JP2005004600A - 情報処理装置、設定温度補正方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、設定温度補正方法、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】温度制御処理を実行させる設定温度を情報処理装置の特性に応じて調整できる情報処理装置を提供する。
【解決手段】本発明の情報処理装置は、中央処理装置と、設定温度に対応づけて中央処理装置の温度を低下させるために実行する温度制御処理を格納する温度制御情報格納部と、中央処理装置における測定位置の測定温度を測定する温度測定部と、中央処理装置における検出位置が検出温度に達したことを検出する温度検出部と、温度検出部が検出温度を検出したときに温度測定部が測定した測定温度と検出温度との差であるオフセットを算出するオフセット算出部と、オフセットに基づいて温度制御情報格納部が格納する設定温度の補正値を算出する設定温度補正部と、温度測定部が測定した測定温度が設定温度の補正値に達した場合に、設定温度に対応づけて温度制御情報格納部が格納する温度制御処理を実行する温度制御実行部とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置、設定温度補正方法、プログラム、及び記録媒体に関する。特に本発明は、温度を測定し、測定した温度に基づいて温度制御処理を実行する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の情報処理装置において、中央処理装置の負荷の変動等に伴う温度の変化に従って、ファンを回す、パフォーマンスを下げる、強制的にシャットダウンを起こす等の温度制御処理が行われている。しかし、情報処理装置において、中央処理装置の内部等の温度を測定したい位置と、中央処理装置の外部等の温度を測定できる位置が異なるため、この2つの位置の温度差を考慮して、測定できる位置の温度から測定したい位置の温度を算出し、温度制御処理の実行を制御するための設定温度を決定している。そして、測定できる位置の温度を設定温度と比較することにより、温度制御処理を行っている。
【0003】
現時点で先行技術文献の存在を認識していないので、先行技術文献に関する記載を省略する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来では、製品の開発過程において、同一機種の情報処理装置の一部の情報処理装置について上述した2つの位置の温度差を実際に測定し、同一機種の情報処理装置のすべてに同一の温度差から決定された設定温度を設定している。この場合、情報処理装置間で温度差に個体差があると、すべての情報処理装置が所定の温度を超えないようにするため、実際に測定した温度差のなかで最も大きい温度差を用いて、すべての情報処理装置に設定温度を設定しなければならない。そのため、2つの位置の温度差が小さい情報処理装置では、測定したい位置の実際の温度が温度制御処理を行うべき温度に達する前に、ファンが回る、パフォーマンスが下がる、強制的にシャットダウンが起きる等の温度制御処理が行われ、ユーザの使用環境を悪化させてしまう。また、従来、情報処理装置を客先に導入した後にこのような問題が生じた場合に、温度制御処理の設定温度を変更する手段がなく、問題を解決することができなかった。
【0005】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる情報処理装置、設定温度補正方法、プログラム、及び記録媒体を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態によると、温度を測定し、測定した温度に基づいて温度制御処理を実行する情報処理装置であって、動作することにより発熱するデバイスと、予め設定された温度である設定温度に対応づけて、デバイスの温度を低下させるために実行する温度制御処理を格納する温度制御情報格納部と、デバイスにおける測定位置の温度である測定温度を測定する温度測定部と、デバイスにおける検出位置が予め定められた温度である第1検出温度に達したことを検出する温度検出部と、温度検出部が第1検出温度を検出したときに温度測定部が測定した測定温度と第1検出温度との差である第1オフセットを算出するオフセット算出部と、オフセット算出部が算出した第1オフセットに基づいて、温度制御情報格納部が格納する設定温度の補正値を算出する設定温度補正部と、温度測定部が測定した測定温度が設定温度の補正値に達した場合に、設定温度に対応づけて温度制御情報格納部が格納する温度制御処理を実行する温度制御実行部とを備える。
【0007】
また、本発明の第2の形態によると、予め設定された温度である設定温度に対応づけて、デバイスの温度を低下させるために実行する温度制御処理を格納する情報処理装置において、設定温度を補正する設定温度補正方法であって、デバイスにおける検出位置が予め定められた温度である第1検出温度に達したことを検出する温度検出段階と、温度検出段階において第1検出温度が検出されたときに、デバイスにおける測定位置の温度である測定温度を測定する温度測定段階と、温度測定段階において測定された測定温度と第1検出温度との差である第1オフセットを算出するオフセット算出段階と、オフセット算出段階において算出された第1オフセットに基づいて、情報処理装置が格納する設定温度の補正値を算出する設定温度補正段階とを備える。
