JP2005003555A - 電子式電力量計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電力の使用量を計測する電力量計測手段と、1日の計量パターンを設定する計量パターン設定手段と、時刻を計時する時計手段と、上記電力量計測手段からの電力量に応じた計量信号を前記計量パターン設定手段で設定された計量パターンと前記時計手段で計時した時刻とに応じて計量する計量手段と、該計量手段で計量した計量値を表示する表示手段とを備え、前記計量パターン設定手段は、計量パターンに対応させた契約番号を含み、前記表示手段は、計量パターン設定手段に設定された契約番号を表示する契約番号表示部を有する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力を設定された計量パターンに基づく時間帯に分けて計量する電子式電力量計に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の電子式電力量計としては、従来、被計測負荷の使用電力を計測する電力計測手段と、計測した電力を電力量に積算する積算計量手段と、瞬時使用電力を判別して使用電力の大きさを層別する判別手段と、判別手段で層別された使用電力の大きさ別に電力量をそれぞれ計量する計量器とを備えた多種料金形電力量計が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、計量時間帯の電力量を計量する複数の電力量計と、この複数の電力量計の計量結果を表示する電力量表示手段と、表示手段に表示されている計量結果がどの計量時間帯に属するかを表示する表示時間帯表示手段と、現在時刻表示手段と、現在の計量時間帯を表示する計量時間帯番号表示手段とを有し、表示手段に複数の計量時間帯のいずれか一の電力量計量結果を順次または選択して表示するようにした電子式電力計において、表示手段に表示されている計量時間帯の番号を表示する表示時間帯番号表示部と、時刻が表示された時計文字盤部と、この時計文字盤部に表示された時刻に対応して計時時間帯を図示する時間帯表示部とを設け、さらに設定ボタンを操作することにより、時間帯確認モード画面及び時間帯設定モード画面を表示し、記憶ボタンを操作することにより、時間帯確認及び時間帯設定を行うことができる時間帯表示装置及び電子式電力計も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−266781号公報(第1頁〜第4頁、図2)
【特許文献2】
特開2001−183400号公報(第1頁〜第7頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、例えば夜間時間帯から昼間時間帯の区分時刻情報として7時、昼間時間帯から夜間時間帯の区分時刻情報として23時が設定され、負荷電力に応じて低料金ゾーン、中料金ゾーン及び高料金ゾーンを区分する閾値に相当するパルス数を設定部に設定することにより、所定の時限毎の負荷電力量を表すパルス数に基づいて各料金ゾーンに対応する計量器から該当する計量器を選択して累積し、前回の検針日から今回の検針日までの各計量器で計量される電力量と個々の計量器に割り当てられた料金単価とに基づいて表示手段で各料金帯別に電力量及び料金の表示を行うことができるものであるが、表示手段で表示されるのは各料金帯別の電力量及び料金であって、時間帯を切替える区分時刻情報の設定状況の確認を行うことができないという未解決の課題がある。
【0006】
また、上記特許文献2に記載された従来例にあっては、現在の計量時間帯を時間帯表示部で表示すると共に、計量時間帯の番号を表示時間帯番号表示部に表示することができ、現在の計量時間帯を視認することができるものであるが、設定されている計量時間帯の確認や計量時間帯の設定を行う場合に、操作ボタンを操作して、時間帯確認モード画面や時間帯設定モード画面を表示し、これらの表示状態で、記憶ボタンを操作する必要があり、計量時間帯の確認及び設定を容易に行うことができないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、設定されている時間帯等の計量パターンの確認を容易に行うことができる電子式電力量計を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る電子式電力量計は、電力の使用量を計測する電力量計測手段と、計量パターンを設定する計量パターン設定手段と、時刻を計時する時計手段と、上記電力量計測手段からの電力量に応じた計量信号を前記計量パターン設定手段で設定された計量パターンと前記時計手段で計時した時刻とに応じて計量する計量手段と、該計量手段で計量した計量値を表示する表示手段とを備え、前記計量パターン設定手段は、計量パターンに対応させた契約番号を含み、前記表示手段は、計量パターン設定手段に設定された契約番号を表示する契約番号表示部を有することを特徴としている。
