JP2005012136A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】高周波パワーモジュールの小型化と低価格化とを同時に実現することのできる技術を提供する。
【解決手段】半導体チップ10の主面に能動素子を形成し、半導体チップ10の裏面に受動素子9を形成した後、半導体チップ10の主面に設けられたバンプ7と多層配線基板11のチップ搭載面上のボンディングパッド12とを力学的、電気的に接続して、半導体チップ10を多層配線基板11のチップ搭載面上に実装する。続いて受動素子9と多層配線基板11のチップ搭載面上のボンディングパッド12および伝送線路13とをワイヤ17を用いて接続する。
【選択図】 図7
【解決手段】半導体チップ10の主面に能動素子を形成し、半導体チップ10の裏面に受動素子9を形成した後、半導体チップ10の主面に設けられたバンプ7と多層配線基板11のチップ搭載面上のボンディングパッド12とを力学的、電気的に接続して、半導体チップ10を多層配線基板11のチップ搭載面上に実装する。続いて受動素子9と多層配線基板11のチップ搭載面上のボンディングパッド12および伝送線路13とをワイヤ17を用いて接続する。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、携帯電話用高周波パワーモジュールに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話用高周波パワーモジュールの小型化はハイブリッドIC(Integrated Circuit)によって実現されており、多層配線基板およびこれに搭載される受動部品および能動部品の形成方法等にさまざまな工夫がなされている。
【0003】
例えば、多層配線基板と、多層配線基板の主面に搭載される少なくとも一つ以上の能動部品および受動部品と、能動部品の電極と多層配線基板の配線とを接続する導電性のワイヤと、多層配線基板の主面を覆うように多層配線基板に固定されるキャップと、多層配線基板の裏面に設けられた多層配線の複数の電極端子とを有する混成集積回路装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、ガリウムヒ素やシリコン等の半導体基板の表面に能動素子を主とする集積回路を形成し、この半導体基板の裏面側から半導体基板を貫通して半導体基板の表面に形成された能動素子の電極端子あるいはアース端子にそれぞれ達する複数の溝を設け、これらの電極端子あるいはアース端子に接続するように基板の裏面側あるいは溝の内壁表面にMIM容量およびコイルを構成するモノリシックマイクロ波集積回路が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−116091号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平8−97375号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、携帯電話用高周波パワーモジュールにおいて、マルチバンド化および高機能化を図るためには、多層配線基板上の受動部品点数を増やす必要がある。しかしながら、受動部品点数の増加はパッケージサイズを大型化し、また工程が長くなることからモジュールの価格を引き上げてしまう。
【0008】
そこで、本発明者らは、受動部品を半導体チップ内に取り込み、受動部品点数を減らす検討を行った。しかし、受動部品はQ値が高く、大きな値のインダクタまたは大きな値のキャパシタであるため、半導体チップ内にこれらを取り込んだ場合には、半導体チップの面積が増大するという問題が生じた。半導体チップの面積の増大は半導体チップの価格を引き上げ、さらにはモジュールの価格を引き上げてしまう。
【0009】
本発明の目的は、高周波パワーモジュールの小型化と低価格化とを同時に実現することのできる技術を提供することにある。
【0010】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0012】
本発明は、半導体チップの主面に能動素子を形成し、半導体チップの裏面に受動素子を形成する工程と、半導体チップの主面に設けられたバンプと多層配線基板のチップ搭載面の第1導体層からなる第1群のボンディングパッドとを接続して、半導体チップを多層配線基板のチップ搭載面上に実装する工程と、受動素子と多層配線基板のチップ搭載面の第1導体層からなる第2群のボンディングパッドとをワイヤを用いて接続する工程とを有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0014】
本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法の一例を図1〜図7に示す要部断面図および図8に示す斜視図を用いて説明する。
【0015】
まず、図1に示すように、基板(円形の薄い板状に加工した半導体ウエハ)1を用意し、この基板1の主面に能動素子2を形成する。能動素子2は、例えばGaAs素子を例示することができる。能動素子2の最上層配線3は表面保護膜4で覆われており、その一部に最上層配線3の一部が露出するような開口部5が形成されている。なお基板1は複数個の半導体チップ単位で区画されており、この半導体チップ毎に能動素子2は形成される。
【0016】
次に、図2に示すように、上記開口部5に下地金属膜6を形成した後、下地金属膜6に厚さ20μm程度のバンプ7を接合する。バンプ7は、例えば金からなり、電解メッキ法により形成することができる。その後、図3に示すように、基板1を裏面から研磨して、薄くする。
【0017】
