JP2005016342A - 流体機械 - Google Patents

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恭弘 沖
Kunitaka Akiyama
訓孝 秋山
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Abstract

【課題】ミドルハウジングがハウジングに対して傾いた状態で焼き嵌め固定されてしまうことを防止する。
【解決手段】ミドルハウジング9の端部9aを段差面4bに当てるようにしてミドルハウジング9をハウジング4に挿入してミドルハウジング9をハウジング4内に焼き嵌め固定する。これにより、端部9aを段差面4bに当てずにミドルハウジング9をハウジング4に組み付けた場合の傾きに比べて、十分に小さくなる。したがって、組付け治具・組付け作業の高精度化を図りながら焼嵌め温度の微調整を行う、又は、全数、傾き量を検査する等の必要性が低下するので、組付け工数及び検査工数の低減を図ることができ、電動圧縮機1の製造原価上昇を抑制できる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は流体を吸入して加圧した状態で吐出する流体機械に関するもので、蒸気圧縮式冷凍機用のスクロール型圧縮機に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】
密閉型のスクロール圧縮機においては、従来からスクロール型圧縮機構等のポンプ機構の外周がハウジング内周に圧入、焼き嵌め、あるいは溶接等の方法により密着固定されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭57−18491号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ポンプ機構がハウジングに対して傾いたままハウジングに挿入されると、ポンプ機構がハウジングに対して傾いたまま密着固定されてしまうので、例えば以下に述べる問題が発生する。
【0005】
すなわち、特許文献1に記載の発明では、ポンプ機構にシャフトを支持する主軸受が固定されているため、ポンプ機構がハウジングに対して傾くと、これに呼応して主軸受及びシャフトが傾いてしまう。
【0006】
このため、シャフトに固定された電動モータのマグネットロータ等の回転子が振れながら回転するので、大きな振動騒音が発生してしまうとともに、電動モータの効率が低下してしまう。
【0007】
さらに、主軸受、つまりポンプ機構の傾きが大きいときには、回転子が固定子(ステータ)に接触してしまい、電動モータが損傷してしまう。
【0008】
因みに、回転子の最大振れ量を見込んで、回転子と固定子との隙間を決定すれば、回転子が固定子に接触してしまうことを未然に防止できるものの、回転子と固定子との間で発生する磁気抵抗が増大するので、電動モータの出力が低下してしまう。
【0009】
なお、ポンプ機構の傾きを防止するためには、組付け治具・組付け作業の高精度化を図りながら焼嵌め温度の微調整を行う必要があるとともに、全数、傾き量を検査する必要であるので、組付け工数及び検査工数の増大を招き、流体機械の製造原価上昇を招いてしまう。
【0010】
本発明は、上記点に鑑み、第1には、従来と異なる新規な流体機械を提供し、第2には、ポンプ機構がハウジングに対して傾いた状態で固定されてしまうことを防止することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、略筒状に形成されたハウジング(4)と、ハウジング(4)の内周面に密着して固定された固定部材(9)を有し、作動流体を吸入吐出するポンプ機構(2)とを備え、ハウジング(4)の内周側には、固定部材(9)の軸方向端面(9a)に接触する段差部(4a)が設けられていることを特徴とする。
【0012】
これにより、固定部材(4)のハウジング(4)に対する傾きは、段差部(4a)の加工精度と同等となる。
【0013】
そして、一般的に加工精度は組み立て精度に比べて十分に高いので、固定部材(9)のハウジング(4)に対する傾きは、端部(9a)を段差部(4a)に当てずに固定部材(9)をハウジング(4)に組み付けた場合の傾きに比べて、十分に小さくなる。
【0014】
したがって、組付け治具・組付け作業の高精度化を図る、又は、全数、傾き量を検査する等の必要性が低下するので、組付け工数及び検査工数の低減を図ることができ、流体機械の製造原価上昇を抑制できる。
【0015】
請求項2に記載の発明では、固定部材(9)は、ハウジング(4)に焼き嵌めにて固定されていることを特徴とするものである。
【0016】
