JP2005006981A - 育毛促進装置 - Google Patents

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Kazuo Tokuda
和男 徳田
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Abstract

【課題】健康上の安全性を向上し、しかも頭皮の血管に対する刺激を効率的に作用させることが可能な育毛促進装置を提供する。
【解決手段】低周波を発生し、正極及び負極にそれぞれ接続される第1及び第2の低周波端子を有する端子体3と、この端子体3を支持する本体1とを備え、各低周波端子32は、頭皮Sに当接可能に構成されている。また、第1及び第2の低周波端子の間に高周波端子を有し、当該高周波端子は頭皮Sに当接可能に構成してもよい。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、低周波の刺激を頭皮に与え、育毛を促進する育毛促進装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の育毛装置としては、例えば特許文献1に示すものがある。この文献に記載の育毛装置はブラシ形に形成され、その先端部に低周波を付与するピン型の第1電極が多数配置されるとともに、ブラシの柄の部分には第2電極が配設されている。そして、第2電極が配設されたブラシの柄の部分を握った状態で、第1電極を頭皮に当接し、第1及び第2電極の間に低周波の電圧を印加すると、頭皮に低周波の刺激が付与される。これによって、血管拡張作用、血流促進作用が生じ、育毛が促進される。
【0003】
また、同様の装置が特許文献2にも記載されている。この文献には、低周波振動を発生させるブラシを頭皮に当接した状態で、いずれか一方の手にアース棒を握り、ブラシ側に電圧を印加する。これにより、ブラシから低周波の刺激が与えられ、血管が拡張され、育毛が促進される。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−140131号公報
【0005】
【特許文献2】
特許第2964884号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記各文献に記載の育毛装置では、頭皮と手との間に電流が流れるため、頭皮のみならず、体に対しても電流が流れる。したがって、健康上、必ずしも適切ではなかった。また、育毛に重要な役割を果たす頭皮下血管網は頭皮の表面から約4〜6mmの位置を頭皮に沿ってに延びているところ、上記のような装置では、低周波電流が頭皮から体に向かって流れるため、電流による刺激が血管に対して効果的に作用しているとは言えなかった。
【0007】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、健康上の安全性を向上し、しかも頭皮の血管に対して効率的に刺激を付与することが可能な育毛促進装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る育毛促進装置は、上記問題を解決するためになされたものであり、低周波を発生し、正極及び負極にそれぞれ接続される第1及び第2の低周波端子を少なくとも1つずつ有する端子体と、当該端子体を支持する本体とを備え、前記低周波端子が、頭皮に対して当接可能に構成されている。
【0009】
この構成によれば、第1及び第2の低周波端子が正極及び負極にそれぞれ接続されているため、第1の低周波端子から発せられた低周波が頭皮を通過後、第2の低周波端子へ流れるようになっている。そのため、頭皮に沿って低周波を流すことができ、頭皮に沿って流れる血管、特に育毛に重要な役割を果たす頭皮下血管網に対し、効果的に刺激を与えることができる。その結果、血管の拡張や血流の活発化をより確実に行うことができ、育毛を促進することができる。また、従来例のように低周波による刺激が、頭皮から体を通過して手などから抜けるように構成されていないため、健康上の安全性を向上することもできる。
【0010】
なお、第1及び第2の低周波端子は、1個ずつでもよいし、それぞれ複数ずつ設けることもできる。また、これらの端子は、必ずしも同じ個数ずつ設ける必要はない。例えば、第1の低周波端子1個に対し、第2の低周波端子を複数個設けることもできる。この場合、第1の低周波端子から発せられる電流が適当な大きさに分散され各第2の低周波端子に流れるように調整することができる。
【0011】
