JP2005013069A - 野菜等の保存方法 - Google Patents

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修平 正井
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正博 矢崎
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和彦 上野
Nobunari Irie
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Abstract

【課題】野菜等に存在する菌数の増殖をより長時間抑えることができる日持ち効果の高い野菜等の保存方法を提供する。
【解決手段】野菜等を、0.001〜0.05%の亜塩素酸ナトリウム水溶液に、少なくとも10分間浸漬させ水切り後に保存するか、若しくは浸漬させた状態で保存する。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、野菜等の保存方法であって、より長期にわたり菌の増殖を抑え鮮度を維持することができる日持ち効果の高い保存方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自然環境には多くの細菌が存在しており、食品材料である魚介類・畜産動物・野菜類などにもある程度細菌が存在している。これらの細菌は基本的に数が少なければ衛生上問題はないと考えられているが、増殖したそ場合、それが腐敗細菌であれば品質の劣化を引き起したり、病原細菌であれば食中毒や経口伝染病等を引き起すことがある。
【0003】
そこで、食材中に存在する一般生菌の数を測定して、その食材の衛生状態を検査することが一般的に行われている。通常、生野菜の一般生菌は1グラム中に100〜10個程度存在しており、例えば、きゅうりの場合だと1グラム中に約1000個の菌が存在している。このような一般生菌数が10個/g以上に増殖していれば、その食材は腐敗しているとされ、食べれば食中毒等を引き起す可能性がある。ちなみに、きゅうりなどは、夏場では傷みが早くて、食中毒を引き起こすおそれがあるので、お弁当やサンドウィッチ用の素材から除外されることがある。
【0004】
したがって、野菜等を保存する場合、特に海外から野菜等を輸入する場合に、2日間以上保存しなければならないときには、菌の増殖を抑えるため一般的に以下に示すような方法で保存されている。
【0005】
方法▲1▼:野菜等をそのまま常温または冷蔵若しくは冷凍した状態で保存する。方法▲2▼:野菜等を水洗して付着している土などの汚れを落とした後に、そのまま常温または冷蔵若しくは冷凍した状態で保存する。方法▲3▼:野菜を水洗した後に次亜塩素酸ナトリウム水溶液(若しくは亜塩素酸ナトリウム水溶液)で洗浄して殺菌し、再び水洗して次亜塩素酸ナトリウムを洗い流した後、水の入った袋等に詰める。そして袋等を密封し野菜を水に浸漬させた状態で保存する。方法▲4▼:方法▲3▼おいて、野菜と水とが入った袋等を加熱した後に保存する。方法▲5▼:方法▲3▼や方法▲4▼において、袋等に入れる水にクエン酸やリンゴ酸等の有機酸を0.2〜0.6重量%前後添加する。方法▲6▼:あらかじめ野菜等を次亜塩素酸ナトリウムなどの漂白剤で殺菌処理し、方法▲1▼〜▲5▼を行う(この方法は野菜の種類に応じて用いられる)。これらのような保存方法に関連する先行技術文献情報としては、次のものを挙げることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開平06−245696号公報(第2〜4頁)
【特許文献2】
特開2001−231441号公報(第2頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の方法により野菜等を保存した場合には、次のような問題点がある。
1.常温や冷蔵の保存の場合には、保存性が良くないために腐敗しやすく、大腸菌群が陽性の反応を示し、食中毒等を引き起こすことがある。
2.野菜等をよく水で洗浄したり、次亜塩素酸ナトリウム水溶液(若しくは亜塩素酸ナトリウム水溶液)で洗浄して殺菌したとしても、一般生菌を10〜100個/g程度しか減少させることができない。
