JP2005004405A - タグ、物の管理システム及び物の管理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】牛肉にタグ1を添付したときに、端末装置4に「牛肉の属性情報」を入力すると、その「牛肉Mの属性情報」はサーバ2に送信され、サーバ2の管理データ作成部23で、「牛肉Mの属性情報」と「タグ1のドットパターン」とを対応付けて、食品データが作成される。管理データ作成部23で作成された食品データは、管理データ記憶部24に記憶される。そして、牛肉に添付されているタグのドットパターンをタグリーダ3で読み取ると、そのドットパターンはサーバ2に送信され、サーバ2の管理データ検索部25で、管理データ記憶部24に記憶されている食品データ群から、タグリーダ3で読み取られたドットパターンと対応する食品データを検索する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タグ、物の管理システム及び物の管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物を管理する際は、管理の対象となる物(管理対象物)にタグを添付すると共に、管理対象物の属性情報とタグとを対応付けて作成したデータ(管理データ)をコンピュータに登録していた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−133424号公報(第4−5頁、第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の物の管理手法では、管理対象物が複数に分割された際は、その分割された複数の管理対象物に一々「新しいタグ」を添付し、「新しいタグ」と「分割された管理対象物の属性情報」とを対応付ける作業が必要であるため、前記作業に大変な手間と時間がかかるという問題があった。
【0005】
また、従来の物の管理手法では、複数の構成要素から構成物を構成した際に、その構成物に添付される「新しいタグ」にその製品を構成する各構成要素の属性情報を対応付ける場合は、「新しいタグ」と「構成物の属性情報」とを対応付ける作業の他に、「新しいタグ」と「複数の構成要素の属性情報」とを対応付ける作業が必要となるため、これらの作業に大変な手間と時間がかかるという問題があった。
【0006】
即ち、従来の物の管理手法では、複数に分割される管理対象物の管理を容易に行うことができないという問題があった。また、複数の構成要素から構成される構成物の管理を容易に行うことができないという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、複数に分割される管理対象物の管理を容易に行うことができるタグ、物の管理方法及び物の管理装置を提供することを課題とする。また、本発明は、複数の構成要素から構成される構成物の管理を容易に行うことができるタグ、物の管理方法及び物の管理装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、複数に分割される管理対象物を管理する際は、まず、管理対象物に「複数に分割可能に構成されたタグ」を添付しておく。そして、管理対象物が複数に分割された際は、前記タグを分割して複数の『分割タグ』を作成し、その『分割タグ』を「複数に分割された管理対象物」に一対一で対応させて添付する。
【0009】
また、複数の構成要素から構成される構成物を管理する際は、まず、各構成要素に、「複数に分割可能に構成された『構成要素管理タグ』」を一対一で対応させて添付しておく。そして、複数の構成要素から構成物を構成した際は、構成物に、「構成物管理タグ」と「その構成物を構成する構成要素に添付されていた『要素管理タグ』」とを添付する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、適宜図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明を、「食品流通の管理」に適用した場合(第1の実施の形態)と、「製造過程の管理」に適用した場合(第2の実施の形態)を説明する。なお、本実施の形態では、タグとして、複数に分割可能に構成されており、表面に固有のドットパターンが形成されているタグを用いた場合を想定している。
【0011】
(第1の実施の形態)
本発明を「食品流通の管理」に適用した場合について、図1〜図6を参照して説明する。本実施の形態では、「食品」としては「牛肉」を想定している。なお、「牛肉」は、〔特許請求の範囲〕における「管理対象物」に相当する。
【0012】
(タグ1)
まず、タグ1について、図1及び図2を参照して説明する。
【0013】
タグ1は、例えば紙から成形されており、図1(a),(b)に示すように、複数に分割可能に構成されている。具体的には、図1(a)に示すように、タグ1を分割して、4つのタグ11,12,13,14を作成することができる。また、図1(b)に示すように、タグ1を分割して作成したタグ11をさらに分割して、6つのタグ111,112,113,114,115,116を作成することができる。このとき、タグ1を分割して作成したタグ11〜14,タグ111〜116は、タグ1のドットパターンを引き継ぐこととなる。なお、「タグ11〜14」と「タグ111〜116」は、〔特許請求の範囲〕における「分割タグ」に相当する。
【0014】
このタグ1の表面には、タグ1固有のドットパターンが形成されている。このドットパターンは、専用の読取装置(タグリーダ)で読み取ることができる。したがって、予めタグ1のドットパターンが分かっていれば、あるタグのドットパターンを前記タグリーダで読み取り、前記タグリーダで読み取られたドットパターンと、予め記憶しておいたタグ1のドットパターンとが一致するか否かを調べることにより、前記タグがタグ1から作成されたか否かを知ることができる。
【0015】
つまり、図1(a),(b)に示すように、タグ1を複数に分割してタグ11〜14(タグ111〜116)を作成した場合でも、タグ11〜14(タグ111〜116)のドットパターンを前記タグリーダで読み取ることにより、それらのタグ11〜14(タグ111〜116)がタグ1から作成されたことを知ることができる。
