JP2004534332A - 通信網を用いた無人駐車管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】全国各地に散在した駐車場に駐車する車両に対する管理を管理者のない状態で遠隔地から行うことが可能な、通信網を用いた無人駐車管理システムを提供する。
【解決手段】特定の場所に設けられた駐車空間に設置され、駐車する車両を感知し、発生する駐車管理データを通信網を用いて伝送する少なくとも一つ以上の駐車感知装置と、前記駐車感知装置から入力される駐車管理データを受信してデータベースフォーマットに従って格納し、必要なデータを抽出し、通信網を介して駐車情報を提供する駐車管理装置と、前記駐車管理装置に通信網を介して連結され、特定の場所の駐車可能空間を検索できるように情報を提供する個人用端末機とを含む。
【選択図】図1
【解決手段】特定の場所に設けられた駐車空間に設置され、駐車する車両を感知し、発生する駐車管理データを通信網を用いて伝送する少なくとも一つ以上の駐車感知装置と、前記駐車感知装置から入力される駐車管理データを受信してデータベースフォーマットに従って格納し、必要なデータを抽出し、通信網を介して駐車情報を提供する駐車管理装置と、前記駐車管理装置に通信網を介して連結され、特定の場所の駐車可能空間を検索できるように情報を提供する個人用端末機とを含む。
【選択図】図1
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信網を用いた無人駐車管理システムに関し、さらに具体的には、全国各地に散在した路上又は路外駐車場に駐車する車両に対する全般的な管理を、管理者のない状態で、駐車管理装置を備えた中央管理センタで行うことができとともに、運転者に駐車場に対する情報をインターネット又は携帯電話などを用いて提供することができる、通信網を用いた無人駐車管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
車両台数の増加に伴って駐車が大きな社会的問題として台頭している。これは、特に大都市への人口流入によって車両が幾何級数的に増加しているが、限定された大都市の駐車空間によって駐車難が激化しているうえ、人道や小路などに駐車した車両が車両の移動に妨害となり且つ火災発生時に消防車の進入に障害となるなどの問題点が発生している。
【0003】
かかる問題点を解決するために、駐車タワーを建設して多数の車両を同時に駐車させるか、或いは地下鉄駅に隣接した場所に車両駐車施設を建設し、都心から遠く離れたところから来る車両の都心進入を抑制して車両の疎通状況を改善しようとする努力が行われている。また、車両駐車施設の場合にも、駐車車両を感知するセンサを設置し、現在駐車した車両の台数などを中央管理室で感知して車両の駐車状況を把握し、駐車を希望する車両の進入を統制する方式を使用することもある。
【0004】
ところが、従来の駐車管理方式は、空間的な制限を持っていた。言い換えれば、パーキングメーターなどの駐車補助施設が設置された場所に車両が到達しなければ、車両を駐車させることができないため、全ての駐車施設に車両が駐車して駐車空間がなければ、進入しようとした車両が駐車場所を探して他所に移動しなければならないので、不要な車両の移動が発生するという問題点があった。さらに、駐車場にパーキングメーターのような駐車補助施設がない場合には、駐車管理員が駐車場を管理するため、限定された駐車管理しか行うことができないうえ、3K(きつい、汚い、危険)職種と分類される駐車管理員の採用も難しいという問題点があった。
【0005】
したがって、限定された駐車空間を効率よく使用することができ、駐車を希望する車両に必要な情報を実時間で提供し、新規駐車管理員の充員なしで無人作動が可能な無人駐車管理システムが要求されている実情である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、かかる問題点を解決するためのもので、その目的は、全国各地に散在した駐車場に駐車する車両に対する管理を管理者のない状態で遠隔地から行うことが可能な、通信網を用いた無人駐車管理システムを提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、駐車を希望する車両の運転者に駐車場に対する情報を提供して駐車を容易にすることで円滑な車両の移動を図って交通疎通を円滑にし、交通文化の発展に一翼を担当することが可能な、通信網を用いた無人駐車管理システムを提供することにある。
【0008】
本発明のさらに他の目的は、駐車を希望する車両の運転者に駐車場及び駐車可能性に対する情報を提供することにより、駐車場を探すのにかかる無駄な時間浪費を減少させることが可能な、通信網を用いた無人駐車管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明の無人駐車管理システムは、所定の場所に駐車する車両を管理するための駐車管理システムにおいて、特定の場所に設けられた駐車空間に設置され、駐車する車両を感知し、発生する駐車管理データを通信網を介して伝送する少なくとも一つ以上の駐車感知装置と、前記駐車感知装置から入力される駐車管理データを受信してデータベースフォーマットに従って格納し、必要なデータを抽出し、通信網を介して駐車情報を提供する駐車管理装置と、前記駐車管理装置に通信網を介して連結され、特定の場所の駐車可能空間を検索できるように情報を提供する個人用端末機とを含む。
【0010】
本発明の他の特徴によれば、前記駐車感知装置は、料金先払制又は料金後払制に適するように構成され、それぞれ無線又は有線通信網を介して駐車管理装置とのデータ送受信を行って遠隔地から制御することができる。
【0011】
本発明のさらに他の特徴によれば、前記駐車感知装置は、カメラをさらに備え、車両駐車状態の確認と駐車料金未納及び滞納車両の判別に使用することができる。
【発明の効果】
【0012】
上述した本発明によれば、全国各地に散在した路上又は路外駐車場に駐車する車両に対する全般的な管理を、管理人のない状態で、中央管理センタで行うことができ、運転者に駐車場に対する情報をインターネット又は携帯電話などを用いて提供することができるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、添付図面を参照して本発明の通信網を用いた無人駐車管理システムを説明する。
【0014】
図1は本発明の無人駐車管理システムの概略的な構成図である。図1に示すように、本発明の無人駐車管理システムは、特定の場所に設けられた駐車空間に設置され、駐車する車両を感知し、発生する駐車管理データを通信網を介して伝送する駐車感知装置10と、前記駐車感知装置10から入力される駐車管理データを受信してデータベースフォーマットに従って格納し、必要なデータを抽出し、通信網を介して駐車情報を提供する駐車管理装置20と、前記駐車管理装置20に通信網を介して連結され、特定の場所の駐車可能空間を検索できるように情報を提供する個人用端末機30とを含んでなる。
【0015】
前記駐車感知装置10は、路上(道路辺)または路外(駐車場のように車両の駐車のために特別に設けられた空間)に設置され、駐車のために設けられた特定の空間に車両が駐車する場合にこれを感知し、駐車料金を収納する機能を行う。駐車感知装置10は、駐車空間の種類に応じて現行駐車方式のように変形料金が可能であるが、例えば、路上駐車の場合には料金先払制による機能を行い、路外駐車の場合には料金後払制による機能を行うようにすることが好ましい。勿論、その逆にも料金制度を行うことも可能であるが、路上駐車に料金後払制を行うことは管理上の難しさが発生する可能性が高い。従って、本発明の説明では、路上駐車場は料金先払制、路外駐車場は料金後払制とする。
【0016】
