JP2005012618A - テレビジョン受像機 - Google Patents
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Abstract
【課題】一瞬の画像揺れの発生も抑え、画像揺れの防止精度の向上を図れる画像揺れ防止装置を備えたテレビジョン受像機を提供する。
【解決手段】音声出力によりシャドウマスクが振動した場合、振動検出素子2の出力信号は検出回路3で検出され、この検出信号は比較回路4において、検出信号の電圧値と基準電圧値とが比較され、検出信号の電圧値が基準電圧値に達した時に、低音音量制御信号が出力される。その低音音量制御信号は音量・音質制御回路5に入力されて音声出力の低音を下げる。この結果、シャドウマスクの振動を抑制することができ、一瞬の画像揺れの発生も抑え、画像揺れを精度良く防止することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】音声出力によりシャドウマスクが振動した場合、振動検出素子2の出力信号は検出回路3で検出され、この検出信号は比較回路4において、検出信号の電圧値と基準電圧値とが比較され、検出信号の電圧値が基準電圧値に達した時に、低音音量制御信号が出力される。その低音音量制御信号は音量・音質制御回路5に入力されて音声出力の低音を下げる。この結果、シャドウマスクの振動を抑制することができ、一瞬の画像揺れの発生も抑え、画像揺れを精度良く防止することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声出力による画像揺れを防止するための画像揺れ防止装置を備えたテレビジョン受像機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、テレビジョン受像機は、大きく分けて、画像を表示するブラウン管と、音声を出力するスピーカと、テレビジョン放送信号を受信して画像信号および音声信号を作成して前記ブラウン管に画像信号を供給すると共に前記スピーカに音声信号を供給する回路基板とから構成されている。スピーカをテレビジョン受像機の筐体に固定する場合、音声出力によるスピーカからの振動が筐体やブラウン管などに極力伝播されないように、スピーカと筐体との間に振動を抑えるための制振材料を介在させている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−161090号公報
【特許文献2】
特開2000−341606号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成のテレビジョン受像機において、スピーカから発生する音およびスピーカ本体の振動が筐体に伝播し、更にブラウン管に伝播することで、ブラウン管内部のシャドウマスクを振動させ、この結果、画像揺れが生じ、画質を著しく低下させるという課題があった。
【0005】
そこで、例えば特許文献1に記載のテレビジョン受像機の音声増幅回路では、音声出力回路からの音声出力を検出する手段と、その検出音声出力に応じて、音量・音質コントロール回路のバスコントロール端子に負帰還をかけて低減の最大音量を制御する手段とを備え、スピーカからの音声出力が非常に大きい場合に発生するブラウン管のシャドウマスクの振動による画像の揺れを防止している。しかしながら、この音声増幅回路では、検出音声出力に応じて音量・音質コントローラに負帰還をかけて音声出力を抑制しているので、画像が一瞬揺れる場合もあり得る。即ち、負帰還をかけられた音量・音質コントロール回路は、厳密に言うと、応答するまでの時間遅れが生じ、この結果、瞬間的に大きな音声が出力された後に音声出力を低減するので、シャドウマスクの瞬間的な振動による一瞬の画像揺れが発生することも考えられ、画像揺れの防止精度が劣るという課題が生じる。
【0006】
また、特許文献2に記載のテレビジョン受像機では、筐体に伝播される振動波形を検出し、検出した振動波形と逆位相の波形の音で前記筐体を加振することで前記筐体に伝播される振動を防止するようにしているが、前記検出した振動波形の音に対して逆位相の波形の音を作り出すのに時間遅れが生じることになり、これにより、前記検出した振動波形の音と前記逆位相の波形の音とは正確には相殺されず、前記逆位相の波形の音が音声出力に加わって音声の品質が低下することにもなり得る。また、逆位相の波形の音が作成されて出力されるまでは、前記時間遅れの理由により、前記検出した振動波形の音が瞬間的に出力されるので、シャドウマスクを瞬間的に振動させ、一瞬の画像揺れが起こり得ると言う課題が生じる。