JP2004537028A - 高圧マニホールド - Google Patents
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- F28D1/053—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being straight
- F28D1/0535—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being straight the conduits having a non-circular cross-section
- F28D1/05366—Assemblies of conduits connected to common headers, e.g. core type radiators
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- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/0202—Header boxes having their inner space divided by partitions
- F28F9/0204—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions
- F28F9/0214—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions having only longitudinal partitions
Abstract
複数の平形チューブであって、チューブの内側を流れる第1流体及びチューブの外側を流れる第2流体間で熱交換を行うための複数の平形チューブと、平形チューブの端部に接続された1対のマニホールドであって、第1流体を平形チューブ内へ導入すると共にそれから排出するための入口及び出口を有する1対のマニホールドとを備えており、各マニホールドに少なくとも2つの平行なチャネルが設けられ、チャネルの壁の少なくとも一部が湾曲面を有する熱交換器。すべての隣接した2つのチャネル間の仕切り壁に、チャネルに面する2つの平行な略平坦面を設けており、それにより、マニホールド及びチューブを通る熱交換流体の自由な流れが可能になる。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の平形チューブであって、チューブの内側を流れる第1流体及びチューブの外側を流れる第2流体間で熱交換を行うための平形チューブと、平形チューブの端部に接続された1対のマニホールドであって、第1流体を平形チューブ内へ導入すると共にそれから排出するための入口及び出口を有する1対のマニホールドとを備えており、各マニホールドに少なくとも2つの平行なチャネルが設けられ、チャネルの壁の少なくとも一部が湾曲面を有する熱交換器に関する。
【0002】
そのような熱交換器は、WO−A−第9851983号から既知である。
【0003】
この従来型熱交換器では、マニホールドが、円形断面を有する多数の平行チューブで構成されており、各対の隣接チューブが共通壁部分を有して、各マニホールドのチューブが平坦チューブ配列を構成している。自動車に使用され、CO2に基づく最近の熱交換器では一般的であるように、チューブ内部が高圧であるため、チューブに円形断面が選択される。その場合、100バールを十分に超える圧力を使用することが一般的であり、円形断面のチャネルを使用することによって、マニホールドの壁内での応力の増加が回避される。円形断面を使用することによって、内壁を薄くすることができ、それにより、重量が減少し、熱伝達が向上する。
【0004】
他の点では、チューブ及びマニホールド間を連通させるために、マニホールドの1つの平坦側部の穴に平形チューブを挿通させなければならない。流れの制限を最小限にするために、平形チューブの端部分をマニホールド内のチャネルの直径の半分まで挿入して、これにより、マニホールド内の仕切り壁によって閉塞される平形チューブの端面の部分を最小限に抑えることが好ましい。しかし、この方法では、マニホールド内の各チャネルの半分が閉塞されて、熱交換器のその部分で流れが制限される。妥協案として、平形チューブの端部分をチャネルの直径の半分までではなく、直径の約1/3まで挿入する。これにより、マニホールドのチャネルの閉塞が大幅に減少するのに対して、平形チューブの端面の閉塞はわずかに増加するだけであり、許容範囲内に保たれる。
【0005】
しかし、熱交換器の内部、特にマニホールドチャネルの内部の流体流の乱れが、平形チューブの挿入端部分によって相当に大きく乱されて、特に高圧系では、これによって大きい圧力降下が生じる可能性がある。
【0006】
したがって、本発明の目的は、この問題が大幅に軽減される熱交換器を提供することである。
【0007】
この目的は、すべての隣接した2つのチャネル間の仕切り壁に、チャネルに面する2つの平行な略平坦面を設けることによって達成される。
【0008】
