JP2005002601A - 掘削穴の土留め仮設装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】掘削穴の掘り下げ深度に合わせて下段の枠体を容易に下方へ移動させることができ、且つ施工後には下段の枠体を上段の枠体に近接する位置まで簡単に移動でき、コンパクトな形態で上段の枠体と共に掘削穴から容易に取り出すことのできる新規な仮設装置の提供。
【解決手段】四本の棒状フレーム1を四角枠状に連結して構成される二つの枠体A,Bが上下に配置され、下段の枠体Bの四隅部から延設された所定長さのワイヤー2が上段の枠体Aの四隅部に設けられたワイヤー挿通孔11を摺動可能に貫通してワイヤー止め21に連結され、これにより上下の枠体A,Bの間隔が、互いに近接する位置からワイヤー2の長さ分だけ遠のく位置にフリーに変更できるように形成されており、前記枠体A,Bの四本の棒状フレーム1の少なくとも一対の平行な二本が、ジャッキ部材Jを備えていて伸縮可能に形成されている構造。
【選択図】 図1
【解決手段】四本の棒状フレーム1を四角枠状に連結して構成される二つの枠体A,Bが上下に配置され、下段の枠体Bの四隅部から延設された所定長さのワイヤー2が上段の枠体Aの四隅部に設けられたワイヤー挿通孔11を摺動可能に貫通してワイヤー止め21に連結され、これにより上下の枠体A,Bの間隔が、互いに近接する位置からワイヤー2の長さ分だけ遠のく位置にフリーに変更できるように形成されており、前記枠体A,Bの四本の棒状フレーム1の少なくとも一対の平行な二本が、ジャッキ部材Jを備えていて伸縮可能に形成されている構造。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明はマンホールや浄化槽等を地中に埋設するために地面に掘削穴を形成する時に、掘削穴の崩壊を防止する矢板を適正姿勢に保持する土留め仮設装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マンホールを地中に埋設するに当たって、先ず掘削機によって地表面の土を掘り起こして浅い掘削穴を設け、この掘削穴の側壁に沿って複数の矢板を打ち込んでその囲みの内部を更に深く掘り下げて深い掘削穴を形成し、その掘削穴の四方側面に打ち込んだ矢板を上下2段の四角枠状の枠体で押圧して側壁崩壊を防ぐ土留め仮設装置を本出願人が、先に出願した特開2001ー49666号公報で公開されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の手段では、深い掘削穴を形成する場合に、ある程度まで掘り下げたときに矢板を保持しないと崩壊のおそれがあるため、掘削途中で予め所定の間隔で配置した上下の枠体を矢板に組み付け、そのあと、掘削穴を所定の深さまで掘り下げている。所定の深さまで掘り下げた時に、下段の枠体の矢板面に対する押圧箇所をもう少し下げてバランス調整できるように、上下2段の枠体が長さ調整可能なジョイント材で連結されている。しかし従来の手段ではこのジョイント材が、垂直な方向に沿って複数のピン穴を備えた一対のアンクル材を組み合わせて、所望の穴にピンを差し込むことによって長さを変更できるように形成されているため、狭い掘削穴内でその間隔を変更する作業が大変面倒であった。また枠体自体も相当重量があるためその作業を更に困難なものにしている。
【0004】
そこで本発明は、掘削穴の掘り下げ深度に合わせて下段の枠体を容易に下方へ移動させることができ、且つ施工後には下段の枠体を上段の枠体に近接する位置まで簡単に移動でき、コンパクトな形態で上段の枠体と共に掘削穴から容易に取り出すことのできる新規な掘削穴の土留め仮設装置を提供することを主たる目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち本発明に係る掘削穴の土留め仮設装置の第1の構成にあっては、四本の棒状フレーム1を四角枠状に連結して構成される二つの枠体A,Bが上下に配置され、下段の枠体Bの四隅部から延設された所定長さのワイヤー2が上段の枠体Aの四隅部に設けられたワイヤー挿通孔11を摺動可能に貫通してワイヤー止め21に連結され、これにより上下の枠体A,Bの間隔が、互いに近接する位置からワイヤー2の長さ分だけ遠のく位置にフリーに変更できるように形成されており、前記枠体A,Bの四本の棒状フレーム1の少なくとも一対の平行な二本が、ジャッキ部材Jを備えていて伸縮可能に形成されている構成とした。
【0006】