【0016】
タグ1,タグ11〜14,タグ111〜116は、管理対象物である牛肉に添付される。具体的には、図2(a)に示すように、タグ1は、牛肉Mに添付される。また、図2(b)に示すように、牛肉Mを分割して牛肉M1〜M4が作成された際は、タグ1を分割して作成したタグ11〜14を、牛肉M1〜M4に一対一で対応させて添付する。また、図2(c)に示すように、牛肉M1をさらに分割して牛肉M11〜M16が作成された際は、タグ11を分割して作成したタグ111〜116を、牛肉M11〜M16に一対一で対応させて添付する。
【0017】
なお、図2では図示していないが、牛肉M(牛肉M1〜M4、牛肉M11〜M16)にタグ1(タグ11〜14、タグ111〜116)を添付するときは、タグが汚れるのを防ぐために、タグ1(タグ11〜14、タグ111〜116)は、図示しないファイルやケースなどに入れられる。
【0018】
また、タグ1を分割する数はいくつでもよい。つまり、本実施の形態ではタグ1を4つのタグに分割したが、例えばタグ1を3つのタグに分割することもできる。これは、タグ1を分割して作成したタグについても同様である。また、タグ1は何回でも分割することができる。つまり、タグ111をさらに分割して複数のタグを作成することもできる。
【0019】
(食品流通の管理システムA1)
次に、「食品流通の管理システムA1」について、主に図3を参照して説明する。この「食品流通の管理システムA1」(以下、単に「管理システムA1」という)は、タグ1(図1参照)を用いて、製造過程や流通過程において複数に分割される食品(牛肉)の流通を管理するためのシステムである。
【0020】
図3に示すように、管理システムA1は、サーバ2、タグリーダ3、端末装置4を備えている。サーバ2、タグリーダ3、端末装置4は、ネットワーク5によって接続されている。なお、タグリーダ3は、[特許請求の範囲]における「ドットパターン読取装置」に相当する。また、端末装置4は、[特許請求の範囲]における「入力装置」に相当する。以下、管理システムA1の各部について説明する。
【0021】
(サーバ2)
サーバ2は、データ送受信部21、ドットパターン記憶部22、管理データ作成部23、管理データ記憶部24、管理データ検索部25、制御部26を備えている(図3参照)。
【0022】
データ送受信部21は、ネットワーク5を介して、タグリーダ3及び端末装置4とデータの送受信を行う。具体的には、タグリーダ3から送信される「ドットパターン」を受信する。また、端末装置4から送信される「牛肉の属性情報」を受信する。また、管理データ検索部25での検索結果を端末装置4に送信する。
【0023】
ドットパターン記憶部22は、予めタグのドットパターンを記憶している。本実施の形態では、ドットパターン記憶部22は、タグ1のドットパターンを記憶している。なお、本実施の形態では、一つの種類のタグ1を用いた場合についてのみ説明するが、複数の種類のタグを用いる場合は、それらのタグのドットパターンをドットパターン記憶部22に記憶させておく。
【0024】
管理データ作成部23は、データ送受信部21が受信した「牛肉の属性情報」と、ドットパターン記憶部22に記憶されている「タグのドットパターン」とを対応付けて、「食品データ」を作成する。即ち、食品データは、「牛肉の属性情報」と「タグのドットパターン」とを一組にしたデータである。本実施の形態では、「牛肉Mの属性情報」と「タグ1のドットパターン」とを対応付けて、「食品データD12」を作成している(図4参照)。なお、「食品データ」は、[特許請求の範囲]における「管理データ」に相当する。
【0025】
管理データ記憶部24は、管理データ作成部23で作成された食品データを記憶する。図4は、管理データ記憶部24に記憶されている食品データ群を示す図である。図4に示すように、管理データ記憶部24には、食品データD11、食品データD12、食品データD13の3つの食品データが記憶されている。各食品データは、「管理番号」、「タグのドットパターン」、「牛肉の属性情報」の3つの項目から構成されている。なお、「管理データ記憶部24」は、[特許請求の範囲]における「記憶装置」に相当する。
【0026】
「牛肉の属性情報」は、「牛肉名」、「生産者情報」、「固体識別番号」、「牛の個体情報」、「飼料給与情報」、「出荷・畜産情報」、「検査情報」の7つの項目からなる。(1)「牛肉名」は、その牛肉の名称である。(2)「生産者情報」は、「生産者の住所」、「氏名」、「生産者コード番号」等の情報である。(3)「固体識別番号」は、国が付与する10桁の番号である。(4)「牛の個体情報」は、「牛の生年月日」、「品種」、「性別」等の情報である。(5)「飼料給与情報」は、「牛に給与した飼料の名称とメーカ名」、「粗飼料の種類と生産地」、「肉骨粉含有の有無」等の情報である。(6)「出荷・畜産情報」は、「出荷者」、「出荷日」、「蓄日」、「蓄番号」、「枝肉番号」等の情報である。(7)「検査情報」は、「解体証明」、「BSE検査合格証明」等の情報である。
【0027】
図3に戻って説明を続けると、管理データ検索部25は、データ送受信部21がタグリーダ3から送信された「ドットパターン」を受信した際に、管理データ記憶部24に記憶されている食品データ群(図4参照)から、その「ドットパターン」と対応する食品データを検索する。管理データ検索部25での検索結果は、データ送受信部21から端末装置4に送信される。
【0028】
制御部26は、予め記憶されているプログラムに従って、データ送受信部21、ドットパターン記憶部22、管理データ作成部23、管理データ記憶部24、管理データ検索部25の動作を制御する。
【0029】
(タグリーダ3)
タグリーダ3は、タグ1(タグ11〜14,タグ111〜116)のドットパターンを読み取るための装置である。タグリーダ3は、CCDカメラ、画像処理装置及び送信装置を備えており、CCDカメラで撮影したドットパターンを画像処理装置で解析した後、その解析結果を送信装置で送信するように構成されている。タグリーダ3で読み取られた「ドットパターン」は、ネットワーク5を介してサーバ2のデータ送受信部21に送信される。
