JP2005009608A - 摩擦ダンパー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボルトの締付け軸力の検出と同時に所定の締付け軸力に調整できるようにし、さらに皿ばねを設置した側面にてもボルトの締付け軸力の検出及び調整を可能とする。
【解決手段】構造物の部材に連結する摩擦摺動板1とこれを挟み込む被締付け金属板2,3とを各板の孔を貫通するボルト6とこのボルト6に螺合するナット7で締め付けることにより、皿ばね8を介して摩擦摺動板1と被締付け金属板2,3の摩擦面に圧力を加えるように構成された摩擦ダンパー装置において、ナット7をその内壁にて拘束して回転することができる外周リング13と、その外周リング13の上に順次設置されたロードセル14及びボルト定着金具15とを具備させ、ボルト定着金具15の端部をボルト6の端部に螺合させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、土木、建築或いは機械分野において用いられる装置であって、各種の構造物や機械において異なる部材の間を連結し、摩擦力によって当該構造物や機械に生じる振動を抑制するために用いられる摩擦ダンパー装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の摩擦ダンパー装置として、摩擦力の安定性を高めるために、皿ばねの弾性を利用して、締付け荷重の変動を抑制するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に開示された摩擦ダンパー装置は、構造物の部材と連結する摩擦摺動板と、この摩擦振動板と圧接して摩擦力を発生させる摩擦材と、この摩擦材を締め付ける被締付け金属板と、これらを締め付けるための前記摩擦摺動板と被締付け金属板を貫通するボルト及びナットからなり、摩擦摺動板にはボルトの摺動用孔が設けられ、ナットの内側には摩擦摺動板が摺動する時に生じるボルトの締付け軸力の変動を防止するための皿ばねと、この皿ばねを挟む一対の座金が備えられている。そして、この摩擦ダンパー装置は、皿ばねを囲むようにしてリングを前記一対の座金のうち、被締付け金属板の側の座金に設けて構成される軸力測定装置を備えている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−193635号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた摩擦ダンパー装置では、予め皿ばねのばね定数を求めておくことにより、皿ばねの伸縮量を測定すれば、ボルトの締付け軸力を間接的に計測することができる。この場合、皿ばねを挟む一対の座金間の間隔を測定することによって、皿ばねの伸縮量を求めることができる。つまり、皿ばねの伸縮量は、前記一対の座金の一方に取り付けたリングの端面と前記他方の座金との密着状態や間隔量を読み取ることで測定できる。そのためには、リングを回転させ、座金に密着した時にリング上の目盛りを指針にて読み取ることにより、リングの回転量を測定し、それによって皿ばねの伸縮量を求め、ボルトの締付け力を換算するという作業が必要である。
【0006】
このように、特許文献1に記載の摩擦ダンパー装置では、ボルトの締付け軸力を測定することはできるが、締付け軸力を検出すると同時に、所定の締付け軸力に調整することは簡単にできない。また、皿ばねを設置した側にても、ボルトの締付け軸力の検出及び調整を行う必要が生じる場合もあるが、特許文献1に記載の摩擦ダンパー装置ではこれができない。また、ボルトの締付け軸力を自動的に制御することも望まれるところであるが、この要望に応えることはできない。
【0007】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ボルトの締付け軸力の検出と同時に所定の締付け軸力に調整できるようにし、さらに皿ばねを設置した側面にてもボルトの締付け軸力の検出及び調整を可能とし、またボルトの締付け軸力の自動制御も可能とする摩擦ダンパー装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る第1のタイプの摩擦ダンパー装置は、構造物の部材に連結する摩擦摺動板とこれを挟み込む被締付け金属板とを各板の孔を貫通するボルトとこのボルトに螺合するナットで締め付けることにより、皿ばねを介して摩擦摺動板と被締付け金属板の摩擦面に圧力を加えるように構成された摩擦ダンパー装置において、ナットをその内壁で拘束して回転することができる外周リングと、その外周リングの上に順次設置されたロードセル及びボルト定着金具とを具備し、ボルト定着金具の端部がボルトの端部に螺合することを特徴としている。