【0008】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置100の機能構成の一例を示す。情報処理装置100は、ファンの回転速度等の温度制御処理を温度に対応づけて記憶するサーマルテーブルを用いて、情報処理装置100が備えるデバイスの温度に応じてデバイスの温度を調整する温度制御処理を実行し、デバイスの温度を予め定められた温度の範囲内に維持する。本実施形態の情報処理装置100では、情報処理装置100毎の特性に合ったサーマルテーブルを生成し、情報処理装置100の個体差に応じて適切な温度制御処理を行うことを目的とする。
【0011】
なお、本実施形態においては、本発明に係るデバイスの一例として、命令を実行する中央処理装置102を用いて説明するが、本発明に係るデバイスは、中央処理装置102に限られるものではなく、RAMやROM等のメモリLSI、入出力コントローラやグラフィックコントローラ等の制御LSIであってもよい。
【0012】
情報処理装置100は、動作することにより発熱する中央処理装置102と、設定温度に対応づけて温度制御処理を格納する温度制御情報格納部103と、中央処理装置102における測定位置の温度である測定温度を測定する温度測定部104と、中央処理装置102における検出位置が予め定められた温度である検出温度に達したことを検出する温度検出部106と、測定温度と検出温度との差であるオフセットを算出するオフセット算出部108と、オフセットに基づいて設定温度の補正値を算出する設定温度補正部110と、設定温度の補正値に対応づけて温度制御処理を格納する温度補正値格納部112と、温度制御処理を実行する温度制御実行部114と、温度制御実行部114が温度制御処理を実行する回数を計数する実行回数計数部116とを備える。
【0013】
温度測定部104は、中央処理装置102のLSIの外部、又は中央処理装置102のLSIの内部の周辺部の測定位置の測定温度を測定する。温度測定部104は、例えばサーマルダイオード又は熱電対であり、情報処理装置100の製造工程において中央処理装置102の外部から中央処理装置102の温度を測定できる位置である測定位置に取り付けられる。また、温度検出部106は、中央処理装置102のLSIの内部の中心部の検出位置の検出温度を検出する。温度検出部106は、中央処理装置102の製造段階において中央処理装置102の内部の設定温度の検知できる位置である検出位置に取り付けられた温度センサから、検出位置の温度が検出温度に達したことを示す通知を受ける。
【0014】
オフセット算出部108は、温度検出部106が検出温度を検出したときに温度測定部104が測定した測定温度と検出温度との差であるオフセットを算出する。即ち、オフセット算出部108は、中央処理装置102の内部中心部の温度と、外部又は内部の周辺部の温度との温度差を算出する。設定温度補正部110は、オフセット算出部108が算出したオフセットに基づいて、温度制御情報格納部103が格納する設定温度の補正値を算出する。
【0015】
温度制御情報格納部103は、情報処理装置100の設計段階において予め定められた温度である設定温度に対応づけて、中央処理装置102の温度を低下させるために実行する温度制御処理を格納する。即ち、温度制御情報格納部103は、設定温度に対応づけて、中央処理装置102における検出位置の温度が設定温度に達した場合に実行すべき温度制御処理を格納する。
【0016】
温度補正値格納部112は、設定温度補正部110が補正した設定温度の補正値に対応づけて、温度制御情報格納部103が当該設定温度に対応づけて格納する温度制御処理を格納する。即ち、温度補正値格納部112は、設定温度の補正値に対応づけて、中央処理装置102における測定位置の温度が設定温度の補正値に達した場合に実行すべき温度制御処理を格納する。
【0017】
温度制御実行部114は、温度測定部104が測定する測定温度を監視する。そして、温度制御実行部114は、温度測定部104が測定した測定温度が、温度補正値格納部112が格納する設定温度の補正値に達した場合に、当該設定温度の補正値に対応づけて温度補正値格納部112が格納する温度制御処理を実行する。そして、温度制御実行部114は、中央処理装置102の温度を低下させる。温度制御実行部114は、例えばファンであり、温度測定部104が測定した測定温度に基づいて中央処理装置102に対して送風する。また、温度制御実行部114は、温度測定部104が測定した測定温度に基づいて中央処理装置102の動作速度の制御してもよいし、中央処理装置102の動作の停止を制御してもよい。
【0018】
このように、温度制御処理を実行させる設定温度を情報処理装置100や中央処理装置102の特性に応じて調整できるので、情報処理装置100毎に適切な設定温度を設定することができる。そのため、情報処理装置100の個体差に影響されることなく、適切な温度制御処理を実行することができ、無駄な温度制御処理を防ぐことができる。
