JP2004537479A - 再閉鎖可能なコンテナリッド - Google Patents

Abstract

流動可能な物質を保持するコンテナのための再閉鎖可能なリッド１０は、第１の片またはカバー１２および移動可能な第２の片またはディスク５０を有する。カバー１０は、頂部壁１４、側壁１６およびリッド１０をコンテナ上に連結するための取り付け部分２２を有する。カバー１２は、リッド１０を通る物質の流れを可能にするように適合された開口部２８を有する。このカバー１２は、頂部壁１４中に位置するスロット３０をさらに含む。ディスク５０は、少なくとも１つのアパーチャ７８、ポスト５４および突出部５２を有する。アパーチャ７８および突出部５２は、各々開口部２８と協働するする寸法である。ポスト５４は、カバー１２中のスロット３０により受容されるように適合されている。

Description

【技術分野】
【０００１】
（技術分野）
本発明は、流動可能物質のコンテナのためのリッドに関する。より詳細には、本発明は、飲料コンテナとの使用のための再閉鎖可能なリッドに関する。
【背景技術】
【０００２】
（発明の背景）
コンテナ用のリッドは、飲料コンテナ産業で周知である。大まかに言えば、一回使用または使い捨てコンテナ用のリッドは、３つの主要部分：頂部壁または表面、取付け部分、および開口部をもっている。代表的には、この取り付け部分は、コンテナ上のリッドをシールするためにコンテナの上部リムに係合するように適合されている。開口部は、リッドを通るコンテナ内容物の流れを許容するように適合されている。
【０００３】
現存するリッド設計は、開口部をシールするための信頼性ある手段の欠如に起因する、最終的に開口部を通るこぼれを含む、多くの問題をもっている。開口部を効率的にシールできないことはまた、この開口部を通るコンテナ内容物から熱の顕著な損失を生じ得る。これらの問題および他の問題を扱うため、多くのリッド設計は、開口部のための可動カバー部分を含む。しかし、大部分の現存する可動カバーは構造的一体性を欠き、そしてその結果、開口部を効率的にシールしない。また、多くの可動カバーは、それらの複雑な設計に起因して作動することが困難である。さらに、非常に多くの可動カバーは、ユーザーが開口部を通じてコンテナ内容物を消費することを妨げる。
【０００４】
Ｎａｒｕｓｈｋｏによる米国特許第４，５７９，２４５号は、可動閉鎖フラップをもつコンテナリッドの例を提供する。このリッドは、チャネルを形成する揚セグメントをもち、これは、閉鎖フラップを受容するよう適合されている。この閉鎖フラップは、チャネル中に挿入されなければならない湾曲した片である。この閉鎖フラップは、開放位置と閉鎖位置との間を移動可能である。この閉鎖フラップの動きは、チャネルおよび閉鎖フラップ上に位置する一連のノッチ、溝、タブおよびハンドルによって制御されるので、この閉鎖フラップは操作するのが困難であり、そしてリッドの有効性は妥協される。
【０００５】
開口部のための可動カバーを有するリッドの別の例は、Ｔｅｒｚｉによる米国特許第４，７９０，４４４号に開示されている。そこでは、フードまたはリッドは、コンテナ開口部に挿入される付随的吐水口（ｓｐｏｕｔ）から形成される開口部をもつ。このカバーは、リッドに等価な外部寸法を有し、そしてリッドの上に配置される。このカバーは、飲料通路を形成するために、吐水口およびリッド開口部と整列されなければならない開口部を有する。この開口部は、このカバーは、複数のソケットを有し、これは、適正に整列されるとき、リッド開口部をシールする。このカバーは、リッド上で、一連の込み入った構造および環状ガスケットによって支えられている。その構造の複雑なアレイに起因して、このリッドおよびカバーはアセンブルし、そして操作することが困難である。さらに、この構造のアレイは、飲料通路の形成にネガティブに影響する、上記リッド開口部とカバー開口部との整列を阻害し得る。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
従って、開口部を信頼性良くシールする再閉鎖可能なコンテナリッドに対する明確な必要性が存在する。さらに、操作することが容易で、かつ開口部を通じてコンテナ内容物を消費するユーザーを妨害しないようなリッドの必要性が存在する。
【０００７】
本発明は、このような問題およびその他の問題を解決するために提供される。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
（発明の要旨）
本発明は、流動可能な物質コンテナとの使用のための再閉鎖可能なリッドに関する。このリッドは、第１の片またはカバー、および再閉鎖可能な第２の片またはディスクを有する。このカバーは、頂部壁およびこの頂部壁から垂れ下がる側壁を有する。この側壁は、リッドをコンテナ上に接続するための取り付け部分を有する。カバーは、頂部壁中に開口部を含み、この開口部は、リッドを通る物質の流れを許容するように適合されている。このカバーは、頂部壁中に位置するスロットおよび頂部壁および側壁の両方に位置する陥凹部分をさらに備える。
【０００９】
ディスクは、少なくとも１つのアパーチャ、ポストおよび突出部を有する。このアパーチャおよび突出部は、各々、開口部と協働する寸法である。アパーチャは、開口部と整列するとき、通路を形成するように適合されている。ポストは、カバー中のスロットにより受容されるように適合されている。ディスクは、第１の位置と第２の位置との間を移動可能であり、ここで、上記突出部の少なくとも一部分は、この第１の位置で上記開口部中に受容され、そしてここで、上記アパーチャは、上記第２の位置で上記開口部と整列される。ディスクは、リッドを垂直配置にスタックすることを容易にするよう適合されている少なくとも１つのウェルを有する。
【００１０】
カバーは、側壁から半径方向の内側に伸びる空洞を有する少なくとも１つの支持部材を含む。この支持部材の空洞は、ディスクに対し回転可能な支持を提供するよう適合されるカバーの内表面上の支持レッジを形成する。このディスクは、側壁から半径方向の内側に伸びる陥凹部分によって上記内表面上に形成される内部エッジによってさらに支持される。
【００１１】
上記ディスクは、ユーザーによるポストの係合およびポストの作動により、第１の位置と第２の位置との間を移動可能である。ディスクは、第１の位置と第２の位置との間を移動可能である一方、このディスクは、支持レッジおよび支持エッジによって回転可能に支持される。
【００１２】
本発明の別の好ましい実施形態では、リッドは、カバーおよびオーバーレイを含む。このカバーは、頂部壁およびこの頂部壁から垂れ下がる側壁を有する。この側壁は、リッドをコンテナに接続するための取り付け部分を有する。リッドは、頂部壁中に開口部を含み、この開口部は、リッドを通る物質の流れを可能にするように適合されている。このリッドは、頂部壁および側壁の両方に位置する陥凹部分をさらに含む。
【００１３】
オーバーレイは、頂部壁および頂部壁から垂れ下がる側壁を有する。この側壁は、オーバーレイをカバーに接続するように適合された取り付け部分を有する。また、このオーバーレイは、頂部壁中に突出部および少なくとも１つのアパーチャを有する。さらに、このオーバーレイは、オーバーレイの回転移動を容易にするよう適合された少なくとも１つの握り部材を有する。
【００１４】
オーバーレイおよびディスクは、オーバーレイがディスク上に配置されるとき、それらが回転係合するように協働する寸法である。このオーバーレイは、第１の位置と第２の位置との間を移動可能であり、ここで、上記突出部の一部分は第１の位置で上記開口部中に受容され、そしてここで、上記アパーチャは第２の位置でオーバーレイ中の開口部と整列する。
【００１５】
このオーバーレイは、ユーザーによって、オーバーレイまたは握り部材のいずれかに係合することによって、第１の位置と第２の位置との間で移動可能である。オーバーレイは、第１の位置と第２の位置との間で移動可能であるが、このオーバーレイは、上記カバーの取り付け部分と上記オーバーレイの取り付け部分との係合によって、回転可能に支持される。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１６】
（発明の詳細な説明）
