JP2004534629A - プラスチックマッサージボトル - Google Patents
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Abstract
キャップによって開放及び閉鎖される注入口を有した首部と、該首部から延長される肩部と、底部と、前記肩部と前記底部を相互連結したボディ部と、を有している。前記ボディ部は、前記マッサージボトルが身体に対して叩かれまたは加圧されたときに、弾性変形が可能となるように0.1mmから0.6mmの厚みで形成されている。前記ボディ部は、前記ボトルが身体に対して叩かれまたは加圧されたときに、前記身体に接触して、前記身体の多数の区別された隣接地点にマッサージ圧力を加えることが可能な形状及び配列からなる圧力マッサージ手段を含む。マッサージ用流体は、前記ボトルの叩く動作または加圧する動作に呼応して運動エネルギーが生ずるように前記プラスチックボトル内部に少なくとも部分的に充填されている。
【選択図】図1a
【選択図】図1a
Description
【技術分野】
【0001】
本発明はプラスチックボトルに関するものであって、特に、マッサージ道具として利用可能なプラスチックマッサージボトルに関するものである。そして、このマッサージ道具であるプラスチックマッサージボトルは、そのボディ部に、該ボトルの動きに呼応して運動エネルギーを発生することが可能な流体を少なくとも部分的に充填している。さらに、このボディ部の厚みは、マッサージボトルで身体を叩くまたは加圧したときに弾性変形が可能な程度に十分薄い。さらに、該マッサージボトルは、ボトルで身体を叩く又は加圧したときに、身体の多数の区別された隣接地点にマッサージ圧力を加えることが可能な形状及び配列からなる圧力マッサージ手段をボディ部に形成している。
【背景技術】
【0002】
一般的にブロー成形(blow molding)技術で製造され、食品及び飲料用として使用される合成樹脂製のボトルは、例えば、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate)(以下「PET」という)またはポリエチレン(polyethylene)及びポリプロピレン(polypropylene)の系列の熱可塑性合成樹脂の材料で製造されているが、以下では説明の便宜上、このような合成樹脂製ボトルをプラスチックボトル(plastic bottle)と総称する。
【0003】
このようなプラスチックボトルは、軽くて壊れにくく、取り扱いが簡単なため、その需要は、ガラスボトルと金属缶の代用品として食品及び飲料産業において、拡大している。そして最近では、米国、ヨーロッパ、日本で皮膜によるガス遮断性能を改善したビール貯蔵用のPETボトルが開発されたことにより、その使用用途は益々広がっている。
【0004】
特にPETボトルは、人体に無害でありリサイクルも可能で、焼却の時にも有害物質が生じないので環境に対して優しく、炭酸ガスや酸素などのガス遮断性が優れているので飲料を長時間変質させない特性を有している。また、PETボトルは、ガラスボトルや金属缶に比べ、軽量素材であって、衝撃強度及び剛性に優れており、再密封も可能で、成形性、及び透明性などにも優れている。
【0005】
このようなPETボトルは、用途にしたがって、即ち充填物を充填した後、ボトルにかかる内圧にしたがって幾つかの種類に分類される。
【0006】
充填物が常圧状態で注入されるミネラルウォータ、醤油、食用油、焼酎、濁酒及び食料品等に使われる常圧(normal pressure)ボトルと、充填物が充填されるときに、内圧が常圧より高い物としてコーラ、又は炭酸水などの主に炭酸飲料用として使われる耐圧(pressure resistant)ボトルと、低炭酸飲料を充填後に、内容物を熱水で殺菌させることができるようにする物として牛乳炭酸飲料、麦炭酸飲料等に使われる耐熱圧(heat and pressure resistant)ボトルと、内容物の充填温度が約85から95°C位の温度で充填すること(hot fillng)が可能なボトルであり、ジュースなどの果汁飲料、混合飲料、お茶、コーヒー類、スポーツ飲料等に使われる耐熱(heat resistance)ボトルと、に各々区分される。
【0007】
ところで、このような食品及び飲料用のプラスチックボトル製品を購入した消費者は、内容物を飲む又は飲み干した後に、プラスチックボトルをそのまま捨てる傾向にあるのがほとんどである。このような行為は、有用な資源を無駄にしてしまうことであり、ボトル自体のかさによってごみ処理するには困難となる。仮にプラスチックボトルを回収してリサイクルするとしても、設備及び費用がかかり、経済的側面から有益ではない。したがって、プラスチックボトルは、飲料を溜めておくボトルであって、その用途が限定されるので、今日では、再使用がほとんどなされていないのが実情である。
【0008】
ここで、発明者たちはプラスチックボトルの固有の用途以外に、プラスチックボトルに充填された流体の内容物を飲む又は飲み終えた後に、このプラスチックボトルに流体を適当に充填させてマッサージ道具として再使用することによって、プラスチックボトルの効用価値を高めることに注目した。具体的には、発明者たちは、プラスチックボトルを身体に対して叩く、加圧する、または手でボトルを揉む、又は擦り付けることにより有用なマッサージ効果を得ることのできる、すなわちマッサージ道具として再使用することができるプラスチックボトルを開発するに至った。
【0009】
まず、本発明に至るまで発明者たちが検討した従来技術を説明する。
【0010】
第一従来技術の類型
ブロー成形で製造された食品または飲料用のプラスチックボトルの従来技術としては、大韓民国意匠登録第192887号、第194598号及び米国意匠特許D.369,556号、D.395,826号、D.411,457号、D.411,740号、D.448,677号及び米国特許第5,499,730号などが挙げられ、これらの参考文献には、プラスチックボトルのボディ部の外周面の一部分または全体の部分に備えられた大よそダイアモンド型のパネル形状の一定パターンを有するプラスチックボトルが提案されている。
【0011】
また、従来技術として米国特許第5,642,826号明細書には、炭酸飲料のガスが飲料から放出されるか喪失される程度を減少させる目的で、容器のボディ部の外周面にダイアモンド形状のパネルを適当に形成された、潰れることのできる容器(Collapsible Container)が開示されている。この容器は、ダイアモンド形のパネルに沿って折り潰れることができるようにして、容器の内部のかさを、減少するようにしたものである。
【0012】
このような第一類型の従来技術のボトル及び容器は、ボディ部の表面にダイアモンド形状が、単純に美観を目的とするか、機械的な強度を高めるためのものであるか、または容器がうまく潰れるようにしたものであり、マッサージ効果を目的とはしていない。
【0013】
第二従来技術の類型
ボトルまたはプラスチック容器にブラシ、櫛またはマッサージ用の突起を一体に形成した技術が提案されている。
【0014】
たとえば、米国意匠特許D.264,181号には、ボトルのボディの外周面にブラシが一体に形成されたボトルが開示されている。米国意匠特許D.251,826号には、ボトルのボディ部の外側に各々髪手入れ用の櫛とマッサージ用の突起を一体に形成したボトルが示されている。日本の特開平10−248634号公報には、プラスチック容器のボディ部の外周面の片方または容器のキャップに円錐型でできており、シャンプーによって泡立つ髪を掻き回して洗うと同時に頭皮に刺激を与えてマッサージ効果を得ることができる、長い脚長の突起(long leg protrusions)を多数有した整髪容器が示されている。米国特許第3,011,499号明細書には、日本の特開平10−248634号公報と同様に、櫛及びブラシの機能等を兼ねた多目的容器が記載されている。
【0015】
このような第二の類型の従来技術は、髪を洗う時に、容器を頭皮に擦り付けるか加圧することのよって得られる頭皮マッサージにのみに限定された効果を有する。
【0016】
第三従来技術の類型
米国特許第5,284,272号明細書には、マッサージ装置を具備した多目的容器及びキャップの構造が開示されているが、このマッサージ装置は、マッサージ師らがマッサージ施術に必要な香料や薬液を充填して携帯することができるようになっている。そして、容器の下部面にある半球形の突起部または尖った形状のキャップを用い、被施術者の皮膚に当てて回転させるか押すことによって、異なる二つのマッサージ効果を得ることができるようにしたものである。
【0017】
また、大韓民国実用新案登録第72164号公報には、化粧品容器兼用のマッサージ用具が、日本の特開平11−309081号公報には、容器押付け装置が開示されている。これらは、共通して容器のボディ部の一側面に、ボディ部を片手でつかめる握りを形成し、その反対側のボディ部の他側面に、半球形のマッサージ突起を多数形成しており、前記マッサージ突起を身体に接触して擦り付けるか加圧して皮膚と接触することで摩擦効果またはマッサージ効果を得ることができるようにしたものである。
【0018】
このような第三類型の従来技術は、いわゆる静的な(static)方式であるためマッサージ効果が制限される。
【0019】
第四従来技術の類型
一方、大韓民国意匠登録第149790号及び大韓民国実用新案公開第94―26707号公報には、突起鍼を有したガラスボトル(glass bottle)に関する技術が記載されている。この文献には、ガラスボトルのボディ部に尖った突起鍼を多数形成して前記ボトルを手に取るとき前記突起鍼が手の平のふさわしい地点を刺激するようにして韓国で有名な鍼の効果を得るようにしたボトルが記載されている。
【0020】
このような第四類型の従来技術は、手でボトルのボディ部を握ることによって手を刺激する効果を得るものであって、使用者がガラスボトルを身体に叩いてマッサージ行為をする場合に、ガラスボトルの運動エネルギーはそっくりそのまま身体に伝えられるので耐えられない痛症を伴う。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
本発明は、上記のような従来技術の持っている問題点を解決することができるようにしたものであって、本発明の主な目的とするところは、身体に衝撃エネルギーを伝えず吸収するようなウォータークッション効果を提供でき、効果的に痛症なしでソフトに身体をマッサージできるプラスチックマッサージボトルを提供することにある。
【0022】
本発明の他の目的は、プラスチックボトルに満たされる流体の充填量を調節して身体に多様な形態のマッサージをすることのできる、プラスチックマッサージボトルを提供することである。
【0023】
本発明のまた他の目的は、プラスチックボトルに充填された冷たい流体と共にボトルの打撃動作時に発生する打撃音とによって、涼しいマッサージ効果を得ることのできるプラスチックマッサージボトルを提供することである。
【0024】
本発明のまた他の目的は、プラスチックボトルの使用中あるいは使用後に、プラスチックボトルの効用価値を向上させるようにした、プラスチックボトルを提供することである。
【0025】
本発明のまた他の目的は、ボディ部の外周面に形成された多数の圧力マッサージ突起等が透過光線によって屈折するような、光学的作用により装飾効果を発揮することのできる、プラスチックボトルを提供することである。
【0026】
本発明のまた他の目的は、ボトルの座屈強度及び内部耐圧をかなり改善できるプラスチックボトルを提供することある。
【課題を解決するための手段】
【0027】
上記のような目的は、本発明に係るプラスチックマッサージボトルによって達成することができ、以下にそのマッサージの原理を説明する。
【0028】
物体を打撃するとき、打撃による衝撃エネルギーは、打撃物の質量と速度によって定められる。マッサージ道具の場合には、身体とマッサージ道具との接触面積が小さいほど身体の局所部位に衝撃力が集中する。このような手段は、身体を傷つけたり身体に痛症の伴わないようにする機能的な態様を考慮する必要がある。即ち、通常の力によりマッサージ道具で身体に打撃を加える時に、身体に伝わる物理的な力を最小限に抑え、好ましくはマッサージ道具自体で衝撃エネルギーを吸収するようにしなければならない。
【0029】
二つの物体が衝突する時の衝撃エネルギーは、直ちに他のエネルギーに転換される。このような転換されたエネルギーの種類としては、二つの物体の変形、破壊、音、振動などのエネルギー及び熱エネルギー等がある。
【0030】
したがって、本発明では、プラスチックボトルで身体を打撃したときに、プラスチックボトルのボディ部に充填された流体が、瞬間的に波立ち、ボディ部が弾性的に変形するので、その結果、波立つ挙動と弾性変形との相互作用により、プラスチックボトルは、衝撃エネルギーを吸収できる。この二つのエネルギーの相互作用により、マッサージ効果は、身体に加わる初期の衝撃エネルギーによって最大になると共に、素早くエネルギーを吸収するメカニズムであるいわゆるボディ部のウォータークッション効果により、身体に衝撃エネルギーがほとんど伝わらなくなる。
【0031】
本発明の流体を充填したプラスチックボトルは、大きな質量の流体を速く動かすことで比較的に高い衝撃エネルギーを得られるようになり、マッサージ効果を大きくする手助けとなる。特に本発明のプラスチックボトルは、熱可塑性のプラスチックボトルとして適当な弾性力を有するポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン及びポリプロピレンの系列の熱可塑性樹脂で製造されている。
【0032】
このように適当な弾性力を持つプラスチックボトルを用いて身体に打撃を加えマッサージ行為をする時、密閉されたプラスチックボトルの内部で流体が瞬間的に波立つことにより、動的な(dynamic)流体挙動が生じ、この挙動が、ボディ部に伝えられる。このことで、ボディ部の弾性変形が繰り返され、身体に関してのマッサージのレベルを変更することができる。このときに、身体の打撃直後のプラスチックボトル内部の流体の瞬間的な波立ちによる運動エネルギーの新たな生成と、ボディ部の弾性変形エネルギーの生成と、の相互作用を通じて、ほとんどの衝撃エネルギーが身体に伝えられずプラスチックボトルのボディ部自らが吸収するので、マッサージ行為の時に、身体に痛症を伴わずに快適なマッサージ効果が得られる。これのために何よりも重要なことは、プラスチックボトルのボディ部の厚みを可能な限り薄いものにしなければならない。
【0033】
物体の弾性力は、ひずみエネルギーによって決定される。すなわち、弾性力が大きすぎる物体、例えば硬くて強度が高い金属、ガラス、木などの物体は、物体自らの変形による衝撃エネルギーの吸収がほとんどされず、その衝撃エネルギーは、そっくりそのまま身体に伝えられ痛症を起すことになる。これはマッサージではなく鞭打ちであるので機械的な緩衝装置を備える必要がある。
【0034】
これに従う本発明に係るプラスチックボトルのボディ部の厚みは、プラスチック材料の強度またはプラスチックボトルの容量の大きさによって若干の差異はあるが、0.1mmから0.6mmが適当であり、好ましくは0.1mmから0.4mmが適当である。0.1mmの厚みに近づくほどボディ部での流体の衝撃エネルギーの吸収が、非常に良好であり、0.6mmに近づくと全体として、ボディ部での流体の衝撃エネルギーの吸収が落ちる。
【0035】
そして、ボディ部の厚みが0.6mm以上の厚さののボトルで身体を叩いてマッサージ効果を得ようとする場合には、前記ボディ部において流体の衝撃エネルギーを吸収する弾性変形が大きく落ちるので、このような動作では、マッサージ時に痛症を伴う。
【0036】
また、ボディ部の厚みが0.1mm以下の場合には流体の衝撃エネルギーの吸収は良好であるがその反面、ボディ部の復元性が落ちるので、マッサージ効果を低下させ、さらにはプラスチックボトルの座屈強度を低下させるので、衝撃による破損の可能性が高まる。
【0037】
このように本発明のプラスチックボトルは適当な弾性力を有し、これに従う材料力学的な弾性力の大きさは次のように定義される。
【0038】
E=P/l2÷△l/l
ここで、 E:弾性率(Elastic Modulus)または弾性力の大きさ、P:力、l2:材質の断面積、△l:変形された長さ、l:材質の本来の長さを示す。
【0039】
この等式は、応力/変形率を意味し、通常的に応力と変形率に比例する範囲内の値で理解される。
【0040】
厚みが薄いプラスチックボトルにおいて、空のプラスチックボトルに過度に力を加えて押した時に潰れこんでしまい復元されない場合がある。これは応力とひずみが比例する状態にある降伏点を超過する力が加えられたからである。
【0041】
しかし、この時に、プラスチックボトルの内部に流体が満たされ、キャップで密閉された場合には、ボトル内部の圧力維持作用と流体の重力による圧力を持つようになるのでプラスチックボトルに過度な力を加えて押した時も変形後に、簡単に復元する効果を持つ。
【0042】
飲料及び携帯可能な水、ジュース、アルコール、オイル及び牛乳等の殆どの各種の流体で同等に自己復元作用がみられ、これらの流体は、0.6から1.5の比重を有する。比重の大きな流体を使用した場合にはマッサージ行為の時の打撃速度と充填量の調節でマッサージ効果を自由に調節することができる。
【0043】
上記のように流体を充填しキャップによって封をしたプラスチックボトルをマッサージ道具として使用したときの衝撃エネルギーの吸収メカニズムは次のようである。
【0044】
(i) プラスチックボトル自体の変形エネルギー発生
(a) 圧力マッサージ突起の弾性変形に費やされるエネルギー
(b) ボディ部自体の変形に費やされるエネルギー
(c) 上記(a)、(b)項の変形の繰返しにより発生する振動エネルギー
(ii)プラスチックボトル内部の流体の運動エネルギー発生
(a) プラスチックボトル内にある流体の運動エネルギー
(b) 流体の波立つ挙動による運動エネルギー
(c) ボディ部の弾性変形による流体の動作に伴う運動エネルギー
(d) 上記(a)、(b)、(c)項の同時発生による複合的な挙動により発生する運動エネルギー
本発明で上記(i)(ii)項の運動エネルギーが生成されると同時に衝撃エネルギーの殆どは、相殺されてボディ部に吸収され、打撃によるマッサージ効果の繊細な機能調節は、上記(i)項の圧力マッサージ突起が担うことになる。
【0045】
また、本発明は、打撃によって発生した流体の運動エネルギーが、圧力マッサージ突起を通じ極めて瞬間的な局所圧力の増加分として転換され、身体に強く伝えられる。前記突起が、身体に接触するときに、圧力マッサージ突起は、圧縮されるので、その圧点(圧力がかかる点)は、広がる。これによって、反発力が、ボディ部を変形して、その結果、該変形力は、ボトル内部の流体の運動エネルギーに転換されることが可能である。実際に身体に伝えられる瞬間的な加圧力が小さくなることによって、痛症がなく心身爽快なマッサージ効果を得ることになる。
【0046】
一方、発明者たちは、プラスチックボトルを手にとって打撃によるマッサージ行為を実施するのには、1kg以下のボトル重量が、適当であることが経験を通じてわかっている。したがって通常1リットル以下の容量を持つプラスチックボトルは、打撃方式のマッサージ道具として有用である。
【0047】
容量が、1リットル以上で1.5リットル、1.8リットル、2リットルの大きなプラスチックボトルは打撃方式のマッサージ道具としては重くて不適当であるため、これらは、転がす方式のマッサージ道具として有用に用いられる。また、1リットル以下のプラスチックボトルにおいて手で揉むか両手のひらで擦り付ける動作によってマッサージ効果を得ることができる。このような加圧方式の場合にもボディ部及び圧力マッサージ突起の形状は、マッサージ効果を最大限に変化させることができる。