【0019】
また、実行回数計数部116は、温度測定部104が測定した測定温度が設定温度補正部110によって算出された設定温度の補正値に達することによって、温度制御実行部114が温度制御処理を実行する回数を計数する。そして、実行回数計数部116は、単位時間当りの予め定められた回数を保持しており、情報処理装置100の通常の動作中において、計数した回数が予め定められた回数を超えた場合に、オフセット算出部108に通知する。オフセット算出部108は、実行回数計数部116から通知を受けた場合、温度検出部106が検出温度を新たに検出したときに温度測定部104が測定した測定温度と検出温度とのオフセットを新たに算出する。設定温度補正部110は、オフセット算出部108が新たに算出したオフセットに基づいて、温度制御情報格納部103が格納する設定温度の補正値を再度算出し、温度補正値格納部112が格納する設定温度の補正値を更新する。なお、他に例においては、例えば1月毎等、定期的にオフセットを算出し、設定温度の補正値を算出して更新してもよい。
【0020】
このように、中央処理装置102の動作状況の変化や情報処理装置100の環境の変化等により温度制御処理が効率的に実行されていないと判断される場合であっても、適切に設定温度を更新して、無駄な温度制御処理を抑制することができる。
【0021】
図2(a)は、本実施形態に係る温度制御情報格納部103が格納する温度制御情報の一例を示す。図2(b)は、本実施形態に係る温度補正値格納部112が格納する補正温度制御情報の一例を示す。
【0022】
図2(a)及び(b)に示すように、温度制御情報格納部103は、複数の異なる設定温度のそれぞれに対応づけて、複数の異なる温度制御処理を格納する。例えば、温度制御情報格納部103及び温度補正値格納部112は、オペレーションシステムを強制的に終了(Shutdown)させる設定温度、中央処理装置102の周波数を低減させる設定温度、ファンの回転速度を高速(Fan Hi)にする設定温度、ファンの回転速度を低速(Fan Low)にする設定温度を格納する。さらに、温度制御情報格納部103は、温度制御処理に対応づけて、検出位置の温度が下がることにより設定温度に達した場合に温度制御処理を実行する設定温度、及び検出位置の温度が上がることにより設定温度に達した場合に温度制御処理を実行する設定温度を格納する。
【0023】
また、図2(b)に示すように、温度補正値格納部112は、温度制御情報格納部103と同様に、複数の異なる設定温度の補正値のそれぞれに対応づけて、複数の異なる温度制御処理を格納する。さらに、温度補正値格納部112は、温度制御処理に対応づけて、温度測定部104が測定する測定温度が下がることにより設定温度に達した場合に温度制御処理を実行する設定温度、及び測定温度が上がることにより設定温度に達した場合に温度制御処理を実行する設定温度を格納する。例えば、温度制御実行部114は、ファンの回転速度が高速であるときに、測定温度が上がることにより94℃に達した場合には、中央処理装置102の周波数を低減させ、ファンの回転速度が高速であるときに、測定温度が下がることにより80℃に達した場合には、ファンの回転速度を高速から低速に切り換える。
【0024】
図2(a)及び(b)に示すように、設定温度補正部110は、温度制御情報格納部103が格納する複数の設定温度のそれぞれから、オフセット算出部108が算出したオフセットを差し引くことにより、温度補正値格納部112が格納する設定温度の補正値を算出する。図2(a)及び(b)では、温度測定部104が測定した測定温度と検出温度とのオフセットが23℃である場合を示しており、温度補正値格納部112は、温度制御情報格納部103が格納する複数の設定温度のそれぞれから23℃差し引いた温度を設定温度の補正値として格納する。
【0025】
また他の例においては、設定温度補正部110は、複数の設定温度のそれぞれから、オフセット算出部108が算出したオフセットの割合を割り引くことにより、設定温度の補正値を算出してもよい。例えば、設定温度補正部110は、検出温度が100℃で測定温度が77℃である場合、複数の設定温度のそれぞれから23%割引くことにより設定温度の補正値を算出してもよい。この場合、華氏温度における割合を割り引いてもよいし、摂氏温度における割合を割り引いてもよい。
【0026】
図3は、本実施形態に係る設定温度補正部110による設定温度の補正値の算出方法の他の例を示す。図2で説明した設定温度の補正値の算出方法では、複数の設定温度のそれぞれから一律にオフセットを差し引いて複数の設定温度の補正値を算出したが、複数の検出温度のそれぞれにおける複数のオフセットから、他の検出温度におけるオフセットを予測して、複数の設定温度の補正値を算出してもよい。
【0027】
本例において、温度検出部106は、中央処理装置102における検出位置が第1検出温度Aに達したことを検出し、さらに第1検出温度Aより低い第2検出温度Bに達したことを検出する。そして、オフセット算出部108は、温度検出部106が第1検出温度Aを検出したときに温度測定部104が測定した測定温度と第1検出温度との差である第1オフセットAoffsetを算出する。また、オフセット算出部108は、温度検出部106が第2検出温度Bを検出したときに温度測定部104が測定した測定温度と第2検出温度との差である第2オフセットBoffsetを算出する。
