JP2005011291A - 商品情報比較装置および商品情報比較プログラム - Google Patents
商品情報比較装置および商品情報比較プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】各商品11,12,13には、商品情報を記憶するICタグ21,22,23が取り付けられる。ICタグリーダ端末40は、ICタグ21,22,23から、商品情報を無線データとして受信する。制御部41は、受信した商品情報を記憶装置42に蓄積させる。消費者によって購入予定商品が選択入力されると、制御部41は、購入予定商品に該当する商品情報を記憶装置42から全て抽出する。制御部41は、各商品情報を比較し、商品価格が安い順番に商品情報を並べ替える。そして、制御部41は、商品価格が安い順番に並べ替えた商品情報を表示部45に表示させる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品価格などの商品情報の比較処理を行う商品情報比較装置および商品情報比較プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
消費者が店舗などで買い物中に商品を購入するか否か判断する場合に、過去に記憶した他店での商品価格と比較して、その店舗での商品価格が高いのか安いのかを判断し、その商品を購入するか否かを判断することが多い。しかし、商品価格などの商品情報を消費者自身の記憶や経験に頼っていたのでは、正確に商品情報を比較して判断することができない場合がある。さらに、一度に購入する商品の種類が多い場合には、消費者が各商品情報を正確に記憶するのは困難であり、正確に商品情報を比較して判断することができない場合がある。
【0003】
人の記憶や経験に頼らず情報を取得する技術として、例えば、特許文献1には、商品を包装したパッケージに商品管理情報を記憶したICタグを設けた商品管理方法が記載されている。特許文献1に記載されている商品管理方法では、読取装置は、パッケージに設けられているICタグが送信する商品管理情報を受信する。また、読取装置は、受信した商品管理情報を記憶する記憶手段を備える。そして、読取装置は、記憶手段が記憶する商品管理情報にもとづいて商品を管理する。
【0004】
また、特許文献2には、製品情報を情報カード内のICチップから読み取る物流管理システムが記載されている。特許文献2に記載されている物流管理システムでは、製品情報を記憶している情報カードが製品の搬送容器の外部に取り付けられている。そして、作業者は、情報カードからハンディリーダによって製品情報を読み込んでチェックしながら荷揃え作業を行う。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−215749号公報(第3−5頁、第1−2図)
【特許文献2】
特開2003−40456号公報(第4−5頁、第1−2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載されている商品管理方法や、特許文献2に記載されている物流管理システムのように、店舗などで販売している商品に商品情報を記憶したICタグなどを取り付けるようにすれば、消費者の記憶や経験に頼らず消費者が正確に商品情報を取得することができる。しかし、他店での価格や過去の価格と比較して、その店舗での現在の商品価格が高いのか安いのかの判断を、消費者自身が行わなければならない。従って、消費者がより経済的に買い物をすることができるようにするために、消費者が商品情報を容易に比較できるようにすることが望ましい。
【0007】
そこで、本発明は、消費者が商品情報を正確に判断することができ、経済的に買い物をすることができる商品情報比較装置および商品情報比較プログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による商品情報比較装置は、商品に取り付けられている商品情報記憶手段から、商品の商品情報を無線データとして受信する商品情報受信手段と、商品情報受信手段が受信した商品情報を記憶する情報記憶手段と、情報記憶手段が記憶する複数の商品情報のうち、購入目的の商品に対応する商品情報を全て抽出する商品情報抽出手段と、抽出した各商品情報を比較し所定の条件に従って並べ替えて比較データを生成する比較データ生成手段と、比較データにもとづいて、各商品情報を比較した結果情報を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
