JP2005014535A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに対して印刷ジョブの完了時刻をより正確に通知することにより、ユーザが確実に印刷結果を取得することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】印刷ジョブの中断により、実行が不可能な印刷条件を検出する印刷不可能条件検出部21と、後続で予約された印刷ジョブの属性情報から、印刷不可能条件検出部により検出された印刷条件を含まない予約印刷ジョブを抽出する予約ジョブ抽出部27と、抽出した予約印刷ジョブに対し、予測した予約印刷ジョブの処理終了時刻を再予測する終了時刻再予測部28と、終了時刻再予測部により予測された処理終了時刻が、メモリ部9に記憶されている処理終了時刻と異なる場合、メモリ部に記憶されている処理終了時刻を、終了時刻再予測部により予測された処理終了時刻に更新する終了時刻更新部29と、所定の通知先に終了時刻更新部により更新された処理終了時刻を通知する終了時刻再通知部30とを備える。
【選択図】 図15

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能等の複合機能、或いは、ネットワークを介して接続された、複数のホスト装置からの印刷データを印刷するプリンタ機能を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複合複写装置として、原稿を複写印刷する複写機本来の機能の他に、ファクシミリ端末として複写機を用いるファクシミリ機能、プリンタ端末として複写機を用いるプリンタ機能を有するものが提案されている。
【0003】
また、ネットワークに接続された複数のクライアントからの印刷要求を受け、これに従い印刷を行うネットワークプリンタが実現されている。
【0004】
これら複合複写装置およびネットワークプリンタは、ネットワークや電話回線などを介して接続されたユーザからの印刷ジョブ、または複合複写機本体に取り付けられているオペレーションパネルからの入力による印刷ジョブを受け、これら印刷ジョブの印刷条件に従い、印刷を行う。
【0005】
このような複合複写装置は、1台の複合複写装置を複数のユーザで共有する事が多く、複合複写装置が印刷ジョブを実行している時に、他の印刷ジョブを受信した場合は、受信した印刷ジョブを予約印刷ジョブとしてキューイングする。また、先行して予約印刷ジョブが存在する場合は、それぞれの実行優先度などに基づき、予約印刷ジョブのスケジューリングを行い、決定したスケジュールに従って順次印刷を実行する。
【0006】
しかし、このような場合、印刷ジョブを投入したユーザ側からは、投入した印刷ジョブがいつ完了するのかわからない。そのため、いつ出力画像を取りに行けばよいのかがわからなかった。また、出力したことを忘れて長時間出力画像を排紙トレイ上に放置することになり、他のユーザとの間で出力文書の混同や、出力文書の紛失、情報漏れ等につながっていた。
【0007】
このような問題を解決するため、印刷ジョブ登録時、印刷が完了する時刻の指定を可能にし、更に、予約された印刷ジョブのスケジュールを遅延せしめるイベントが発生したとき、スケジュールの遅延が生ずる印刷ジョブのユーザに対してその旨を通知するといった複合複写機が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−236184号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、印刷ジョブの実行が予定と比べ遅延する場合には、遅延が生ずる印刷ジョブのユーザに対してその旨を通知している。しかしながら、印刷ジョブの実行が予定と比べ早まる場合には、そのユーザに対する通知は行っていない。例えば、実行中の印刷ジョブ、または先行予約印刷ジョブが中断された場合或いはキャンセルされた場合、中断或いはキャンセルされた印刷ジョブに後続する予約印刷ジョブは、当初予測していた処理終了時刻よりも早い時刻に処理が終了する場合がある。しかしながら、これら印刷ジョブを予約しているユーザには、当初予測していた処理終了時刻を通知しているのみで、先行ジョブの中断やキャンセルによる後続ジョブの処理の繰り上がりについては通知していなかった。このため、処理時間が繰り上がった印刷ジョブによる出力文書が長時間排紙トレイ上に放置される事になり、他のユーザとの間で出力文書の混同や、出力文書の紛失、情報漏れ等につながっていた。
【0010】
本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、ユーザに対して印刷ジョブの完了時刻をより正確に通知することにより、ユーザが確実に印刷結果を取得することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明の目的は、実行中の印刷ジョブが中断された場合でも、実行可能な後続の印刷ジョブの処理を繰り上げて実行する事により、稼動効率を向上させることができる画像形成装置を提供することである。
【0012】
また、本発明の目的は、実行中の印刷ジョブがキャンセルされた場合でも、実行可能な後続の印刷ジョブの処理を繰り上げて実行する事により、稼動効率を向上させることができる画像形成装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本出願の発明に係る画像形成装置は、画像複写機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能のうち、少なくとも一つ以上の機能を含む画像形成装置であって、前記機能を使用して処理する印刷ジョブを受け付けたとき、画像データとともに受信する印刷ジョブの印刷条件などから作成される属性情報と、印刷条件に対する処理能力とに基づいて画像印刷に要する時間を算出する所要時間算出手段と、前記所要時間算出手段により算出した印刷時間と現在印刷中の印刷ジョブや先行して予約されている印刷ジョブの状況などから、受け付けた印刷ジョブの処理終了時刻を予測する終了時刻予測手段と、前記終了時刻予測手段が予測した処理終了時刻を記憶する終了時刻記憶手段と、前記終了時刻予測手段が予測した処理終了時刻を所定の通知先に通知する処理終了時刻通知手段を備えた画像形成装置において、現在処理中の印刷ジョブが処理を中断している事を検出する処理中断検出手段と、前記処理中断検出手段が印刷ジョブの中断を検出したときに、当該印刷ジョブの中断を、所定の通知先に通知する印刷ジョブ中断通知手段と、前記処理中断検出手段が印刷ジョブの中断を検出したときに、実行が不可能な印刷条件を検出する印刷不可能条件検出手段と、前記処理中断検出手段が印刷ジョブの中断を検出したときに、後続で予約された印刷ジョブの属性情報から、前記印刷不可能条件検出手段により検出された印刷条件を含まない予約印刷ジョブを抽出する予約ジョブ抽出手段と、前記予約ジョブ抽出手段により抽出した予約印刷ジョブに対し、前記予測した予約印刷ジョブの処理終了時刻を再予測する終了時刻再予測手段と、前記終了時刻再予測手段により予測された処理終了時刻が、前記終了時刻記憶手段に記憶されている処理終了時刻と異なるときに、前記終了時刻記憶手段に記憶されている処理終了時刻を、前記終了時刻再予測手段により予測された処理終了時刻に更新する終了時刻更新手段と、前記終了時刻更新手段により更新された処理終了時刻を所定の通知先に通知する終了時刻再通知手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0014】
また、上記目的を達成するため、本出願の発明に係る画像形成装置は、画像複写機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能のうち、少なくとも一つ以上の機能を含む画像形成装置であって、前記機能を使用して処理する印刷ジョブを受け付けたとき、画像データとともに受信する印刷ジョブの印刷条件などから作成される属性情報と、印刷条件に対する処理能力とに基づいて画像印刷に要する時間を算出する所要時間算出手段と、前記所要時間算出手段により算出した印刷時間と現在印刷中の印刷ジョブや先行して予約されている印刷ジョブの状況などから、受け付けた印刷ジョブの処理終了時刻を予測する終了時刻予測手段と、前記終了時刻予測手段が予測した処理終了時刻を記憶する終了時刻記憶手段と、前記終了時刻予測手段が予測した処理終了時刻を所定の通知先に通知する処理終了時刻通知手段を備えた画像形成装置において、現在処理中の印刷ジョブや先行して予約された印刷ジョブのキャンセルなどを受け付ける印刷ジョブキャンセル受付手段と、前記印刷ジョブキャンセル受付手段によって先行して予約された印刷ジョブのキャンセルを受け付けた事により、後続する印刷ジョブに対し前記予測した印刷ジョブの処理終了時刻を再予測する終了時刻再予測手段と、前記終了時刻再予測手段により予測された処理終了時刻が前記終了時刻記憶手段に記憶した処理終了時刻と異なる場合に、前記終了時刻記憶手段に記憶している処理終了時刻を、終了時刻再予測手段により予測された処理終了時刻に更新する予測時刻更新手段と、所定の通知先にその旨を通知する終了時刻変更通知手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態] 以下、本発明の第1の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。リーダ部1は、原稿画像を読み取り、その原稿画像に応じた画像データを画像処理部4へ出力する。プリンタ部2は、画像処理部4からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。MMI(Man−Machine Interface)部3は、コピーやファクシミリなどの設定や動作の開始を行う為のキー、画像形成装置の状態などを表示するLCDなどが配置されており、コピー動作やファクシミリの送信などを行う時に使用する。なお、本実施形態の画像形成装置は、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能などの複数の機能を備えたものである。
