JP2004531273A - 瓶状タバコ包装及びタバコ包装方法 - Google Patents
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Abstract
僅かに湾曲した前板及び後板を伴う概ね平行六面体の形状を有する喫煙品(例えば、タバコ)のための瓶状の包装又は容器。この容器は、次のものを備える:その周囲に肩を有する開放された底面を備えるように一体成形された本体及び蓋;別個のプラスチック/金属箔付薄板から作られる、自らの上にある接着剤の誘導加熱により前記肩に接着される基部。上記本体は、その内部の前後にかけて補強リブを有すると共に、その天板及び前板に接近用開口を有する。上記接近用開口を閉じてから、タバコを上記本体の開放された底面に入れる。上記接着剤と上記タバコとが接着されるのを防ぐ防護用板紙製ライナーを上記底部に入れ、上記容器を密封するために上記基部の薄板を上記肩に接着する。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、タバコのための包装や容器、及びタバコを包装するための方法に関する。このタバコ容器は、瓶形の形状を有しており、容器内のタバコの鮮度を保つと共にタバコが押し潰されるのを防ぐために丈夫なプラスチック材料から作られる。
【背景技術】
【0002】
タバコが押し潰されるのを防ぐ及び/又はタバコの鮮度を保つタバコ包装や容器は、従来より知られている。このような従来の包装は、紙又はカード用紙素材を材料とする「ソフトパック」又は「ハードパック」形態の箱形容器であるのが通常である。ソフトパック包装デザインの中には、鮮度をある程度保つことができるものもある。しかし、押し潰しに対しては殆ど全く機能しない。同じく、ハードパック包装デザインの中には、鮮度をある程度保つと共に押し潰しに対しある程度機能することに役立つものもある。しかし、通常使用するカード用紙素材は傷み易く、適度な負荷をかけると容易に押し潰される。ハードパック包装の一例が、米国特許第6,164,444号(Bray et al.)に示されている。この米国特許には、蓋をヒンジで留めた「剛性カード素材」を材料とする箱形容器の典型例が開示されている。紙又はカード用紙素材を材料とするタバコ(ないし刻みタバコ)包装の更なる例が、米国特許第1,496,474、2,960,264、5,044,550、及び5,097,948号に開示されている。
【0003】
押し潰しを防ぐと共に鮮度を保つタバコ容器を作るための他の材料(例えば、金属、木、プラスチック)も、既に提案されている。もっとも、概して製造コストが高くつくため、広範囲の支持は得られていない。但し、プラスチックの製造技術の進歩に伴い、タバコ製造業者がタバコ容器にプラスチック材料を用いることは、比較的費用対効果に優れたものとなっている。米国特許第2,867,369号(Cernera)及び第3,223,275号(Rice, Jr.)は、様々な材料(例えば、プラスチック、木、金属、ボール紙)から作ることができるタバコ容器を開示する。しかし、Rice, Jr.もCerneraも、プラスチックだけでなく、木や金属や紙から作るのにも適したタバコ容器のデザインを考えている。このため、これらはいずれも、プラスチック材料が本来有するデザインや製造の多様性を生かしていない。
【0004】
紙やカード用紙素材は、気密性ないし空気遮断性のあるバリアを備えていないのが通常である。このため、これら材料だけでは、タバコ容器の中身の鮮度を保つのに余り適さない。そこで、包装されたタバコ等の喫煙商品の鮮度及び香気を保つために、次のことが通常行われている。即ち、ソフトパックやハードパックのタバコ包装の内側ないし外側を、金属箔/紙の薄板や金属化紙やプラスチックの包みで覆うこと、或いは、低透過性の透明な高分子シートで表側を包むことである。しかし、比較的高い透過性を有する高分子材料から成形されたプラスチックの容器を使えば、このような包装材や上包みを使う必要はなくなる。或いは又、このような包装材や上包みを共に用いることで、プラスチックを成形した容器の空気遮断性は一層高まる。
【0005】
以上より、その中身が誤って押し潰されることを防ぐと共にタバコ包装にプラスチック材料を用いるその他の利点を生かしたプラスチック製タバコ容器を提供することが望まれる。
【特許文献1】
米国特許第6,164,444号
【特許文献2】
米国特許第1,496,474号
【特許文献3】
米国特許第2,960,264号
【特許文献4】
米国特許第5,044,550号
【特許文献5】
米国特許第5,097,948号
【特許文献6】
米国特許第2,867,369号
【特許文献7】
米国特許第3,223,275号
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、次のような新規の「押し潰されない」プラスチック製タバコ容器に関する。即ち、消費者が持ち運びし易いように、縁に丸味を付けると共に人間の手の形に合わせた比較的薄い形状のタバコ容器に関する。本発明のタバコ容器は、本願明細書では特に図示していないものの、幾つかの形態をとり得る。もっとも、本発明の好適な実施例は、次のものを備える:角に丸味を付けた六面体の箱;人間の体形に通常合致する瓶状の容器を形成するために僅かに湾曲を付けた本体前板及び後板。
【0007】
本容器の上述した湾曲のある瓶形の形状は、本タバコ容器と他のタバコ製品とを識別するのにも役立つ。これにより、消費者における製品の識別性が高められる。ブランド名や商標だけでなく本発明の独特な包装も、消費者が製品の出所及び/又は製造者を識別するのに役立つ。平らな本体板を有する容器と比較した場合、とりわけ本発明の容器を真空包装するような状況の下では、上記湾曲のある本体板と丸味を帯びた角は曲げや撓みに強い。このため、これら本体板と角は本容器の強度と剛性を増す。
【0008】
