JP2004534995A - 電子装置用通信インターフェース - Google Patents
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Abstract
コネクタ(8)と、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)モード及びシングルエンド(SE)モードで、パーソナルコンピュータ、別の携帯電話端末あるいはキーボードとの間でデータ伝送を行うための回路とを備えた携帯電話端末を提供する。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1または第2データ伝送モードで、ある電子装置と別の電子装置との間で通信を行うことを可能にする通信インターフェースに関する。
【背景技術】
【0002】
ユニバーサル・シリアル・バス(USB)規格は、4線バスを通して、1台のホスト(通常はパーソナルコンピュータ(PC))に最大127個の周辺機器を取り付けることができる。周辺機器とは、例えばプリンタ、スキャナ、キーボード、モデム、カメラ、記憶装置などである。これらの周辺機器はPCに直接接続してもよいし、ハブを経由して接続してもよい。ハブを用いると、より多くの接続が可能になる。
【0003】
USBの利点は、タイプの異なる装置の接続を画一化できるという点である。また、周辺機器は、PCのスイッチがオンの場合や別の装置の使用中でも接続が可能である。USBが対応するデータ転送速度は、480Mbpsまでである。
USBの概要については、J.Garney他著「USBハードウェアとソフトウェア」(Anna Books、1998年、ISBN 0-929392-3-X)を参照されたい。また、USB規格の現在のバージョンは、www. usb.orgまたはUSB−IF管理局(5440 SW Westgate Drive, Suite 217, Portland, OR 97221 USA)から入手可能である。
【0004】
現在、USBに対応する携帯電話端末が売り出されている。USBインターフェースによって、携帯電話端末とPCまたは周辺機器との接続が可能になる。これによって端末は周辺機器またはホストとしての役割を果たす。このような端末はUSBの利点の多くを享受することになるが、同時に欠点も持ち合わせる。端末と接続する周辺機器は本来簡単なつくりだが、周辺機器自体がUSBに対応しなければならないために、不必要に複雑かつ高価になってしまう。さらに、周辺機器は、一度接続が確立すると、限られたバッテリ容量しかもたない端末から電流を奪ってしまう。
【0005】
携帯電話端末はRS−232規格に基づいた簡単なシリアル通信インターフェースを有し、シングルエンド伝送を行う。そのため、携帯電話端末とキーボードなどの周辺機器とを接続し、ショートメッセージサービス(SMS)や電子メールの入力を行うことができる。こうしたタイプのインターフェースは必要とする電流が少ないため、低出力のアプリケーションに適している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
USBインターフェースを備えることによって生じる欠点を克服するためには、単一の端末に両タイプのインターフェースを備えてもよい。しかし、これは小さな端末にとっては実用的でない。また、コネクタを画一化する意味が失われてしまう。
本発明はこの問題に対する解決策を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明が提供するのは、第1または第2データ伝送モードで、ある電子装置と別の電子装置との間で通信を行うための通信インターフェースである。
本発明がさらに提供するのは、インターフェースを含む電子装置である。
この電子装置は携帯可能であり、携帯電話端末、携帯情報端末あるいは携帯発信機、デジタルカメラ、MP3プレイヤー、携帯ゲーム機であってもよい。
【0008】
本発明が提供する通信インターフェースは、第1データ伝送モードで通信を行うための第1通信手段と、第2データ伝送モードで通信を行うための第2通信手段と、第1及び第2通信手段を選択的に共通の伝送経路と接続するための切換え手段とを具備する。
第1データ伝送モードは、データのシリアル伝送を行う。これは例えばシングルエンドデータ伝送である。
第2データ伝送モードは、データのシリアル伝送を行う。これは例えばディファレンシャル伝送である。また、USB規格に準拠する。
【0009】
インターフェースは第1及び第2入出力データ線を備える。この第1及び第2入出力データ線は第2データ伝送モードでのデータの送受信に使用する。第1入出力データ線はデータの受信に使用し、第2入出力データ線は第1データ伝送モードでのデータの送信に使用する。
第1入出力データ線は第1データ伝送モードでのデータの送受信に使用する。第2入出力データ線は第1データ伝送モードでのデータの送受信に使用する。第1及び第2入出力データ線はそれぞれD+ライン及びD−ラインを備える。第1及び第2入出力データ線はデータバスに接続可能である。
【0010】
インターフェースはデータバスを接続するコネクタをさらに具備していてもよい。データバスはUSB規格に準拠したものである。
第1データ伝送モードは第1電圧レベルセットを使用する。一方、第2データ伝送モードは第2電圧レベルセットを使用する。第1電圧レベルセットと第2電圧レベルセットは異なる。切換え手段は、第1または第2電圧レベルセットを別の電圧レベルセットに変更するための手段を備える。
【0011】
インターフェースは、共通の伝送経路上でのデータ伝送モードを決定するための手段をさらに備える。