【0008】
また、請求項2に係る電子式電力量計は、請求項1に係る発明において、前記計量パターン設定手段が、外部から通信手段を介して計量パターンを入力可能に構成されていることを特徴としている。
さらに、請求項3に係る電子式電力量計は、請求項1に係る発明において、前記計量パターン設定手段が、外部から通信手段を介して、季節切替データ、時間帯切替データ、特約日データで構成される計量パターンと契約番号データとが入力可能に構成されていることを特徴としている。
【0009】
さらにまた、請求項4に係る電子式電力量計は、請求項3に係る発明において、前記計量パターン設定手段は、外部の通信手段を介して、季節切替データ、時間帯切替データ、特約日データで構成される計量パターンと契約番号データとを個々に分割して入力され、全ての入力データが揃った時点で、入力された各データを自動的に更新すると共に、同時に契約番号データを契約番号表示部に出力するように構成されていることを特徴としている。
【0010】
なおさらに、請求項5に係る電子式電力量計は、請求項1乃至4に係る発明において、前記契約番号が、少なくとも契約の種別を含んで構成され、前記表示手段の契約番号表示部で少なくとも契約の種別を表示するように構成されていることを特徴としている。
また、請求項6に係る電子式電力量計は、請求項5に係る発明において、契約番号が、更に計量パターンの契約年度を含んで構成され、前記表示手段の契約番号表示部で少なくとも契約の種別と計量パターンの契約年度とを表示するように構成されていることを特徴としている。
【0011】
さらに、請求項7に係る電子式電力量計は、請求項5又は6に係る発明において、契約の種別が、計量データに用いられない文字、符号を含んで表されることを特徴としている。
さらにまた、請求項8に係る電子式電力量計は、請求項6に係る発明において、契約種別と計量パターンの契約年度とが、間に符号を介して表示されることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態を示すブロック図であって、図中、1は電力需要家に配設された季節、特約日、時間帯等の計量パターンで電力量を計量する電子式電力量計であって、この電子式電力量計1に設定される計量パターンが携帯型の計量パターン設定器2によって無線通信によって設定される。
【0013】
電子式電力量計1は、図2に示すように、演算処理装置10と、この演算処理装置10にシステムバスを介して接続された計量パターン設定器2との間で無線通信を行う無線通信制御部11と、電力需要家の電圧及び電流が入力されこれらをデジタル値に変換する電力量入力インタフェース部12と、計量パターン設定器2から入力された設定計量パターンを記憶する設定データ記憶部13aと、この設定データ記憶部13aに記憶された設定計量パターンが転送される計量パターン記憶部13bとを少なくとも有する不揮発性メモリ13と、演算処理装置10での演算処理プログラムを格納したROM14と、表示手段としての液晶表示器15の表示制御を行う表示制御部16とを少なくとも備えている。
【0014】
ここで、計量パターンの設定項目としては、夏期及びその他期等を設定する季節、1日の昼間、夜間等の時間帯、祝祭日などの特約日の3種類が設定され、これらの計量パターンが計量パターン設定器2から各項目毎に分割された送信データとして送信されると共に、該当する計量パターンに対応する契約番号も計量パターン設定器2から送信される。
【0015】
液晶表示器15は、図3(a)〜(d)に示すように、右上部に形成された契約番号と時刻表示(年、月日、時分)をサイクリックに繰り返し表示する契約番号表示部15aと、その下側に形成された時間帯毎の時間帯及び使用電力量をサイクリックに繰り返し表示するデータ表示部15bとを備えている。
また、演算処理装置10は、図4〜図6に示す演算処理を実行する。
【0016】
図4の演算処理は、先ず、ステップS1で、計量パターン設定器2からアクセスがあったか否かを判定し、計量パターン設定器2からアクセスがあったときにはステップS2に移行して、計量パターン設定器2からのアクセスが計量パターンの設定であるか計量パターンの確認であるかを判定し、計量パターンの設定であるときにはステップS3に移行する。
【0017】