また、第2の構成にあっては、四本の棒状フレーム1を四角枠状に連結して構成される三つの枠体A,B,Cが上下に配置され、最下段の枠体Cと中段の枠体Bの四隅部から延設された長短二種の所定長さのワイヤー2,2Aのうち、長尺のワイヤー2が上段の枠体Aの四隅部に設けられたワイヤー挿通孔11を摺動可能に貫通してワイヤー止め21に連結され、短尺のワイヤー2Aは、その上下端が上段の枠体Aと中段の枠体Bとに連結され、これにより前記二種のワイヤー2,2Aの長さだけ上下の枠体A,B,Cの間隔がそれぞれフリーに変更できるように形成されており、前記枠体A,B,Cの四本の棒状フレーム1の少なくとも一対の平行な二本が、ジャッキ部材Jを備えていて伸縮可能に形成されている構成としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
上記枠体A,Bを構成する四本の棒状フレーム全部が、ジャッキ部材(J)を備えていて伸縮可能に形成してあることによって、四方の矢板を押圧保持できるようにするのが好ましい。しかしながら、図19に示すように、掘削される穴の形態に応じて、四本の棒状フレームのうちの一対の平行する二本の棒状フレーム1のみをジャッキ部材Jを備えた伸縮可能に形成してあるものとし、相対する矢板のみを押圧保持するようにし、他方の棒状フレーム1’を伸縮できない構造体で形成することも可能である。
【0008】
【実施例】
以下本発明に係る掘削穴の土留め仮設装置の第1実施例を図1〜図8に基づいて説明する。図において符号A,Bは四本の棒状フレーム1を四角枠状に連結して構成された枠体であって上下2段に配置され、下方の枠体Bの四隅部から延設された所定長さの屈曲性のあるワイヤー2が、上段の枠体Aの四隅部に設けられたワイヤー挿通孔11を摺動自在に貫通して、上段の枠体Aの上部でワイヤー止め21に連結されている。このワイヤー止め21は吊り下げ用のフックが着脱自在に係合できるように、例えばリング状に形成され且つワイヤー挿通孔11を貫通できない大きさで形成されている。またワイヤー2の下端は止めボルト24で下段の枠体Bに止着されている。これにより上下の枠体A,Bの間隔が、互いに近接する位置からワイヤー2の長さ分だけ遠のく位置にフリーに変更できるように形成されている。前記ワイヤー2は多数の細い鋼鉄線を集束したものが好ましいが、所定の強度と屈曲性を備えた紐状材、例えばロープ、チェーンやベルト材であってもよい。
【0009】
前記枠体A,Bを構成する棒状フレーム1は、図2ならびに図3に示すように、互いに軸方向にスライド可能に嵌合された左右一対のアーム材12,13と、これらアーム部材12,13を軸方向に伸縮させるジャッキ部材Jとから成る。このジャッキ部材Jは、アーム材12の内部に組み込まれたスクリュー軸18を含み、該スクリュー軸18の先端が他方のアーム材13に固定されたブロックのネジ孔14に螺合され、アーム材12の基端部に組み込まれた原動傘歯車15又は16を回動することにより従動傘歯車17を介して前記スクリュー軸18を回動してアーム材12,13を軸方向に伸縮できるように形成されている。前記原動傘歯車15の軸は垂直方向に延びてその一端がアーム材12の上面に露出し、この露出端に回動工具が嵌合する回動操作部15aが設けられていて、掘削穴の上方から手持の棒状工具によって地表面上から回転操作するようにしてある。また、もう一つの前記原動傘歯車16の軸は水平方向に延びてその一端がアーム材12の一側面に露出し、この露出端に回動工具が嵌合する回動操作部16aが設けられていて掘削穴内に入った作業者が穴内に居て操作できるようにしてある。従って、作業者が地上にいても穴内にいてもアーム材12の上面と側面の何れからでもスクリュー軸18を回動させることができるようにしてある。
【0010】
枠体A,Bを構成する棒状フレーム1,1の隣接する端部は前記ワイヤー挿通孔11を有する縦軸の枢軸管19を介してすこし回動できるように連結されている。これにより枠体A,Bの平面四角形の形態を作業条件に合わして菱形や台形等の形態に少し変形させることができる。
【0011】
図5〜図18は上記の仮設装置を使用してマンホール等の埋込構造物を地中に埋設する作業手順を示すものであって、先ず図5に示すように掘削機によって地表面の土を掘り起こして浅い掘削穴を設け、この掘削穴の側壁に沿って複数の矢板Fを所要深さまで打ち込む。
【0012】
次いで図6に示すように、上下の間隔を縮小させた上下2段の枠体A,Bのワイヤー止め21にクレーンの吊り下げロープ22の先端フック23を掛止して、枠体A,Bを掘削穴の上方から吊り下げて矢板Fに囲まれた掘削穴内部に載置する。