【0030】
(端末装置4)
端末装置4としては、例えばパーソナルコンピュータが用いられる。端末装置4は、データを入力するための入力部と、データを送受信するためのデータ送受信部を備えており、「牛肉の属性情報」を入力する際に使用される。端末装置4で入力された「牛肉の属性情報」は、データ送受信部からネットワーク5を介してサーバ2のデータ送受信部21に送信される。なお、「牛肉の属性情報」の入力は、牛肉Mにタグを添付したときに(図2(a)参照)に行われる。本実施の形態では、牛肉Mにタグ1を添付したときに、「牛肉Mの属性情報」を入力している。
【0031】
また、端末装置4は、データを表示するための表示部を備えており、データ送受信部がサーバ2のデータ送受信部21から受信した「検索結果」を表示する際に使用される。図5は端末装置4の表示画面を示す図であり、管理データ検索部25での「検索結果」を示している。図5に示すように、検索結果としては、食品データの「管理番号」、「牛肉の属性情報」の2つの項目が表示されている。図5の例では、「管理番号」は「0002」が表示されている。また、「牛肉の属性情報」としては、「牛肉名」、「生産者情報」,「固体識別番号」,「牛の個体情報」,「飼料給与情報」,「出荷・畜産情報」,「検査情報」の7つの項目が表示されている。
【0032】
以上説明したように、この管理システムA1によれば、牛肉Mにタグ1を添付したときに、端末装置4に「牛肉Mの属性情報」を入力すると、その「牛肉Mの属性情報」はサーバ2に送信され、サーバ2の管理データ作成部23で、「牛肉Mの属性情報」と「タグ1のドットパターン」とを対応付けて、食品データD12を作成することができる。食品データD12は、管理データ記憶部24に記憶される。
【0033】
そして、この管理システムA1によれば、牛肉M1〜M4(牛肉M11〜M16)に添付されているタグ11〜14(タグ111〜116)のドットパターンをタグリーダ3で読み取ると、そのドットパターンはサーバ2に送信され、サーバ2の管理データ検索部25で、管理データ記憶部24に記憶されている食品データ群から、タグリーダ3で読み取られたドットパターンと対応する食品データを検索することができる。管理データ検索部25での検索結果は端末装置4に送信され、端末装置4の表示部で表示される。
【0034】
(食品流通の管理方法)
次に、図3に示した管理システムA1を用いて行う「食品流通の管理方法」について、主に図6のフローチャートを参照して説明する。
【0035】
図6を参照して、まず、ステップS1では、管理対象物である牛肉Mにタグ1を添付する(図2(a)参照)。続いて、ステップS2では、端末装置4に「牛肉Mの属性情報」を入力する。端末装置4に入力された「牛肉Mの属性情報」は、ネットワーク5を介してサーバ2のデータ送受信部21に送信される。
【0036】
ステップS3では、サーバ2の管理データ作成部23で、データ送受信部21が受信した「牛肉Mの属性情報」と、ドットパターン記憶部22に記憶されている「タグ1のドットパターン」とを対応付けて、食品データD12(図4参照)を作成する。ステップS4では、管理データ作成部23で作成された食品データD12を、管理データ記憶部24に記憶させる。
【0037】
そして、ステップS5では、牛肉Mを分割して牛肉M1〜M4が作成された際に、牛肉Mに添付されているタグ1を分割してタグ11〜14を作成する(図1(a)参照)。続いて、ステップS6では、タグ1を分割して作成したタグ11〜14を、牛肉M1〜M4に一対一で対応させて添付する(図2(b)参照)。
【0038】
次に、ステップS7では、牛肉M1をさらに分割して牛肉M11〜M16が作成された際に、牛肉M11に添付されているタグ11を分割してタグ111〜116を作成する(図1(b)参照)。続いて、ステップS8では、タグ11を分割して作成したタグ111〜116を、牛肉M11〜M16に一対一で対応させて添付する(図2(c)参照)。
【0039】
次に、ステップS9では、牛肉M1〜M4(牛肉M11〜M16)に添付されているタグ11〜14(タグ111〜116)のドットパターンを、タグリーダ3で読み取る。タグリーダ3で読み取られた「ドットパターン」は、ネットワーク5を介してサーバ2のデータ送受信部21に送信される。
【0040】
続く、ステップS10では、サーバ2の管理データ検索部25が、管理データ記憶部24に記憶されている食品データ群から、データ送受信部21が受信した「ドットパターン」と対応する食品データを検索する。管理データ検索部25での検索結果は、データ送受信部21から端末装置4に送信される。そして、ステップS11では、端末装置4の表示部で管理データ検索部25での検索結果を表示する(図5参照)。
【0041】
以上説明したように、この「食品流通の管理方法」によれば、牛肉Mを分割して牛肉M1〜M4が作成された際に、牛肉M1〜M4に、タグ1を分割して作成したタグ11〜14を一対一で対応させて添付することができる(図2(b)参照)。同様に、牛肉M1をさらに分割して牛肉M11〜M16が作成された際に、牛肉M11〜M16にタグ11を分割して作成したタグ111〜116を(牛肉M111〜M116)一対一で対応させて添付することができる(図2(c)参照)。
【0042】
つまり、従来のような、管理対象物が複数に分割された際に、その分割された複数の管理対象物に一々「新しいタグ」を添付し、「新しいタグ」と「分割された管理対象物の属性情報」とを対応付けるという作業が不要となる。したがって、前記作業を省くことができるので、複数に分割される管理対象物を管理することが容易となる。
【0043】
そして、「牛肉Mの属性情報」は、「タグ1のドットパターン」と対応付けられた食品データD12として、サーバ2の管理データ記憶部24に記憶されているので、牛肉M1〜M4(牛肉M11〜M16)に添付されているタグ11〜14(タグ111〜116)のドットパターンをタグリーダ3で読み取ることにより、サーバ2の管理データ検索部25で、管理データ記憶部24に記憶されている食品データ群から、タグリーダ3で読み取られたドットパターン、即ち「タグ1のドットパターン」と対応する「食品データD12」を検索することができる。したがって、管理対象物に添付されているタグから、その管理対象物の管理データ(食品データ)を容易に検索することができる。
