JP2005005783A - 蓋装置及びデジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタルカメラ等の携帯機器が蓋を閉じた状態において外観不良を来たす虞がない、防水用パッキングが損傷しにくく長期にわたり良好な防水機能を維持できる、等の利点をもつ蓋装置及びデジタルカメラを提供。
【解決手段】蓋装置30は、筺体11に設けられた被保護部材格納室20の開口部21を防水用パッキング32,22を介して閉鎖可能に設けられた蓋31と、この蓋31を回動自在に軸支する軸支部330と、前記蓋31が前記格納室20の開口部21を含む平面に沿ってスライドしながら当該開口部21に接近して閉鎖し、またはスライドしながら当該開口部21から離反して開放するように、前記軸支部330をガイドするガイド機構34と、を備えたことを主たる特徴としている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばデジタルカメラ等の携帯機器における被保護部材格納室の開口部を、防水用パッキングを介して閉鎖可能な防水型の蓋装置およびこの蓋装置を備えたデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の防水型の蓋装置として、デジタルカメラにおける記録媒体収納室の開口部などの被保護部材を液密に保護するために、上記開口部の近傍に回動自在に軸支された防水用パッキング付きの蓋で、上記開口部を開閉自在に閉鎖可能な如く設けられたものがある(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−88818号公報(段落[0028]、図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図6の(a)は特許文献1に示されている蓋装置の構成を単純化して示した要部の略式断面図である。図示の如く、この蓋装置は、デジタルカメラ筐体101における被保護部材格納室102の開口部を覆うように、内面に防水用パッキング103を装着した蓋104が軸支機構105によって回動自在に軸支されている。この蓋装置によれば、蓋104を閉じたとき、防水用パッキング103が上記格納室102の開口部周辺に密着するため、上記格納室102の内部が液密に保護される。
【0005】
ところでこの種の防水型の蓋装置では、図示の如く蓋104を閉じたとき当該蓋104を回動自在に軸支している軸支機構105が筐体101の外部に露出する。このためデジタルカメラ等の携帯機器の外観が、上記軸支機構105の存在により損なわれるおそれがある。軸支機構105が筺体外に露出することによる外観不良をさけるには、いわゆるスライド・回動式の蓋を用いることが有効である。
【0006】
図6の(b)は、スライド・回動式の蓋の一例である。このスライド・回動式の蓋114を用いれば、蓋114を閉じたとき、軸支機構115が筐体111のスロット116内に入り込み、外部からは見えない状態となる。しかし上記スライド・回動式の蓋114を用いた場合、図6の(c)に示すように、蓋114を格納室112の開口面に沿って矢印方向へスライドさせた際、防水用パッキング113に横方向の外力が加わる。このため防水用パッキング113が損傷を受け易く、防水機能が早期に失われる虞がある。
【0007】
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、下記のような利点を有する防水型の蓋装置およびこの蓋装置を備えたデジタルカメラを提供することにある。
【0008】
(a) デジタルカメラ等の携帯機器が、蓋を閉じた状態において外観不良を来たす虞がない。
【0009】
(b)防水用パッキングが損傷しにくく、長期にわたり良好な防水機能を維持できる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の蓋装置およびこの蓋装置を備えたデジタルカメラは下記のような特徴ある構成を有している。なお下記以外の特徴ある構成については実施形態の中で明らかにする。
【0011】
(1)本発明の蓋装置は、筺体に設けられた被保護部材格納室の開口部を防水用パッキングを介して閉鎖可能に設けられた蓋と、この蓋を回動自在に軸支する軸支部と、前記蓋が前記格納室の開口部を含む平面に沿ってスライドしながら当該開口部に接近して閉鎖し、またはスライドしながら当該開口部から離反して開放するように、前記軸支部をガイドするガイド機構とを備えたことを特徴としている。
【0012】
(2)本発明のデジタルカメラは、前記(1)等に記載の蓋装置を備えたものであることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第一実施形態)