このようにして、細長い断面を有し、挿入された平形チューブによってわずかに閉塞されるだけであるチャネルを形成することが可能である。仕切り壁に平坦面を使用すると、壁の両側が高圧であっても同一圧力を受け、そのために力のつり合いがとれるため、壁に極端な応力が発生しない。
【0009】
図1を参照すると、図示の熱交換器は、平行に積み重ねられた複数の平形熱伝達チューブ1と、平形チューブ1間に挟まれた波形フィン2とを備えている。チューブ1の端部1aは、マニホールド3及び4に接続されている。各熱伝達チューブは、平坦形状の押出アルミニウムで形成することができる。変更例として、平形チューブは、一般的にマルチポートチューブと呼ばれる多孔平形チューブにすることができるが、他にも電気シームチューブを使用することができる。マルチポートチューブは、押出成形によって製造できるが、他にも、クラッドシートの圧延、折り曲げ及びろう付けによってそのようなチューブを製造することが可能である。さらに、はめ込みバッフルを有する溶接チューブを使用することも可能である。
【0010】
図示の実施形態では、各波形フィン2の幅が、平形チューブ1の幅とほぼ同じであるが、他の幅も同様に使用することができる。フィン2及び平形チューブ1は互いにろう付けされている。マニホールド3、4は、チューブ端部1aを受け取るために熱伝達チューブ1の断面と同一形状の穴5を有するアルミニウム管で構成されている。平形チューブを接続しやすくするように、穴5を注文作製してもよく、たとえば、円錐形にすることもできる。
【0011】
挿入されたチューブ端部1aは、穴5内にろう付けされる。図1に示されているように、マニホールド3及び4は、それぞれ入口マニホールド6及び出口マニホールド7に接続されている。入口マニホールド6は、熱交換流体をマニホールド3に流入させることができ、出口マニホールド7は、熱交換流体を流出させることができる。マニホールド3及び4は、それぞれキャップまたはプラグ8及び9で閉鎖されている。参照番号13及び14は、最外側波形フィン2に取り付けられた側板を表す。
【0012】
マニホールド3は、その内部空間がバッフル10によって2部分に分割されており、マニホールド4は、その内部空間がバッフル11によって2部分に分割されている。このため、マニホールド3から出発して第1組のチューブ1を通り、マニホールド4の一部を通過してから、第2組のチューブ1を通ってマニホールド3に戻り、第3組のチューブ1を通ってマニホールド4に達した後、出口7を通って熱交換器から出る媒体経路が得られる。バッフルを有しないこれらのマニホールドも可能であり、その他、各マニホールドに複数のバッフルを設けたマニホールドも同様に利用することができることは明らかである。
【0013】
熱交換流体は、熱交換器内をジグザグ状に流れる。
【0014】
マニホールド3及び4は基本的に同一であり、図2〜図4にマニホールド3の一例をさらに詳細に示す。マニホールド3は、実際に多孔押出チューブからなり、図示の例では、3つのチャネル16、17及び18が存在する。しかし、任意数のチャネルを設けることができることは明らかである。図2に明瞭に示されているように、中央チャネル17は楕円形断面を有する、すなわち、2つの平行側壁20、21と、2つの半円形端部壁22、23とを有する。マニホールドが4つ以上のチャネルを有する場合、各中間チャネルがこのような形状を有するであろう。その他、2つの外側チャネル16及び18は、同一の断面を有し、それぞれ略半円形の側壁24及び25と、チャネル17のそれぞれの平坦側壁にそれぞれ面する平坦な側壁26及び27とを有する。
【0015】
マニホールドの外面は、側壁26、20、21及び27に垂直であって平坦に形成された1つの側壁30を除いて、外壁に面するチャネル16、17及び18の内壁にほぼ平行な壁によって形成されている。マニホールドをこのような形状にすることによって、マニホールド3の壁に過大な応力を発生させることなく、高い内圧に耐えることができる。実際に、平坦な側壁20及び21に加わるチャネル17内の圧力は、平坦な側壁26及び27に作用する圧力によって補償される。さらに、その他の側壁がすべて湾曲しており、それにより、過大な応力の増加を回避して、マニホールドを高圧用途に適合させることができる。
【0016】
さらに、平坦な側壁26、20、21及び27の長さを調節し、それに応じてチャネルの体積を調節するだけで、マニホールドの幅を増加させることなく、マニホールド3の断面を異なった用途に容易に適合させることができる。
【0017】
