JP2005012538A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体に記録されている画像の様子を容易に認識する。
【解決手段】本発明の撮像装置は、撮像手段と、前記撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録手段と、所定量の前記画像データが前記記録媒体に記録されたことに応じて前記記録媒体に記録された画像データを代表する画像を示す代表データを生成すると共に、この代表データを前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御する制御手段とを備える。
【選択図】 図3
【解決手段】本発明の撮像装置は、撮像手段と、前記撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録手段と、所定量の前記画像データが前記記録媒体に記録されたことに応じて前記記録媒体に記録された画像データを代表する画像を示す代表データを生成すると共に、この代表データを前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御する制御手段とを備える。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は撮像装置に関し、特には記録媒体に対して記録されている画像データの代表画像の処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、静止画または動画を電子データとして記録媒体に記録する撮像装置が多数提案され、既に実用化されている。下記特許文献にはその一例が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−18440公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の撮像装置においては以下のような問題が存在した。
【0005】
最初の問題として、撮像装置では、撮影した画像データを書き込んで保存するためにメモリカード等の各種記録媒体を使用するが、ユーザーは、撮影終了済みの記録媒体にどのような画像が記録されているかをできるだけ早く知りたいという欲求を常に持っている。
【0006】
また、近年では、繰り返しデータの書き込みが可能な記録媒体に加え、一つの記録領域に対して一度だけデータの書き込みが可能な追記型の記録媒体も用いられるようになっている。
【0007】
この様な追記型の記録媒体は通常の記録媒体よりも安価であり、また、一度画像を書き込んだ記録媒体は二度とその画像を消さずにリードオンリーで使用し、また、通常の記録媒体よりも各ユーザーが大量に使用して、更に、それら大量の記録媒体を所有し続けることが想定されるため、記録媒体にどのような画像が記録されているかを迅速かつ簡便に知る構成が以前にも増して必要となった。
【0008】
次の問題として、これらの撮像装置で撮像を行う上で、記録媒体の残容量がなくなった場合、この記録媒体を残容量警告表示機能のない撮像装置や他の情報機器に装着した場合には、記録媒体の残容量がないことを直感的にユーザーが知ることは難しい。
【0009】
よって、この場合、新たな画像を撮像しようとする際や、これから保存しようとした各種データを作成した後になって、初めて残容量が少ないことをユーザーが認識することになり、貴重な画像を撮影し損ねたり、あるいは、せっかく作成した新たなデータを失ってしまったりするおそれがあった。
【0010】
また、前述の追記型の記録媒体を用いた場合には、さらにこの問題は深刻である。
【0011】
まず、記録媒体の残容量警告表示機能を有する撮像装置であっても、装着された記録媒体が追記型記録媒体であることまでの警告を出さない場合があり、この場合、記録媒体の残容量が少なく、データの書き込みができないことをユーザーが認識できていたとしても、記録媒体に記録されたデータを消去できないことは撮影する直前になって初めて認識する可能性もある。
【0012】
そのため、記録媒体に記録されているデータを消去して新たに撮影を行うことを考えていたユーザーにとって、これから撮影しようとする貴重な画像を撮影し損ねる可能性が高くなるという問題があった。
【0013】
また、追記型記録媒体にあっては、書き込みは一度きりしかできないため、一度過去にライト動作がなされたワンタイム記録媒体が装着された場合、全記録容量を使用していなくても新たなデータを書き込めない可能性がある。
【0014】
このような場合、記録媒体の残容量警告表示機能を有する撮像装置であっても、書き込み可能な領域がまだ存在するように認識する可能性があるので、このような追記型記録媒体が装着された場合には、従来の技術に示すような警告が表示されない可能性もある。そうなるとユーザーは記録媒体にこれ以上書き込めないことを認識できない可能性があった。
【0015】
本発明はこの様な問題点を解決し、記録媒体にどのような画像が記録されているかを迅速かつ簡便に認識可能とすることを目的とする。
【0016】
また、他の目的は、記録媒体の残容量がなくなった場合であっても、ユーザーが直感的にこのことを知ることができ、記録媒体にこれ以上データを書き込めないことを警告する処にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明においては、撮像手段と、前記撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録手段と、所定量の前記画像データが前記記録媒体に記録されたことに応じて前記記録媒体に記録された画像データを代表する画像を示す代表データを生成すると共に、この代表データを前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御する制御手段とを備える構成とした。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。
【0019】
(第一の実施形態)
図1は本発明が適用される撮像装置(デジタルカメラ)100の構成を示す図であり、図2は撮像装置100の外観図である。
【0020】
図1及び図2において、撮像装置100は静止画及び動画を電子データとしてメモリカードなどの記録媒体に記録する。
【0021】
撮像装置100には、シャッター22A、電源スイッチ22B、モード設定用ジョグダイヤル22C、ZOOM&WIDEボタン22D、表示&ファイル操作関連ボタン22E、DISPボタン22F等が設けられる。そして、これらを総合して操作部22を形成している。また、液晶ディスプレー等によって、表示部20が形成されており、被撮影画像、既に撮影された画像、及び、ユーザーへの操作ガイド等が表示される。
【0022】
また、撮影時等は蓋55によって覆われているが、その内側には記録媒体の収納部35があり、この記録媒体の収納部35には記録媒体30が装着されている。ここで、記録媒体30は、通常のCFカード(Compact Flash Card)等の繰り返しリードライト可能なメモリカード等や、追記型記録媒体であるメモリカード等がこれに該当する。
【0023】
一方、図1において、11はレンズ等の光学系、12は撮像素子であるCCD(またはCMOSエリアセンサ等)、13はAD変換部である。14はAD変換部13を経由して入力されたデジタル画像入力信号に対してシェーディング補正やガンマ変換等人間の視覚に適応したRGB信号に信号処理等する画像処理部である。また、15はRAMコントローラであり、メインCPUバス29に接続されるとともに記憶手段としてのRAM16に接続されている。
【0024】
17は撮像装置100全体の制御をつかさどるメインCPU、18は撮像装置100全体の制御方法等が記述されたROM、19はROM18とメインCPUバス29とのインターフェースの役割を果たすROMIFである。そして、24はスピーカやブザー等の音声出力部、25はDA変換器等を含む音声出力部IF、26はマイク等の音声入力部、27はAD変換器等を含む音声入力部IFである。
【0025】
次に、28は他の情報機器等との通信機能を果たすべき通信手段としての通信用回路である。この通信用回路28には、USB、LAN、無線LAN等といった規格を満たす回路が該当し、この回路を経由することにより、パーソナルコンピュータやプリンタ等の他の情報機器200と、他の情報機器200に搭載される通信部228を介して通信できる。これにより、撮像装置100で撮影した画像等をパーソナルコンピュータへ送ったり、プリンタ等で直接印刷したりすることが可能となる。また、他の情報機器200から撮像装置100を遠隔操作することも可能となる。
【0026】
また、表示部20は表示部IF21を介してメインCPUバス29に接続され、メインCPU17から駆動することが可能となっている。同様に、操作部22は操作部IF23を介してメインCPUバス29に接続され、この結果、入力される操作者からの命令を、操作部22を通じて認識することができるようになっている。
【0027】
さらに、図1に示す通り、記録媒体30は、記録媒体用IF31を介してメインCPUバス29に接続されている。
【0028】
図3は本実施形態における撮像装置100の動作を示すフローチャートである。ここで図3(a)は、撮像装置100の撮像動作と記録媒体30への書き込みに関連する動作を示すフローチャートであり、図3(b)は、撮像装置100やその他の撮像装置の表示動作等を示すフローチャートである。以下、図1及び図2に示した構成において、図3のフローチャートを使用して、本実施形態における撮像装置100の動作について説明する。