ここで、第1及び第2の低周波端子の間に高周波を発生する高周波端子を配設すると、高周波によって頭皮の表面が刺激され、マッサージ効果を付与することができる。その結果、毛穴を開くことができ、育毛剤を効果的に浸透させることができる。しかも、低周波端子に挟まれる位置に、高周波端子が設けられているため、低周波によって刺激を受けた頭皮表面において毛穴を開くことができる。したがって、血流が活発になった部分に対して育毛剤を確実に浸透させることができ、育毛効果をさらに促進することができる。
【0012】
また、本体を頭部に保持する保持部材を設けると、各端子が頭皮に当接するように手などで装置を支持する必要がなくなり、育毛作業を容易に行うことができる。
【0013】
この場足、本体は、種々の構成にすることができるが、例えば、次のようにすることができる。すなわち、本体が頭部の前方から後方へ並ぶ前部、中央部、及び後部を備え、当該前部、中央部、及び後部の頭部と対向する対向面それぞれに、端子体を取り付け、前部と中央部、及び後部と中央部とを、連結部材によって接離可能にそれぞれ連結し、前記前部及び後部が、中央部から離間したときに、頭皮に対する対向面の角度を調整可能となるように構成することができる。このようにすると、頭部の大きさに関わらず、本体の対向面を頭皮の傾斜に対応させることができ、各端子を頭皮に確実に当接させることができる。その結果、育毛をより確実に促進することができる。
【0014】
このとき、前記各連結部材の一端部を前記前部または後部に揺動可能に取り付ける一方、前記各連結部材の他端部を前記中央部に対してスライド可能に取り付け、前記前部及び後部を、前記中央部から離間したときに、頭部側へ揺動するように付勢するように構成することが好ましい。この構成によれば、手動で各部の角度を調整する必要がなく、前部及び後部を中央部から離間するだけで、これらを中央部に対して傾斜させることができる。したがって、本体を頭皮の大きさに容易に対応させることができる。
【0015】
さらに、低周波端子や高周波端子を、前記対向面からの高さが伸縮自在に構成するとともに、頭皮に向けて突出する方向に付勢することが好ましい。このようにすると、頭皮の曲面に対応して、各端子の高さが調整されるため、各端子の先端を頭皮に確実に当接させることができる。したがって、低周波及び高周波を、頭皮に対して確実に付与することができる。
【0016】
高周波端子は、高周波を発することができれば、その構成は特には限定されないが、例えば、高周波電源に接続された放電管により構成することができる。このようにすること、高周波端子からオゾンが発生するため、頭皮を殺菌することができるという効果を得ることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明に係る育毛促進装置の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る育毛促進装置の斜視図、図2は育毛促進装置の本体の正面図、図3は本体における頭皮と対向する面の平面図である。
【0018】
図1に示すように、この装置は、頭皮に刺激を与える高周波端子及び低周波端子を支持する本体1と、この本体1を頭部に保持する保持部材2とを備えている。図2に示すように、本体1は頭部の左右に亘って延びるように形成され、頭皮Sと対向する対向面11は、頭皮Sに対応するようにその両端が中央部に対して頭皮S側に傾斜している。図1に示すように、保持部材2は、本体1の両端部に取り付けられる耳パッド21と、本体1の上方を通って両耳パッド21間を連結する棒状の弾性アーム22とから構成されている。弾性アーム22は、両耳パッド21を近接させるように付勢しており、これらの間に頭部を挟んで、本体1を頭部に固定できるようになっている。
【0019】
図3に示すように、本体1の対向面11には、複数の高周波端子31と、これらを挟むように配置された複数の低周波端子32とを有する端子体3が取り付けられている。また、この本体1は、図示を省略する制御装置に接続されており、この制御装置によって高周波、或いは低周波の強弱、駆動時間等が制御される。
【0020】
高周波端子31は、ネオン管で構成され、図示を省略する電源によって200〜300Vの高周波電圧が印加されるようになっている。このときの高周波電圧の周波数は、400〜600kHzであることが好ましく、480〜520kHzであることがさらに好ましい。この周波数で電圧を印加すると、高周波による振動を頭皮Sに沿って効果的に伝達させることができるからである。また、高周波端子31は、対向面11からの高さが伸縮自在に構成され、図示を省略するバネによって対向面11から突出する方向に付勢されている。このときのバネ乗数は、高周波端子31が頭皮Sに対して適度の押圧力を与えながらスムーズに伸縮するように、30〜80g/cmとすることが好ましい。
【0021】
