JP2005005903A - データ処理システム - Google Patents

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道隆 福田
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Abstract

【課題】データ圧縮・書込処理時における処理時間の軽減およびリソースの有効活用を実現するデータ処理システムを提供する。
【解決手段】メモリコントローラ8は、入力データをメモリ14へ転送する。圧縮回路11は、メモリ14に格納されているデータを圧縮する。圧縮されたデータは、メモリ5に格納される。プロセッサ1は、圧縮前のデータ量と圧縮後のデータ量を比較し、データ量の小さいデータを選択して、HDD15への転送設定を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ処理システムに関し、特に、データ圧縮回路を備えたデータ処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コピーやプリンタ、スキャナ機能等を備えたマルチファンクションプリンタ(通称MFP)による入力データ圧縮フローの一般的な例として、下記のようなものがあった。
▲1▼入力インタフェースを介してデータをメモリに置く。
▲2▼上記データを圧縮回路に読み込ませて圧縮し、その結果をメモリに戻す。
▲3▼圧縮されたデータを何らかの記憶装置に書き込む。
【0003】
また、データ圧縮手法には実に様々な手法が考案されており、例えば、圧縮後のデータ量が確定されている固定長圧縮方式やデータによって圧縮量が影響する可変長圧縮方式などがあった。
【0004】
また、データ圧縮に関する従来技術として、特許文献1が開示するところの統合判断生成方法、符号化方法、統合判断生成装置、記録媒体、及び、統合確率推定値生成装置があった。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−31833号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、可変長圧縮方式の場合、データによっては固定長に比べ、より効果的な圧縮が期待できる半面、圧縮量の予測が困難であるため、圧縮処理後、逆にデータ量が増えてしまう可能性があった。
圧縮後のデータをバックアップとしてハードディスクなどに格納する場合、データ量が増えてしまった圧縮データを格納する可能性があり、結果として不必要なデータ圧縮処理のために処理時間およびリソースの浪費が生じてしまうことがあった。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、データ圧縮・書込処理時における処理時間の軽減およびリソースの有効活用を実現するデータ処理システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明は、データを圧縮し、圧縮前および圧縮後のデータ量を検出し、検出結果に基づいて圧縮前および圧縮後のデータのうちいずれかを格納することを特徴とする。
【0009】
また、本発明によれば、データを入力する入力手段と、入力手段により入力されたデータを一時記憶する第1の記憶手段と、第1の記憶手段により記憶されたデータの圧縮処理を行う圧縮手段と、圧縮手段により圧縮されたデータを一時記憶する第2の記憶手段と、データのデータ量を検出する検出手段と、検出された圧縮後のデータのデータ量に基づいて、第1の記憶手段に記憶されている圧縮前のデータおよび第2の記憶手段に記憶されている圧縮後のデータのうちのいずれかを選択する選択手段と、選択手段により選択されたデータを格納する格納手段と、を有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明によれば、データを入力する入力手段と、入力手段により入力されたデータを一時記憶する記憶手段と、入力手段により入力されたデータの圧縮処理を行う圧縮手段と、データのデータ量を検出する検出手段と、検出手段によりデータ量が検出された圧縮後のデータを消去する消去手段と、検出された圧縮後のデータのデータ量に基づいて、記憶手段に記憶されている圧縮前のデータおよび圧縮手段により圧縮された圧縮後のデータのうちのいずれかを選択する選択手段と、選択手段により圧縮後のデータが選択された場合、データを再度圧縮し、圧縮後のデータを生成する再圧縮手段と、選択手段により選択されたデータを格納する格納手段と、を有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明によれば、データを入力する入力手段と、入力手段により入力されたデータに対してデータ加工が指示されているか否かを判定する加工指示判定手段と、加工指示判定手段によりデータ加工が指示されていると判定された場合、入力されたデータを加工するデータ加工手段と、入力されたデータの圧縮処理を行う圧縮手段と、圧縮手段により圧縮されたデータを消去する消去手段と、入力された圧縮前のデータを一時記憶する第1の記憶手段と、圧縮手段により圧縮された圧縮後のデータを一時記憶する第2の記憶手段と、データのデータ量を検出する検出手段と、検出された圧縮後のデータのデータ量に基づいて、圧縮前のデータおよび圧縮後のデータのうちのいずれかを選択する選択手段と、選択手段により選択されたデータを格納する格納手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
