JP2007016882A - 自動締付具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボルトあるいはナットのような固着具を装着後、その表面に防錆塗料を塗布する等、回り止め処置をしたとしても、経時変化によって変形する度合いに応じて、確実に隙間の発生を防止可能な自動締付具を提供する。
【解決手段】木質梁A,Bどうしを締め付け固着するボルト1とナット2の一端側と木質梁A,Bとの間に装着することにより、ボルト1とナット2と被締結部材との間に隙間を生じないように自動的に修正する。円周方向に傾斜する傾斜面を有して被締結部材上に摺動可能に載置される楔部材6と、ボルト1とナット2の一端側を支持すると共に、楔部材6の傾斜面と係合して傾斜面に沿って摺動可能な、円周方向に傾斜した接触部を有する支持部材5と、楔部材6と支持部材5とに係合して楔部材6の楔作用が進行する円周方向に常時付勢するコイルバネ8とを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は自動締付具に関し、詳しくは、被締結部材どうしを締め付け固着する固着具の一端側と被締結部材との間に装着することにより、前記固着具と被締結部材との間に隙間を生じないように自動的に修正する自動締付具に関する。
木造建築において、梁どうし、柱と梁などを接合するような場合、金属製ボルトとナットといった固着具による締結方法が多く用いられる。しかしながら、木質材料はその性質上、建築年月の経過に伴い、水分が蒸発したり水分を吸収したりすることから、寸法変化は避けられず、当然のことながら、固着具で締めつけていた箇所は、固着具と梁などとの間に隙間が生じる可能性がある。例えば、建築後10年程度の経過で2〜5%程度収縮すると言われており、木質材料に対する固着具の締結箇所は必然的に隙間が生じ、耐震性の劣化など、種々の弊害をもたらす可能性がある。
そこで、木質材料どうしをボルトとナットで締めつけた場合、ボルトあるいはナットの締めつけ方向に対して常に付勢力を与えることにより、ネジの自動締め付け機能を付与した締付装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
この提案は、ゼンマイバネを付勢手段として用い、ゼンマイバネの一端側をボルトあるいはナットと回転不能に係合すると共に、他端側を装置のケーシングに係止するものであり、ボルトあるいはナットの締め付け力が、木質材料の経時変化によって、木質材料と固着具との間に隙間を生じたとしても、ゼンマイバネの付勢力をボルトあるいはナットの締め付け回転方向に常時作用させることによって、ボルトあるいはナットとの隙間を生じないようにするものである。
特開平11−270538号公報
しかしながら、上記従来技術では、建築作業終了後もボルトあるいはナットが回転可能な状態にあることを前提としたものであり、建築作業終了後にボルトあるいはナットを回転不能状態にしている箇所には、ほとんど作用しないという問題がある。すなわち、通常の建築現場においては、ボルトあるいはナットを用いて固着後、ボルトあるいはナットに対してその表面に防錆塗料を塗布したり、回り止め剤を付着させたりする等、回り止め処置を行い、ネジ部分を固化させてしまうことが一般的であるため、ゼンマイバネ程度の付勢力では、ボルトあるいはナットを容易に締め付ける方向に回転させることができない。
つまり、上記従来技術のゼンマイバネは、ナットを被嵌するケーシング内の狭い空間に配置されており、たかだかそのトルクは50kg・cm程度にすぎず、大きな付勢力を発揮することができない。仮に、ゼンマイバネのバネ力を強くして、締付装置を装着した側のボルトあるいはナットを回転させるようにしたとしても、バネ力の大きなゼンマイバネを収納するケーシングが被締結部材の幅より大きくなって、取り付けできなくなったりする。無理に取り付けたとしても、反対側のナットあるいはボルトも供回りしてしまい、結局、締付装置を装着した側のボルトあるいはナットを回転させて締め付け、隙間の空いたボルトあるいはナットとの隙間をなくすことはできない。