【0048】
一方、打撃方式のマッサージボトルにおいて、マッサージ突起部は、首部とボディ部との間、に形成することができる。そして、マッサージ行為者は、肩部を把持することによって手の平に心地のよい刺激を与える効果を得ることができる。この時、肩部は、手でマッサージ行為者が簡単に把持するのに適当な直径と長さを持つのが好ましく、その横断面の断面積が緩やかに変化するように曲線または直線の傾斜を成す形態が好ましい。
【0049】
また、首部とボディ部との間の肩部を長く延長させることにより、握り部として付加することができる。この握り部にマッサージ突起を共に形成することで、マッサージ行為者は、自分の手の平にマッサージ効果を得ることもできる。
【0050】
一方、前記ボディ部から突出されている圧力マッサージ突起は、半球形、円錐形、角錐形で形成することができる。この圧力マッサージ突起等の配列間隔及び突出の高さは、材料の成形性と圧点効果を考慮しながらマッサージの時である圧力マッサージ突起が身体に圧力を加えた時、身体の皮膚がボディ部の外周面に当たらないか、または軽く接触する程度の高さなら十分である。もし、圧力マッサージ突起の突出の高さがあまりにも低い場合にマッサージをすると圧力マッサージ突起と共にボディ部の外周面に身体が接触することによって圧点によるマッサージ効果が低下する。
【0051】
また、圧力マッサージ突起は尖っている部分を有しているほど局所的な圧点効果が増加する。圧力マッサージ突起の形態を二段または多段の火山型の構造にするほど突起形状のベース部は、容易に弾性変形でき、プラスチックボトルの衝撃エネルギーの吸収効果が増加し、マッサージ効果がより改善される。
【0052】
そして、圧力マッサージ突起の配列間隔等をぎっしりと形成させると、ボディ部の変形及び復元性を低下させ圧力マッサージ突起が身体に痛症を伴うので、むしろマッサージ効果を落とすこともある。また、このように密に配列された突起は、圧力マッサージ突起の成形性及び脱形性に問題を起すこともある。一方圧力マッサージ突起の相互間隔が広すぎると、結局のところ圧点が分散されマッサージ効果は低下する。
【0053】
このようにボディ部の外周面に形成される圧力マッサージ突起等は、ボトルを身体に叩くか加圧したときに身体に接触すると共に身体の表皮の多数の区別された隣接地点にマッサージ圧力を加えることができるように、形成され、配列されるべきである。この時、圧力マッサージ突起等は、5.0mmから25.0mmの間隔にし、2.0mmから10.0mmの突出の高さで形成するのが好ましい。また、肩部に形成されるマッサージ突起(指圧突起)も、ボディ部の圧力マッサージ突起の間隔と高さと同等のものが形成されるのが好ましい。
【0054】
一方、ブロー成形で作るプラスチックボトルを製造するために、製造されるボトルの大きさ、形状にあわせて、2分割、3分割、又は多分割の金型が用いられる。2分割の金型または3分割の金型を用いてボディ部に形成された圧力マッサージ突起を成形するために、金型の設計時には、圧力マッサージ突起の形状、高さ及び角度は、考慮すべきである。さらに、ボディ部の金型の分割ラインの近傍では圧力マッサージ突起を形成しないことによって該突起の成形性、ボトルの脱形性をさらに満足することができる。
【0055】
一方、上記1リットル以下の容量を持つ打撃方式のマッサージのプラスチックボトルに満たされる流体の量は、プラスチックボトルの内部の体積30%から90%程度が好ましい。これは流体量が30%以下となると、流体の挙動による衝撃エネルギー量が小さすぎ、流体量が、90%以上になると、相対的に空気圧縮量が少なくなり、またプラスチックボトル自体の剛性が大きくなる。この場合には、圧力マッサージ突起は、本来の役割を果たさずに、身体に加わる衝撃エネルギーが大きくなり、使用者に痛症及び不快感を引き起こす。
【0056】
一方、プラスチックボトルを転がす方式のマッサージ道具として使う場合には、プラスチックボトルに満たされる流体量は、プラスチックボトルの内部体積を100%または100%近く満たすのが好ましい。これは、プラスチックボトルを人の表皮上に転がす行為でマッサージを遂行するため、プラスチックボトル内で流体が満たされていない空間があればプラスチックボトルを加圧して転がす時に、潰れが生じマッサージを円滑に遂行することができなくなる。
【0057】
同じく前述したように手で揉んだり両手の平を擦り付ける動作によってマッサージされる場合も、プラスチックボトルに流体を体積比で100%近く満たすのが好ましい。
【0058】
上記のような理論的な背景の基づいて、本発明に係るマッサージボトルは、キャップによって開放及び閉鎖される注入口を有した首部と、該首部から延長される肩部と、底部と、ボディ部と、を含むプラスチックマッサージボトルであって、該ボディ部は、前記肩部と前記底部を相互連結し、前記ボトルの動きに呼応して運動エネルギーを発生することが可能な流体を少なくとも部分的に充填し、前記マッサージボトルが身体に対して叩かれまたは加圧されたときに前記ボディ部の弾性変形が可能な程度十分に薄い厚みであって、平常時に前記ボトルの構造的な形状を保持できるほど十分に厚い厚みを有しており、前記ボトルが身体に対して叩かれ又は加圧されたときに、前記身体に接触して、前記身体の多数の区別された隣接地点にマッサージ圧力を加えることが可能な形状及び配列からなる圧力マッサージ手段を含む、ことを特徴とする。
【0059】
本発明のほかの目的及びその態様は、添付した図面を参照することで以下に示す実施形態によりその詳細が明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0060】
以下、添付した図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態等を詳細に説明する。
【0061】
以下に示す詳細な説明はその例を示すために提供されるものであって、限定した方法として解釈すべきでない。
【0062】
図1aから図1dは、本発明の実施形態に係るプラスチックマッサージボトルを示したものである。
【0063】
例示として、上記図1aから図1dに示したプラスチックボトル10A、10Bは、0.5リットルの容量を有し、0.2mmのボディ部の厚みを有したボトルである。
【0064】
図1aに示した図面符号10Aは、本発明に係るプラスチックボトルの全体を表す。前記プラスチックボトル10Aはキャップ30により開放及び閉鎖される注入口12aを有した首部12と、この首部12から延長される肩部14と、底部18と、肩部14と底部18を相互連結し、ボトル10Aの動きに呼応して運動エネルギーを発生することが可能な流体を少なくとも部分的に充填したボディ部を含む。
【0065】
ボディ部16は、プラスチックマッサージボトル16Aが身体に叩かれまたは加圧されたときに前記ボディ部の弾性変形が可能な程度の小さい厚みであって、平常時に前記ボトルの構造的な形状を保持できる程度の大きい厚みを有している。多数の圧力マッサージ突起20が、ボディ部16の外周面から突出している。圧力マッサージ突起20は、圧力マッサージ手段としての機能を果たし、ボトル10Aが身体に対して、叩かれ、または、加圧されたときに、前記身体に接触して、区別された隣接地点にマッサージ圧力を加えることが可能な形状及び配列からなる。図面符号12bは、ねじ部と共に首部12の下部に形成され、ボトル開口部を開閉するためのキャップ30と協働するように適合されたキャピングフランジ(capping flange)を表したものである。
【0066】
図1aに示した圧力マッサージ突起20は半球形を有しており、図1bは円錐形の圧力マッサージ突起20を有している。図1c及び図1dのプラスチックボトル10Bには、ボディ部16に半球形と円錐形の圧力マッサージ突起20が形成されると共に肩部14の外周面に半球形または円錐形の多数のマッサージ突起14aが一体でさらに形成されている。
【0067】
前記プラスチックボトル10A、10Bは熱可塑性樹脂の材料で製造されるものであり、公知のホットパリソン法(hot parison method)またはコールドパリソン法(cold parison method)を選択してブロー成形によって製造される。即ち、ホットパリソン法は、熱可塑性プラスチック材料を射出成形して形成した予備の成形物(perform)を完全に固化させず高温状態で延伸ブロー成形によりプラスチックボトルを製造することである。コールドパリソン法は熱可塑性プラスチック材料を射出成形して一応冷却固化させた予備の成形物をブロー成形の直前に再び加熱し延伸ブロー成形してプラスチックボトルを製造することである。
【0068】
本発明のプラスチックボトル10A、10Bの圧力マッサージ突起20は、図2に示したように、ボディ部16の外周面16aから突出し、互いに同等な厚みを有している。プラスチックボトル10A、10Bの内部に充填された流体が、ボディ部16の内部で波打つときに、ボディ部16は、弾性変形をして、素早く復元することができるように、前記最小限の厚みを有している。
【0069】
これによる前記ボディ部16の厚みは、PET、PE、PPなどのプラスチック材料の強度特性とプラスチックボトル10A、10Bの容量によって若干の差異はあるが、0.1mmから0.6mmが適当である。さらに、好ましくは、ボディ部の厚みは、0.1mmから0.4mmであり、この範囲においてボディ部16は、かなり良好に衝撃エネルギーの吸収ができる。
【0070】
図3は本発明のプラスチックボトル10Bの例による作用状態を示したものである。図3を参照すると、手40で肩部14の周りを把持して、たとえば、マッサージしようとする身体50の腕などの所定の範囲に打撃を加えるとき、プラスチックボトル10Bの打撃を受けたボディ部16が、弾性変形して、内部空間の方を向いて弓形に曲がる。これと共に圧力マッサージ突起20の各頂点は、瞬間的に増加した圧力を、高いエネルギーのマッサージ与えるべき、身体の局所に加えられる。また、図4のように、圧力マッサージ突起20の加圧された頂点が、身体に対して集中した反発力にために、圧縮されて広がる。加えて、打撃時に、ボディ部16の変形手段によって身体に加えられた衝撃エネルギーは、プラスチックボトル10Bに戻り、その結果として衝撃エネルギーは、プラスチックボトル10Bの内部の流体60の運動エネルギーに転換され、プラスチックボトル10Bで次第に吸収され、使用者は快適なマッサージを楽しめるようになる。
【0071】
上記のように構成された本発明のプラスチックボトル10A、10Bは、主に食品または生水を含む各種の飲料を充填して製品として販売するようになる。
【0072】
ここで、プラスチックボトル10A、10Bに充填される内容物は、飲料としてコーラ、炭酸水などの炭酸飲料、持運び可能な水、果汁飲料、混合飲料、スポーツ飲料、牛乳、ビール、焼酎、濁り酒等が含まれ、食品添加物として醤油、食酢、食用油、マヨネーズ、ケチャップ等が含まれる。また、胡麻、澱粉、唐辛子粉等の食品類が含まれる。
【0073】
もし、前記のプラスチックボトル10A、10Bの内容物を持運び可能な水とした時に使用者はこの水をある程度飲んで、キャップ30を密閉した後、マッサージ道具としてボトルを使用することができる。生水を全部飲んだ後には、使用者は、このプラスチックボトル10A、10Bに適当量の水を再び適当量満たして、マッサージ行為をすることができる。コーラなどの炭酸飲料の場合には、プラスチックボトル10A、10Bを振ることで、その内部圧力が増加する。このように、使用者が、飲んだ後には水を適当量満たしてからマッサージ行為をしなければならない。類似の場合である唐辛子粉、マヨネーズ、又はケチャップの場合においても、もしボトル内にこれらが無くなったら、流体ではないので水の流体を満たしてマッサージ道具として使用することができよう。
【0074】
このように、打撃によるマッサージ行為をする場合のプラスチックボトル10A、10Bに満たされた流体は、プラスチックボトル10A、10B内の体積の30%から90%程度が好ましい。この流体体積が30%以下となると、流体挙動による衝撃エネルギー量が小さく、十分なマッサージ効果が得られない。また流体体積が、90%以上になると、が打撃の瞬間に圧縮される空気量が少なくなり、プラスチックボトル10A、10B自体の剛性が大きくなる。
【0075】
このような場合に、圧力マッサージ突起20の挙動量が小さくなると同時に衝撃エネルギーがあまりにも大きくなり、マッサージの時に痛症及び不快感が生ずる。
【0076】
もし、プラスチックボトル10A、10Bに流体を満たしていない空の状態であって、かつキャップ30により密閉させた状態であるときに、打撃によるマッサージ行為をすると、ぽんぽんという打撃音が生じ、ボディ部16を含む圧力マッサージ突起20の変形がほとんどない。このような場合に、プラスチックボトル10A、10Bの容量が大きいならば、痛症と不快感を感じるようになり、マッサージではなく鞭打ちになってしまう。このことは反対に、プラスチックボトル10A、10Bの容量が小さいものは、そのもの自体が軽いため、十分なマッサージ効果を得ることができない。
【0077】
上記のように流体が満たされたプラスチックボトル10A、10Bの使用によりマッサージ効果を得るためには、手40でボディ部16と首部12の間の肩部14の近傍を使用者が把持し、プラスチックボトル10A、10Bで、身体を打撃することになる。この時、首部12の下部に形成されたキャピングフランジ12bが、手で肩部14を把持するとき支える役割をして、使用者がより安定した動作でマッサージをすることができる。
【0078】
このようにプラスチックボトル10A、10Bのボディ部16で身体に打撃を加えマッサージ行為をするときに、キャップで密閉したプラスチックボトル10A、10Bの内部で発生する流体60の動的な挙動は、ボディ部16に伝達される。このボディ部16が弾性変形を繰り返しながら、このボディ部16の圧力マッサージ突起20で身体を叩いてマッサージ効果を得ることになる。この時、プラスチックボトル10A、10Bの内部の流体の瞬間的な波立ちが発生することによる運動エネルギーの相互作用によって、衝撃エネルギーが全体として身体に伝わらず、エネルギーの実質的な部分は、ボディ部16自らが吸収する。マッサージ行為の時に身体に痛症を伴わずに快適なマッサージ効果を得ることができるわけである。
【0079】
一方、前記プラスチックボトル10A、10Bに100%または100%近く流体が満たされている場合には、他の形態のマッサージをすることができる。
【0080】
即ち、飲料製品を買って飲んでいない状態ではプラスチックボトル10A、10Bに流体内容物が100%満たされている。この時プラスチックボトル10A、10B内に空きの空間がないためにボディ部16による弾性変形は、ほとんど起らない。ボディ部16に外力を加えても、はちきれそうな状態で維持する。ボディ部16を両手で擦って回すかまたは手で揉むかまたはマッサージしようとする身体に当てて転がすことで、圧力マッサージ突起20が手や身体を刺激してマッサージ効果を得ることになる。この時にもボディ部16のわずかな若干の弾性変形及びそれに続く復元によりウォータークッション効果が発生するので、気持ちよくマッサージを行うことができる。
【0081】
上記のようにプラスチックボトル10A、10Bに充填された流体量及びボトルの打撃速度を調節する結果として、使用者は、自分に合う適当な打撃強度でマッサージ効果を楽しめる。または、擦り付けるか或いは転がして、指圧(手の平の刺激を与える)及びマッサージを楽しめる。
【0082】
そして、身体に打撃を加えるマッサージの場合には、プラスチックボトル10A、10Bの容量が1リットル以下であることが手首などの疲れを考慮したときに、適当である。手で擦って回すかまたは揉むかまたは足裏、腰、膝等に転がしてマッサージをする場合にはプラスチックボトル10A、10Bの容量に制限を置かない。違う観点から見ると、上記のようにボディ部16に多数の圧力マッサージ突起20を形成することで、透明なプラスチックボトル10A、10Bの外観にいわゆる”クリスタル効果”のようなに意匠的な美観を有することになる。
【0083】
例えば、PETボトルは一般に優れた透明性を持っているが、同じく優れた透明性を発揮するガラスボトルに比べると、PETボトルは単純に透明できれいな状態だけであって、ガラスボトルのような固有の透過光線の屈折によるクリスタル効果は発揮できず、そのため視覚的変化が不足している。
【0084】
PETボトルにおいてクリスタル効果が低い原因の一つに、PETボトルが2軸延伸ブロー成形(biaxial stretch blow molding)で製造されているため、その厚みが薄くなり、そのため透過光線の屈折を十分に得られないことが挙げられる。
【0085】
このようなPETボトルに、より明確なクリスタル効果を提供しようとPETボトルのボディ部の厚みを厚くした改善が考えられる。しかし、PETボトルの厚みを厚くすると、製品を成形するのに必要なPET樹脂量が増加して、それによる製品単価が高くなってしまい、2軸延伸ブロー成形技術には、極めて不適当である。2軸延伸ブロー成形なしに、十分な透明性及びボトルの軽量の利点を得ることができなくなる。
【0086】
本発明プラスチックボトルによれば薄いボディ部16の外周面16aに多数の圧力マッサージ突起20が形成されることで、その圧力マッサージ突起20は、透過光線が屈折することで強い光学的な作用を提供する。プラスチックボトル10A、10Bは、クリスタル効果を持つようになることでプラスチックボトル10A、10Bに装飾的な効果を得るようになる。このように本発明のクリスタル効果を持つ、食品及び飲料用プラスチックボトル10A、10Bは、消費者に製品外観に好感を与えるようになり、一歩進んで店の陳列台に置かれた製品に消費者の目を集中させることができる。
【0087】
また他の観点で、ボディ部16に形成された圧力マッサージ突起20によってボディ部16の剛性を確保することができる。特に厚みが薄いボディ部16に対して座屈強度及び耐圧強度を確保するのに、前記圧力マッサージ突起20が、この上なく大きい影響を及ぼすようになる。これによってボディ部16の直径方向に作用する外力に対してボディ部16は自分の形状維持(self−standing)能力を持つようになる。
【0088】
また、使用者がプラスチックボトル10A、10Bの使用のためにボディ部16を手に把持して、指で加圧しても陷沒変形が容易に起きなくなり、使用者は安定した状態で飲み物を飲むことができるようになり、プラスチックボトル10A、10Bの安定して取り扱うことができる。
【0089】
図5、図6及び図7は、本発明のラベル付着領域を持つボディ部の実施形態を示すプラスチックボトルの正面図である。
【0090】
一般的に、商品名や製造元などが表示されたデザインを表示するために公知のフィルムラベルまたは紙ラベルなどが、食品や飲み物用プラスチックボトルのボディ部またはボディ部を含む肩部に、付着されている。また、ある場合には、このようなデザインは、ボディ部自体に、直接的に、印刷されている。本明細書で’ラベル付着領域’という用語は、プラスチックボトルのボディ部に表示する手段として、フィルムラベルまたは紙ラベルを付着すること、若しくは、ボディ部自体に印刷することを述べるために用いられる。
【0091】
図5に示した実施形態のように、プラスチックボトル10Cのボディ部16の上部にラベル付着領域16bが形成されて、このラベル付着領域16bを除いたボディ部16の外周面に圧力マッサージ突起20が形成されている。
【0092】