【0013】
次いで図7に示すように、上段の各枠体Aを伸張させて矢板F,Fを押圧保持させた後、図8に示すようにクレーンのフック23を外して吊り下げロープ22を取り除く。
【0014】
その後図9に示すように、矢板Fを更に所要深さまで打ち込んで掘削穴を更に掘り下げる。この掘り下げによって下段の枠体Bを支える穴底面が低くなるに従って枠体Bが順次下方に自然に下がり、図10に示すようにワイヤー2が最大に伸張した位置まで掘り下げたときに下段の枠体Bの下動が停止する。この位置で図11に示すように下段の枠体Bを伸張させて矢板Fの下方部分を押圧保持させる。
【0015】
次いで矢板Fを更に最大まで打ち込んだあと、図12に示すように掘削穴を更に所定深さまで掘り下げて掘削穴を完成させ、この掘削穴にマンホール等の埋込構造物(図示は省略する)を上下枠体A,B内に配置する。この際、埋込構造物と枠体A,Bの内面との間に枠体A,Bを縮小することが可能な間隙を残しておく。
【0016】
埋込構造物を掘削穴内に配置した後、図13に示すようにクレーンから吊り下げられたロープ22のフック23をワイヤー止め21に引っかけた姿勢で、図14に示すように掘削穴を下段の枠体Bの位置まで土壌で埋め、次いで図15に示すように下段の枠体Bを縮小させた状態でロープ22を引き上げて下段の枠体Bを上段の枠体Aに近接する位置まで引き上げる。
【0017】
次いで、図16に示すように掘削穴を引き上げた下段の枠体Bの位置まで埋めたあと、図17に示すように上段の枠体Aも縮小させて上下の枠体A,Bを近接させたコンパクトな形態で掘削穴から引き上げる。最後に図18に示すように、残った矢板Fを引き抜いて取り除き、掘削穴を地表面まで埋めて作業を完了させる。
【0018】
上記の手段によれば、掘削穴の掘り下げ深度に合わせて縮小姿勢にある下段の枠体Bが自然に下方に移動し、これによりバランスのとれた位置で上下の枠体A,Bを伸張して矢板Fを押圧保持することができる。また施工後にはワイヤー2を引き上げることにより下段の枠体を上段の枠体に近接する位置まで簡単に移動させることができ、コンパクトな形態で上段の枠体と共に掘削穴から取り出すことができる。
【0019】
以上の第1実施例では、上下の枠体A,Bを構成する四本の棒状フレーム1の全部をジャッキ部材Jを備えていて伸縮可能に形成してあるものとし、四方の矢板を押圧保持できるようにしてあるものとして示したが、図19に示すように、掘削される穴の形態に応じて四本の棒状フレームのうちの一対の平行する二本の棒状フレーム1のみが、ジャッキ部材Jを備えていて伸縮可能に形成してあって、相対する矢板のみを押圧保持することができるようにし、他方の一対の辺は棒状フレーム1’として伸縮できない構造体で形成してもよい。
【0020】
図20は、本発明にいうところの土留め仮設装置の第2実施例について示したものであって、前記第1実施例において示した枠体A,Bと同様構造とした四本の棒状フレーム1を四角枠状に形成した三つの枠体A,B,Cを上中下と上下三段になるように配置し、最下段の枠体Cに下端をボルト24で連結し、中間部分を中段の枠体Bの四隅部分の中空穴内を通過させて、上端近く部分を上段の枠体Aの四隅部分に形成してあるワイヤー挿通孔11を通して上下摺動自在とし、その上端部分にワイヤー止め21を連結してある四本の長尺のワイヤー2と、中段の枠体Bに下端部分をボルト24で止め、上端部分を上段の枠体Aにボルト24で止め付けてある四本の短尺ワイヤー2Aとによって形成してある。
【0021】
このようにすることによって、上段の枠体Aと最下段の枠体Cとの関係は、前記第1実施例において説明したように、クレーン等によって四本の長尺のワイヤー2を吊り下げ状として吊り上げると最下段の枠体Cが吊り上げられ、続いて中段の枠体Bが枠体Cの上昇に伴って吊り上げられ、前記第1実施例における図6に示した二本の枠体A,Bにように上段の枠体Aに接当した形態となる。
【0022】
このように三つの枠体A,B,Cが上下に接当した状態で掘削穴内に入れられ、枠体Aが突っ張られ、その下方が掘削されると前記第1実施例における図10のように二つの枠体B,Cが共に垂下し、ここで枠体Bが突っ張られ、更にその下方が掘削されると最下部の枠体Cだけが更に垂下し、長尺ワイヤー2の上端が上段のワイヤー挿通孔11と係止してそれ以上の垂下が阻止され、その位置で最下段の枠体Cが突っ張り操作される。
【0023】