また、本発明によれば、第1の記憶手段は、加工指示判定手段によりデータ加工が指示されていると判定された場合、加工手段により加工されたデータを一時記憶し、圧縮手段は、第1の記憶手段により記憶されたデータの圧縮処理を行い、第2の記憶手段は、圧縮手段により圧縮されたデータを一時記憶することを特徴とする。
【0013】
また、本発明によれば、圧縮手段は、加工指示判定手段によりデータ加工が指示されていないと判定された場合、入力されたデータを圧縮し、消去手段は、検出手段によりデータ量が検出された圧縮後のデータを消去し、格納手段は、選択手段により圧縮後のデータが選択された場合、圧縮手段により再度圧縮された圧縮後のデータを格納することを特徴とする。
【0014】
また、本発明によれば、検出手段は、圧縮後のデータ量を検出し、選択手段は、圧縮後のデータ量と所定値とを比較し、圧縮後のデータ量が所定値以上であった場合に圧縮前のデータを選択し、圧縮後のデータ量が所定値未満であった場合に圧縮後のデータを選択することを特徴とする。
【0015】
また、本発明によれば、検出手段は、圧縮前および圧縮後のデータ量を検出し、選択手段は、圧縮前のデータ量と圧縮後のデータ量とを比較し、圧縮後のデータ量が圧縮前のデータ量以上であった場合に圧縮前のデータを選択し、圧縮後のデータ量が圧縮前のデータ量未満であった場合に圧縮後のデータを選択することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
本実施形態における第1のデータ圧縮方式では、圧縮データを単にメモリへ戻さずに、別系統のメモリへ書き込むことでメモリに対するリスク分散を行う。
圧縮の結果、圧縮効果(データ圧縮率)が高い場合、CPUは、書き込まれた別系統のメモリから読み出して圧縮されたデータを記憶装置に書き込む。一方、圧縮効果がなかった場合(圧縮の結果データ量が増加した場合)、CPUは、メモリから圧縮前のデータを読み出して、圧縮されたデータを記憶装置に書き込む。
このことにより、圧縮効果の有無が不明である場合においても、圧縮回路からメモリにライトバックされるといった不必要なメモリアクセスを回避することが可能となる。
【0017】
図1は、本発明の第1の実施形態におけるデータ処理システムの概略構成を示す図である。以下、図1を用いて、本実施形態におけるデータ処理システムの構成について説明する。
【0018】
図1に示されているように、データ処理システムは、マザーボードB1と、コントローラB2と、エンジンコントローラB3と、HDD(Hard DiskDrive)15とを有する。
コントローラB2は、マザーボードB1、エンジンコントローラB3、およびHDD15とそれぞれ接続されている。
【0019】
マザーボードB1は、PC(Personal Computer)に備えられている一般的なマザーボードと同様の構成を有する。
マザーボードB1は、プロセッサ(CPU)1と、ノースブリッジ2と、サウスブリッジ3と、I/O(Input/Output)系デバイス4と、メモリ5と、BIOS(ROM)6とを有する。
プロセッサ1は、データ処理システム全体の制御を行う。
ノースブリッジ2は、FSB(Front Side Bus)、メモリ5、サウスブリッジ3、およびAGPインタフェース10(ビデオカード)とのインタフェースを有する。
サウスブリッジ3は、主に低速インタフェースを受け持つ。
I/O系デバイス4は、PCI(Peripheral ComponentInterconnect)バスでサウスブリッジ3と接続する。
メモリ5は、ノースブリッジ3に接続される(プロセッサ1に接続されるのもある)記憶装置である。
BIOS6は、ブートに使用されるBIOSが格納されているROMである。
【0020】
コントローラB2は、データの入出力などのデータハンドリングを行う部位である。
コントローラB2は、PCIインタフェース7と、メモリコントローラ8と、HDC(Hard Disk Controller)9と、AGP(Accelerated Graphics Port)10と、圧縮回路11と、伸長回路12と、回転回路13と、メモリ14とを有する。
PCIインタフェース7は、エンジンコントローラB3との入出力インタフェースである。
メモリコントローラ8は、DMA(Direct Memory Access)アービタやメモリインタフェースを司る制御部位である。メモリコントローラ8は、PCIインタフェース7、HDC9、AGPインタフェース10、圧縮回路11、伸長回路12、および回転回路13と接続されている。