比較データ生成手段は、各商品情報に含まれる商品の価格情報を比較し、各商品情報を商品の価格が安い順番に並べ替えて比較データを生成し、表示手段は、比較データにもとづいて、商品の価格が安い順番に各商品情報を並べ替えた結果情報を表示するものであることが好ましい。そのような構成によれば、消費者は、商品価格が高いのか安いのかを容易に判断できることによって、経済的に買い物をすることができる。
【0010】
商品情報比較装置は、比較する商品情報の範囲を指定する比較範囲情報を入力する比較範囲入力手段を備え、比較データ生成手段は、比較範囲情報で指定される範囲内で各商品情報を比較し比較データを生成するものであってもよい。そのような構成によれば、消費者は、任意に検索条件や比較条件を指定することによって、商品情報の比較結果を参照することができる。
【0011】
商品情報比較装置は、各商品情報に含まれる商品の販売単位の情報を比較し、各商品の販売単位が異なる場合には、各商品情報に含まれる商品の価格情報と販売単位の情報とにもとづいて、各商品について所定数量あたりの価格情報を算出する価格算出手段を備え、比較データ生成手段は、価格算出手段が算出した所定数量あたりの価格情報を比較することによって比較データを生成するものであってもよい。そのような構成によれば、店舗などによって商品の販売単位が異なる場合であっても、消費者は、正確に商品価格の比較を行うことができる。
【0012】
商品情報比較装置は、情報記憶手段が記憶する商品情報を、他の商品情報比較装置または情報処理端末に転送する転送手段を備えたものであってもよい。そのような構成によれば、消費者は、自分が来店していない店舗での商品情報を参照したり、自分が買い物をしていない日時の商品情報などを参照することができる。従って、より多くの商品情報を比較することができるので、消費者1人が取得した商品情報のみを用いて比較処理を行う場合と比較して、比較データの精度を向上させることができる。
【0013】
商品情報比較装置は、情報記憶手段が記憶する商品情報の内容を更新する商品情報更新手段を備えたものであってもよい。そのような構成によれば、取得した商品情報に誤りがあったり変更が生じた場合に、容易に商品情報の内容を修正することができる。
【0014】
商品情報比較装置は、情報記憶手段が記憶する商品情報を削除する商品情報削除手段を備えたものであってもよい。そのような構成によれば、不要となった商品情報を容易に削除することができ、商品情報を効率的に蓄積させることができる。
【0015】
本発明による商品情報比較プログラムは、コンピュータに、商品に取り付けられている商品情報記憶手段から、商品の商品情報を無線データとして受信する処理と、購入目的の商品に対応する商品情報を全て抽出する処理と、抽出した各商品情報を比較し所定の条件に従って並べ替えて比較データを生成する処理と、比較データにもとづいて、各商品情報を比較した結果情報を表示する処理とを実行させることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明による商品情報比較装置の利用環境の一例を示す説明図である。図1に示すように、商品情報比較装置を適用した利用環境において、店舗で販売されている商品11,12,13と、ICタグに記憶されている情報を読み取るためのICタグリーダ端末40とが含まれる。なお、本実施の形態において、消費者は、ICタグリーダ端末40を商品情報比較装置として用いて買い物をする。
【0017】
商品11,12,13は、店舗で販売されている各商品である。本実施の形態では、一例として、店舗Aにおいて商品B11、商品C12および商品D13が販売されている場合を説明する。なお、同一店舗内で販売されている商品の個数や種類は3つに限られず、例えば、店舗Aで3以上の商品が販売されていてもよい。
【0018】
各商品11,12,13には、ICタグ21,22,23がそれぞれ取り付けられている。例えば、図1に示すように、商品B11にはICタグB21が取り付けられ、商品C12にはICタグC22が取り付けられ、商品D13にはICタグD23が取り付けられている。なお、商品11,12,13がパッケージや容器などで包装されている場合には、ICタグ21,22,23は、パッケージや容器などに取り付けられていてもよい。
【0019】