20本のタバコを10-10の形態で(即ち、10本ずつ2列に)配列することができるように、本容器の前後の幅は比較的狭くしておくのが好ましい。これにより、本容器は、20本のタバコを7-6-7の配列で(即ち、7本、6本、7本の3列に)保持する従来の箱形容器よりも薄い形状となる。手に持ち易くすると共に、シャツやコートやズボンのポケットの中に快適に収まるように、瓶状の本容器の僅かに湾曲する狭幅の側面は人間の手と体の自然な湾曲に合致する。上述のタバコを10-10に配列するように設計された容器が好ましい。もっとも、別のタバコの配列も可能である。例えば、従来の7-6-7の配列や、他の20本よりも多い又は少ない本数のタバコの配列が可能である。
【0009】
本容器は、次の3つの構成要素から作られるのが好ましい。即ち、蓋と、本体と、平らな基部とから作られるのが好ましい。上記蓋及び本体については、プラスチック材料(例えば、ポリプロピレン)から一体成形するのが好ましい。上記基部については、プラスチック/アルミニウムでできた平らなシート(例えば、ポリプロピレン/アルミニウム箔付薄板、)から打ち抜くか、射出成形したプラスチック材料(例えば、ポリプロピレン)の一表面に金属箔(例えば、アルミニウム箔)を付けた基板を貼り付けるのが好ましい。本体は、開放された底部及び4枚の板(即ち、前後と両側の板)を備えるように成形される。この前後の板の間を延伸しつつ、これら前後の板と一体を成すようにして、中央強化リブが形成される。上記本体及び蓋については、蓋が開いた状態で一体成形ヒンジにより互いに接続されるように成形される。上記本体については又、本容器に包装されたタバコを取り出す接近用開口を上記前板の最上部から上部にかけて備えるように成形される。
【0010】
上記蓋は、本容器本体の最上部にヒンジで留めた一体成形の7枚の板を備えるように形成される。上記蓋は又、本容器内のタバコの鮮度を保つために、開けた後に再度閉じることが可能である。上記蓋の側板内面には、次のような溝ないし陥入部が長手方向に成形される。即ち、上記蓋を閉鎖位置にて確実に保持するために、対向する本容器本体側板に長手方向に設けられた対応する尾根ないし突起にスナップ方式で係合するように適合される溝ないし陥入部である。或いは又、上記本体と上記蓋にそれぞれ、上記溝と上記尾根を成形するようにしてもよい。商標やロゴや広告や製品情報や他の印刷ないしエンボス加工の証印を含むラベルを取り付ける又は接着する滑らかな面が設けられるように、上記蓋は、閉じている時、本容器本体の全ての面と同一平面を成す。上記ラベルの基板として、紙、金属箔、単層ないし多層の高分子フィルム等とを用いることができる。前記紙や高分子フィルムについては、例えばアルミニウムを用いて金属化してもよい。好適なラベルは、裏面粘着式金属化紙である。
【0011】
既に述べた通り、本成形容器の底部は開放されていて、次のような肩ないし棚をその内周部の奥まったところに有する。即ち、上記開放された底部からタバコを本容器に詰めた後、本容器基部を前記底部に入れた場合に、この容器基部が置かれる肩ないし棚である。上記基部の箔の付いた内側表面全体を覆うため、上記平らな薄板状シート又は射出成形基部の金属(アルミニウム)箔の表面に、加熱活性化接着剤が塗布される。本容器内のタバコの端部と上記基部の加熱活性化接着剤との間に防護用ライナーないしバリアを設けることで、前記接着剤が加熱活性化された際にタバコがこれに付着するのを防ぐために、上記基部の加熱活性化接着剤付表面と上記タバコの端部との間には、形状は同じだが上記金属箔及び基部よりも僅かに小さい面積の紙ないし板紙製シートが別に配される。上記板紙製ライナーは、上記基部よりも面積が小さいため、上記本体底部の肩ないし棚には置かれない。但し、上記ライナーーの寸法については、前記肩ないし棚の下方にある本容器本体底部の内側に嵌合するような寸法とされる。
【0012】
シート材料(好ましくは、金属箔)が、上記本体の天板及び前板にある上記接近用開口の上に接着される。その後、上記蓋が閉じられる。本容器の蓋を閉じ、その底部を開放したまま上に向けた状態で、この上向きの開放された容器本体底部から、20本のタバコの束を本容器本体内に詰める。続いて、上記板紙製防護ライナーを開放された上記本体底部の上記肩を越えたところに入れ、上記タバコの端部と上記本体の中央成形リブとでこれを支える。それから、上記プラスチック製本体の肩ないし棚に密着して置かれる上記基部の周縁の表面に上記加熱活性化接着剤を付け、前記基部を本容器本体の開放された上記底部に入れる。引き続き、上記プラスチック製本体の肩に密着した加熱活性化接着剤を活性化して前記肩と上記基部とを接着するために、本容器の底面を所定の時間誘導加熱する。万が一、上記加熱活性化接着剤が上記肩と密着した部分よりも広い範囲で活性化されても、上記紙製ないし板紙製防護ライナーにより、上記接着剤が本容器内のタバコの端面にあるタバコの葉や巻紙に付着することが防がれる。上記加熱活性化接着剤は、本容器本体の開放された端面の側壁と向かい合う上記基部の薄い周縁に塗布してもよい。この場合、上記接着剤が活性化すると直ちに、上記基部の縁も又上記本体の側壁に接着される。
【0013】
上記基部を本容器本体に対して加熱密封するための誘導加熱装置は、次のようなシーラーヘッドを備える。即ち、本容器に対応する大きさと幾何学的形状を有する空間が形成された、非熱伝導性ないし低熱伝導性の材料を材料とするシーラーヘッドである。上記シーラーヘッドの内側の上記空間の周りにはコイルが巻かれており、前記空間内に熱を発生させるために、電気エネルギーが付与される。上記空間に容器が配されると、上記肩と密着した上記基部の縁の上にある加熱活性化接着剤だけを活性化する水準まで、上記コイルにエネルギーが付与される。
【0014】
上述した接着の技法は好適なものであり、本発明の重要な一面を成す。もっとも、本発明の想定される権利範囲において、上記基部を本容器本体の開放された端面に接着するための別の技法を用いてもよい。例えば、加熱活性化接着剤を用いて上記基部を上記本体に接着するのではなく、上記基部と上記本体とのプラスチックでできた接触部分を、別の種類の接着剤や、超音波ないしレーザー溶接や、当業者にとって明らかな他の技法を用いて接着してもよい。
【0015】
以下において明らかにされる本発明のこれまでに述べた或いはその他の利点や特徴に関しては、次に述べる本発明の詳細な説明や、添付の特許請求の範囲や、図面に描かれた図を参照することで、本発明の本質がより明確に理解されるであろう。
【実施例】
【0016】