路上(道路辺)駐車場における料金先払制のための単独型駐車管理機11の外観斜視図が図2に示されている。図2に示すように、単独型駐車管理機11は、路上の駐車空間に隣接して設置され、駐車料金徴収及びチケットなどの発給を一つの機器で行うように独立している。また、単独型駐車管理機11は、通信機能をさらに含んでいるため、駐車管理装置20とのデータ送受信を行う。
【0017】
単独型駐車管理機11は、図3に示すように、多種類のコインの認識及び不良コインの識別を行うためのコイン認識機、紙幣を鑑識するための紙幣感知機、及び/又はクレジットカード、地下鉄カード、バスカードなどのカードを識別し、駐車料金に相当する金額を抽出することが可能なカードリーダ機などの料金収納部112と、内蔵された紙ロールを用いてチケット(駐車券)を発行するための発券部114と、使用者が認識すべき所要情報と時間をLCD窓に表示し、正常、故障、保守などの必要メッセージなどをLEDで表示する状況表示部111と、単独型駐車管理機の作動に使用される動力を提供する電源部116と、単独型駐車管理機の運営に必要なプログラムとメモリを含む制御部113と、駐車管理装置20とのデータ送受信を行うための通信部115などとを含んでなる。
【0018】
前記料金収納部112は、多種類のコインの認識及び不良コインの識別を行うコイン認識機、紙幣を鑑識するための紙幣感知機、又はクレジットカード、地下鉄カード、バスカードなどのカードを識別し、駐車料金に相当する金額を抽出することが可能なカードリーダ機などを全部又は一部含んでいる。運転者は自分が使用可能な支払手段を用いて駐車料金を支払う。料金収納部122は、カードを用いる場合には、マグネチックを用いる接触式カードリーダ機、或いはRFを用いる非接触式カードリーダ機などの手段から構成することができる。
【0019】
前記発券部114は、内蔵された紙ロールを用いて駐車券を発行するためのものである。発券部114は、運転者が要請した駐車時間に対して時間を記録した駐車券を出力するもので、内蔵された紙ロールの長さが370m程度であって、駐車券の種類によって2750枚〜400枚の駐車券を発行することができる。
【0020】
前記状況表示部111は、運転者が認識すべき必要な情報と時間をLCD窓に表示し、正常、故障、保守などの必要メッセージをLEDで表示するものである。LCD表示窓は、時間と文字情報を表示するもので、8×12mmの数字で時間を表示し、サイズ9mmの文字で文字情報を表示する。また、LED表示窓は、単独型駐車管理機11の動作状態、すなわち正常、故障、保守必要などのメッセージを表示するためのものである。動作状態メッセージは、制御部113で感知し、通信部115を介して駐車管理装置20に伝送して故障修理を行うように表示する。
【0021】
運転者が機能キーを用いて自分の希望する駐車時間を選択すると、時間がLCD窓に表示されながら料金などが算出、表示される。使用者は表示された料金を見てコイン、紙幣又はカードなどを用いて料金を支払う。料金支払が完了すると、チケット(駐車券)が発券部114から発給される。機能キーを用いて、運転者は例えば自分の車両番号などのように車両管理に必要なデータを入力することができる。データの種類及び形式は駐車システムの設計時に設定される。
【0022】
前記電源部116は、本発明の単独型駐車管理機11の作動に使用される動力を提供するもので、一般に単独型駐車管理機11が室外で使用されるので、安定的な動力供給源を確保することが好ましい。電源部116は商用電源又は蓄電池又は太陽電池などを用いて電源を供給してもよく、商用電源、バッテリ(蓄電池を含む)、太陽電池などを混合して電源を供給してもよい。
【0023】
前記制御部113は、単独型駐車管理機の運営に必要なプログラムを内蔵しているワンチップマイコンであり、メモリをさらに含んでいて必要な情報(約45日間発生した駐車関連情報)を格納することができる。制御部113は、運営に必要なプログラムだけでなく、データ通信のためのプログラムもさらに含んでいる。必要な情報は駐車管理システムの設計時に設定されるもので、車両番号、車主、料金支払に関連したデータなどであり、後述される。
【0024】
前記通信部115は、単独型駐車管理機11で徴収された駐車料金に対する情報と各単独型駐車管理機11から発生する全ての情報データを駐車管理装置20へ伝送し、駐車管理装置20から制御データを受信して必要な動作を行う。通信部115は、図1に示したように、無線通信を用いて、例えばSK、新世紀、韓国通信などといった、移動電話サービスを提供する移動通信社40の基地局41に連結され、データを送受信することができる。携帯電話又はIMT2000などのような無線電話方式の通信端末機を用いてデータ送受信を行う場合には、携帯電話又はIMT2000端末機を単独型駐車管理機11に内蔵した形態、すなわち携帯電話又はIMT2000端末機を、制御部113によって制御されるハンズフリーに連結するものと同一の方法で使用可能である。
【0025】
次に、前記通信部115として携帯電話を用いたと仮定し、動作状態を簡単に説明する。本発明の単独型駐車管理機11に駐車管理装置20からのデータ伝送命令が受付されるか、或いは単独型駐車管理機11に内蔵された自治的な機能点検による障害発生が感知された場合、SMS(Short Message Service)を介して関連データが中央管制室(駐車管理装置20が設置された場所)と各駐車機器管理者に通報される。データの伝達経路は、単独型駐車管理機11から送信/受信されるデータは基地局41を介して伝送され、基地局41は通常の電話局交換機42、IWF43、ルータ44を用いて専用線を介して駐車管理装置20に伝送される。
【0026】
駐車管理装置20とのデータ伝送又は遠隔制御の際には、単独型駐車管理機11に設置された携帯電話(通信部115として動作する)がモデムモードに転換され、やり取りするデータは基地局、交換局を経た後、電話局を経由してPSTN(一般ダイアルアップ電話回線)又はPSDN(一般専用回線)を用いて駐車管理装置20へ伝達される。駐車管理装置20は遠隔で一日売上状況、駐車現況などを集計し、単独型駐車管理機11のプリンタ用紙、小銭有無、機器異常有無、各周辺装置(紙幣認識機、紙幣放出機など)などを点検する。また、各地域別駐車料金(基本料金、度数料金など)、営業時間、使用者メッセージ文句、公休日設定などのような各種管理機能を行うことができる。
【0027】
機器異常有無の点検又は簡単な機器点検のためには、SMSモードを用いて使用データを送受信し、機器に異常状況発生が検出されると、単独型駐車管理機11では駐車管理装置20と巡察管理者の携帯電話へ同時にSMSデータを伝送する。したがって、巡察管理者はある単独型駐車管理機11に故障発生又は異常発生があるか否かを確認し、確認結果、故障発生又は異常発生があれば、必要な措置を取ることができる。
【0028】
例えば、現在駐車管理機に小銭100円が足りない場合、駐車管理機は、無線通信網を介して、予め定められた巡察管理者に「市庁前の第1駐車管理機に100円が足りない」というメッセージを伝送すると、巡察中の管理者は該当機器に足りない100円を補充し、機械が停止することなく稼動できるようにする。また、該当駐車管理機は異常状態が解決されると、自体点検機能によって駐車管理装置20に通報することにより、二重感知体系を構成することができるという利点がある。
【0029】
このように構成された単独型駐車管理機11の利用時には、車両運転者は駐車のために路上駐車場の特定の駐車区域に車両を駐車した後、単独型駐車管理機11に駐車に必要な料金をコイン、紙幣又はクレジットカードなどを用いて支払し、駐車券の発給を受けて所定の時間駐車させる。前記単独型駐車管理機11は、長期駐車(例えば、1週間、1ヶ月間など)のための定期券を発給せず、30分以上の時間単位で最長1日間駐車できるようにすることが車両の円滑な駐車のために好ましい。定期券は集中型駐車管理機12で用いられる。