図1は本発明の第一実施形態に係るデジタルカメラの外観を示す斜視図である。図2は上記デジタルカメラにおける蓋装置の構成を示す斜視図である。図3は図2の3−3線矢視断面図である。ただし図3は、蓋が全閉された状態を基準として図示されている。
【0014】
図1〜図3に示すように、このデジタルカメラ10は、前カバー11aと中カバー11bと後カバー11cとが一体的に結合された筺体11を有している。
【0015】
前カバー11aの前面部には、レンズバリア12がガイド溝13に案内されて図中左右方向へスライド可能な如く装着されている。このレンズバリア12は、カメラ非使用時には、前カバー11aの内側に引き込まれた撮影レンズ14の前面を覆うことにより、同撮影レンズ14の保護を行なう。またカメラ使用時には、撮影レンズ14の前面を開放して、同撮影レンズ14の繰り出しを許容し、撮影動作を可能ならしめる。
【0016】
前記中カバー11bの上面部には、撮影開始を指示するレリーズボタン15が設けられている。また前記後カバー11cの背面上部にはファインダ接眼部16が設けられている。
【0017】
筺体11のグリップ部側面、すなわち図中左側面のカバー部内には、記録媒体等を格納するための格納室20が設けられている。この格納室20の開口部21には防水用パッキング22が装着されている。格納室20の内部には記録媒体収納室23や外部機器との接続をはかる為のコネクタ部24,25等の被保護部Xが配置されている。更に後述するロック機構LCの一方の構成要素である係合部26,27が設けられている。
【0018】
第一実施形態では、記録媒体収納室23はカード型のデータ記録媒体(不図示)が装填されるカードスロットであり、コネクタ部24はビデオ信号接続プラグ(不図示)が挿着されるビデオ端子であり、コネクタ部25はUSB接続プラグ(不図示)が挿着されるUBS端子である。
【0019】
かくしてこのデジタルカメラ10は、前記記録媒体収納室23に収納されるデータ記録媒体(不図示)に、撮影画像データを記録し、かつ上記撮影画像データを前記コネクタ部24,25を介して入出力可能となっている。
【0020】
上記格納室20の開口部21は、筺体11の図中左側面のカバー部に設けた蓋装置30によって閉鎖され得るものとなっている。この蓋装置30は、蓋31、この蓋31の内面に取付けたゴム製の防水用パッキング32、上記蓋31を回動可能に軸支する軸支機構33、この軸支機構33をガイドするガイド機構34、等を備えている。
【0021】
蓋31は、防水用パッキング32を介して前記開口部21を液密に閉鎖可能に設けられたものであり、その内面には後述するロック機構LCの他方の構成要素である係合部36,37が設けられている。
【0022】
図4は蓋装置30における軸支機構33およびガイド機構34の構成を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)はガイド機構の上面図である。
【0023】
軸支機構33は、蓋31の一端縁に所定間隔を隔てて平行に配設された一対のアーム331,332を有している。各アーム331,332の先端部には、一対の軸受け部333,334がそれぞれ設けられている。上記軸受け部333,334には、次に述べるガイド機構34に回動自在に組み付けるためのシャフト335が貫挿される。上記一対の軸受け部333,334及びシャフト335は本発明の軸支部330を構成している。
【0024】
ガイド機構34は、コの字形に形成されたフレーム340の平行に対向する一対の支持部片341,342に、ガイド部Gとして貫通溝からなる一対のガイド溝343,344をそれぞれ設けたものとなっている。フレーム340の取付部片345には当該フレーム340を筐体11の内部に例えばビス止め等の取付け手段により取付けるための取付け孔346a,346bが設けられている。
【0025】
ガイド部Gは、前記軸支部330を、当該軸支部330の軸心と交差する方向へ平行移動させ得るものとなっている。そしてこのガイド部Gは、軸支部330が前記格納室20における被保護部材Xの設置面Fに沿って移動するのに伴って、当該設置面Fからの距離が、所定の変化率(傾斜角θ)で変化するように案内する。
【0026】
図3に説明を戻す。前記ガイド部Gは、その一端に第一ポジションP1を有し、その他端に第二ポジションP2を有している。第一ポジションP1は、前記軸支部330を前記格納室20の開口部21より内方の隠れた箇所で保持し、前記蓋31を全閉可能となす。換言すれば、軸支部330が第一ポジションP1で保持されることにより、蓋31は31Aの状態となり、開口部21を全閉することが可能となる。また第二ポジションP2は、前記軸支部330を前記格納室20の開口部21に近い箇所で保持し、前記蓋31を全開可能となす。換言すれば、軸支部330が第二ポジションP2で保持されることにより、蓋31は31Bの状態から31Cの状態へ回動して開口部21を全開することが可能となる。
