JP2005003124A - 更生管の引込み治具及び更生管のライニング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】更生管の引込み治具の取付作業を容易にするとともに、更生管を迅速かつ正確に取付管の内面に施工することのできる更生管の引込み治具、及びこの引込み治具を利用した更生管のライニング方法を提供する。
【解決手段】引込み治具1は、一方には開口するとともに他方の引込み方向には断面積が漸次縮小して形成された外側挟持部材11と、この外側挟持部材11より一回り小さく形成されて外側挟持部材11の内側に備えられる内側挟持部材12とを有する。これらの挟持部材11、12は両挟持部材11、12の軸芯を貫通する一の固定ボルト13によって連結されている。そして、外側挟持部材11の内面と内側挟持部材12の外面との間に更生管2の先端部を挟み込み、外側挟持部材11の外側と内側挟持部材12の内側から固定ボルト13を介してナット締結して、更生管2の先端部に引込み治具1を取り付ける。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、地下に埋設された既設管を補修する更生管の引込み治具及びこの引込み治具を用いた更生管のライニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、地中に埋設された下水道用の既設管路が老朽化した場合には、この管路内面を樹脂製の更生管を用いてライニングする管路の補強方法が採用されている。特に埋設本管に接続された取付管(枝管)は、本管やマンホール等とは異なり、管径が小さく簡易的に構成されていることがあり、老朽化に伴って内面の破損が生じやすい。また、当初は堅固に取り付けられていた本管と取付管の接続部分は、地盤変動などの影響により弛んで、湧水や雨水等の土中水が本管内に流入し、埋設本管内の水量が許容水量以上に達してしまうおそれがある。
【0003】
例えば特許文献1には、このような取付管の内面の破損や、取付管と本管との接続部分を補修するための、ライニング更生管やそのライニング方法が開示されている。
【0004】
図6に示すように、この種のライニング方法は、更生管2を桝9側から取付管5内に導入して本管3まで引込み、この更生管2内に桝9側から水蒸気等の加熱ガスを送り込んで加圧する。これにより、更生管2を膨張・拡径させて取付管5の内面に密着させ、本管3内に達した更生管2の先端部を切除するものである。
【0005】
ここで、この更生管2の引込み側の先端部には、引込み治具10が設けられている。図7に示すように、引込み治具10は、一対の金属板材101により構成され、両板材101の間に更生管2の先端部が挿入されてボルト102とナット103により固定される。このとき、更生管2の先端部は、あらかじめ変形しやすい状態に加熱し、U字形や星形、X字形等の襞形状に加工されている。
【0006】
このように、更生管2の先端部は、引込み治具10により挟持されて完全に閉止される。これにより、更生管2内に送り込まれる加熱ガスが抜け出ることなく、更生管2を十分に加圧拡径させることができる。また、更生管2の先端部を襞形状に細く変形加工しているので、更生管2は取付管5内へ挿通しやすくなっている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−264217号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の技術によれば、更生管の端部を襞形状に細く変形させて引込み治具により挟み込むが、襞形状の加工精度は作業者の熟練度に因るところが大きく、手間のかかるものであった。しかしながら更生管のライニング作業は、迅速さや正確さが要求され、できれば作業者の熟練度に左右されることなく施工されることが好ましい。
【0009】