ICタグ21,22,23は、ICタグリーダ端末40とデータを送受信するためのアンテナ部(図示せず)、通信制御部(図示せず)およびメモリ(図示せず)などを含む。ICタグ21,22,23は、商品情報をメモリに記憶している。例えば、ICタグ21,22,23には、商品情報として、店舗名、商品名、メーカ名、商品の販売価格および商品の販売単位などの情報が記憶されている。商品情報は、店舗の店員などによって商品ごとにICタグ21,22,23に登録される。商品価格など内容が日ごとに更新されたり所定時間ごとに更新される商品情報については、店舗の店員は、日ごとまたは所定時間ごとに更新内容をICタグ21,22,23に登録する。なお、商品名など商品に固有の商品情報については、メーカ出荷時に、あらかじめメーカによってICタグ21,22,23に登録されていてもよい。
【0020】
ICタグリーダ端末40は、店舗で買い物をする消費者が使用する端末である。図2は、ICタグリーダ端末40の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、ICタグリーダ端末40は、制御部41、記憶装置42、通信制御部43、アンテナ部44、表示部45および操作部46を含む。
【0021】
記憶装置42は、ICタグ21,22,23からの商品情報の取得処理を行ったり、商品情報の比較処理や更新処理を行うための各種プログラムなどを記憶している。また、記憶装置42は、ICタグ21,22,23から取得した商品情報を蓄積する。制御部41は、記憶装置42が記憶するプログラムに従って、商品情報の取得処理、比較処理および更新処理などの各処理を実行する。また、通信制御部およびアンテナ部は、ICタグ21,22,23から無線データとして送信される商品情報を受信する。表示部45は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置であり、購入予定商品の入力画面や商品情報の比較処理の処理結果などを表示する。操作部46は、操作ボタンなどを含み、消費者からの各入力指示を受け付ける。
【0022】
商品情報受信手段は、制御部41、通信制御部43およびアンテナ部44などによって実現される。商品情報記憶手段は、記憶装置42によって実現される。商品情報抽出手段、比較データ生成手段、価格算出手段、商品情報更新手段および商品情報削除手段は、制御部41などによって実現される。表示手段は、制御部41および表示部45などによって実現される。比較範囲入力手段は、制御部41および操作部46などによって実現される。転送手段は、制御部41および通信制御部43などによって実現される。
【0023】
また、本実施の形態において、記憶装置42は、コンピュータに、商品に取り付けられている商品情報記憶手段から、商品の商品情報を無線データとして受信する処理と、購入目的の商品に対応する商品情報を全て抽出する処理と、抽出した各商品情報を比較し所定の条件に従って並べ替えて比較データを生成する処理と、比較データにもとづいて、各商品情報を比較した結果情報を表示する処理とを実行させるための商品情報比較プログラムを記憶する。
【0024】
図3は、ICタグリーダ端末40の記憶装置42が蓄積する情報内容の一例を示す説明図である。図3に示すように、記憶装置42は、取得日時301に対応付けて、商品情報として、店名302、商品名303、メーカ304、価格305および数量/容量306の情報を記憶する。
【0025】
取得日時301は、各商品情報を取得した日時を示す。例えば、商品情報を2003年3月1日の15時に取得した場合には、記憶装置42は、図3に示すように、取得日時301として「2003/03/01 15:00」と記憶する。店名302は、商品情報を取得した店舗の店舗名を示す。例えば、商品情報を店舗Aで買い物中に取得した場合には、記憶装置42は、図3に示すように、店名302として「A」と記憶する。商品名303は、商品情報に対応する商品の商品名を示す。例えば、商品B11の商品情報を取得した場合には、記憶装置42は、図3に示すように、商品名303として「B」と記憶する。
【0026】
メーカ304は、商品を製造したメーカ名を示す。例えば、商品B11を製造したメーカがE社である場合には、記憶装置42は、図3に示すように、メーカ304として「E」と記憶する。価格305は、商品の店舗での販売価格を示す。例えば、店舗Aで商品B11が520円で販売されている場合には、記憶装置42は、図3に示すように、価格305として「520円」と記憶する。
【0027】
数量/容量306は、店舗での商品の販売単位を示す。例えば、商品B11が店舗Aで1個単位で販売されている場合には、記憶装置42は、図3に示すように、数量/容量306として「1個」と記憶する。なお、例えば、商品が店舗で3個まとめ売りされている場合などには、記憶装置42は、数量/容量306として「3個」と記憶する。また、例えば、商品が食料品などであってグラム単位で販売されている場合などには、記憶装置42は、数量/容量306として販売単位のグラム数を記憶する。
