JP2005004262A - 結婚式シミュレータ - Google Patents
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Abstract
【課題】結婚式の各シーンで流される曲を具体的にイメージしながら選定することができるようにした結婚シミュレータの提供する。
【解決手段】音楽データベース1に結婚式で使われる曲データが格納される。結婚式の各シーン毎の推薦曲が推薦曲リスト3に列挙される。画像データベース10に、結婚式の各シーン再生での動画像が格納される。所望のシーンが選択されると、選択されたシーンに対応する画像データが表示されると共に、選択されたシーンに対応する推薦曲のリストが表示される。試聴する曲データが選択されると、選択された曲データが再生されると共に選択されたシーンの画像が再生される。これにより、結婚式を疑似体験しながら、各シーンで流される曲を適宜選択していくことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】音楽データベース1に結婚式で使われる曲データが格納される。結婚式の各シーン毎の推薦曲が推薦曲リスト3に列挙される。画像データベース10に、結婚式の各シーン再生での動画像が格納される。所望のシーンが選択されると、選択されたシーンに対応する画像データが表示されると共に、選択されたシーンに対応する推薦曲のリストが表示される。試聴する曲データが選択されると、選択された曲データが再生されると共に選択されたシーンの画像が再生される。これにより、結婚式を疑似体験しながら、各シーンで流される曲を適宜選択していくことができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に結婚式で流される音楽の選定に利用して好適な結婚式シミュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
結婚式をあげる誰もが、この結婚式が二人にとって人生で最も美しい式典になることを強く望んでいる。結婚式を行う二人のこのような願いを満足させるために、バラエティに富んだ各種の結婚式が行われるようになってきている。ホテルや結婚式場での結婚式ばかりでなく、最近では、町のレストランを借り切っての結婚式や、クルーザでの船上の結婚式など、多種多彩な結婚式が行われるようになってきている。
【0003】
しかしながら、結婚式の多種多様化に伴って、予定していた結婚式と実際に行われた結婚式との間に相違があり、結婚する二人を失望させたという例もめずらしくない。多くの人にとって、結婚式は一生に一回の催しであり、結婚式を行うことは誰もが初めての経験である。したがって、結婚式の企画や運営を行うビジネスにとって、どのような結婚式になるのかを結婚する二人に分かりやすく説明していくことが重要である。
【0004】
ところが、従来では、どのような結婚式になるかを結婚する二人に説明する場合、たとえば結婚カウンセラが結婚式の予定を記載した案内書やメモを結婚する二人に渡し、その案内書やメモに沿って計画を説明するのに止まっている。このような案内書やメモによる説明だけでは、実際の結婚式のイメージを十分に理解させることは難しい。また、各シーンで具体的に行われることは、結婚式の会場毎に異なっており、各会場毎に結婚式のイメージを十分い理解させることは難しい。
【0005】
特に、結婚式の背景で流される音楽の選択は重要である。結婚式の雰囲気は、そこに流れる音楽で変わってくる。結婚式で流される音楽は、慣習上、ある程度決まっているものがある。また、ヒット曲の中でも、結婚をテーマにしたものや、二人の幸せをテーマにしたものの中には、結婚式の定番となっているものがある。また、結婚する二人の出会いや思い出を象徴する音楽を結婚式に流したいという要望がある。
【0006】
従来、結婚式で使われる曲の選択は、結婚カウンセラが各シーンに応じてそのシーンに相応しい音楽を推薦したり、また、結婚する二人が自分たちの思い出の曲を紹介したりしながら行われている。このとき、従来では、実際にその音楽を聞きながら決めることは殆ど行われていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来では、どのような結婚式になるかを結婚する二人に説明する場合、たとえば結婚カウンセラが結婚式の予定を記載した案内書やメモを結婚する二人に渡し、その案内書やメモに沿って計画を説明するのに止まっている。このため、具体的な結婚式のイメージを掴みにくいという問題がある。特に、結婚式の各シーンで使われる音楽は、メモや口頭による説明だけでは、十分に行えない。
【0008】
また、実際に結婚式を行う場合には、結婚式の各シーンで流される音楽が決まると、この音楽が収納されているCD(Compact Disc)等を集め、各シーンで流される音楽を用意している。そして、結婚式の当日は、各シーンで使われる音楽のメモを見ながら、その音楽を再生するようにしている。
【0009】
しかしながら、あらかじめ結婚式の各シーンで流される音楽を用意する作業は大変である。また、結婚式の当日に、各シーンで使われる音楽のメモを見ながら、その音楽を再生するという作業は大変であると共に、手違いが多い。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、結婚式の各シーンで流される音楽を具体的にイメージしながら選定することができるようにした結婚シミュレータの提供を目的とする。
【0011】
本発明の他の目的は、結婚式での音楽の準備を簡略化できるようにした結婚シミュレータの提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、第1の本発明に係る結婚シミュレータは、結婚式のシーンを選択するシーン選択手段と、複数の曲データが蓄積されている音楽データベースと、音楽データベースに蓄積されている曲データの中で各シーンの推薦曲のリストが表示される推薦曲リスト表示手段と、音楽データベースに蓄積されている曲データの全リストが表示される全曲リスト表示手段と、結婚式の各シーンの画像データが蓄積されている画像データベースと、画像データベースに蓄積された画像データを結婚式のシーンに対応して表示させる画像表示手段と、推薦曲リスト表示手段および全曲リスト表示手段に表示された曲データのリストの中から試聴する所望の曲データを選択する試聴選択手段とを備え、シーン選択手段で所望のシーンが選択されると、選択されたシーンに対応する画像データが表示されると共に、選択されたシーンに対応する推薦曲のリストが表示され、試聴選択手段で曲データが選択されると、選択された曲データが再生されると共に選択されたシーンの画像が再生されることを特徴とする。
【0013】
第1の本発明に係る結婚シミュレータによれば、結婚式の各シーンの画像を見ると同時に、各シーンで流される曲を試聴しながら、各シーンの曲を決めていくことができる。各シーンの動画像と曲が再生されるので、各シーンの様子を具体的にイメージできる。また、各シーンの推薦曲がリストに表示されるので、各シーン毎に、適切な曲が選択できる。また、全曲のリストが表示されるので、二人の思い出の曲等を選択することができる。