【0044】
(第2の実施の形態)
本発明を「製造過程の管理」に適用した場合について、図7〜図11を参照して説明する。なお、第1の実施の形態と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0045】
図7は、「製造過程」を模式的に示した図である。図7に示すように、本実施の形態では、工場F1で製造された「部品(液晶パネルユニット)P1」と、工場F2で製造された「部品(台座ユニット)P2」とから、工場F3で「製品(液晶ディスプレイ)P3」を組み立てる場合を想定している。なお、「部品P1」,「部品P2」は、〔特許請求の範囲〕における「構成要素」に相当し、「製品P3」は、〔特許請求の範囲〕における「構成物」に相当する。
【0046】
(タグ5、タグ6、タグ7)
まず、タグ5、タグ6、タグ7について、図7を参照して説明する。
【0047】
タグ5、タグ6、タグ7は、図1に示したタグ1と同様のものであり、各々そのタグ固有のドットパターンを有している。つまり、タグ5、タグ6、タグ7のドットパターンは、各々異なっている。また、タグ5,5,5は、一つのタグを複数に分割して作成される。タグ6とタグ7についても同様である。なお、「タグ5」,「タグ6」は、〔特許請求の範囲〕における「構成要素管理タグ」に相当し、「タグ7」は、〔特許請求の範囲〕における「構成物管理タグ」に相当する。
【0048】
タグ5は、部品P1に添付され、タグ6は、部品P2に添付される。そして、タグ7は、タグ5、タグ6と共に、製品P3に添付される。なお、製品P3にタグ5、タグ6、タグ7を添付するときは、各タグがばらばらになるのを防ぐために、タグ5、タグ6、タグ7は台紙8に貼り付けられる。
【0049】
また、図8では図示していないが、部品P1(P2)にタグ5(タグ6)を添付するときは、タグが汚れるのを防ぐために、タグ5(タグ6)は、図示しないファイルやケースなどに入れられる。同様に、製品P3にタグ5、タグ6、タグ7を添付するときは、タグ5、タグ6、タグ7が貼り付けられた台紙8は、タグが汚れるのを防ぐために、図示しないファイルやケースなどに入れられる。
【0050】
(製造過程の管理システムA2)
次に、「製造過程の管理システムA2」について、主に図8を参照して説明する。この「製造過程の管理システムA2」(以下、単に「管理システムA2」という)は、タグ5、タグ6、タグ7(図7参照)を用いて、部品P1,部品P2から製品P3を製造する過程を管理するためのシステムである。
【0051】
図8に示すように、管理システムA2は、サーバ2、タグリーダ31,32,33、端末装置41,42,43を備えている。なお、タグリーダ31,32,33、端末装置41,42,43は、管理システムA1(図3参照)におけるタグリーダ3、端末装置4と同様のものである。以下、管理システムA2の各部について、管理システムA1と異なる部分のみ説明する。
【0052】
(サーバ2)
データ送受信部21は、ネットワーク5を介して、タグリーダ31,32,33及び端末装置41,42,43とデータの送受信を行う。具体的には、タグリーダ31,32,33から送信される「ドットパターン」を受信する。また、端末装置41,42,43から送信される「部品P1の属性情報」,「部品P2の属性情報」,「製品P3の属性情報」を受信する。また、管理データ検索部25での検索結果を端末装置43に送信する。
【0053】
ドットパターン記憶部22は、予めタグ5、タグ6、タグ7のドットパターンを記憶している。
【0054】
管理データ作成部23は、データ送受信部21が「部品P1(P2)の属性情報」を受信した際に、「部品P1(P2)の属性情報」と、ドットパターン記憶部22に記憶されている「タグ5(タグ6)のドットパターン」とを対応付けて、「部品データD21(D22)」を作成する(図9参照)。
【0055】
また、管理データ作成部23は、データ送受信部21が「製品P3の属性情報」を受信した際に、「製品P3の属性情報」と、ドットパターン記憶部22に記憶されている「タグ7のドットパターン」とを対応付けて製品データD31を作成する(図9参照)。このとき、「タグ7のドットパターン」には、「部品P1の属性情報」,「部品P2の属性情報」も対応付けられる。即ち、製品データD31には、部品データD21と部品データD22の内容が含まれる。
【0056】
管理データ記憶部24は、管理データ作成部23で作成された部品データD21、部品データD22、製品データD31を記憶する。図9(a)は、管理データ記憶部24に記憶されている部品データ群を示す図である。図9(a)に示すように、管理データ記憶部24には、部品データD21、部品データD22、部分データD23、部品データD24の4つの部品データが記憶されている。各部品データは、「管理番号」、「タグのドットパターン」、「部品の属性情報」の3つの項目から構成されている。なお、「部品の属性情報」は、「部品名」,「工場名」、「製造日」の3つの項目からなる。
【0057】
図9(b)は、管理データ記憶部24に記憶されている製品データ群を示す図である。図9(b)に示すように、管理データ記憶部24には、製品データD31、製品データD32の2つの製品データが記憶されている。各製品データは、「管理番号」、「タグのドットパターン」、「製品の属性情報」、「部品の属性情報」の4つの項目から構成されている。なお、「製品の属性情報」は、「製品名」,「その製品が製造された工場名」、「製造日」の3つの項目からなる。また、「部品の属性情報」とは、その製品に含まれる部品の属性情報のことであり、「部品名」,「その部品が製造された工場名」、「製造日」の3つの項目からなる。
【0058】
