JP7050593B2 - 物品のステータスを更新する装置、システム及び方法 - Google Patents

物品のステータスを更新する装置、システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7050593B2
JP7050593B2 JP2018116205A JP2018116205A JP7050593B2 JP 7050593 B2 JP7050593 B2 JP 7050593B2 JP 2018116205 A JP2018116205 A JP 2018116205A JP 2018116205 A JP2018116205 A JP 2018116205A JP 7050593 B2 JP7050593 B2 JP 7050593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
identification information
acquired
status
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018116205A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019219861A (ja
Inventor
豊 細金
和秀 浦
大資 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyodo Printing Co Ltd
Original Assignee
Kyodo Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyodo Printing Co Ltd filed Critical Kyodo Printing Co Ltd
Priority to JP2018116205A priority Critical patent/JP7050593B2/ja
Publication of JP2019219861A publication Critical patent/JP2019219861A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7050593B2 publication Critical patent/JP7050593B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、物品のステータスを更新する装置、システム及び方法に関する。
従来、食品等の物品の状態の経時的な変化を追跡することが行われている。
例えば、消費者に対して食品の安全性を可視化する手段として、食品の生産段階から最終の消費段階までの流通経路を追跡可能にするトレーサビリティが利用されている。
物品のトレーサビリティでは、予め定められた観測点において、追跡対象である物品の状態を示すステータスに変化があった場合、ステータスが物品と関連づけられて記録される。
特許文献1では、食材に対して、食材を識別する識別情報を有する二次元コードを付与して、農家による食材の出荷情報と、食品メーカによる食材商品の登録情報と、物流倉庫における食材商品の入出庫情報と、給食サービス業者の店舗における食材商品の入荷情報と、識別情報とを関連づけて食材の流通を管理することを提案している。
特開2005-196507号公報
特許文献1が提案する技術では、二次元コードが印刷されたラベルを食材に貼付した場合、二次元コードの印刷に不良があったり、食材が流通する過程において二次元コードに汚れが生じたり、又はラベルが剥がれたりすると、観測点において二次元コードを認識できないおそれがある。
二次元コードを認識できないと、食材を識別する識別情報が取得できないので、食材と識別情報とを関連づける作業が必要となる。
特に、食材が、農家及び食品メーカのように物理的に離れた場所の間を移動する場合、食材を前段階へ送り返して、食材と識別情報とを関連づける作業が必要である。
そこで、流通経路において物品を識別する識別情報を取得できない場合でも、トレーサビリティが維持されるようにして物品を流通できることが好ましい。
本明細書では、流通経路において物品を識別する識別情報が取得できない場合でも、物品の状態を示すステータスを更新して、トレーサビリティが維持されるように物品を流通させることができる装置、システム及び方法を提供することを課題とする。
本明細書に開示する装置によれば、物品を識別するための物品識別情報と、物品の状態を示すステータス及び物品が有するその他の属性値とが関連づけられて登録される管理表を記憶する記憶部、及び、管理表を参照して処理を行う処理部を備える装置であって、処理部が、物品から取得された物品識別情報及び管理表における物品の現在のステータスに基づいて、管理表における物品のステータスを更新する更新部と、物品識別情報が取得できない物品に対して仮物品識別情報を生成し、管理表を参照して、物品識別情報が取得できない物品に対して定められた条件に一致する物品識別情報が取得された物品である情報取得物品が有するその他の属性値を取得し、当該仮物品識別情報に対して、情報取得物品が有するその他の属性値と同じ当該その他の属性値と、情報取得物品のステータスとを関連づける仮物品識別情報生成部と、を有する。
また、本明細書に開示するシステムによれば、物品を識別するための物品識別情報と、物品の状態を示すステータス及び物品が有するその他の属性値とが関連づけられて登録される管理表を記憶するサーバと、サーバから管理表を受信する通信部と、物品から取得された物品識別情報及び管理表における物品の現在のステータスに基づいて、管理表における物品のステータスを更新する更新部と、物品識別情報が取得できない物品に対して仮物品識別情報を生成し、管理表を参照して、物品識別情報が取得できない物品に対して定められた条件に一致する物品識別情報が取得された物品である情報取得物品が有するその他の属性値を取得し、当該仮物品識別情報に対して、情報取得物品が有するその他の属性値と同じ当該その他の属性値と、情報取得物品のステータスとを関連づける仮物品識別情報生成部と、を有する処理部と、を含む端末と、を備える。
更に、本明細書に開示する方法によれば、物品から取得された物品識別情報及び物品の状態を示すステータス及び物品が有するその他の属性値が関連づけられて登録される管理表における物品の現在のステータスに基づいて、物品を識別するための物品識別情報と、管理表における物品のステータスを更新することと、物品識別情報が取得できない物品に対して仮物品識別情報を生成し、管理表を参照して、物品識別情報が取得できない物品に対して定められた条件に一致する物品識別情報が取得された物品である情報取得物品が有するその他の属性値を取得し、当該仮物品識別情報に対して、情報取得物品が有するその他の属性値と同じ当該その他の属性値と、情報取得物品のステータスとを関連づけることと、をコンピュータに実行させる。
上述した本明細書に開示する装置によれば、物品の状態を示すステータスを更新して、トレーサビリティが維持されるよう物品を流通させることができる。
また、上述した本明細書に開示するシステムによれば、物品の状態を示すステータスを更新して、トレーサビリティが維持されるよう物品を流通させることができる。
更に、上述した本明細書に開示する方法によれば、物品の状態を示すステータスを更新して、トレーサビリティが維持されるよう物品を流通させることができる。
本明細書に開示するシステムの一実施形態の構成を示す図である。 端末の構成を示す図である。 サーバの構成を示す図である。 物品を処理する工程の流れを示す図(その1)である。 物品を処理する工程の流れを示す図(その2)である。 管理表を示す図である。 端末の動作を説明するフローチャート(その1)である。 物品の画像を示す図である。 管理表(その1)を示す図である。 物品の画像を示す図である。 (A)~(C)は、傷又は汚れのある情報コードの例を示す図である。 管理表(その2)を示す図である。 画像中の物品の領域を指定することを説明する図である。 端末の動作を説明するフローチャート(その2)である。 管理表(その3)を示す図である。