【0014】
第2の本発明に係る結婚シミュレータでは、さらに、各シーンで選択された曲データの情報を格納する記憶手段を設けるようにしている。これにより、記憶手段に格納された各シーンで選択された曲データの情報に基づいて、結婚式の各シーン毎の曲の一覧表をプリントアウトすることができる。また、記憶手段に格納された各シーンで選択された曲データの情報に基づいて、結婚式で使われる曲データが格納されたCD(Compact Disc)やMD(Mini Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体を作成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
第1の実施形態
本発明の結婚式シミュレータは、パーソナルコンピュータ上にソフトウェアで構成される。図1は、本実施の形態の結婚式シミュレータの機能に基づいて構成されたブロック図である。
【0016】
図1において、音楽データベース1には、複数の曲データが格納されている。音楽データベース1に格納されている曲データとしては、結婚式で必ず使われる曲の曲データや結婚式で定番として使われる曲の曲データの他、多数の曲データが格納されている。音楽データベース1の曲データの形態としては、PCM(Pulse Code Modulation)オーディオデータでも良いし、圧縮されたオーディオデータでも良い。音楽データベース1に格納される曲データは、たとえば、CD等の記録媒体から得られると共に、インターネット上の音楽サイトからダウンロードして得ることもできる。
【0017】
なお、音楽データベース1に保存される曲データは、試聴用に時間を短縮した曲データとしても良い。また、サビの部分から再生が開始されるように、サブの部分からの曲データを音楽データベースに格納するようにしても良い。また、全曲分の曲データと、試聴用に時間の短縮された曲データと、サビの部分から再生が開始される曲データとを格納するようにしても良い。
【0018】
音楽リスト2には、音楽データベース1に格納されている曲データのリストが作成されている。音楽リスト2は、推薦曲リスト3と全曲リスト4とがある。
【0019】
推薦曲リスト3には、各シーン毎に、そのシーンに相応した複数の曲が推薦曲として列挙されている。推薦曲リスト3には、図2に示すように、「迎賓」、「和装入場」、「プロフィール紹介」、「ケーキ入刀」、…等のシーン毎に、推薦曲のタイトルと、アーチスト名と、曲データのファイル名が列挙されている。推薦曲リスト3の情報は、入力操作部15の操作により設定されるシーンに応じて表示される。すなわち、入力操作部15の操作によりシーンが指定されると、そのシーンに対応する曲のリストが推薦曲リスト3から読み出され、このシーンに対応する推薦曲のリストが表示部14に表示される。
【0020】
全曲リスト4には、音楽データベース1に格納されている全曲の曲データがタイトルあるいはアーチスト毎に列挙されている。全曲リスト4には、図3に示すように、たとえば、全曲のアーチスト名と、タイトルと、その曲の曲データのファイル名が列挙されている。音楽リスト2の推薦曲リスト3と全曲リスト4の情報は、表示部14に表示される。
【0021】
画像データベース10には、図4に示すように、「迎賓」、「和装入場」、「プロフィール紹介」、「ケーキ入刀」、…等のシーンで使われる画像データ格納されている。画像データベース10に格納する画像データの形態としては、たとえば、MPEG(Moving Picture Coding Experts Group)等で圧縮された動画データが用いられる。なお、圧縮方式は、どのような方式を用いても良い。
【0022】
入力操作部15の操作によりシーンが指定されると、再生画像選択部12からシーンに対応する画像データの読み出し命令が出力され、画像データベース10から、所望のシーンの画像データが読み出される。読み出された画像データは、画像再生部13に送られ、画像再生部13で再生される。そして、この再生された画像は、表示部14に表示される。
【0023】
入力操作部15の操作により、推薦曲リスト3および全曲リスト4に列挙されている曲の中から所望の曲が試聴曲として指定されると、指定された曲の曲データの読み出し命令が再生音楽選択部5から出力され、音楽データベース1から、所望の曲の曲データが読み出される。読み出された曲データは、音楽再生部6に送られ、音楽再生部6で再生され、音声出力部7から出力される。
【0024】
次に、本実施の形態の結婚シミュレータの動作について説明する。結婚式シミュレータが起動されると、図5に示すように、結婚式の各シーンで流す曲を選択するための曲選択画面100が表示される。図5に示すように、曲選択画面100は、シーン表示選択エリア101と、動画表示エリア102と、推薦曲表示選択エリア103と、全曲リスト表示選択エリア104とから構成される。
【0025】
シーン表示選択エリア101には、「迎賓」、「和装入場」、「プロフィール紹介」、「ケーキ入刀」、…等、結婚式の各シーンを選択するためのシーン選択ボタン105a、105b、105c、105d、…が配列されている。
【0026】
結婚式の各シーンは、シーン表示選択エリア101のシーン選択ボタン105a、105b、105c、105d、…の中から所望のシーンの選択ボタンをクリックすることで選択できる。シーン表示選択エリア101により、所望のシーンを選択すると、そのシーンに対応する画像が動画表示エリア102に表示されると共に、そのシーンに対応する複数の推薦曲の情報が推薦曲表示選択エリア103に表示される。
【0027】
すなわち、画像データベース10には、図4に示したように、「迎賓」、「和装入場」、「プロフィール紹介」、「ケーキ入刀」、…等のシーンで使われる画像データ格納されている。シーン表示選択エリア101の中で、所望のシーンを選択すると、画像データベース10から、そのシーンに対応する画像データが読み出され、この画像が動画表示エリア102に表示される。
【0028】
たとえば、シーン選択ボタン105bをクリックし、「和装入場」のシーンを選択すると、図5に示しすように、結婚する二人が和装で入場するシーンの画像が画像データベース10から読み出され、動画表示エリア102に表示される。
【0029】
また、音楽リスト2の推薦曲リスト3には、図2に示したように、各シーンで流す曲として推薦できる複数の推薦曲がシーン毎に格納されている。シーン選択ボタン105bをクリックし、「和装入場」のシーンを選択すると、推薦曲表示選択エリア103には、「和装入場」のシーンに対応する推薦曲の情報が「おすすめ曲」として表示される。
【0030】
次に、シーン選択ボタン105dをクリックし、「ケーキ入刀」のシーンを選択すると、図6に示すように、動画表示エリア102に表示される画像がケーキを入刀するシーンに切り替わり、また、推薦曲表示選択エリア103の曲が「ケーキ入刀」のシーンでの「おすすめ曲」に切り替わる。
【0031】