【0009】
また、同様の目的を達成するため、本発明に係る第2のタイプの摩擦ダンパー装置は、構造物の部材に連結する摩擦摺動板とこれを挟み込む被締付け金属板とを各板の孔を貫通するボルトとこのボルトに螺合するナットで締め付けることにより、皿ばねを介して摩擦摺動板と被締付け金属板の摩擦面に圧力を加えるように構成された摩擦ダンパー装置において、ナットを囲んで設置されかつその側面にナット回転工具が挿入可能な開口部を有する外周リングと、その外周リングの上に順次設置されたロードセル及びボルト定着金具とを具備し、ボルト定着金具の端部がボルトの端部に螺合することを特徴としている。
【0010】
また、同様の目的を達成するため、本発明に係る第3のタイプの摩擦ダンパー装置は、構造物の部材に連結する摩擦摺動板とこれを挟み込む被締付け金属板とを各板の孔を貫通するボルトとこのボルトに螺合するナットで締め付けることにより、皿ばねを介して摩擦摺動板と被締付け金属板の摩擦面に圧力を加えるように構成された摩擦ダンパー装置において、内部にナットの回転治具を有する外周リングと、その外周リングの上に順次設置されたロードセル及びボルト定着金具とを具備し、ボルト定着金具の端部がボルトの端部に螺合することを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、具体例を挙げ、その図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0012】
図1は本発明に係る第1のタイプの摩擦ダンパー装置の一例を示す断面図、図2は図1の平面図、図3は図1のA−A断面図、図4は図1のB−B断面図である。
【0013】
図1及び図2において、1はその接合用ボルト孔1aのところで構造物の部材に連結する摩擦摺動板、2,3は摩擦摺動板1を挟んで位置する一対の被締付け金属板で、これらの被締付け金属板2,3にはその凹部に摩擦部材4,5がそれぞれ表面に突出する状態で嵌着されており、その摩擦材4,5と圧接するようにして摩擦摺動板1が被締付け金属板2,3に挟み込まれている。そして、摩擦摺動板1と一対の被締付け金属板2,3とが各板の孔を貫通するボルト6とこのボルト6に螺合する座金付きのナット7とで締め付けられることにより、皿ばね8を介して摩擦摺動板1と被締付け金属板2,3の摩擦面に圧力を加えるように構成されている。図面からも分かるように、この例では、ボルト6の頭部に接するように配された座金9と一方の締付け金属板2との間に皿ばね8が配設されている。また、摩擦摺動板1には、ボルト摺動用の長孔1bが設けられ、摩擦摺動板1はその長孔1bの長手方向に沿って摺動することができようになっている。
【0014】
また、被締付け金属板2,3における摩擦摺動板1と反対側には、接合用ボルト孔10aを有する金属板10が被締付け金属板2,3で挟持されており、これらを貫通するボルト11と座金付きのナット12により金属板10が被締付け金属板2,3に取り付けられている。
【0015】
そして、他方の被締付け金属板3の外側には、ナット7を囲んで外周リング13が設置されており、この外周リング13は、図4に示すようにナット7をその内壁で拘束して回転することができるようになっている。さらに、外周リング13の上にはロードセル14とボルト定着金具15とが順次設置され、そのボルト定着金具15の端部はボルト6の端部に螺合している。すなわち、ボルト定着金具15には雌ねじが設けられており、その雌ねじにボルト6の端部をねじ込むことによってボルト6に軸力を付与することができる。また、外周リング13の両面にはそれぞれ低摩擦材16が設けられており、ボルト定着金具15におけるロードセル14と当接する面にも低摩擦材16が設けられている。
【0016】