このステップS3では、計量パターン設定器2から無線通信を介して各情報単位に分割されて送信される契約番号データ、計量パターンを構成する季節データ、時間帯データ及び特約日データをそれらの受信順に不揮発性メモリ13に形成した設定データ記憶部13aの契約番号記憶領域、季節データ記憶領域、時間帯データ記憶領域及び特約日データ記憶領域に記憶する。
【0018】
次いで、ステップS4に移行して、全ての計量パターンデータ及び契約番号データを受信したか否かを判定し、受信していない計量パターンデータ又は契約番号データが存在する場合には、前記ステップS1に戻り、全ての計量パターンデータ及び契約番号データの受信が完了したときには、ステップS5に移行して、設定データ記憶部13aに記憶された全ての計量パターンデータ及び契約番号データを計量パターン記憶部13bに転送して上書きすることにより、計量パターンデータの更新を行ってからステップS6に移行する。
【0019】
このステップS6では、契約番号データを液晶表示装置15の契約番号表示部15aに表示する表示情報を表示制御部16に出力してから前記ステップS1に戻る。
また、前記ステップS2の判定結果が、計量パターン設定器2からのアクセスが計量パターンの確認であるときには、ステップS7に移行して、計量パターン記憶部13bに記憶されている計量パターンデータ及び契約番号データを読出し、これらを所定形式の送信フレームに格納して無線通信制御部11に出力してから前記ステップS1に戻る。
【0020】
さらに、前記ステップS1の判定結果が、計量パターン設定器2からのアクセスがないときには、ステップS8に移行して、通常電力量演算処理を実行してからステップS1に戻る。
ここで、ステップS8の通常電力量演算処理は、図5に示すように、先ず、ステップS11で、図6に示す現在時刻演算処理におけるステップS10で、1分毎のタイマ割込処理によって演算された現在の年、月日、時分で表される現在時刻を読込み、次いでステップS12に移行して、季節切替時であるか否かを判定する。この判定は、計量パターン記憶部13bに記憶されている季節データを読込み、季節切替時であるときにはステップS13に移行して、季節時刻又は通常時刻での時刻設定処理を行ってからステップS14に移行し、季節切替時ではないときには直接ステップS14に移行する。
【0021】
このステップS14では、現在時刻が祝祭日などの特約日に該当するか否かを判定し、特約日に該当する場合にはステップS15に移行して、特約日に対応した電力量計量処理を行ってからステップS16に移行して、時間帯毎の電力量及び時刻を液晶表示装置15のデータ表示部15bに所定時間毎に順次切り替えて表示するサイクリック表示を行ってから通常電力量演算処理を終了して図4のステップS1に戻る。
【0022】
また、前記ステップS14の判定結果が特約日ではないときにはステップS17に移行して、現在時刻が時間帯切替時であるか否かを判定する。この判定は、計量パターン記憶部13bの時間帯記憶領域に記憶されている昼間及び夜間の2つの時間帯又は昼間、夜間、深夜等の3つの時間帯を読込み、現在時刻が時間帯の切替時刻に該当するか否かを判断することにより行い、時間帯切替時であるときにはステップS18に移行して、これから切替える時間帯に対応する電力量演算処理を設定してからステップS19に移行し、時間帯切替時ではないときには直接ステップS19に移行する。
【0023】
このステップS19では、電力量入力インタフェース部12から入力される電流値及び電圧値に基づいてステップS18で設定された現在時刻の属する時間帯における電力演算処理を行って現在の時間帯の電力量を演算し、次いでステップS20に移行して、演算した現在の時間帯の電力量を不揮発性メモリ13の時間帯別電力量記憶部13cに記憶されている該当する時間帯の電力量に加算して累積してから前記ステップS16に移行する。
【0024】
この図4〜図6の処理において、ステップS8及び図5の処理が計量手段に対応し、ステップS2〜ステップS6の処理が計量パターン設定手段に対応し、図6の処理が時計手段に対応している。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
電子式電力量計1に設定することが可能な計量パターンは、検定有効期間及び在庫期間分を考慮し、12年分程度記憶することが可能である。
【0025】
通常、計量パターンは、出荷時に設定すると検定有効期間が終了するまでは設定しないため、製造年から12年分を設定する。例えば、2003年製は2003年〜2015年までの計量パターン、2004年製は2004年〜2016年までの計量パターンを設定する。
