JP2005012569A - 多機能装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多機能装置の機能中から適切な機能を選択する技術を提供する。
【解決手段】内部状態監視手段(05)には、機能実行手段(03)から実行状況のデータが送られ、内部状態監視手段(05)は、現在の装置内部状態を判断する。現在の装置内部状態は、機能管理手段(06)、コード割当手段(07)、提示方法決定手段(08)によって参照される。外部接続手段(12)は、情報処理装置と外部とを関連付けする部分である。外部との間の信号は、外部状態監視手段(11)と、内容判断手段(10)とにそれぞれ送られる。外部状態監視手段(11)は、関連付けする外部の状態を監視する。状態データは機能管理手段(06)、コード割当手段(07)、提示方法決定手段(08)によって参照される。内容判断手段(10)は、外部信号の内容を把握して、その中に含まれる機能や機能の対象と機能の対象の状態を判断する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の機能を発揮できる多機能装置において、ある機能を選択し実行する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、複数の機能を有する機器が多い。機能が複数存在する場合に、使用者がその中から特定の機能を選択する方法としては、入力操作により複数の機能中から限定された特定の機能を選択する方法と、それぞれの機能に対応する簡単な操作を定義する方法とが考えられる。前者は、使用者の操作を煩雑化させる。また後者は、機能の数に比例して操作の定義数が増大する。
【0003】
その対策としては、様々な方法が考えられている。例えば、BSデジタル放送で行われているデータ放送では、多数の機能と選択項目とが存在するが、デジタル放送運用規定技術資料「ARIB STD−B24」に定義されている4色(青、赤、緑、黄)のカラーキーを併用することにより、使用者にわかりやすいようにしている。また、「複数の選択肢に対してそれぞれ分割してボタンを割当て、それを表示することにより、使用者が選択しやすいようにしたものがある(特許文献1参照)。図59は、特許文献1に記載されているブロック図である。図59に示すように、まず、外部接続手段509で外部から入力された信号は内容判断手段508へ送られる。その後、内容判断手段508で表示する選択肢の項目を抽出し、どのような項目が存在するかということを表すデータをコード割当手段505に送る。コード割当手段505では、使用するコード数分のグループに選択肢を分割するように、選択肢のそれぞれに割当て可能なコードを割り当て、その内容を記録テーブル(以下「TBL」と称する。)504内のコード割当TBL504Aに記録する。
【0004】
使用者はコード入力手段501からコードを入力し、入力されたコードはコード判断手段502へ送られる。コード判断手段502では、記録TBL504内のコード割当TBL504Aの内容と入力されたコードとを比較し、入力されたコードに対応する選択肢を実行するため機能実行手段503に実行命令を送る。
【0005】
機能実行手段503ではその命令を受け取り、命令を実行する。この時に割当コードの変更があれば、コード割当手段505に設定信号を送り、割当コードを変更する。提示方法決定手段506では、記録TBL504内のコード割当TBL504Aで各選択肢に割り当てたコードの表示方法を、記録TBL504内の提示設定TBL504Bの内容に従って決定する。コード提示方法は割当提示手段507に送られ、使用者に表示される。
【0006】
図60は、特許文献1の実施例に記載されている図である。この例では、使用するコードが4種類(A,B,C,D)であり、選択肢が8種類(選択肢1から8)まで存在する場合を示している。まず表示手段(511)に、外部信号から入力された選択肢(512)が表示されている。コード割当手段(図59の505)でグループごとに割り当てたコードを示す表示(513)を行う。この例の場合、8個の選択肢を2個ずつ4つのコードのグループ(1と2をコードA、3と4をコードB、5と6をコードC、7と8をコードD)に分割していることを示している。
【0007】
ここでコードAを選択すると、コード割当が変化(514)して、コードAのグループに含まれていた選択肢1にコードA、選択肢2にコードBが割り当てられる。ここでコードA、コードBを入力すると、それぞれ選択肢1、選択肢2が選択される。このように選択肢が入力されると、自動的にコードを割り当てることができるようになるため、使用コードを少なくして、多くの機能を選択することが可能となる。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−149323号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、BSデジタル放送などで実施されているデータ放送に関しては、それぞれの色ボタンに割り当てられた機能について図示されており、機能を実行する操作を簡単化しているが、1)表示する画面のレイアウトなどはコンテンツ製作者が作成したものである。2)ボタンに割り当てる機能はコンテンツ作成時点で決定している。従って、コンテンツ作成者が作成した割り当て以外の割り当ては実現できないという問題点がある。
【0010】
また、「特開2002−149323」に関しては、自動的に選択肢に対して、コードの割り当てを行い、グループ化して選択することにより、効率的に選択できるようになっているが、以下の問題点がある。
1) 割り当ての対象となる選択肢の項目は、外部入力より入力固定された項目のみである。2) 情報処理装置内部の状態や機能は考慮していない。
【0011】
すなわち、特許文献1に記載の技術は、外部より入力された選択肢をコードに割り当てるのみであり、情報処理装置の内部状態および機能に関する考慮がされていないため、それらに関連した機能に対してはコードを割振ることができない。
【0012】
従って、コンテンツ製作者が作成した割り当てや、情報処理装置に関係ない処理や選択肢などにのみコード割り当て対応が可能であり、それ以外の機能を選択して実行することはできない。
【0013】
本発明の目的は、使用者が多数のコードの中から1つのコードを選択したり、煩雑なコード入力を行ったりすることなく、多機能装置の機能中から適切な機能を選択することができる技術を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題点を鑑み、使用者が入力したコードに従って複数の機能のうち少なくとも1つを実行する多機能装置について、1)装置の内部状態や機能を参照して、実行可能機能を管理する手段、2)装置に前記機能を実行させるためのコードを割り当てる手段、を有し、外部入力による選択肢のみならず、装置内部の状態も考慮した多くの機能の中から現在使用可能な機能のみをコードに割り当て、使用者がそのコードを選択することにより、希望する機能のみを比較的簡単に実行することができる。
【0015】
本発明の一観点によれば、入力されたコードに従って複数の機能のうち少なくとも1つを実行する多機能装置であって、複数の前記機能を管理する手段と、前記機能を実行させるためのコードを割り当てる手段とを有することを特徴とする多機能装置が提供される。
【0016】
さらに、外部接続手段と、該外部接続手段の状態を監視する手段とを有することを特徴とする。これにより、外部接続を対象とする機能に関してコードを割振ることが可能になる。
【0017】
さらに、外部から入力した信号中に、割り当てるべき機能が存在するか否かを判断する手段を有するのが好ましい。これにより、外部入力の信号によって発生する機能に関してコードを割り当てることが可能になる。
【0018】
さらに、コードに割り当てた機能の提示方法を決定する手段と、該提示方法の設定を記録する手段と、コードの割当を提示する手段とを有することを特徴とする。これにより、使用者がどのコードにどの機能が割り当てられているかを容易に知ることが可能になる。
【0019】
さらに、機能をコードに割り当てる設定を記録する手段と、前記設定に従いコード割り当てを行う手段とを有することを特徴とする。
これにより、登録された設定に従ってコード割り当てを実行することができる。
【0020】
さらに、単一のコードに複数の機能を割り当てる手段と、前記コードの機能を切り替える手段とを有することを特徴とする。これにより、単一のコードに複数の機能を割り当てることが可能であり、切り替えることで割り当てた全機能が実行可能になる。
【0021】
コードに割り当てた機能の提示方法の設定を入力する手段と、前記設定に従い、コードに割り当てた機能の提示を行う手段とを有することを特徴とする。これにより、使用者が機能の提示方法の設定を変更することが可能になる。
【0022】
コードに割り当てた機能の提示方法の設定を外部から入力する手段と、前記設定に従い、コードに割り当てた機能の提示を行う手段とを有することを特徴とする。これにより、使用者が機能の提示方法の設定を変更することが可能になる。
【0023】
機能をコードに割り当てる設定を入力する手段と、前記設定に従い、コード割り当てを行う手段とを有することを特徴とする。これにより、使用者がコード割り当ての設定を変更することが可能になる。
【0024】
外部から機能をコードに割り当てる設定を入力する手段と、前記設定に従い、コード割り当てを行う手段とを有することを特徴とする。これにより、使用者がコード割り当ての設定を変更することが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1の実施の形態による多機能装置について情報処理装置を例にして説明する。図1は本発明の本実施の形態による多機能情報処理装置(以下、単に「情報処理装置」と称する。)の構成例を示す機能ブロック図である。
【0026】
図1に示すように、本実施の形態による情報処理装置は、コード入力手段(01)を用いて情報処理装置にコードを入力することができる。入力されたコードは、コード判断手段(02)に送られる。ここでコードとは、情報処理装置に入力する情報を意味し、コードの入力法としては、ボタン、タッチパネル、音声などがあり、1つのコードを特定して入力できれば良い。コード判断手段(02)では、入力されたコードと、記録TBL(04)内のコード割当TBL(04E)の内容と、を照合し、それに応じた機能を実行するため機能実行手段(03)に制御信号を送る。
【0027】
内部状態監視手段(05)には、機能実行手段(03)から実行状況のデータが随時送られる。送られたデータから、内部状態監視手段(05)は、現在の装置内部状態を判断する。現在の装置内部状態は、機能管理手段(06)、コード割当手段(07)、提示方法決定手段(08)によって参照される。
【0028】
外部接続手段(12)は、情報処理装置と外部とを関連付けする部分である。接続する外部の装置の例としては、テレビのアンテナ線やケーブルテレビのケーブル線などの放送線、電話線やインターネットなどの通信線、ビデオデッキやDVDプレイヤーなどの外部接続機器等が挙げられるが、これ以外のものでも、情報処理装置と関連付け可能なものであれば良い。外部との間の信号は、外部状態監視手段(11)と、内容判断手段(10)とにそれぞれ送られる。
【0029】
外部状態監視手段(11)は、関連付けする外部の状態を監視する。ここで言う外部の状態とは、接続の有無、放送信号や通信信号等の受信の可否、外部接続機器の使用状況等が挙げられるが、これら以外であっても外部との状態を表すものであれば良い。そして、これらの状態データは機能管理手段(06)、コード割当手段(07)、提示方法決定手段(08)によって参照される。
【0030】
内容判断手段(10)は、外部信号の内容を把握して、その中に含まれる機能や機能の対象と機能の対象の状態を判断する。ここで信号に含まれる内容とは、放送信号内の放送番組の内容や、BSデジタル放送におけるデータ放送のデータ、通信信号内のHTMLファイルや電子メール、外部記録装置の記録内容やアプリケーション等が挙げられる。これら以外でも、機能や機能の対象とその状態を含むものであればこれらに限定されない。これらのデータは、機能管理手段(06)に送られる。機能管理手段(06)では、情報処理装置内部の機能や機能の対象が管理されており、内部状態監視手段(05)の情報処理装置の現在の状態、外部状態監視手段(11)からの外部との接続の状況、内容判断手段(10)の外部信号の内容データとその状態、記録TBL(04)内の機能TBL(04C)の存在する機能に関するデータ、記録TBL(04)内の対象TBL(04D)の存在する機能の対象に関するデータ等を使用して、現在コードに割り当てるべき機能を判断し、その機能データをコード割当手段(07)に送る。
【0031】
コード割当手段(07)では、機能管理手段(06)から送られた機能に関してコードを割り当てる。この際に使用するデータは、内部状態監視手段(05)の情報処理装置の現在の状態、外部状態監視手段(11)からの外部との接続の状況、機能管理手段(06)から送られた機能に関するデータ、記録TBL(04)内のコード割当TBL(04E)のコードに関するデータ、記録TBL(04)内の割当設定TBL(04A)のコード割り当ての設定に関するデータ、記録TBL(04)内の機能TBL(04C)の存在する機能に関するデータ、記録TBL(04)内の対象TBL(04D)の存在する機能の対象に関するデータであり、これらを参照して割当可能なコードを判断しコードを割り当てる。
【0032】
そして、その結果を記録TBL(04)内のコード割当TBL(04E)に記録する。提示方法決定手段(08)では、記録TBL(04)内のコード割当TBL(04E)において、コードに割り当てられた機能を提示する方法を決定する。この際に使用するデータは、内部状態監視手段(05)の情報処理装置の現在の状態、外部状態監視手段(11)からの外部との接続の状況、記録TBL(04)内のコード割当TBL(04E)のコードに関するデータ、記録TBL(04)内の提示設定TBL(04B)の割当提示の設定に関するデータ、記録TBL(04)内の機能TBL(04C)の存在する機能に関するデータ、記録TBL(04)内の対象TBL(04D)の存在する機能の対象に関するデータ、であり、これらに基づいて機能を提示する方法を決定し、それを割当提示手段(09)に送る。
【0033】
この割当提示手段(09)としては、画像や音声などが含まれるが、使用者に機能と割振ったコードとが提示できれば、これらに限らない。これにより、情報処理装置が実行可能な機能に関して、自動的にコードを割り当てることが可能となる。
【0034】
図2は、機能TBLの例を示したものである。この中には、例えば、機能ID(機能に割振られているID)、機能名称(コードを割り当てることができる機能の名称)、対象種類(その機能が必要とする対象の種類)、実行可能条件(機能が実行可能である条件)、外部機能(その機能が外部に存在する機能であるかどうか)などのように、コードに割当可能な機能に関する記録がなされている。
【0035】
『機能ID』は、その機能に割振られたIDであり、これを使用して機能TBLの中から該当する機能を探したり、機能をソートする際に使用したりする。
『対象種類』の項目は、その機能が必要とする対象の種類であり、図2の2番目の機能(機能ID2)である『画像を表示する』機能の場合には「画像」が必要であり、図2の3番目の機能(機能ID3)である『画像をメモリカードに保存する』場合には、「画像」と「メモリカード」とが必要であることを意味している。
【0036】
また、図2の5番目の機能(機能ID5)である『動画データAを表示する』場合には、「対象ID:A(対象IDについては後述)」の限定された動画データが必要であることを意味している。
【0037】
『実行可能条件』の項目は、その機能を実行するための条件を示すものであり、大別すると、「常時」、「機能の対象に関する条件」、「それ以外の条件」の3つとなる。例えば、図2の2番目の機能(機能ID2)である『画像を表示する』の場合には、「画像」が「表示可能」であることが条件であり、図2の4番目の機能(機能ID4)である『画像をプリンタで印刷する』場合には、「画像」と「プリンタ」が「印刷可能」であることが条件である。図2の5番目の機能(機能ID5)の『動画データAを表示する』場合には、「対象ID:A」と「対象ID:B」の限定された対象が表示可能であることが条件であることを示す。
【0038】
『外部機能』の項目は、その機能が装置内部にあるか否かを示すもので、図2の5番目の機能(機能ID5)である『動画データAを表示する』のみが装置内部には存在しない(外部機能である)ことを示す。
【0039】
尚、図2では、機能に関する5つの項目を記載したが、例えば、機能のバージョンなどの情報、機能の使用メモリ数の目安、等のように、機能に関する項目であれば、図2に示す項目に限定されず任意に増減を行うことができる。
また、この機能TBLは、内容判断手段(図1の符号10)において機能を認識することにより、機能管理手段(図1の符号06)において随時更新される。
【0040】
すなわち、内容判断手段10において外部信号の内容を把握し、この中に『動画データAを表示する』という機能があれば、図2の5番目の機能(機能ID5)のように機能TBLに追加する。その後、コード入力手段01からコードが入力され内部状態が変化するなどにより、外部信号が変化し内容判断手段において別の機能が把握された場合、例えば『動画データFを表示する』という機能がさらに把握された場合は、図2の6番目の項目として、『動画データFを表示する』という機能が追加される。この時、『機能ID』は「6」、『機能名称』は『動画データFを表示する』となり、『対象種類』は『動画』の項目の部分が「対象ID:F」となる。但し、動画データFの対象IDにはFが割り当てられている場合である。これに関しては、『対象TBL』の部分で後述する。実行可能条件については、動画データFとインターネットページBとが表示可能であることが条件であれば、『実行可能条件』の『表示可能』の部分の項目が「対象ID:F、対象ID:B」のようになる。『外部機能』の部分は外部の機能であるので「○」となる。
【0041】
図3は、実施例1における対象TBLの構成例を示したものであり、この中には、対象ID(対象に割振られているID)、対象名称(対象の名称)、対象種類(対象の属する種類)、状態(対象の現在登録されている状態)、対象存在位置(対象の存在位置)など機能の対象に関する情報が記載される。
【0042】
『対象ID』の項目は、対象毎に割振られた識別IDであり、上記の機能IDと同様にこれを使用して対象TBL中から該当する機能の対象を探したり、機能のソートの際に使用したりする。『対象種類』の項目は、対象がどのような種類であるかを表しており、機能TBLの『対象種類』の項目と比較することにより、機能が必要としている対象か否かを判別する。尚、本実施例では、1つの対象に対して『対象種類』の各項目のうち必ず1つのみにチェックが入ると仮定している。『状態』は対象の現在の状態を表している。例えば、「画像C」は「表示可能」、「保存可能」、かつ、「印刷可能」であることを示している。『対象存在位置』は、この対象の存在する位置(場所)を示す。本実施例では、1つの対象に対して、『対象存在位置』の各項目のうち必ず1つのみにチェックが入ると仮定している。
【0043】
尚、ここでは対象に関して5つの項目を記載しているが、例えば、対象の作成日時、対象の使用メモリ数、等、機能の対象を表す事項であれば、図3に示す項目に限らず、項目の増減を行うことができる。
【0044】
また、この対象TBLは、内部状態監視手段(図1の05)および内容判断手段(図1の10)により、対象の状態の変化を認識することにより、機能管理手段(図1の06)において随時更新される。
【0045】
すなわち、内容判断手段(図1の10)において外部信号の内容を把握し、この中に『動画データA』という対象があれば、図3の1番目の対象のように対象TBLに追加する。その後、コード入力手段(図1の01)からコードが入力され、内部状態が変化することにより外部信号が変化し、内容判断手段において別の対象が把握された場合、例えば、さらに、『動画データF』という対象の存在が把握された場合には、図3の6番目(メモリカードEの次)の行に『動画データF』という対象が追加される。この際、『対象ID』は「F」、『対象名称』は『動画データF』となり、『対象種類』は『動画』の項目が「○」となる。『状態』については、表示可能であれば『表示可能』の項目が「○」となる。『対象存在位置』の部分は『動画データF』がWEB上にあれば『WEB』の項目が「○」となる。
【0046】
図4は、コード割当手段へ送るデータを作成する場合の機能管理手段のフローチャート図である。実際のデータ作成例は図7を参照して後述する。