まずは、図面を詳細に参照する。図1,2は、本発明の容器100(開いた状態と閉じた状態)の前方からの斜視図である。本容器は様々な物品を収容或いは包装するために使用することができるが、本発明の好適な実施例はタバコを包装するための容器である。本容器内のタバコCは、フィルタ付タバコのフィルタが本容器の天板の方を向くように配向される。上記天板の反対側には、底板がある。本容器の前面と後面は、最大の表面積を有する。このような前後面と上下面との間を残り2つの対向する面(即ち、側板)が延伸すると共に、これらを接続する。
【0017】
容器100は一般的に、角瓶形の箱か、僅かに凸面を成す前板122と僅かに凹面を成す後板124とを有する平行六面体である。湾曲した本体の前板122及び後板124は、平坦な本体板を有する容器と比較した場合、曲げや撓みに強い。このため、これら前板122及び後板124は、本容器の強度と剛性を増す。
【0018】
本容器は、20本のタバコを好ましくは10-10の配列で(即ち、10本ずつ2列に)収容するように設計された狭幅の側面を有する。もっとも、本発明の権利範囲内において、別の包装形態やタバコの本数が考えられる。本容器が握り易くなると共に、シャツやコートやズボンのポケットに入れ易くなるように、前述の湾曲した形状と狭幅の側面は、人の手と体の自然な湾曲に合致する。更に、本容器の瓶形の形状は、本容器と現在入手可能な他のタバコ容器とを識別するのに役立つ。こうして、消費者における製品の識別性を高めるために、本容器の独特のデザインは利用される。
【0019】
本容器は、次の3つの主要な構成要素を備える:蓋110と、本体120と、基部130。上記3つの部分は全て、本容器の中身が押し潰されること及びタバコの鮮度や香気が失われることを防ぐ低透過性のプラスチック材料から作るのが好ましい。蓋110と本体120については、蓋を開けた状態で一体を成すように成形し、一体成形ヒンジにより本体と接続するのが好ましい。平らな基部130については、プラスチック/アルミニウム箔を付けた1枚の平らな薄板から打ち抜くか、射出成形したプラスチック材料の一表面にアルミニウム金属箔を付けた基板を貼り付けるのが好ましい。本容器の最適な材料は、成形や打ち抜きの可能な高分子材料(例えば 射出成形用ポリプロピレン)である。もっとも、本発明の権利範囲内において、本容器の本体及び基部を他の材料(例えば、板紙,木,錫やアルミニウム等の金属)から作り得るということが考えられる。
【0020】
ここで、特に図1〜4を参照しながら、本容器の各部をより詳細に説明する。本体120は、次のものをそれぞれ備える4つの面を持った箱である:矩形の前板及び後板122,124;側板126,128。蓋110は、次のものを有する:平らな最上部112;僅かに湾曲した矩形の前板114;1対の三角形の側板310,410。前板114の湾曲は、滑らかな表面を呈するように、本体の前板122の湾曲と一致する。1対のヒンジ212が一体成形され、蓋110と本体120とを本体後板の上部の最も外側にて接続する。このようなヒンジ212(いわゆる「一体ヒンジ」)により、蓋110は本体120の最上部に旋回自在に取り付けられる。図2,5から最もよくわかるように、ヒンジ212は狭幅の平帯である。上記蓋が開放位置と閉鎖位置との間で旋回されるように、ヒンジ212は前後に曲がる。タバコCを本体120に入れた後、平らな多層板で容器本体120の開放された下端部を密閉する。基部130は、このような別個に形成される平らな多層板である。
【0021】
図2から最もよくわかるように、縁222が蓋110の対応する縁224と合致し、閉じた状態の前記蓋を支持する。嵌込部220が、このような縁222を本体の前後左右に沿って形成する。本体120の上部は、このような嵌込部220と共に成形される。後述の目的のために、切欠きないし陥入部225が前板122の縁222に設けられる。嵌込部220の両側(一方だけを図示)には、対を成す突起ないし尾根226が長手方向に成形される。上記蓋を閉鎖位置にて確実に保持するために、凹部ないし溝228が尾根226とロック係合する。このような対応する対を成す凹部ないし溝228が、上記蓋の三角形の内側面310,410に設けられる。図6は、嵌込部220の左側面にある突起226が上記蓋の左内側面310にある溝228に係合する状態を示す拡大断面図である。なお、このような突起と溝を、上記嵌込部の右側面と上記蓋の右内側面410に配するようにしてもよい。本発明の好適な実施例では、閉じた状態の上記蓋を固定するための突起と溝が前記蓋の両側に設けられる。もっとも、突起と溝を上記蓋の片側にのみ設けたり、本発明の権利範囲内において別の蓋固定手段を用いるようにしてもよい。
【0022】
嵌込部220は、本体120の成形された外延である。上記蓋が閉じている時、嵌込部220は、蓋110の最外面と本体120の最外面との間に滑らかな移行面(即ち、同一平面)を許容しつつ、蓋110の内側に嵌合することができる。このようになるよう、嵌込部220は、板122,124,126,128の最外面から奥まったところに配される。消費者が本容器内のタバコCに接近してこれを取り出すことができるように、本体の嵌込部220は、その天板と前板にL字形の接近用開口230を有する。開口230は、肩ないし棚232により周りを囲まれる。タバコCの上で開口230を密閉し、タバコCの鮮度や香気を保つのに役立つ略透過性を有するバリアを前記開口の上に設けるために、シート材料234(例えば、金属箔(好ましくは、アルミニウム箔)を付けたシートないし薄板)が肩232に接着される。タブ236が、切欠き225の中へと延伸するようにしてもよい。但し、本容器にタバコを詰めるために上記蓋を閉じる前に予め、シート234の下端238に折り目を付け、タブ236を上に折り返してシート234の前面に重ねておくのが好ましい。箔付シート234は、このようなタブ236を有する。箔付シート234の代わりに、タバコCに接近するために消費者により取り出される又は破られる一体成形された高分子薄膜(図示しない)により、開口230を閉じるようにしてもよい。
【0023】