【0028】
なお、記憶装置42が蓄積する情報は、これらの情報に限られない。例えば、ICタグ21,22,23から取得する商品情報に商品コードなどが含まれる場合には、記憶装置42は、商品情報として商品コードなどを記憶してもよい。
【0029】
次に、動作について説明する。図4は、ICタグリーダ端末40を用いて商品情報を取得する商品情報取得処理、および商品情報を比較する商品情報比較処理の一例を示す流れ図である。なお、以下、消費者が店舗AにおいてICタグリーダ端末40を携帯しながら買い物する場合を例に説明する。
【0030】
まず、商品情報を取得する商品情報取得処理の動作について説明する。消費者は、店舗Aで販売されている商品11,12,13の商品情報を取得したい場合には、ICタグリーダ端末40を商品11,12,13に近づける(ステップS10)。ICタグリーダ端末40を近づけると、商品11,12,13に取り付けられているICタグ21,22,23は、商品情報を無線データとして送信する。例えば、ICタグリーダ端末40を所定の距離まで近づけると、ICタグリーダ端末40から加えられる磁力によってICタグ21,22,23内の電源がON状態となり、ICタグ21,22,23は、商品情報の送信を開始する。
【0031】
ICタグリーダ端末40は、アンテナ部44を介して商品情報を受信する(ステップS11)。商品情報を受信すると、ICタグリーダ端末40の制御部41は、受信した商品情報を記憶装置42に記憶させる(ステップS12)。例えば、商品B11の商品情報を受信した場合には、図3に示すように、制御部41は、商品情報として、店名302「A」、商品名303「B」、メーカ304「E」、価格305「520円」および数量/容量306「1個」の情報を記憶装置42に記憶させる。
【0032】
また、制御部41は、商品情報を受信した日時を検出する。そして、制御部41は、検出した日時情報を商品情報に対応付けて記憶装置42に記憶させる。例えば、商品B11の商品情報を2003年3月1日の15時に取得した場合には、制御部41は、日時情報「2003/03/01 15:00」を検出する。そして、制御部41は、図3に示すように、検出した日時情報を取得日時301として、商品B11の商品情報に対応付けて記憶装置42に記憶させる。
【0033】
以上の処理が各商品11,12,13に対して実行されることによって、ICタグリーダ端末40の記憶装置42に各商品11,12,13の商品情報が蓄積される。図3に示す例では、記憶装置42に商品B11、商品C12および商品D13の商品情報が蓄積される。
【0034】
なお、複数の店舗で使用されている商品情報のデータフォーマットが同一である場合には、これら複数の店舗で取得した商品情報を記憶装置42に蓄積させることができる。例えば、他の店舗H,Jで商品に取り付けられているICタグと、店舗AのICタグ21,22,23とが記憶する商品情報のデータフォーマットが同じである場合には、記憶装置42に、複数の店舗A,H,Jで取得した商品情報を蓄積させることができる。。
【0035】
次に、記憶装置42に蓄積されている商品情報を比較する商品情報比較処理の動作について説明する。消費者は、ICタグリーダ端末40の操作部46を操作して、購入予定商品を入力する。ICタグリーダ端末40の制御部41は、消費者の操作に従って、購入予定商品の入力を受け付ける(ステップS13)。
【0036】
ステップS13において、例えば、制御部41は、消費者の操作に従って、記憶装置42が蓄積している商品情報に対応する商品名の一覧情報を、表示部45に表示させる。消費者は、操作部46を操作して、表示部45に表示されている商品名一覧から購入したい商品を選択入力する。そして、制御部41は、消費者によって選択された商品の選択入力を受け付ける。
【0037】
なお、初めから商品名などが分かっている場合には、消費者は、操作部46から直接商品名を入力するようにしてもよい。また、商品についての一部の情報のみが分かっている場合などには、消費者は、操作部46からキーワードなどを入力するようにしてもよい。例えば、消費者は、操作部46を操作して、商品名の一部、商品の購入予定の価格帯、商品情報を取得した期日などをキーワードとして入力する。制御部41は、キーワードにもとづいて記憶装置42から該当する商品の商品名を全て抽出し、商品名一覧を表示部45に表示させる。
【0038】
