてもよい。また、室内機10にはこのアキュムレータ27以外にアキュムレータ12が設置されているが、前者が請求項5に記載する気液分離器に相当し、後者が請求項6に記載する気液分離収容器に相当するものである。
【0017】
そして、そのアキュムレータ27に接続されたバイパスライン52は、逆止弁28を介してインジェクションガスをコンプレッサ11に返流するための共通ライン53に接続され、共通ライン53は、コンプレッサ11の共通ポート11cに接続されている。
【0018】
ところで従来は、前述したようにレシーバタンク17で気液分離したガス冷媒をインジェクションガスとしてコンプレッサへ返流するようにしていた。しかし、本実施形態では、液冷媒を熱交換器26へ送り込んで気化することによってインジェクションガスを得るようにしている。そして、その液冷媒を気化させるのための熱源としては、空気調和機のシステム排熱、特にコンプレッサ11をガスエンジン61で駆動させるようにした本実施形態の空気調和機1では、エンジン排熱を利用するように構成されている。図4は、そうしたエンジン排熱を利用した液冷媒のガス化システム回路図である。
【0019】
エンジン排熱はガスエンジン61を冷却するための冷却水から取るようにしており、そのための冷却水回路に組み込まれている。この冷却水回路には、冷却水をガスエンジン61へ送って循環させるためのポンプ60を有し、その二次側にガスエンジン61及び排気熱交換器62が接続されている。こうしてポンプ60によって送られる冷却水は、ガスエンジン61からの熱量に加え、排気熱交換器62によって排気ガスからも熱量を得ることができるようになっている。そして、排気熱交換器62の二次側には3方弁63が配管され、熱交換器26とラジエタ64とに切り換えて冷却水を流せるようになっている。ポンプ60の一次側にはサーモバルブ65が配管され、ポンプ60側とガスエンジン61及び排気熱交換器62を飛び越えた3方弁63側とに切換可能に接続されている。なお、こうした冷媒のガス化システムは、図示しないが室外熱交換器15や二重管熱交換器22も熱交換器26とも同様に接続されている。
【0020】
ところで、本実施形態の空気調和機1では、バイパスライン52が接続された共通ライン53は、コンプレッサ11の共通ポート11cとアキュムレータ12のリデュースポート12cに接続され、インジェクション操作とリデュース操作との両方が可能な構成になっている。すなわち、空調要求負荷が高い時にはインジェクション操作によってコンプレッサ11に供給する単位時間当たりの冷媒流量を増加させ、逆に空調要求負荷が低い時にはリデュース操作によってコンプレッサ11内の余剰冷媒をアキュムレータに戻す構成となっている。そして、その共通ライン53には、インジェクション操作とリデュース操作との切り換えのための電子膨張弁29が設けられている。
【0021】
インジェクション操作及びリデュース操作を行うようにしたのは、エンジン性能を補って、空気調和機1が低負荷から高負荷の広い範囲で対応できるように能力幅を持たせるようにするためである。例えば、空気調和機1では駆動手段としてガスエンジン61を使用しているため、その最低回転数(アイドリング回転数)は限られているが、リデュース操作によってエンジン61では運転できない低負荷出力を可能にしている。
ところで、この空気調和機1は、こうしたインジェクション操作とリデュース操作とを切り換えるための電子膨張弁29など各種機器は、不図示の制御装置によって動作が制御されるようになっている。
【0022】
次に、空気調和機1について、室内を冷房するときの作用を説明する。燃料ガスによってガスエンジン61が駆動すると、コンプレッサ11が駆動し、アキュムレータ12のガス冷媒がその吸出しポート12bから吸入ライン41を経てコンプレッサ11に吸い込まれ、その圧縮室で圧縮される。圧縮によって高温高圧となったガス冷媒は、コンプレッサ11の吐出ポート11aから吐出される。吐出されたガス冷媒は、ライン42を通ってオイルセパレータ13に至り、そこでオイルが分離されて純粋なガス冷媒が得られる。そうしたガス冷媒は、流路切換弁である四方弁14の第1ポート14aからライン43へと流れ、室外熱交換器15へと送られる。
【0023】
高温・高圧のガス冷媒は、室外熱交換器15において放熱によって冷却され、凝縮することにより高温の液体になる。その後、液冷媒はライン44を流れて電子膨張弁16にて減圧されるが、そこでは状態が高圧から低圧になることで2相冷媒となり、レシーバタンク17においてガス冷媒と液冷媒とに分離して収容される。蒸発潜熱を充分有している液冷媒は、レシーバタンク17から更にフィルタドライヤ18、ボールバルブ19、ライン45、そしてストレーナ31を経て膨張弁32を通り、その膨張弁32で減圧させることにより低温となる。