上記のように圧力マッサージ突起20がボディ部16の全体に形成さなくても、プラスチックボトル10Cは、図1aから図1dに示したボディ部16の全体に圧力マッサージ突起20を形成したことと同様に作用効果を得ることができる。
【0093】
すなわち、使用者は、手でボディ部16と首部12の間の肩部14を適当に把持するので、使用者が、簡単にマッサージできるように、圧力マッサージ突起20は、肩部14から遠くに形成されている。一方、図1dと同等な形態として図5でもプラスチックボトル10Cの肩部14に多数の指圧突起14aを形成することで、打撃によるマッサージ効果とともに、指圧効果も同時に得ることができる。前記肩部14は首部12とボディ部16の間で、使用者が、把持するのに適当な直径と長さを持つことが好ましく、その横断面の断面積が緩やかに減少するように曲線または直線のなだらかな傾斜を成す形態が好ましい。
【0094】
また、上記図5で肩部14の形状がドーム(dome)形状をしているが、これを変形させて球(図示しない)のように丸い形状やラグビーボールのように楕円区形状をしてより安定感を持って手を把持することができる。このような形状は、肩部14とボディ部16を繋ぐ、深くて広い溝16Cを備えることで、十分に実現される。
【0095】
図6は、これまでと異なったデザインを有したプラスチックボトル10Dの他の実施形態を示しており、ラベル付着領域16bは、ボディ部16の上部に形成されており、ボディ部16の括れている腰部16dの外周面に圧力マッサージ突起20が形成されている。これは身体において首、腰、肩、腕、膝などの大部分の身体が、丸みを帯びているので、括れている腰部16dは、身体に接触させる圧力マッサージ突起20の加圧ポイントを増加させる手助けとなり、マッサージ効果を高めることができる。
【0096】
一方、図6に示したプラスチックボトル10Dは、充填後プラスチックボトル中にかかる圧力が常圧より高いものとしてコーラなど主に炭酸飲料用で使われる耐圧(pressure resistance)ボトルを例示したものである。また、公知の花びら模様の(petaloid)凹んだ底壁18aが、底部18の外周面の壁に形成されている。上記のように底壁18aを有した底部18は、3分割金型により成形されて、底壁18aの周りには、製品との脱形性を確保することを考慮して、圧力マッサージ突起20を形成しないことが好ましい。一方、図6のプラスチックボトル10Dにも、図1dに示したようなものと同等に肩部14に指圧突起14aが、形成されている。
【0097】
図7は本発明を耐熱(heat resistance)ボトルとして改良して適用した例を示しており、これは圧力及び応力が内容物を充填する工程の間、及びその後に、ボトル内壁に熱応力が加わり、熱抵抗がプラスチックボトルの内壁に作用する。プラスチックボトルに高温流体を充填して密封すれば、初期圧力が発生するようになって、増加した初期圧力がプラスチックボトルに加えられるようになる。流体内容物及びキャップの下部の空気が冷却されることによって熱収縮が発生し、その結果プラスチックボトルの体積が、部分的に減少する。これを勘案して公知されたように、この体積減少を補うために、ボディ部16の外周面にわたってランド領域16e(land area)に沿って真空パネル16fが形成される。
【0098】
このような例において、前記各真空パネル16fに多数の圧力マッサージ突起20を形成して、真空パネル16fを通じてマッサージ効果を与えるプラスチックボトル10Eが提供されるものである。
【0099】
図7に示したプラスチックボトル10Eの場合には、ラベル付着領域16bは、公知のラベルを付着するために、ボディ部16の上部に位置している。さらに、肩部14の高さが低い位置に形成されており、この場合には使用者は、肩部14とともに胴部16の上部を把持して打撃によるマッサージをするようになる。一方、前記耐熱ボトルに適用されたプラスチックボトル10Eのボディ部16の横断面は、6角形を成しているが、耐熱ボトル横断面が4角形の場合であっても圧力マッサージ突起は等しく形成することができる。
【0100】
一方、図示はしないが、牛乳炭酸飲料などに使われる耐熱圧(heat and pressure resistance)ボトルの場合には、ボディ部の底を丸くするかまたは楕円形にしており、ボトルの直立を保障するためにポリエチレンまたはポリプロピレンで形成された公知のベースカップ(base cup)を有している。このような場合にも、ボディ部16に圧力マッサージ突起20が形成されており、この結果としてマッサージ効果をプラスチックボトルで与えることができる。
【0101】
このように、あらゆる種類のPETボトルにおいて、すなわち常圧ボトル、耐圧ボトル、耐熱圧ボトル、耐熱ボトルにおいてボディ部16の所定部位に圧力マッサージ突起20を形成することでマッサージ機能を有することができるのである。
【0102】
図8は本発明のプラスチックボトルに握り部を付加した改良例を示したものである。これは打撃によるマッサージ行為の間に、使用者が、肩部を把持することで、より安定した握りを得て、手首の疲れを減らすことができるように、握り部13が、肩部14と首部12の間で延長している。さらに、握り部13の外周面に多数の指圧突起(加圧されるマッサージ突起)13aを形成している。
【0103】
一方、図8では、ボディ部16全体の外周面に圧力マッサージ突起20を形成したものを例示したが、ボディ部16の上部または肩部14に、ラベル付着領域を形成してもよい。
【0104】
図9a、図9b及び図9cはボディ部に形成された圧力マッサージ突起の他の改良例を示したものである。図9aでは、多数の圧力マッサージ突起20が、プラスチックボトル10Gのボディ部16の外周面に’ハート’模様で配列されている。図9bでは、多数の圧力マッサージ突起20が、プラスチックボトル10Hのボディ部16外周面に、‘ダイアモンド型’模様で配列されている。また図9cでは、多数の圧力マッサージ突起20が、プラスチックボトル10Jのボディ部16外周面に’WATER’という文字の形で配列されている。
【0105】
上記のようにボディ部16に形成される圧力マッサージ突起20を、デザインされた模様、文字や図形、シンボルその他マークなどの形態として表現することによって、プラスチックボトル10G、10H、10Jの製品に対するマッサージ効果とともにデザイン及び広告効果を高めることができる。
【0106】
図10a、図10bは本発明のプラスチックボトルのボディ部の改良例を示したものである。図10aと図10bに示したプラスチックボトル10K、10Lは、0.18から0.36リットル位の小容量を有している。図10aのプラスチックボトル10Kは、円筒形断面であるが、ボディ部16の外形が、だるま形状(tumbling doll shape)をしており、このボディ部16の下部の外周面に圧力マッサージ突起20を多数で形成している。図10bのプラスチックボトル10Lは、円筒形の断面であるが、この断面は、ボディ部16の中央部位を中心として上下方向に進むにつれてその直径が小さくなるような形状であり、ボディ部16の外周面に圧力マッサージ突起20が形成されている。
【0107】
上記のような小容量のプラスチックボトル10K、10Lは携帯が容易であり、打撃によるマッサージ行為も可能である。同時にボディ部16を手でもむ又は指圧するのに有効である。手のひらを加圧する時も、プラスチックボトル10K、10Nは、ボディ部16が弾性変形及び復元することでウォータークッション効果が生じる。
【0108】
そして前記プラスチックボトル10K、10Lは0.18から0.36リットル位の小容量として携帯が容易で、はじめからマッサージを目的としたプラスチックボトル製品で製造して販売することもできる。この時にはプラスチックボトル10K、10Lを購入した後、使用者がプラスチックボトル10K、10Lにマッサージ補助流体を満たして使えば良い。
【0109】
図11aから図11dは本発明の圧力マッサージ突起の形状及び配列を例示した概略的正面図である。
【0110】
図11aは、ボディ部16の外周面に、半球型の圧力マッサージ突起20が横列と縦列に沿って碁盤形態で規則的な間隔で配列されているものを示している。図11bは、ボディ部16の外周面に、円錐型の圧力マッサージ突起20が斜線方向に沿って配列されているものを示しており、該ボトルは、碁盤配列に比べて相対的に単位面積当たり数多くの圧力マッサージ突起20を形成することができる。図11cは、斜線方向に沿って四角形の角錐型圧力マッサージ突起120がボディ部16の外周面に配列されているものを示しており、図11dは、三角形の角錐型圧力マッサージ突起220がボディ部16の外周面に配列されているものを示している。
【0111】
図12a及び図12bは図1a及び図1bに示した本発明の実施実施による半球型及び円錐型圧力マッサージ突起20を拡大した断面図を示したものである。
【0112】
図12aに示した圧力マッサージ突起20は、半球型としてボディ部16の外周面16aから一定の高さに突出しており、柔らかいマッサージ効果を使用者に提供するようになる。この半球型の圧力マッサージ突起20は、該半径型の圧力マッサージ突起の始まり部分20aがラウンド処理さているので、マッサージ時に、上記部分20aでの局所的な疲労によるボディ部16の破損を防止するようになる。
【0113】
図12bにおいて、圧力マッサージ突起20は、円錐形状を有しており外周面16aと円錐型の圧力マッサージが合わさった部分20aは、ラウンド処理されて、突起20の角頂点20bは、尖ったようではなくて適当なラウンドに処理されるので、打撃マッサージのときに、身体に痛症を伴わなくなる。
【0114】
前記圧力マッサージ突起20は、マッサージ効果と成形性及び脱形性を考慮してボディ部の外周面上に、5.0mmから25.0mmの間隔で、2.0mmから10.0mmの間の突出高さで形成されることが望ましい。圧力マッサージ突起20は、半球型、円錐型及び角錐型を有してもよく、半球型の圧力マッサージ突起は、より柔らかいマッサージ効果を得ることができ、円錐型及び角錐型の圧力マッサージ突起は局所的なマッサージ効果を得ることができる。
【0115】
図12cは、図12bの改良例を示しており、ボディ部16に形成される圧力マッサージ突起20が、ボディ部16の外周面16aから異なった高さを有している。この圧力マッサージ突起20の高さに違いをつけることで、打撃マッサージの時に、圧点に異なる刺激を与えることができる。すなわち、高さが高い圧力マッサージ突起20は、圧点刺激が大きくなり、相対的に低い圧力マッサージ突起20は、圧点の刺激が小さくなって圧点刺激の強さを調節することができるのである。
【0116】
図12dは、圧力マッサージ突起のまた他の改良例を示しており、ボディ部16の外周面16aに形成された円錐型の圧力マッサージ突起320が、その中央に環状の段付部20cを有している。
【0117】
上記のように環状の段付部20cを持つ圧力マッサージ突起320は、衝撃エネルギー吸収が良いので、痛みを伴うことなく、所望のマッサージの作用効果を得るには有効である。そして、この環状段付部は、透過光線の屈折を、より良好にさせて、プラスチックボトルのクリスタル効果をもっと高めることができる。
【0118】
図12eは、圧力マッサージ突起のまた別の改良例を示しており、圧力マッサージ突起420の突出端部の中央に挿入凹溝20dが形成され、該凹溝20dに円錐形状の弾性キャップ22が挿入されるので、ゴムまたはウレタンまたは他の合成樹脂の材料でクッション効果及び弾性復元能力を得ることができる。圧力マッサージ突起420に取付けられた弾性キャップ22は、打撃マッサージをする時に、柔らかいマッサージ効果を得ることができる。
【0119】
図13から図14eは、本発明のさらなる実施形態によるプラスチックボトルを示したものである。図13及び図14aに示したプラスチックボトル10Mは、ボディ部16の外周面16aから内部空間16gの方に向けて一体に形成された多数の高弾性部23が形成されており、そして、この高弾性部23の中央でボディ部16の外周面16aの外側に向けて突出した圧力マッサージ突起520が形成されている。この高弾性部23と圧力マッサージ突起520は、二段の火山形状の圧力マッサージ手段を形成している。
【0120】
上記のように高弾性部23を持つ圧力マッサージ突起520は、身体を打撃してマッサージをする時に、圧力マッサージ突起520の圧縮作用力を良くしてマッサージ効果を高めることができる。特に、前記圧力マッサージ突起520が身体に打撃される瞬間、高弾性部23に圧縮力により弾性的に曲げ変形を起して、圧力マッサージ突起520の圧縮力が高弾性部23に伝達される。よって、プラスチックボトル10Mは、痛症なしに快適でより力強いマッサージ効果を得ることができる。
【0121】
一方、図14bに示すように、いわゆる(多段の)火山型の構造の圧力マッサージ突起620の胴中間部に、環状段付部20cを形成することができる。図14cに示すように高弾性部23を持つ圧力マッサージ突起720の突出端部の中央に挿入凹溝20dを形成し、該凹溝20dに製造された円錐型の弾性キャップ22を挿入して、ゴムまたはウレタンまたは他の合成樹脂の材料でクッション効果及び弾性復元能力を得ることができる。また、図14dに示すようにクッション及び弾性復元能力を得るために、ゴムまたはウレタンまたは他の合成樹脂の材料で製造されており、円錐殻型の弾性キャップ24を圧力マッサージ突起820に配置することができる。弾性キャップ22、24により身体に打撃してマッサージをする時、より柔らかいマッサージ効果を得ることができる。
【0122】
円錐型圧力マッサージ突起720、820に弾性キャップ22、24を挟んで組立てる場合に、意図せずに抜ける心配があるので、弾性キャップ22、24は、円錐形のマッサージ突起720、820に接着剤で付着することを考慮する必要がある。
【0123】
弾性キャップ22、24は、透明な材質または多様な色相で構成されることができ、さらにプラスチックボトルの外観デザイン効果を増大させることができる。
【0124】
そして、円錐型の圧力マッサージ突起520の代りに図14eに示したように圧力マッサージ突起520を半球型で構成することができる。
【0125】
上記のような実施形態の場合に圧力マッサージ突起520、620、720、820に高弾性部23を形成することで圧力マッサージ突起520、620、720、820の圧縮作用を増大させて、たとえば衝撃エネルギーの吸収を良好にするばかりでなく前記高弾性部23の立体的形状によって圧力マッサージ突起520、620、720、820とともに透過光線の屈折を向上させプラスチックボトル10Mのクリスタル効果をより高めることができる。
【0126】
そして、上記のように高弾性部23が、ボディ部16の内部空間16gに向かって突出形成されて、高弾性部23が、圧力マッサージ突起520、620、720、820に定着され、圧力マッサージ突起520、620、720、820のボディ部16の外側の突出高さを図1aから図1dに示した圧力マッサージ突起20に比べて相対的に低くすることができる。
【0127】
図15から図17は、本発明のまた他の実施形態によるプラスチックボトルを示したものである。図15から図17に示した実施形態は、図1aから図1d及び図13に示した実施形態の構成と同等で、ただ異なるものは圧力マッサージ手段である。したがってこの圧力マッサージ手段のみ以下に説明する。
【0128】
図示されたようにプラスチックボトル10Nのボディ部16に形成される圧力マッサージ突起920は、四角形状の角錐型圧力マッサージ突起920である。この多数の圧力マッサージ突起920は、横列と縦列の方向に連続した深い谷部20e、20fを形成している。
【0129】
上記で圧力マッサージ突起920の角度は、鋭角であればあるほど、局所的な圧点形成によるマッサージ効果が増加する。圧力マッサージ突起の谷部20e、20fから頂点20bの高さは、好ましくは、2.0mmから10mmの範囲であり、圧力マッサージ突起920の間隔は、5.0mmから25.0mmであり、このことで、圧力マッサージ突起920が身体に圧力を加えて押されられたときに、マッサージ効果を得ることができる。
【0130】
圧力マッサージ突起920の頂点20bは、ボディ部16の外周面16aと同一平面上にある。しかし、デザインによって圧力マッサージ突起920を外周面16aからちょっと外方へ突出した形態にしてもよい。そして圧力マッサージ突起920を成すための谷部20e、20fは、垂直方向と水平方向に配列され、角錐型の圧力マッサージ突起は、連続的に傾斜した谷部に沿って配列される。
【0131】
一方、図1dに示したものと同等に、図15のプラスチックボトル10Nの肩部14にマッサージ突起14aを円錐型で形成することができ、図1cのように半球型で形成することもできる。また圧力マッサージ突起920のような形態にして連続した角錐型の指圧突起を形成することができ、ボディ部16の上部にラベル装着領域16bを形成することができる。一方、上記図15に示した圧力マッサージ突起920の胴中間部位に図12cに示したような、段付部を形成して圧力マッサージ突起920の圧縮作用を良くすることもできる。
【0132】
図18aから図19bは、本発明のまた他の実施形態によるプラスチックボトルを示したものである。図18aから図19bに示した実施形態は、図1aから図1d、図13及び図15に示した実施例の構成と同等で、ただ異なるものは圧力マッサージ手段でありこの点のみを以下に説明する。
【0133】
図18aに示したようにプラスチックボトル10Pのボディ部16に形成される圧力マッサージ突起1020は、クッション効果及び弾性復元能力を得るために、ゴムまたはウレタンまたはその他の合成樹脂の材料で製造されて、ボディ部16の外周面16aに付着している。
【0134】
また、図18bのプラスチックボトル10Qは、ボディ部16の外周面16aにクッション効果及び弾性復元能力を有した、圧力マッサージ突起1020を設けて、これと共にクッション効果及び弾性復元能力を得るために、ゴムまたはウレタンまたは他の合成樹脂の材料で別途製造された指圧突起114aを肩部14の外周面に多数付着して構成したものである。
【0135】
上記のように構成されたプラスチックボトル10P、10Qを利用して身体をマッサージする時に、ボディ部16は、ウォータークッション効果によって身体に加えられる衝撃を吸収し、これと同時に自主的にクッション及び弾性復元能力を有した圧力マッサージ突起1020が、身体を刺激する。すなわち、プラスチックボトル10P、10Qは、前に説明した実施形態等に比べてより柔らかいマッサージ効果を得ることができる。
【0136】
同じく、肩部14に形成された指圧突起114aは、指圧時にも自主的なクッション及び弾性復元能力を持つので、指圧突起114aによってより柔らかい指圧効果を得ることができる。
【0137】
前記圧力マッサージ突起1020は、図19aに示したようにボディ部16の外周面16aに接着することができる。図19bに示したように圧力マッサージ突起1020の付着力を安定化させるために、ボディ部16の外周面16aで内部空間の方に挿入凹溝16hを形成し、この挿入凹溝16hに前記圧力マッサージ突起1020を付着してもよい。
【0138】
挿入凹溝16hに圧力マッサージ突起1020を付着する場合には、圧縮力を受けた圧力マッサージ突起1020は、その直径が大きくなり、その結果、圧力マッサージ突起1020は、挿入凹溝16h中に無理に嵌め込まれる。また、リング型の突起は、挿入凹溝16hから圧力マッサージ突起1020が分離できないように、挿入凹溝16h又は、圧力マッサージ突起1020のまわりに形成することができる。
【0139】