ただし、例えば検定有効期間前に顧客が契約を解除することにより撤去した計器を再活用する場合、あるいはハッピーマンデー等の国民の祝日の追加があったときには、製造年以降でも新たに12年分の計量パターンを再設定する。
【0026】
このような場合に、計量パターンの設定は、予め、計量パターン設定器2に需要家との契約に基づく契約番号と計量パターンとを対応付けた設定データを格納しておき、この計量パターン設定器2を携帯して需要家に設置された電子式電力量計1と通信可能な位置に接近し、この状態で、計量パターン設定器2から電子式電力量計1に対して、送信元アドレスを計量パターン設定器2のアドレスとし、送信先アドレスを電子式電力量計1のアドレスとし、計量パターンの設定及び確認の何れかを設定する識別領域に設定を表す例えば“1”を設定し、さらにデータ格納部に計量パターンデータの契約番号データを格納した送信フレームを形成してこれを送信し、次いでデータ格納部に季節データを格納した送信フレームを形成してこれを送信し、次いでデータ格納部に時間帯データを格納した送信フレームを形成してこれを送信し、最後に特約日データ格納部に特約日データを格納した送信フレームを形成してこれを送信する。
【0027】
このため、電子式電力量計1では、計量パターン設定器2から送信される各送信フレームを受信すると、図4の処理において、ステップS1からステップS2に移行し、送信フレームの識別領域に“1”が設定されていることから計量パターンの設定であると判断してステップS3に移行し、送信フレームのデータ格納部に格納されている契約番号データを不揮発性メモリ13の設定データ記憶部における契約番号記憶領域に記憶してからステップS4に移行し、残りの計量パターンデータが存在するので、ステップS1に戻って、計量パターン設定器2から次に送信される送信フレームを受信するまでの間ステップS8の後述する通常電力量演算処理を実行する。
【0028】
その後、順次計量パターン設定器2から送信される季節データ、時間帯データを格納した送信フレームを受信する毎に、上記処理を繰り返し、計量パターン設定器2から特約日データを格納した送信フレームを受信して、特約日データを不揮発性メモリ13の設定データ記憶部13aにおける特約日データ記憶領域に格納すると、全ての計量パターンデータを受信したので、ステップS4からステップS5に移行して、設定データ記憶部13aの各記憶領域に記憶されている設定データを計量パターン記憶部13bの対応する各記憶領域に転送して上書きすることにより、計量パターンデータを更新する。次いで、ステップS6に移行して、更新された契約番号データを液晶表示装置15に対する表示データとして表示制御部16に出力することにより、液晶表示装置15で、図3(a)に示すように、契約番号表示部15aに契約番号が固定表示される。この契約番号としては需要家との契約の種別を表す“A”と、計量パターンの契約年度を表す“03”とで構成され、両者間に“−”が介挿されている。このように、契約種別をアルファベットで表すことにより、計量データとの誤認を防止すると共に、契約種別と計量パターン年度との間に記号“−”を介挿することにより、計量データとの誤認をより確実に防止することができる。
【0029】
このように、計量パターン設定器2による計量パターンの設定が完了すると、電子式電力量計1の液晶表示装置15に契約番号データが表示されるので、需要家との契約毎に契約番号と計量パターンとを一対で管理することにより、液晶表示装置15に表示された契約番号データから計量パターンの確認を行うことが可能となり、計量パターン設定器2を携帯していない検針時にも、契約番号から契約及び計量パターンの更新の有無を容易に確認することができる。
【0030】
また、計量パターン設定器2で計量パターンの更新を行った後に、計量パターンの確認を行う場合には、送信元アドレス及び送信先アドレスと識別領域を確認を表す“0”に設定した送信フレームを形成して、これを電子式電力量計1に送信することにより、電子式電力量計1でステップS2からステップS7に移行して、計量パターン記憶部13bに記憶されている契約番号データ、季節データ、時間帯データ及び特約日データを前述した計量パターン設定器2と同様に個別の送信フレームを形成して分割送信することにより、計量パターン設定器2で設定されている計量パターンデータの確認を行うことができる。
【0031】
このように、計量パターン設定器2と電子式電力量計1との間の計量パターンデータを分割送信することにより、計量パターン設定器2及び電子式電力量計1で送信処理を行う場合のバッファメモリの容量を少なくすることができると共に、無線通信エラーの発生確率を少なくすることができ、無線通信機構の構成を簡略化することができる。