次に、図示はしないが、基板1の裏面にレジスト膜を塗布し、これをリソグラフィ技術によってパターニングしてレジストパターンを形成する。次に、図4に示すように、このレジストパターンをマスクとして、例えばドライエッチング法により基板1を裏面から加工して、所定箇所にビア8を形成する。次に、図5に示すように、選択メッキ法により基板1の裏面に複数個の受動素子9を形成する。その後、基板1をカットして、所望する能動素子2および受動素子9が形成された1個1個の半導体チップ10に切り分ける。半導体チップ10の大きさは、例えば1mm□程度である。
【0018】
次に、図6に示すように、多層配線基板11を用意する。多層配線基板11のチップ搭載面には、導体層からなる複数個のボンディングパッド12および伝送線路13が形成されており、多層配線基板11の裏面には、導体層からなる裏面パッド14が形成されている。さらに多層配線基板11の内部には、導体層15およびビア(導体が埋め込まれたビアホール)16が形成されており、これらを用いて多層配線基板11の内部の配線が形成されている。
【0019】
次に、良品の半導体チップ10を選び、多層配線基板11のチップ搭載面の一部のボンディングパッド(第1群のボンディングパッド)12と半導体チップ10の主面に設けられたバンプ7とを力学的、電気的に接続してフェースダウン方式で半導体チップ10を多層配線基板11に実装し、能動素子2を多層配線基板11の回路と電気的に接続する。
【0020】
次に、図7および図8に示すように、半導体チップ10の裏面に形成された受動素子9と多層配線基板11の他の一部のボンディングパッド(第2群のボンディングパッド)12および伝送線路13とをワイヤ17で接続し、受動素子9を多層配線基板11の回路と電気的に接続する。ワイヤ17は、例えば金細線とすることができる。半導体チップ10の裏面には複数個の受動素子9が形成されているが、半導体チップ10の主面に形成された能動素子2の特性が考慮され、適切な受動素子9が選ばれて接続される。なお半導体チップ10の主面に形成された能動素子2が動作時に発する熱は、バンプ7およびビア8を介して多層配線基板11の裏面に放熱される。その後、半導体チップ10を搭載した多層配線基板11をパッケージで包み込み、高周波パワーモジュールが形成される。高周波パワーモジュールの大きさは、例えば10mm□程度である。
【0021】
このように、本実施の形態によれば、受動素子9を半導体チップ10上に取り込む時に、能動素子2を形成した主面とは反対の裏面に受動素子9を形成することで、半導体チップ10の片面(主面)のみに能動素子2および受動素子9を形成する場合よりも半導体チップ10の面積を小さくすることができる。これにより、半導体チップ10内に受動素子9を取り込んでも半導体チップ10の価格を抑えることができるので、価格を上げることなく、高周波パワーモジュール全体のパッケージサイズを小型化することができる。
【0022】
さらに、携帯電話用高周波パワーモジュールでは、能動素子2の性能によって受動素子9を適切なものに変えて搭載する必要があるが、半導体チップ10の裏面に形成した受動素子9はワイヤ17を用いて多層配線基板11上のボンディングパッド12または伝送線路13に接続されるので、ワイヤ17を接続する際に必要とする適切な受動素子9を選ぶことができる。
【0023】
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0024】
例えば、前記実施の形態では、本発明を携帯電話用高周波パワーモジュールに適用した場合について説明したが、例えば化合物半導体を半導体チップに用い、小型化が要求されるハイブリッドICなど、全てのハイブリッドICに適用することができる。
【0025】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
【0026】
半導体チップに受動素子を取り込んでも、半導体チップの面積は増加せず、また半導体チップの価格が抑えられるので、高周波パワーモジュールの小型化と低価格化とを同時に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法を示す要部断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法を示す要部断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法を示す要部断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法を示す要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法を示す要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法を示す要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法を示す要部断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基板
2 能動素子
3 最上層配線
4 表面保護膜
5 開口部
6 下地金属膜
7 バンプ
8 ビア
9 受動素子
10 半導体チップ
11 多層配線基板
12 ボンディングパッド
13 伝送線路
14 裏面パッド
15 導体層
16 ビア
17 ワイヤ
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、携帯電話用高周波パワーモジュールに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話用高周波パワーモジュールの小型化はハイブリッドIC(Integrated Circuit)によって実現されており、多層配線基板およびこれに搭載される受動部品および能動部品の形成方法等にさまざまな工夫がなされている。
【0003】