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、一瞬の画像揺れの発生も抑え、画像揺れの防止精度の向上を図れる画像揺れ防止装置を備えたテレビジョン受像機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、ブラウン管を、該ブラウン管のシャドウマスクの所定箇所に振動検出素子を設けると共に、前記振動検出素子の端子をリード線を介して該ブラウン管の所定のネックピンに接続した構成とし、前記シャドウマスクが音声出力により振動して画像揺れが発生した時の前記振動検出素子に基づく検出信号の電圧値よりも小さく且つ前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を基準電圧値として設定し、前記ネックピンから出力された前記振動検出素子の出力信号を検出する検出手段と、この検出手段からの検出信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較し前記検出信号の電圧値が前記基準電圧値に達した時に音量・音質制御回路に対して低音域の音量を下げるための低音音量制御信号を出力する比較手段とを有する画像揺れ防止装置を備えことを特徴とするテレビジョン受像機を提供する。
【0009】
この構成において、音声出力によりシャドウマスクが振動した場合、振動検出素子の出力信号は検出手段で検出され、この検出信号は比較手段に入力される。比較手段では、検出手段からの検出信号の電圧値が基準電圧値と比較され、検出信号の電圧値が基準電圧値に達した時に、低音音量制御信号が出力される。そして、その低音音量制御信号は音量・音質制御回路に入力され、これにより音量・音質制御回路は音声出力の低音域の音量(低音)を下げる。
【0010】
この結果、シャドウマスクの振動を抑制することができ、ブラウン管に表示される画像揺れを防止することができる。しかも、シャドウマスクが音声出力により振動して画像揺れが発生した時の振動検出素子に基づく検出信号の電圧値よりも小さく且つ前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を前記基準電圧値として設定しているので、前記検出信号の電圧値が基準電圧値に達した時点では、シャドウマスクは振動しているが、ブラウン管の画像揺れが生じるまでの振動には達していないことにより、画像揺れが発生しようとする瞬間的な直前に、画像揺れを防止できる。また、前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を前記基準電圧値として設定していることにより、画像揺れが起きないシャドウマスクの振動に対しては低音は抑制されることはないので、音声出力の音量および音質が損なわれることがない。
【0011】
したがって、この構成によれば、シャドウマスクの振動を直接取り出し、ブラウン管の画像揺れが発生する直前に低音を抑制するので、一瞬の画像揺れの発生も抑えることができ、これにより、画像揺れの防止精度が向上する。
【0012】
請求項2の発明は、ブラウン管におけるシャドウマスクの所定箇所に振動検出素子を設け、前記振動検出素子の出力信号に基づく検出信号の電圧値が予め定めた基準電圧値に達した時に音声出力を下げる制御を行い、画像揺れを防止する画像揺れ防止装置を備えたことを特徴とするテレビジョン受像機を提供する。
【0013】
この構成において、音声出力によりシャドウマスクが振動した場合、振動検出素子の出力信号に基づく検出信号の電圧値が基準電圧値に達した時、音声出力が下げられる。この結果、シャドウマスクの振動を抑制することができ、ブラウン管に表示される画像揺れを防止することができる。
【0014】
したがって、この構成によれば、シャドウマスクの振動を直接取り出し、ブラウン管の画像揺れが発生する直前に音声出力を抑制することが可能となり、一瞬の画像揺れの発生も抑えることができ、これにより、画像揺れの防止精度が向上する。
【0015】
請求項3の発明においては、前記画像揺れ防止装置は、ブラウン管を、該ブラウン管のシャドウマスクの所定箇所に振動検出素子を設けると共に、前記振動検出素子の端子をリード線を介して該ブラウン管の所定のネックピンに接続した構成とし、前記ネックピンから出力された前記振動検出素子の出力信号を検出する検出手段と、この検出手段からの検出信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較し前記検出信号の電圧値が予め定めた基準電圧値に達した時に音量・音質制御回路に対して低音域の音量を下げるための低音音量制御信号を出力する比較手段とを有する。
【0016】
この構成の画像揺れ防止装置により、シャドウマスクの振動を直接取り出し、ブラウン管の画像揺れが発生する直前に低音を抑制することが可能になり、一瞬の画像揺れの発生も抑えることができることになる。
【0017】
請求項4の発明においては、前記基準電圧値は、シャドウマスクが音声出力により振動して画像揺れが発生した時の振動検出素子に基づく検出信号の電圧値よりも小さく且つ前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値である。
【0018】