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑みて、ボルトあるいはナットのような固着具を装着後、その表面に防錆塗料を塗布する等、回り止め処置をしたとしても、経時変化によって変形する度合いに応じて、確実に隙間の発生を防止可能な自動締付具を提供することにある。
上記目的は各請求項記載の発明により達成される。すなわち、本発明に係る自動締付具の特徴構成は、被締結部材どうしを締め付け固着する固着具の一端側と被締結部材との間に装着することにより、前記固着具と被締結部材との間に隙間を生じないように自動的に修正する自動締付具であって、円周方向に傾斜する傾斜面を有して前記被締結部材上に摺動可能に載置される楔部材と、前記固着具の一端側を支持すると共に、前記楔部材の傾斜面と係合して前記傾斜面に沿って摺動可能な、円周方向に傾斜した接触部を有する支持部材と、前記楔部材と支持部材とに係合して前記楔部材の楔作用が進行する円周方向に常時付勢する付勢部材とを有することにある。
この構成によれば、木質梁、柱、土台、胴差し、筋かい、垂木などのような被締結部材の経時変化の結果、その収縮が徐々に進行すると、固着具と被締結部材との間に隙間が生じるようになるが、隙間が生じ始めると付勢部材に付勢された楔部材が支持部材との間で摺動し始め、隙間量に応じて楔部材が前進するので、被締結部材の経時変化に対しても隙間が生じなくなり、固着具と被締結部材との間に隙間が生じないこととなる。しかも、楔部材の傾斜面が、円周方向に傾斜しているので、径を変更するだけで、高い傾斜面を容易に確保でき、それでいて全体をコンパクトな構成にすることができる。また、このように構成されていると、たとえ装着後に固着具の表面に防錆塗料を塗布する等、回り止めがなされたとしても、固着具自体を回転させる必要がないので、固着具と被締結部材との間に生じた隙間を、何ら支障なく確実に防止できる。
その結果、ボルトあるいはナットのような固着具を装着後、その表面に防錆塗料を塗布する等、回り止め処置をしたとしても、経時変化によって変形する度合いに応じて、確実に隙間の発生を防止可能な自動締付具を提供することができた。
前記楔部材の傾斜面が、円周方向に複数に略均等に分割されていると共に、分割された各接触面の傾斜角度が、5〜12°であることが好ましい。
この構成によれば、より付勢力の小さい付勢部材を使用でき、それでいて固着具と被締結部材との間に隙間が生じて楔部材が付勢部材によって付勢される場合、隙間が大きくなるほど固着具と被締結部材との固着力が強くなって隙間の発生を防止する効果が大きくなる、いわゆる楔効果をより効果的に発揮できる。しかも、楔部材の傾斜面が、円周方向に複数に略均等に分割されていることから、回転方向での変位が円周方向で均等に分散され、変位が安定して生じることになる。また、傾斜角度が5°未満であると、楔部材の進行方向長さを長くする必要があり、12°を超えると楔効果が小さくなり、より強い付勢力の付勢部材が必要となる。
前記付勢部材がコイルバネであり、前記楔部材が前記コイルバネの一端を支持・固定する支持部を有していると共に、前記支持部材が前記コイルバネの他端を固定する固定部を有することが好ましい。
この構成によれば、楔部材と支持部材が一方向に常時付勢する構成を確実に達成できる。
また、本発明に係る自動締付具の特徴構成は、被締結部材どうしを締め付け固着する固着具の一端側と被締結部材との間に装着することにより、前記固着具と被締結部材との間に隙間を生じないように自動的に修正する自動締付具であって、案内部と傾斜面とを有して前記被締結部材上に摺動可能に載置される楔部材と、前記固着具の一端側を支持すると共に、前記楔部材の案内部と係合して、前記傾斜面に沿って摺動可能な傾斜した接触部を有する支持部材と、前記楔部材の一端部側の左右幅方向2箇所と前記支持部材の他端部側の左右幅方向2箇所とにそれぞれ係合して、前記楔部材の楔作用が進行する方向に常時付勢する付勢部材を有することにある。