データ伝送モードを決定するための手段は、ステータスラインを検知する手段と電源ラインを検知するための手段とを備える。
第1通信手段は全二重通信または半二重通信用に構成される。
インターフェースは電子装置に組み込まれる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1及び図2に示すのは携帯電話端末1である。携帯電話端末1は、ケース2、バッテリパック3、液晶ディスプレイ(LCD)パネル4、マイクロホン5、受話口6、キーパッド7、コネクタ8、アンテナ9、加入者識別モジュール(SIM)カード10、SIMカードリーダ11を具備する。
携帯電話回路は、無線インターフェース回路12、コーデック回路13、コントローラ14、メモリ15、入出力(I/O)トランシーバ回路16を含む。I/Oトランシーバ回路16によってSEモード及びUSBモードのシリアルデータ伝送が可能になる。
【0013】
図3に示すように、I/Oトランシーバ回路16は、マイクロコントローラユニット(MCU)17、特定用途向け集積回路(ASIC)18及びトランシーバ回路19を備える。本例においては、コネクタ8は端末1をUSBホスト(図示せず)と接続するのに適している。コネクタ8はUSB規格に準拠する。
当然のことながら、「B」型プラグは接続ケーブルの端にあり、これを用いて端末1をUSB周辺機器に接続する。コネクタ8は端末1を他のタイプの周辺機器(図示せず)と接続するのにも適している。周辺機器は、SEデータ伝送モードを利用する。データ伝送モードとは、装置や回路など2つのものの間でデータ伝送を行うための構成のことで、ハードウェアやソフトウェアも含まれる。
コネクタ8は、電源(Vbus)ライン20、接地(GND)ライン21、データ線22(D+/RxD)及び23(D−/TxD)を有するUSBポートである。
【0014】
また、コネクタ8はステータスライン(Id)24を有する。Id24は端末1と周辺機器(図示せず)との間でのデータ伝送モードを決定する。電源ライン20、接地ライン21、データ線22、23はトランシーバ回路19につながっている。
トランシーバ回路19は、2種類の伝送モード、すなわちUSB伝送モードとSE伝送モードとで駆動可能である。各モードともそれぞれに利点を備えている。USB伝送は、ディファレンシャルデータ伝送方式を利用する。これは特に、高いデータ転送速度の場合にノイズ棄却性能を発揮する。一方、SE伝送はUSB伝送と異なり、厳密な時間的要件を持たない。また、SE伝送はキーボードなどの周辺機器を必要とせず(図5)、5ボルトの電源で駆動する。
【0015】
トランシーバ回路19は、システムASIC18とコネクタ8に接続されたデータバス(図示せず)との間でインターフェースとして機能する。トランシーバ回路19はレベルシフトし、データを調整して、端末1をどちらかのタイプのインターフェースを有する周辺機器とともに使用できるようにする。
例えば、レベルシフティングはASIC18が使用する比較的低い電圧とUSB伝送に使用する比較的高い電圧との間で信号を変換する段階を含む。一方、信号調整はD+/RxDデータ線22及びD−/TxDデータ線23上での設定立ち上がり時間及び立ち下がり時間を含む。
【0016】
トランシーバ回路19は、SEモードライン25に2進法の「0」信号を印加するとUSB伝送モードに、「1」信号を印加するとSE伝送モードに切換えることができる。トランシーバ回路19は第1データ経路(Fse0/FTX)26及び第2データ経路(Vp/FRX)27に対応し、システムASIC18にデータを送信するとともに、システムASICからデータを受信する。Fse0/FTXデータ経路26およびVp/FRXデータ経路27とD+/RxDデータ線22およびD−/TxDデータ線23との間の関係は、以下に詳述される。
【0017】
トランシーバ回路19は、複数のUSB仕様のデータ及び制御線を有する。ここにはデータ線Vm28も含まれる。データ線Vm28は、D−/TxDデータ線23と、ディファレンシャル受信データ線RCV29と、送受信制御線OE#30と、伝送データ線Vo31と、速度制御線SPEED32とを介して受信したデータのために経路を提供する。
送受信制御線OE#30は、データの送受信を制御する。また、速度制御線SPEED32は、伝送されたデータのスルーレートを選択する。本例においては、伝送データのスルーレートは4乃至20nsの間、または75乃至300nsの間であってもよい。
【0018】
システムASIC18は、シングルエンド汎用非同期送受信回路(SE UART)33とUSB論理回路34とを備える。USB論理回路34はUSBデータ命令を符号化及び復号化する。Fse0/FTXデータ経路26及びVp/FRXデータ経路27はSE UART33とUSB論理回路34との間で切換えられる。この切換えは、スイッチの第1組35a,35bと第2組36a,36bとがそれぞれ行う。
【0019】
これらのスイッチはMCU17からの制御線37が制御する。制御線37はSEモードライン25を通して信号の供給も行う。システムASIC18は第1検出回路381も備える。第1検出回路381は、コネクタ8におけるステータスラインId24の抵抗を計測して、周辺機器(図示せず)のデータ伝送のタイプを決定する。ステータスラインId24は弱いプルアップ抵抗40を通して端末電源39(例えばバッテリ3)と接続する。
【0020】
本例においては、抵抗器40の値は220kΩである。当然のことながら、抵抗を測る代わりに信号方式を使用してもよい。システムASIC18は第2検出回路382を備えていてもよい。第2検出回路382はVbus電源供給ライン20と接続する。検出回路38はMCU17に報告し、これによってMCU17はデータ伝送モードを決定する。