管理データ検索部25は、データ送受信部21がタグリーダ31(タグリーダ32、タグリーダ33)から送信された「ドットパターン」を受信した際に、管理データ記憶部24に記憶されている部品データ群(製品データ群)から、その「ドットパターン」と対応する部品データ(製品データ)を検索する。管理データ検索部25での検索結果は、データ送受信部21から端末装置41(端末装置42、端末装置43)に送信される。
【0059】
(タグリーダ31、タグリーダ32、タグリーダ33)
タグリーダ31は工場F1に配置されており、タグ5のドットパターンを読み取る際に使用される。また、タグリーダ32は工場F2に配置されており、タグ6のドットパターンを読み取る際に使用される。また、タグリーダ33は工場F3に配置されており、タグ7のドットパターンを読み取る際に使用される。タグリーダ31(タグリーダ32、タグリーダ33)が読み取った「ドットパターン」は、ネットワーク5を介してサーバ2のデータ送受信部21に送信される。
【0060】
(端末装置41、端末装置42、端末装置43)
端末装置41は工場F1に配置されており、「部品P1の属性情報」を入力する際に使用される。また、端末装置42は工場F2に配置されており、「部品P2の属性情報」を入力する際に使用される。また、端末装置42は工場F3に配置されており、「製品P3の属性情報」を入力する際に使用される。端末装置41(端末装置42、端末装置43)に入力された「部品P1の属性情報」(「部品P2の属性情報」、「製品P3の属性情報」)は、データ送受信部からネットワーク5を介してサーバ2のデータ送受信部21に送信される。
【0061】
また、端末装置41(端末装置42、端末装置43)は、データ送受信部がサーバ2のデータ送受信部21から受信した「検索結果」を表示する際に使用される。図10(a)は、端末装置41の表示画面を示す図であり、管理データ検索部25での検索結果を示している。図10(a)に示すように、検索結果としては、部品データの「管理番号」、「部品の属性情報」の2つの項目が表示されている。図10(a)の例では、「管理番号」は「0011」が表示されている。また、「部品の属性情報」としては、「部品名」は「液晶パネルユニット」、「工場名」は「工場F1」、「製造日」は「03/04/11」が表示されている。
【0062】
また、図10(b)は、端末装置43の表示画面を示す図であり、管理データ検索部25での検索結果を示している。図10(b)に示すように、検索結果としては、製品データの「管理番号」、「製品の属性情報」、「部品の属性情報」の3つの項目が表示されている。図10(b)の例では、「管理番号」は「0101」が表示されており、「製品の属性情報」における「製品名」は「液晶ディスプレイ」、「工場名」は「工場F3」、「製造日」は「03/04/19」が表示されている。
【0063】
そして、「部品の属性情報」は、「部品P1の属性情報」と「部品P2の属性情報」とが表示されており、「部品P1の属性情報」における「部品名」は「液晶パネルユニット」、「工場名」は「工場F1」、「製造日」は「03/04/11」が表示されており、「部品P2の属性情報」における「部品名」は「台座ユニット」、「工場名」は「工場F2」、「製造日」は「03/04/13」が表示されている。
【0064】
以上説明したように、この管理システムA2によれば、部品P1(部品P2)にタグ5(タグ6)を添付したときに、端末装置41(端末装置42)で「部品P1の属性情報」(「部品P2の属性情報」)を入力すると、その「部品P1の属性情報」(「部品P2の属性情報」)はサーバ2に送信され、サーバ2の管理データ作成部23で、「部品P1の属性情報」(「部品P2の属性情報」)と、「タグ5のドットパターン」(「タグ6のドットパターン」)とを対応付けて、部品データD21(部品データD22)を作成することができる。部品データD21(部品データD22)は、管理データ記憶部24に記憶される。
【0065】
同様に、製品P3にタグ7を添付したときに、端末装置43で「製品P3の属性情報」を入力すると、その「製品P3の属性情報」はサーバ2に送信され、サーバ2の管理データ作成部23で、「製品P3の属性情報」と、「タグ7のドットパターン」とを対応付けて製品データD31を作成することができる。このとき、「タグ7のドットパターン」には、「部品P1の属性情報」,「部品P2の属性情報」も対応付けられる。即ち、製品P3に添付されるタグ7は、その製品P3を構成する「部品P1の属性情報」と「部品P2の属性情報」を引き継ぐことができる。製品データD31は、管理データ記憶部24に記憶される。
【0066】
そして、この管理システムA1によれば、工場F1(工場F2)において、部品P1(部品P2)に添付されているタグ5(タグ6)のドットパターンをタグリーダ31(タグリーダ32)で読み取ると、そのドットパターンはサーバ2に送信され、サーバ2の管理データ検索部25で、管理データ記憶部24に記憶されている部品データ群から、タグリーダ31(タグリーダ32)で読み取られたドットパターンと対応する部品データを検索することができる。管理データ検索部25での検索結果は端末装置41(端末装置42)に送信され、端末装置41(端末装置42)の表示部で表示される。
【0067】
同様に、工場F3において、製品P3に添付されているタグ7のドットパターンをタグリーダ33で読み取ると、そのドットパターンはサーバ2に送信され、サーバ2の管理データ検索部25で、管理データ記憶部24に記憶されている製品データ群から、タグリーダ33で読み取られたドットパターンと対応する部品データを検索することができる。管理データ検索部25での検索結果は端末装置43に送信され、端末装置43の表示部で表示される。
【0068】
(製造過程の管理方法)
次に、図8に示した管理システムA2を用いて行う「製造過程の管理方法」について、主に図11に示すフローチャートを参照して説明する。
【0069】
図11を参照して、まず、ステップS21では、工場F1において、部品P1にタグ5を添付する(図7参照)。続いて、ステップS22では、工場F1に配置されている端末装置41に「部品P1の属性情報」を入力する。端末装置41に入力された「部品P1の属性情報」は、ネットワーク5を介してサーバ2のデータ送受信部21に送信される。