【0028】
そして、オフセット算出部108は、第1オフセットAoffset及び第2オフセットBoffsetに基づいて、中央処理装置102の検出位置の温度が第1検出温度A又は第2検出温度B以外の温度C、C’、及びC’’等であるときの、検出位置の温度と測定位置の温度との差である第3オフセットCoffset、C’offset、及びC’’offset等を算出する。即ち、オフセット算出部108は、第1検出温度A及び第2検出温度B、並びに第1オフセットAoffset及び第2オフセットBoffsetに基づいて、検出位置の温度とオフセットとの関係を求めて、第3オフセットCoffset、C’offset、及びC’’offset等を算出する。そして、設定温度補正部110は、オフセット算出部108が算出した第3オフセットCoffset、C’offset、及びC’’offset等に基づいて、温度制御情報格納部103が格納する複数の設定温度の補正値を算出する。
【0029】
このように、温度検出部106によって検出した複数の検出温度と、複数の検出温度においてオフセット算出部108が算出した複数のオフセットから、検出位置の温度と測定位置の温度と関係を求めることができる。そして、この関係に基づいて、中央処理装置102の検出位置の温度を検出できない範囲におけるオフセットを予測することができる。そのため、設定温度補正部110は、温度制御情報格納部103が格納する複数の設定温度のそれぞれの補正値を精度よく算出することができる。
【0030】
図4は、本実施形態に係る情報処理装置100による設定温度補正方法の一例を示す。情報処理装置100の動作中に、予め用意された設定温度補正用のプログラムがユーザによって実行されることにより、本実施形態に係る設定温度補正を開始する。まず、温度制御実行部114は、中央処理装置102の温度を低下させるための温度制御処理、例えばファンによる送風を停止する(S100)。そして、中央処理装置102に浮動小数点演算等の負荷の高い命令を実行させることによって、中央処理装置102を加熱する(S102)。温度検出部106は、加熱された中央処理装置102の検出位置の温度を監視し(S104)、検出位置が検出温度、例えば100℃に達したことを検出する(S106)。温度測定部104は、温度検出部106によって検出温度が検出されたときに、中央処理装置102の測定位置の測定温度を測定する(S108)。そして、オフセット算出部108は、温度測定部104が測定した測定温度と検出温度との差であるオフセットを算出する(S110)。そして、オフセット算出部108は、図5に示すROM220等の不揮発性メモリに、算出したオフセットを格納する(S112)。
【0031】
次に、設定温度補正部110は、情報処理装置100が起動する際に不揮発性メモリからオフセットを読み出す(S114)。そして、設定温度補正部110は、不揮発性メモリから読み出したオフセットに基づいて、温度制御情報格納部103が格納する設定温度の補正値を算出する(S116)。そして、温度補正値格納部112は、設定温度補正部110が算出した設定温度の補正値を格納する(S118)。なお、S104〜S112は、図5に示す中央処理装置102及びエンベデッドコントローラ224により実行され、S114〜S118は、図5に示すROM220が格納するBIOSによるPOST(Power OnSelf Test)において実行される。
【0032】
以上の設定温度補正方法により、温度補正値格納部112が格納する設定温度の補正値が設定又は更新され、以後、温度制御実行部114は、温度補正値格納部112が格納する補正温度制御情報に基づいて温度制御処理を行う。
【0033】
図5は、本実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す。情報処理装置100は、ホストコントローラ202により相互に接続される中央処理装置102、RAM206、グラフィックコントローラ208、及び表示装置210を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ212によりホストコントローラ202に接続される通信インターフェイス214、ハードディスクドライブ216、及びCD−ROMドライブ218を有する入出力部と、入出力コントローラ212に接続されるROM220、フレキシブルディスクドライブ222、入出力チップ223、及びエンベデッドコントローラ224を有するレガシー入出力部と、エンベデッドコントローラ224に接続されるキーボード226とを備える。
【0034】
ホストコントローラ202は、高い転送レートでRAM206をアクセスする中央処理装置102及びグラフィックコントローラ208をRAM206と接続する。中央処理装置102は、RAM206及びROM220に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。また、中央処理装置102は、アプリケーションプログラムの動作を管理するオペレーティングシステム等の機能を実現させる。また、グラフィックコントローラ208は、中央処理装置102がRAM206内に設けたフレームバッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置210上に表示させる。