図3に示されているように、平坦な外壁30には、マニホールドの長手方向に垂直に延在する多数の長手穴35が設けられている。図3に明瞭に示されているように、各穴は以下のように形成される。線36及び37まで、矩形断面の溝が形成されており、穴に挿入すべき平形チューブの幅、すなわち、平形チューブ1の最小寸法に等しい幅を有する。この溝は、のこ引きなどによって形成することができる。次に、直角形状のダイを使用したパンチングによって穴をさらに成形し、それによって溝をチャネル16、17及び18に接続する。パンチダイは、穴35の長手側部の両方に、穴への平形チューブの挿入のストッパとして機能する縁部38が設けられるような形状を有する。さらに、それぞれチャネル16、17及び17、18間の壁部分26−20及び21−27は、図3に示されているように、縁部38から下方へある程度押し下げられている。それによって、2つの略半円形上壁41及び42が形成されている。そのため、平形チューブを縁部38まで挿入した後、チャネル16、17及び18間に開放接続状態が存在し、マニホールド内での媒体のクロスフローが可能になる、このようにして、平形チューブの簡単な取り付けを可能にするマニホールドが得られる。チャネルの形状のため、平形チューブの端部分がチャネルの流れ区域にわずかに貫入するだけであり、したがって、チャネル16、17及び18内を通る媒体の流れにわずかに影響するだけである。平形チューブの位置でチャネル16、17及び18間の分離壁が低位置にあるため、壁41及び42と、線38に達するまで挿入される平形チューブの端面との間に十分な空間があるので、マニホールドからチューブへ、またはその逆の媒体の流れが分離壁によって妨害されることがない。
【0018】
図4に示されているように、2つの開口35間に追加の開口40が存在し、この開口は、上述したようにバッフル10または11を挿入するために使用することができる。平形チューブ用の穴との違いは、縁部38がなく、図3に示されている壁部分41及び42がチャネル16及び17の高さの半分まで取り除かれていることだけである。
【0019】
マニホールド3の平坦壁30に2つの長手溝46及び47が設けられている。これらの溝は、ろう付けシートをマニホールド3の上部に固定するために使用することができる。ろう付けシートを表面30に載せて、そのシートの縁部を溝46及び47に折り込んだ後、溝を変形させて、ろう付けシートの長手縁部をマニホールドに固定することができる。平形チューブをマニホールドに挿入し、バッフル11を挿入した後、マニホールド全体を例えばろう付けオーブンで加熱することができ、この処理中に、ろう付けシートによって平形チューブ及びマニホールド間を確実に接続することができる。
【0020】
本発明が以上の実施形態に制限されないで、本発明の範囲から逸脱することなく変更を加えることができることは、明らかである。さらに詳しくは、チューブをマニホールドに接続するために他のシステムを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明に従った熱交換器の概略図である。
【図2】図1に示されたマニホールドのII−II線に沿った断面図である。
【図3】図1に示されたマニホールドのIII−III線に沿った断面図である。
【図4】図1の熱交換器に使用されているマニホールドの正面図である。
【図5】図3のマニホールドの一部の斜視図である。
【0001】
本発明は、複数の平形チューブであって、チューブの内側を流れる第1流体及びチューブの外側を流れる第2流体間で熱交換を行うための平形チューブと、平形チューブの端部に接続された1対のマニホールドであって、第1流体を平形チューブ内へ導入すると共にそれから排出するための入口及び出口を有する1対のマニホールドとを備えており、各マニホールドに少なくとも2つの平行なチャネルが設けられ、チャネルの壁の少なくとも一部が湾曲面を有する熱交換器に関する。
【0002】
そのような熱交換器は、WO−A−第9851983号から既知である。
【0003】
この従来型熱交換器では、マニホールドが、円形断面を有する多数の平行チューブで構成されており、各対の隣接チューブが共通壁部分を有して、各マニホールドのチューブが平坦チューブ配列を構成している。自動車に使用され、CO2に基づく最近の熱交換器では一般的であるように、チューブ内部が高圧であるため、チューブに円形断面が選択される。その場合、100バールを十分に超える圧力を使用することが一般的であり、円形断面のチャネルを使用することによって、マニホールドの壁内での応力の増加が回避される。円形断面を使用することによって、内壁を薄くすることができ、それにより、重量が減少し、熱伝達が向上する。
【0004】
他の点では、チューブ及びマニホールド間を連通させるために、マニホールドの1つの平坦側部の穴に平形チューブを挿通させなければならない。流れの制限を最小限にするために、平形チューブの端部分をマニホールド内のチャネルの直径の半分まで挿入して、これにより、マニホールド内の仕切り壁によって閉塞される平形チューブの端面の部分を最小限に抑えることが好ましい。しかし、この方法では、マニホールド内の各チャネルの半分が閉塞されて、熱交換器のその部分で流れが制限される。妥協案として、平形チューブの端部分をチャネルの直径の半分までではなく、直径の約1/3まで挿入する。これにより、マニホールドのチャネルの閉塞が大幅に減少するのに対して、平形チューブの端面の閉塞はわずかに増加するだけであり、許容範囲内に保たれる。
【0005】
しかし、熱交換器の内部、特にマニホールドチャネルの内部の流体流の乱れが、平形チューブの挿入端部分によって相当に大きく乱されて、特に高圧系では、これによって大きい圧力降下が生じる可能性がある。