HDC9は、HDD15とのインタフェースを備えたHDD15の制御装置である。
AGPインタフェース10は、ビデオカード専用のインタフェースであって、ノースブリッジ2とのインタフェースを有する。
圧縮回路11は、データの圧縮処理を行う。圧縮回路11は、AGPインタフェース10と直接接続されている。
伸長回路12は、データの伸長処理を行う。
回転回路13は、画像の回転処理を行う。
メモリ14は、メモリコントローラ8に接続される記憶装置である。
【0021】
エンジンコントローラB3は、主にスキャナやプリンタのデータおよび本体制御を司る制御装置である。
【0022】
HDD15は、HDC9と接続されるハードディスクであり、データの蓄積、ページソート、本体管理などに利用される。
【0023】
基本的には、マザーボードB1は、プリンタ描画を中心に処理し、コントローラB2は、データ加工、圧縮伸長、各インタフェースにおけるデータの入出力などを中心に処理する。
【0024】
ここで、図1を用いて、従来のプリンタ、コピー機能を備えた画像形成装置によるデータ書込処理の一例について説明する。
まず、スキャナから読み込んだデータは、エンジンコントローラB3により画像処理が施され、PCIインタフェース7を通ってメモリ14に格納される。次に、メモリコントローラ8は、メモリ14からエンジンコントローラB3へ適宜なタイミング出力し、プリントする。
さらに、印刷ジャムに応じたデータ(画像データ)のバックアップを行う場合には、メモリコントローラ8は、読み取ったデータをHDD15へ蓄積する。このとき、読み取られたデータは、圧縮回路11によりデータ圧縮されてからHDD15へ蓄積される。これは、メモリコントローラ8は、メモリ14から圧縮回路14へDMA転送して、圧縮回路11にてデータ圧縮を行い、メモリ14に再格納し、これをDMA転送でHDC9を介してHDD15へ転送すればよい。
【0025】
図2および図3は、本発明の第1の実施形態におけるデータ処理システムによるデータ書込処理の流れを示すフローチャートである。以下、図1を用い、図2または図3に沿って、本実施形態におけるデータ書込処理について説明する。ここでは、スキャナにより読み込まれた画像データをプリンタにより印刷出力するコピー動作を一例として説明する。
なお、図2には、圧縮前のデータをHDD15に書き込む場合の処理の流れが矢印の太線で示されており、図3には、圧縮後のデータをHDD15に書き込む場合の処理の流れが矢印の太線で示されている。
【0026】
まず、スキャナなどによりデータ(画像データ)が入力されると、エンジンコントローラB3は、その入力データをPCIインタフェース7へ出力する。このとき、PCIインタフェース7は、入力データのデータ量(圧縮前のデータ量S0)を検出して保持する。
メモリコントローラ8は、PCIインタフェース7からデータを読み出して、メモリ14に転送し、一時格納させる(ステップS101)。
【0027】
次に、メモリコントローラ8は、メモリ14へのデータ転送が完了したか否かを判断する(ステップS102)。
データのメモリ14への転送が完了していないと判断された場合(ステップS102/No)、ステップS102の処理が繰り返される。
【0028】
データのメモリ14への転送が完了したと判断された場合(ステップS102/Yes)、メモリコントローラ8は、メモリ14に格納されたデータをDMA転送にて圧縮回路11へ転送する。圧縮回路11は、転送されたデータの圧縮処理を行う。このとき、圧縮回路11は、圧縮後のデータ量S1を検出して保持(レジスト)する。
メモリコントローラ8は、AGPインタフェース10、ノースブリッジ2を介してメモリ5へ連動転送し、ノースブリッジ2に対してAGPインタフェース10から割り込み出力する(ステップS103)。
【0029】
次に、メモリコントローラ8は、メモリ5へのデータ転送が完了したか否かを判断する(ステップS104)。
データのメモリ5への転送が完了していないと判断された場合(ステップS104/No)、ステップS104の処理が繰り返される。
【0030】
メモリ5へのデータ転送が完了したと判断された場合(ステップS104/Yes)、メモリコントローラ8は、ノースブリッジ2を介してプロセッサ1へ割り込み信号を出力する。プロセッサ1は、割り込み信号入力に応じて、圧縮回路11に格納されている圧縮後のデータ量S1と、PCIインタフェース7に格納されている圧縮前のデータ量S0とを読み出して(ステップS105)、圧縮後のデータ量S1が、圧縮前のデータ量S0以上であるか否かを判断する(ステップS106)。
【0031】
圧縮後のデータ量S1が圧縮前のデータ量S0以上であると判断された場合(ステップS106/Yes)、プロセッサ1は、圧縮前のデータをHDD15へ書き込むようにDMA転送の設定を行う。
メモリコントローラ8は、上記のDMA転送設定に基づいてメモリ14から圧縮前のデータを読み出し、HDC9へ出力する。HDC9は、入力された圧縮前のデータをHDD15へ書き込む(ステップS107)。