SE UART回路33は、周辺機器(図示せず)へのデータ伝送用のSETxライン39と、周辺機器(図示せず)からのデータ受信用のSERxライン40とを有する。
【0021】
USB論理回路34は、信号状態SE0をFse0/FTXライン26に印加してD+/RxDデータ線22及びD−/TxDデータ線23とを0ボルトで駆動するためのSe0_oライン41と、受信したD+データを検出するRxdp_iライン42とを有する。
SE UART33及びUSB論理回路34は、命令及び伝送データをMCU17との間で交換する。その際、第1バス44及び第2バス45を用いる。トランシーバ回路19は、例えば異なるデータ線および制御線構成を備えるなどの変更が可能である。例えば、Fse0/FTXデータ線26及び伝送データ線Vo31はそれぞれFse0ライン及びVo/FTXラインと置き換えることができる。その結果、Fse0ラインは単一の機能、すなわち上述したUSBモードにおいてSE0信号状態を印加する機能のみを果たすことになる。
【0022】
Vo/FTXデータ線26は二重の機能を有する。すなわち、Vo/FTXデータ線26は、上述の伝送データ線Vo31または以下に詳述する従来のTxD SEラインを供給する。この構成にはASIC18の変更が必要である。特に変更が必要なのは、スイッチ35及び36である。したがって、Se0_oライン41は恒久的にFse0ラインと接続される。Vo/FTXデータ線は、スイッチ35aを通してUART33のSETxライン39と接続する。また、制御線37が制御するスイッチ(図示せず)を通してUSB論理回路34のTxD_oライン(図示せず)とも接続する。
【0023】
図4に示すように、トランシーバ回路19は電圧VioでシステムASIC18と信号を交換する。トランシーバ回路19は、USBモードのときには標準電圧の3.3Vで、またSEモードのときには電圧Vregで周辺機器と信号を交換する。本例においては、Vio<3.3Vであり、Vio<Vregである。したがって、トランシーバ回路19はASIC18と周辺機器(図示せず)との間で信号をレベルシフトする。
トランシーバ回路19は第1及び第2出力手段46、47を備える。送受信制御線OE#30は出力手段46、47をイネーブルしてデータを伝送する。一方、速度制御線32は伝送データのスルーレートを決定する。
【0024】
USBモードにおいては、USB論理回路34は第1出力手段46にUSB伝送データ線Vo31からの伝送データを供給する。また、第1データ経路Fse0/FTX26に沿って信号SE0を供給する。USB伝送データ線Vo31は、第2出力手段47にも伝送データを供給する。信号SE0は第1出力手段46及び第2出力手段47を制御し、D+=D−=0Vとなるようにする。したがって、D+/RxDデータ線22とD−/TxDデータ線23とは、従来のUSBのデータ線と同様、それぞれD+とD−として駆動する。
【0025】
SEモードにおいては、SE UART33は第1出力手段46に、第1データ経路Fse0/FTX26からの伝送データを供給する。信号SEモード25は、第1出力手段46と第2出力手段47とをSEモードに切換える。したがって、D−/TxDデータ線23は従来のSEラインと同様、TxDとして駆動する。
トランシーバ19は、第1入力手段48と、第2入力手段49と、第3入力手段50とをさらに備える。
【0026】
USBモードにおいては、第1入力手段48にはD−/TxDデータ線23から受信したデータが供給される。第1入力手段はこのデータをデータ線Vm28を用いてUSB論理回路34に供給する。同様に、第2入力手段49にはD+/RxDデータ線22から受信したデータが供給される。第2入力手段はこのデータを第2データ線Vp/FRX27を用いてUSB論理回路34に供給する。第3入力手段50はD+/RxDデータ線22とD−/TxDデータ線23との両方からデータを受信し、ディファレンシャル受信データ信号RCVをUSB論理回路34に供給する。
SEモードにおいては、D+/RxDデータ線22は第2入力手段49に受信データを供給する。第2入力手段49はこのデータを第2データ線Vp/FRX27を用いてSE UART回路33に供給する。
【0027】
入力手段48、49、50及び出力手段46、47は、データの切換えとともに、レベルシフティング及び信号調整を行う。これは、周辺機器から受信したデータと周辺機器に送信したデータ(図示せず)とについて行われる。
送受信信号の電圧レベルのシフティングに関しては、トランシーバ回路は電圧基準源を有する。端末への電源供給が行われている間、回路19には継続的に電源Vio51が供給される。このとき、MCU17が電源Vreg52を制御する。Vbus20はコネクタ8を通して供給される。したがって、SEモードにおいては、トランシーバ回路19は電源Vio51及びVreg52の供給を受ける。一方USBモードにおいては、トランシーバ回路19は電源Vio51及びVbus20の供給を受ける。
【0028】
次に、SE伝送モード及びUSB伝送モードについて以下に詳述する。
図3及び図5に示すように、キーボード53はコネクタ8を使用して端末1に接続している。キーボード53は、RS−232規格に基づいて通信を行う。また、キーボード53は抵抗器(図示せず)を有し、この抵抗器はステータスライン24を接地に接続する。第1検出回路381は抵抗を測定し、それによってMCU17は、キーボード53がSE伝送モードに基づいて駆動する単純な周辺機器であると判断する。コントローラ17は制御線37に「1」を印加し、トランシーバ19をSE伝送モードに切換える。