本発明は以上のような事情にかんがみてなされたものであり、更生管の引込み治具の取付作業を容易にするとともに、更生管を迅速かつ正確に取付管の内面に施工することのできる更生管の引込み治具、及びこの引込み治具を利用した更生管のライニング方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため本発明は、既設管に樹脂製の更生管を挿入し、加熱膨張させて既設管の内面に密着させ、この既設管を補修するライニング作業において、前記更生管の引込み側の先端部に取り付けられる引込み治具であって、一方には開口するとともに他方の引込み方向には断面積が漸次縮小して形成された外側挟持部材と、この外側挟持部材より一回り小さく形成されて外側挟持部材の内側に備えられる内側挟持部材とを有し、これらの挟持部材が両挟持部材の軸芯を貫通する一の固定ボルトによって連結され、外側挟持部材の内面と内側挟持部材の外面との間に前記更生管の先端部を挟み込んで、外側挟持部材の外側と内側挟持部材の内側から前記固定ボルトを介してナット締結することにより、更生管の先端部に取り付けられることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、既設管に引き込む更生管には、先端部の変形加工を何ら施すことなく引込み治具を取り付けることができる。したがって、引込み治具の取付作業が容易になるとともに、ライニング作業を迅速に行うことが可能となる。
【0012】
また、この引込み治具は、固定ボルトの引込み側先端部にフックを有することを特徴とする。これによれば、更生管を引き込むためのワイヤー等の引込み用具を、このフックに取り付けて更生管を引張することができる。
【0013】
このような引込み治具において、内側挟持部材の外面又は外側挟持部材の内面に、更生管の抜けを防止する係止手段が設けられてもよい。
【0014】
この係止手段の具体的な構成として、内側挟持部材の外面又は外側挟持部材の内面の開口側に環状溝、又は環状突起が好ましい。内側挟持部材又は外側挟持部材に環状溝を設けた場合には、更生管の膨張により更生管の一部が環状溝に食い込んでアンカー効果を発揮し、更生管の抜けを防止する。また、内側挟持部材又は外側挟持部材に環状突起を設けた場合には、環状突起が更生管に食い込んで、更生管の抜けを防止する。
【0015】
また、本発明に係る引込み治具において、各挟持部材は、軸方向断面が半円状のボウル型鋼材であることが好ましい。これによれば、更生管を挟み込んだ外側挟持部材は、外周面が先端側から滑らかに更生管に連続する形状となる。したがって、既設管の管路が屈曲していても、更生管が屈曲部分に引っ掛かったり、ねじれたりするような引込み障害を生じず、更生管をスムーズに引き込むことができる。また、更生管を円筒形状のまま引込み治具に挟み込むことができるので、既設管の内面に沿った形状に迅速に膨張させることが可能となる。
【0016】
また、前記引込み治具の各挟持部材は、多角錘体や、軸方向断面が台形状に形成されたものであってもよい。これらの場合にも、更生管を挟み込んだ外側挟持部材は、外周面が先端側から滑らかに更生管に連続する形状となって、更生管をスムーズに引き込むことができる。
【0017】
また、本発明は、地下に埋設された本管から枝分かれした既設管の内面に対する更生管のライニング方法であって、一方には開口するとともに他方の引込み方向には断面積が漸次縮小して形成された外側挟持部材と、この外側挟持部材より一回り小さく形成されて外側挟持部材の内側に備えられる内側挟持部材とを有し、これらの挟持部材が両挟持部材の軸芯を貫通する一の固定ボルトによって連結された引込み治具を使用する。そして、この引込み治具における外側挟持部材の内面と内側挟持部材の外面との間に前記更生管の引込み側の先端部を挟み込んで、外側挟持部材の外側と内側挟持部材の内側から前記固定ボルトを介してナット締結することにより引込み治具を更生管に取り付ける。次に、この引込み治具を介して更生管を既設管内に引き込んで、更生管の先端部を既設管が接続する本管側まで引き出す。次に、この更生管の内部に加熱ガスを送り込んで、更生管を加圧拡径させるとともに既設管の内面に密着させたのち、この更生管を冷却して硬化させ、続いて、本管側に引き出された更生管の先端部を切除して前記引込み治具を取り除くことにより既設管の内面をライニングすることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、外側挟持部材の内面と内側挟持部材の外面との間に更生管の先端部を挟み込み、固定ボルトを介してこれらをナット締結するだけで引込み治具の取付作業が完了するので、作業者の熟練度に因ることなく、容易かつ正確に作業を進めることができる。加えて、更生管を襞形状等に変形加工する手間が不要なため、迅速な施工が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る更生管の引込み治具の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0020】