3.加熱処理をした場合には物性が変化し、生野菜として利用できなくなることがある。また、袋に入れた水に有機酸を入れすぎ、水の水素イオン指数(以下、pHとも表す)が、4を大幅に下回った場合には、野菜が白く変色し、やわらかくなることがある。
【0008】
本発明はこれらの問題点を解決するため、野菜等の菌の増殖を抑えることができる、日持ち効果の高い野菜等の保存方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の問題点を解決すべく種々の研究を重ね、野菜等を所定濃度の亜塩素酸ナトリウム水溶液に浸漬すれば、一般生菌数を大幅に減少させることができ、より長期間にわたり鮮度を維持できることを見出し本発明を為すに至った。
【0010】
すなわち本発明は、野菜等を、0.001〜0.05%の亜塩素酸ナトリウム水溶液に、少なくとも10分間浸漬させ水切り後保存するか、若しくは浸漬させた状態で保存することを特徴としている。
このように、野菜等を0.001〜0.05%の亜塩素酸ナトリウム水溶液に、少なくとも10分間以上浸漬させ、水切り後に保存するか、若しくは亜塩素酸ナトリウム水溶液に浸漬した状態で保存すれば、野菜等の表面や内部に存在する一般生菌を大幅に減少させることができるのである。
【0011】
しかも、その増殖をより長期にわたって抑えることができるだけでなく、大腸菌群についても陰性の状態、つまり食中毒等のおそれがない状態を維持することができるので、鮮度を落とすことなく、より安全な野菜等の保存が可能となる。
【0012】
亜塩素酸ナトリウム水溶液の濃度を0.001〜0.05%の低濃度にすれば、野菜等に付いた亜塩素酸ナトリウムを、分解や洗浄等によって確実に除去できるので、野菜等の人体に対する安全性を確保することができるのである。
【0013】
また、保存は5℃前後の低温で行う方が良いが、常温でもかまわない。また、野菜の種類によっては、冷凍状態で保存しても良い。
【0014】
なお、野菜等とは生野菜や野菜の漬物・冷凍野菜等の加工品のことをいい、野菜にはきゅうり・大根・人参・ごぼう・タケノコ・レンコン・白菜・キャベツ・ほうれん草・ネギ・フキ・ニラ・セロリ・アスパラガス・ブロッコリー・レタス・チンゲン菜・ニンニク・ナス・トマト・ピーマン・インゲン・ソラ豆・サツマ芋・ジャガ芋・里芋・長芋・タマネギ・ワサビ・シイタケ・エノキダケ・シメジ等を上げることができる。これらのうち、特に鮮度とシャキシャキとした食感とが求められる場合が多い、きゅうり・ねぎ・レタスなどの保存に好適なものである。
【0015】
また、亜塩素酸ナトリウム水溶液に、食塩を0.1〜30%濃度となるように含有させても良い。このようにすれば、漬物の場合と同様の作用が起こり、浸透圧により野菜等中の水分が外に排水されるのとは逆に、水溶液中の食塩が野菜等の中に入り込むこととなる。この作用にともなって、亜塩素酸ナトリウムが野菜等の中に入り込み易くなるため、殺菌作用が高まり菌数をより下げることができるである。さらに、食塩には防腐や退色防止等の作用があるため、野菜等の日持ちをより良くするだけでなく、見た目の新鮮さも維持することができるようになる。
【0016】
このような亜塩素酸ナトリウムは不安定な物質で分解し易いため、亜塩素酸ナトリウム水溶液にアルカリ性の物質、例えば、炭酸ナトリウムや炭酸水素ナトリウムウムなどを添加し、水溶液自体をアルカリ性にして、亜塩素酸ナトリウムを安定化させるのが好ましい。これにより、亜塩素酸ナトリウム水溶液自体を長期間保存することが可能となる。
【0017】
そして、アルカリ性にした亜塩素酸ナトリウム水溶液に、有機酸および無機酸のうち少なくともいずれか一方を含有させれば、再び亜塩素酸ナトリウムが不安定な状態に戻って、塩素が遊離した状態となるため、その塩素の殺菌作用により菌増殖の抑制作用を助長できるのである。したがって、有機酸や無機酸の殺菌作用と塩素の殺菌作用との相乗効果により、野菜の日持ちをより良くすることができるのである。
【0018】