【0032】
圧縮後のデータ量S1が圧縮前のデータ量S0未満であると判断された場合(ステップS106/No)、プロセッサ1は、圧縮後のデータをHDD15へ書き込むようにDMA転送の設定を行う。
メモリコントローラ8は、上記のDMA転送設定に基づいて、ノースブリッジ2、AGPインタフェース10を介してメモリ5から圧縮後のデータを読み出し、HDC9へ出力する。HDC9は、入力された圧縮前のデータをHDD15へ書き込む(ステップS108)。
以上で、本実施形態におけるデータ処理システムによるデータ書込処理を終了する。
【0033】
以上説明したように、本実施形態によれば、プロセッサ1は、圧縮前のデータ量と圧縮後のデータ量とを比較し、データ量の小さいデータをHDD15に書き込む。
従って、データ量の小さなデータがバックアップとしてHDD15に格納されるため、データ書込時における処理時間の短縮およびHDD15などの記憶領域のリソースの有効利用を実現することが可能となる。
【0034】
また、本実施形態によれば、圧縮したデータは、メモリ14に戻さずに他のメモリ(メモリ5)へ転送される。
従って、データ圧縮効果がないにもかかわらず、圧縮後のデータが、圧縮前のデータが格納されているメモリ14へライトバックされる無駄な処理を回避することが可能となる。また、メモリ不良が生じた場合におけるリスクを分散することが可能となる。
【0035】
(第2の実施形態)
本実施形態における第2のデータ圧縮方式では、入力インタフェースから入力されるデータをメモリへ書き込むと同時に、試験用の圧縮回路において圧縮処理を行う。ただし、圧縮したデータをメモリに書き込まずに、データ圧縮量の計算のみを実行する。
CPUは、計算された結果に基づいて圧縮/比圧縮を判断する。圧縮しないと方が良いと判断された場合、CPUは、メモリからそのまま記憶装置に書き込む。圧縮した方が良いと判断された場合、CPUは、メモリから圧縮回路に読み込ませて圧縮し、その結果をメモリに戻し、圧縮後のデータを記憶装置に書き込む。
このように、本実施形態では、データ入力時に試験的に圧縮してその圧縮効果を判断するため、圧縮処理後にデータ量が増加してしまったデータの書込処理を回避することができ、データ書込時における処理時間の短縮、およびハードディスク、メモリなどの記憶領域のリソースの有効利用を実現することが可能となる。
【0036】
以下、特記しない限り、本実施形態における構成および動作は、本発明の第1の実施形態と同様であるとして説明を進める。
【0037】
図4は、本発明の第2の実施形態におけるデータ処理システムの概略構成を示す図である。以下、図4を用いて、本実施形態におけるデータ処理システムの構成について説明する。
【0038】
なお、図4において、図1と同符号のものは、第1の実施形態と同様の構成および機能を有し、同様の動作を行うものとして説明を省略する。
【0039】
図4に示されているように、本実施形態におけるコントローラB2は、さらに圧縮回路16を有する。
圧縮回路16は、PCIインタフェース7およびメモリコントローラ8とそれぞれ接続されている。圧縮回路16は、PCIインタフェース7に入力されたデータの圧縮処理を行う。また、圧縮回路16は、圧縮後のデータ量S2を検出し、保持する。
【0040】
また、AGPインタフェース10と圧縮回路11とは、直接接続されておらず、メモリコントローラ8を介して接続されている。
【0041】
図5および図6は、本発明の第2の実施形態におけるデータ処理システムによるデータ書込処理の流れを示すフローチャートである。以下、図4を用い、図5または図6に沿って、本実施形態におけるデータ書込処理について説明する。ここでは、スキャナにより読み込まれた画像データをプリンタにより印刷出力するコピー動作を一例として説明する。
なお、図5には、圧縮前のデータをHDD15に書き込む場合の処理の流れが矢印の太線で示されており、図6には、圧縮後のデータをHDD15に書き込む場合の処理の流れが矢印の太線で示されている。
【0042】
まず、スキャナなどによりデータ(画像データ)が入力されると、エンジンコントローラB3は、その入力データをPCIインタフェース7へ出力する。このとき、PCIインタフェース7は、入力データのデータ量(圧縮前のデータ量S0)を検出して保持する。
メモリコントローラ8は、PCIインタフェース7からデータを読み出して、メモリ14に転送し、一時格納させる。
上記の処理と並行して、圧縮回路16は、PCIインタフェース7から入力データを読み出し、圧縮処理を行う。圧縮回路11は、その圧縮後のデータ量S2を検出し、保持する。圧縮回路11は、データ量検出後の圧縮後のデータをどこにも出力せずに、消去(廃棄)する(ステップS201)。
【0043】
次に、メモリコントローラ8は、メモリ14へのデータ転送が完了したか否かを判断する(ステップS202)。
データのメモリ14への転送が完了していないと判断された場合(ステップS202/No)、ステップS202の処理が繰り返される。
【0044】