図4に示すように、処理を開始する(S01)と、現在の情報処理装置内部状態、外部状態データ、外部信号内容データの取得と、機能TBL、対象TBLの読み込みと、を行い(S02)、データ作成に使用するデータを得る。次に外部信号内容データ内に機能が存在するか否かを判断し、もし機能が存在すれば、機能TBLに書き込み(S03)を行う。外部信号内容データ内の機能の例としては、図2における「動画データAを表示する」機能が該当する。この時点で、もし、機能TBLに登録されていない上記の機能が新たに認識された場合は追加を行う。
【0047】
次に、外部信号内容データ内に存在する機能の対象の状態が変化しているか否かを判断し、変化していれば対象TBLに書き込む(S04)。外部信号内に含まれる機能の対象の例としては、図3の中の「動画データA」、「インターネットページB」、「画像D」、「メモリカードE」が該当する。これらの機能の対象は、インターネット内又はメモリカード内などに存在し、これらから取得できるものであり、対象TBLに記録されていない新しい機能の対象を認識したり、その状態が変化している機能の対象が存在すれば追加・変更を行う。
【0048】
次に、情報処理装置の内部にある機能の対象の状態が変化しているか否かを判断し、変化していれば、対象TBL(図1の04D)に書き込む(S05)。
例えば、「画像C」について、「表示可能」かつ「保存可能」な状態から、「表示可能」かつ「保存可能」かつ「印刷可能」な状態に遷移すれば、図3の対象TBLの3番目の対象「画像C」における『状態』の項目について、「表示可能」、「保存可能」、「印刷可能」の部分が図3のように全て「○」となる。
【0049】
これらの機能の対象は、情報処理装置内部に存在するものであり、例えば、対象TBLに記録されていない新しい対象を認識したり、状態が変化したりしているものがあれば、S04と同様に対象TBLを追加・変更する。
【0050】
その後、機能TBL内の機能に関する処理を行う。まず、その機能に『対象種類』が存在するか否かを判断(S06)する。判断の方法としては、図2に示す機能TBLの「対象種類」に関して、1つでもフラグが存在するか否かを認識することにより判断することができる。つまり、図2において、「画像」、「動画」、「メモリカード」、「プリンタ」の項目に1つ以上「○」か「対象ID:A」のような個別の対象IDが存在すれば、1つ以上フラグが存在するとみなされる。
【0051】
ここで、図2の機能TBLの1番目の機能(機能ID1: メール一覧を表示する)のように対象種類を持たない(フラグ「○」が存在しない)場合は、ステップS07に進み、図2の機能TBLの2番目の機能『画像を表示する』や、他の3番目から5番目の機能のように対象種類を持つものであれば、ステップS09に進む。
【0052】
ステップS07では、対象種類を持たない機能が、実行可能条件に該当しているか否かを判断する。詳細については図6を参照して後述する。実行可能であれば、その機能を「実行可能機能」として定義し(S08)、ステップS15に進み、実行可能でない場合はそのまま何もせずステップS15に進む。
【0053】
一方、対象種類を持つ機能に関しては、その対象種類と同じ対象種類を持つ対象が対象TBL(図3)に存在するか否かを判断(S09)する。詳細については図5を参照して後述する。対象が存在する場合は、その対象の組み合わせ(後述)の1番目についての処理を開始(S10)する。存在しない場合はステップS15に進む。
【0054】
ステップS09において、対象が存在すると判断された場合には、ステップS10を経て、その機能の対象の組み合わせとその機能が実行可能条件か否かを判断(S11)する。この方法に関しては、図6を参照して後述する。実行可能と判断された場合は、その機能と対象との組み合わせを実行可能として登録(S12)する。その後、対象種類に関して未処理の対象の組み合わせが存在しないか否かを調べ(S13)、もし未処理の対象の組み合わせが存在していれば、その処理の対象についてステップS11から繰り返す(S14)。これらの処理が終了するとステップS15に進む。
【0055】
ステップS15において、全ての機能TBLの機能に関して処理が終了しているか否かを判断し、終了していなければ次の未処理の機能について処理を開始(S16)する。全ての機能に関して処理が終了していれば、情報処理内部と外部信号の全機能及び全対象に関して、実行可能な機能のデータが作成でき、処理を終了する(S17)。
【0056】
図5は、機能の対象存在有無を判断するフローチャートである。これは図4のS09の処理に該当する。処理を開始(S09A)し、機能TBLの「対象種類」に「画像」が存在するか否かを判断する(S09B)。画像が存在しない場合には、次のフラグについて判断し(S09E)、画像が存在する場合にはそのフラグに該当する「画像」が存在するか否かを判断する(S09C)。ここで、該当する画像が存在するか否かの判断は、対象TBLの『対象種類』の「画像」の項目について「○」となっている対象が1つ以上存在するか否かという点から判断する。対象が1つも存在しなければ該当する画像も存在しないと判断され、1つ以上存在すれば存在すると判断される。該当する画像が存在しなければステップ09Oに進む。該当する画像が存在すれば、存在する画像を全て抽出し、これまで抽出した他のフラグデータと組み合わせる(S09D)。
【0057】
他のフラグデータとの組み合わせは以下のように行う。例えば、「画像A」、「画像B」という対象が他のフラグでこれまでに抽出されていた場合であって、今回のフラグで「プリンタC」、「プリンタD」という対象が抽出された場合に、対象を組み合わせると、「画像A − プリンタC」、「画像A − プリンタD」、「画像B − プリンタC」、「画像B − プリンタD」、の4つの組み合わせが作成される。このように、各フラグで抽出した対象から組み合わせを作成する。但しステップS09Dにおいては、これまで抽出した他のフラグデータが無いので、組み合せは作成しない。よって、「画像C」、「画像D」という対象を抽出していれば、組み合せを作成せずに、このままとし、次のフラグについて判断するためステップS09Eに進む。
【0058】
ステップS09Eでは、機能TBLの「対象種類」に「動画」が存在するか否かを判断する。動画が存在しない場合には、次のフラグについて判断し(S09H)、存在する場合にはそのフラグに該当する「動画」が存在するか否かを判断する(S09F)。
【0059】
ここで、該当する画像であるか否かの判断は、「画像」の場合と同様に、対象TBLに基づいて判断する。該当する動画がなければ、ステップS09Oへ進む。該当する動画があれば、その対象を抽出し、これまで抽出した他のフラグデータと組み合わせる。この処理に関しては、上記の「画像」の場合と同様である。両者を組み合わせた後、次のフラグについて判断するためステップS09Hへ進む。
【0060】
ステップS09Hにおいては、機能TBLの「対象種類」に「メモリカード」が存在するか否かを判断する。存在しない場合には、次のフラグについて判断(S09K)し、存在する場合にはそのフラグに該当する「メモリカード」が存在するか否かを判断(S09I)する。ここで、該当する画像であるか否かの判断は、「画像」の場合と同様に対象TBLに基づいて判断する。該当するメモリカードが存在しないと判断されれば、ステップS09Oへ進む。該当するメモリカードが存在すれば、その対象を抽出し、これまでに抽出した他のフラグデータと組み合わせる(S09J)。これについては、「画像」の時と同様である。両者を組み合わせた後、次のフラグについて判断するためステップS09Kへ進む。
【0061】
ステップS09Kでは、機能TBLの「対象種類」に「プリンタ」が存在するか否かを判断する。プリンタが存在しない場合には、対象が存在しないと判断(S09N)し、組み合わせた対象のデータをこの後の処理(図4の10から)で使用する。プリンタが存在する場合には、そのフラグに該当する「プリンタ」が存在するか否かを判断する(S09L)。ここで、該当するプリンタであるか否かの判断は、「画像」の場合と同様に対象TBLから判断する。該当するプリンタが存在しなければ、ステップS09Oへ進む。該当するプリンタが存在すれば、その対象を抽出しこれまで抽出した他のフラグデータと組み合わせる。これについては「画像」の場合と同様である。組み合わせた後、ステップS09Nへ進む。
【0062】
ステップS09Nでは、その機能に対象が存在すると判断し、組み合わせた対象のデータをその後の処理(図4のS10から)において使用する。また、ステップS09Oでは、その機能の対象は存在しないと判断し処理を終了する。この中で、S09BからS09Dまでは、「画像」フラグに関する処理プログラム、S09EからS09Gまでは「動画」フラグに関する処理プログラム、S09HからS09Jは「メモリカード」に関する処理プログラム、S09KからS09Mまでは「プリンタ」に関する処理プログラムを表している。
【0063】
尚、ステップS09B、S09E、S09H、S09Kの全てにおいてフラグが存在せず、この結果組み合わせた対象のデータが全く存在しないままステップS09Nに到達するということはない。なぜなら、図4のステップS06において1つ以上のフラグが存在することが保証されているからである。
【0064】
図6は、機能とその対象との組み合わせが実行可能であるか否かを判断する処理の流れを示すフローチャート図であり、図4のS07、S11の処理に該当する。まず、処理を開始(S08A)し、機能TBLの「実行可能条件」の中の「常時」フラグが存在する(図2において「○」である)か否かを判断(S08B)する。常時フラグが存在していれば、ステップS08Lに進み常時フラグが存在する機能を「実行可能機能」と判断する。常時フラグが存在しない場合は、ステップS08Cに進む。ステップS08Cでは、その機能が対象種類を持っているか否かを判断する。機能TBLの中の「対象種類」のフラグが1つでも存在しているか否かを判断し、フラグが存在する場合には、対象に関する実行可能条件の判断を行うステップS08Dに進み、フラグが存在しない場合には、対象以外の実行可能条件の判断を行うステップS08Jに進む。
【0065】
ステップS08Dでは、機能TBLの実行可能条件の「表示可能」フラグが存在するか否かを判断し、フラグが存在しない場合には次のフラグ判断を行うステップS08Fに進む。フラグが存在する場合には、そのフラグ内で定義されている対象全てが「表示可能」であるか否かを判断する(S08E)。そのためには、対象の対象TBLの「状態」にある「表示可能」フラグが存在するか否かを判断する。全て表示可能であると判断された場合には、次のフラグ判断(S08F)を行い、そうでない場合は「実行可能機能」とせず処理を終了(S08M)する。
【0066】
ここで、対象全てが「表示可能」であるということの意味を前後の処理の具体例を挙げつつ説明する。例えば、機能TBL内の機能IDが「3」である機能の処理を行う場合を例に説明する。図4のフローチャート図のステップS06においては、図2の機能TBLにおいて『対象種類』として『画像』と『メモリカード』とに「○」がついているので「フラグが存在する」としてステップS09に進む。ステップS09では、前ステップに「○」がついていた『画像』に関して、図3の対象TBLの『対象種類』における同じ『画像』の項目をみると、「画像C」、「画像D」に「○」がついており、同じく『メモリカード』についても「メモリカードE」に「○」がついているので、対象が存在するとしてステップ10に進む。この際、対象となる組合せは「画像C−メモリカードE」「画像D−メモリカードE」の2組となっている。ステップS09の処理の詳細は図5で説明した通りである。ステップS10では、2組の対象組み合せのうち、1番目の「画像C−メモリカードE」を選択し、ステップS11の処理を行う。
【0067】
ステップS11の処理の詳細を図6に示すフローチャート図に基づいて説明する。まず確認のため現状について説明しておくと、現在処理中の機能は、機能ID「3」の『画像をメモリカードに保存する』であり、対象組み合せは「画像C−メモリカードE」である。以下、順を追って説明してゆく。
【0068】
ステップS08Bにおいて、図2の機能TBLより常時フラグは存在しないため、ステップS08Cに進む。ステップS08Cにおいては、対象種類フラグは同TBLより「画像」と「メモリカード」とに「○」がついているため、ステップS08Dに進む。ステップS08Dにおいては、表示可能フラグは同TBLより存在しないためステップS08Fに進む。ステップS08F以降の一般的な説明は後述するが、ここでは、上述した目的に沿って、さらに具体的な処理内容をまず説明する。
【0069】
ステップS08Fにおいては、同TBLより保存可能の項目に「画像」と「メモリカード」とが存在するため、フラグが存在するとしてS08Gに進む。ステップS08Gでは、前ステップで該当項目に存在した対象全て、すなわち「画像」と「メモリカード」とについて、保存が可能か否かを対象TBLから調べ、これをもって保存可能フラグ内で定義されている対象全てが「保存可能」であるか否かの判断とする。
【0070】
さらに具体的には、対象TBLから調べる「画像」と「メモリカード」とは、現在の対象組み合せが「画像C−メモリカードE」であることから、「画像C」と「メモリカードE」とが該当する。よって、これらの対象について、図3の対象TBL内の「状態」の「保存可能」の項目を調べ、どちらも「○」であることから、全て保存可能であるとしてステップS08Hに進む。もし、1つでも「○」となっていない対象があれば、全て保存可能ではないとして、ステップS08Mに進む。
以上、対象全てが「保存可能」である例を挙げたが、対象全てが「表示可能」であることについても同様に考えればよい。
【0071】
以下、ステップS08Fからの説明を行う。ステップS08Fでは、機能TBLの実行可能条件の「保存可能」フラグが存在するか否かを判断し、存在しない場合には、次のフラグ判断を行うステップS08Hに進む。フラグが存在する場合には、そのフラグ内で定義されている対象全てが「保存可能」であるか否かを判断する(S08G)。そのためには、対象の対象TBLの「状態」にある「保存可能」フラグが存在するか否かに基づいて判断する。全て保存可能であると判断された場合には、次のフラグ判断(S08H)を行い、そうでないと判断された場合は、「実行可能機能」とせず(S08M)、処理を終了する(S08N)。
【0072】
ステップS08Hでは、機能TBLの実行可能条件の「印刷可能」フラグが存在するか否かを判断し、フラグが存在しない場合には、次のフラグ判断を行うステップS08Jに進む。フラグが存在する場合には、そのフラグ内で定義されている対象全てが「印刷可能」であるか否かを判断(S08I)する。そのためには、対象の対象TBLの「状態」にある「印刷可能」フラグが存在するか否かに基づいて判断する。全て印刷可能であると判断された場合には、次のフラグ判断(08J)を行い、そうでない場合は「実行可能機能」とせず(S08M)処理を終了する(S08N)。
【0073】
ステップS08Jにおいては、機能TBLの実行可能条件の「TV表示状態」フラグが存在するか否かを判断し、存在しない場合には、この機能と対象との組み合わせは実行可能である決定する(S08L)。フラグが存在する場合には、現在の状態がTV表示状態であるか否かを判断する。表示状態である場合はステップ08Lに進み、そうでない場合はステップS08Mに進む。
【0074】
ステップS08Lでは、その機能と対象との組み合わせを「実行可能機能」と判断し、ステップS08Mでは、その機能と対象との組み合わせを「実行可能機能」とせず処理を終了する。これで、機能と対象との組み合わせが実行可能であるか否かを判断することが可能である。
【0075】
この中で、S08DからS08Eまでは、「表示可能」フラグに関する処理プログラムであり、S08FからS08Gまでは「保存可能」フラグに関する処理プログラムであり、S08HからS08Iまでは「印刷可能」に関する処理プログラムであり、S08JからS08Kまでは「TV表示状態」に関する処理プログラムである。
【0076】
図7は、実施例1における機能管理手段からコード割当手段に送られるデータの例を示す。この中で、D01:内部状態監視手段(図1の05)から送られたデータ、D02:外部状態監視手段(図1の11)から送られたデータ、D03:内容判断手段(図1の10)から送られたデータ、D04:記録TBL(図1の04)内の機能TBL(図1の04C)から送られたデータ、D05:記録TBL(図1の04)内の対象TBL(図1の04D)から送られたデータ、D06:機能管理手段(図1の06)で作成し、コード割当手段(図1の07)へ送るデータ、をそれぞれ表している。D01では、現在の情報処理装置内部の状態が示されており、機器内部の状態や機能の実行状況、機器内部に存在する機能の対象に関する状態やコード入力情報等が示される。D02では、外部状況データが示されており、外部接続の状態として、接続の有無や、信号受信の可否、外部機器の使用状況などが示される。D03では、外部信号内容データが示されており、外部に存在する機能や内容とその状態について示される。D04では、現在登録されている機能TBLが示されており、D05では現在登録されている機能の対象TBLが示されている。これら5つのデータD01〜D05を用い、図5に示すフローチャート図に基づいて、機能管理手段はコード割当部に送る実行可能な機能で構成されたデータD06(実行可能機能)を作成する。
【0077】
例えば、図2の対象TBLの機能IDが3の機能である「画像をメモリカードに保存する」を図4のフローチャート図のS06から沿って順番に処理を行う。まず、機能TBLの「対象種類」フラグが存在するか否かを調べる(図4のS06)。「画像」、「メモリカード」の2つが存在するので、図4のS09に進む。図4のS09の処理は図5に詳細表示しており、図5のS09Aから開始する。機能TBLの「対象種類」に「画像」フラグが存在しているか否かを判断する(図4のS09)。「画像」フラグが存在するので、図5のS09Cへ進む。「画像」フラグに特に指定は無いため、対象TBLから「対象種類」が「画像」であるものを調べる。対象TBLに「対象種類」が「画像」のものは、「画像C」と「画像D」とが存在する。対象が存在するため、S09Dに進む。これまでに抽出したデータは存在しないので、「画像C」、「画像D」を抽出したデータとする。機能TBLの「対象種類」に「動画」フラグが存在しているか否かを判断する(図5のS09E)。「動画」フラグが存在しないので、図5のS09Hへ進む。機能TBLの「対象種類」に「メモリカード」フラグが存在しているか否かを判断する(図5のS09H)。「メモリカード」フラグが存在するため、図5のS09Iへ進む。「メモリカード」フラグに指定は無いので、対象TBLから「対象種類」が「メモリカード」であるものを調べる。対象TBLに「対象種類」が「メモリカード」のものは、「メモリカードE」が存在する。対象が存在するため、S09Jに進む。これまでに抽出したデータとして、「画像C」、「画像D」が存在するので、「メモリカードE」を組み合わせて「画像C−メモリカードE」、「画像D−メモリカードE」を抽出したデータとする。機能TBLの「対象種類」に「プリンタ」フラグが存在しているか否かを判断する(S09K)。「プリンタ」フラグが存在しないため、S09Nへ進む。「対象が存在する」と判断し、抽出対象データ「画像C−メモリカードE」、「画像D−メモリカードE」は以降で使用する(S09N)。
【0078】
以上で、図5に示すフローチャート図の処理を終了する(S09P)。図5の処理は、図4の処理S09に対応するため図4のS09に戻る。「対象が存在する」と判断したので、図4のS10へ進む。1番目の組み合わせである、「画像C−メモリカードE」について処理を行う(図4のS10)。図4のS10は図6に詳細表示されているため、図6のS08Aから開始する。機能TBLの実行可能条件に「常時」フラグが存在するか否かを判断する(図6のS08B)。「常時」フラグが存在しないので、S08Cに進む。機能TBLの対象種類にフラグが存在するか否かを判断する(S08C)。「画像」、「メモリカード」フラグが存在するため、S08Dに進む。機能TBLの実行可能条件に「表示可能」フラグが存在するか否かを判断する(S08D)。「表示可能」フラグが存在しないため、S08Fへ進む。機能TBLの実行可能条件に「保存可能」フラグが存在するか否かを判断する(S08F)。「保存可能」フラグが存在するため、S08Gへ進む。「画像」と「メモリカード」とが保存可能か否かを調べる(S08G)。現在は、「画像C−メモリカードE」を処理中であり、「画像」である「画像C」と「メモリカード」である「メモリカードE」とが保存可能であるか否かを調べる(S08G)。対象TBLの「状態」を見ると、「画像C」、「メモリカードE」ともに保存可能であり条件は満たしているため、S08Hに進む。機能TBLの実行可能条件に「印刷可能」フラグが存在するか否かを判断する(S08H)。「印刷可能」フラグは存在しないので、S08Jへ進む。機能TBLの実行可能条件に「TV表示状態」フラグが存在するか否かを判断する(S08J)。「TV表示状態」フラグは存在しないので、S08Lへ進む。この対象の組み合わせ(「画像C−メモリカードE」)を「実行可能機能」に決定する(S08L)。図5のフローチャート図で示す処理を終了する(S08N)。
