JP2004535585A5

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Publication number: JP2004535585A5
Application number: JP2003514265A
Authority: JP
Filing date: 2002-07-05
Publication date: 2006-01-05
Anticipated expiration: 2022-07-05

Description

好ましい実施の形態において、バイオチップは、感受性を有する部位が、第二の薄層、特に第二の物質Ｂの分子の単層で覆われており、その第二の物質は、共有結合で基体に固定させるのに適した基、例えばシラン官能基またはシラノール官能基を一端で示し、そして共有結合でプローブ分子に固定させるに適した基、例えば酸ＣＯＯＨ官能基またはアルコールＯＨ官能基を示す基を他端で示すことを特徴とする。
前記第二の物質は親水性である。
バイオチップは、基体の表面が、前記物質Ｂの層で覆われ、そして感受性を有する部位の外部で、前記層が停止層Ｃで覆われていることを特徴としていてもよい。

薄層２２および２３（分子の二、三の層以下）の厚みは、表面の光学特性を有意に修飾するのに十分ではなく、従って２つの技術によって得られる選択的な特性を組み合わせる。
つまり、その方法は、物理化学的な制限を利用している。それは、感受性を有する部位の間での領域で、疎水性の単層を形成する分子を付着させるマイクロ転写を局所的に用いることによって、親水特性のプローブを受容するであろう領域を区別する。つまり、感受性を有する部位の内部は、予め合成されたプローブ上で保持すること、または生物学的な分子の現場での合成に適したシランを用いるために、シラン化される。疎水性の単層のミクロ転写は、平坦であってもよく、また浮き彫りになった転写領域を示すマイクロパッドにて構成されていてもよい転写表面３０を使って行われる。

Claims

反射主表面を有する基体からなり、前記主表面（６）が、光学的な厚み（２ｋ＋１）λ／４（ｋは正または０の整数であり、λは蛍光が励起される波長λ₀〜蛍光が発光される波長λ₁の範囲にある波長を表わす）を有する透明層によって蛍光検出に対して感受性を有するようにされた局所部位（５）を有することを特徴とするバイオチップ。
蛍光検出に対して感受性を有するようにされた部位（５）を覆う前記透明層が、（２ｋ＋１）λ₁／４（ｋは、正または０の整数）に等しい光学的な厚みを有することを特徴とする請求項１によるバイオチップ。
感受性を有する部位（５）の外部で、主表面（６）が、厚みｍλ′／２（ｍは正または０の整数であり、λ′はλ₀〜λ₁の範囲にある波長を表わす）の透明層で覆われていることを特徴とする請求項１または請求項２によるバイオチップ。
感受性を有する部位の外部で、主表面（６）が、厚みｍλ₀／２の透明層で覆われてい
ることを特徴とする請求項３によるバイオチップ。
感受性を有する部位（５）の外部で、基体（１）の表面（６）が、薄層（２２）、特に第一の物質の分子の単層で覆われており、その第一の物質は、一端で基体と共有結合を作らせるようにするシランまたはシラノールのような捕捉保持基を有し、他端で安定した不活性な化学官能基、例えばＣＨ₃およびそのハロゲン化誘導体を有する（ＣＨ₂）ｐ（１＜ｐ＜３０）タイプの炭化水素鎖からなることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１つによる方法。
第一の物質が、疎水性のシランであることを特徴とする請求項５によるバイオチップ。
感受性を有する部位（５）が、薄層（２３）、特に第二の物質の分子の単層で覆われており、その第二の物質は、例えばシラン官能基またはシラノール官能基のような、共有結合で基体に固定させるのに適した基を一端で有し、そして、例えば酸ＣＯＯＨ官能基またはアルコールＯＨ官能基を示す基のような共有結合でプローブ分子に固定させるのに適した基を他端で有することを特徴とする請求項１〜６のいずれか１つによるバイオチップ。
前記第二の物質が、親水性のシランであることを特徴とする請求項７によるバイオチップ。
基体の表面が、前記第二の物質Ｂの層で覆われ、そして感受性を有する部位（５）の外部で、前記第二の物質Ｂの前記層が停止物質Ｃで覆われていることを特徴とする請求項１〜８のいずれか１つによるバイオチップ。
以下の工程、
ａ）厚みｍλ′／２の透明層（１０）を基体（１）上に付着させ、そして
ｂ）前記感受性を有する部位を形成するように、透明層の厚みが（２ｋ＋１）λ／４に等しい前記透明層内で、ウエルまたはスタッド（５）を作製する、
を行うことを特徴とする請求項１〜９のいずれか１つによるバイオチップを製造する方法。
以下の工程：
ｃ）選択的な転写にて、第一の物質Ａの前記薄層（２２）を付着させ、そして
ｄ）基体を、前記第二の物質Ｂを含む溶液に浸漬させる、
を行うことを特徴とする請求項１０による方法。
工程ｃ）および／またはｄ）が、共有結合の形成を容易にさせるために、続いて熱処理することを特徴とする請求項１１による方法。
工程ｂ）の後、以下の工程、
ｅ）前記第二の物質Ｂの薄層（３０）を、基体（１）の全表面（６）にわたって付着させ、そして
ｆ）前記感受性を有する部位（５）の外部で、停止物質Ｃの層３１を付着させる、
を行うことを特徴とする請求項１０による方法。