【0024】
従って、低温・低圧の2相冷媒となってストレーナ33から室内熱交換器35へと送られた冷媒は、ここで蒸発するときに空気側から熱を吸収して冷気を発生させて室内を冷却する。その後、低温・低圧のガス冷媒は、ライン46、ボールバルブ20からライン47を通り、四方弁14へと流れる。四方弁14では、第3ポート14cから入って第2ポート14bへと出て、更に二重管熱交換器22へと流れる。冷房運転の場合、二重管熱交換器22は機能していないため冷媒は吸熱せずそのまま通り過ぎる。そして、ライン48を経てアキュムレータ12へ帰還ポート12aから入って帰還する。こうして帰還した冷媒は、アキュムレータ12内で液冷媒とガス冷媒とに分離された状態で収容され、再び吸入されてコンプレッサ11へと送られる。
【0025】
次に、空気調和機1について、室内を暖房するときの作用を説明する。燃料ガスによりガスエンジン61が駆動すると、コンプレッサ11が駆動し、アキュムレータ12内のガス状の冷媒が吸出しポート12bから吸入ライン41を通ってコンプレッサ11に吸入され、その圧縮室で圧縮される。圧縮されて高温高圧となった冷媒は、コンプレッサ11の吐出ポート11aから吐出され、ライン42からオイルセパレータ13へと送り込まれる。オイルセパレータ13でオイルが分離された純粋なガス冷媒は、四方弁14の第3ポート14cからライン47を通って室内熱交換器35へと送られる。暖房時には、この室内熱交換器35が凝縮機として機能し、高温・高圧のガス冷媒が高温の液体になる。従って、室内熱交換器35では、冷媒が熱交換されて室内に熱を放出して室内が加熱される。
【0026】
室内熱交換器35を通って減圧され気液2相状態の冷媒は、ストレーナ33から膨張弁32を経て、更にストレーナ31からライン45へと送られる。そして、ボールバルブ19、フィルタドライヤ21およびレシーバタンク17へと送られる。レシーバタンク17のガス層部分にはライン44が接続されているため、ガス冷媒は、そのライン44を通って室外熱交換器15へと送られる。その後、ガス冷媒は、四方弁14では第1ポート14aから入って第2ポート14bへと出て二重管熱交換器22からライン48を通り、帰還ポート12aからアキュムレータ12へと帰還する。このとき室内熱交換器35と二重管熱交換器22とには、エンジンの冷却水が流されており、ガス冷媒が冷却水から熱を奪うことによってガス化を促進させてアキュムレータ12へ帰還させている。こうして帰還した冷媒は、アキュムレータ12において液冷媒とガス冷媒とに分離された状態で収容され、再び吸引されてコンプレッサ11へと送られる。
【0027】
このように冷房又は暖房運転が行われる場合、本実施形態の空気調和機1では、高負荷要求があるとコンプレッサ11に対してインジェクションガスを返流させることによる能力アップが実行される。図1に示した空気調和機1では特に暖房能力の向上を目的として構成されている。そこで、暖房運転時に高負荷要求があった場合には、バイパスライン51上の電子膨張弁25が開けられ、共通ライン53上の電子膨張弁29は閉じたままでインジェクション操作が行われる。
【0028】
電子膨張弁25が開けられると、レシーバタンク17内の液冷媒は、バイパスライン51へと流れ、電子膨張弁25を通って熱交換器26へと送られる。そして、熱交換器26にはエンジン排熱をによって高温になった冷却水が流れている。すなわち、図4に示すように、ガスエンジン61及び排気熱交換器62を流れた冷却水がそこで熱量を得ることにより温度が例えば70〜80℃程度になり、そうした冷却水が3方弁63の切り換えによって熱交換器26へと送り込まれている。
【0029】
従って、熱交換器26を通って流れる液冷媒は、高温の冷却水から熱を奪って蒸発し、気化してインジェクションガスとなる。こうして熱交換器26によって液冷媒から得られたインジェクションガスは、アキュムレータ27へと流れて液冷媒とガス冷媒とに分離される。そして、液を排除したインジェクションガスのみがバイパスライン52を通って共通ライン53へ流れ、共通ポート11cからコンプレッサ11へと返流される。従って、コンプレッサ11の吐出ポート11aからは、単位時間当たりの流量を増加させた冷媒が吐出されて高負荷運転が行われることになる。
【0030】
一方、低負荷要求があった場合には、バイパスライン51上の電子膨張弁25が閉じられ、反対に共通ライン53上の電子膨張弁29が開けられてリデュース操作が行われる。すなわち、コンプレッサ11内の余剰冷媒が共通ポート11cから共通ライン53に流れ出てアキュムレータ12へと戻される。従って、コンプレッサ11の吐出ポート11aからは、単位時間当たりの流量を低減させた冷媒が吐出されて低負荷運転が行われることになる。