【0029】
今、モード設定用ジョグダイヤル22C(操作部22)によって撮影モードに設定され、かつ、電源スイッチ22B(操作部22)によって電源がONにされた状態であったとする。そして、電源ON後相当の時間が経過し、イニシャルシーケンス等も終了してこの撮像装置の状態が撮影モードであってかつスタンバイ状態であるとする。
【0030】
この状態ではフローチャート図3(a)に示すようにユーザーからの指令によって発生する撮像終了信号検知のためのポーリング(S101)とシャッターONを検知するためのポーリング(S102)が繰り返し行われている。
【0031】
今、この状態で、ユーザーによって後述する撮像終了指令動作が選択されると、図1に示した操作部IF23で撮像終了信号が発生し、これが検知され(S101)、後述する撮像終了の工程へ入っていく。
【0032】
一方、この状態でユーザーによってシャッター22A(操作部22)が押されると、図1に示した操作部IF23で撮影開始信号が発生し、これがメインCPU17に伝えられる。これによりシャッターONが検知され(S102)、撮影動作が開始される(S103)。
【0033】
以上の状態からシャッターONが検知されたならば、撮像装置100は撮像動作に入るわけであるが(S103)、動作としては、光学系11を介してCCD12に入射されている被撮影像について、CCD12は画素ごとに光電変換し、AD変換部13へ送る。AD変換部13は各画素各色の濃淡に関するアナログ値をAD変換し、画像処理部14へ送る。次に、画像処理部14は、入力されたデジタル画像入力信号に対してシェーディング補正やガンマ変換等人間の視覚に適応したRGB信号に信号処理等する。その結果、画像処理された静止画像データの各画素データ等はRAMコントローラ15を介して次々にRAM16に書き込まれて格納される。1枚の画像についての全画素データ及び付属データがRAM16に書き込まれることにより、1枚(フレーム)の画像についての撮像動作は終了する(S103)。尚、本実施の形態においては、撮像動作の1枚ごとの終了に対して、記録媒体30に当該データをすぐに書き込むことはせずに、後述するようにまとめて書き込む形態をとる。
【0034】
1枚の画像についての撮像動作が終了したならば、CPU17は、現在装着されている記録媒体30のユーザー書き込み可能枚数まで撮像動作が進んだかどうかチェックする(S104)。
【0035】
即ち、撮像装置100では、記録媒体30が挿入された際や、記録媒体30が挿入された状態での電源ON後のイニシャルシーケンスの際等に、CPU17は、記録媒体IF31を通じて記録媒体30にアクセスすることにより記録媒体30の残りの記録容量を検出し、この記録容量に基づいてユーザー書き込み可能枚数を予め得ておく。
【0036】
その一方で、1枚の画像についての撮像動作が終了するごとに、現在ここまで何枚撮影が進んだかをカウントしておく。ここでは、CPU17が、その撮影枚数の値を予め得ておいた記録媒体30のユーザー書き込み可能枚数と比較することにより、ユーザー書き込み可能枚数まで撮像動作が進んだかどうかを判断する(S104)。
【0037】
尚、本実施形態にあっては、記録媒体30に書き込み可能な総書き込み可能枚数をn枚とすると、ユーザー書き込み可能枚数は、(n−1)枚に設定しておく。ただ、本発明の構成として、ユーザー書き込み可能枚数が(n−1)枚であることは必ずしも要求されない。
【0038】
現在の撮像枚数がユーザー書き込み可能枚数に至らない場合は、再び撮像終了信号検知のためのポーリング(S101)とシャッターONを検知するためのポーリング(S102)を繰り返し行う状態に戻り、撮像終了信号と撮影開始信号を待つ。そして、次にシャッターONが検知されたならば(S102)、前回の撮影動作と同様に、次の撮影動作がなされることとなる(S103)。
【0039】
このような撮影動作が繰り返された後、記録媒体30のユーザー書き込み可能枚数まで撮像動作が進んだかどうかチェックした際に(S104)、ユーザー書き込み可能枚数まで撮像が終了したと判断した場合は(S104)、CPU17は、メインCPUバス29を通じて表示部IF21を動作させ、表示部20に、ユーザー書き込み可能枚数が終了したことを表示し、確認ボタンの押し下げ(ON)を求める表示を表示させる(S105)。
【0040】
例えば、この表示は図4のようなものが考えられ、「書き込み可能枚数が終了しました。これからカードに書き込みます。よろしければ確認ボタンを押してください。」のような表示を表示部20に表示し、押すべきボタン(確認ボタン)を指し示すようにする。また、ここで確認ボタンは、22E(操作部22)の表示&ファイル操作関連ボタンの中から割り付けることとし、どのボタンが確認ボタンなのかをこのように表示部20でわかりやすく表示するものとする。さらに、この場合に表示と併せて音声のガイドをつけてもよい。この場合は、CPU17が、メインCPUバス29を通じて音声出力部IF25に音声データを送り、音声出力部24から音を出すことによって音声ガイドを行うことができる。
【0041】
この表示等に応じて、ユーザーが確認ボタンを押したならば、その確認ボタンの押し下げ(ON)は、操作部IF23やメインCPUバス29を介して、CPU17に伝えることができる。ユーザー書き込み可能枚数の終了表示等工程(S105)が終了したら、CPU17は、この確認ボタンの押し下げ(ON)が起きるかどうかのポーリングを行っており(S106)、この結果、CPU17は確認ボタンの押し下げ(ON)の検知を行うことができる(S106)。
【0042】
CPU17が確認ボタンの押し下げ(ON)の検知をしたならば、内容紹介画像生成動作に入る(S107)。
【0043】
ここで内容紹介画像とは、記録媒体30に記録されている画像の内容を簡潔に示す画像であり、主として、記録媒体30に書き込まれている全ての画像に対するインデックス画像が例としてあげられる。その一方で、内容紹介画像は、この記録媒体30に書き込まれている最初の画像、最後の画像、その他の順番の画像、またはユーザーが選択した任意の画像等といった代表画像でもよい。また、場合によっては、日付情報やカードID等も画像情報として示す。
【0044】
内容紹介画像の生成に関しては、一例をあげると次のような工程をたどる。
【0045】
内容紹介画像生成動作(S107)が開始されると、CPU17はRAM16内にある記録媒体30に書き込まれる予定のすべての画像について画像データを読み出し、この画像の画素を間引いた上で縮小動作を行い、RAM16内のワークエリアに作成する一つの画像の中にそれぞれの画像を割り付けて、展開していき、インデックス画像を作成していく。必要に応じて、CPU17は、日付情報やカードID等も読み出してきて、この画像の中に画像情報として展開していく。
【0046】
このように、インデックス画像データをRAM16内のワークエリアに展開することにより、内容紹介画像が生成される。もっとも、代表画像を使用するときは、代表画像について、CPU17が同様に読み出して、RAM16内のワークエリアに展開すればよい。
【0047】
そして、この生成された内容紹介画像を、記録媒体30に記録される予定である最後の画像が記録されているRAM16内の次のアドレス番地に書き込む。
【0048】
尚、内容紹介画像の作成については、上記以外の画像を使用して内容紹介画像とする場合もありうる。
【0049】
以上の工程をもって、内容紹介画像生成動作を終了する(S107)。
【0050】
この内容紹介画像生成動作工程(S107)を終了した時点で、記録媒体30に記録される予定のデータは図5に示すメモリマップの形でRAM16内に格納されている。
【0051】
このメモリマップにおいて、アドレスの最初の領域に、これらの画像ファイルに対するFAT(=FILE ALLOCATION TABLE)が書き込まれていて、その後ろに、順に1枚目の撮像画像のデータから、(n−1)枚目の撮像画像のデータまで順に書き込まれている。ここで(n−1)枚目の撮像画像のデータはユーザーが撮影した最後の画像の画像データがここに書き込まれている。そして、n枚目の撮像画像のデータが格納される場所に、上記S107工程で生成された内容紹介画像の画像データが格納されている。
【0052】
このような状況で内容紹介画像の生成動作(S107)が終了したら、CPU17が転送命令を出すことにより、このアドレスマップに示された撮像データ及び内容紹介画像の画像データを、RAM16からRAMコントローラ15、メインCPUバス29、記録媒体IF31を経由して、一括して、かつ、そのままの形で、記録媒体30に転送し、書き込みを行う(S108)。そしてこの書き込み動作を終了することにより、図3(a)に示したフローチャート上の一連の動作を終了する。
【0053】
以上の動作によって被撮影画像データが書き込まれた記録媒体30が完成した。なお、記録媒体30が追記型記録媒体である場合には、この書き込みが終了した時点で、二度と書き込みを行うことができなくなっている。
【0054】
この様な書き込み動作が終了したならば、記録媒体30上の最後の位置に書き込まれた内容紹介画像の画像データがCPU17によって読み出され(S155)、この内容紹介画像が表示部20に表示される(S156)。
【0055】
この結果、書き込み終了後、この記録媒体30が装着されたままであっても、内容紹介画像が表示部20に表示されるわけであるから、その内容紹介画像が記録媒体30に書き込まれている画像をユーザーに想起させることとなるから、その記録媒体30の中味に関して一目瞭然となる。
