JP2005000679A5 - 粒子線照射装置及び荷電粒子ビーム照射装置の調整方法 - Google Patents

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Description

本発明は、粒子線照射装置及び荷電粒子ビーム照射装置の調整方法に係り、特に、陽子及び炭素イオン等の荷電粒子ビームを患部に照射して治療する粒子線治療装置、荷電粒子ビームを材料に照射する材料照射装置、食品に荷電粒子ビームを照射する食品照射装置、及び荷電粒子ビームを利用したラジオアイソトープ製造装置に適用するのに好適な粒子線照射装置及び荷電粒子ビーム照射装置の調整方法に関する。
本発明の目的は、どのような大きさの照射野でも体内における荷電粒子ビームの飛程を長くでき照射する線量をより一様にできる粒子線照射装置及び荷電粒子ビーム照射装置調整方法を提供することにある。
上記した目的を達成する本発明の特徴は、第1散乱体を前記荷電粒子ビーム進行方向における設定位置に移動させ、荷電粒子ビームの進行方向における少なくとも第1の位置、及びその第1位置よりもその進行方向の下流側における第2の位置のいずれかで荷電粒子ビームが通過する領域に、第1散乱体を通過した荷電粒子ビームが通過する複数の第2散乱体のいずれかを位置させることにある。
荷電粒子ビームの進行方向における第1の位置、及び第2の位置に第2散乱体を位置させることができるため、形成する照射野の大きさによって第2散乱体を位置させる位置を変えることができる。このため、どのような大きさの照射野でも荷電粒子ビームの体内での飛程を長くできに照射線量をより一様にできる。例えば、比較的大径の照射野を形成する場合には第1の位置に第2散乱体を位置させ、比較的小径の照射野を形成する場合には第2の位置に第2散乱体を位置させることで、いずれの場合でも、長飛程化と線量一様性とのバランスを考慮した最適な第2散乱体位置とすることができる。この結果、照射野の大きさにかかわらず飛程を長くできかつ線量より一様にできる荷電粒子ビームの照射を実現することができる。
また、本発明は、第1散乱体装置が、荷電粒子ビームの進行方向において、移動可能であるため、荷電粒子ビーム進行方向と直交する方向における荷電粒子ビームのサイズを調整することができる。このため、荷電粒子ビームが照射される照射対象における放射線量分布をさらに一様にすることができる。
好ましくは、荷電粒子ビーム進行方向において第1散乱体装置より下流側に、互いにサイズの異なる照射野をそれぞれ形成するための複数段の第2散乱体装置を設けるとともに、それらの第2散乱体装置の設置距離間隔を、照射野サイズの違いに応じて設定することにある。
本発明によれば、どのような大きさの照射野でも体内における荷電粒子ビームの飛程を長くでき照射する線量をより一様にできる。また、第1散乱体が、荷電粒子ビームの進行方向において、移動可能であるため、荷電粒子ビームが照射される照射対象における放射線量分布をさらに一様にすることができる。
第2散乱体装置19Bは、照射野径が比較的小さい場合に対応する複数の第2散乱体(小照射野用散乱体)36を備えており、上記第2散乱体装置19Aに備えられた複数の第2散乱体3の形成する大きな照射野径と対比した場合のその照射野サイズの差に応じて、予め設定された距離(例えば200mm〜数百mm程度)だけ第2散乱体装置19Aから下流側に離して設置されている。

Claims (24)

  1. 荷電粒子ビーム発生装置と、荷電粒子ビーム発生装置から出射された荷電粒子ビームを照射対象に照射する荷電粒子ビーム照射装置とを備え、
    前記荷電粒子ビーム照射装置は、
    前記荷電粒子ビームが通過する第1散乱体を備える第1散乱体装置と、
    前記第1散乱体を通過した前記荷電粒子ビームが通過する複数の第2散乱体を備え、前記荷電粒子ビームの進行方向における異なる複数の位置のいずれかで前記荷電粒子ビームが通過する領域に、いずれかの前記第2散乱体を位置させる第2散乱体装置とを有し、
    前記第1散乱体装置は、前記荷電粒子ビーム照射装置内で前記荷電粒子ビームの進行方向において移動可能に設けられていることを特徴とする粒子線照射装置。