有機酸としてはクエン酸・リンゴ酸・酢酸・酒石酸・グルコン酸・フマル酸等を用いることができ、無機酸としてはリン酸等を用いることができる。その濃度としては0.001〜0.2%が好ましく、これより多すぎると、亜塩素酸ナトリウム水溶液のpHが、4の値を大幅に下回ることとなり、野菜等が白く変色し、使用できなくなる場合がある。
【0019】
また、アルカリ性にした亜塩素酸ナトリウム水溶液に、有機酸および無機酸のうち少なくとも一方と、これらの塩のうち少なくとも一つとを混合し、水素イオン指数を4〜6.5にした混合液を、0.01〜5.0%の濃度となるように、含有させてもよい。
【0020】
このようにすれば、亜塩素酸ナトリウム水溶液のpHを、4の値から大幅に下げることなく、より多量の有機酸または無機酸を混ぜることができるので、酸を用いた場合の欠点である変色や変質等を起こすことなく、酸の利点である殺菌作用をより有効に利用できるようになる。したがって、野菜等の日持ち効果を、より一層向上させることが可能となる。
【0021】
また、野菜等を、亜塩素酸ナトリウム水溶液に、少なくとも10分間浸漬した後に水切りを行い、一旦冷凍してから、それを解凍し保存することもできる。このような保存方法を用いれば、日持ちしにくい野菜等、例えばねぎ等を、より長期間保存できるようになる。つまり、冷凍すると菌の繁殖が止まり、解凍した後でも菌の増殖が抑えられるからである。このように保管したねぎは、シャキシャキとした食感や風味、さらに青々とした色艶を損なうことがない。
【0022】
野菜としてきゅうりを用いる場合には、次のようにするのが好ましい。つまり、水洗いしたきゅうりを、重量比で約2倍の量の前記亜塩素酸ナトリウム水溶液に浸漬し、その状態で5℃前後の温度で保存するのである。
【0023】
こうすれば、きゅうりのみずみずしさを、より長期間維持することができるので、シャキシャキとした食感や風味、さらに青々とした色を長持ちさせることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、発明にかかる野菜またはその加工品の保存方法についての実施形態を説明する。
【0025】
本実施例では、8.5%濃度で亜塩素酸ナトリウムが含有されている添加剤を水に加えたものを、亜塩素酸ナトリウム水溶液として使用することとする。この添加剤は、アルカリ性物質である炭酸水素ナトリウムが4.5%の濃度で添加され、アルカリ性となっている。水溶液をアルカリ性にしておけば、不安定な亜塩素酸ナトリウムを安定化させることができ、水溶液自体の長期保存が可能となるのである。このような添加剤として、例えば、昭和商事株式会社製/商品名:アイエム−85などを使用するができる。
【0026】
このような亜塩素酸ナトリウム水溶液を、浸漬液(以下、注入液ともいう)として使用し保存した、きゅうりやネギの保存状態を調べるとともに、亜塩素酸ナトリウム水溶液に食塩やクエン酸(有機酸)を添加した場合や、醸造酢と酢酸ナトリウム(有機酸塩)との混合液を添加した場合等の保存状態も調べた。また、亜塩素酸ナトリウム水溶液を用いた場合と、浸漬液に水や食塩水およびクエン酸水溶液などを用いた場合との比較テストを行った。
【0027】
1)比較テストA
実施例1
きゅうりを水洗いした後にポリ袋に入れ、添加剤を0.1%の濃度で水に添加した浸漬液(亜塩素酸ナトリウムの濃度は0.0085%)を、きゅうりとの重量比2:1(浸漬液:きゅうり=2:1)の割合でポリ袋に注入し、きゅうりを亜塩素酸ナトリウム水溶液に浸漬した状態でポリ袋の口をシールして、5℃の温度で10日間保存した。そして、このような処理直後(即ち、保存前)と保存1日目と10日目とのきゅうりの一般生菌数と大腸菌群の反応について調べた。
【0028】
その結果、1日目に大幅な菌の減少が見られ、処理直後の2000個/gから1/6以下の300個/g以下となった。10日目でもその数は300個/gを越えることはなく、大腸菌群についても保存中に陰性を示すことはなかった。また、形が崩れたり黒味がかった色の変化が現れるなどの外観的変化や、異臭がするといった腐敗を示すような変化は見られかった。
【0029】
比較例A1・比較例A2
比較例A1は、浸漬液に水を用いたこと以外は実施例1と同様である。また、比較例A2は、比較例A1と処理の方法が異なるもので、水洗いした後に濃度200ppmの次亜塩素酸ナトリウム水溶液に10分間浸漬し、その後水洗し次亜塩素酸ナトリウムを洗い落としたものである。
