JP2004536543A - スイッチモード電力コンバータで使用される絶縁駆動回路 - Google Patents

スイッチモード電力コンバータで使用される絶縁駆動回路 Download PDF

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Abstract

フルブリッジ・トポロジによりスイッチモード電力コンバータ内の一次側スイッチおよび同期整流器に適切な遅延を生じさせるための駆動トランスおよび関連する回路を提供する。本発明では、駆動トランスの巻線の漏れインダクタンスと一次側スイッチ(MOSFET)の入力容量を利用して遅延を実現する。このような遅延を引き起こすのに別の回路を必要としないため、信頼性が高い。実施例ではさらに、二次側に配置された制御およびフィードバック回路であっても二次側で感知された条件から一次側巻線をディセーブルまたはイネーブルする手段を開示する。本発明ではさらに、1つの駆動トランスの巻線を使用して完全に位相が外れている2つのスイッチを制御する手段を開示する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、スイッチモード電力コンバータに関するものであり、より具体的には、絶縁機能および同期整流を用いたフルブリッジ・トポロジで高い性能を示す単純な駆動回路とイネーブル機能を提供する。
【背景技術】
【0002】
スイッチモード電力コンバータは、インダクタ、トランス、またはキャパシタ、または何らかの組み合わせをエネルギー貯蔵要素として使用し、入力源から出力負荷へ離散パルスでエネルギーを伝達する回路である。回路の負荷限界内に定電圧を維持するため他の回路を追加する。入力電圧に関して出力電圧をステップアップ(ブースト)、ステップダウン(バック)、または反転するように基本回路を構成することができる。トランスを使用することで、出力電圧を入力電圧から電気的に絶縁することができる。
【0003】
スイッチモード・コンバータは過去15年の間にごくわずかしか変わっておらず、ほとんどショットキー・ダイオードを使用して出力を整流している。しかし、業界ではDC/DC電源設計者に対して、デジタル回路に必要な電圧をさらに引き下げ、周波数を高めるという新しい課題を突きつけている。整流にショットキー・ダイオードを使用したコンバータでは出力電圧に関して大きな順電圧降下が発生するため、その効率は一般に比較的低い。効率が低ければ、熱の散逸が大きくなるため、ヒート・シンクを使用してこれを除去する必要があるが、スペースを取る。このショットキー・ダイオードをMOSFETトランジスタで実際に実現されている「同期整流器」で置き換えることにより、コンバータの効率を劇的に向上させることができる。同期整流器は、新しいものではないが、以前には主に「オン」抵抗が高いせいで高価すぎ受け入れられることはなかった。しかし、コストが下がり、性能が向上するにつれ、同期整流器はたちまち、特に低電圧コンバータ用の有望なコンポーネントとなった。
【0004】
さまざまなコンバータ・トポロジで自己駆動同期整流器を使用することは非常に魅力的かつポピュラーであるが、それは駆動信号の間に絶縁を追加する必要がないからである。簡素化という利点がある。しかし、同期整流器と一次側スイッチの間に短絡が生じるだけでなく、同期整流に使用されるMOSFETの寄生アンチパラレル・ダイオードの逆回復電流も生じるという欠点がある。これらの貫通電流を最小限に抑えるために、通常、インダクタンス(または可飽和インダクタ)が同期整流器と直列に入れられる。これは、スイッチング周波数が例えば100kHz〜200kHzと低い場合の解決方法であるが、スイッチング周波数が高くなると(200kHz以上)ふさわしくない。特にスイッチング周波数が300〜400kHzだと、これは最適な解決方法とはいえない。これは、同期整流器と直列に入れられているインダクタンスが大きいと、二次電流のdi/dtが低速になることにより電源トランスの二次側の実効デューティ・サイクルが低下するためである。その結果、電源トランスに大きな電圧ヘッドルームが必要になるが、これは実効巻数比が小さくなり、効率が低下することを意味する。
【0005】
自己駆動同期整流が高いスイッチング周波数に適していないもう1つの理由は、同期整流器(MOSFET)のボディ・ダイオード内の逆回復電流の発生と、一次側スイッチ(通常はMOSFET)内のターンオン電流の増大による潜在的損失である。
【0006】
自己駆動同期整流器が好ましい解決方法でなかった3番目の理由は、電源トランスから引き出される駆動電圧が入力電圧に左右され、したがって著しく変動する可能性がある(200%〜300%)という点である。その結果、駆動回路の電力消費量が入力電圧に従い指数関数的に変化し、なおいっそう変動が大きくなり(400%〜900%)、コンバータ全体の効率が低下する可能性がある。
【0007】
さらに好ましい解決方法では、直接駆動を用いて同期整流器に電力を供給し、メイン・スイッチの駆動信号(一次側)と同期整流器(二次側)とのタイミングを適切に制御する。したがって、この解決方法では、スイッチング周波数が高い場合であっても同期整流器の動作を非常に効率的なものとすることができる。直接駆動同期整流器の他の利点として、さらに、駆動電圧(ゲート−ソース間)が一定であり、入力電圧に関係せず、このため広い入力電圧範囲にわたって効率を高められるという点が挙げられる。
【0008】
短絡(ショートを引き起こす同時導通)を避けるため一次側スイッチの駆動信号と二次側スイッチの駆動信号の間に遅延を設定する必要がある。電力コンバータが低いスイッチング周波数(例えば、100kHz)で動作している場合、スイッチング期間に関する短絡が発生する期間の割合が小さい(通常、40ns/10μs)ためスイッチの短絡は許容できる。また、低い周波数で動作する設計のトランスであれば、漏れインダクタンスが大きくなり、短絡電流が減少する。スイッチング周波数が高い場合(100kHz超)、短絡はさらに許容できないものとなる(500kHzスイッチング周波数に対して40ns/2μs)。また、スイッチング周波数が高い場合、効率を高めるためには、トランス内の漏れインダクタンスだけでなく電力段全体の漏れインダクタンスも最小限に抑えなければならない。したがって、短絡時間による電流が無視できないくらいの大きさになり、コンバータ全体の効率が低下し、電力コンポーネントの発熱が著しく増大する可能性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、フルブリッジ・トポロジによりスイッチモード電力コンバータ内の一次側スイッチおよび同期整流器に適切な遅延を生じさせるための駆動トランスおよび関連する回路を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態では、1つの駆動トランスを使用して、適切な遅延を与えるだけでなく、フルブリッジ・トポロジ内の一次側スイッチ、特に高電圧側スイッチを駆動するための電力を供給する。駆動トランスの漏れインダクタンスを使用して、ターンオフに著しい遅延がない間にメイン・スイッチ(一次側)のターンオンを遅延させる。駆動トランスの巻線の数は、制御回路がコンバータの出力を基準にしているときには最小4に、制御回路がコンバータの入力を基準にしているときには最小5にする。フルブリッジ・コンバータでは、制御回路はコンバータの出力を基準としており、4つの巻線は、(1)出力を基準とし、同期整流器を駆動するのに適切な波形を供給する制御および駆動回路(例えば、パルス幅変調(PWM)型)信号、(2)2つの底部一次側スイッチの駆動、(3)1つの上部一次側スイッチの駆動、(4)第2の上部一次側スイッチの駆動用である。制御回路がコンバータの入力を基準としている場合、5つの巻線があり、(1)コンバータの入力を基準とする制御および駆動回路信号、(2)同期整流器を駆動するための適切な波形の供給、(3)1つの上部一次側スイッチの駆動、(4)第2の上部一次側スイッチの駆動、および(5)2つの底部一次側スイッチの駆動用である。本発明の他の目的は、コンバータの入力または出力側のいずれかに配置されているコントローラまたは保護回路を介して入力または出力側のいずれかで感知された状態によりモジュールをイネーブル/ディセーブルする手段を提供することである。