図1から図2は本発明の実施の形態を示し、図1は引込み治具の斜視図、図2は引込み治具の断面図である。
【0021】
この引込み治具1は、取付管5等の既設管に樹脂製の更生管2を挿入し、加熱膨張させて既設管の内面に密着させて既設管を補修するライニング作業において使用される。図示するように、引込み治具1は、一方には開口するとともに他方の引込み方向には断面積が漸次縮小して形成された外側挟持部材11と、この外側挟持部材11より一回り小さく形成されて外側挟持部材11の内側に備えられる内側挟持部材12とを有する。例示の形態では、各挟持部材11、12は、鋼材を用いて、軸方向断面が半円状で、それぞれ内径が異なったボウル型に形成されている。
【0022】
外側挟持部材11は、外径が取付管5の管径よりも小さく形成されている。また、この外側挟持部材11の内径と、内側挟持部材12の外径とは、それぞれ外側挟持部材11の内周面と、内側挟持部材12の外周面との間に、更生管2を挟みうる程度の大きさに形成されている。
【0023】
このような挟持部材11、12は、両挟持部材11、12の軸芯を貫通する一の固定ボルト13によって連結されている。そして、この固定ボルト13には、連結された両挟持部材11、12の外側の適当な位置に、あらかじめナット15が螺合されている。固定ボルト13の引込み側先端部にはフック14が設けられ、図示されない引込み用ワイヤー等の引き込み用具を取付可能としている。
【0024】
また、引込み治具1において、内側挟持部材12の外面又は外側挟持部材11の内面には、更生管2の抜けを防止する係止手段が設けられる。例示の形態では、この係止手段として、内側挟持部材12の外周面の開口側に2条の環状溝121が設けられている。このため、更生管2が外側挟持部材11の内周面と内側挟持部材12の外周面との間に挟持されると、これらの環状溝121に更生管2の一部が食い込んでアンカー効果を発揮する。
【0025】
なお、環状溝121は、外側挟持部材11の外周面に設けられていてもよく、この場合にも更生管2の抜けを防止するものとなる。また、例示の形態では、2条の環状溝121が設けられているが、本発明の引込み治具1において環状溝121の数は限定されない。また、かかる係止手段として、内側挟持部材12の外周面や、外側挟持部材11の内周面のそれぞれの開口側に、環状突起が設けられてもよい。この場合には、両挟持部材11、12の間に挟み込まれた更生管2に環状突起が食い込んで、更生管2の抜けが防止される。
【0026】
この引込み治具1の外側挟持部材11の内面と内側挟持部材12の外面との間には、更生管2の先端部が挟み込まれて、ナット15で締結される。このとき、例示の形態では、挟み込む更生管2の先端部は円筒形状のままでよく、あらかじめ襞形状等に変形加工する必要がない。加えて、各挟持部材11、12がボウル型に形成されているので、更生管2に取り付けられた引込み治具1は、外側挟持部材11の外周面が先端方向から滑らかに更生管2に接続する形状となる。したがって、更生管2を取付管5内に引き込む際、管路の屈曲部分で引込み治具1が引っ掛かったり、ねじれたりすることがなく、更生管2をスムーズに引き込むことができる。これらの結果、引込み治具1の更生管2への取付作業が容易となり、更生管2のライニング作業を迅速かつ正確に行うことができる。
【0027】
なお、本発明に係る引込み治具1は、各挟持部材11、12の形状がボウル型のものに限られず、多角錘体や軸方向断面が台形状のものなど、他の形状であってもよい。例えば、各挟持部材11、12の開口側の断面形状が、円形に近い多角形や、楕円形状に形成されたものでも前記と同様の効果が得られる。
【0028】
次に、前記の引込み治具1を用いた更生管2のライニング方法について説明する。図3から図5は、本実施の形態における更生管のライニング方法を示す断面図である
引込み治具1の更生管2への取付けに先立って、引込み治具1のフック14には引込み用ワイヤー7を係止しておく。図3に示すように、このワイヤー7は、本管3及びマンホール4等を経由して、地上のウィンチ6に接続されている。