  2. 荷電粒子ビーム発生装置と、荷電粒子ビーム発生装置から出射された荷電粒子ビームを照射対象に照射する荷電粒子ビーム照射装置とを備え、
    前記荷電粒子ビーム照射装置は、前記荷電粒子ビームが通過する第1散乱体を備える第1散乱体装置と、前記第1散乱体を通過した前記荷電粒子ビームの通過領域に位置させる複数の第2散乱体を有する第2散乱体装置とを備え、
    前記第2散乱体装置を制御することによって、前記複数の第2散乱体のうちの1つを、荷電粒子ビームの進行方向における異なる複数の位置のいずれかで前記通過領域に位置させる制御システムを備え
    前記第1散乱体装置は、前記荷電粒子ビーム照射装置内で前記荷電粒子ビームの進行方向において移動可能に設けられていることを特徴とする粒子線照射装置。
  3. 前記制御システムは治療計画情報に基づいて選択した前記位置に前記第2散乱体を位置させる請求項2記載の粒子線照射装置。
  4. 前記治療計画情報は照射野情報である請求項3記載の粒子線照射装置。
  5. 前記制御システムは他の治療計画情報に応じて選択した前記第2散乱体を、前記選定された位置に位置させる請求項3記載の粒子線照射装置。
  6. 前記他の治療計画情報はイオンビームのエネルギー情報である請求項5記載の粒子線照射装置。
  7. 荷電粒子ビーム発生装置と、荷電粒子ビーム発生装置から出射された荷電粒子ビームを照射対象に照射する荷電粒子ビーム照射装置とを備え、
    前記荷電粒子ビーム照射装置は、前記荷電粒子ビームが通過する第1散乱体を備える第1散乱体装置と、前記荷電粒子ビームの進行方向で前記第1散乱体装置よりも下流側の第1位置に位置させる第2散乱体を有する上流第2散乱体装置と、前記荷電粒子ビームの進行方向で前記第1位置よりも下流側の第2位置に位置させる他の第2散乱体を有する下流第2散乱体装置とを備え、
    前記上流第2散乱体装置及び前記下流第2散乱体装置のうちで選択された一方の第2散乱体装置に含まれる第2散乱体を、前記荷電粒子ビームの通過領域に位置させる制御システムを備え
    前記第1散乱体装置は、前記荷電粒子ビーム照射装置内で前記荷電粒子ビームの進行方向において移動可能に設けられていることを特徴とする粒子線照射装置。
  8. 前記制御システムは前記第2散乱体装置の選択を治療計画情報に基づいて行う請求項7記載の粒子線照射装置。
  9. 前記上流第2散乱体装置は前記第2散乱体を設置しこの第2散乱体を前記通過領域に位置させる第1テーブルを有し、前記下流第2散乱体装置は前記他の第2散乱体を設置しこの他の第2散乱体を前記通過領域に位置させる第2テーブルを有する請求項7記載の粒子線照射装置。
  10. 前記第1テーブルは複数の前記第2散乱体を設置し、前記第2テーブルは複数の前記他の第2散乱体を設置し、前記第2テーブルに設置された前記複数の他の第2散乱体は、前記第1テーブルに設置された前記複数の第2散乱体よりも、小さい照射野を形成する請求項9記載の粒子線照射装置。
  11. 前記第1テーブルを前記荷電粒子ビームの進行方向と直行する方向に移動させる第1テーブル移動装置と、前記第2テーブルを前記荷電粒子ビームの進行方向と直する方向に移動させる第2テーブル移動装置とを備え、
    前記制御システムは、前記選択された第2散乱体装置に含まれたテーブル移動装置を制御して該当するテーブルの移動を制御し、該当する第2散乱体を前記通過領域に位置させる請求項9または請求項10記載の粒子線照射装置。
  12. 荷電粒子ビーム発生装置と、荷電粒子ビーム発生装置から出射された荷電粒子ビームを照射対象に照射する荷電粒子ビーム照射装置とを備え、
    前記荷電粒子ビーム照射装置は、
    前記荷電粒子ビームが通過する第1散乱体と、
    前記荷電粒子ビームの進行方向において前記第1散乱体の下流側に設けられ、第2散乱体が設けられた第1テーブルと、
    前記荷電粒子ビーム進行方向において前記第1のテーブルの下流側に設けられ、前記第2散乱体よりも、形成される照射野が小さい他の第2散乱体が設けられた第2テーブルとを備え