【0056】
尚、ユーザー書き込み可能枚数の画像データを撮影する前に、ユーザーの発意によって、内容紹介画像を生成して書き込むことも可能である。
【0057】
この場合は、ユーザーからの指令によって発生する撮像終了信号検知のためのポーリング(S101)とシャッターONを検知するためのポーリング(S102)が繰り返し行われている工程で、ユーザーが操作部22を操作して、操作部IF23から撮像終了信号を発生させる。この動作をCPU17が検知することによって、S107工程の内容紹介画像生成動作以下へと進み、同様の動作を行うこととなる。そして、内容紹介画像は、そこまでに撮影された最後の画像の次のアドレス番地に書き込まれる。
【0058】
以上、主として撮像動作と記録媒体30への書き込みに関連する動作を示すフローチャート図3(a)について説明したが、この記録媒体30が改めて各種撮像装置等に装着されたり、撮影モードから表示モードに切り替えられたり、または新たに電源をONされたりした場合の動作(表示動作等)は以下のとおりである。その動作は図3(b)のフローチャートに示す。
【0059】
まず、パワーONがなされたり、新たなカードが装着されたり、または、撮影モード/表示モードの切り替えが行われたり等したら(S151)、CPU17が操作部IF23をアクセスすることにより、図1及び図2に示すモード設定用ジョグダイヤル22C(操作部22)がどのモードに設定されているかを検出する(S152)。
【0060】
また、撮像装置100が表示モードに設定されている場合には、CPU17の指示により、記録媒体IF31を介して記録媒体30に記録されている最後の画像の画像データを読み込み(S155)、これを表示部IF21へ送り、最後の画像を表示部20に表示させる(S156)。
【0061】
なお、記録媒体30に書き込まれている最後の画像データとは、前述のとおり、合成等の動作によって作成され書き込まれた内容紹介画像そのものである。従って、記録媒体30が装着されて表示モードに入ったならば、記録媒体30に書き込まれている最後の画像、すなわち内容紹介画像が表示されることとなる。
【0062】
また、表示モード以外のモード、即ち撮影モードに設定されている場合は、CPU17は記録媒体IF31をアクセスすることにより、記録媒体30が書き込み可能な媒体であるかどうかをチェックする(S153)。記録媒体30が通常の書き込み可能な記録媒体である場合は、撮像装置一般で実行される撮像シーケンスへと移行することとなる。
【0063】
これに対して、記録媒体30が前述の様にデータ書き込み後の記録媒体30で、もうこれ以上データを書き込めない記録媒体であったり、リードオンリーに設定されている記録媒体であったりする場合であって、もはや書き込み可能でない記録媒体である場合には、S155工程に進み、表示モードに設定された場合と同様、記録媒体に記録されている最後の画像の画像データを読み込み(S155)、これを表示部IF21へ送り、最後の画像を表示部20に表示させる(S156)。つまり内容紹介画像が表示されることとなる。
【0064】
以上のように、本実施形態によれば、最後の画像が内容紹介画像となっているため、記録媒体30に書き込まれている最後の画像をリードするだけで、ユーザーは撮影終了済みの記録媒体にどのような画像が記録されているかを迅速に知ることが可能となる。
【0065】
よって、インデックス画像等を作成するために面倒な操作をする必要がない上に、たとえ、インデックス作成機能のない撮像装置であっても手軽にインデックス画像等を見ることができることとなる。
【0066】
また、さらに、記録媒体が追記型の記録媒体である場合には、さらに有益である。つまり、面倒な操作をすることなく、撮像装置を表示モードにした状態で記録媒体をセットするだけで手軽にインデックス画像を見ることができ、記録媒体の内容を迅速かつ簡便に知ることができることとなる。よって非常に有益である。
【0067】
(第二の実施の形態)
続いて本発明第二の実施の形態について説明する。
【0068】
本形態においても、装置の外観及び構成は図1及び図2に示した通りである。
【0069】
図6は、本実施形態における撮像装置100の動作を示すフローチャートである。図6(a)は、撮像装置100の撮像動作と記録媒体30への書き込みに関連する動作を示すフローチャートであり、図6(b)は、撮像装置100の表示動作を示すフローチャートである。以下、図1及び図2に示した構成において、図6のフローチャートを使用して、本実施形態における撮像装置100の動作を説明する。
【0070】
今、モード設定用ジョグダイヤル22C(操作部22)によって撮影モードに設定され、かつ、電源スイッチ22B(操作部22)によって電源がONにされた状態であったとする。そして、電源ON後相当の時間が経過し、イニシャルシーケンス等も終了してこの撮像装置の状態が撮影モードであってかつスタンバイ状態であるとする。
【0071】
この状態では図6(a)のS201〜S206の処理は図3のS101〜S106の処理と同様である。
【0072】
S206において、ユーザーが確認ボタンを押したならば、CPU17はこれを検知し、警告画像合成動作に入る(S207)。ここで生成する警告画像は、記録媒体30にこれ以上データを書き込むことができない旨の警告であり、記録媒体30が追記型記録媒体である場合は、これ以上データの書き込みができず、更に消去もできない旨等の警告である。
【0073】
警告画像の生成に関しては、一例をあげると次のような工程をたどる。
【0074】
まず、予め警告画像に使用するための文言のテキストデータを画像データに変換したもの(以下、「警告表示データ」という。)をROM18に記憶させておく。
【0075】
また、CPU17は、ここまで撮影した画像の中から、予め代表画像を決定しておく。この代表画像は、例えば、RAM16内にある記録媒体30に記録される予定の最初の画像でもよいし、また、RAM16内にある記録媒体30に記録される予定の最後の画像でもよい。もちろんその他の順番の画像であってもよい。また記録媒体30に記録された画像の中から任意の画像をユーザーが操作部22や表示部20を使用して選択する構成をとり、ユーザーが選んだ画像であってもよい。さらには、これら全部または一部から作成したインデックス画像を作成してこれを代表画像としてもよい。
【0076】
このような状況下で警告画像合成動作が開始されると、まずCPU17はRAM16内にある代表画像を同じRAM16内のワークエリアに展開する。次に、CPU17はROM18からROMIF19を介して警告表示データを読み出してやはりRAM16内のワークエリアに展開する。ここでCPU17はRAM16内のワークエリアにある代表画像のデータと警告表示データの二つのデータを使って画像合成を行い、合成画像を作成する。そして、この合成画像を警告画像とし、記録媒体30に記録される画像データが記録されているRAM16内の次のアドレス番地に書き込む。
【0077】
尚、警告画像の作成については代表画像のデータと警告表示データとから作成する例を示したが、警告表示データのみから作成してもよいし、警告表示データと代表画像データ以外の他の画像データと合成してもよい。また、その他の画像を使用して警告画像とする場合もありうる。
【0078】
以上の工程をもって、警告画像合成動作を終了する(S207)。
【0079】
この警告画像合成動作工程(S207)を終了した時点で、RAM16内に記憶された画像データは図5に示すメモリマップの形で格納されている。このメモリマップにおいて、メモリマップのアドレスの最初の領域に、これらの画像ファイルに対するFAT(=FILE ALLOCATION TABLE)が書き込まれていて、その後ろに、順に1枚目の撮像画像のデータから、(n−1)枚目の撮像画像のデータまで順に書き込まれている。ここで(n−1)枚目の撮像画像のデータはユーザーが撮影した最後の画像の画像データがここに書き込まれている。そして、n枚目の撮像画像のデータが格納される場所に、S207で合成された警告画像の画像データが格納されている。
【0080】
このような状況で警告画像の合成動作が終了したら、CPU17が転送命令を出すことにより、このアドレスマップに示された撮像データ及び警告画像の画像データを、RAM16からRAMコントローラ15、メインCPUバス29、記録媒体IF31を経由して、一括して、かつ、そのままの形で、記録媒体30に転送して書き込む(S208)。そしてこの書き込み動作を終了することにより、図6(a)に示したフローチャートの一連の動作を終了する。
【0081】
以上の動作によって記録媒体30に対する画像データの記録処理が終了した。なお、記録媒体30が追記型記録媒体である場合には、この書き込みが終了した時点で、二度と書き込みを行うことができなくなっている。
【0082】
記録媒体30に対する画像データの書き込み動作が終了したならば、記録媒体30の最後の位置に書き込まれた警告画像の画像データがCPU17によって読み出され(S255)、この警告画像が表示部20に表示される(S256)。
【0083】
この結果、書き込み終了後、この記録媒体30が装着されたままであっても、警告画像が表示部20に表示されるわけであるから、記録媒体30に残容量がないことや、記録媒体30が追記型記録媒体で、これ以上データを書き込めない(消去できない)ことを認識することができる。また、その警告画像が記録媒体30に書き込まれている画像をユーザーに想起させることとなるから、その記録媒体30に記録されている画像データの内容に関しても一目瞭然となる。