以下、本明細書で開示するシステムの好ましい一実施形態を、図を参照して説明する。但し、本発明の技術範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
図1は、本明細書に開示するシステムの一実施形態の構成を示す図である。図2は、端末の構成を示す図である。図3は、サーバの構成を示す図である。
本実施形態のシステム1は、物品を識別するための物品識別情報(物品ID)及び物品の状態を示すステータス等の属性値と、物品が有するその他の属性値とが関連づけられて登録される管理表を用いて、物品の状態の変化を管理して、物品のトレーサビリティを提供する。
図1に示すように、システム1は、物品が保管される倉庫30に配置される端末10aと、物品を消費する工場40に配置される端末10bと、これらの端末10a、10bとネットワークNを介して通信可能に接続するサーバ20を備える。
このように、2つの端末10a、10bのそれぞれは、物理的に離れた位置にある異なる事業所に配置されていてもよい。一の事業所に物品のステータスが更新される工程が2つ以上ある場合には、一の事業所に2つの端末が配置されてもよい。また、物品が移動する事業所が3ヶ所以上ある場合には、各事業所に端末が配置されることが好ましい。
端末10a、10bは、処理部11と、記憶部12と、表示部13と、操作部14と、インターフェース(IF)部15と、通信部16を有する。
また、端末10a、10bには、画像取得部17、及び、印刷部18が接続される。
処理部11は、一つ又は複数のプロセッサと、周辺回路とを有する。処理部11は、記憶部12に予め記憶されている所定のコンピュータプログラム12aに従い、端末10a、10bの各ハードウェア構成要素の制御及び各種処理を行い、処理中に生じるデータを一時的に保存するために記憶部12を利用する。
記憶部12は、ランダムアクセスメモリ(RAM)又はリードオンリーメモリ(ROM)等の半導体メモリ又は磁気ディスク又はフラッシュメモリを有していても良い。記憶部12は、所定のコンピュータプログラム12aを非一時的に記憶する記憶媒体を読み出し可能なドライブを有していても良い。
図2に示すように、記憶部12は、上述したコンピュータプログラム12aを記憶する。また、端末10a、10bは、処理を実行する時に、サーバ20から管理表12bを受信して、記憶部12に記憶する。
表示部13は、処理部11に制御されて、端末10a、10bの動作に伴う各種の情報を表示可能である。表示部13として、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。
操作部14は、倉庫30又は工場の作業員により操作されて、操作を入力可能である。端末10a、10bは、操作部14として、例えば表示部13と一体のタッチパネルを用いることができる。
IF部15は、画像取得部17、及び、印刷部18との間でとの間で情報の入出力を行う。IF部15は、インターフェース回路を有し得る。
通信部16は、ネットワークNを介して、端末10a、10bとの間で情報の送受信を行う。処理部11は、通信部16を用いて受信された情報に基づいて、各種の処理を行う。また、処理部11は、各種の処理を行った結果を、通信部16を用いて送信する。通信部16は、送受信を行う通信回路及び通信線を有し得る。
画像取得部17は、端末10a、10bにより制御されて、物品に表示される情報コードの画像を取得する。画像取得部17としては、例えば、CCD、又はCMOS画像化素子等を用いることができる。本実施形態では、画像取得部17は、端末10a、10bとは別体であるが、画像取得部17は、端末10a、10bに含まれていてもよい。画像取得部17は、物品IDを取得する物品ID取得部の一例である。処理部11は、画像取得部17により取得された画像を解析して、物品IDを得る。
印刷部18は、端末10a、10bにより制御されて、物品IDを含む情報コードを、物品に貼付可能なラベル上に印刷する。印刷部18として、レーザプリンタ、インパクト方式プリンタ、インクジェットプリンタ等を用いることができる。
図2に示すように、処理部11は、更新部11aと、仮物品情報識別(仮物品ID)生成部11bと、関連づけ部11cを有する。
処理部11が有するこれらの各部は、例えば、処理部11が有するプロセッサ上で動作するコンピュータプログラムにより実現される機能モジュールである。なお、処理部11が有するこれらの各部は、それぞれ、別個の回路として、端末10a、10bに実装されてもよい。各部の機能については後述する。
サーバ20は、処理部21と、記憶部22と、表示部23と、操作部24と、通信部25を有する。
処理部21は、一つ又は複数のプロセッサと、周辺回路とを有する。処理部21は、記憶部22に予め記憶されている所定のコンピュータプログラム22aに従い、サーバ20の各ハードウェア構成要素の制御及び各種処理を行い、処理中に生じるデータを一時的に保存するために記憶部22を利用する。
記憶部22は、ランダムアクセスメモリ(RAM)又はリードオンリーメモリ(ROM)等の半導体メモリ又は磁気ディスク又はフラッシュメモリを有していても良い。記憶部22は、所定のコンピュータプログラム22aを非一時的に記憶する記憶媒体を読み出し可能なドライブを有していても良い。
図3に示すように、記憶部22は、コンピュータプログラム22a及び管理表22bを記憶する。
表示部23は、処理部21に制御されて、サーバ20の動作に伴う各種の情報を表示可能である。表示部23として、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。
操作部24は、ユーザにより操作されて、操作を入力可能である。操作部24として、例えば、キーボード及びマウスを用いることができる。
通信部25は、ネットワークNを介して、端末10a、10bとの間で情報の送受信を行う。処理部21は、通信部25を用いて受信された情報に基づいて、各種の処理を行う。また、処理部21は、各種の処理を行った結果を、通信部25を用いて送信する。通信部25は、送受信を行う通信回路及び通信線を有し得る。
以下、システム1を用いて物品の状態を示すステータスを管理することを、物品が倉庫に保管された後に工場で消費される例について、図4及び図5を参照しながら、以下に説明する。
本実施形態では、物品のステータスは、倉庫に納入された段階で「管理表登録」となって、倉庫に保管される。次に、物品のステータスは、工場へ配送される引当対象となった段階で「出庫前」となった後、工場へ配送される。次に、物品のステータスは、工場で物品が消費される段階で「消費」となる。
まず、ステップS401において、仕入れられた物品が倉庫に納品される。物品は、消費されるまでの管理されるべき各段階の状態を示すステータスが記録されて管理されるものであれば、食材、製品を製造するための部品等であってもよく、特に制限されない。
次に、ステップS403において、倉庫30の作業者は、倉庫30に配置される端末10aを用いて、物品を管理表に登録する。
作業者の操作により端末10aは、サーバ20から、管理表をネットワークNを介して受信する。
具体的には、端末10aは、管理表の送信を要求する送信要求を、ネットワークNを介してサーバ20へ送信する。サーバ20の処理部21は、端末10aからの送信要求を受信すると、記憶部22に記憶される管理表22bを、ネットワークNを介して端末10aに送信する。
図6は、管理表の例を示す図である。