請求項3に記載の発明では、ポンプ機構(2)の可動部材(14)を変位させるシャフト(11)と、固定部材(9)に設けられ、シャフト(11)を回転可能に支持する軸受(10a)とを備えることを特徴とするものである。
【0017】
請求項4に記載の発明では、シャフト(11)を回転させる回転力を発生させる電動モータ(3)を有しており、電動モータ(3)のステータ(7)は、ハウジング(4)の内周面に密着した状態でハウジング(4)内に固定され、さらに、電動モータ(3)のロータ(8)は、シャフト(11)を介して回転可能に支持されていることを特徴とするものである。
【0018】
請求項5に記載の発明では、ハウジング(4)内のうち、電動モータ(3)を挟んでポンプ機構(2)と反対側には、シャフト(11)を回転可能に支持する第2の軸受(10b)が配置されていることを特徴とするものである。
【0019】
請求項6に記載の発明では、可動部材(14)は、略円盤状の端板部(14b)及び端板部(14b)から固定部材(13)側に突出する渦巻き状の歯部(14a)を有して構成され、固定部材(13)は、歯部(14a)と噛み合う渦巻き状の歯部(13a)を有して構成されており、さらに、ポンプ機構(2)は、可動部材(14)を公転させることにより、両歯部(13a、14a)により囲まれて構成される作動室(V)の体積を拡大縮小させて作動流体を吸入吐出することを特徴とするものである。
【0020】
ところで、従来、この構成においては、ポンプ機構(2)の傾きに伴って相対的にシャフト(11)が傾き、可動部材(14)が正規な公転運動ができなくなり、ポンプ機構(2)の性能低下、あるいは渦巻き状歯部(13a、14a)の異常摩耗が生じ、作動音が大きくなる等の問題があったが、本発明によれば、シャフト(11)の傾きを抑制できるので、それらの問題を解決でき得る。
【0021】
請求項7に記載の発明では、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の流体機械にて構成された圧縮機(1)と、圧縮機(1)にて圧縮された冷媒の熱を放冷する放熱器(30)と、低圧の冷媒を蒸発させて雰囲気から吸熱する蒸発器(50)とを備えることを特徴とするものである。
【0022】
請求項8に記載の発明では、圧縮機(1)の吐出圧を、冷媒の臨界圧力以上とする場合があることを特徴とするものである。
【0023】
請求項9に記載の発明では、冷媒として、二酸化炭素が用いられていることを特徴とするものである。
【0024】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0025】
【発明の実施の形態】
本実施形態は、給湯水を加熱する給湯器に本発明に係る蒸気圧縮式冷凍機及び電動圧縮機をなす流体機械を適用したものであって、図1はヒートポンプ式給湯器であり、図2は本実施形態に係る電動圧縮機1の断面図である。
【0026】
なお、ヒートポンプ式給湯器とは、図1に示すように、冷媒を吸入圧縮する電動圧縮機1、水冷媒熱交換器30、水冷媒熱交換器30から流出した冷媒を減圧する減圧器40、外気から吸熱して冷媒を蒸発させる蒸発器50、及び蒸発器50から流出した冷媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離して余剰冷媒を液相冷媒として蓄えるとともに、気相冷媒を圧縮機10に供給する気液分離器60等から構成されたもので、外気から吸熱した熱及び電動圧縮機1の圧縮仕事量に相当する熱量を給湯水に与えることにより給湯水を加熱する。
【0027】
また、本実施形態では、冷媒として二酸化炭素を用いており、電動圧縮機1から吐出される冷媒の圧力を冷媒の臨界圧力以上として、必要な吐出冷媒温度(例えば、80℃〜90℃)を得ている。
【0028】
因みに、本実施形態では、水冷媒熱交換器30に流入する高圧冷媒の圧力を臨界圧力以上としているので、水冷媒熱交換器30内で冷媒は凝縮することなく、その温度を低下させながらエンタルピを低下させる。
【0029】
次に、本実施形態に係る電動圧縮機1の構造を図2に基づいて述べる。
【0030】
本実施形態に係る電動圧縮機1は、冷媒を吸入圧縮するスクロール型圧縮機構2と、このスクロール型圧縮機構2を駆動する電動モータ(本実施形態では、DCブラシレスモータ)3とが一体となった密閉型圧縮機である。
【0031】
ここで、電動モータ3の概略について述べる。
【0032】
ハウジング4はアルミニウム合金又は鉄系金属製のものであり、略円筒状の固定子鉄心5は、けい素鋼板等の磁性材料からなるヨークであり、この固定子鉄心5はハウジング4に対して固定されている。コイル6は固定子鉄心5に巻き付けられた巻線であり、この巻線6及び固定子鉄心5等からステータコイル7が構成されている。
【0033】
なお、本実施形態では、固定子鉄心5、つまりステータコイル7は、その外周面がハウジング4の内周面に所定の面圧にて接触するように焼き嵌め等の圧入によりハウジング4内に固定されている。
