JP2004534448A - 信号ルートセレクタ及び信号ルーティング方法 - Google Patents
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Abstract
複数の別々のルートの1つを経てソース(1)と行先(2,5,6)との間に信号をルーティングするための信号ルートセレクタ(14)が開示される。この信号ルートセレクタ(14)は、ソースと行先との間の送信が選択されたルートにおいて成功したか又は失敗したかを決定する応答モニタ(17)と、ルートに対する成功及び失敗の記録を維持し、送信がいずれかのルートにおいて成功となる確率を決定するための手段(18)と、別々のルートに対する成功の確率に基づいて送信のためのルートを選択するルート選択手段(15,16)とを備えている。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、信号ソースと信号行先との間で複数の別々のルートの1つに沿って信号をルーティングするための信号ルートセレクタ及び方法に係る。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0002】
本発明は、システムをフォールトトレラントとするために信号ソースと信号行先との間の相互接続ネットワークを複製する送信システムに特に適している。
【0003】
本発明によれば、ソースと行先との間に信号をルーティングするための信号ルートセレクタであって、ソースと行先との間に複数の別々のルートがあるような信号ルートセレクタにおいて、ソースと行先との間の送信が成功したか又は失敗したかを決定する手段と、ルートに対する成功及び失敗の記録を維持する手段と、ルートに対する成功及び失敗の記録に基づいて送信のためのルートを選択する手段とを備えたことを特徴とする信号ルートセレクタが提供される。
【0004】
好ましくは、信号ルートセレクタは、動作中に、ルートに対する成功及び失敗の記録に基づいて送信成功の確率値をルートに与え、そしてその与えられた確率値に基づいてルートを選択する。
好ましくは、信号ルートセレクタは、動作中に、繰り返された成功に対する第1限界値と、繰り返された失敗に対する第2限界値との間の範囲の確率値を与える。
【0005】
好ましくは、信号ルートセレクタは、動作中に、ルートの使用についての選択された比に対し全てのルートにおける繰り返された成功に対する限界値間の実質的に中間に存在する通常値を含む確率値を与える。
1つの構成において、信号ルートセレクタは、動作中に、ルートの使用の比をルートの等しい使用として選択する。
好ましくは、信号ルートセレクタは、成功及び失敗から導出された変数の値の範囲に対して上記通常値が同じに保たれるように動作する。
【0006】
好ましくは、信号ルートセレクタは、限界値が与えられたルートが、その与えられた確率値に基づいて時々選択されるように動作する。
好ましくは、信号ルートセレクタは、送信のためのルートの選択が、次式に基づき成功の確率f(s)を与えた後に行われるように動作し、
f(s)=1−2-s s=1、2・・nの場合
f(s)=1/2 s=0の場合
f(s)=2s s=−1、−2・・−nの場合
これは、不連続であり、
但し、sは、変数で、常に整数であり、且つ送信試みの成功及び失敗から次のように導出され、即ち
第1送信ネットワークを使用する試みが成功した場合には、s<0であれば、s=s+1とし、
別の送信ネットワークを使用する試みが成功した場合には、s>0であれば、s=s−1とし、
第1送信ネットワークを使用する試みが失敗した場合には、|s|<aslimit1であれば、s=s−1とし、
別の送信ネットワークを使用する試みが失敗した場合には、|s|<aslimit2であれば、s=s+1とする。
【0007】
本発明の第2の特徴によれば、ソースと行先との間の複数の別々のルートの1つに沿って信号をルーティングする方法であって、ソースと行先との間の送信が成功したか又は失敗したかを決定し、ルートに対する成功及び失敗の記録を維持し、そしてルートに対する成功及び失敗の記録に基づいて送信のためのルートを選択するという段階を備えたことを特徴とする方法が提供される。
【0008】
好ましくは、上記方法は、更に、ルートに対する成功及び失敗の記録に基づいて送信成功の確率値をルートに与え、そしてその与えられた確率値に基づいてルートを選択する段階を含む。
好ましくは、上記確率値は、繰り返された成功に対する第1限界値と、繰り返された失敗に対する第2限界値との間の範囲である。
好ましくは、上記確率値は、ルートの使用についての選択された比に対し全てのルートにおける繰り返された成功に対する限界値間の実質的に中間に存在する通常値を含む。
【0009】
一実施形態において、上記ルートの使用の選択された比は、ルートの等しい使用である。