【0030】
実施例A1とA2とのきゅうりは、保存1日目で菌の増殖が見られ(A1は2000個/gから45000個/g、A2は1500個/gから43000個/g)、10日目には一般生菌数が腐敗を示す数(約10個/g以上)にまで増加した。また、形が崩れ黒味がかった色に変色し異臭がするなど、腐敗が進行している状態を示した。大腸菌群についても10日目で陽性の反応を示した。
【0031】
表1に、実施例1と比較例A1・A2との各処理の法と、浸漬液についてまとめ、表2にそれらのテスト結果についてまとめた。
【0032】
【表1】
Figure 2005013069
【0033】
【表2】
Figure 2005013069
【0034】
2)比較テストB
実施例2
添加剤を0.2%の濃度で水に添加した浸漬液(亜塩素酸ナトリウムの濃度は0.017%)に、ネギを24時間浸漬した後水洗し、水切りをしてから、−20℃の温度で冷凍する処理を行った。その後、ネギを解凍し、5℃の温度で5日間保存した。このネギについて、処理の前後および解凍後3日目と5日目との一般生菌数を調べた。
【0035】
その結果、添加剤を含んだ浸漬液の処理の後には、菌数が、処理前(4500個/g)に比較して1/45以下の100個/g以下となり、大幅な菌の減少が見られた。また、その菌数の少ない状態は解凍後5日目においても維持することができ、ねぎは風味や香りが良くみずみずしかった。
【0036】
比較例B1
比較例B1は、添加剤を0.2%の濃度で水に添加した浸漬液に24時間浸漬する代わりに、濃度200ppmの次亜塩素酸ナトリウム水溶液に10分間浸漬したことを除いては実施例2と同じである。そして、比較例B2のネギについても、処理の前後および解凍後3日目と5日目との一般生菌数を調べた。
【0037】
その結果は、次亜塩素酸ナトリウム水溶液で浸漬処理した後でも、処理前に比べて菌数の減少が1000個/g程度(4500個/gから3200個/g)にとどまり、大幅な菌の減少は見られなかった。また、解凍後3日目には、処理後に比べて菌が約30倍(85000個/g)に増殖し、5日目には菌数が10個/g以上となるとともに、外観が黒味を帯びた色に変色しているだけでなく異臭もしており腐食が確認された。
【0038】
実施例2と比較例B1との処理の方法を表3にまとめ、それぞれのテストの結果を表4にまとめることとする。
【0039】
【表3】
Figure 2005013069
【0040】
【表4】
Figure 2005013069
【0041】
3)比較テストC
実施例3
きゅうりを水洗いした後にポリ袋に入れ、浸漬液(添加剤を0.1%濃度で添加するとともに、食塩を15%濃度で水に添加したもの)を、きゅうりとの重量比2:1(浸漬液:きゅうり=2:1)の割合でポリ袋に注入し、浸漬液に浸した状態でポリ袋の口をシールして、5℃の温度で10日間保存した。そして、このような処理の直後(即ち、保存前)と保存1日目と10日目とのきゅうりの一般生菌数と大腸菌群の反応について調べた。
【0042】
その結果、1日目に大幅な菌の減少(処理直後の2000個/gから約1/6以下の300個/g)が見られ、その後も菌の増殖が抑えられ10日目でもその数は300個/gを越えることはなかった。大腸菌群についても保存中に陰性を示すことはなく、外観的にも形が崩れたり黒味がかった色の変化や異臭がするなどの現象は見られず、腐食は確認されなかった。
【0043】
比較例C1・比較例C2
比較例C1は、浸漬液に15%食塩水を用いたこと以外は実施例3と同じである。また、比較例C2は、比較例C1と処理の方法が異なるもので、水洗いした後に濃度200ppmの次亜塩素酸ナトリウム水溶液に10分間浸漬し、その後水洗して次亜塩素酸ナトリウムを洗い落としたものである。そして、実施例3と同様、処理の直後と保存1日目と10日目とのきゅうりの一般生菌数と大腸菌群の反応を調べた。
【0044】
比較例C1・C2のきゅうりはどちらも、保存1日目で3〜4倍の菌の増殖(C1は2000個/gから7200個/g、C2は1500個/gから6800個/g)が見られ、10日目には一般生菌数が腐敗を示す数(約10個/g以上)にまで増加した。また、形が崩れ黒味がかった色に変色し異臭がするなど、腐敗が進行している状態を示した。大腸菌群については比較例C1・C2共に、10日目で陽性の反応を示した。