データのメモリ14への転送が完了したと判断された場合(ステップS202/Yes)、メモリコントローラ8は、ノースブリッジ2を介してプロセッサ1へ割り込み信号を出力する。プロセッサ1は、割り込み信号入力に応じて、圧縮回路16に格納されている圧縮後のデータ量S2と、PCIインタフェース7に格納されている圧縮前のデータ量S0とを読み出して(ステップS203)、圧縮後のデータ量S2が、圧縮前のデータ量S0以上であるか否かを判断する(ステップS204)。
【0045】
圧縮後のデータ量S2が圧縮前のデータ量S0以上であると判断された場合(ステップS204/Yes)、プロセッサ1は、圧縮前のデータをHDD15へ書き込むようにDMA転送の設定を行う。
メモリコントローラ8は、上記のDMA転送設定に基づいてメモリ14から圧縮前のデータを読み出し、HDC9へ出力する。HDC9は、入力された圧縮前のデータをHDD15へ書き込む(ステップS205)。
【0046】
圧縮後のデータ量S2が圧縮前のデータ量S0未満であると判断された場合(ステップS204/No)、プロセッサ1は、圧縮後のデータをHDD15へ書き込むようにDMA転送の設定を行う。
メモリコントローラ8は、上記のDMA転送設定に基づいて、メモリ14からデータを読み出して、圧縮回路11へDMA転送する。圧縮回路11は、転送されたデータを圧縮する。メモリコントローラ8は、その圧縮後のデータをメモリ14へ書き込む(ステップS206)。
【0047】
次に、メモリコントローラ8は、メモリ14へのデータ転送が完了したか否かを判断する(ステップS207)。
データのメモリ14への転送が完了していないと判断された場合(ステップS207/No)、ステップS207の処理が繰り返される。
【0048】
データのメモリ14への転送が完了したと判断された場合(ステップS207/Yes)、メモリコントローラ8は、上記のDMA転送設定に基づいて、メモリ14から圧縮後のデータを読み出し、HDC9へ出力する。HDC9は、入力された圧縮前のデータをHDD15へ書き込む(ステップS208)。
以上で、本実施形態におけるデータ処理システムによるデータ書込処理を終了する。
【0049】
以上説明したように、本実施形態によれば、入力データのメモリ14への書込処理と並行して、データ圧縮処理および圧縮量検出処理が行われ、圧縮量が検出された圧縮後のデータは廃棄される。圧縮後のデータをHDD15に書き込むと判断されたされた場合のみ、再度圧縮処理を行う。
従って、圧縮されることによりデータ量が増加してしまった圧縮後のデータを格納するといった不要な処理を削減することにより、データ書込時における処理時間の短縮と、HDD15、メモリ5、14などの記憶領域および圧縮回路11のリソースと、に対する有効利用を実現することが可能となる。
【0050】
(第3の実施形態)
本実施形態における第3のデータ圧縮方式は、第1のデータ圧縮方式と第2のデータ圧縮方式とを組み合わせたものである。入力時の圧縮処理を実行してもよいデータの場合は第2のデータ圧縮方式を使えばより効果的であるし、入力されてからデータを加工(例えば回転など)してから圧縮する場合は第1のデータ圧縮方式を使えばよい。
このことにより、データに対する加工指示の有無に応じたデータ圧縮・書込処理を実現する柔軟なデータ処理システムを構築できる。
【0051】
以下、特記しない限り、本実施形態における構成および動作は、本発明の第1の実施形態と同様であるとして説明を進める。
【0052】
図7は、本発明の第3の実施形態におけるデータ処理システムの概略構成を示す図である。以下、図7を用いて、本実施形態におけるデータ処理システムの構成について説明する。
【0053】
なお、図7において、図1と同符号のものは、第1の実施形態と同様の構成および機能を有し、同様の動作を行うものとして説明を省略する。
【0054】
図7に示されているように、本実施形態におけるコントローラB2は、さらに圧縮回路16を有する。
圧縮回路16は、PCIインタフェース7およびメモリコントローラ8とそれぞれ接続されている。圧縮回路16は、PCIインタフェース7に入力されたデータの圧縮処理を行う。また、圧縮回路16は、圧縮後のデータ量S2を検出し、保持する。
【0055】
図8は、本発明の第3の実施形態におけるデータ処理システムによるデータ書込処理の流れを示すフローチャートである。以下、図7を用い、図8に沿って、本実施形態におけるデータ書込処理について説明する。ここでは、スキャナにより読み込まれた画像データをプリンタにより印刷出力するコピー動作を一例として説明する。
【0056】
まず、PCIインタフェース7は、エンジンコントローラB3からデータを受け取ると、そのデータに対する回転などのデータ加工の指示の有無を示す加工指示情報を検出して保持する(ステップS301)。
【0057】
次に、メモリコントローラ8は、PCIインタフェース7から加工指示情報を読み出して、PCIインタフェース7に入力されたデータに対して加工が指示されているか否かを判断する(ステップS302)。