【0030】
前記のような単独型駐車管理機11は、駐車管理人がないため、駐車料金を支払わず駐車を行う場合が発生する危険性があるので、これを防止するために、適切な車両確認手段又は方法が必要である。本発明では未納又は滞納車両などを巡回駐車管理人が駐車管理端末機13を用いて照会することができる。駐車管理端末機13について詳細に後述する。
【0031】
図4は本発明の駐車感知装置10の他の実施例を示すもので、路外(駐車場)で使用可能な集中型駐車管理機12を示している。図4に示すように、集中型駐車管理機12は、磁性物質で印刷されたチケットを発給し、同時にデータ化して格納し、案内画面を備えた出入チケット発給機121と、車両が進行する中間に位置し、車両の出入りを統制する入口遮断機122と、車両が進行する中間に位置し、車両の出入りを統制する出口遮断機123と、チケットを判読して駐車車両の料金の支払状態を確認し、出口遮断機123を作動させる出口開票機124と、出納係員が車両駐車料金を算出し、料金を収納し、領収証を発行するための手動出納機125と、紙幣、コイン、クレジット(直払)カードを用いて車両駐車料金を受納し、領収証を発給するための自動現金支払機126と、路外駐車管理機12の全体動作を制御するためのプログラムが内蔵され、外部とのデータ通信を行うためのモデム通信部を有する路外駐車管理部127とを含んでなる。
【0032】
また、集中型駐車管理機12に駐車された車両の認識のためにカメラ128が設定されたそれぞれの駐車空間に対して割り当てられている。前記カメラ128は、割り当てられた駐車空間に車両が駐車する場合に当該車両の番号板などを撮影して格納する。格納された撮影データは、通常使用されるグラフィックフォーマット、例えばjp(e)g、gif、tif(f)、wmfなどのファイル形式で格納する。車両の撮影は一定の時間単位で持続される。路外駐車管理機127では、撮影されたファイルを用いて、現在占有された駐車空間を確認し、駐車可能な空間を認識することができる。これは駐車を希望する車両の運転者から駐車可能空間に対する検索が要請されるときに提供される。空の駐車空間に対する検索は、カメラ128だけでなく、従来使用される磁器感知式センサやオン/オフスイッチなどといった、車両の駐車状況を検出してそれに相応する電気信号を出力することが可能な電気、電磁的手段を用いて行うことができる。
【0033】
また、カメラ128で撮影された車両番号板データは、判読されて盗難車両、手配車両などの捜索に使用できる。言い換えれば、盗難車両又は手配車両に対する番号板情報の伝送を警察庁などから受けた後、駐車中の車両の番号板をカメラ128を介して認識して盗難車両又は手配車両を検索することができる。
【0034】
次に、本発明の集中型駐車管理機12の作動状態について説明する。運転者は出入チケット発給機121を通過しながらチケット(駐車券)の発給を受ける。発給されたチケットには入車時間などに対する情報が入力され、所定の場所に車両を駐車させる。一方、駐車場から出車しようとする場合には、運転者は手動出納機125又は自動現金支払機126で駐車時間に対する料金を支払し、支払された内容を確認する領収証などの発給を受けた後、出口開票機124を通過しながら料金支払に対する検査を受ける。駐車料金支払が完了したものと確認されると、出口遮断機123を作動させて車両が外部に移動できるようにする。
【0035】
前記路外駐車管理部127は、前記のように車両の出入によって発生する全てのデータ(料金支払、駐車時間など)を格納し、格納されたデータを駐車管理装置20へ伝送するためのモデム通信部を含んでいる。このような機能を行うために、前記路外駐車管理部127は、前記出入チケット発給機、手動出納機、自動現金支払機などと連結されて発生するデータを受信して格納するための格納部と、全体路外駐車管理部127を制御するための制御部などをさらに含んでいる。路外駐車管理部127で生成されるデータについて後述する。
【0036】
異常発生時には、単独型駐車管理機11と同様に、巡察中の管理者に連絡して適切な措置を取るようにする。集中型駐車管理機12の作動中に生成される駐車関連データ及び異常発生検出信号などは、路外駐車管理部127によって聚合された後、駐車管理装置20へ伝送される。
【0037】
データの伝送は、路外駐車管理部127に内蔵されているモデム通信部を介して行われる。駐車管理装置20には前記路外駐車管理部127とのデータ送受信を行うための多数のモデム集合(モデムプール)24が構成されている。モデム通信部とモデムプール24は専用線、一般ダイアルアップ電話線を用いたインターネット通信網によって連結されている。勿論、集中型駐車管理機12のモデム通信部を携帯電話又はIMT2000端末機などを用いて無線で連結することも可能である。
【0038】
前記のような駐車感知装置10に連結された駐車管理装置20は、図1を再び参照すると、ルータ23とモデムプール24を介して専用線に連結されたサーバ21と、前記サーバ21にハブ22を介して連結される責任者端末機25及び多数の使用者端末機26とを含んでいることが分かる。駐車管理装置20は本発明の無人駐車管理システム全体を制御するためのプログラムを内蔵しており、駐車感知装置10から発生するデータを管理し、特定の目的に適した結果を抽出し、異常状況発生時に巡察中の管理者に適切な措置を取るように連絡し、異常状況発生の解消状態を検出することができる。責任者端末機25はサーバ21に接続して必要な命令を行うように入力し、或いは必要な管理に必要な情報などを変更することが可能な権限をもっている。これに比べて、使用者端末機26はサーバ21に格納されている情報の中から必要な情報を抽出するのに主に使用される。
【0039】
図5は駐車管理装置20のサーバ21の構成を示すブロック図である。図5に示すように、前記サーバ21は、専用線又はモデムとのデータ通信を行うための通信モジュール201と、制御プログラムが内蔵されており、駐車感知装置10から入力されるデータを受信して格納し、必要な情報を抽出するように制御し、駐車情報を運転者に提供する制御モジュール202と、駐車した車両に対するデータを車両番号DB203aに格納し管理する車両番号管理モジュール203と、駐車空間に対する占有データを駐車空間DB204aに格納し管理する駐車空間感知モジュール204と、駐車車両の料金納付状況と未納及び滞納状況を車両料金DB205aに格納し管理する駐車料金管理モジュール205と、定期券の発行に対するデータを定期券DB206aに格納し管理する定期券発給管理モジュール206とを含んでいる。
【0040】
また、前記制御モジュール202は、個人用端末機30からの要請を処理するプログラムを内蔵しており、特にインターネットを介して接続する場合、Webページ形式で表示可能にする機能を内蔵している。個人用端末機30については後述する。
【0041】
図8は本発明の無人駐車管理システムから発生して送受信されるデータの一例を示す。図8に示すように、チケットを発給する給紙の場合には、チケットの発給時に生成される給紙コードから駐車料に対するデータが生成されることが分かる。また、駐車場コードには駐車場名、路上−路外区分、住所、電話番号、区画数、設置日、運営開始日、駐車料金に対するデータが生成される。前記のデータは本発明の説明のための一実施例として理解されるべきである。データの構成は駐車管理に必要な事項であって、変更が可能なので、残りデータについての詳細な説明は省略する。
【0042】