上記の構成からなる摩擦ダンパー装置は、摩擦摺動板1の接合用ボルト孔1aと金属板10の接合用ボルト孔10aのところに構造物の異なる部分を連結した状態で使用される。そして、連結した構造物の変形に伴って摩擦摺動板1が被締付け金属板2,3に対して滑ると、摩擦材4,5との間に摩擦力を発生し、振動エネルギーを熱として散逸する。この際に、皿ばね8が振動に伴う各種変形を吸収してボルト6の締付け軸力の変動を抑制する。このように、被締付け金属板2,3が摺動するのに伴い、ボルト6の軸方向にも力が作用して積層された部材全体の厚みが変動した際に、皿ばね8の弾性変形によりボルト6の軸力の変動量が緩和される。
【0017】
この摩擦ダンパー装置では、ボルト6のナット7より突出した部分をボルト定着金具15により引っ張り、その反力をロードセル14により検出する。すなわち、ボルト定着金具15を回転させてボルト6を締め込むと、皿ばね8の高さが小さくなるとともにナット7は他方の被締付け金属板3と非接触状態となり、ボルト6の全軸力はボルト定着金具15を介してロードセル14に伝わることになるのでボルト6の軸力を検出することができる。そして、ボルト6の軸力が所定の値に達した後、スパナで外周リング13を回転してナット7を被締付け金属板3に締め付けて固定する。さらに、ボルト定着金具15を緩めると、ボルト軸力はナット7を介して他方の被締付け金属板3に伝達される。これにより、この摩擦ダンパー装置は所定のボルト軸力を得ることができる。このようにナット7によりボルト6の回転を拘束したまま、ボルト定着金具15、ロードセル14及び外周リング13を除去する。また、長期間設置後にボルト軸力を再調整する場合には、外周リング13、ロードセル14及びボルト定着金具15を再度セットし、同様なやり方でボルト軸力の検出及び調整を行うことができる。
【0018】
図5は本発明に係る第1のタイプの摩擦ダンパー装置の別の例を示す断面図、図6は図5の平面図である。この図5及び図6に示す摩擦ダンパー装置は、皿ばねを設置した側においてボルト軸力の検出と調整を行うようにしたものである。なお、図5のC−C断面図は図3と同様であるので省略する。また、図1及び図2と同様な部位には同じ符号を付してその説明を一部省略する。
【0019】
この摩擦ダンパー装置では、他方の被締付け金属板3の方にボルト6の頭部があり、皿ばね8はナット7に接するように配された座金9と一方の締付け金属板2との間に配設されている。そして、一方の被締付け金属板2の外側には、ナット7を囲んで外周リング13が設置されており、この外周リング13は、図4で示したのと同様な断面構造によりナット7をその内壁にて拘束して回転することができるものであるが、この例では図5に示すように、内部に座金8を遊嵌できる空間を有するとともに、外側の対向位置に回転用のハンドル13aを突設してある。
【0020】
そして、その外周リング13の上にはロードセル14とボルト定着金具15とが順次設置され、そのボルト定着金具15の端部はボルト6の端部に螺合している。すなわち、ボルト定着金具15には雌ねじが設けられており、その雌ねじにボルト6の端部をねじ込むことによってボルト6に軸力を付与することができる。また、この例においても、外周リング13の両面にはそれぞれ低摩擦材16が設けられており、ボルト定着金具15におけるロードセル14と当接する面にも低摩擦材16が設けられている。
【0021】
この摩擦ダンパー装置でも、ボルト6のナット7より突出した部分をボルト定着金具15により引っ張り、その反力をロードセル14により検出する。すなわち、ボルト定着金具15を回転させてボルト6を締め込むと、皿ばね8の高さが小さくなるとともにナット7は一方の被締付け金属板3と非接触状態となり、ボルト6の全軸力はボルト定着金具15を介してロードセル14に伝わることになるのでボルト6の軸力を検出することができる。そして、ボルト6の軸力が所定の値に達した後、ハンドル13aで外周リング13を回転してナット7を被締付け金属板3に締め付けて固定する。さらに、ボルト定着金具15を緩めると、ボルト軸力はナット7を介して一方の被締付け金属板2に伝達される。これにより、この摩擦ダンパー装置は所定のボルト軸力を得ることができる。このようにナット7によりボルト6の回転を拘束したまま、ボルト定着金具15、ロードセル14及び外周リング13を除去する。また、長期間設置後にボルト軸力を再調整する場合には、外周リング13、ロードセル14及びボルト定着金具15を再度セットし、同様なやり方でボルト軸力の検出及び調整を行うことができる。