好ましくは、成功及び失敗から導出された変数の値の範囲に対して上記通常値が同じに保たれる。
好ましくは、限界値が与えられたルートは、その与えられた確率値に基づいて時々選択される。
【0010】
好ましくは、上記方法は、送信のためのルートの選択を、次式に基づき成功の確率f(s)を与えた後に行い、
f(s)=1−2-s s=1、2・・nの場合
f(s)=1/2 s=0の場合
f(s)=2s s=−1、−2・・−nの場合
これは、不連続であり、
但し、sは、変数で、常に整数であり、且つ送信試みの成功及び失敗から次のように導出され、即ち
第1送信ネットワークを使用する試みが成功した場合には、s<0であれば、s=s+1とし、
別の送信ネットワークを使用する試みが成功した場合には、s>0であれば、s=s−1とし、
第1送信ネットワークを使用する試みが失敗した場合には、|s|<aslimit1であれば、s=s−1とし、
別の送信ネットワークを使用する試みが失敗した場合には、|s|<aslimit2であれば、s=s+1とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明によるルートセレクタ及び信号ルーティング方法を一例として説明する。
図1には、第1接続ネットワーク3及び第2の別の接続ネットワーク4により信号行先2に接続された信号ソース1が示されている。
【0012】
この信号ソース1は、送信ユニット11を備え、これは、第1ブリッジ回路12及び第2ブリッジ回路13に接続される。信号行先2は、第1受信ユニット21を備え、これは、第3ブリッジ回路22及び第4ブリッジ回路23に接続される。第1ブリッジ回路12は、第1接続ネットワーク3により第3ブリッジ回路22に接続され、そして第2ブリッジ回路13は、第2接続ネットワーク4により第4ブリッジ回路23に接続される。接続ネットワーク3及び4は、ソースと行先との間に両方向通信を与える。従って、ソース1も各受信ユニットを備え、そして信号行先2も各送信ユニットを備えている。本発明の説明を容易にするために、ソースから行先への1つの通信方向に必要なコンポーネントのみを図示して説明する。
【0013】
ルートセレクタ14は、信号ソース1の送信ユニット11に含まれ、そしてソースと行先との間で別々の接続ネットワーク(以下「ルート」と称する)を経ての信号のルーティングを制御するように動作できる。図2は、本発明による信号ルートセレクタ14の回路図である。この信号ルーター14は、送信ユニットからの信号を選択されたルートへ選択的にルーティングするように動作できるセレクタ15と、このセレクタ15の動作を制御するための制御ユニット16と、行先によりソースへ送信される応答を監視するための応答モニタ17と、メモリ18とを備えている。応答モニタ17は、制御ユニット16に接続され、そして選択されたルートを経ての送信が受信ユニットにより首尾良く受信されたかどうかのデータを制御ユニットに供給するように動作できる。メモリ18は、別々のルートの各々に対する成功及び失敗の数の記録を維持するように動作できる。図2では、信号ルートセレクタ14は、送信ユニットとは個別のものとして示されているが、実際には、ルートセレクタは、送信ユニット内のアルゴリズムとして実施することもできる。応答モニタ17は、IEEE1394ネットワークやイーサネットネットワーク内に存在する所有権のある通信プロトコル又はTCPプロトコルを使用して応答を便利に監視する。
【0014】
図1を再び参照すると、動作中に、信号ソース1の送信ユニット11は、第1ブリッジ回路12、第1接続ネットワーク3及び第3ブリッジ回路22を経て信号行先2の第1受信ユニット21へ信号を送信し、そして信号が第1受信ユニット21に到着すれば、その第1受信ユニット21から同じ信号ルートにより応答を受信する。或いは又、信号ソース1の第1送信ユニット11は、第2ブリッジ回路13、第2接続ネットワーク4及び第4ブリッジ回路23を経て信号行先2の第1受信ユニット21へ信号を送信し、そして信号が第1受信ユニット21に到着すれば、応答モニタ17により検出される同じ信号ルートにより応答を受信する。信号に対する応答を受信するために特定の周期が許されており、この特定の周期内に応答が生じないと、応答モニタにより、使用信号ルートの欠陥として注目される。
【0015】
ルートセレクタ14の制御回路16は、信号ソース1と信号行先2との間の信号送信に使用するために第1接続ネットワーク3又は第2接続ネットワーク4のいずれかを選択する。この選択は、特定のルート(ネットワーク接続)を経て信号を送信する以前の成功した試みの記録に基づいて行われ、これは、応答モニタ17を使用して決定されてメモリ18に記憶されたものである。
【0016】
ルートセレクタ14、特に、制御ユニット16は、第1ブリッジ回路12、第1接続ネットワーク3及び第3ブリッジ回路22によるルートの選択の確率が、次のように定義された不連続関数f(s)として表わされるように動作し、