【0011】
本発明の他の目的、利点、および特徴は、以下の詳細な説明を付属の図面とともに読むとより明確に理解できるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1Aおよび1Bは、本発明の一実施形態による絶縁駆動回路を使用した同期整流器を採用するフルブリッジ・トポロジを示している。4つの一次側スイッチ(トランジスタ)Q10、Q20、Q30、およびQ40、電源トランスT、同期整流器SおよびS、出力インダクタL、およびキャパシタCは、フルブリッジ・コンバータの電力段を形成する。スイッチQ10およびQ20は、ブリッジの一方の脚を形成し、スイッチQ30およびQ40はブリッジの他方の脚を形成する。ブリッジの両方の脚は、入力電圧間に接続され、Q10とQ40は正側に接続され、Q20とQ30は負側に接続される。同じ脚(Q10とQ20、およびQ30とQ40)内のスイッチは常に、位相がずれた状態で導通し、対角線のスイッチは同時に導通する(Q10とQ30、およびQ20とQ40)。電源トランスTの一次巻線Nは、2つの脚の間の中点に接続されている。2つの二次側巻線NS1およびNS2は同じであるのが好ましく、直列に接続されている。2つの巻線NS1およびNS2の間の共通点が出力インダクタLの一端に接続されている。インダクタの第2の端は、出力キャパシタCに接続されている。巻線NS1の第2の端は、同期整流器Sに接続され、巻線NS2の第2の端は、同期整流器Sに接続されている。基本的なフルブリッジ・コンバータでは、巻線の極性を選択する基準は(a)スイッチQ10およびQ30がオンになっているとき、Sはオン、Sはオフであり、(b)スイッチQ20およびQ40がオンのとき、同期整流器Sはオン、同期整流器Sはオフであり、(c)4つの一次側スイッチQ10、Q20、Q30、Q40がすべてオフのとき、SとSは両方ともオンで、電源トランスTの3つすべての巻線が短絡しているという条件である。
【0013】
図1Bに示されているように、出力電圧VOUTをブロック100内の基準電圧Vと比較する(基準電圧Vおよび補償ネットワークがある誤差増幅器を備える)。ブロック100の出力が絶縁回路101(通常、オプトカプラまたは絶縁トランス)に供給され、誤差信号Vが例えば、PWMコントローラ、位相外れ出力OUTAおよびOUTBを発生する2つのドライバ段、およびON/OFFロジックを備えるがこれに限定されないコントローラ・ブロック102に供給される。ブロック102は、さらに、コンバータによくありがちな追加保護機能を備えることもできる。ただし、これらはこの説明の目的には関連がないため、省いている。ドライバ出力OUTAおよびOUTBは、2つの一次側スイッチを同時に駆動できる(Q10とQ30、およびQ20とQ40)だけでなく、磁化電流を駆動トランスTに供給することもできる。図1Aでは、コントローラおよびドライバOUTAとOUTBは−VINを基準としており、したがってコンバータの入力を基準とすることに留意されたい。
【0014】
駆動トランスTには5つの巻線N〜Nがある(図1A)。その漏れインダクタンスが外部インダクタンスL、L、L、L、およびLとして図1Aに明示的に示されている。巻線Nは、信号OUTAおよびOUTBでブロック102から駆動される。キャパシタCは、直流ブロッキング・キャパシタとして使用される。巻線Nは、一端がトランジスタQ10のソースに接続され、第2の端が直列ダイオードD10と抵抗器Rを介してトランジスタQ10のゲートに接続されている。抵抗器Rは、ダイオードD10と直列に接続されており、漏れインダクタンスLとトランジスタQ10の入力容量の間の共振により生じるQ10のゲート上の発振を減衰させる。トランジスタQは、pチャネルMOSFETとして図に示されているが、Q10のゲートとソースの間に接続されており、そのゲートは抵抗器R経由で、点極性でマークされている巻線Nの端に接続されている。抵抗器R10は、トランジスタQ10のゲートおよびソース間に接続されており、これを使用して、巻線N間の電圧が0になったときのQ10の雑音排除性を高める。抵抗器Rは、トランジスタQのゲートと直列に接続されており、トランジスタQの入力容量と巻線Nの漏れインダクタンスLとの間に生じる望ましくない発振を減衰させる。
【0015】
同様に、巻線Nは、一端がトランジスタQ40のソースに接続され、第2の端が直列ダイオードD40と抵抗器R41を介してトランジスタQ40のゲートに接続されている。抵抗器R41は、ダイオードD40と直列に接続されており、漏れインダクタンスLとトランジスタQ40の入力容量との間の共振で生じるトランジスタQ40のゲート上の発振を減衰させる。トランジスタQは、pチャネルMOSFETとして図に示されているが、トランジスタQ40のゲートとソースの間に接続されており、そのゲートは抵抗器R経由で、点マークなしで巻線Nの端に接続されている。抵抗器R40は、トランジスタQ40のゲートおよびソース間に接続されており、これを使用して、巻線N間の電圧が0になったときのQ40の雑音排除性を高める。抵抗器Rは、トランジスタQのゲートと直列に接続されており、トランジスタQの入力容量と巻線Nの漏れインダクタンスLとの間に生じる望ましくない発振を減衰させる。
【0016】
巻線Nを使用して、入力電圧(−VIN)の負側に接続されている2つの底部一次側スイッチQ20とQ30を駆動する。巻線Nの各端は、ダイオードD50およびダイオードD60とともに−VINに接続されている。点極性でマークされている(さらに図1Aで点「A」としてマークされてもいる)巻線Nの端が、ダイオードD30および抵抗器Rとの直列接続により、トランジスタQ30のゲートに接続されている。トランジスタQは、pチャネルMOSFETとして図に示されているが、トランジスタQ30のゲートとソースの間に接続されており、そのゲートは抵抗器R経由で、巻線Nの端「A」に接続されている。抵抗器Rは、ダイオードD30と直列に接続されており、漏れインダクタンスLと一次側スイッチQ30の入力容量との間の共振で生じるトランジスタQ30のゲート上の発振を減衰させる。抵抗器R30は、トランジスタQ30のゲートおよびソース間に接続されており、これを使用して、巻線N間の電圧が0になったときのQ30の雑音排除性を高める。抵抗器Rは、Qのゲートと直列に接続されており、Qの入力容量と巻線Nの漏れインダクタンスLとの間に生じる望ましくない発振を減衰させる。抵抗器R60は、巻線Nの電圧が0のときにゲートをドレインに接続することによりQをオフ状態に保持するために接続されている。
【0017】
点極性でマークされていない(さらに図1Aで点「B」としてマークされてもいる)巻線Nの端が、ダイオードD20および抵抗器Rとの直列接続によりトランジスタQ20のゲートに接続されている。抵抗器Rは、ダイオードD20と直列に接続されており、漏れインダクタンスLと一次側スイッチQ20の入力容量との間の共振で生じるトランジスタQ20のゲート上の発振を減衰させる。トランジスタQは、pチャネルMOSFETとして図に示されているが、トランジスタQ20のゲートとソースの間に接続されており、そのゲートは抵抗器R経由で、巻線Nの端「B」に接続されている。抵抗器R20は、トランジスタQ20のゲートおよびソース間に接続されており、これを使用して、巻線N間の電圧が0になったときのQ20の雑音排除性を高める。抵抗器Rは、トランジスタQのゲートと直列に接続されており、Qの入力容量と巻線Nの漏れインダクタンスLとの間に生じる望ましくない発振を減衰させる。抵抗器R70は、巻線Nの電圧が0のときにゲートをドレインに接続することによりトランジスタQをオフ状態に保持するために使用されている。
【0018】