本発明は多くの異なる形態にある実施形態が可能である一方、本発明の詳細な好適である実施形態が、本開示は本発明の原理の例示であって、そして本発明の広範な局面を例示の実施形態に制限することは意図しないという理解で、図面に示され、そして本明細書に記載されている。
【００１７】
本発明のコンテナ（図示せず）のための再閉鎖可能なリッド１０を図１に示す。コンテナは、例えば液体または粉末である、流動可能な物質を保持または含むために用いられ得る容量を規定する中央開口部を有する。コンテナおよびリッド１０は、使い捨て可能であるか、または延長される使用の種類のいずれかであり得る。図１は、閉鎖位置にあるリッド１０を示し、ここで、このリッド１０は、流動可能な物質がリッド１０を通って流れ得ないようにシールされる。このリッド１０は、一般に、第１の片またはカバー１２、および第２の片またはディスク５０（図１においてカバー１２の下に位置する）を有する。
【００１８】
リッド１０のカバー１２は、コンテナの上部リムまたはエッジによってほぼ規定されるコンテナの上部部分中の開口部にまたがるように適合されている。例示の目的のために、このコンテナは、カップのリムによって規定される開口部を有するコーヒーカップであり得る。
【００１９】
カバー１２は、環状頂部壁１４、およびこの頂部壁１４の周縁エッジ１８から垂れ下がる側壁１６を有する。この頂部壁１４は、ほぼ平坦な上表面１４ａを有するとして示されているが、この上表面１４ａは、湾曲（ｃｕｒｖｅｄ）していても、または曲がって（ａｎｇｌｅｄ）いてもよい。この側壁１６は、側壁表面１６ａおよび下部エッジ２０を有する。この側壁表面１６ａは、湾曲またはほぼ平坦であり得る。カバー１２の全体形状は、ほぼ円錐台状（ｆｒｕｓｔａｃｏｎｉｃａｌ）であるが、このカバー１２は、多くのその他の形状を有し得る。
【００２０】
取り付け部分２２は、側壁１６の下部エッジ２０から垂れ下がる。この取り付け部分２２は、ほぼ環状のフランジ２４およびほぼ環状のスカート２６を含む。この取り付け部分２２は、上記リッド１０をコンテナに、それがコンテナ上のリッド１０をシールする様式で接続するように適合されている。従って、この取り付け部分２２は、リッド１０がコンテナ上に配置されるとき、リッド１０とコンテナとの間のコンテナ内容物の漏出を防ぐ。好適な実施形態では、この取り付け部分２２は、側壁１６と一体である。
【００２１】
アパーチャまたは飲料開口部２８は、好ましくは、頂部壁１４中に位置する。あるいは、この飲料開口部は、側壁１６中に位置する。この開口部２８は、コンテナによって保持される流動可能な内容物の、カバー１２を通る通路または流れを許容するように適合されている。開口部２８は、この開口部２８の形状を規定するエッジ２９を有する。図１では、長円形形状を有するとして示されているが、この開口部２８は、種々の形状を有し得、これには、環状、方形または矩形が含まれるが、これらに限定されない。図１に示される閉鎖リッド位置では、ディスク５０の突出部５２の少なくとも一部分は、開口部２８によって受容されるか、またはその中に位置する。あるいは、ディスク５０は、開口部２８がシールされるように表面対表面係合で開口部２８に近接するカバー１２の表面と整列しているほぼ平坦な表面を有する。これらの局面は、より詳細に以下に記載される。
【００２２】
好ましくは、スロットまたはチャネル３０は、頂部壁１４中に位置する。スロット３０は、スロット３０の形状を規定するエッジ３２を有する。図１では、円形形状を有するとして示されているが、スロット３０は、種々の形状を有し得、これには、制限されないで、環状、方形または矩形が含まれる。ポスト５４は、可動ディスク５０から伸びる。このスロット３０は、スロット３０の少なくとも一部分を通って伸びるポスト５４の少なくとも一部分を受容するように適合されている。異なる様式で記載すると、ポスト５４の少なくとも一部分は、頂部壁表面１４ａを超えて伸びる。この局面はまた、以下により詳細に記載される。
【００２３】
図１および２を参照して、カバー１２は、少なくとも１つの支持部材３４をさらに備える。この支持部材３４は、支持部材３４の形状を規定する周縁エッジ４４を有する。この周縁エッジ４４は、上部エッジ４４ａおよび下部エッジ４４ｂを有する。周縁エッジ４４は、種々の形状を有し得、これには、上部エッジ４４ａの直線形状および下部エッジ４４ｂの鋸歯状形状が含まれる。空洞４６は、周縁エッジ４４から陥凹している。異なる様式で記載すると、空洞４６は、この周縁エッジ４４から半径方向の内側に伸びる。結果として、この支持部材３４の少なくとも一部分は、側壁１６の内表面を越えて半径方向の内側に伸びる。この支持部材３４および空洞４６の寸法および形状は、制限されないで、カバー１２の全体サイズおよび／または可動の第２の片５０のサイズを含む設計パラメーターとともに変動し得る。支持部材３４の位置もまた、側壁１６の高さに沿って変動し得る。例えば、支持部材３４は、周縁エッジ１８に近接して配置され得るか、または支持部材３４は、取り付け部分２２に近接して配置され得る。
【００２４】
図３は、リッド１２の内部空洞を示す。少なくとも１つの内部支持レッジ１０２が，カバー１２の内表面１００上に配置される。この支持レッジ１０２は、側壁１６から半径方向の内側に伸びる支持部材３４の空洞４６を規定する材料から形成される。従って、空洞４６を形成する材料もまた、内部支持レッジ１０２を形成する。支持レッジ１０２は、上部エッジ１０２ａを有する。細長い形状を有して示されているけれども、支持レッジ１０２の寸法および形状は、支持部材３４の形状、およびこの支持部材３４が半径方向の内側に伸びる程度に依存して変動し得る。支持レッジ１０２の役割は以下に詳細に記載される。
【００２５】
図１に示されるように、中央部分３６は、頂部壁１４の内側エッジ３８から半径方向の内側に位置する。好ましくは、中央部分３６は、断面でみたときこの中央部分３６が曲線形状を有するように窪んでいる。中央部分３６の陥凹の程度または曲線は、リッド１０の設計パラメーターとともに変動し得る。あるいは、この中央部分３６は、頂部壁１４と平坦に整列している。この形態では、中央部分３６は、窪んでいない。
【００２６】
図１および２を参照して、側壁１６は、陥凹部分４０を有し、これは、コンテナから飲む人の唇を受容するように適合されている。陥凹部分４０のエッジ４２は、部分４０の形状を規定する。好適な実施形態では、エッジ４２は、各端部で、ほぼ外側に向かって湾曲した端部のセグメント４５と接続するほぼ真っ直ぐなベース部分４３を有する。陥凹部分４０は、側壁表面１６ａから半径方向に内側に配置される。陥凹部分４０は、頂部壁１４および側壁表面１６の両方の上に位置して示されるが、この陥凹部分４０は、頂部壁１４または側壁１６のいずれかに制限され得る。この陥凹部分４０の形状および形態は、多くの設計パラメーターに合致するように変動され得る。同様に、この陥凹部分４０の窪みの程度も変動し得る。例えば、図１に示されるように、陥凹部分４０は、ベース部分４３でより深く、そして飲料開口部２８に近接する端部でより浅い。好ましくは、この陥凹部分４０は、ほぼ飲料開口部２８に位置する。頂部壁１４および側壁１６は、協働して陥凹部分４０で丸いエッジ４０ｂを形成する。
【００２７】
図３を参照して、内部支持エッジ１０４は、カバー１２の内表面１００中に位置する。この内部支持エッジ１０４は、側壁１６から半径方向の内側に伸びる陥凹部分４０を規定する材料から形成される。従って、この陥凹部分４０を形成する材料の部分はまた、内部支持エッジ１０４を形成する。好ましくは、この支持エッジ１０４は、陥凹部分４０の丸いエッジ４０ｂに内部に、そしてそれと同時に位置する。この支持エッジ１０４の寸法および形状は、陥凹部分４０の形状およびこの陥凹部分４０が半径方向の内側に伸びる程度に依存して変動し得る。支持エッジ１０４の役割は、以下に詳細に記載される。
【００２８】