【0079】
図6は図4の処理11に該当するため、図4のS11に戻る。「画像をメモリカードに保存する」機能に「画像C−メモリカードE」の対象の組み合わせを合わせた「画像CをメモリカードEに保存する」を実行可能機能として定義する(S12)。まだ未処理の対象が存在するか否かを判断する(S13)。まだ「画像D−メモリカードE」については未処理であるので、S14に進み、対象「画像D−メモリカードE」について処理を行う(S14)。図4のS11から「画像D−メモリカードE」の処理を行うが、画像Dは画像Cと同様の結果となるので、すでに述べた「画像C−メモリカードE」の場合と同様に、「画像DをメモリカードEに保存する」を実行可能機能として定義する。未処理の対象は存在しないので、図4のS15へ進む。以上のように、図4のS15で他の全ての機能に関する処理を繰り返し行うことにより、図7のD06のデータを作成することができる。
【0080】
このデータの中の機能対象IDは、その機能が機能TBLのいずれの機能と対象TBLのいずれの対象とを組み合わせたものかを示すものである。
例えば、「メール一覧を表示する:1」であれば、図2の機能TBL中の機能ID=1の「メール一覧を表示する」のみを使用しており、「画像CをメモリカードEに保存する:3CE」では、図2の機能TBL中の機能ID=3の「画像をメモリカードに保存する」と、図3の対象TBL中の対象ID=Cの「画像C」と対象ID=Eの「メモリカード」を使用していることを示す。
【0081】
図8は、実施例1におけるコード割当手段により書き換えられる前のコード割当TBLの構成例を示す図である。コード割当TBLには、コード(コードの種類)と、機能割当(コードに対する機能割当ての可否)と、機能番号変更割当(コードに対する機能番号変更機能の可否)と、機能番号(コードに対して複数の機能が存在する場合にそれを区別するための番号)と、機能(割り当てられている機能)と、機能対象ID(割り当てられている機能に対する機能対象ID)と、現在機能番号(現在使用している機能番号)と、が記録されている。
【0082】
『機能割当』の項目は、そのコードに機能を割り当てることが可能か否かを示すものであり、「可」である場合には、コード割当手段によって機能が割り当てられる。また『機能番号変更割当』の項目は、そのコードに機能番号変更用の機能を割り当てることが可能か否かを示すものであり、「可」である場合には、コード割当て手段によって機能番号変更用の機能が割り当てられる。ここで、機能番号とは、1つの機能割当可能なコードに複数の機能が割当てられている場合に、それらを区別するために使用するものである。
【0083】
『機能番号』の項目は、機能の機能番号を表し、『機能』の項目は、割り当てられている機能を表す。『機能対象ID』の項目は、割り当てた機能の機能対象IDが存在している場合に示される。『現在機能番号』は、現在使用する機能番号を表しているが、この例では機能番号が1つしか存在しないため、意味を有しない。また、図8においては、機能割当可能コードと機能番号変更割当可能コードとに機能が割り当てられているが、新規に機能割り当てが実行された時に、この機能はクリアされる。
【0084】
図9(a)から(d)は、実施例1における割当設定TBLの例を示す図である。尚、割り当てのフローチャート図を図10〜図14に、割当詳細例については図15、図16に示す。この中には、機能抽出割当設定ST01(割当対象とする機能とそれに割当可能なコードの設定)と、抽出機能ソート設定ST02(割当対象とする機能が複数存在した場合のソート方法の設定)と、機能番号変更設定ST03(機能番号(後述する)の変更に関する機能とコードの割当方法の設定)と、使用プログラムアドレスST04(割当設定に使用するプログラムの格納アドレスを示したもの)と、が記入されている。
【0085】
図9(a)に示すように、機能抽出割当設定ST01に関しては、優先順序(コード割り当てに使用する設定の優先順序)と、設定対象機能(設定の対象となる機能)と、割当有効条件(その機能を割り当てる場合の条件)と、割当使用コード(その機能がどのコードに割当可能かを示す)と、が記録されている。『優先順序』は、コードへ機能を割り当てる際の設定の実行の順番を示しており、この順番の設定に基づいてコードに機能が割り当てられていく。『設定対象機能』は、その設定の対象となる機能を表している(詳細については図12を参照して後述する)。例えば、図9(a)の優先順序の1番目の設定の場合は、「機能ID「1」を含む機能」であり、かつ、「実行可能な機能」が対象となる。また、図9の優先順序2番目の設定の場合は、○印より、「実行可能な機能」かつ「外部機能である機能」が対象となることを示している。
【0086】
『割当有効条件』は、機能をコードに割り当てる時に、この設定を有効とするための条件を表している(詳細については図11を参照して後述する)。この例では、全条件とも「常時割り当てる」となっている。例えば、ここで、「TV表示状態」の項目にチェックが入っていれば、その条件はTV表示状態の時のみに割り当てる。このように受信機に関する状態を条件に使用することで柔軟な割り当てが可能となっている。
【0087】
『割当使用コード』は、設定された機能を、どのコードに割り当てるかが記録されている。ここで使用される候補となっているコード、すなわちA,B、C、Dは、コード割当TBL中で、「機能割当可能」となっているコードである。
【0088】
次に、図9(b)に示すように、抽出機能ソート設定ST02に関しては、機能抽出割当設定の設定対象機能において、複数の機能が該当する場合に、それらのソートを行い順次コードに割振る必要がある。ここでは、その為のソート条件を決定している(詳細は図13を参照して後述する)。項目としては「機能対象ID」と「機能名称」とが設けられている。「機能対象ID」の項目には、「小さい順」又は「大きい順」のいずれかが設定される。「機能名称」の項目には、「かな順」又は「かな逆順」のいずれかが設定される。また、「機能対象ID」と「機能名称」とのいずれか一方に設定が行われる。例えば、「機能対象ID」に「小さい順」が設定されている状態で、さらに「機能名称」に「かな順」が設定されることはない。また、両方の項目共に設定されていないということもない。この例では、「機能対象IDの小さい順」となっており、複数機能が該当した場合には、これに従ってソートを実行する。
【0089】
図9(c)に示す機能番号変更設定ST03に関しては、機能番号割当コード(機能番号を変更する機能を割り当てるコード)と、機能設定(そのボタンに割り当てる際の機能)と、割当有効条件(その機能を割り当てる場合の条件)と、が記録されている(詳細は図14を参照して説明する)。
【0090】
『機能番号割当コード』は、機能番号を変更するコードを表しており、コード割当TBL内で「機能番号変更可能」となっているコード、すなわち「上ボタン」、「下ボタン」が該当する。『機能設定』は、コードに割り当てる機能番号変更の機能を表しており、この例では「番号1増加」、「番号1減少」、「直接番号指定」の機能が設けられている。これらの機能のうちいずれか1つを選択・設定することができる。図9(c)では、「上ボタン」に「番号1減少」を、「下ボタン」に「番号1増加」を割り当てるように設定している。また、直接番号指定を選択する場合は、指定する機能番号を設定できる。すなわち図9(c)の「直接番号指定」の項目には「○」ではなく例えば「3」のように機能番号が設定されることになる。「番号1増加」、「番号1減少」の機能は、現在の機能番号から1増加や1減少させる機能(例えば、現在機能番号が2の時に、「番号1増加」の場合は機能番号を3に、「番号1減少」の場合は機能番号を1にする)であり、「直接番号指定」はどの機能番号であってもその機能番号に変更することを表す。
【0091】
『割当有効条件』は、その機能割当が有効になる条件を表しており、この例の場合は「常時」と「存在機能番号」との項目が設けられている。「常時」は、常にこの機能割当設定を有効にすることを表し、「存在機能番号」は、その機能番号が、図8のコード割当TBLの『機能番号』の項目に存在していれば、この機能割当設定を有効にすることを表す。「存在機能番号」が2となっていれば、機能番号の2が存在している場合(機能番号として1から3が存在する場合も該当する)はこの機能割当設定を有効にする。
【0092】
図9(d)に示すように、使用プログラムアドレスST04に関しては、設定種類(設定の種類)と、プログラムアドレス(設定の登録されているアドレス)と、が記録されている。
【0093】
『設定種類』には、機能抽出割当設定ST01、抽出機能ソート設定ST02、機能番号変更設定ST03で使用されているそれぞれの設定がリストされており、『プログラムアドレス』には、その設定を用いて処理を行うためのプログラムが記録されているアドレスが記録されている。ここに記録されているアドレスを使用して、それぞれの設定を行う際には、それぞれのプログラムを呼び出す。以上についての説明に関しても、図21から図25までのフローチャート図を参照して後述する。
【0094】
図10は、割当設定TBLに基づいたコード割り当て処理の流れを示すフローチャート図である(割当詳細例については図15、図16に示す。)。
この処理(S21)は、まず、機能抽出割当設定TBLの優先順序の1番目から処理を開始する(S22)。ステップS23では、割当有効条件と現在の状態とを比較し、割当有効条件に当てはまる場合は有効であるとしてステップS24へ進み、当てはまらない場合にはステップS34に進む。機能抽出割当設定TBLが有効である場合には、この条件の設定対象機能にある条件に従い、機能管理手段から送られてきた機能から該当するもののみを抽出する(S24)。ステップS24の処理内容については図12を参照して後述する。ステップS25では、前ステップにおいて機能が抽出できていればステップS26へ、抽出できない場合はステップS34に進む。ステップS23の処理内容については図11を参照して後述する。
【0095】
抽出機能が存在した場合は、その機能を抽出機能ソート設定に従い順序付けする(ステップS26)。処理内容については図13を参照して後述する。その後、1番目の機能から順番に処理を行う(ステップS27)。まず、その設定で使用する『割当使用コード』全てに機能が割当済であるか否かを判断(ステップS28)する。全て機能が割当済みとは、例えば、「コードA、B、C」に割り当てが可能である場合に、「A、B、C」の全てに既に機能が割り当てられている場合を言う。
【0096】
同じ条件で「A、C」に既にコードが割り当てられている場合は、「B」に割り当てることが可能であり、この場合は「全てのコードが割当済み」には該当しない。割当済でない場合には、割り当てることが可能なコードに機能を割り当てる(ステップS31)。
【0097】
全てのコードに機能が割当済みの場合には、機能番号を“1”追加した後、『割当使用コード』に機能を割り当てる(ステップS29)。例えば、コードAのみに機能の割り当てが可能である場合を考える。このときに、コードAの全ての機能番号に機能が割り当てられていたとすると、今の機能番号では新しくコードに機能を割り当てることができない。そこで機能番号を追加することにより、追加した機能番号のコードAに新しく機能を割り当てることが可能となる。
【0098】
このように機能番号を“1”追加することにより、必ず機能を割り当てることができる。次に、機能番号を“1”追加したことに関して、機能番号変更設定に従って機能番号変更に関する処理を行う(ステップS30)。処理内容については図14を参照して説明する。
【0099】
ステップS32において、抽出した全機能に関してコード割当済か否かを判断し、未割当て機能が存在する場合には、ソート内の次の機能について処理を行うためステップS28から繰り返す(ステップS33)。また割当済の場合にはステップS34に進み、全機能抽出割当設定について実行済か否かを判断し、未実行が存在する場合は、現在優先順序を次の優先順序にして繰り返す(ステップS35)。全条件に関して実行済みであれば、処理を終了する(ステップS36)。これにより、機能抽出割当設定に基づいて、全ての機能にコードを割り当てることが可能となる。
【0100】
図11は、割当有効条件比較部分(図10のステップS23)の処理の流れを示すフローチャート図である。まず、図9(a)の機能抽出割当設定の中にある割当有効条件のフラグのうち、「常時」のフラグが存在するか否かを比較(S03B)する。「常時」のフラグが存在する場合には、ステップS03Gに進み「割り当てる」に決定した後、処理を終了する。「常時」のフラグが存在しない場合はステップS03Cへ進み、その他のフラグに関しての処理を行う。
【0101】
ステップS03Cでは、「TV表示状態」のフラグが存在するか否かを判断する。「TV表示状態」のフラグが存在しない場合は、次のフラグに関する処理(S03E)を行う。「TV表示状態」のフラグが存在する場合には、内部状態監視手段から現在の状態が「TV表示状態である」か否かを判断し、その状態になっていれば、次のフラグに関する処理(S03E)を行い、そうでなければ、「割り当てない」に決定した後(S03H)、処理を終了する。
【0102】
ステップS03Eでは、「Web表示状態」のフラグが存在するか否かを判断する。「Web表示状態」のフラグが存在しない場合にはステップS03Gへ進む。「Web表示状態」のフラグが存在する場合には、内部状態監視手段から現在の状態が「Web表示状態である」か否かを判断し、その状態になっていればステップS03Gへ進み、そうでなければ「割り当てない」に決定した後(S03H)、処理を終了する(S03I)。
ステップS03Gで「割り当てる」に決定した後は、処理を終了する(S03I)。
【0103】
尚、図11の中で、S03CからS03Dまでのステップは、「TV表示状態」の設定プログラム、S03EからS03Fまでのステップは、「Web表示状態」の設定プログラムを表したものであり、これらのプログラムは、図9(d)の使用プログラムアドレスで示されるアドレスに存在している。
【0104】
図12は、設定対象機能抽出部分(図10のS24)のフローチャート図である。処理を開始する場合には(S04A)、まず始めに、機能管理手段から送られたデータを使用するためにバッファに準備しておく(S04B)。次に、設定対象機能のフラグのうち「機能ID」を比較し(S04C)、フラグが存在していない場合には、次のフラグに関する処理を行う(S04E)。このとき、バッファの内容はそのままにしておく。フラグが存在していれば、機能対象IDとして該当機能IDを含む機能を、ステップS04Bにおいて準備したデータの中から抽出する(S04D)。例えば、図9(a)の『機能抽出割当設定』の『設定対象機能』の「機能ID」に“3”のフラグが設定されている場合、「機能対象ID」が、「3A」や「3BD」のように「3」を含む機能を抽出する。抽出したデータはバッファに書き戻され、バッファに準備されていたデータは、この時に上書きされ消去される。処理終了後に、このデータを使用して次のフラグに関する処理(S04E)を行う。
【0105】
次に「対象ID」のフラグを比較し(S04E)、フラグが存在していない場合には、次のフラグに関する処理(S04G)を行う。このとき、バッファの内容はそのままにしておく。フラグが存在していれば、該当する対象IDを機能対象IDが含んでいる機能を、バッファから抽出する(S04F)。例えば、「対象ID」にCのフラグが設定されていれば、「機能対象ID」が、「1C」や「4ABC」のように「C」を含む機能を抽出する。抽出したデータは、バッファに書き戻され、バッファに元々存在していたデータはこの時消去される。
【0106】
次に「実行可能」のフラグが存在するか否かを判断し(S04G)、「実行可能」フラグが存在していない場合には、次のフラグに関する処理(S04I)を行う。このときバッファの内容はそのままにしておく。「実行可能」フラグが存在していれば、実行可能である機能をバッファから抽出する(S04H)。抽出したデータは、バッファに書き戻され、バッファに元々存在していたデータはこの時消去される。
【0107】
次に「外部機能」のフラグが存在するか否かを判断し(S04I)、「外部機能」のフラグが存在していない場合には、バッファの内容はそのままにしておきステップ04Lに進む。「外部機能」のフラグが存在していれば、まず機能TBLから「外部機能」である機能IDを検索し(S04J)、その機能IDを機能対象IDに含む機能をバッファから抽出する(S04K)。抽出したデータは、バッファに書き戻され、バッファに元々存在していたデータはこの時消去される。ステップS04Lでは、バッファに存在するデータを抽出データとして決定し、処理を終了する(S04M)。
【0108】
尚、図12中で、S04CからS04Dまでは「機能ID」についての設定プログラム、S04EからS04Fまでは「対象ID」についての設定プログラム、S04GからS04Hまでは「実行可能」についての設定プログラム、S04IからS04Kまでは「外部機能」についての設定プログラムを表しており、これらのプログラムは、図9の使用プログラムアドレスで示されるアドレスに存在している。
【0109】
図13は、抽出した機能データをソートする部分(図10のS26)のフローチャート図である。図13においては、抽出機能ソート設定(図9(b)のST02)のフラグから判断して(S06B)、「機能対象ID」の場合はステップS06Cへ、「機能名称」の場合はステップS06Fへ移動する。尚、この2つのフラグはいずれか一方にしか記入されることはない。「機能対象ID」の場合は、フラグの内容を判断して(S06C)、そのフラグが「小さい順」の場合には機能対象IDの小さい順に機能をソートし(S06D)、「大きい順」の場合には機能対象IDの大きい順に機能をソートする(S06E)。「機能名称」の場合は、機能対象IDの場合と同様、フラグの内容を判断して(S06F)、そのフラグが「かな順」の場合には機能名称のかな順に機能をソート(S06G)し、「かな逆順」の場合には機能名称のかな逆順に機能をソート(S06H)する。これらのソートが終了すれば処理を終了する(S06I)。
【0110】
このフローチャートのS06CからS06Eまでは「機能対象ID」の設定プログラムを、S06FからS06Hまでは「機能名称」の設定プログラムを表しており、これらのプログラムは図9の使用プログラムアドレスで示すアドレスに存在している。
【0111】
図14は、機能番号を追加した場合において機能番号変更機能を追加する処理(図10の30)の流れを示すフローチャート図である。ここでは、まず図9の「機能番号変更設定」の内の1番目の機能番号割当コードについて(図9(c)のST03の例では『上ボタン』)処理を行う(10B)。まず、機能番号変更設定の割当有効条件に「常時」のフラグが存在するか否かを判断する(10C)。「常時」のフラグが存在していればステップ10Gへ進み、存在しない場合は他の割当有効条件に関するフラグを見る(10D)。
【0112】
次にステップ10Dにおいては、「存在機能番号」のフラグが存在するか否かを判断し(10D)、存在しない場合は、特に設定は無いものとしてステップ10Gに進み、存在する場合はステップ10Eに進む。ステップ10Eでは、存在機能番号フラグに記入されている機能番号が存在するか否かを判断し、存在していればステップ10Gへ進み、存在していない場合は何もせず(10F)、ステップ10Mに進む。
【0113】
ステップ10Gでは、機能番号変更設定の「機能設定」のフラグを比較する。ここで、「番号1減少」であればステップ10Hへ、「番号1増加」であればステップ10Jへ、「直接番号指定」でステップ10Lへ移動する。
【0114】
「番号1減少」の場合は、まず最小の機能番号に最大の機能番号へ変更する機能を割り当てる(10H)。その後、最小機能番号以外の機能番号に「自機能番号に−1した値の機能番号」へ変更する機能を割り当てる(10I)。この処理を行うことによって、例えば機能番号が3存在する場合には、機能番号が1の時は機能番号3へ、機能番号が2、3の時はそれぞれ機能番号1,2へ変更する機能が割り当てられる。
【0115】
「番号1増加」の場合は、まず最大の機能番号に最小の機能番号へ変更する機能を割り当てる(10J)。その後、最大機能番号以外の機能番号に「自機能番号に+1した値の機能番号」へ変更する機能を割り当てる(10K)。この処理を行うことによって、例えば機能番号が3存在する場合には、機能番号が3の時は機能番号1へ、機能番号が1、2の時はそれぞれ機能番号2,3へ変更する機能が割り当てられる。