f(s)=1−2-s s=1、2・・nの場合
f(s)=1/2 s=0の場合
f(s)=2s s=−1、−2・・−nの場合
但し、sは、常に整数である。
【0017】
図5においては、不連続領域AB、BC及びCDを含み、両限界が含まれたs=−4からs=5の範囲に対して関数f(s)が示されている。
図5から明らかなように、f(s)の値は、sの値が1、0及び−1の範囲にある場合に1/2であり、そしてf(s)は、大きな正のsに対する第1の漸近限界(aslimit1)値‘1’と、大きな負のsに対する第2の漸近限界(aslimit2)値‘0’とを有する。
【0018】
動作中に、送信ネットワーク3を経ての送信の各試みに続いて、第1の送信ネットワーク3を経てルーティングされる次の送信の確率が、試みが成功であったかどうかに基づいて調整される。送信ネットワーク3を経ての送信の試みが失敗したときには、第2の送信ネットワーク4を使用する試みがなされる。sの既存値は、結果に基づいて次のように変更される。
送信ネットワーク3を使用する試みが成功した場合に、s<0であれば、s=s+1とし、
送信ネットワーク4を使用する試みが成功した場合に、s>0であれば、s=s−1とし、
送信ネットワーク3を使用する試みが失敗した場合には、|s|<aslimit1であれば、s=s−1とし、
送信ネットワーク4を使用する試みが失敗した場合には、|s|<aslimit2であれば、s=s+1とする。
【0019】
送信ネットワーク3(図1)を使用する試みが成功であると、f(s)=1/2においてsの値が領域BC(図5)に存在するときに確率値がsの正の方向に移動し、そして送信ネットワーク3(図1)で失敗した後に送信ネットワーク4(図1)を使用する試みが成功すると、f(s)=1/2においてsの値が領域BC(図5)に存在するときに確率値がsの負の方向に移動する。1/2<f(s)<1においてsの値が領域CD(図5)にあるときに送信ネットワーク3(図1)を使用する試みが失敗であると、確率値がsの負の方向に移動し、従って、f(s)の値を減少させる。0<f(s)<1/2においてsの値が領域AB(図5)にあるときに送信ネットワーク4(図1)を使用する試みが失敗であると、確率値がsの正の方向に移動し、従って、f(s)の値を増加させる。
【0020】
図1及び5において、応答モニタ17は、送信された信号に対する応答を監視し、そして応答が得られないことを検出する。応答が得られないと、そのたびに、制御ユニット16は、選択優先順を別の接続ネットワークに向けて移動させ、別のネットワークに対して送信の試みがなされる。試みが成功するたびに、優先順が中性(s=0)位置に向って移動して戻される。この移動には限度があり、そして接続ネットワークの欠陥が長時間持続しても、その欠陥のある接続ネットワークにおいて少数回の試みが依然行われる。従って、この構成は、信号ソース1が、ルートセレクタ14の作用のもとで、欠陥のあるネットワークの回復に自律的に応答し、そして多数の欠陥が存在してもネットワークに対してバランスの取れた需要を維持することができる。
【0021】
第1接続ネットワーク3及び第2接続ネットワーク4の両方が動作するときには、2つの接続ネットワークは、信号ソース1と信号行先2との間の信号の送信においてほぼ等しい数の試みを受け取り、そして各ネットワークがそれによりなされる全ての需要を満足する限りその状態が持続する。
【0022】
図3を参照すれば、図1の信号ソース1が接続ネットワーク3及び4により別の信号行先5に接続されて示されており、信号行先5は、第5ブリッジ回路52、第6ブリッジ回路53、及び受信ユニット54、55を備えている。
図3に示すように、受信ユニット54が欠陥であり(これはX印で示す)、その結果、信号ソース1内の応答モニタ17は、欠陥のある受信ユニット54が所要の行先であるときに接続ネットワーク3及び4の両方における試みが失敗であることを記録する。
【0023】
図5に示す確率関数を適用すると、sの値は、主として、−1と0との間又は0と1との間で移動し、その移動の間に、f(s)の値は実質的に1/2に留まり、接続ネットワーク3及び4がほぼバランスした状態で使用される。
図4を参照すると、図1の信号ソース1は、分岐式の接続ネットワーク7及び8により、図1の信号行先2と、第2の信号行先6とに接続され、この信号行先6は、第7ブリッジ回路62、第8ブリッジ回路63及び各受信ユニット61を備えている。
【0024】