肩部14に形成された指圧突起114aを、前記圧力マッサージ突起1020と同様に付着することができる。一方、図18a及び18bは、プラスチックボトル10P、10Qのボディ部16の全体に、指圧突起1020を形成したものを例示しているが、図5に示した例のように、ボディ部16の上部にラベル付着領域を形成し、そのラベル付着領域を除いて前記指圧突起1020を形成してもよい。圧力マッサージ突起1020と指圧突起114aは、円錐型以外に半球型または角錐型で形成することができる。
【0140】
図20a、図20b及び図21は本発明のさらなる実施形態によるプラスチックボトルを示したものである。
【0141】
上記の実施形態は図1aから図1d、図13、図15及び図18aに示した実施形態の構成と同等で、ただ異なるものは圧力マッサージ手段である。したがって圧力マッサージ手段に対してのみ以下に説明する。
【0142】
図20a及び図21に示したようにゴムまたはウレタンまたはその他の合成樹脂の材料で製造されたラップアラウンドシート25と、このシート25の表面に一体で形成された多数の圧力マッサージ突起1120と、を備えたものである。前記シート25は、プラスチックボトル10Rのボディ部16の外周面のまわりを囲むように(ラップアラウンドで:wraparound)付着している。
【0143】
上記のように構成されたプラスチックボトル10Rは、薄いボディ部16の外周面に圧力マッサージ突起1120を有したシート25が付着されているのでこのような手法で構成されたプラスチックボトル10Rは、前に説明した実施形態と同等に圧力マッサージ突起1120によってマッサージ効果を得ることができる。シート25は、このシート25の一部の面または全体面に塗布された接着剤を用いて前記ボディ部に付着することができ、またはベルクロファスナー(velcro fastener)(登録商標)を用いて付着することができるので、シート25は思い通りに着脱可能である。
【0144】
そして、前記圧力マッサージ突起1120を有したラップアラウンドシート25はラベルとして使われることができる。すなわち、商品名や製造元などの広告用文字、記号、図形、シンボル、マークが択一的に印刷されたプラスチックフィルムラベルが、食品や飲み物用プラスチックボトルに付着される。
【0145】
したがって、本発明は図20bに示したように前記合成樹脂シート25aの上部及び下部に文字と絵の印刷表示がされた圧力マッサージ突起1120は、一体で形成されるので、シート25aは、ラベルとして広告効果を得るとともに、マッサージ効果を得ることができるものである。
【0146】
前記圧力マッサージ突起1120は、シート25、25aの厚みと同一の厚みに形成される。シート25、25aは、打撃方式や加圧方式でマッサージをするときに、容易に破壊しないように、好ましくは0.1mmから0.5mmの厚みを有している。そして前記シート25、25aは、ボディ部16の全ての外周面前面又はその一部に付着することができる。
【0147】
図22及び図23a、図23bは、本発明のさらなる実施形態によるプラスチックボトルを示したもので、これは図20a及び図20bに示した実施形態の改良例である。
【0148】
図23aに示したようにアタッチメント型の薄いシート26の表面に多数の圧力マッサージ突起1220が、一体で形成されている。このシートは、図22に示したようにプラスチックボトル10Sのボディ部16に付着されている。製造者が、前記圧力マッサージ突起1220が形成されたアタッチメント型シート26を、プラスチックボトル10S製品自体に、あらかじめ付着して販売することができ、消費者が、アタッチメント型シート26を接着剤または両面テープを使って、直接プラスチックボトル10Sに付着して使うことができる。飲食品製造会社は、製品を購買した消費者に、圧力マッサージ突起1220を有したアタッチメント型シート26を提供することができ、消費者は、無料でシートを入手するので会社は、企業イメージを高めることができる。このように、図20aに示したラップアラウンドシート25をもちろん、適用できる。
【0149】
圧力マッサージ突起1220を有したアタッチメント型シート26は、PET、PE、PPなどの合成樹脂またはゴムまたはウレタンで公知の射出成形または加熱加圧成形によって製造される。上記のように構成されたプラスチックボトル10Sは、薄いボディ部16の外周面に圧力マッサージ突起1220が形成されたアタッチメント型シート26を付着しているので前に説明した実施例等と同等に圧力マッサージ突起1220によってマッサージ効果を得ることができる。
【0150】
一方、前記圧力マッサージ突起1220を有したアタッチメント型シート26は、広告表示用ステッカー(sticker)として使うことができる。すなわち、図23bに示したように合成樹脂のアタッチメント型シート26aの表面に広告表示とともに圧力マッサージ突起1220が、形成される。アタッチメント型シート26aの裏面に塗布された接着剤と、この接着剤を保護する剥離紙27は、接着剤で付着されている。使用者は、剥離紙を剥離した後、アタッチメントシート26aをボディ部16の外周面に付着することで前に説明した実施例等と同等にマッサージ機能を得ることができる。
【0151】
一方、前記アタッチメント型シート26aは、例えばコーラのボトルの場合には、該当製造会社の広告を含むことができる。場合によっては図23bに示したようにピザ配達店で注文広告を目的で”MAPAT Pizza、TEL: 012−345−6789”と言う商号及び電話番号を表示したステッカーを製造して消費者に与えることができるのである。
【0152】
前記圧力マッサージ突起1220はアタッチメント型シート26、26aと同一の厚みで形成される。シート26、26aは、打撃方式や加圧方式でマッサージをするときに、容易に破壊しないように好ましくは、0.1mmから0.5mmの厚みを有している。そして前記シート26、26aは、ボディ部16の外周面前面又はその一部分に付着することができる。そしてアタッチメント型シート26、26aは、ボトルの大きさ及び形状によって多様なサイズ及び形状で提供されることができ、アタッチメント型シート26、26aは、さらに、肩部14にも付着することができる。
【0153】
図24は本発明のプラスチックボトルの変形例を示したもので、プラスチックボトルは、肩部がなくて、ボトルの高さが高い。
【0154】
すなわち、キャップ30によって開放及び閉鎖される注入口を有した首部12と、底部18と、ボディ部16を含むプラスチックマッサージボトルであって、該ボディ部16は、首部12と底部18を相互連結し、前記マッサージボトルが身体に対して叩かれ又は加圧されたときに弾性変形が可能で衝撃エネルギーを吸収するように0.1mmから0.6mmの厚みを有する。多数の圧力マッサージ突起20は、ボトルが身体に対して叩かれ、または、加圧されたときに、身体の多数の区別された隣接地点にマッサージ圧力を加えることが可能な形状及び配列からなる圧力マッサージ突起20を含んでいる。
【0155】
前記ボディ部16は横断面が円筒形として断面積(直径)が上部から下部の底部18に行くほど徐々に増加する外形を持つ。
【0156】
この時前記ボディ部16に形成された指圧突起13aと圧力マッサージ突起20の間の部分をラベル付着領域16bにして公知のラベルを付着することができる。
【0157】
上記のように構成されたプラスチックボトル10Tの全体の外形は、いわゆる野球バット(baseball bat)形状をしており、プラスチックボトル10Tの全体の高さが前に説明したプラスチックボトル等に比べて相対的に高くなっている。特に、首部12を連結したボディ部16は、その上部の長さが比較的に長くて指圧突起13aの近傍で、ボディ部16は、使用者によって把持されるに適当な直径である。全体の長さが長いので、打撃点が安定して、背中(back)、脊椎(vertebral column)、肩胛部位(scapular region) 及び腰部位(lumbar region)でマッサージ効果を高める。
【0158】
このような観点から前記ボディ部16は円筒形が好ましいが、プラスチックボトルのデザインによって、ボディ部16は、楕円円形、または四角形、四辺形の断面を有してもよい。また、キャップが図に示したねじ回し方式のキャップの大体として公知のワンタッチ式のキャップなど多様な形態のキャップを採用して使うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0159】
以上、上述したように本発明のマッサージ道具を兼ねるプラスチックボトルは、次のような効果と利点を有する。
【0160】
第一に、使用者が、本発明のプラスチックボトルを用いて打撃方式または加圧方式でマッサージ行為をする時に、いわゆるボディ部が身体に衝撃エネルギーを伝達しないで、ウォータークッション効果によって衝撃エネルギーを吸収するので、その結果多数の圧力マッサージ突起が身体を刺激することができ、痛症を伴わずに快適なマッサージ効果を得るようになる。
【0161】
また、プラスチックボトルに充填された流体量を調節することでマッサージ効果を自由に調節することができ、打撃方式によるマッサージに加えて、ボディ部を両手で擦り付ける動作と、または手でもむ動作、マッサージをする身体に当てて転がす動作で圧力マッサージ突起が手や身体を刺激することができるので、多様なマッサージ効果を得るようになる。
【0162】
また、夏季に冷たい流体を満たしてマッサージをするようになれば、ボディ部を通じ冷気が身体に迅速に伝達して、心地よいマッサージ効果を得ることができ、打撃時の流体の音によって、使用者にマッサージをする気持ちを掻き立ててくれる。
【0163】
また、プラスチックボトルの肩部または握り部に形成され手のひらを刺激する指圧突起は、マッサージ効果とともにより、手の平に心地のよい刺激を与える効果を得ることができる。したがって、消費者がプラスチックボトル製品を購買すればウォータークッション効果のマッサージ道具を同時に得ることになるので、これにより販売会社はプラスチックボトルを再使用するという認識を消費者に植えてくれることのよって消費者たちに良い評価を得るであろう。
【0164】
第二、本発明は圧力マッサージ突起を通じて透過光線の屈折で、クリスタル効果が生じ消費者が製品の外観に好感を持つようになって、さらには陳列台に置かれた製品に消費者の目を集中させることができるようになって販売会社としては商業的成功を収めるであろう。
【0165】
第三、本発明は、薄いボディ部の外周面に形成された多数の圧力マッサージ突起がボディ部の座屈強度及び耐圧剛性を補強する。
【図面の簡単な説明】
【0166】
【図1a】本発明の実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図1b】本発明の実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図1c】本発明の実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図1d】本発明の実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図2】図1bのA−A線に従う断面図である。
【図3】本発明の作用状態を示すプラスチックボトルの使用状態図である。
【図4】図3の圧力マッサージ突起の挙動を示す“Z”部の拡大図である。
【図5】本発明のラベル付着領域を有するボディ部の実施形態に係るプラスチックボトルの正面図である。
【図6】本発明のラベル付着領域を有するボディ部の実施形態に係るプラスチックボトルの正面図である。
【図7】本発明のラベル付着領域を有するボディ部の実施形態に係るプラスチックボトルの正面図である。
【図8】本発明のプラスチックボトルに握り部を付加した変形例の正面図である。
【図9a】本発明のボディ部に形成される圧力マッサージ突起の別の配置を有したプラスチックボトルの正面図である。
【図9b】本発明のボディ部に形成される圧力マッサージ突起の別の配置を有したプラスチックボトルの正面図である。
【図9c】本発明のボディ部に形成される圧力マッサージ突起の別の配置を有したプラスチックボトルの正面図である。
【図10a】本発明に係るプラスチックマッサージボトルのボディ部の別の形態を示した正面図である。
【図10b】本発明に係るプラスチックマッサージボトルのボディ部の別の形態を示した正面図である。
【図11】a、b、c及びdは本発明に係るボディ部に形成された圧力マッサージ突起の形状及び多様な配列を例示した概略的正面図である。
【図12a】図1aに示した圧力マッサージ突起中の一つを例示した拡大断面図である。
【図12b】図1bに示した圧力マッサージ突起中の一つを例示した拡大断面図である。
【図12c】本発明のプラスチックボトルのボディ部に形成された圧力マッサージ突起の改良例をしめした拡大断面図である。
【図12d】本発明のプラスチックボトルのボディ部に形成された圧力マッサージ突起の改良例をしめした拡大断面図である。
【図12e】本発明のプラスチックボトルのボディ部に形成された圧力マッサージ突起の改良例をしめした拡大断面図である。
【図13】本発明の他の実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図14a】図13に示した圧力マッサージ突起の一つを例示した拡大断面図である。
【図14b】図14aに示した圧力マッサージ突起の多様な改良例を示した拡大断面図である。
【図14c】図14aに示した圧力マッサージ突起の多様な改良例を示した拡大断面図である。
【図14d】図14aに示した圧力マッサージ突起の多様な改良例を示した拡大断面図である。
【図14e】図14aに示した圧力マッサージ突起の多様な改良例を示した拡大断面図である。
【図15】本発明のさらなる他の実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図16】図15のB−B線の断面図である。
【図17】図15のC―C線の断面図である。
【図18a】本発明のさらなる実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図18b】本発明のさらなる実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図19】aは図18aに示した圧力マッサージ突起の一つを例示した拡大断面図であり、bはaに示した圧力マッサージ突起の改良例の拡大断面図である。
【図20a】本発明のさらなる実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図20b】本発明のさらなる実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図21】図20aに示した圧力マッサージ突起が形成されたラップアラウンドシートの斜視図である。
【図22】本発明のさらなる実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図23a】図22に示した圧力マッサージ突起が形成されたアタッチメント形シートの斜視図である。
【図23b】図22に示したアタッチメント形シートの変形例を例示した斜視図である。
【図24】本発明のさらなる重要な実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【符号の説明】
【0167】
10A〜10T プラスチック(マッサージ)ボトル
14 肩部
18 底部
16 ボディ部
20 圧力マッサージ突起
30 キャップ
【0001】
本発明はプラスチックボトルに関するものであって、特に、マッサージ道具として利用可能なプラスチックマッサージボトルに関するものである。そして、このマッサージ道具であるプラスチックマッサージボトルは、そのボディ部に、該ボトルの動きに呼応して運動エネルギーを発生することが可能な流体を少なくとも部分的に充填している。さらに、このボディ部の厚みは、マッサージボトルで身体を叩くまたは加圧したときに弾性変形が可能な程度に十分薄い。さらに、該マッサージボトルは、ボトルで身体を叩く又は加圧したときに、身体の多数の区別された隣接地点にマッサージ圧力を加えることが可能な形状及び配列からなる圧力マッサージ手段をボディ部に形成している。
【背景技術】
【0002】
一般的にブロー成形(blow molding)技術で製造され、食品及び飲料用として使用される合成樹脂製のボトルは、例えば、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate)(以下「PET」という)またはポリエチレン(polyethylene)及びポリプロピレン(polypropylene)の系列の熱可塑性合成樹脂の材料で製造されているが、以下では説明の便宜上、このような合成樹脂製ボトルをプラスチックボトル(plastic bottle)と総称する。
【0003】
このようなプラスチックボトルは、軽くて壊れにくく、取り扱いが簡単なため、その需要は、ガラスボトルと金属缶の代用品として食品及び飲料産業において、拡大している。そして最近では、米国、ヨーロッパ、日本で皮膜によるガス遮断性能を改善したビール貯蔵用のPETボトルが開発されたことにより、その使用用途は益々広がっている。
【0004】
特にPETボトルは、人体に無害でありリサイクルも可能で、焼却の時にも有害物質が生じないので環境に対して優しく、炭酸ガスや酸素などのガス遮断性が優れているので飲料を長時間変質させない特性を有している。また、PETボトルは、ガラスボトルや金属缶に比べ、軽量素材であって、衝撃強度及び剛性に優れており、再密封も可能で、成形性、及び透明性などにも優れている。
【0005】
このようなPETボトルは、用途にしたがって、即ち充填物を充填した後、ボトルにかかる内圧にしたがって幾つかの種類に分類される。
【0006】
充填物が常圧状態で注入されるミネラルウォータ、醤油、食用油、焼酎、濁酒及び食料品等に使われる常圧(normal pressure)ボトルと、充填物が充填されるときに、内圧が常圧より高い物としてコーラ、又は炭酸水などの主に炭酸飲料用として使われる耐圧(pressure resistant)ボトルと、低炭酸飲料を充填後に、内容物を熱水で殺菌させることができるようにする物として牛乳炭酸飲料、麦炭酸飲料等に使われる耐熱圧(heat and pressure resistant)ボトルと、内容物の充填温度が約85から95°C位の温度で充填すること(hot fillng)が可能なボトルであり、ジュースなどの果汁飲料、混合飲料、お茶、コーヒー類、スポーツ飲料等に使われる耐熱(heat resistance)ボトルと、に各々区分される。
【0007】
ところで、このような食品及び飲料用のプラスチックボトル製品を購入した消費者は、内容物を飲む又は飲み干した後に、プラスチックボトルをそのまま捨てる傾向にあるのがほとんどである。このような行為は、有用な資源を無駄にしてしまうことであり、ボトル自体のかさによってごみ処理するには困難となる。仮にプラスチックボトルを回収してリサイクルするとしても、設備及び費用がかかり、経済的側面から有益ではない。したがって、プラスチックボトルは、飲料を溜めておくボトルであって、その用途が限定されるので、今日では、再使用がほとんどなされていないのが実情である。
【0008】
ここで、発明者たちはプラスチックボトルの固有の用途以外に、プラスチックボトルに充填された流体の内容物を飲む又は飲み終えた後に、このプラスチックボトルに流体を適当に充填させてマッサージ道具として再使用することによって、プラスチックボトルの効用価値を高めることに注目した。具体的には、発明者たちは、プラスチックボトルを身体に対して叩く、加圧する、または手でボトルを揉む、又は擦り付けることにより有用なマッサージ効果を得ることのできる、すなわちマッサージ道具として再使用することができるプラスチックボトルを開発するに至った。
