JP2005013334A - 食品類茹で装置用給水バルブ - Google Patents
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Abstract
【課題】うどん、そば、ラーメン、スパゲッティー、マカロニ等の食品類の茹で作業時に漸次減少する茹で湯に水を補給するに際し、茹で槽内の加熱された既存の茹で湯の極端な温度低下を防止する。
【解決手段】ボールバルブ1であって、ボール2に形成した流通路4の両端部の開口縁に、前記ボールが回転したときに弁箱5側との間で最初の流通路が形成されることになる箇所に切欠部3を形成し、あるいはボールを回転させるレバー6を弁箱の外部に配設するとともに、切欠部のみが開放した段階でボールの回転を停止せしめるアジャスターストッパー7を配設した。
【選択図】 図1
【解決手段】ボールバルブ1であって、ボール2に形成した流通路4の両端部の開口縁に、前記ボールが回転したときに弁箱5側との間で最初の流通路が形成されることになる箇所に切欠部3を形成し、あるいはボールを回転させるレバー6を弁箱の外部に配設するとともに、切欠部のみが開放した段階でボールの回転を停止せしめるアジャスターストッパー7を配設した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、食品類の茹で作業時に漸次減少する茹で湯に水を補給するに際し、茹で槽内の加熱された既存の茹で湯の極端な温度低下を防止することができるようにした食品類茹で装置用給水バルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばうどん、そば、ラーメン、スパゲッティー、マカロニ等に代表される茹で食品にあっては、茹で装置によって茹でられるが、この茹で装置には、茹で槽があり、この茹で槽内に湯を蓄えて、この湯によって茹でることになる。
【0003】
するとこの茹で湯は茹で作業時に必然的にうどん等に含浸することになり、また茹でたうどん等を茹で槽から引き出すとなると、うどんの等の外部に付着することによっても茹で湯は漸次減少することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように不足した茹で湯を補うためには水を補給することになるが、この補給する水は、当然のことながら冷たいものであるから茹で槽内の湯の温度が急激に低下し、これを回復させるためには相応の熱源を要し、燃料の無駄になるのであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこでこの発明に係る食品類茹で装置用給水バルブ(請求項1)は前記の課題を解決するために、ボールバルブであって、ボールに形成した流通路の両端部の開口縁に、前記ボールが回転したときに弁箱側との間で最初の流通路が形成されることになる箇所に切欠部を形成したものである。
【0006】
またこの発明に係る食品類茹で装置用給水バルブ(請求項2)は前記の課題を解決するために、前記ボールを回転させるレバーを弁箱の外部に配設するとともに、切欠部のみが開放した段階でボールの回転を停止せしめるアジャスターストッパーを配設したものである。
【0007】
さらにこの発明に係る食品類茹で装置用給水バルブ(請求項3)は前記の課題を解決するため、他の補助バルブに、流通路が互いに連通するように連結したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次にこの発明に係る食品類茹で装置用給水バルブの実施の形態を図面に基づいて述べると、1は一種のボールバルブであり、2はそのボールである。3は前記ボール2の流通路4の両端に形成した切欠部であり、求める流量により異なるが、一例として幅が大略0.1〜0.5mm、深さが大略5.0〜2.0mm程度に形成してある。
【0009】
5は前記ボールバルブ1の弁箱であり、6はこの弁箱5の外部に配設したレバーである。このレバー6はボール2を開閉させるためのものであり、したがってこのレバー6はボール2に連結してある。
【0010】
7はボール2を回転せしめ、このボール2に形成されている前記切欠部3のみが開放された時点でボール2の回転を停止せしめるためのアジャスターストッパーであり、前記弁箱5の外部でレバー6の回転軌跡に配設してある。
【0011】
本願発明に関する請求項1及び請求項2に記載したボールバルブ1の構成は以上であり、8は他の補助バルブであるが、補助バルブ8は前記ボールバルブ1に対して流通路4,4’が互いに連通するように連結してある。ここにおいて補助バルブ8は前記の条件さえ満たせば如何なるものであってもよいが、ここにおいてはボールバルブに例にとって説明する。すなわちこの補助バルブ8はボールバルブ1とは異なり、ボール2’の一部に切欠部を形成しておらず、その意味ではごく通常のボールバルブである。すなわち内部に流通路4’を形成したボール2’を有し、このボール2’を回転させるためのレバー6’を配設してある。
【0012】
しかして茹で作業を開始するに当たり、茹で槽9に必要量の水を供給する場合はボールバルブ1及び補助バルブ8を全開の状態にする。
【0013】
そしてこの水を加熱し、茹で作業を行うが、この茹で湯は漸次減少するので、減少した分の給水をする場合は、補助バルブ8のバルブは開にし、他のボールバルブ1は前記切欠部3の部分のみを開放状態にして少量の水を供給するのである。したがって供給される水が切欠部3を経由して少量づつ安定して供給されるために、すでに加熱されている茹で湯の温度を急激に低下させることはないのであり、また安定して給水されるので、ガスバルブを調整することにより、給水されながら茹で湯を沸騰させることになるのである。
【0014】
また水の供給を必要としない場合は補助バルブ8を全閉とすればよいのである。
【0015】
ここにおいて、補助バルブ8を用いるのは、下記の理由によるものである。すなわち、前記ボールバルブ1のボール2にはその流通路4の両端に切欠部3が形成されているために、このボール2を90度回転させても、前記切欠部3は常に開放された状態を呈するため、いわゆる全閉の状態を形成することができず、したがって常時水漏れ的状態が生じるところ、これを防止するためである。