【0045】
表5に、実施例3と比較例C1・C2の各処理方法と、浸漬液についてまとめ、表6にそれらのテスト結果についてまとめている。
【0046】
【表5】
Figure 2005013069
【0047】
【表6】
Figure 2005013069
【0048】
4)比較テストD
実施例4
きゅうりを水洗いした後にポリ袋に入れ、浸漬液(添加剤を0.1%濃度で添加するとともに、食塩を1%濃度で水に添加したもの)を、きゅうりとの重量比2:1(浸漬液:きゅり=2:1)の割合でポリ袋に注入し、浸漬液に浸した状態でポリ袋の口をシールして、5℃の空気で10日間保存した。そして、このような処理の直後(即ち、保存前)と保存1日目と10日目とのきゅうりの一般生菌数と大腸菌群の反応について調べた。
【0049】
その結果、1日目に大幅な菌の減少が見られ(処理直後2000個/gから1/6以下の300個/g)、その後も菌の増殖が抑えられて10日目でも菌数は300個/gを越えることはなかった。また、大腸菌群についても保存中に陰性を示すことはなく、外観的にも形が崩れたり黒味がかった色の変化や異臭がするなどの現象は見られず、腐食は確認されなかった。
【0050】
比較例D1・比較例D2
比較例D1は、浸漬液に1%食塩水を用いたこと以外は実施例4と同じである。また、比較例D2は、比較例D1と処理の方法が異なるもので、水洗いした後に濃度200ppmの次亜塩素酸ナトリウム水溶液に10分間浸漬し、その後水洗して次亜塩素酸ナトリウムを洗い落としたものである。そして、実施例4と同じように、処理の直後と保存1日目と10日目とのきゅうりの一般生菌数と大腸菌群の反応について調べた。
【0051】
その結果、比較例D1・D2のきゅうりはどちらも、保存1日目で10倍程度の菌の増殖(D1は2000個/gから23000個/g、D2は1500個/gから17000個/g)が見られ、10日目には一般生菌数が腐敗を示す数(約10個/g以上)にまで増加した。また、形が崩れ黒味がかった色に変色し異臭がするなど、腐敗が進行している状態を示した。大腸菌群については比較例D1・D2共に、10日目で陽性の反応を示した。
【0052】
表7に、実施例4と比較例D1・D2の各処理方法と、浸漬液についてまとめ、表8にそれらのテスト結果についてまとめている。
【0053】
【表7】
Figure 2005013069
【0054】
【表8】
Figure 2005013069
【0055】
1)比較テストE
添加剤を含む浸漬液に、食塩や有機酸を含有させた場合と、クエン酸(有機酸)水溶液を浸漬液として用いた場合との保存性についてテストを行った。
【0056】
実施例5
きゅうりを水洗いした後にポリ袋に入れ、添加剤を0.1%の濃度で水に添加した浸漬液を、きゅうりとの重量比2:1の割合(浸漬液:きゅうり=2:1)でポリ袋に注入し、きゅうりを浸漬液に浸漬した状態でポリ袋の口をシールして、5℃の温度で20日間保存した。そして、このような処理の直後(即ち、保存前)と保存1日目と20日目とのきゅうりの一般生菌数と大腸菌群の反応について調べた。
【0057】
その結果、処理直後(1500個/g)に比べて保存1日目には菌数が約1/5以下(300個/g)まで減少していたが、20日目には腐敗の状態の10個/g以上に増殖しており、大腸菌群にも陽性の反応が見られた。また外観的にも、形が崩れ黒味を帯びた色に変化しており、腐食した状態となった。
【0058】
実施例6
実施例6は実施例5とほぼ同じで、異なる点は実施例5の浸漬液に、食塩を1%濃度で添加したことである。そして、一般生菌数と大腸菌群の反応とを、実施例5と同じ条件で調べた。
【0059】
その結果、保存1日目の菌数は、処理直後(1500個/g)に比べて約1/5以下(300個/g)に減少していたが、保存から20日目には75000個/gに増殖していた。しかしながら、菌数は通常生野菜に存在する菌数の範囲内のもので、しかも大腸菌群は陰性の反応を示しており、変色等の外観上の変化もなかったことから、日持ちの効果が維持されていることが確認された。