【0031】
こうして本実施形態の空気調和機1では、レシーバタンク17から密度の高い液冷媒を抜いてインジェクションガスを得るようにしたので、ガス冷媒をそのままインジェクションガスとして返流させていた従来のものに比べてインジェクションガスの流量をかせぐことができるようになった。そのため、コンプレッサ11へ大流量のインジェクションガスを返流することができ、これによってコンプレッサ11から大きな動力が得られ、暖房能力を向上させることが可能になった。
また、本実施形態の空気調和機1では、こうしてインジェクションガスの返流により暖房空調能力をアップさせる場合、液冷媒からインジェクションガスを得る過程でエンジン排熱を利用するようにしたので、エンジン排熱の回収効率も良くなった。
【0032】
また、本実施形態の空気調和機1では、インジェクション操作とリデュース操作との両方を可能としたので、空調能力の高低幅を広げ、負荷要求にリニアに対応することができるようになった。すなわち、図5に示すように、従来の空気調和機では、ガスエンジン61の性能(回転数制御範囲)によって実線で示す範囲でしか負荷要求に対応できなかったが、インジェクション操作及びリデュース操作によって制御能力幅を広げ、負荷要求範囲を広げることができた。特に、暖房運転時におけるインジェクション範囲は、前述したように従来のガスインジェクションに比べて大幅に向上している。
【0033】
次に、空気調和機の第2実施形態について説明する。図2は、第2実施形態の空気調和機について、その冷媒循環ラインを示したブロック図である。本実施形態の空気調和機2は、第1実施形態と同様に室内の冷房または暖房を行うものであり、室外機70と室内機30とから構成されているが、その構成は前記第1実施形態の空気調和機1と多くの構成を共通にしているため、同じ構成には同じ符号付して詳細な説明を省略する。
【0034】
本実施形態の特徴は、インジェクション操作において、冷房運転の時にレシーバタンク17からガス冷媒を抜き取り、暖房運転の時にはライン45から直接液冷媒を抜き取るようにした点にある。そのための構成として、ライン45とバイパスライン51を電磁弁72を介して接続し、レシーバタンク17にはガス層分に電磁弁71を介してバイパスライン51が接続されている。
そこで、冷房運転時には、ガス冷媒が室外熱交換器15において凝縮され、レシーバタンク17内でガス冷媒と液冷媒とに分離される。そのうちの液冷媒はライン45を流れて室内機30の室内熱交換器35へと送られ、ここで冷媒が蒸発するときに空気側から熱を吸収して冷気を発生させて室内を冷却する。
【0035】
そして、こうした冷房時に高負荷要求があった場合には、電磁弁72は閉じた状態で電磁弁71が開けられる。すると、レシーバタンク内17内のガス冷媒が、バイパスライン51,52及び共通ライン53を流れてコンプレッサ11へ返流するガスインジェクションが行われる。なお、冷房時にはエンジン排熱によって冷媒を暖める必要がないため、熱交換器26には冷却水が流されることなく熱交換は行われていない。すなわち、図4に示す冷却水回路では、ポンプ12によって送られる冷却水は、ガスエンジン61及び排気熱交換器62を通った後、3方弁63の切り換えによりラジエータ64へと流れてそこで熱が放散される。
【0036】
次に、空気調和機2を暖房運転する場合には、前記第1実施形態の空気調和機1と同様に、室内熱交換器35が凝縮機として機能し、高温・高圧のガス冷媒が高温の液体になって冷媒が熱交換され、それにより室内に熱が放出して室内が加熱される。そして、高負荷要求があった場合には、電磁弁71は閉じた状態で電磁弁72が開けられる。すると、室内熱交換器35からライン45を通って流れた冷媒がバイパスライン51へと送られ、熱交換器26では高温の冷却水から熱を奪って気化し、インジェクションガスとなってコンプレッサ11へと返流される。
【0037】
従って、本実施形態の空気調和機2では、前記第1実施形態と同様に暖房能力の向上に加え、冷房時のガスインジェクションによって冷房能力を向上させることが可能となった。
また、前記第1実施形態と同様に、インジェクションガスの返流により暖房空調能力をアップさせる場合に、液冷媒からインジェクションガスを得る過程でエンジン排熱を利用するので、エンジン排熱の回収効率も良くなった。更に、インジェクション操作とリデュース操作との両方が可能であるため、空調能力の高低幅を広げ、負荷要求にリニアに対応することができるようになった(図5参照)。
【0038】