低周波端子32については、高周波端子31の一方側に配置された第1の低周波端子321が正極に接続され、他方側に配置された第2の低周波端子322が負極に接続されており、これら端子間に図示を省略する電源によって低周波のパルス電圧が印加されるようになっている。このとき、印加される電圧は、9〜35Vの間で調節可能となっており、使用者の好みの刺激を付与ことができるようになっている。また、このパルス電圧の周波数は、400〜600Hzが好ましく、430〜470Hzであることがさらに好ましい。というのも、この周波数で電圧を印加すると、頭皮から約4〜6mmの位置を流れ育毛に重要な役割を果たす頭皮下血管網に対して、低周波端子32からの刺激を効果的に伝達することできるからである。
【0022】
また、このとき印加される電圧波形の高さの時間変化を1/fゆらぎ変化としている。図4は電圧波形の一例である。こうすることで、リラクゼーション効果を期待することができる。なお、低周波端子32も高周波端子31と同様のバネによって、対向面11から突出する方向に付勢され、頭皮Sと当接することで、その長さが伸縮するようになっている。また、第1及び第2の低周波端子321,322は、所定間隔をおいて配置されているが、その距離は、例えば20〜40mmとすることができる。
【0023】
次に、この育毛促進装置の使用方法について説明する。まず、両耳パッド31の間に頭部を挟むようにして、この育毛促進装置を装着する。このとき、各高周波端子31及び低周波端子32は、頭皮Sに当接することで押圧され、全ての端子31,32が頭皮Sに当接するようにその長さが調整される。続いて、制御装置によって低周波端子32に電圧を印加する。これにより、各端子体3において第1及び第2の低周波端子321,322間に低周波の電流が流れる。この電流Lは、上記のように周波数を調節されているため、図5に示すように、頭皮Sから約4〜6mmの位置にある頭皮下血管網Bに伝達され、血管に沿って両端子321,322間を流れる。したがって、血管に対して効率的に刺激が伝達され、血管を拡張させるとともに、血流を活発化させることができる。
【0024】
そして、所定時間が経過すると、低周波端子32への電圧の印加を停止し、高周波端子31へ電圧を印加する。これにより、高周波端子31と頭皮Sとの間で放電が起こり、図5に示すように、頭皮Sに沿って高周波の振動Hが付与される。その結果、頭皮Sがマッサージされ、毛穴が開かれる。また、放電に伴って周囲の空気がイオン化されるため、オゾンが発生し頭皮Sを殺菌することができる。こうして、低周波端子32、高周波端子31の順に電圧を印加した後、毛穴が開いた頭皮Sに育毛剤を塗布する。
【0025】
以上のように、本実施形態によれば、第1及び第2の低周波端子321,322間に低周波電圧を印加して電流を流しているため、頭皮に沿う方向に刺激を与えることができる。そのため、頭皮Sに沿って延びる血管に対して効率的に刺激を与えることができ、育毛効果を促進することができる。また、両低周波端子321,322間に高周波端子31が配設されているため、低周波端子32によって血流が活発化された領域内でマッサージが行われ、毛穴を開くことができる。そのため、育毛剤を効果的に浸透させることができるとともに、育毛剤が浸透した領域の血流が促進されているため、育毛効果をさらに高めることができる。
【0026】
また、低周波端子32からの電流は、従来例のように、体を通過せず、その大部分が頭皮Sに沿って流れるため、健康に対する安全性を向上させることもできる。
【0027】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る育毛促進装置について図面を参照しつつ説明する。この育毛促進装置が第1実施形態に係るものと相違するのは、高周波及び低周波端子が支持される本体の構成であり、その他の構成については第1実施形態とほぼ同様であるので、同一構成には同一符号を付してその説明を省略する。図6は本実施形態に係る育毛促進装置の斜視図、図7は本体における頭皮と対向する面の平面図であり、図8は図7のA−A線断面図である。
【0028】
図6及び図7に示すように、この装置では、本体5が頭部の前方から後方に向かって、3つの部分、つまり前部51、中央部52、及び後部53に分割されている。図8に示すように、前部51及び後部53は中央部52に対し、頭皮側にやや傾斜した状態で接している。また、これら3つの部分51,52,53は、それぞれ頭部の左右方向において、第1実施形態と同様に(図2参照)、その両端が中央に対して頭皮S側へ傾斜した状態となっている。
【0029】