【0016】
画像処理部4は、リーダ部1、プリンタ部2、およびMMI部3に接続されており、ファクシミリ部6、ネットワークI/F部7、フォーマッタ部8、メモリ部9、及びコア部5などからなる。ファクシミリ部6は、電話回線を介して受信した圧縮画像データを伸長し、その伸長した画像データをコア部5へ転送すると共に、コア部5から転送された画像データを圧縮して、電話回線を介してその圧縮画像データを送信する回路である。ネットワークI/F部7は、画像処理部4をイーサネット(登録商標)等のネットワークに接続するためのインターフェイス回路であり、このネットワークには複数のコンピュータ10,11,12が接続されている。フォーマッタ部8は、ネットワークI/F部7に接続されたコンピュータから転送される画像を表すコードデータをプリンタ部2で印刷できる画像データに展開する回路である。
【0017】
メモリ部9には、リーダ部1で読み取った原稿画像データや、ファクシミリ部5で処理された画像データ、また、フォーマッタ部8で展開された画像データなどがコア部5を介して転送され、メモリ部9は、これら画像データを印刷ジョブ毎に関連付けされた属性情報などと共に記憶する。また、メモリ部9は、画像データの他に、後述する画像形成装置の動作に必要な、さまざまなデータの記憶も行っている。
【0018】
図2は、第1実施形態のコア部5の構成を示すブロック図である。リーダ部1からの画像データは、データ処理部102へ転送されるとともに、MMI部3からの制御コマンドは、CPU104へ転送される。データ処理部102は、画像の回転処理や変倍処理などの画像処理を行うものであり、リーダ部1からデータ処理部102へ転送された画像データは、MMI部3から転送された制御コマンドに応じて、I/F部101を介してファクシミリ部6、ネットワークI/F部7、及びメモリ部9へ転送される。
【0019】
また、ネットワークI/F部7を介して入力された画像を表すコードデータは、データ処理部102に転送された後、フォーマッタ部8へ転送されて画像データに展開される。そして、再びデータ処理部102に転送された後、コンピュータ等からの指示に応じてファクシミリ部6、プリンタ部2、およびメモリ部9の少なくとも一つへ転送される。ファクシミリ部6からの画像データは、データ処理部102へ転送された後、プリンタ部2や、必要に応じてネットワークI/F部7及びメモリ部9へ転送される。
【0020】
CPU104は、メモリ105に記憶されている制御プログラム、及びリーダ部1から転送された制御コマンドに従って上述した処理や、後述する印刷ジョブの中断処理を制御する。このように本実施形態の画像形成装置は、コア部5を中心に、原稿画像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、及びコンピュータからのデータの入出力などの機能を複合させた処理を行う事が可能である。
【0021】
図15は、第1実施形態の要部である画像形成装置の印刷ジョブの中断を処理するための機能ブロック図である。本実施形態の画像形成装置は、コンピュータ10,11,12等から、印刷ジョブを受け付けたとき、画像データとともに受信する印刷ジョブの印刷条件などから作成される属性情報と、印刷条件に対する処理能力とに基づいて画像印刷に要する時間を算出する所要時間算出部21と、所要時間算出部21により算出した印刷時間と現在印刷中の印刷ジョブや先行して予約されている印刷ジョブの状況などから、受け付けた印刷ジョブの処理終了時刻を予測する終了時刻予測部22と、終了時刻予測部22が予測した処理終了時刻を記憶する終了時刻記憶部(メモリ部9)と、終了時刻予測部22が予測した処理終了時刻を所定の通知先に通知する終了時刻通知部23と、現在処理中の印刷ジョブが処理を中断している事を検出する処理中断検出部24と、処理中断検出部24が印刷ジョブの中断を検出したときに、当該印刷ジョブが中断している旨を、所定の通知先に通知する印刷ジョブ中断通知部25と、処理中断検出部24が印刷ジョブの中断を検出したときに、実行が不可能な印刷条件を検出する印刷不可能条件検出部26と、処理中断検出部24が印刷ジョブの中断を検出したときに、後続で予約された印刷ジョブの属性情報から、印刷不可能条件検出部26により検出された印刷条件を含まない予約印刷ジョブを抽出する予約ジョブ抽出部27と、予約ジョブ抽出部27により抽出した予約印刷ジョブに対し、予測した予約印刷ジョブの処理終了時刻を再予測する終了時刻再予測部28と、終了時刻再予測部28により予測された処理終了時刻が、終了時刻記憶部(メモリ部9)に記憶されている処理終了時刻と異なるときに、終了時刻記憶部(メモリ部9)に記憶されている処理終了時刻を、終了時刻再予測部28により予測された処理終了時刻に更新する終了時刻更新部29と、終了時刻更新部29により更新された処理終了時刻を所定の通知先に通知する終了時刻再通知部30と、後述する印刷ジョブの発行元が有する処理終了時刻設定部41により処理終了時刻が設定されたときに、設定された処理終了時刻と所要時間算出部21により算出された印刷時間とから特定される印刷に要する印刷時間帯が、先行して予約された印刷ジョブの処理が行われる印刷時間帯の一部または全部と重複しているときに、印刷ジョブの受け付けを無効とするとともに、その旨を所定の通知先に通知する印刷ジョブ無効通知部31と、備える。
【0022】
また、印刷ジョブの発行元であるコンピュータ10,11,12は、発行する印刷ジョブに対して処理終了時刻を設定する処理終了時刻設定部41と、印刷ジョブに対して印刷処理の実行優先度を設定する実行優先度設定部42と、備えている。
【0023】
次に、本実施形態の印刷ジョブについて説明する。本実施形態では、印刷ジョブを、印刷対象である画像データと、画像データを印刷する際の属性を記述した属性情報から構成しており、この属性情報は画像データとともにメモリ部9に記憶される。この属性情報に記述される属性項目の一例を図3に示す。なお、属性項目は、図3に示すものに限定されるものではない。
【0024】
図3において、101は印刷ジョブを識別するためのIDであり、102はジョブの発行元を識別する情報である。103は、印刷ジョブの印刷終了時刻などを通知する際の通知方法がセットされ、104に103で定義された通知方法を用いて通知する為の宛先が記述されている。例えば、通知方法が電子メールであれば、宛先は電子メールアドレスとなり、通知方法がファクシミリ通信であれば、宛先はファクシミリ番号となる。
【0025】
105は印刷ジョブの印刷実行優先度を示す情報である。本実施形態では、印刷実行優先度を3段階とし、数値が高いほど印刷の実行優先度が高くなる。なお、本発明は、この3段階に限定されるものではなく、2段階でも4段階以上であってもよい。106は属性情報に対応する画像データに対する情報であり、画像データが格納されている先頭アドレスや画像データ量などがセットされている。107は印刷部数であり、108はステープル処理(印刷した用紙のホチキス止め処理)の有無を示す情報、109は両面印刷の有無を示す情報、110は印刷用紙のサイズを示す情報である。111は、印刷ジョブの印刷終了時刻の指定の有無を示す情報であり、112に指定時刻のデータ、または予測印刷終了時刻のデータがセットされる。予測印刷終了時刻については後に詳述する。
【0026】
本実施形態の画像形成装置は、上記属性情報を解釈して取得した印刷条件により、対応画像データを印刷する。図4は、本実施形態の画像形成装置が、予約された印刷ジョブを管理するための管理タイムテーブルの構成例を示した図である。管理タイムテーブル150は、印刷ジョブの属性情報のジョブIDと、ジョブの開始時刻と完了時刻で特定される印刷時間帯情報(151〜153)とが対応されている。この管理タイムテーブル150には、印刷ジョブが開始時刻と完了時刻で特定される印刷時間帯情報に従って処理順に記述されている。
【0027】
図5は、本実施形態の画像形成装置において、印刷ジョブの予約時の処理を行う動作を示すフローチャートである。図5の処理は、画像形成装置外部のコンピュータ等から印刷ジョブを受けたときに、CPUによって実行される。まず、ステップS11において、印刷対象となる画像データおよび印刷条件が示された情報を受信し、ステップS12において印刷条件から印刷ジョブの属性情報を作成する。
【0028】
ステップS13では、印刷ジョブの出力時間の算出を行う。まず、画像形成装置の有する画像処理能力と、上記ステップS12にて作成した属性情報の印刷データ属性とから、印刷ジョブの処理に要する処理時間を算出する。上記印刷データ属性として、印刷データのページ数、更にはそれを複写する部数、ステープルの有無、両面印刷の有無などがある。また、上記画像処理能力を示すパラメータとして、一定時間内に何ページが印刷可能であるかを示す印刷速度、印刷データをラスタイメージに変換する(RIP処理)のに要するRIP処理速度などの情報があり、これらは装置の不揮発性メモリ内に記憶されている。なお、印刷ジョブの処理時間の算出方法は公知の事項であるので、その詳細な説明は省略する。