【0060】
実施例7
実施例7は実施例6とほぼ同じあり、異なる点は実施例6の浸漬液にクエン酸を0.05%の濃度で添加していることである。そして、一般生菌数および大腸菌群についての反応を、実施例6と同じ条件の下調べた。
【0061】
その結果、外観的には、クエン酸の漂白作用でわずかに白く変色したものの、きゅうりの菌数は保存1日目で処理直後(2000個/g)の約1/6以下(300個/g)まで減少し、その状態は保存から20日目でも維持されていた。また、大腸菌群の反応も20日目で陰性を示しており、高い日持ち効果を有していることがわかる。
【0062】
実施例8
実施例5の浸漬液に、クエン酸を0.05%濃度で添加したもので、それ以外は実施例5と同様である。そして、一般生菌数と大腸菌群の反応とを実施例5と同じ条件で行った。
【0063】
その結果、保存1日目の菌数は、処理直後(1200個/g)に比べて約1/4以下(300個/g)に減少していたが、保存から20日目には3200個/gに増殖していた。しかしながら、菌数は通常生野菜に存在する菌数の範囲内のもので、しかも大腸菌群は陰性の反応を示しており、変色等の外観上の変化もないことから、日持ちの効果は維持されていることがわかる。
【0064】
比較例E1
実施例5〜8とほぼ同じで、異なる点は浸漬液に0.2%のクエン酸水溶液を用いたことである。そして、一般生菌数および大腸菌群についての反応を、実施例5〜8と同じ条件で調べた。
【0065】
その結果、処理直後(1500個/g)に比べて保存1日目には、菌数が約1/5以下(300個/g)まで減少していたが、20日目には腐敗の状態の10個/g以上に増殖しており、大腸菌群にも陽性の反応が見られた。また、外観的にも白く変色しており、食品としての使用が不可能な状態であった。
【0066】
比較例E2
比較例E1のクエン酸水溶液の濃度を0.05%に下げたのもで、それ以外は比較例E1と同様である。そして、一般生菌数および大腸菌群についての反応を、比較例E1と同じ条件で調べた。
【0067】
その結果、すでに保存1日目に一般生菌数が腐敗の状態を示す10個/g以上に増殖しており、大腸菌群にも陽性の反応が見られた。また、形が崩れたり黒く変色するなど腐敗の状態を示した。
【0068】
上記の実施例5〜8および比較例E1・E2の処理の方法と、浸漬液について表9にまとめ、それらのテスト結果について表10にまとめた。
【0069】
【表9】
Figure 2005013069
【0070】
【表10】
Figure 2005013069
【0071】
6)比較テストF
実施例5〜8および比較例E1・E2において、10日目のきゅうりの変色についてそれぞれ調べた。
【0072】
その結果、実施例5のきゅうりは黒味を帯びた色になっており、鮮度が落ちていた。実施例6・8および比較例E2のものについては、色の変化は見られなかった。また、実施例7のきゅうりは、わずかに白味がかった色になった。比較例E1のものは白く変色しており、食品としての使用が不可能な状態であった。
【0073】
このテスト結果について表11にまとめた。
【0074】
【表11】
Figure 2005013069
【0075】
2)比較テストG
添加剤を含む浸漬液に、有機酸である酢酸を含んでいる醸造酢や酢酸ナトリウム(有機酸)を含有させた場合の保存性についてテストを行った。
【0076】
実施例9
きゅうりを水洗いした後にポリ袋に入れ、添加剤を含有した浸漬液を、きゅうりとの重量比2:1の割合(浸漬液:きゅうり=2:1)でポリ袋に注入し、きゅうりを浸漬液に漬けた状態でポリ袋の口をシールして、5℃の温度で25日間保存した。
【0077】
用いた浸漬液は、添加剤を0.1%の濃度で水に添加し、さらに、醸造酢(酢酸濃度が10%のもの)と酢酸ナトリウムとの混合液を加えてpH5.5にしたものである。この浸漬液中に、醸造酢と酢酸ナトリウムは、ともに1%濃度で含有されている。なお、穀物酢や果実酢などの醸造酢の代わりに、合成酢を用いることもできる。
【0078】
そして、このような処理の直後(即ち、保存前)と保存1日目と25日目とのきゅうりの一般生菌数と大腸菌群の反応とについて調べた。
【0079】