【0058】
入力データに対して加工が指示されていると判断された場合(ステップS302/Yes)、図2または図3のステップS101へ移行する。
【0059】
また、入力データに対して加工が指示されていないと判断された場合(ステップS302/No)、図5または図6のステップS201へ移行する。
【0060】
以上説明したように、本実施形態によれば、エンジンコントローラB3からの入力データに対して何も加工しないと判断された場合、第2の実施形態の処理系によりデータ圧縮・書込を行う。
このことにより、圧縮されることによりデータ量が増加してしまった圧縮後のデータを格納するといった不要な処理を削減することにより、データ書込時における処理時間の短縮と、HDD15、メモリ5、14などの記憶領域および圧縮回路11のリソースと、に対する有効利用を実現することが可能となる。
【0061】
また、本実施形態によれば、エンジンコントローラB3からの入力データに対して例えば回転などの加工を行うと判断された場合、第1の実施形態の処理系を使ってデータ圧縮・書込を行う。
このことにより、圧縮後のデータをメモリ14に戻さすに他のメモリ(ここではメモリ5)へ転送することでメモリ14へのリスク回避が可能となる。
【0062】
(実施形態のまとめ)
なお、上記第1乃至第3の実施形態では、プロセッサ1は、メモリ14に蓄積されている圧縮前データか、メモリ5に蓄積されている圧縮後データのうち、データ量の少ないデータを選択していたが、圧縮後のデータ量が所定値以上の場合に圧縮前のデータを選択し、所定値未満の場合に圧縮後のデータを選択するとしてもよい。また、プロセッサ1は、他の選択基準に基づいてHDD15に書き込むデータを選択するとしてもよい。
【0063】
また、上記の処理は、データ処理システムが有するコンピュータプログラムにより実行されるが、上記のプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録され、上記の記録媒体からロードされるようにしてもよいし、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からロードされるようにしてもよい。
【0064】
なお、上記の実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、データ圧縮・書込処理時における処理時間の軽減およびリソースの有効活用を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるデータ処理システムの概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるデータ処理システムによるデータ書込処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるデータ処理システムによるデータ書込処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態におけるデータ処理システムの概略構成を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態におけるデータ処理システムによるデータ書込処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるデータ処理システムによるデータ書込処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施形態におけるデータ処理システムの概略構成を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施形態におけるデータ処理システムによるデータ書込処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 プロセッサ(CPU)
2 ノースブリッジ
3 サウスブリッジ
4 I/O系デバイス
5、14 メモリ
6 BIOS
7 PCIインタフェース
8 メモリコントローラ
9 HDC
10 AGPインタフェース
11、16 圧縮回路
12 伸長回路
13 回転回路
15 HDD
B1 マザーボード
B2 コントローラ
B3 エンジンコントローラ
S0 圧縮前のデータ量
S1、S2 圧縮後のデータ量

Claims (8)

  1. データを圧縮し、圧縮前および圧縮後のデータ量を検出し、該検出結果に基づいて前記圧縮前および圧縮後のデータのうちいずれかを格納することを特徴とするデータ処理システム。
  2. データを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力されたデータを一時記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段により記憶されたデータの圧縮処理を行う圧縮手段と、
    前記圧縮手段により圧縮されたデータを一時記憶する第2の記憶手段と、
    前記データのデータ量を検出する検出手段と、