前記基準電圧値を用いることにより、画像揺れが発生しようとする瞬間的な直前に、低音を抑制することが可能になり、一瞬の画像揺れの発生も防止できることになる。また、前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を前記基準電圧値として設定していることにより、画像揺れが起きないシャドウマスクの振動に対しては低音は抑制されることはないので、音声出力の音量および音質が損なわれることがない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るテレビジョン受像機に設けられた画像揺れ防止装置の構成を含むブロック図である。図2は本発明の一実施形態に係るテレビジョン受像機に備えられるブラウン管の概略構成図である。図3は前記ブラウン管に備えられているシャドウマスクの構成図である。図4は前記シャドウマスクの一部の拡大図である。
【0020】
先ず図2において、ブラウン管20は、前面パネル21、この前面パネル21の内側に設けられた3色蛍光膜22、この3色蛍光膜22の内側に配置されたシャドウマスク23、前面パネル21が接合部26で接合されたファンネル27、偏向コイル28、コンバーゼンスおよびピューリティマグネット29、ネック30、このネック30内に設けられた3電子銃31、ネック30の端部に設けられた口金32、および口金32を介して外部に突出した電極としての複数のネックピン33を備えている。
【0021】
更に、このブラウン管20におけるシャドウマスク23のフレーム24の所定箇所、例えば図3に示すようにフレーム24の下辺中央付近(なお、この箇所に限ることはない)には、振動検出素子2が取り付けられている。この振動検出素子2の両端子のうちの一方端子はリード線(2本線)34のうちの一方の線を介して例えば複数のネックピン33のうちで空きピンとなるネックピン33aに接続される。このネックピン33aは、通常ブラウン管20の接地用のネックピンが2本あるうちの1本を用いたものであるので、新たにネックピンを設ける必要がない。振動検出素子2の他方端子はリード線(2本線)34のうちの他方の線を介して複数のネックピン33のうちの接地用のネックピン(図示せず)に接続される。なお、図2では、リード線34は1本線で示しているが、実際はリード線34は互いに電気的に絶縁された2本線である。
【0022】
次に図1において、画像揺れ防止装置1は、シャドウマスク23が音声出力により振動して画像揺れが発生した時の振動検出素子2に基づく検出信号の電圧値よりも小さく且つ前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を基準電圧値として設定し、ネックピン33aから出力された振動検出素子2の出力信号を検出する検出回路3と、この検出回路3からの検出信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較し前記検出信号の電圧値が前記基準電圧値に達した時に音量・音質制御回路5に対して低音域の音量を下げるための低音音量制御信号を出力する比較回路4とを備えている。
【0023】
音量・音質制御回路5は、R側(右側)スピーカ7への音声R信号を入力するための音声R信号入力端子51、L側(左側)スピーカ8への音声L信号を入力するための音声L信号入力端子52、音声出力の音量を制御する音量制御信号を入力するための音量制御端子53、R側スピーカ7から出力される音量とL側スピーカ8から出力される音量とのバランスを制御するバランス制御信号を入力するためのバランス制御端子54、低音音量を制御する低音音量制御信号を入力するための低音制御端子55、音声出力の音質を制御するトレブル制御信号を入力するためのトレブル制御端子56、比較回路4からの低音音量制御信号を入力するための低音制御端子57、当該回路内部で設定された音量および音質の音声R信号を出力するための音声R出力端子58、および当該回路内部で設定された音量および音質の音声L信号を出力するための音声L出力端子59を有している。
【0024】
なお、音量・音質制御回路5においては、比較回路4からの低音音量制御信号を受ける低音制御端子57を設けているが、この低音制御端子57を設けずに低音制御端子55を用いても良い。低音制御端子55を用いる場合は、この低音制御端子55の前段にORゲートを接続し、このORゲートの一方の入力端子を比較回路4の出力端子に接続し、その他方の入力端子を受光回路9の低音制御出力端子に接続すれば良い。
【0025】
音声出力回路6は、音量・音質制御回路5からの音声R信号および音声L信号を電力増幅してR側スピーカ7およびL側スピーカ8にそれぞれ供給する回路である。受光回路9は、リモコン(リモートコントローラ)10からの操作を示す光信号を入力し、その光信号を光電変換して電気信号として音量・音質制御回路5へ出力する回路である。この受光回路9の各出力端子は、音量・音質制御回路5の音量制御端子53とバランス制御端子54と低音制御端子55とトレブル制御端子56とに接続され、これらの端子に関する制御を行うことができる。
【0026】
ここで本実施形態の特徴とする動作について説明する。音量・音声制御回路5は、音声R信号入力端子51および音声L信号入力端子52に、音声R信号および音声L信号がそれぞれ供給されると、リモコン10の操作により設定された音量および音質で音声R信号および音声L信号を音声出力回路6に出力する。音声出力回路6は、入力された音声R信号および音声L信号を電力増幅して、R側スピーカ7およびL側スピーカ8にそれぞれ出力する。これにより、R側スピーカ7およびL側スピーカ8からは、ユーザがリモコン10を操作して設定した音量および音質の音声がそれぞれ出力される。