制御線37上のハイ信号はデータ経路26、27をそれぞれSE UART33のSETxライン39及びSERxライン40に切換える。その結果、コネクタ8のD+ライン22は受信(Rx)ラインとして駆動し、コネクタ8のD−ライン23は送信(Tx)ラインとして駆動する。
【0029】
図3及び図6に示すように、端末1はUSBケーブル54を用いてUSBハブ56のポート55と接続する。ハブ56はケーブル57を用いてPC(図示せず)に接続される。ステータスライン24は接続されず、Vioのフロートにに残される。
第2検出回路382はVbusを検出し、それによってマイクロコントローラ17は、端末がUSBホストに接続しているか否かを判断するとともに、USB伝送モードで駆動する。コントローラ17は制御線37に「0」を印加し、制御線37はトランシーバ19をUSB伝送モードにスイッチする。
【0030】
制御線37上のロー信号はデータ経路26、27をそれぞれUSB論理回路34のSe0_oライン39及びRxdp_iライン40に切換える。その結果、D+ライン22及びD−ライン23は従来のUSB伝送モードで用いられる。当然のことながら、端末1はPCに直接接続することが可能である。
これには、USBインターフェースを使用でき、SE伝送で駆動するシステムと下位互換性を有するという利点がある。ピンやコネクタを追加提供する必要は無い。
【0031】
本発明によれば、シングルエンド(SE)モードにおいて、1本のライン22がデータの受信に、別のライン23がデータの送信に使用される。したがって、端末1は別の周辺機器との間で信号を同時に送受信できる。すなわち、全二重通信が可能である。ライン22及び23のうちどちらか一方あるいは両方は、1つ以上の周辺機器と半二重通信を行うような構成であってもよい。例えば、各ライン22、23をSEモードで送信と受信との両方に用いる場合、すなわち半二重通信の場合、これらのラインは互いに独立して使用される。そのため、端末1は別々の2つの機器と通信を行うことができる。ライン22、23は、同一の機器との半二重通信に用いられてもよい。半二重通信中は、ライン22、23は端末からの信号を同時にまたは別々に伝送する。
【0032】
上述した実施例に関して様々な変更が可能であることは明らかである。携帯電話端末のかわりに様々なタイプの携帯デジタル機器を使用してもよい。その例としては、携帯情報端末、デジタルカメラ、MP3プレイヤー、携帯ゲーム機などが挙げられる。ホストはPCである必要はないが、PCであってもよい。例えば、ソニーのPlaystation2あるいはマイクロソフトのX-boxであってもよい。
MCU及び/またはトランシーバ回路はシステムASICに統合されてもよい。USBモードとSEモードとの切換えには、異なる信号を使用してもよい。例えば、トランシーバ回路19は、SEモードライン25に「1」を印加することによってUSBモードに切換えることができる。また、「0」を印加すればSEモードに切換えることができる。データバス通信を用いて、もっと複雑な信号構成を代わりに使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】携帯電話端末の斜視図。
【図2】携帯電話回路の概略図。
【図3】シリアル入出力回路の概略図。
【図4】トランシーバ回路の概略図。
【図5】シングルエンドデータ伝送を利用したキーボードと携帯電話機との接続を示す図。
【図6】双方向ディファレンシャルデータ伝送を利用したパーソナルコンピュータと携帯電話機との接続を示す図。
【0001】
本発明は、第1または第2データ伝送モードで、ある電子装置と別の電子装置との間で通信を行うことを可能にする通信インターフェースに関する。
【背景技術】
【0002】
ユニバーサル・シリアル・バス(USB)規格は、4線バスを通して、1台のホスト(通常はパーソナルコンピュータ(PC))に最大127個の周辺機器を取り付けることができる。周辺機器とは、例えばプリンタ、スキャナ、キーボード、モデム、カメラ、記憶装置などである。これらの周辺機器はPCに直接接続してもよいし、ハブを経由して接続してもよい。ハブを用いると、より多くの接続が可能になる。
【0003】
USBの利点は、タイプの異なる装置の接続を画一化できるという点である。また、周辺機器は、PCのスイッチがオンの場合や別の装置の使用中でも接続が可能である。USBが対応するデータ転送速度は、480Mbpsまでである。
USBの概要については、J.Garney他著「USBハードウェアとソフトウェア」(Anna Books、1998年、ISBN 0-929392-3-X)を参照されたい。また、USB規格の現在のバージョンは、www. usb.orgまたはUSB−IF管理局(5440 SW Westgate Drive, Suite 217, Portland, OR 97221 USA)から入手可能である。
【0004】
現在、USBに対応する携帯電話端末が売り出されている。USBインターフェースによって、携帯電話端末とPCまたは周辺機器との接続が可能になる。これによって端末は周辺機器またはホストとしての役割を果たす。このような端末はUSBの利点の多くを享受することになるが、同時に欠点も持ち合わせる。端末と接続する周辺機器は本来簡単なつくりだが、周辺機器自体がUSBに対応しなければならないために、不必要に複雑かつ高価になってしまう。さらに、周辺機器は、一度接続が確立すると、限られたバッテリ容量しかもたない端末から電流を奪ってしまう。
【0005】
携帯電話端末はRS−232規格に基づいた簡単なシリアル通信インターフェースを有し、シングルエンド伝送を行う。そのため、携帯電話端末とキーボードなどの周辺機器とを接続し、ショートメッセージサービス(SMS)や電子メールの入力を行うことができる。こうしたタイプのインターフェースは必要とする電流が少ないため、低出力のアプリケーションに適している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