前記サーバ21における主要機能は次の通りである。1)駐車管理機の画面メッセージの変更:現在駐車管理機に表示されるディスプレイ画面を駐車管理装置20で変更させる。2)料金料率の設定:基本料金、度数料金、障害人、軽車両、10部制、国家有功者などの駐車料金の料率を変更させる。3)駐車スケジュールの設定:曜日別、時間帯別、月別、公休日別、年間の駐車営業スケジュールを設定する。4)各種エラーメッセージの伝送:各種エラーメッセージの発生時に使用するエラー文句を設定する。5)ネットワークの設定:各種ネットワーク設定の際に使用する携帯電話種類、通信速度、電話番号などの設定、6)プリンタメッセージの設定:領収証駐車チケット、払い戻しチケットなどに使用する文句を設定する。7)クレジットカードの設定:クレジットカードの種類、ブラックリストカードの登載機能などを設定する。8)交通カードの設定:バスカード、地下鉄カードの各種設定機能。9)領収証発生有無の設定。10)プリンタカッティングモードの設定:プリンタ用紙を完全切断するか或いは一部のみ切断するかを設定する。11)小銭返還方法の設定:小銭不足時の対処方法を設定する。12)障害時の対処方法の設定。13)機械時間遠隔地同期及びセッティング:標準研究所の原子時計に本駐車管理システムの時間を一定の間隔でセットして正確な時間を保つ機能。14)現在駐車現況記録の受信:現在駐車された車両の現況受信機能。15)売上記録の受信:一日、月間、年間などの売上記録を受信する。16)エラー発生時に地図上に位置表示:障害発生した駐車管理器を地図上に表示する。17)エラー発生時にサーバと管理者携帯電話へメッセージを伝送:障害発生時に通報する。消耗品の不足時にサーバと管理者携帯電話へメッセージを伝送:小銭、プリンタ用紙など消耗品の不足時に通報する。18)盗難装置稼動時にサーバと管理者携帯電話へメッセージを伝送:外部衝撃又は盗難発生の際に管理者及び警察官署などに通報する。前記のような機能はサーバ21に内蔵されて実行されるプログラムの作成時に必要な機能を挿入して達成することができ、他の機能の追加が可能であることは明らかである。
【0043】
このような機能及び構成を有する本発明の駐車管理装置20のサーバ21には、運転者が個人用端末機30を用いて接続し、車両の駐車に必要な情報の提供を受けることができる。すなわち、サーバ21は通信網(インターネット、専用線など)を介して外部の個人用端末機30に連結され、個人用端末機30から要請される駐車関連データ、例えば特定の場所に隣接した駐車可能空間などの情報を受けるが、これは、駐車場所を探すために従来のように駐車空間を探してあっちこっち移動することなく、到着即時に駐車可能であるという利点がある。
【0044】
個人用端末機30としては、パーソナルコンピュータ31又は携帯電話32などを使用することができる。パーソナルコンピュータ31又は携帯電話32は通常の有無線インターネット通信機能を備えるか、或いはPC通信が可能な機能を備える。サーバ21は上述したようにインターネット通信のためのWebページを提供する。
【0045】
本発明の無人駐車管理システムは、無人で管理されることが好ましいが、故障又は異常状況発生の際にかかる問題点を処理するために非常待機組又は巡回管理者を運営することが好ましい。巡回管理者は特に駐車感知装置10の設置場所を周期的に訪問しながら機器を整備或いは故障修理することができ、特に単独型駐車管理機11から掛かってきた携帯電話を介して故障発生の通報を受け、当該故障を修理することができる。巡回管理者は、特に車両に対する情報を得るために、駐車管理端末機13を使用することができる。駐車管理端末機13は携帯電話又はIMT2000端末機を用いることができる。
【0046】
図6及び図7は前記のような駐車管理端末機13を用いて駐車管理装置20にデータ(情報)を照会する画面と過程を示す。図示したように、巡回管理者は駐車管理端末機13を用いてサーバ21に接続した後、身元確認用社員番号を入力し、無線照会端末機のメニュー、「1.直接入力、2.車両/入力、3.時間帯照会、4.滞納照会」の中から必要な事項を選択し、画面に表示されるメニューの中から選択して必要な情報の伝送を受けることができる。
【0047】
ログインしてメインメニューに接続した後、「直接入力」を選択し、車両番号、入/出車時間、車種、割引率などを選択すると、詳細画面を出力し、当該内容を印刷物に印刷して出力する。
【0048】
「車両/照会入力」を選択し、車両番号4桁を入力すると、車両リストを出力し、目録の中から当該車両を選択すると、やはり詳細画面を出力し、当該内容を印刷物に印刷して出力する。
【0049】
「時間帯照会」を選択し、照会する時間帯を入力すると、当日全体入力車両のリストを出力する。出力されたリストの中から当該車両を選択すると、詳細画面を出力し、当該内容を印刷物に印刷して出力する。
【0050】
「滞納照会」を選択し、車両照会を入力すると、車両番号、所有者、内容、金額を含む滞納画面を表示する。やはり滞納画面に対する当該内容を印刷物に印刷して出力する。滞納された車両については図8に表示したようなデータを伝送して告知書などを当該運転者の住所地に発給し、納付を督促する。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の無人駐車管理システムの概略的なブロック構成図である。
【図2】路上に設置される単独型駐車管理機の外観斜視図である。
【図3】図2の単独型駐車管理機のブロック構成図である。
【図4】路外に設置される集中型駐車管理機のブロック構成図である。
【図5】本発明の駐車管理装置のサーバのブロック構成図である。
【図6】駐車管理端末機の表示画面の一実施例を示す図である。
【図7】駐車管理端末機を用いた業務流れの構成図である。
【図8】本発明の無人駐車管理システムで使用されるデータの構成例を示す図である。
【符号の説明】
【0052】
10:駐車感知装置
11:単独型駐車管理機
12:路外駐車管理機
20:駐車管理装置
21:サーバ
22:ハブ
23:ルータ
24:モデムプール
25:責任者端末機
26:使用者端末機
30:個人用端末機
31:パーソナルコンピュータ
32:携帯電話
41:基地局
42:交換機
43:IWF
44:ルータ
111:状況表示部
112:料金収納部
113:制御部
114:発券部
115:通信部
116:電源部
121:出入チケット発給機
122:入口遮断機
123:出口遮断機
124:出口開票機
125:手動出納機
126:自動現金支払機
127:路外駐車管理部
128:カメラ
201:通信モジュール
202:制御モジュール
203:車両番号管理モジュール
204:駐車空間感知モジュール
205:駐車料金管理モジュール
206:定期券発給管理モジュール
【0001】
本発明は、通信網を用いた無人駐車管理システムに関し、さらに具体的には、全国各地に散在した路上又は路外駐車場に駐車する車両に対する全般的な管理を、管理者のない状態で、駐車管理装置を備えた中央管理センタで行うことができとともに、運転者に駐車場に対する情報をインターネット又は携帯電話などを用いて提供することができる、通信網を用いた無人駐車管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
車両台数の増加に伴って駐車が大きな社会的問題として台頭している。これは、特に大都市への人口流入によって車両が幾何級数的に増加しているが、限定された大都市の駐車空間によって駐車難が激化しているうえ、人道や小路などに駐車した車両が車両の移動に妨害となり且つ火災発生時に消防車の進入に障害となるなどの問題点が発生している。
【0003】
かかる問題点を解決するために、駐車タワーを建設して多数の車両を同時に駐車させるか、或いは地下鉄駅に隣接した場所に車両駐車施設を建設し、都心から遠く離れたところから来る車両の都心進入を抑制して車両の疎通状況を改善しようとする努力が行われている。また、車両駐車施設の場合にも、駐車車両を感知するセンサを設置し、現在駐車した車両の台数などを中央管理室で感知して車両の駐車状況を把握し、駐車を希望する車両の進入を統制する方式を使用することもある。
【0004】