【0016】
【発明の効果】
前記のようにこの発明に係る食品類茹で装置用給水バルブ(請求項1)によれば、ボールバルブであって、ボールに形成した流通路の両端部の開口縁に、前記ボールが回転したときに弁箱側との間で最初の流通路が形成されることになる箇所に切欠部を形成してあるので、加熱された茹で湯に水を供給しても、既存の茹で湯の極端な温度低下が生じないという効果を有するのである。
【0017】
またこの発明に係る食品類茹で装置用給水バルブ(請求項2)によれば、ボールを回転させるレバーを弁箱の外部に配設するとともに、切欠部のみが開放した段階でボールの回転を停止せしめるアジャスターストッパーを配設してあるので、レバーによりボールを回転させても、切欠部のみが開放される状態を呈することができ、したがってレバー操作を無意識に行ったとしても、確実に少量の水の供給を行うことができると同時に、アジャスターストッパーの調整により求める流量を簡単に求めることができるという効果を有するのである。
【0018】
さらにこの発明に係る食品類茹で装置用給水バルブ(請求項3)によれば、他の全閉可能な補助バルブに、流通路が連通するように連結してあるので、ボールに切欠部を形成したボールバルブから漏れ出る水が不慮に茹で槽に入ることを防止することができるという効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る食品類茹で装置用給水バルブの一実施例を示す平面図(イ)及び側面図(ロ)である。
【図2】図1(ロ)のA−A線断面図である。
【図3】この発明に係る食品類茹で装置用給水バルブに対して補助バルブを連結した状態を示す平面図である。
【図4】図4の断面図である。
【符号の説明】
1 ボールバルブ
2,2’ ボール
3 切欠部
4,4’ 流通路
5 弁箱
6,6’ レバー
7 アジャスターストッパー
8 補助バルブ
【産業上の利用分野】
この発明は、食品類の茹で作業時に漸次減少する茹で湯に水を補給するに際し、茹で槽内の加熱された既存の茹で湯の極端な温度低下を防止することができるようにした食品類茹で装置用給水バルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばうどん、そば、ラーメン、スパゲッティー、マカロニ等に代表される茹で食品にあっては、茹で装置によって茹でられるが、この茹で装置には、茹で槽があり、この茹で槽内に湯を蓄えて、この湯によって茹でることになる。
【0003】
するとこの茹で湯は茹で作業時に必然的にうどん等に含浸することになり、また茹でたうどん等を茹で槽から引き出すとなると、うどんの等の外部に付着することによっても茹で湯は漸次減少することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように不足した茹で湯を補うためには水を補給することになるが、この補給する水は、当然のことながら冷たいものであるから茹で槽内の湯の温度が急激に低下し、これを回復させるためには相応の熱源を要し、燃料の無駄になるのであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこでこの発明に係る食品類茹で装置用給水バルブ(請求項1)は前記の課題を解決するために、ボールバルブであって、ボールに形成した流通路の両端部の開口縁に、前記ボールが回転したときに弁箱側との間で最初の流通路が形成されることになる箇所に切欠部を形成したものである。
【0006】
またこの発明に係る食品類茹で装置用給水バルブ(請求項2)は前記の課題を解決するために、前記ボールを回転させるレバーを弁箱の外部に配設するとともに、切欠部のみが開放した段階でボールの回転を停止せしめるアジャスターストッパーを配設したものである。
【0007】
さらにこの発明に係る食品類茹で装置用給水バルブ(請求項3)は前記の課題を解決するため、他の補助バルブに、流通路が互いに連通するように連結したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次にこの発明に係る食品類茹で装置用給水バルブの実施の形態を図面に基づいて述べると、1は一種のボールバルブであり、2はそのボールである。3は前記ボール2の流通路4の両端に形成した切欠部であり、求める流量により異なるが、一例として幅が大略0.1〜0.5mm、深さが大略5.0〜2.0mm程度に形成してある。
【0009】
5は前記ボールバルブ1の弁箱であり、6はこの弁箱5の外部に配設したレバーである。このレバー6はボール2を開閉させるためのものであり、したがってこのレバー6はボール2に連結してある。
【0010】
7はボール2を回転せしめ、このボール2に形成されている前記切欠部3のみが開放された時点でボール2の回転を停止せしめるためのアジャスターストッパーであり、前記弁箱5の外部でレバー6の回転軌跡に配設してある。
【0011】
本願発明に関する請求項1及び請求項2に記載したボールバルブ1の構成は以上であり、8は他の補助バルブであるが、補助バルブ8は前記ボールバルブ1に対して流通路4,4’が互いに連通するように連結してある。ここにおいて補助バルブ8は前記の条件さえ満たせば如何なるものであってもよいが、ここにおいてはボールバルブに例にとって説明する。すなわちこの補助バルブ8はボールバルブ1とは異なり、ボール2’の一部に切欠部を形成しておらず、その意味ではごく通常のボールバルブである。すなわち内部に流通路4’を形成したボール2’を有し、このボール2’を回転させるためのレバー6’を配設してある。
【0012】
しかして茹で作業を開始するに当たり、茹で槽9に必要量の水を供給する場合はボールバルブ1及び補助バルブ8を全開の状態にする。
【0013】
そしてこの水を加熱し、茹で作業を行うが、この茹で湯は漸次減少するので、減少した分の給水をする場合は、補助バルブ8のバルブは開にし、他のボールバルブ1は前記切欠部3の部分のみを開放状態にして少量の水を供給するのである。したがって供給される水が切欠部3を経由して少量づつ安定して供給されるために、すでに加熱されている茹で湯の温度を急激に低下させることはないのであり、また安定して給水されるので、ガスバルブを調整することにより、給水されながら茹で湯を沸騰させることになるのである。