この構成によっても、ボルトあるいはナットのような固着具を装着後、その表面に防錆塗料を塗布する等、回り止め処置をしたとしても、経時変化によって変形する度合いに応じて、確実に隙間の発生を防止可能な自動締付具を提供することができる。
前記楔部材の傾斜面の傾斜角度が、5〜12°であることが好ましい。
この構成によれば、楔効果を確実かつより効果的に発揮できる。
前記付勢部材が、前記楔部材の一端部側の左右幅方向2箇所と前記支持部材の他端部側の左右幅方向2箇所とにそれぞれ係合する2本の略同一ばね特性を有するコイルバネであることが好ましい。
この構成によれば、楔部材と支持部材とが均等な付勢力によって互いに摺動するので、鎖部材と支持部材とが略均等な引っ張り付勢されて都合がよい。しかも、付勢部材としてコイルバネを用いると安価であり、組み立てが容易で組み立て作業効率が高くなる。
更に又、本発明に係る自動締付具の特徴構成は、被締結部材どうしを締め付け固着する固着具の一端側と被締結部材との間に装着することにより、前記固着具と被締結部材との間に隙間を生じないように自動的に修正する自動締付具であって、前記被締結部材上に載置される下部支持部材と、前記固着具の一端側を支持する上部支持部材との間に挟持され、案内部と傾斜面とを有して、前記上下支持部材間に摺動可能な楔部材と、
この楔部材の端部側と前記下部支持部材とにそれぞれ係合して、前記楔部材の楔作用が進行する方向に常時付勢する付勢部材とを有していて、
前記上下部支持部材が、前記楔部材の案内部と係合して、前記傾斜面に沿って摺動可能な傾斜した接触部を有することにある。
この構成によっても、ボルトあるいはナットのような固着具を装着後、その表面に防錆塗料を塗布する等、回り止め処置をしたとしても、経時変化によって変形する度合いに応じて、確実に隙間の発生を防止可能な自動締付具を提供することができる。
前記楔部材は、その摺動方向に位置する2個の楔部材からなると共に、前記付勢部材は、これら2個の楔部材が互いに向き合う方向に付勢することが好ましい。
この構成によれば、楔部材の均等な摺動移動が可能になり、安定した変位をもたらす。
前記楔部材が、表裏面に略等しい傾斜角度を有する傾斜面を有していて、その傾斜角度は合わせて5〜12°であることが好ましい。
この構成によれば、楔効果を確実かつより効果的に発揮できる。
以下、本発明の実施形態に係る自動締付具について、金属製ボルトとナットとの組み合わせからなる固着具を、被締結部材である木質梁どうしの連結に用いた場合を例に挙げて、図面を参照して詳細に説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態の自動締付具G1は、図1に示すように、2つの木製梁A,Bを、ボルト1とナット2によって固着する場合、ナット2側のワッシャー3を介してナット2と梁Aとの間に挿入され装着される。すなわち、この自動締付具G1は、下方側の梁Bから上方側の梁Aに向けて、下方側のワッシャー4を介して挿入されたボルト1の脚をボルト挿通孔に嵌入させると共に、上方側の梁A上に載置されたナット2側のワッシャー3を介して、ボルト1の脚に嵌入したナット2を締め付け固着するようになっている。なお、図1では、上方側の梁Aの固着具挿入用凹部Pを利用して自動締付具G1を固着具挿入用凹部P内に挿入して、2つの木製梁A,Bを固着する例を示したが、本自動締付具G1を用いる場合、このような利用に限定されるものではなく、凹部Pのない木製梁どうしを締結することは、もとより可能である。
自動締付具G1は、木製梁A上に載置される外形が略円形をした楔部材6と、この楔部材6上に配置され、ボルトの一端側に装着されるナット2を支持する支持部材5との2個の部材を互いに重ね合わせて構成されていて、図2はボルトとナットを装着した支持部材5の平面構造を示し、図3はボルトとナット、及び支持部材5を除いた楔部材6の平面構造を示す。