管理表600は、物品ID欄601と、物品名欄602と、ステータス欄603と、場所欄604と、管理表登録日時欄605と、出庫前登録日時欄606と、消費登録日時欄607と、最終更新日時欄608と、仮物品IDフラグ欄609と、エラーログ欄610を有する。
物品ID欄601には、物品を識別するための識別情報が登録される。端末10aは、所定の規則に従って、物品に対して一意的に定められる物品IDを生成する。物品名欄602には、物品IDにより識別される物品名が登録される。ステータス欄603には、物品の状態を示すステータスが登録される。ステータスは、物品が扱われる時系列的な順番で配置される工程を示す。システム1では、時系列的な工程として、「管理表登録」、「出庫前」、「消費」がある。場所欄604には、物品の位置する場所が登録される。管理表登録日時欄605には、物品の物品IDが管理表に登録された日時が登録される。出庫前登録日時欄606には、物品のステータスが「出庫前」に更新された日時が登録される。最終更新日時欄608には、物品のステータスが更新された最新の日時が登録される。仮物品IDフラグ欄609には、仮物品IDが生成されたか否かを示すフラグが、TRUE(仮物品IDの生成あり)又はFALSE(仮物品IDの生成なし)により登録される。エラーログ欄610には、発生したエラーログが登録される。
このように、管理表600には、物品IDと、物品名と、ステータスと、場所と、管理表登録日時と、出庫前登録日時と、消費登録日時と、最終更新日時と、仮物品IDフラグと、エラーログとが関連づけられて登録される。
管理表600において、物品IDと関連づけられて登録される各項目は物品の属性値である。物品の属性値は、上述した項目以外にも管理表600に登録して追加されてもよい。
例えば、管理表600には、物品に関する情報として、型版、製造社名、ロット数を、物品IDと関連づけて登録してもよい。また、物品の運用に関する情報として、更新時に物品を扱った工程の責任者名を、物品IDと関連づけて登録してもよい。
図6に示す管理表600は、物品ID:A000001~A000007により識別される物品1~物品7が、管理表600に登録されており、ステータスが「管理表登録」であることが示されている。なお、物品ID:A000001~A000004により識別される物品1~物品4と、物品ID:A000005~A000007により識別される物品5~物品7とは、管理表に登録された日時が異なっている。
端末10aの処理部11は、物品が登録された管理表を、ネットワークNを介してサーバ20へ送信した後、記憶部12に記憶している管理表を消去する。サーバ20の処理部21は、受信した管理表を、記憶部22に記憶する。
次に、ステップS405において、倉庫30の作業者は、端末10aを操作して、物品IDを含む情報コード422を、物品420に貼付可能なラベル421上に印刷する。
情報コードとして、例えば、一次元コード(例えば、バーコード)又は二次元コード、若しくはカラーコード等を用いることができる。
次に、ステップS407において、倉庫30の作業者は、図4に示すように、二次元コードである情報コード422及び物品IDが印刷されたラベル421を、物品420上に貼付する。なお、情報コードは、RFIDタグに記憶されている情報であってもよい。この場合、RFIDタグが物品420に固定される。
次に、ステップS409において、物品は、倉庫30に保管される。
次に、ステップS411において、工場40の作業者は、工場で使用する物品の発注書を作成して倉庫30の作業者へ通知する。
次に、ステップS413において、倉庫30の作業者は、発注書に基づいて、倉庫30で保管している物品の引当リストを作成する。そして、作業者は、引当リストに基づいて、物品を集める。
次に、ステップS501(図5参照)において、倉庫30の作業者は、集められた物品のそれぞれについて、端末10aを用いて、物品IDの取得及びステータスの更新処理を行う。
以下、ステップS501における端末10aの動作を、図7に示すフローチャートを参照しながら、以下に説明する。
まず、ステップS701において、端末10aの処理部11の更新部11aは、倉庫30の作業者から、物品から物品IDの取得処理を実行する指示を、操作部14を用いて入力する。
次に、ステップS703において、処理部11の更新部11aは、サーバ20へ管理表の送信を要求する送信要求を、ネットワークNを介して送信する。
サーバ20の処理部21は、端末10aから送信要求を受信すると、記憶部22に記憶される管理表22bを、ネットワークNを介して端末10aに送信する。
処理部11の更新部11aは、受信した管理表を記憶部12に記憶する。記憶部12に記憶される管理表には、図6に示す情報が登録される。
次に、ステップS705において、処理部11の更新部11aは、倉庫30の作業者に操作されて、物品に表示された情報コードの画像を、画像取得部17を用いて取得する。
図8は、取得された物品の画像を示す図である。
画像800は、4つの物品の画像801a~801dを含む。
図8に示す例では、4つの物品の画像801a~801dが、一つの画像800で取得されている。画像800には、4つの物品のそれぞれの情報コード803a~803dの画像が識別可能に含まれている。
そして、処理部11の更新部11aは、画像取得部17を用いて取得された画像に基づいて、物品IDが取得できたか否かを判定する。
図8に示す例では、処理部11の更新部11aは、一つの画像800に基づいて、4つの情報コード803a~803dのそれぞれの物品IDを取得する。この場合、更新部11aは、取得された物品IDのそれぞれについて、以下の各処理をまとめて実行してもよい。また、画像取得部17を用いて1つの物品ごとの画像が取得される場合、更新部11aは、画像取得部17を用いて取得された画像ごとに一つの情報コードが含まれる画像を順次解析して、物品IDが取得できたか否かを判定してもよい。
処理部11の更新部11aは、画像800を解析して、二次元コードである情報コード803a~803dのそれぞれを識別し、情報コードに含まれる物品IDを取得できた場合(ステップS705―Yes)、更新部11aは、物品IDと関連づけられているステータスが正常か否かを判定する(ステップS707)。
ステップS707において、更新部11aは、管理表(図6)に登録されている物品の現在のステータスが、前工程のステータスと一致する場合には、ステータスが正常であると判定する。一方、更新部11aは、管理表に登録されている物品の現在のステータスが、前工程のステータスと一致しない場合には、ステータスが正常ではないと判定する。
更新部11aは、図6に示す管理表600を参照して、物品ID:A000001と関連付けられているステータスは「管理表登録」であり、「管理表登録」は、現在の工程のステータス「出庫前」の前工程のステータスであるので、正常であると判定する。同様に、更新部11aは、物品ID:A000002~A000004と関連付けられているステータスは「管理表登録」であるので、正常であると判定する。
処理部11の更新部11aは、管理表に登録されている物品の現在のステータスが正常であると判定した場合(ステップS707―Yes)、物品のステータスを更新する(ステップS709)。具体的には、更新部11aは、取得された物品IDと関連付けられているステータスを、前工程のステータス「管理表登録」から「出庫前」へ変更する。
図9は、更新された管理表を示す。
図9に示す管理表900では、物品ID:A000001~A000004と関連付けられているステータスが「出庫前」へ更新されると共に、出庫前登録日時及び最終更新日時が更新されて登録されている。ここで、出庫前登録日時及び最終更新日時として、物品IDが取得された日時を用いる。
一方、処理部11の更新部11aが、管理表に登録されている物品の現在のステータスが正常ではないと判定した場合(ステップS707―No)、更新部11aは、ステータスが正常ではないと判定された物品IDと関連づけられているエラーログ欄にステータス異常であることを登録する(ステップS711)。