図7に示すように、前部51、中央部52、及び後部53において、頭皮と対向する対向面5aには、第1実施形態で示した端子体3がそれぞれ取り付けられている。また、中央部52の両端には、第1実施形態で説明した保持部材2が取り付けられており、本体5を頭部に対して装着可能となっている。そして、図8に示すように、前部51と中央部52、及び後部53と中央部51とは、棒状の連結部材54で接離可能に連結されている。以下、前部51と中央部52との連結状態について説明する。
【0030】
図8(a)に示すように、前部51と中央部52とは頭部の左右方向に並ぶ2本の連結部材54(図7参照)によって連結されている(同図では紙面手前の一つのみを図示している)。連結部材54の前部51側の端部は、前部51に対して固定される一方、中央部52側の端部は、中央部52に対してスライド可能となっている。より詳細には、中央部52には、前後方向に延びるレール521が形成されており、このレール521に沿って連結部材54がスライド可能となっている。また、連結部材54は、板バネ522によって押圧されており、これによってある程度の負荷をかけないと連結部材54がスライドしないようになっている。すなわち、前部51を中央部52に対して所望の位置まで引っ張ると、その位置で板バネ522の押圧によって連結部材54のスライドが停止し、前部51をその位置で固定することができる。
【0031】
一方、連結部材54の前部51側の端部には、頭部の左右方向(同図の紙面に垂直な方向)に延びる軸541が取り付けられており、前部51は、この軸541を中心として揺動可能となっている。また、この軸541にはねじりコイルバネ542が取り付けられており、これによって前部51は頭皮側に揺動するように付勢される。なお、前部51と中央部52とが当接している場合には、図8(a)に示すように、連結部材54が中央部52の板バネ522によって押圧され、前部51と中央部52との当接状態が保持されるため、ねじりコイルバネ542の付勢力によって前部51が揺動されることはない。一方、前部51を中央部52から離間すると、図8(b)に示すように、ねじりコイルバネ542の付勢力によって前部51は頭皮S側に揺動し、中央部52に対してさらに傾斜した状態となる。
【0032】
このような機構は、中央部52と後部53との間にも同様に設けられている。すなわち、連結部材54は、中央部52に対してスライド可能に設けられており、後部53を中央部52から引っ張ることで、所望の位置に固定することができる。また、後部53は、前部51と同様に、ねじりコイルバネ542によって頭皮S側へ揺動するように付勢されている。
【0033】
次に、上記のように構成された育毛促進装置の使用方法について説明する。まず、耳パッド21間に頭部を挟み、育毛促進装置を装着する。このとき、装置を装着する頭部の大きさに合わせて、前部51と中央部52との距離、及び後部53と中央部52との間の距離を調節する。図8(a)に示すように、前部51、中央部52、及び後部53が互いに当接した状態が最も曲率半径の大きい頭部Sに対応する。一方、図8(b)に示すように、前部51及び後部53を中央部52から離間すると、前部51及び後部53は、頭部Sに向かって傾斜するため、曲率半径の小さい頭部Sに対応する。なお、各端子31,32は、第1実施形態で示したように、伸縮可能に構成されているため、頭皮Sの傾斜に合わせてその長さが調節され、全ての端子31,32が頭皮Sに当接する。
【0034】
続いて、第1実施形態と同様に、まず、低周波端子32に電圧を印加し所定時間経過後、高周波端子31に電圧を印加する。このとき、頭部S全体、つまり前部51、中央部52、及び後部53の全ての端子31,32に同時に電圧を印加してもよいし、各部分毎に個別に電圧を印加するようにすることもできる。
【0035】
以上のように、本実施形態によれば、本体5が3つの部分に分割され、中央部52に対して前部51及び後部53を離間可能とし、さらに頭部Sに対して前部51及び後部53を傾斜させることができるため、第1実施形態で示した効果に加え、次の効果を得ることができる。すなわち、3つの部分が互いに当接している場合には、曲率半径の大きい頭部Sに対応することができる一方、前部51及び後部53を中央部52から離間させると、これにしたがって前部51及び後部53の中央部52に対する傾斜が大きくなり、より小さい頭部Sに対して各端子31,32を当接させることができる。したがって、頭部Sの大きさに関わらず、各端子31,32を頭部Sに対して確実に当接させることができ、頭皮Sに対して高周波及び低周波の効果を確実に作用させることができる。