なお、シーン表示選択エリア101によりシーンを選択したときに、動画表示エリア102に表示される画像の再生を開始させるようにしても良い。また、シーン表示選択エリア101によりシーンを選択したときには、たとえば、動画像の最初の画面でフリーズさせておくようにしても良い。
【0032】
推薦曲表示選択エリア103の各推薦曲には、試聴ボタン106a、106b、106c、…が設けられている。所望の曲の試聴ボタン106a、106b、106c、…をクリックすると、図7に示すように、全曲再生用のツールパネル121と、サビの部分再生用のツールパネル122が現れる。全曲再生用のツールパネル121を操作すると、曲の先頭から再生が開始される。サビの部分再生用のツールパネル122を操作すると、サビの部分から再生が開始される。この曲の再生と同時に、動画表示エリア102に表示されているそのシーンの動画の再生が開始される。
【0033】
このように、本実施の形態の結婚式シミュレータでは、各シーン毎に、そのシーンに対応する推薦曲の中から、曲を選択することができる。そして、選択された曲を試聴すると、視聴を選択した曲の再生が開始されると同時に、そのシーンの動画像の再生が開始される。これにより、結婚式を疑似体験しながら、各シーンで流される曲を適宜選択していくことができる。
【0034】
そのシーンで流れる曲が推薦曲表示選択エリア103の推薦曲にない場合には、全曲リスト表示選択エリア104から、曲を選択することができる。すなわち、図3に示したように、全曲リスト4には、たとえば、全曲のアーチスト名と、タイトルと、その曲データのファイル名が列挙されている。この全曲リスト4の情報が推薦曲表示選択エリア103に表示される。この推薦曲表示選択エリア103の中から、所望の曲を選択すると、その曲を試聴することができる。
【0035】
なお、全曲リスト表示選択エリア104での試聴の再生手順は、推薦曲表示選択エリア103の場合と同様である。すなわち、全曲リスト表示選択エリア104から所望の曲を選択すると、図7に示すように、全曲再生用のツールパネル121と、サビの部分再生用のツールパネル122が現れる。全曲再生用のツールパネル121を操作すると、曲の先頭から再生が開始される。サビの部分再生用のツールパネル122を操作すると、サビの部分から再生が開始される。
【0036】
また、全曲リスト表示選択エリア104は、洋楽、邦楽、話題曲に分けて表示するようにすると、検索が容易になる。さらに、アーチスト名毎に、あるいは、曲名毎にソートしておくと、検索が容易になる。さらに、アーチスト名や曲名、ジャンル、ヒットした時代等から、所望の曲をサーチする機能を設けるようにしても良い。
【0037】
図8は、本実施の形態の結婚シミュレータの動作を示すフローチャートである。図8において、シーン表示選択エリア101により、シーンが選択されたかどうかが判断される(ステップS1)。シーンが選択されたら、そのシーンの画像が画像データベース10から読み出され、動画表示エリア102に表示されると共に(ステップS2)、そのシーンの推薦曲が推薦曲表示選択エリア103に表示される(ステップS3)。
【0038】
推薦曲表示選択エリア103の曲が試聴曲として選択されたかどうかが判断される(ステップS4)。推薦曲表示選択エリア103の曲が試聴曲として選択された場合には、指定された曲の曲データが音楽データベース1から読み出され、この曲データの再生が開始されると共に(ステップS5)、動画表示エリア102の動画像の再生が開始される(ステップS6)。
【0039】
推薦曲表示選択エリア103の曲が試聴曲として選択されていな場合には、全曲リスト表示選択エリア104から所望の曲が選択されたかどうかが判断される(ステップS7)。全曲リスト表示選択エリア104から曲が選択された場合には、指定された曲の曲データが音楽データベース1から読み出され、この曲データの再生が開始されると共に(ステップS5)、動画表示エリア102の動画像の再生が開始される(ステップS6)。
【0040】
次に、シーン表示選択エリア101により、新たにシーンが選択されたかどうかが判断される(ステップS8)。ステップS8で、新たなシーンが選択されていない場合には、ステップS4にリターンされる。
【0041】
ステップS8で、新たなシーンが選択された場合には、ステップS2にリターンされ、新たに選択されたシーンで処理が行われる。
【0042】
なお、動画表示エリア102に表示される各シーン毎の動画像は、式場毎に用意するようにしても良い。各式場毎に各シーン毎の動画像が用意されていると、結婚式を挙げようとしている二人にとっては、より現実感をもって、結婚式が疑似体験できる。また、結婚式のカウンセラは、各式場毎に、その特徴を説明することができ、また、各式場毎に細かい説明ができる。
【0043】
第2の実施の形態
図9は、本発明の第2の実施の形態を示すものである。この実施の形態では、図9に示すように、各シーン毎に選択された曲を記憶する記憶手段としてのメモリ31が設けられる。このようにして、各シーン毎の曲を選択すると、この曲の選択情報がメモリ31に記憶される。
【0044】
このメモリ31に記憶された各シーン毎の曲の選択情報は、結婚式で流す曲の一覧表として、プリントアウトすることができる。このプリントアウトされた曲の一覧表を使って、結婚式上で実際に曲を再生する際に、スムーズな運営が行える。また、このプリントアウトされた曲の一覧表を列席者に配布して、楽しんでもらうことができる。
【0045】
さらに、このメモリ31に記憶された各シーン毎の曲の選択情報を基に、結婚式で流す曲の入ったCDやMD、DVD等を作成することができる。このようにして作成されたCDやMD、DVDを結婚式場に持ち込むようにすれば、結婚式場のライブラリ等を探さなくても、結婚式で演奏される曲の準備を整えることができる。
【0046】
結婚式で流す曲の曲の一覧表をプリントアウトするために、プリンタ32が設けられる。結婚式で流す曲の入ったCDやMD、DVD等を作成するために、DVDレコーダ33、CDレコーダ34が設けられる。また、DVDレコーダ33やCDレコーダ34による記録を制御するために、記録制御部35が設けられる。他の構成は、図1に示した第1の実施の形態と同様であり、対応箇所には同一符号を付加し、その説明を省略する。
【0047】
図10は、本発明の第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。図10において、シーン表示選択エリア101により、シーンが選択されたかどうかが判断される(ステップS51)。シーンが選択されたら、そのシーンの画像が画像データベース10から読み出され、動画表示エリア102に表示されると共に(ステップS52)、そのシーンに対応する推薦曲が推薦曲表示選択エリア103にも表示される(ステップS53)。
【0048】
推薦曲表示選択エリア103の曲が試聴曲として選択されたかどうかが判断される(ステップS54)。推薦曲表示選択エリア103の曲が試聴曲として選択された場合には、指定された曲の曲データが音楽データベース1から読み出され、この曲データの再生が開始されると共に(ステップS55)、動画表示エリア102の動画像の再生が開始される(ステップS56)。