図４は、第２の片またはディスク５０を示す。このディスク５０は、外側エッジ５１および頂部壁表面５６ａを持つ頂部壁５６を有する。頂部壁５６は、外側ショルダー５８および内側ショルダー６０を有する。側壁５９は、外側ショルダー５８から垂れ下がる。中央部分６２は、内側ショルダー６０から半径方向の内側に伸びる。この中央部分６２は、環状側壁６４と内側部分６６を備える。好ましくは、この中央部分６２は、この中央部分６２が断面で見たとき曲線形状を有するように窪んでいる。中央部分６２の陥凹または湾曲の程度は、リッド１０の設計パラメーターとともに変動し得る。好ましくは、ディスク５０の中央部分６２の陥凹の程度は、カバー１２の中央部分３６の陥凹の程度と同様である。あるいは、内部部分６６は、中央部分６２から取り除かれてもよく、ディスク５０の重量および／またはコストを低減する。この形状では、ディスク５０は、リング形状形態を有する。
【００２９】
突出部５２は、頂部壁５６の一部分から伸びる。突出部５２は、この突出部５２の形状を規定する周縁エッジ６８を有する。好ましくは、突出部５２は、飲料開口部２８と、この突出部５２の少なくとも一部分が開口部２８中に受容されるか、またはその中に配置されるよう適合するために協働する寸法である。突出部５２は、好ましくは傾くかまたは斜めである突出表面５２ａを有し、開口部２８による突出部５２の受容を容易にする。この突出部５２が開口部２８中に完全に受容されるとき、開口部２８はシールされ、そして図１に示されるように、リッド１０は閉鎖位置にある。閉鎖位置では、突出部５２の頂部部分７０は、陥凹部分表面４０ａを超えて伸びる。
【００３０】
ポスト５４は、頂部壁５６の一部分から伸びる。図３に示されるように、ポスト５４は、対向する端部壁７２、対向する側壁７４、および頂部壁７６を有する。このポスト５４は、設計パラメーターに依存して、中実構造または中空構造のいずれかを有し得る。ポスト５４の少なくとも一部分は、スロット３０により受容され、そして頂部壁表面１４ａを超えて伸びる。ポスト５４の形態および寸法は、リッド１０の設計パラメーターに従って変動し得るが、ポスト５４は、それがスロット３０により受容される形態を保持しなければならない。図４に示されるように、ポスト５４は、懸垂面形状を有する。ポスト５４は、ポスト５４とのユーザーの指の係合を容易にするように適合されている握り部分（図示せず）を有し得る。この握り部分はポスト５４に一体であり得るか、またはそれは、ポスト５４の部分に固定される別個の部材であり得る。例えば、この握り部分は、壁７２、７４に固定されるプラスチックまたはゴム部材であり得る。
【００３１】
図４に示されるように、ディスク５０は、少なくとも１つのアパーチャ７８を有する。アパーチャ７８は、このアパーチャ７８の形状を規定する周縁エッジ８０を有する。アパーチャ７８が飲料開口部２８と整列するとき、ディスク５０とカバー１２との間に通路が形成され、リッド１０を通ってコンテナにより保持される流動可能な物質の通過または流れを可能にする。このアパーチャ７８は、種々の形態および寸法を有し得るが、好ましくは、このアパーチャ７８は、飲料開口部２８と協働する寸法である。好適な実施形態では、このアパーチャ７８は、ディスク５０陥凹部分８４内に位置し、そして上記突出部５２から所定の距離で間隔を置いて配置される。別の好適な実施形態では、ディスク５０は、２つの別個のアパーチャ７８を含む。
【００３２】
ディスク陥凹部分８４は、好ましくは、突出部５２およびアパーチャ７８の周りに位置する。部分８４の陥凹の程度は変動し得る。陥凹部分８４のエッジ８６は、陥凹部分８４の形状を規定する。陥凹部分８４は、ディスク側壁５９およびディスク頂部壁５６の両方の部分上に位置して示されるが、この陥凹部分８４は、側壁５９または頂部壁５６のいずれかに制限され得る。この陥凹部分８４は、ディスク５０がカバー１２に近接して位置するとき、カバー１２の陥凹部分４０の内表面によって受容されるよう適合されている。従って、ディスク５０の陥凹部分８４の形状および形態は、カバー１２の陥凹部分４０の形状および形態と同様である。頂部壁５６と側壁５９は協働して陥凹部分８４に丸いエッジ８４ｂを形成する。
【００３３】
図４にさらに示されるように、ディスク５０は、ディスク５０の一部分から垂れ下がる少なくとも１つのウェル９０を有する。好適な実施形態では、ディクス５０は、第１のウェル９０ａおよび第２のウェル９０ｂを有する。ウェル９０は、頂部壁５６もしくは側壁５９のいずれか、またはそれらの間から垂れ下がり得る。ウェル９０は、このウェル９０の概略形状を規定する外側エッジ９２を有する。ショルダー９４は、外側エッジ９２から垂れ下がる。ショルダー９４は、曲線部分９４ａおよびほぼ直線状の部分９４ｂを有し得る。内壁９６は、ショルダー９４から垂れ下がる。図４に示されるように、内壁９６は、ほぼ環状の形態を有し、ほぼ管状のウェル形態を生じる。しかし、設計パラメーターに依存して、ウェル９０は種々の形態を有し得る。好ましくは、ウェル９０は、底部壁（図示せず）を有する。あるいは、この底部壁は省略され、ウェル９０に、中空の管状形態を持たせ得る。
【００３４】
第１のウェルおよび第２のウェル９０ａ、９０ｂは、ディスク５０中で種々の位置に配置され得る。好ましくは、この第１のウェルおよび第２のウェル９０ａ、９０ｂは、所定の距離で離れて間隔を置いて配置される。この第１のウェル９０ａおよび第２のウェル９０ｂは、同じ寸法と形態を有する。ディスク５０の下表面（図示せず）から測定したとき、ウェル９０の深さまたは長さは変動し得る。同様に、直径を含むウェル９０の数および寸法は、多くの設計パラメーターとともに変動し得る。
【００３５】
ドレイン穴（図示せず）は、ディスク５０中、好ましくは、中央部分６２中に配置され得る。流動可能な内容物、すなわち、液体が、カバー１２の内表面とディスク５０との間に蓄積するとき、ドレイン穴がこのような内容物のコンテナ中への排出を確実にする。
【００３６】
図１を参照して、ディスク５０およびカバー１２は、ディスク５０がカバー１２の内側部分内に位置決めされ得、「アセンブルされた部分」を規定するように協働する寸法である。図３を参照して、アセンブルされた位置では、ディスク５０は、上記で説明したように、半径方向の内側に伸びる支持部材３４により形成される、少なくとも１つの支持レッジ１０２によって回転可能に支持される。詳細には、ディスク５０のエッジ５１の一部分が、支持シッジ１０２を回転可能に係合する。ディスク５０は、陥凹部分４０の内側エッジ１０４によって回転可能にさらに支持され得る。カバー１２は、３つの支持部材３４および３つの対応する支持レッジ１０２を有する１つの好適な実施形態で示されるが、この部材３４およびレッジ１０２の数および形態は設計パラメーターとともに変動し得る。
【００３７】
上記アセンブルされた位置では、ディスク５０は、カバー１２に近接して、ポスト５４の少なくとも一部分がスロット３０により受容され、かつそれを通って伸びるように位置される。異なる様式で記載すると、ディスク５０は、カバー１２の下に、カバー１２の中央部分３６がディスク５０の中央部分６２に近接するように配置される。
【００３８】
上記アセンブルされた位置では、ディスク５０は、第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間で移動可能である。第１の位置Ｐ１では、図１に示されるように、突出部５２は、飲料開口部２８により、開口部２８がシールされ、そしてリッド１０が閉鎖されるように受容される。開口部２８がシールされるとき、この開口部２８のエッジ２９は、突出部５２と摩擦係合する。突出部５２の頂部部分７０は、飲料開口部２８のエッジ２９を超えて伸長し得る。このシールは、開口部２８を通るコンテナ中の流動可能な物質の流れを妨げ、コンテナおよびリッド１０が漏出のリスクなくして移動されることを可能にする。また第１の位置Ｐ１では、ディスク５０の陥凹部分８４がカバー１２の陥凹部分４０と係合する。さらに、第１の位置Ｐ１では、アパーチャ７８は、開口部２８から誤整列またはずれている。あるいは、突出部５２および開口部２８は、スナップ適合して係合し、ここで、各々は、スナップ適合して係合することを可能にするに十分な構造を有する。他の協働構造もまた利用され得る。
【００３９】
ディスク５０の代替形態では、突出部５２は省略され、そしてディスク５０は、ほぼ平坦な表面（図示せず）を有する。第１の位置Ｐ１では、ディスク５０の平坦な表面は、開口部２８と、開口部２８がシールされるように、表面対表面係合で整列される。
【００４０】