【0034】
また、ロータ8はステータコイル7内で回転する回転子であり、このロータ8は複数個の永久磁石8a、並びにハウジング4及びミドルハウジング9に軸受10a、10bを介して回転可能に支持されたシャフト11等から構成されている。
【0035】
なお、端子12はステータコイル7(巻線6)に電力を供給する端子であり、これらの端子12は、図示しないモータ駆動回路に接続されている。
【0036】
次に、スクロール型圧縮機構2について述べる。
【0037】
シェル13はミドルハウジング9に固定されて固定部材をなすミドルハウジング9と共に空間を構成するものであり、このシェル13のうちミドルハウジング9側には、ミドルハウジング9側に向けて突出する渦巻状の歯部13aが形成されている。
【0038】
また、ミドルハウジング9とシェル13との間には、シェル13の歯部13aに接触して作動室Vを構成する渦巻状の歯部14a、及びこの歯部14aが一体形成された略円盤状の端板部14b等からなる旋回スクロール14が配設されており、この旋回スクロール14が、シェル13、つまり固定スクロール13に対して旋回することにより、作動室Vの体積を拡大縮小させて流体、つまり圧縮性流体を吸入圧縮する。
【0039】
また、旋回スクロール14は、端板部14bの略中央に形成された略円筒状のボス部14cにてシャフト11の一端側(紙面下側)に形成されたクランク部11aに、ブッシング16及びシェル型(内輪を持たないタイプ)の針状コロ軸受(ニードルベアリング)15を介して連結されている。
【0040】
そして、クランク部11aは、シャフト11の回転中心から径外方側に偏心した位置に形成されているため、シャフト11が回転すると、旋回スクロール14は、シャフト11周りに旋回(回転)運動する。
【0041】
因みに、ブッシング16は、旋回スクロール14をクランク部11aに対して摺動可能に連結し、両歯部13a、14a間の接触面圧を増大させる従動クランク機構を構成するものであり、このブッシング16は、旋回スクロール14に作用する圧縮反力のうち旋回方向の力によって旋回スクロール14をクランク部11aに対して微小変位させて両歯部13a、14a間の接触面圧を増大させている。
【0042】
また、スラスト受け機構17は、旋回スクロール14に作用する圧縮反力のうち旋回スクロール14の旋回方向と直交する方向、つまりシャフト11の長手方向と平行な方向であるスラスト力を受けるとともに、旋回スクロール14を旋回可能に支持するスラストベアリングであり、その詳細構造は、特許3399380号公報に記載のスラストベアリングと同じである。
【0043】
また、自転防止用ピン18は、旋回スクロール14が旋回する際に、旋回スクロール14がクランク部11a周りに回転(自転)することを防止する自転防止用手段である。
【0044】
このため、シャフト11が回転すると、旋回スクロール14は、クランク部11a周りに回転(自転)することなく、シャフト11の軸方向と直交する平面内において、シャフト11の回転中心を公転中心として旋回(公転)する。
【0045】
また、リアハウジング19は、シェル13と共に作動室Vから吐出する冷媒を平滑化する吐出室20を構成するものであり、このリアハウジング19は、ボルト21にてシェル13に固定されている。
【0046】
また、吐出ポート22はシュル(固定スクロール)13の略中心部に位置する作動室Vと吐出室20とを連通させる連通口であり、この吐出ポート22のうち吐出室20側には、吐出室20に吐出した冷媒が作動室Vに逆流することを防止するリード弁状の吐出弁(図示せず)及び吐出弁の最大開度を規制するストッパが設けられている。
【0047】
ところで、ミドルハウジング9は、スクロール型圧縮機構2側とシャフト11等の電動モータ3を構成するステータ7やロータ8が収納されたシャフト室をなすモータ室23側とを区画する区画部材を構成するとともに、シャフト11のメインベアリング(主軸受)をなす軸受10aを支持するものである。
【0048】
そして、このミドルハウジング9の軸方向端部のうちモータ室23側端部9aは、ハウジング4の内周面側全周に渡って連続的に設けられた段差部4aの段差面4b全域に接触した状態で、その外周面がハウジング4の内周面に所定の面圧にて接触するように焼き嵌めにてハウジング4に圧入固定されている。
【0049】
ここで、段差部4aとは、ハウジング4の内径寸法が不連続的(急激)に変化する部位であり、段差面4bとは、段差部4aにおいて、ハウジング4のうちミドルハウジング9の挿入口側(紙面下側)面した面であり、本実施形態では、段差部4aはハウジング4の内周側全周に渡って形成されているので、段差面4bは、リング(ドーナッツ)状の面となる。
【0050】