【0084】
尚、第一の実施形態と同様、記録媒体30に対する書き込み可能枚数だけ画像データを撮影し終える前に、ユーザーの指示により警告画像を合成して書き込むことも可能である。
【0085】
次に、この記録媒体30が改めて撮像装置に装着されたり、撮影モードから表示モードに切り替えられたり、または新たに電源をONされたりした場合の動作を図6(b)のフローチャートに示す。
【0086】
図6(b)のフローでは、図3(b)の処理とほぼ同様であり、S256において内容紹介画像ではなく、警告画像を読み出して表示する構成が異なる。
【0087】
以上のように、本実施形態によれば、最後の画像が警告画像となっているため、記録媒体30に書き込まれている最後の画像を読み出して表示するだけで、記録媒体30の残容量が少なく、これ以上データを書き込めないことをユーザーが容易に認識することができる。
【0088】
(第三の実施の形態)
第一の実施形態及び第二実施の形態によれば、図3(a)や図6(a)に示した通り、撮影した画像データを図5に示すように全てRAM16に記憶した後にまとめて記録媒体30へ転送する方式について説明した。
【0089】
第三の実施形態では、一枚の画像を撮影するごとに、記録媒体30へ書き込む。
【0090】
図7(a−1)は図3(a)に対応する第三の実施形態のフローチャートであり、図7(a−2)は図6(a)に対応する第三の実施形態のフローチャートである。第三の実施形態における図7(a−1)と図7(a−2)は、図3(a)と図6(a)の処理と共通点が多いので、相違点について以下に説明する。
【0091】
図3(a)及び図6(a)では、1枚の画像についての全画素データ及び付属データがRAM16に書き込まれ、1枚の画像についての撮像動作は終了しても(S103,S203)、すぐには当該データは記録媒体30には書き込まれず、ユーザー書き込み可能枚数を撮像して、内容紹介画像の生成(S107)や警告画像の合成(S207)を行った後にまとめて記録媒体30に転送していた。
【0092】
これに対し、本形態では、図7(a−1)及び図7(a−2)に示すように、1枚の画像についての全画素データ及び付属データがRAM16に書き込まれ、1枚の画像についての撮像動作は終了したならば(S303a,S403a)、すぐその直後に記録媒体30へ当該データを書き込む点で(S303b,S403b)第一、第二の実施形態とは異なる。
【0093】
また、内容紹介画像の生成(S307)や警告画像の合成(S407)を行った後は、内容紹介画像や警告画像を書き込むだけに変わる(S307,S308)。
【0094】
一方で、表示動作等は図7(b)に示したが、図3(b)や図6(b)に示した表示動作等と同様の手順で実現できる。
【0095】
この様な構成をとると、撮影途中で電源をOFFにしても、これまでに撮像したデータが保存可能であるというメリットがある。また、記録媒体30が追記型記録媒体であっても、セクタごとに記録するタイプの記録媒体や、書き込み動作自体は何回もできるが、同じエリアには一度しか書けないとする方式の記録媒体であれば本形態は有効である。
【0096】
(その他の実施の形態)
以上のように、上記、本発明第一、第二、第三の実施の形態について説明してきた。これに対し、上記以外のフローチャートを使用する等、いくつかのバリエーションが考えられるが、画像を生成または合成し、記録媒体30に書き込む動作が含まれれば、本発明の範囲内である。そして、本発明のバリエーションに関して、各実施の形態は、それを否定するものではないことは言うまでもない。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記録媒体に記録されている画像の様子を容易に認識することが可能となる。
【0098】
また、記録媒体の残容量が少ないことを容易に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される撮像装置を示す図である。
【図2】本発明が適用される撮像装置の外観図である。
【図3】第一の実施形態における撮像装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】ユーザー書き込み可能枚数が終了した場合に表示する情報を示す図である。
【図5】記録媒体30に記録される画像データのメモリマップである。
【図6】第二の実施形態における撮像装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】第三の実施形態における撮像装置の動作を示すフローチャートである。
【発明の属する技術分野】
本発明は撮像装置に関し、特には記録媒体に対して記録されている画像データの代表画像の処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、静止画または動画を電子データとして記録媒体に記録する撮像装置が多数提案され、既に実用化されている。下記特許文献にはその一例が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−18440公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の撮像装置においては以下のような問題が存在した。
【0005】
最初の問題として、撮像装置では、撮影した画像データを書き込んで保存するためにメモリカード等の各種記録媒体を使用するが、ユーザーは、撮影終了済みの記録媒体にどのような画像が記録されているかをできるだけ早く知りたいという欲求を常に持っている。
【0006】
また、近年では、繰り返しデータの書き込みが可能な記録媒体に加え、一つの記録領域に対して一度だけデータの書き込みが可能な追記型の記録媒体も用いられるようになっている。
【0007】
この様な追記型の記録媒体は通常の記録媒体よりも安価であり、また、一度画像を書き込んだ記録媒体は二度とその画像を消さずにリードオンリーで使用し、また、通常の記録媒体よりも各ユーザーが大量に使用して、更に、それら大量の記録媒体を所有し続けることが想定されるため、記録媒体にどのような画像が記録されているかを迅速かつ簡便に知る構成が以前にも増して必要となった。
【0008】
次の問題として、これらの撮像装置で撮像を行う上で、記録媒体の残容量がなくなった場合、この記録媒体を残容量警告表示機能のない撮像装置や他の情報機器に装着した場合には、記録媒体の残容量がないことを直感的にユーザーが知ることは難しい。
【0009】
よって、この場合、新たな画像を撮像しようとする際や、これから保存しようとした各種データを作成した後になって、初めて残容量が少ないことをユーザーが認識することになり、貴重な画像を撮影し損ねたり、あるいは、せっかく作成した新たなデータを失ってしまったりするおそれがあった。
【0010】
また、前述の追記型の記録媒体を用いた場合には、さらにこの問題は深刻である。
【0011】
まず、記録媒体の残容量警告表示機能を有する撮像装置であっても、装着された記録媒体が追記型記録媒体であることまでの警告を出さない場合があり、この場合、記録媒体の残容量が少なく、データの書き込みができないことをユーザーが認識できていたとしても、記録媒体に記録されたデータを消去できないことは撮影する直前になって初めて認識する可能性もある。
【0012】
そのため、記録媒体に記録されているデータを消去して新たに撮影を行うことを考えていたユーザーにとって、これから撮影しようとする貴重な画像を撮影し損ねる可能性が高くなるという問題があった。
【0013】
また、追記型記録媒体にあっては、書き込みは一度きりしかできないため、一度過去にライト動作がなされたワンタイム記録媒体が装着された場合、全記録容量を使用していなくても新たなデータを書き込めない可能性がある。
【0014】
このような場合、記録媒体の残容量警告表示機能を有する撮像装置であっても、書き込み可能な領域がまだ存在するように認識する可能性があるので、このような追記型記録媒体が装着された場合には、従来の技術に示すような警告が表示されない可能性もある。そうなるとユーザーは記録媒体にこれ以上書き込めないことを認識できない可能性があった。
【0015】
本発明はこの様な問題点を解決し、記録媒体にどのような画像が記録されているかを迅速かつ簡便に認識可能とすることを目的とする。
【0016】
また、他の目的は、記録媒体の残容量がなくなった場合であっても、ユーザーが直感的にこのことを知ることができ、記録媒体にこれ以上データを書き込めないことを警告する処にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明においては、撮像手段と、前記撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録手段と、所定量の前記画像データが前記記録媒体に記録されたことに応じて前記記録媒体に記録された画像データを代表する画像を示す代表データを生成すると共に、この代表データを前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御する制御手段とを備える構成とした。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。
【0019】
(第一の実施形態)
図1は本発明が適用される撮像装置(デジタルカメラ)100の構成を示す図であり、図2は撮像装置100の外観図である。
【0020】