ところが、従来の駐車管理方式は、空間的な制限を持っていた。言い換えれば、パーキングメーターなどの駐車補助施設が設置された場所に車両が到達しなければ、車両を駐車させることができないため、全ての駐車施設に車両が駐車して駐車空間がなければ、進入しようとした車両が駐車場所を探して他所に移動しなければならないので、不要な車両の移動が発生するという問題点があった。さらに、駐車場にパーキングメーターのような駐車補助施設がない場合には、駐車管理員が駐車場を管理するため、限定された駐車管理しか行うことができないうえ、3K(きつい、汚い、危険)職種と分類される駐車管理員の採用も難しいという問題点があった。
【0005】
したがって、限定された駐車空間を効率よく使用することができ、駐車を希望する車両に必要な情報を実時間で提供し、新規駐車管理員の充員なしで無人作動が可能な無人駐車管理システムが要求されている実情である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、かかる問題点を解決するためのもので、その目的は、全国各地に散在した駐車場に駐車する車両に対する管理を管理者のない状態で遠隔地から行うことが可能な、通信網を用いた無人駐車管理システムを提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、駐車を希望する車両の運転者に駐車場に対する情報を提供して駐車を容易にすることで円滑な車両の移動を図って交通疎通を円滑にし、交通文化の発展に一翼を担当することが可能な、通信網を用いた無人駐車管理システムを提供することにある。
【0008】
本発明のさらに他の目的は、駐車を希望する車両の運転者に駐車場及び駐車可能性に対する情報を提供することにより、駐車場を探すのにかかる無駄な時間浪費を減少させることが可能な、通信網を用いた無人駐車管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明の無人駐車管理システムは、所定の場所に駐車する車両を管理するための駐車管理システムにおいて、特定の場所に設けられた駐車空間に設置され、駐車する車両を感知し、発生する駐車管理データを通信網を介して伝送する少なくとも一つ以上の駐車感知装置と、前記駐車感知装置から入力される駐車管理データを受信してデータベースフォーマットに従って格納し、必要なデータを抽出し、通信網を介して駐車情報を提供する駐車管理装置と、前記駐車管理装置に通信網を介して連結され、特定の場所の駐車可能空間を検索できるように情報を提供する個人用端末機とを含む。
【0010】
本発明の他の特徴によれば、前記駐車感知装置は、料金先払制又は料金後払制に適するように構成され、それぞれ無線又は有線通信網を介して駐車管理装置とのデータ送受信を行って遠隔地から制御することができる。
【0011】
本発明のさらに他の特徴によれば、前記駐車感知装置は、カメラをさらに備え、車両駐車状態の確認と駐車料金未納及び滞納車両の判別に使用することができる。
【発明の効果】
【0012】
上述した本発明によれば、全国各地に散在した路上又は路外駐車場に駐車する車両に対する全般的な管理を、管理人のない状態で、中央管理センタで行うことができ、運転者に駐車場に対する情報をインターネット又は携帯電話などを用いて提供することができるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、添付図面を参照して本発明の通信網を用いた無人駐車管理システムを説明する。
【0014】
図1は本発明の無人駐車管理システムの概略的な構成図である。図1に示すように、本発明の無人駐車管理システムは、特定の場所に設けられた駐車空間に設置され、駐車する車両を感知し、発生する駐車管理データを通信網を介して伝送する駐車感知装置10と、前記駐車感知装置10から入力される駐車管理データを受信してデータベースフォーマットに従って格納し、必要なデータを抽出し、通信網を介して駐車情報を提供する駐車管理装置20と、前記駐車管理装置20に通信網を介して連結され、特定の場所の駐車可能空間を検索できるように情報を提供する個人用端末機30とを含んでなる。
【0015】
前記駐車感知装置10は、路上(道路辺)または路外(駐車場のように車両の駐車のために特別に設けられた空間)に設置され、駐車のために設けられた特定の空間に車両が駐車する場合にこれを感知し、駐車料金を収納する機能を行う。駐車感知装置10は、駐車空間の種類に応じて現行駐車方式のように変形料金が可能であるが、例えば、路上駐車の場合には料金先払制による機能を行い、路外駐車の場合には料金後払制による機能を行うようにすることが好ましい。勿論、その逆にも料金制度を行うことも可能であるが、路上駐車に料金後払制を行うことは管理上の難しさが発生する可能性が高い。従って、本発明の説明では、路上駐車場は料金先払制、路外駐車場は料金後払制とする。
【0016】
路上(道路辺)駐車場における料金先払制のための単独型駐車管理機11の外観斜視図が図2に示されている。図2に示すように、単独型駐車管理機11は、路上の駐車空間に隣接して設置され、駐車料金徴収及びチケットなどの発給を一つの機器で行うように独立している。また、単独型駐車管理機11は、通信機能をさらに含んでいるため、駐車管理装置20とのデータ送受信を行う。
【0017】
単独型駐車管理機11は、図3に示すように、多種類のコインの認識及び不良コインの識別を行うためのコイン認識機、紙幣を鑑識するための紙幣感知機、及び/又はクレジットカード、地下鉄カード、バスカードなどのカードを識別し、駐車料金に相当する金額を抽出することが可能なカードリーダ機などの料金収納部112と、内蔵された紙ロールを用いてチケット(駐車券)を発行するための発券部114と、使用者が認識すべき所要情報と時間をLCD窓に表示し、正常、故障、保守などの必要メッセージなどをLEDで表示する状況表示部111と、単独型駐車管理機の作動に使用される動力を提供する電源部116と、単独型駐車管理機の運営に必要なプログラムとメモリを含む制御部113と、駐車管理装置20とのデータ送受信を行うための通信部115などとを含んでなる。
【0018】
前記料金収納部112は、多種類のコインの認識及び不良コインの識別を行うコイン認識機、紙幣を鑑識するための紙幣感知機、又はクレジットカード、地下鉄カード、バスカードなどのカードを識別し、駐車料金に相当する金額を抽出することが可能なカードリーダ機などを全部又は一部含んでいる。運転者は自分が使用可能な支払手段を用いて駐車料金を支払う。料金収納部122は、カードを用いる場合には、マグネチックを用いる接触式カードリーダ機、或いはRFを用いる非接触式カードリーダ機などの手段から構成することができる。
【0019】
前記発券部114は、内蔵された紙ロールを用いて駐車券を発行するためのものである。発券部114は、運転者が要請した駐車時間に対して時間を記録した駐車券を出力するもので、内蔵された紙ロールの長さが370m程度であって、駐車券の種類によって2750枚〜400枚の駐車券を発行することができる。
【0020】
前記状況表示部111は、運転者が認識すべき必要な情報と時間をLCD窓に表示し、正常、故障、保守などの必要メッセージをLEDで表示するものである。LCD表示窓は、時間と文字情報を表示するもので、8×12mmの数字で時間を表示し、サイズ9mmの文字で文字情報を表示する。また、LED表示窓は、単独型駐車管理機11の動作状態、すなわち正常、故障、保守必要などのメッセージを表示するためのものである。動作状態メッセージは、制御部113で感知し、通信部115を介して駐車管理装置20に伝送して故障修理を行うように表示する。
【0021】
運転者が機能キーを用いて自分の希望する駐車時間を選択すると、時間がLCD窓に表示されながら料金などが算出、表示される。使用者は表示された料金を見てコイン、紙幣又はカードなどを用いて料金を支払う。料金支払が完了すると、チケット(駐車券)が発券部114から発給される。機能キーを用いて、運転者は例えば自分の車両番号などのように車両管理に必要なデータを入力することができる。データの種類及び形式は駐車システムの設計時に設定される。