巻線Nが同期整流器SおよびS用の駆動回路に接続されている。点極性でマークされている(さらに図1Aと1Bで点「D」としてマークされてもいる)巻線Nの端が、ロジックORゲートUの一方の入力と抵抗器R22の他端に接続されている。抵抗器R22の第2の端は、Uのグラウンドに接続されている。点でマークされていない(さらに図1Aと1Bで点「C」としてマークされてもいる)巻線Nの他端が、ロジックORゲートUの一方の入力と抵抗器R21の他端に接続されている。抵抗器R21の第2の端は、Uのグラウンドに接続されている。
【0019】
ロジック・ゲートUおよびUのそれぞれの入力に対し、グラウンドから入力へ、入力から電源電圧VCCSへ、保護ダイオードが入っていると仮定している。キャパシタCは、VCCS間のバイパス・キャパシタとして使用される。これらの保護ダイオードが入っていないロジック・ゲートを使用する場合、回路を正しく動作させるために外部ダイオード追加する必要がある(図1Bに、ダイオードD〜D10が外部ダイオードとして示されている)。電源電圧VCCSは、通常、メイン・トランスTの巻線から、または適切な絶縁がなされている一次側からの独立のバイアス回路から出力される。駆動トランスTは、さらに、巻線NおよびダイオードD、D、D、およびD11を介して必要な電源電圧VCCSを供給することもできる。ロジック・ゲートUの第2の入力は、抵抗器R23を通して、同期整流器Sのドレインに接続されており、同様に、ロジック・ゲートUの第2の入力は、抵抗器R24を通して、同期整流器Sのドレインに接続されている。これら2つの入力から、SとSの両方のBreak−Before−Makeターンオンが得られる。UとUの入力の電圧は、それぞれ、ダイオードDおよびDでVCCSにクランプされている。Uの出力は、反転ドライバUの入力に接続されており、Sが駆動され、Uの出力は反転ドライバUの入力に接続されており、Sが駆動される。抵抗器R21およびR22は、漏れインダクタンスLとロジック・ゲートUおよびUの入力容量との間で生じる可能性のある発振を減衰させるために使用される。
【0020】
上述のように、L、L、およびLは、それぞれ駆動トランスTの巻線N、N、Nと関連する漏れインダクタンスである。これら3つのインダクタンスは、一次側スイッチQ10、Q20、Q30、およびQ40のターンオンを遅らせるために通常よりもわざと大きくとってある。これらは、漏れインダクタンスの値が非常に近く、回路の効率および単純さをさらに高めるように慎重に設計されている。これは、トランスの巻線が多層プリント回路基板(PCB)上に形成されている場合に、比較的容易である。さらに、製造における反復性と制御も優れている。これらのインダクタンスも標準値は、約100nH以上である。これらは、一次側スイッチQ10、Q20、Q30、およびQ40の入力容量と対応する巻線N、N、およびNの漏れインダクタンス(L、L、およびL)によって生じる発振期間の1/4が二次側同期整流スイッチSおよびSのターンオフ時間よりも長くなるように設計されている。
【0021】
駆動トランスTの巻線Nの漏れインダクタンスLはクリティカルではないが、それは、巻線Nへの負荷はハイインピーダンス負荷であり(抵抗器R21およびR22の標準値は少なくとも数kΩである)、ロジック・ゲートUとUの入力容量を考慮する(5pF〜10pFが標準)。したがって、インダクタンスLは、巻線N間の電圧波形の立ち上がりおよび立ち下がりに大きな影響を与えず、そのため、同期整流器SおよびSをオフにする際の遅延がさらに加わることはない。巻線Nの漏れインダクタンスLは、漏れインダクタンスL、L、およびLとともに、一次側スイッチのターンオンに適切な遅延が加わるように設計されている。
【0022】
図1Aに示されている本発明の他の実施形態が図1Cに示されている。この回路では、駆動トランスTに4つの巻線がある。巻線Nは直列dcブロッキング・キャパシタCを介してコントローラ102のOUTAおよびOUTBに接続され、図1Aの巻線NとNの機能を組み合わせたものとなっている。2つの底部一次側スイッチQ30およびQ20は、それぞれ、直列インダクタL30およびL20を介してOUTAおよびOUTBから駆動される。外部インダクタL20およびL30は、漏れインダクタンスに関して図1AのLと同じ値を取る。回路の残り部分は、図1Aと同じである。図1Cの実施形態の利点は、図1Aのと比べた場合、5つの巻線に対して4つの巻線と駆動トランスが単純になる点である。他方、2つの余分なコンポーネントであるインダクタンスL20とL30が必要になる。多層PCBが使用されるアプリケーションでは、図1Aの駆動トランスTは、インダクタンスL20とL30が必要なくなり、またPCBの関連するコストおよびスペースも不要になるため、好ましいと考えられる。図1Aと1Cの回路の動作は非常によく似ている。
【0023】
図1Aと1Bの回路の動作を理解できるように目立つ波形を図2に示した。簡略のため、一次側スイッチQ10、Q20、Q30、およびQ40はすべて同じであり、同期整流器SおよびSは同一であり、さらに漏れインダクタンスL、L、およびLも同じであると仮定する。本発明はこれらの仮定に限定されないことに留意されたい。また、簡略のため、漏れインダクタンスL≒0であると仮定する。これらの波形において、
d1− 同期整流器SのターンオフからスイッチQ10およびQ30のターンオフまでの時間。これは、トランスTの巻線NおよびNの漏れインダクタンスLおよびLとQ10とQ30の入力容量によって決定される。
d2− スイッチQ10およびQ30のターンオフから同期整流器Sのターンオンまでの時間遅延。S間の電圧VS2がロジック・ゲートUのしきい値以下のときにSをオンにする駆動信号が印加される。抵抗器R24とUの入力容量により、遅延の微調整を行うことができる。この時間の間、Sの出力容量が出力インダクタ電流とともに放電され、Sの電圧は0に近くなる。
− 一次側スイッチのすべてがオフ、SとSの両方がオン、Tのすべての巻線が短絡している時間。インダクタ電流がSとSに分かれる。
d3− 同期SのターンオフからスイッチQ20およびQ40のターンオンまでの時間。これは、トランスTの巻線NおよびNの漏れインダクタンスLおよびLとQ20とQ40の入力容量によって決定される。実際には、td1≒td3である。
d4− スイッチQ20およびQ40のターンオフから同期整流器Sのターンオンまでの時間遅延。S間の電圧VS1がロジック・ゲートUのしきい値以下のときにSをオンにする駆動信号が印加される。抵抗器R23とロジック・ゲートUの入力容量により、遅延の微調整を行うことができる。この時間の間、Sの出力容量が出力インダクタ電流により放電され、Sは電圧0近くでターンオンになる。実際には、td2≒td4である。
− 一次側スイッチのすべてがオフ、SとSの両方がオン、Tのすべての巻線が短絡している時間。インダクタ電流がSとSに分かれる。実際には、t≒tである。
【0024】
t=0のときに、OUTA(コントローラの、例えばPWMタイプ)は高レベルになり、OUTBは低レベルになる。Tのすべての巻線の電圧は正である。トランスの巻線の一端の隣にある点極性は基準として使用され、巻線の他の側に関して正となることに注意されたい。巻線Nの間の電圧は正であり、U(図1Bで点「C」とマークされている)の入力に接続されている巻線Nの端は内部ダイオード(外部ダイオードDとして示されている)により、ダイオードの順電圧降下に等しい負の電圧にクランプされる。点「D」での電圧は正なので、Uの出力は高レベルになり、Uの出力は低レベルになり、同期整流器Sは最小限の遅延でターンオフになる。他方、点「C」の電圧は低いため、Uの出力は低く、Uの出力は高く、同期整流器Sはオンに保たれる。それと同時に、正の電圧が巻線NとNとの間にかかる。巻線Nに正の電圧がかかっているため、ダイオードD10は順方向バイアスがかかり、巻線Nの漏れインダクタンスL、抵抗器R5、およびダイオードD10により共振する形で一次側スイッチQ10の入力容量の充電が開始する。ゲートには正の電圧がかかっているため、トランジスタQはオフである。それと同時に、巻線Nに正の電圧がかかっているためダイオードD50に順方向バイアスがかかり、ダイオードD60には逆方向バイアスがかかる。