【0070】
ステップS23では、サーバ2の管理データ作成部23で、データ送受信部21が受信した「部品P1の属性情報」と、ドットパターン記憶部22に記憶されている「タグ5のドットパターン」とを対応付けて、部品データD21(図9(a)参照)を作成する。ステップS24では、管理データ作成部23で作成された部品データD21を、管理データ記憶部24に記憶させる。
【0071】
次に、ステップS25では、工場F2において、部品P2にタグ6を添付する(図7参照)。続いて、ステップS26では、工場F2に配置されている端末装置42に「部品P2の属性情報」を入力する。端末装置42に入力された「部品P2の属性情報」は、ネットワーク5を介してサーバ2のデータ送受信部21に送信される。
【0072】
ステップS27では、サーバ2の管理データ作成部23で、データ送受信部21が受信した「部品P2の属性情報」と、ドットパターン記憶部22に記憶されている「タグ6のドットパターン」とを対応付けて、部品データD22(図9(a)参照)を作成する。ステップS28では、管理データ作成部23で作成された部品データD21を、管理データ記憶部24に記憶させる。
【0073】
次に、ステップS29では、工場F3において、工場F1で製造された「部品P1」と、工場F2で製造された「部品P2」とから、「製品P3」を組み立てた際に、製品P3にタグ5,タグ6,タグ7を添付する(図7参照)。続いて、ステップS30では、工場F3に配置されている端末装置43に「製品P3の属性情報」を入力する。端末装置43に入力された「製品P3の属性情報」は、ネットワーク5を介してサーバ2のデータ送受信部21に送信される。
【0074】
そして、ステップS31では、サーバ2の管理データ作成部23で、データ送受信部21が受信した「製品P3の属性情報」と、ドットパターン記憶部22に記憶されている「タグ7のドットパターン」とを対応付けて、製品データD31(図9(b)参照)を作成する。このとき、「タグ7のドットパターン」には、「部品P1の属性情報」,「部品P2の属性情報」も対応付けられる。ステップS32では、管理データ作成部23で作成された製品データD31を、管理データ記憶部24に記憶させる。
【0075】
次に、ステップS33では、部品P1(部品P2、製品P3)に添付されているタグ5(タグ6、タグ7)のドットパターンをタグリーダ31(タグリーダ32、タグリーダ33)で読み取る。タグリーダ31(タグリーダ32、タグリーダ33)で読み取られた「ドットパターン」は、ネットワーク5を介してサーバ2のデータ送受信部21に送信される。
【0076】
続く、ステップS34では、サーバ2の管理データ検索部25が、管理データ記憶部24に記憶されている部品データ群(製品データ群)から、データ送受信部21が受信したドットパターンと対応する部品データ(製品データ)を検索する。管理データ検索部25での検索結果は、データ送受信部21から端末装置41(端末装置42、端末装置43)に送信される。そして、ステップS35では、端末装置41(端末装置42、端末装置43)の表示部で管理データ検索部25での検索結果を表示する(図10(a),(b)参照)。
【0077】
以上説明したように、この「製造過程の管理方法」によれば、工場F3において、部品P1と部品P2とから製品P3を組み立てた際に、製品P3に、そのドットパターンが「製品P3の属性情報」、「部品P1の属性情報」及び「部品P2の属性情報」と対応付けられたタグ7を添付することができる。
【0078】
つまり、従来のように、複数の構成要素から構成物を構成した際に、構成物に添付される「新しいタグ」にその製品を構成する各部品の属性情報を対応付けるという作業が不要となる。したがって、複数の構成要素から製造される構成物を管理することが容易となる。
【0079】
また、「製品P3の属性情報」は、「タグ7のドットパターン」と対応付けられた「製品データD31」として、サーバ2の管理データ記憶部24に記憶されているので、製品P3に添付されているタグ7のドットパターンをタグリーダ33で読み取ることにより、「製品データD31」を容易に検索することができる。そして、「製品データ」には、「製品の属性情報」のみならず、「その製品を構成している部品の属性情報」も対応付けられているので、その製品に含まれる部品の属性情報を容易に知ることができる。
【0080】
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。前記した実施の形態では、タグとして、複数に分割可能に構成されており、表面に固有のドットパターンが形成されているタグ(図1参照)を用いた場合について説明したが、図1に示すようなタグ以外にも、図12に示すようなタグ8や、図13に示すタグ9を用いることもでききる。以下、前記した実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。
【0081】
(タグ8)
タグ8は、例えば紙から成形されており、複数に分割可能に構成されているタグシート81を有している。そして、タグシート81の表面には、複数のICチップ82,82,……,82が添付されている。なお、これらのICチップ82,82,……,82は、全て同一のものである。また、タグシート81は、その表面に添付されているICチップ82毎に分割できるように構成されている(図12参照)。
【0082】
図3に示す管理システムA1や図8に示す管理システムA2においてこのタグ8を用いる際は、管理データ作成部23で、「タグ8の各ICチップ82」と「牛肉の属性情報」とを対応付けて「管理データ」を作成する。即ち、「タグ8の各ICチップ82」は、同一の属性情報が対応付けられる。この場合、管理システムA1においては、ドットパターン記憶部22は不要となる。また、タグリーダ3(31,32,33)の代わりにICチップ32にデータを書き込む、又はICチップ32からデータを読み出す装置が必要となる。
【0083】
(タグ9)