【0022】
前記電源部116は、本発明の単独型駐車管理機11の作動に使用される動力を提供するもので、一般に単独型駐車管理機11が室外で使用されるので、安定的な動力供給源を確保することが好ましい。電源部116は商用電源又は蓄電池又は太陽電池などを用いて電源を供給してもよく、商用電源、バッテリ(蓄電池を含む)、太陽電池などを混合して電源を供給してもよい。
【0023】
前記制御部113は、単独型駐車管理機の運営に必要なプログラムを内蔵しているワンチップマイコンであり、メモリをさらに含んでいて必要な情報(約45日間発生した駐車関連情報)を格納することができる。制御部113は、運営に必要なプログラムだけでなく、データ通信のためのプログラムもさらに含んでいる。必要な情報は駐車管理システムの設計時に設定されるもので、車両番号、車主、料金支払に関連したデータなどであり、後述される。
【0024】
前記通信部115は、単独型駐車管理機11で徴収された駐車料金に対する情報と各単独型駐車管理機11から発生する全ての情報データを駐車管理装置20へ伝送し、駐車管理装置20から制御データを受信して必要な動作を行う。通信部115は、図1に示したように、無線通信を用いて、例えばSK、新世紀、韓国通信などといった、移動電話サービスを提供する移動通信社40の基地局41に連結され、データを送受信することができる。携帯電話又はIMT2000などのような無線電話方式の通信端末機を用いてデータ送受信を行う場合には、携帯電話又はIMT2000端末機を単独型駐車管理機11に内蔵した形態、すなわち携帯電話又はIMT2000端末機を、制御部113によって制御されるハンズフリーに連結するものと同一の方法で使用可能である。
【0025】
次に、前記通信部115として携帯電話を用いたと仮定し、動作状態を簡単に説明する。本発明の単独型駐車管理機11に駐車管理装置20からのデータ伝送命令が受付されるか、或いは単独型駐車管理機11に内蔵された自治的な機能点検による障害発生が感知された場合、SMS(Short Message Service)を介して関連データが中央管制室(駐車管理装置20が設置された場所)と各駐車機器管理者に通報される。データの伝達経路は、単独型駐車管理機11から送信/受信されるデータは基地局41を介して伝送され、基地局41は通常の電話局交換機42、IWF43、ルータ44を用いて専用線を介して駐車管理装置20に伝送される。
【0026】
駐車管理装置20とのデータ伝送又は遠隔制御の際には、単独型駐車管理機11に設置された携帯電話(通信部115として動作する)がモデムモードに転換され、やり取りするデータは基地局、交換局を経た後、電話局を経由してPSTN(一般ダイアルアップ電話回線)又はPSDN(一般専用回線)を用いて駐車管理装置20へ伝達される。駐車管理装置20は遠隔で一日売上状況、駐車現況などを集計し、単独型駐車管理機11のプリンタ用紙、小銭有無、機器異常有無、各周辺装置(紙幣認識機、紙幣放出機など)などを点検する。また、各地域別駐車料金(基本料金、度数料金など)、営業時間、使用者メッセージ文句、公休日設定などのような各種管理機能を行うことができる。
【0027】
機器異常有無の点検又は簡単な機器点検のためには、SMSモードを用いて使用データを送受信し、機器に異常状況発生が検出されると、単独型駐車管理機11では駐車管理装置20と巡察管理者の携帯電話へ同時にSMSデータを伝送する。したがって、巡察管理者はある単独型駐車管理機11に故障発生又は異常発生があるか否かを確認し、確認結果、故障発生又は異常発生があれば、必要な措置を取ることができる。
【0028】
例えば、現在駐車管理機に小銭100円が足りない場合、駐車管理機は、無線通信網を介して、予め定められた巡察管理者に「市庁前の第1駐車管理機に100円が足りない」というメッセージを伝送すると、巡察中の管理者は該当機器に足りない100円を補充し、機械が停止することなく稼動できるようにする。また、該当駐車管理機は異常状態が解決されると、自体点検機能によって駐車管理装置20に通報することにより、二重感知体系を構成することができるという利点がある。
【0029】
このように構成された単独型駐車管理機11の利用時には、車両運転者は駐車のために路上駐車場の特定の駐車区域に車両を駐車した後、単独型駐車管理機11に駐車に必要な料金をコイン、紙幣又はクレジットカードなどを用いて支払し、駐車券の発給を受けて所定の時間駐車させる。前記単独型駐車管理機11は、長期駐車(例えば、1週間、1ヶ月間など)のための定期券を発給せず、30分以上の時間単位で最長1日間駐車できるようにすることが車両の円滑な駐車のために好ましい。定期券は集中型駐車管理機12で用いられる。
【0030】
前記のような単独型駐車管理機11は、駐車管理人がないため、駐車料金を支払わず駐車を行う場合が発生する危険性があるので、これを防止するために、適切な車両確認手段又は方法が必要である。本発明では未納又は滞納車両などを巡回駐車管理人が駐車管理端末機13を用いて照会することができる。駐車管理端末機13について詳細に後述する。
【0031】
図4は本発明の駐車感知装置10の他の実施例を示すもので、路外(駐車場)で使用可能な集中型駐車管理機12を示している。図4に示すように、集中型駐車管理機12は、磁性物質で印刷されたチケットを発給し、同時にデータ化して格納し、案内画面を備えた出入チケット発給機121と、車両が進行する中間に位置し、車両の出入りを統制する入口遮断機122と、車両が進行する中間に位置し、車両の出入りを統制する出口遮断機123と、チケットを判読して駐車車両の料金の支払状態を確認し、出口遮断機123を作動させる出口開票機124と、出納係員が車両駐車料金を算出し、料金を収納し、領収証を発行するための手動出納機125と、紙幣、コイン、クレジット(直払)カードを用いて車両駐車料金を受納し、領収証を発給するための自動現金支払機126と、路外駐車管理機12の全体動作を制御するためのプログラムが内蔵され、外部とのデータ通信を行うためのモデム通信部を有する路外駐車管理部127とを含んでなる。
【0032】
また、集中型駐車管理機12に駐車された車両の認識のためにカメラ128が設定されたそれぞれの駐車空間に対して割り当てられている。前記カメラ128は、割り当てられた駐車空間に車両が駐車する場合に当該車両の番号板などを撮影して格納する。格納された撮影データは、通常使用されるグラフィックフォーマット、例えばjp(e)g、gif、tif(f)、wmfなどのファイル形式で格納する。車両の撮影は一定の時間単位で持続される。路外駐車管理機127では、撮影されたファイルを用いて、現在占有された駐車空間を確認し、駐車可能な空間を認識することができる。これは駐車を希望する車両の運転者から駐車可能空間に対する検索が要請されるときに提供される。空の駐車空間に対する検索は、カメラ128だけでなく、従来使用される磁器感知式センサやオン/オフスイッチなどといった、車両の駐車状況を検出してそれに相応する電気信号を出力することが可能な電気、電磁的手段を用いて行うことができる。
【0033】
また、カメラ128で撮影された車両番号板データは、判読されて盗難車両、手配車両などの捜索に使用できる。言い換えれば、盗難車両又は手配車両に対する番号板情報の伝送を警察庁などから受けた後、駐車中の車両の番号板をカメラ128を介して認識して盗難車両又は手配車両を検索することができる。
【0034】