【0029】
ステップS14では、上記属性情報から印刷終了時刻が指定されているか否かを判断する。ステップS14にて印刷終了時刻の指定が無いと判断された場合は、ステップS13にて算出した処理時間および所定のマージン時間と、管理タイムテーブルの登録状況とから、既に登録されている印刷ジョブのスケジュールに影響を与えない印刷時間帯(予測印刷開始時刻および予測印刷終了時刻)を決定する(ステップS15)。なお、マージン時間には、画像形成装置が待機状態から、印刷可能な状態に移行するまでに要する時間などが含まれる。そして、ステップS16にて、予測印刷終了時刻を属性情報に指定された宛先に通知し、ステップS17にて属性情報に印刷終了時刻をセットするとともに、ステップS18にて、管理タイムテーブルに対し、ステップS15において決定された印刷開始・終了時刻に対応する領域に対し、印刷ジョブの登録を行う。
【0030】
ステップS14にて印刷終了時刻の指定があると判断された場合は、ステップS13にて算出した出力時間と、指定された印刷終了時刻から、印刷に要する印刷時間帯を算出し、算出した印刷時間帯が管理タイムテーブルに登録されている先行ジョブの印刷時間帯の一部または全部と重複しているか否かを判断する(ステップS19)。ステップS19にて、先行ジョブとの重複が無いと判断された場合は、ステップS18の処理を行い、先行ジョブの一部または全部と重複していると判断された場合は、ステップS20にて、属性情報に指定された宛先に対し、印刷終了時刻の指定に失敗した旨を通知する。
【0031】
図6は、本実施形態の画像形成装置において、予約された印刷ジョブを実行するときの動作を示すフローチャートである。まず、ステップS31では、CPUは、現在印刷処理中である印刷ジョブの中断が発生したかどうかのチェックを行う。ステップS31にて、印刷中の印刷ジョブに中断が発生したと判断された場合は、ステップS32において、印刷中のジョブが中断した原因、および印刷ジョブの中断により使用不可能となる機能を検出する。例えば、中断原因が両面ユニット内でのジャムであれば、両面印刷機能が使用不可能となり、中断原因が記録紙無しであれば、中断した印刷ジョブと同じ給紙段を使用する印刷が不可能となる。
【0032】
そして、ステップS33において、後続予約印刷ジョブの処理の繰り上げ対象となるジョブの抽出処理を行う。このジョブの抽出処理については、後に詳述する。ステップS34では、装置が有する時計IC等の計時手段により現在時刻を読み出し、ステップS35において、読み出した現在時刻に対応した開始すべき印刷ジョブを管理タイムテーブルから検索する。ステップS36では、管理タイムテーブルから検索した印刷ジョブの印刷開始時刻と現在時刻とが一致するか否かを判断することにより、開始すべき印刷ジョブの有無を判断する。開始すべき印刷ジョブが無い場合は、ステップS31に戻る。
【0033】
開始すべき印刷ジョブがある場合、ステップS37に進み、該印刷ジョブの印刷処理を開始する。ステップS38にて、印刷処理が終了したかを判断し、終了した場合には、ステップS39で、その印刷ジョブデータを管理タイムテーブルから削除し、終了する。
【0034】
次に、上述したジョブ抽出処理について説明する。本実施形態では、6種類のジョブ抽出処理を用いて実施している。以下、図7〜図14に示したフローチャートに沿ってジョブ抽出処理について説明する。
【0035】
まず、第1のジョブ抽出処理として、処理終了時刻指定のある印刷ジョブをジョブの繰り上げ対象外とする画像形成装置の動作を、図7に示すフローチャートを用いて説明する。はじめに、ステップS100では、管理タイムテーブルを参照し、中断した印刷ジョブの処理終了後に、実行すべき印刷ジョブが存在するかどうかをチェックする。実行すべき印刷ジョブが存在する場合は、注目する印刷ジョブを、中断している印刷ジョブのひとつ後ろに処理を予定している印刷ジョブとする(ステップS101)。そして、ステップS102において、注目ジョブの印刷データ属性と、図6のステップS32にて検出した実行不可能な機能から、注目ジョブの処理を実行可能かどうか判断する。ここで、実行不可能と判断された場合は、ステップS100に戻り、今、注目した印刷ジョブの更にひとつ後ろに、実行すべき印刷ジョブが存在するかどうかのチェックを行い、今注目した印刷ジョブのひとつ後ろに実行すべき印刷ジョブが存在する場合は、注目ジョブをひとつ後ろの印刷ジョブとして、上述した処理を繰り返す。
【0036】
ステップS102にて、注目ジョブの処理が実行可能と判断された場合は、ステップS103において、注目ジョブの属性情報から、処理終了時刻の指定の有無のチェックを行い、処理終了時刻の指定がされていないと判断された場合は、ステップS104において、注目ジョブの実行順を繰り上げるべく、後述する再スケジューリング処理を行う。ここで、再スケジューリング処理とは、印刷ジョブの中断により生じる管理タイムテーブルの時間の空きを、効率的に後続予約印刷ジョブの実行に使用する為のスケジューリング処理である。この再スケジューリング処理については、後に詳細に説明する。ステップS105では、ステップS104における再スケジューリング処理の結果、注目ジョブの属性情報にセットされた予測印刷終了時刻と、管理タイムテーブルに登録されている印刷終了時刻との間に、変更が生じたと判断された場合は、ステップS104の再スケジューリング処理にて変更された管理タイムテーブルに従い、変更が生じた印刷ジョブに対応する属性情報の予測印刷終了時刻を更新するとともに(ステップS106)、その旨を属性情報にセットされている通知先に通知する(ステップS107)。以上で、図7に示すジョブ抽出処理を終了する。
【0037】
図13は、第1のジョブ抽出処理においける、印刷ジョブの再スケジューリング処理を示すフローチャートである。まず、ステップS200において、繰り下げ対象として注目する印刷ジョブを中断ジョブとし、ステップS201において、注目する印刷ジョブを、管理タイムテーブルに登録されている現状の実行スケジュールから繰り下げる対象ジョブとして、管理タイムテーブルの繰り下げ行列の最後尾に登録する。なお、中断ジョブを注目する印刷ジョブとしている時のこの処理は、繰り下げ行列に登録されている印刷ジョブは存在しないので、繰り下げ行列に登録される先頭の印刷ジョブは、中断ジョブとなる。
【0038】
ステップS202では、ジョブ抽出処理で抽出された繰り上げ対象の印刷ジョブを繰り上げ可能かどうか、すなわち、現在時刻から、注目する印刷ジョブの次に実行が予定されている印刷ジョブが印刷を開始するまでに要する時間が、繰り上げ対象の印刷ジョブの所要時間よりも長いかどうかを判断する。ステップS202にて、抽出された印刷ジョブの所要時間の方が長いと判断された場合は、ステップS203において、注目する印刷ジョブの次に実行を予定されている印刷ジョブに対するスケジュールの繰り下げが可能かどうか、すなわち、注目する印刷ジョブの次に実行が予定されている印刷ジョブの処理に、図6のステップS32にて検出した実行不可能な機能が含まれているかどうかを判断し、実行不可能な機能が含まれていると判断された場合(移動可能な場合)は、ステップS204において、注目する印刷ジョブの次に実行が予定されている印刷ジョブを、繰り下げ対象として注目する印刷ジョブとしてステップS201に戻る。また、ステップS203にて、注目する印刷ジョブの次に実行が予定されている印刷ジョブの処理に、実行不可能な機能が含まれていないと判断された場合(移動不可能な場合)は、注目する印刷ジョブの次に実行が予定されている印刷ジョブは、実行スケジュールの繰り下げの対象外となり、繰り上げ対象の印刷ジョブに対する実行時間の確保が不可能となるので、繰り上げ対象の印刷ジョブに対する印刷スケジュールの繰り上げは不可能と判断し、この処理を終了する。
【0039】
一方、ステップS202にて、抽出された印刷ジョブの所要時間と、注目する印刷ジョブの次に実行が予定されている印刷ジョブが印刷を開始するまでに要する時間が等しいか、または、抽出された印刷ジョブの所要時間の方が短いと判断された場合は、ステップS205において、管理タイムテーブルに対して、繰り下げ行列に登録されている印刷ジョブ、および、繰り上げ対象となる印刷ジョブに対応する印刷時間帯を解放し、ステップS206において、繰り上げ対象の印刷ジョブの印刷開始時刻を、現在時刻となるように、管理タイムテーブルに再登録する。
【0040】
ステップS207では、繰り下げ行列に登録されている印刷ジョブの再配置を行うべく、管理タイムテーブル上の空き時間帯の検出を行い、空き時間帯が検出されなかった場合は、ステップS208において、管理タイムテーブルの最後に実行を予定している印刷ジョブの印刷終了時刻を印刷開始時刻として、繰り下げ行列に登録されている印刷ジョブの実行スケジュールを順次再登録し、この処理を終了する。ここで、空き時間帯とは、管理タイムテーブルに登録された先頭ジョブから最後尾ジョブまでの時間帯において印刷実行の予約がされていない連続の時間をいう。
【0041】