【0009】
まず、本発明に至るまで発明者たちが検討した従来技術を説明する。
【0010】
第一従来技術の類型
ブロー成形で製造された食品または飲料用のプラスチックボトルの従来技術としては、大韓民国意匠登録第192887号、第194598号及び米国意匠特許D.369,556号、D.395,826号、D.411,457号、D.411,740号、D.448,677号及び米国特許第5,499,730号などが挙げられ、これらの参考文献には、プラスチックボトルのボディ部の外周面の一部分または全体の部分に備えられた大よそダイアモンド型のパネル形状の一定パターンを有するプラスチックボトルが提案されている。
【0011】
また、従来技術として米国特許第5,642,826号明細書には、炭酸飲料のガスが飲料から放出されるか喪失される程度を減少させる目的で、容器のボディ部の外周面にダイアモンド形状のパネルを適当に形成された、潰れることのできる容器(Collapsible Container)が開示されている。この容器は、ダイアモンド形のパネルに沿って折り潰れることができるようにして、容器の内部のかさを、減少するようにしたものである。
【0012】
このような第一類型の従来技術のボトル及び容器は、ボディ部の表面にダイアモンド形状が、単純に美観を目的とするか、機械的な強度を高めるためのものであるか、または容器がうまく潰れるようにしたものであり、マッサージ効果を目的とはしていない。
【0013】
第二従来技術の類型
ボトルまたはプラスチック容器にブラシ、櫛またはマッサージ用の突起を一体に形成した技術が提案されている。
【0014】
たとえば、米国意匠特許D.264,181号には、ボトルのボディの外周面にブラシが一体に形成されたボトルが開示されている。米国意匠特許D.251,826号には、ボトルのボディ部の外側に各々髪手入れ用の櫛とマッサージ用の突起を一体に形成したボトルが示されている。日本の特開平10−248634号公報には、プラスチック容器のボディ部の外周面の片方または容器のキャップに円錐型でできており、シャンプーによって泡立つ髪を掻き回して洗うと同時に頭皮に刺激を与えてマッサージ効果を得ることができる、長い脚長の突起(long leg protrusions)を多数有した整髪容器が示されている。米国特許第3,011,499号明細書には、日本の特開平10−248634号公報と同様に、櫛及びブラシの機能等を兼ねた多目的容器が記載されている。
【0015】
このような第二の類型の従来技術は、髪を洗う時に、容器を頭皮に擦り付けるか加圧することのよって得られる頭皮マッサージにのみに限定された効果を有する。
【0016】
第三従来技術の類型
米国特許第5,284,272号明細書には、マッサージ装置を具備した多目的容器及びキャップの構造が開示されているが、このマッサージ装置は、マッサージ師らがマッサージ施術に必要な香料や薬液を充填して携帯することができるようになっている。そして、容器の下部面にある半球形の突起部または尖った形状のキャップを用い、被施術者の皮膚に当てて回転させるか押すことによって、異なる二つのマッサージ効果を得ることができるようにしたものである。
【0017】
また、大韓民国実用新案登録第72164号公報には、化粧品容器兼用のマッサージ用具が、日本の特開平11−309081号公報には、容器押付け装置が開示されている。これらは、共通して容器のボディ部の一側面に、ボディ部を片手でつかめる握りを形成し、その反対側のボディ部の他側面に、半球形のマッサージ突起を多数形成しており、前記マッサージ突起を身体に接触して擦り付けるか加圧して皮膚と接触することで摩擦効果またはマッサージ効果を得ることができるようにしたものである。
【0018】
このような第三類型の従来技術は、いわゆる静的な(static)方式であるためマッサージ効果が制限される。
【0019】
第四従来技術の類型
一方、大韓民国意匠登録第149790号及び大韓民国実用新案公開第94―26707号公報には、突起鍼を有したガラスボトル(glass bottle)に関する技術が記載されている。この文献には、ガラスボトルのボディ部に尖った突起鍼を多数形成して前記ボトルを手に取るとき前記突起鍼が手の平のふさわしい地点を刺激するようにして韓国で有名な鍼の効果を得るようにしたボトルが記載されている。
【0020】
このような第四類型の従来技術は、手でボトルのボディ部を握ることによって手を刺激する効果を得るものであって、使用者がガラスボトルを身体に叩いてマッサージ行為をする場合に、ガラスボトルの運動エネルギーはそっくりそのまま身体に伝えられるので耐えられない痛症を伴う。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
本発明は、上記のような従来技術の持っている問題点を解決することができるようにしたものであって、本発明の主な目的とするところは、身体に衝撃エネルギーを伝えず吸収するようなウォータークッション効果を提供でき、効果的に痛症なしでソフトに身体をマッサージできるプラスチックマッサージボトルを提供することにある。
【0022】
本発明の他の目的は、プラスチックボトルに満たされる流体の充填量を調節して身体に多様な形態のマッサージをすることのできる、プラスチックマッサージボトルを提供することである。
【0023】
本発明のまた他の目的は、プラスチックボトルに充填された冷たい流体と共にボトルの打撃動作時に発生する打撃音とによって、涼しいマッサージ効果を得ることのできるプラスチックマッサージボトルを提供することである。
【0024】
本発明のまた他の目的は、プラスチックボトルの使用中あるいは使用後に、プラスチックボトルの効用価値を向上させるようにした、プラスチックボトルを提供することである。
【0025】
本発明のまた他の目的は、ボディ部の外周面に形成された多数の圧力マッサージ突起等が透過光線によって屈折するような、光学的作用により装飾効果を発揮することのできる、プラスチックボトルを提供することである。
【0026】
本発明のまた他の目的は、ボトルの座屈強度及び内部耐圧をかなり改善できるプラスチックボトルを提供することある。
【課題を解決するための手段】
【0027】
上記のような目的は、本発明に係るプラスチックマッサージボトルによって達成することができ、以下にそのマッサージの原理を説明する。
【0028】
物体を打撃するとき、打撃による衝撃エネルギーは、打撃物の質量と速度によって定められる。マッサージ道具の場合には、身体とマッサージ道具との接触面積が小さいほど身体の局所部位に衝撃力が集中する。このような手段は、身体を傷つけたり身体に痛症の伴わないようにする機能的な態様を考慮する必要がある。即ち、通常の力によりマッサージ道具で身体に打撃を加える時に、身体に伝わる物理的な力を最小限に抑え、好ましくはマッサージ道具自体で衝撃エネルギーを吸収するようにしなければならない。
【0029】
二つの物体が衝突する時の衝撃エネルギーは、直ちに他のエネルギーに転換される。このような転換されたエネルギーの種類としては、二つの物体の変形、破壊、音、振動などのエネルギー及び熱エネルギー等がある。
【0030】
したがって、本発明では、プラスチックボトルで身体を打撃したときに、プラスチックボトルのボディ部に充填された流体が、瞬間的に波立ち、ボディ部が弾性的に変形するので、その結果、波立つ挙動と弾性変形との相互作用により、プラスチックボトルは、衝撃エネルギーを吸収できる。この二つのエネルギーの相互作用により、マッサージ効果は、身体に加わる初期の衝撃エネルギーによって最大になると共に、素早くエネルギーを吸収するメカニズムであるいわゆるボディ部のウォータークッション効果により、身体に衝撃エネルギーがほとんど伝わらなくなる。
【0031】
本発明の流体を充填したプラスチックボトルは、大きな質量の流体を速く動かすことで比較的に高い衝撃エネルギーを得られるようになり、マッサージ効果を大きくする手助けとなる。特に本発明のプラスチックボトルは、熱可塑性のプラスチックボトルとして適当な弾性力を有するポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン及びポリプロピレンの系列の熱可塑性樹脂で製造されている。
【0032】
このように適当な弾性力を持つプラスチックボトルを用いて身体に打撃を加えマッサージ行為をする時、密閉されたプラスチックボトルの内部で流体が瞬間的に波立つことにより、動的な(dynamic)流体挙動が生じ、この挙動が、ボディ部に伝えられる。このことで、ボディ部の弾性変形が繰り返され、身体に関してのマッサージのレベルを変更することができる。このときに、身体の打撃直後のプラスチックボトル内部の流体の瞬間的な波立ちによる運動エネルギーの新たな生成と、ボディ部の弾性変形エネルギーの生成と、の相互作用を通じて、ほとんどの衝撃エネルギーが身体に伝えられずプラスチックボトルのボディ部自らが吸収するので、マッサージ行為の時に、身体に痛症を伴わずに快適なマッサージ効果が得られる。これのために何よりも重要なことは、プラスチックボトルのボディ部の厚みを可能な限り薄いものにしなければならない。
【0033】
物体の弾性力は、ひずみエネルギーによって決定される。すなわち、弾性力が大きすぎる物体、例えば硬くて強度が高い金属、ガラス、木などの物体は、物体自らの変形による衝撃エネルギーの吸収がほとんどされず、その衝撃エネルギーは、そっくりそのまま身体に伝えられ痛症を起すことになる。これはマッサージではなく鞭打ちであるので機械的な緩衝装置を備える必要がある。
【0034】
これに従う本発明に係るプラスチックボトルのボディ部の厚みは、プラスチック材料の強度またはプラスチックボトルの容量の大きさによって若干の差異はあるが、0.1mmから0.6mmが適当であり、好ましくは0.1mmから0.4mmが適当である。0.1mmの厚みに近づくほどボディ部での流体の衝撃エネルギーの吸収が、非常に良好であり、0.6mmに近づくと全体として、ボディ部での流体の衝撃エネルギーの吸収が落ちる。
【0035】
そして、ボディ部の厚みが0.6mm以上の厚さののボトルで身体を叩いてマッサージ効果を得ようとする場合には、前記ボディ部において流体の衝撃エネルギーを吸収する弾性変形が大きく落ちるので、このような動作では、マッサージ時に痛症を伴う。
【0036】
また、ボディ部の厚みが0.1mm以下の場合には流体の衝撃エネルギーの吸収は良好であるがその反面、ボディ部の復元性が落ちるので、マッサージ効果を低下させ、さらにはプラスチックボトルの座屈強度を低下させるので、衝撃による破損の可能性が高まる。
【0037】
このように本発明のプラスチックボトルは適当な弾性力を有し、これに従う材料力学的な弾性力の大きさは次のように定義される。
【0038】
E=P/l2÷△l/l
ここで、 E:弾性率(Elastic Modulus)または弾性力の大きさ、P:力、l2:材質の断面積、△l:変形された長さ、l:材質の本来の長さを示す。
【0039】
この等式は、応力/変形率を意味し、通常的に応力と変形率に比例する範囲内の値で理解される。
【0040】
厚みが薄いプラスチックボトルにおいて、空のプラスチックボトルに過度に力を加えて押した時に潰れこんでしまい復元されない場合がある。これは応力とひずみが比例する状態にある降伏点を超過する力が加えられたからである。
【0041】
しかし、この時に、プラスチックボトルの内部に流体が満たされ、キャップで密閉された場合には、ボトル内部の圧力維持作用と流体の重力による圧力を持つようになるのでプラスチックボトルに過度な力を加えて押した時も変形後に、簡単に復元する効果を持つ。
【0042】
飲料及び携帯可能な水、ジュース、アルコール、オイル及び牛乳等の殆どの各種の流体で同等に自己復元作用がみられ、これらの流体は、0.6から1.5の比重を有する。比重の大きな流体を使用した場合にはマッサージ行為の時の打撃速度と充填量の調節でマッサージ効果を自由に調節することができる。
【0043】
上記のように流体を充填しキャップによって封をしたプラスチックボトルをマッサージ道具として使用したときの衝撃エネルギーの吸収メカニズムは次のようである。
【0044】
(i) プラスチックボトル自体の変形エネルギー発生
(a) 圧力マッサージ突起の弾性変形に費やされるエネルギー
(b) ボディ部自体の変形に費やされるエネルギー
(c) 上記(a)、(b)項の変形の繰返しにより発生する振動エネルギー
(ii)プラスチックボトル内部の流体の運動エネルギー発生
(a) プラスチックボトル内にある流体の運動エネルギー
(b) 流体の波立つ挙動による運動エネルギー
(c) ボディ部の弾性変形による流体の動作に伴う運動エネルギー
(d) 上記(a)、(b)、(c)項の同時発生による複合的な挙動により発生する運動エネルギー
本発明で上記(i)(ii)項の運動エネルギーが生成されると同時に衝撃エネルギーの殆どは、相殺されてボディ部に吸収され、打撃によるマッサージ効果の繊細な機能調節は、上記(i)項の圧力マッサージ突起が担うことになる。
【0045】
また、本発明は、打撃によって発生した流体の運動エネルギーが、圧力マッサージ突起を通じ極めて瞬間的な局所圧力の増加分として転換され、身体に強く伝えられる。前記突起が、身体に接触するときに、圧力マッサージ突起は、圧縮されるので、その圧点(圧力がかかる点)は、広がる。これによって、反発力が、ボディ部を変形して、その結果、該変形力は、ボトル内部の流体の運動エネルギーに転換されることが可能である。実際に身体に伝えられる瞬間的な加圧力が小さくなることによって、痛症がなく心身爽快なマッサージ効果を得ることになる。
【0046】
一方、発明者たちは、プラスチックボトルを手にとって打撃によるマッサージ行為を実施するのには、1kg以下のボトル重量が、適当であることが経験を通じてわかっている。したがって通常1リットル以下の容量を持つプラスチックボトルは、打撃方式のマッサージ道具として有用である。
【0047】
容量が、1リットル以上で1.5リットル、1.8リットル、2リットルの大きなプラスチックボトルは打撃方式のマッサージ道具としては重くて不適当であるため、これらは、転がす方式のマッサージ道具として有用に用いられる。また、1リットル以下のプラスチックボトルにおいて手で揉むか両手のひらで擦り付ける動作によってマッサージ効果を得ることができる。このような加圧方式の場合にもボディ部及び圧力マッサージ突起の形状は、マッサージ効果を最大限に変化させることができる。
【0048】
一方、打撃方式のマッサージボトルにおいて、マッサージ突起部は、首部とボディ部との間、に形成することができる。そして、マッサージ行為者は、肩部を把持することによって手の平に心地のよい刺激を与える効果を得ることができる。この時、肩部は、手でマッサージ行為者が簡単に把持するのに適当な直径と長さを持つのが好ましく、その横断面の断面積が緩やかに変化するように曲線または直線の傾斜を成す形態が好ましい。
【0049】
また、首部とボディ部との間の肩部を長く延長させることにより、握り部として付加することができる。この握り部にマッサージ突起を共に形成することで、マッサージ行為者は、自分の手の平にマッサージ効果を得ることもできる。
【0050】
一方、前記ボディ部から突出されている圧力マッサージ突起は、半球形、円錐形、角錐形で形成することができる。この圧力マッサージ突起等の配列間隔及び突出の高さは、材料の成形性と圧点効果を考慮しながらマッサージの時である圧力マッサージ突起が身体に圧力を加えた時、身体の皮膚がボディ部の外周面に当たらないか、または軽く接触する程度の高さなら十分である。もし、圧力マッサージ突起の突出の高さがあまりにも低い場合にマッサージをすると圧力マッサージ突起と共にボディ部の外周面に身体が接触することによって圧点によるマッサージ効果が低下する。
【0051】
また、圧力マッサージ突起は尖っている部分を有しているほど局所的な圧点効果が増加する。圧力マッサージ突起の形態を二段または多段の火山型の構造にするほど突起形状のベース部は、容易に弾性変形でき、プラスチックボトルの衝撃エネルギーの吸収効果が増加し、マッサージ効果がより改善される。
【0052】
そして、圧力マッサージ突起の配列間隔等をぎっしりと形成させると、ボディ部の変形及び復元性を低下させ圧力マッサージ突起が身体に痛症を伴うので、むしろマッサージ効果を落とすこともある。また、このように密に配列された突起は、圧力マッサージ突起の成形性及び脱形性に問題を起すこともある。一方圧力マッサージ突起の相互間隔が広すぎると、結局のところ圧点が分散されマッサージ効果は低下する。
【0053】
このようにボディ部の外周面に形成される圧力マッサージ突起等は、ボトルを身体に叩くか加圧したときに身体に接触すると共に身体の表皮の多数の区別された隣接地点にマッサージ圧力を加えることができるように、形成され、配列されるべきである。この時、圧力マッサージ突起等は、5.0mmから25.0mmの間隔にし、2.0mmから10.0mmの突出の高さで形成するのが好ましい。また、肩部に形成されるマッサージ突起(指圧突起)も、ボディ部の圧力マッサージ突起の間隔と高さと同等のものが形成されるのが好ましい。
【0054】
一方、ブロー成形で作るプラスチックボトルを製造するために、製造されるボトルの大きさ、形状にあわせて、2分割、3分割、又は多分割の金型が用いられる。2分割の金型または3分割の金型を用いてボディ部に形成された圧力マッサージ突起を成形するために、金型の設計時には、圧力マッサージ突起の形状、高さ及び角度は、考慮すべきである。さらに、ボディ部の金型の分割ラインの近傍では圧力マッサージ突起を形成しないことによって該突起の成形性、ボトルの脱形性をさらに満足することができる。
【0055】
一方、上記1リットル以下の容量を持つ打撃方式のマッサージのプラスチックボトルに満たされる流体の量は、プラスチックボトルの内部の体積30%から90%程度が好ましい。これは流体量が30%以下となると、流体の挙動による衝撃エネルギー量が小さすぎ、流体量が、90%以上になると、相対的に空気圧縮量が少なくなり、またプラスチックボトル自体の剛性が大きくなる。この場合には、圧力マッサージ突起は、本来の役割を果たさずに、身体に加わる衝撃エネルギーが大きくなり、使用者に痛症及び不快感を引き起こす。
【0056】
一方、プラスチックボトルを転がす方式のマッサージ道具として使う場合には、プラスチックボトルに満たされる流体量は、プラスチックボトルの内部体積を100%または100%近く満たすのが好ましい。これは、プラスチックボトルを人の表皮上に転がす行為でマッサージを遂行するため、プラスチックボトル内で流体が満たされていない空間があればプラスチックボトルを加圧して転がす時に、潰れが生じマッサージを円滑に遂行することができなくなる。
【0057】
同じく前述したように手で揉んだり両手の平を擦り付ける動作によってマッサージされる場合も、プラスチックボトルに流体を体積比で100%近く満たすのが好ましい。
【0058】
上記のような理論的な背景の基づいて、本発明に係るマッサージボトルは、キャップによって開放及び閉鎖される注入口を有した首部と、該首部から延長される肩部と、底部と、ボディ部と、を含むプラスチックマッサージボトルであって、該ボディ部は、前記肩部と前記底部を相互連結し、前記ボトルの動きに呼応して運動エネルギーを発生することが可能な流体を少なくとも部分的に充填し、前記マッサージボトルが身体に対して叩かれまたは加圧されたときに前記ボディ部の弾性変形が可能な程度十分に薄い厚みであって、平常時に前記ボトルの構造的な形状を保持できるほど十分に厚い厚みを有しており、前記ボトルが身体に対して叩かれ又は加圧されたときに、前記身体に接触して、前記身体の多数の区別された隣接地点にマッサージ圧力を加えることが可能な形状及び配列からなる圧力マッサージ手段を含む、ことを特徴とする。