巻線Nの端は点「B」でマークされており、ダイオードD50を介して−VINに接続されている。漏れインダクタンスL、抵抗器R、およびダイオードD50を介して共振する形で一次側スイッチQ30の入力容量の充電が開始する。ゲートに正の電圧がかかっているため、トランジスタQはオフである。t=td1のときに、電圧VG10およびVG30はすでにしきい値レベルに達しており、スイッチQ10およびQ30は完全にオンになっている。巻線NとNの間の正の電圧により、トランジスタQおよびQはオンのままであり、そのため、Q20とQ40はオフに留まる。トランジスタQのボディ・ダイオードにより、時間DT/2で一次側スイッチQ20にかかっている負の電圧が0付近までクランプされ、D20は逆バイアスがかかる。同様に、トランジスタQのボディ・ダイオードにより、時間DT/2でQ40にかかっている負の電圧が0付近までクランプされ、D40は逆バイアスがかかる。ゲート駆動損失を低減するために、オフ時間にトランジスタQ20とQ40の負の電圧をクランプすることが好ましい。時間DT/2−td1に、トランスTの巻線間の電圧は正であり、出力インダクタ電流が巻線NS1を通じて入力から出力へ供給される。S間の電圧もまた正である。
【0025】
t=DT/2のときに、OUTAは低レベル(OUTBはまだ低)であり、巻線Nは短絡し、Tの他の4つの巻線間の電圧は0に近い。巻線N間の0電圧により、トランジスタQ10のゲートは抵抗器Rを介してドレインに接続され、Qのゲートは抵抗器R60を介してドレインに接続される。トランジスタQとQはターンオンになり、ダイオードD10とD30は逆バイアスがかかり、Q10およびQ30の入力容量がQおよびQのON抵抗を通じて急速に放電され、電圧VG10およびVG30が急激に0まで低下し、Q10とQ30がターンオフする。出力インダクタンスLの電流が同期整流器Sと同期整流器Sのボディ・ダイオードに分割され、その結果、トランスTの巻線が短絡している。S間の電圧がUの論理0しきい値まで降下するとすぐに、Uの出力が低レベルになり(巻線Nに接続されている入力が0なので)、Uの出力が高レベルになり、同期整流器Sがターンオンになる(時間間隔td2)。スイッチング期間の半分の残りでSとSは両方ともオンになっており、TとTの巻線間の電圧は0である(時間間隔t)。
【0026】
t=T/2のときに、OUTBは高レベルになり、OUTAはそのまま低レベルである。Tのすべての巻線の電圧は負である(点マーキングを基準とする)。巻線Nの間の電圧は負であり、U(図1Bで点「D」とマークされている)の入力に接続されている巻線Nの端は内部ダイオード(外部ダイオードD11として示されている)により、ダイオードの順電圧降下に等しい負の電圧にクランプされる。点「C」での電圧は正なので、Uの出力は高レベルになり、Uの出力は低レベルになり、Sは最小限の遅延でターンオフになる。他方、点「D」の電圧は低いため、Uの出力は低く、Uの出力は高く、Sはオンに保たれる。それと同時に、負の電圧が巻線NとNの間にかかる。巻線Nに負の電圧がかかっているため、ダイオードD40は順方向バイアスがかかり、巻線Nの漏れインダクタンスL、抵抗器R41、およびダイオードD40により共振する形でQ40の入力容量の充電が開始する。ゲートには正の電圧がかかっているため、トランジスタQはオフである。それと同時に、巻線Nに負の電圧がかかっているため(点「A」よりも点「B」のほうがより正である)ダイオードD20に順方向バイアスがかかり、ダイオードD50に逆方向バイアスがかかる。巻線Nの端は点「A」でマークされており、ダイオードD60を介して−VINに接続されている。巻線Nの漏れインダクタンスL、抵抗器R、およびダイオードD60を介して共振する形でQ20の入力容量の充電が開始する。ゲートには正の電圧がかかっているため、トランジスタQはオフである。t=td1のとき、電圧VG10およびVG30は正で、トランジスタQ10およびQ30は完全にオンになっている。巻線NとNの間の負の電圧により、トランジスタQおよびQはオンのままであり、そのため、Q10とQ30はオフに留まる。トランジスタQのボディ・ダイオードにより、時間DT/2でQ10にかかっている負の電圧が0付近までクランプされ、D10は逆バイアスがかかる。同様に、トランジスタQのボディ・ダイオードにより、時間DT/2でQ30にかかっている負の電圧が0付近までクランプされ、D30は逆バイアスがかかる。ゲート駆動損失を低減するために、オフ時間にQ10とQ30の負の電圧をクランプすることが望ましい。時間DT/2−td3に、トランスTの巻線間の電圧は負であり、出力インダクタ電流が巻線NS2を通じて入力から供給される。同期整流器S間の電圧は正である。
【0027】
t=T/2+DT/2のときに、OUTBは低レベル(OUTAはまだ低)であり、巻線Nは短絡し、Tの他の4つの巻線間の電圧は0に近い。巻線N間の0電圧により、トランジスタQのゲートは抵抗器Rを介してドレインに接続され、Qのゲートは抵抗器R70を介してドレインに接続される。トランジスタQとQはターンオンになり、ダイオードD20とD40は逆バイアスがかかり、Q20およびQ40の入力容量がQおよびQのON抵抗を通じて急速に放電され、電圧VG20およびVG40が急激に0まで低下し、Q20とQ40がターンオフする。スイッチQ10およびQ30がオフに保持される。出力インダクタンスLの電流が同期整流器SとSのボディ・ダイオードに分割され、その結果、トランスTの巻線が短絡している。同期整流器S間の電圧がUの論理0しきい値まで降下するとすぐに、Uの出力が低レベルになり(巻線Nに接続されている入力が0なので)、Uの出力が高レベルになり、同期整流器Sがターンオンになる(時間間隔td2)。スイッチング期間の半分の残りで同期整流器SとSは両方ともオンになっており、TとTの巻線間の電圧は0である(時間間隔t)。図2に示されているように、一次側スイッチのゲート電圧波形のオーバーシュートは、これらのスイッチの入力容量の共振充電によるものである。オーバーシュートの振幅は、巻線の漏れインダクタンス、スイッチの入力容量、および駆動回路内の抵抗器とダイオードの直列接続により形成される共振回路のQ係数に依存する。
【0028】
巻線Nの漏れインダクタンスLの電流の有限立ち上がり時間による一次側スイッチQ10のターンオン遅延を説明するために、漏れインダクタンスL、L1(1)、およびL1(2)の2つの異なる値について一次側スイッチQ10のターンオン波形(例)が図3に詳細に示されている。ゲート電圧にオーバーシュートがないと仮定している。他の3つの一次側スイッチQ20、Q30、およびQ40は同じゲート駆動波形を持つことに留意されたい。L1(2)で示されている漏れインダクタンスLの低い値により、Q10の入力容量を充電するピーク電流が高くなり、その結果、Q10のターンオンが高速になり、SのターンオフとQ10のターンオンの間の遅延が短くなる。図3の波形(C)の電圧レベルVONは、Q10が完全にオンになるVG10の電圧レベルを表し、td1(td1(1)またはtd1(2))はいわゆる「不感時間」であり、同期整流器Sと一次側スイッチQ10がオフである間の時間を表す。この不感時間は、同期整流器Sおよび一次側スイッチQ10とQ30(およびSおよびQ20およびQ40)の短絡を避けるために必要である。不感時間td1(同等のものとして、td2)は、この時間にS(同等のものとして、S)のボディ・ダイオードには出力インダクタ電流の半分が流れ、コンバータの効率が低下するため、最小限に抑えなければならない。不感時間が短すぎる場合、つまりSがターンオフになる前にQ10とQ30がターンオンになると、短絡が生じ、効率が低下する。したがって、効率を最高にするためには不感時間を適切に制御しておくことが重要である。漏れインダクタンスと製造における反復性を適切に設計することで、効率が最高になるように不感時間が最適化される。
【0029】