【0006】
したがって、本発明の目的は、この問題が大幅に軽減される熱交換器を提供することである。
【0007】
この目的は、すべての隣接した2つのチャネル間の仕切り壁に、チャネルに面する2つの平行な略平坦面を設けることによって達成される。
【0008】
このようにして、細長い断面を有し、挿入された平形チューブによってわずかに閉塞されるだけであるチャネルを形成することが可能である。仕切り壁に平坦面を使用すると、壁の両側が高圧であっても同一圧力を受け、そのために力のつり合いがとれるため、壁に極端な応力が発生しない。
【0009】
図1を参照すると、図示の熱交換器は、平行に積み重ねられた複数の平形熱伝達チューブ1と、平形チューブ1間に挟まれた波形フィン2とを備えている。チューブ1の端部1aは、マニホールド3及び4に接続されている。各熱伝達チューブは、平坦形状の押出アルミニウムで形成することができる。変更例として、平形チューブは、一般的にマルチポートチューブと呼ばれる多孔平形チューブにすることができるが、他にも電気シームチューブを使用することができる。マルチポートチューブは、押出成形によって製造できるが、他にも、クラッドシートの圧延、折り曲げ及びろう付けによってそのようなチューブを製造することが可能である。さらに、はめ込みバッフルを有する溶接チューブを使用することも可能である。
【0010】
図示の実施形態では、各波形フィン2の幅が、平形チューブ1の幅とほぼ同じであるが、他の幅も同様に使用することができる。フィン2及び平形チューブ1は互いにろう付けされている。マニホールド3、4は、チューブ端部1aを受け取るために熱伝達チューブ1の断面と同一形状の穴5を有するアルミニウム管で構成されている。平形チューブを接続しやすくするように、穴5を注文作製してもよく、たとえば、円錐形にすることもできる。
【0011】
挿入されたチューブ端部1aは、穴5内にろう付けされる。図1に示されているように、マニホールド3及び4は、それぞれ入口マニホールド6及び出口マニホールド7に接続されている。入口マニホールド6は、熱交換流体をマニホールド3に流入させることができ、出口マニホールド7は、熱交換流体を流出させることができる。マニホールド3及び4は、それぞれキャップまたはプラグ8及び9で閉鎖されている。参照番号13及び14は、最外側波形フィン2に取り付けられた側板を表す。
【0012】
マニホールド3は、その内部空間がバッフル10によって2部分に分割されており、マニホールド4は、その内部空間がバッフル11によって2部分に分割されている。このため、マニホールド3から出発して第1組のチューブ1を通り、マニホールド4の一部を通過してから、第2組のチューブ1を通ってマニホールド3に戻り、第3組のチューブ1を通ってマニホールド4に達した後、出口7を通って熱交換器から出る媒体経路が得られる。バッフルを有しないこれらのマニホールドも可能であり、その他、各マニホールドに複数のバッフルを設けたマニホールドも同様に利用することができることは明らかである。
【0013】
熱交換流体は、熱交換器内をジグザグ状に流れる。
【0014】
マニホールド3及び4は基本的に同一であり、図2〜図4にマニホールド3の一例をさらに詳細に示す。マニホールド3は、実際に多孔押出チューブからなり、図示の例では、3つのチャネル16、17及び18が存在する。しかし、任意数のチャネルを設けることができることは明らかである。図2に明瞭に示されているように、中央チャネル17は楕円形断面を有する、すなわち、2つの平行側壁20、21と、2つの半円形端部壁22、23とを有する。マニホールドが4つ以上のチャネルを有する場合、各中間チャネルがこのような形状を有するであろう。その他、2つの外側チャネル16及び18は、同一の断面を有し、それぞれ略半円形の側壁24及び25と、チャネル17のそれぞれの平坦側壁にそれぞれ面する平坦な側壁26及び27とを有する。
【0015】
マニホールドの外面は、側壁26、20、21及び27に垂直であって平坦に形成された1つの側壁30を除いて、外壁に面するチャネル16、17及び18の内壁にほぼ平行な壁によって形成されている。マニホールドをこのような形状にすることによって、マニホールド3の壁に過大な応力を発生させることなく、高い内圧に耐えることができる。実際に、平坦な側壁20及び21に加わるチャネル17内の圧力は、平坦な側壁26及び27に作用する圧力によって補償される。さらに、その他の側壁がすべて湾曲しており、それにより、過大な応力の増加を回避して、マニホールドを高圧用途に適合させることができる。
【0016】
さらに、平坦な側壁26、20、21及び27の長さを調節し、それに応じてチャネルの体積を調節するだけで、マニホールドの幅を増加させることなく、マニホールド3の断面を異なった用途に容易に適合させることができる。
【0017】