次に、ステップS719において、処理部11の更新部11aは、更新された管理表を、ネットワークNを介してサーバ20へ送信した後、記憶部12に記憶している管理表を消去する。サーバ20の処理部21は、受信した管理表を、記憶部22に記憶する。
同様の処理が行われて、引当リストに挙げられている物品5~7の物品IDが取得されて、管理表のステータスが更新される。
情報コードに含まれる物品IDを取得できない場合(ステップS705―No)及びステップS713~S717の処理については、後述する。
以上が、ステップS501の説明である。
次に、ステップS503において、倉庫30の作業者は、ステータスの更新を終えた物品を、工場40へ配送する。
次に、ステップS505において、工場40の作業者は、倉庫30の作業者から配送された物品のそれぞれについて、物品IDの取得及びステータスの更新処理を行う。
以下、ステップS505における端末10bの動作を、図7に示すフローチャートを参照しながら、以下に説明する。
まず、ステップS701において、端末10bの処理部11の更新部11aは、工場40の作業者から、物品の物品IDの取得処理を実行する指示を、操作部14を用いて入力する。
次に、ステップS703において、処理部11の更新部11aは、サーバ20へ管理表の送信を要求する送信要求を、ネットワークNを介して送信する。
サーバ20の処理部21は、端末10aからの送信要求を受信すると、記憶部22に記憶される管理表22bを、ネットワークNを介して端末10bに送信する。
処理部11の更新部11aは、受信した管理表を記憶部12に記憶する。記憶部12に記憶される管理表には、図9に示す情報が登録されている。
次に、ステップS705において、処理部11の更新部11aは、工場40の作業者に操作されて、物品に表示された情報コードの画像を、画像取得部17を用いて取得する。
図10は、取得された物品の画像を示す図である。
図10に示す例では、4つの物品の画像1001a~1001dが、一つの画像1000で取得されている。画像1000には、3つの情報コード1003a~1003cが識別可能に含まれている。
一方、物品の画像1001dには、情報コードの画像は含まれていない。情報コードが印字されたラベルが、物品から剥がれたと考えられる。情報コードが印字されたラベルが剥がれた物品については、処理部11の更新部11aは、画像取得部17を用いて取得された画像に基づいて、物品IDを取得できない。
また、更新部11aが、画像取得部17を用いて取得された画像に基づいて、物品IDを取得できない他の例を、図11(A)~図11(C)に示す。
図11(A)は、情報コードに傷がついているため、二次元コードを識別可能に読み取れない例を示す。図11(B)は、情報コードが汚れているため、二次元コードを識別可能に読み取れない例を示す。図11(C)は、情報コードの印刷がかすれているため、二次元コードを識別可能に読み取れない例を示す。
そして、処理部11の更新部11aは、画像取得部17を用いて取得された画像に基づいて、物品IDが取得できたか否かを判定する。
処理部11の更新部11aは、画像1000を解析して、二次元コードである情報コード1003a~1003cのそれぞれを識別し、情報コードに含まれる物品IDを取得できた場合(ステップS705―Yes)、更新部11aは、物品IDと関連づけられているステータスが正常か否かを判定する(ステップS707)。
ステップS707において、更新部11aは、管理表(図9)に登録されている物品の現在のステータスが、前工程のステータスと一致する場合には、ステータスが正常であると判定する。一方、更新部11aは、管理表に登録されている物品の現在のステータスが、前工程のステータスと一致しない場合には、ステータスが正常ではないと判定する。
更新部11aは、図9に示す管理表900を参照して、物品ID:A000001と関連付けられているステータスは「出庫前」であり、「出庫前」は、現在の工程のステータス「消費」の前工程のステータスであるので、正常であると判定する。同様に、更新部11aは、物品ID:A000002~A000003と関連付けられているステータスは「出庫前」であるので、正常であると判定する。
処理部11の更新部11aは、管理表に登録されている物品の現在のステータスが正常であると判定した場合(ステップS707―Yes)、物品のステータスを更新する(ステップS709)。具体的には、更新部11aは、取得された物品IDと関連付けられているステータスを、前工程の「出庫前」から「消費」へ変更する。また、更新部11aは、取得された物品IDと関連付けられている場所を、前工程の「倉庫」から「工場」へ変更する。
図12は、更新された管理表を示す。
図12に示す管理表1200では、物品ID:A000001~A000003と関連付けられているステータスが「消費」へ更新され、場所が「工場」へ更新されると共に、消費登録日時及び最終更新日時が更新されて登録されている。ここで、消費登録日時及び最終更新日時として、物品IDが取得された日時を用いる。
一方、処理部11の更新部11aが、画像取得部17を用いて取得された画像に基づいて、物品IDが取得できないと判定した場合(ステップS705―No)の処理を、以下に説明する。
処理部11の更新部11aは、倉庫30の作業者から、物品から物品IDの取得処理を実行する指示を、操作部14を用いて入力(ステップS701)して画像を取得した後、所定の期間の間、一つも物品IDを取得できない場合、物品IDを取得できないと判定する。情報コードが配置された物品の画像が1つ1つ取得される場合、更新部11aは、画像ごとに物品IDが取得できないと判定可能である。
一方、複数の物品の画像を一つの画像で取得した場合には、少なくとも1つの物品IDが取得できた場合、更新部11aは、物品IDが取得できないとは判定しない。このような場合、工場40の作業者は、端末10bの表示部13に表示された画像1000における情報コードの印刷されたラベルが剥がれている物品の画像1001dの領域を操作することにより、物品IDが取得できないことを端末10に通知する。操作としては、例えば、画面をタップすることが挙げられる。処理部11の仮物品ID生成部11bは、表示部13の画像の操作された領域の数に基づいて、物品IDが取得できない物品の数を通知されてもよい。本実施形態では、物品IDが取得できない物品の数は1つであるとして、以下の説明を行う。
次に、ステップS713において、処理部11の仮物品ID生成部11bは、物品識別情報が取得できない物品に対して仮物品識別情報(仮物品ID)を生成する。図12に示すように、仮物品ID生成部11bは、物品ID欄1201に仮物品IDであるZ000001を新たに登録する。
また、仮物品ID生成部11bは、管理表1200を参照して、物品IDが取得できない物品(以下、ID不明物品ともいう)に対して予め定められた条件に一致する物品IDが取得された物品である情報取得物品が有する、物品ID及びステータス以外の属性値を取得する。具体的には、仮物品ID生成部11bは、ID不明物品の当該物品IDの取得が試みられた日時に対して所定の時間内に物品IDが取得された情報取得物品が有する物品ID及びステータス以外の属性値を取得する。物品IDの取得が試みられた日時は、画像を取得した日時でもよいし、又は、取得された画像から情報コードの解析を開始した日時としてもよい。また、仮物品ID生成部11bは、ID不明物品の当該物品IDの取得が試みられた日時に対して所定の時間内に物品IDが取得された情報取得物品の物品IDが取得された日時として、管理表1200における最終更新日時を参照する。
本実施形態では、ID不明物品の取得が試みられた日時は、「2017/7/2/12:03」である。
所定の時間は、適宜定めることができるが、例えば、5分、10分とすることができる。