一次側スイッチQ10のターンオフ波形(Q20、Q30、およびQ40にも同じことが適用される)が図4に詳しく示されている。OUTAが低レベルになると、ダイオードD10は逆バイアスがかかるため、Q10の入力容量の放電電流がトランジスタQを流れ、第1近似では、ON抵抗とQのターンオン特性でのみ制限され、漏れインダクタンスLの影響を受けない。漏れインダクタンスにより負のスパイクが発生し、Qのターンオンが改善されるため、ターンオフ遷移時には漏れインダクタンスが存在することが望ましい。このようにして、Q10(だけでなくQ20、Q30、およびQ40)のターンオフが非常に高速になり、適切に制御されることになる。Qを通じてスイッチQの抵抗を変化させることで、スイッチQ10、Q20、Q30、およびQ40のターンオフ性能を好ましい値に調整することができる。
【0030】
一次側スイッチQ10、Q20、Q30、およびQ40のターンオンは漏れインダクタンスL、L、およびLによりそれぞれ遅延されるが、スイッチQ〜Qおよび低いオン抵抗によりターンオフは非常に高速なものとなる。スイッチQ〜Qを物理的に一次側スイッチQ10、Q20、Q30、およびQ40にそれぞれ近づけることにより、スイッチQ10、Q20、Q30、およびQ40をオフにする速度を最大にすることができる。スイッチQ10、Q20、Q30、およびQ40のターンオフ性能は漏れインダクタンスL、L、Lの影響をあまり受けず、ターンオンおよびターンオフの遷移を独立に制御することができる。また、EMI(電磁干渉)を目的としているのであれば、スイッチQ10、Q20、Q30、およびQ40のターンオンを遅くすることが望ましい。
【0031】
他の手段として、制御および駆動回路がコンバータの出力を基準としている場合、巻線N(図1Aの実施形態の)は、図5Aおよび5Bに示されているように、必要ない。この場合、OUTAおよびOUTBは、コンバータの出力側を基準とするコントローラ104から出力され、ロジック・ゲートUおよびUの一方の入力に直接接続される。巻線Nは、dc ブロッキング・キャパシタCを介して、それぞれOUTAおよびOUTBにより制御される2つの反転ドライバDRIVER_AとDRIVER_Bの入力に接続される。図2に示されている目立つ波形は、それでも、図5Aおよび5Bの回路についてはまだ有効である。簡単のため、図1Bに示されているダイオードD〜D10は省いてあり、ロジック・ゲートUおよびUに組み込まれていると仮定する。さらに、コントローラ、駆動および保護回路、さらに定電圧回路が組み込まれているブロック104のみが図5Bに示されており、その具体的実現は説明するにあたって重要ではない。コントローラ104およびU〜Uの電源電圧は、コンバータの出力を基準としており、駆動回路の動作について関連しておらず、したがって図5Bには示されていない、いろいろな方法で出力できる。図5Bおよび5Cについて以下で説明する。
【0032】
図6、7、および8には、ドライバUおよびUの可能な実現に関する部分的回路実施形態が示されている。図6では、ドライバ段U(U)が非反転であるため、ロジック・ゲートU(U)はORゲートではなくNORゲートである。ドライバは同じようにして動作するので、Uのみ(Uではなく)が示されている。図7および8では、ドライバ段U(U)が反転であり、ロジック・ゲートU(U)は図1Bおよび5BのようにORゲートである。図8では、ドライバ段U(U)により、同期整流器S(S)をロジック・ゲートU(U)の電源電圧よりも高い電圧で駆動することができる。図6、7、および8とは異なるドライバUおよびUの実用的な実現も可能である。
【0033】
トランジスタQ〜QはpチャネルMOSFETとして示されているとしても、nチャネルMOSFETを代わりに使用することも可能であり、またバイポーラ・トランジスタも使用できる。前者は、駆動が比較的簡単で、ボディ・ダイオードが集積化されるため実用的であるが、Q〜Qがバイポーラ・トランジスタであればボディ・ダイオードが外部コンポーネントとして必要になるであろう。図1A、1C、および5AのnチャネルMOSFETをQおよびQとして使用する可能な実現の1つも図9Aおよび9Bに示されている。p−n−pバイポーラ・トランジスタをQとQに使用する場合、図10Aおよび10Bに示されているように、2つの追加ダイオードD70およびD80をそれぞれ使用する。ダイオードD70およびD80を使用すると、それぞれQとQのコレクタ・エミッタ接合により巻線NとNの短絡を防止できる。QおよびQにp−n−pトランジスタを使用する可能な実現の1つが図10Cと10Dに示されている。ダイオードD50およびD60はすでに存在しているので(図1Aおよび5A)、図10Aおよび10Bの場合のように余分なダイオードは必要ない。
【0034】
図1Aのコントローラ102のように制御回路がコンバータの入力を基準にしている場合、例えば、出力過電圧、不足電圧、または過電流条件が発生した場合に、出力側で感知した状態からコンバータをディセーブルする手段が必要である。同様に、図5Bのコントローラ104のように、フィードバックおよび制御回路がコンバータの出力を基準にしている場合、例えば、入力過電圧、不足電圧条件が発生した場合、またはコンバータをオフにするために、コンバータの入力側からコンバータをディセーブルする手段が必要である。すでに採用されている以前の解決方法ではオプトカプラが使用されている。この解決方法には次のようないくつかの欠点がある。
− オプトカプラは、85℃を超える温度では動作できず(100℃に制限されているものもある)、したがって、半導体デバイスと磁気デバイスを冷却する手段としても使用されるプリント回路基板(PCB)の温度制限が厳しい。
− 高速(デジタル)でない限り、オプトカプラは、特にコントローラが入力側にあり、コンバータが高いスイッチング周波数で動作するときに出力過電圧条件が発生する場合に制御回路を十分高速にディセーブルすることはできない。
− オプトカプラは、小さいロー・プロファイル・パッケージのものは市販されていない。したがって、最も高さのあるコンポーネントとなり、コンバータのロー・プロファイル設計に制限が生じる。
【0035】
他の従来技術の解決方法では、この機能にのみ使用される独立したパルス・トランスを用意していた。この代替手段の主な欠点は以下のとおりである。
− 追加コンポーネントはすべての安全要件を満たす必要がある。
− PCBに余分なスペースが必要であり、PCBのサイズ縮小の足かせとなる。
− このトランスに他の用途がなければ、実用的な解決方法とはいえない。
【0036】
本明細書で開示している他の解決法では、図11Aおよび11Bに示されているように、以下で詳述するが、コンバータの出力側で感知された条件から入力側の制御回路をディセーブルする手段を備える。主な考え方は、駆動トランスNの巻線Nを短絡し、巻線Nの短絡により巻線Nに過剰な電流が流れたことを検出し、制御回路およびドライバOUTAとOUTBをディセーブルし(図11Aのコントローラ102)、コンバータをターンオフする。当業者であれば理解できるように、異なる回路実現が可能である。コンバータの出力を基準とする保護ロジック200(図11B)は、コンバータをディセーブルする必要がある場合に必ず信号DSSを発生する(例えば、出力上の過電圧、不足電圧、過電流、またはその他の通常でない動作状態)。アクティブ信号DSSで、スイッチQおよびQがオンになり(図11BのnチャネルMOSFETを使用して可能な実現として示されている)、これにより駆動トランスTの巻線Nが短絡する。巻線Nの電流は、コントローラ102の電源電圧の正のレールに接続され、コントローラ102への全電流を測定する抵抗器R12で間接的に測定される。抵抗器R12は、異なる場所、例えば巻線Nと直列に配置できることに留意されたい。抵抗器R12間の電圧は、通常動作では抵抗器R12間の電圧降下でUはトリップしないが、巻線Nが短絡したときにコンパレータUがトリップするように設定されたしきい値を持つコンパレータUで感知され、コントローラ102をディセーブルする信号DSBを発生し、OUTAとOUTBは両方ともディセーブルされる(つまり、低レベル状態である)。
【0037】