【0035】
入出力コントローラ212は、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス214、ハードディスクドライブ216、及びCD−ROMドライブ218をホストコントローラ202と接続する。通信インターフェイス214は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブ216は、情報処理装置100が使用するプログラム及びデータを格納する。CD−ROMドライブ218は、CD−ROM228からプログラム又はデータを読み取り、RAM206を介して中央処理装置102に提供する。
【0036】
また、入出力コントローラ212には、ROM220と、エンベデッドコントローラ224と、フレキシブルディスクドライブ222等の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM220は、情報処理装置100の起動時に中央処理装置102が実行するブートプログラム(BIOS)や、エンベデッドコントローラ224等のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスクドライブ222は、フレキシブルディスク230からプログラム又はデータを読み取り、RAM206を介して中央処理装置102に提供する。
【0037】
エンベデッドコントローラ224には、キーボード226等の入出力装置が接続され、入出力チップ223には、フレキシブルディスクドライブ222等の入出力装置が接続される。エンベデッドコントローラ224は、オペレーティングシステムの機能を用いずに動作し、例えばROM220等の不揮発性メモリに格納されたファームウェア等のプログラムにより動作する。
【0038】
中央処理装置102又はエンベデッドコントローラ224の動作を実現するプログラムは、温度制御情報格納モジュール、温度測定モジュール、温度検出モジュール、オフセット算出モジュール、設定温度補正モジュール、温度補正値格納モジュール、温度制御実行モジュール、及び実行回数計数モジュールを備える。これらのモジュールは、中央処理装置102又はエンベデッドコントローラ224を、図1に示す温度制御情報格納部103、温度測定部104、温度検出部106、オフセット算出部108、設定温度補正部110、温度補正値格納部112、温度制御実行部114、実行回数計数部116として機能させるプログラムである。
【0039】
中央処理装置102又はエンベデッドコントローラ224の動作を実現するプログラム等の情報処理装置100に提供されるプログラムは、CD−ROM228、フレキシブルディスク230、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。このプログラムは、記録媒体から読み出され、ROM220にインストールされて実行される。
【0040】
以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、CD−ROM228、フレキシブルディスク230の他に、DVDやPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いてもよい。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムを情報処理装置100に提供してもよい。
【0041】
本実施形態の情報処理装置100によれば、情報処理装置100や中央処理装置102の特性に応じた温度制御処理のための設定温度を簡単に設定又は更新することができる。そのため、情報処理装置100間でオフセットに個体差がある場合であっても、オフセットが大きい情報処理装置100において許容温度を超えないようにすることができるとともに、オフセットが小さい情報処理装置100において、ファンが回る、パフォーマンスが下がる、強制的にシャットダウンが起きる等の温度制御処理が無駄に行われることを防ぐことができる。また、本実施形態に係る設定温度補正方法によれば、正確なTDP(Thermal Design Point)測定を可能とし、また工場において出荷前の製品のサーマルテーブルを適切に設定することができるほか、BIOSのアップデート等の簡単な作業で出荷後の製品のサーマルテーブルを容易に再設定することができる。
【0042】
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0043】
以上で説明した実施形態によると、以下の各項目に示す情報処理装置、設定温度補正方法、プログラム、及び記録媒体が実現される。
【0044】