【0027】
このように、本実施形態の蓋装置30は、軸支部330がガイド部Gにより案内されて第一ポジションP1側へ移動すると、前記蓋31は前記格納室20の開口部21を含む平面に沿ってスライドしながら当該開口部21に接近し、31Aの状態となって上記開口部21を液密に閉鎖する。また軸支部330がガイド部Gにより案内されて第二ポジションP2側へ移動すると、前記蓋31はスライドしながら当該開口部21から離反し、31Bの状態となって上記開口部21を開放可能とする。
【0028】
前記蓋31の内面に設けられた蓋側係合部36,37と、前記被保護部材の設置面Fに設けられた筺体側係合部26,27とは、蓋31のスライド動作に伴って係合又は離脱し、蓋31のロック,アンロックを行なう。すなわち蓋側係合部36,37と筺体側係合部26,27とは、本発明のロック機構LCを構成している。
【0029】
このロック機構LCは、前記軸支部330が前記第二ポジションP2から前記第一ポジションP1へ、図3の矢印Lで示す方向へ移動するときの前記蓋31のスライド動作に伴って、当該蓋31を開放不能な状態にロックする。また前記軸支部330が前記第一ポジションP1から前記第二ポジションP2へ、図3の矢印Uで示す方向へ移動するときの前記蓋31のスライド動作に伴って、当該蓋31を開放可能な状態にアンロックする。
【0030】
次に上記の如く構成された蓋装置30の動作を図3などを参照して説明する。
【0031】
(i)蓋31の開動作
図3において31Aの状態すなわち全閉状態となっている蓋31を開くときは、蓋31を矢印Uで示す方向へスライド操作する。そうすると軸支部330がガイド部Gにより案内されて、第一ポジションP1から第二ポジションP2へ移動する。これに伴って前記蓋31は開口部21を含む平面に沿ってスライドしながら当該開口部21から離反し、31Bの状態となる。このとき防水用パッキング32は防水用パッキング22から斜め方向へ乖離するため、防水用パッキング22,32のいずれにも、従来のように真横方向へ力が加わるおそれはない。上記蓋31のスライド動作に伴って、蓋側係合部36,37が筺体側係合部26,27から離脱する。このため蓋31はアンロック状態となる。この結果、蓋31は開口部21を開放可能な待機状態となる。そこで蓋31を開放操作すると、蓋31は第二ポジションP2に保持されている軸支部330を中心に回動し、31Cの状態となって全開する。
【0032】
(ii)蓋31の閉動作
図3において31Cの状態すなわち全開状態となっている蓋31を閉じるときは、蓋31を開口部21の方向へ回動操作する。そうすると、蓋31は第二ポジションP2に保持されている軸支部330を中心に回動し、31Bの状態となる。つまり蓋31は開口部21を閉鎖可能な待機状態となる。そこで蓋31を矢印L方向へ移動操作すると、軸支部330がガイド部Gにより案内されて、第二ポジションP2から第一ポジションP1へ移動する。これに伴って前記蓋31は開口部21を含む平面に沿ってスライドしながら当該開口部21に接近し、31Aの状態となる。このとき防水用パッキング32は防水用パッキング22に対し斜め方向から接近するため、防水用パッキング22,32のいずれにも、従来のように真横方向へ大きな力が加わるおそれはない。上記蓋31のスライド動作に伴って、蓋側係合部36,37が筺体側係合部26,27に係合し、蓋31はロック状態となる。かくして蓋31は、開口部21を液密に閉鎖した状態を安定に保たれる。
【0033】
(第二実施形態)
図5の(a)は本発明の第二実施形態に係る蓋装置40の構成を示す要部の略式断面図である。本実施形態が第一実施形態と異なる点は、蓋側にだけ防水用パッキング42が装着された蓋装置40へ本発明を適用した点である。本実施形態においても第一実施形態と略同様の作用効果を奏し得る。上記の点以外は第一実施形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
【0034】
(第三実施形態)
図5の(b)は本発明の第三実施形態に係る蓋装置50の構成を示す要部の略式断面図である。本実施形態が第一実施形態と異なる点は、筐体側にだけ防水用パッキング52が装着された蓋装置50へ本発明を適用した点である。本実施形態においても第一実施形態と略同様の作用効果を奏し得る。上記の点以外は第一実施形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
【0035】
(第四実施形態)