    前記検出された圧縮後のデータのデータ量に基づいて、前記第1の記憶手段に記憶されている圧縮前のデータおよび前記第2の記憶手段に記憶されている圧縮後のデータのうちのいずれかを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたデータを格納する格納手段と、
    を有することを特徴とするデータ処理システム。
  3. データを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力されたデータを一時記憶する記憶手段と、
    前記入力手段により入力されたデータの圧縮処理を行う圧縮手段と、
    前記データのデータ量を検出する検出手段と、
    前記検出手段によりデータ量が検出された圧縮後のデータを消去する消去手段と、
    前記検出された圧縮後のデータのデータ量に基づいて、前記記憶手段に記憶されている圧縮前のデータおよび前記圧縮手段により圧縮された圧縮後のデータのうちのいずれかを選択する選択手段と、
    前記選択手段により前記圧縮後のデータが選択された場合、データを再度圧縮し、圧縮後のデータを生成する再圧縮手段と、
    前記選択手段により選択されたデータを格納する格納手段と、
    を有することを特徴とするデータ処理システム。
  4. データを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力されたデータに対してデータ加工が指示されているか否かを判定する加工指示判定手段と、
    前記加工指示判定手段によりデータ加工が指示されていると判定された場合、前記入力されたデータを加工するデータ加工手段と、
    前記入力されたデータの圧縮処理を行う圧縮手段と、
    前記圧縮手段により圧縮されたデータを消去する消去手段と、
    前記入力された圧縮前のデータを一時記憶する第1の記憶手段と、
    前記圧縮手段により圧縮された圧縮後のデータを一時記憶する第2の記憶手段と、
    前記データのデータ量を検出する検出手段と、
    前記検出された圧縮後のデータのデータ量に基づいて、前記圧縮前のデータおよび前記圧縮後のデータのうちのいずれかを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたデータを格納する格納手段と、
    を有することを特徴とするデータ処理システム。
  5. 前記第1の記憶手段は、
    前記加工指示判定手段によりデータ加工が指示されていると判定された場合、前記加工手段により加工されたデータを一時記憶し、
    前記圧縮手段は、
    前記第1の記憶手段により記憶されたデータの圧縮処理を行い、
    前記第2の記憶手段は、
    前記圧縮手段により圧縮されたデータを一時記憶することを特徴とする請求項4記載のデータ処理システム。
  6. 前記圧縮手段は、
    前記加工指示判定手段によりデータ加工が指示されていないと判定された場合、前記入力されたデータを圧縮し、
    前記消去手段は、
    前記検出手段によりデータ量が検出された圧縮後のデータを消去し、
    前記格納手段は、
    前記選択手段により前記圧縮後のデータが選択された場合、前記圧縮手段により再度圧縮された圧縮後のデータを格納することを特徴とする請求項4記載のデータ処理システム。
  7. 前記検出手段は、
    前記圧縮後のデータ量を検出し、
    前記選択手段は、
    前記圧縮後のデータ量と所定値とを比較し、前記圧縮後のデータ量が前記所定値以上であった場合に前記圧縮前のデータを選択し、前記圧縮後のデータ量が前記所定値未満であった場合に前記圧縮後のデータを選択することを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載のデータ処理システム。
  8. 前記検出手段は、
    前記圧縮前および圧縮後のデータ量を検出し、
    前記選択手段は、
    前記圧縮前のデータ量と前記圧縮後のデータ量とを比較し、前記圧縮後のデータ量が前記圧縮前のデータ量以上であった場合に前記圧縮前のデータを選択し、前記圧縮後のデータ量が前記圧縮前のデータ量未満であった場合に前記圧縮後のデータを選択することを特徴とする請求項2から7のいずれかに1項に記載のデータ処理システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272925A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Ricoh Co Ltd 画像処理装置
JP2011048679A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Nec Corp ストレージシステム、管理方法及びプログラム

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