ステップS207にて、空き時間帯が検出された場合は、ステップS209において、検出された空き時間帯と、繰り下げ行列の先頭に登録されている印刷ジョブの実行所要時間とを比較し、印刷ジョブの実行所要時間が、検出された空き時間帯よりも長いと判断された場合は、ステップS210において、検出された空き時間帯の次に実行が予定されている印刷ジョブに対するスケジュールの繰り下げが可能かどうか、すなわち、検出された空き時間帯の次に実行が予定されている印刷ジョブの処理に、ステップS32にて検出した実行不可能な機能が含まれているかどうかを判断し、実行不可能な機能が含まれていないと判断された場合は、この印刷ジョブを実行スケジュールの繰り下げの対象外とし、ステップS207に戻り、次の空き時間の検出を行なう。また、ステップS210にて、検出された空き時間帯の次に実行が予定されている印刷ジョブの処理に、実行不可能な機能が含まれていると判断された場合は、ステップS211において、検出された空き時間帯の次に実行が予定されている印刷ジョブを、繰り下げ行列の最後尾に登録するとともに、ステップS212において、管理タイムテーブルに対して、この印刷ジョブに対応する印刷時間帯を解放し、ステップS209に戻る。
【0042】
ステップS209にて、繰り下げ行列の先頭に登録されている印刷ジョブの実行所要時間が、検出された空き時間帯と同じ、もしくは空き時間帯よりも短いと判断された場合は、ステップS213において、繰り下げ行列の先頭に登録されている印刷ジョブを繰り下げ行列から削除するとともに、この印刷ジョブの印刷開始時刻を、空き時間帯の先頭時刻となるように管理タイムテーブルに再登録する。そして、ステップS214において、他に繰り下げ行列に登録されている印刷ジョブが存在するかどうかをチェックし、繰り下げ行列に登録されている印刷ジョブがまだ存在すると判断された場合は、ステップS207に戻り、繰り下げ行列に登録されている印刷ジョブが存在しないと判断された場合は、この処理を終了する。このようにして再スケジューリングの処理を終了すると、図7に示す第1のジョブ抽出処理のステップS105に移行し、ステップS105以後の処理を行なう。
【0043】
次に、第2のジョブ抽出処理として、中断している印刷ジョブの実行優先度と同等か、これより高い実行優先度が指定されている印刷ジョブを、繰り上げ対象とする画像形成装置の動作を、図8に示すフローチャートを用いて説明する。はじめに、ステップS110では、CPUは管理タイムテーブルを参照し、中断した印刷ジョブの処理終了後に、実行すべき印刷ジョブが存在するかどうかをチェックする。実行すべき印刷ジョブが存在する場合は、注目する印刷ジョブを、中断している印刷ジョブのひとつ後ろに処理を予定している印刷ジョブとする(ステップS111)。そして、ステップS112において、注目ジョブの印刷データ属性と、図6のステップS32にて検出した実行不可能な機能から、注目ジョブの処理を実行可能かどうか判断する。ここで、実行不可能と判断された場合は、ステップS110に戻り、注目ジョブの更にひとつ後ろに、実行すべき印刷ジョブが存在するかどうかのチェックを行い、注目ジョブのひとつ後ろに実行すべき印刷ジョブが存在する場合は、注目ジョブをひとつ後ろの印刷ジョブとして処理を繰り返す。
【0044】
ステップS112において、注目ジョブの処理が実行可能と判断された場合は、ステップS113において、注目ジョブおよび中断している印刷ジョブの属性情報から、ジョブの実行優先度をそれぞれ参照し、注目ジョブと中断している印刷ジョブの実行優先度を比較する。すなわち、注目ジョブの実行優先度が、中断している印刷ジョブの実行優先度と同等か、それ以上に設定されている場合は、ステップS114において、注目ジョブの実行順を繰り上げるべく、後述する再スケジューリング処理を行い、注目ジョブの実行優先度が、中断している印刷ジョブの実行優先度よりも低い値に設定されている場合は、ステップS110に戻る。
【0045】
そして、ステップS115において、ステップS114の再スケジューリング処理にて変更された管理タイムテーブルに従い、変更が生じた印刷ジョブに対応する属性情報の予測印刷終了時刻を更新するとともに、ステップS116において、その旨を属性情報にセットされている通知先に通知する。以上で、第2のジョブ抽出処理を終了する。なお、第2のジョブ抽出処理では、中断している印刷ジョブと同等かそれ以上の優先度を有する印刷ジョブがないときには、印刷を中断して待機することとしている。しかしながら、中断している状態が長く続くと効率が良くないので、プリンタを有効に活用するために、後続する印刷ジョブのうち、優先度の一番高いものを印刷するようにしてもよい。
【0046】
図14は、第2のジョブ抽出処理においける、印刷ジョブの再スケジューリング処理を示すフローチャートである。まず、ステップS220において、繰り下げ対象として注目する印刷ジョブを中断ジョブとし、ステップS221において、注目する印刷ジョブを、管理タイムテーブルに登録されている現状の実行スケジュールから繰り下げる対象ジョブとして、繰り下げ行列の最後尾に登録する。なお、中断ジョブを注目する印刷ジョブとしている時のこの処理は、繰り下げ行列に登録されている印刷ジョブは存在しないので、繰り下げ行列に登録される先頭の印刷ジョブは、中断ジョブとなる。
【0047】
ステップS222では、ジョブ抽出処理で抽出された繰り上げ対象の印刷ジョブを繰り上げ可能かどうか、すなわち、現在時刻から、注目する印刷ジョブの次に実行が予定されている印刷ジョブが印刷を開始するまでに要する時間が、繰り上げ対象の印刷ジョブの所要時間よりも長いかどうかを判断する。ステップS222にて、抽出された印刷ジョブの所要時間の方が長いと判断された場合は、ステップS223において、注目する印刷ジョブの次に実行が予定されている印刷ジョブを、繰り下げ対象として注目する印刷ジョブとしてステップS221に戻る。ステップS221では、その注目する印刷ジョブを、管理タイムテーブルに登録されている現状の実行スケジュールから繰り下げる対象ジョブとして、繰り下げ行列の最後尾に登録する。なお、この処理のときには、繰り下げ行列に既に中断ジョブが登録されているので、繰り下げ行列に登録されている中断ジョブの次に登録される。
【0048】
ステップS222にて、抽出された印刷ジョブの所要時間と、注目する印刷ジョブの次に実行が予定されている印刷ジョブが印刷を開始するまでに要する時間が等しいか、または、抽出された印刷ジョブの所要時間の方が短いと判断された場合は、ステップS224において、管理タイムテーブルに対して、繰り下げ行列に登録されている印刷ジョブに対応する印刷時間帯を解放し、ステップS225において、繰り上げ対象の印刷ジョブの印刷開始時刻を、現在時刻となるように、管理タイムテーブルに再登録するとともに、ステップS226において、ステップS225にて登録した印刷ジョブの印刷終了時刻を印刷開始時刻として、繰り下げ行列に登録されている印刷ジョブの実行スケジュールを順次再登録する。なお、この順次再登録により、後続の印刷ジョブの印刷時間帯と重複することがある。この場合は、後続する印刷ジョブの印刷時間帯は、順次繰り下げられる。
【0049】
次に、第3のジョブ抽出処理として、実行中の印刷ジョブが中断状態となった時、後続予約印刷ジョブの中で予測する処理終了時刻が一番早いジョブを抽出する画像形成装置の動作を、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
【0050】
はじめに、ステップS120では、CPUは管理タイムテーブルを参照し、中断した印刷ジョブの処理終了後に、実行すべき印刷ジョブが存在するかどうかをチェックする。実行すべき印刷ジョブが存在する場合は、注目する印刷ジョブを、中断している印刷ジョブのひとつ後ろに処理を予定している印刷ジョブとする(ステップS121)。そして、ステップS122において、注目ジョブの印刷データ属性と、図6のステップS32にて検出した実行不可能な機能から、注目ジョブの処理を実行可能かどうか判断する。ここで、実行不可能と判断された場合は、ステップS120に戻り、注目ジョブの更にひとつ後ろに、実行すべき印刷ジョブが存在するかどうかのチェックを行い、注目ジョブのひとつ後ろに実行すべき印刷ジョブが存在する場合は、注目ジョブをひとつ後ろの印刷ジョブとして処理を繰り返す。
【0051】
ステップS122において、注目ジョブの処理が実行可能と判断された場合は、ステップS123において、注目ジョブの実行順を繰り上げるべく、再スケジューリング処理を行う。そして、ステップS124において、ステップS123の再スケジューリング処理にて変更された管理タイムテーブルに従い、変更が生じた印刷ジョブに対応する属性情報の予測印刷終了時刻を更新するとともに、ステップS125において、その旨を属性情報にセットされている通知先に通知する。
【0052】
第3のジョブ抽出処理では、管理タイムテーブルに次の印刷ジョブがあるか否かを判断することにより、処理終了時刻が一番早い印刷ジョブを抽出している。管理タイムテーブルは処理終了時刻が早い順に並べられているので、中断した印刷ジョブの次に記載されている印刷ジョブが処理終了時刻の一番早い印刷ジョブとなるからである。
【0053】
なお、第3のジョブ抽出処理における再スケジューリング処理の動作は、前述した図14に示すフローチャートと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0054】
次に、第4のジョブ抽出処理として、実行中の印刷ジョブが中断状態となった時、後続予約印刷ジョブの中で、印刷所要時間が一番短いジョブを抽出する画像形成装置の動作を、図10に示すフローチャートを用いて説明する。