掘削作業完了後の引き上げに際しては、前記第1実施例の場合と同様に最下段の枠体Cの突っ張りが解除され、長尺ワイヤー2の上方への引き上げによって中段の枠体Bの下方にまで吊り上げられ、続いて中段の枠体Bの突っ張りが解除され、ワイヤー2の更なる吊り上げによって最下段の枠体Cの上昇に伴って中段の枠体Bも引き上げられる。更なる引き上げ操作は、前記第1実施例における図15,16の操作及び図17,18の操作に準じて行えばよい。
【0024】
該第2実施例に示した短尺のワイヤー2A、即ち、上段の枠体Aと中段の枠体Bとを連結するワイヤーは、長尺のワイヤー2、即ち、上段の枠体Aと最下段の枠体Cとを連結するワイヤーとは別の部分に連結してあるものとして示したが、この場合、長尺ワイヤー2のワイヤー挿通孔11を通して連結するようにしてもよい。また、該実施例では上中下三つの枠体A,B,Cを使用したものとして示したが、この連結手段と同等の手段によって、四つの枠体を連結させて実施することができる。
【0025】
以上本発明の代表的な実施例について説明したが、本発明は必ずしも上記実施例構造のみに限定されるものでない。例えばジャッキ付棒状フレーム1の伸縮構造や棒状フレーム1どうしの連結構造は、周知の手段を用いて実施することができる。その他本発明ではその構成要件を備え、且つ効果を有する範囲内で適宜変更して実施できることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、掘削穴の掘り下げ深度に合わせて縮小姿勢にある下段の枠体Bがワイヤーの長さ分だけ自然に下方に移動するので、予めワイヤーの長さを設定しておくことにより、下方の枠体を所定の下方位置で伸張させることができ、これにより上下の枠体A,Bをバランスのとれた位置で伸張して矢板を押圧保持することができ、しかも施工後にはワイヤーを引っ張ることにより下段の枠体を上段の枠体に近接する位置まで簡単に移動でき、コンパクトな形態で上段の枠体と共に掘削穴から取り出すことができるといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る仮設装置の第1実施例を示す側面図。
【図2】上記仮設装置における棒状フレームの一部断面平面図。
【図3】上記棒状フレームの側面図。
【図4】上記仮設装置における上段の枠体の平面図。
【図5】本発明に係る仮設装置の作業手順を示す説明図であって、第1段階を示す。
【図6】上記作業手順の第2段階を示す説明図。
【図7】上記作業手順の第3段階を示す説明図。
【図8】上記作業手順の第4段階を示す説明図。
【図9】上記作業手順の第5段階を示す説明図。
【図10】上記作業手順の第6段階を示す説明図。
【図11】上記作業手順の第7段階を示す説明図。
【図12】上記作業手順の第8段階を示す説明図。
【図13】上記作業手順の第9段階を示す説明図。
【図14】上記作業手順の第10段階を示す説明図。
【図15】上記作業手順の第11段階を示す説明図。
【図16】上記作業手順の第12段階を示す説明図。
【図17】上記作業手順の第13段階を示す説明図。
【図18】上記作業手順の第14段階を示す説明図。
【図19】本発明に係る仮設装置の枠体の他の実施例を示す平面図。
【図20】本発明に係る仮設装置の枠体の第2実施例を示す図1相当の側面図。
【符号の説明】
1 棒状フレーム
2 ワイヤー
2A ワイヤー
11 ワイヤー挿通孔
21 ワイヤー止め
A 上段の枠体
B 下段の枠体
C 最下段の枠体
J ジャッキ部材
【発明が属する技術分野】
本発明はマンホールや浄化槽等を地中に埋設するために地面に掘削穴を形成する時に、掘削穴の崩壊を防止する矢板を適正姿勢に保持する土留め仮設装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マンホールを地中に埋設するに当たって、先ず掘削機によって地表面の土を掘り起こして浅い掘削穴を設け、この掘削穴の側壁に沿って複数の矢板を打ち込んでその囲みの内部を更に深く掘り下げて深い掘削穴を形成し、その掘削穴の四方側面に打ち込んだ矢板を上下2段の四角枠状の枠体で押圧して側壁崩壊を防ぐ土留め仮設装置を本出願人が、先に出願した特開2001ー49666号公報で公開されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の手段では、深い掘削穴を形成する場合に、ある程度まで掘り下げたときに矢板を保持しないと崩壊のおそれがあるため、掘削途中で予め所定の間隔で配置した上下の枠体を矢板に組み付け、そのあと、掘削穴を所定の深さまで掘り下げている。所定の深さまで掘り下げた時に、下段の枠体の矢板面に対する押圧箇所をもう少し下げてバランス調整できるように、上下2段の枠体が長さ調整可能なジョイント材で連結されている。しかし従来の手段ではこのジョイント材が、垂直な方向に沿って複数のピン穴を備えた一対のアンクル材を組み合わせて、所望の穴にピンを差し込むことによって長さを変更できるように形成されているため、狭い掘削穴内でその間隔を変更する作業が大変面倒であった。また枠体自体も相当重量があるためその作業を更に困難なものにしている。