タグ9は、例えば紙から成形されており、複数に分割可能に構成されているタグシート91を有している。そして、タグシート91の表面には、複数のバーコード92,92,……,92が印刷されている。なお、これらのバーコード92,92,……,92は、全て同一のものである。また、タグシート91は、その表面に印刷されているバーコード92毎に分割できるように構成されている(図13参照)。
【0084】
図3に示す管理システムA1や図8に示す管理システムA2においてこのタグ9を用いる際は、管理データ作成部23で、「タグ9の各バーコード92」と「牛肉の属性情報」とを対応付けて「管理データ」を作成する。即ち、「タグ9の各バーコード92」は、同一の属性情報が対応付けられる。この場合、管理システムA1においては、ドットパターン記憶部22は不要となり、代わりに、予めバーコード92のパターンを記憶しているバーコードパターン記憶部が必要となる。また、タグリーダ3(31,32,33)の代わりにバーコードからデータを読み出す装置(バーコードリーダ)が必要となる。
【0085】
なお、タグ8(9)は、タグシート81(91)の代わりに、図14(a),(b)に示すように、予め複数に分割された、裏面がシール状のタグシート83,83,……,83(93,93,……,93)を用いることもできる。このようにすると、タグ8(9)を、管理対象物に直接貼り付けることができる。なお、図14(a),(b)における符号84(95)は、シール台紙である。
【0086】
また、図1に示したタグ1についても同様に、図14(c)に示すように、予め複数に分割された、裏面がシール状のタグシート10,10,……,10を用いることもできる。この場合、各タグシート10の表面に、ドットパターンを形成しておく。なお、図14(c)における符号10aは、シール台紙である。
【0087】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、複数に分割される管理対象物の管理を容易に行うことができる。また、複数の構成要素から製造される構成物の管理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タグを示す図であり、(a)はタグ1と、タグ1を分割して作成したタグ11,12,13,14を示し、(b)はタグ11と、タグ11をさらに分割して作成したタグ111,112,113,114,115,116を示す。
【図2】牛肉にタグを添付した状態を示す図であり、(a)は牛肉Mにタグ1を添付した状態を示し、(b)は牛肉Mを分割して作成された牛肉M1〜M4に、タグ11〜14を一対一で対応させて添付した状態を示し、(c)は牛肉M1をさらに分割して作成された牛肉M11〜M16に、タグ111〜116を一対一で対応させて添付した状態を示す。
【図3】「食品流通の管理システムA1」の全体構成図である。
【図4】管理データ記憶部24に記憶されている食品データ群を示す図である。
【図5】端末装置4の表示部での表示画面であり、管理データ検索部25での検索結果を示している。
【図6】「食品流通の管理方法」を説明するためのフローチャートである。
【図7】「製造過程」を模式的に示した図である。
【図8】「製造過程の管理システムA2」の全体構成図である。
【図9】(a)は、管理データ記憶部24に記憶されている部品データ群を示す図であり、(b)は、管理データ記憶部24に記憶されている製品データ群を示す図である。
【図10】(a)は、端末装置41の表示画面を示す図であり、管理データ検索部25での検索結果を示しており、(b)は、端末装置43の表示画面を示す図であり、管理データ検索部25での検索結果を示している。
【図11】「製造過程の管理方法」を説明するためのフローチャートである。
【図12】タグ8を説明するための図である。
【図13】タグ9を説明するための図である。
【図14】タグ8、9、1の変形例について説明するための図である。
【符号の説明】
A1 食品流通の管理システムA1(管理システムA1)
1 タグ
2 サーバ
21 データ送受信部
22 ドットパターン記憶部
23 管理データ作成部
24 管理データ記憶部(記憶装置)
25 管理データ検索部
26 制御装置
3 タグリーダ(ドットパターン読取装置)
4 端末装置(入力装置)
5 ネットワーク
Claims (8)
- 複数に分割可能に構成されたタグを用いて、複数に分割される管理対象物を管理するためのシステムであって、
前記管理対象物の属性情報を入力するための入力装置と、
前記管理対象物の属性情報と前記タグとを対応付けて管理データを作成する管理データ作成部と、
前記管理データを記憶する管理データ記憶部と、
前記管理データ記憶部に記憶されている管理データ群から、前記タグと対応する管理データを検索する管理データ検索部と
を備えていることを特徴とする物の管理システム。 - 複数に分割可能に構成されており、表面に固有のドットパターンが形成されているタグを用いて、複数に分割される管理対象物を管理するためのシステムであって、
前記管理対象物の属性情報を入力するための入力装置と、
前記タグのドットパターンを予め記憶しているドットパターン記憶部と、
前記管理対象物の属性情報と前記タグのドットパターンとを対応付けて管理データを作成する管理データ作成部と、
前記管理データを記憶する管理データ記憶部と、
前記タグのドットパターンを読み取るドットパターン読取装置と、
前記ドットパターン読取装置で前記タグのドットパターンを読み取った際に、前記管理データ記憶部に記憶されている管理データ群から、前記ドットパターン読取装置で読み取られたドットパターンと対応する管理データを検索する管理データ検索部と
を備えていることを特徴とする物の管理システム。 - 複数に分割可能に構成された構成物管理タグと複数の構成要素管理タグとを用いて、複数の構成要素から構成される構成物を管理するためのシステムであって、
前記構成物及び複数の構成要素の属性情報を入力するための入力装置と、
前記構成物及び複数の構成要素の属性情報と前記構成物管理タグとを対応付けて構成物管理データを作成する、又は前記複数の構成要素の属性情報と前記複数の構成要素管理タグとを一対一で対応付けて構成要素管理データを作成する管理データ作成部と、