【0116】
「直接番号指定」の場合は、全ての機能番号に関して、指定されている機能番号へ変更する機能を割り当てる。例えば機能番号が1、2、3の3つ存在し、機能番号2に変更する機能を割り当てる場合には、機能番号1、2、3全てに機能番号2に変更する機能を割り当てる。
【0117】
全機能番号に機能の割り当てが終了すると、全コードについて終了したか否かを判断し(10M)、未終了の場合には次のコードについてステップ10Cからの処理を再開し(10N)、終了している場合には終了(10O)となる。
【0118】
フローチャート図の10Dから10Fまでは割当有効条件の「存在機能番号」の設定プログラム、10Hから10Iまでは「番号1減少」、10Jから10Kまでは「番号1増加」、10Lは「直接番号指定」の設定プログラムを表しており、それぞれ図9のプログラムアドレスで示すアドレスに存在している。
【0119】
図15及び図16は、実施例1におけるコード割当過程を示している。ここでは、図2の機能TBL、図3の対象TBL、図7の各手段からのデータ、図8のコード割当TBL、図9の割当設定TBLを使用した例を示している。符号A01は、機能管理手段から送られてくるデータ(図7のD06)を表したもので、ここに示されている機能を図10のフローチャート図に従って以下のようにコードに割振っていく。
【0120】
1.図9の割当設定TBLの機能抽出割当設定の優先順序1番目の設定についての処理を行う(図10のS22)。2.図10のS23の詳細は図11に示しており、図11の03Aに移動する。3.機能抽出割当設定の割当有効条件フラグに「常時」フラグが存在するか否かを判断する(図11の02A)。
【0121】
4.「常時」フラグが存在するので、「割り当てる」に決定する(図11の03G)。5.図11のフローチャートにおける処理を終了し、図10のS23に移動する(図11の03I)。6.「割り当てる」に決定し、図10のS24に移動する(図10のS23)。7.図10のS24の詳細は図12に示しており、図12のS04Aに移動する。8.機能管理手段から送られたデータを使用して処理を開始する(図12の04B)。
9.機能抽出割当設定の設定対象機能に「機能ID」のフラグが存在するか否かを判断する(図12の04C)。
【0122】
10.「機能ID」にフラグ1が存在するので、図12の04Dに移動し、該当機能IDのデータ抽出を行う。11.機能管理手段からのデータの中で、機能対象IDに機能IDの“1”を含むものは『メール一覧を表示する』のみであり、これを抽出し使用データとする(図12の04D)。
12.機能抽出割当設定の設定対象機能に「対象ID」のフラグが存在するか否かを判断する(図12の04E)。
【0123】
13.「対象ID」にフラグが存在しないので、図12の04Gへ移動する(図12の04E)。14.機能抽出割当設定の設定対象機能に「実行可能」のフラグが存在するか否かを判断する(図12の04G)。
【0124】
15.「実行可能」にフラグが存在するので、図12の04Hに移動し、実行可能機能のデータ抽出を行う。16.使用データ(図12のステップS04Dから『メール一覧を表示する』のみ)の中で、実行可能機能であるものは『メール一覧を表示する』のみなので、これを抽出し使用データとする(図12の04H)。17.機能抽出割当設定の設定対象機能に「外部機能」のフラグが存在するか否かを判断する(図12の04I)。18.「外部機能」にフラグが存在しないので、図12の04Lへ移動する(図12の04E)。19.使用データ(図12のステップS04Hから『メール一覧を表示する』のみ)を抽出データとして使用する(図12の04L)。20.図12の処理を終了し、図10のステップ24へ移動する(図12の04M)。21.機能が抽出できたか否かを判断する(図10のステップ25)。
【0125】
22.機能は抽出できているので、図10のステップS26へ移動する(図10のステップS25)。23.図10のステップS26は、図13に詳細を示しているため、図13のステップS06Aに移動する。24.抽出機能ソート設定のフラグを比較する(図13のS06B)。
【0126】
25.「機能対象ID」にフラグ小さい順が存在するので、図13のS06Cに移動する(図13のS06B)。26.「機能対象ID」のソート順序に関して比較する(図13のS06C)。
27.「小さい順」となっているので、図13のS06Dに移動する(図13のS06C)。
28.機能対象IDの小さい順に、使用データ(ここでは『メールを表示する』のみ)をソートする(図13のS06D)。
【0127】
29.処理を終了し、図10のS26へ戻る(図13のS06I)。30.1番目の機能(『メール一覧を表示する』)に関して処理を開始する(図10のS27)。31.能抽出割当設定の「割当使用コード」フラグで示されているコードに機能が割当済みか否かを調べる(図10のS28)。32.「割当使用コード」フラグには「A」が存在し、ここにはまだ機能が割り当てられていないので、図10のS31に進む(同じく図10のS28)。
【0128】
33.コード「ボタンA」に、機能『メール一覧を表示する』を割り当てる(図10のS31)。34.抽出した全機能に関して処理が終了しているか否かを調べる(図10のS32)。35.抽出した機能は『メール一覧を表示する』だけであり、この処理は終了しているので図10のS34に進む(図10のS32)。
【0129】
36.全実行について割当て済みか否かを調査する(図10のS34)。
37.まだ終了していないので、図10のS35に進み、次の条件に関して処理を行う(図10のS34)。
【0130】
38.機能抽出割当設定の優先順序2に関して、図10のS23からS34までの処理を行うと、コード「ボタンB」に『動画データAを表示する』機能が割り当てられる。39.全実行について割当て済みか否かを調査し、まだ終了していないので、図10のS35に進み、次の条件に関して処理を行う(図10のS34から35)。40.機能抽出割当設定の優先順序3に関して、図10のS23から34まで処理を行うと、コード「ボタンC」に『画像Cを表示する』、コード「ボタンD」に『画像CをメモリカードEに保存する』機能が割り当てられる(ここまでの様子を図15のA02に示す)。41.全実行について割当て済みか否かを調査し、まだ終了していないので、図10のS35に進み、次の条件に関して処理を行う(図10のS34からS35)。42.機能抽出割当設定の優先順序3に関して、図10のS23からS26までの処理を行うと、機能が2つ抽出でき、ソートを行うと、『画像Dを表示する』、『画像DをメモリカードEに保存する』の順番となる。43.1番目の『画像Dを表示する』に関して処理を行う(図10のS27)。44.機能抽出割当設定の「割当使用コード」フラグで示されているコードに機能が割当済みか否かを調べる(図10のS28)。45.割当使用コード」フラグには「A」、「B」、「C」、「D」が存在するが、全てに関して機能が割り当てられている(図15のA02)ので、図10のS29に進む(図10のS28)。46.機能番号2を追加し、機能番号2のコード「ボタンA」に『画像Dを表示する』機能を割り当てる(ここまで様子を図16のA03に示す)。47.図10のS30は、詳細を図14に示す(図14の10Aに移動する)。48.機能番号変更設定の機能番号割当コードの1番目(ここでは「上ボタン」)の処理を行う(図14の10B)。49.機能番号変更設定の割当有効条件に「常時」のフラグが存在するかを判断する(図14の10C)。50.「常時」のフラグは存在しないので、図14の10Dに進む(図14の10C)。51.機能番号変更設定の割当有効条件に「存在機能番号」のフラグが存在するか否かを判断する(図14の10D)。52.「存在機能番号」にフラグ2が存在するので、図14の10Eに進む(図14の10D)。53.設定値(この場合2)が機能番号に存在するか否かを調べる(図14の10E)。54.現在機能番号2は存在する(図15のA03)ので、図14の10Gに進む(図14の10E)。
【0131】
55.機能番号変更設定の機能設定のフラグを比較する(図14の10G)。56.ここでは、「番号1減少」のフラグが存在するので、図14の10Hへ移動する(図14の10G)。57.最小機能番号(ここでは機能番号1)の「上ボタン」に、最大機能番号(ここでは機能番号2)へ変更する機能を割り当てる(図14の10H)。
【0132】
58.最小機能番号以外の機能番号(ここでは機能番号2のみ)の「上ボタン」に、「(自機能番号)−1」した機能番号に変更する機能(機能番号2の「上ボタン」には機能番号1(2−1=1より)に変更する機能)を割り当てる(図14の10I)。59.全コードについて処理終了しているか否かを調べる(図14の10M)。60.まだ「下ボタン」に関する処理が存在するので、図14の10Cから処理を開始する。61.図14の10Cから10Mまでを実行すると、機能番号1の「下ボタン」には「機能番号2に変更する」機能が割り当てられ、機能番号2の「下ボタン」には「機能番号1に変更する」機能が割り当てられる(ここまでの様子を図16のA04に示す)。
【0133】
62.処理を終了し、図10のS32に移動する(図14の10O)。
63.『画像DをメモリカードEに保存する』機能がまだコードに割り当てられていないので、図10のS33に移動する(図10のS32)。64.図10のS28から図10のS32まで処理を行うと、機能番号2のコード「Bボタン」に「画像DをメモリカードEに保存する」機能が割り当てられる(ここまでの様子を図16のA05に示す)。65.抽出全機能に関して割当て済みなので、図10のS34に移動する(図10のS32)。66.全割当て設定に関して処理済であり、図10のS36へ移動し、処理を終了する(図10のS34)。
【0134】
図17は、図15、図16のコード割当結果により、図8のコード割当TBLを書き換えたコード割当TBLの構成例を示す図である。コード(ボタン)と機能番号とにより、機能が割り当てられる。図17中で、機能番号2の「ボタンC」と「ボタンD」とに関しては、機能が割り当てられていないため、「機能無し」となっている。
【0135】
図18、図19は、実施例1におけるコード割当結果(図17)を画像により提示する場合の提示設定TBLの構成例を示す図である。機能提示方法の例については、図26において示す。この例では、提示設定TBLには、機能割当コード提示設定(P01)で機能を割り当てたコードを提示する方法と、機能提示設定(P02)で割り当てられた機能を提示する方法と、機能番号提示設定(P03)で機能番号を提示する方法と、機能番号変更コード提示設定(P04)で機能番号変更コードを提示する方法と、設定プログラムアドレス(P05)で各設定プログラムの記録アドレスと、が記録されている。この中で『機能割当コード提示設定』P01は、コード提示方法(この例では、「画像」と「ボタン点灯」とによる方法)と、機能提示方法(この例では、「テキスト」と「音声」とによる方法)と、提示有効条件と、が記録されている。
【0136】
『機能提示設定』P02は、テキストや音声によって機能を提示する方法を示しており、この中の機能は図2の機能TBLに対応している。『機能番号提示設定』P03は、機能番号を提示する方法(この例では、「テキスト」と「画像」とによる方法)と、提示有効条件とが記録されている。『機能番号変更コード提示設定』P04は、機能番号を変更するために使用するコードに関する提示の方法(この例では、「画像」と「ボタン点灯」とによる方法)と、提示有効条件と、が記録されている。『設定プログラムアドレス』P05には、提示設定で使用される各設定に関するプログラムが記録されているアドレスを記録する。
【0137】
図20は、実施例1における提示方法決定処理の流れを示すフローチャート図である。詳細は後述する(図26)。まず、処理を開始する(S41)場合には、現在の機能番号をコード割当TBL(図17)の現在機能番号より取得し(S42)、この番号での機能割当可能コードについての処理を開始する(S43)。図17のコード割当TBLの場合、ボタンAから処理を行う。ステップS44において、提示設定TBL中の機能割当コード提示設定(図17の01)の「提示有効条件」より、コードの提示を行うか否かを判断する(詳細は図12を参照して後述)。コードの提示を行う場合は、ステップS45へ進み、設定に従って提示方法を決定し、提示を行わない場合は、ステップS47に進む。ステップS45では、機能割当コード提示設定のコード提示方法に従って、コードの提示方法を決定する(詳細は図22を参照して後述する。)。ステップS46では、機能割当コード提示設定の機能提示方法に従って、コードに割り当てた機能の提示を行う(詳細は図23を参照して後述する。)。
【0138】
ステップS47では、機能割当可能コード全てに関して処理が完了したか否かを判断し、完了するまで繰り返しステップS44からの処理を行う(ステップS48)。その後、提示設定TBL中の機能番号提示設定の提示有効条件と現在状態とを比較し、機能番号を提示するか否かを判断する(ステップS49)(詳細は図25を参照して後述する。)。機能番号の提示を行う場合は、ステップS50へ進み、提示設定に従って機能番号の提示方法の決定を行い、提示を行わない場合はそのままステップS51へ進む。
【0139】
ステップS51では、機能番号変更コード提示設定の提示有効条件と現在の状態とを比較する(詳細は図25を参照して後述する)。比較の結果、提示する場合には、ステップS52に進み、設定に従って提示を行い、提示しない場合にはステップS53に進む。ステップS53では、全ての機能番号変更コードに関して処理を行ったか否かを判断する。未処理のものが存在する場合には、そのコードについて処理を行う(ステップS54)。処理が全て終了していれば、各コードに割り当てられた機能および機能番号に関して、提示設定TBLに従って提示方法を決定することが可能となる(ステップS55)。
【0140】
図21は、機能割当コード提示設定の提示有効条件の比較に関する処理の流れを示すフローチャート図である(図20のステップS44)。まず、処理を開始し(ステップ11A)、機能割当コード提示設定の提示有効条件に「機能存在」のフラグが存在するか否かを判断する(11B)。フラグが存在しない場合には、ステップ11Dに移動する。フラグが存在する場合には、コード割当TBL(図17)から指定のコードに機能が割り当てられているか否かを判断し、割り当てられている場合にはステップ11Dに、割り当てられていない場合にはステップ11Gに移動する。
【0141】
次に、機能割当コード提示設定の提示有効条件に「TV非表示状態」のフラグが存在するか否かを判断(ステップ11D)する。フラグが存在しない場合には、ステップ11Fに移動し「提示する」に決定する。フラグが存在する場合には、現在の情報処理装置の状態のデータ(図7のD01)から、現在「TV非表示状態」であるか否かを判断し、TV非表示状態の場合にはステップ04Fに、TV非表示状態でない場合にはステップ04Gに移動する。
【0142】
ステップ11Fでは、このコードを「提示する」に決定し、ステップ11Gではこのコードを「提示しない」に決定して処理を終了する(11H)。ここで、11Bから11Cまでは「機能存在」の設定プログラムであり、11Dから11Eまでは「TV非表示状態」の設定プログラムであり、設定プログラムアドレス(図18のP05)に示されるアドレスに記録されている。
【0143】
図22は、機能割当コード提示設定のコード提示方法に関する処理の流れを示すフローチャート図である(図20のS45)。まず、処理を開始し(12A)、機能割当コード提示設定のコード提示方法に「画像」のフラグが存在するか否かを判断(12B)する。存在しない場合には、ステップ05Dに移動する。「画像」のフラグが存在する場合には、「画像」フラグの中の「表示座標」に示された座標に、「表示画像」で示された画像を表示する。例えば、図18のP01のコード(ボタンA)の場合は、「座標(0,500)に『A釦.bmp』を表示する」と表示される。この例では、「表示画像」で示された画像とは例えば、画像のビットマップイメージであり、図18(a)の「表示画像」の項目には、これを識別するラベル名『A釦.bmp』が設定されている。実装によっては、ビットマップイメージが保存されているメモリ上のアドレスや、配列のインデックスなどでもよいし、ファイルシステムを持っていればファイル名でも良く、要は対象を一意に識別できれば良い。
【0144】
ステップS12Dでは、機能割当コード提示設定のコード提示方法に「ボタン点灯」のフラグが存在するか否かを判断する。フラグが存在しない場合には、ステップ12Fに移動して処理を終了する。フラグが存在する場合には、「点灯開始」のタイミングでボタンの点灯を開始し、「点灯期間」の間、点灯を継続する。
【0145】
ここで、ステップ12Bから12Cまでは、「画像」に関する設定プログラム、ステップ12Dから12Eまでは「ボタン点灯」に関する設定プログラムであり、設定プログラムアドレス(図19(e)のP05)に示されるアドレスに記録されている。
【0146】
図23は、機能割当コード提示設定の機能提示方法に関する処理の流れを示すフローチャート図である(図20のステップS46)。処理を開始すると(13A)、まず、コードに割り当てされている機能の機能対象IDから、機能IDを抽出(13B)する。例えば、図17の機能番号1のボタンBの機能である『動画データAを表示する』は、機能対象IDが「5A」であるので、機能ID「5」が抽出される。次に、機能割当コード提示設定の機能提示方法に「テキスト」のフラグが存在するか否かを判断する(13C)。フラグが存在しない場合には、ステップ13Fに移動して他のフラグに関する処理を行い、フラグが存在する場合にはステップ13Dに移動する。ステップ13Dでは、機能提示設定の中から機能対象IDから抽出した機能IDに関する「表示テキスト」フラグのテキストを作成する。例えば、図17の機能番号2のボタンBの機能である『画像DをメモリカードEに保存する』場合では、1.機能対象ID(3DEより、機能ID3が抽出される)。2.機能ID3の機能提示設定は「(対象画像名称)を(対象のメモリカード名称)に保存」となっている。3.現在の機能の対象画像名称は、対象ID(Dより対象TBL(図3)から「画像D」に決定)し、4.現在の機能の対象メモリカード名称は、対象ID:Eより対象TBL(図3)から「メモリカードE」に決定し、5.対象名称を組み合わせて、テキスト「画像DをメモリカードEに保存」を作成する。
【0147】
次に、作成したテキストを機能割当てコード提示設定の機能提示方法の「テキスト」に記入してある「表示座標」従って表示する。その後、次のフラグの処理であるステップ13Fに移動する。次に、機能割当コード提示設定の機能提示方法に「音声」のフラグが存在するか否かを判断(13F)する。存在しない場合にはステップ13Iに移動して処理を終了し、そうでない場合にはステップ13Gに移動する。ステップ13Gでは、機能提示設定の中から機能対象IDから抽出した機能IDに関する「音声」フラグの音声ファイルを指定する。例えば、図16の機能番号2のボタンBの機能である『画像DをメモリカードEに保存する』場合では、抽出される機能IDが3であり、従って、図18(b)より、「ID03.wav」が指定される。
【0148】
次に、指定した音声ファイルを機能割当てコード提示設定の機能提示方法の「音声」に記入してある「出力開始」に従って音声出力を開始し、「出力期間」の期間中、音声を出力(13H)する。その後、この処理を終了する(13I)。ここで、ステップ13Cから13Eまでは、「テキスト」に関する設定プログラム、ステップ13Fから13Hまでは、「音声」に関する設定プログラムであり、設定プログラムアドレス(図19(e)のP05)に示されるアドレスに記録されている。
【0149】
図24は、機能番号を提示する場合の処理の流れを示すフローチャート図である(図20のS49からS50まで)。まず、処理を開始し(14A)、機能番号提示設定の提示有効条件に「常時」のフラグが存在するか否かを判断(14B)する。「常時」のフラグが存在する場合には、ステップ14Fに進み、存在しない場合には他のフラグについての処理(14C)を行う。ステップ14Cでは、機能番号提示設定の提示有効条件に「存在機能番号」のフラグが存在するか否かを判断し、フラグが存在しない場合はステップ14Fに進み、存在する場合にはステップ14Dに進む。
【0150】
ステップ14Dでは、フラグで設定している値の機能番号が存在しているか否かを判断する。例えば、図19(d)のP04の場合は、「存在機能番号」のフラグは“2”であるため、図17のように機能番号1と2とが存在している場合では「存在する」と判断する。存在すると判断された場合にはステップ10Fに、存在しないと判断された場合には、ステップ14Eに進み、何もせず処理を終了する(14J)。