USBインターフェースを備えることによって生じる欠点を克服するためには、単一の端末に両タイプのインターフェースを備えてもよい。しかし、これは小さな端末にとっては実用的でない。また、コネクタを画一化する意味が失われてしまう。
本発明はこの問題に対する解決策を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明が提供するのは、第1または第2データ伝送モードで、ある電子装置と別の電子装置との間で通信を行うための通信インターフェースである。
本発明がさらに提供するのは、インターフェースを含む電子装置である。
この電子装置は携帯可能であり、携帯電話端末、携帯情報端末あるいは携帯発信機、デジタルカメラ、MP3プレイヤー、携帯ゲーム機であってもよい。
【0008】
本発明が提供する通信インターフェースは、第1データ伝送モードで通信を行うための第1通信手段と、第2データ伝送モードで通信を行うための第2通信手段と、第1及び第2通信手段を選択的に共通の伝送経路と接続するための切換え手段とを具備する。
第1データ伝送モードは、データのシリアル伝送を行う。これは例えばシングルエンドデータ伝送である。
第2データ伝送モードは、データのシリアル伝送を行う。これは例えばディファレンシャル伝送である。また、USB規格に準拠する。
【0009】
インターフェースは第1及び第2入出力データ線を備える。この第1及び第2入出力データ線は第2データ伝送モードでのデータの送受信に使用する。第1入出力データ線はデータの受信に使用し、第2入出力データ線は第1データ伝送モードでのデータの送信に使用する。
第1入出力データ線は第1データ伝送モードでのデータの送受信に使用する。第2入出力データ線は第1データ伝送モードでのデータの送受信に使用する。第1及び第2入出力データ線はそれぞれD+ライン及びD−ラインを備える。第1及び第2入出力データ線はデータバスに接続可能である。
【0010】
インターフェースはデータバスを接続するコネクタをさらに具備していてもよい。データバスはUSB規格に準拠したものである。
第1データ伝送モードは第1電圧レベルセットを使用する。一方、第2データ伝送モードは第2電圧レベルセットを使用する。第1電圧レベルセットと第2電圧レベルセットは異なる。切換え手段は、第1または第2電圧レベルセットを別の電圧レベルセットに変更するための手段を備える。
【0011】
インターフェースは、共通の伝送経路上でのデータ伝送モードを決定するための手段をさらに備える。
データ伝送モードを決定するための手段は、ステータスラインを検知する手段と電源ラインを検知するための手段とを備える。
第1通信手段は全二重通信または半二重通信用に構成される。
インターフェースは電子装置に組み込まれる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1及び図2に示すのは携帯電話端末1である。携帯電話端末1は、ケース2、バッテリパック3、液晶ディスプレイ(LCD)パネル4、マイクロホン5、受話口6、キーパッド7、コネクタ8、アンテナ9、加入者識別モジュール(SIM)カード10、SIMカードリーダ11を具備する。
携帯電話回路は、無線インターフェース回路12、コーデック回路13、コントローラ14、メモリ15、入出力(I/O)トランシーバ回路16を含む。I/Oトランシーバ回路16によってSEモード及びUSBモードのシリアルデータ伝送が可能になる。
【0013】
図3に示すように、I/Oトランシーバ回路16は、マイクロコントローラユニット(MCU)17、特定用途向け集積回路(ASIC)18及びトランシーバ回路19を備える。本例においては、コネクタ8は端末1をUSBホスト(図示せず)と接続するのに適している。コネクタ8はUSB規格に準拠する。
当然のことながら、「B」型プラグは接続ケーブルの端にあり、これを用いて端末1をUSB周辺機器に接続する。コネクタ8は端末1を他のタイプの周辺機器(図示せず)と接続するのにも適している。周辺機器は、SEデータ伝送モードを利用する。データ伝送モードとは、装置や回路など2つのものの間でデータ伝送を行うための構成のことで、ハードウェアやソフトウェアも含まれる。
コネクタ8は、電源(Vbus)ライン20、接地(GND)ライン21、データ線22(D+/RxD)及び23(D−/TxD)を有するUSBポートである。
【0014】
また、コネクタ8はステータスライン(Id)24を有する。Id24は端末1と周辺機器(図示せず)との間でのデータ伝送モードを決定する。電源ライン20、接地ライン21、データ線22、23はトランシーバ回路19につながっている。
トランシーバ回路19は、2種類の伝送モード、すなわちUSB伝送モードとSE伝送モードとで駆動可能である。各モードともそれぞれに利点を備えている。USB伝送は、ディファレンシャルデータ伝送方式を利用する。これは特に、高いデータ転送速度の場合にノイズ棄却性能を発揮する。一方、SE伝送はUSB伝送と異なり、厳密な時間的要件を持たない。また、SE伝送はキーボードなどの周辺機器を必要とせず(図5)、5ボルトの電源で駆動する。
【0015】
トランシーバ回路19は、システムASIC18とコネクタ8に接続されたデータバス(図示せず)との間でインターフェースとして機能する。トランシーバ回路19はレベルシフトし、データを調整して、端末1をどちらかのタイプのインターフェースを有する周辺機器とともに使用できるようにする。