【0004】
そこで本発明は、掘削穴の掘り下げ深度に合わせて下段の枠体を容易に下方へ移動させることができ、且つ施工後には下段の枠体を上段の枠体に近接する位置まで簡単に移動でき、コンパクトな形態で上段の枠体と共に掘削穴から容易に取り出すことのできる新規な掘削穴の土留め仮設装置を提供することを主たる目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち本発明に係る掘削穴の土留め仮設装置の第1の構成にあっては、四本の棒状フレーム1を四角枠状に連結して構成される二つの枠体A,Bが上下に配置され、下段の枠体Bの四隅部から延設された所定長さのワイヤー2が上段の枠体Aの四隅部に設けられたワイヤー挿通孔11を摺動可能に貫通してワイヤー止め21に連結され、これにより上下の枠体A,Bの間隔が、互いに近接する位置からワイヤー2の長さ分だけ遠のく位置にフリーに変更できるように形成されており、前記枠体A,Bの四本の棒状フレーム1の少なくとも一対の平行な二本が、ジャッキ部材Jを備えていて伸縮可能に形成されている構成とした。
【0006】
また、第2の構成にあっては、四本の棒状フレーム1を四角枠状に連結して構成される三つの枠体A,B,Cが上下に配置され、最下段の枠体Cと中段の枠体Bの四隅部から延設された長短二種の所定長さのワイヤー2,2Aのうち、長尺のワイヤー2が上段の枠体Aの四隅部に設けられたワイヤー挿通孔11を摺動可能に貫通してワイヤー止め21に連結され、短尺のワイヤー2Aは、その上下端が上段の枠体Aと中段の枠体Bとに連結され、これにより前記二種のワイヤー2,2Aの長さだけ上下の枠体A,B,Cの間隔がそれぞれフリーに変更できるように形成されており、前記枠体A,B,Cの四本の棒状フレーム1の少なくとも一対の平行な二本が、ジャッキ部材Jを備えていて伸縮可能に形成されている構成としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
上記枠体A,Bを構成する四本の棒状フレーム全部が、ジャッキ部材(J)を備えていて伸縮可能に形成してあることによって、四方の矢板を押圧保持できるようにするのが好ましい。しかしながら、図19に示すように、掘削される穴の形態に応じて、四本の棒状フレームのうちの一対の平行する二本の棒状フレーム1のみをジャッキ部材Jを備えた伸縮可能に形成してあるものとし、相対する矢板のみを押圧保持するようにし、他方の棒状フレーム1’を伸縮できない構造体で形成することも可能である。
【0008】
【実施例】
以下本発明に係る掘削穴の土留め仮設装置の第1実施例を図1〜図8に基づいて説明する。図において符号A,Bは四本の棒状フレーム1を四角枠状に連結して構成された枠体であって上下2段に配置され、下方の枠体Bの四隅部から延設された所定長さの屈曲性のあるワイヤー2が、上段の枠体Aの四隅部に設けられたワイヤー挿通孔11を摺動自在に貫通して、上段の枠体Aの上部でワイヤー止め21に連結されている。このワイヤー止め21は吊り下げ用のフックが着脱自在に係合できるように、例えばリング状に形成され且つワイヤー挿通孔11を貫通できない大きさで形成されている。またワイヤー2の下端は止めボルト24で下段の枠体Bに止着されている。これにより上下の枠体A,Bの間隔が、互いに近接する位置からワイヤー2の長さ分だけ遠のく位置にフリーに変更できるように形成されている。前記ワイヤー2は多数の細い鋼鉄線を集束したものが好ましいが、所定の強度と屈曲性を備えた紐状材、例えばロープ、チェーンやベルト材であってもよい。
【0009】