切欠き225のために、蓋110が閉じた状態の時(図7)、蓋の前板110の縁224の中央部が露出される。これにより、消費者が蓋110を開け易くなる。露出された縁224に係合し、図1に示した閉鎖位置から図2に示した開放位置へと上記蓋を持ち上げるために、消費者は例えば指や指の爪を使うことができる。
【0024】
図7を参照する。中央リブ710が本体の前板122と後板124を補強し、延いては、容器本体120が押し潰されてその中のタバコCが傷むのを防ぐ。容器100には、このような中央リブ710が設けられる。リブ710は、本容器を真空包装する際にその本体を支えるだけでなく、本容器の本体にタバコを詰める際にその空間の大きさを維持するように支えるのにも有利である。支持リブ710は、本容器の内部を同じ大きさの2個の空洞部に分ける。図示した本実施例では、各空洞部はタバコを5本ずつ2列にして(5-5)保持する。本容器の上記2個の空洞部が互いに連通するように、又、その中身に接近し易いように、上記リブの最上部712はL字形をしている。本体120の内面の周囲には、肩714が前記本体の開放された底部に隣接して設けられる。基部130は、本体120の下端部の内側に嵌合する。基部130の周縁は、肩714に係合する。紙や板紙を入れることで、或いは周縁720を備えたライナー718により、基部130はリブ710の底部716から分離される。シート718は、本包装中のタバコCと基部130との間に防護ライナーを形成する。その更なる詳細については後述する。
【0025】
図8は、次のものを備えた基部130の構造を示す:肩714の下方にある本体120の内周部に対応する周部を備えた厚さ約1mmの平板800。板800については、接着剤ないし結合剤802を用いて金属箔付基板804に貼り付けたポリプロピレン製シート801を備えた薄板から打ち抜くのが好ましい。但し、射出成形後に金属箔付基板804を貼り付けるようにしてもよい。加熱活性化接着剤806が、金属箔804の上面全体に塗布される。但し、板800の縁805に塗布してもよい。図8に、紙製ないし板紙製ライナー718の板800に対する相対的な大きさと形状を破線で示す。ライナー718と板800の大きさが異なるため、肩714に係合する加熱活性化接着剤806から成る狭幅の周帯ないし境界部810が残される。金属箔804については、厚さ約0.0015in〜0.005in(好ましくは、0.003in)のアルミニウム箔が好適である。
【0026】
図9に示した通り、基部130は容器本体120の底部に取り付けられる。この容器本体の開放された底部を上に向けた状態で、タバコCを上記本体の2個の空洞部に詰めるないし入れる。次に、板紙製防護ライナー718を上記開放された端部に入れ、タバコの端部と上記リブの底部716とで支える(図7)。ライナー718の方が小さいため、ライナー718は本体120の底枠900を通り、肩714に隣接する本体内壁901にその縁720が当接する。続いて、加熱活性化接着剤806の表面が肩714に密着するように、板800を本体底縁900に押し込む。本容器の底部に納税印を押すことを許容するために、板800の最外面は本体端面902と同一平面を成す。
【0027】
板800を入れてから、誘導加熱装置(図示しない)のシーラーヘッドの適当な形状の空間に容器100を置く。上記誘導加熱装置に電源を投入すると、縁領域810(図8)の接着剤806だけを活性化して基板800と上記本体の肩714とを結合するように、本容器の下端が誘導加熱される。なお、加熱活性化接着剤が板800の周縁805に塗布されていると、縁805は枠900の内壁とも結合する。誘導加熱の過程で接着剤806が縁領域800から更に内に向かって活性化されても、防護ライナー718があるために、接着剤806が本容器内のタバコCの端部に触れてこれに付着することがない。
【0028】
アルミニウム箔804が、誘導熱を吸収して縁領域810の加熱活性化接着剤806を素早く溶かすためのヒートシンクの働きをするのが有利である。上記誘導加熱工程については、圧力約10〜20inH2O(2490〜4980Pa)の減圧室でこれを行うのが好ましい。本容器を上記シーラーヘッドから取り出して冷却すると、上記基部は互いに確実に結合される。こうして、タバコは真空密封包装される。当業者には明らかな通り、減圧室とは異なる真空充填処理を用いてもよい。
【0029】
本発明の好適な実施例にて使用される好適な加熱活性化接着剤は、ウィスコンシン州ダリエン所在のプロテクト・オール社が販売する接着剤(品番:P-1004)である。もっとも、当業者には理解される通り、他の適当な加熱活性化接着剤を用いてもよい。
【0030】
本発明によると、次のことが考えられる。即ち、タバコを真空密封せずに包装してもよい、ということである。もっとも、真空密封は、鮮度感の保持だけでなくタバコの鮮度や賞味期間の保持にも有利に作用する。十分に真空密封した場合、本発明の容器を最初に開けた時に本容器内に空気が急激に入り込むため、次のことを示唆する音が聞こえる。即ち、本容器が真空包装されていて、これに伴う鮮度が保たれていることを消費者に示唆する音である。
【0031】
本容器の基部を打ち抜く又は射出成形するプラスチック材料については、ポリプロピレンが好ましい。本容器の本体と蓋についても、射出成形用ポリプロピレンが好ましい。ポリプロピレンは、他の手頃で費用対効果の高い成形用高分子材料と比較して、不透性の高い気体である。もっとも、別の高分子材料(例えば、高密度ポリエチレン)を用いてもよい。本プラスチック製容器の不透性を高めるために、ポリプロピレンでできた本成形容器の本体、蓋、及び基部に、低透過性の被膜(例えば、エポキシアミド)を施してもよい。或いは又、本容器の材料である高分子樹脂について、非晶質状態のプラスチックよりも強固で且つ気体遮断性に優れた結晶質状態のプラスチックを成形したものでもよい。例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)を射出成形する場合、非晶質状態では透明なため、そのままの状態とされるのが通常である。しかし、PETは結晶化すると白色不透明な材料になり、その強度と気体遮断効がかなり増す。上記プラスチックを結晶化するために、PETであれば、概ね120℃となるまで約30秒間加熱して所望の形状とする。或いは又、結晶化工程が必要なPETその他の高分子樹脂を用いるのはなく、比較的高価ではあるが本来的に高結晶質の樹脂(例えば、ポリエチレンビニルアルコール(PVA))を本容器のための気体不透性を有する射出成形用プラスチックとして用いることが可能である。プラスチック製容器100の不透性を高めるための別の方法は、本容器の外面全体又はその大部分を金属箔(例えば、アルミニウム箔)で覆うことである。