【0036】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では、低周波端子32の間に高周波端子31を配設しているが、第1及び第2の低周波端子321,322だけを用いることもできる。このようにしても、血管の拡大及び血流の活発化を効果的に行うことができるため、育毛促進効果を十分に得ることができる。但し、頭皮表面に対してさらなるマッサージ効果を得たり、育毛剤の浸透をより効果的にするには、高周波端子31を合わせて用いることが好ましい。
【0037】
また、上記各実施形態では、保持部材2によって本体1,5を頭部に装着しているが、例えば、図9に示すように、本体をブラシ形に形成することができる。図9(a)はこの例における本体の側面図、図9(b)は本体の正面図である。この例では、ブラシ形の本体6の先端に、複数の端子体3が取り付けられている。育毛促進装置をこのように形成した場合、手でブラシ形の本体6を把持しながら、各端子31,32を頭皮に当接すれば、上記各実施形態と同様の育毛効果を得ることができる。
【0038】
また、上記説明では、高周波端子31としてネオン管を用いているが、高周波を発生するものであれば、ネオン管以外の放電管の他、種々の装置を用いることができる。
【0039】
さらに、第1及び第2の低周波端子は、必ずしも同数個ずつ配置する必要はなく、その数が異なっていてもよい。この場合、第1の低周波端子から発せられる電流が適当な大きさに分割され、これらが各第2の低周波端子に対して流れるように調整することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、健康上の安全性を向上することができ、しかも頭皮の血管に対して効率的に刺激を付与することが可能となり、高い育毛効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る育毛促進装置の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す育毛促進装置の本体の正面図である。
【図3】図1に示す育毛促進装置の本体における頭皮と対向する面の平面図である。
【図4】低周波端子に印加されるパルス電圧の時間変化を示す図である。
【図5】低周波及び高周波の作用の様子を説明する図である。
【図6】本発明に係る育毛促進装置の第2実施形態を示す斜視図である。
【図7】図1に示す育毛促進装置の本体における頭皮と対向する面の平面図である。
【図8】図6のA−A線断面図である。
【図9】本発明に係る育毛促進装置の他の例を示す側面図(a)及び正面図(b)である。
【符号の説明】
1,5 本体
11 対向面
2 保持部材
3 端子体
31 高周波端子
32 低周波端子
321 第1の低周波端子
322 第2の低周波端子
51 前部
52 中央部
53 後部
54 連結部材
S 頭皮

Claims (8)

  1. 低周波を発生し、正極及び負極にそれぞれ接続される第1およ第2の低周波端子を少なくとも1つずつ有する端子体と、
    当該端子体を支持する本体とを備え、
    前記低周波端子は、頭皮に当接可能に構成されている育毛促進装置。
  2. 前記端子体は、前記第1及び第2の低周波端子の間に、高周波を発生する高周波端子を有し、当該高周波端子は頭皮に当接可能に構成されている請求項1に記載の育毛促進装置。
  3. 前記高周波端子は、高周波電源に接続された放電管により構成されている請求項2に記載の育毛促進装置。
  4. 前記本体を頭部に保持する保持部材を備えている請求項1から3のいずれかに記載の育毛促進装置。
  5. 前記本体は、頭部の前方から後方へ並ぶ前部、中央部、及び後部を備え、
    当該前部、中央部、及び後部の頭部と対向する対向面それぞれには、前記端子体が取り付けられており、
    前記前部と中央部、及び後部と中央部とは、連結部材によって接離可能にそれぞれ連結され、
    前記前部及び後部は、前記中央部から離間したときに、頭皮に対する前記対向面の角度を調整可能となっている請求項4に記載の育毛促進装置。
  6. 前記各連結部材の一端部は前記前部または後部に揺動可能に取り付けられる一方、前記各連結部材の他端部は前記中央部に対してスライド可能に取り付けられ、
    前記前部及び後部は、前記中央部から離間したときに、頭部側へ揺動するように付勢される請求項5に記載の育毛促進装置。
  7. 前記低周波端子は、前記対向面からの高さが伸縮自在に構成されるとともに、頭皮に向けて突出する方向に付勢されている請求項1から6のいずれかに記載の育毛促進装置。
  8. 前記高周波端子は、前記対向面からの高さが伸縮自在に構成されるとともに、頭皮に向けて突出する方向に付勢されている請求項2から7のいずれかに記載の育毛促進装置。
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