分岐式接続ネットワーク7は、信号ソース1の第1ブリッジ回路12を、信号行先2の第3ブリッジ回路22及び第2信号行先6の第7ブリッジ回路62に接続する。接続ネットワーク8は、信号ソース1の第2ブリッジ回路13を、信号行先2の第4ブリッジ回路23及び第2信号行先6の第8ブリッジ回路63に接続する。図4に示すように、接続ネットワーク7は、第1ブリッジ回路12と第3ブリッジ回路22との間に欠陥(X印で示す)を有し、一方、接続ネットワーク8は、第2ブリッジ回路13と第8ブリッジ回路63との間に欠陥(X印で示す)を有する。
【0025】
送信ユニット11が第1受信ユニット21へ10ミリ秒ごとに送信を試みそして第4受信ユニット61へ1秒ごとに送信を試み、実質的に全ての試みが成功する状態においては、第4受信ユニット61への送信の試みと試みとの間に、関数f(s)の値は、信号ソース1の第2ブリッジ回路13のために図5の領域CDへと移動する。やがて、第4受信ユニット61へ送信する次の試みがなされたときには、確率的に、信号ソース1の第2ブリッジ回路13がf(s)の既存の値に基づいて最初に選択される。最初の試みは、第2ブリッジ回路13と第8ブリッジ回路63との間に欠陥の接続ネットワーク8が存在するために失敗に終わる。この失敗に続いて、第1ブリッジ回路12及び接続ネットワーク7を使用する試みがなされ、成功となる。
【0026】
図4に示す状態において、図示された接続ネットワーク欠陥にも拘らず、信号ソース1が信号行先2の受信ユニット21及び第2信号行先6の受信ユニット61の両方に送信を試みる場合に、信号ソース1の性能は、ルートセレクタ14の作用のもとで、信号行先においてより頻繁にアクセスされるユニットに有利なものとなる。全体的な効果として、スループットは、現在状態に適応するように最適化される。
【0027】
信号ソース1に含まれたルートセレクタ14は、次の結果を与える。
− 一対の別々の接続ネットワークのいずれかの接続ネットワークの静寂な(非検出の)欠陥に対して保護する。
− 2つの別々の接続ネットワークのいずれかに欠陥があってもスループットを維持する。
− 欠陥のある接続ネットワークの回復に自動的に応答する。
− 2つのネットワークの両方に欠陥が生じた後にそのいずれかの回復に迅速に応答する。
− 接続ネットワークの外部の欠陥、例えば、受信ユニットの欠陥に対して弾力的である。
− 2つの接続ネットワークの両方の部分的欠陥の間にバランスの取れたスループットを維持する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明によるルートセレクタを含む信号ソースが2つの接続ネットワークにより信号行先に接続された状態を示す図である。
【図2】本発明による信号ルートセレクタの回路図である。
【図3】本発明によるルートセレクタを含む信号ソースが、2つの接続ネットワークにより、欠陥素子を有する信号行先に接続された状態を示す図である。
【図4】本発明によるルートセレクタを含む信号ソースが、一部欠陥のある2つの接続ネットワークにより、2つの信号行先に接続された状態を示す図である。
【図5】ルートセレクタが、信号送信に使用できるルートの特定の1つを選択する確率を示すグラフである。
【0001】
本発明は、信号ソースと信号行先との間で複数の別々のルートの1つに沿って信号をルーティングするための信号ルートセレクタ及び方法に係る。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0002】
本発明は、システムをフォールトトレラントとするために信号ソースと信号行先との間の相互接続ネットワークを複製する送信システムに特に適している。
【0003】
本発明によれば、ソースと行先との間に信号をルーティングするための信号ルートセレクタであって、ソースと行先との間に複数の別々のルートがあるような信号ルートセレクタにおいて、ソースと行先との間の送信が成功したか又は失敗したかを決定する手段と、ルートに対する成功及び失敗の記録を維持する手段と、ルートに対する成功及び失敗の記録に基づいて送信のためのルートを選択する手段とを備えたことを特徴とする信号ルートセレクタが提供される。
【0004】
好ましくは、信号ルートセレクタは、動作中に、ルートに対する成功及び失敗の記録に基づいて送信成功の確率値をルートに与え、そしてその与えられた確率値に基づいてルートを選択する。
好ましくは、信号ルートセレクタは、動作中に、繰り返された成功に対する第1限界値と、繰り返された失敗に対する第2限界値との間の範囲の確率値を与える。
【0005】
好ましくは、信号ルートセレクタは、動作中に、ルートの使用についての選択された比に対し全てのルートにおける繰り返された成功に対する限界値間の実質的に中間に存在する通常値を含む確率値を与える。
1つの構成において、信号ルートセレクタは、動作中に、ルートの使用の比をルートの等しい使用として選択する。
好ましくは、信号ルートセレクタは、成功及び失敗から導出された変数の値の範囲に対して上記通常値が同じに保たれるように動作する。
【0006】