仮物品ID生成部11bは、ID不明物品の取得が試みられた日時を基準として、所定の時間前又は後に物品IDが取得された物品を情報取得物品とし得る。もし、複数の該当する物品が存在する場合には、ID不明物品の取得が試みられた日時に対して最近接の日時に物品IDが取得された物品を情報取得物品とする。
本実施形態では、仮物品ID生成部11bは、ID不明物品の取得が試みられた日時を基準として、5分前以内に物品IDが取得された複数の物品の内、ID不明物品の取得が試みられた日時に対して最近接の日時に物品IDが取得された物品を情報取得物品とする。
具体的には、仮物品ID生成部11bは、管理表1200を参照して、物品ID:A000003により識別される物品を情報取得物品とする。
もし、ID不明物品の物品IDの取得が試みられた日時に対して所定の時間内に物品IDが取得された情報取得物品が存在しない場合には、仮物品ID生成部11bは、ID不明物品の物品IDの取得が試みられた日時に対して最近接の日時に物品IDが取得された物品を情報取得物品とする。
そして、仮物品ID生成部11bは、仮物品IDに対して、情報取得物品が有する属性値と同じ属性値、ステータス及び場所を関連づけて、管理表に登録する。
情報取得物品が有する属性値としては、上述したように、管理表1200において、情報取得物品の物品IDと関連づけられ登録されている各項目が挙げられる。
本実施形態では、仮物品ID生成部11bは、情報取得物品が有する属性値として、管理表登録日時を用いる。
図12に示すように、仮物品ID生成部11bは、仮物品ID:Z000001と、情報取得物品が有する属性値と同じ属性値である「管理表登録日時」、ステータス「消費」及び場所「工場」とを関連づけて、管理表1200に登録する。
そして、仮物品ID生成部11bは、ID不明物品の物品IDの取得が試みられた日時を、消費登録日時及び最終更新日時として、仮物品IDと関連づけて管理表1200に登録する。また、仮物品ID生成部11bは、工場40の作業者を識別する識別情報を、仮物品IDと関連づけて管理表1200に登録してもよい。
次に、ステップS715において、仮物品ID生成部11bは、工場40の作業者による表示部13の画面への操作に基づいて、操作された画像の位置を含む所定の領域の画像を、ID不明物品の画像として、仮物品IDと関連づけて記憶部12に記憶する。
また、仮物品ID生成部11bは、図10に示すような、画像取得部17により取得された画像を、ID不明物品を含む画像として、記憶部12に記憶してもよい。
更に、仮物品ID生成部11bは、以下に説明するように、図10に示すような画像からID不明物品の画像の領域を切り出して記憶部12に記憶してもよい。
図13に示すように、工場40の作業者は、まず、端末10bの表示部13に表示される画像1300内でトリミングを行う領域を操作する。例えば、操作部14としてのタッチパネルである表示部13の画面上の2点P1,P2をタップする。
図13に示すように、端末10bは、画像1300内のトリミングされる領域の左上の点P1(X1,Y1)を基準点として、基準点に対して対角に位置する点P2により規定される長方形の領域をトリミングされる領域として決定する。端末10bは、決定された領域の画像を、ID不明物品の画像として、仮物品IDと関連づけて記憶部12に記憶する。
また、端末10bは、工場40の作業者により、表示13の画面のタップされた位置に基づいて、背景差分法を用いて、ID不明物品の画像を抽出してもよい。また、端末10bは、物体検出アルゴリズム(CNN,R-CNN,SSD)による機械学習が行われた識別器を用いて、ID不明物品の画像を抽出してもよい。
次に、ステップS717において、端末40は、仮物品IDを含む情報コードを、ID不明物品に貼付可能なラベル上に印刷する。工場40の作業者は、二次元コードである情報コード及び仮物品IDが印刷されたラベルを、ID不明物品に貼付する。そして、ID不明物品は、後述するステップS507において消費される。
処理部11の仮物品ID生成部11bは、更新された管理表を、ネットワークNを介してサーバ20へ送信した後、記憶部12に記憶している管理表を消去する。サーバ20の処理部21は、受信した管理表を、記憶部22に記憶する。
また、仮物品ID生成部11bは、新たな仮物品IDが生成されている場合、仮物品ID及び画像並びに仮物品IDと関連づけられた属性値に使用された属性値を有する情報取得物品の物品IDを含む仮物品ID情報を、ネットワークNを介してサーバ20へ送信した後、記憶部12に記憶している画像を消去する。サーバ20の処理部21は、受信した仮物品ID及び仮物品ID情報を、記憶部22に記憶する。
また、工場40において、物品5~7に対して、物品ID:A000001~A000003の物品と同様の処理が行われて、管理表における物品ID:A000005~A000007のステータスが「消費」に更新される(図9参照)。
以上が、ステップS505の説明である。
次に、ステップS507において、各物品は、ID不明物品を含めて、工場40において消費される。
サーバ20は、記憶部22に記憶している管理表22bに仮物品IDが登録されている場合、所定の間隔で、仮物品IDが管理表22bに登録されていることを、サーバ20の表示部23及び端末10a、10bの表示部13に表示する。
サーバ20又は端末10a、10bの作業者は、この表示を見て、仮物品IDが管理表22bに登録されていることを認識できる。
次に、端末10bの表示部13の表示を見た工場40の作業者が、端末10bを用いて、仮物品IDと、本来の物品とを関連づける関連づけ処理を、図14に示すフローチャートを参照しながら、以下に説明する。
まず、ステップS1401において、端末10bの処理部11の関連づけ部11cは、工場40の作業者から、仮物品IDと物品との関連づけ処理を実行する指示を、操作部14を用いて入力する。なお、関連づけ部11cは、所定の間隔で、仮物品IDと物品との関連づけ処理を自動的に実行してもよい。
次に、ステップS1403において、処理部11の関連づけ部11cは、サーバ20に対して管理表及び仮物品ID情報の送信を要求する送信要求を、ネットワークNを介して送信する。
サーバ20の処理部21は、端末10bから要求する送信要求を受信すると、記憶部22に記憶される管理表22b及び仮物品ID情報を、ネットワークNを介して端末10bに送信する。
処理部11の関連づけ部11cは、受信した管理表及び仮物品ID情報を記憶部12に記憶する。記憶部12に記憶される管理表には、図12に示す情報が登録される。
次に、ステップS1405において、処理部11の関連づけ部11cは、管理表1200を参照して、同一の属性値を有する2つ以上の物品により形成される特定グループを生成する。本実施形態では、関連づけ部11cは、同一の属性値として、管理表登録日時を用いる。
図12に示すように、処理部11の関連づけ部11cは、同一の属性値である管理表登録日時を有する2つ以上の物品により形成される特定グループとして、特定グループG1及び特定グループG2を生成する。特定グループG1は、管理表登録日時が「2017/6/1 0:00」で同一であり、特定グループG2は、管理表登録日時が「2017/6/2 0:00」で同一である。
そして、処理部11の関連づけ部11cは、特定グループに属する物品の数A1と、特定グループに属し且つ同一のステータスを有する物品の数A2とが一致する特定グループを、以下の処理の対象から除外する。図12に示す管理表の例では、特定グループG2に属する物品の数:3(A1)と、特定グループG2に属し且つ同一のステータス「消費」を有する物品の数:3(A2)とが一致するので、特定グループG2を、以下の処理の対象から除外する。即ち、特定グループG1が以下の処理の対象となる。