【0029】
次に、更生管2を巻取機8から繰り出し、引込み側の先端部を引込み治具1の外側挟持部材11の内周面と内側挟持部材12の外周面との間に挟み込む。このとき、更生管2が円筒形状でない場合には、あらかじめ先端部を熱風やガスバーナー等で加熱し、円筒形状に復元させておく。
【0030】
更生管2を両挟持部材11、12に挟み込むには、内側挟持部材12の内側付近において、ナット15を固定ボルト13に螺合させて、内側挟持部材12を位置決めしておく。そして、この内側挟持部材12の外側に更生管2を嵌合させる。次に、この更生管2の外側に、固定ボルト13に貫通した外側挟持部材11を嵌合させて、更生管2を内側挟持部材12との間に挟み込む(図2参照)。
【0031】
続いて、更生管2を挟み込んだ外側挟持部材11の外側から、固定ボルト13にナット15を螺合して締め込み、外側挟持部材11と内側挟持部材12とをナット締結する。これにより、更生管2への引込み治具1の取付作業が完了する。
【0032】
次に、フック14に係止したワイヤー7を、ウィンチ6を駆動させることによって巻き取り、更生管2を取付管5内に引張して、引込み治具1を本管3側へと導く。
【0033】
続いて、図4に示すように、更生管2の内部に加熱ガスを送り込んで、更生管2を加圧拡径させる。これにより、更生管2は取付管5の管なりに膨張して、取付管5の内面に密着する。
【0034】
続いて、この更生管2を冷却して硬化させ、取付管5の下部に引き出された更生管2の先端部を、図中破線で示す部分で切除して引込み治具1を取り除く。以上のような工程を経て、図5に示すように取付管5の内面が補修され、更生管2のライニング作業が完了する。
【0035】
以上のように、本発明に係る引込み治具1を用いて取付管5をライニングすることで、引込み治具1を作業者の熟練度に因ることなく更生管2に容易に取り付けることができ、作業性を高めて、迅速かつ正確に施工することが可能となる。また、例示の形態では、引込み治具1の各挟持部材11、12がボウル型に形成されているので、取付管5の内面に引っ掛かったり、衝突したりすることなくスムーズに引き込むことができ、更生管2がねじれてしまうこともない。したがって、取付管5の内壁面を傷つけることなく、適正に補修することができる。
【0036】
また、挟み込まれた更生管2に襞等がなく、円筒形状のままで引込み治具1が取り付けられるので、取付作業が容易となるだけでなく、取付管5の内面に沿った形状に変形させやすい。したがって、更生管2が引込み治具1に挟み込まれた部分から、取付管5の内面に沿って拡径された部分までの長さが短くて済み、本管3側への更生管2の引込み量も少なくなるとともに、更生管2のロスを低減させることができる。
【0037】
なお、本発明に係る引込み治具及びライニング方法は、地中に埋設された取付管を補修するために適用するだけでなく、樹脂製の更生管を引き込んで補修する全ての既設管に適用することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る引込み治具は、一方には開口するとともに他方の引込み方向には断面積が漸次縮小して形成された外側挟持部材と、この外側挟持部材より一回り小さく形成されて外側挟持部材の内側に備えられる内側挟持部材とを有し、これらの挟持部材が両挟持部材の軸芯を貫通する一の固定ボルトによって連結されている。引込み治具を更生管に取り付けるに際しては、外側挟持部材の内面と内側挟持部材の外面との間に、更生管の先端部を挟み込んで外側挟持部材の外側と内側挟持部材の内側からナット締結するだけでよく、作業者の熟練度に左右されることなく正確かつ迅速に取り付けることができる。
【0039】
また、本発明に係る更生管のライニング方法によれば、前記の引込み治具を好適に用いて、引込み治具の取付作業が容易になるので、更生管のライニング作業も迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る更生管の引込み治具の斜視図である。
【図2】本発明に係る更生管の引込み治具の断面図である。
【図3】本発明に係る更生管のライニング方法における更生管の引込み過程を示す部分断面図である。
【図4】本発明に係る更生管のライニング過程を示す部分断面図である。
【図5】本発明に係る更生管のライニング方法により既設管の補修が完了したところを示す部分断面図である。