好ましくは、信号ルートセレクタは、限界値が与えられたルートが、その与えられた確率値に基づいて時々選択されるように動作する。
好ましくは、信号ルートセレクタは、送信のためのルートの選択が、次式に基づき成功の確率f(s)を与えた後に行われるように動作し、
f(s)=1−2-s s=1、2・・nの場合
f(s)=1/2 s=0の場合
f(s)=2s s=−1、−2・・−nの場合
これは、不連続であり、
但し、sは、変数で、常に整数であり、且つ送信試みの成功及び失敗から次のように導出され、即ち
第1送信ネットワークを使用する試みが成功した場合には、s<0であれば、s=s+1とし、
別の送信ネットワークを使用する試みが成功した場合には、s>0であれば、s=s−1とし、
第1送信ネットワークを使用する試みが失敗した場合には、|s|<aslimit1であれば、s=s−1とし、
別の送信ネットワークを使用する試みが失敗した場合には、|s|<aslimit2であれば、s=s+1とする。
【0007】
本発明の第2の特徴によれば、ソースと行先との間の複数の別々のルートの1つに沿って信号をルーティングする方法であって、ソースと行先との間の送信が成功したか又は失敗したかを決定し、ルートに対する成功及び失敗の記録を維持し、そしてルートに対する成功及び失敗の記録に基づいて送信のためのルートを選択するという段階を備えたことを特徴とする方法が提供される。
【0008】
好ましくは、上記方法は、更に、ルートに対する成功及び失敗の記録に基づいて送信成功の確率値をルートに与え、そしてその与えられた確率値に基づいてルートを選択する段階を含む。
好ましくは、上記確率値は、繰り返された成功に対する第1限界値と、繰り返された失敗に対する第2限界値との間の範囲である。
好ましくは、上記確率値は、ルートの使用についての選択された比に対し全てのルートにおける繰り返された成功に対する限界値間の実質的に中間に存在する通常値を含む。
【0009】
一実施形態において、上記ルートの使用の選択された比は、ルートの等しい使用である。
好ましくは、成功及び失敗から導出された変数の値の範囲に対して上記通常値が同じに保たれる。
好ましくは、限界値が与えられたルートは、その与えられた確率値に基づいて時々選択される。
【0010】
好ましくは、上記方法は、送信のためのルートの選択を、次式に基づき成功の確率f(s)を与えた後に行い、
f(s)=1−2-s s=1、2・・nの場合
f(s)=1/2 s=0の場合
f(s)=2s s=−1、−2・・−nの場合
これは、不連続であり、
但し、sは、変数で、常に整数であり、且つ送信試みの成功及び失敗から次のように導出され、即ち
第1送信ネットワークを使用する試みが成功した場合には、s<0であれば、s=s+1とし、
別の送信ネットワークを使用する試みが成功した場合には、s>0であれば、s=s−1とし、
第1送信ネットワークを使用する試みが失敗した場合には、|s|<aslimit1であれば、s=s−1とし、
別の送信ネットワークを使用する試みが失敗した場合には、|s|<aslimit2であれば、s=s+1とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明によるルートセレクタ及び信号ルーティング方法を一例として説明する。
図1には、第1接続ネットワーク3及び第2の別の接続ネットワーク4により信号行先2に接続された信号ソース1が示されている。
【0012】
この信号ソース1は、送信ユニット11を備え、これは、第1ブリッジ回路12及び第2ブリッジ回路13に接続される。信号行先2は、第1受信ユニット21を備え、これは、第3ブリッジ回路22及び第4ブリッジ回路23に接続される。第1ブリッジ回路12は、第1接続ネットワーク3により第3ブリッジ回路22に接続され、そして第2ブリッジ回路13は、第2接続ネットワーク4により第4ブリッジ回路23に接続される。接続ネットワーク3及び4は、ソースと行先との間に両方向通信を与える。従って、ソース1も各受信ユニットを備え、そして信号行先2も各送信ユニットを備えている。本発明の説明を容易にするために、ソースから行先への1つの通信方向に必要なコンポーネントのみを図示して説明する。
【0013】
ルートセレクタ14は、信号ソース1の送信ユニット11に含まれ、そしてソースと行先との間で別々の接続ネットワーク(以下「ルート」と称する)を経ての信号のルーティングを制御するように動作できる。図2は、本発明による信号ルートセレクタ14の回路図である。この信号ルーター14は、送信ユニットからの信号を選択されたルートへ選択的にルーティングするように動作できるセレクタ15と、このセレクタ15の動作を制御するための制御ユニット16と、行先によりソースへ送信される応答を監視するための応答モニタ17と、メモリ18とを備えている。応答モニタ17は、制御ユニット16に接続され、そして選択されたルートを経ての送信が受信ユニットにより首尾良く受信されたかどうかのデータを制御ユニットに供給するように動作できる。メモリ18は、別々のルートの各々に対する成功及び失敗の数の記録を維持するように動作できる。図2では、信号ルートセレクタ14は、送信ユニットとは個別のものとして示されているが、実際には、ルートセレクタは、送信ユニット内のアルゴリズムとして実施することもできる。応答モニタ17は、IEEE1394ネットワークやイーサネットネットワーク内に存在する所有権のある通信プロトコル又はTCPプロトコルを使用して応答を便利に監視する。