【0032】
図10は、容器100の前後左右に接着される印刷及び/又はエンボス加工のラベル150を形成するシートないしブランク180を示す。ラベル150については、裏面粘着式金属化紙が好ましい。もっとも、他の材料(例えば、金属箔、金属化高分子フィルム等)でこれを作るようにしてもよい。まずは、ラベル150の縁152を、容器本体左側面126の後方の角の縁に置く(図1)。本体側面126、本体及び蓋の前板122,114、本体側面128、本体後板124に接着して行くと、縁154と縁152とが接触するないし重なり合う。もしくは、互いから僅かに離間した状態となる(図3)。蓋面310,410が上記ラベルにより覆われないように、ラベル150には切欠き158,159が設けられる(図3,4)。後述の目的のために、切欠き158,159の間をミシン目156が延伸する。裏面粘着式金属化紙の帯160(図1),170(図9)を、上記蓋の天板112と基部130の外面に貼付してもよい。金属化ラベル150及び金属化帯160,170は、印刷及び/又はエンボス加工の製品情報、商標、ロゴ等を備えるのが好ましい。帯170には、納税印を押してもよい
【0033】
ラベル150は、本体前部の切欠き225及び蓋110と本体120との繋ぎ目127を覆う。本容器を開けるために、消費者は、指の爪やコインや他のラベル150をミシン目156に沿って破るための物を用いて蓋110の露出している下方の縁224に係合し、前記蓋を図2に示した開放位置まで上げる。続いて、消費者は箔234のタブ236を摘み、箔234を棚234の前方と両側から外してタバコCを露出することでこれに接近するために、タブ236を外側上方に向けて引っ張る。次のことが理解されるであろう。即ち、本容器からタバコCを取り出した後、上記開口の上に戻すことができるように、箔234は棚232の後部に接着したままとすることができる、ということである。このようにして、本容器の如何なる部分も捨てる必要なしに、消費者は本タバコ容器を開いて中身を取り出すことができる。
【0034】
上述のタバコ容器100は、タバコ包装に有利な点を併せ持つ。但し、その全てではないものの、そのうちの幾つかについては、従来のタバコ包装にもあり得る。特に、タバコ容器100は次のものを有する:手で触れた際の快適さ、ポケットに入れて持ち運ぶ際の快適さと容易さ、並びに製品差別化のための丸味を帯びた縁を備えた、人間工学に基づき改善された湾曲のある比較的薄い形状;再度閉じて密封することが可能な蓋;本容器を開けた時に「鮮度」音が聞こえる真空密封包装;簡単にリサイクル可能な材料;押し潰されないようにするための改善された構造強度;気体遮断材としても機能する印刷又はエンボス加工の容易な金属化ラベル;減量化された消費者が開封時に出す廃棄物。
【0035】
本発明によると、必須ではないものの、次のことが考えられる。即ち、更なる従来の開封テープ付上包み用フィルム(図示しない)で容器100の表側を包む、ということである。このような上包みは、箔/紙の薄板、金属化紙ないしプラスチックから作られる。なお、更にタバコの鮮度を保つために、低透過性の透明な又は金属化された高分子シートを本容器に貼付してもよい。
【0036】
本願明細書では、特に、本発明の現在における好適な実施例を幾つか説明した。但し、当業者には次のことが明らかであろう。即ち、本発明の精神及び権利の範囲内で、図示及び説明した様々な本実施例を変形並びに変更することができる、ということである。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲や適用可能な法規則の射程範囲においてのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に係るタバコ容器(閉じた状態)の前方からの斜視図。
【図2】図1のタバコ容器(開いた状態)の前方からの部分破断斜視図。
【図3】閉じた状態の蓋の部分左側面図。
【図4】閉じた状態の蓋の部分右側面図。
【図5】蓋を開いた容器の部分左側面図。
【図6】蓋を固定するための仕組みを示す、図5の6-6線における断面図。
【図7】容器内部を示す本発明のタバコ容器の前方からの部分破断斜視図。
【図8】タバコ容器の基部の層を示す部分破断平面図。
【図9】本体と基部との接続を示す、図7のタバコ容器の細部9-9における詳細断面図。
【図10】タバコ用ラベルのためのブランクの正面立面図。
【0001】
本発明は、タバコのための包装や容器、及びタバコを包装するための方法に関する。このタバコ容器は、瓶形の形状を有しており、容器内のタバコの鮮度を保つと共にタバコが押し潰されるのを防ぐために丈夫なプラスチック材料から作られる。
【背景技術】
【0002】
タバコが押し潰されるのを防ぐ及び/又はタバコの鮮度を保つタバコ包装や容器は、従来より知られている。このような従来の包装は、紙又はカード用紙素材を材料とする「ソフトパック」又は「ハードパック」形態の箱形容器であるのが通常である。ソフトパック包装デザインの中には、鮮度をある程度保つことができるものもある。しかし、押し潰しに対しては殆ど全く機能しない。同じく、ハードパック包装デザインの中には、鮮度をある程度保つと共に押し潰しに対しある程度機能することに役立つものもある。しかし、通常使用するカード用紙素材は傷み易く、適度な負荷をかけると容易に押し潰される。ハードパック包装の一例が、米国特許第6,164,444号(Bray et al.)に示されている。この米国特許には、蓋をヒンジで留めた「剛性カード素材」を材料とする箱形容器の典型例が開示されている。紙又はカード用紙素材を材料とするタバコ(ないし刻みタバコ)包装の更なる例が、米国特許第1,496,474、2,960,264、5,044,550、及び5,097,948号に開示されている。
【0003】