(項目1) 温度を測定し、測定した温度に基づいて温度制御処理を実行する情報処理装置であって、動作することにより発熱するデバイスと、予め設定された温度である設定温度に対応づけて、前記デバイスの温度を低下させるために実行する温度制御処理を格納する温度制御情報格納部と、前記デバイスにおける測定位置の温度である測定温度を測定する温度測定部と、前記デバイスにおける検出位置が予め定められた温度である第1検出温度に達したことを検出する温度検出部と、前記温度検出部が前記第1検出温度を検出したときに前記温度測定部が測定した前記測定温度と前記第1検出温度との差である第1オフセットを算出するオフセット算出部と、前記オフセット算出部が算出した前記第1オフセットに基づいて、前記温度制御情報格納部が格納する前記設定温度の補正値を算出する設定温度補正部と、前記温度測定部が測定した前記測定温度が前記設定温度の前記補正値に達した場合に、前記設定温度に対応づけて前記温度制御情報格納部が格納する前記温度制御処理を実行する温度制御実行部とを備える情報処理装置。
【0045】
(項目2) 前記デバイスは、中央処理装置であり、前記温度測定部は、前記中央処理装置のLSIの外部、又は前記中央処理装置のLSIの内部の周辺部の前記測定位置の温度を測定し、前記温度検出部は、前記中央処理装置のLSIの内部の中心部の前記検出位置の温度を検出する項目1に記載の情報処理装置。
【0046】
(項目3) 前記設定温度補正部は、前記温度制御情報格納部が格納する前記設定温度から前記第1オフセットを差し引くことにより、前記温度制御情報格納部が格納する前記設定温度の前記補正値を算出する項目2に記載の情報処理装置。
【0047】
(項目4) 前記温度制御情報格納部は、複数の異なる前記設定温度にそれぞれ対応づけて、複数の異なる前記温度制御処理を格納し、前記設定温度補正部は、前記複数の設定温度のそれぞれから前記第1オフセットを差し引くことにより、前記温度制御情報格納部が格納する前記複数の設定温度の前記補正値を算出する項目3に記載の情報処理装置。
【0048】
(項目5) 前記温度測定部が測定した前記測定温度が、前記設定温度補正部によって算出された前記設定温度の前記補正値に達することによって、前記温度制御処理実行部が前記温度制御処理を実行する回数を計数する実行回数計数部をさらに備え、当該情報処理装置の動作中において、前記実行回数計数部が単位時間当りに計数する回数が予め定められた回数を越えた場合に、前記オフセット算出部は、前記温度検出部が前記第1検出温度を新たに検出したときに前記温度測定部が測定した前記測定温度と前記第1検出温度との第1オフセットを新たに算出し、前記設定温度補正部は、前記オフセット算出部が新たに算出した前記第1オフセットに基づいて、前記温度制御情報格納部が格納する前記設定温度の前記補正値を再度算出する項目1に記載の情報処理装置。
【0049】
(項目6) 前記温度制御情報格納部は、複数の異なる前記設定温度にそれぞれ対応づけて、複数の異なる前記温度制御処理を格納し、前記温度検出部は、前記デバイスにおける検出位置が前記第1検出温度より低い、予め定められた温度である第2検出温度に達したことをさらに検出し、前記オフセット算出部は、前記温度検出部が前記第2検出温度を検出したときに前記温度測定部が測定した前記測定温度と前記第2検出温度との差である第2オフセットをさらに算出し、前記第1オフセット及び前記第2オフセットに基づいて、前記検出位置が前記第1検出温度又は前記第2検出温度以外の温度であるときの、前記検出位置の温度と前記測定位置の温度との差である第3オフセットを算出し、前記設定温度補正部は、前記オフセット算出部が算出した前記第3オフセットに基づいて、前記温度制御情報格納部が格納する前記複数の設定温度の前記補正値を算出する項目1に記載の情報処理装置。
【0050】
(項目7) 前記オフセット算出部は、算出した前記第1オフセットを不揮発性メモリに格納し、前記設定温度補正部は、当該情報処理装置が起動する際に前記不揮発請メモリから前記第1オフセットを読み出し、前記第1オフセットに基づいて前記温度制御情報格納部が格納する前記設定温度の補正値を算出する項目1に記載の情報処理装置。
【0051】
(項目8) 予め設定された温度である設定温度に対応づけて、デバイスの温度を低下させるために実行する温度制御処理を格納する情報処理装置において、前記設定温度を補正する設定温度補正方法であって、前記デバイスにおける検出位置が予め定められた温度である第1検出温度に達したことを検出する温度検出段階と、前記温度検出段階において前記第1検出温度が検出されたときに、前記デバイスにおける測定位置の温度である測定温度を測定する温度測定段階と、前記温度測定段階において測定された前記測定温度と前記第1検出温度との差である第1オフセットを算出するオフセット算出段階と、前記オフセット算出段階において算出された前記第1オフセットに基づいて、前記情報処理装置が格納する前記設定温度の補正値を算出する設定温度補正段階とを備える設定温度補正方法。
【0052】
(項目9) 前記デバイスは、中央処理装置であり、前記中央処理装置に命令を実行させることによって前記中央処理装置を加熱する加熱段階をさらに備え、前記温度検出段階は、前記加熱段階において加熱された前記中央処理装置の前記検出位置が前記第1検出温度に達したことを検出する段階を有する項目8に記載の設定温度補正方法。