例えば、レベルシフティングはASIC18が使用する比較的低い電圧とUSB伝送に使用する比較的高い電圧との間で信号を変換する段階を含む。一方、信号調整はD+/RxDデータ線22及びD−/TxDデータ線23上での設定立ち上がり時間及び立ち下がり時間を含む。
【0016】
トランシーバ回路19は、SEモードライン25に2進法の「0」信号を印加するとUSB伝送モードに、「1」信号を印加するとSE伝送モードに切換えることができる。トランシーバ回路19は第1データ経路(Fse0/FTX)26及び第2データ経路(Vp/FRX)27に対応し、システムASIC18にデータを送信するとともに、システムASICからデータを受信する。Fse0/FTXデータ経路26およびVp/FRXデータ経路27とD+/RxDデータ線22およびD−/TxDデータ線23との間の関係は、以下に詳述される。
【0017】
トランシーバ回路19は、複数のUSB仕様のデータ及び制御線を有する。ここにはデータ線Vm28も含まれる。データ線Vm28は、D−/TxDデータ線23と、ディファレンシャル受信データ線RCV29と、送受信制御線OE#30と、伝送データ線Vo31と、速度制御線SPEED32とを介して受信したデータのために経路を提供する。
送受信制御線OE#30は、データの送受信を制御する。また、速度制御線SPEED32は、伝送されたデータのスルーレートを選択する。本例においては、伝送データのスルーレートは4乃至20nsの間、または75乃至300nsの間であってもよい。
【0018】
システムASIC18は、シングルエンド汎用非同期送受信回路(SE UART)33とUSB論理回路34とを備える。USB論理回路34はUSBデータ命令を符号化及び復号化する。Fse0/FTXデータ経路26及びVp/FRXデータ経路27はSE UART33とUSB論理回路34との間で切換えられる。この切換えは、スイッチの第1組35a,35bと第2組36a,36bとがそれぞれ行う。
【0019】
これらのスイッチはMCU17からの制御線37が制御する。制御線37はSEモードライン25を通して信号の供給も行う。システムASIC18は第1検出回路381も備える。第1検出回路381は、コネクタ8におけるステータスラインId24の抵抗を計測して、周辺機器(図示せず)のデータ伝送のタイプを決定する。ステータスラインId24は弱いプルアップ抵抗40を通して端末電源39(例えばバッテリ3)と接続する。
【0020】
本例においては、抵抗器40の値は220kΩである。当然のことながら、抵抗を測る代わりに信号方式を使用してもよい。システムASIC18は第2検出回路382を備えていてもよい。第2検出回路382はVbus電源供給ライン20と接続する。検出回路38はMCU17に報告し、これによってMCU17はデータ伝送モードを決定する。
SE UART回路33は、周辺機器(図示せず)へのデータ伝送用のSETxライン39と、周辺機器(図示せず)からのデータ受信用のSERxライン40とを有する。
【0021】
USB論理回路34は、信号状態SE0をFse0/FTXライン26に印加してD+/RxDデータ線22及びD−/TxDデータ線23とを0ボルトで駆動するためのSe0_oライン41と、受信したD+データを検出するRxdp_iライン42とを有する。
SE UART33及びUSB論理回路34は、命令及び伝送データをMCU17との間で交換する。その際、第1バス44及び第2バス45を用いる。トランシーバ回路19は、例えば異なるデータ線および制御線構成を備えるなどの変更が可能である。例えば、Fse0/FTXデータ線26及び伝送データ線Vo31はそれぞれFse0ライン及びVo/FTXラインと置き換えることができる。その結果、Fse0ラインは単一の機能、すなわち上述したUSBモードにおいてSE0信号状態を印加する機能のみを果たすことになる。
【0022】
Vo/FTXデータ線26は二重の機能を有する。すなわち、Vo/FTXデータ線26は、上述の伝送データ線Vo31または以下に詳述する従来のTxD SEラインを供給する。この構成にはASIC18の変更が必要である。特に変更が必要なのは、スイッチ35及び36である。したがって、Se0_oライン41は恒久的にFse0ラインと接続される。Vo/FTXデータ線は、スイッチ35aを通してUART33のSETxライン39と接続する。また、制御線37が制御するスイッチ(図示せず)を通してUSB論理回路34のTxD_oライン(図示せず)とも接続する。
【0023】
図4に示すように、トランシーバ回路19は電圧VioでシステムASIC18と信号を交換する。トランシーバ回路19は、USBモードのときには標準電圧の3.3Vで、またSEモードのときには電圧Vregで周辺機器と信号を交換する。本例においては、Vio<3.3Vであり、Vio<Vregである。したがって、トランシーバ回路19はASIC18と周辺機器(図示せず)との間で信号をレベルシフトする。
トランシーバ回路19は第1及び第2出力手段46、47を備える。送受信制御線OE#30は出力手段46、47をイネーブルしてデータを伝送する。一方、速度制御線32は伝送データのスルーレートを決定する。
【0024】
USBモードにおいては、USB論理回路34は第1出力手段46にUSB伝送データ線Vo31からの伝送データを供給する。また、第1データ経路Fse0/FTX26に沿って信号SE0を供給する。USB伝送データ線Vo31は、第2出力手段47にも伝送データを供給する。信号SE0は第1出力手段46及び第2出力手段47を制御し、D+=D−=0Vとなるようにする。したがって、D+/RxDデータ線22とD−/TxDデータ線23とは、従来のUSBのデータ線と同様、それぞれD+とD−として駆動する。
【0025】