押し潰しを防ぐと共に鮮度を保つタバコ容器を作るための他の材料(例えば、金属、木、プラスチック)も、既に提案されている。もっとも、概して製造コストが高くつくため、広範囲の支持は得られていない。但し、プラスチックの製造技術の進歩に伴い、タバコ製造業者がタバコ容器にプラスチック材料を用いることは、比較的費用対効果に優れたものとなっている。米国特許第2,867,369号(Cernera)及び第3,223,275号(Rice, Jr.)は、様々な材料(例えば、プラスチック、木、金属、ボール紙)から作ることができるタバコ容器を開示する。しかし、Rice, Jr.もCerneraも、プラスチックだけでなく、木や金属や紙から作るのにも適したタバコ容器のデザインを考えている。このため、これらはいずれも、プラスチック材料が本来有するデザインや製造の多様性を生かしていない。
【0004】
紙やカード用紙素材は、気密性ないし空気遮断性のあるバリアを備えていないのが通常である。このため、これら材料だけでは、タバコ容器の中身の鮮度を保つのに余り適さない。そこで、包装されたタバコ等の喫煙商品の鮮度及び香気を保つために、次のことが通常行われている。即ち、ソフトパックやハードパックのタバコ包装の内側ないし外側を、金属箔/紙の薄板や金属化紙やプラスチックの包みで覆うこと、或いは、低透過性の透明な高分子シートで表側を包むことである。しかし、比較的高い透過性を有する高分子材料から成形されたプラスチックの容器を使えば、このような包装材や上包みを使う必要はなくなる。或いは又、このような包装材や上包みを共に用いることで、プラスチックを成形した容器の空気遮断性は一層高まる。
【0005】
以上より、その中身が誤って押し潰されることを防ぐと共にタバコ包装にプラスチック材料を用いるその他の利点を生かしたプラスチック製タバコ容器を提供することが望まれる。
【特許文献1】
米国特許第6,164,444号
【特許文献2】
米国特許第1,496,474号
【特許文献3】
米国特許第2,960,264号
【特許文献4】
米国特許第5,044,550号
【特許文献5】
米国特許第5,097,948号
【特許文献6】
米国特許第2,867,369号
【特許文献7】
米国特許第3,223,275号
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、次のような新規の「押し潰されない」プラスチック製タバコ容器に関する。即ち、消費者が持ち運びし易いように、縁に丸味を付けると共に人間の手の形に合わせた比較的薄い形状のタバコ容器に関する。本発明のタバコ容器は、本願明細書では特に図示していないものの、幾つかの形態をとり得る。もっとも、本発明の好適な実施例は、次のものを備える:角に丸味を付けた六面体の箱;人間の体形に通常合致する瓶状の容器を形成するために僅かに湾曲を付けた本体前板及び後板。
【0007】
本容器の上述した湾曲のある瓶形の形状は、本タバコ容器と他のタバコ製品とを識別するのにも役立つ。これにより、消費者における製品の識別性が高められる。ブランド名や商標だけでなく本発明の独特な包装も、消費者が製品の出所及び/又は製造者を識別するのに役立つ。平らな本体板を有する容器と比較した場合、とりわけ本発明の容器を真空包装するような状況の下では、上記湾曲のある本体板と丸味を帯びた角は曲げや撓みに強い。このため、これら本体板と角は本容器の強度と剛性を増す。
【0008】
20本のタバコを10-10の形態で(即ち、10本ずつ2列に)配列することができるように、本容器の前後の幅は比較的狭くしておくのが好ましい。これにより、本容器は、20本のタバコを7-6-7の配列で(即ち、7本、6本、7本の3列に)保持する従来の箱形容器よりも薄い形状となる。手に持ち易くすると共に、シャツやコートやズボンのポケットの中に快適に収まるように、瓶状の本容器の僅かに湾曲する狭幅の側面は人間の手と体の自然な湾曲に合致する。上述のタバコを10-10に配列するように設計された容器が好ましい。もっとも、別のタバコの配列も可能である。例えば、従来の7-6-7の配列や、他の20本よりも多い又は少ない本数のタバコの配列が可能である。
【0009】
本容器は、次の3つの構成要素から作られるのが好ましい。即ち、蓋と、本体と、平らな基部とから作られるのが好ましい。上記蓋及び本体については、プラスチック材料(例えば、ポリプロピレン)から一体成形するのが好ましい。上記基部については、プラスチック/アルミニウムでできた平らなシート(例えば、ポリプロピレン/アルミニウム箔付薄板、)から打ち抜くか、射出成形したプラスチック材料(例えば、ポリプロピレン)の一表面に金属箔(例えば、アルミニウム箔)を付けた基板を貼り付けるのが好ましい。本体は、開放された底部及び4枚の板(即ち、前後と両側の板)を備えるように成形される。この前後の板の間を延伸しつつ、これら前後の板と一体を成すようにして、中央強化リブが形成される。上記本体及び蓋については、蓋が開いた状態で一体成形ヒンジにより互いに接続されるように成形される。上記本体については又、本容器に包装されたタバコを取り出す接近用開口を上記前板の最上部から上部にかけて備えるように成形される。
【0010】
上記蓋は、本容器本体の最上部にヒンジで留めた一体成形の7枚の板を備えるように形成される。上記蓋は又、本容器内のタバコの鮮度を保つために、開けた後に再度閉じることが可能である。上記蓋の側板内面には、次のような溝ないし陥入部が長手方向に成形される。即ち、上記蓋を閉鎖位置にて確実に保持するために、対向する本容器本体側板に長手方向に設けられた対応する尾根ないし突起にスナップ方式で係合するように適合される溝ないし陥入部である。或いは又、上記本体と上記蓋にそれぞれ、上記溝と上記尾根を成形するようにしてもよい。商標やロゴや広告や製品情報や他の印刷ないしエンボス加工の証印を含むラベルを取り付ける又は接着する滑らかな面が設けられるように、上記蓋は、閉じている時、本容器本体の全ての面と同一平面を成す。上記ラベルの基板として、紙、金属箔、単層ないし多層の高分子フィルム等とを用いることができる。前記紙や高分子フィルムについては、例えばアルミニウムを用いて金属化してもよい。好適なラベルは、裏面粘着式金属化紙である。