例えば、多層配線基板と、多層配線基板の主面に搭載される少なくとも一つ以上の能動部品および受動部品と、能動部品の電極と多層配線基板の配線とを接続する導電性のワイヤと、多層配線基板の主面を覆うように多層配線基板に固定されるキャップと、多層配線基板の裏面に設けられた多層配線の複数の電極端子とを有する混成集積回路装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、ガリウムヒ素やシリコン等の半導体基板の表面に能動素子を主とする集積回路を形成し、この半導体基板の裏面側から半導体基板を貫通して半導体基板の表面に形成された能動素子の電極端子あるいはアース端子にそれぞれ達する複数の溝を設け、これらの電極端子あるいはアース端子に接続するように基板の裏面側あるいは溝の内壁表面にMIM容量およびコイルを構成するモノリシックマイクロ波集積回路が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−116091号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平8−97375号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、携帯電話用高周波パワーモジュールにおいて、マルチバンド化および高機能化を図るためには、多層配線基板上の受動部品点数を増やす必要がある。しかしながら、受動部品点数の増加はパッケージサイズを大型化し、また工程が長くなることからモジュールの価格を引き上げてしまう。
【0008】
そこで、本発明者らは、受動部品を半導体チップ内に取り込み、受動部品点数を減らす検討を行った。しかし、受動部品はQ値が高く、大きな値のインダクタまたは大きな値のキャパシタであるため、半導体チップ内にこれらを取り込んだ場合には、半導体チップの面積が増大するという問題が生じた。半導体チップの面積の増大は半導体チップの価格を引き上げ、さらにはモジュールの価格を引き上げてしまう。
【0009】
本発明の目的は、高周波パワーモジュールの小型化と低価格化とを同時に実現することのできる技術を提供することにある。
【0010】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0012】
本発明は、半導体チップの主面に能動素子を形成し、半導体チップの裏面に受動素子を形成する工程と、半導体チップの主面に設けられたバンプと多層配線基板のチップ搭載面の第1導体層からなる第1群のボンディングパッドとを接続して、半導体チップを多層配線基板のチップ搭載面上に実装する工程と、受動素子と多層配線基板のチップ搭載面の第1導体層からなる第2群のボンディングパッドとをワイヤを用いて接続する工程とを有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0014】
本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法の一例を図1〜図7に示す要部断面図および図8に示す斜視図を用いて説明する。
【0015】
まず、図1に示すように、基板(円形の薄い板状に加工した半導体ウエハ)1を用意し、この基板1の主面に能動素子2を形成する。能動素子2は、例えばGaAs素子を例示することができる。能動素子2の最上層配線3は表面保護膜4で覆われており、その一部に最上層配線3の一部が露出するような開口部5が形成されている。なお基板1は複数個の半導体チップ単位で区画されており、この半導体チップ毎に能動素子2は形成される。
【0016】
次に、図2に示すように、上記開口部5に下地金属膜6を形成した後、下地金属膜6に厚さ20μm程度のバンプ7を接合する。バンプ7は、例えば金からなり、電解メッキ法により形成することができる。その後、図3に示すように、基板1を裏面から研磨して、薄くする。
【0017】
次に、図示はしないが、基板1の裏面にレジスト膜を塗布し、これをリソグラフィ技術によってパターニングしてレジストパターンを形成する。次に、図4に示すように、このレジストパターンをマスクとして、例えばドライエッチング法により基板1を裏面から加工して、所定箇所にビア8を形成する。次に、図5に示すように、選択メッキ法により基板1の裏面に複数個の受動素子9を形成する。その後、基板1をカットして、所望する能動素子2および受動素子9が形成された1個1個の半導体チップ10に切り分ける。半導体チップ10の大きさは、例えば1mm□程度である。
【0018】
次に、図6に示すように、多層配線基板11を用意する。多層配線基板11のチップ搭載面には、導体層からなる複数個のボンディングパッド12および伝送線路13が形成されており、多層配線基板11の裏面には、導体層からなる裏面パッド14が形成されている。さらに多層配線基板11の内部には、導体層15およびビア(導体が埋め込まれたビアホール)16が形成されており、これらを用いて多層配線基板11の内部の配線が形成されている。
【0019】
次に、良品の半導体チップ10を選び、多層配線基板11のチップ搭載面の一部のボンディングパッド(第1群のボンディングパッド)12と半導体チップ10の主面に設けられたバンプ7とを力学的、電気的に接続してフェースダウン方式で半導体チップ10を多層配線基板11に実装し、能動素子2を多層配線基板11の回路と電気的に接続する。
【0020】
次に、図7および図8に示すように、半導体チップ10の裏面に形成された受動素子9と多層配線基板11の他の一部のボンディングパッド(第2群のボンディングパッド)12および伝送線路13とをワイヤ17で接続し、受動素子9を多層配線基板11の回路と電気的に接続する。ワイヤ17は、例えば金細線とすることができる。半導体チップ10の裏面には複数個の受動素子9が形成されているが、半導体チップ10の主面に形成された能動素子2の特性が考慮され、適切な受動素子9が選ばれて接続される。なお半導体チップ10の主面に形成された能動素子2が動作時に発する熱は、バンプ7およびビア8を介して多層配線基板11の裏面に放熱される。その後、半導体チップ10を搭載した多層配線基板11をパッケージで包み込み、高周波パワーモジュールが形成される。高周波パワーモジュールの大きさは、例えば10mm□程度である。
【0021】