次に、本発明の集中型駐車管理機12の作動状態について説明する。運転者は出入チケット発給機121を通過しながらチケット(駐車券)の発給を受ける。発給されたチケットには入車時間などに対する情報が入力され、所定の場所に車両を駐車させる。一方、駐車場から出車しようとする場合には、運転者は手動出納機125又は自動現金支払機126で駐車時間に対する料金を支払し、支払された内容を確認する領収証などの発給を受けた後、出口開票機124を通過しながら料金支払に対する検査を受ける。駐車料金支払が完了したものと確認されると、出口遮断機123を作動させて車両が外部に移動できるようにする。
【0035】
前記路外駐車管理部127は、前記のように車両の出入によって発生する全てのデータ(料金支払、駐車時間など)を格納し、格納されたデータを駐車管理装置20へ伝送するためのモデム通信部を含んでいる。このような機能を行うために、前記路外駐車管理部127は、前記出入チケット発給機、手動出納機、自動現金支払機などと連結されて発生するデータを受信して格納するための格納部と、全体路外駐車管理部127を制御するための制御部などをさらに含んでいる。路外駐車管理部127で生成されるデータについて後述する。
【0036】
異常発生時には、単独型駐車管理機11と同様に、巡察中の管理者に連絡して適切な措置を取るようにする。集中型駐車管理機12の作動中に生成される駐車関連データ及び異常発生検出信号などは、路外駐車管理部127によって聚合された後、駐車管理装置20へ伝送される。
【0037】
データの伝送は、路外駐車管理部127に内蔵されているモデム通信部を介して行われる。駐車管理装置20には前記路外駐車管理部127とのデータ送受信を行うための多数のモデム集合(モデムプール)24が構成されている。モデム通信部とモデムプール24は専用線、一般ダイアルアップ電話線を用いたインターネット通信網によって連結されている。勿論、集中型駐車管理機12のモデム通信部を携帯電話又はIMT2000端末機などを用いて無線で連結することも可能である。
【0038】
前記のような駐車感知装置10に連結された駐車管理装置20は、図1を再び参照すると、ルータ23とモデムプール24を介して専用線に連結されたサーバ21と、前記サーバ21にハブ22を介して連結される責任者端末機25及び多数の使用者端末機26とを含んでいることが分かる。駐車管理装置20は本発明の無人駐車管理システム全体を制御するためのプログラムを内蔵しており、駐車感知装置10から発生するデータを管理し、特定の目的に適した結果を抽出し、異常状況発生時に巡察中の管理者に適切な措置を取るように連絡し、異常状況発生の解消状態を検出することができる。責任者端末機25はサーバ21に接続して必要な命令を行うように入力し、或いは必要な管理に必要な情報などを変更することが可能な権限をもっている。これに比べて、使用者端末機26はサーバ21に格納されている情報の中から必要な情報を抽出するのに主に使用される。
【0039】
図5は駐車管理装置20のサーバ21の構成を示すブロック図である。図5に示すように、前記サーバ21は、専用線又はモデムとのデータ通信を行うための通信モジュール201と、制御プログラムが内蔵されており、駐車感知装置10から入力されるデータを受信して格納し、必要な情報を抽出するように制御し、駐車情報を運転者に提供する制御モジュール202と、駐車した車両に対するデータを車両番号DB203aに格納し管理する車両番号管理モジュール203と、駐車空間に対する占有データを駐車空間DB204aに格納し管理する駐車空間感知モジュール204と、駐車車両の料金納付状況と未納及び滞納状況を車両料金DB205aに格納し管理する駐車料金管理モジュール205と、定期券の発行に対するデータを定期券DB206aに格納し管理する定期券発給管理モジュール206とを含んでいる。
【0040】
また、前記制御モジュール202は、個人用端末機30からの要請を処理するプログラムを内蔵しており、特にインターネットを介して接続する場合、Webページ形式で表示可能にする機能を内蔵している。個人用端末機30については後述する。
【0041】
図8は本発明の無人駐車管理システムから発生して送受信されるデータの一例を示す。図8に示すように、チケットを発給する給紙の場合には、チケットの発給時に生成される給紙コードから駐車料に対するデータが生成されることが分かる。また、駐車場コードには駐車場名、路上−路外区分、住所、電話番号、区画数、設置日、運営開始日、駐車料金に対するデータが生成される。前記のデータは本発明の説明のための一実施例として理解されるべきである。データの構成は駐車管理に必要な事項であって、変更が可能なので、残りデータについての詳細な説明は省略する。
【0042】
前記サーバ21における主要機能は次の通りである。1)駐車管理機の画面メッセージの変更:現在駐車管理機に表示されるディスプレイ画面を駐車管理装置20で変更させる。2)料金料率の設定:基本料金、度数料金、障害人、軽車両、10部制、国家有功者などの駐車料金の料率を変更させる。3)駐車スケジュールの設定:曜日別、時間帯別、月別、公休日別、年間の駐車営業スケジュールを設定する。4)各種エラーメッセージの伝送:各種エラーメッセージの発生時に使用するエラー文句を設定する。5)ネットワークの設定:各種ネットワーク設定の際に使用する携帯電話種類、通信速度、電話番号などの設定、6)プリンタメッセージの設定:領収証駐車チケット、払い戻しチケットなどに使用する文句を設定する。7)クレジットカードの設定:クレジットカードの種類、ブラックリストカードの登載機能などを設定する。8)交通カードの設定:バスカード、地下鉄カードの各種設定機能。9)領収証発生有無の設定。10)プリンタカッティングモードの設定:プリンタ用紙を完全切断するか或いは一部のみ切断するかを設定する。11)小銭返還方法の設定:小銭不足時の対処方法を設定する。12)障害時の対処方法の設定。13)機械時間遠隔地同期及びセッティング:標準研究所の原子時計に本駐車管理システムの時間を一定の間隔でセットして正確な時間を保つ機能。14)現在駐車現況記録の受信:現在駐車された車両の現況受信機能。15)売上記録の受信:一日、月間、年間などの売上記録を受信する。16)エラー発生時に地図上に位置表示:障害発生した駐車管理器を地図上に表示する。17)エラー発生時にサーバと管理者携帯電話へメッセージを伝送:障害発生時に通報する。消耗品の不足時にサーバと管理者携帯電話へメッセージを伝送:小銭、プリンタ用紙など消耗品の不足時に通報する。18)盗難装置稼動時にサーバと管理者携帯電話へメッセージを伝送:外部衝撃又は盗難発生の際に管理者及び警察官署などに通報する。前記のような機能はサーバ21に内蔵されて実行されるプログラムの作成時に必要な機能を挿入して達成することができ、他の機能の追加が可能であることは明らかである。
【0043】
このような機能及び構成を有する本発明の駐車管理装置20のサーバ21には、運転者が個人用端末機30を用いて接続し、車両の駐車に必要な情報の提供を受けることができる。すなわち、サーバ21は通信網(インターネット、専用線など)を介して外部の個人用端末機30に連結され、個人用端末機30から要請される駐車関連データ、例えば特定の場所に隣接した駐車可能空間などの情報を受けるが、これは、駐車場所を探すために従来のように駐車空間を探してあっちこっち移動することなく、到着即時に駐車可能であるという利点がある。
【0044】
個人用端末機30としては、パーソナルコンピュータ31又は携帯電話32などを使用することができる。パーソナルコンピュータ31又は携帯電話32は通常の有無線インターネット通信機能を備えるか、或いはPC通信が可能な機能を備える。サーバ21は上述したようにインターネット通信のためのWebページを提供する。
【0045】
本発明の無人駐車管理システムは、無人で管理されることが好ましいが、故障又は異常状況発生の際にかかる問題点を処理するために非常待機組又は巡回管理者を運営することが好ましい。巡回管理者は特に駐車感知装置10の設置場所を周期的に訪問しながら機器を整備或いは故障修理することができ、特に単独型駐車管理機11から掛かってきた携帯電話を介して故障発生の通報を受け、当該故障を修理することができる。巡回管理者は、特に車両に対する情報を得るために、駐車管理端末機13を使用することができる。駐車管理端末機13は携帯電話又はIMT2000端末機を用いることができる。