次に、ステップS1407において、処理部11の関連づけ部11cは、管理表1200を参照して、特定グループG1について、特定グループに属する物品の数(A1)と、特定グループに属し且つ同一のステータスを有する物品の数(A2)、及び、特定グループと同じ属性値に関連づけられている仮物品IDが生成された物品の数(A3)との和(A4)が一致するか否かを判定する。
具体的には、処理部11の関連づけ部11cは、特定グループG1について、特定グループに属する物品の数:4(A1)と、特定グループに属し且つ同一のステータスを有する物品の数(A2)、及び、特定グループと同じ属性値である「管理表登録日時」の「2017/6/1 0:00」に関連づけられている仮物品ID:Z000001が生成された物品の数:1(A3)との和(A4)が一致するか否かを判定する。
特定グループG1では、3つの物品ID:A000001~A000003のステータスは「消費」であり、1つの物品ID:A000004のステータスは「出庫前」であり、異なるステータスが含まれる。
このように、特定グループG1に属する4つの物品が異なるステータス「出庫前」及び「消費」を有する場合、処理部11の関連づけ部11cは、同一のステータスとして、時系列的に後の工程のステータス「消費」を使用する。
なお、ステップS1401の関連付け処理の指示がステップS505のすぐ後になされた場合には、ステップS505ではステータスを「消費」に更新していることから、これと同様にステータス「消費」を使用する。
処理部11の関連づけ部11cは、特定グループG1について、特定グループに属する物品の数:4(A1)と、特定グループに属し且つ同一のステータス「消費」を有する物品の数:3(A2)、及び、特定グループG1と同じ属性値に関連づけられている仮物品ID:Z000001が生成された物品の数:1(A3)との和(A4)が一致すると判定する。
一方、上述したように、処理部11の関連づけ部11cは、特定グループG2については、判定の対象から除外する。
また、処理部11の関連づけ部11cは、同一の属性値を有する2つ以上の物品により形成される特定グループが一つも生成できない場合、ステップS1417へ進んでもよい。
ステップS1407の判定における和が一致する場合(ステップS1407―Yes)ステップS1409において、処理部11の関連づけ部11cは、特定グループに属する物品の内、同一のステータスと関連づけられていない物品と、仮物品IDにより識別される物品とを関連づける。即ち、仮物品IDにより識別される物品は、特定グループに属する物品の内、同一のステータスと関連づけられていない物品と紐づけされる。図15に示す例では、特定グループに属する物品の内、同一のステータスと関連づけられていない物品は、物品ID:A000004により識別される物品4である。
本実施形態では、特定グループと同じ属性値に関連づけられている仮物品IDが生成された物品の数は1であった。例えば、特定グループと同じ属性値に関連づけられている仮物品IDが生成された物品の数が2以上であって、ステップS1407の判定における和が一致する場合もある。この場合、処理部11の関連づけ部11cは、特定グループに属する物品の内、同一のステータスと関連づけられていない物品の内の一つと、仮物品IDが生成された物品の一つとを1対1に関連づける。物品同士を1対1に関連づける方法としては、管理表に登録されている順番に基づいて、特定グループに属する物品の内、同一のステータスと関連づけられていない物品と、仮物品IDが生成された物品とを関連づけるなどのルールを予め決めることで関連付けを自動化してもよい。また、関連付けを厳密に行う必要がある場合、関連付けを行うという判定までをステップS1407において自動的に判定を行い、ステップS1409において手動で関連付けを行うよう通知して行うようにしても、作業は簡略化される。
次に、ステップS1411において、処理部11の関連づけ部11cは、図15に示すように、仮物品IDと関連づけられたステータス、場所、消費登録日時及び最終更新日時に基づいて、仮物品IDにより識別される物品と関連づけられた、物品ID:A000004により識別される物品4のステータス、場所、消費登録日時及び最終更新日時を更新して、管理表1500に登録する。
また、処理部11の関連づけ部11cは、管理表1500において、物品ID:A000004と関連付けられているエラーログ欄1510に、仮物品ID:Z000001と関連づけられたことを記録する。また、処理部11の関連づけ部11cは、管理表1500において、物品ID:A000004と関連付けられている仮物品IDフラグ欄1509にフラグとして「TRUE」を登録する。そして、関連づけ部11cは、仮物品IDを、管理表1500から削除する。
次に、ステップS1411において、処理部11の関連づけ部11cは、仮物品IDが生成された物品の関連づけ処理を実行したことを、表示部13に表示して、工場40の作業者へ通知する。
一方、ステップS1407において、一致しない判定が行われた場合(ステップS1407―No)、処理部11の関連づけ部11cは、管理表1200を参照して、特定グループG1について、特定グループに属する物品の数(A1)が、特定グループに属し且つ同一のステータスを有する物品の数(A2)、及び、特定グループと同じ属性値に関連づけられている仮物品IDが生成された物品の数(A3)との和(A4)よりも大きいか否かを判定する。
物品の数A1が、和A4よりも大きくない場合(ステップS1415―No)、処理は、ステップS1418へ進む。その後の管理表の更新された状態において、ステップS1407において一致する判定がなされることが期待できるためである。
物品の数(A1)が、和(A4)よりも大きい場合(ステップS1415―Yes)、処理部11の関連づけ部11cは、処理部11の関連づけ部11cは、仮物品IDが生成された物品の関連づけ処理を実行できないことを、表示部13に表示して、工場40の作業者へ通知する(ステップS1417)。
そして、処理部11の関連づけ部11cは、仮物品ID情報に含まれるID不明物品の画像を端末10bの表示部13に表示する。工場40の作業者は、ID不明物品の画像を、仮物品IDが生成された物品を特定するために参照する。
また、端末10bは、仮物品ID情報に含まれるID不明物品の画像に基づいて、SHIFTアルゴリズム又はSURFアルゴリズムによる機械学習が行われた識別器を用いて、ID不明物品を認識して、作業者へ通知するようにしてもよい。
工場40の作業者は、仮物品IDが生成された物品が特定された場合には、端末10bを用いて、ステップS1409及びS1411の処理を実行する。
次に、ステップS1418において、処理部11の関連づけ部11cは、更新された管理表を、ネットワークNを介してサーバ20へ送信した後、記憶部12に記憶している管理表を消去する。サーバ20の処理部21は、受信した管理表を、記憶部22に記憶する。
上述した本実施形態のシステムによれば、物品の状態を示すステータスを更新して、トレーサビリティが維持されるよう物品を流通させることができる。これにより、物品が、倉庫及び工場という物理的に離れた場所を移動する場合でも、物品の流通を滞らせることなく、トレーサビリティを維持することができる。特に、本実施形態のシステムによれば、物品が、倉庫及び工場のように物理的に離れた場所の間を移動する場合でも、物品を前段階へ送り返すことなく、物品の状態を示すステータスを更新することができる。