前記枠体A,Bを構成する棒状フレーム1は、図2ならびに図3に示すように、互いに軸方向にスライド可能に嵌合された左右一対のアーム材12,13と、これらアーム部材12,13を軸方向に伸縮させるジャッキ部材Jとから成る。このジャッキ部材Jは、アーム材12の内部に組み込まれたスクリュー軸18を含み、該スクリュー軸18の先端が他方のアーム材13に固定されたブロックのネジ孔14に螺合され、アーム材12の基端部に組み込まれた原動傘歯車15又は16を回動することにより従動傘歯車17を介して前記スクリュー軸18を回動してアーム材12,13を軸方向に伸縮できるように形成されている。前記原動傘歯車15の軸は垂直方向に延びてその一端がアーム材12の上面に露出し、この露出端に回動工具が嵌合する回動操作部15aが設けられていて、掘削穴の上方から手持の棒状工具によって地表面上から回転操作するようにしてある。また、もう一つの前記原動傘歯車16の軸は水平方向に延びてその一端がアーム材12の一側面に露出し、この露出端に回動工具が嵌合する回動操作部16aが設けられていて掘削穴内に入った作業者が穴内に居て操作できるようにしてある。従って、作業者が地上にいても穴内にいてもアーム材12の上面と側面の何れからでもスクリュー軸18を回動させることができるようにしてある。
【0010】
枠体A,Bを構成する棒状フレーム1,1の隣接する端部は前記ワイヤー挿通孔11を有する縦軸の枢軸管19を介してすこし回動できるように連結されている。これにより枠体A,Bの平面四角形の形態を作業条件に合わして菱形や台形等の形態に少し変形させることができる。
【0011】
図5〜図18は上記の仮設装置を使用してマンホール等の埋込構造物を地中に埋設する作業手順を示すものであって、先ず図5に示すように掘削機によって地表面の土を掘り起こして浅い掘削穴を設け、この掘削穴の側壁に沿って複数の矢板Fを所要深さまで打ち込む。
【0012】
次いで図6に示すように、上下の間隔を縮小させた上下2段の枠体A,Bのワイヤー止め21にクレーンの吊り下げロープ22の先端フック23を掛止して、枠体A,Bを掘削穴の上方から吊り下げて矢板Fに囲まれた掘削穴内部に載置する。
【0013】
次いで図7に示すように、上段の各枠体Aを伸張させて矢板F,Fを押圧保持させた後、図8に示すようにクレーンのフック23を外して吊り下げロープ22を取り除く。
【0014】
その後図9に示すように、矢板Fを更に所要深さまで打ち込んで掘削穴を更に掘り下げる。この掘り下げによって下段の枠体Bを支える穴底面が低くなるに従って枠体Bが順次下方に自然に下がり、図10に示すようにワイヤー2が最大に伸張した位置まで掘り下げたときに下段の枠体Bの下動が停止する。この位置で図11に示すように下段の枠体Bを伸張させて矢板Fの下方部分を押圧保持させる。
【0015】
次いで矢板Fを更に最大まで打ち込んだあと、図12に示すように掘削穴を更に所定深さまで掘り下げて掘削穴を完成させ、この掘削穴にマンホール等の埋込構造物(図示は省略する)を上下枠体A,B内に配置する。この際、埋込構造物と枠体A,Bの内面との間に枠体A,Bを縮小することが可能な間隙を残しておく。
【0016】
埋込構造物を掘削穴内に配置した後、図13に示すようにクレーンから吊り下げられたロープ22のフック23をワイヤー止め21に引っかけた姿勢で、図14に示すように掘削穴を下段の枠体Bの位置まで土壌で埋め、次いで図15に示すように下段の枠体Bを縮小させた状態でロープ22を引き上げて下段の枠体Bを上段の枠体Aに近接する位置まで引き上げる。
【0017】
次いで、図16に示すように掘削穴を引き上げた下段の枠体Bの位置まで埋めたあと、図17に示すように上段の枠体Aも縮小させて上下の枠体A,Bを近接させたコンパクトな形態で掘削穴から引き上げる。最後に図18に示すように、残った矢板Fを引き抜いて取り除き、掘削穴を地表面まで埋めて作業を完了させる。
【0018】
上記の手段によれば、掘削穴の掘り下げ深度に合わせて縮小姿勢にある下段の枠体Bが自然に下方に移動し、これによりバランスのとれた位置で上下の枠体A,Bを伸張して矢板Fを押圧保持することができる。また施工後にはワイヤー2を引き上げることにより下段の枠体を上段の枠体に近接する位置まで簡単に移動させることができ、コンパクトな形態で上段の枠体と共に掘削穴から取り出すことができる。
【0019】
以上の第1実施例では、上下の枠体A,Bを構成する四本の棒状フレーム1の全部をジャッキ部材Jを備えていて伸縮可能に形成してあるものとし、四方の矢板を押圧保持できるようにしてあるものとして示したが、図19に示すように、掘削される穴の形態に応じて四本の棒状フレームのうちの一対の平行する二本の棒状フレーム1のみが、ジャッキ部材Jを備えていて伸縮可能に形成してあって、相対する矢板のみを押圧保持することができるようにし、他方の一対の辺は棒状フレーム1’として伸縮できない構造体で形成してもよい。
【0020】