図1及び図2において、撮像装置100は静止画及び動画を電子データとしてメモリカードなどの記録媒体に記録する。
【0021】
撮像装置100には、シャッター22A、電源スイッチ22B、モード設定用ジョグダイヤル22C、ZOOM&WIDEボタン22D、表示&ファイル操作関連ボタン22E、DISPボタン22F等が設けられる。そして、これらを総合して操作部22を形成している。また、液晶ディスプレー等によって、表示部20が形成されており、被撮影画像、既に撮影された画像、及び、ユーザーへの操作ガイド等が表示される。
【0022】
また、撮影時等は蓋55によって覆われているが、その内側には記録媒体の収納部35があり、この記録媒体の収納部35には記録媒体30が装着されている。ここで、記録媒体30は、通常のCFカード(Compact Flash Card)等の繰り返しリードライト可能なメモリカード等や、追記型記録媒体であるメモリカード等がこれに該当する。
【0023】
一方、図1において、11はレンズ等の光学系、12は撮像素子であるCCD(またはCMOSエリアセンサ等)、13はAD変換部である。14はAD変換部13を経由して入力されたデジタル画像入力信号に対してシェーディング補正やガンマ変換等人間の視覚に適応したRGB信号に信号処理等する画像処理部である。また、15はRAMコントローラであり、メインCPUバス29に接続されるとともに記憶手段としてのRAM16に接続されている。
【0024】
17は撮像装置100全体の制御をつかさどるメインCPU、18は撮像装置100全体の制御方法等が記述されたROM、19はROM18とメインCPUバス29とのインターフェースの役割を果たすROMIFである。そして、24はスピーカやブザー等の音声出力部、25はDA変換器等を含む音声出力部IF、26はマイク等の音声入力部、27はAD変換器等を含む音声入力部IFである。
【0025】
次に、28は他の情報機器等との通信機能を果たすべき通信手段としての通信用回路である。この通信用回路28には、USB、LAN、無線LAN等といった規格を満たす回路が該当し、この回路を経由することにより、パーソナルコンピュータやプリンタ等の他の情報機器200と、他の情報機器200に搭載される通信部228を介して通信できる。これにより、撮像装置100で撮影した画像等をパーソナルコンピュータへ送ったり、プリンタ等で直接印刷したりすることが可能となる。また、他の情報機器200から撮像装置100を遠隔操作することも可能となる。
【0026】
また、表示部20は表示部IF21を介してメインCPUバス29に接続され、メインCPU17から駆動することが可能となっている。同様に、操作部22は操作部IF23を介してメインCPUバス29に接続され、この結果、入力される操作者からの命令を、操作部22を通じて認識することができるようになっている。
【0027】
さらに、図1に示す通り、記録媒体30は、記録媒体用IF31を介してメインCPUバス29に接続されている。
【0028】
図3は本実施形態における撮像装置100の動作を示すフローチャートである。ここで図3(a)は、撮像装置100の撮像動作と記録媒体30への書き込みに関連する動作を示すフローチャートであり、図3(b)は、撮像装置100やその他の撮像装置の表示動作等を示すフローチャートである。以下、図1及び図2に示した構成において、図3のフローチャートを使用して、本実施形態における撮像装置100の動作について説明する。
【0029】
今、モード設定用ジョグダイヤル22C(操作部22)によって撮影モードに設定され、かつ、電源スイッチ22B(操作部22)によって電源がONにされた状態であったとする。そして、電源ON後相当の時間が経過し、イニシャルシーケンス等も終了してこの撮像装置の状態が撮影モードであってかつスタンバイ状態であるとする。
【0030】
この状態ではフローチャート図3(a)に示すようにユーザーからの指令によって発生する撮像終了信号検知のためのポーリング(S101)とシャッターONを検知するためのポーリング(S102)が繰り返し行われている。
【0031】
今、この状態で、ユーザーによって後述する撮像終了指令動作が選択されると、図1に示した操作部IF23で撮像終了信号が発生し、これが検知され(S101)、後述する撮像終了の工程へ入っていく。
【0032】
一方、この状態でユーザーによってシャッター22A(操作部22)が押されると、図1に示した操作部IF23で撮影開始信号が発生し、これがメインCPU17に伝えられる。これによりシャッターONが検知され(S102)、撮影動作が開始される(S103)。
【0033】
以上の状態からシャッターONが検知されたならば、撮像装置100は撮像動作に入るわけであるが(S103)、動作としては、光学系11を介してCCD12に入射されている被撮影像について、CCD12は画素ごとに光電変換し、AD変換部13へ送る。AD変換部13は各画素各色の濃淡に関するアナログ値をAD変換し、画像処理部14へ送る。次に、画像処理部14は、入力されたデジタル画像入力信号に対してシェーディング補正やガンマ変換等人間の視覚に適応したRGB信号に信号処理等する。その結果、画像処理された静止画像データの各画素データ等はRAMコントローラ15を介して次々にRAM16に書き込まれて格納される。1枚の画像についての全画素データ及び付属データがRAM16に書き込まれることにより、1枚(フレーム)の画像についての撮像動作は終了する(S103)。尚、本実施の形態においては、撮像動作の1枚ごとの終了に対して、記録媒体30に当該データをすぐに書き込むことはせずに、後述するようにまとめて書き込む形態をとる。
【0034】
1枚の画像についての撮像動作が終了したならば、CPU17は、現在装着されている記録媒体30のユーザー書き込み可能枚数まで撮像動作が進んだかどうかチェックする(S104)。
【0035】
即ち、撮像装置100では、記録媒体30が挿入された際や、記録媒体30が挿入された状態での電源ON後のイニシャルシーケンスの際等に、CPU17は、記録媒体IF31を通じて記録媒体30にアクセスすることにより記録媒体30の残りの記録容量を検出し、この記録容量に基づいてユーザー書き込み可能枚数を予め得ておく。
【0036】
その一方で、1枚の画像についての撮像動作が終了するごとに、現在ここまで何枚撮影が進んだかをカウントしておく。ここでは、CPU17が、その撮影枚数の値を予め得ておいた記録媒体30のユーザー書き込み可能枚数と比較することにより、ユーザー書き込み可能枚数まで撮像動作が進んだかどうかを判断する(S104)。
【0037】
尚、本実施形態にあっては、記録媒体30に書き込み可能な総書き込み可能枚数をn枚とすると、ユーザー書き込み可能枚数は、(n−1)枚に設定しておく。ただ、本発明の構成として、ユーザー書き込み可能枚数が(n−1)枚であることは必ずしも要求されない。
【0038】
現在の撮像枚数がユーザー書き込み可能枚数に至らない場合は、再び撮像終了信号検知のためのポーリング(S101)とシャッターONを検知するためのポーリング(S102)を繰り返し行う状態に戻り、撮像終了信号と撮影開始信号を待つ。そして、次にシャッターONが検知されたならば(S102)、前回の撮影動作と同様に、次の撮影動作がなされることとなる(S103)。
【0039】
このような撮影動作が繰り返された後、記録媒体30のユーザー書き込み可能枚数まで撮像動作が進んだかどうかチェックした際に(S104)、ユーザー書き込み可能枚数まで撮像が終了したと判断した場合は(S104)、CPU17は、メインCPUバス29を通じて表示部IF21を動作させ、表示部20に、ユーザー書き込み可能枚数が終了したことを表示し、確認ボタンの押し下げ(ON)を求める表示を表示させる(S105)。
【0040】
例えば、この表示は図4のようなものが考えられ、「書き込み可能枚数が終了しました。これからカードに書き込みます。よろしければ確認ボタンを押してください。」のような表示を表示部20に表示し、押すべきボタン(確認ボタン)を指し示すようにする。また、ここで確認ボタンは、22E(操作部22)の表示&ファイル操作関連ボタンの中から割り付けることとし、どのボタンが確認ボタンなのかをこのように表示部20でわかりやすく表示するものとする。さらに、この場合に表示と併せて音声のガイドをつけてもよい。この場合は、CPU17が、メインCPUバス29を通じて音声出力部IF25に音声データを送り、音声出力部24から音を出すことによって音声ガイドを行うことができる。
【0041】
この表示等に応じて、ユーザーが確認ボタンを押したならば、その確認ボタンの押し下げ(ON)は、操作部IF23やメインCPUバス29を介して、CPU17に伝えることができる。ユーザー書き込み可能枚数の終了表示等工程(S105)が終了したら、CPU17は、この確認ボタンの押し下げ(ON)が起きるかどうかのポーリングを行っており(S106)、この結果、CPU17は確認ボタンの押し下げ(ON)の検知を行うことができる(S106)。
【0042】
CPU17が確認ボタンの押し下げ(ON)の検知をしたならば、内容紹介画像生成動作に入る(S107)。
【0043】
ここで内容紹介画像とは、記録媒体30に記録されている画像の内容を簡潔に示す画像であり、主として、記録媒体30に書き込まれている全ての画像に対するインデックス画像が例としてあげられる。その一方で、内容紹介画像は、この記録媒体30に書き込まれている最初の画像、最後の画像、その他の順番の画像、またはユーザーが選択した任意の画像等といった代表画像でもよい。また、場合によっては、日付情報やカードID等も画像情報として示す。