第２の位置Ｐ２では、ユーザーがポスト５４に係合し、ディスク５０を回転し、ここで、上記アパーチャ７８が、飲料開口部２８と整列し、ディスク５０とカバー１２との間に通路を形成し、ここでリッド１０は開放される。この通路は、コンテナにより保持される流動可能な物質のリッド１０を通る通過または流れを可能にする。リッド１０が第２の位置Ｐ２にあるとき、アパーチャ７８のエッジ８０の少なくとも一部分は、飲料開口部２８のエッジ２９の少なくとも一部分と整列する。また、この第２の位置Ｐ２では、ディスク５０の陥凹部分８４は、カバー１２の陥凹部分４０と誤整列されるか、またはそれからずれている。さらに、この第２の位置Ｐ２では、突出部５２は、開口部２８から誤整列されているか、またはそれからずれている。アパーチャ７８が飲料開口部２８と部分的に整列するとき、通路は残るが、その寸法は減少する。アパーチャ７８が飲料開口部２８と完全に誤整列されるとき、通路はなくなる。アパーチャ７８が飲料開口部２８と完全に誤整列され、そして突出部５２が完全に開口部２８中に受容されるとき、開口部２８はシールされ、そしてリッド１０は第１の位置Ｐ１にある。
【００４１】
ディスク５０が第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間を移動するとき、ディスク５０のエッジ５１の一部分は、支持レッジ１０２と回転可能に係合したままである。従って、この支持レッジ１０２は、ディスク５０に、ディスク５０が第１の位置と第２の位置Ｐ１、Ｐ２との間の移動の間にアセンブルされた位置に残るように支持を提供する。カバー１２が複数の支持レッジ１０２を含むとき、ディスク５０のエッジ５１のより大きな部分が支持レッジ１０２との回転可能に係合したままである。陥凹部分４０のエッジ１０４は、それが第１の位置と第２の位置Ｐ１、Ｐ２との間を移動するとき、ディスク５０に対してさらなる支持を提供する。
【００４２】
ユーザーは、第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間で、ディスク５０を、スロット３０の第１の端部３０ａとスロット３０の第２の端部３０ｂとの間でポスト５４を握り、そして作動または操作することにより移動し得る。図１を参照して、ポスト５４が第１の端部３０ａに近接するとき、ディスク５０は第１の位置Ｐ１にある。逆に、ポスト５４が第２の端部３０ｂに近接するとき、ディスク５０は第２の位置Ｐ２にある。ポスト５４は、第１の端部３０ａと第２の端部３０ｂとの間の多くの位置に位置決めされ得、その結果、突出部５２は、種々の程度まで、開口部２８と誤整列され得る。
【００４３】
ディスク５０は、リッド１０の多くの設計パラメーターに依存して変化する量で回転または移動し得、これらパラメーターは、ポスト５４およびスロット３０の形態および寸法を含むがこれらに制限されるわけではない。従って、ディスク５０は、多くの位置をとり、そしてこれらの位置は、スロット３０に対するポスト５４の位置に依存する。ディスク５０とポスト５４の動きは、最終的には、スロット３０の第１の端部３０ａおよび第２の端部３０ｂにより拘束される。
【００４４】
リッド１０は、ユーザーがポスト５４を第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間を片手だけで移動することを可能にするように適合される。これは、ユーザーがコンテナを保持し、そして同じ手でポスト５４を操作し得ることを意味する。これは、リッド１０の柔軟性および商業的価値を増加する。
【００４５】
上記で説明したように、ディスク５０は、２つの別個のアパーチャ７８を有し得、ここでこのアパーチャ７８は、突出部５２の周りに配置される。この形態では、ディスク５０は、時計方向または反時計方向のいずれかで回転し得、ディスク５０を、第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間に移動させる。例えば、ディクス５０を時計方向に回転することは、１つのアパーチャ７８を開口部２８と整列させ、その一方、ディスクを反時計方向に回転することは、他のアパーチャ７８を開口部２８と整列させる。この特徴は、リッド１０の柔軟性および商業的価値をさらに増加する。このような形態では、スロット３０の長さは増加し、ディスク５０の反時計方向回転を両方のアパーチャ７８が開口部２８と整列され得るようであることを許容する。
【００４６】
リッド１０は、ディスク５０なくして用いられるように適合される。これは、カバー１２がコンテナーに接続されるが、ディスク５０が省略されることを意味する。この形態では、スロット３０はなく、そしてカバー１２中に開口部２８をシールする構造はなく、そして結果として、コンテナにより保持される流動可能な物質が、リッド１０を通過し得る。この形態では、陥凹部分４０は、頂部壁１４と側壁１６の両方の上に配置されたままである。しかし、飲料開口部２８は、頂部壁１４または側壁１６のいずれかに配置され得る。
【００４７】
開口部２８は、所定範囲の寸法で形成され得る。最小で、開口部２８は、コンテナにより保持される流動可能な物質の通過を可能にし、そして突出部５２を受容するに十分な寸法を有するべきである。スロット３０は、所定の範囲の寸法で形成され得る。最小で、スロット３０は、ポスト５４を受容し、その移動を可能にするに十分な寸法を有するべきである。
【００４８】
開口部２８は、設計パラメーターに依存して頂部壁１４に沿った種々の位置に位置決めされ得る。同様に、スロット３０は、頂部壁１２に沿った種々の位置に位置決めされ得る。開口部２８とスロット３０とは、所定の距離離れて間隔を置いて配置される。好ましくは、開口部２８とスロット３０とは、頂部壁１２の上で対向しており、これは、それらが約１８０度離れて配置されていることを意味する。あるいは、ポスト５４は、ディスク５０の側壁５９上に位置決めされ、そしてスロット３０は、カバー１２の側壁１６上に協働するように位置決めされる。この形態では、ユーザーは、リッド１０を、カバー１２の側壁１６上に位置するスロット３０を通じて伸びるポスト５４に係合することにより、第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間を移動する。
【００４９】
ほぼ環状形状を有するとして示されているが、取り付け部分２２、フランジ２４およびスカート２６を含むリッド１０は、多くの形態を有し得る。例えば、リッド１０は、矩形、方形、または卵形形状を有し得る。コンテナとの耐漏出シールを確実にするため、取り付け部分２２の形状は、コンテナの上部エッジの形状に一致すべきであり、協働的シール係合が達成され得る。
【００５０】
あるいは、取り付け部分２２は、コンテナの上部エッジと類似の形状を有し得るが、なお側壁１６と頂部壁１４の形状とは類似ではない。例えば、取り付け部分２２は、コンテナ形状と一致する環状形状を有し得、そして壁１４、１６は、非環状形状を有し得る。
【００５１】
先行技術設計とは異なり、開口部２８の寸法および形態は、ディスク５０が第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間を移動するとき、突出部５２の係合および脱係合によって影響されない。この属性は、ユーザーが、ディスク５０を、第１の位置と第２の位置との間を繰り返し移動させることを可能にする。従って、リッド１０の構造的一体性および耐久性が増加する。
【００５２】
ウェル９０は、ディスク５０およびカバー１２がアセンブルされた位置に配置される前に、ディスク５０の貯蔵および／または積み上げを支援するように適合されている。詳細には、ウェル９０は、複数のディスク５０が、リッド１０のアセンブリの前に、安定な垂直形態に積み上げられたままであることを確実にするように適合されている。第１のディスク５０のウェル９０の一部分は、第１のディスク５０の下に位置する隣接の第２のディスク５０のウェル９０の一部分に係合する。従って、ウェル９０は、それが第２のディスク５０のウェル９０の一部分を係合することを許容するに十分な深さまたは長さを有するべきである。代替の形態では、ウェル９０は、ランダムに配置され得、ここで、第１のディスクのウェル９０は、第２のディスク５０の頂部壁５６上に着座し得る。
【００５３】