また、過去に消費者によって選択入力され比較処理などを行った商品の履歴情報を記憶装置42が記憶していてもよい。この場合には、制御部41は、記憶装置42が記憶する履歴情報にもとづいて表示部45に商品一覧を表示させる。また、よく購入する商品に対してあらかじめ消費者がフラグ情報を付加できるようにしていてもよい。この場合には、制御部41は、記憶装置42が蓄積している商品情報の商品のうち、フラグ情報が付加されている商品の商品名を全て抽出する。そして、制御部41は、抽出した商品名についての商品一覧を表示部45に表示させる。
【0039】
購入予定商品が選択入力されると、制御部41は、記憶装置42が記憶している商品情報を検索し、記憶装置42から選択入力された商品に該当する商品情報を全て抽出する。この場合に、選択入力された商品について、現時刻に店舗Aで取得した商品情報だけでなく、過去に店舗Aで取得した商品情報をも記憶装置42が蓄積している場合には、制御部41は、現時刻および過去に取得した全ての商品情報を記憶装置42から抽出する。また、選択入力された商品について、店舗Aで取得した商品情報だけでなく、他店舗で取得した商品情報をも記憶装置42が蓄積している場合には、制御部41は、複数の店舗で取得した全ての商品情報を記憶装置42から抽出する。
【0040】
商品情報を抽出すると、制御部41は、抽出した各商品情報の比較処理を実行する(ステップS14)。ステップS14において、制御部41は、抽出した各商品情報の商品価格の情報(本例では、図3に示す価格305)を比較し、商品価格が安い順番に商品情報を並べ替える。制御部41は、商品情報を並べ替えた結果を商品情報比較データとして生成する。そして、制御部41は、生成した商品情報比較データにもとづいて、商品価格が安い順番に並べ替えた商品情報の一覧を、商品情報の比較処理の結果情報として表示部45に表示させる(ステップS15)。
【0041】
図5は、表示部45が表示する商品情報の一覧の一例を示す説明図である。本例では、ステップS13において、購入予定商品として商品B11が選択入力された場合を説明する。図5に示すように、表示部45に表示される商品情報の一覧画面には、取得日時501、店名502、商品名503、メーカ504、価格505および数量/容量506の情報が含まれる。なお、取得日時501、店名502、商品名503、メーカ504、価格505および数量/容量506は、それぞれ取得日時301、店名302、商品名303、メーカ304、価格305および数量/容量306と同じ情報である。
【0042】
図5に示すように、商品情報の一覧画面には、商品B11について、消費者が店舗Aで現時刻「2003年3月1日15時」に取得した商品情報だけでなく、過去「2003年2月1日15時」、「2003年2月15日15時」および「2003年1月1日15時」に取得した商品情報も含まれる。また、商品情報の一覧画面には、商品B11について、消費者が店舗Aにおいて取得した商品情報だけでなく、他店舗「H」,「J」で取得した商品情報も含まれる。これら各商品情報は、図5に示すように、価格505の金額が安い順番に表示部45に表示される。
【0043】
本例では、消費者は、図5に示す商品情報の一覧画面を確認することによって、店舗Aの現時刻での商品B11の価格が過去2番目に安い価格(本例では、520円)であると判断することができる。また、消費者は、商品情報の一覧画面を確認することによって、店舗Aでの商品B11の価格が同じ日に立ち寄った他店舗HおよびJでの価格よりも安い価格であると判断することができる。
【0044】
以上のように、本実施の形態によれば、消費者は、買い物中に各商品に取り付けられているICタグから取得した商品情報をICタグリーダ端末40に蓄積させる。消費者は、ICタグリーダ端末40を用いて、購入目的の商品について、蓄積している商品情報の比較結果を確認することができる。よって、消費者は、自分の記憶に頼ることなく、購入予定商品の商品情報を正確に比較することができる。従って、消費者が商品情報を正確に判断することができ、経済的に買い物をすることができる。
【0045】
なお、ステップS13において、購入予定商品を入力するとともに、商品情報を検索する範囲などを指定する検索条件を消費者が入力できるようにしてもよい。例えば、ICタグリーダ端末40の制御部41は、検索条件の入力欄を含む商品一覧画面を表示部45に表示させる。消費者は、操作部46を操作して、購入目的の商品を選択入力するとともに、検索条件を入力する。消費者は、例えば、検索条件として、検索範囲を店舗Aで取得した商品情報に限定する旨や、特定の期間内に取得した商品情報のみを検索する旨の条件情報を入力する。そして、制御部41は、記憶装置42が記憶する商品情報のうち、店舗Aで取得した商品情報のみの比較処理を行ったり、特定の期間内に取得した商品情報のみの比較処理を行う。そのようにすれば、消費者は、任意に検索条件や比較条件を指定することによって、商品情報の比較結果を参照することができる。