【0027】
このようにスピーカ7,8から音声が出力されている状態において、音声出力によりブラウン管20のシャドウマスク23が振動した場合、振動検出素子2の出力信号は検出回路3で検出され、この検出信号は比較回路4に入力される。比較回路4では、検出回路3からの検出信号の電圧値が基準電圧値と比較され、検出信号の電圧値が基準電圧値に達した時に、低音音量制御信号が出力される。そして、その低音音量制御信号は低音制御端子55を介して音量・音質制御回路5に入力され、これにより音量・音質制御回路5は音声出力の低音域の音量(低音)を下げる。
【0028】
この結果、シャドウマスク23の振動を抑制することができ、ブラウン管20に表示される画像揺れを防止することができる。しかも、シャドウマスク23が音声出力により振動して画像揺れが発生した時の振動検出素子2に基づく検出信号の電圧値よりも小さく且つ前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を前記基準電圧値として設定しているので、前記検出信号の電圧値が基準電圧値に達した時点では、シャドウマスク23は振動しているが、ブラウン管20の画像揺れが生じるまでの振動には達していないことにより、画像揺れが発生しようとする瞬間的な直前に、画像揺れを防止できる。また、前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を前記基準電圧値として設定していることにより、画像揺れが起きないシャドウマスク23の振動に対しては低音は抑制されることはないので、音声出力の音量および音質が損なわれることがない。
【0029】
したがって、この実施形態によれば、シャドウマスク23の振動を直接取り出し、ブラウン管20の画像揺れが発生する直前に低音を抑制するので、一瞬の画像揺れの発生も抑えることができ、これにより画像揺れの防止精度が向上する。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ブラウン管を、該ブラウン管のシャドウマスクの所定箇所に振動検出素子を設けると共に、前記振動検出素子の端子をリード線を介して該ブラウン管の所定のネックピンに接続した構成とし、前記シャドウマスクが音声出力により振動して画像揺れが発生した時の前記振動検出素子に基づく検出信号の電圧値よりも小さく且つ前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を基準電圧値として設定し、前記ネックピンから出力された前記振動検出素子の出力信号を検出する検出手段と、この検出手段からの検出信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較し前記検出信号の電圧値が前記基準電圧値に達した時に音量・音質制御回路に対して低音域の音量を下げるための低音音量制御信号を出力する比較手段とを有する画像揺れ防止装置を備えたので、シャドウマスクの振動を直接取り出し、ブラウン管の画像揺れが発生する直前に低音を抑制することができ、これにより、一瞬の画像揺れの発生も抑えることができ、したがって、画像揺れの防止精度が向上する。
【0031】
また、本発明によれば、ブラウン管におけるシャドウマスクの所定箇所に振動検出素子を設け、前記振動検出素子の出力信号に基づく検出信号の電圧値が予め定めた基準電圧値に達した時に音声出力を下げる制御を行い、画像揺れを防止する画像揺れ防止装置を備えたので、シャドウマスクの振動を直接取り出し、ブラウン管の画像揺れが発生する直前に音声出力を抑制することが可能となり、これにより、一瞬の画像揺れの発生も抑えることができ、したがって、画像揺れの防止精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るテレビジョン受像機に設けられた画像揺れ防止装置の構成を含むブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るテレビジョン受像機に備えられるブラウン管の概略構成図である。
【図3】前記ブラウン管に備えられているシャドウマスクの構成図である。
【図4】前記シャドウマスクの一部の拡大図である。
【符号の説明】
1 画像揺れ防止装置
2 振動検出素子
3 検出回路(検出手段)
4 比較回路(比較手段)
5 音量・音質制御回路
20 ブラウン管
23 シャドウマスク
33a ネックピン
34 リード線