このように、本実施の形態によれば、受動素子9を半導体チップ10上に取り込む時に、能動素子2を形成した主面とは反対の裏面に受動素子9を形成することで、半導体チップ10の片面(主面)のみに能動素子2および受動素子9を形成する場合よりも半導体チップ10の面積を小さくすることができる。これにより、半導体チップ10内に受動素子9を取り込んでも半導体チップ10の価格を抑えることができるので、価格を上げることなく、高周波パワーモジュール全体のパッケージサイズを小型化することができる。
【0022】
さらに、携帯電話用高周波パワーモジュールでは、能動素子2の性能によって受動素子9を適切なものに変えて搭載する必要があるが、半導体チップ10の裏面に形成した受動素子9はワイヤ17を用いて多層配線基板11上のボンディングパッド12または伝送線路13に接続されるので、ワイヤ17を接続する際に必要とする適切な受動素子9を選ぶことができる。
【0023】
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0024】
例えば、前記実施の形態では、本発明を携帯電話用高周波パワーモジュールに適用した場合について説明したが、例えば化合物半導体を半導体チップに用い、小型化が要求されるハイブリッドICなど、全てのハイブリッドICに適用することができる。
【0025】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
【0026】
半導体チップに受動素子を取り込んでも、半導体チップの面積は増加せず、また半導体チップの価格が抑えられるので、高周波パワーモジュールの小型化と低価格化とを同時に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法を示す要部断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法を示す要部断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法を示す要部断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法を示す要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法を示す要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法を示す要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法を示す要部断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態である携帯電話用高周波パワーモジュールの製造方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基板
2 能動素子
3 最上層配線
4 表面保護膜
5 開口部
6 下地金属膜
7 バンプ
8 ビア
9 受動素子
10 半導体チップ
11 多層配線基板
12 ボンディングパッド
13 伝送線路
14 裏面パッド
15 導体層
16 ビア
17 ワイヤ
Claims (4)
- (a)半導体チップの主面に能動素子を形成し、前記半導体チップの裏面に受動素子を形成する工程と、
(b)前記半導体チップの主面に設けられたバンプと多層配線基板のチップ搭載面の第1導体層からなる第1群のボンディングパッドとを接続して、前記半導体チップを前記多層配線基板のチップ搭載面上に実装する工程と、
(c)前記受動素子と前記多層配線基板のチップ搭載面の前記第1導体層からなる第2群のボンディングパッドとをワイヤを用いて接続する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - (a)半導体チップの主面に能動素子を形成し、前記半導体チップの裏面に受動素子を形成する工程と、
(b)前記半導体チップの主面に設けられたバンプと多層配線基板のチップ搭載面の第1導体層からなる第1群のボンディングパッドとを接続して、前記半導体チップを前記多層配線基板のチップ搭載面上に実装する工程と、
(c)前記受動素子と前記多層配線基板のチップ搭載面の前記第1導体層からなる第2群のボンディングパッドまたは伝送線路とをワイヤを用いて接続する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - (a)半導体チップの主面に能動素子を形成し、前記半導体チップの裏面に受動素子を形成する工程と、
(b)前記半導体チップの主面に設けられたバンプと多層配線基板のチップ搭載面の第1導体層からなる第1群のボンディングパッドとを接続して、前記半導体チップを前記多層配線基板のチップ搭載面上に実装する工程と、
(c)前記受動素子と前記多層配線基板のチップ搭載面の前記第1導体層からなる第2群のボンディングパッドとをワイヤを用いて接続する工程とを有し、
前記多層配線基板の裏面に、第2導体層からなる裏面パッドが形成され、前記多層配線基板の内部に、第3導体層およびビアからなる配線が形成されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - (a)半導体チップの主面に能動素子を形成し、前記半導体チップの裏面に複数個の受動素子を形成する工程と、
(b)前記半導体チップの主面に設けられたバンプと多層配線基板のチップ搭載面の第1導体層からなる第1群のボンディングパッドとを接続して、前記半導体チップを前記多層配線基板のチップ搭載面上に実装する工程と、
(c)選択された前記受動素子と前記多層配線基板のチップ搭載面の前記第1導体層からなる第2群のボンディングパッドとをワイヤを用いて接続する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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