【0046】
また、あらかじめ購入目的の商品があるのではなく、買い得商品を探したい場合には、制御部41は、記憶装置42が蓄積する商品情報のうち、同一商品に限らず商品価格が特定の順番以内の商品の比較結果を表示部45に表示させてもよい。この場合には、ステップS13において、消費者は、例えば、操作部46を操作して、XX番目までに安い商品の商品情報の検索指示を入力する。そして、制御部41は、記憶装置42が蓄積する商品情報のうち、商品価格がXX番以内の全ての商品の一覧情報を表示部45に表示させる。
【0047】
また、不要となった商品情報を、消費者の操作に従って、記憶装置42から削除できるようにしてもよい。例えば、商品の販売が終了し、その商品の商品情報が不要となった場合などには、消費者は、操作部46を操作して、その商品の商品情報の削除指示を入力する。そして、制御部41は、記憶装置42から、その商品の商品情報を削除する。
【0048】
また、記憶装置42が蓄積する商品情報の内容を修正したい場合には、消費者の操作に従って、記憶装置42が記憶する商品情報の内容を更新できるようにしてもよい。例えば、消費者が店員と値引き交渉を行って、ICタグ21,22,23に登録されている商品情報の内容と、実際の購入価格との間に差異が生じた場合には、制御部41は、記憶装置42が記憶する商品情報の内容を更新する。また、もともとICタグ21,22,23に登録されている商品情報の内容に誤りがあることが判明した場合には、制御部41は、記憶装置42が記憶する商品情報の内容を更新する。また、ある商品に対する新製品が発売された場合において、新製品と旧製品とを同一商品名に統一したい場合には、制御部41は、消費者の操作に従って、記憶装置42が記憶する商品情報を更新する。
【0049】
また、商品情報の比較処理において、各商品の販売単位が店舗などによって異なり、そのまま比較処理ができない場合には、消費者が比較単位を指定できるようにしてもよい。例えば、商品1個あたりの価格の比較データを参照したい場合には、ステップS13において、消費者は、操作部46を操作して、購入目的の商品を選択入力するとともに比較単位「1個」と入力する。この場合に、制御部41は、抽出した商品情報の数量/容量306が複数個である場合には、価格305および数量/容量306の情報にもとづいて1個あたりの商品価格を算出する。そして、制御部41は、算出した1個あたりの商品価格を表示部45に表示させる。
【0050】
また、ICタグリーダ端末40が蓄積する商品情報を他のICタグリーダ端末40に転送し、ICタグリーダ端末40同士で商品情報を共有できるようにしてもよい。例えば、ICタグリーダ端末40同士をUSB(Universal Serial Bus)ケーブルなどで接続し、蓄積する商品情報を転送できるようにしてもよい。また、例えば、ブルートゥース(Bluetooth )などを用いて、ICタグリーダ端末40同士で蓄積する商品情報を転送できるようにしてもよい。
【0051】
そのようにすれば、消費者は、自分が来店していない店舗での商品情報を参照したり、自分が買い物をしていない日時の商品情報などを参照することができる。従って、より多くの商品情報を比較することができるので、消費者1人が取得した商品情報のみを用いて比較処理を行う場合と比較して、比較データの精度を向上させることができる。また、消費者にとっても、商品情報を取得するために様々な店舗に自分で来店する必要がなくなり、消費者の利便性を向上させることができる。
【0052】
また、ICタグリーダ端末40が蓄積する商品情報を、パーソナルコンピュータなどの情報処理端末に転送できるようにしてもよい。例えば、ICタグリーダ端末40が蓄積する商品情報のうち、過去の古い情報や重要度の低い情報をパーソナルコンピュータなどに転送して記憶させてもよい。また、ICタグリーダ端末40が蓄積する商品情報を、所定期間ごとにパーソナルコンピュータなどに転送してバックアップデータとして記憶させてもよい。そのようにすれば、ICタグリーダ端末40にのみ商品情報を蓄積させる場合と比較して、より多くの商品情報を蓄積させることができる。また、一般にICタグリーダ端末40の表示部45は小さいが、より画面の大きいパーソナルコンピュータなどのディスプレイ装置に商品情報の比較結果などを表示させることによって、操作性を向上させることができる。
【0053】