ウェル９０は、アセンブルされたリッド１０の貯蔵および／または積み上げを支援するようにさらに適合されている。詳細には、ウェル９０は、複数のリッド１０が、安定な垂直形態に積み上げられたままであることを確実にするように適合されている。第１のリッド１０のウェル９０の一部分は、第１のリッド１０の下に位置する第２のリッド１０の隣接するカバー１２の一部分と係合する。従って、ウェル９０は、それがカバー１２の一部分を係合することを許容するに十分な深さまたは長さを有するべきである。ウェル９０のカバー１２の一部分との係合は、第１および第２のリッド１０を、それらの垂直位置で安定化する。ウェル９０のカバー１２の一部分との係合は、第１および第２のリッド１０を、不安定化および／または誤整列することから防ぐ。
【００５４】
リッド１０は、射出成型または熱成型操作、好ましくは真空成型およびまたは圧力成型であるような、種々の製造プロセスによって形成され得る。好ましくは、カバー１２は、プラスチックから形成されるが、しかし、他の軽量材料を用いて、カバー１２を形成し得る。製造プロセスが終了した後、飲料開口部２８およびスロット３０を、パンチおよびダイでカバー１２中に形成し得る。
【００５５】
好ましくは、ディスク５０は、カバー１２を形成するために用いたのと同じ材料から形成される。しかし、ディスク５０は、他の軽量材料から形成され得る。製造プロセスが終了した後、アパーチャ７８を、パンチおよびダイでディスク５０中に形成し得る。
【００５６】
リッド１０は、リッド１０の状況を示す色を基礎にしたシステムを含み得る。この色を基礎にしたシステムでは、リッド１０の一部分は、リッド１０が第１の位置Ｐ１で閉鎖されるとき、第１の色、例えば、赤を示し得る。同様に、リッド１０の一部分は、リッド１０が第２の位置Ｐ２で開放されるとき、第２の色、例えば、緑を示し得る。この第１の色および第２の色は、リッド１０の見える部分に、リッド１０のユーザーがリッド１０の状態を容易に確認できるように表示され得る。図１および図４を参照して、第１の色は、ディスク５０上でポスト５４の右に配置され、そして第２の色は、ディスク５０上で、ポスト５４の左に配置される。従って、リッド１０が図１に示される閉鎖位置Ｐ１にあるとき、第１の色がスロット３０を通じて見える。逆に、リッド１０が開放位置Ｐ２にあるとき、第２の色がスロット３０を通じて見える。このように、ユーザーは、スロット３０を通じて表示される色インジケーターを単に見ることによりリッド１０の状態を確認することができる。結果として、リッド１０の有用性および市場性が増加する。
【００５７】
代替の色を基礎にしたシステム形態は、第１の色が突出部５２の上に配置され、ここで、それは、リッド１０が閉鎖位置Ｐ１にあるときに見える。第２の色は、アパーチャ７８の周りのエッジ８０上に配置され、ここで、それは、リッド１０が開放位置Ｐ２にあるとき見える。このようにして、ユーザーは、開口部２８中に表示される色インジケーターを単に見ることによりリッド１０の状態を確認することができる。
【００５８】
図５〜８は、本発明のリッドの別の好ましい実施形態を開示する。図５に記載の示されるように、再閉鎖可能なリッド２１０は、一般的に、第１の片またはカバー２１２、および、および移動可能な第２の片またはオーバーレイ２５０を備える。図５は、開口位置のリッド２１０を示し、ここで、流動可能な物質は、開口部２２８を介してリッド２１０を流動するかまたは通過する。
【００５９】
図５および６を参照して、カバー２１２は、一般的に、コンテナの上部のリムまたはエッジにより規定される、コンテナの上の部分（示さず）に開口部がまたがるように適合される。カバー２１２は、頂部壁２１４の外部エッジまたは末端エッジ２１８から垂れ下がる環状頂部壁２１４および側壁２１６を有する。この頂部壁２１４は、略平坦な上面２１４ａを有するように示されるが、この上部表面２１４ａは、湾曲または角度をつけられ得る。側壁２１６は、側壁面２１６ａおよび下部エッジ２２０を有する。この側壁面２１６ａは、湾曲されるても、角度をつけられても、略平坦でもよい。カバー２１２の全体の形状は、略円錐でありるが、カバー２１２は、多数の他の構成を有し得る。
【００６０】
取り付け部分２２２は、側壁２１８の下部エッジ２２０から垂れ下がる。取り付け部分２２２は、略環状のフランジ２２４、および略環状のスカート２２６を備える。取り付け部分２２２は、コンテナ上のリッド２１０をシールする様式でリッド２１０をコンテナに接続するために適合される。従って、取り付け部分２２２は、リッド２１０がコンテナ上に位置付けられる場合、リッド２１０とコンテナとの間のコンテナ内容物の漏出を防ぐ。好ましい実施形態では、取り付け部分２２２は、側壁１６と一体である。
【００６１】
アパーチャまたは飲料の開口部２２８は、好ましくは、頂部壁２１６に位置付けられる。あるいは、飲料開口部２２８は、側壁２１６に位置付けられる。この開口部２２８は、コンテナにより保持される流動可能な内容物が、カバー２１２を通じて通過または流動するように適合される。開口部２２８は、開口部２２８の形状を規定するエッジ２２９を有する。長円（ｏｂｒｏｕｎｄ）を有するように図６に示されているが、開口部２２８は、環状、正方形、または矩形を含むが、これらに限定されない、種々の形状を有し得る。
【００６２】
開口部２２８は、ある範囲の寸法で形成され得る。最小限、開口部２２８は、コンテナにより保持される流動可能物質の通過を可能にするのに十分な寸法を有するべきである。開口部２２８は、設計パラメーターに依存して、頂部壁２１４に沿った種々の位置に配置され得る。
【００６３】
図６に示されるように、特定の位置２３６は、頂部壁２１４の内部エッジ２３８から内向きに放射状に位置付けられる。好ましくは、中央部分２３６は、中央部分２３６が、断面で見たときに曲線をなすように陥凹される。異なる様式で記載すると、中央部分２３６は、部分２３６をリッド２１０の上の点から見たときに、凹んだ形状を有する。この中央部分２３６の陥凹または湾曲の程度は、リッド２１０の設計パラメーターにより変わり得る。
【００６４】
図５および６を参照すると、側壁２１６は、コンテナから飲料を摂取しているヒトの口唇を受け入れるように適合された、凹型部分２４０を有する。凹型部分２４０の縁部２４２は、部分２４０の構成を規定する。その凹型部分２４０および凹型表面２４０ａは、側壁表面２１６ａから半径方向に内側に配置される。凹型部分２４０が、上壁２１４および側壁２１６の両方の上に配置されて示されるが、その凹型部分２４０は、上壁２１４または側壁２１６のいずれかに制限され得る。凹型部分２４０の形状および構成は、多くの設計パラメーターに適合させるために変化され得る。同様に、部分２４０の凹部の程度は、変動し得る。好ましくは、その凹型部分２４０は、飲料開口部２２８の周りに配置される。その上壁２１４および側壁２１６は、凹型部分２４０にて丸型縁部２４０ｂを形成するように協同する。
【００６５】
図５および７に示されるように、オーバーレイ２５０は、カバー２１２の周りに配置されるように適合された不連続的な構造体である。そのオーバーレイは、上壁２５２、および上壁２５２の外側または周辺縁部２５６から下がる側壁２５４を有する。その上壁２５２は、ほぼ平坦な上側表面２５２ａを有するとして示されるが、上側表面２５２ａは、湾曲し得るかまたは角度がつけられ得る。その側壁２５４は、側壁表面２５４ａおよび下側縁部２５８を有する。その側壁表面２５４ａは、湾曲し得るか、角度がつけられ得るか、またはほぼ平坦であり得る。
【００６６】
取り付け部分２６０は、側壁２５４の下側縁部２５８から下がっている。その取り付け部分２６０は、ほぼ輪状のフランジ２６２およびほぼ輪状のスカート２６４を備える。その取り付け部分２６０は、オーバーレイ２５０を、カバー２１２の取り付け部分２２２に回転可能に接続するために適合される。その結果、オーバーレイ２５０およびカバー２１２は、回転可能な係合状態にある。その取り付け部分２２２、２６０は、オーバーレイ２５０が、カバー２１２の周りに配置され得るように、協同して必要な大きさにされる。ここでそのオーバーレイ２５０は、カバー２１２に対して回転可能に動かされ得る。その取り付け部分２２２、２６０は、ほぼ輪状の構成を有する。あるいは、その取り付け部分２２２、２６０は、角度がついたセグメントまたは直線状のセグメントを備えた構成を有し得る。