【0055】
はじめに、ステップS130では、CPUは予約されている印刷ジョブの中で、最短の所要時間を秒単位で記憶する最短所要時間ST(以下、STとも称する)、およびその印刷ジョブIDを記憶する最短所要時間ジョブSID(以下、SIDとも称する)を、それぞれ初期化する。最短所要時間STの初期値は、十分長い時間であるFFFFh、また、最短所要時間ジョブSIDには、ジョブIDとして使用しない数値である0としている。また、これら最短所要時間STおよび最短所要時間ジョブSIDは、メモリ部9の領域を使用している。
【0056】
ステップS131では、管理タイムテーブルを参照し、中断した印刷ジョブの処理終了後に、実行すべき印刷ジョブが存在するかどうかをチェックする。実行すべき印刷ジョブが存在する場合は、注目する印刷ジョブを、中断している印刷ジョブのひとつ後ろに処理を予定している印刷ジョブとする(ステップS132)。そして、ステップS133において、注目ジョブの印刷データ属性と、ステップS32にて検出した実行不可能な機能から、注目ジョブの処理を実行可能かどうか判断する。ここで、実行不可能と判断された場合は、ステップS131に戻り、注目ジョブの更にひとつ後ろに、実行すべき印刷ジョブが存在するかどうかのチェックを行い、注目ジョブのひとつ後ろに実行すべき印刷ジョブが存在する場合は、注目ジョブをひとつ後ろの印刷ジョブとしてステップS133の処理を繰り返す。
【0057】
ステップS133において、注目ジョブの処理が実行可能と判断された場合は、ステップS134において、注目ジョブの実行所要時間を算出し、その結果をジョブ所要時間JT(以下、JTとも称する)にセットするとともに、注目ジョブのジョブIDを注目ジョブID JID(以下、JIDとも称する)にセットする。これらジョブ所要時間JTおよび注目ジョブID JIDは、メモリ部9の領域を使用している。
【0058】
ステップS135では、ジョブ所要時間JTが最短所要時間STよりも短いかどうかを判断し、ジョブ所要時間JTが最短所要時間STよりも短いと判断された場合は、ステップS136において、ジョブ所要時間JTを最短所要時間STに、注目ジョブID JIDを最短所要時間ジョブSIDにそれぞれセットする。その後、ステップS131に戻り、管理タイムテーブルの最後尾に登録されている印刷ジョブに対するチェックが終了するまで、この処理を繰り返す。ステップS131にて、注目ジョブに後続する予約印刷ジョブが存在しないと判断された場合は、ステップS137において、最短所要時間STが初期値かどうかを判断する。最短所要時間STが初期値である場合は、中断している印刷ジョブの他に管理タイムテーブルに登録されている印刷ジョブが存在しないか、または、第4のジョブ抽出処理におけるジョブの抽出条件に合致する印刷ジョブが存在しないと判断され、この処理を終了する。
【0059】
ステップS137により、最短所要時間STが初期値ではないと判断された場合は、ステップS138において、注目する印刷ジョブを、最短所要時間ジョブSIDに示すジョブIDの印刷ジョブとし、注目ジョブの実行順を繰り上げるべく、再スケジューリング処理を行う(ステップS139)。ステップS139による再スケジューリング処理の結果、ステップS140において、注目ジョブの属性情報にセットされた予測印刷終了時刻と、管理タイムテーブルに登録されている印刷終了時刻との間に変更が生じたかどうかを判断し、変更が生じたと判断された場合は、ステップS139の再スケジューリング処理にて変更された管理タイムテーブルに従い、変更が生じた印刷ジョブに対応する属性情報の予測印刷終了時刻を更新するとともに(ステップS141)、その旨を属性情報にセットされている通知先に通知する(ステップS142)。
【0060】
なお、第4のジョブ抽出処理における再スケジューリング処理の動作は、前述した図13に示すフローチャートと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0061】
次に、第5のジョブ抽出処理として、実行中の印刷ジョブが中断状態となった時、後続予約印刷ジョブの中で、印刷画像のデータ量が一番小さいジョブを抽出する画像形成装置の動作を、図11に示すフローチャートを用いて説明する。はじめに、ステップS150では、CPUは予約されている印刷ジョブの中で、最小の画像データ量をバイト単位で記憶する最小画像データ量PDSmin(以下、PDSminとも称する)、およびその印刷ジョブIDを記憶する最小画像データジョブIDmin(以下、IDminとも称する)また、再スケジューリング処理の際の、繰り上げ対象となった印刷ジョブのIDを記憶するチェック済みIDテーブルを、それぞれ初期化する。PDSminの初期値は、十分大きいデータ量である1000000h、また、IDminには、ジョブIDとして使用しない数値である0としている。また、これらPDSmin、IDmin、および、チェック済みIDテーブルは、メモリ部9の領域を使用している。
【0062】
ステップS151では、管理タイムテーブルを参照し、中断した印刷ジョブの処理終了後に、実行すべき印刷ジョブが存在するかどうかをチェックする。実行すべき印刷ジョブが存在する場合は、注目する印刷ジョブを、中断している印刷ジョブのひとつ後ろに処理を予定している印刷ジョブとする(ステップS152)。そして、ステップS153において、注目ジョブの印刷データ属性と、図6のステップS32にて検出した実行不可能な機能から、注目ジョブの処理を実行可能かどうか判断する。ここで、実行不可能と判断された場合は、ステップS151に戻り、注目ジョブの更にひとつ後ろに、実行すべき印刷ジョブが存在するかどうかのチェックを行い、注目ジョブのひとつ後ろに実行すべき印刷ジョブが存在する場合は、注目ジョブをひとつ後ろの印刷ジョブとして処理を繰り返す。
【0063】
ステップS153にて、注目ジョブの処理が実行可能と判断された場合は、ステップS154において、チェック済みIDテーブルに、注目ジョブのジョブIDが登録されているかどうかを判断し、チェック済みIDテーブルに注目ジョブのジョブIDが登録されている場合は、ステップS151に戻る。そして、ステップS151からステップS154の処理を繰り返す。一方、チェック済みIDテーブルに注目ジョブのジョブIDが登録されていない場合は、ステップS155において、注目ジョブの属性情報から画像データ量を参照し、これをジョブデータ量JPDS(以下、JPDSとも称する)にセットするとともに、注目ジョブのジョブIDを注目ジョブID JID(以下、JIDとも称する)にセットする。これらJPDSおよび注目ジョブID JIDは、メモリ部9の領域を使用している。
【0064】
ステップS156では、JPDSがPDSminよりも小さいかどうかを判断し、JPDSがPDSminよりも小さいと判断された場合は、ステップS157において、JPDSをPDSminに、JIDをIDminにそれぞれセットする。その後、ステップS151に戻り、管理タイムテーブルの最後尾に登録されている印刷ジョブに対するチェックが終了するまで、この処理を繰り返す。
【0065】
ステップS151にて、注目ジョブに後続する予約印刷ジョブが存在しないと判断された場合は、ステップS158において、PDSminが初期値かどうかを判断する。PDSminが初期値である場合は、中断している印刷ジョブの他に管理タイムテーブルに登録されている印刷ジョブが存在しないか、または、第5のジョブ抽出処理におけるジョブの抽出条件に合致する印刷ジョブが存在しないと判断され、この処理を終了する。
【0066】
ステップS158により、PDSminが初期値ではないと判断された場合は、ステップS159において、注目する印刷ジョブを、IDminに示すジョブIDの印刷ジョブとし、注目ジョブの実行順を繰り上げるべく、再スケジューリング処理を行う(ステップS160)。
【0067】
ステップS160による再スケジューリング処理の結果、ステップS161において、管理タイムテーブルに登録されている印刷ジョブの印刷終了時刻と、これら印刷ジョブに対応したそれぞれの属性情報にセットされている予測印刷終了時刻との間に変更が生じたかどうかを判断し、変更が生じたと判断された場合は、ステップS160の再スケジューリング処理にて変更された管理タイムテーブルに従い、変更が生じた印刷ジョブに対応する属性情報の予測印刷終了時刻を更新するとともに(ステップS163)、その旨を属性情報にセットされている通知先に通知する(ステップS164)。
【0068】
ステップS161にて、管理タイムテーブルに登録されている印刷ジョブの印刷終了時刻と、これら印刷ジョブに対応するそれぞれの属性情報にセットされている予測印刷終了時刻との間に変更がないと判断された場合は、ステップS160における再スケジューリング処理の結果、注目ジョブの実行スケジュールの繰り上げが行われなかったと判断し、ステップS162において、チェック済みIDテーブルに注目ジョブのジョブIDを登録し、次の繰り上げ候補となる印刷ジョブを抽出すべく、ステップS150に戻り、上述した処理を繰り返し、印刷画像のデータ量が二番目に大きい印刷ジョブを抽出する。
【0069】
なお、第5のジョブ抽出処理における再スケジューリング処理の動作は、前述した図13に示すフローチャートと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0070】