更に、図1に示すように、支持部材5、楔部材6の各張出部5a,6aの間で、かつこれら部材5,6の心部5b,6bの外周面に、コイルバネ(付勢部材に相当)8が巻回されている。コイルバネ8は、その一端側が楔部材6の心部6bに穿たれた有底穴(固定部に相当)6dに挿入されて、容易に外れないように固定されると共に、他端部8aは、支持部材5の張出部5aどうしの間に配置され、8個設けられている張出部5aの1の側面(支持部に相当)に接当されて、支持部材5の張出部5aを一方向に付勢するようになっている。つまり、コイルバネ8により支持部材5または楔部材6は、常時、円周方向(本実施形態の場合、時計廻りの方向)に付勢されるため、長年の経過により木製梁どうしが収縮してボルトとナットとの間に隙間が生じるようになっても、その隙間を無くす方向に楔作用を発揮することになる。
支持部材5は、その上面に形成され幾分凹みを有するワッシャー挿入凹部5eにワッシャー3を挿入し、その上面にナット2を配置・支持すると共に、上記したように、心部5bの外周面から拡径方向に略等間隔で張り出す8個の張出部5aを有している。更に、心部5bの下面には、図1に示すように、円周方向に略均等に3分割(約120°の開き角)された、一方向に傾斜する傾斜面(接触部に相当)5cを有する。この傾斜面5cを有する支持部材5の展開図を、図4に示す。図4において、線C−Cが180°展開した位置を表す。この傾斜面5cは、楔部材6の心部6bの上面に形成された傾斜面6cと接当して、円周方向に摺動しつつ回転可能になっている。もとより、支持部材5の張出部5aの数は、8個に限定されるものではなく、他の個数が形成されていてもよい。
支持部材5の傾斜面5cは、必ずしも分割されている必要はないが、均等に分割されていると、木製梁A,Bの径年変化によって収縮する場合に、支持部材5、楔部材6の摺動移動によって受ける負荷が均等に分散され、これら部材5,6が摺動移動する時点のいずれにおいても、安定した変位が生じることとなって好ましい。もとより傾斜面5cの分割は2分割でもよく、外径が大きい場合には、更に分割数を増やしてもよい。
楔部材6は、図3に平面構造を示すように、支持部材5の3分割された傾斜面5cに面接触可能なように、同様に円周方向に3分割された傾斜面6cを備えると共に、中心部にボルト挿通孔6eを有する。もとより、同様なボルト挿通孔は、支持部材5の中心部にも設けられている。なお、図番10は、自動締付具G1を木質梁どうしの連結に装着すべくボルトとナットを締結するまでの間、支持部材5、楔部材6が回転移動しないようにするための仮止め用ビス孔であり、図2に示すように、支持部材5にも形成されている同様なビス孔を通してビス9が装着される。従って、図1に示すビス9は、木質梁A,Bどうしがボルト1とナット2で締結された後は取り外される。
楔部材6の傾斜面6bの角度は、楔効果を発揮させるためには17°以下である必要があり、5〜12°程度が好ましく、楔部材6の各傾斜面6bの高さが約5mm以上あれば、木質材料の約10年の経時変化に対処できる。なお、支持部材5の傾斜面5bの角度についても、楔部材6の傾斜面6bと面接触することから略同様となる。
このように、支持部材5は楔部材6の傾斜面と係合してこの傾斜面に沿って摺動可能な、円周方向に傾斜した接触部を有し、楔部材6は円周方向に傾斜する傾斜面を有して被締結部材である木質梁上に摺動可能に載置され、これら支持部材5と楔部材6との摺動面は、常時接触しているため、この面に塵芥などの異物が混入する余地はなく、長年の配置に対しても摺動機能を損なうことがない。しかも、楔部材(およびこれに係合する支持部材)の傾斜角度が円周方向に高くなるように形成されていることから、この自動締付具G1は全体がコンパクトで、それでいて木質梁どうしの経年変化による生じる可能性のある隙間の発生を、確実に防止できる効果を発揮する。なお、図示はしないが、楔部材または支持部材に、楔部材の摺動移動が進行して最大高さ(隙間が最大)に達した後、更に回転して最大高さから落下することを阻止する、回転を止めるストッパー機構が設けられていてもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態の自動締付具G2は、ボルト挿通孔11に、図1に示したボルト1の脚を挿通させ、2つの梁をボルトとナットによって固着・締結し、ナット側の座金を介してナットと一方の梁との間に挿入され装着される点は、第1実施形態の場合と同様である。