【0053】
(項目10) 温度を測定し、測定した温度に基づいて温度制御処理を実行する情報処理装置用のプログラムであって、前記情報処理装置を、予め設定された温度である設定温度に対応づけて、動作することにより発熱する前記デバイスの温度を低下させるために実行する温度制御処理を格納する温度制御情報格納部、前記デバイスにおける測定位置の温度である測定温度を測定する温度測定部、前記デバイスにおける検出位置が予め定められた温度である第1検出温度に達したことを検出する温度検出部、前記温度検出部が前記第1検出温度を検出したときに前記温度測定部が測定した前記測定温度と前記第1検出温度との差である第1オフセットを算出するオフセット算出部、前記オフセット算出部が算出した前記第1オフセットに基づいて、前記温度制御情報格納部が格納する前記設定温度の補正値を算出する設定温度補正部、前記温度測定部が測定した前記測定温度が前記設定温度の前記補正値に達した場合に、前記設定温度に対応づけて前記温度制御情報格納部が格納する前記温度制御処理を実行する温度制御実行部として機能させるプログラム。
(項目11) 項目10に記載のプログラムを記録した記録媒体。
【0054】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば、温度制御処理を実行させる設定温度を情報処理装置の特性に応じて調整できる情報処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報処理装置100の機能構成の一例を示す図である。
【図2】(a)は、温度制御情報格納部103が格納する温度制御情報の一例を示す図である。
(b)は、温度補正値格納部112が格納する補正温度制御情報の一例を示す図である。
【図3】設定温度補正部110による設定温度の補正値の算出方法の他の例を示す図である。
【図4】情報処理装置100による設定温度補正方法の一例を示す図である。
【図5】情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
100 情報処理装置
102 中央処理装置
103 温度制御情報格納部
104 温度測定部
106 温度検出部
108 オフセット算出部
110 設定温度補正部
112 温度補正値格納部
114 温度制御実行部
116 実行回数計数部
202 ホストコントローラ
206 RAM
208 グラフィックコントローラ
210 表示装置
212 入出力コントローラ
214 通信インターフェイス
216 ハードディスクドライブ
218 CD−ROMドライブ
220 ROM
222 フレキシブルディスクドライブ
223 入出力チップ
224 エンベデッドコントローラ
226 キーボード
228 CD−ROM
230 フレキシブルディスク

Claims (11)

  1. 温度を測定し、測定した温度に基づいて温度制御処理を実行する情報処理装置であって、
    動作することにより発熱するデバイスと、
    予め設定された温度である設定温度に対応づけて、前記デバイスの温度を低下させるために実行する温度制御処理を格納する温度制御情報格納部と、
    前記デバイスにおける測定位置の温度である測定温度を測定する温度測定部と、
    前記デバイスにおける検出位置が予め定められた温度である第1検出温度に達したことを検出する温度検出部と、
    前記温度検出部が前記第1検出温度を検出したときに前記温度測定部が測定した前記測定温度と前記第1検出温度との差である第1オフセットを算出するオフセット算出部と、
    前記オフセット算出部が算出した前記第1オフセットに基づいて、前記温度制御情報格納部が格納する前記設定温度の補正値を算出する設定温度補正部と、
    前記温度測定部が測定した前記測定温度が前記設定温度の前記補正値に達した場合に、前記設定温度に対応づけて前記温度制御情報格納部が格納する前記温度制御処理を実行する温度制御実行部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記デバイスは、中央処理装置であり、
    前記温度測定部は、前記中央処理装置のLSIの外部、又は前記中央処理装置のLSIの内部の周辺部の前記測定位置の温度を測定し、
    前記温度検出部は、前記中央処理装置のLSIの内部における中心部の前記検出位置の温度を検出する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記設定温度補正部は、前記温度制御情報格納部が格納する前記設定温度から前記第1オフセットを差し引くことにより、前記温度制御情報格納部が格納する前記設定温度の前記補正値を算出する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記温度制御情報格納部は、複数の異なる前記設定温度にそれぞれ対応づけて、複数の異なる前記温度制御処理を格納し、