次に、第6のジョブ抽出処理として、実行中の印刷ジョブが中断状態となった時、後続予約印刷ジョブの中で、印刷画像のデータ量が一番大きいジョブを抽出する画像形成装置の動作を、図12に示すフローチャートを用いて説明する。はじめに、ステップS170では、CPUは予約されている印刷ジョブの中で、最大の画像データ量をバイト単位で記憶する最大画像データ量PDSmax(以下、PDSmaxとも称する)、およびその印刷ジョブIDを記憶する最大画像データジョブIDmax(以下、IDmaxとも称する)、また、再スケジューリング処理の際の、繰り上げ対象となった印刷ジョブのIDを記憶するチェック済みIDテーブルを、それぞれ初期化する。PDSmaxの初期値は、十分小さいデータ量である0、また、IDmaxには、ジョブIDとして使用しない数値である0としている。また、これらPDSmax、IDmax、および、チェック済みIDテーブルは、メモリ部9の領域を使用している。
【0071】
ステップS171では、管理タイムテーブルを参照し、中断した印刷ジョブの処理終了後に、実行すべき印刷ジョブが存在するかどうかをチェックする。実行すべき印刷ジョブが存在する場合は、注目する印刷ジョブを、中断している印刷ジョブのひとつ後ろに処理を予定している印刷ジョブとする(ステップS172)。そして、ステップS173において、注目ジョブの印刷データ属性と、図6のステップS32にて検出した実行不可能な機能から、注目ジョブの処理を実行可能かどうか判断する。ここで、実行不可能と判断された場合は、ステップS171に戻り、注目ジョブの更にひとつ後ろに、実行すべき印刷ジョブが存在するかどうかのチェックを行い、注目ジョブのひとつ後ろに実行すべき印刷ジョブが存在する場合は、注目ジョブをひとつ後ろの印刷ジョブとして処理を繰り返す。
【0072】
ステップS173にて、注目ジョブの処理が実行可能と判断された場合は、ステップS174において、チェック済みIDテーブルに、注目ジョブのジョブIDが登録されているかどうかを判断し、チェック済みIDテーブルに注目ジョブのジョブIDが登録されている場合は、ステップS171に戻る。そして、ステップS171からステップS174の処理を繰り返す。一方、チェック済みIDテーブルに注目ジョブのジョブIDが登録されていない場合は、ステップS175において、注目ジョブの属性情報から画像データ量を参照し、これをジョブデータ量JPDS(以下、JPDSとも称する)にセットするとともに、注目ジョブのジョブIDを注目ジョブID JID(以下、JIDとも称する)にセットする。これらJPDSおよびJIDは、メモリ部9の領域を使用している。
【0073】
ステップS176では、JPDSがPDSmaxよりも大きいかどうかを判断し、JPDSがPDSmaxよりも大きいと判断された場合は、ステップS177において、JPDSをPDSmaxに、JIDをIDmaxにそれぞれセットする。その後、ステップS171に戻り、管理タイムテーブルの最後尾に登録されている印刷ジョブに対するチェックが終了するまで、この処理を繰り返す。
【0074】
ステップS171にて、注目ジョブに後続する予約印刷ジョブが存在しないと判断された場合は、ステップS178において、PDSmaxが初期値かどうかを判断する。PDSmaxが初期値である場合は、中断している印刷ジョブの他に管理タイムテーブルに登録されている印刷ジョブが存在しないか、または、第6のジョブ抽出処理におけるジョブの抽出条件に合致する印刷ジョブが存在しないと判断され、この処理を終了する。
【0075】
ステップS178により、PDSmaxが初期値ではないと判断された場合は、ステップS179において、注目する印刷ジョブを、IDmaxに示すジョブIDの印刷ジョブとし、注目ジョブの実行順を繰り上げるべく、再スケジューリング処理を行う(ステップS180)。
【0076】
ステップS180による再スケジューリング処理の結果、ステップS181において管理タイムテーブルに登録されている印刷ジョブの予測印刷終了時刻と、これら印刷ジョブに対応したそれぞれの属性情報にセットされている予測印刷終了時刻との間に変更が生じたかどうかを判断し、変更が生じたと判断された場合は、ステップS180の再スケジューリング処理にて変更された管理タイムテーブルに従い、変更が生じた印刷ジョブに対応する属性情報の予測印刷終了時刻を更新するとともに(ステップS183)、その旨を属性情報にセットされている通知先に通知する(ステップS184)。
【0077】
ステップS181にて、管理タイムテーブルに登録されている印刷ジョブの印刷終了時刻と、これら印刷ジョブに対応するそれぞれの属性情報にセットされている予測印刷終了時刻との間に変更がないと判断された場合は、ステップS180における再スケジューリング処理の結果、注目ジョブの実行スケジュールの繰り上げが行われなかったと判断し、ステップS182において、チェック済みIDテーブルに注目ジョブのジョブIDを登録し、次の繰り上げ候補となる印刷ジョブを抽出すべく、ステップS170に戻り、上述した処理を繰り返す。
【0078】
なお、第6のジョブ抽出処理における再スケジューリング処理の動作は、前述した図13に示すフローチャートと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0079】
上述した第1から第6のジョブ抽出処理は、第1から第6のうちの何れか一つのジョブ抽出処理を用いてジョブの抽出を行なってもよいし、或いは予め二つ以上のジョブ抽出処理の優先順位を決めて、優先順位の高い順に、ジョブ抽出処理を行なって、ジョブの抽出を行なうようにしてもよい。また、本発明は、上述したジョブ抽出処理に限定されるものではなく、例えば印刷不可能条件検索部により検出された印刷条件を含まない全ての予約印刷ジョブを抽出するようにしてもよい。
[第1実施形態の効果] 上記の第1実施形態によれば、実行中の印刷ジョブが中断状態となっても、後続の予約印刷ジョブの処理を繰り上げ、繰り上げられた印刷ジョブの発行元に対し、その旨を通知するので、出力文書が装置の出力トレイ上に長時間放置されて他人に見られたり、紛失したりするといった問題が解決される。
【0080】
また、上記の第1実施形態によれば、実行中の印刷ジョブが中断していても、その間に実行可能な印刷ジョブの処理を、様々な条件で抽出し、処理を実行する事により、画像形成装置の稼動効率を向上させる事ができる。
【0081】
[第2実施形態] 次に、本発明の第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態では、印刷ジョブが中断された場合について説明したが、本実施形態では印刷ジョブがキャンセルされた場合の処理について説明する。なお、第1実施形態の図1に示す画像形成装置の概略ブロック図、図2に示す属性情報の例を示すブロック図、図4に示す管理タイムテーブルの構成例を示す図、及び図5に示す印刷予約時のフローチャートは、第2実施形態においても同様であるので、これらの詳細な説明は省略する。
【0082】
図16は、第2実施形態における属性情報の例を示すブロック図である。図16において、第1実施形態の図3に示すものと同等の機能を有するものには、同一符号を付することにより、その詳細な説明を省略する。図16に示す第2実施形態の属性情報が図3に示す第1実施形態の属性情報と異なるのは、図3では、印刷実行優先度105の情報があったが、図16では、説明を簡略化するために、印刷実行優先度105の情報を省略している点である。その他の情報は、図3に示すものと同様である。
【0083】
図20は、第2実施形態の要部である画像形成装置の印刷ジョブのキャンセルを処理するための機能ブロック図である。なお図20において、第1実施形態の図15に示すものと同様の機能を有するものには、同一の符号を付することにより、その詳細な説明を省略する。本実施形態の画像形成装置4は、コンピュータ10,11,12等から、画像複写機能、ファクシミリ機能又はプリンタ機能を使用して処理する印刷ジョブを受け付けたとき、画像データとともに受信する印刷ジョブの印刷条件などから作成される属性情報と、印刷条件に対する処理能力とに基づいて画像印刷に要する時間を算出する所要時間算出部21と、所要時間算出部21により算出した印刷時間と現在印刷中の印刷ジョブや先行して予約されている印刷ジョブの状況などから、受け付けた印刷ジョブの処理終了時刻を予測する終了時刻予測部22と、終了時刻予測部22が予測した処理終了時刻を記憶する終了時刻記憶部(メモリ部9)と、終了時刻予測部22が予測した処理終了時刻を所定の通知先に通知する終了時刻通知部23と、現在処理中の印刷ジョブや先行して予約された印刷ジョブのキャンセルなどを受け付ける印刷ジョブキャンセル受付部51と、印刷ジョブキャンセル受付部51によって先行して予約された印刷ジョブのキャンセルを受け付けた事により、後続する印刷ジョブに対し予測した印刷ジョブの処理終了時刻を再予測する終了時刻再予測部52と、終了時刻再予測部52により予測された処理終了時刻が先に予測して終了時刻記憶部(メモリ部9)に記憶した処理終了時刻と異なる場合に、終了時刻記憶部に記憶している処理終了時刻を、終了時刻再予測部により予測された処理終了時刻に更新する予測時刻更新部53と、所定の通知先にその更新された処理終了時刻を通知する終了時刻変更通知部54と、を備えている。
【0084】