次に、空気調和機の第3実施形態について説明する。図3は、第3実施形態の空気調和機について、その冷媒循環ラインを示したブロック図である。本実施形態の空気調和機3は、第1及び第2実施形態と同様に室内の冷房または暖房を行うものであり、室外機80と室内機30とから構成されているが、その構成は前記第1実施形態の空気調和機1と多くの構成を共通にしているため、同じ構成には同じ符号付して詳細な説明は省略する。
【0039】
本実施形態の特徴は、インジェクション操作において、前記第1実施形態と同様に液冷媒からインジェクションガスを得て、暖房能力の向上を図ったものである。そして、前記第1実施形態ではレシーバタンク17を備えていたが、本実施形態では、ライン45に直接バイパスライン51が接続されている。
そこで、空気調和機2を暖房運転する場合であって高負荷要求があったときは、室内熱交換器35によって凝縮された高温の液冷媒がライン45に流れ、そこから電磁弁72が開けられたバイパスライン51へと送られ、熱交換器26において高温の冷却水から熱を奪って気化し、インジェクションガスとなってコンプレッサ11へと返流される。
【0040】
従って、本実施形態の空気調和機3では、前記第1実施形態と同様に暖房能力を向上させることが可能となった。そして、特にレシーバタンク17を除くことにより、構成の簡素化やコスト低下の効果を得ている。
また、前記第1及び第2実施形態と同様に、インジェクションガスの返流により暖房空調能力をアップさせる場合に、液冷媒からインジェクションガスを得る過程でエンジン排熱を利用するので、エンジン排熱の回収効率も良くなった。更に、インジェクション操作とリデュース操作との両方が可能であるため、空調能力の高低幅を広げ、負荷要求にリニアに対応することができるようになった(図5参照)。
【0041】
以上、本発明に係る空気調和機の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなくその趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
【0042】
【発明の効果】
本発明は、圧縮機にインジェクションガスを返流するバイパスラインを、暖房運転時に室内熱交換器から前記熱交換器へ液冷媒が流れる液ラインに対して直接又は/及び間接的に接続し、そのバイパスラインに送り込まれた液冷媒を当該ライン上に設けられた熱交換器によって蒸発させて気化し、その気化したインジェクションガスを前記圧縮機へと返流させるよう構成したので、インジェクションガスの流量増加によって能力を向上させた空気調和機を提供することが可能になった。
【0043】
また、本発明は、バイパスライン上に設けた熱交換器にエンジンから熱量を得て高温になった冷却水を流して液冷媒を蒸発させてインジェクションガスを得るよう構成したので、暖房空調能力をアップさせる場合に液冷媒からインジェクションガスを得る過程でエンジン排熱を利用することで、エンジン排熱の回収効率を良くした空気調和機を提供することが可能になった。
【0044】
更に、本発明は、アキュムレータと圧縮機とを共通ラインで接続し、バイパスラインの圧縮機側をその共通ラインに接続し、共通ラインに設けられた開閉弁の開閉によってインジェクション操作とリデュース操作とに運転を切り換えるように構成したので、圧縮機に対する冷媒の流量調整を行うことにより、広い範囲での負荷要求にリニアに対応できる空気調和機を提供することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の空気調和機について、その冷媒循環ラインを示したブロック図である。
【図2】第2実施形態の空気調和機について、その冷媒循環ラインを示したブロック図である。
【図3】第3実施形態の空気調和機について、その冷媒循環ラインを示したブロック図である。
【図4】エンジン排熱を利用した液冷媒のガス化システム回路図である。
【図5】実施形態の空気調和機における空調要求負荷と制御能力幅との関係をグラフにして示した図である。
【符号の説明】
1 空気調和機
10 室外機
11 コンプレッサ
12 アキュムレータ
15 室外熱交換器
17 レシーバタンク
26 熱交換器
27 アキュムレータ
30 室外機
35 室内熱交換器
41 共通ライン
51,52 バイパスライン
61 ガスエンジン
Claims (6)
- エンジンによって駆動する圧縮機から吐出された冷媒を室外熱交換器と室内熱交換器とを介して循環させ、その冷媒の熱交換作用によって冷房運転及び暖房運転とを行う空気調和機において、
前記圧縮機にインジェクションガスを返流するバイパスラインが、暖房運転時に前記室内熱交換器から前記室外熱交換器へ液冷媒が流れる液ラインに対して直接又は/及び間接的に接続され、そのバイパスラインに送り込まれた液冷媒を当該ライン上に設けられた熱交換器によって蒸発させて気化し、その気化したインジェクションガスを前記圧縮機へと返流させるようにしたものであることを特徴とする空気調和機。 - 請求項1に記載する空気調和機において、