図5の(c)は本発明の第四実施形態に係る蓋装置60におけるガイド機構64の構成を示す要部上面図である。本実施形態が第一実施形態と異なる点は、ガイド部Gの形状が、曲線Cで示すように略円弧状に形成されている点である。すなわちこのガイド部Gは、第一ポジションP1から第二ポジションP2へ近づくにつれ、被保護部材Xの設置面Fからの距離が、最初急峻でその後次第に緩やかな曲線を描くように形成されている点である。このような形状のガイド部Gを用いると、蓋61が開口部に対し第一実施形態の場合よりも更に垂直方向から接離するものとなる。このため蓋61のスライド動作による防水用パッキングへの悪影響がより少ないものとなる。
【0036】
(実施形態における特徴点)
[1]実施形態に示された蓋装置30は、
筺体11に設けられた被保護部材格納室20の開口部21を防水用パッキング32,22を介して閉鎖可能に設けられた蓋31と、
この蓋31を回動自在に軸支する軸支部330と、
前記蓋31が前記格納室20の開口部21を含む平面に沿ってスライドしながら当該開口部21に接近して閉鎖し、またはスライドしながら当該開口部21から離反して開放するように、前記軸支部330をガイドするガイド機構34と、
を備えたことを特徴としている。
【0037】
上記蓋装置30においては、蓋31をスライドさせた際、蓋31は開口部21に対し接近又は離反しながらスライド動作するので、防水用パッキング22,32等に横方向の力が殆ど加わらない。このため防水用パッキング22,32が損傷しにくく、長期にわたり良好な防水機能を維持できる。
【0038】
[2]実施形態に示された蓋装置30は、前記[1]に記載の蓋装置であって、前記ガイド機構34は、前記軸支部330を当該軸支部330の軸心と交差する方向へ平行移動させるものであって、上記軸支部330が前記格納室20における被保護部材Xの設置面Fに沿って移動するのに伴って当該設置面Fからの距離が所定の変化率で変化するように案内するガイド部Gを備えたことを特徴としている。
【0039】
上記蓋装置30においては、蓋31の軸支部330が、ガイド部Gによって、設置面Fに沿って移動するのに伴って当該設置面Fからの距離が所定の変化率で変化するようにガイドされる。このため蓋31は、開口部21に対し、所定の度合いで接近し又は所定の度合いで離反しながらスライド動作するものとなる。
【0040】
[3]実施形態に示された蓋装置30は、前記[2]に記載の蓋装置であって、前記ガイド部Gは、一端に、前記軸支部330を前記格納室20の開口部21より内方の隠れた箇所で保持し、前記蓋31を全閉可能とする第一ポジションP1を有し、他端に、前記軸支部330を前記格納室20の開口部21に近い箇所で保持し、前記蓋31を全開可能とする第二ポジションP2を有することを特徴としている。
【0041】
上記蓋装置30においては、蓋31が閉じられるとき、軸支部330は第一ポジションP1で保持される。従って蓋31は全閉可能となる。このとき軸支部330は筐体11の内部に隠れた状態となる。したがってデジタルカメラ等の携帯機器が、蓋31を閉じた状態において軸支部330の外部露出による外観不良を来たす虞がない。また蓋31が開かれるとき、軸支部330は第二ポジションP2で保持される。従って蓋31は全開可能となる。
【0042】
[4]実施形態に示された蓋装置30は、前記[1]又は[2]又は[3]に記載の蓋装置であって、
前記軸支部330が前記第二ポジションP2から前記第一ポジションP1へ移動するときの前記蓋31のスライド動作に伴って当該蓋31を開放不能な状態にロックし、
前記軸支部330が前記第一ポジションP1から前記第二ポジションP2へ移動するときの前記蓋31のスライド動作に伴って当該蓋31を開放可能な状態にアンロックするロック機構LCを備えたことを特徴としている。
【0043】
上記蓋装置30においては、蓋31の開閉操作の一過程であるスライド操作が行なわれることによって、ロックおよびアンロックが行なわれる。このため蓋31の開閉操作とは別にロック操作やアンロック操作を格別に行なう必要がなく、操作が簡便である。
【0044】
[5]実施形態に示された蓋装置30は、前記[4]に記載の蓋装置であって、
前記ロック機構LCは、前記蓋31の内面に設けられた蓋側係合部36,37と、前記被保護部材の設置面Fに設けられた筺体側係合部26,27とを係合離脱させる機構であることを特徴としている。
【0045】
上記蓋装置30においては、蓋側係合部36,37および筺体側係合部26,27は、蓋が閉じられた状態では外部から一切見えない。このため外観不良を招かない。
【0046】
[6]実施形態に示された蓋装置30は、前記前記[1]ないし[5]のいずれか一つに記載の蓋装置であって、
前記蓋31は、デジタルカメラ筺体11における記録媒体収納室23の開口部を含む被保護部材Xを保護するための蓋であることを特徴としている。
【0047】
[7]実施形態に示されたデジタルカメラは、