また、プレート24は、シャフト11の軸方向端部のうち、電動モータ3を挟んでスクロール型圧縮機構2と反対側にてシャフト11を回転可能に支持するサブベアリング(副軸受)をなす軸受10bを固定するためのもので、ハウジング4の内周側に溶接されている。
【0051】
なお、プレート24のうち軸受10bが装着される部位は、プレート24をハウジング4に溶接した後、段差部4a、並びにハウジング4の内壁のうちミドルハウジング9の外周面が接触する部位及びステータコイル7(固定子鉄心5の外周面)が接触する部位と共に同軸切削加工にて仕上げられる。
【0052】
次に、電動圧縮機1の組み立て手順の概略を述べる。
【0053】
ハウジング4のうちステータコイル7(固定子鉄心5の外周面)が接触する部位を加熱用コイル等の加熱手段にて加熱してステータコイル7をハウジング4内に焼き嵌め固定する。
【0054】
次に、ハウジング4のうちスクロール型圧縮機構2の外周面、つまりミドルハウジング9の外周面と接触する部位を加熱用コイルにて加熱した後、ミドルハウジング9の軸方向端部のうちモータ室23側端部9aが段差面4b全周に接触する位置までシャフト11が組み付けられたスクロール型圧縮機構2をハウジング4内に挿入し、その後、スクロール型圧縮機構2を含むハウジング4を冷却することにより、スクロール型圧縮機構2、つまりミドルハウジング9をハウジング4内に焼き嵌め固定する。
【0055】
なお、電動圧縮機1の作動は、特許文献1に記載の発明と同様に周知であるので、省略する。
【0056】
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
【0057】
本実施形態では、ミドルハウジング9の軸方向端部のうちモータ室23側端部9aが接触する段差面4bが設けられた段差部4aがハウジング4の内周側に設けられているので、ミドルハウジング9、つまりスクロール型圧縮機構2のハウジング4に対する傾きは、段差面4bの機械加工精度と同等となる。
【0058】
そして、一般的に機械加工精度は組み立て精度に比べて十分に高いので、ミドルハウジング9のハウジング4に対する傾きは、端部9aを段差面4bに当てずにミドルハウジング9をハウジング4に組み付けた場合の傾きに比べて、十分に小さくなる。
【0059】
したがって、組付け治具・組付け作業の高精度化を図りながら焼嵌め温度の微調整を行う、又は、全数、傾き量を検査する等の必要性が低下するので、組付け工数及び検査工数の低減を図ることができ、電動圧縮機1の製造原価上昇を抑制できる。
【0060】
また、シャフト11の傾きを小さくすることができるので、電動圧縮機1の振動騒音を低減することができるとともに、電動モータ3の効率を向上させることができきる。
【0061】
また、スクロール型圧縮機構2の傾きに伴って相対的にシャフト11が傾くことを防止できるため、旋回スクロール14を確実に正規な公転運動させることができる。
【0062】
したがって、スクロール型圧縮機構2の性能低下の防止、あるいは歯部13a、14aの異常摩耗を防止し、作動音が大きくなる等の問題を防止できる。
【0063】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、クランク部11aを軸受15とブッシング16とを介して連結したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばブッシング16を廃止してクランク部11aを軸受15に直接的に連結してもよい。
【0064】
また、上述の実施形態では、サブベアリング10bを設けてシャフト11を両端側で支持したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0065】
また、上述の実施形態では、本発明を給湯器に適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば空調装置に適用してもよい。
【0066】
また、上述の実施形態では、冷媒を二酸化炭素として、高圧側冷媒圧力を臨界圧力以上としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば冷媒をフロンとして、高圧側冷媒圧力を臨界圧力未満としてもよい。
【0067】
また、上述の実施形態では、吸入冷媒にて電動モータ3を冷却したが、本発明はこれに限定されるものではなく、吐出冷媒にて電動モータ3を冷却してもよい。
【0068】
また、上述の実施形態では、吸入冷媒にて軸受10a、10b等を潤滑したが、本発明はこれに限定されるものではなく、吐出冷媒にて軸受10a、10b等を潤滑してもよい。
【0069】
また、上述の実施形態では、電動モータ3とスクロール型圧縮機構2とが一体となった圧縮機に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0070】