【0014】
図1を再び参照すると、動作中に、信号ソース1の送信ユニット11は、第1ブリッジ回路12、第1接続ネットワーク3及び第3ブリッジ回路22を経て信号行先2の第1受信ユニット21へ信号を送信し、そして信号が第1受信ユニット21に到着すれば、その第1受信ユニット21から同じ信号ルートにより応答を受信する。或いは又、信号ソース1の第1送信ユニット11は、第2ブリッジ回路13、第2接続ネットワーク4及び第4ブリッジ回路23を経て信号行先2の第1受信ユニット21へ信号を送信し、そして信号が第1受信ユニット21に到着すれば、応答モニタ17により検出される同じ信号ルートにより応答を受信する。信号に対する応答を受信するために特定の周期が許されており、この特定の周期内に応答が生じないと、応答モニタにより、使用信号ルートの欠陥として注目される。
【0015】
ルートセレクタ14の制御回路16は、信号ソース1と信号行先2との間の信号送信に使用するために第1接続ネットワーク3又は第2接続ネットワーク4のいずれかを選択する。この選択は、特定のルート(ネットワーク接続)を経て信号を送信する以前の成功した試みの記録に基づいて行われ、これは、応答モニタ17を使用して決定されてメモリ18に記憶されたものである。
【0016】
ルートセレクタ14、特に、制御ユニット16は、第1ブリッジ回路12、第1接続ネットワーク3及び第3ブリッジ回路22によるルートの選択の確率が、次のように定義された不連続関数f(s)として表わされるように動作し、
f(s)=1−2-s s=1、2・・nの場合
f(s)=1/2 s=0の場合
f(s)=2s s=−1、−2・・−nの場合
但し、sは、常に整数である。
【0017】
図5においては、不連続領域AB、BC及びCDを含み、両限界が含まれたs=−4からs=5の範囲に対して関数f(s)が示されている。
図5から明らかなように、f(s)の値は、sの値が1、0及び−1の範囲にある場合に1/2であり、そしてf(s)は、大きな正のsに対する第1の漸近限界(aslimit1)値‘1’と、大きな負のsに対する第2の漸近限界(aslimit2)値‘0’とを有する。
【0018】
動作中に、送信ネットワーク3を経ての送信の各試みに続いて、第1の送信ネットワーク3を経てルーティングされる次の送信の確率が、試みが成功であったかどうかに基づいて調整される。送信ネットワーク3を経ての送信の試みが失敗したときには、第2の送信ネットワーク4を使用する試みがなされる。sの既存値は、結果に基づいて次のように変更される。
送信ネットワーク3を使用する試みが成功した場合に、s<0であれば、s=s+1とし、
送信ネットワーク4を使用する試みが成功した場合に、s>0であれば、s=s−1とし、
送信ネットワーク3を使用する試みが失敗した場合には、|s|<aslimit1であれば、s=s−1とし、
送信ネットワーク4を使用する試みが失敗した場合には、|s|<aslimit2であれば、s=s+1とする。
【0019】
送信ネットワーク3(図1)を使用する試みが成功であると、f(s)=1/2においてsの値が領域BC(図5)に存在するときに確率値がsの正の方向に移動し、そして送信ネットワーク3(図1)で失敗した後に送信ネットワーク4(図1)を使用する試みが成功すると、f(s)=1/2においてsの値が領域BC(図5)に存在するときに確率値がsの負の方向に移動する。1/2<f(s)<1においてsの値が領域CD(図5)にあるときに送信ネットワーク3(図1)を使用する試みが失敗であると、確率値がsの負の方向に移動し、従って、f(s)の値を減少させる。0<f(s)<1/2においてsの値が領域AB(図5)にあるときに送信ネットワーク4(図1)を使用する試みが失敗であると、確率値がsの正の方向に移動し、従って、f(s)の値を増加させる。
【0020】
図1及び5において、応答モニタ17は、送信された信号に対する応答を監視し、そして応答が得られないことを検出する。応答が得られないと、そのたびに、制御ユニット16は、選択優先順を別の接続ネットワークに向けて移動させ、別のネットワークに対して送信の試みがなされる。試みが成功するたびに、優先順が中性(s=0)位置に向って移動して戻される。この移動には限度があり、そして接続ネットワークの欠陥が長時間持続しても、その欠陥のある接続ネットワークにおいて少数回の試みが依然行われる。従って、この構成は、信号ソース1が、ルートセレクタ14の作用のもとで、欠陥のあるネットワークの回復に自律的に応答し、そして多数の欠陥が存在してもネットワークに対してバランスの取れた需要を維持することができる。