【0049】
推薦曲表示選択エリア103の曲が試聴曲として選択されていない場合には、全曲リスト表示選択エリア104から所望の曲が選択されたかどうかが判断される(ステップS57)。全曲リスト表示選択エリア104から曲が選択された場合には、指定された曲の曲データが音楽データベース1から読み出され、この曲データの再生が開始されると共に(ステップS55)、動画表示エリア102の動画像の再生が開始される(ステップS56)。
【0050】
次に、シーン表示選択エリア101により、新たなシーンが選択されたかどうかが判断される(ステップS58)。ステップS58で、新たなシーンが選択されていない場合には、ステップS54にリターンされる。
【0051】
ステップS58で、新たなシーンが選択された場合には、そのシーンに対応する曲を選択するかどうかが判断される(ステップS59)。なお、各シーンに対応する曲は、複数選択できるようにしても良い。曲の選択は、たとえば、オンラインショッピングで買い物を買い物かごに入れるような要領で選択することが考えられる。そのシーンに対応する曲を選択しない場合には、ステップS52にリターンされ、新たに選択されたシーンで処理が行われる。
【0052】
ステップS59で、そのシーンでの曲が選択された場合には、そのシーンで選択された曲の選択情報が各シーンに対応してメモリ31に保存される(ステップS60)。
【0053】
図10のような処理を行うことにより、各シーンで選択された曲の選択情報がメモリ31に蓄積される。このメモリ31の情報を使って、結婚式で流す今日の一覧表をプリントアウトしたり、結婚式で流す曲の入ったCDやMD、DVD等を作成することができる。
【0054】
図11は、そのときの処理を示すフローチャートである。図11において、DVDを作成するかどうかが判断される(ステップS81)。DVDを作成する場合には、メモリ31に記憶された各シーン毎の曲の選択情報に基づいて、各シーンで選択された画像の動画データが画像データベース10から読み出され(ステップS82)、各シーンで選択された曲が音楽データベース1から読み出される(ステップS83)。この画像データベース10から読み出された動画データおよび音楽データベース1から読み出された曲データがDVDのディスクに記録される(ステップS84)。
【0055】
DVDを作成しない場合には、CDを作成するかどうかが判断される(ステップS85)。CDを作成する場合には、メモリ31に記憶された各シーン毎の曲の選択情報に基づいて、各シーンで選択された曲データが音楽データベース1から読み出される(ステップS86)。この音楽データベース1から読み出された曲データがCDのディスクに記録される(ステップS87)。
【0056】
CDを作成しない場合には、各シーンで選択された曲のデータをプリントアウトするかどうかが判断される(ステップS88)。各シーンで選択された曲のデータをプリントアウトすると判断された場合には、メモリ31に記憶された各シーン毎の曲の選択情報に基づいて、結婚式の各シーンで流される曲名やアーチスト名のリストがプリントアウトされる(ステップS89)。
【0057】
また、上述のように、各シーンで選択した曲の情報を各シーン毎にメモリ31に記憶させておくと、一連の結婚式のシーンの動画像を順に再生させると共に、各シーンで選択された曲を順番に再生させて、一連の結婚式の全体のシーンとそこで流れる曲を確認することができる。
【0058】
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
【0059】
【発明の効果】
本発明に係る結婚シミュレータによれば、結婚式の各シーンの画像を見ると同時に、各シーンで流される曲を試聴しながら、各シーンの曲を決めていくことができる。各シーンの動画像と曲が再生されるので、各シーンの様子を具体的にイメージできる。また、各シーンの推薦曲がリストに表示されるので、各シーン毎に、適切な曲が選択できる。また、全曲のリストが表示されるので、二人の思い出の曲等を選択することができる。
【0060】
また、本発明に係る結婚シミュレータでは、さらに、各シーンで選択された曲データの情報を格納する記憶手段を設けるようにしている。これにより、記憶手段に格納された各シーンで選択された曲データの情報に基づいて、結婚式の各シーン毎の曲の一覧表をプリントアウトすることができる。また、記憶手段に格納された各シーンで選択された曲データの情報に基づいて、結婚式で使われる曲データが格納されたCDやMD、DVD等の記録媒体を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の機能ブロック図である。
【図2】推薦曲リストの説明に用いる図である。
【図3】全曲リストの説明に用いる図である。
【図4】画像データベースの説明に用いる図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の表示画面の説明に用いる図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の表示画面の説明に用いる図である。
【図7】全曲再生とサビ再生の説明に用いる図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の動作説明に用いるフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態の機能ブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の動作説明に用いるフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態の動作説明に用いるフローチャートである。
【符号の説明】
1…音楽データベース、2…音楽リスト、3…推薦曲リスト、4…全曲リスト、5…再生音楽選択部、6…音楽再生部、7…音声出力部、10…画像データベース、12…再生画像選択部、13…画像再生部、14…表示部、15…入力操作部、31…メモリ、32…プリンタ、33…DVDレコーダ、34…CDレコーダ、35…記録制御部、100…曲選択画面、101…シーン表示選択エリア、102…動画表示エリア、103…推薦曲表示選択エリア、104…全曲リスト表示選択エリア、105a、105b、105c…シーン選択ボタン、106a、106b、016c…試聴ボタン
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に結婚式で流される音楽の選定に利用して好適な結婚式シミュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
結婚式をあげる誰もが、この結婚式が二人にとって人生で最も美しい式典になることを強く望んでいる。結婚式を行う二人のこのような願いを満足させるために、バラエティに富んだ各種の結婚式が行われるようになってきている。ホテルや結婚式場での結婚式ばかりでなく、最近では、町のレストランを借り切っての結婚式や、クルーザでの船上の結婚式など、多種多彩な結婚式が行われるようになってきている。