また、商品情報を転送したパーソナルコンピュータや、ICタグリーダ端末40などをインターネットに接続できるようにしてもよい。そのようにすれば、他人が取得した商品情報を、インターネットを介して受信することができ、より容易に商品情報の共有化を図ることができる。
【0054】
また、本実施の形態において、ICタグ21,22,23に商品情報そのものが登録されている場合を説明したが、ICタグ21,22,23は商品を特定するための商品コードのみが登録されているものであってもよい。この場合に、消費者は、取得した商品コードにもとづいて、商品の管理システムなどから商品情報を取得するようにしてもよい。そのようにすれば、店舗の店員などがICタグ21,22,23に登録されている商品情報を頻繁に更新する必要がなくなり、店舗の店員などの負担を軽減することができる。
【0055】
さらに、本実施の形態では、商品に付されている商品情報記憶手段としてICタグを例にしたが、ICタグと呼ばれているものに限らず、無線によって商品情報を出力できるものであれば、RFIDタグなど他の手段を用いてもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、商品情報比較装置が、商品に取り付けられている商品情報記憶手段から、商品の商品情報を無線データとして受信する商品情報受信手段と、情報記憶手段が記憶する複数の商品情報のうち、購入目的の商品に対応する商品情報を全て抽出する商品情報抽出手段と、抽出した各商品情報を比較し所定の条件に従って並べ替えて比較データを生成する比較データ生成手段と、比較データにもとづいて、各商品情報を比較した結果情報を表示する表示手段とを備えるように構成したので、消費者が商品情報を正確に判断することができ、経済的に買い物をすることができる。
【0057】
また、本発明によれば、商品情報比較プログラムが、コンピュータに、商品に取り付けられている商品情報記憶手段から、商品の商品情報を無線データとして受信する処理と、購入目的の商品に対応する商品情報を全て抽出する処理と、抽出した各商品情報を比較し所定の条件に従って並べ替えて比較データを生成する処理と、比較データにもとづいて、各商品情報を比較した結果情報を表示する処理とを実行させるので、消費者が商品情報を正確に判断することができ、経済的に買い物をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による商品情報比較装置の利用環境の一例を示す説明図である。
【図2】ICタグリーダ端末40の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】ICタグリーダ端末40の記憶装置42が蓄積する情報内容の一例を示す説明図である。
【図4】商品情報を取得する商品情報取得処理、および商品情報を比較する商品情報比較処理の一例を示す流れ図である。
【図5】表示部45が表示する商品情報の一覧の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
11,12,13 商品
21,22,23 ICタグ
40 ICタグリーダ端末
41 制御部
42 記憶装置
43 通信制御部
44 アンテナ部
45 表示部
46 操作部
Claims (8)
- 商品に取り付けられている商品情報記憶手段から、前記商品の商品情報を無線データとして受信する商品情報受信手段と、
前記商品情報受信手段が受信した商品情報を記憶する情報記憶手段と、
前記情報記憶手段が記憶する複数の商品情報のうち、購入目的の商品に対応する商品情報を全て抽出する商品情報抽出手段と、
抽出した各商品情報を比較し所定の条件に従って並べ替えて比較データを生成する比較データ生成手段と、
前記比較データにもとづいて、各商品情報を比較した結果情報を表示する表示手段とを備えた
ことを特徴とする商品情報比較装置。 - 比較データ生成手段は、各商品情報に含まれる商品の価格情報を比較し、各商品情報を商品の価格が安い順番に並べ替えて比較データを生成し、
表示手段は、前記比較データにもとづいて、商品の価格が安い順番に各商品情報を並べ替えた結果情報を表示する
請求項1記載の商品情報比較装置。 - 比較する商品情報の範囲を指定する比較範囲情報を入力する比較範囲入力手段を備え、
比較データ生成手段は、前記比較範囲情報で指定される範囲内で各商品情報を比較し比較データを生成する
請求項1または請求項2記載の商品情報比較装置。 - 各商品情報に含まれる商品の販売単位の情報を比較し、各商品の販売単位が異なる場合には、各商品情報に含まれる商品の価格情報と前記販売単位の情報とにもとづいて、各商品について所定数量あたりの価格情報を算出する価格算出手段を備え、