本明細書で開示している他の実施形態では、図5A〜5Dに示されているように、以下で詳述するが、コンバータの入力側で感知された条件からコンバータの出力側を基準とする制御回路をディセーブルする手段を備える。最初、図5Cおよび5Dに示されているコンバータの入力側の保護ロジック201は、入力側のフォルト状態を感知し、アクティブ(高レベル)であるディセーブル信号DSPを発生する。図5Cの可能な実用的な実現の1つとしてスイッチQ100がnチャネルMOSFETとして示されているが、これは、巻線Nの一端(点「A」または「B」のいずれか)に接続されている(図5A)。Q100がNの端「A」に接続されている場合、アクティブなディセーブル信号DSPへの応答として、トランジスタQ100はオンになり、Q100とダイオードD60を介して巻線Nが短絡する。同様に、Q100がNの端「B」に接続されている場合、巻線NはトランジスタQ100とダイオードD50を介して短絡する。巻線Nを短絡することにより、DSP信号がアクティブになる前にオンであった2つの一次側スイッチ(特にQ20とQ30)はオフになる。さらに、巻線Nの電流の増大が、電源電圧VCCSとコンバータの出力を基準とするドライバDRIVER_AおよびDRIVER_Bとの間に接続されている抵抗器R11により感知される。DIRVER_AとDRIVER_Bは、図5Bに明示的に示されており、pチャネルおよびnチャネルMOSFETの相補形ペアとして実現が可能である。抵抗器R11間の電圧は、通常動作では抵抗器R11間の電圧降下でUはトリップしないが、巻線Nが短絡したときにコンパレータUがアクティブになり、これによりコントローラ104がOUTAとOUTBをディセーブルし、その結果コンバータをディセーブルするように設定されたしきい値を持つコンパレータUで感知される。スイッチQ100は一次側スイッチQ20またはQ30のいずれかと並列に接続することができ、その場合、トランジスタQ20またはQ30のゲートがアクティブなディセーブル信号への応答として短絡することに留意されたい。その結果、巻線NはトランジスタQ100とダイオードD20およびD60またはダイオードD0およびD50を介して短絡し、これにより再び、巻線NおよびNを通る電流が増大する。この解決方法の考えられる欠点として、トランジスタQ100の容量が一次側スイッチQ20またはQ30のターンオン性能に影響を及ぼす可能性があるという点である。Q20またはQ30がQ40およびQ10と類似のターンオン特性を持つためには、それぞれ、漏れインダクタンスLがLまたはLよりも小さくなければならず、その結果、駆動トランスの設計が複雑になる。巻線NはトランジスタQ10とQ30またはトランジスタQ20とQ40のいずれかのオン時間にのみ短絡するので、図5Cのディセーブル回路にはスイッチ期間の固有の遅延があることに留意されたい。ほとんどのアプリケーションでは、これは問題にならないであろう。
【0038】
他の実施形態では、コンバータの入力側にフォルト条件が検出されると直ちにコントローラ104を停止し、OUTAとOUTBをディセーブルするために、図5DのnチャネルMOSFETとして示されている2つのスイッチQおよびQを使用してDSP信号が高レベルのときに巻線Nを短絡する。QおよびQのボディ・ダイオードで、それぞれダイオードD50およびD60を置き換えることができ、そのため回路がさらに簡素化される。さらに、この回路には、スイッチング期間の半分に相当する固有の遅延がある。
【0039】
本発明では、巻線Nと巻線Nのカップリングは最良であるが、巻線NとNはPCBの上と下に層で配置される。これは、NとNとNの間に十分な漏れを実現し、またNが短絡したときにNおよびNをNから減結合するため、好ましい構造である。本発明の駆動トランス内の巻線の他の配列も可能である。
【0040】
前記の実施形態は本発明の態様を教示することを目的とする例であり、付属の請求項でのみ範囲が定められ、本発明の範囲から逸脱するとみなされていないすべてのバリエーションを包含する。修正および改良は当業者であれば十分行えることであり、また修正および改良は請求項およびその同等の項目の範囲内に含まれることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1A】制御および駆動回路がコンバータの入力側を基準とするフルブリッジ・コンバータと5つの巻線を含む駆動トランスを使用する本発明の一実施形態の回路図である。
【図1B】制御および駆動回路がコンバータの入力側を基準とするフルブリッジ・コンバータと5つの巻線を含む駆動トランスを使用する本発明の一実施形態の回路図である。
【図1C】4つの巻線が駆動トランスにあり2つの底部スイッチを駆動するための2つの外部インダクタンスを備える図1Aと類似の本発明の一実施形態である。
【図2】図1Aおよび図1Bの回路内の複数の場所で測定した、本発明の一実施形態の目立った波形の図である。
【図3】1つの巻線の漏れインダクタンスが小さい、図1Aおよび図1Bの回路内の一次側スイッチのターンオン波形の図である。
【図4】図1Aおよび図1Bの一次側スイッチのターンオフ波形の図である。
【図5A】制御および駆動回路がコンバータの出力側を基準とするフルブリッジ・コンバータを使用する本発明の一実施形態の回路図である。
【図5B】制御および駆動回路がコンバータの出力側を基準とするフルブリッジ・コンバータを使用する本発明の一実施形態の回路図である。
【図5C】コンバータの入力側で感知された状態から、出力を基準とする制御回路のディセーブル操作を容易にする本発明の他の回路実施形態の図である。
【図5D】図5Cと類似の他の回路実施形態の図である。
【図6】バイポーラ・トランジスタを使用する本発明の一実施形態の同期整流器用のドライバを実現するための部分回路図である。
【図7】MOSFETを使用する本発明の一実施形態の同期整流器用のドライバを実現するための他の回路図である。
【図8】MOSFETを使用する本発明の一実施形態の同期整流器用のドライバを実現するためのさらに他の回路図である。
【図9A】nチャネルMOSFETを使用する上部一次側スイッチ用のドライバを実現するための他の部分回路図である。
【図9B】nチャネルMOSFETを使用する上部一次側スイッチ用のドライバを実現するための他の部分回路図である。
【図10A】p−n−pバイポーラ・トランジスタを使用する一次側スイッチ用のドライバを実現するための部分回路図である。
【図10B】p−n−pバイポーラ・トランジスタを使用する一次側スイッチ用のドライバを実現するための部分回路図である。
【図10C】p−n−pバイポーラ・トランジスタを使用する一次側スイッチ用のドライバを実現するための部分回路図である。
【図10D】p−n−pバイポーラ・トランジスタを使用する一次側スイッチ用のドライバを実現するための部分回路図である。
【図11A】コンバータの出力側で感知された状態から、入力側を基準とする制御回路のディセーブル操作を容易にする他の回路実施形態の図である。
【図11B】コンバータの出力側で感知された状態から、入力側を基準とする制御回路のディセーブル操作を容易にする他の回路実施形態の図である。

Claims (34)

  1. 入力源からの入力電圧を負荷に供給する出力電圧に変換するスイッチモード電力コンバータであって、
    一次巻線と、分割された第1と第2の二次巻線を持つ電源絶縁トランスと、
    フルブリッジ構成を採用する一次側コンバータ回路であって、前記フルブリッジの一方の脚を形成する第1と第2の一次側制御可能電源スイッチ、および前記フルブリッジの第2の脚を形成する第3と第4の一次側制御可能電源スイッチを備え、前記第1および前記第4の一次側制御可能電源スイッチは入力電圧の正の側に接続され、前記第2および前記第3の一次側制御可能電源スイッチは入力電圧の負の側に接続され、前記フルブリッジの各前記脚は入力電圧を前記電源絶縁トランスの前記一次巻線に交互に供給し前記一次巻線内に実質的に対称的な電流を発生するために前記電源トランスの前記一次巻線に接続されている一次側コンバータ回路と、