図20は、本発明にいうところの土留め仮設装置の第2実施例について示したものであって、前記第1実施例において示した枠体A,Bと同様構造とした四本の棒状フレーム1を四角枠状に形成した三つの枠体A,B,Cを上中下と上下三段になるように配置し、最下段の枠体Cに下端をボルト24で連結し、中間部分を中段の枠体Bの四隅部分の中空穴内を通過させて、上端近く部分を上段の枠体Aの四隅部分に形成してあるワイヤー挿通孔11を通して上下摺動自在とし、その上端部分にワイヤー止め21を連結してある四本の長尺のワイヤー2と、中段の枠体Bに下端部分をボルト24で止め、上端部分を上段の枠体Aにボルト24で止め付けてある四本の短尺ワイヤー2Aとによって形成してある。
【0021】
このようにすることによって、上段の枠体Aと最下段の枠体Cとの関係は、前記第1実施例において説明したように、クレーン等によって四本の長尺のワイヤー2を吊り下げ状として吊り上げると最下段の枠体Cが吊り上げられ、続いて中段の枠体Bが枠体Cの上昇に伴って吊り上げられ、前記第1実施例における図6に示した二本の枠体A,Bにように上段の枠体Aに接当した形態となる。
【0022】
このように三つの枠体A,B,Cが上下に接当した状態で掘削穴内に入れられ、枠体Aが突っ張られ、その下方が掘削されると前記第1実施例における図10のように二つの枠体B,Cが共に垂下し、ここで枠体Bが突っ張られ、更にその下方が掘削されると最下部の枠体Cだけが更に垂下し、長尺ワイヤー2の上端が上段のワイヤー挿通孔11と係止してそれ以上の垂下が阻止され、その位置で最下段の枠体Cが突っ張り操作される。
【0023】
掘削作業完了後の引き上げに際しては、前記第1実施例の場合と同様に最下段の枠体Cの突っ張りが解除され、長尺ワイヤー2の上方への引き上げによって中段の枠体Bの下方にまで吊り上げられ、続いて中段の枠体Bの突っ張りが解除され、ワイヤー2の更なる吊り上げによって最下段の枠体Cの上昇に伴って中段の枠体Bも引き上げられる。更なる引き上げ操作は、前記第1実施例における図15,16の操作及び図17,18の操作に準じて行えばよい。
【0024】
該第2実施例に示した短尺のワイヤー2A、即ち、上段の枠体Aと中段の枠体Bとを連結するワイヤーは、長尺のワイヤー2、即ち、上段の枠体Aと最下段の枠体Cとを連結するワイヤーとは別の部分に連結してあるものとして示したが、この場合、長尺ワイヤー2のワイヤー挿通孔11を通して連結するようにしてもよい。また、該実施例では上中下三つの枠体A,B,Cを使用したものとして示したが、この連結手段と同等の手段によって、四つの枠体を連結させて実施することができる。
【0025】
以上本発明の代表的な実施例について説明したが、本発明は必ずしも上記実施例構造のみに限定されるものでない。例えばジャッキ付棒状フレーム1の伸縮構造や棒状フレーム1どうしの連結構造は、周知の手段を用いて実施することができる。その他本発明ではその構成要件を備え、且つ効果を有する範囲内で適宜変更して実施できることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、掘削穴の掘り下げ深度に合わせて縮小姿勢にある下段の枠体Bがワイヤーの長さ分だけ自然に下方に移動するので、予めワイヤーの長さを設定しておくことにより、下方の枠体を所定の下方位置で伸張させることができ、これにより上下の枠体A,Bをバランスのとれた位置で伸張して矢板を押圧保持することができ、しかも施工後にはワイヤーを引っ張ることにより下段の枠体を上段の枠体に近接する位置まで簡単に移動でき、コンパクトな形態で上段の枠体と共に掘削穴から取り出すことができるといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る仮設装置の第1実施例を示す側面図。
【図2】上記仮設装置における棒状フレームの一部断面平面図。
【図3】上記棒状フレームの側面図。
【図4】上記仮設装置における上段の枠体の平面図。
【図5】本発明に係る仮設装置の作業手順を示す説明図であって、第1段階を示す。
【図6】上記作業手順の第2段階を示す説明図。
【図7】上記作業手順の第3段階を示す説明図。
【図8】上記作業手順の第4段階を示す説明図。
【図9】上記作業手順の第5段階を示す説明図。
【図10】上記作業手順の第6段階を示す説明図。
【図11】上記作業手順の第7段階を示す説明図。
【図12】上記作業手順の第8段階を示す説明図。
【図13】上記作業手順の第9段階を示す説明図。
【図14】上記作業手順の第10段階を示す説明図。