【0014】
また水の供給を必要としない場合は補助バルブ8を全閉とすればよいのである。
【0015】
ここにおいて、補助バルブ8を用いるのは、下記の理由によるものである。すなわち、前記ボールバルブ1のボール2にはその流通路4の両端に切欠部3が形成されているために、このボール2を90度回転させても、前記切欠部3は常に開放された状態を呈するため、いわゆる全閉の状態を形成することができず、したがって常時水漏れ的状態が生じるところ、これを防止するためである。
【0016】
【発明の効果】
前記のようにこの発明に係る食品類茹で装置用給水バルブ(請求項1)によれば、ボールバルブであって、ボールに形成した流通路の両端部の開口縁に、前記ボールが回転したときに弁箱側との間で最初の流通路が形成されることになる箇所に切欠部を形成してあるので、加熱された茹で湯に水を供給しても、既存の茹で湯の極端な温度低下が生じないという効果を有するのである。
【0017】
またこの発明に係る食品類茹で装置用給水バルブ(請求項2)によれば、ボールを回転させるレバーを弁箱の外部に配設するとともに、切欠部のみが開放した段階でボールの回転を停止せしめるアジャスターストッパーを配設してあるので、レバーによりボールを回転させても、切欠部のみが開放される状態を呈することができ、したがってレバー操作を無意識に行ったとしても、確実に少量の水の供給を行うことができると同時に、アジャスターストッパーの調整により求める流量を簡単に求めることができるという効果を有するのである。
【0018】
さらにこの発明に係る食品類茹で装置用給水バルブ(請求項3)によれば、他の全閉可能な補助バルブに、流通路が連通するように連結してあるので、ボールに切欠部を形成したボールバルブから漏れ出る水が不慮に茹で槽に入ることを防止することができるという効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る食品類茹で装置用給水バルブの一実施例を示す平面図(イ)及び側面図(ロ)である。
【図2】図1(ロ)のA−A線断面図である。
【図3】この発明に係る食品類茹で装置用給水バルブに対して補助バルブを連結した状態を示す平面図である。
【図4】図4の断面図である。
【符号の説明】
1 ボールバルブ
2,2’ ボール
3 切欠部
4,4’ 流通路
5 弁箱
6,6’ レバー
7 アジャスターストッパー
8 補助バルブ
Claims (3)
- ボールバルブであって、ボールに形成した流通路の両端部の開口縁に、前記ボールが回転したときに弁箱側との間で最初の流通路が形成されることになる箇所に切欠部を形成したことを特徴とする食品類茹で装置用給水バルブ。
- ボールを回転させるレバーを弁箱の外部に配設するとともに、切欠部のみが開放した段階でボールの回転を停止せしめるアジャスターストッパーを配設した請求項1記載の食品類茹で装置用給水バルブ。
- 他の補助バルブに、流通路が互いに連通するように連結した請求項1又は請求項2記載の食品類茹で装置用給水バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003179585A JP2005013334A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | 食品類茹で装置用給水バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003179585A JP2005013334A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | 食品類茹で装置用給水バルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005013334A true JP2005013334A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34180873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003179585A Pending JP2005013334A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | 食品類茹で装置用給水バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005013334A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7890323B2 (en) | 2004-07-28 | 2011-02-15 | The University Of Tokushima | Digital filtering method, digital filtering equipment, digital filtering program, and recording medium and recorded device which are readable on computer |
-
2003
- 2003-06-24 JP JP2003179585A patent/JP2005013334A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7890323B2 (en) | 2004-07-28 | 2011-02-15 | The University Of Tokushima | Digital filtering method, digital filtering equipment, digital filtering program, and recording medium and recorded device which are readable on computer |
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