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声出力による画像揺れを防止するための画像揺れ防止装置を備えたテレビジョン受像機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、テレビジョン受像機は、大きく分けて、画像を表示するブラウン管と、音声を出力するスピーカと、テレビジョン放送信号を受信して画像信号および音声信号を作成して前記ブラウン管に画像信号を供給すると共に前記スピーカに音声信号を供給する回路基板とから構成されている。スピーカをテレビジョン受像機の筐体に固定する場合、音声出力によるスピーカからの振動が筐体やブラウン管などに極力伝播されないように、スピーカと筐体との間に振動を抑えるための制振材料を介在させている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−161090号公報
【特許文献2】
特開2000−341606号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成のテレビジョン受像機において、スピーカから発生する音およびスピーカ本体の振動が筐体に伝播し、更にブラウン管に伝播することで、ブラウン管内部のシャドウマスクを振動させ、この結果、画像揺れが生じ、画質を著しく低下させるという課題があった。
【0005】
そこで、例えば特許文献1に記載のテレビジョン受像機の音声増幅回路では、音声出力回路からの音声出力を検出する手段と、その検出音声出力に応じて、音量・音質コントロール回路のバスコントロール端子に負帰還をかけて低減の最大音量を制御する手段とを備え、スピーカからの音声出力が非常に大きい場合に発生するブラウン管のシャドウマスクの振動による画像の揺れを防止している。しかしながら、この音声増幅回路では、検出音声出力に応じて音量・音質コントローラに負帰還をかけて音声出力を抑制しているので、画像が一瞬揺れる場合もあり得る。即ち、負帰還をかけられた音量・音質コントロール回路は、厳密に言うと、応答するまでの時間遅れが生じ、この結果、瞬間的に大きな音声が出力された後に音声出力を低減するので、シャドウマスクの瞬間的な振動による一瞬の画像揺れが発生することも考えられ、画像揺れの防止精度が劣るという課題が生じる。
【0006】
また、特許文献2に記載のテレビジョン受像機では、筐体に伝播される振動波形を検出し、検出した振動波形と逆位相の波形の音で前記筐体を加振することで前記筐体に伝播される振動を防止するようにしているが、前記検出した振動波形の音に対して逆位相の波形の音を作り出すのに時間遅れが生じることになり、これにより、前記検出した振動波形の音と前記逆位相の波形の音とは正確には相殺されず、前記逆位相の波形の音が音声出力に加わって音声の品質が低下することにもなり得る。また、逆位相の波形の音が作成されて出力されるまでは、前記時間遅れの理由により、前記検出した振動波形の音が瞬間的に出力されるので、シャドウマスクを瞬間的に振動させ、一瞬の画像揺れが起こり得ると言う課題が生じる。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、一瞬の画像揺れの発生も抑え、画像揺れの防止精度の向上を図れる画像揺れ防止装置を備えたテレビジョン受像機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、ブラウン管を、該ブラウン管のシャドウマスクの所定箇所に振動検出素子を設けると共に、前記振動検出素子の端子をリード線を介して該ブラウン管の所定のネックピンに接続した構成とし、前記シャドウマスクが音声出力により振動して画像揺れが発生した時の前記振動検出素子に基づく検出信号の電圧値よりも小さく且つ前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を基準電圧値として設定し、前記ネックピンから出力された前記振動検出素子の出力信号を検出する検出手段と、この検出手段からの検出信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較し前記検出信号の電圧値が前記基準電圧値に達した時に音量・音質制御回路に対して低音域の音量を下げるための低音音量制御信号を出力する比較手段とを有する画像揺れ防止装置を備えことを特徴とするテレビジョン受像機を提供する。
【0009】
この構成において、音声出力によりシャドウマスクが振動した場合、振動検出素子の出力信号は検出手段で検出され、この検出信号は比較手段に入力される。比較手段では、検出手段からの検出信号の電圧値が基準電圧値と比較され、検出信号の電圧値が基準電圧値に達した時に、低音音量制御信号が出力される。そして、その低音音量制御信号は音量・音質制御回路に入力され、これにより音量・音質制御回路は音声出力の低音域の音量(低音)を下げる。
【0010】
この結果、シャドウマスクの振動を抑制することができ、ブラウン管に表示される画像揺れを防止することができる。しかも、シャドウマスクが音声出力により振動して画像揺れが発生した時の振動検出素子に基づく検出信号の電圧値よりも小さく且つ前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を前記基準電圧値として設定しているので、前記検出信号の電圧値が基準電圧値に達した時点では、シャドウマスクは振動しているが、ブラウン管の画像揺れが生じるまでの振動には達していないことにより、画像揺れが発生しようとする瞬間的な直前に、画像揺れを防止できる。また、前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を前記基準電圧値として設定していることにより、画像揺れが起きないシャドウマスクの振動に対しては低音は抑制されることはないので、音声出力の音量および音質が損なわれることがない。