【0022】
図7は本発明に係る第2のタイプの摩擦ダンパー装置の一例を示す断面図、図8は図7のD−Dにおける一部平面図である。この図7及び図8に示す摩擦ダンパー装置は、図5及び図6に示したものと同様、皿ばねを設置した側においてボルト軸力の検出と調整を行うものである。なお、図5及び図6と同様な部位には同じ符号を付してその説明を一部省略する。
【0023】
この摩擦ダンパー装置は、図示の如く、ナット7を囲んで設置される外周リング13以外は図5及び図6に示す摩擦ダンパー装置と同様な構造をしている。その外周リング13は、内部に座金8を遊嵌できる空間を有するとともに、その側面にスパナやレンチのような工具が挿入可能な開口部13bを有している。
【0024】
この摩擦ダンパー装置でも、ボルト6のナット7より突出した部分をボルト定着金具15により引っ張り、その反力をロードセル14により検出する。すなわち、ボルト定着金具15を回転させてボルト6を締め込むと、皿ばね8の高さが小さくなるとともにナット7は一方の被締付け金属板3と非接触状態となり、ボルト6の全軸力はボルト定着金具15を介してロードセル14に伝わることになるのでボルト6の軸力を検出することができる。そして、ボルト6の軸力が所定の値に達した後、図9に示すように、工具Sを外周リング13の開口部13bから挿入し、外周リング13内のナット7を回すことで被締付け金属板3に締め付けて固定する。さらに、ボルト定着金具15を緩めると、ボルト軸力はナット7を介して一方の被締付け金属板2に伝達される。これにより、この摩擦ダンパー装置は所定のボルト軸力を得ることができる。このようにナット7によりボルト6の回転を拘束したまま、ボルト定着金具15、ロードセル14及び外周リング13を除去する。また、長期間設置後にボルト軸力を再調整する場合には、外周リング13、ロードセル14及びボルト定着金具15を再度セットし、同様なやり方でボルト軸力の検出及び調整を行うことができる。
【0025】
図10は本発明に係る第3のタイプの摩擦ダンパー装置の一例を示す断面図、図11は図10のE−E断面図である。この図10及び図11に示す摩擦ダンパー装置は、図1及び図2に示したものと同様、皿ばねを設置しない側においてボルト軸力の検出と調整を行うものである。なお、図1及び図2と同様な部位には同じ符号を付してその説明を一部省略する。
【0026】
この摩擦ダンパー装置は、図示の如く、ナット7を囲んで設置される外周リング13以外は図1及び図2に示す摩擦ダンパー装置と同様な構造をしている。その外周リング13は、ナット7と係合して回転させるための回転治具17を内部に有するとともに、図示の例ではさらに外周リング13の側面に回転治具17を回すための工具が挿入可能な開口部13bを有している。
【0027】
この摩擦ダンパー装置でも、ボルト6のナット7より突出した部分をボルト定着金具15により引っ張り、その反力をロードセル14により検出する。すなわち、ボルト定着金具15を回転させてボルト6を締め込むと、皿ばね8の高さが小さくなるとともにナット7は他方の被締付け金属板3と非接触状態となり、ボルト6の全軸力はボルト定着金具15を介してロードセル14に伝わることになるのでボルト6の軸力を検出することができる。そして、ボルト6の軸力が所定の値に達した後、図12に示すように、工具Tを外周リング13の開口部13bから挿入し、外周リング13内の回転治具17とともにナット7を回すことで被締付け金属板3に締め付けて固定する。さらに、ボルト定着金具15を緩めると、ボルト6の軸力はナット7を介して一方の被締付け金属板2に伝達される。これにより、この摩擦ダンパー装置は所定のボルト軸力を得ることができる。このようにナット7によりボルト6の回転を拘束したまま、ボルト定着金具15、ロードセル14及び外周リング13を除去する。また、長期間設置後にボルト軸力を再調整する場合には、外周リング13、ロードセル14及びボルト定着金具15を再度セットし、同様なやり方でボルト軸力の検出及び調整を行うことができる。
【0028】