【0021】
第1接続ネットワーク3及び第2接続ネットワーク4の両方が動作するときには、2つの接続ネットワークは、信号ソース1と信号行先2との間の信号の送信においてほぼ等しい数の試みを受け取り、そして各ネットワークがそれによりなされる全ての需要を満足する限りその状態が持続する。
【0022】
図3を参照すれば、図1の信号ソース1が接続ネットワーク3及び4により別の信号行先5に接続されて示されており、信号行先5は、第5ブリッジ回路52、第6ブリッジ回路53、及び受信ユニット54、55を備えている。
図3に示すように、受信ユニット54が欠陥であり(これはX印で示す)、その結果、信号ソース1内の応答モニタ17は、欠陥のある受信ユニット54が所要の行先であるときに接続ネットワーク3及び4の両方における試みが失敗であることを記録する。
【0023】
図5に示す確率関数を適用すると、sの値は、主として、−1と0との間又は0と1との間で移動し、その移動の間に、f(s)の値は実質的に1/2に留まり、接続ネットワーク3及び4がほぼバランスした状態で使用される。
図4を参照すると、図1の信号ソース1は、分岐式の接続ネットワーク7及び8により、図1の信号行先2と、第2の信号行先6とに接続され、この信号行先6は、第7ブリッジ回路62、第8ブリッジ回路63及び各受信ユニット61を備えている。
【0024】
分岐式接続ネットワーク7は、信号ソース1の第1ブリッジ回路12を、信号行先2の第3ブリッジ回路22及び第2信号行先6の第7ブリッジ回路62に接続する。接続ネットワーク8は、信号ソース1の第2ブリッジ回路13を、信号行先2の第4ブリッジ回路23及び第2信号行先6の第8ブリッジ回路63に接続する。図4に示すように、接続ネットワーク7は、第1ブリッジ回路12と第3ブリッジ回路22との間に欠陥(X印で示す)を有し、一方、接続ネットワーク8は、第2ブリッジ回路13と第8ブリッジ回路63との間に欠陥(X印で示す)を有する。
【0025】
送信ユニット11が第1受信ユニット21へ10ミリ秒ごとに送信を試みそして第4受信ユニット61へ1秒ごとに送信を試み、実質的に全ての試みが成功する状態においては、第4受信ユニット61への送信の試みと試みとの間に、関数f(s)の値は、信号ソース1の第2ブリッジ回路13のために図5の領域CDへと移動する。やがて、第4受信ユニット61へ送信する次の試みがなされたときには、確率的に、信号ソース1の第2ブリッジ回路13がf(s)の既存の値に基づいて最初に選択される。最初の試みは、第2ブリッジ回路13と第8ブリッジ回路63との間に欠陥の接続ネットワーク8が存在するために失敗に終わる。この失敗に続いて、第1ブリッジ回路12及び接続ネットワーク7を使用する試みがなされ、成功となる。
【0026】
図4に示す状態において、図示された接続ネットワーク欠陥にも拘らず、信号ソース1が信号行先2の受信ユニット21及び第2信号行先6の受信ユニット61の両方に送信を試みる場合に、信号ソース1の性能は、ルートセレクタ14の作用のもとで、信号行先においてより頻繁にアクセスされるユニットに有利なものとなる。全体的な効果として、スループットは、現在状態に適応するように最適化される。
【0027】
信号ソース1に含まれたルートセレクタ14は、次の結果を与える。
− 一対の別々の接続ネットワークのいずれかの接続ネットワークの静寂な(非検出の)欠陥に対して保護する。
− 2つの別々の接続ネットワークのいずれかに欠陥があってもスループットを維持する。
− 欠陥のある接続ネットワークの回復に自動的に応答する。
− 2つのネットワークの両方に欠陥が生じた後にそのいずれかの回復に迅速に応答する。
− 接続ネットワークの外部の欠陥、例えば、受信ユニットの欠陥に対して弾力的である。
− 2つの接続ネットワークの両方の部分的欠陥の間にバランスの取れたスループットを維持する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明によるルートセレクタを含む信号ソースが2つの接続ネットワークにより信号行先に接続された状態を示す図である。
【図2】本発明による信号ルートセレクタの回路図である。
【図3】本発明によるルートセレクタを含む信号ソースが、2つの接続ネットワークにより、欠陥素子を有する信号行先に接続された状態を示す図である。
【図4】本発明によるルートセレクタを含む信号ソースが、一部欠陥のある2つの接続ネットワークにより、2つの信号行先に接続された状態を示す図である。