【0011】
したがって、この構成によれば、シャドウマスクの振動を直接取り出し、ブラウン管の画像揺れが発生する直前に低音を抑制するので、一瞬の画像揺れの発生も抑えることができ、これにより、画像揺れの防止精度が向上する。
【0012】
請求項2の発明は、ブラウン管におけるシャドウマスクの所定箇所に振動検出素子を設け、前記振動検出素子の出力信号に基づく検出信号の電圧値が予め定めた基準電圧値に達した時に音声出力を下げる制御を行い、画像揺れを防止する画像揺れ防止装置を備えたことを特徴とするテレビジョン受像機を提供する。
【0013】
この構成において、音声出力によりシャドウマスクが振動した場合、振動検出素子の出力信号に基づく検出信号の電圧値が基準電圧値に達した時、音声出力が下げられる。この結果、シャドウマスクの振動を抑制することができ、ブラウン管に表示される画像揺れを防止することができる。
【0014】
したがって、この構成によれば、シャドウマスクの振動を直接取り出し、ブラウン管の画像揺れが発生する直前に音声出力を抑制することが可能となり、一瞬の画像揺れの発生も抑えることができ、これにより、画像揺れの防止精度が向上する。
【0015】
請求項3の発明においては、前記画像揺れ防止装置は、ブラウン管を、該ブラウン管のシャドウマスクの所定箇所に振動検出素子を設けると共に、前記振動検出素子の端子をリード線を介して該ブラウン管の所定のネックピンに接続した構成とし、前記ネックピンから出力された前記振動検出素子の出力信号を検出する検出手段と、この検出手段からの検出信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較し前記検出信号の電圧値が予め定めた基準電圧値に達した時に音量・音質制御回路に対して低音域の音量を下げるための低音音量制御信号を出力する比較手段とを有する。
【0016】
この構成の画像揺れ防止装置により、シャドウマスクの振動を直接取り出し、ブラウン管の画像揺れが発生する直前に低音を抑制することが可能になり、一瞬の画像揺れの発生も抑えることができることになる。
【0017】
請求項4の発明においては、前記基準電圧値は、シャドウマスクが音声出力により振動して画像揺れが発生した時の振動検出素子に基づく検出信号の電圧値よりも小さく且つ前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値である。
【0018】
前記基準電圧値を用いることにより、画像揺れが発生しようとする瞬間的な直前に、低音を抑制することが可能になり、一瞬の画像揺れの発生も防止できることになる。また、前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を前記基準電圧値として設定していることにより、画像揺れが起きないシャドウマスクの振動に対しては低音は抑制されることはないので、音声出力の音量および音質が損なわれることがない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るテレビジョン受像機に設けられた画像揺れ防止装置の構成を含むブロック図である。図2は本発明の一実施形態に係るテレビジョン受像機に備えられるブラウン管の概略構成図である。図3は前記ブラウン管に備えられているシャドウマスクの構成図である。図4は前記シャドウマスクの一部の拡大図である。
【0020】
先ず図2において、ブラウン管20は、前面パネル21、この前面パネル21の内側に設けられた3色蛍光膜22、この3色蛍光膜22の内側に配置されたシャドウマスク23、前面パネル21が接合部26で接合されたファンネル27、偏向コイル28、コンバーゼンスおよびピューリティマグネット29、ネック30、このネック30内に設けられた3電子銃31、ネック30の端部に設けられた口金32、および口金32を介して外部に突出した電極としての複数のネックピン33を備えている。
【0021】
更に、このブラウン管20におけるシャドウマスク23のフレーム24の所定箇所、例えば図3に示すようにフレーム24の下辺中央付近(なお、この箇所に限ることはない)には、振動検出素子2が取り付けられている。この振動検出素子2の両端子のうちの一方端子はリード線(2本線)34のうちの一方の線を介して例えば複数のネックピン33のうちで空きピンとなるネックピン33aに接続される。このネックピン33aは、通常ブラウン管20の接地用のネックピンが2本あるうちの1本を用いたものであるので、新たにネックピンを設ける必要がない。振動検出素子2の他方端子はリード線(2本線)34のうちの他方の線を介して複数のネックピン33のうちの接地用のネックピン(図示せず)に接続される。なお、図2では、リード線34は1本線で示しているが、実際はリード線34は互いに電気的に絶縁された2本線である。