SEモードにおいては、SE UART33は第1出力手段46に、第1データ経路Fse0/FTX26からの伝送データを供給する。信号SEモード25は、第1出力手段46と第2出力手段47とをSEモードに切換える。したがって、D−/TxDデータ線23は従来のSEラインと同様、TxDとして駆動する。
トランシーバ19は、第1入力手段48と、第2入力手段49と、第3入力手段50とをさらに備える。
【0026】
USBモードにおいては、第1入力手段48にはD−/TxDデータ線23から受信したデータが供給される。第1入力手段はこのデータをデータ線Vm28を用いてUSB論理回路34に供給する。同様に、第2入力手段49にはD+/RxDデータ線22から受信したデータが供給される。第2入力手段はこのデータを第2データ線Vp/FRX27を用いてUSB論理回路34に供給する。第3入力手段50はD+/RxDデータ線22とD−/TxDデータ線23との両方からデータを受信し、ディファレンシャル受信データ信号RCVをUSB論理回路34に供給する。
SEモードにおいては、D+/RxDデータ線22は第2入力手段49に受信データを供給する。第2入力手段49はこのデータを第2データ線Vp/FRX27を用いてSE UART回路33に供給する。
【0027】
入力手段48、49、50及び出力手段46、47は、データの切換えとともに、レベルシフティング及び信号調整を行う。これは、周辺機器から受信したデータと周辺機器に送信したデータ(図示せず)とについて行われる。
送受信信号の電圧レベルのシフティングに関しては、トランシーバ回路は電圧基準源を有する。端末への電源供給が行われている間、回路19には継続的に電源Vio51が供給される。このとき、MCU17が電源Vreg52を制御する。Vbus20はコネクタ8を通して供給される。したがって、SEモードにおいては、トランシーバ回路19は電源Vio51及びVreg52の供給を受ける。一方USBモードにおいては、トランシーバ回路19は電源Vio51及びVbus20の供給を受ける。
【0028】
次に、SE伝送モード及びUSB伝送モードについて以下に詳述する。
図3及び図5に示すように、キーボード53はコネクタ8を使用して端末1に接続している。キーボード53は、RS−232規格に基づいて通信を行う。また、キーボード53は抵抗器(図示せず)を有し、この抵抗器はステータスライン24を接地に接続する。第1検出回路381は抵抗を測定し、それによってMCU17は、キーボード53がSE伝送モードに基づいて駆動する単純な周辺機器であると判断する。コントローラ17は制御線37に「1」を印加し、トランシーバ19をSE伝送モードに切換える。
制御線37上のハイ信号はデータ経路26、27をそれぞれSE UART33のSETxライン39及びSERxライン40に切換える。その結果、コネクタ8のD+ライン22は受信(Rx)ラインとして駆動し、コネクタ8のD−ライン23は送信(Tx)ラインとして駆動する。
【0029】
図3及び図6に示すように、端末1はUSBケーブル54を用いてUSBハブ56のポート55と接続する。ハブ56はケーブル57を用いてPC(図示せず)に接続される。ステータスライン24は接続されず、Vioのフロートにに残される。
第2検出回路382はVbusを検出し、それによってマイクロコントローラ17は、端末がUSBホストに接続しているか否かを判断するとともに、USB伝送モードで駆動する。コントローラ17は制御線37に「0」を印加し、制御線37はトランシーバ19をUSB伝送モードにスイッチする。
【0030】
制御線37上のロー信号はデータ経路26、27をそれぞれUSB論理回路34のSe0_oライン39及びRxdp_iライン40に切換える。その結果、D+ライン22及びD−ライン23は従来のUSB伝送モードで用いられる。当然のことながら、端末1はPCに直接接続することが可能である。
これには、USBインターフェースを使用でき、SE伝送で駆動するシステムと下位互換性を有するという利点がある。ピンやコネクタを追加提供する必要は無い。
【0031】
本発明によれば、シングルエンド(SE)モードにおいて、1本のライン22がデータの受信に、別のライン23がデータの送信に使用される。したがって、端末1は別の周辺機器との間で信号を同時に送受信できる。すなわち、全二重通信が可能である。ライン22及び23のうちどちらか一方あるいは両方は、1つ以上の周辺機器と半二重通信を行うような構成であってもよい。例えば、各ライン22、23をSEモードで送信と受信との両方に用いる場合、すなわち半二重通信の場合、これらのラインは互いに独立して使用される。そのため、端末1は別々の2つの機器と通信を行うことができる。ライン22、23は、同一の機器との半二重通信に用いられてもよい。半二重通信中は、ライン22、23は端末からの信号を同時にまたは別々に伝送する。
【0032】
上述した実施例に関して様々な変更が可能であることは明らかである。携帯電話端末のかわりに様々なタイプの携帯デジタル機器を使用してもよい。その例としては、携帯情報端末、デジタルカメラ、MP3プレイヤー、携帯ゲーム機などが挙げられる。ホストはPCである必要はないが、PCであってもよい。例えば、ソニーのPlaystation2あるいはマイクロソフトのX-boxであってもよい。
MCU及び/またはトランシーバ回路はシステムASICに統合されてもよい。USBモードとSEモードとの切換えには、異なる信号を使用してもよい。例えば、トランシーバ回路19は、SEモードライン25に「1」を印加することによってUSBモードに切換えることができる。また、「0」を印加すればSEモードに切換えることができる。データバス通信を用いて、もっと複雑な信号構成を代わりに使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】携帯電話端末の斜視図。