【0003】
しかしながら、結婚式の多種多様化に伴って、予定していた結婚式と実際に行われた結婚式との間に相違があり、結婚する二人を失望させたという例もめずらしくない。多くの人にとって、結婚式は一生に一回の催しであり、結婚式を行うことは誰もが初めての経験である。したがって、結婚式の企画や運営を行うビジネスにとって、どのような結婚式になるのかを結婚する二人に分かりやすく説明していくことが重要である。
【0004】
ところが、従来では、どのような結婚式になるかを結婚する二人に説明する場合、たとえば結婚カウンセラが結婚式の予定を記載した案内書やメモを結婚する二人に渡し、その案内書やメモに沿って計画を説明するのに止まっている。このような案内書やメモによる説明だけでは、実際の結婚式のイメージを十分に理解させることは難しい。また、各シーンで具体的に行われることは、結婚式の会場毎に異なっており、各会場毎に結婚式のイメージを十分い理解させることは難しい。
【0005】
特に、結婚式の背景で流される音楽の選択は重要である。結婚式の雰囲気は、そこに流れる音楽で変わってくる。結婚式で流される音楽は、慣習上、ある程度決まっているものがある。また、ヒット曲の中でも、結婚をテーマにしたものや、二人の幸せをテーマにしたものの中には、結婚式の定番となっているものがある。また、結婚する二人の出会いや思い出を象徴する音楽を結婚式に流したいという要望がある。
【0006】
従来、結婚式で使われる曲の選択は、結婚カウンセラが各シーンに応じてそのシーンに相応しい音楽を推薦したり、また、結婚する二人が自分たちの思い出の曲を紹介したりしながら行われている。このとき、従来では、実際にその音楽を聞きながら決めることは殆ど行われていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来では、どのような結婚式になるかを結婚する二人に説明する場合、たとえば結婚カウンセラが結婚式の予定を記載した案内書やメモを結婚する二人に渡し、その案内書やメモに沿って計画を説明するのに止まっている。このため、具体的な結婚式のイメージを掴みにくいという問題がある。特に、結婚式の各シーンで使われる音楽は、メモや口頭による説明だけでは、十分に行えない。
【0008】
また、実際に結婚式を行う場合には、結婚式の各シーンで流される音楽が決まると、この音楽が収納されているCD(Compact Disc)等を集め、各シーンで流される音楽を用意している。そして、結婚式の当日は、各シーンで使われる音楽のメモを見ながら、その音楽を再生するようにしている。
【0009】
しかしながら、あらかじめ結婚式の各シーンで流される音楽を用意する作業は大変である。また、結婚式の当日に、各シーンで使われる音楽のメモを見ながら、その音楽を再生するという作業は大変であると共に、手違いが多い。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、結婚式の各シーンで流される音楽を具体的にイメージしながら選定することができるようにした結婚シミュレータの提供を目的とする。
【0011】
本発明の他の目的は、結婚式での音楽の準備を簡略化できるようにした結婚シミュレータの提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、第1の本発明に係る結婚シミュレータは、結婚式のシーンを選択するシーン選択手段と、複数の曲データが蓄積されている音楽データベースと、音楽データベースに蓄積されている曲データの中で各シーンの推薦曲のリストが表示される推薦曲リスト表示手段と、音楽データベースに蓄積されている曲データの全リストが表示される全曲リスト表示手段と、結婚式の各シーンの画像データが蓄積されている画像データベースと、画像データベースに蓄積された画像データを結婚式のシーンに対応して表示させる画像表示手段と、推薦曲リスト表示手段および全曲リスト表示手段に表示された曲データのリストの中から試聴する所望の曲データを選択する試聴選択手段とを備え、シーン選択手段で所望のシーンが選択されると、選択されたシーンに対応する画像データが表示されると共に、選択されたシーンに対応する推薦曲のリストが表示され、試聴選択手段で曲データが選択されると、選択された曲データが再生されると共に選択されたシーンの画像が再生されることを特徴とする。
【0013】
第1の本発明に係る結婚シミュレータによれば、結婚式の各シーンの画像を見ると同時に、各シーンで流される曲を試聴しながら、各シーンの曲を決めていくことができる。各シーンの動画像と曲が再生されるので、各シーンの様子を具体的にイメージできる。また、各シーンの推薦曲がリストに表示されるので、各シーン毎に、適切な曲が選択できる。また、全曲のリストが表示されるので、二人の思い出の曲等を選択することができる。
【0014】
第2の本発明に係る結婚シミュレータでは、さらに、各シーンで選択された曲データの情報を格納する記憶手段を設けるようにしている。これにより、記憶手段に格納された各シーンで選択された曲データの情報に基づいて、結婚式の各シーン毎の曲の一覧表をプリントアウトすることができる。また、記憶手段に格納された各シーンで選択された曲データの情報に基づいて、結婚式で使われる曲データが格納されたCD(Compact Disc)やMD(Mini Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体を作成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
第1の実施形態
本発明の結婚式シミュレータは、パーソナルコンピュータ上にソフトウェアで構成される。図1は、本実施の形態の結婚式シミュレータの機能に基づいて構成されたブロック図である。
【0016】
図1において、音楽データベース1には、複数の曲データが格納されている。音楽データベース1に格納されている曲データとしては、結婚式で必ず使われる曲の曲データや結婚式で定番として使われる曲の曲データの他、多数の曲データが格納されている。音楽データベース1の曲データの形態としては、PCM(Pulse Code Modulation)オーディオデータでも良いし、圧縮されたオーディオデータでも良い。音楽データベース1に格納される曲データは、たとえば、CD等の記録媒体から得られると共に、インターネット上の音楽サイトからダウンロードして得ることもできる。
【0017】
なお、音楽データベース1に保存される曲データは、試聴用に時間を短縮した曲データとしても良い。また、サビの部分から再生が開始されるように、サブの部分からの曲データを音楽データベースに格納するようにしても良い。また、全曲分の曲データと、試聴用に時間の短縮された曲データと、サビの部分から再生が開始される曲データとを格納するようにしても良い。
【0018】
音楽リスト2には、音楽データベース1に格納されている曲データのリストが作成されている。音楽リスト2は、推薦曲リスト3と全曲リスト4とがある。