【図15】上記作業手順の第11段階を示す説明図。
【図16】上記作業手順の第12段階を示す説明図。
【図17】上記作業手順の第13段階を示す説明図。
【図18】上記作業手順の第14段階を示す説明図。
【図19】本発明に係る仮設装置の枠体の他の実施例を示す平面図。
【図20】本発明に係る仮設装置の枠体の第2実施例を示す図1相当の側面図。
【符号の説明】
1 棒状フレーム
2 ワイヤー
2A ワイヤー
11 ワイヤー挿通孔
21 ワイヤー止め
A 上段の枠体
B 下段の枠体
C 最下段の枠体
J ジャッキ部材
Claims (3)
- 四本の棒状フレーム(1)を四角枠状に連結して構成される二つの枠体(A),(B)が上下に配置され、下段の枠体(B)の四隅部から延設された所定長さのワイヤー(2)が上段の枠体(A)の四隅部に設けられたワイヤー挿通孔(11)を摺動可能に貫通してワイヤー止め(21)に連結され、これにより前記ワイヤー(2)の長さだけ上下の枠体(A),(B)の間隔がフリーに変更できるように形成されており、前記枠体(A),(B)の四本の棒状フレーム(1)の少なくとも一対の平行な二本が、ジャッキ部材(J)を備えていて伸縮可能に形成されている掘削穴の土留め仮設装置。
- 四本の棒状フレーム(1)を四角枠状に連結して構成される三つの枠体(A),(B),(C)が上下に配置され、最下段の枠体(C)と中段の枠体(B)の四隅部から延設された長短二種の所定長さのワイヤー(2),(2A)のうち、長尺のワイヤー(2)が上段の枠体(A)の四隅部に設けられたワイヤー挿通孔(11)を摺動可能に貫通してワイヤー止め(21)に連結され、短尺のワイヤー(2A)は、その上下端が上段の枠体(A)と中段の枠体(B)とに連結され、これにより前記二種のワイヤー(2),(2A)の長さだけ上下の枠体(A),(B),(C)の間隔がそれぞれフリーに変更できるように形成されており、前記枠体(A),(B),(C)の四本の棒状フレーム(1)の少なくとも一対の平行な二本が、ジャッキ部材(J)を備えていて伸縮可能に形成されている掘削穴の土留め仮設装置。
- 前記四本の棒状フレーム(1)全部が、ジャッキ部材(J)を備えていて伸縮可能に形成されている請求項1に記載の掘削穴の土留め仮設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003164927A JP2005002601A (ja) | 2003-06-10 | 2003-06-10 | 掘削穴の土留め仮設装置 |
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JP2003164927A JP2005002601A (ja) | 2003-06-10 | 2003-06-10 | 掘削穴の土留め仮設装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005002601A true JP2005002601A (ja) | 2005-01-06 |
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ID=34091565
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JP2003164927A Pending JP2005002601A (ja) | 2003-06-10 | 2003-06-10 | 掘削穴の土留め仮設装置 |
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JP (1) | JP2005002601A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007092496A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Nippon Supiide Shiyoa Kk | 掘削溝用多辺枠体土留 |
KR101352146B1 (ko) * | 2013-04-16 | 2014-01-14 | 주식회사 케이씨이엔지니어링 | 띠장과 버팀보 일체형 단위 흙막이 가시설 및 그의 시공방법 |
-
2003
- 2003-06-10 JP JP2003164927A patent/JP2005002601A/ja active Pending
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