【0032】
以上のようにして、電子式電力量計1に計量パターンデータが設定されると、設定された計量パターンデータに基づいてステップS8で図5に示す電力量演算処理が実行されて、夏期及びその他期等の季節に対応した時刻及び特約日に応じて設定された時間帯毎の電力量を累積することにより、設定した計量パターンに対応した電力量演算を行い、図3(a)〜(d)に示すように、液晶表示装置15の契約番号表示部15aにおける契約番号と時刻表示(年、月日、時分)のサイクリック表示とともに、その演算結果をデータ表示部15bに時間帯毎の電力量としてサイクリック表示することにより、検針時や需要家の確認時に時間帯毎の電力量を正確に視認することができる。
【0033】
なお、上記実施形態においては、電子式電力量計1と計量パターン設定器2との間のデータ伝送を無線通信で行う場合について説明したが、これに限定されるものではなく、両者間を接続ケーブルで接続して有線通信でデータ伝送を行うようにしてもよく、さらには、計量パターン設定器2を省略して電子式電力量計1を電話回線等を使用して管理センタに接続し、管理センタから計量パターンデータの更新を行うようにしてもよい。
【0034】
また、上記実施形態においては、電子式電力量計1に演算処理装置10を設けて、この演算処理装置10ででソフトウェアを利用して演算処理する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電子式電力量計1をハードウェアで構成するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、契約番号データを契約の種別と計量パターンの年度とで構成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、計量パターンの確認者が認識可能な任意のデータを設定するようにしてもよい。
【0035】
さらにまた、上記実施形態においては、計量パターンの設定データ及び計量パターンデータを不揮発性メモリ13に記憶する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、常時電源が投入されて記憶状態が保持されるRAMや、ハードディスク、書き換え可能なCD又はDVD、磁気テープ等の補助記憶装置に記憶するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明においては、電力の使用量を計測する電力量計測手段と、計量パターンを設定する計量パターン設定手段と、時刻を計時する時計手段と、上記電力量計測手段からの電力量に応じた計量信号を前記計量パターン設定手段で設定された計量パターンと前記時計手段で計時した時刻とに応じて計量する計量手段と、該計量手段で計量した計量値を表示する表示手段とを備え、前記計量パターン設定手段は、計量パターンに対応させた契約番号を含み、前記表示手段は、計量パターン設定手段に設定された契約番号を表示する契約番号表示部を有するので、計量パターンを設定したときに、これに対応する契約番号が契約番号表示部に表示されることになり、この契約番号を視認することにより、他の機器を用いることなく、設定されている計量パターンを容易に確認することができるという効果が得られる。
【0037】
また、請求項2に係る発明によれば、前記計量パターン設定手段は、外部から通信手段を介して計量パターンを入力可能に構成されているので、計量パターンの設定を容易に行うことができるという効果が得られる。
さらに、請求項3に係る発明によれば、前記計量パターン設定手段は、外部から通信手段を介して、季節切替データ、時間帯切替データ、特約日データで構成される計量パターンと契約番号データとが入力可能に構成されているので、季節、時間帯及び特約日で異なる電力量演算を行うことが可能となり、複雑な計量パターンでの電力量計測を行うことができるという効果が得られる。
【0038】
さらにまた、請求項4に係る発明によれば、前記計量パターン設定手段は、外部の通信手段を介して、季節切替データ、時間帯切替データ、特約日データで構成される計量パターンと契約番号データとを個々に分割して入力され、全ての入力データが揃った時点で、入力された各データを自動的に更新すると共に、同時に契約番号データを契約番号表示部に出力するように構成されているので、計量パターンが部分的に更新されることを確実に防止して、正確な計量パターンの更新を行うことができると共に、計量パターンの更新状態を契約番号から確実に認識することができるという効果が得られる。