【0019】
推薦曲リスト3には、各シーン毎に、そのシーンに相応した複数の曲が推薦曲として列挙されている。推薦曲リスト3には、図2に示すように、「迎賓」、「和装入場」、「プロフィール紹介」、「ケーキ入刀」、…等のシーン毎に、推薦曲のタイトルと、アーチスト名と、曲データのファイル名が列挙されている。推薦曲リスト3の情報は、入力操作部15の操作により設定されるシーンに応じて表示される。すなわち、入力操作部15の操作によりシーンが指定されると、そのシーンに対応する曲のリストが推薦曲リスト3から読み出され、このシーンに対応する推薦曲のリストが表示部14に表示される。
【0020】
全曲リスト4には、音楽データベース1に格納されている全曲の曲データがタイトルあるいはアーチスト毎に列挙されている。全曲リスト4には、図3に示すように、たとえば、全曲のアーチスト名と、タイトルと、その曲の曲データのファイル名が列挙されている。音楽リスト2の推薦曲リスト3と全曲リスト4の情報は、表示部14に表示される。
【0021】
画像データベース10には、図4に示すように、「迎賓」、「和装入場」、「プロフィール紹介」、「ケーキ入刀」、…等のシーンで使われる画像データ格納されている。画像データベース10に格納する画像データの形態としては、たとえば、MPEG(Moving Picture Coding Experts Group)等で圧縮された動画データが用いられる。なお、圧縮方式は、どのような方式を用いても良い。
【0022】
入力操作部15の操作によりシーンが指定されると、再生画像選択部12からシーンに対応する画像データの読み出し命令が出力され、画像データベース10から、所望のシーンの画像データが読み出される。読み出された画像データは、画像再生部13に送られ、画像再生部13で再生される。そして、この再生された画像は、表示部14に表示される。
【0023】
入力操作部15の操作により、推薦曲リスト3および全曲リスト4に列挙されている曲の中から所望の曲が試聴曲として指定されると、指定された曲の曲データの読み出し命令が再生音楽選択部5から出力され、音楽データベース1から、所望の曲の曲データが読み出される。読み出された曲データは、音楽再生部6に送られ、音楽再生部6で再生され、音声出力部7から出力される。
【0024】
次に、本実施の形態の結婚シミュレータの動作について説明する。結婚式シミュレータが起動されると、図5に示すように、結婚式の各シーンで流す曲を選択するための曲選択画面100が表示される。図5に示すように、曲選択画面100は、シーン表示選択エリア101と、動画表示エリア102と、推薦曲表示選択エリア103と、全曲リスト表示選択エリア104とから構成される。
【0025】
シーン表示選択エリア101には、「迎賓」、「和装入場」、「プロフィール紹介」、「ケーキ入刀」、…等、結婚式の各シーンを選択するためのシーン選択ボタン105a、105b、105c、105d、…が配列されている。
【0026】
結婚式の各シーンは、シーン表示選択エリア101のシーン選択ボタン105a、105b、105c、105d、…の中から所望のシーンの選択ボタンをクリックすることで選択できる。シーン表示選択エリア101により、所望のシーンを選択すると、そのシーンに対応する画像が動画表示エリア102に表示されると共に、そのシーンに対応する複数の推薦曲の情報が推薦曲表示選択エリア103に表示される。
【0027】
すなわち、画像データベース10には、図4に示したように、「迎賓」、「和装入場」、「プロフィール紹介」、「ケーキ入刀」、…等のシーンで使われる画像データ格納されている。シーン表示選択エリア101の中で、所望のシーンを選択すると、画像データベース10から、そのシーンに対応する画像データが読み出され、この画像が動画表示エリア102に表示される。
【0028】
たとえば、シーン選択ボタン105bをクリックし、「和装入場」のシーンを選択すると、図5に示しすように、結婚する二人が和装で入場するシーンの画像が画像データベース10から読み出され、動画表示エリア102に表示される。
【0029】
また、音楽リスト2の推薦曲リスト3には、図2に示したように、各シーンで流す曲として推薦できる複数の推薦曲がシーン毎に格納されている。シーン選択ボタン105bをクリックし、「和装入場」のシーンを選択すると、推薦曲表示選択エリア103には、「和装入場」のシーンに対応する推薦曲の情報が「おすすめ曲」として表示される。
【0030】
次に、シーン選択ボタン105dをクリックし、「ケーキ入刀」のシーンを選択すると、図6に示すように、動画表示エリア102に表示される画像がケーキを入刀するシーンに切り替わり、また、推薦曲表示選択エリア103の曲が「ケーキ入刀」のシーンでの「おすすめ曲」に切り替わる。
【0031】
なお、シーン表示選択エリア101によりシーンを選択したときに、動画表示エリア102に表示される画像の再生を開始させるようにしても良い。また、シーン表示選択エリア101によりシーンを選択したときには、たとえば、動画像の最初の画面でフリーズさせておくようにしても良い。
【0032】
推薦曲表示選択エリア103の各推薦曲には、試聴ボタン106a、106b、106c、…が設けられている。所望の曲の試聴ボタン106a、106b、106c、…をクリックすると、図7に示すように、全曲再生用のツールパネル121と、サビの部分再生用のツールパネル122が現れる。全曲再生用のツールパネル121を操作すると、曲の先頭から再生が開始される。サビの部分再生用のツールパネル122を操作すると、サビの部分から再生が開始される。この曲の再生と同時に、動画表示エリア102に表示されているそのシーンの動画の再生が開始される。
【0033】
このように、本実施の形態の結婚式シミュレータでは、各シーン毎に、そのシーンに対応する推薦曲の中から、曲を選択することができる。そして、選択された曲を試聴すると、視聴を選択した曲の再生が開始されると同時に、そのシーンの動画像の再生が開始される。これにより、結婚式を疑似体験しながら、各シーンで流される曲を適宜選択していくことができる。
【0034】
そのシーンで流れる曲が推薦曲表示選択エリア103の推薦曲にない場合には、全曲リスト表示選択エリア104から、曲を選択することができる。すなわち、図3に示したように、全曲リスト4には、たとえば、全曲のアーチスト名と、タイトルと、その曲データのファイル名が列挙されている。この全曲リスト4の情報が推薦曲表示選択エリア103に表示される。この推薦曲表示選択エリア103の中から、所望の曲を選択すると、その曲を試聴することができる。
【0035】
なお、全曲リスト表示選択エリア104での試聴の再生手順は、推薦曲表示選択エリア103の場合と同様である。すなわち、全曲リスト表示選択エリア104から所望の曲を選択すると、図7に示すように、全曲再生用のツールパネル121と、サビの部分再生用のツールパネル122が現れる。全曲再生用のツールパネル121を操作すると、曲の先頭から再生が開始される。サビの部分再生用のツールパネル122を操作すると、サビの部分から再生が開始される。