【0151】
ステップ14Fでは、機能番号提示設定の「テキスト」のフラグが存在するか否かを判断し、「テキスト」のフラグが存在しない場合は次のフラグに関する処理(14H)を行い、そうでない場合は「表示テキスト」に記入されているテキストを作成し、「座標」にある座標(位置)に表示する。例えば、図18のP03の場合は、表示テキストに「(現在機能番号)/(最大機能番号)」とあるので、図16、図17のように、現在機能番号が1、最大機能番号が2となり、「1/2」というテキストを作成し、「座標」にある(600,50)の座標にそのテキストを表示する。
【0152】
ステップ14Hでは、機能番号提示設定の「画像」のフラグが存在するか否かを判断し、「画像」のフラグが存在しない場合は処理を終了(10J)し、「画像」のフラグが存在する場合は「表示画像」に指定されている画像を「座標」にある座標に表示する。
【0153】
ここで、ステップ14Cから14Eまでは、「存在機能番号」に関する設定プログラム、ステップ14Fから14Gまでは「テキスト」に関する設定プログラム、ステップ14Hからステップ14Iまでは「画像」に関する設定プログラムであり、設定プログラムアドレス(図19のA05)に示されるアドレスに記録されている。
【0154】
図25は、機能番号を提示する場合の処理の流れを示すフローチャート図である(図20のS51からS54)。まず、処理を開始し(15A)、機能番号変更可能コードの1番目のコードについて処理(15B)を行う(図19(d)のA04の場合は「上ボタン」)。次に、機能番号変更可能コード提示設定の提示有効条件に「常時」のフラグが存在するか否かを判断(15C)する。「常時」のフラグが存在する場合にはステップ15Gに進み、「常時」のフラグが存在しない場合には他のフラグについての処理を行う(15D)。ステップ15Dでは、機能番号提示設定の提示有効条件に「存在機能番号」のフラグが存在するか否かを判断し(15D)、存在しない場合は、ステップ15Gに進み、存在する場合にはステップ15Eに進む。
【0155】
ステップ15Eでは、フラグで設定している値の機能番号が存在しているか否かを判断する。例えば、図19(d)のP04の場合は、「存在機能番号」のフラグは2であるので、図17のように機能番号1と2とが存在している場合では「存在する」と判断する。機能番号1と2とが存在すると判断された場合には、ステップ15Gに進む。機能番号1と2とが存在しないと判断された場合には、ステップ15Fに進み、何もせずステップ15Kに進む。
【0156】
ステップ15Gでは、コード提示方法に「画像」のフラグが存在するか否かを判断し、存在しない場合は、次のフラグに関する処理(15I)を行い、そうでない場合は、「表示画像」に指定されている画像を「座標」にある座標に表示する(15H)。ステップ15Iでは、コード提示方法に「ボタン点灯」のフラグが存在するか否かを判断し、フラグが存在しない場合はステップ15Kに移動し、フラグが存在する場合は「点灯開始」に指定されているタイミングでボタンの点灯を開始し、「点灯期間」の間、ボタンを点灯する。例えば、「点灯開始」には「コード割当提示開始時」等が入り、「点灯期間」には「コード割当提示中」等が入る。
【0157】
ステップ15Kにおいて、機能番号変更コード全てについて処理が終了したか否かを判断し、終了していない場合には終了していないコードについてステップ15Cから処理(15L)を行い、終了している場合には実際に終了する(15M)。
【0158】
ここで、ステップ15Dから15Fまでは「存在機能番号」に関する設定プログラムであり、ステップ15Gから15Hまでは「画像」に関する設定プログラムであり、ステップ15Iからステップ15Jまでは「ボタン点灯」に関する設定プログラムであり、設定プログラムアドレス(図19(e)のP05)に示されるアドレスに記録されている。
【0159】
図26は、図17のコード割当TBLの内容を、図2の機能TBL、図3の対象TBL、図7の各手段からのデータに基づいて、図20のフローチャート図の処理の順番に示したものである。この手順としては、1.現在機能番号1を図17のコード割当TBLより取得する(図20のS42)。2.現在機能番号1に関する1番目の機能割当可能コード(この場合は「ボタンA」)について処理(図20のS43)。3.図20のS44は、図21に詳細を示しているので、図21の11Aに移動する。4.「ボタンA」の機能割当コード提示設定の提示有効条件に「機能存在」フラグが存在するか否かを調べる(図21のS11B)。5.「機能存在」にフラグが存在するので、図21のS14Cに移動し、コードに機能が割り当てられているか否かを判断する。6.図17より「ボタンA」には、「メール一覧を表示する」が割り当てられているので、図21の11Dに移動する(図21の11C)。7.「ボタンA」の機能割当コード提示設定の提示有効条件に「TV非表示状態」フラグが存在するか否かを調べる(図21の11D)。8.「機能存在」にフラグが存在しないので、図21の11Fに移動し、「提示する」に決定する。9.処理を終了し、図20のS44に移動する(図21の11H)。10.「提示する」に決定したので、図20のS45に進む(図20のS44)。11.図20のS45は、図22に詳細を示しているので、図22の12Aに移動する。12.機能割当コード提示設定のコード提示方法に「画像」フラグが存在するか否かを判断する(図22の12B)。13.「画像」のフラグが存在するので、図22の12Cに移動する(図22の12B)。14.機能割当コード提示設定のコード提示方法の「画像」中の「表示座標」に『(0,500)』、機能割当コード提示設定のコード提示方法の「画像」中の「表示画像」に『A釦.bmp』と記録されているので、「座標(0,500)にA釦.bmpを表示する」と決定する。15.機能割当コード提示設定のコード提示方法に「ボタン点灯」フラグが存在するかを判断する(図212D)。16.「ボタン点灯」にフラグが存在しないので、図22の12Fに移動する。17.処理を終了し、図20のS55に移動する(図21の11H)。18.図20のS56は、図23に詳細を示しているので、図23の136Aに移動する。19.コードに割り当てられている機能の機能対象IDは、図17の機能番号1のボタンAより1であり、機能ID1を抽出する(図23の13B)。20.機能割当コード提示設定の機能表示方法に「テキスト」フラグが存在するか否かを判断する(図23の13C)。21.「テキスト」フラグが存在するので、図23の13Dに移動する。
【0160】
22.機能提示設定から機能ID1に関する「表示テキスト」にある『メール一覧表示』のテキストを作成する(図23の13D)。23.作成したテキストである『メール一覧表示』を、機能割当コード提示設定の機能表示方法の「テキスト」の「表示座標」にある座標(50,500)に表示する(図23の13E)。24.機能割当コード提示設定の機能表示方法に「画像」フラグが存在するか否かを判断する(図23の13F)。
【0161】
25.「テキスト」フラグが存在しないので、図23の13Iに移動する。26.処理を終了し、図20のS46に移動する。27.機能割当可能コード全てについて処理したか否かを判断する(図20のS47)。
28.まだ、「ボタンB」、「ボタンC」、「ボタンD」については未処理なので、「ボタンB」について図20のS44から処理を繰り返す(図20のS48)。29.「ボタンB」、「ボタンC」、「ボタンD」について図20のS44からS48まで繰り返した結果、「ボタンB」は、座標(100,500)にB釦.bmpを表示し、座標(150、500)にテキスト『動画Aを表示』を表示する。「ボタンC」は、座標(200,500)にC釦.bmpを表示し(画面表示例は、図26の符号63Aで示す。)、座標(250、500)にテキスト『画像Cを表示』を表示する(画面表示例は、図26の符号63Bで示す)。「ボタンD」は、座標(300,500)にD釦.bmpを表示し、座標(350、500)にテキスト『画像CをメモリカードEに保存』を表示する、と決定する(図20のS47)。
【0162】
30.機能割当可能コード全てについて処理済なので、図20のS49に移動する。31.図20のS49とS50に関しては、詳細を図24に示しているので、14Aに移動する。32.機能番号提示設定の提示有効条件に「常時」のフラグが存在するか否かを調べる(図24の14B)。33.「常時」のフラグが存在しないので、図24の14Cに進み、機能番号提示設定の提示有効条件に「存在機能番号」のフラグが存在するか否かを調べる。34.存在機能番号にフラグ2が存在するので、図24の14Dに移動する(図24の14C)。
35.設定値である“2”が機能番号に存在するか否かを調べる(図24の14D)。
【0163】
36.図17のコード割当TBLより存在する機能番号は“1”と“2”であり、存在すると判断する(図24の14D)。37.機能番号提示設定に「テキスト」のフラグが存在するか否かを調べる(図24の14F)。38.「テキスト」のフラグが存在するので、図24の14Gに進み、「表示テキスト」のテキストを作成する。39.現在機能番号は“1”であり、最大機能番号は“2”であるので、「(現在機能番号)/(最大機能番号)」に従い、テキスト『1/2』を作成する(図24の14G)。40.機能番号提示設定のテキストの「座標」は(600、50)なので、「座標(600、50)にテキスト『1/2』を表示する」に決定する(図24の14G、画面表示例は図26の符号64のうち「1/2」の部分)。41.機能番号提示設定に「画像」のフラグが存在するか否かを調べる(図24の14H)。42.「画像」のフラグが存在しないので、図24の14Jに移動する。43.処理を終了し、図20のS52に戻る(図24の14J)。44.機能番号提示設定に「テキスト」のフラグが存在するか否かを調べる(図24の14F)。45.図20のS41からS44に関しては、詳細は図25に示しているので、15Aに移動する。
【0164】
46.機能番号変更コードの1番目(図17、図18の例では「上ボタン」)のコードについて処理を行う(図25の15B)。47.機能番号変更コードの提示有効条件に「常時」のフラグが存在するか否かを調べる(図25の15C)。48.「常時」のフラグが存在しないので、図25の15Dに進み、機能番号提示設定の提示有効条件に「存在機能番号」のフラグが存在するか否かを調べる。49.存在機能番号にフラグ2が存在するので、図25の15Eに移動する(図25の15D)。50.設定値である“2”が機能番号に存在するか否かを調べる(図25の15E)。51.図17のコード割当TBLより、存在する機能番号は“1”と“2”であり、機能番号に存在すると判断する(図25の15E)。
【0165】
52.機能番号変更コード提示設定のコード提示方法に「画像」のフラグが存在するか否かを調べる(図25の15G)。53.「画像」のフラグが存在するので、図25の15Hに進み、「表示座標」には「(650、0)」、「表示画像」の「上釦.bmp」と記録されているので、「座標(650、0)に「上釦.bmp」を表示する」に決定する(図25の15H、画面表示例は図26の符号64のうち「△」の部分)。54.機能番号変更コード提示設定のコード提示方法に「ボタン点灯」のフラグが存在するかを調べる(図25の15I)。55.「ボタン点灯」のフラグが存在しないので、図25の15Kに移動する。
【0166】
56.全コードについて終了しているか否かを判断する(図25の15K)。57.まだ「下ボタン」に関して処理を行っていないので、それについて図25の15Cから処理を開始する(図25の15L)。58.図25の15Cから15Kまでの処理を実行すると、「座標(650、50)に「下釦.bmp」を表示する」が決定する(画面表示例は、図26の符号64のうち「▽」の部分)。
【0167】
59.全コードについて終了しているので、図25の15Mに移動する(図25の15K)。60.処理を終了し、図20のS55に戻り処理を終了する。図26の表示領域(61)の中で、符号62は、機能割当可能な4つのコードについて、指定した座標に指定した画像とテキストを提示している。
【0168】
符号63は、コード割当の提示の3番目の項目(画像Cを表示する)の提示方法を拡大表示したものである。提示方法の設定に従い、ボタンCに対応するボタンの画像(C釦.bmp)を表示(63A)しており、機能に関しては「画像Cで表示」とテキスト表示(63B)している。
【0169】
また、表示領域の右上には機能番号提示方法に従って、現在機能番号と最大機能番号が『1/2』とテキスト形式で表示されており、その右には上ボタンと下ボタンの画像表示(上釦.bmp、下釦.bmp)が行われている(64)。
【0170】
次に、本発明の第2の実施の形態による情報処理装置について図面を参照しつつ説明を行う。図27は、本発明の実施例2による情報処理装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【0171】
図27に示すように、本実施の形態による情報処理装置は、図1に示すコード入力手段(101)を使用して情報処理装置にコードを入力することができる。入力されたコードはコード判断手段(102)に送られる。ここでコードとは、実施例1の場合と同様に、情報処理装置に入力する情報のことを指し、コードを入力する方法としては、ボタン、タッチパネル、音声など入力により、ある1つのコードを特定できるものであれば良い。
【0172】
コード判断手段(102)では、入力されたコードと、記録TBL(104)内のコード割当TBL(104E)の内容と、を照合し、それに応じて送り先を以下のように変更する。すなわち、機能を実行するための制御信号は機能実行手段(103)に、割当設定を変更するための信号は割当設定変更手段(105)に、提示設定を変更するための信号は提示設定変更手段(106)に、合成機能を作成するための信号は合成機能作成手段(107)に送られる。内部状態監視手段(108)には、機能実行手段(103)から実行状況のデータが随時送られてくる。このデータから、内部状態監視手段(108)は現在の装置内部状態を判断する。その状態は機能管理手段(109)、コード割当手段(110)、提示方法決定手段(111)によって参照される。また、各機能の実行結果などの情報を記録TBL(104)の履歴TBL(104F)に記録する。
【0173】
外部接続手段(118)は情報処理装置と外部とを接続する部分である。接続する外部の例としては、実施例1と同様に放送線、通信線、外部接続機器等が挙げられるが、これ以外でも情報処理装置と接続するものであれば良い。この外部との信号は、以下の場所に送られる。すなわち、割当設定抽出手段(113)と、提示設定抽出手段(114)と、合成設定抽出手段(115)と、内容判断手段(116)と、外部状態判断手段(117)とである。
【0174】
割当設定抽出手段(113)は、外部信号の中から割当設定変更データ(詳細は図51を参照して後述する。)を抽出して、そのデータを割当設定変更手段(105)へ送る。同様に、提示設定抽出手段(114)は、外部信号の中から提示設定変更データ(詳細は図48に後述)を抽出して、そのデータを提示設定変更手段(106)へ送る。合成設定抽出手段(115)も同様に、外部信号の中から合成設定データ(詳細は図29に後述)を抽出して、そのデータを合成機能作成手段(107)へ送る。
【0175】
内容判断手段(116)は外部信号の内容を把握して、その中に含まれる機能や機能の対象とそれらの状態を判断する。ここでの信号に含まれる内容とは、実施例1の場合と同様に、放送番組内容、HTMLファイル、外部記録装置のアプリケーション等が挙げられる。機能や機能の対象とその状態を含むものであればこれに限らない。これらのデータは、機能管理手段(116)に送られる。
【0176】
外部状態監視手段(117)は、接続する外部の状態を監視する。ここでの外部の状態とは、実施例1の場合と同様に、接続有無、信号受信可否、外部接続機器の使用状況等が挙げられるが、これら以外でも外部との状態を表すものであればこれらに限らない。そして、これらの状態データは、機能管理手段(109)、コード割当手段(110)、提示方法決定手段(111)によって参照される。
【0177】
機能管理手段(109)では、情報処理装置内部の機能や機能の対象が管理されており、内部状態監視手段(108)の情報処理装置の現在の状態と、外部状態監視手段(117)からの外部との接続の状況と、内容判断手段(116)の外部信号の内容データとその状態と、記録TBL(104)内の機能TBL(104C)の存在する機能に関するデータと、記録TBL(104)内の対象TBL(104D)の存在する機能の対象に関するデータなどを使用して、現在コードに割り当てるべき機能を判断し、その機能データをコード割当手段(110)に送る。コード割当手段(110)では、機能管理手段(109)から送られた機能に関してコードを割り当てる。この際に使用するデータは、内部状態監視手段(108)の情報処理装置の現在の状態、外部状態監視手段(117)からの外部との接続の状況、機能管理手段(109)から送られた機能に関するデータ、記録TBL(104)内のコード割当TBL(104E)のコードに関するデータ、記録TBL(104)内の割当設定TBL(104A)のコード割り当ての設定に関するデータ、記録TBL(104)内の機能TBL(104C)の存在する機能に関するデータ、記録TBL(104)内の対象TBL(104D)の存在する機能の対象に関するデータ、記録TBL(104)内の履歴TBL(104F)(図30で後述)の過去の履歴に関するデータなどであり、これらを参照して割当可能なコードを判断しコードを割り当てる。そして、その結果を記録TBL(104)内のコード割当TBL(104E)に記録する。
【0178】
提示方法決定手段(111)では、記録TBL(104)内のコード割当TBL(104E)において、コードに割り当てられた機能を提示する方法を決定する。この際に使用するデータは、内部状態監視手段(108)の情報処理装置の現在の状態と、外部状態監視手段(117)からの外部との接続の状況と、記録TBL(104)内のコード割当TBL(104E)のコードに関するデータと、記録TBL(104)内の提示設定TBL(104B)の割当提示の設定に関するデータと、記録TBL(104)内の機能TBL(104C)の存在する機能に関するデータと、記録TBL(104)内の対象TBL(104D)の存在する機能の対象に関するデータと、記録TBL(104)内の履歴TBL(104F)の過去の履歴に関するデータと、である。これらに従ってコードに割り当てられた機能を決定し、それを割当提示手段(112)に送る。この割当提示手段(112)としては、実施例1と同様に画像や音声などが含まれるが、使用者に機能と割振ったコードとが提示できれば、これらに限られない。
【0179】
割当設定変更手段(105)では、コード判断手段(102)や割当設定抽出手段(113)から送られた割当変更データを使用して、記録TBL(104)内の割当設定TBL(104A)を変更する。(詳細は図52を参照して後述する)提示設定変更手段(106)についても同様で、コード判断手段(102)や提示設定抽出手段(114)から送られた提示変更データを使用して、記録TBL(104)内の提示設定TBL(104B)を変更する(詳細は図56で後述する)。
【0180】
合成機能作成手段(107)では、コード判断手段(102)や合成設定抽出手段(115)から送られた合成設定データを使用して合成機能を作成し、その機能を機能TBL(104C)に登録する(詳細は図32、33で後述する)。これにより、情報処理装置が実行可能な機能に関して、自動的にコードを割り当てることが可能となる。
【0181】
図28は、実施例2における機能TBLの構成例を示した図である。実施例1の機能TBL(図2)とほとんど同じ構成を有しているためり、異なる点のみを説明する。機能TBLに追加された項目として「合成機能」の項目がある。
【0182】
『合成機能』は、その機能が合成機能であるか否かを示すものであり、図28の5番目の機能(機能ID=5)である『画像を表示後、メモリカードに保存』のみが合成機能であることを示す。また、この中に記入されている「1.機能ID:1、2.機能ID:2」に関しては、「1番目に機能IDが1の機能(『画像を表示する』)を実行し、その後、機能IDが“2”の機能(『画像をメモリカードに保存する』)を実行する」ということを表している。尚、実施例1と同様、機能を表す事項であればこれに限らず項目の増減は行ってもよい。また、この機能TBLは、実施例1と同様に内容判断手段(図27の116)において機能を認識することにより、機能管理手段(図27の109)で随時更新される。また、合成機能作成手段(図27の107)で合成機能が作成されることによって、機能TBLに追加される。