【００６７】
好ましくは、その取り付け部分２２２、２６０は、図５〜８に示されるように、連続的な構成を有する。あるいは、その取り付け部分２２２、２６０が、不連続的な構成を有し、これは、部分２２２、２６０がノッチをつけた構成を生じる取り外される材料を有することを意味する。
【００６８】
図７に示されるように、そのオーバーレイ２５０は、好ましくは、上壁２５２に位置した突出部２６４を有する。あるいは、飲料開口部２２８が、カバー２１２の側壁２１６に配置される場合、その突出部２６４は、オーバーレイ２５０の側壁２５４に協同して配置される。その突出部２６４は、上壁２５２の下側表面または内部表面（示さず）から下がっている。その突出部２６４は、周辺縁部２６６を有し、この周辺縁部２６６は、突出部２６４の形状を規定する。好ましくは、その突出部２６４は、飲料開口部２２８と協同して必要な寸法にされる。その結果、その突出部２６４の少なくとも一部が、その開口部２２８により受容されるかまたは配置されるように適合される。その突出部２６４が、開口部２２８に完全に受容される場合、その開口部２２８は、シールされ、そのリッド２１０は、図８に示される、閉じた位置にある。その閉じた位置において、突出部２６４の瓶の壁２６８は、上壁表面２１４ａを過ぎて延びる。
【００６９】
さらに図７に示されるように、中央部分２７０は、上壁２５２の内部縁部２７２から半径方向に内側に配置される。好ましくは、その中央部分２７０は、凹型にされ、その結果、その中央部分２７０は、断面で見る場合、曲線状の構成を有する。異なる様式で記載される場合、その中央部分２７０は、その部分２７０をリッド２１０の上の地点から見る場合、凹型の形状を有する。その中央部分２７０の凹部または湾曲の程度は、リッド２１０の設計パラメーターによって変化し得る。あるいは、その中央部分２７０は、上壁２５２と平面上に整列している。この構成において、その中央部分２７０は、凹型ではない。
【００７０】
そのオーバーレイ２５０は、側壁２５４の一部に配置された、少なくとも１つの把握要素２７４を有する。その把握要素２７４は、オーバーレイ２５０の回転運動を容易にするために適合される。従って、ユーザーは、その要素２７４を係合して、オーバーレイ２５０の回転を補助する。ほぼ延びた構成を有すると示されるが、その要素２７４は、広範な範囲の構成および寸法を有し得る。さらに、その把握要素２７４は、側壁２５４、上壁２５２、または側壁２５４および上壁２５２の両方の一部の上に配置され得る。あるいは、その把握要素２７４は、その取り付け部分２６０の一部に配置される。その把握要素２７４は、オーバーレイ２５０に一体化され得るか、またはオーバーレイ２５０の一部に固定される別の要素であり得る。例えば、その把握部分は、オーバーレイ２５０に固定されるプラスチック要素またはゴム要素であり得る。
【００７１】
そのオーバーレイ２５０は、オーバーレイ２５０の動きを容易にするために別の構造体を有し得る。例えば、そのオーバーレイ２５０は、オーバーレイ２５０の一部から延びるポストまたはリングを有し得、各々は、ユーザーが、オーバーレイ２５０を係合および回転するように適合される。
【００７２】
図５、７および８に示されるように、および上記に説明されるように、そのオーバーレイ２５０は、不連続的構造体を有し、これは、上壁２５２も側壁２５４も、カバー２５０の周辺に沿って連続的ではないことを意味する。結果として、そのオーバーレイは、第１の側壁部分２５４ｂおよび第２の側壁部分２５４ｃを有する。その突出部２６４が、上壁２５２の一部に位置する場合、その突出部２６４は、側壁部分２５４ｂまたは第２の側壁部分２５４ｃのいずれかの近位に配置される。好ましくは、その把握要素２７４は、壁部分２５４ｂまたは第２の側壁部分２５４ｃのうちの他方に配置される。あるいは、その把握要素２７４は、突出部２６４の近くの側壁部分２５４ｂ、２５４ｃに配置される。
【００７３】
その不連続的な構成に起因して、オーバーレイ２５０は、アパーチャ２７６を有する。１つの好ましい実施形態において、そのオーバーレイ２５０は、２つのアパーチャ２７６を有する。ここで、取り付け部分２６２の上のオーバーレイ２５０の一部は、ほぼ漏刻形状を有する。アパーチャ２７６のその構成および寸法は、リッド２１０の設計パラメーターとともに大きく変化し得る。図７を参照すると、そのオーバーレイ２５０は、２つの別個のアパーチャ２７６ａ、２７６ｂを有する。アパーチャ２７６ａ、ｂの各々は、側壁２５４の一部、上壁２５２および中央部分２７０にまたがる。あるいは、そのアパーチャ２７６ａ、２７６ｂは、側壁２５４および上壁２５２の一部にのみまたがる。
【００７４】
図５に示されるように、そのアパーチャ２７６は、コンテナにより保持された流動性の内容物の、開口部２２８を通る通過または流れを可能にするように適合される。アパーチャが、ほぼ開口部２２８の周りに配置される場合、別な様式で記載される。そのアパーチャ２７６が、開口部２２８と整列される場合、その流動性の内容物は、開口部２２８を通って通過し得る。従って、そのアパーチャ２７６は、流動性の内容物のアパーチャ２２８を通る経路を可能にするに十分な最小の構成を有するべきである。
【００７５】
カバー２１２およびオーバーレイ２５０は、各々、ほぼ薄い壁の構成を有する。しかし、そのカバー２１２およびオーバーレイ２５０の壁厚は、リッド２１０の構造的一体性を含む、設計パラメーターに依存して変化し得る。
【００７６】
図５および８を参照すると、そのオーバーレイ２５０およびカバー２１２は、そのオーバーレイ２５０が、カバー２１２に配置されて、「組み立てられた位置」を規定し得るように、協同して必要な寸法にされる。組み立てられた位置において、そのオーバーレイ２５０は、その取り付け部分２６０と、カバー２１２の取り付け部分２２２の係合によって回転可能に支持される。具体的には、取り付け部分２６０の下側表面は、取り付け部分２２２の上側表面を係合する。従って、その取り付け部分２６０および取り付け部分２２２は、そのオーバーレイ２５０が、カバー２１２に対して回転され得るように、協同して必要な寸法にされる。ここで、カバー２１２は、概して、そのコンテナに固定される。
【００７７】
さらに、そのオーバーレイ２５０は、その中央部分２７０と、カバー２１２の中央部分２３６との係合により回転可能に支持され得る。具体的には、中央部分２７０の下側表面は、中央部分２３６の上側表面と係合する。従って、その中央部分２７０は、カバー２１２の中央部分２３６と協同して必要な寸法にされる。あるいは、リッド２１０は、中央部分２３６、２７０の間の隙間を有するように構成され得る。その結果、中央部分２３６、２７０は、係合していない。この構成において、そのオーバーレイ２５０は、取り付け部分２２２、２６０の係合によって、カバー２１２と回転可能に係合する。
【００７８】
あるいは、そのオーバーレイ２５０は、その上壁２５２と、カバー２１２の上壁２１４との係合によって、回転可能に支持され得る。従って、その上壁２５２は、カバー２１２の上壁２１４と協同して必要な寸法にされる。別の代替において、そのオーバーレイ２５０は、その側壁２５４と、カバー２１２の側壁２１６との係合によって、回転可能に支持され得る。従って、側壁２５４は、カバー２１２の側壁２１６と協同して必要な寸法にされる。
【００７９】
構築位置において、オーバーレイ２５０は、第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間で移動可能である。図８に示される第１の位置Ｐ１において、突出部２６４は、飲料開口部２２８により収容され、その結果、この開口部２２８は、リッド２１０を閉じて塞がれる。。この開口部２２８が塞がれる場合、この開口部２２８の縁部２２９は、突出部２６４と摩擦係合している。この突出部２６４の底部（図示せず）は、この飲料開口部２２８の縁部２２９を越えて延び得る。このシールは、コンテナ中の流動性物質が開口部２２８を通って流れ出るのを防ぎ、それにより、コンテナおよびリッド２１０は、流出する危険なく移動され得る。また、この第１の位置Ｐ１において、アパーチャ２７６は、開口部２２８と整列していないかまたはオフセットされている。あるいは、この突出部２６４および開口部２２８は、スナップフィット係合した状態であり、ここで各々が、このスナップフィット係合を可能にするのに十分な構造を有する。他の協働密閉構造もまた、使用され得る。