【0059】
本発明のほかの目的及びその態様は、添付した図面を参照することで以下に示す実施形態によりその詳細が明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0060】
以下、添付した図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態等を詳細に説明する。
【0061】
以下に示す詳細な説明はその例を示すために提供されるものであって、限定した方法として解釈すべきでない。
【0062】
図1aから図1dは、本発明の実施形態に係るプラスチックマッサージボトルを示したものである。
【0063】
例示として、上記図1aから図1dに示したプラスチックボトル10A、10Bは、0.5リットルの容量を有し、0.2mmのボディ部の厚みを有したボトルである。
【0064】
図1aに示した図面符号10Aは、本発明に係るプラスチックボトルの全体を表す。前記プラスチックボトル10Aはキャップ30により開放及び閉鎖される注入口12aを有した首部12と、この首部12から延長される肩部14と、底部18と、肩部14と底部18を相互連結し、ボトル10Aの動きに呼応して運動エネルギーを発生することが可能な流体を少なくとも部分的に充填したボディ部を含む。
【0065】
ボディ部16は、プラスチックマッサージボトル16Aが身体に叩かれまたは加圧されたときに前記ボディ部の弾性変形が可能な程度の小さい厚みであって、平常時に前記ボトルの構造的な形状を保持できる程度の大きい厚みを有している。多数の圧力マッサージ突起20が、ボディ部16の外周面から突出している。圧力マッサージ突起20は、圧力マッサージ手段としての機能を果たし、ボトル10Aが身体に対して、叩かれ、または、加圧されたときに、前記身体に接触して、区別された隣接地点にマッサージ圧力を加えることが可能な形状及び配列からなる。図面符号12bは、ねじ部と共に首部12の下部に形成され、ボトル開口部を開閉するためのキャップ30と協働するように適合されたキャピングフランジ(capping flange)を表したものである。
【0066】
図1aに示した圧力マッサージ突起20は半球形を有しており、図1bは円錐形の圧力マッサージ突起20を有している。図1c及び図1dのプラスチックボトル10Bには、ボディ部16に半球形と円錐形の圧力マッサージ突起20が形成されると共に肩部14の外周面に半球形または円錐形の多数のマッサージ突起14aが一体でさらに形成されている。
【0067】
前記プラスチックボトル10A、10Bは熱可塑性樹脂の材料で製造されるものであり、公知のホットパリソン法(hot parison method)またはコールドパリソン法(cold parison method)を選択してブロー成形によって製造される。即ち、ホットパリソン法は、熱可塑性プラスチック材料を射出成形して形成した予備の成形物(perform)を完全に固化させず高温状態で延伸ブロー成形によりプラスチックボトルを製造することである。コールドパリソン法は熱可塑性プラスチック材料を射出成形して一応冷却固化させた予備の成形物をブロー成形の直前に再び加熱し延伸ブロー成形してプラスチックボトルを製造することである。
【0068】
本発明のプラスチックボトル10A、10Bの圧力マッサージ突起20は、図2に示したように、ボディ部16の外周面16aから突出し、互いに同等な厚みを有している。プラスチックボトル10A、10Bの内部に充填された流体が、ボディ部16の内部で波打つときに、ボディ部16は、弾性変形をして、素早く復元することができるように、前記最小限の厚みを有している。
【0069】
これによる前記ボディ部16の厚みは、PET、PE、PPなどのプラスチック材料の強度特性とプラスチックボトル10A、10Bの容量によって若干の差異はあるが、0.1mmから0.6mmが適当である。さらに、好ましくは、ボディ部の厚みは、0.1mmから0.4mmであり、この範囲においてボディ部16は、かなり良好に衝撃エネルギーの吸収ができる。
【0070】
図3は本発明のプラスチックボトル10Bの例による作用状態を示したものである。図3を参照すると、手40で肩部14の周りを把持して、たとえば、マッサージしようとする身体50の腕などの所定の範囲に打撃を加えるとき、プラスチックボトル10Bの打撃を受けたボディ部16が、弾性変形して、内部空間の方を向いて弓形に曲がる。これと共に圧力マッサージ突起20の各頂点は、瞬間的に増加した圧力を、高いエネルギーのマッサージ与えるべき、身体の局所に加えられる。また、図4のように、圧力マッサージ突起20の加圧された頂点が、身体に対して集中した反発力にために、圧縮されて広がる。加えて、打撃時に、ボディ部16の変形手段によって身体に加えられた衝撃エネルギーは、プラスチックボトル10Bに戻り、その結果として衝撃エネルギーは、プラスチックボトル10Bの内部の流体60の運動エネルギーに転換され、プラスチックボトル10Bで次第に吸収され、使用者は快適なマッサージを楽しめるようになる。
【0071】
上記のように構成された本発明のプラスチックボトル10A、10Bは、主に食品または生水を含む各種の飲料を充填して製品として販売するようになる。
【0072】
ここで、プラスチックボトル10A、10Bに充填される内容物は、飲料としてコーラ、炭酸水などの炭酸飲料、持運び可能な水、果汁飲料、混合飲料、スポーツ飲料、牛乳、ビール、焼酎、濁り酒等が含まれ、食品添加物として醤油、食酢、食用油、マヨネーズ、ケチャップ等が含まれる。また、胡麻、澱粉、唐辛子粉等の食品類が含まれる。
【0073】
もし、前記のプラスチックボトル10A、10Bの内容物を持運び可能な水とした時に使用者はこの水をある程度飲んで、キャップ30を密閉した後、マッサージ道具としてボトルを使用することができる。生水を全部飲んだ後には、使用者は、このプラスチックボトル10A、10Bに適当量の水を再び適当量満たして、マッサージ行為をすることができる。コーラなどの炭酸飲料の場合には、プラスチックボトル10A、10Bを振ることで、その内部圧力が増加する。このように、使用者が、飲んだ後には水を適当量満たしてからマッサージ行為をしなければならない。類似の場合である唐辛子粉、マヨネーズ、又はケチャップの場合においても、もしボトル内にこれらが無くなったら、流体ではないので水の流体を満たしてマッサージ道具として使用することができよう。
【0074】
このように、打撃によるマッサージ行為をする場合のプラスチックボトル10A、10Bに満たされた流体は、プラスチックボトル10A、10B内の体積の30%から90%程度が好ましい。この流体体積が30%以下となると、流体挙動による衝撃エネルギー量が小さく、十分なマッサージ効果が得られない。また流体体積が、90%以上になると、が打撃の瞬間に圧縮される空気量が少なくなり、プラスチックボトル10A、10B自体の剛性が大きくなる。
【0075】
このような場合に、圧力マッサージ突起20の挙動量が小さくなると同時に衝撃エネルギーがあまりにも大きくなり、マッサージの時に痛症及び不快感が生ずる。
【0076】
もし、プラスチックボトル10A、10Bに流体を満たしていない空の状態であって、かつキャップ30により密閉させた状態であるときに、打撃によるマッサージ行為をすると、ぽんぽんという打撃音が生じ、ボディ部16を含む圧力マッサージ突起20の変形がほとんどない。このような場合に、プラスチックボトル10A、10Bの容量が大きいならば、痛症と不快感を感じるようになり、マッサージではなく鞭打ちになってしまう。このことは反対に、プラスチックボトル10A、10Bの容量が小さいものは、そのもの自体が軽いため、十分なマッサージ効果を得ることができない。
【0077】
上記のように流体が満たされたプラスチックボトル10A、10Bの使用によりマッサージ効果を得るためには、手40でボディ部16と首部12の間の肩部14の近傍を使用者が把持し、プラスチックボトル10A、10Bで、身体を打撃することになる。この時、首部12の下部に形成されたキャピングフランジ12bが、手で肩部14を把持するとき支える役割をして、使用者がより安定した動作でマッサージをすることができる。
【0078】
このようにプラスチックボトル10A、10Bのボディ部16で身体に打撃を加えマッサージ行為をするときに、キャップで密閉したプラスチックボトル10A、10Bの内部で発生する流体60の動的な挙動は、ボディ部16に伝達される。このボディ部16が弾性変形を繰り返しながら、このボディ部16の圧力マッサージ突起20で身体を叩いてマッサージ効果を得ることになる。この時、プラスチックボトル10A、10Bの内部の流体の瞬間的な波立ちが発生することによる運動エネルギーの相互作用によって、衝撃エネルギーが全体として身体に伝わらず、エネルギーの実質的な部分は、ボディ部16自らが吸収する。マッサージ行為の時に身体に痛症を伴わずに快適なマッサージ効果を得ることができるわけである。
【0079】
一方、前記プラスチックボトル10A、10Bに100%または100%近く流体が満たされている場合には、他の形態のマッサージをすることができる。
【0080】
即ち、飲料製品を買って飲んでいない状態ではプラスチックボトル10A、10Bに流体内容物が100%満たされている。この時プラスチックボトル10A、10B内に空きの空間がないためにボディ部16による弾性変形は、ほとんど起らない。ボディ部16に外力を加えても、はちきれそうな状態で維持する。ボディ部16を両手で擦って回すかまたは手で揉むかまたはマッサージしようとする身体に当てて転がすことで、圧力マッサージ突起20が手や身体を刺激してマッサージ効果を得ることになる。この時にもボディ部16のわずかな若干の弾性変形及びそれに続く復元によりウォータークッション効果が発生するので、気持ちよくマッサージを行うことができる。
【0081】
上記のようにプラスチックボトル10A、10Bに充填された流体量及びボトルの打撃速度を調節する結果として、使用者は、自分に合う適当な打撃強度でマッサージ効果を楽しめる。または、擦り付けるか或いは転がして、指圧(手の平の刺激を与える)及びマッサージを楽しめる。
【0082】
そして、身体に打撃を加えるマッサージの場合には、プラスチックボトル10A、10Bの容量が1リットル以下であることが手首などの疲れを考慮したときに、適当である。手で擦って回すかまたは揉むかまたは足裏、腰、膝等に転がしてマッサージをする場合にはプラスチックボトル10A、10Bの容量に制限を置かない。違う観点から見ると、上記のようにボディ部16に多数の圧力マッサージ突起20を形成することで、透明なプラスチックボトル10A、10Bの外観にいわゆる”クリスタル効果”のようなに意匠的な美観を有することになる。
【0083】
例えば、PETボトルは一般に優れた透明性を持っているが、同じく優れた透明性を発揮するガラスボトルに比べると、PETボトルは単純に透明できれいな状態だけであって、ガラスボトルのような固有の透過光線の屈折によるクリスタル効果は発揮できず、そのため視覚的変化が不足している。
【0084】
PETボトルにおいてクリスタル効果が低い原因の一つに、PETボトルが2軸延伸ブロー成形(biaxial stretch blow molding)で製造されているため、その厚みが薄くなり、そのため透過光線の屈折を十分に得られないことが挙げられる。
【0085】
このようなPETボトルに、より明確なクリスタル効果を提供しようとPETボトルのボディ部の厚みを厚くした改善が考えられる。しかし、PETボトルの厚みを厚くすると、製品を成形するのに必要なPET樹脂量が増加して、それによる製品単価が高くなってしまい、2軸延伸ブロー成形技術には、極めて不適当である。2軸延伸ブロー成形なしに、十分な透明性及びボトルの軽量の利点を得ることができなくなる。
【0086】
本発明プラスチックボトルによれば薄いボディ部16の外周面16aに多数の圧力マッサージ突起20が形成されることで、その圧力マッサージ突起20は、透過光線が屈折することで強い光学的な作用を提供する。プラスチックボトル10A、10Bは、クリスタル効果を持つようになることでプラスチックボトル10A、10Bに装飾的な効果を得るようになる。このように本発明のクリスタル効果を持つ、食品及び飲料用プラスチックボトル10A、10Bは、消費者に製品外観に好感を与えるようになり、一歩進んで店の陳列台に置かれた製品に消費者の目を集中させることができる。
【0087】
また他の観点で、ボディ部16に形成された圧力マッサージ突起20によってボディ部16の剛性を確保することができる。特に厚みが薄いボディ部16に対して座屈強度及び耐圧強度を確保するのに、前記圧力マッサージ突起20が、この上なく大きい影響を及ぼすようになる。これによってボディ部16の直径方向に作用する外力に対してボディ部16は自分の形状維持(self−standing)能力を持つようになる。
【0088】
また、使用者がプラスチックボトル10A、10Bの使用のためにボディ部16を手に把持して、指で加圧しても陷沒変形が容易に起きなくなり、使用者は安定した状態で飲み物を飲むことができるようになり、プラスチックボトル10A、10Bの安定して取り扱うことができる。
【0089】
図5、図6及び図7は、本発明のラベル付着領域を持つボディ部の実施形態を示すプラスチックボトルの正面図である。
【0090】
一般的に、商品名や製造元などが表示されたデザインを表示するために公知のフィルムラベルまたは紙ラベルなどが、食品や飲み物用プラスチックボトルのボディ部またはボディ部を含む肩部に、付着されている。また、ある場合には、このようなデザインは、ボディ部自体に、直接的に、印刷されている。本明細書で’ラベル付着領域’という用語は、プラスチックボトルのボディ部に表示する手段として、フィルムラベルまたは紙ラベルを付着すること、若しくは、ボディ部自体に印刷することを述べるために用いられる。
【0091】
図5に示した実施形態のように、プラスチックボトル10Cのボディ部16の上部にラベル付着領域16bが形成されて、このラベル付着領域16bを除いたボディ部16の外周面に圧力マッサージ突起20が形成されている。
【0092】
上記のように圧力マッサージ突起20がボディ部16の全体に形成さなくても、プラスチックボトル10Cは、図1aから図1dに示したボディ部16の全体に圧力マッサージ突起20を形成したことと同様に作用効果を得ることができる。
【0093】
すなわち、使用者は、手でボディ部16と首部12の間の肩部14を適当に把持するので、使用者が、簡単にマッサージできるように、圧力マッサージ突起20は、肩部14から遠くに形成されている。一方、図1dと同等な形態として図5でもプラスチックボトル10Cの肩部14に多数の指圧突起14aを形成することで、打撃によるマッサージ効果とともに、指圧効果も同時に得ることができる。前記肩部14は首部12とボディ部16の間で、使用者が、把持するのに適当な直径と長さを持つことが好ましく、その横断面の断面積が緩やかに減少するように曲線または直線のなだらかな傾斜を成す形態が好ましい。
【0094】
また、上記図5で肩部14の形状がドーム(dome)形状をしているが、これを変形させて球(図示しない)のように丸い形状やラグビーボールのように楕円区形状をしてより安定感を持って手を把持することができる。このような形状は、肩部14とボディ部16を繋ぐ、深くて広い溝16Cを備えることで、十分に実現される。
【0095】
図6は、これまでと異なったデザインを有したプラスチックボトル10Dの他の実施形態を示しており、ラベル付着領域16bは、ボディ部16の上部に形成されており、ボディ部16の括れている腰部16dの外周面に圧力マッサージ突起20が形成されている。これは身体において首、腰、肩、腕、膝などの大部分の身体が、丸みを帯びているので、括れている腰部16dは、身体に接触させる圧力マッサージ突起20の加圧ポイントを増加させる手助けとなり、マッサージ効果を高めることができる。
【0096】
一方、図6に示したプラスチックボトル10Dは、充填後プラスチックボトル中にかかる圧力が常圧より高いものとしてコーラなど主に炭酸飲料用で使われる耐圧(pressure resistance)ボトルを例示したものである。また、公知の花びら模様の(petaloid)凹んだ底壁18aが、底部18の外周面の壁に形成されている。上記のように底壁18aを有した底部18は、3分割金型により成形されて、底壁18aの周りには、製品との脱形性を確保することを考慮して、圧力マッサージ突起20を形成しないことが好ましい。一方、図6のプラスチックボトル10Dにも、図1dに示したようなものと同等に肩部14に指圧突起14aが、形成されている。
【0097】
図7は本発明を耐熱(heat resistance)ボトルとして改良して適用した例を示しており、これは圧力及び応力が内容物を充填する工程の間、及びその後に、ボトル内壁に熱応力が加わり、熱抵抗がプラスチックボトルの内壁に作用する。プラスチックボトルに高温流体を充填して密封すれば、初期圧力が発生するようになって、増加した初期圧力がプラスチックボトルに加えられるようになる。流体内容物及びキャップの下部の空気が冷却されることによって熱収縮が発生し、その結果プラスチックボトルの体積が、部分的に減少する。これを勘案して公知されたように、この体積減少を補うために、ボディ部16の外周面にわたってランド領域16e(land area)に沿って真空パネル16fが形成される。
【0098】
このような例において、前記各真空パネル16fに多数の圧力マッサージ突起20を形成して、真空パネル16fを通じてマッサージ効果を与えるプラスチックボトル10Eが提供されるものである。
【0099】
図7に示したプラスチックボトル10Eの場合には、ラベル付着領域16bは、公知のラベルを付着するために、ボディ部16の上部に位置している。さらに、肩部14の高さが低い位置に形成されており、この場合には使用者は、肩部14とともに胴部16の上部を把持して打撃によるマッサージをするようになる。一方、前記耐熱ボトルに適用されたプラスチックボトル10Eのボディ部16の横断面は、6角形を成しているが、耐熱ボトル横断面が4角形の場合であっても圧力マッサージ突起は等しく形成することができる。
【0100】
一方、図示はしないが、牛乳炭酸飲料などに使われる耐熱圧(heat and pressure resistance)ボトルの場合には、ボディ部の底を丸くするかまたは楕円形にしており、ボトルの直立を保障するためにポリエチレンまたはポリプロピレンで形成された公知のベースカップ(base cup)を有している。このような場合にも、ボディ部16に圧力マッサージ突起20が形成されており、この結果としてマッサージ効果をプラスチックボトルで与えることができる。
【0101】
このように、あらゆる種類のPETボトルにおいて、すなわち常圧ボトル、耐圧ボトル、耐熱圧ボトル、耐熱ボトルにおいてボディ部16の所定部位に圧力マッサージ突起20を形成することでマッサージ機能を有することができるのである。
【0102】
図8は本発明のプラスチックボトルに握り部を付加した改良例を示したものである。これは打撃によるマッサージ行為の間に、使用者が、肩部を把持することで、より安定した握りを得て、手首の疲れを減らすことができるように、握り部13が、肩部14と首部12の間で延長している。さらに、握り部13の外周面に多数の指圧突起(加圧されるマッサージ突起)13aを形成している。
【0103】
一方、図8では、ボディ部16全体の外周面に圧力マッサージ突起20を形成したものを例示したが、ボディ部16の上部または肩部14に、ラベル付着領域を形成してもよい。