この自動締付具G2は、図5〜7に示すように、梁上に摺動可能に載置可能となっていると共に、案内部16aと傾斜面16bとを有する楔部材16と、この楔部材16の傾斜面16b上を案内部16aに沿って摺動可能な傾斜した接触部15aを有すると共にナット2を支持する支持部材15と、楔部材16と支持部材15とに係合して楔部材16の楔作用が進行し楔効果が大きくなる方向に常時付勢するコイルバネ(付勢部材に相当)17と、を有して構成されている。
楔部材16の案内部16aは、楔部材16の幅方向中央部に所定幅を有しており、支持部材15の接触部15aが摺動する傾斜面16bの傾斜と略同等な勾配を有していると共に、幅方向中央部にボルト1を挿通させるための挿通孔(図示略)が形成されている。楔部材16の傾斜面16bの角度は、第1実施形態で説明した楔部材6の場合と同様である。又、楔部材16の一端部の左右両側面には、コイルバネ17の一端側を固定する係止突起16cが形成されている。この係止突起16cは、楔部材16の一端部の幅方向に形成された軸挿通孔に、楔部材16の幅より長い、ねじ切りした軸を挿通して形成されていてもよく、要は、コイルバネ17の両端を支持できればよい。
更に、コイルバネ17の他端側を固定する支持部材15の係止突起15cが、支持部材15の他端側に設けられている。この係止突起15cも、楔部材16の係止突起16cと同様にして、設けることができる。このように、コイルバネ17の一端側が、鎖部材16の係止突起16cに係止され、コイルバネ17の他端側が、支持部材15の係止突起15cに係止されることにより、鎖部材16と支持部材15とが、コイルバネ17により引っ張り付勢されることになる。
支持部材15は、楔部材16の傾斜面16bに載置され案内部16aにて案内される傾斜面を備えた接触部15aを有すると共に、上面にボルト挿通孔(図示略)を有して構成されている。この支持部材15は、接触部15aが接する、楔部材16の案内部16aの両側面と傾斜面16b上を摺動することになる。
コイルバネ17は、幅方向左右に設けられている2本共、略同等なバネ特性を有することが好ましい。コイルバネ17の一端17aは、上記したように、楔部材16の係止突起16cに引っかけられて係止しており、他端17bは、支持部材15の係止突起15cに引っかけられて係止しているので、幅方向左右に設けられている2本のコイルバネ17が略同等なバネ特性を有すると、鎖部材16と支持部材15とが略均等な引っ張り付勢される。
そして、2つの梁どうしを締め付け固定するためのボルトとナットを用いて、自動締付具G2を使用する場合、予め、コイルバネ17による引っ張り付勢力に抗して、図5に示す位置に鎖部材16と支持部材15を配置し、この状態で仮固定するため、ビス孔14にビス(図示略)を挿通し、鎖部材16と支持部材15とを固定する。現場において施工する場合、この状態でボルトをボルト挿通孔11にボルトを挿通し、ナットを締め付け強固に固定する。その後、仮止め用ビスを取り外すと、梁が経年変化によって収縮するようなことがあっても、ボルト・ナットとの間に生じた隙間を無くし、修正すべく楔部材16がコイルバネ17によって付勢され、ボルト・ナットの間に生じる可能性のある隙間の発生を防止するので、ボルト・ナットとの間に隙間は生じることがない。