【0022】
次に図1において、画像揺れ防止装置1は、シャドウマスク23が音声出力により振動して画像揺れが発生した時の振動検出素子2に基づく検出信号の電圧値よりも小さく且つ前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を基準電圧値として設定し、ネックピン33aから出力された振動検出素子2の出力信号を検出する検出回路3と、この検出回路3からの検出信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較し前記検出信号の電圧値が前記基準電圧値に達した時に音量・音質制御回路5に対して低音域の音量を下げるための低音音量制御信号を出力する比較回路4とを備えている。
【0023】
音量・音質制御回路5は、R側(右側)スピーカ7への音声R信号を入力するための音声R信号入力端子51、L側(左側)スピーカ8への音声L信号を入力するための音声L信号入力端子52、音声出力の音量を制御する音量制御信号を入力するための音量制御端子53、R側スピーカ7から出力される音量とL側スピーカ8から出力される音量とのバランスを制御するバランス制御信号を入力するためのバランス制御端子54、低音音量を制御する低音音量制御信号を入力するための低音制御端子55、音声出力の音質を制御するトレブル制御信号を入力するためのトレブル制御端子56、比較回路4からの低音音量制御信号を入力するための低音制御端子57、当該回路内部で設定された音量および音質の音声R信号を出力するための音声R出力端子58、および当該回路内部で設定された音量および音質の音声L信号を出力するための音声L出力端子59を有している。
【0024】
なお、音量・音質制御回路5においては、比較回路4からの低音音量制御信号を受ける低音制御端子57を設けているが、この低音制御端子57を設けずに低音制御端子55を用いても良い。低音制御端子55を用いる場合は、この低音制御端子55の前段にORゲートを接続し、このORゲートの一方の入力端子を比較回路4の出力端子に接続し、その他方の入力端子を受光回路9の低音制御出力端子に接続すれば良い。
【0025】
音声出力回路6は、音量・音質制御回路5からの音声R信号および音声L信号を電力増幅してR側スピーカ7およびL側スピーカ8にそれぞれ供給する回路である。受光回路9は、リモコン(リモートコントローラ)10からの操作を示す光信号を入力し、その光信号を光電変換して電気信号として音量・音質制御回路5へ出力する回路である。この受光回路9の各出力端子は、音量・音質制御回路5の音量制御端子53とバランス制御端子54と低音制御端子55とトレブル制御端子56とに接続され、これらの端子に関する制御を行うことができる。
【0026】
ここで本実施形態の特徴とする動作について説明する。音量・音声制御回路5は、音声R信号入力端子51および音声L信号入力端子52に、音声R信号および音声L信号がそれぞれ供給されると、リモコン10の操作により設定された音量および音質で音声R信号および音声L信号を音声出力回路6に出力する。音声出力回路6は、入力された音声R信号および音声L信号を電力増幅して、R側スピーカ7およびL側スピーカ8にそれぞれ出力する。これにより、R側スピーカ7およびL側スピーカ8からは、ユーザがリモコン10を操作して設定した音量および音質の音声がそれぞれ出力される。
【0027】
このようにスピーカ7,8から音声が出力されている状態において、音声出力によりブラウン管20のシャドウマスク23が振動した場合、振動検出素子2の出力信号は検出回路3で検出され、この検出信号は比較回路4に入力される。比較回路4では、検出回路3からの検出信号の電圧値が基準電圧値と比較され、検出信号の電圧値が基準電圧値に達した時に、低音音量制御信号が出力される。そして、その低音音量制御信号は低音制御端子55を介して音量・音質制御回路5に入力され、これにより音量・音質制御回路5は音声出力の低音域の音量(低音)を下げる。
【0028】
この結果、シャドウマスク23の振動を抑制することができ、ブラウン管20に表示される画像揺れを防止することができる。しかも、シャドウマスク23が音声出力により振動して画像揺れが発生した時の振動検出素子2に基づく検出信号の電圧値よりも小さく且つ前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を前記基準電圧値として設定しているので、前記検出信号の電圧値が基準電圧値に達した時点では、シャドウマスク23は振動しているが、ブラウン管20の画像揺れが生じるまでの振動には達していないことにより、画像揺れが発生しようとする瞬間的な直前に、画像揺れを防止できる。また、前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を前記基準電圧値として設定していることにより、画像揺れが起きないシャドウマスク23の振動に対しては低音は抑制されることはないので、音声出力の音量および音質が損なわれることがない。
【0029】