    前記一次側コンバータ回路から完全に絶縁され、第1および第2の同期整流器を備え、前記同期整流器は個別にスイッチング可能であり、それぞれ前記第1および第2の二次巻線の各1つと負荷の間に接続されている全波二次側コンバータ回路と、
    前記第1、第2、第3、および第4の一次側制御可能電源スイッチの導通を制御する第1、第2、第3、および第4の一次側スイッチ制御回路と、
    前記それぞれの第1および第2の同期整流器の導通を制御する同期整流器制御回路と、
    前記一次側制御可能電源スイッチと前記第1および第2の同期整流器の導通を制御するため2つの出力の実質的に対称的な波形が約180度ずれているスイッチ導通制御回路と、
    前記一次側制御可能電源スイッチと前記第1および第2の同期整流器の導通間に必要な遅延を設定し、さらに前記一次側制御可能電源スイッチおよび前記第1および第2の同期整流器を制御するための電力を供給するために使用され、前記一次側スイッチ制御回路と前記同期整流器制御回路との絶縁を行う駆動トランスであって、
    前記スイッチ導通制御回路に接続された第1の駆動トランス巻線と、
    前記第1の一次側スイッチ制御回路に接続され、前記第1の一次側制御可能電源スイッチの導通を制御する第2の駆動トランス巻線と、
    前記第4の一次側スイッチ制御回路に接続され、前記第4の一次側制御可能電源スイッチの導通を制御する第3の駆動トランス巻線を備える駆動トランスとを備えるスイッチモード電力コンバータ。
  2. さらに、前記同期整流器制御回路に接続され、前記同期整流器の導通を制御する第4の駆動トランス巻線を備える請求項1に記載の電力コンバータ。
  3. 前記スイッチ導通制御回路が前記入力電圧の一端にも接続されている請求項1に記載の電力コンバータ。
  4. 前記第2および前記第3の駆動トランス巻線がさらに前記駆動トランス巻線と関連する漏れインダクタンスを持ち、前記第1および前記第4の一次側制御可能電源スイッチのターンオン時に最適な遅延が得られるように前記漏れインダクタンスが慎重に選択され、設計されている請求項2に記載の電力コンバータ。
  5. 前記第2および前記第3の一次側スイッチ制御装置が第1および第2のインダクタを通して前記スイッチ導通制御回路に接続され、前記第1および前記第2のインダクタはインダクタンスが前記第2および前記第3の駆動トランス巻線に関連する前記漏れインダクタンスに近いインダクタンスとなるように選択されている請求項1に記載の電力コンバータ。
  6. さらに、前記第2および前記第3の一次側スイッチ制御回路に接続され、前記第2および前記第3の一次側制御可能電源スイッチのターンオン時に最適な遅延となるように漏れインダクタンスが慎重に選択、設計されている第5の駆動トランス巻線を備え、前記インダクタンスは前記第2および前記第3の駆動トランス巻線の漏れインダクタンスと一致するように前記第5の駆動トランスに関連付けられている請求項2に記載の電力コンバータ。
  7. 前記それぞれの一次側スイッチ制御回路がさらに、
    前記一次側制御可能電源スイッチの制御端子間に接続され、ほとんど等しい導通時間の場合に前記一次側制御可能電源スイッチの短絡を防止できる十分な速さで前記一次側制御可能電源スイッチを効果的に制御しターンオフを行うように構成されている少なくとも1つの制御可能スイッチと、
    前記一次側制御可能電源スイッチの制御およびターンオンを行い、前記制御可能スイッチの制御およびターンオンを行うように構成されているダイオードとを備える請求項1に記載の電力コンバータ。
  8. 前記少なくとも1つの制御可能スイッチを物理的に前記第1および第2の一次側制御可能電源スイッチの近くに配置して、前記一次側制御可能電源スイッチのターンオフ機能を高める請求項7に記載の電力コンバータ。
  9. それぞれの前記同期整流器制御回路がさらに、
    前記第4のトランス巻線の漏れインダクタンスが前記同期整流器のターンオフの遅延に悪影響を及ぼさないような比較的小さな入力容量を持つそれぞれの前記同期整流器の導通を制御する少なくとも1つの2入力ロジック回路であって、その第1の入力が前記同期整流器制御回路に接続されている前記駆動トランス巻線の一端に接続され、その第2の入力が対応する同期整流器に接続され、前記同期整流器間の電圧が所定の値まで降下する前に前記同期整流器のターンオンの発生を防止する2入力ロジック回路と、
    前記同期整流器の最適なターンオンを行い、最小の遅延で前記同期整流器の最適なターンオフを行う前記それぞれの同期整流器に接続されているドライバ回路とを備える請求項2に記載の電力コンバータ。
  10. 前記2入力ロジック回路が前記2つの入力のそれぞれに保護ダイオードを備え、前記2入力ロジック回路のそれぞれの前記入力間に印加される電源電圧よりも高い負および正の電圧を選択的に供給する請求項9に記載の電力コンバータ。
  11. 前記2入力ロジック回路は直列抵抗器を前記2つの入力のそれぞれに入れ、電源電圧よりも高い負または正の電圧が前記2入力ロジック回路のそれぞれの前記入力間に印加される場合には必ず前記保護ダイオード内の電流を制限するようにする請求項10に記載の電力コンバータ。
  12. 前記スイッチ導通制御回路が前記電源絶縁トランスの前記入力を基準とする請求項2に記載の電力コンバータ。
  13. さらに、出力側で感知された状態から入力側、また出力側で電力コンバータをディセーブルする手段を備える請求項3に記載の電力コンバータ。
  14. さらに、出力側で感知された状態から入力側で電力コンバータをイネーブルする手段を備える請求項3に記載の電力コンバータ。
  15. さらに、前記スイッチモード電力コンバータの入力側で感知された状態への応答として、前記スイッチモード電力コンバータの出力側からスイッチモード電力コンバータをディセーブルする手段を備える請求項12に記載の電力コンバータ。
  16. 入力源からの入力電圧を負荷に供給する出力電圧に変換するスイッチモード電力コンバータであって、
    一次巻線と、第2の二次巻線を持つ電源絶縁トランスと、
    フルブリッジ構成を採用する一次側コンバータ回路であって、前記フルブリッジの一方の脚を形成する第1と第2の一次側制御可能電源スイッチおよび前記フルブリッジの第2の脚を形成する第3と第4の一次側制御可能電源スイッチを備え、前記第1および前記第4の一次側制御可能電源スイッチは入力電圧の正の側に接続され、前記第2および前記第3の一次側制御可能電源スイッチは入力電圧の負の側に接続され、前記フルブリッジの各前記脚は入力電圧を前記電源絶縁トランスの前記一次巻線に代わりに供給し前記一次巻線内に実質的に対称的な電流を発生するために前記電源トランスの前記一次巻線に接続されている一次側コンバータ回路と、
    前記一次側コンバータ回路から完全に絶縁され、第1および第2の同期整流器を備え、前記同期整流器は個別にスイッチング可能であり、それぞれ前記第1および第2の二次巻線の各端と負荷の間に接続されている全波二次側コンバータ回路と、
    前記第1、第2、第3、および第4の一次側制御可能電源スイッチの導通を制御する第1、第2、第3、および第4の一次側スイッチ制御回路と、
    前記それぞれの第1および第2の同期整流器の導通を制御する同期整流器制御回路と、
    前記一次側制御可能電源スイッチと前記第1および第2の同期整流器の導通を制御するため2つの出力の実質的に対称的な波形が約180度ずれているスイッチ導通制御回路と、
    前記一次側制御可能電源スイッチと前記第1および第2の同期整流器の導通間に必要な遅延を設定し、さらに前記一次側制御可能電源スイッチおよび前記第1および第2の同期整流器を制御するための電力を供給するために使用され、前記一次側スイッチ制御回路と前記同期整流器制御回路との絶縁を行う駆動トランスであって、
    前記スイッチ導通制御回路に接続された第1の駆動トランス巻線と、
    前記第1の一次側スイッチ制御回路に接続され、前記第1の一次側制御可能電源スイッチの導通を制御する第2の駆動トランス巻線と、