以上、具体例を挙げて本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明による摩擦ダンパー装置は、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【0029】
例えば、上記の説明では、外周リング13、ロードセル14及びボルト定着金具15をそれぞれ別体としたが、これらを結合させて一体化することも可能である。
【0030】
また、第3のタイプの摩擦ダンパー装置では、ナット7の回転治具17をモーター等で回転させるようにし、ロードセル14と電気的に連動させることにより、ボルト軸力の締付け荷重を自動制御することもできる。
【0031】
【発明の効果】
本発明の摩擦ダンパー装置では、ボルトのナットより突出した部分をボルト定着金具により引っ張り、その反力をロードセルにより検出することにより、ボルト軸力を簡単に検出することができ、さらに、ボルト軸力が所定値に設定した後、外周リング内のナットを回して締め付けることで、簡単に所定のボルト軸力を得ることができる。したがって、締付け時のボルト軸力調整や長期間設置後のボルト軸力の検出及び調整を簡易に行うことができる。また、外周リングにナットと皿ばねを内蔵させたことにより、皿ばねを設置した側においても容易にボルト軸力の検出と調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1のタイプの摩擦ダンパー装置の一例を示す断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】本発明に係る第1のタイプの摩擦ダンパー装置の別の例を示す断面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】本発明に係る第2のタイプの摩擦ダンパー装置の一例を示す断面図である。
【図8】図7のD−Dにおける一部平面図である。
【図9】工具の使用方法を図8に対応して示す説明図である。
【図10】本発明に係る第3のタイプの摩擦ダンパー装置の一例を示す断面図である。
【図11】図10のE−E断面図である。
【図12】工具の使用方法を図11に対応して示す説明図である。
【符号の説明】
1 摩擦摺動板
1a ボルト孔
1b 長孔
2,3 被締付け金属板
4,5 摩擦材
6 ボルト
7 ナット
8 皿ばね
9 座金
10 金属板
10a ボルト孔
11 ボルト
12 ナット
13 外周リング
13a ハンドル
14 ロードセル
15 ボルト定着金具
16 低摩擦材
17 回転治具

Claims (3)

  1. 構造物の部材に連結する摩擦摺動板とこれを挟み込む被締付け金属板とを各板の孔を貫通するボルトとこのボルトに螺合するナットで締め付けることにより、皿ばねを介して摩擦摺動板と被締付け金属板の摩擦面に圧力を加えるように構成された摩擦ダンパー装置において、ナットをその内壁で拘束して回転することができる外周リングと、その外周リングの上に順次設置されたロードセル及びボルト定着金具とを具備し、ボルト定着金具の端部がボルトの端部に螺合することを特徴とする摩擦ダンパー装置。
  2. 構造物の部材に連結する摩擦摺動板とこれを挟み込む被締付け金属板とを各板の孔を貫通するボルトとこのボルトに螺合するナットで締め付けることにより、皿ばねを介して摩擦摺動板と被締付け金属板の摩擦面に圧力を加えるように構成された摩擦ダンパー装置において、ナットを囲んで設置されかつその側面にナット回転工具が挿入可能な開口部を有する外周リングと、その外周リングの上に順次設置されたロードセル及びボルト定着金具とを具備し、ボルト定着金具の端部がボルトの端部に螺合することを特徴とする摩擦ダンパー装置。
  3. 構造物の部材に連結する摩擦摺動板とこれを挟み込む被締付け金属板とを各板の孔を貫通するボルトとこのボルトに螺合するナットで締め付けることにより、皿ばねを介して摩擦摺動板と被締付け金属板の摩擦面に圧力を加えるように構成された摩擦ダンパー装置において、内部にナットの回転治具を有する外周リングと、その外周リングの上に順次設置されたロードセル及びボルト定着金具とを具備し、ボルト定着金具の端部がボルトの端部に螺合することを特徴とする摩擦ダンパー装置。
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