【図6】従来の更生管のライニング方法を示す断面図である。
【図7】従来の更生管の引込み治具を示す側面図である。
【符号の説明】
1 引込み治具
11 外側挟持部材
12 内側挟持部材
121 環状溝
13 固定ボルト
14 フック
15 ナット
2 更生管
3 本管
4 マンホール
5 既設管(取付管)
6 ウィンチ
7 ワイヤー
8 巻取機

Claims (9)

  1. 既設管に樹脂製の更生管を挿入し、加熱膨張させて既設管の内面に密着させ、この既設管を補修するライニング作業において、前記更生管の引込み側の先端部に取り付けられる引込み治具であって、
    一方には開口するとともに他方の引込み方向には断面積が漸次縮小して形成された外側挟持部材と、この外側挟持部材より一回り小さく形成されて外側挟持部材の内側に備えられる内側挟持部材とを有し、これらの挟持部材が両挟持部材の軸芯を貫通する一の固定ボルトによって連結され、
    外側挟持部材の内面と内側挟持部材の外面との間に前記更生管の先端部を挟み込んで、外側挟持部材の外側と内側挟持部材の内側から前記固定ボルトを介してナット締結することにより、更生管の先端部に取り付けられることを特徴とする更生管の引込み治具。
  2. 固定ボルトの引込み側先端部にフックを有することを特徴とする請求項1に記載の更生管の引込み治具。
  3. 内側挟持部材の外面又は外側挟持部材の内面に更生管の抜けを防止する係止手段が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の更生管の引込み治具。
  4. 請求項3に記載の更生管の引込み治具において、更生管の係止手段は、内側挟持部材の外面又は外側挟持部材の内面の開口側に設けられた環状溝であることを特徴とする更生管の引込み治具。
  5. 請求項3に記載の更生管の引込み治具において、更生管の係止手段は、内側挟持部材の外面又は外側挟持部材の内面の開口側に設けられた環状突起であることを特徴とする更生管の引込み治具。
  6. 各挟持部材は、軸方向断面が半円状のボウル型鋼材であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の更生管の引込み治具。
  7. 各挟持部材は、多角錘体であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の更生管の引込み治具。
  8. 各挟持部材は、軸方向断面が台形状に形成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の更生管の引込み治具。
  9. 地下に埋設された本管から枝分かれした既設管の内面に対する更生管のライニング方法であって、
    一方には開口するとともに他方の引込み方向には断面積が漸次縮小して形成された外側挟持部材と、この外側挟持部材より一回り小さく形成されて外側挟持部材の内側に備えられる内側挟持部材とを有し、これらの挟持部材が両挟持部材の軸芯を貫通する一の固定ボルトによって連結された引込み治具を使用し、
    この引込み治具における外側挟持部材の内面と内側挟持部材の外面との間に前記更生管の引込み側の先端部を挟み込んで、外側挟持部材の外側と内側挟持部材の内側から前記固定ボルトを介してナット締結することにより引込み治具を更生管に取り付け、
    次に、この引込み治具を介して更生管を既設管内に引き込んで、更生管の先端部を既設管が接続する本管側まで引き出し、
    次に、この更生管の内部に加熱ガスを送り込んで、更生管を加圧拡径させるとともに既設管の内面に密着させたのち、この更生管を冷却して硬化させ、
    続いて、本管側に引き出された更生管の先端部を切除して前記引込み治具を取り除くことにより既設管の内面をライニングすることを特徴とする更生管のライニング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011052774A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 S G C Gesuido Center Kk 蛇腹管の引き込み治具および、それを用いた補修方法

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