【0044】
内容紹介画像の生成に関しては、一例をあげると次のような工程をたどる。
【0045】
内容紹介画像生成動作(S107)が開始されると、CPU17はRAM16内にある記録媒体30に書き込まれる予定のすべての画像について画像データを読み出し、この画像の画素を間引いた上で縮小動作を行い、RAM16内のワークエリアに作成する一つの画像の中にそれぞれの画像を割り付けて、展開していき、インデックス画像を作成していく。必要に応じて、CPU17は、日付情報やカードID等も読み出してきて、この画像の中に画像情報として展開していく。
【0046】
このように、インデックス画像データをRAM16内のワークエリアに展開することにより、内容紹介画像が生成される。もっとも、代表画像を使用するときは、代表画像について、CPU17が同様に読み出して、RAM16内のワークエリアに展開すればよい。
【0047】
そして、この生成された内容紹介画像を、記録媒体30に記録される予定である最後の画像が記録されているRAM16内の次のアドレス番地に書き込む。
【0048】
尚、内容紹介画像の作成については、上記以外の画像を使用して内容紹介画像とする場合もありうる。
【0049】
以上の工程をもって、内容紹介画像生成動作を終了する(S107)。
【0050】
この内容紹介画像生成動作工程(S107)を終了した時点で、記録媒体30に記録される予定のデータは図5に示すメモリマップの形でRAM16内に格納されている。
【0051】
このメモリマップにおいて、アドレスの最初の領域に、これらの画像ファイルに対するFAT(=FILE ALLOCATION TABLE)が書き込まれていて、その後ろに、順に1枚目の撮像画像のデータから、(n−1)枚目の撮像画像のデータまで順に書き込まれている。ここで(n−1)枚目の撮像画像のデータはユーザーが撮影した最後の画像の画像データがここに書き込まれている。そして、n枚目の撮像画像のデータが格納される場所に、上記S107工程で生成された内容紹介画像の画像データが格納されている。
【0052】
このような状況で内容紹介画像の生成動作(S107)が終了したら、CPU17が転送命令を出すことにより、このアドレスマップに示された撮像データ及び内容紹介画像の画像データを、RAM16からRAMコントローラ15、メインCPUバス29、記録媒体IF31を経由して、一括して、かつ、そのままの形で、記録媒体30に転送し、書き込みを行う(S108)。そしてこの書き込み動作を終了することにより、図3(a)に示したフローチャート上の一連の動作を終了する。
【0053】
以上の動作によって被撮影画像データが書き込まれた記録媒体30が完成した。なお、記録媒体30が追記型記録媒体である場合には、この書き込みが終了した時点で、二度と書き込みを行うことができなくなっている。
【0054】
この様な書き込み動作が終了したならば、記録媒体30上の最後の位置に書き込まれた内容紹介画像の画像データがCPU17によって読み出され(S155)、この内容紹介画像が表示部20に表示される(S156)。
【0055】
この結果、書き込み終了後、この記録媒体30が装着されたままであっても、内容紹介画像が表示部20に表示されるわけであるから、その内容紹介画像が記録媒体30に書き込まれている画像をユーザーに想起させることとなるから、その記録媒体30の中味に関して一目瞭然となる。
【0056】
尚、ユーザー書き込み可能枚数の画像データを撮影する前に、ユーザーの発意によって、内容紹介画像を生成して書き込むことも可能である。
【0057】
この場合は、ユーザーからの指令によって発生する撮像終了信号検知のためのポーリング(S101)とシャッターONを検知するためのポーリング(S102)が繰り返し行われている工程で、ユーザーが操作部22を操作して、操作部IF23から撮像終了信号を発生させる。この動作をCPU17が検知することによって、S107工程の内容紹介画像生成動作以下へと進み、同様の動作を行うこととなる。そして、内容紹介画像は、そこまでに撮影された最後の画像の次のアドレス番地に書き込まれる。
【0058】
以上、主として撮像動作と記録媒体30への書き込みに関連する動作を示すフローチャート図3(a)について説明したが、この記録媒体30が改めて各種撮像装置等に装着されたり、撮影モードから表示モードに切り替えられたり、または新たに電源をONされたりした場合の動作(表示動作等)は以下のとおりである。その動作は図3(b)のフローチャートに示す。
【0059】
まず、パワーONがなされたり、新たなカードが装着されたり、または、撮影モード/表示モードの切り替えが行われたり等したら(S151)、CPU17が操作部IF23をアクセスすることにより、図1及び図2に示すモード設定用ジョグダイヤル22C(操作部22)がどのモードに設定されているかを検出する(S152)。
【0060】
また、撮像装置100が表示モードに設定されている場合には、CPU17の指示により、記録媒体IF31を介して記録媒体30に記録されている最後の画像の画像データを読み込み(S155)、これを表示部IF21へ送り、最後の画像を表示部20に表示させる(S156)。
【0061】
なお、記録媒体30に書き込まれている最後の画像データとは、前述のとおり、合成等の動作によって作成され書き込まれた内容紹介画像そのものである。従って、記録媒体30が装着されて表示モードに入ったならば、記録媒体30に書き込まれている最後の画像、すなわち内容紹介画像が表示されることとなる。
【0062】
また、表示モード以外のモード、即ち撮影モードに設定されている場合は、CPU17は記録媒体IF31をアクセスすることにより、記録媒体30が書き込み可能な媒体であるかどうかをチェックする(S153)。記録媒体30が通常の書き込み可能な記録媒体である場合は、撮像装置一般で実行される撮像シーケンスへと移行することとなる。
【0063】
これに対して、記録媒体30が前述の様にデータ書き込み後の記録媒体30で、もうこれ以上データを書き込めない記録媒体であったり、リードオンリーに設定されている記録媒体であったりする場合であって、もはや書き込み可能でない記録媒体である場合には、S155工程に進み、表示モードに設定された場合と同様、記録媒体に記録されている最後の画像の画像データを読み込み(S155)、これを表示部IF21へ送り、最後の画像を表示部20に表示させる(S156)。つまり内容紹介画像が表示されることとなる。
【0064】
以上のように、本実施形態によれば、最後の画像が内容紹介画像となっているため、記録媒体30に書き込まれている最後の画像をリードするだけで、ユーザーは撮影終了済みの記録媒体にどのような画像が記録されているかを迅速に知ることが可能となる。
【0065】
よって、インデックス画像等を作成するために面倒な操作をする必要がない上に、たとえ、インデックス作成機能のない撮像装置であっても手軽にインデックス画像等を見ることができることとなる。
【0066】
また、さらに、記録媒体が追記型の記録媒体である場合には、さらに有益である。つまり、面倒な操作をすることなく、撮像装置を表示モードにした状態で記録媒体をセットするだけで手軽にインデックス画像を見ることができ、記録媒体の内容を迅速かつ簡便に知ることができることとなる。よって非常に有益である。
【0067】
(第二の実施の形態)
続いて本発明第二の実施の形態について説明する。
【0068】
本形態においても、装置の外観及び構成は図1及び図2に示した通りである。
【0069】
図6は、本実施形態における撮像装置100の動作を示すフローチャートである。図6(a)は、撮像装置100の撮像動作と記録媒体30への書き込みに関連する動作を示すフローチャートであり、図6(b)は、撮像装置100の表示動作を示すフローチャートである。以下、図1及び図2に示した構成において、図6のフローチャートを使用して、本実施形態における撮像装置100の動作を説明する。
【0070】
今、モード設定用ジョグダイヤル22C(操作部22)によって撮影モードに設定され、かつ、電源スイッチ22B(操作部22)によって電源がONにされた状態であったとする。そして、電源ON後相当の時間が経過し、イニシャルシーケンス等も終了してこの撮像装置の状態が撮影モードであってかつスタンバイ状態であるとする。
【0071】
この状態では図6(a)のS201〜S206の処理は図3のS101〜S106の処理と同様である。
【0072】
S206において、ユーザーが確認ボタンを押したならば、CPU17はこれを検知し、警告画像合成動作に入る(S207)。ここで生成する警告画像は、記録媒体30にこれ以上データを書き込むことができない旨の警告であり、記録媒体30が追記型記録媒体である場合は、これ以上データの書き込みができず、更に消去もできない旨等の警告である。
【0073】
警告画像の生成に関しては、一例をあげると次のような工程をたどる。
【0074】
まず、予め警告画像に使用するための文言のテキストデータを画像データに変換したもの(以下、「警告表示データ」という。)をROM18に記憶させておく。
【0075】
また、CPU17は、ここまで撮影した画像の中から、予め代表画像を決定しておく。この代表画像は、例えば、RAM16内にある記録媒体30に記録される予定の最初の画像でもよいし、また、RAM16内にある記録媒体30に記録される予定の最後の画像でもよい。もちろんその他の順番の画像であってもよい。また記録媒体30に記録された画像の中から任意の画像をユーザーが操作部22や表示部20を使用して選択する構成をとり、ユーザーが選んだ画像であってもよい。さらには、これら全部または一部から作成したインデックス画像を作成してこれを代表画像としてもよい。
