JP2005000678A - 組み合わせ模様データ生成装置及びその装置を備えたミシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 模様組み合わせ手段2において、模様データ付与手段1からの模様データを組み合わせ、重複部削除手段3において重複部の部分データを削除する。
【効果】模様の組み合わせに際して、模様重複部分は、部分データが削除され、1つの模様データのみが残るため、模様縫いの仕上がりも良好なものになる効果がある。そのため、模様を重ね合わせて組み合わせることが簡単に行えるようになり、模様選択の多様性が図れ、既成の模様から多種類の創作的な模様を作成することなども可能になる効果がある。
【選択図】 図1
Description
また近年、模様の組み合わせ可能なものもあるが、同様に模様を重ねて組あわせることはできなかった。
本発明は上記した従来技術の問題点を解決しようとするもので、模様どうしを重ねて組み合わせることが可能な模様データ生成装置及びこの生成装置を備えたミシンを提供することを目的とする。
模様データの削除は、予め設定された削除データに基づいて行うことが可能である。そして、上記構成は組み合わせ模様生成装置として単独に形成することも可能であるし、ミシン本体に組み込むことも可能である。また、一部分の構成をミシン本体に組み込み、他の部分を組み合わせ模様生成装置とすること等も可能である。
図1において、模様データ付与手段1は複数の模様データを備えている。この模様データは縫い目の位置を示す位置データ群から構成されており、更に表示手段4に模様を表示するための表示データを付随している。模様データ付与手段1において、ユーザの操作により組み合わされるべき模様データが選択されるようになっている。
模様データ付与手段1の模様データは模様組み合わせ手段2に送られ、ここで位置データの修正がなされて、模様組み合わせが実行されるようになっている。模様データ付与手段1で選択された模様は表示データに基づいて表示手段4に表示されるように構成されている。
模様組み合わせ手段2における組み合わせにより、模様どうしの重複が生じた場合には、重複部削除手段3において、重複部分の部分データが消去される。消去する部分データは、この実施例では予め組み合わせ対象となる模様に応じて決められている。
例えば図6に示す基本模様50にリボンを組み合わせて図7の模様を作成するとすると、リボンを組み合わせ対象とする削除フラグは頭部データにおいて順に”001110ーーー”と設定されている。この削除フラグは模様データの各縫い目データ毎に設定され、”1”の場合に縫いを行わないようになっている。即ち、リボンと組み合わせた場合には、(x3、y3)、(x4、y4)、(x5、y5)、ーーーの縫いは実行しないようになっている。
同様に帽子を組み合わせ対象とする場合、メガネを組み合わせ対象とする場合、ネクタイを組み合わせ対象とする場合の削除フラグが設定されている。
重複部削除手段3からのデータは同時に記憶手段6に記憶させるようになっている。この記憶手段6に記憶されたデータに基づいても縫い機構5は同様に模様縫いを行えるようになっている。
また重複部削除手段3で削除処理が行われた組み合わせデータは、その表示データに基づいて表示手段4に表示されるようになっている。
なお、上記実施例では削除データに基づく部分データの削除を行うようにしているが、直接重なり部の部分データを検出して、削除するように構成することも可能である。
中央演算処理装置10はミシン全体の制御を行っており、速度コントローラ20からの指令に応じてミシンモータ駆動回路21を介して縫い目形成機構22を制御して縫いを実行させるようになっている。また、X−Yモータ駆動回路23によりX方向モータ24とY方向モータ25を制御し、これにより刺繍枠(図示せず)をxy方向に移動させて刺繍縫いを行わせるようになっている。
該選択された模様データは一時記憶装置12に記憶され、同時に表示制御装置15を介して表示装置16に表示されるように構成されている。
なお、モード選択釦18は通常縫いモードと通常刺繍縫いモード及び組み合わせ刺繍縫いモードを選択するためのものである。
図4は刺繍モードにおける表示装置16の初期画面を示すもので、最初に模様データ記憶装置11から基本模様50が読み出されて、図示するように表示されるようになっている。表示装置16はタッチパネルになっており、各基本模様50の上に選択釦17が形成されるようになっている。