【0046】
図6及び図7は前記のような駐車管理端末機13を用いて駐車管理装置20にデータ(情報)を照会する画面と過程を示す。図示したように、巡回管理者は駐車管理端末機13を用いてサーバ21に接続した後、身元確認用社員番号を入力し、無線照会端末機のメニュー、「1.直接入力、2.車両/入力、3.時間帯照会、4.滞納照会」の中から必要な事項を選択し、画面に表示されるメニューの中から選択して必要な情報の伝送を受けることができる。
【0047】
ログインしてメインメニューに接続した後、「直接入力」を選択し、車両番号、入/出車時間、車種、割引率などを選択すると、詳細画面を出力し、当該内容を印刷物に印刷して出力する。
【0048】
「車両/照会入力」を選択し、車両番号4桁を入力すると、車両リストを出力し、目録の中から当該車両を選択すると、やはり詳細画面を出力し、当該内容を印刷物に印刷して出力する。
【0049】
「時間帯照会」を選択し、照会する時間帯を入力すると、当日全体入力車両のリストを出力する。出力されたリストの中から当該車両を選択すると、詳細画面を出力し、当該内容を印刷物に印刷して出力する。
【0050】
「滞納照会」を選択し、車両照会を入力すると、車両番号、所有者、内容、金額を含む滞納画面を表示する。やはり滞納画面に対する当該内容を印刷物に印刷して出力する。滞納された車両については図8に表示したようなデータを伝送して告知書などを当該運転者の住所地に発給し、納付を督促する。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の無人駐車管理システムの概略的なブロック構成図である。
【図2】路上に設置される単独型駐車管理機の外観斜視図である。
【図3】図2の単独型駐車管理機のブロック構成図である。
【図4】路外に設置される集中型駐車管理機のブロック構成図である。
【図5】本発明の駐車管理装置のサーバのブロック構成図である。
【図6】駐車管理端末機の表示画面の一実施例を示す図である。
【図7】駐車管理端末機を用いた業務流れの構成図である。
【図8】本発明の無人駐車管理システムで使用されるデータの構成例を示す図である。
【符号の説明】
【0052】
10:駐車感知装置
11:単独型駐車管理機
12:路外駐車管理機
20:駐車管理装置
21:サーバ
22:ハブ
23:ルータ
24:モデムプール
25:責任者端末機
26:使用者端末機
30:個人用端末機
31:パーソナルコンピュータ
32:携帯電話
41:基地局
42:交換機
43:IWF
44:ルータ
111:状況表示部
112:料金収納部
113:制御部
114:発券部
115:通信部
116:電源部
121:出入チケット発給機
122:入口遮断機
123:出口遮断機
124:出口開票機
125:手動出納機
126:自動現金支払機
127:路外駐車管理部
128:カメラ
201:通信モジュール
202:制御モジュール
203:車両番号管理モジュール
204:駐車空間感知モジュール
205:駐車料金管理モジュール
206:定期券発給管理モジュール
Claims (10)
- 所定の場所に駐車する車両を管理するための駐車管理システムにおいて、
特定の場所に設けられた駐車空間に設置され、駐車する車両を感知し、発生する駐車管理データを通信網を用いて伝送する少なくとも一つ以上の駐車感知装置と、
前記駐車感知装置から入力される駐車管理データを受信してデータベースフォーマットに従って格納し、所要データを抽出し、通信網を介して駐車情報を提供する駐車管理装置と、
前記駐車管理装置に通信網を介して連結され、特定の場所の駐車可能空間を検索できるように情報を提供する個人用端末機とを含むことを特徴とする通信網を用いた無人駐車管理システム。 - 前記駐車感知装置は、1台の車両の駐車を管理するために、駐車された車両に隣接して設置される単独型駐車管理機と、多数の駐車車両を同時に管理するための集中型駐車管理機とを含むことを特徴とする請求項1記載の通信網を用いた無人駐車管理システム。
- 前記単独型駐車管理機は、
多種類のコインの認識及び不良コインの識別を行うためのコイン認識機、紙幣を鑑識するための紙幣感知機、及びクレジットカード、地下鉄、バスカードなどのようなカードを識別し、駐車料金に相当する金額を抽出することが可能なカードリーダ機などを含む料金収納部と、
内蔵された紙ロールを用いてチケット(駐車券)を発行するための発券部と、
使用者が認識すべき必要な情報と時間をLCD窓に表示し、正常、故障、保守などの必要メッセージをLEDで表示する状況表示部と、
単独型駐車管理機の運営に必要なプログラムとメモリを含む制御部と、
駐車管理装置とのデータ送受信を行うための通信部とを含むことを特徴とする請求項2記載の通信網を用いた無人駐車管理システム。 - 前記料金収納部のカードリーダ機は、
カードと直接接触してデータを読み書きする接触式カードリーダ機、或いは一定の間隔だけ離れた状態でデータを読み書きする非接触式カードリーダ機であることを特徴とする請求項3記載の通信網を用いた無人駐車管理システム。 - 前記集中型駐車管理機は、
磁性物質で印刷されたチケットを発給し、同時にデータ化して格納し、案内画面を備えた出入チケット発給機と、
車両が進行する中間に位置し、車両の出入りを統制する入口遮断機と、
車両が進行する中間に位置し、車両の出入りを統制する出口遮断機と、
ターゲットを判読して駐車車両の料金の支払状態を確認し、出口遮断機を作動させる出口開票機と、
出納係員が車両駐車料金を算出し、料金を収納し、領収証を発行するための手動出納機と、
紙幣、コイン、クレジット(直払)カードを用いて車両駐車料金を受納し、領収証を発給するための自動現金支払機と、
路外駐車管理機の全体動作を制御するためのプログラムが内蔵され、外部とのデータ通信を行うためのモデム通信部を有する路外駐車管理部とを含んでなることを特徴とする請求項2記載の通信網を用いた無人駐車管理システム。 - 前記集中型駐車管理機は、車両の駐車有無を感知することが可能なカメラをさらに含むことを特徴とする請求項2又は5記載の通信網を用いた無人駐車管理システム。
- 前記駐車感知装置は、インターネット通信を行うことが可能な無線又は有線通信網を介して駐車管理装置に連結されてデータ送受信が行われることを特徴とする請求項1又は2記載の通信網を用いた無人駐車管理システム。
- 前記駐車管理装置は、
ルータとモデムプールを介して専用線に連結されたサーバと、
前記サーバにハブを介して連結される責任者端末機及び多数の使用者端末機とを含むことを特徴とする請求項1記載の通信網を用いた無人駐車管理システム。 - 前記サーバは、
専用線又はモデムとのデータ通信を行うための通信モジュールと、
制御プログラムが内蔵されており、駐車感知装置から入力されるデータを受信して格納し、所要情報を抽出するように制御し、駐車情報を運転者に提供する制御モジュールと、
駐車した車両に対するデータを車両番号DBに格納し管理する車両番号管理モジュールと、
駐車空間に対する占有データを駐車空間DBに格納し管理する駐車空間感知モジュールと、
駐車車両の料金納付状況と未納及び滞納状況を車両料金DBに格納し管理する駐車料金管理モジュールと、
定期券の発行に対するデータを定期券DBに格納し管理する定期券発給管理モジュールとを含んでいる請求項8記載の通信網を用いた無人駐車管理システム。 - 前記個人用端末機がパーソナルコンピュータ、携帯電話及びIMT2000端末機のいずれか一つであることを特徴とする請求項1記載の通信網を用いた無人駐車管理システム。
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