支持部材15の長さは、図6に示すように、楔部材16の長さより幾分短くなっているが、もとより、両者は同じ長さにしてもよい。その場合、楔部材16の傾斜面16b上に塵芥などが付着し難くなって好ましい。また、コイルバネ17には、これを覆うカバー部材により被覆されていてもよい。このようにすると、コイルバネ17に塵芥などが集積し難くなって都合がよい。
支持部材15は、上面部材15bと下面部材15dとから構成されているが、これらは、例えば、図8,9に変形例を示すように、一体のものであってもよい。
すなわち、図8,9は、脚付座金20上に載置された2つの木製梁A,Bを、ボルト1とナット2によって固着する自動締付具G2’を示す。
この自動締付具G2’は、幅方向左右の2箇所の傾斜面26aを有する楔部材26と、この楔部材26上に載置され、その傾斜面26aと摺動する接触面25aを有すると共にボルト1とナット2の組み合わせの一端を支持する支持部材25と、楔部材26と支持部材25とに係合して楔部材26の楔作用が進行し楔効果が大きくなる方向に常時付勢するコイルバネ27と、を有して構成されている。
自動締付具G2’の機能は、第2実施形態に示した自動締付具G2の場合と略同等であるが、部品点数が少なく、より低コストで製造できる。図番22は、楔部材26が摺動するために設けられている長孔であり、図番23は、コイルバネ27の一端を係止する楔部材26の端部凹所に係合する軸であり、図番24は、コイルバネ27の他端を係止する支持部材25の端部凹所に係合する軸である。
<第3実施形態>
第3実施形態の自動締付具G3は、ボルト挿通孔にボルトの脚を挿通させて、2つの梁をボルトとナットによって固着・締結し、ナット側の座金を介してナットと一方の梁との間に挿入され装着される点は、第1,2実施形態の場合と同様である。以下、第3実施形態の自動締付具G3を、図10〜15を参照して説明する。
この自動締付具G3は、上下部支持部材35,37と、これら上下部支持部材35,37の間に挟持され、摺動方向(図10〜15において紙面に対し左右方向)に移動可能かつ左右に分割された2個の楔部材36と、下部支持部材37の四隅に形成されているコイルバネ支持柱37aに巻回された付勢部材たる4個のコイルバネ38と、から構成されている。
下部支持部材37は、例えば、図14にも示すように、脚付座金20上に載置・固定されるようになっていて、中心部にボルト挿通孔31を有していると共に、ボルト挿通孔31を挟む左右に楔部材36が摺動移動可能な案内溝37bが形成されている。案内溝37bは、両短辺側の端部中央から長手方向(摺動方向と同じ)にわたり溝状の凹みを有すると共に、図11に正面構造を示すように、短辺側の端部からボルト挿通孔31に向けて徐々に高くなる傾斜角度を有する。この傾斜角度は、上部支持部材35の傾斜面と合わせて17°以下であり、従って、案内溝37bの傾斜角度は17/2°以下となっている。もっとも、第1,2実施形態で説明したと同様に、傾斜角度は5〜12°がより好ましく、従って、案内溝37bの傾斜角度も、5/2〜12/2°がより好ましい。
上部支持部材35は、図12に示すように、中心部にボルト挿通孔35aを有すると共に、四隅が切り欠かれて、コイルバネ支持柱37aに巻回されたコイルバネ38を視認可能になっている。上部支持部材35の裏面側は、図14に示すように、下部支持部材37の表面側と対向するように、短辺側端部から中央部に向けて傾斜角度が大きくなるように傾斜面を有する。このようになっていることから、下部支持部材37と併せて、上下部支持部材間に挟持された楔部材36が上下部支持部材の端部側より中央部に向けて進行するに伴い、4箇所のコイルバネ38に付勢されて楔効果を発揮し得るようになる。図番35bは、楔部材36が摺動する案内溝であり、下部支持部材37に形成されている案内溝37bと同様に、両短辺側の端部中央から長手方向(摺動方向と同じ)に溝状の凹みを有して構成されている。