    前記第1散乱体は、前記荷電粒子ビーム照射装置内で前記荷電粒子ビームの進行方向において移動可能に設けられていることを特徴とする粒子線照射装置。
  13. 前記第1散乱体を前記荷電粒子ビーム進行方向に移動させる第1散乱体駆動装置と、この第1散乱体駆動装置を制御し、前記第1散乱体の移動量を制御する第1散乱体駆動制御装置とを備えた請求項1記載の粒子線照射装置。
  14. 前記第1テーブルは前記第2散乱体を、前記第2テーブルは前記他の第2散乱体を、前記荷電粒子ビームの通過領域に配置可能に構成されている請求項12記載の粒子線照射装置。
  15. 前記第1テーブルを前記荷電粒子ビームの進行方向と直する方向に移動させる第1テーブル移動装置と、前記第2テーブルを前記荷電粒子ビームの進行方向と直行する方向に移動させる第2テーブル移動装置と、選択されたテーブルを移動させるテーブル駆動装置を制御し、前記テーブルの移動を制御するテーブル駆動制御装置とを備えた請求項1記載の粒子線照射装置。
  16. 荷電粒子ビーム発生装置と、荷電粒子ビーム発生装置から出射された荷電粒子ビームを照射対象に照射する荷電粒子ビーム照射装置とを備え、
    前記荷電粒子ビーム照射装置は、
    前記荷電粒子ビームが通過する第1散乱体を備える第1散乱体装置と、
    前記第1散乱体を通過した前記荷電粒子ビームの通過領域に位置させる複数の第2散乱体を備え、前記荷電粒子ビーム進行方向に移動可能に設けられた第2散乱体装置とを備え
    前記第1散乱体装置は、前記荷電粒子ビーム照射装置内で前記荷電粒子ビームの進行方向において移動可能に設けられていることを特徴とする粒子線照射装置。
  17. 前記第2散乱体装置を前記荷電粒子ビーム進行方向において、移動させる第2散乱体移動装置と、この第2散乱体移動装置を制御し、前記第2散乱体装置の移動量を制御する第2散乱体駆動制御装置とを備えた請求項1記載の粒子線照射装置。
  18. 前記第1散乱体装置を前記荷電粒子ビーム進行方向において、移動させる第1散乱体移動装置と、この第1散乱体移動装置を制御し、前記第1散乱体装置の移動量を制御する第1散乱体移動制御装置とを備えた請求項1、請求項2、請求項7及び請求項16のいずれかに記載の粒子線照射装置。
  19. 前記第2散乱体装置は、前記第2散乱体を前記荷電粒子の通過領域に位置させるテーブルと、前記テーブルを前記荷電粒子ビームの進行方向と直する方向に移動させるテーブル移動装置とを備えた請求項1記載の粒子線照射装置。
  20. 前記テーブル移動装置を制御し、前記テーブルの移動を制御するテーブル駆動制御装置とを備えた請求項19記載の粒子線照射装置。
  21. 前記第2散乱体装置の下流側に配置され、前記荷電粒子ビームの進行方向と垂直な平面内で前記荷電粒子ビームを整形するコリメータを備えた請求項1、請求項2、請求項7及び請求項16のいずれかに記載の粒子線照射装置。
  22. 第1散乱体を前記荷電粒子ビーム進行方向における設定位置に移動させ、前記第1散乱体を通過した荷電粒子ビームを通過させる複数の第2散乱体のうちの1つの前記第2散乱体を、前記荷電粒子ビームの進行方向における異なる複数の位置のうちのいずれかの前記位置において前記荷電粒子ビームが通過する領域に位置させる荷電粒子ビームの照射装置調整方法。
  23. 前記複数の位置への前記第2散乱体の配置は、前記荷電粒子ビームの進行方向で前記第1散乱体よりも下流側の第1の位置に配置されるある前記第2散乱体を有する上流第2散乱体装置、及び前記上流第2散乱体装置よりも下流側の第2の位置に配置される他の前記第2散乱体を有する下流第2散乱体装置のうちの一方の第2散乱体装置に含まれる前記第2散乱体を、前記荷電粒子ビームの通過領域に位置させることによって行う請求項2記載の荷電粒子ビーム照射装置調整方法。
  24. 前記選択された位置への前記第2散乱体の配置は、前記第2散乱体を前記荷電粒子ビームの進行方法において、移動させることによって行う請求項2記載の荷電粒子ビーム照射装置調整方法。
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