前記構成物管理データ及び構成要素管理データを記憶する管理データ記憶部と、
前記構成物管理タグ又は複数の構成要素管理タグのドットパターンを読み取るドットパターン読取装置と、
前記ドットパターン読取装置で前記構成物管理タグ又は複数の構成要素管理タグのドットパターンを読み取った際に、前記管理データ記憶部に記憶されている管理データ群から、前記ドットパターン読取装置で読み取られたドットパターンと対応する構成物管理データ又は構成要素管理データを検索する管理データ検索部と
を備えていることを特徴とする物の管理システム。 - 複数に分割可能に構成されており、表面に固有のドットパターンが形成されている構成物管理タグと複数の構成要素管理タグとを用いて、複数の構成要素から構成される構成物を管理するためのシステムであって、
前記構成物及び複数の構成要素の属性情報を入力するための入力装置と、
前記構成物管理タグ及び複数の構成要素管理タグのドットパターンを予め記憶しているドットパターン記憶部と、
前記構成物及び複数の構成要素の属性情報と前記構成物管理タグのドットパターンとを対応付けて構成物管理データを作成する、又は前記複数の構成要素の属性情報と前記複数の構成要素管理タグのドットパターンとを一対一で対応付けて構成要素管理データを作成する管理データ作成部と、
前記構成物管理データ及び構成要素管理データを記憶する管理データ記憶部と、
前記構成物管理タグ又は複数の構成要素管理タグのドットパターンを読み取るドットパターン読取装置と、
前記ドットパターン読取装置で前記構成物管理タグ又は複数の構成要素管理タグのドットパターンを読み取った際に、前記管理データ記憶部に記憶されている管理データ群から、前記ドットパターン読取装置で読み取られたドットパターンと対応する構成物管理データ又は構成要素管理データを検索する管理データ検索部と
を備えていることを特徴とする物の管理システム。 - 複数に分割可能に構成されたタグを用いて、複数に分割される管理対象物を管理するための方法であって、
前記管理対象物に前記タグを添付するタグ添付ステップと、
前記管理対象物の属性情報と前記タグとを対応付けて管理データを作成する管理データ作成ステップと、
前記管理データを記憶装置に記憶させる管理データ記憶ステップと、
前記管理対象物が複数に分割された際に、前記タグを複数に分割して分割タグを作成する分割タグ作成ステップと、
複数に分割された管理対象物に前記分割タグを一対一で対応させて添付する分割タグ添付ステップと、
前記記憶装置に記憶されている管理データ群から、前記タグと対応する管理データを検索する管理データ検索ステップと
を含むことを特徴とする物の管理方法。 - 複数に分割可能に構成されており、表面に固有のドットパターンが形成されているタグを用いて、複数に分割される管理対象物を管理するための方法であって、
前記管理対象物に前記タグを添付するタグ添付ステップと、
前記管理対象物の属性情報と前記タグのドットパターンとを対応付けて管理データを作成する管理データ作成ステップと、
前記管理データを記憶装置に記憶させる管理データ記憶ステップと、
前記管理対象物が複数に分割された際に、前記タグを複数に分割して分割タグを作成する分割タグ作成ステップと、
複数に分割された管理対象物に前記分割タグを一対一で対応させて添付する分割タグ添付ステップと、
前記タグ又は分割タグのドットパターンを読み取るドットパターン読取ステップと、
前記記憶装置に記憶されている管理データ群から、前記ドットパターン読取ステップにおいて読み取られたドットパターンと対応する管理データを検索する管理データ検索ステップと
を含むことを特徴とする物の管理方法。 - 複数に分割可能に構成されている構成物管理タグと複数の構成要素管理タグとを用いて、複数の構成要素から構成される構成物を管理するための方法であって、
前記複数の構成要素に前記複数の構成要素管理タグを一対一で対応させて添付する構成要素管理タグ添付ステップと、
前記複数の構成要素の属性情報と前記複数の構成要素管理タグとを一対一で対応付けて構成要素管理データを作成する構成要素管理データ作成ステップと、
前記構成要素管理データを記憶装置に記憶させる構成要素管理データ記憶ステップと、
前記構成物に前記構成物管理タグを添付する構成物管理タグ添付ステップと、前記構成物の属性情報と前記構成物管理タグとを対応付けて構成物管理データを作成する構成物管理データ作成ステップと、
前記構成物管理データを前記記憶装置に記憶させる構成物管理データ記憶ステップと、
前記記憶装置に記憶されている管理データ群から、前記構成物管理タグ又は前記構成要素管理タグと対応する構成物管理データ又は構成要素管理データを検索する管理データ検索ステップと
を含むことを特徴とする物の管理方法。 - 複数に分割可能に構成されており、表面に固有のドットパターンが形成されている構成物管理タグと複数の構成要素管理タグとを用いて、複数の構成要素から構成される構成物を管理するための方法であって、
前記複数の構成要素に前記複数の構成要素管理タグを一対一で対応させて添付する構成要素管理タグ添付ステップと、
前記複数の構成要素の属性情報と前記複数の構成要素管理タグのドットパターンとを一対一で対応付けて構成要素管理データを作成する構成要素管理データ作成ステップと、
前記構成要素管理データを記憶装置に記憶させる構成要素管理データ記憶ステップと、
前記構成物に前記構成物管理タグを添付する構成物管理タグ添付ステップと、前記構成物の属性情報と前記構成物管理タグのドットパターンとを対応付けて構成物管理データを作成する構成物管理データ作成ステップと、
前記構成物管理データを前記記憶装置に記憶させる構成物管理データ記憶ステップと、
前記構成物管理タグ又は複数の構成要素管理タグのドットパターンを読み取るドットパターン読取ステップと、
前記記憶装置に記憶されている管理データ群から、前記ドットパターン読取ステップにおいて読み取られたドットパターンと対応する構成物管理データ又は構成要素管理データを検索する管理データ検索ステップと
を含むことを特徴とする物の管理方法。
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