ガス冷媒と液冷媒とを分離するレシーバタンクが前記液ラインに設けられ、前記バイパスラインがレシーバタンクの液層部分に接続されたものであることを特徴とする空気調和機。 - 請求項1に記載する空気調和機において、
ガス冷媒と液冷媒とを分離するレシーバタンクが前記液ラインに設けられ、前記バイパスラインがレシーバタンクのガス層と前記液ラインとに、それぞれ開閉弁を介して接続されたものであることを特徴とする空気調和機。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する空気調和機において、
前記バイパスライン上に設けられた熱交換器は、前記エンジンから熱量を得て高温になった冷却水を流すことにより液冷媒を蒸発させてインジェクションガスを得るようにしたものであることを特徴とする空気調和機。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載する空気調和機において、
前記バイパスラインには、前記熱交換器の前記圧縮機側に気液分離器を有することを特徴とする空気調和機。 - 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載する空気調和機において、
循環して前記圧縮機へ帰還する冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離して収容する気液分離収容器と、前記圧縮機とを接続した共通ラインを有し、
前記バイパスラインの前記圧縮機側をその共通ラインに接続し、その共通ラインに設けられた開閉弁の開閉によってインジェクション操作とリデュース操作とに運転を切り換えるようにしたものであることを特徴とする空気調和器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003181106A JP2005016815A (ja) | 2003-06-25 | 2003-06-25 | 空気調和機 |
KR1020040047344A KR100572645B1 (ko) | 2003-06-25 | 2004-06-24 | 공기 조화기 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003181106A JP2005016815A (ja) | 2003-06-25 | 2003-06-25 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005016815A true JP2005016815A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34181897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003181106A Pending JP2005016815A (ja) | 2003-06-25 | 2003-06-25 | 空気調和機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005016815A (ja) |
KR (1) | KR100572645B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010185350A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 冷凍システムおよびスクロール圧縮機 |
CN115875762A (zh) * | 2022-10-13 | 2023-03-31 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种空气能热水空调组件及其控制系统 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109915872B (zh) * | 2019-04-04 | 2024-05-03 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种制冷吸油烟设备 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100269668B1 (ko) * | 1997-10-30 | 2000-10-16 | 오오 노 하루 오 | 자동차용 열 펌프형 공조 시스템 |
JP2002235968A (ja) | 2001-02-09 | 2002-08-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和装置 |