    前記第4の一次側スイッチ制御回路に接続され、前記第4の一次側制御可能電源スイッチの導通を制御する第3の駆動トランス巻線を備える駆動トランスとを備えるスイッチモード電力コンバータ。
  17. さらに、前記同期整流器制御回路に接続され、前記同期整流器の導通を制御する第4の駆動トランス巻線を備える請求項16に記載の電力コンバータ。
  18. 前記スイッチ導通制御回路が前記入力電圧の一端にも接続されている請求項16に記載の電力コンバータ。
  19. 前記第2および前記第3の駆動トランス巻線がさらに前記駆動トランス巻線と関連する漏れインダクタンスを持ち、前記第1および前記第4の一次側制御可能電源スイッチのターンオン時に最適な遅延が得られるように前記漏れインダクタンスが慎重に選択され、設計されている請求項18に記載の電力コンバータ。
  20. 前記第2および前記第3の16次側スイッチ制御装置が第1および第2のインダクタを通して前記スイッチ導通制御回路に接続され、前記第1および前記第2のインダクタはインダクタンスが前記第2および前記第3の駆動トランス巻線に関連する前記漏れインダクタンスに近いインダクタンスとなるように選択されている請求項16に記載の電力コンバータ。
  21. さらに、前記第2および前記第3の一次側スイッチ制御回路に接続され、前記第2および前記第3の一次側制御可能電源スイッチのターンオン時に最適な遅延となるように漏れインダクタンスが慎重に選択、設計されている第5の駆動トランス巻線を備え、前記インダクタンスは前記第2および前記第3の駆動トランス巻線の漏れインダクタンスと一致するように前記第5の駆動トランス巻線に関連付けられている請求項17に記載の電力コンバータ。
  22. 前記それぞれの一次側スイッチ制御回路がさらに、
    前記一次側制御可能電源スイッチの制御端子間に接続され、ほとんど等しい導通時間の場合に前記一次側制御可能電源スイッチの短絡を防止できる十分な速さで前記一次側制御可能電源スイッチを効果的に制御しターンオフを行うように構成されている少なくとも1つの制御可能スイッチと、
    前記一次側制御可能電源スイッチの制御およびターンオンを行い、前記制御可能スイッチの制御およびターンオンを行うように構成されているダイオードとを備える請求項16に記載の電力コンバータ。
  23. 前記少なくとも1つの制御可能スイッチを物理的に前記第1および第2の一次側制御可能電源スイッチの近くに配置して、前記一次側制御可能電源スイッチのターンオフ機能を高める請求項22に記載の電力コンバータ。
  24. それぞれの前記同期整流器制御回路がさらに、
    前記第4のトランス巻線の漏れインダクタンスが前記同期整流器のターンオフの遅延に悪影響を及ぼさないような比較的小さな入力容量を持つそれぞれの前記同期整流器の導通を制御する少なくとも1つの2入力ロジック回路であって、その第1の入力が前記同期整流器制御回路に接続されている前記駆動トランス巻線の一端に接続され、その第2の入力が対応する同期整流器に接続され、前記同期整流器間の電圧が所定の値まで降下する前に前記同期整流器のターンオンの発生を防止する2入力ロジック回路と、
    前記同期整流器の最適なターンオンを行い、最小の遅延で前記同期整流器の最適なターンオフを行うそれぞれの前記同期整流器に接続されているドライバ回路とを備える請求項17に記載の電力コンバータ。
  25. 前記2入力ロジック回路が前記2つの入力のそれぞれに保護ダイオードを備え、前記2入力ロジック回路のそれぞれの前記入力間に印加される電源電圧よりも高い負および正の電圧を選択的に供給する請求項24に記載の電力コンバータ。
  26. 前記2入力ロジック回路は直列抵抗器を前記2つの入力のそれぞれに有し、電源電圧よりも高い負または正の電圧が前記2入力ロジック回路のそれぞれの前記入力間に印加される場合には必ず前記保護ダイオード内の電流を制限するようにする請求項25に記載の電力コンバータ。
  27. 前記スイッチ導通制御回路が前記電源絶縁トランスの前記出力を基準とする請求項17に記載の電力コンバータ。
  28. さらに、出力側で感知された状態から入力側、また出力側で電力コンバータをディセーブルする手段を備える請求項18に記載の電力コンバータ。
  29. さらに、出力側で感知された状態から入力側で電力コンバータをイネーブルする手段を備える請求項18に記載の電力コンバータ。
  30. さらに、前記スイッチモード電力コンバータの入力側で感知された状態への応答として前記スイッチモード電力コンバータの出力側からスイッチモード電力コンバータをディセーブルする手段を備える請求項27に記載の電力コンバータ。
  31. 一次巻線を持つ電源絶縁トランス、駆動トランス、一次側制御可能電源スイッチ、同期整流器、および制御可能スイッチを備える回路を使用して入力電源からの入力電圧を負荷に供給する出力電圧に変換する方法であって、
    電源絶縁トランスを使用して電力を一方の形式から他方の形式に変換する工程と、
    出力電圧から入力電力を絶縁する工程と、
    一次側制御可能電源スイッチの導通を交互に切り換えて入力電圧を前記電源絶縁トランスの前記一次巻線に交互に供給し入力から出力にエネルギーを伝達する工程と、
    同期整流器の導通を交互に切り換えてdc出力電圧を整流し供給する工程と、
    電力を前記一次側制御可能電源スイッチと前記同期整流器に供給する工程と、
    前記一次側制御可能スイッチのオン、オフを繰り返し行う工程と、
    前記駆動トランスの巻線と関連する漏れインダクタンスおよび一次側制御可能電源スイッチの入力容量を使用して前記一次側制御可能電源スイッチのターンオンを遅延させる工程と、
    前記同期整流器間で感知された電圧が所定の値に降下するまで前記同期整流器のターンオンを遅延させる工程と、
    前記制御可能スイッチのスイッチング遅延が関連する駆動トランス巻線の漏れインダクタンスの影響を受けないように前記一次側制御可能電源スイッチのターンオフの遅延を最小にし、それにより駆動トランス巻線に接続されている前記一次側制御可能電源スイッチのターンオフを高速にする工程と、
    スイッチング遅延が前記同期整流器制御回路に接続されている関連する駆動トランス巻線の漏れインダクタンスの影響を受けないように前記同期整流器のターンオフの遅延を最小にする工程とを含む方法。
  32. さらに、スイッチ導通制御回路を使用して前記駆動トランスおよび関連回路に電力を供給し制御する工程を含む請求項31に記載の方法。
  33. 駆動トランス巻線がスイッチ導通制御回路に接続され前記スイッチ導通制御回路が電力コンバータの入力を基準としているスイッチモード電力コンバータを電力コンバータの出力で感知された状態からディセーブルする方法であって、
    電力コンバータの出力で電力コンバータをディセーブルする必要がある状態を感知する工程と、
    電力コンバータの出力側を基準とする回路に接続されている駆動トランス巻線を短絡する工程と、
    電力コンバータの入力側に接続されている前記スイッチ導通制御回路に接続されている駆動トランス巻線間の過剰電流を検出する工程と、
    スイッチ導通制御回路をディセーブルする信号を送信し、コンバータをディセーブルする工程とを含む方法。
  34. 駆動トランスおよび電力コンバータの出力を基準としているスイッチ導通制御回路を備えるスイッチモード電力コンバータを電力コンバータの入力で感知された状態からディセーブルする方法であって、
    電力コンバータの入力で電力コンバータをディセーブルする必要がある状態を感知する工程と、
    電力コンバータの入力側を基準とする回路に接続されている駆動トランス巻線を短絡する工程と、
    電力コンバータの出力側に接続されているスイッチ導通制御回路に接続されている駆動トランス巻線間の過剰電流を検出する工程と、
    スイッチ導通制御回路をディセーブルする信号を送信し、コンバータをディセーブルする工程とを含む方法。
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