【0076】
このような状況下で警告画像合成動作が開始されると、まずCPU17はRAM16内にある代表画像を同じRAM16内のワークエリアに展開する。次に、CPU17はROM18からROMIF19を介して警告表示データを読み出してやはりRAM16内のワークエリアに展開する。ここでCPU17はRAM16内のワークエリアにある代表画像のデータと警告表示データの二つのデータを使って画像合成を行い、合成画像を作成する。そして、この合成画像を警告画像とし、記録媒体30に記録される画像データが記録されているRAM16内の次のアドレス番地に書き込む。
【0077】
尚、警告画像の作成については代表画像のデータと警告表示データとから作成する例を示したが、警告表示データのみから作成してもよいし、警告表示データと代表画像データ以外の他の画像データと合成してもよい。また、その他の画像を使用して警告画像とする場合もありうる。
【0078】
以上の工程をもって、警告画像合成動作を終了する(S207)。
【0079】
この警告画像合成動作工程(S207)を終了した時点で、RAM16内に記憶された画像データは図5に示すメモリマップの形で格納されている。このメモリマップにおいて、メモリマップのアドレスの最初の領域に、これらの画像ファイルに対するFAT(=FILE ALLOCATION TABLE)が書き込まれていて、その後ろに、順に1枚目の撮像画像のデータから、(n−1)枚目の撮像画像のデータまで順に書き込まれている。ここで(n−1)枚目の撮像画像のデータはユーザーが撮影した最後の画像の画像データがここに書き込まれている。そして、n枚目の撮像画像のデータが格納される場所に、S207で合成された警告画像の画像データが格納されている。
【0080】
このような状況で警告画像の合成動作が終了したら、CPU17が転送命令を出すことにより、このアドレスマップに示された撮像データ及び警告画像の画像データを、RAM16からRAMコントローラ15、メインCPUバス29、記録媒体IF31を経由して、一括して、かつ、そのままの形で、記録媒体30に転送して書き込む(S208)。そしてこの書き込み動作を終了することにより、図6(a)に示したフローチャートの一連の動作を終了する。
【0081】
以上の動作によって記録媒体30に対する画像データの記録処理が終了した。なお、記録媒体30が追記型記録媒体である場合には、この書き込みが終了した時点で、二度と書き込みを行うことができなくなっている。
【0082】
記録媒体30に対する画像データの書き込み動作が終了したならば、記録媒体30の最後の位置に書き込まれた警告画像の画像データがCPU17によって読み出され(S255)、この警告画像が表示部20に表示される(S256)。
【0083】
この結果、書き込み終了後、この記録媒体30が装着されたままであっても、警告画像が表示部20に表示されるわけであるから、記録媒体30に残容量がないことや、記録媒体30が追記型記録媒体で、これ以上データを書き込めない(消去できない)ことを認識することができる。また、その警告画像が記録媒体30に書き込まれている画像をユーザーに想起させることとなるから、その記録媒体30に記録されている画像データの内容に関しても一目瞭然となる。
【0084】
尚、第一の実施形態と同様、記録媒体30に対する書き込み可能枚数だけ画像データを撮影し終える前に、ユーザーの指示により警告画像を合成して書き込むことも可能である。
【0085】
次に、この記録媒体30が改めて撮像装置に装着されたり、撮影モードから表示モードに切り替えられたり、または新たに電源をONされたりした場合の動作を図6(b)のフローチャートに示す。
【0086】
図6(b)のフローでは、図3(b)の処理とほぼ同様であり、S256において内容紹介画像ではなく、警告画像を読み出して表示する構成が異なる。
【0087】
以上のように、本実施形態によれば、最後の画像が警告画像となっているため、記録媒体30に書き込まれている最後の画像を読み出して表示するだけで、記録媒体30の残容量が少なく、これ以上データを書き込めないことをユーザーが容易に認識することができる。
【0088】
(第三の実施の形態)
第一の実施形態及び第二実施の形態によれば、図3(a)や図6(a)に示した通り、撮影した画像データを図5に示すように全てRAM16に記憶した後にまとめて記録媒体30へ転送する方式について説明した。
【0089】
第三の実施形態では、一枚の画像を撮影するごとに、記録媒体30へ書き込む。
【0090】
図7(a−1)は図3(a)に対応する第三の実施形態のフローチャートであり、図7(a−2)は図6(a)に対応する第三の実施形態のフローチャートである。第三の実施形態における図7(a−1)と図7(a−2)は、図3(a)と図6(a)の処理と共通点が多いので、相違点について以下に説明する。
【0091】
図3(a)及び図6(a)では、1枚の画像についての全画素データ及び付属データがRAM16に書き込まれ、1枚の画像についての撮像動作は終了しても(S103,S203)、すぐには当該データは記録媒体30には書き込まれず、ユーザー書き込み可能枚数を撮像して、内容紹介画像の生成(S107)や警告画像の合成(S207)を行った後にまとめて記録媒体30に転送していた。
【0092】
これに対し、本形態では、図7(a−1)及び図7(a−2)に示すように、1枚の画像についての全画素データ及び付属データがRAM16に書き込まれ、1枚の画像についての撮像動作は終了したならば(S303a,S403a)、すぐその直後に記録媒体30へ当該データを書き込む点で(S303b,S403b)第一、第二の実施形態とは異なる。
【0093】
また、内容紹介画像の生成(S307)や警告画像の合成(S407)を行った後は、内容紹介画像や警告画像を書き込むだけに変わる(S307,S308)。
【0094】
一方で、表示動作等は図7(b)に示したが、図3(b)や図6(b)に示した表示動作等と同様の手順で実現できる。
【0095】
この様な構成をとると、撮影途中で電源をOFFにしても、これまでに撮像したデータが保存可能であるというメリットがある。また、記録媒体30が追記型記録媒体であっても、セクタごとに記録するタイプの記録媒体や、書き込み動作自体は何回もできるが、同じエリアには一度しか書けないとする方式の記録媒体であれば本形態は有効である。
【0096】
(その他の実施の形態)
以上のように、上記、本発明第一、第二、第三の実施の形態について説明してきた。これに対し、上記以外のフローチャートを使用する等、いくつかのバリエーションが考えられるが、画像を生成または合成し、記録媒体30に書き込む動作が含まれれば、本発明の範囲内である。そして、本発明のバリエーションに関して、各実施の形態は、それを否定するものではないことは言うまでもない。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記録媒体に記録されている画像の様子を容易に認識することが可能となる。
【0098】
また、記録媒体の残容量が少ないことを容易に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される撮像装置を示す図である。
【図2】本発明が適用される撮像装置の外観図である。
【図3】第一の実施形態における撮像装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】ユーザー書き込み可能枚数が終了した場合に表示する情報を示す図である。
【図5】記録媒体30に記録される画像データのメモリマップである。
【図6】第二の実施形態における撮像装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】第三の実施形態における撮像装置の動作を示すフローチャートである。
Claims (29)
- 撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録手段と、
所定量の前記画像データが前記記録媒体に記録されたことに応じて前記記録媒体に記録された画像データを代表する画像を示す代表データを生成すると共に、この代表データを前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御する制御手段とを備える撮像装置。 - 撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体に記録される所定量の前記画像データが前記撮像手段より出力されたことに応じて前記記録媒体に記録された画像データを代表する画像を示す代表データを生成すると共に、この代表データを前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御する制御手段とを備える撮像装置。 - 前記撮像手段は前記画像データの情報量を圧縮する圧縮手段を有し、前記記録手段は前記圧縮手段により圧縮された少なくとも前記所定量の画像データを記憶可能なメモリを有することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
- 前記記録媒体のデータ記録可能残量を検出する検出手段を備え、前記制御手段は前記検出手段により検出された記録残量に基づいて前記所定量を決定することを特徴とする請求項1から3記載の撮像装置。