【0183】
図29は、実施例2における対象TBLの構成例を示す図であり、実施例1の対象TBL(図3)と同様の構成を有している。また実施例1の場合と同様に、機能の対象を表す事項であれば、記載されたこれらに限らず、項目の増減を行うことができる。また、この対象TBLは、実施例1の場合と同様に、内部状態監視手段(図27の108)および内容判断手段(図27の116)によって、対象の状態の変化を認識することにより、機能管理手段(図27の109)で随時更新される。
【0184】
図30は、実施例2における記録TBL(図27の104)の中の履歴TBL(図27の104F)の構成例を示す図である。この例では、機能対象IDの名称とその機能の最新使用時刻が記録されている。ここで、機能TBL(図28)および対象TBL(図29)に記録されているデータから生成される機能のうち、機能対象IDが31(機能ID:1で再構成する)のように、まだ本TBLに記録されていない機能に関しては、まだ一度も使用されていないものである。この履歴のデータは、コード割当手段(110)、提示方法決定手段(111)に使用される。
【0185】
またこの例では、機能対象IDとその最新使用時刻に関して記録されているが、機能ID、対象IDごとの最新使用時刻、各機能のこれまでの使用回数など、機能や機能の対象に関する履歴データであればこの限りではない。
【0186】
図31は、実施例2における合成設定データを表している(合成方法については図32を参照して後述する)。このデータは、コード判断手段(図27の102)および合成設定抽出手段(図27の115)で作成され、合成機能作成手段(図27の107)に送られるデータである。この中には、機能ID合成順序(合成する機能とその順番)、機能名称(合成して作成した機能の名称)、機能提示設定(この機能を提示するときの設定)、が記録されている。
【0187】
「機能ID合成順序」は、機能を合成する順番と合成する機能IDが記録されている。この例の場合(1.機能ID:1、2.機能ID:2)は、1.まず始めに機能IDが1の機能である「画像を表示する」を実行する(図28参照)、2.その後に、機能IDが“2”の機能である「画像をメモリカードに保存する」を実行する(図28参照)、という合成機能が作成されることを表している。
【0188】
「機能名称」は、合成した後の機能の名称を表す。「機能提示設定」は、この機能を提示する時の設定を表す。「機能提示設定」の項目に関しては、提示設定TBL(図45〜図47)の「機能ID」、「機能名称」を除く項目(図43(b)の機能提示設定(P102)の例における「表示テキスト」、「実行不可時」)と同じである。また、ここでは、これらの3項目について示しているが、これ以外にも合成機能に関する設定が存在すれば追加しても良い。
【0189】
図32〜33は、実施例2における合成機能作成処理の流れを示すフローチャート図である。(実際の割当手順は後述する)。処理を開始し(S101)、まず始めに、合成機能のIDを「最大機能ID+1」に設定する(S102)。これは合成機能に、現在の機能TBLに存在しない機能IDを設定するための処理であり、同じ処理が可能であれば他の方法で行っても良い。例えば、図28の機能TBLの場合は、機能番号が1から5まで存在するので、合成機能には機能ID6を設定する。
【0190】
次に、合成機能の機能名称を設定の機能名称に設定する(S103)。これは、機能TBL内の「機能名称」の項目にあたる部分に、合成設定データの「機能名称」を設定する処理である。例えば、図31の機能合成設定データであれば『画像を表示後、メモリカードに保存』を機能TBLの「機能名称」に割り当てる。
【0191】
次に、合成設定データの「機能ID合成順序」から機能IDを取得する(104)。図31の合成設定データの例の場合は、機能ID:1と機能ID:2とを取得する。取得した機能IDが全て機能TBLに含まれるか否かを判断する(S105)。これは合成するために必要な機能が、機能TBLに登録されているか否かを判断するためであり、どれか一つでも含まれていない場合は、作成不可能として処理を終了する(106)。全て含まれている場合はステップS107に進む。
【0192】
ステップS107では、機能TBLの中の1番目の対象種類に関して処理を行う。例えば、図28の機能TBLの場合は、対象種類の項目は、「画像」、「動画」、「メモリカード」、「機能ID」、「対象ID」の5つが存在するため、1番目の項目である「画像」についての処理を行う。
【0193】
対象種類の処理として、まず合成する機能IDのいずれかにフラグが存在するか否かを判断する(S108)。これは合成設定データの「機能ID合成順序」から使用する機能IDが判断でき、該当する機能IDの機能TBL中の対象種類のいずれかにフラグが存在するか否かを判断する。もしフラグが存在すれば、ステップS109へ進み、存在しない場合はステップS113へ進む。ステップS109では、合成する機能IDのいずれかの対象種類のフラグ中に、条件限定のフラグが存在するか否かを判断する。ここで、条件限定のフラグとは、実施例1の機能TBL(図2)の5番目の機能である「動画データAを表示する」の対象種類の動画の項目にある「対象ID:A」のように、その対象を限定しているフラグを指す。もし、条件限定のフラグが存在しない場合は、現在構成中の機能(機能ID=6)における現在処理中の対象種類(「画像」)の項目に、フラグ「○」を設定する(S110)。
【0194】
もし、条件限定のフラグが存在する場合には、異なる条件設定フラグが存在しないか否かを判断し(S111)、異なる条件設定フラグが存在する場合は機能は作成不可能として処理を終了(S106)し、異なる条件設定フラグが存在しない場合は、存在する条件限定フラグに設定する(S112)。
【0195】
例えば、機能1と機能2とを合成する場合を考える。機能1の対象種類の「画像」に「対象ID:2」、機能2に「対象ID:3」が存在する場合は、異なる条件限定フラグが存在すると判断する。また機能1に「対象ID:2」、機能2に「対象ID:2」が存在する場合は、異なる条件限定フラグは存在しないと判断し、フラグに「対象ID:2」を設定する。また、機能1に「対象ID:2」、機能2に「○」が存在する場合およびフラグが無い場合(図における「―」の場合)には、フラグ自体は異なっているが条件限定フラグは1つしか存在しないので、異なる条件限定フラグは存在しないと判断し、フラグに「対象ID:2」を設定する。
【0196】
ステップS113では、全対象種類項目に関して処理が終了したか否かを判断し(S113)、終了していなければ、次の対象種類項目に関して処理を行い(S114)、終了していればステップS115へ進む。ステップS115では、全ての合成対象の機能IDの実行可能条件の「常時」の項目にフラグが存在するか否かを判断する。全てに「常時」のフラグが存在する場合には、現在合成中の機能(機能ID=6)の「常時」のフラグを設定(S119)し(すなわち図において「○」)、ステップS122に移動する。そうでない場合には、「常時」を除く1番目の実行可能条件に関して処理を行う(S116)。例えば図28の対象TBLの場合には、実行可能条件に「常時」、「表示可能」、「保存可能」の3つの条件があるが、ここでは「常時を除く1番目」なので「表示可能」が該当する。
【0197】
実行可能条件の項目に関して、合成する機能IDのいずれかにフラグが存在するか否かを判断する(S117)。フラグが存在しない場合はステップS120に移動する。フラグが存在する場合は、処理中の実行可能条件(現在は「表示可能」)のうち、合成する全ての機能に含まれるフラグを全て含めて、現在合成中の機能(機能ID=6)のフラグを設定する(S118)。例えば、機能1と機能2とを合成する場合を考える。機能1の実行可能条件の「表示可能」に「対象ID:1」が存在し、機能2に「対象ID:2」が存在した場合には、これら全てのフラグを合わせて、機能ID=6の機能の「表示可能」に設定するフラグは「対象ID:1、対象ID:2」とする。
【0198】
もし、機能1に「対象ID:1」が存在し、機能2にフラグが存在しない場合は、フラグは1つしか存在しないため、設定するフラグは「対象ID:1」とする。
【0199】
ステップS120では、全ての実行可能条件に関して処理が終了したか否かを判断し、終了していない場合には、次の項目に関しての処理(S121)を行う。終了している場合にはステップS122へ進む。
【0200】
ステップS122では、合成対象機能のいずれかが「外部機能」であるか否かを判断する。これは合成する機能IDの機能が、機能TBLの中の「外部機能」の項目にフラグが存在するか否かを判断する。いずれかにフラグが存在した場合は、合成により作成した機能も「外部機能」であるとして、フラグ「○」を設定する(S123)。
【0201】
次に、合成設定データの「機能ID合成順序」より、機能TBLの「合成機能」を設定(S124)する。これは「機能ID合成順序」に記入されている内容を「合成機能」に記入すればよい。そして、最後に提示設定TBL(図45(b))の機能提示設定(P102)に、ステップS102の合成機能の機能ID、ステップS103の合成機能の名称、合成設定データの中の「機能提示設定」(内容は「表示テキスト」と「実行不可時」についての設定である)を記録(S125)する。これにより、合成機能が機能TBLと提示設定TBLに記録できたことになる。
【0202】
実際に合成機能を作成する例を、図31の合成設定データを使用し、図28の機能TBLの機能IDが5の機能を作成する場合を考えてみる。1.機能TBLの最大機能IDは4(例は機能ID5を作成する場合)であり、合成機能のIDを5に設定する(図32のS102)。2.合成設定データの「機能名称」である『画像を表示後、メモリカードに保存』を合成機能の機能名称とする(S103)。3.合成設定データの「機能ID合成順序」(1.機能ID:1、2.機能ID:2)より、合成する機能ID1と2とを取得する(S104)。4.「機能ID合成順序」で取得した機能(機能IDが1と2の機能)は、機能IDに全て存在するのでステップS107へ進む(S105)。
5.機能TBLの対象種類の1番目の項目である「画像」(図28参照)に関して処理を行う(S107)。6.合成する機能IDの1と2にフラグ「○」が存在するので、ステップS109へ進む(S108)。7.条件限定フラグは存在しないので、ステップS110へ進み、フラグ「○」を設定する(S109、S110)。8.まだ項目は終了していないので、次の項目である「動画」(図28参照)に関して処理を行う(S113、S114)。
9.合成する機能IDの“1”と“2”にフラグは存在しないため、ステップS113へ進む(S108)。10.まだ項目は終了していないため、次の項目である「メモリカード」(図28参照)に関して処理を行う。(S113、S114)。11.合成する機能IDの“2”にフラグ「○」が存在するため、ステップS109へ進む(S108)。12.条件限定フラグは存在しないので、ステップS110へ進み、フラグ「○」を設定する(S109、S110)。
13.まだ項目は終了していないので、次の項目である「機能ID」(図28参照)に関して処理を行う(S113、S114)。14.合成する機能IDの“1”と“2”にフラグは存在しないので、ステップS113へ進む(S108)。15.まだ項目は終了していないので、次の項目である「対象ID」(図28参照)に関して処理を行う(S113、S114)。16.合成する機能IDの“1”と“2”にフラグは存在しないので、ステップS113へ進む(S108)。
【0203】
17.項目終了したので、ステップS115に進む(S113)。18.合成する機能ID1とID2とには、「常時」フラグは存在しないので、ステップS116へ進む(S115)。19.「常時」を除く1番目の実行可能条件の項目である「表示可能」に関する処理を行う(S116)。
20.合成する機能ID1にフラグが存在するのでステップS118に進む(S118)。
【0204】
21.存在するフラグは機能ID1の「画像」のみであり、「表示可能」の項目のフラグは「画像」とする(S118)。
22.まだ項目は終了していないので、次の項目である「保存可能」(図28参照)に関して処理を行う(S120、S121)。23.合成する機能ID1とID2にフラグが存在するので、ステップS118に進む。
24.存在するフラグは、機能ID2の「画像」と「メモリカード」なので、「保存可能」の項目のフラグは「画像」と「メモリカード」とする(S118)。25.全ての項目に関して終了したのでステップS122へ進む(S120)。26.合成する機能ID1とID2は「外部機能」にフラグが存在しないので、ステップS124に進む(S122)。27.合成設定データの「機能ID合成順序」を機能TBLの「合成機能」の項目に記録する(S124)。
28.ステップS102での合成機能の機能IDである「5」、ステップS103での合成機能の名称である「画像を表示後、メモリカードに保存」、そして合成設定データの「機能提示設定」を、提示設定TBL(図45)の機能提示設定(図45のP102)に記録する。
【0205】
図34は、実施例2におけるコード割当手段に送るデータを作成する時のフローチャート図である(作成するデータについては、図35を参照して後述する)。実施例1のフローチャート(図4)と異なる点についてのみに述べる。実施例1の場合は、実行可能な機能のみをデータとして送ったが、実施例2では実行不可能な機能の場合も定義し、データとしてコード割当手段に送る。フローチャート図中のステップS138、S143、S144がそれに該当する。
【0206】
ステップS138とS144に関しては「実行可能条件」に該当しなかったためであり、ステップS143の場合には機能が必要とする「対象」が存在しなかったためである。これに関して、この例では区別をしていないが、それぞれに関して処理を変化させることも可能である。
【0207】
図35は、実施例2における機能管理手段からコード割当手段に送られるデータの例を示す図である。この中で、D101:内部状態監視手段(図27の108)から送られたデータ、D102:外部状態監視手段(図27の117)から送られたデータ、D103:内容判断手段(図27の116)から送られたデータ、D104:記録TBL(図27の104)内の機能TBL(図27の104C)から送られたデータ、D105:記録TBL(図1の04)内の対象TBL(図1の04D)から送られたデータ、D106:機能管理手段(図1の09)で作成し、コード割当手段(図1の10)へ送るデータ、をそれぞれ表している。
【0208】
各データに関しては、実施例1の場合(図7)とほとんど同じであり、異なる点はコード割当手段(図1の10)へ送るデータ(06)の中に実行不可機能を含んでいることである。図34のフローチャート図に基づいて、データを作成すると、D106のデータを作成することができる。
【0209】
図36は、実施例2におけるコード割当手段で書き換えられる前のコード割当TBLの例を示している。実施例1と異なる点は、実施例2の場合は割当設定変更手段(図27の105)、提示設定変更手段(図27の106)、合成機能作成手段(図27の107)があり、これらの設定を行うためのコード(図の下から2行目の『設定ボタン』)が存在している点である。これにより各設定データを作成することが可能である。
【0210】
図37及び図38は、実施例2における割当設定TBLの例を示している。これに関しては実施例1の割当設定TBL(図9)とほぼ同様であり、実施例1の場合と異なる点は、それぞれの項目(設定対象機能の「合成機能」、割当有効条件の「再構成」、抽出機能ソート設定の「使用時刻履歴」)が異なる点である(これらの各項目を用いて処理を行うためのフローチャートについては、図39から図41までを参照して後述する)。
【0211】
尚、割当設定TBLに基づいたコード割り当てのフローチャート図に関しては、実施例1のフローチャート図(図10)を使用して説明する。図39は、実施例2における割当有効条件比較のフローチャート図であり、図10のコード割当のフローチャート図中のステップS23の処理の詳細内容である。これに関しては、実施例1の割当有効条件比較のフローチャート図(図11)とほぼ同じであり、ここでは異なる「再構成」フラグに関する部分(S103EからS103H)について述べる(再構成の機能に関しては、図42、図43を参照して後述する)。
【0212】
「再構成」フラグが存在するか否かを判断し(S103E)、「再構成」フラグが存在しない場合にはステップS103Iに、存在する場合にはステップS103Fに進む。ここで、「再構成」フラグが存在するとは、「再構成」の項目に何らかの値が入っていることを指し、図37(a)のP101の「再構成」の項目のように、「否再構成時」や「再構成時」との値が入っている場合には存在するとみなす。
【0213】
「再構成」フラグが存在する場合には、フラグの内容が「再構成時」であるか否かを判断(S103F)し、「再構成時」である場合には、ステップS103Gに移動し、「再構成時」でない場合にはステップS103Hに移動する。尚、「再構成」であるか否かは、内部状態監視手段(図27の108)からのデータで判断可能である。
【0214】
ステップS103Gでは、現在の状態が再構成であれば「割り当てる」とし、そうでなければ「割り当てない」に決定する。またステップS103Hでは、再構成状態でなければ「割り当てる」とし、そうでなければ「割り当てない」に決定する。この中でS103EからS103Hに関しては、「再構成」のフラグに関する設定プログラムである。
【0215】
図40は、実施例2における設定対象機能を抽出するフローチャート図であり、図10のコード割り当てのフローチャート図中のステップS04の処理の詳細内容である。これに関しては、実施例1の設定対象機能を抽出するフローチャート図(図12)とほぼ同様であり、ここでは異なる「合成機能」フラグに関する部分(S104IからS104K)について説明する。「合成機能」フラグが存在するかどうか否かを判断し(S104I)、「合成機能」フラグが存在しない場合にはステップS104Lへ移動する。「合成機能」フラグが存在する場合には機能TBL(図28)から「合成機能」フラグが存在する機能の機能IDを探索する(S104J)。ここで「合成機能」フラグが存在するとは、「合成機能」の項目に何らかの値が入っていることを指し、図28の機能TBLの5番目の機能である「画像を表示後、メモリカードに保存する」のように合成機能の項目に「1.機能ID:2、2.機能ID:2」とあるものも、存在するとみなす。
【0216】
次に、使用データの中から、先ほど探索した機能IDと同じIDを含む機能対象IDの機能を抽出し、それを使用データとし(S104K)、ステップS104Lへ移動する。この中で、S104IからS104Kに関しては、「合成機能」のフラグに関する設定プログラムである。
【0217】
図41は、実施例2における抽出機能をソートする処理の流れを示すフローチャート図であり、図10のコード割当てのフローチャート図中のステップS06の処理の詳細内容を示す図である。これに関しては、実施例1の抽出機能をソートするフローチャート図(図13)とほぼ同様であるが、ここでは、図13と異なる「使用時刻履歴」フラグに関する部分(S106FからS106H)について述べる。ステップS106Bに抽出機能ソート設定のフラグに「使用時刻履歴」が存在した場合に、ステップS106Fに移動する。ステップS106Fでは「使用時刻履歴」に存在するフラグを判断して、「最新順」の場合は履歴TBL(図30)の使用時刻の最新順で機能をソートし(S106G)、「古い順」の場合には履歴TBL(図30)の使用時刻の古い順で機能をソートする(S106H)。ソート終了後フローチャートを終了する。この中で、S106FからS106Hまでに関しては、「使用時刻履歴」のフラグに関する設定プログラムである。
【0218】
図42は、実施例2における再構成しない場合のコード割当を表している。
A101は、機能管理手段からコード割当手段に送られたデータ(図34の106)であり、A102は図10のコード割当のフローチャート図と図37の割当設定TBLに従って割り当てを行った結果を示している。この過程を示すと、1.割当設定TBLの1番目の条件について処理開始(図10のS22)。
2.割当有効条件は、「再構成」フラグの「非再構成時」のみであり、現在は再構成状態ではないので割り当てるとする(図10のS23)。3.機能ID4、対象IDAを含む、実行可能な機能は、「対象ID:Aで再構成する」のみなので抽出する(図10のS24)。4.機能が抽出でき、機能も1つであるためソートも必要ないので、図10のステップS28まで進む。5.割当使用コードにはまだ何も処理を割り当てていないので、「ボタンA」に「対象ID:Aで再構成する」を割り当てる(図10のS31)。
【0219】