本発明では、上述した実施形態の装置、システム及び方法は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、物品IDが取得できない物品に対して予め定められた条件に一致する情報取得物品は、物品IDが取得できない物品の当該物品識別情報の取得が試みられた日時に対して所定の時間内に物品識別情報が取得された物品であったが、物品IDが取得できない物品に対して定められた条件は、他の条件であってもよい。例えば、他の条件は、物品IDが取得できない物品に対して作業者(ユーザ)により与えられてもよい。例えば、作業者が、物品IDが取得できない物品に対して属性値を与えて、端末は属性値に一致する物品識別情報が取得された物品である情報取得物品が有する属性値を取得する。図12に示す例において、物品1~物品4は、同じロット番号を有しており、作業者は、物品IDが取得できない物品に対して予め定められた条件として、物品1~物品4が有するロット番号と一致する条件を端末へ与える。端末は、管理表を参照して、与えられたロット番号を有し、物品IDが取得された物品である情報取得物品として、物品1~物品3を選択して、物品1~物品3が有する属性としてのロット番号を、物品IDが取得できない物品の仮物品IDと関連付け、且つ、物品1~物品3が有するステータスの「消費」を、物品IDが取得できない物品の仮物品IDと関連付けることが挙げられる。作業者は、仮物品IDが生成された時の工程等の状況を参照して、物品IDが取得できない物品に対して定められた条件を決定し得る。
また、上述した実施形態では、仮物品IDの関連づけ処理は、端末により行われていたが、サーバにより行われてもよい。
1 システム
10a、10b 端末
11 処理部
11a 更新部
11b 仮物品ID生成部
11c 関連づけ部
12 記憶部
12a コンピュータプログラム
12b 管理表
13 表示部
14 操作部
15 IF
16 通信部
17 画像取得部
18 印刷部
20 サーバ
21 処理部
22 記憶部
22a コンピュータプログラム
22b 管理表
23 表示部
24 操作部
25 通信部
30 倉庫
40 工場

Claims (9)

  1. 物品を識別するための物品識別情報と、物品の状態を示すステータス及び物品が有するその他の属性値とが関連づけられて登録される管理表を記憶する記憶部、及び、前記管理表を参照して処理を行う処理部を備える装置であって、
    前記処理部が、
    物品から取得された前記物品識別情報及び前記管理表における物品の現在のステータスに基づいて、前記管理表における物品のステータスを更新する更新部と、
    前記物品識別情報が取得できない物品に対して仮物品識別情報を生成し、前記管理表を参照して、前記物品識別情報が取得できない物品に対して定められた条件に一致する前記物品識別情報が取得された物品である情報取得物品が有する前記その他の属性値を取得し、当該仮物品識別情報に対して、前記情報取得物品が有する前記その他の属性値と同じ当該その他の属性値と、前記情報取得物品のステータスとを関連づける仮物品識別情報生成部と、
    を有する装置。
  2. 前記物品識別情報が取得できない物品に対して定められた条件は、前記物品識別情報が取得できない物品の当該物品識別情報の取得が試みられた日時に対して所定の時間内に前記物品識別情報が取得されたことであるか、又は、前記物品識別情報が取得できない物品に対してユーザにより与えられる条件である請求項1に記載の装置。
  3. 前記物品識別情報が取得できない物品に対して定められた条件は、前記物品識別情報が取得できない物品の当該物品識別情報の取得が試みられた日時に対して所定の時間内に前記物品識別情報が取得されたことであり、
    前記処理部は、前記管理表を参照して同一の前記その他の属性値を有する2つ以上の物品により形成される特定グループを生成し、前記特定グループに属する物品の数と、前記特定グループに属し且つ同一のステータスを有する物品の数、及び、前記特定グループと同じ前記その他の属性値に関連づけられている前記仮物品識別情報が生成された物品の数との和が一致するかを判定して、一致する場合、前記特定グループに属する物品の内、前記同一のステータスと関連づけられていない物品と、前記仮物品識別情報により識別される物品とを関連づける関連づけ部を備える請求項2に記載の装置。
  4. ステータスは、時系列的な順番で配置される工程を示しており、
    前記関連づけ部は、前記特定グループに属する複数の物品が異なるステータスを有する場合、前記同一のステータスとして、時系列的に後の工程のステータスを使用する請求項3に記載の装置。
  5. 前記関連づけ部は、前記仮物品識別情報と関連づけられたステータスに基づいて、前記仮物品識別情報により識別される物品と関連づけられた、前記特定グループに属する物品の内、前記同一のステータスと関連づけられていない物品のステータスを更新する請求項3又は4に記載の装置。
  6. 前記更新部は、物品から取得された前記物品識別情報及び前記管理表における物品の現在のステータスに基づいて、前記管理表における物品のステータスを更新するのと共に、前記物品識別情報から取得された日時を前記管理表に登録する請求項3~5の何れか一項に記載の装置。
  7. 物品を識別するための物品識別情報と、物品の状態を示すステータス及び物品が有するその他の属性値とが関連づけられて登録される管理表を記憶するサーバと、
    前記サーバから前記管理表を受信する通信部及び処理部を含む端末と、
    を有し、
    前記処理部が
    物品から取得された物品識別情報及び前記管理表における物品の現在のステータスに基づいて、前記管理表における物品のステータスを更新する更新部と、
    前記物品識別情報が取得できない物品に対して仮物品識別情報を生成し、前記管理表を参照して、前記物品識別情報が取得できない物品に対して定められた条件に一致する前記物品識別情報が取得された物品である情報取得物品が有する前記その他の属性値を取得し、当該仮物品識別情報に対して、前記情報取得物品が有する前記その他の属性値と同じ当該その他の属性値と、前記情報取得物品のステータスとを関連づける仮物品識別情報生成部と、
    含む、システム。
  8. 複数の前記端末を備え、
    複数の前記端末のそれぞれは、異なる事業所に配置される請求項7に記載のシステム。
  9. 物品から取得された物品識別情報及び物品の状態を示すステータス及び物品が有するその他の属性値が関連づけられて登録される管理表における物品の現在のステータスに基づいて、物品を識別するための物品識別情報と、前記管理表における物品のステータスを更新することと、
    前記物品識別情報が取得できない物品に対して仮物品識別情報を生成し、前記管理表を参照して、前記物品識別情報が取得できない物品に対して定められた条件に一致する前記物品識別情報が取得された物品である情報取得物品が有する前記その他の属性値を取得し、当該仮物品識別情報に対して、前記情報取得物品が有する前記その他の属性値と同じ当該その他の属性値と、前記情報取得物品のステータスとを関連づけることと、
    をコンピュータに実行させる方法。
JP2018116205A 2018-06-19 2018-06-19 物品のステータスを更新する装置、システム及び方法 Active JP7050593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018116205A JP7050593B2 (ja) 2018-06-19 2018-06-19 物品のステータスを更新する装置、システム及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018116205A JP7050593B2 (ja) 2018-06-19 2018-06-19 物品のステータスを更新する装置、システム及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019219861A JP2019219861A (ja) 2019-12-26
JP7050593B2 true JP7050593B2 (ja) 2022-04-08

Family