- 撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体に対して所定枚数の前記画像データが記録されたことに応じて前記記録媒体に記録されている画像データを代表する画像を示す代表データを生成すると共に、この代表データを前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御する制御手段とを備える撮像装置。 - 撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体に記録される所定枚数の前記画像データが前記撮像手段より出力されたことに応じて前記記録媒体に記録されている画像データを代表する画像を示す代表データを生成すると共に、この代表データを前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御する制御手段とを備える撮像装置。 - 前記撮像手段は前記画像データの情報量を圧縮する圧縮手段を有し、前記記録手段は前記圧縮手段により圧縮された少なくとも前記所定量の画像データを記憶可能なメモリを有することを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
- 前記記録媒体のデータ記録可能残量を検出する検出手段を備え、前記制御手段は前記検出手段により検出された記録残量に基づいて前記所定枚数を決定することを特徴とする請求項5から7記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記代表データを前記記録媒体に記録された画像データのうち最後に再生されるデータとして記録することを特徴とする請求項1から8記載の撮像装置。
- 前記制御手段は前記撮像手段より出力された画像データを用いて前記代表データを生成することを特徴とする請求項1から9記載の撮像装置。
- 撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体の記録残容量に応じた所定量の前記画像データが前記記録媒体に記録されたことに応じて所定の警告データを生成すると共に、この警告データを前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御する制御手段とを備える撮像装置。 - 撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体の記録残容量に応じた所定量の前記画像データが前記撮像手段より出力されたことに応じて所定の警告データを生成すると共に、この警告データを前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御する制御手段とを備える撮像装置。 - 前記撮像手段は前記画像データの情報量を圧縮する圧縮手段を有し、前記記録手段は前記圧縮手段により圧縮された少なくとも前記所定量の画像データを記憶可能なメモリを有することを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
- 前記記録媒体のデータ記録可能残量を検出する検出手段を備え、前記制御手段は前記検出手段により検出された記録残量に基づいて前記所定量を決定することを特徴とする請求項11から13記載の撮像装置。
- 撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体に対して前記記録媒体の記録残容量に応じた所定枚数の前記画像データが記録されたことに応じて所定の警告データを生成すると共に、この警告データを前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御する制御手段とを備える撮像装置。 - 撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体の記録残容量に応じた所定枚数の前記画像データが前記撮像手段より出力されたことに応じて所定の警告データを生成すると共に、この警告データを前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御する制御手段とを備える撮像装置。 - 前記撮像手段は前記画像データの情報量を圧縮する圧縮手段を有し、前記記録手段は前記圧縮手段により圧縮された少なくとも前記所定量の画像データを記憶可能なメモリを有することを特徴とする請求項16記載の撮像装置。
- 前記記録媒体のデータ記録可能残量を検出する検出手段を備え、前記制御手段は前記検出手段により検出された記録残量に基づいて前記所定枚数を決定することを特徴とする請求項15から17記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記警告データを前記記録媒体に記録された画像データのうち最後に再生されるデータとして記録することを特徴とする請求項11から18記載の撮像装置。
- 撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録手段と、
指示手段と、
前記指示手段の指示に応じて、前記指示手段の指示の直前までの間に前記記録手段により記録された画像データを代表する画像を示す代表データを生成すると共に、この代表データを前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御する制御手段とを備える撮像装置。 - 前記記録媒体は同一の記録領域に対して1回のみデータの書き込みが可能な追記型の記録媒体であることを特徴とする請求項1から20記載の撮像装置。
- 撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する方法であって、
所定量の前記画像データが前記記録媒体に記録されたことに応じて前記記録媒体に記録された画像データを代表する画像を示す代表データを生成すると共に、この代表データを前記記録媒体に記録する記録方法。 - 撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する方法であって、
前記記録媒体に記録される所定量の前記画像データが前記撮像手段より出力されたことに応じて前記記録媒体に記録された画像データを代表する画像を示す代表データを生成すると共に、この代表データを前記記録媒体に記録する記録方法。 - 撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する方法であって、
前記記録媒体に対して所定枚数の前記画像データが記録されたことに応じて前記記録媒体に記録されている画像データを代表する画像を示す代表データを生成すると共に、この代表データを前記記録媒体に記録する記録方法。 - 撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する方法であって、
前記記録媒体に記録される所定枚数の前記画像データが前記撮像手段より出力されたことに応じて前記記録媒体に記録されている画像データを代表する画像を示す代表データを生成すると共に、この代表データを前記記録媒体に記録する記録方法。 - 撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する方法であって、
前記記録媒体の記録残容量に応じた所定量の前記画像データが前記記録媒体に記録されたことに応じて所定の警告データを生成すると共に、この警告データを前記記録媒体に記録する記録方法。 - 撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する方法であって、
前記記録媒体の記録残容量に応じた所定量の前記画像データが前記撮像手段より出力されたことに応じて所定の警告データを生成すると共に、この警告データを前記記録媒体に記録する記録方法。 - 撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する方法であって、
前記記録媒体に対して前記記録媒体の記録残容量に応じた所定枚数の前記画像データが記録されたことに応じて所定の警告データを生成すると共に、この警告データを前記記録媒体に記録する記録方法。 - 撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する方法であって、
前記記録媒体の記録残容量に応じた所定枚数の前記画像データが前記撮像手段より出力されたことに応じて所定の警告データを生成すると共に、この警告データを前記記録媒体に記録する記録方法。
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JP2003174915A JP2005012538A (ja) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | 撮像装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010081561A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Nikon Corp | 電子カメラ |
JP2011044138A (ja) * | 2009-07-22 | 2011-03-03 | Panasonic Corp | 撮像装置、情報処理装置および情報処理プログラム |
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