【００８０】
図５に示される第２の位置Ｐ２において、使用者は、アパーチャ２７６が飲料開口部２２８と整列しているオーバーレイ２５０を回転させて、このオーバーレイ２５０とカバー２１２との間に通路を形成する。第２の位置Ｐ２において、リッド２１０は開口する。この通路により、リッド２１０を介してコンテナに保持された流動性物質の通過または流れが可能になる。リッド２１０が第２の位置Ｐ２にある場合、アパーチャ２７６の少なくとも一部は、飲料開口部２２８の縁部２２９の少なくとも一部と整列している。また、第２の位置Ｐ２において、カバー２１２の凹部２４０の少なくとも一部が、アパーチャ２７６と整列している。さらに、第２の位置Ｐ２において、突出部２６４は、開口部２２８と整列していないか、またはオフセットされている。アパーチャ２７６が、飲料開口部２２８と部分的に整列している場合、通路は残るが、その寸法は減少する。
【００８１】
オーバーレイ２５０が、第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間で移動される場合、このオーバーレイ２５０の取付け部分２６０は、カバー２１２の取付け部分２２２と回転可能に係合したままである。従って、これらの取付け部分２２２、２６０は、オーバーレイ２５０に対する支持を提供し、その結果、このオーバーレイ２５０は、第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間での移動の間、構築位置に留まる。
【００８２】
このオーバーレイ２５０が、第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間で移動される場合、このオーバーレイ２５０の中央部２７０は、カバー２１２の中央部２３６と回転可能に係合したままである。従って、これらの中央部２３６、２７０は、オーバーレイ２５０に対するさらなる支持を提供し、その結果、このオーバーレイ２５０は、第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間の移動の間、構築位置に留まる。
【００８３】
使用者は、オーバーレイ２５０の一部（例えば、側壁２５４、頂部壁２５２または取付け部分２６０）を把持し、そして操作することによって、第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間でオーバーレイ２５０を動かし得る。あるいは、このように構成されている場合、使用者は、把持要素２７４を係合することによって、第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間でオーバーレイ２５０を動かし得る。
【００８４】
このオーバーレイ２５０は、リッド２１０の多数の設計パラメーター（側壁２５４、取付け部分２６０、突出部２６４およびアパーチャ２７０の構成および寸法が挙げられるが、これらに限定されない）に依存して、種々の程度回転または移動され得る。従って、オーバーレイ２５０は、カバー２１２に対して多数の位置をとり得る。リッド２１０は、使用者が片手のみでオーバーレイ２５０を第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間で動かすことが出来るように適合される。このことは、使用者がコンテナを保持し得、同じ手でオーバーレイ２５０を操作し得ることを意味する。これは、リッド２１０の可撓性および商品価値を増大させる。図５、７および８に示されるように、このオーバーレイ２５０は、２つの別個のアパーチャ２７６を有し、このアパーチャによって、オーバーレイ２５０は、時計回り方向または反時計回り方向のいずれかで回転して、オーバーレイ２５０を第１の位置と第２の位置Ｐ２との間で移動させ得る。この特徴は、リッド２１０の可撓性および商品価値をさらに増大させる。
【００８５】
リッド２１０は、オーバーレイ２５０なしで使用されるように適合され得る。このことは、カバー２１２がコンテナに連結されるが、オーバーレイ２５０が省かれることを意味する。この構成において、カバー２１２中の開口部２２８を塞ぐ構造は存在せず、結果として、このコンテナに保持される流動性物質は、リッド２１０を通過し得る。この構成において、凹部２４０は、頂部壁２１４および側壁２１６の両方の上に位置したままである。しかし、飲料開口部２２８は、頂部壁２１４または側壁２１６のいずれかに配置され得る。
【００８６】
ほぼ円形の形状を有するように示されているが、取り付け部分２２２、２６０を備えるリッド２１０は、多くの形状を有し得る。例えば、リッド２１０は、長方形、正方形、または楕円形の形状を有し得る。コンテナとの耐漏れ性シールを確実にするために、取り付け部分２２２、２６０の形状は、コンテナの上縁部の形状に適合しなければならず、その結果、協同的なシーリング係合が達成され得る。
【００８７】
あるいは、取り付け部分２２２、２６０は、コンテナの上縁部に類似するが、側壁２１６、２５４および上壁２１４、２５２の形状とは異なる形状を有し得る。例えば、取り付け部２２２、２６０は、コンテナ形状および側壁２１６、２５４と一致した環形状を有し得、および／または上壁２１４、２５２は、非環形状を有し得る。
【００８８】
従来技術の設計とは異なり、開口部２２８の大きさおよび形状は、オーバーレイ２５０が第１の位置Ｐ１および第２の位置Ｐ２との間を移動する際に、突出部２６４の係合および脱係合によって影響されない。この特性によって、ユーザーは、第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間でオーバーレイ２５０を繰り返し移動させることができる。従って、リッド２１０の構造的一体化および耐久性は、増加する。
【００８９】
リッド２１０は、射出成型または熱形成操作、好ましくは真空形成および／または圧力形成のような、種々の製造プロセスによって形成され得る。カバー２１２は、好ましくはプラスチックから形成されるが、他の軽量材料がカバー２１２を形成するために使用され得る。製造プロセスが完了した後、飲料開口部２２８がパンチおよびダイを用いて、カバー２１２内に形成され得る。アパーチャ２７６はまた、パンチおよびダイを用いて形成され得る。
【００９０】
好ましくは、オーバーレイ２５０は、カバー２１２を形成するために使用される同じ材料から形成される。しかし、オーバーレイ２５０は、他の軽量材料から形成され得る。
【００９１】
カバー２１２は、好ましくは中心部２３６の最下部付近の中心部２３６内に位置された少なくとも１つのカバー排水孔（示さず）を有し得る。過剰の流動可能な内容物（例えば、液体）がカバー２１２上に蓄積する場合、排水孔はコンテナへのこのような内容物の排水を確実にする。
【００９２】
オーバーレイ２５０は、上記のカバー排水孔と協同的な大きさにされたオーバーレイ排水孔（示さず）を有し得る。オーバーレイ排水孔は、カバー排水孔と協同的に位置し、その結果、オーバーレイ２５０が第１の位置Ｐ１まで回転される場合、カバー排水孔およびオーバーレイ排水孔が整列して、蓄積されたコンテナ内容物の排水を確実にする通路を形成する。あるいは、このオーバーレイ排水孔は、カバー排水孔と協同的に位置付けされ、その結果、オーバーレイ２５０が第２の位置Ｐ２まで回転される場合、カバー排水孔およびオーバーレイ排水孔が整列して通路を形成する。
【００９３】
カバー２１２は、好ましくは中心部２３６または側壁２１６内に、少なくとも１つのカバー通気孔（示さず）を有し得る。あるいは、カバー通気孔は、上壁２１４の一部または側壁２１６の一部内に位置付けされる。カバー通気孔は、コンテナを通気する間、開口部２２８を通るコンテナ内容物の連続流れを確実にするために適合される。好ましくは、カバー通気孔は、リッド２１０が第２の位置Ｐ２内にある間、コンテナの通気が起こるように位置付けされる。
【００９４】
オーバーレイ２５０は、上記のカバー通気孔と協同的な大きさであるオーバーレイ通気孔（示さず）を有し得る。オーバーレイ通気孔は、カバー通気孔と協同的に位置付けされ、その結果、オーバーレイ２５０が第２の位置Ｐ２まで回転される場合、カバー通気孔およびオーバーレイ通気孔が整列して、コンテナの通気を確実にする通路を形成する。