6.全抽出機能割当て済みであり、全割当機能に関して処理終了していないので、2番目の条件について処理を開始する(図10のS32、34、35)。7.1番目の条件と同様に、割当有効条件は、「再構成」フラグの「非再構成時」のみであり、現在は再構成状態ではないので割り当てるとする(図10のS33)。8.機能ID4、対象IDBを含む、実行可能な機能は、「対象ID:Bで再構成する」のみなので抽出する(図10のS24)。9.機能が抽出でき、機能も1つであるためソートも必要ないので、図10のステップS28まで進む。10.割当使用コードの「ボタンA」には機能が割り当てられているが、他にはまだ何も処理を割り当てていないので、「ボタンB」に「対象ID:Bで再構成する」を割り当てる(図10のS31)。
11.全抽出機能割当て済みであり、全割当機能に関して処理終了していないので、3番目の条件について処理を開始する(図10のS32、34、35)。12.割当有効条件は、「再構成」フラグの「再構成時」のみであり、現在は再構成状態ではないので割り当てないとする(図10のS23)。13.全割当機能に関して処理終了していないので、4番目の条件について処理を開始する(図10のS34、35)。14.割当有効条件は、「再構成」フラグの「再構成時」のみであり、現在は再構成状態ではないので割り当てないとする(図10のS23)。15.全割当機能に関して処理終了したので、終了する(図10のS34、36)。このコード割当のデータが02となる。
【0220】
図43は、実施例2における対象ID:Bで再構成したコード割当てを表している。B101は、機能管理手段からコード割当手段に送られたデータ(図35のD106)を対象ID:Bで再構成したデータであり、B102は図10のコード割当のフローチャートと図37の割当設定TBLに従って割り当てを行った結果を示している。
【0221】
機能(対象)IDで再構成するというのは、機能対象IDにその機能(対象)IDを含む機能のみでデータを再構成することを指し、この例では対象IDのB102を機能対象IDに含む機能のみでデータを作成している。02のコード割当ての過程を示すと、1.割当設定TBLの1番目の条件について処理を開始する(図10のS22)。2.割当有効条件は、「再構成」フラグの「否再構成時」のみであり、現在は再構成状態なので割り当てないとする(図10のS23)。3.全割当機能に関して処理終了していないので、2番目の条件について処理を開始する(図10のS34、35)。4.割当有効条件は、「再構成」フラグの「否再構成時」のみであり、現在は再構成状態なので割り当てないとする(図10のS23)。5.全割当機能に関して処理終了していないので、3番目の条件について処理を開始する(図10のS34、35)。6.割当有効条件は、「再構成」フラグの「再構成時」のみであり、現在は再構成状態なので割り当てるとする(図10のS23)。7.設定対象機能の条件は「対象ID」がAであることのみだが、その機能は存在しない(図10のS24)。8.機能が抽出できなかったので、図10のステップS34へ移動する(図10のS25)。
9.全割当機能に関して処理終了していないので、4番目の条件について処理を開始する(図10のS34、35)。
【0222】
10.割当有効条件は、「再構成」フラグの「再構成時」のみであり、現在は再構成状態なので割り当てるとする(図10のS23)。
11.設定対象機能の条件は「対象ID」がBであることのみであり、02に示す4つの機能全てが該当する(図10のS24)。
12.機能が抽出できたので、図10のステップS26へ進む(図10のS25)。13.抽出機能ソート設定によると、使用時刻履歴の最新順となっているので図30の履歴データより「画像Bを表示する」、「対象ID:Bで再構成する」、「画像BをメモリカードCに保存する」の順に並べ、その後に履歴データの存在しない「画像Bを表示後、メモリカードCに保存する」を並べる(図10のS26)。
【0223】
14.1番目の機能である「画像Bを表示する」に関して処理を開始する(図10のS27)。15.割当使用コードに機能は割振られていないので、「ボタンA」に「画像Bを表示する」を割振る(図10のS28、S31)。16.抽出機能で未処理のものが存在するので2番目の機能である「対象ID:Bで再構成する」について処理する(図10のS32、S33)。17.割当使用コードの「ボタンA」に機能は割振られているが、他には割振られていないので、「ボタンB」に「機能ID:Bで再構成する」を割振る(図10のS28、S31)。
【0224】
18.抽出機能で未処理のものが存在するので3番目の機能である「画像BをメモリカードCに保存する」について処理する(図10のS32、S33)。
19.割当使用コードの「ボタンA」、「ボタンB」に機能は割振られているが、他には割振られていないので、「ボタンC」に「画像BをメモリカードCに保存する」を割振る(図10のS28、S31)。
【0225】
20.抽出機能で未処理のものが存在するので4番目の機能である「画像Bを表示後、メモリカードCに保存する」について処理する(図10のS32、33)。21.割当使用コードの「ボタンA」、「ボタンB」、「ボタンC」に機能は割振られているが、他には割振られていないので、「ボタンD」に「画像BをメモリカードCに保存する」を割振る(図10のS28、S31)。
22.抽出機能で未処理のものが存在せず、全設定について処理が終了したのでフローチャートを終了する(図10のS32、34、36)。
【0226】
図44は実施例2における図43のコード割り当てを適用した場合のコード割当TBLを示している。機能割当て可能である「ボタンA」、「ボタンB」、「ボタンC」、「ボタンD」に機能が割り当てられた以外は、図36と比較して特に変化は無い。図45〜47までは、実施例2におけるコード割当TBL(図44)を画像で提示する場合の提示設定TBLである(詳細例については図50を参照して後述する)。実施例1の提示設定TBL(図17)の場合と比較してほぼ変化は無く、フローチャート図に関しても、実施例1のコード割当TBLのフローチャート図(図18)と同じである。
【0227】
異なるのは、各フラグ(コード提示方法の「実行不可時」、機能提示方法の「実行不可時」、機能提示設定の「実行不可時」)のみである。この変更点については、図48、図49を参照して後述し、詳細な例は図50を参照して後述する。
【0228】
図48は、実施例2におけるコード提示方法設定の処理の流れを示すフローチャート図である。実施例1のコード提示方法設定のフローチャート図(図22)の場合とほぼ同じであり、ここでは異なるフラグである「実行不可時」の部分(S105DからS105E)について説明する。ステップS105Dでは、割当機能が実行不可か否かを判断する。実行可能である場合は、ステップS105Fに進み、そうでない場合はステップS105Eへ進む。ステップS105Eでは、コード提示方法の「実行不可時」フラグに記入されている処理を実行して処理を終了する。ここで、S105DからS105Eまでは、コード提示方法の「実行不可時」フラグに関する処理プログラムである。図49は、実施例2における機能提示方法設定の処理の流れを示すフローチャート図である。実施例1の機能提示方法設定のフローチャート図(図23)と比較して、「テキスト」フラグの処理が異なっているので、その部分(S206CからS206H)について説明する。ステップS206Cで「テキスト」フラグが存在している場合にはステップS206Dへ進み、「テキスト」フラグが存在していない場合には、ステップS206Iへ移動する。ステップS206Dでは、割り当てられている機能が「実行可能」か否かを判断し、実行可能である場合にはステップS206Eに、実行不可である場合にはステップS206Gに移動する。
【0229】
実行可能である機能の場合には、実施例1の場合(図23のS13GからS13H)と処理は同じであり、機能提示設定の「表示テキスト」の内容のテキストを作成(S206E)し、機能提示方法の「表示座標」に表示する(S206F)。実行不可機能である場合には、対応する機能IDの機能提示設定の「実行不可時」の内容のテキストを作成し、機能提示方法の「表示座標」に表示した後、機能提示方法の「実行不可時」の処理に従う。
【0230】
例えば、図45(b)の提示設定TBLの機能提示設定P102の中の機能ID1の機能である「画像を表示する」が実行不可能の場合は、機能名称である『画像を表示する』をテキストとして作成し、機能提示方法の「表示座標」の座標に表示した後、機能提示方法の「実行不可時」の処理に従って取消線を付加する。ここで、S206CからS206Hまでは機能提示方法の実行不可時の処理を含んだ「テキスト」フラグに関する処理プログラムである。
【0231】
図50は、実施例2の割当提示条件に基づいた提示例である。ここでは、図46のコード割当TBLの内容を、図28の機能TBL、図29の対象TBL、図34の各手段からのデータに基づいて、図20のフローチャート図に示す処理を実行した結果の提示内容を示したものである。この手順としては、1.在機能番号1を図46のコード割当TBLより取得(図20のS52)、2.現在機能番号1に関する、1番目の機能割当可能コード(この場合は「ボタンA」)について処理(図20のS53)、3.「ボタンA」の機能割当コード提示設定(図47(a)のD101)の提示有効条件に「機能存在」フラグのみがあり、現在は機能「画像Bを表示する」が割り当てられているので、「提示する」として図20のS55に移動する(図20のS54)、4.機能割当コード提示設定のコード提示方法に「画像」フラグが存在し、「表示座標」に『(0,500)』、機能割当コード提示設定のコード提示方法の「画像」中の「表示画像」に『A釦.bmp』と記録されているので、「座標(0,500)にA釦.bmpを表示する」と決定する(図20のS55)、
5.機能「画像Bを表示する」は、実行可能機能なので(図35のD106参照)「実行不可時」の処理は行わない(図20のS55、詳細は、図48の105D)。
【0232】
6.コードに割り当てている機能(「画像Bを表示する」)の機能対象IDの1Bから機能IDは1とわかるため、機能ID1の機能提示設定の処理に従ってテキストを作成する(図20のS56)。
【0233】
7.「画像Bを表示する」は実行可能であるので、機能提示設定の「表示テキスト」に従い、対象画像名称である「画像B」を使用して、テキスト『画像Bを表示』を作成し、機能提示方法の「表示座標」の(50,500)にそのテキストを表示する(図20のS56、詳細は、図49のS206DからS206F)。8.全割当可能コードに関して終了していないので、2番目の割当可能コードである「ボタンB」についての処理を行う(図20のS57からS58)。9.「ボタンB」の機能割当コード提示設定の提示有効条件に「機能存在」フラグのみがあり、現在は機能「対象ID:Bで再構成する」が割り当てられているので、「提示する」として図20のS55に移動する(図20のS54)。
【0234】
10.機能割当コード提示設定のコード提示方法に「画像」フラグが存在し、「表示座標」に『(100,500)』、機能割当コード提示設定のコード提示方法の「画像」中の「表示画像」に『B釦.bmp』と記録されているので、「座標(100,500)にB釦.bmpを表示する」と決定する(図20のS55)。11.機能「対象ID:Bで再構成する」は、実行可能機能なので(図35のD106参照)「実行不可時」の処理は行わない。(図20のS55、詳細は、図48のS105D)。12.コードに割り当てている機能(「対象ID:Bで再構成する」)の機能対象IDの4Bから機能IDは4とわかるので、機能ID4の機能提示設定の処理に従ってテキストを作成する(図20のS56)、13.「対象ID:Bで再構成する」は実行可能であるので、機能提示設定の「表示テキスト」に従い、対象の対象IDのBである名称「画像B」を使用して、テキスト『画像Bで再構成』を作成し、機能提示方法の「表示座標」の(150,500)にそのテキストを表示する(図20のS56、詳細は図49のS206DからS206F)。14.全割当可能コードに関して終了していないので、3番目の割当可能コードである「ボタンC」についての処理を行う(図20のS57からS58)。
【0235】
15.「ボタンC」の機能割当コード提示設定の提示有効条件に「機能存在」フラグのみがあり、現在は機能「画像BをメモリカードCに保存する」が割り当てられているので、「提示する」として図20のS55に移動する(図20のS54)。16.機能割当コード提示設定のコード提示方法に「画像」フラグが存在し、「表示座標」に『(200,500)』、機能割当コード提示設定のコード提示方法の「画像」中の「表示画像」に『C釦.bmp』と記録されているので、「座標(200,500)にC釦.bmpを表示する」と決定する(図20のS55、実際に画面に表示されたときの例は図50の丸Cの部分)。17.機能「画像BをメモリカードCに保存する」は、実行不可機能なので(図35のD106参照)「実行不可時」の処理を行う(図20のS55、詳細は図48のS105D、実際に画面に表示されたときの例は、図50の丸Cに重ねられている「×」マーク)。18.コード提示方法の「実行不可時」の処理に従って、実行不可.bmpを「表示画像」である「C釦.bmp」に重ねて表示する(図20のS55、詳細は図48のS105E)。19.コードに割り当てている機能(「画像BをメモリカードCに保存する」)の機能対象IDの2BCから機能IDは2とわかるので、機能ID2の機能提示設定の処理に従ってテキストを作成する(図20のS56)。
【0236】
20.「画像BをメモリカードCに保存する」は実行不可であるので、機能提示設定の「実行不可時」に従い、機能名称であるテキスト『画像をメモリカードに保存する』を作成し、機能提示方法の「表示座標」の(250,500)にそのテキストを表示し、機能提示方法の「実行不可時」の処理であるテキストに取消線を付加する(図20のS46、詳細は図49のS206GからS206H)。21.全割当可能コードに関して終了していないので、4番目の割当可能コードである「ボタンD」についての処理を行う(図20のS47からS48)。22.「ボタンD」の機能割当コード提示設定の提示有効条件に「機能存在」フラグのみがあり、現在は機能「画像Bを表示後、メモリカードCに保存する」が割り当てられているので、「提示する」として図20のS45に移動する(図20のS44)。
【0237】
23.機能割当コード提示設定のコード提示方法に「画像」フラグが存在し、「表示座標」に『(300,500)』、機能割当コード提示設定のコード提示方法の「画像」中の「表示画像」に『D釦.bmp』と記録されているので、「座標(300,500)にD釦.bmpを表示する」と決定する(図20のS45)。24.機能「画像Bを表示後、メモリカードCに保存する」は、実行不可機能なので(図35のD106参照)、「実行不可時」の処理を行う(図20のS45、詳細は図48のS105D)。
【0238】
25.コード提示方法の「実行不可時」の処理に従って、実行不可.bmpを「表示画像」である「D釦.bmp」に重ねて表示する(図20のS45、詳細は図48のS105E)。26.コードに割り当てている機能(「画像Bを表示後、メモリカードCに保存する」)の機能対象IDの5BCから機能IDは“5”とわかるので、機能ID5の機能提示設定の処理に従ってテキストを作成する(図20のS46)。27.「画像Bを表示後、メモリカードCに保存する」は実行不可であるので、機能提示設定の「実行不可時」に従い、機能名称であるテキスト『画像を表示後、メモリカードに保存』を作成し、機能提示方法の「表示座標」の(350,500)にそのテキストを表示し、機能提示方法の「実行不可時」の処理であるテキストに取消線を付加する(図20のS46、詳細は図49のS206GからS206H)。
【0239】
28.これにより全ての機能割当てコードについて終了したので、図20のステップS49へ進む(図20のS47)。
29.機能番号提示設定の提示有効条件は「存在機能番号」フラグの“2”のみであり、現在機能番号1しか存在しないので、図20のステップS51へ進む(図20のS49、詳細は図24参照)、30.機能番号変更コード「上ボタン」の提示有効条件は「存在機能番号」フラグの“2”のみであり、現在機能番号1しか存在しないので、図20のステップS53へ進む(図20のS51、詳細は図25参照)。
【0240】
31.次の機能番号変更コードである「下ボタン」に関しても「上ボタン」と同様であるので、図20のステップS53へ進む(図20のS51、詳細は図25参照)。32.全機能番号変更コードに関して処理が終了したので、フローチャートを終了する(図20のS53、55)。
【0241】
図50の表示領域(201)の中で、機能割当可能な4つのコードについて、指定した座標に指定した画像とテキストを提示している(202)。符号203は、コード割当の提示の3番目の項目(画像BをメモリカードCに保存する)の提示方法を拡大したものである。この機能は実行不可機能であるので提示方法の設定に従い、ボタンCに対応するボタンの画像(C釦.bmp)を表示したうえに、実行不可.bmp(×の画像)を重ねて表示しており(203A)、機能に関しては機能名称である「画像をメモリカードに保存する」とテキスト表示したうえに取消線を表示している(203B)。
【0242】
図51(a)〜(c)は、は実施例2における割当設定TBLの変更データの例を示したものである。図51(a)に示す211は、機能抽出設定に関する変更データの構成例であり、符号212は抽出機能ソート設定に関する変更データの構成例であり、符号213は機能番号変更設定に関する変更データの構成例を表している。これらのデータは、使用者によってコード判断手段(図27の102)から割当設定変更手段(図27の105)に入力されたり、外部信号から外部接続手段(図27の118)を介して、割当設定抽出手段(図27の113)に入り、そこで、このデータを抽出してから割当設定変更手段(図27の105)に入力される。
【0243】
機能抽出手段の変更データ(211)に関しては、「挿入」のフラグが付加されているだけで、他のフラグ項目は機能抽出割当設定と同じである。抽出機能ソート設定の変更データ(212)及び機能番号変更設定の変更データ(213)に関しては、それぞれの設定とフラグ項目とは同じである。
【0244】
図52は、実施例2における割当設定変更手段(図27の105)のフローチャート図である(詳細な変更例は図53に基づいて後述する)。まず、処理を開始し(S301)、入力データ(設定変更データ)の種類を判断する(S302)。入力データが「機能抽出割当設定」の変更データであればステップS303に移動し、「抽出機能ソート設定」の変更データであればステップS307に移動し、「機能番号変更設定」の変更データであればステップS308へ移動する。
【0245】
ステップS303では、「機能抽出割当設定」の変更データの中から「優先順序」の項目を抽出する。その後、変更データの中の「挿入」フラグが存在するかどうかを判断(S304)する。フラグが存在しない場合には、「優先順序」の番号と同じ番号の割当設定TBLの機能抽出割当設定の部分を更新する。例えば、変更データの優先順序が3であれば、機能抽出割当設定の「優先順序」が3である設定を変更データで書き換える。
【0246】
フラグが存在する場合には、まず「優先順序」以上の優先順序の設定を全て「現在の優先順序+1」の設定に変更する(S306)。例えば、変更データの優先順序が3であり、機能抽出割当設定に優先順序4までの設定が存在した場合を考える。この時、機能抽出割当設定の優先順序3の設定を優先順序4にし、機能抽出割当設定の優先順序4の設定を新規に優先順序5にする、という優先順序を+1に全て移動する処理を行う。その後、ステップS305に移動し、変更データの優先順序の設定を機能抽出割当設定に反映する。
【0247】
ステップS307では、「抽出機能ソート設定」の変更データを、そのまま「抽出機能ソート設定」に反映させ、処理を終了する。ステップS308では、「機能番号変更設定」の変更データから「機能番号割当コード」を抽出する。その後、抽出した「機能番号割当コード」に関して、変更データの内容を反映させて処理を終了する。
【0248】
図53(a)〜(b)は、図51の割当設定TBLの変更データが、図37、図38の割当設定TBLに入った場合の処理の流れを表したものである。機能抽出割当設定(01)に関しては、以下の手順で変更されている。1.変更データ(図51の211)から「優先順序」の“3”を抽出する(図52のS303)。2.変更データに「挿入」フラグが存在するか否かを判断し、フラグが存在するので、図52のステップS306へ進む(図52のS304)。3.割当設定TBL(図37、38)の中で、変更データの「優先順序」である3以上のもの(TBL内には3と4が存在)をそれぞれ+1する(優先順序3を4に、優先順序4を5にする:図52のS306)。