図17は、第2実施形態における画像形成装置において、予約された印刷ジョブを実行する動作を示すフローチャートである。まず、ステップS301では、管理タイムテーブルに登録されている印刷ジョブのキャンセルが行われたかどうかのチェック、また、キャンセルが行われた場合の処理を行う。このステップS301処理は図18を用いて後に詳述する。ステップS302では、装置が有する時計IC等の計時手段により現在時刻を読み出し、ステップS303において、読み出した現在時刻に対応した開始すべき印刷ジョブを管理タイムテーブルから検索する。ステップS304では、ステップS303における開始すべき印刷ジョブの有無を判断する。開始すべき印刷ジョブが無い場合は、すなわち現在時刻と一致する開始時刻を有する印刷ジョブが無い場合、再びステップS301へと戻る。開始すべき印刷ジョブがある場合、ステップS305に進み、該印刷ジョブを開始する。ステップS306にて、印刷が終了したかを判断し、終了した場合には、ステップS307にてそのデータを管理タイムテーブルから削除し、このフローを終了する。
【0085】
図18は、ジョブキャンセルのチェック、また、印刷ジョブのキャンセルが行われた場合の処理を示すフローチャートである。ステップS311では印刷ジョブのキャンセルがなされたか否かを判断し、ジョブのキャンセルが無いと判断された場合は、この処理を終了する。なお、印刷ジョブのキャンセルは、MMI部3上に配置されたキャンセルキーの押下や、コンピュータ10〜12上からの操作によって行われる。ステップS311にて印刷ジョブのキャンセル有りと判断された場合は、ステップS312にて、管理タイムテーブルからキャンセルの対象となる印刷ジョブを削除する。ステップS313では、キャンセルした印刷ジョブに、後続する予約印刷ジョブが存在するか否かを判断し、後続する予約印刷ジョブが存在しないと判断された場合は、この処理を終了する。後続する予約印刷ジョブが存在すると判断された場合は、注目する印刷ジョブを後続予約印刷ジョブに変更し、ステップS314にて、注目印刷ジョブの属性情報を参照し、印刷終了時刻の指定があるか否かを判断し、印刷終了時刻の指定があると判断された場合は、ステップS313に戻る。
【0086】
一方、ステップS314において、注目印刷ジョブに印刷終了時刻の指定が無いと判断された場合は、ステップS315にて再スケジューリング処理を行う。
ここで、再スケジューリング処理とは、印刷ジョブのキャンセルにより生じる管理タイムテーブルの時間の空きを、効率的に後続予約印刷ジョブの実行に使用する為のスケジューリング処理である。再スケジューリング処理については、後に詳細に説明する。ステップS316では、再スケジューリングの結果、注目印刷ジョブの印刷時刻が、登録時に決定した印刷時刻と比べて早まるかどうかを判断し、早まらない場合はステップS313に戻る。ステップS316において、注目印刷ジョブの印刷時刻が、登録時に決定した印刷時刻と比べて早まると判断した場合は、注目印刷ジョブに対し、再スケジューリング処理にて決定した印刷時刻で管理タイムテーブルに再登録するとともに(ステップS317)、属性情報の予測印刷終了時刻を更新し(ステップS318)、属性情報に指定された宛先に対し、その旨を通知する(ステップS319)。ステップS313からの処理を、後続する予約印刷ジョブが無くなるまで繰り返して行う。後続する予約印刷ジョブがなくなると、本処理を終了する。
【0087】
図19は、第2実施形態における印刷ジョブの再スケジューリング処理のフローチャートである。まず、ステップS3151で、図18のステップS314における注目印刷ジョブと比べ、先行で予約されている印刷ジョブがあるかどうかを判断し、先行で予約されている印刷ジョブが無いと判断された場合は、ステップS3155にて、現在時刻を印刷開始可能時刻とし、この処理を終了する。これにより、図18のステップS316に移行し、その注目している印刷ジョブを直ちに印刷することが可能となる。ステップS3151において、先行で予約されている印刷ジョブがあると判断された場合は、ステップS3152にて、管理タイムテーブルを参照し、現在印実行中の印刷ジョブ以降の時間帯で、かつ注目印刷ジョブの実行時刻よりも早い時間帯に、印刷処理を行わない空きの時間帯があるかどうかを判断し、空きの時間帯が無いと判断された場合は、この処理を終了する。
【0088】
一方、ステップS3152において、空きの時間帯があると判断された場合は、ステップS3153にて、注目印刷ジョブの処理に要する時間が、空きの時間帯よりも短いかどうか、すなわち、注目印刷ジョブが、先行予約印刷ジョブと重複する事無く、空きの時間帯で実行可能かどうかを判断し、先行予約印刷ジョブと重複すると判断された場合は、ステップS3152に戻り、次の空き時間の検索を行う。ステップS3153において、注目印刷ジョブが、空きの時間帯で実行可能と判断された場合は、ステップS3154にて、空きの時間帯の先頭時刻を注目印刷ジョブの印刷開始可能時刻とし、この処理を終了する。
[第2実施形態の効果] 上記の第2実施形態によれば、先行する印刷ジョブのキャンセルにより後続の印刷ジョブの印刷が当初通知した印刷終了時刻よりも早い時刻に終了する場合に、変更した印刷終了時刻を改めて通知するようにしたので、その旨を後続の印刷ジョブの発行者に認識させる事が可能となり、出力文書が装置の出力トレイに長時間放置されて他人に見られたり、紛失したりするといった問題が解消される。
【0089】
また、上記の第2実施形態によれば、登録された印刷ジョブがキャンセルされた場合、後続する実行可能な印刷ジョブ抽出して、印刷処理を実行する事により、画像形成装置の稼動効率を向上させる事ができる。
[他の実施形態] なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記の第2実施形態では、印刷実行優先度を省略した場合について説明したが、第2実施形態でも、印刷実行優先度を考慮して、印刷ジョブの処理を行なうようにしてもよい。また逆に、第1実施形態の実行優先度を省略することも可能である。
【0090】
また、上記の実施形態では、印刷ジョブが中断された場合と、キャンセルされた場合とを別個に処理する場合について説明したが、本発明は、印刷ジョブが中断された場合とキャンセルされた場合との両方を処理するものであってもよい。
【0091】
また、上記の各実施形態では、説明を簡略化するために終了時刻予測部は実行優先度を考慮して印刷終了時刻を予測してはいないが、終了時刻予測部は実行優先度を考慮して印刷終了時刻を予想するようにしてもよい。
【0092】
更に、上記の各実施形態では、コンピュータが処理終了時刻設定部を有する場合について説明したが、処理終了時刻設定部は画像形成装置側に設けてもよいし、或いはコンピュータと画像形成装置の双方に設けるようにしてもよい。また、この処理終了時刻設定部は省略することも可能である。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、実行中の印刷ジョブが中断状態となっても、後続の予約印刷ジョブの処理を繰り上げ、繰り上げられた印刷ジョブの発行元に対し、その旨を通知するので、出力文書が装置の出力トレイ上に長時間放置されて他人に見られたり、紛失したりするといった問題が解決される。また、実行中の印刷ジョブが中断していても、その間に実行可能な印刷ジョブの処理を、様々な条件で抽出し、処理を実行する事により、画像形成装置の稼動効率を向上させる事ができる。
【0094】
また、本発明によれば、先行の印刷ジョブのキャンセルにより後続の印刷ジョブが当初通知した印刷終了時刻よりも早い時刻に印刷が終了する場合に、変更した印刷終了時刻を改めて通知するようにしたので、その旨を後続する印刷ジョブの発行者に認識させる事が可能となり、出力文書が装置の出力トレイに長時間放置されて他人に見られたり、紛失したりするといった問題が解消される。また、登録された印刷ジョブがキャンセルされた場合、後続する実行可能な印刷ジョブを抽出して、印刷処理を実行する事により、画像形成装置の稼動効率を向上させる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態のコア部5の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態における属性情報の例を示すブロック図である。
【図4】第1実施形態の管理タイムテーブルの構成例を示す図である。
【図5】第1実施形態における画像形成装置の印刷予約時のフローチャートである。
【図6】第1実施形態における画像形成装置の印刷開始時のフローチャートである。
【図7】第1実施形態における第1のジョブ抽出処理のフローチャートである。
【図8】第1実施形態における第2のジョブ抽出処理のフローチャートである。
【図9】第1実施形態における第3のジョブ抽出処理のフローチャートである。
【図10】第1実施形態における第4のジョブ抽出処理のフローチャートである。
【図11】第1実施形態における第5のジョブ抽出処理のフローチャートである。
【図12】第1実施形態における第6のジョブ抽出処理のフローチャートである。
【図13】第1実施形態の第1、第4、第5、及び第6の抽出処理における再スケジューリング処理のフローチャートである。
【図14】第1実施形態の第2、及び第3の抽出処理における再スケジューリング処理のフローチャートである。
【図15】第1実施形態の要部である画像形成装置の印刷ジョブの中断を処理するための機能ブロック図である。
【図16】第2実施形態における属性情報の例を示すブロック図である。
【図17】第2実施形態における画像形成装置の印刷開始フローチャートである。
【図18】第2実施形態におけるジョブキャンセル発生時のフローチャートである。