コイルバネ38は、図13に示すように、コイルバネ支持柱37aに巻回されていて、その一端部38aは、下部支持部材37の四隅に形成されているコイルバネ支持柱37a近傍の切欠部37cに引っ掛けられていると共に、他端部38bは楔部材36の後部と係合するようになっていて、自動締付具G3を梁A,Bに固着・締結する固着具のナットと一方の梁との間に挿入し装着する際には、楔部材36を常時付勢するように作用する。もっとも、この自動締付具G3を装着する前(固着具による締付前)は、上下部支持部材35,37とコイルバネ38とを仮止めするため、第1,2実施形態の場合と同様に、仮止め用ビス(図示略)を用いる。図番39は、仮止め用ビスを挿通するビス孔である。
楔部材36は、図13に破線で示すように、その内側がボルト挿通孔に挿通されたボルトの外周に沿うように、平面視で半円弧状に形成されていると共に、全体が略C字状に形成されていて、上下支持部材35,37の左右の短辺側端より、短辺側の略中央部からボルト挿通孔に向けて左右から摺動移動可能になっている。したがって、楔部材36の上下中央部は、溝状の凹みを有する下部支持部材の案内溝37bと上部支持部材の案内溝35bとにはまり込むように、幾分突状に形成されていると共に、外周面側から内側に向けて厚みが薄くなるように楔形状を有する。楔部材36の外周側は、コイルバネ支持柱37aに巻回されているコイルバネ38の他端側と接当するようになっている。
そして、自動締付具G3が梁A,Bの固着・締結に使用されて、ボルト・ナットが締結され、仮止め用ビスが取り外されると、コイルバネ38によって、楔部材36の外周側が常時付勢されるようになる。この場合、楔部材36の外周側は、二隅のコイルバネ支持柱37aに巻回されている2個のコイルバネ38によって略均等に付勢されるので、楔部材36は安定した摺動移動が可能になる。2個のコイルバネ38によって付勢された楔部材36が、最終的な位置に移動した状態を図15に示す。その場合、上部支持部材35は高さhだけ上方に押し上げられることになる。ここに、楔部材36の上下中央部に形成され、上下部支持部材の案内溝35b,37bにはまり込む突状部分が案内部に相当し、この案内部の左右箇所が傾斜面に相当する。また、上下部支持部材35,37に形成されている案内溝35b,37bの周辺部は、楔部材36の案内部と係合して、楔部材36の傾斜面に沿って摺動可能な接触部に相当する。
このように、本実施形態の自動締付具G3は、長手方向に摺動移動する楔部材36が、長手方向の左右から中央部に向けて集合移動するように付勢されているので、楔部材の左右均等な摺動移動が可能になり、安定した変位をもたらす。のみならず、例えボルトあるいはナットに回り止め処置が施されていたとしても、何ら支障はなく、確実に隙間の発生を阻止できることになる。
〔別実施の形態〕
(1)上記実施形態では、被締結部材として木質梁どうしの連結を例に挙げて説明したが、経時変化を生じる対象であれば、木質材料どうしである必要はなく、一方の部材として木質材料を用いると共に他方の部材として木質材料以外のものを用いた連結、更には、歪あるいは撓みを生じる金属材どうしの連結のような場合にも、本発明を適用することができる。
(2)上記実施形態では、ボルトとナットの組み合わせに適用する例を示したが、これに限定されるものではなく、羽子板ボルト、アンカーボルト、両引きボルト、ノブボルト、腰高羽子板ボルト、コーチスクリューボルトなど各種ボルト、各種ナットなどの固着具に適用できるものであり、固着具の材質も金属製のみならず、樹脂製固着具などに対しても適用できる。
本発明の第1実施形態に係る自動締付具G1の装着を説明する断面図 図1の自動締付具を構成するナットとボルトを挿入した上部部材の平面図 図1の自動締付具を構成する下部部材(ナットとボルトを取り外した状態)の平面図 傾斜面を有する支持部材の展開図 本発明の第2実施形態に係る自動締付具G2の平面図 図5の自動締付具G2の付勢部材を取り外した状態を示す正面図 図6の自動締付具の付勢部材を装着した状態を示す右側面図 第2実施形態に係る自動締付具の変形例G2’を示す平面図 図8の自動締付具の取り付け状態を示す正面図 第3実施形態に係る自動締付具を構成する下部支持部材を示す平面図 図10の下部支持部材を示す正面図 第3実施形態に係る自動締付具を構成する上部支持部材を示す平面図 第3実施形態に係る自動締付具G3を示す平面図 図13の自動締付具を示す正面図 付勢部材により付勢され楔部材が移動した状態を示す図14と同様な正面図