したがって、この実施形態によれば、シャドウマスク23の振動を直接取り出し、ブラウン管20の画像揺れが発生する直前に低音を抑制するので、一瞬の画像揺れの発生も抑えることができ、これにより画像揺れの防止精度が向上する。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ブラウン管を、該ブラウン管のシャドウマスクの所定箇所に振動検出素子を設けると共に、前記振動検出素子の端子をリード線を介して該ブラウン管の所定のネックピンに接続した構成とし、前記シャドウマスクが音声出力により振動して画像揺れが発生した時の前記振動検出素子に基づく検出信号の電圧値よりも小さく且つ前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を基準電圧値として設定し、前記ネックピンから出力された前記振動検出素子の出力信号を検出する検出手段と、この検出手段からの検出信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較し前記検出信号の電圧値が前記基準電圧値に達した時に音量・音質制御回路に対して低音域の音量を下げるための低音音量制御信号を出力する比較手段とを有する画像揺れ防止装置を備えたので、シャドウマスクの振動を直接取り出し、ブラウン管の画像揺れが発生する直前に低音を抑制することができ、これにより、一瞬の画像揺れの発生も抑えることができ、したがって、画像揺れの防止精度が向上する。
【0031】
また、本発明によれば、ブラウン管におけるシャドウマスクの所定箇所に振動検出素子を設け、前記振動検出素子の出力信号に基づく検出信号の電圧値が予め定めた基準電圧値に達した時に音声出力を下げる制御を行い、画像揺れを防止する画像揺れ防止装置を備えたので、シャドウマスクの振動を直接取り出し、ブラウン管の画像揺れが発生する直前に音声出力を抑制することが可能となり、これにより、一瞬の画像揺れの発生も抑えることができ、したがって、画像揺れの防止精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るテレビジョン受像機に設けられた画像揺れ防止装置の構成を含むブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るテレビジョン受像機に備えられるブラウン管の概略構成図である。
【図3】前記ブラウン管に備えられているシャドウマスクの構成図である。
【図4】前記シャドウマスクの一部の拡大図である。
【符号の説明】
1 画像揺れ防止装置
2 振動検出素子
3 検出回路(検出手段)
4 比較回路(比較手段)
5 音量・音質制御回路
20 ブラウン管
23 シャドウマスク
33a ネックピン
34 リード線
Claims (4)
- ブラウン管を、該ブラウン管のシャドウマスクの所定箇所に振動検出素子を設けると共に、前記振動検出素子の端子をリード線を介して該ブラウン管の所定のネックピンに接続した構成とし、前記シャドウマスクが音声出力により振動して画像揺れが発生した時の前記振動検出素子に基づく検出信号の電圧値よりも小さく且つ前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値を基準電圧値として設定し、前記ネックピンから出力された前記振動検出素子の出力信号を検出する検出手段と、この検出手段からの検出信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較し前記検出信号の電圧値が前記基準電圧値に達した時に音量・音質制御回路に対して低音域の音量を下げるための低音音量制御信号を出力する比較手段とを有する画像揺れ防止装置を備えことを特徴とするテレビジョン受像機。
- ブラウン管におけるシャドウマスクの所定箇所に振動検出素子を設け、前記振動検出素子の出力信号に基づく検出信号の電圧値が予め定めた基準電圧値に達した時に音声出力を下げる制御を行い、画像揺れを防止する画像揺れ防止装置を備えたことを特徴とするテレビジョン受像機。
- 前記画像揺れ防止装置は、ブラウン管を、該ブラウン管のシャドウマスクの所定箇所に振動検出素子を設けると共に、前記振動検出素子の端子をリード線を介して該ブラウン管の所定のネックピンに接続した構成とし、前記ネックピンから出力された前記振動検出素子の出力信号を検出する検出手段と、この検出手段からの検出信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較し前記検出信号の電圧値が予め定めた基準電圧値に達した時に音量・音質制御回路に対して低音域の音量を下げるための低音音量制御信号を出力する比較手段とを有することを特徴とする請求項2に記載のテレビジョン受像機。
- 前記基準電圧値は、前記シャドウマスクが音声出力により振動して画像揺れが発生した時の前記振動検出素子に基づく検出信号の電圧値よりも小さく且つ前記検出信号の電圧値に極力近い電圧値であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のテレビジョン受像機。
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