    前記設定温度補正部は、前記複数の設定温度のそれぞれから前記第1オフセットを差し引くことにより、前記温度制御情報格納部が格納する前記複数の設定温度の前記補正値を算出する請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記温度測定部が測定した前記測定温度が、前記設定温度補正部によって算出された前記設定温度の前記補正値に達することによって、前記温度制御処理実行部が前記温度制御処理を実行する回数を計数する実行回数計数部をさらに備え、
    当該情報処理装置の動作中において、前記実行回数計数部が単位時間当りに計数する回数が予め定められた回数を越えた場合に、
    前記オフセット算出部は、前記温度検出部が前記第1検出温度を新たに検出したときに前記温度測定部が測定した前記測定温度と前記第1検出温度との第1オフセットを新たに算出し、
    前記設定温度補正部は、前記オフセット算出部が新たに算出した前記第1オフセットに基づいて、前記温度制御情報格納部が格納する前記設定温度の前記補正値を再度算出する請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記温度制御情報格納部は、複数の異なる前記設定温度にそれぞれ対応づけて、複数の異なる前記温度制御処理を格納し、
    前記温度検出部は、前記デバイスにおける検出位置が前記第1検出温度より低い、予め定められた温度である第2検出温度に達したことをさらに検出し、
    前記オフセット算出部は、前記温度検出部が前記第2検出温度を検出したときに前記温度測定部が測定した前記測定温度と前記第2検出温度との差である第2オフセットをさらに算出し、前記第1オフセット及び前記第2オフセットに基づいて、前記検出位置が前記第1検出温度又は前記第2検出温度以外の温度であるときの、前記検出位置の温度と前記測定位置の温度との差である第3オフセットを算出し、
    前記設定温度補正部は、前記オフセット算出部が算出した前記第3オフセットに基づいて、前記温度制御情報格納部が格納する前記複数の設定温度の前記補正値を算出する請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記オフセット算出部は、算出した前記第1オフセットを不揮発性メモリに格納し、
    前記設定温度補正部は、当該情報処理装置が起動する際に前記不揮発請メモリから前記第1オフセットを読み出し、前記第1オフセットに基づいて前記温度制御情報格納部が格納する前記設定温度の補正値を算出する請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 予め設定された温度である設定温度に対応づけて、デバイスの温度を低下させるために実行する温度制御処理を格納する情報処理装置において、前記設定温度を補正する設定温度補正方法であって、
    前記デバイスにおける検出位置が予め定められた温度である第1検出温度に達したことを検出する温度検出段階と、
    前記温度検出段階において前記第1検出温度が検出されたときに、前記デバイスにおける測定位置の温度である測定温度を測定する温度測定段階と、
    前記温度測定段階において測定された前記測定温度と前記第1検出温度との差である第1オフセットを算出するオフセット算出段階と、
    前記オフセット算出段階において算出された前記第1オフセットに基づいて、前記情報処理装置が格納する前記設定温度の補正値を算出する設定温度補正段階と
    を備える設定温度補正方法。
  9. 前記デバイスは、中央処理装置であり、
    前記中央処理装置に命令を実行させることによって前記中央処理装置を加熱する加熱段階をさらに備え、
    前記温度検出段階は、前記加熱段階において加熱された前記中央処理装置の前記検出位置が前記第1検出温度に達したことを検出する段階を有する請求項8に記載の設定温度補正方法。
  10. 温度を測定し、測定した温度に基づいて温度制御処理を実行する情報処理装置用のプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    予め設定された温度である設定温度に対応づけて、動作することにより発熱する前記デバイスの温度を低下させるために実行する温度制御処理を格納する温度制御情報格納部、
    前記デバイスにおける測定位置の温度である測定温度を測定する温度測定部、
    前記デバイスにおける検出位置が予め定められた温度である第1検出温度に達したことを検出する温度検出部、
    前記温度検出部が前記第1検出温度を検出したときに前記温度測定部が測定した前記測定温度と前記第1検出温度との差である第1オフセットを算出するオフセット算出部、
    前記オフセット算出部が算出した前記第1オフセットに基づいて、前記温度制御情報格納部が格納する前記設定温度の補正値を算出する設定温度補正部、
    前記温度測定部が測定した前記測定温度が前記設定温度の前記補正値に達した場合に、前記設定温度に対応づけて前記温度制御情報格納部が格納する前記温度制御処理を実行する温度制御実行部
    として機能させるプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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