【0036】
また、全曲リスト表示選択エリア104は、洋楽、邦楽、話題曲に分けて表示するようにすると、検索が容易になる。さらに、アーチスト名毎に、あるいは、曲名毎にソートしておくと、検索が容易になる。さらに、アーチスト名や曲名、ジャンル、ヒットした時代等から、所望の曲をサーチする機能を設けるようにしても良い。
【0037】
図8は、本実施の形態の結婚シミュレータの動作を示すフローチャートである。図8において、シーン表示選択エリア101により、シーンが選択されたかどうかが判断される(ステップS1)。シーンが選択されたら、そのシーンの画像が画像データベース10から読み出され、動画表示エリア102に表示されると共に(ステップS2)、そのシーンの推薦曲が推薦曲表示選択エリア103に表示される(ステップS3)。
【0038】
推薦曲表示選択エリア103の曲が試聴曲として選択されたかどうかが判断される(ステップS4)。推薦曲表示選択エリア103の曲が試聴曲として選択された場合には、指定された曲の曲データが音楽データベース1から読み出され、この曲データの再生が開始されると共に(ステップS5)、動画表示エリア102の動画像の再生が開始される(ステップS6)。
【0039】
推薦曲表示選択エリア103の曲が試聴曲として選択されていな場合には、全曲リスト表示選択エリア104から所望の曲が選択されたかどうかが判断される(ステップS7)。全曲リスト表示選択エリア104から曲が選択された場合には、指定された曲の曲データが音楽データベース1から読み出され、この曲データの再生が開始されると共に(ステップS5)、動画表示エリア102の動画像の再生が開始される(ステップS6)。
【0040】
次に、シーン表示選択エリア101により、新たにシーンが選択されたかどうかが判断される(ステップS8)。ステップS8で、新たなシーンが選択されていない場合には、ステップS4にリターンされる。
【0041】
ステップS8で、新たなシーンが選択された場合には、ステップS2にリターンされ、新たに選択されたシーンで処理が行われる。
【0042】
なお、動画表示エリア102に表示される各シーン毎の動画像は、式場毎に用意するようにしても良い。各式場毎に各シーン毎の動画像が用意されていると、結婚式を挙げようとしている二人にとっては、より現実感をもって、結婚式が疑似体験できる。また、結婚式のカウンセラは、各式場毎に、その特徴を説明することができ、また、各式場毎に細かい説明ができる。
【0043】
第2の実施の形態
図9は、本発明の第2の実施の形態を示すものである。この実施の形態では、図9に示すように、各シーン毎に選択された曲を記憶する記憶手段としてのメモリ31が設けられる。このようにして、各シーン毎の曲を選択すると、この曲の選択情報がメモリ31に記憶される。
【0044】
このメモリ31に記憶された各シーン毎の曲の選択情報は、結婚式で流す曲の一覧表として、プリントアウトすることができる。このプリントアウトされた曲の一覧表を使って、結婚式上で実際に曲を再生する際に、スムーズな運営が行える。また、このプリントアウトされた曲の一覧表を列席者に配布して、楽しんでもらうことができる。
【0045】
さらに、このメモリ31に記憶された各シーン毎の曲の選択情報を基に、結婚式で流す曲の入ったCDやMD、DVD等を作成することができる。このようにして作成されたCDやMD、DVDを結婚式場に持ち込むようにすれば、結婚式場のライブラリ等を探さなくても、結婚式で演奏される曲の準備を整えることができる。
【0046】
結婚式で流す曲の曲の一覧表をプリントアウトするために、プリンタ32が設けられる。結婚式で流す曲の入ったCDやMD、DVD等を作成するために、DVDレコーダ33、CDレコーダ34が設けられる。また、DVDレコーダ33やCDレコーダ34による記録を制御するために、記録制御部35が設けられる。他の構成は、図1に示した第1の実施の形態と同様であり、対応箇所には同一符号を付加し、その説明を省略する。
【0047】
図10は、本発明の第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。図10において、シーン表示選択エリア101により、シーンが選択されたかどうかが判断される(ステップS51)。シーンが選択されたら、そのシーンの画像が画像データベース10から読み出され、動画表示エリア102に表示されると共に(ステップS52)、そのシーンに対応する推薦曲が推薦曲表示選択エリア103にも表示される(ステップS53)。
【0048】
推薦曲表示選択エリア103の曲が試聴曲として選択されたかどうかが判断される(ステップS54)。推薦曲表示選択エリア103の曲が試聴曲として選択された場合には、指定された曲の曲データが音楽データベース1から読み出され、この曲データの再生が開始されると共に(ステップS55)、動画表示エリア102の動画像の再生が開始される(ステップS56)。
【0049】
推薦曲表示選択エリア103の曲が試聴曲として選択されていない場合には、全曲リスト表示選択エリア104から所望の曲が選択されたかどうかが判断される(ステップS57)。全曲リスト表示選択エリア104から曲が選択された場合には、指定された曲の曲データが音楽データベース1から読み出され、この曲データの再生が開始されると共に(ステップS55)、動画表示エリア102の動画像の再生が開始される(ステップS56)。
【0050】
次に、シーン表示選択エリア101により、新たなシーンが選択されたかどうかが判断される(ステップS58)。ステップS58で、新たなシーンが選択されていない場合には、ステップS54にリターンされる。
【0051】
ステップS58で、新たなシーンが選択された場合には、そのシーンに対応する曲を選択するかどうかが判断される(ステップS59)。なお、各シーンに対応する曲は、複数選択できるようにしても良い。曲の選択は、たとえば、オンラインショッピングで買い物を買い物かごに入れるような要領で選択することが考えられる。そのシーンに対応する曲を選択しない場合には、ステップS52にリターンされ、新たに選択されたシーンで処理が行われる。
【0052】
ステップS59で、そのシーンでの曲が選択された場合には、そのシーンで選択された曲の選択情報が各シーンに対応してメモリ31に保存される(ステップS60)。
【0053】
図10のような処理を行うことにより、各シーンで選択された曲の選択情報がメモリ31に蓄積される。このメモリ31の情報を使って、結婚式で流す今日の一覧表をプリントアウトしたり、結婚式で流す曲の入ったCDやMD、DVD等を作成することができる。
【0054】
図11は、そのときの処理を示すフローチャートである。図11において、DVDを作成するかどうかが判断される(ステップS81)。DVDを作成する場合には、メモリ31に記憶された各シーン毎の曲の選択情報に基づいて、各シーンで選択された画像の動画データが画像データベース10から読み出され(ステップS82)、各シーンで選択された曲が音楽データベース1から読み出される(ステップS83)。この画像データベース10から読み出された動画データおよび音楽データベース1から読み出された曲データがDVDのディスクに記録される(ステップS84)。