その結果、保存1日目の一般生菌数は300個/g以下を示し、保存前の1900個/gに比べると、その数は1/6以下にまで減少していた。また、保存から25日目でも、その数は300個/g以下となっており、菌の増殖を抑える働きを維持していることを示した。
【0080】
大腸菌群の反応については、処理直後と保存1日目および25日目のいずれにおいても陰性を示し、食中毒等の危険がなく、安全なきゅうりであるとの結果を得た。
【0081】
実施例10
実施例9において、醸造酢と酢酸ナトリウムとの混合液の量を、2倍の量としたこと以外は実施例9と同様である。したがって、実施例10で用いる浸漬液中の醸造酢および酢酸ナトリウムの濃度はそれぞれ、2.0%であった。そして、保管前と保管から1日目および25日目の一般生菌数と大腸菌群の反応につい調べた。
【0082】
その結果、保管前には1800個/gを示していた一般生菌数が、保存1日目で、その1/6以下の300個/g以下となった。また、保存から25日目でも、その数は300個/g以下を維持しており、菌の増殖を抑える働きが持続していることを示した。
【0083】
比較例G1
浸漬液として、添加剤を0.1%の濃度で水に添加したものを用いたこと以外は、実施例9と同様である。そして、実施例9と同じ条件の下で、一般生菌数と大腸菌群の反応とについて調べた。
【0084】
その結果、保存1日目の一般生菌数は300個/g以下を示し、保存前の1800個/gに比べると、その数は1/6以下にまで減少していた。しかしながら、保存から25日目のものでは、処理直後の300倍以上の数に増殖しており、その数は、腐敗を示す値の目安である10個/gを下回っているものの、かなり高いものであった。
【0085】
大腸菌群の反応については、処理直後と保存1日目および25日目のいずれにおいても陰性を示し、高い菌数を示した保存後25日目のきゅうりでも食中毒等のおそれがないことがわかる。
【0086】
比較例G2
比較例G1において、添加剤の他に醸造酢(酢酸濃度10%のもの)を加え、浸漬液をpH4.0にしたこと以外は、比較例G1と同様である。そして、比較例G1と同じ条件の下で、一般生菌数と大腸菌群の反応とについて調べた。
【0087】
その結果、保存1日目の一般生菌数は300個/g以下を示し、保存前の1650個/gに比べると、その数は1/5以下にまで減少していた。また、保存から25日目のものでも、その数は2600個/g程度で、菌の増殖が抑えられてはいるものの、きゅうりの表面にやや白みがかった変色が見られた。
【0088】
比較例G3
比較例G2において、醸造酢を2倍の量にしたことを除いては、比較例G2と同様である。そして、比較例G2と同じ条件で、一般生菌数と大腸菌群の反応とについて調べた。
【0089】
その結果、保存1日目の一般生菌の数は300個/g以下を示し、保存前の2000個/gに比べると、1/6以下まで減少していた。また、保存から25日目のものでも、菌数が700個/gであり、十分に菌の増殖が抑えらているといえるが、きゅうりの表面が白く変色していた。
【0090】
大腸菌群の反応については、処理直後と保存1日目および25日目のいずれにおいても陰性を示し、食中毒等のおそれがないことがわかる。
【0091】
比較例G4
実施例9において、醸造酢(酢酸濃度10%)と酢酸ナトリウムとの混合液の量を、2.5倍にしたことを除いては、実施例9と同様である。醸造酢と酢酸ナトリウムとはそれぞれ、2.5%の濃度で浸漬液に含有されており、その浸漬液のpHは5.5となっている。そして、実施例9と同じ条件で、一般生菌数と大腸菌群の反応について調べた。
【0092】
その結果、保存してから1日目の一般生菌数は、300個/g以下を示しており、保存前の1800個/gに比べれば、1/6以下まで減少している。また、保存してから25日目でも、その菌数は300個/g以下を示しており、菌の増殖を抑制する働きが低下していないことを示している。大腸菌群の反応についても、保存前・保存1日目・保存25日目のいずれの場合も陰性を示し、食中毒等のおそれがないこを示している。
【0093】
しかし、きゅうりが軟らかくなり、シャキシャキとした食感がなくなっていた。これは、醸造酢や酢酸ナトリウムの量が多すぎたため、それらに含まれている酸の影響を強く受けたためと考えられる。