KR200263212Y1 (ko) | 2001-10-22 | 2002-02-04 | 주식회사 두원공조 | 히트펌프식 자동차용 공기조화장치 |
JP3977629B2 (ja) | 2001-11-19 | 2007-09-19 | 株式会社日本クライメイトシステムズ | 車両用空調装置 |
-
2003
- 2003-06-25 JP JP2003181106A patent/JP2005016815A/ja active Pending
-
2004
- 2004-06-24 KR KR1020040047344A patent/KR100572645B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010185350A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 冷凍システムおよびスクロール圧縮機 |
CN115875762A (zh) * | 2022-10-13 | 2023-03-31 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种空气能热水空调组件及其控制系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20050001386A (ko) | 2005-01-06 |
KR100572645B1 (ko) | 2006-04-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6883342B2 (en) | Multiform gas heat pump type air conditioning system | |
JP2004183913A (ja) | 空気調和機 | |
JPH0814710A (ja) | 冷暖房空気調和機 | |
WO2011142352A1 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP5145026B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2004347306A (ja) | 廃熱回収式空気調和装置 | |
KR20070022585A (ko) | 증기 분사 시스템을 갖춘 압축기 | |
KR102075459B1 (ko) | 가스 히트펌프 시스템 | |
JP2005016815A (ja) | 空気調和機 | |
JP2021017169A (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
CN108027178B (zh) | 热泵 | |
JP2011106718A (ja) | ヒートポンプチラー | |
JP2010255862A (ja) | 冷凍装置 | |
JP2006234321A (ja) | 室外ユニットおよび空気調和装置 | |
WO2020246337A1 (ja) | 熱交換器、冷凍サイクル装置 | |
JP2004332961A (ja) | 空気調和装置 | |
JP2004340081A (ja) | ランキンサイクル | |
JP2004143951A (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP2004286240A (ja) | エンジン駆動ヒートポンプ | |
CN113994150A (zh) | 具有多个压缩机的冷却器系统 | |
KR20210077358A (ko) | 냉난방 장치 | |
JPH10160190A (ja) | 空気調和装置 | |
JP2004226016A (ja) | 多室形空気調和装置 | |
JPH0914778A (ja) | 空気調和装置 | |
JPH07248163A (ja) | 空調装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060524 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070827 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071023 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071217 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080408 |