【0011】
既に述べた通り、本成形容器の底部は開放されていて、次のような肩ないし棚をその内周部の奥まったところに有する。即ち、上記開放された底部からタバコを本容器に詰めた後、本容器基部を前記底部に入れた場合に、この容器基部が置かれる肩ないし棚である。上記基部の箔の付いた内側表面全体を覆うため、上記平らな薄板状シート又は射出成形基部の金属(アルミニウム)箔の表面に、加熱活性化接着剤が塗布される。本容器内のタバコの端部と上記基部の加熱活性化接着剤との間に防護用ライナーないしバリアを設けることで、前記接着剤が加熱活性化された際にタバコがこれに付着するのを防ぐために、上記基部の加熱活性化接着剤付表面と上記タバコの端部との間には、形状は同じだが上記金属箔及び基部よりも僅かに小さい面積の紙ないし板紙製シートが別に配される。上記板紙製ライナーは、上記基部よりも面積が小さいため、上記本体底部の肩ないし棚には置かれない。但し、上記ライナーーの寸法については、前記肩ないし棚の下方にある本容器本体底部の内側に嵌合するような寸法とされる。
【0012】
シート材料(好ましくは、金属箔)が、上記本体の天板及び前板にある上記接近用開口の上に接着される。その後、上記蓋が閉じられる。本容器の蓋を閉じ、その底部を開放したまま上に向けた状態で、この上向きの開放された容器本体底部から、20本のタバコの束を本容器本体内に詰める。続いて、上記板紙製防護ライナーを開放された上記本体底部の上記肩を越えたところに入れ、上記タバコの端部と上記本体の中央成形リブとでこれを支える。それから、上記プラスチック製本体の肩ないし棚に密着して置かれる上記基部の周縁の表面に上記加熱活性化接着剤を付け、前記基部を本容器本体の開放された上記底部に入れる。引き続き、上記プラスチック製本体の肩に密着した加熱活性化接着剤を活性化して前記肩と上記基部とを接着するために、本容器の底面を所定の時間誘導加熱する。万が一、上記加熱活性化接着剤が上記肩と密着した部分よりも広い範囲で活性化されても、上記紙製ないし板紙製防護ライナーにより、上記接着剤が本容器内のタバコの端面にあるタバコの葉や巻紙に付着することが防がれる。上記加熱活性化接着剤は、本容器本体の開放された端面の側壁と向かい合う上記基部の薄い周縁に塗布してもよい。この場合、上記接着剤が活性化すると直ちに、上記基部の縁も又上記本体の側壁に接着される。
【0013】
上記基部を本容器本体に対して加熱密封するための誘導加熱装置は、次のようなシーラーヘッドを備える。即ち、本容器に対応する大きさと幾何学的形状を有する空間が形成された、非熱伝導性ないし低熱伝導性の材料を材料とするシーラーヘッドである。上記シーラーヘッドの内側の上記空間の周りにはコイルが巻かれており、前記空間内に熱を発生させるために、電気エネルギーが付与される。上記空間に容器が配されると、上記肩と密着した上記基部の縁の上にある加熱活性化接着剤だけを活性化する水準まで、上記コイルにエネルギーが付与される。
【0014】
上述した接着の技法は好適なものであり、本発明の重要な一面を成す。もっとも、本発明の想定される権利範囲において、上記基部を本容器本体の開放された端面に接着するための別の技法を用いてもよい。例えば、加熱活性化接着剤を用いて上記基部を上記本体に接着するのではなく、上記基部と上記本体とのプラスチックでできた接触部分を、別の種類の接着剤や、超音波ないしレーザー溶接や、当業者にとって明らかな他の技法を用いて接着してもよい。
【0015】
以下において明らかにされる本発明のこれまでに述べた或いはその他の利点や特徴に関しては、次に述べる本発明の詳細な説明や、添付の特許請求の範囲や、図面に描かれた図を参照することで、本発明の本質がより明確に理解されるであろう。
【実施例】
【0016】
まずは、図面を詳細に参照する。図1,2は、本発明の容器100(開いた状態と閉じた状態)の前方からの斜視図である。本容器は様々な物品を収容或いは包装するために使用することができるが、本発明の好適な実施例はタバコを包装するための容器である。本容器内のタバコCは、フィルタ付タバコのフィルタが本容器の天板の方を向くように配向される。上記天板の反対側には、底板がある。本容器の前面と後面は、最大の表面積を有する。このような前後面と上下面との間を残り2つの対向する面(即ち、側板)が延伸すると共に、これらを接続する。
【0017】
容器100は一般的に、角瓶形の箱か、僅かに凸面を成す前板122と僅かに凹面を成す後板124とを有する平行六面体である。湾曲した本体の前板122及び後板124は、平坦な本体板を有する容器と比較した場合、曲げや撓みに強い。このため、これら前板122及び後板124は、本容器の強度と剛性を増す。
【0018】
本容器は、20本のタバコを好ましくは10-10の配列で(即ち、10本ずつ2列に)収容するように設計された狭幅の側面を有する。もっとも、本発明の権利範囲内において、別の包装形態やタバコの本数が考えられる。本容器が握り易くなると共に、シャツやコートやズボンのポケットに入れ易くなるように、前述の湾曲した形状と狭幅の側面は、人の手と体の自然な湾曲に合致する。更に、本容器の瓶形の形状は、本容器と現在入手可能な他のタバコ容器とを識別するのに役立つ。こうして、消費者における製品の識別性を高めるために、本容器の独特のデザインは利用される。
【0019】
本容器は、次の3つの主要な構成要素を備える:蓋110と、本体120と、基部130。上記3つの部分は全て、本容器の中身が押し潰されること及びタバコの鮮度や香気が失われることを防ぐ低透過性のプラスチック材料から作るのが好ましい。蓋110と本体120については、蓋を開けた状態で一体を成すように成形し、一体成形ヒンジにより本体と接続するのが好ましい。平らな基部130については、プラスチック/アルミニウム箔を付けた1枚の平らな薄板から打ち抜くか、射出成形したプラスチック材料の一表面にアルミニウム金属箔を付けた基板を貼り付けるのが好ましい。本容器の最適な材料は、成形や打ち抜きの可能な高分子材料(例えば 射出成形用ポリプロピレン)である。もっとも、本発明の権利範囲内において、本容器の本体及び基部を他の材料(例えば、板紙,木,錫やアルミニウム等の金属)から作り得るということが考えられる。
【0020】