【0094】
上記の実施例9・10、および比較例G1〜4の処理の方法や浸漬液について表12にまとめ、それらのテスト結果について表13にまとめた。
【0095】
【表12】
Figure 2005013069
【0096】
【表13】
Figure 2005013069
【0097】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明にかかる野菜等の保存方法には、つぎのような優れた効果がある。
【0098】
本発明にかかる野菜等の保存方法は、
1)0.001〜0.05%亜塩素酸ナトリウム水溶液を浸漬液として用いることで、野菜やその加工品の菌の増殖をより長期間抑え鮮度を維持できるので、長期の保存を必要とする輸入等の場合でも、みずみずしく新鮮な状態で国内の市場に供給することができる。また、野菜等の傷みが早くなる夏場においても食中毒等を引き起こしにくく、より安全で鮮度の高い野菜等を供給できるようになる。
【0099】
2)亜塩素酸ナトリウム水溶液に食塩を添加すれば、食塩の防腐作用や退色防止作用により、さらに日持ち効果を高めることができるので、長期保存をした後でも色艶が良く鮮度の高い野菜等を得ることができる。
【0100】
3)亜塩素酸ナトリウム水溶液を、変質させることなく長期間在庫として保有しておくことができるので、大量生産による水溶液のコスト低減を図ることが可能となる。したがって、低コストであるにもかかわらず、より日持ち効果の高い野菜等の保存を実現することができる。
【0101】
4)また、酸の濃度を0.01〜0.2%とすることで、酸の漂白作用による色の変化を抑えることができ、見た目にも鮮度の良さを感じさせる保存が可能となる。
【0102】
5)有機酸および無機酸のうち少なくとも一方と、これらの塩とを混合することで、pH4〜6.5にした混合液を、0.01〜5.0%の濃度で、亜塩素酸ナトリウム水溶液に含有させるようにすれば、より一層、日持ち効果を高めることができる。したがって、野菜等が本来有してる色艶やみずみずしさ、さらに風味や食感等を長期間保持できるようにすることができる。
【0103】
6)保存前のみずみずしさを保つことができるので、この方法で保存したきゅうりやねぎは、シャキシャキとした食感を長期間維持することができ、且つ保存前の風味や色艶を保つことができる。

Claims (7)

  1. 野菜等を、0.001〜0.05%の亜塩素酸ナトリウム水溶液に、少なくとも10分間浸漬させ水切り後保存するか、若しくは浸漬させた状態で保存することを特徴とする野菜等の保存方法。
  2. 前記亜塩素酸ナトリウム水溶液に、食塩が0.1〜30%濃度となるように含有されていることを特徴とする請求項1記載の野菜等の保存方法。
  3. アルカリ性物質を添加することによりアルカリ性にした前記亜塩素酸ナトリウム水溶液に、有機酸および無機酸のうち少なくとも一方が、含有されていることを特徴とする請求項1または2記載の野菜等の保存方法。
  4. 前記有機酸および無機酸のうち少なくとも一方が、0.01〜0.2%の濃度となるように含有されていることを特徴とする請求項3記載の野菜等の保存方法。
  5. アルカリ性物質を添加することによりアルカリ性にした前記亜塩素酸ナトリウム水溶液に、有機酸および無機酸のうち少なくとも一方と、これらの塩のうち少なくとも一つとを混合し、水素イオン指数を4〜6.5にした混合液が、0.01〜5.0%の濃度となるように、含有されていることを特徴とする請求項1または2記載の野菜等の保存方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の野菜等の保存方法において、野菜等を水切りした後に冷凍し、そのあと解凍してから保存することを特徴とする野菜等の保存方法。
  7. 水洗いしたきゅうりを、重量比で約2倍の量の前記亜塩素酸ナトリウム水溶液に浸漬し、その状態で5℃前後の温度で保存することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のきゅうりの保存方法。
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