【００９５】
上記の排水孔および通気孔は、リッド２１０製造プロセスが完了した後、パンチおよびダイを用いて形成され得る。あるいは、先の尖った道具が、排水孔および通気孔を形成するために使用され得る。
【００９６】
別の実施形態（示さず）において、リッドは、オーバーレイまたはカバーのいずれかの上に少なくとも１つのピンを有する。さらに、リッドは、オーバーレイまたはカバーの他方の上に少なくとも１つのソケットを有する。このピンおよびソケットは、協同的な大きさにされ、その結果ピンがソケットによって受容される場合、オーバーレイがカバーと回転係合状態となる。オーバーレイおよびカバーが回転係合状態にあるので、リッドは、第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間で回転され得る。ピンおよびソケットは、リッドが第１の位置Ｐ１および第２の位置Ｐ２との間で回転される場合、オーバーレイを支持するように適合される。
【００９７】
カバーは、陥凹され得る中心部を有する。オーバーレイは、カバーの周囲に位置付けされるように適合された不連続構造体である。オーバーレイは、カバー内の開口部と整列可能な少なくとも１つのアパーチャを有する。好ましくは、ピンはオーバーレイの下面からぶら下がり、ソケットはカバーの上面からぶら下がる。この形態において、ソケットは、カバーの中心部内に位置付けされる。
【００９８】
オーバーレイは、カバーの取り付け部分と係合する環状取り付け部分を備え得る。オーバーレイ取り付け部分は、第１の位置と第２の位置との間の移動の間、オーバーレイを支持する。あるいは、オーバーレイは、取り付け部分を備えるが、それは区分化され、環状ではないことを意味する。
【００９９】
別の代替において、環状取り付け部分は、オーバーレイから省略される。この形態において、ピンおよびソケットは、リッドが第１の位置Ｐ１と第２の位置Ｐ２との間で回転される場合、主にオーバーレイを支持する。
【０１００】
具体的な実施形態が例示され記載される場合、本発明の精神から有意に逸脱することなく多くの改変が案出され、保護の範囲は、添付の特許請求の範囲の範囲によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【０１０１】
【図１】図１は、カバーを示す、本発明の再閉鎖可能なリッドの斜視図である。
【図２】図２は、図１のカバーの端面図である。
【図３】図３は、図１のカバーの内部空洞の斜視図である。
【図４】図４は、図１のリッドの可動ディスクの斜視図である。
【図５】図５は、開放位置にあるリッドを示す、本発明のリッドの代替実施形態の斜視図である。
【図６】図６は、図５のリッドのカバーの斜視図である。
【図７】図７は、図５のリッドのオーバーレイの斜視図である。
【図８】図８は、閉鎖位置にあるリッドを示す、図５のリッドの斜視図である。

Claims (25)

1. 流動可能な物質を保持するコンテナのためのリッドであって：
   環状の頂部壁、該頂部壁から垂れ下がる側壁であって、該リッドを該コンテナに接続するための取り付け部分を有する側壁、該リッドを通る該流動可能な物質の通過を可能にするように適合された該頂部壁中の開口部、該頂部壁中のスロット、および該側壁上の少なくとも１つの支持部材を有する、カバー；
   少なくとも１つのアパーチャ、突出部、およびポストを有するディスクであって、該ディスクは、該支持体上に回転可能に取り付けられ、該ディスクは、第１の位置と第２の位置との間で移動可能であり、ここで、該突出部の少なくとも一部分は、該第１の位置で該開口部中に受容され、そして該アパーチャは、該第２の位置で該開口部と整列する、ディスクを備える、リッド。
2. 前記突出部および前記開口部が、該突出部が前記第１の位置で該開口部をシールするように協働する寸法である、請求項１に記載のリッド。
3. 前記アパーチャが、前記第１の位置で前記開口部からずれている、請求項１に記載のリッド。
4. 前記アパーチャおよび前記開口部が、前記第２の位置で通路を形成し、該通路が、前記リッドを通る前記物質の流れを可能にするように協働する寸法である、請求項１に記載のリッド。
5. 前記突出部が、前記第２の位置で前記開口部からずれている、請求項１に記載のリッド。
6. 前記ポストが、前記回転可能な部材の表面から伸び、そして該ポストの一部分が前記スロット中に受容される、請求項１に記載のリッド。
7. ユーザーが、前記ポストを操作することにより、前記第１の位置と第２の位置との間で、前記ディスクを移動する、請求項６に記載のリッド。
8. 前記支持体が、前記カバーの内表面から半径方向の内側に伸び、該支持体が、前記ディスクと回転可能に係合するように適合された、請求項１に記載のリッド。
9. 前記カバーが陥凹カバー部分を有し、前記開口部が該陥凹部分に位置する、請求項１に記載のリッド。
10. 前記ディスクが陥凹ディスク部分を有し、前記突出部が該陥凹部分に位置する、請求項９に記載のリッド。
11. 前記陥凹カバー部分および陥凹ディスク部分が、前記ディスクが前記第１の位置にあるとき、該陥凹カバー部分の一部分が該陥凹ディスク部分によって受容されるように協働する寸法である、請求項１０に記載のリッド。
12. 前記第１の位置と第２の位置との間のディスクの移動が、前記開口部の形態に影響しない、請求項１に記載のリッド。
13. 前記カバーが中央部分を有し、該中央部分がドレイン穴を有する、請求項１に記載のリッド。
14. 前記ディスクが中央部分を有し、該中央部分がドレイン穴を有する、請求項１に記載のリッド。
15. 流動可能な物質を保持するコンテナのためのリッドであって：
    環状の頂部壁、該頂部壁から垂れ下がる側壁であって、該リッドを該コンテナに接続するための取り付け部分を有する側壁、ほぼ陥凹である中央部分、および該リッドを通る該流動可能な物質の通過を可能にするように適合された該頂部壁中の開口部を有する、カバー；および
    頂部壁、該頂部壁から垂れ下がる側壁であって、オーバーレイを該カバーに接続するための取り付け部分を有する側壁、ほぼ陥凹である中央部分、該頂部壁中の突出部、および少なくとも１つのアパーチャを有する、オーバーレイ；を備え、
    ここで、該オーバーレイおよびディスクが、該オーバーレイおよびディスクが回転係合するように協働する寸法であり、ここで、該オーバーレイが第１の位置と第２の位置との間で移動可能であり、ここで、該突出部の少なくとも一部分が該第１の位置で該開口部中に受容され、そしてここで該アパーチャが該第２の位置で該開口部と整列している、リッド。
16. 前記突出部および前記開口部が、該突出部が前記第１の位置で該開口部をシールするように協働する寸法である、請求項１５に記載のリッド。
17. 前記アパーチャが、前記第１の位置で前記開口部からずれている、請求項１５に記載のリッド。
18. 前記オーバーレイの前記第２の位置への移動が、前記開口部の少なくとも一部分を剥き出す、請求項１５に記載のリッド。
19. 前記アパーチャおよび前記開口部が、前記第２の位置で通路を形成し、該通路が、前記リッドを通る前記流動可能な物質の通過を可能にするように協働する寸法である、請求項１５に記載のリッド。
20. 前記突出部が、前記第２の位置で前記開口部からずれている、請求項１５に記載のリッド。
21. 前記カバーの陥凹部分および前記オーバーレイの陥凹部分が、これら陥凹部分が回転係合するように協働する寸法である、請求項１５に記載のリッド。
22. 前記カバーの取り付け部分および前記オーバーレイの取り付け部分が、前記陥凹部分が回転係合するように協働する寸法である、請求項１５に記載のリッド。
23. 前記カバーの頂部壁および前記オーバーレイの頂部壁が、これら壁が回転係合するように協働する寸法である、請求項１５に記載のリッド。
24. 前記カバーが陥凹したリップ部分を有し、前記開口部が該陥凹したリップ部分に位置する、請求項１５に記載のリッド。
25. 前記オーバーレイが該オーバーレイの外表面上に少なくとも１つの握り部材を有し、該握り部材が、該オーバーレイの前記第１の位置と第２の位置との間の移動を容易にするように適合されている、請求項１５に記載のリッド。