【0055】
DVDを作成しない場合には、CDを作成するかどうかが判断される(ステップS85)。CDを作成する場合には、メモリ31に記憶された各シーン毎の曲の選択情報に基づいて、各シーンで選択された曲データが音楽データベース1から読み出される(ステップS86)。この音楽データベース1から読み出された曲データがCDのディスクに記録される(ステップS87)。
【0056】
CDを作成しない場合には、各シーンで選択された曲のデータをプリントアウトするかどうかが判断される(ステップS88)。各シーンで選択された曲のデータをプリントアウトすると判断された場合には、メモリ31に記憶された各シーン毎の曲の選択情報に基づいて、結婚式の各シーンで流される曲名やアーチスト名のリストがプリントアウトされる(ステップS89)。
【0057】
また、上述のように、各シーンで選択した曲の情報を各シーン毎にメモリ31に記憶させておくと、一連の結婚式のシーンの動画像を順に再生させると共に、各シーンで選択された曲を順番に再生させて、一連の結婚式の全体のシーンとそこで流れる曲を確認することができる。
【0058】
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
【0059】
【発明の効果】
本発明に係る結婚シミュレータによれば、結婚式の各シーンの画像を見ると同時に、各シーンで流される曲を試聴しながら、各シーンの曲を決めていくことができる。各シーンの動画像と曲が再生されるので、各シーンの様子を具体的にイメージできる。また、各シーンの推薦曲がリストに表示されるので、各シーン毎に、適切な曲が選択できる。また、全曲のリストが表示されるので、二人の思い出の曲等を選択することができる。
【0060】
また、本発明に係る結婚シミュレータでは、さらに、各シーンで選択された曲データの情報を格納する記憶手段を設けるようにしている。これにより、記憶手段に格納された各シーンで選択された曲データの情報に基づいて、結婚式の各シーン毎の曲の一覧表をプリントアウトすることができる。また、記憶手段に格納された各シーンで選択された曲データの情報に基づいて、結婚式で使われる曲データが格納されたCDやMD、DVD等の記録媒体を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の機能ブロック図である。
【図2】推薦曲リストの説明に用いる図である。
【図3】全曲リストの説明に用いる図である。
【図4】画像データベースの説明に用いる図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の表示画面の説明に用いる図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の表示画面の説明に用いる図である。
【図7】全曲再生とサビ再生の説明に用いる図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の動作説明に用いるフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態の機能ブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の動作説明に用いるフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態の動作説明に用いるフローチャートである。
【符号の説明】
1…音楽データベース、2…音楽リスト、3…推薦曲リスト、4…全曲リスト、5…再生音楽選択部、6…音楽再生部、7…音声出力部、10…画像データベース、12…再生画像選択部、13…画像再生部、14…表示部、15…入力操作部、31…メモリ、32…プリンタ、33…DVDレコーダ、34…CDレコーダ、35…記録制御部、100…曲選択画面、101…シーン表示選択エリア、102…動画表示エリア、103…推薦曲表示選択エリア、104…全曲リスト表示選択エリア、105a、105b、105c…シーン選択ボタン、106a、106b、016c…試聴ボタン
Claims (4)
- 結婚式のシーンを選択するシーン選択手段と、
複数の曲データが蓄積されている音楽データベースと、
前記音楽データベースに蓄積されている曲データの中で各シーンの推薦曲のリストが表示される推薦曲リスト表示手段と、
前記音楽データベースに蓄積されている曲データの全リストが表示される全曲リスト表示手段と、
結婚式の各シーンの画像データが蓄積されている画像データベースと、
前記画像データベースに蓄積された画像データを前記結婚式のシーンに対応して表示させる画像表示手段と、
前記推薦曲リスト表示手段および前記全曲リスト表示手段に表示された曲データのリストの中から試聴する所望の曲データを選択する試聴選択手段とを備え、
前記シーン選択手段で所望のシーンが選択されると、前記選択されたシーンに対応する画像データが表示されると共に、前記選択されたシーンに対応する推薦曲のリストが表示され、
前記試聴選択手段で曲データが選択されると、前記選択された曲データが再生されると共に前記選択されたシーンの画像が再生される
ことを特徴とする結婚式シミュレータ。 - さらに、前記各シーンで選択された曲データの情報を格納する記憶手段を設けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の結婚シミュレータ。
- 前記記憶手段に格納された前記各シーンで選択された曲データの情報に基づいて、前記結婚式の各シーン毎の曲一覧表をプリントアウトすることを特徴とする請求項2に記載の結婚シミュレータ。
- 前記記憶手段に格納された前記各シーンで選択された曲データの情報に基づいて、結婚式で使われる曲データが格納された記録媒体を作成することを特徴とする請求項2に記載の結婚シミュレータ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014123351A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-07-03 | Hirotaka Kasuga | ネットワークを通じての披露宴用放送楽曲の選曲支援方法およびそのシステム |
-
2003
- 2003-06-09 JP JP2003163951A patent/JP2005004262A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014123351A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-07-03 | Hirotaka Kasuga | ネットワークを通じての披露宴用放送楽曲の選曲支援方法およびそのシステム |
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