【0104】
図9a、図9b及び図9cはボディ部に形成された圧力マッサージ突起の他の改良例を示したものである。図9aでは、多数の圧力マッサージ突起20が、プラスチックボトル10Gのボディ部16の外周面に’ハート’模様で配列されている。図9bでは、多数の圧力マッサージ突起20が、プラスチックボトル10Hのボディ部16外周面に、‘ダイアモンド型’模様で配列されている。また図9cでは、多数の圧力マッサージ突起20が、プラスチックボトル10Jのボディ部16外周面に’WATER’という文字の形で配列されている。
【0105】
上記のようにボディ部16に形成される圧力マッサージ突起20を、デザインされた模様、文字や図形、シンボルその他マークなどの形態として表現することによって、プラスチックボトル10G、10H、10Jの製品に対するマッサージ効果とともにデザイン及び広告効果を高めることができる。
【0106】
図10a、図10bは本発明のプラスチックボトルのボディ部の改良例を示したものである。図10aと図10bに示したプラスチックボトル10K、10Lは、0.18から0.36リットル位の小容量を有している。図10aのプラスチックボトル10Kは、円筒形断面であるが、ボディ部16の外形が、だるま形状(tumbling doll shape)をしており、このボディ部16の下部の外周面に圧力マッサージ突起20を多数で形成している。図10bのプラスチックボトル10Lは、円筒形の断面であるが、この断面は、ボディ部16の中央部位を中心として上下方向に進むにつれてその直径が小さくなるような形状であり、ボディ部16の外周面に圧力マッサージ突起20が形成されている。
【0107】
上記のような小容量のプラスチックボトル10K、10Lは携帯が容易であり、打撃によるマッサージ行為も可能である。同時にボディ部16を手でもむ又は指圧するのに有効である。手のひらを加圧する時も、プラスチックボトル10K、10Nは、ボディ部16が弾性変形及び復元することでウォータークッション効果が生じる。
【0108】
そして前記プラスチックボトル10K、10Lは0.18から0.36リットル位の小容量として携帯が容易で、はじめからマッサージを目的としたプラスチックボトル製品で製造して販売することもできる。この時にはプラスチックボトル10K、10Lを購入した後、使用者がプラスチックボトル10K、10Lにマッサージ補助流体を満たして使えば良い。
【0109】
図11aから図11dは本発明の圧力マッサージ突起の形状及び配列を例示した概略的正面図である。
【0110】
図11aは、ボディ部16の外周面に、半球型の圧力マッサージ突起20が横列と縦列に沿って碁盤形態で規則的な間隔で配列されているものを示している。図11bは、ボディ部16の外周面に、円錐型の圧力マッサージ突起20が斜線方向に沿って配列されているものを示しており、該ボトルは、碁盤配列に比べて相対的に単位面積当たり数多くの圧力マッサージ突起20を形成することができる。図11cは、斜線方向に沿って四角形の角錐型圧力マッサージ突起120がボディ部16の外周面に配列されているものを示しており、図11dは、三角形の角錐型圧力マッサージ突起220がボディ部16の外周面に配列されているものを示している。
【0111】
図12a及び図12bは図1a及び図1bに示した本発明の実施実施による半球型及び円錐型圧力マッサージ突起20を拡大した断面図を示したものである。
【0112】
図12aに示した圧力マッサージ突起20は、半球型としてボディ部16の外周面16aから一定の高さに突出しており、柔らかいマッサージ効果を使用者に提供するようになる。この半球型の圧力マッサージ突起20は、該半径型の圧力マッサージ突起の始まり部分20aがラウンド処理さているので、マッサージ時に、上記部分20aでの局所的な疲労によるボディ部16の破損を防止するようになる。
【0113】
図12bにおいて、圧力マッサージ突起20は、円錐形状を有しており外周面16aと円錐型の圧力マッサージが合わさった部分20aは、ラウンド処理されて、突起20の角頂点20bは、尖ったようではなくて適当なラウンドに処理されるので、打撃マッサージのときに、身体に痛症を伴わなくなる。
【0114】
前記圧力マッサージ突起20は、マッサージ効果と成形性及び脱形性を考慮してボディ部の外周面上に、5.0mmから25.0mmの間隔で、2.0mmから10.0mmの間の突出高さで形成されることが望ましい。圧力マッサージ突起20は、半球型、円錐型及び角錐型を有してもよく、半球型の圧力マッサージ突起は、より柔らかいマッサージ効果を得ることができ、円錐型及び角錐型の圧力マッサージ突起は局所的なマッサージ効果を得ることができる。
【0115】
図12cは、図12bの改良例を示しており、ボディ部16に形成される圧力マッサージ突起20が、ボディ部16の外周面16aから異なった高さを有している。この圧力マッサージ突起20の高さに違いをつけることで、打撃マッサージの時に、圧点に異なる刺激を与えることができる。すなわち、高さが高い圧力マッサージ突起20は、圧点刺激が大きくなり、相対的に低い圧力マッサージ突起20は、圧点の刺激が小さくなって圧点刺激の強さを調節することができるのである。
【0116】
図12dは、圧力マッサージ突起のまた他の改良例を示しており、ボディ部16の外周面16aに形成された円錐型の圧力マッサージ突起320が、その中央に環状の段付部20cを有している。
【0117】
上記のように環状の段付部20cを持つ圧力マッサージ突起320は、衝撃エネルギー吸収が良いので、痛みを伴うことなく、所望のマッサージの作用効果を得るには有効である。そして、この環状段付部は、透過光線の屈折を、より良好にさせて、プラスチックボトルのクリスタル効果をもっと高めることができる。
【0118】
図12eは、圧力マッサージ突起のまた別の改良例を示しており、圧力マッサージ突起420の突出端部の中央に挿入凹溝20dが形成され、該凹溝20dに円錐形状の弾性キャップ22が挿入されるので、ゴムまたはウレタンまたは他の合成樹脂の材料でクッション効果及び弾性復元能力を得ることができる。圧力マッサージ突起420に取付けられた弾性キャップ22は、打撃マッサージをする時に、柔らかいマッサージ効果を得ることができる。
【0119】
図13から図14eは、本発明のさらなる実施形態によるプラスチックボトルを示したものである。図13及び図14aに示したプラスチックボトル10Mは、ボディ部16の外周面16aから内部空間16gの方に向けて一体に形成された多数の高弾性部23が形成されており、そして、この高弾性部23の中央でボディ部16の外周面16aの外側に向けて突出した圧力マッサージ突起520が形成されている。この高弾性部23と圧力マッサージ突起520は、二段の火山形状の圧力マッサージ手段を形成している。
【0120】
上記のように高弾性部23を持つ圧力マッサージ突起520は、身体を打撃してマッサージをする時に、圧力マッサージ突起520の圧縮作用力を良くしてマッサージ効果を高めることができる。特に、前記圧力マッサージ突起520が身体に打撃される瞬間、高弾性部23に圧縮力により弾性的に曲げ変形を起して、圧力マッサージ突起520の圧縮力が高弾性部23に伝達される。よって、プラスチックボトル10Mは、痛症なしに快適でより力強いマッサージ効果を得ることができる。
【0121】
一方、図14bに示すように、いわゆる(多段の)火山型の構造の圧力マッサージ突起620の胴中間部に、環状段付部20cを形成することができる。図14cに示すように高弾性部23を持つ圧力マッサージ突起720の突出端部の中央に挿入凹溝20dを形成し、該凹溝20dに製造された円錐型の弾性キャップ22を挿入して、ゴムまたはウレタンまたは他の合成樹脂の材料でクッション効果及び弾性復元能力を得ることができる。また、図14dに示すようにクッション及び弾性復元能力を得るために、ゴムまたはウレタンまたは他の合成樹脂の材料で製造されており、円錐殻型の弾性キャップ24を圧力マッサージ突起820に配置することができる。弾性キャップ22、24により身体に打撃してマッサージをする時、より柔らかいマッサージ効果を得ることができる。
【0122】
円錐型圧力マッサージ突起720、820に弾性キャップ22、24を挟んで組立てる場合に、意図せずに抜ける心配があるので、弾性キャップ22、24は、円錐形のマッサージ突起720、820に接着剤で付着することを考慮する必要がある。
【0123】
弾性キャップ22、24は、透明な材質または多様な色相で構成されることができ、さらにプラスチックボトルの外観デザイン効果を増大させることができる。
【0124】
そして、円錐型の圧力マッサージ突起520の代りに図14eに示したように圧力マッサージ突起520を半球型で構成することができる。
【0125】
上記のような実施形態の場合に圧力マッサージ突起520、620、720、820に高弾性部23を形成することで圧力マッサージ突起520、620、720、820の圧縮作用を増大させて、たとえば衝撃エネルギーの吸収を良好にするばかりでなく前記高弾性部23の立体的形状によって圧力マッサージ突起520、620、720、820とともに透過光線の屈折を向上させプラスチックボトル10Mのクリスタル効果をより高めることができる。
【0126】
そして、上記のように高弾性部23が、ボディ部16の内部空間16gに向かって突出形成されて、高弾性部23が、圧力マッサージ突起520、620、720、820に定着され、圧力マッサージ突起520、620、720、820のボディ部16の外側の突出高さを図1aから図1dに示した圧力マッサージ突起20に比べて相対的に低くすることができる。
【0127】
図15から図17は、本発明のまた他の実施形態によるプラスチックボトルを示したものである。図15から図17に示した実施形態は、図1aから図1d及び図13に示した実施形態の構成と同等で、ただ異なるものは圧力マッサージ手段である。したがってこの圧力マッサージ手段のみ以下に説明する。
【0128】
図示されたようにプラスチックボトル10Nのボディ部16に形成される圧力マッサージ突起920は、四角形状の角錐型圧力マッサージ突起920である。この多数の圧力マッサージ突起920は、横列と縦列の方向に連続した深い谷部20e、20fを形成している。
【0129】
上記で圧力マッサージ突起920の角度は、鋭角であればあるほど、局所的な圧点形成によるマッサージ効果が増加する。圧力マッサージ突起の谷部20e、20fから頂点20bの高さは、好ましくは、2.0mmから10mmの範囲であり、圧力マッサージ突起920の間隔は、5.0mmから25.0mmであり、このことで、圧力マッサージ突起920が身体に圧力を加えて押されられたときに、マッサージ効果を得ることができる。
【0130】
圧力マッサージ突起920の頂点20bは、ボディ部16の外周面16aと同一平面上にある。しかし、デザインによって圧力マッサージ突起920を外周面16aからちょっと外方へ突出した形態にしてもよい。そして圧力マッサージ突起920を成すための谷部20e、20fは、垂直方向と水平方向に配列され、角錐型の圧力マッサージ突起は、連続的に傾斜した谷部に沿って配列される。
【0131】
一方、図1dに示したものと同等に、図15のプラスチックボトル10Nの肩部14にマッサージ突起14aを円錐型で形成することができ、図1cのように半球型で形成することもできる。また圧力マッサージ突起920のような形態にして連続した角錐型の指圧突起を形成することができ、ボディ部16の上部にラベル装着領域16bを形成することができる。一方、上記図15に示した圧力マッサージ突起920の胴中間部位に図12cに示したような、段付部を形成して圧力マッサージ突起920の圧縮作用を良くすることもできる。
【0132】
図18aから図19bは、本発明のまた他の実施形態によるプラスチックボトルを示したものである。図18aから図19bに示した実施形態は、図1aから図1d、図13及び図15に示した実施例の構成と同等で、ただ異なるものは圧力マッサージ手段でありこの点のみを以下に説明する。
【0133】
図18aに示したようにプラスチックボトル10Pのボディ部16に形成される圧力マッサージ突起1020は、クッション効果及び弾性復元能力を得るために、ゴムまたはウレタンまたはその他の合成樹脂の材料で製造されて、ボディ部16の外周面16aに付着している。
【0134】
また、図18bのプラスチックボトル10Qは、ボディ部16の外周面16aにクッション効果及び弾性復元能力を有した、圧力マッサージ突起1020を設けて、これと共にクッション効果及び弾性復元能力を得るために、ゴムまたはウレタンまたは他の合成樹脂の材料で別途製造された指圧突起114aを肩部14の外周面に多数付着して構成したものである。
【0135】
上記のように構成されたプラスチックボトル10P、10Qを利用して身体をマッサージする時に、ボディ部16は、ウォータークッション効果によって身体に加えられる衝撃を吸収し、これと同時に自主的にクッション及び弾性復元能力を有した圧力マッサージ突起1020が、身体を刺激する。すなわち、プラスチックボトル10P、10Qは、前に説明した実施形態等に比べてより柔らかいマッサージ効果を得ることができる。
【0136】
同じく、肩部14に形成された指圧突起114aは、指圧時にも自主的なクッション及び弾性復元能力を持つので、指圧突起114aによってより柔らかい指圧効果を得ることができる。
【0137】
前記圧力マッサージ突起1020は、図19aに示したようにボディ部16の外周面16aに接着することができる。図19bに示したように圧力マッサージ突起1020の付着力を安定化させるために、ボディ部16の外周面16aで内部空間の方に挿入凹溝16hを形成し、この挿入凹溝16hに前記圧力マッサージ突起1020を付着してもよい。
【0138】
挿入凹溝16hに圧力マッサージ突起1020を付着する場合には、圧縮力を受けた圧力マッサージ突起1020は、その直径が大きくなり、その結果、圧力マッサージ突起1020は、挿入凹溝16h中に無理に嵌め込まれる。また、リング型の突起は、挿入凹溝16hから圧力マッサージ突起1020が分離できないように、挿入凹溝16h又は、圧力マッサージ突起1020のまわりに形成することができる。
【0139】
肩部14に形成された指圧突起114aを、前記圧力マッサージ突起1020と同様に付着することができる。一方、図18a及び18bは、プラスチックボトル10P、10Qのボディ部16の全体に、指圧突起1020を形成したものを例示しているが、図5に示した例のように、ボディ部16の上部にラベル付着領域を形成し、そのラベル付着領域を除いて前記指圧突起1020を形成してもよい。圧力マッサージ突起1020と指圧突起114aは、円錐型以外に半球型または角錐型で形成することができる。
【0140】
図20a、図20b及び図21は本発明のさらなる実施形態によるプラスチックボトルを示したものである。
【0141】
上記の実施形態は図1aから図1d、図13、図15及び図18aに示した実施形態の構成と同等で、ただ異なるものは圧力マッサージ手段である。したがって圧力マッサージ手段に対してのみ以下に説明する。
【0142】
図20a及び図21に示したようにゴムまたはウレタンまたはその他の合成樹脂の材料で製造されたラップアラウンドシート25と、このシート25の表面に一体で形成された多数の圧力マッサージ突起1120と、を備えたものである。前記シート25は、プラスチックボトル10Rのボディ部16の外周面のまわりを囲むように(ラップアラウンドで:wraparound)付着している。
【0143】
上記のように構成されたプラスチックボトル10Rは、薄いボディ部16の外周面に圧力マッサージ突起1120を有したシート25が付着されているのでこのような手法で構成されたプラスチックボトル10Rは、前に説明した実施形態と同等に圧力マッサージ突起1120によってマッサージ効果を得ることができる。シート25は、このシート25の一部の面または全体面に塗布された接着剤を用いて前記ボディ部に付着することができ、またはベルクロファスナー(velcro fastener)(登録商標)を用いて付着することができるので、シート25は思い通りに着脱可能である。
【0144】
そして、前記圧力マッサージ突起1120を有したラップアラウンドシート25はラベルとして使われることができる。すなわち、商品名や製造元などの広告用文字、記号、図形、シンボル、マークが択一的に印刷されたプラスチックフィルムラベルが、食品や飲み物用プラスチックボトルに付着される。
【0145】
したがって、本発明は図20bに示したように前記合成樹脂シート25aの上部及び下部に文字と絵の印刷表示がされた圧力マッサージ突起1120は、一体で形成されるので、シート25aは、ラベルとして広告効果を得るとともに、マッサージ効果を得ることができるものである。
【0146】
前記圧力マッサージ突起1120は、シート25、25aの厚みと同一の厚みに形成される。シート25、25aは、打撃方式や加圧方式でマッサージをするときに、容易に破壊しないように、好ましくは0.1mmから0.5mmの厚みを有している。そして前記シート25、25aは、ボディ部16の全ての外周面前面又はその一部に付着することができる。
【0147】
図22及び図23a、図23bは、本発明のさらなる実施形態によるプラスチックボトルを示したもので、これは図20a及び図20bに示した実施形態の改良例である。
【0148】
図23aに示したようにアタッチメント型の薄いシート26の表面に多数の圧力マッサージ突起1220が、一体で形成されている。このシートは、図22に示したようにプラスチックボトル10Sのボディ部16に付着されている。製造者が、前記圧力マッサージ突起1220が形成されたアタッチメント型シート26を、プラスチックボトル10S製品自体に、あらかじめ付着して販売することができ、消費者が、アタッチメント型シート26を接着剤または両面テープを使って、直接プラスチックボトル10Sに付着して使うことができる。飲食品製造会社は、製品を購買した消費者に、圧力マッサージ突起1220を有したアタッチメント型シート26を提供することができ、消費者は、無料でシートを入手するので会社は、企業イメージを高めることができる。このように、図20aに示したラップアラウンドシート25をもちろん、適用できる。
【0149】
圧力マッサージ突起1220を有したアタッチメント型シート26は、PET、PE、PPなどの合成樹脂またはゴムまたはウレタンで公知の射出成形または加熱加圧成形によって製造される。上記のように構成されたプラスチックボトル10Sは、薄いボディ部16の外周面に圧力マッサージ突起1220が形成されたアタッチメント型シート26を付着しているので前に説明した実施例等と同等に圧力マッサージ突起1220によってマッサージ効果を得ることができる。
【0150】
一方、前記圧力マッサージ突起1220を有したアタッチメント型シート26は、広告表示用ステッカー(sticker)として使うことができる。すなわち、図23bに示したように合成樹脂のアタッチメント型シート26aの表面に広告表示とともに圧力マッサージ突起1220が、形成される。アタッチメント型シート26aの裏面に塗布された接着剤と、この接着剤を保護する剥離紙27は、接着剤で付着されている。使用者は、剥離紙を剥離した後、アタッチメントシート26aをボディ部16の外周面に付着することで前に説明した実施例等と同等にマッサージ機能を得ることができる。
【0151】
一方、前記アタッチメント型シート26aは、例えばコーラのボトルの場合には、該当製造会社の広告を含むことができる。場合によっては図23bに示したようにピザ配達店で注文広告を目的で”MAPAT Pizza、TEL: 012−345−6789”と言う商号及び電話番号を表示したステッカーを製造して消費者に与えることができるのである。