また、上述の実施形態では、スクロール型圧縮機構2をポンプ機構として採用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他形式のポンプ機構として採用してもよい。
【0071】
また、上述の実施形態では、段差部4aはハウジング4の内周側全周に渡って形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ハウジング4の内周側に離散的に設けてもよい。
【0072】
また、上述の実施形態では、ミドルハウジング9等を焼き嵌めにてハウジング4に圧入固定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば冷間圧入してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る給湯器の模式図である。
【図2】本発明の実施形態に係る電動圧縮機の断面図である。
【符号の説明】
1…電動圧縮機、2…スクロール型圧縮機構、3…電動モータ、
4…ハウジング、4a…段差部、4b…段差面、5…固定子鉄心、
6…コイル、7…ステータ、8…ロータ、9…ミドルハウジング、
9a…端面、11…シャフト、13…シェル、14…旋回スクロール。

Claims (9)

  1. 略筒状に形成されたハウジング(4)と、
    前記ハウジング(4)の内周面に密着して固定された固定部材(9)を有し、作動流体を吸入吐出するポンプ機構(2)とを備え、
    前記ハウジング(4)の内周側には、前記固定部材(9)の軸方向端面(9a)に接触する段差部(4a)が設けられていることを特徴とする流体機械。
  2. 前記固定部材(9)は、前記ハウジング(11)に焼き嵌めにて固定されていることを特徴とする請求項1に記載の流体機械。
  3. 前記ポンプ機構(2)の可動部材(14)を変位させるシャフト(11)と、
    前記固定部材(9)に設けられ、前記シャフト(11)を回転可能に支持する軸受(10a)とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の流体機械。
  4. 前記シャフト(11)を回転させる回転力を発生させる電動モータ(3)を有しており、
    前記電動モータ(3)のステータ(7)は、前記ハウジング(4)の内周面に密着した状態で前記ハウジング(4)内に固定され、
    さらに、前記電動モータ(3)のロータ(8)は、前記シャフト(11)を介して回転可能に支持されていることを特徴とする請求項3に記載の流体機械。
  5. 前記ハウジング(4)内のうち、前記電動モータ(3)を挟んで前記ポンプ機構(2)と反対側には、前記シャフト(11)を回転可能に支持する第2の軸受(10b)が配置されていることを特徴とする請求項4に記載の流体機械。
  6. 前記可動部材(14)は、略円盤状の端板部(14b)及び前記端板部(14b)から前記固定部材(13)側に突出する渦巻き状の歯部(14a)を有して構成され、
    前記固定部材(13)は、前記歯部(14a)と噛み合う渦巻き状の歯部(13a)を有して構成されており、
    さらに、前記ポンプ機構(2)は、前記可動部材(14)を公転させることにより、前記両歯部(13a、14a)により囲まれて構成される作動室(V)の体積を拡大縮小させて作動流体を吸入吐出することを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1つに記載の流体機械。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1つに記載の流体機械にて構成された圧縮機(1)と、
    前記圧縮機(1)にて圧縮された冷媒の熱を放冷する放熱器(30)と、
    低圧の冷媒を蒸発させて雰囲気から吸熱する蒸発器(50)とを備えることを特徴とする蒸気圧縮式冷凍機。
  8. 前記圧縮機(1)の吐出圧を、冷媒の臨界圧力以上とする場合があることを特徴とする請求項7に記載の蒸気圧縮式冷凍機。
  9. 冷媒として、二酸化炭素が用いられていることを特徴とする請求項7又は8に記載の蒸気圧縮式冷凍機。
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US8211564B2 (en) 2006-12-30 2012-07-03 Lg Chem, Ltd. Middle or large-sized battery pack case providing improved distribution uniformity in coolant flux
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