【0039】
なおさらに、請求項5に係る発明によれば、契約番号は、少なくとも契約の種別を含んで構成され、前記表示手段の契約番号表示部で少なくとも契約の種別を表示するように構成されているので、検針等の際に、契約種別の更新状況を正確に視認することができるという効果が得られる。
また、請求項6に係る発明によれば、契約番号が、更に計量パターンの契約年度を含んで構成され、前記表示手段の契約番号表示部で少なくとも契約の種別と計量パターンの契約年度とを表示するように構成されているので、検針等の際に、契約の種別と計量パターンの契約年度の更新状態を正確に視認することができるという効果が得られる。
【0040】
さらに、請求項7に係る発明によれば、契約の種別が、計量データに用いられない文字、符号を含んで表されるので、契約の種別と計量データとの誤認を確実に防止することができるという効果が得られる。
さらにまた、請求項8に係る発明によれば、契約種別と計量パターンの契約年度とが、間に符号を介して表示されるので、契約種別及び計量パターンの契約年度と計量データとの誤認を確実に防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すシステム構成図である。
【図2】電子式電力量計の具体的構成を示すブロック図である。
【図3】液晶表示装置の表示状態を示す説明図である。
【図4】電子式電力量計の演算処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】図4の通常電力演算処理の具体例を示すフローチャートである。
【図6】電子式電力量計の時刻演算処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子式電力量計
2 計量パターン設定器
10 演算処理装置
11 無線通信制御部
12 電力量入力インタフェース部
13 不揮発性メモリ
13a 設定データ記憶部
13b 計量パターン記憶部
15 液晶表示装置
15a 契約番号表示部
15b データ表示部
16 表示制御部
Claims (8)
- 電力の使用量を計測する電力量計測手段と、計量パターンを設定する計量パターン設定手段と、時刻を計時する時計手段と、上記電力量計測手段からの電力量に応じた計量信号を前記計量パターン設定手段で設定された計量パターンと前記時計手段で計時した時刻とに応じて計量する計量手段と、該計量手段で計量した計量値を表示する表示手段とを備え、前記計量パターン設定手段は、計量パターンに対応させた契約番号を含み、前記表示手段は、計量パターン設定手段に設定された契約番号を表示する契約番号表示部を有することを特徴とする電子式電力量計。
- 前記計量パターン設定手段は、外部から通信手段を介して計量パターンを入力可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の電子式電力量計。
- 前記計量パターン設定手段は、外部から通信手段を介して、季節切替データ、時間帯切替データ、特約日データで構成される計量パターンと契約番号データとが入力可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の電子式電力量計。
- 前記計量パターン設定手段は、外部の通信手段を介して、季節切替データ、時間帯切替データ、特約日データで構成される計量パターンと契約番号データとを個々に分割して入力され、全ての入力データが揃った時点で、入力された各データを自動的に更新すると共に、同時に契約番号データを契約番号表示部に出力するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の電子式電力量計。
- 前記契約番号は、少なくとも契約の種別を含んで構成され、前記表示手段の契約番号表示部で少なくとも契約の種別を表示するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の電子式電力量計。
- 契約番号は、更に計量パターンの契約年度を含んで構成され、前記表示手段の契約番号表示部で少なくとも契約の種別と計量パターンの契約年度とを表示するように構成されていることを特徴とする請求項5記載の電力式電力量計。
- 契約の種別は、計量データに用いられない文字、符号を含んで表されることを特徴とする請求項5又は6に記載の電子式電力量計。
- 契約種別と計量パターンの契約年度とは、間に符号を介して表示されることを特徴とする請求項6記載の電子式電力量計。
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