【0152】
前記圧力マッサージ突起1220はアタッチメント型シート26、26aと同一の厚みで形成される。シート26、26aは、打撃方式や加圧方式でマッサージをするときに、容易に破壊しないように好ましくは、0.1mmから0.5mmの厚みを有している。そして前記シート26、26aは、ボディ部16の外周面前面又はその一部分に付着することができる。そしてアタッチメント型シート26、26aは、ボトルの大きさ及び形状によって多様なサイズ及び形状で提供されることができ、アタッチメント型シート26、26aは、さらに、肩部14にも付着することができる。
【0153】
図24は本発明のプラスチックボトルの変形例を示したもので、プラスチックボトルは、肩部がなくて、ボトルの高さが高い。
【0154】
すなわち、キャップ30によって開放及び閉鎖される注入口を有した首部12と、底部18と、ボディ部16を含むプラスチックマッサージボトルであって、該ボディ部16は、首部12と底部18を相互連結し、前記マッサージボトルが身体に対して叩かれ又は加圧されたときに弾性変形が可能で衝撃エネルギーを吸収するように0.1mmから0.6mmの厚みを有する。多数の圧力マッサージ突起20は、ボトルが身体に対して叩かれ、または、加圧されたときに、身体の多数の区別された隣接地点にマッサージ圧力を加えることが可能な形状及び配列からなる圧力マッサージ突起20を含んでいる。
【0155】
前記ボディ部16は横断面が円筒形として断面積(直径)が上部から下部の底部18に行くほど徐々に増加する外形を持つ。
【0156】
この時前記ボディ部16に形成された指圧突起13aと圧力マッサージ突起20の間の部分をラベル付着領域16bにして公知のラベルを付着することができる。
【0157】
上記のように構成されたプラスチックボトル10Tの全体の外形は、いわゆる野球バット(baseball bat)形状をしており、プラスチックボトル10Tの全体の高さが前に説明したプラスチックボトル等に比べて相対的に高くなっている。特に、首部12を連結したボディ部16は、その上部の長さが比較的に長くて指圧突起13aの近傍で、ボディ部16は、使用者によって把持されるに適当な直径である。全体の長さが長いので、打撃点が安定して、背中(back)、脊椎(vertebral column)、肩胛部位(scapular region) 及び腰部位(lumbar region)でマッサージ効果を高める。
【0158】
このような観点から前記ボディ部16は円筒形が好ましいが、プラスチックボトルのデザインによって、ボディ部16は、楕円円形、または四角形、四辺形の断面を有してもよい。また、キャップが図に示したねじ回し方式のキャップの大体として公知のワンタッチ式のキャップなど多様な形態のキャップを採用して使うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0159】
以上、上述したように本発明のマッサージ道具を兼ねるプラスチックボトルは、次のような効果と利点を有する。
【0160】
第一に、使用者が、本発明のプラスチックボトルを用いて打撃方式または加圧方式でマッサージ行為をする時に、いわゆるボディ部が身体に衝撃エネルギーを伝達しないで、ウォータークッション効果によって衝撃エネルギーを吸収するので、その結果多数の圧力マッサージ突起が身体を刺激することができ、痛症を伴わずに快適なマッサージ効果を得るようになる。
【0161】
また、プラスチックボトルに充填された流体量を調節することでマッサージ効果を自由に調節することができ、打撃方式によるマッサージに加えて、ボディ部を両手で擦り付ける動作と、または手でもむ動作、マッサージをする身体に当てて転がす動作で圧力マッサージ突起が手や身体を刺激することができるので、多様なマッサージ効果を得るようになる。
【0162】
また、夏季に冷たい流体を満たしてマッサージをするようになれば、ボディ部を通じ冷気が身体に迅速に伝達して、心地よいマッサージ効果を得ることができ、打撃時の流体の音によって、使用者にマッサージをする気持ちを掻き立ててくれる。
【0163】
また、プラスチックボトルの肩部または握り部に形成され手のひらを刺激する指圧突起は、マッサージ効果とともにより、手の平に心地のよい刺激を与える効果を得ることができる。したがって、消費者がプラスチックボトル製品を購買すればウォータークッション効果のマッサージ道具を同時に得ることになるので、これにより販売会社はプラスチックボトルを再使用するという認識を消費者に植えてくれることのよって消費者たちに良い評価を得るであろう。
【0164】
第二、本発明は圧力マッサージ突起を通じて透過光線の屈折で、クリスタル効果が生じ消費者が製品の外観に好感を持つようになって、さらには陳列台に置かれた製品に消費者の目を集中させることができるようになって販売会社としては商業的成功を収めるであろう。
【0165】
第三、本発明は、薄いボディ部の外周面に形成された多数の圧力マッサージ突起がボディ部の座屈強度及び耐圧剛性を補強する。
【図面の簡単な説明】
【0166】
【図1a】本発明の実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図1b】本発明の実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図1c】本発明の実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図1d】本発明の実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図2】図1bのA−A線に従う断面図である。
【図3】本発明の作用状態を示すプラスチックボトルの使用状態図である。
【図4】図3の圧力マッサージ突起の挙動を示す“Z”部の拡大図である。
【図5】本発明のラベル付着領域を有するボディ部の実施形態に係るプラスチックボトルの正面図である。
【図6】本発明のラベル付着領域を有するボディ部の実施形態に係るプラスチックボトルの正面図である。
【図7】本発明のラベル付着領域を有するボディ部の実施形態に係るプラスチックボトルの正面図である。
【図8】本発明のプラスチックボトルに握り部を付加した変形例の正面図である。
【図9a】本発明のボディ部に形成される圧力マッサージ突起の別の配置を有したプラスチックボトルの正面図である。
【図9b】本発明のボディ部に形成される圧力マッサージ突起の別の配置を有したプラスチックボトルの正面図である。
【図9c】本発明のボディ部に形成される圧力マッサージ突起の別の配置を有したプラスチックボトルの正面図である。
【図10a】本発明に係るプラスチックマッサージボトルのボディ部の別の形態を示した正面図である。
【図10b】本発明に係るプラスチックマッサージボトルのボディ部の別の形態を示した正面図である。
【図11】a、b、c及びdは本発明に係るボディ部に形成された圧力マッサージ突起の形状及び多様な配列を例示した概略的正面図である。
【図12a】図1aに示した圧力マッサージ突起中の一つを例示した拡大断面図である。
【図12b】図1bに示した圧力マッサージ突起中の一つを例示した拡大断面図である。
【図12c】本発明のプラスチックボトルのボディ部に形成された圧力マッサージ突起の改良例をしめした拡大断面図である。
【図12d】本発明のプラスチックボトルのボディ部に形成された圧力マッサージ突起の改良例をしめした拡大断面図である。
【図12e】本発明のプラスチックボトルのボディ部に形成された圧力マッサージ突起の改良例をしめした拡大断面図である。
【図13】本発明の他の実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図14a】図13に示した圧力マッサージ突起の一つを例示した拡大断面図である。
【図14b】図14aに示した圧力マッサージ突起の多様な改良例を示した拡大断面図である。
【図14c】図14aに示した圧力マッサージ突起の多様な改良例を示した拡大断面図である。
【図14d】図14aに示した圧力マッサージ突起の多様な改良例を示した拡大断面図である。
【図14e】図14aに示した圧力マッサージ突起の多様な改良例を示した拡大断面図である。
【図15】本発明のさらなる他の実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図16】図15のB−B線の断面図である。
【図17】図15のC―C線の断面図である。
【図18a】本発明のさらなる実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図18b】本発明のさらなる実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図19】aは図18aに示した圧力マッサージ突起の一つを例示した拡大断面図であり、bはaに示した圧力マッサージ突起の改良例の拡大断面図である。
【図20a】本発明のさらなる実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図20b】本発明のさらなる実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図21】図20aに示した圧力マッサージ突起が形成されたラップアラウンドシートの斜視図である。
【図22】本発明のさらなる実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【図23a】図22に示した圧力マッサージ突起が形成されたアタッチメント形シートの斜視図である。
【図23b】図22に示したアタッチメント形シートの変形例を例示した斜視図である。
【図24】本発明のさらなる重要な実施形態によるプラスチックボトルの正面図である。
【符号の説明】
【0167】
10A〜10T プラスチック(マッサージ)ボトル
14 肩部
18 底部
16 ボディ部
20 圧力マッサージ突起
30 キャップ
Claims (32)
- キャップによって開放及び閉鎖される注入口を有した首部と、
該首部から延長される肩部と、
底部と、
ボディ部と、を含むプラスチックマッサージボトルであって、
該ボディ部は、前記肩部と前記底部を相互連結し、前記ボトルの動きに呼応して運動エネルギーを発生することが可能な流体を少なくとも部分的に充填しており、
前記マッサージボトルが身体に対して叩かれまたは加圧されたときに前記ボディ部の弾性変形が可能な程度の小さい厚みであって、平常時に前記ボトルの構造的な形状を保持できる程度の大きい厚みを有しており、
前記ボトルが身体に対して叩かれ又は加圧されたときに、前記身体に接触して、前記身体の多数の区別された隣接地点にマッサージ圧力を加えることが可能な形状及び配列からなる圧力マッサージ手段を含む、
ことを特徴とするプラスチックマッサージボトル。 - 前記ボディ部の厚みは、0.1mmから0.6mmであることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記ボディ部の厚みは、0.1mmから0.4mmであることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記圧力マッサージ手段は、前記ボディ部の外周面から突出して、ボディ部と一体で形成された、多数の間隔のあいた圧力マッサージ突起からなることを特徴とする請求項1又は2に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記圧力マッサージ手段は、内側向かって凹んだ根元部と、外側に向むかって突出した火山状部と、を各々に有した多数の火山の形状の圧力マッサージ突起を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記圧力マッサージ手段は、あらかじめ決まったパターンで前記ボディ部に配列された多数の略角錐形状の圧力マッサージ突起を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記圧力マッサージ手段は、前記ボディ部の外周面に固定して付着された多数の弾性的に変形可能なマッサージ突起からなることを特徴とする請求項1又は2に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記圧力マッサージ手段は、前記ボディ部の外周面に分離可能に取付けられ、一方の面に形成された多数の間隔のあいた圧力マッサージ突起を有したラップアラウンドシートを含むことを特徴とする請求項1に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記ラップアラウンドシートは、文字、記号、シンボル、及びマークが印刷された広告用のパターンを有することを特徴とする請求項8に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記圧力マッサージ手段は、前記ボディ部の外周面に分離可能に取付けられ、一方の面に一体で形成された多数の間隔のあいた圧力マッサージ突起を有したアタッチメント型シートを含むことを特徴とする請求項1に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記アタッチメント型シートは、該アタッチメント型シートを使用する際に剥がせるように、接着手段によって一体に接着されて剥離可能な剥離紙を含むことを特徴とする請求項10に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記アタッチメント型シートは、あらかじめ選択された、文字、記号、シンボル、及びマークが印刷された広告用パターンを有することを特徴とする請求項10又は11に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記肩部は、間隔があいて、外側に向かって多数のマッサージ突起を含むことを特徴とする請求項1、8又は10のいずれか一項に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記肩部は、外周面に固定して付着された多数の弾性的に変形可能なマッサージ突起を含むことを特徴とする請求項1、8又は10のいずれか一項にプラスチックマッサージボトル。
- 前記間隔のあいたマッサージ突起は、5.0mmから25.0mmの間隔で、2.0mmから10.0mmの高さで形成されていることを特徴とする請求項4に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記間隔のあいたマッサージ突起は、ラベル付着領域を除いた前記ボディ部の全体的に、等間隔で形成されることを特徴とする請求項4に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記間隔のあいたマッサージ突起は、予め選択された、文字、シンボル、及びマークに配列されていることを特徴とする請求項4に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記ボディ部は内側方向に曲線のくびれを有し、圧力マッサージ突起は、前記内側方向の曲線のくびれに配置されていることを特徴とする請求項4に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記圧力マッサージ突起は、半球型、円錐型、及び角錐型からなる系列から選択された形状を有することを特徴とする請求項4に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記首部と肩部との間に備えられた握り部をさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記握り部は、前記ボディ部から外周面に突出して前記ボディと一体で形成された多数の間隔のあいたマッサージ突起を含むことを特徴とする請求項20に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記間隔のあいたマッサージ突起は、半球型、円錐型、角錐型からなる系列から選択された形状を有することを特徴とする請求項21に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記圧力マッサージ手段は、環状形態の中央段付部を有して、内側に向かって凹んだ根元部と、外側にむかって突出した火山部とを各々に有した、二段の火山型の形状のマッサージ突起を含むことを特徴とする請求項4に記載プラスチックマッサージボトル。
- 前記間隔のあいたマッサージ突起の各々は、上部にクッション要素を有することを特徴とする請求項4に記載プラスチックマッサージボトル。
- 前記ボトルは、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタルレート、及びポリプロピレンからなる系列から選択された物質で形成されていることを特徴とする請求項1、8又は10のいずれか一項に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記プラスチックボトルは常圧ボトル、耐圧ボトル、耐熱ボトル、及び耐熱圧ボトルからなる系列から選択されることを特徴とする請求項1、8又は10のいずれか一項に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記ボトルに充填される流体は、飲料を含むことを特徴とする請求項1、8又は10のいずれか一項に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記ボディ部は、円形、楕円形、または四角形及び四辺形からなる系列から選択される断面形状を有することを特徴とする請求項1、8又は10のいずれか一項に記載のプラスチックマッサージボトル。
- キャップによって開放及び閉鎖される注入口を有した首部と、
該首部から延長される肩部と、
底部と、
ボディ部と、を含むプラスチックマッサージボトルであって、
該ボディ部は、前記肩部と前記底部を相互連結し、
前記マッサージボトルが身体に対して叩かれまたは加圧されたときに、弾性変形が可能となるように0.1mmから0.6mmの厚みを有し、
前記ボトルが身体に対して叩かれまたは加圧されたときに、前記身体に接触して、前記身体の多数の区別された隣接地点にマッサージ圧力を加えることが可能な形状及び配列からなる圧力マッサージ手段を含む、
ことを特徴とするプラスチックマッサージボトル。 - キャップによって開放及び閉鎖される注入口を有した首部と、
底部と、
ボディ部と、を含むプラスチックマッサージボトルであって、
該ボディは、前記首部と前記底部を相互連結し、
前記マッサージボトルが身体に対して叩かれまたは加圧されたときに、弾性変形が可能となるように0.1mmから0.6mmの厚みを有し、
前記ボトルが身体に対して叩かれまたは加圧されたときに、前記身体に接触して、前記身体の多数の区別された隣接地点にマッサージ圧力を加えることが可能な形状及び配列からなる圧力マッサージ手段を含む、
ことを特徴とするプラスチックマッサージボトル。 - 前記ボディ部は、前記首部から離れるにつれて徐々に増加する断面領域を有することを特徴とする請求項29又は30に記載のプラスチックマッサージボトル。
- 前記ボトルの叩く動作または加圧する動作に呼応して運動エネルギーが生ずるように前記プラスチックボトル内部に少なくとも部分的に充填されたマッサージ用流体をさらに含むことを特徴とする請求項29又は30に記載のプラスチックマッサージボトル。
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