【図5】ルートセレクタが、信号送信に使用できるルートの特定の1つを選択する確率を示すグラフである。
Claims (16)
- ソース(1)と行先(2,5,6)との間に信号をルーティングするための信号ルートセレクタ(14)であって、上記ソースと行先との間に複数の別々のルート(3,4;7,8)があるような信号ルートセレクタ(14)において、上記ソースと行先との間の送信が成功したか又は失敗したかを決定する手段(17)と、ルートに対する成功及び失敗の記録を維持する手段(18)と、ルートに対する成功及び失敗の記録に基づいて送信のためのルートを選択する手段(15,16)とを備えたことを特徴とする信号ルートセレクタ。
- 動作中に、ルートに対する成功及び失敗の記録に基づいて送信成功の確率値をルートに与え、そしてその与えられた確率値に基づいてルートを選択する請求項1に記載の信号ルートセレクタ。
- 動作中に、繰り返された成功に対する第1限界値と、繰り返された失敗に対する第2限界値との間の範囲の確率値を与える請求項2に記載の信号ルートセレクタ。
- 動作中に、ルートの使用についての選択された比に対し全てのルートにおける繰り返された成功に対する限界値間の実質的に中間に存在する通常値を含む確率値を与える請求項3に記載の信号ルートセレクタ。
- 動作中に、ルートの使用の比をルートの等しい使用として選択する請求項4に記載の信号ルートセレクタ。
- 成功及び失敗から導出された変数の値の範囲に対して上記通常値が同じに保たれるように動作する請求項4又は5に記載の信号ルートセレクタ。
- 限界値が与えられたルートが、その与えられた確率値に基づいて時々選択されるように動作する請求項1ないし6のいずれかに記載の信号ルートセレクタ。
- 送信のためのルートの選択が、次式に基づき成功の確率f(s)を与えた後に行われるように動作し、
f(s)=1−2-s s=1、2・・nの場合
f(s)=1/2 s=0の場合
f(s)=2s s=−1、−2・・−nの場合
これは、不連続であり、
但し、sは、変数で、常に整数であり、且つ送信試みの成功及び失敗から次のように導出され、即ち
第1送信ネットワークを使用する試みが成功した場合には、s<0であれば、s=s+1とし、
別の送信ネットワークを使用する試みが成功した場合には、s>0であれば、s=s−1とし、
第1送信ネットワークを使用する試みが失敗した場合には、|s|<aslimit1であれば、s=s−1とし、
別の送信ネットワークを使用する試みが失敗した場合には、|s|<aslimit2であれば、s=s+1とする請求項1ないし7のいずれかに記載の信号ルートセレクタ。 - ソースと行先との間の複数の別々のルートの1つに沿って信号をルーティングする方法であって、ソースと行先との間の送信が成功したか又は失敗したかを決定し、ルートに対する成功及び失敗の記録を維持し、そしてルートに対する成功及び失敗の記録に基づいて送信のためのルートを選択するという段階を備えたことを特徴とする方法。
- ルートに対する成功及び失敗の記録に基づいて送信成功の確率値をルートに与え、その与えられた確率値に基づいてルートを選択する段階を備えた請求項9に記載の方法。
- 上記確率値は、繰り返された成功に対する第1限界値と、繰り返された失敗に対する第2限界値との間の範囲である請求項10に記載の方法。
- 上記確率値は、ルートの使用についての選択された比に対し全てのルートにおける繰り返された成功に対する限界値間の実質的に中間に存在する通常値を含む請求項11に記載の方法。
- 上記ルートの使用の選択された比は、ルートの等しい使用である請求項12に記載の方法。
- 成功及び失敗から導出された変数の値の範囲に対して上記通常値が同じに保たれる請求項12又は13に記載の方法。
- 限界値が与えられたルートは、その与えられた確率値に基づいて時々選択される請求項10ないし14のいずれかに記載の方法。
- 送信のためのルートの選択は、次式に基づき成功の確率f(s)を与えた後に行われ、
f(s)=1−2-s s=1、2・・nの場合
f(s)=1/2 s=0の場合
f(s)=2s s=−1、−2・・−nの場合
これは、不連続であり、
但し、sは、変数で、常に整数であり、且つ送信試みの成功及び失敗から次のように導出され、即ち
第1送信ネットワークを使用する試みが成功した場合には、s<0であれば、s=s+1とし、
別の送信ネットワークを使用する試みが成功した場合には、s>0であれば、s=s−1とし、
第1送信ネットワークを使用する試みが失敗した場合には、|s|<aslimit1であれば、s=s−1とし、
別の送信ネットワークを使用する試みが失敗した場合には、|s|<aslimit2であれば、s=s+1とする請求項9ないし15のいずれかに記載の方法。
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