【図19】第2実施形態における印刷ジョブの再スケジューリング処理のフローチャートである。
【図20】第2実施形態の要部である画像形成装置の印刷ジョブのキャンセルを処理するための機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 MMI部
4 画像処理部
5 コア部
6 ファクシミリ部
7 ネットワークI/F部
8 フォーマッタ部
9 メモリ部
21 所要時間算出部
22 終了時刻予測部
23 終了時刻通知部
24 処理中断検出部
25 印刷ジョブ中断通知部
26 印刷不可能条件検出部
27 予約ジョブ抽出部
28 終了時刻再予測部
29 終了時刻更新部
30 終了時刻変更通知部
41 処理終了時刻設定部
42 実行優先度設定手段
51 印刷ジョブキャンセル受付部
52 終了時刻再予測部
53 終了時刻更新部
54 終了時刻変更通知部

Claims (15)

  1. 画像複写機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能のうち、少なくとも一つ以上の機能を含む画像形成装置であって、前記機能を使用して処理する印刷ジョブを受け付けたとき、画像データとともに受信する印刷ジョブの印刷条件などから作成される属性情報と、印刷条件に対する処理能力とに基づいて画像印刷に要する時間を算出する所要時間算出手段と、受け付けた印刷ジョブの処理終了時刻を予測する終了時刻予測手段と、前記終了時刻予測手段が予測した処理終了時刻を記憶する終了時刻記憶手段と、前記終了時刻予測手段が予測した処理終了時刻を所定の通知先に通知する処理終了時刻通知手段を備えた画像形成装置において、
    現在処理中の印刷ジョブが処理を中断している事を検出する処理中断検出手段と、
    前記処理中断検出手段が印刷ジョブの中断を検出したときに、後続する予約印刷ジョブに対し、前記予測した予約印刷ジョブの処理終了時刻を再予測する終了時刻再予測手段と、
    前記終了時刻再予測手段により予測された処理終了時刻が、前記終了時刻記憶手段に記憶されている処理終了時刻と異なるときに、前記終了時刻記憶手段に記憶されている処理終了時刻を、前記終了時刻再予測手段により予測された処理終了時刻に更新する終了時刻更新手段と、
    前記終了時刻更新手段により更新された処理終了時刻を所定の通知先に通知する終了時刻再通知手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記処理中断検出手段が印刷ジョブの中断を検出したときに、当該印刷ジョブの中断を、所定の通知先に通知する印刷ジョブ中断通知手段と、
    前記処理中断検出手段が印刷ジョブの中断を検出したときに、実行が不可能な印刷条件を検出する印刷不可能条件検出手段と、
    前記処理中断検出手段が印刷ジョブの中断を検出したときに、後続で予約された印刷ジョブの属性情報から、前記印刷不可能条件検出手段により検出された印刷条件を含まない予約印刷ジョブを抽出する予約ジョブ抽出手段と、を備え、
    前記終了時刻再予測手段は、前記予約ジョブ抽出手段により抽出した予約印刷ジョブに対し、前記予測した予約印刷ジョブの処理終了時刻を再予測するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷ジョブの発行元は、発行する印刷ジョブに対して処理終了時刻を設定する処理終了時刻設定手段を備え、前記終了時刻予測手段は前記処理終了時刻設定手段により設定された処理終了時刻を考慮して処理終了時刻を予測することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記処理終了時刻設定手段により処理終了時刻が設定されたとき、設定された処理終了時刻と前記所要時間算出手段により算出された印刷時間とから特定される印刷に要する印刷時間帯が、先行して予約された印刷ジョブの処理が行われる印刷時間帯の一部または全部と重複しているときに、印刷ジョブの受け付けを無効とするとともに、その旨を所定の通知先に通知する印刷ジョブ無効通知手段を有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記処理終了時刻設定手段による印刷ジョブの処理終了時刻が設定されている印刷ジョブは、前記予約ジョブ抽出手段による印刷ジョブの抽出の対象外とすることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷ジョブの発行元又は画像形成装置の少なくとも一方は、印刷ジョブに対して印刷処理の実行優先度を設定する実行優先度設定手段を備え、前記予約ジョブ抽出手段は、前記印刷不可能条件検出手段により検出された印刷条件を含まない予約印刷ジョブの中で、中断している印刷ジョブの実行優先度と同等か、これより高い実行優先度が設定されている印刷ジョブを優先して抽出することを特徴とする請求項2、3、4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記予約ジョブ抽出手段は、前記印刷不可能条件検出手段により検出された印刷条件を含まない予約印刷ジョブの中で、前記終了時刻記憶手段に記憶する印刷の処理終了時刻が一番早い予約印刷ジョブを優先して抽出することを特徴とする請求項2、3、4、5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記予約ジョブ抽出手段は、前記印刷不可能条件検出手段により検出された印刷条件を含まない予約印刷ジョブの中で、前記所要時間算出手段により算出した印刷時間が一番短い予約印刷ジョブを優先して抽出することを特徴とする請求項2、3、4、5又は6に記載の画像形成装置。
  9. 前記予約ジョブ抽出手段は、前記印刷不可能条件検出手段により検出された印刷条件を含まない予約印刷ジョブの中で、蓄積された画像のデータ量が一番小さい予約印刷ジョブを優先して抽出することを特徴とする請求項2,3,4、4又は6に記載の画像形成装置。
  10. 前記予約ジョブ抽出手段は、前記印刷不可能条件検出手段により検出された印刷条件を含まない予約印刷ジョブの中で、蓄積された画像のデータ量が一番大きい予約印刷ジョブを優先して抽出することを特徴とする請求項2、3、4、5又は6に記載の画像形成装置。
  11. 前記予約ジョブ抽出手段は、前記印刷不可能条件検出手段により検出された印刷条件を含まない全ての予約印刷ジョブを抽出することを特徴とする請求項2、3、4、5又は6に記載の画像形成装置。
  12. 画像複写機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能のうち、少なくとも一つ以上の機能を含む画像形成装置であって、前記機能を使用して処理する印刷ジョブを受け付けたとき、画像データとともに受信する印刷ジョブの印刷条件などから作成される属性情報と、印刷条件に対する処理能力とに基づいて画像印刷に要する時間を算出する所要時間算出手段と、前記所要時間算出手段により算出した印刷時間と現在印刷中の印刷ジョブや先行して予約されている印刷ジョブの状況などから、受け付けた印刷ジョブの処理終了時刻を予測する終了時刻予測手段と、前記終了時刻予測手段が予測した処理終了時刻を記憶する終了時刻記憶手段と、前記終了時刻予測手段が予測した処理終了時刻を所定の通知先に通知する処理終了時刻通知手段を備えた画像形成装置において、
    現在処理中の印刷ジョブや先行して予約された印刷ジョブのキャンセルなどを受け付ける印刷ジョブキャンセル受付手段と、
    前記印刷ジョブキャンセル受付手段によって先行して予約された印刷ジョブのキャンセルを受け付けた事により、後続する印刷ジョブに対し前記予測した印刷ジョブの処理終了時刻を再予測する終了時刻再予測手段と、
    前記終了時刻再予測手段により予測された処理終了時刻が前記終了時刻記憶手段に記憶した処理終了時刻と異なる場合に、前記終了時刻記憶手段に記憶している処理終了時刻を、終了時刻再予測手段により予測された処理終了時刻に更新する予測時刻更新手段と、
    前記終了時刻再予測手段により予測された処理終了時刻を所定の通知先に通知する終了時刻変更通知手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記終了時刻再予測手段は、キャンセルされた印刷ジョブの後に予約されている全ての印刷ジョブに対して処理終了時刻を再予測することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記印刷ジョブの発行元は、印刷ジョブを発行するときに、希望する印刷ジョブの処理終了時刻を設定する処理終了時刻設定手段を備え、印刷ジョブの処理終了時刻が設定されている印刷ジョブは、前記終了時刻再予測手段による印刷ジョブ終了時刻の再予測の対象外とすることを特徴とする請求項12又13に記載の画像形成装置。
  15. 前記印刷ジョブの予約を受け付けるとき、前記発行元が設定した処理終了時刻と印刷時間から特定される印刷に要する印刷時間帯が、先行して予約された印刷ジョブの印刷時間帯の一部または全部と重複している場合は、印刷ジョブの受け付けを無効とするとともに、その旨を所定の通知先に通知する印刷ジョブ無効通知手段を備えることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
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