符号の説明
1,2 固着具
5 支持部材
5c 接触部
6 楔部材
6c 傾斜面
6d 固定部
8,17 付勢部材
15 支持部材
15a 接触部
16 楔部材
16a 案内部
16b 傾斜面
27,38 付勢部材
35 上部支持部材
36 楔部材
37 下部支持部材
A,B 被締結部材

Claims (9)

  1. 被締結部材どうしを締め付け固着する固着具の一端側と被締結部材との間に装着することにより、前記固着具と被締結部材との間に隙間を生じないように自動的に修正する自動締付具であって、
    円周方向に傾斜する傾斜面を有して前記被締結部材上に摺動可能に載置される楔部材と、
    前記固着具の一端側を支持すると共に、前記楔部材の傾斜面と係合して前記傾斜面に沿って摺動可能な、円周方向に傾斜した接触部を有する支持部材と、
    前記楔部材と支持部材とに係合して前記楔部材の楔作用が進行する円周方向に常時付勢する付勢部材とを有することを特徴とする自動締付具。
  2. 前記楔部材の傾斜面が、円周方向に複数に略均等に分割されていると共に、分割された各接触面の傾斜角度が、5〜12°である請求項1記載の自動締付具。
  3. 前記付勢部材がコイルバネであり、前記楔部材が前記コイルバネの一端を支持・固定する支持部を有していると共に、前記支持部材が前記コイルバネの他端を固定する固定部を有する請求項1又は2記載の自動締付具。
  4. 被締結部材どうしを締め付け固着する固着具の一端側と被締結部材との間に装着することにより、前記固着具と被締結部材との間に隙間を生じないように自動的に修正する自動締付具であって、
    案内部と傾斜面とを有して前記被締結部材上に摺動可能に載置される楔部材と、
    前記固着具の一端側を支持すると共に、前記楔部材の案内部と係合して、前記傾斜面に沿って摺動可能な傾斜した接触部を有する支持部材と、
    前記楔部材の一端部側の左右幅方向2箇所と前記支持部材の他端部側の左右幅方向2箇所とにそれぞれ係合して、前記楔部材の楔作用が進行する方向に常時付勢する付勢部材を有することを特徴とする自動締付具。
  5. 前記楔部材の傾斜面の傾斜角度が5〜12°である請求項4記載の自動締付具。
  6. 前記付勢部材が、前記楔部材の一端部側の左右幅方向2箇所と前記支持部材の他端部側の左右幅方向2箇所とにそれぞれ係合する2本の略同一ばね特性を有するコイルバネである請求項4又は5記載の自動締付具。
  7. 被締結部材どうしを締め付け固着する固着具の一端側と被締結部材との間に装着することにより、前記固着具と被締結部材との間に隙間を生じないように自動的に修正する自動締付具であって、
    前記被締結部材上に載置される下部支持部材と、前記固着具の一端側を支持する上部支持部材との間に挟持され、案内部と傾斜面とを有して、前記上下支持部材間に摺動可能な楔部材と、
    この楔部材の端部側と前記下部支持部材とにそれぞれ係合して、前記楔部材の楔作用が進行する方向に常時付勢する付勢部材とを有していて、
    前記上下部支持部材が、前記楔部材の案内部と係合して、前記傾斜面に沿って摺動可能な傾斜した接触部を有することを特徴とする自動締付具。
  8. 前記楔部材は、その摺動方向に位置する2個の楔部材からなると共に、前記付勢部材は、これら2個の楔部材が互いに向き合う方向に付勢する請求項7記載の自動締付具。
  9. 前記楔部材が、表裏面に略等しい傾斜角度を有する傾斜面を有していて、その傾斜角度は合わせて5〜12°である請求項7又は8記載の自動締付具。
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