【図2】携帯電話回路の概略図。
【図3】シリアル入出力回路の概略図。
【図4】トランシーバ回路の概略図。
【図5】シングルエンドデータ伝送を利用したキーボードと携帯電話機との接続を示す図。
【図6】双方向ディファレンシャルデータ伝送を利用したパーソナルコンピュータと携帯電話機との接続を示す図。
Claims (26)
- 第1または第2データ伝送モードで、ある電子装置と別の電子装置との間で通信を行うための通信インターフェースであって、
前記インターフェースは、
前記第1データ伝送モードで通信を行うための第1通信手段と、
前記第2データ伝送モードで通信を行うための第2通信手段と、
前記第1及び第2通信手段を選択的に共通の伝送経路に接続するための切換え手段と、
を具備することを特徴とするインターフェース。 - 請求項1に記載のインターフェースにおいて、
前記第1データ伝送モードがデータのシリアル伝送を行うことを特徴とするインターフェース。 - 請求項1または2に記載のインターフェースにおいて、
前記第1データ伝送モードがシングルエンドデータ伝送を行うことを特徴とするインターフェース。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載のインターフェースにおいて、
前記第2データ伝送モードがデータのシリアル伝送を行うことを特徴とするインターフェース。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載のインターフェースにおいて、
前記第2データ伝送モードがデータのディファレンシャル伝送を行うことを特徴とするインターフェース。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載のインターフェースにおいて、
前記第2データ伝送モードがユニバーサル・シリアル・バス(USB)規格に準拠することを特徴とするインターフェース。 - 請求項1に記載のインターフェースにおいて、
前記第1データ伝送モードがシングルエンド伝送を行い、
前記第2データ伝送モードがUSB規格に準拠することを特徴とするインターフェース。 - 請求項7に記載のインターフェースにおいて、
第1及び第2入出力データ線を備えることを特徴とするインターフェース。 - 請求項8に記載のインターフェースにおいて、
前記第1及び第2入出力データ線を使用して、前記第2データ伝送モードでデータの送受信を行うことを特徴とするインターフェース。 - 請求項8または9に記載のインターフェースにおいて、
前記第1入出力データ線を使用してデータの受信を行い、
前記第2入出力データ線を使用して、前記第1データ伝送モードでデータの送信を行うことを特徴とするインターフェース。 - 請求項8乃至10のいずれかに記載のインターフェースにおいて、
前記第1入出力データ線を使用して、前記第1データ伝送モードでデータの送受信を行うことを特徴とするインターフェース。 - 請求項8乃至11のいずれかに記載のインターフェースにおいて、
前記第2入出力データ線を使用して、前記第1データ伝送モードでデータの送受信を行うことを特徴とするインターフェース。 - 請求項8乃至12のいずれかに記載のインターフェースにおいて、
前記第1及び第2入出力データ線がD+及びD−ラインをそれぞれ備えることを特徴とするインターフェース。 - 請求項8乃至13のいずれかに記載のインターフェースにおいて、
前記第1及び第2入出力データ線がデータバスに接続可能であることを特徴とするインターフェース。 - 請求項1乃至14のいずれかに記載のインターフェースにおいて、
データバスを接続するためのコネクタをさらに備えることを特徴とするインターフェース。 - 請求項15に記載のインターフェースにおいて、
前記コネクタがUSB規格に準拠することを特徴とするインターフェース。 - 請求項1乃至16のいずれかに記載のインターフェースにおいて、
前記第1データ伝送モードが第1電圧レベルセットを使用することを特徴とするインターフェース。 - 請求項17に記載のインターフェースにおいて、
前記第2データ伝送モードが第2電圧レベルセットを使用することを特徴とするインターフェース。 - 請求項18に記載のインターフェースにおいて、
前記切換え手段が前記第1または第2電圧レベルセットを別の電圧レベルセットに変更する手段を備えることを特徴とするインターフェース。 - 請求項1乃至19のいずれかに記載のインターフェースにおいて、
前記共通の伝送経路上でのデータ伝送モードを決定する手段をさらに備えることを特徴とするインターフェース。 - 請求項20に記載のインターフェースにおいて、
前記データ伝送モードを決定する手段がステータスラインを検知する手段を備えることを特徴とするインターフェース。 - 請求項20または21に記載のインターフェースにおいて、
前記データ伝送モードを決定する手段が電源ラインを検知する手段を備えることを特徴とするインターフェース。 - 請求項1乃至22のいずれかに記載のインターフェースにおいて、
前記電子装置に組み込まれることを特徴とするインターフェース。 - 請求項1乃至23のいずれかに記載のインターフェースにおいて、
前記第1通信手段が全二重通信用に構成されることを特徴とするインターフェース。 - 請求項1乃至24のいずれかに記載のインターフェースにおいて、
前記第1通信手段が半二重通信であることを特徴とするインターフェース。 - 請求項1乃至25のいずれかに記載のインターフェースを含む電子装置。
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