図5に示すように選択釦17に触れることにより、基本模様50の1が選択されると、前記したように一時記憶装置12に記憶されると共に、図6に示すように基本模様50が拡大表示され、同時に部品模様51が表示されるようになっている。また同様に各部品模様51に選択釦17’が形成されるように構成されている。
また組み合わせデータは、模様データと表示データ共に記憶装置19に記憶され、再利用可能となっている。この記憶装置19としては、RAM等の内蔵メモリや或いは着脱可能なICカードやフロッピーディスク等を用いることができる。
図8乃至図10は模様組み合わせの具体例である。
また重複部分のデータ削除は基本模様50側で行うようになっており、図2に示すように削除フラグに応じてデータの削除が実行されるように構成されている。
なお、データの削除はこの実施例では最初に選択される基本模様50で行われるが、重複部分の面積割合に応じて自動的に決定するようにすることも可能である。即ち、重複部分の面積割合が小さい模様から重複部分のデータを削除することによりバランスの良い組み合わせ模様の形成が可能である。またユーザの操作により、任意の模様のデータを削除するようにしても良い。
モード選択釦18により、刺繍縫いが選択され、更に組み合わせ刺繍縫いが選択されると(ステップT1)、組み合わせ刺繍モードとなる(ステップP1)。中央演算処理装置10は模様データ記憶装置11から基本模様データを全て読み出し(ステップP2)、基本模様群を表示装置16に表示する(ステップP3)。そして、ユーザが選択釦17の操作により模様選択を行うと(ステップP4)、変更の確認をして(ステップT2)、基本模様を確定し、一時記憶装置12に記憶する(ステップP5)。そして、部品模様を読み出すか否か判定し(ステップT3)、読み出さない場合にはステップP2に戻る。読み出す場合には、部品模様群を表示し(ステップP6)、ユーザが選択釦17の操作により部品模様選択を行うと(ステップP7)、変更の確認をして(ステップT4)、部品模様を確定し、一時記憶装置12に記憶する(ステップP8)。
そして、基本模様と部品模様の組み合わせと重複部の削除を行い(ステップP9)、組み合わせ形態を表示装置16に表示する(ステップP10)。
次に縫製の開始を確認し(ステップT5)、縫製を開始し(ステップP11)、終了を確認して(ステップT6)、作業を終了する。
なお、ステップT1で通常刺繍モードの場合には、通常刺繍モードの工程を実行し(ステップP12、13)、ステップT5に移行する。
また基本模様50と部品模様51の場合に付いて説明したが、これに限定されるものではなく、どのような模様の組み合わせも可能である。また、2つの組み合わせだけではなく、2以上の多数の模様の組み合わせも可能である。
Claims (3)
- 模様縫い可能なミシンに、模様縫いを実行させるための模様データを与えるための手段と、
該模様データを与えるための手段からの基本模様の模様データに予め選択可能な部品模様の模様データの組み合わせから部品模様を選択して、模様データを複数組み合わせるための手段と、
該組み合わせるための手段により組み合わされた模様に重なり部分が生じる場合に、基本模様の模様データから部品模様の模様データの重なり部分の部分データを削除する手段と
を備えたことを特徴とする組み合わせ模様データ生成装置。 - 模様縫い可能なミシンに、模様縫いを実行させるための模様データを与えるための手段と、
該模様データを与えるための手段からの基本模様の模様データに予め選択可能な部品模様の模様データの組み合わせから部品模様を選択すると共に、部品模様側の位置データを基本模様に適合するように修正して模様データを複数組み合わせるための手段と、
該組み合わせるための手段により組み合わされた模様に重なり部分が生じる場合に、基本模様の模様データから部品模様の模様データの重なり部分の部分データを削除する手段と
を備えたことを特徴とする組み合わせ模様データ生成装置。 - 請求項1又は2に記載の組み合わせ模様データ生成装置を備えた模様縫い可能なミシン。
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JP2004221431A JP4093418B2 (ja) | 2004-07-29 | 2004-07-29 | 組み合わせ模様データ生成装置及びその装置を備えたミシン |
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