前記[1]ないし[6]のいずれか一つに記載の蓋装置30を備えたものであることを特徴としている。
【0048】
(変形例)
実施形態に示された蓋装置は、下記の変形例を含んでいる。
【0049】
・ガイド溝343,344を有底のガイド溝としたもの。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、下記のような作用効果を奏する防水型の蓋装置及びこの蓋装置を備えたデジタルカメラを提供できる。
【0051】
(a) 蓋を閉じたとき、軸支機構が筐体内部に隠れた状態となる。したがってデジタルカメラ等の携帯機器が、蓋を閉じた状態において外観不良を来たす虞がない。
【0052】
(b)蓋をスライドさせた際、防水用パッキングに横方向の力が殆ど加わらない。このため防水用パッキングが損傷しにくく、長期にわたり良好な防水機能を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係るデジタルカメラの外観を示す斜視図。
【図2】本発明の第一実施形態に係る蓋装置の構成を示す斜視図。
【図3】本発明の第一実施形態に係る蓋装置の構成を示す断面図。
【図4】本発明の第一実施形態に係る蓋装置における軸支機構及びガイド機構の構成を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)はガイド機構の上面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す図で、(a)は第二実施形態に係る蓋装置の構成を示す要部略式断面図、(b)は第三実施形態に係る蓋装置の構成を示すの要部略式断面図、(c)は第四実施形態に係るガイド機構の構成を示す要部上面図。
【図6】(a)(b)(c)は従来の蓋装置の問題点を説明する為の要部略式断面図。
【符号の説明】
11 筺体
20 格納室
21 開口部
22 防水用パッキング
23 記録媒体収納室
24,25 コネクタ部
26,27 係合部
30 蓋装置
31 蓋
32 防水用パッキング
33 軸支機構
330(331〜335) 軸支部
34 ガイド機構
36,37 係合部
G(343,344) ガイド部
P1 第一ポジション
P2 第二ポジション
LC ロック機構

Claims (7)

  1. 筺体に設けられた被保護部材格納室の開口部を防水用パッキングを介して閉鎖可能に設けられた蓋と、
    この蓋を回動自在に軸支する軸支部と、
    前記蓋が前記格納室の開口部を含む平面に沿ってスライドしながら当該開口部に接近して閉鎖し、またはスライドしながら当該開口部から離反して開放するように、前記軸支部をガイドするガイド機構と、
    を備えたことを特徴とする蓋装置。
  2. 前記ガイド機構は、前記軸支部を当該軸支部の軸心と交差する方向へ平行移動させるものであって、上記軸支部が前記格納室における被保護部材の設置面に沿って移動するのに伴って当該設置面からの距離が所定の変化率で変化するように案内するガイド部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の蓋装置。
  3. 前記ガイド部は、一端に、前記軸支部を前記格納室の開口部より内方の隠れた箇所で保持し、前記蓋を全閉可能とする第一ポジションを有し、他端に、前記軸支部を前記格納室の開口部に近い箇所で保持し、前記蓋を全開可能とする第二ポジションを有することを特徴とする請求項2に記載の蓋装置。
  4. 前記軸支部が前記第二ポジションから前記第一ポジションへ移動するときの前記蓋のスライド動作に伴って当該蓋を開放不能な状態にロックし、
    前記軸支部が前記第一ポジションから前記第二ポジションへ移動するときの前記蓋のスライド動作に伴って当該蓋を開放可能な状態にアンロックするロック機構を備えたことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の蓋装置。
  5. 前記ロック機構は、前記蓋の内面に設けられた蓋側係合部と、前記被保護部材の設置面に設けられた筺体側係合部とを係合離脱させる機構であることを特徴とする請求項4に記載の蓋装置。
  6. 前記蓋は、デジタルカメラ筺体における記録媒体収納室の開口部を含む被保護部材を保護するための蓋であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載の蓋装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一つに記載の蓋装置を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
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