4.割当設定TBLの優先順序3の設定の部分に、設定変更データを反映させる。
【0249】
この処理により、従来の設定TBL(図37のP101)では、優先順序の3番目であったものが4番目に、優先順序の4番目であったものが5番目に入り、変更データの設定が優先順序の3番目に入っている。
【0250】
抽出機能ソート設定(S302)に関しては、変更データ(図51(b)の212)の内容がそのまま反映されている。機能番号変更設定(S303)に関しては、変更データ(図51(c)の213)の機能番号割当コードである「上ボタン」に関しての内容がそのまま変更されている。図54、図55は、実施例2における提示設定TBLの変更データの例を示したものである。図54(a)の符号321は、機能割当コード提示設定であり、符号322は機能提示設定であり、図55(c)の323は機能番号提示設定であり、図55(d)の符号324は機能番号変更コード提示設定を表している。これらのデータは、使用者によってコード判断手段(図27の102)から提示設定変更手段(図27の106)に入力されたり、外部信号から外部接続手段(図27の118)を介して提示設定抽出手段(図27の114)に入り、そこでこのデータを抽出してから提示設定変更手段(図27の106)に入力されたりする。全ての変更データに関しては、提示設定TBL(図45〜図47)のそれぞれの設定とフラグ項目は同じである。図56は、実施例2における提示設定変更手段(図27の108)のフローチャート図を表している(詳細例については、図57、図58で後述する)。まず、入力されたデータの種類を判断して(S402)、「機能割当コード提示設定」の変更データ(図55のS321)の場合にはステップS403へ、「機能提示設定」の変更データ(図55のS322)の場合には、ステップS405へ、「機能番号提示設定」の変更データ(図55のS323)の場合にはステップS407へ、「機能番号変更コード提示設定」の変更データ(図55のS324)の場合にはステップS408へそれぞれ移動する。
【0251】
ステップS403では、変更データの中の「コード」を抽出(S403)して、その「コード」に該当する「機能割当コード提示設定」の部分を変更データで更新する(S404)。ステップS405では、変更データの中の「機能ID」を抽出(S403)して、その「機能ID」に該当する「機能提示設定」の部分を変更データで更新する(S406)。ステップS407では、変更データをそのまま「機能番号提示設定」に更新する。ステップS408では、変更データから「コード」を抽出し、その「コード」に該当する「機能番号変更コード提示設定」の部分を変更データで更新する。
【0252】
図57、58は、図54、55の提示設定TBLの変更データが、図45の提示設定TBLに入った場合の処理を表したものである。機能割当コード提示設定(411)に関しては、変更データの「コード」は「ボタンA」であり(図54の321参照)、その部分に関しては変更データの内容が反映されている。機能提示設定(412)に関しては、変更データの「機能ID」は“1”であり(図54の322参照)、その部分に関しては変更データの内容が反映されている。機能番号提示設定(413)に関しては、変更データの内容(図53の323参照)がそのまま反映されている。機能番号変更コード提示設定(414)に関しては、変更データの「コード」は「上ボタン」であり(図53の324参照)、その部分に関しては変更データの内容が反映されている。
以上、本発明に関して実施の形態に沿って説明を行ったが、本発明はこれらの例に限定されるものではなく、種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
【0253】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明による情報処理装置は以下のような効果を発揮する。
1.複数の機能を有する多機能装置において、自動的に機能を実行するためのコードを割り当てることができるため、使用者は多数のコードの中から1つのコードを選択したり、煩雑なコード入力を行ったりする必要がなくなる。
2.外部と接続する手段を持ち、その接続を監視する手段を持つことで、外部と接続して実行する機能に関してコードを割振ることが可能となる。
3.外部と接続する手段を持ち、その中の信号の情報からその中にコードを割り当てるべき機能および機能の対象が存在するかどうかを判断することにより、信号中の機能および対象に関してもコードを割振ることが可能となる。
4.コードに割り当てた機能を設定に従って提示することで、使用者はどのコードにどのような機能が割り当てられているかを容易に判断でき、効率よく機能実行ができる。
5.コード割当を設定に従って行うことで、機能選択時に効果的なコード割り当てを行うことが可能となる。
6.1つのコードに複数の機能を割り当てることで、使用コードの増加を抑え、機能を切り替える手段を持つことで、コードに割り当てた全ての機能を実行することが可能となる。
7.複数のコードがあるかどうかを提示することで、使用者が複数の機能があることを理解でき、機能を効率よく選択することが可能となる。
8.単一のコードに何種類の機能があるかどうかを提示することで、使用者が何種類の機能があることを理解でき、機能を効率よく選択することが可能となる
9.提示方法の設定を使用者が入力できることで、使用者がカスタマイズした提示が可能であり、機能を効率よく選択することが可能となる。
10.提示方法の設定を外部から入力できることで、その設定を行った者がカスタマイズした提示が可能であり、機能を効率よく選択することが可能となる。
11.コード割り当ての設定を使用者が入力できることで、使用者がカスタマイズしたコード割り当てを実行でき、機能を効率良く選択することが可能となる。
12.コード割り当ての設定を外部から入力できることで、その設定を行ったものがカスタマイズしたコード割当が可能であり、機能を効率良く選択することが可能となる。
13.履歴データを蓄えてそれをコード割当や提示方法に反映することで、過去の使用状態を反映でき、機能を効率よく選択することが可能となる。
14.機能や機能の対象でグループ分けして、選択したグループの機能のみによってコード割当を再構成することで、使用者が希望する機能を依り効率よく選択することが可能となる。
15.複数の機能を組み合わせた機能に対してコードを割振ることにより、特定の処理であれば、使用者が全ての機能を1回1回選択する必要が無くなる。
16.複数の機能を組み合わせた機能を使用者が設定できることで、使用頻度の多い機能の組み合わせなどに関して有効に使用することが可能となる。
17.複数の機能を組み合わせた機能を外部から設定できることで、設定者が意図する一連の機能を使用者が容易に実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による情報処理装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態による情報処理装置における機能TBLの構成例を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態による情報処理装置における対象TBLの構成例を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態による情報処理装置におけるコード割当手段へ送るデータを作成する処理の流れを示すフローチャート図である。
【図5】本発明の一実施の形態による情報処理装置における機能の対象の存在有無を判定する処理の流れを示すフローチャート図である。
【図6】本発明の一実施の形態による情報処理装置における実行可能条件の判断処理の流れを示すフローチャート図である。
【図7】本発明の一実施の形態による情報処理装置における機能管理手段からコード割当手段に送られるデータの構成例を示す図である。
【図8】本発明の一実施の形態による情報処理装置におけるコード割当手段で書き換えられる前のコード割当TBLの構成例を示す図である。
【図9】図9(a)から(d)までは、本発明の一実施の形態による情報処理装置における割当設定TBLの構成例を示す図である。
【図10】本発明の一実施の形態による情報処理装置における割当設定TBLに基づいたコード割り当て処理の流れを示すフローチャート図である。
【図11】本発明の一実施の形態による情報処理装置割当有効条件の比較処理の流れを示すフローチャート図である。
【図12】本発明の一実施の形態による情報処理装置における設定対象機能の抽出処理のフローチャート図である。
【図13】本発明の一実施の形態による情報処理装置における抽出ソート設定処理の流れを示すフローチャート図である。
【図14】本発明の一実施の形態による情報処理装置における機能番号変更割当処理の流れを示すフローチャート図である。
【図15】本発明の一実施の形態による情報処理装置におけるコード割当過程を示す図である。
【図16】図15に続く図である。
【図17】本発明の一実施の形態による情報処理装置におけるコード割当手段で書き換えられたコード割当TBLの構成例を示す図である。
【図18】本発明の一実施の形態による情報処理装置における画像で機能を提示する場合の提示する場合の提示設定テーブルの構成例である。
【図19】図18に続く図である。
【図20】本発明の一実施の形態による情報処理装置における提示方法決定処理の流れを示すフローチャート図である。
【図21】本発明の一実施の形態による情報処理装置における提示有効条件比較処理の流れを示すフローチャート図である。
【図22】本発明の一実施の形態による情報処理装置におけるコード提示処理の流れを示すフローチャート図である。
【図23】本発明の一実施の形態による情報処理装置における機能提示処理の流れを示すフローチャート図である。
【図24】本発明の一実施の形態による情報処理装置における機能番号提示処理の流れを示すフローチャート図である。
【図25】本発明の一実施の形態による情報処理装置における機能番号変更コード提示処理の流れを示すフローチャート図である。
【図26】本発明の一実施の形態による情報処理装置における割当提示設定に基づく提示例を示す図である。
【図27】本発明の他の実施の形態による情報処理装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【図28】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における機能TBLの構成例を示す図である。
【図29】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における対象TBLの構成例を示す図である。
【図30】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における履歴TBLの構成例を示す図である。
【図31】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における機能合成設定データの構成例を示す図である。
【図32】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における合成機能作成処理手順の流れを示すフローチャート図である。
【図33】図32に続く図である。
【図34】本発明の他の実施の形態による情報処理装置におけるコード割当手段に送るデータを作成する処理の流れを示すフローチャート図である。
【図35】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における機能管理手段からコード割当手段に送られるデータの構成例を示す図である。
【図36】本発明の他の実施の形態による情報処理装置におけるコード割当手段で書き換えられる前のコード割当TBLの構成例を示す図である。
【図37】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における割当設定TBLの構成例を示す図である。
【図38】図37に続く図である。
【図39】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における割当有効条件比較処理の流れをフローチャート図である。
【図40】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における設定対象機能抽出処理の流れを示すフローチャート図である。
【図41】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における抽出機能ソート処理の流れを示すフローチャート図である。
【図42】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における再構成しない場合のコード割当の例を示す図である。
【図43】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における対象ID:Bで再構成したコード割当の例を示す図である。
【図44】図43のコード割当を適用した場合のコード割当TBLの構成例を示す図である。
【図45】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における画像で機能を提示する場合の提示設定TBLの構成例を示す図である。
【図46】図45の続きの図である。
【図47】図46の続きの図である。
【図48】本発明の他の実施の形態による情報処理装置におけるコード提示方法設定処理の流れを示すフローチャート図である。
【図49】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における機能提示方法設定処理の流れを示すフローチャート図である。
【図50】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における割当提示設定に基づいた提示例を示す図である。
【図51】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における割当設定TBLの変更データの構成例を示す図である。
【図52】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における割当設定変更手段における処理の流れを示すフローチャート図である。
【図53】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における変更データを反映した割当設定TBLの構成例を示す図である。
【図54】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における提示設定変更データの構成例を示す図である。
【図55】図54に続く図である。
【図56】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における提示設定変更手段のフローチャート図である。
【図57】本発明の他の実施の形態による情報処理装置における提示設定TBL変更データで変更した後の構成例を示す図である。
【図58】図57に続く図である。
【図59】従来技術(特開2002−149323)のブロック図である。
【図60】従来技術(特開2002−149323)の表示例を示す図である。
【符号の説明】
01…コード入力手段、02…コード判断手段、03…機能実行手段、04…記録TBL、05…内部状態監視手段、06…機能管理手段、07…コード割当手段、08…提示方法決定手段、09…割当提示手段、10…内容判断手段、11…外部状態監視手段、12…外部接続手段。

Claims (20)

  1. 入力されたコードに従って複数の機能のうち少なくとも1つを実行する多機能装置であって、
    複数の前記機能を管理する手段と、
    前記機能を実行させるためのコードを割り当てる手段と
    を有することを特徴とする多機能装置。
  2. さらに、外部接続手段と、
    該外部接続手段の状態を監視する手段と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の多機能装置。
  3. さらに、外部から入力した信号中に、割り当てるべき機能が存在するか否かを判断する手段を有することを特徴とする
    請求項2に記載の多機能装置。
  4. さらに、コードに割り当てた機能の提示方法を決定する手段と、
    該提示方法の設定を記録する手段と、
    コードの割当を提示する手段と
    を有することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の多機能装置。
  5. さらに、機能をコードに割り当てる設定を記録する手段と、前記設定に従いコード割り当てを行う手段と
    を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の多機能装置。
  6. さらに、単一のコードに複数の機能を割り当てる手段と、
    前記コードの機能を切り替える手段と
    を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の多機能装置。
  7. 請求項6において、単一のコードに複数の機能が存在することを提示する手段を有することを特徴とする多機能装置。
  8. 請求項7において、単一のコードに何種類の機能が存在するかを提示する手段を有することを特徴とする多機能装置。
  9. 請求項4において、
    コードに割り当てた機能の提示方法の設定を入力する手段と、
    前記設定に従い、コードに割り当てた機能の提示を行う手段と
    を有することを特徴とする多機能装置。
  10. 請求項4又は請求項9において、
    コードに割り当てた機能の提示方法の設定を外部から入力する手段と、
    前記設定に従い、コードに割り当てた機能の提示を行う手段と
    を有することを特徴とする多機能装置。
  11. 請求項5において、
    機能をコードに割り当てる設定を入力する手段と、
    前記設定に従い、コード割り当てを行う手段と
    を有することを特徴とする多機能装置。
  12. 請求項5又は請求項11において、
    外部から機能をコードに割り当てる設定を入力する手段と、
    前記設定に従い、コード割り当てを行う手段と
    を有することを特徴とする多機能装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項において、
    内部状態監視手段の履歴を記録する手段と、
    コード割当手段か提示方法決定手段の少なくともいずれか1つに履歴を反映させる手段と
    を有することを特徴とする多機能装置。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の多機能装置であって、
    全ての機能に関して、機能または機能の対象でグループ分けが可能な手段と、
    前記のグループにコードを割り当てる機能と、
    前記グループ選択時に、選択されたグループの機能のみで再度コード割り当てを行う機能と
    を有することを特徴とする多機能装置。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載の多機能装置であって、
    複数の機能を組み合わせて1つの機能としてコードを割り当てる手段を有することを特徴とする多機能装置。
  16. 請求項15において、
    使用者が選択した複数の機能を組み合わせて1つの機能とし、コードを割り当てる手段を有することを特徴とする多機能装置。
  17. 請求項15において、
    外部から複数の機能を組合せて1つの機能を作成する設定を入力して機能を作成し、その機能にコードを割り当てる手段を有することを特徴とする多機能装置。
  18. 入力されたコードに従って複数の機能のうち少なくとも1つを実行する装置であって、
    装置の内部状態や複数の前記機能を参照し実行可能機能を管理する手段と、
    前記機能を実行させるためのコードを割り当てる手段とを有する装置。
  19. 入力されたコードに従って複数の機能のうち少なくとも1つを実行する方法であって、
    内部状態や複数の前記機能を参照し実行可能機能を管理するステップと、
    前記機能を実行させるためのコードを割り当てるステップとを有する方法。
  20. 内部状態や複数の前記機能を参照し実行可能機能を管理するステップと、前記機能を実行させるためのコードを割り当てるステップとを有し、入力されたコードに従って複数の機能のうち少なくとも1つをコンピュータに実行させるプログラム。
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