ID=69096651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018116205A Active JP7050593B2 (ja) 2018-06-19 2018-06-19 物品のステータスを更新する装置、システム及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7050593B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115757396B (zh) * 2022-10-25 2023-07-18 杭州比智科技有限公司 一种oneid项目实现方法及系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012022590A (ja) 2010-07-16 2012-02-02 Chugoku Electric Power Co Inc:The 物品出入り管理システム
JP2013149172A (ja) 2012-01-20 2013-08-01 Sharp Corp 物流ラインの構成装置、物流ラインの管理装置、物流ライン管理システム、搬送制御プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2013171461A (ja) 2012-02-21 2013-09-02 Mitsubishi Materials Corp リサイクル管理システム、リサイクル管理方法、およびプログラム
JP2014081885A (ja) 2012-10-18 2014-05-08 Hitachi Ltd 自動車生産ライン管理システムおよび管理方法
JP2016166089A (ja) 2015-03-10 2016-09-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 物品管理装置及び物品管理方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012022590A (ja) 2010-07-16 2012-02-02 Chugoku Electric Power Co Inc:The 物品出入り管理システム
JP2013149172A (ja) 2012-01-20 2013-08-01 Sharp Corp 物流ラインの構成装置、物流ラインの管理装置、物流ライン管理システム、搬送制御プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2013171461A (ja) 2012-02-21 2013-09-02 Mitsubishi Materials Corp リサイクル管理システム、リサイクル管理方法、およびプログラム
JP2014081885A (ja) 2012-10-18 2014-05-08 Hitachi Ltd 自動車生産ライン管理システムおよび管理方法
JP2016166089A (ja) 2015-03-10 2016-09-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 物品管理装置及び物品管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019219861A (ja) 2019-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10198711B2 (en) Methods and systems for monitoring or tracking products in a retail shopping facility
US20140350708A1 (en) Work process management system, work process management terminal device, computer program, and work process management method
US11488456B2 (en) Article management system, article management apparatus, article management method, and storage medium
US9275200B2 (en) Information processing device, license assignment method, and computer-readable, non-transitory medium
US20190196442A1 (en) Production management system and production management method
CN110520888A (zh) 店铺系统、电子货架标签、店铺系统的处理方法以及程序
US20230177458A1 (en) Methods and systems for monitoring on-shelf inventory and detecting out of stock events
US20170323281A1 (en) Methods and Systems for Tracking Carts and Retail Products in a Shopping Space
US20220292445A1 (en) Work assistance system, work assistance device, work assistance method, and program
JP5155976B2 (ja) 作業支援システムおよび作業支援方法
JP7050593B2 (ja) 物品のステータスを更新する装置、システム及び方法
JP6775518B2 (ja) 成果物生産システム、方法及びプログラム
US20240103922A1 (en) Design execution apparatus and design execution method
JP7336708B2 (ja) 業務支援システム、業務支援装置、端末、業務支援方法、業務方法、及び、コンピュータプログラム
JP2006244417A (ja) 操作受付可能な表示装置、それを備える注文システム、並びに、そのプログラムおよび記録媒体
CN115668249A (zh) 前线空缺货架图报警服务工具
CN106548312B (zh) 终端装置、管理装置和管理系统
WO2020104636A1 (en) A method at a slaughterhouse
JP7576782B2 (ja) 業務支援システム、業務支援装置、業務支援方法、及び、コンピュータプログラム
US11816630B2 (en) System and method for determination of overstated PI values
JP2012222341A (ja) 半導体の製造ラインにおける棚管理システムおよび棚管理プログラム
JP2013175088A (ja) 依頼管理装置、依頼管理方法、プログラム、および依頼管理システム
US11556891B2 (en) Operations system for combining independent product monitoring systems to automatically manage product inventory and product pricing and automate store processes
US10884687B2 (en) Print management system and computer readable medium
JP4897097B1 (ja) 半導体の製造ラインにおける棚管理システムおよび棚管理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7050593

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150