比較データ生成手段は、前記価格算出手段が算出した所定数量あたりの価格情報を比較することによって比較データを生成する
請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の商品情報比較装置。 - 情報記憶手段が記憶する商品情報を、他の商品情報比較装置または情報処理端末に転送する転送手段を備えた請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の商品情報比較装置。
- 情報記憶手段が記憶する商品情報の内容を更新する商品情報更新手段を備えた請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の商品情報比較装置。
- 情報記憶手段が記憶する商品情報を削除する商品情報削除手段を備えた請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の商品情報比較装置。
- コンピュータに、
商品に取り付けられている商品情報記憶手段から、前記商品の商品情報を無線データとして受信する処理と、
購入目的の商品に対応する商品情報を全て抽出する処理と、
抽出した各商品情報を比較し所定の条件に従って並べ替えて比較データを生成する処理と、
前記比較データにもとづいて、各商品情報を比較した結果情報を表示する処理と
を実行させるための商品情報比較プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003177607A JP2005011291A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 商品情報比較装置および商品情報比較プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003177607A JP2005011291A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 商品情報比較装置および商品情報比較プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005011291A true JP2005011291A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34100119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003177607A Pending JP2005011291A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 商品情報比較装置および商品情報比較プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005011291A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007052553A (ja) * | 2005-08-16 | 2007-03-01 | Toshiba Corp | 情報呈示システム、情報呈示方法及びプログラム |
JP2008257644A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-23 | Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc | 携帯電話端末及びデータベースシステム |
JP2018037096A (ja) * | 2009-10-23 | 2018-03-08 | 楽天株式会社 | 電子商取引システム、電子商取引方法、及び電子商取引プログラム |
-
2003
- 2003-06-23 JP JP2003177607A patent/JP2005011291A/ja active Pending
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JP2008257644A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-23 | Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc | 携帯電話端末及びデータベースシステム |
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