図3に示されているように、平坦な外壁30には、マニホールドの長手方向に垂直に延在する多数の長手穴35が設けられている。図3に明瞭に示されているように、各穴は以下のように形成される。線36及び37まで、矩形断面の溝が形成されており、穴に挿入すべき平形チューブの幅、すなわち、平形チューブ1の最小寸法に等しい幅を有する。この溝は、のこ引きなどによって形成することができる。次に、直角形状のダイを使用したパンチングによって穴をさらに成形し、それによって溝をチャネル16、17及び18に接続する。パンチダイは、穴35の長手側部の両方に、穴への平形チューブの挿入のストッパとして機能する縁部38が設けられるような形状を有する。さらに、それぞれチャネル16、17及び17、18間の壁部分26−20及び21−27は、図3に示されているように、縁部38から下方へある程度押し下げられている。それによって、2つの略半円形上壁41及び42が形成されている。そのため、平形チューブを縁部38まで挿入した後、チャネル16、17及び18間に開放接続状態が存在し、マニホールド内での媒体のクロスフローが可能になる、このようにして、平形チューブの簡単な取り付けを可能にするマニホールドが得られる。チャネルの形状のため、平形チューブの端部分がチャネルの流れ区域にわずかに貫入するだけであり、したがって、チャネル16、17及び18内を通る媒体の流れにわずかに影響するだけである。平形チューブの位置でチャネル16、17及び18間の分離壁が低位置にあるため、壁41及び42と、線38に達するまで挿入される平形チューブの端面との間に十分な空間があるので、マニホールドからチューブへ、またはその逆の媒体の流れが分離壁によって妨害されることがない。
【0018】
図4に示されているように、2つの開口35間に追加の開口40が存在し、この開口は、上述したようにバッフル10または11を挿入するために使用することができる。平形チューブ用の穴との違いは、縁部38がなく、図3に示されている壁部分41及び42がチャネル16及び17の高さの半分まで取り除かれていることだけである。
【0019】
マニホールド3の平坦壁30に2つの長手溝46及び47が設けられている。これらの溝は、ろう付けシートをマニホールド3の上部に固定するために使用することができる。ろう付けシートを表面30に載せて、そのシートの縁部を溝46及び47に折り込んだ後、溝を変形させて、ろう付けシートの長手縁部をマニホールドに固定することができる。平形チューブをマニホールドに挿入し、バッフル11を挿入した後、マニホールド全体を例えばろう付けオーブンで加熱することができ、この処理中に、ろう付けシートによって平形チューブ及びマニホールド間を確実に接続することができる。
【0020】
本発明が以上の実施形態に制限されないで、本発明の範囲から逸脱することなく変更を加えることができることは、明らかである。さらに詳しくは、チューブをマニホールドに接続するために他のシステムを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明に従った熱交換器の概略図である。
【図2】図1に示されたマニホールドのII−II線に沿った断面図である。
【図3】図1に示されたマニホールドのIII−III線に沿った断面図である。
【図4】図1の熱交換器に使用されているマニホールドの正面図である。
【図5】図3のマニホールドの一部の斜視図である。
Claims (7)
- 複数の平形チューブであって、該チューブの内側を流れる第1流体及び該チューブの外側を流れる第2流体間で熱交換を行うための複数の平形チューブと、
該平形チューブの端部に接続された1対のマニホールドであって、前記第1流体を前記平形チューブ内へ導入すると共に該平形チューブから排出するための入口及び出口を有する1対のマニホールドと
を備えており、
該マニホールドの各々に少なくとも2つの平行なチャネルが設けられ、該チャネルの壁の少なくとも一部が湾曲面を有する熱交換器であって、
すべての隣接した2つのチャネル間の仕切り壁に、チャネルに面する2つの平行な略平坦面を設けることを特徴とする熱交換器。 - 前記チャネルの、前記平坦壁に平行な方向の寸法が、該平坦壁に垂直な方向の寸法より大きいことを特徴とする、請求項1に記載の熱交換器。
- 各マニホールドは、前記平形チューブを前記マニホールドに接続するための穴を設けた平坦な外面を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の熱交換器。
- 隣接した2つのチャネル間の前記仕切り壁は、穴の延長として部分的に取り除かれていることを特徴とする、請求項3に記載の熱交換器。
- 前記穴は、前記平形チューブの周囲に対応した周囲を有しており、
各穴は、前記平形チューブの端部用のストッパとして少なくとも1つの肩部を前記平坦な外面に平行に有することを特徴とする、請求項4に記載の熱交換器。 - 前記穴と向き合った各仕切り壁の端面は、湾曲していることを特徴とする、請求項4または5に記載の熱交換器。
- 少なくとも一方のマニホールドの前記平坦な外面は、前記マニホールド内を流れる流体を分離するバッフルを収容するための1つの追加の穴を有することを特徴とする、請求項3〜6のいずれか1項に記載の熱交換器。
Applications Claiming Priority (1)
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