ここで、特に図1〜4を参照しながら、本容器の各部をより詳細に説明する。本体120は、次のものをそれぞれ備える4つの面を持った箱である:矩形の前板及び後板122,124;側板126,128。蓋110は、次のものを有する:平らな最上部112;僅かに湾曲した矩形の前板114;1対の三角形の側板310,410。前板114の湾曲は、滑らかな表面を呈するように、本体の前板122の湾曲と一致する。1対のヒンジ212が一体成形され、蓋110と本体120とを本体後板の上部の最も外側にて接続する。このようなヒンジ212(いわゆる「一体ヒンジ」)により、蓋110は本体120の最上部に旋回自在に取り付けられる。図2,5から最もよくわかるように、ヒンジ212は狭幅の平帯である。上記蓋が開放位置と閉鎖位置との間で旋回されるように、ヒンジ212は前後に曲がる。タバコCを本体120に入れた後、平らな多層板で容器本体120の開放された下端部を密閉する。基部130は、このような別個に形成される平らな多層板である。
【0021】
図2から最もよくわかるように、縁222が蓋110の対応する縁224と合致し、閉じた状態の前記蓋を支持する。嵌込部220が、このような縁222を本体の前後左右に沿って形成する。本体120の上部は、このような嵌込部220と共に成形される。後述の目的のために、切欠きないし陥入部225が前板122の縁222に設けられる。嵌込部220の両側(一方だけを図示)には、対を成す突起ないし尾根226が長手方向に成形される。上記蓋を閉鎖位置にて確実に保持するために、凹部ないし溝228が尾根226とロック係合する。このような対応する対を成す凹部ないし溝228が、上記蓋の三角形の内側面310,410に設けられる。図6は、嵌込部220の左側面にある突起226が上記蓋の左内側面310にある溝228に係合する状態を示す拡大断面図である。なお、このような突起と溝を、上記嵌込部の右側面と上記蓋の右内側面410に配するようにしてもよい。本発明の好適な実施例では、閉じた状態の上記蓋を固定するための突起と溝が前記蓋の両側に設けられる。もっとも、突起と溝を上記蓋の片側にのみ設けたり、本発明の権利範囲内において別の蓋固定手段を用いるようにしてもよい。
【0022】
嵌込部220は、本体120の成形された外延である。上記蓋が閉じている時、嵌込部220は、蓋110の最外面と本体120の最外面との間に滑らかな移行面(即ち、同一平面)を許容しつつ、蓋110の内側に嵌合することができる。このようになるよう、嵌込部220は、板122,124,126,128の最外面から奥まったところに配される。消費者が本容器内のタバコCに接近してこれを取り出すことができるように、本体の嵌込部220は、その天板と前板にL字形の接近用開口230を有する。開口230は、肩ないし棚232により周りを囲まれる。タバコCの上で開口230を密閉し、タバコCの鮮度や香気を保つのに役立つ略透過性を有するバリアを前記開口の上に設けるために、シート材料234(例えば、金属箔(好ましくは、アルミニウム箔)を付けたシートないし薄板)が肩232に接着される。タブ236が、切欠き225の中へと延伸するようにしてもよい。但し、本容器にタバコを詰めるために上記蓋を閉じる前に予め、シート234の下端238に折り目を付け、タブ236を上に折り返してシート234の前面に重ねておくのが好ましい。箔付シート234は、このようなタブ236を有する。箔付シート234の代わりに、タバコCに接近するために消費者により取り出される又は破られる一体成形された高分子薄膜(図示しない)により、開口230を閉じるようにしてもよい。
【0023】
切欠き225のために、蓋110が閉じた状態の時(図7)、蓋の前板110の縁224の中央部が露出される。これにより、消費者が蓋110を開け易くなる。露出された縁224に係合し、図1に示した閉鎖位置から図2に示した開放位置へと上記蓋を持ち上げるために、消費者は例えば指や指の爪を使うことができる。
【0024】
図7を参照する。中央リブ710が本体の前板122と後板124を補強し、延いては、容器本体120が押し潰されてその中のタバコCが傷むのを防ぐ。容器100には、このような中央リブ710が設けられる。リブ710は、本容器を真空包装する際にその本体を支えるだけでなく、本容器の本体にタバコを詰める際にその空間の大きさを維持するように支えるのにも有利である。支持リブ710は、本容器の内部を同じ大きさの2個の空洞部に分ける。図示した本実施例では、各空洞部はタバコを5本ずつ2列にして(5-5)保持する。本容器の上記2個の空洞部が互いに連通するように、又、その中身に接近し易いように、上記リブの最上部712はL字形をしている。本体120の内面の周囲には、肩714が前記本体の開放された底部に隣接して設けられる。基部130は、本体120の下端部の内側に嵌合する。基部130の周縁は、肩714に係合する。紙や板紙を入れることで、或いは周縁720を備えたライナー718により、基部130はリブ710の底部716から分離される。シート718は、本包装中のタバコCと基部130との間に防護ライナーを形成する。その更なる詳細については後述する。
【0025】
図8は、次のものを備えた基部130の構造を示す:肩714の下方にある本体120の内周部に対応する周部を備えた厚さ約1mmの平板800。板800については、接着剤ないし結合剤802を用いて金属箔付基板804に貼り付けたポリプロピレン製シート801を備えた薄板から打ち抜くのが好ましい。但し、射出成形後に金属箔付基板804を貼り付けるようにしてもよい。加熱活性化接着剤806が、金属箔804の上面全体に塗布される。但し、板800の縁805に塗布してもよい。図8に、紙製ないし板紙製ライナー718の板800に対する相対的な大きさと形状を破線で示す。ライナー718と板800の大きさが異なるため、肩714に係合する加熱活性化接着剤806から成る狭幅の周帯ないし境界部810が残される。金属箔804については、厚さ約0.0015in〜0.005in(好ましくは、0.003in)のアルミニウム箔が好適である。
【0026】
図9に示した通り、基部130は容器本体120の底部に取り付けられる。この容器本体の開放された底部を上に向けた状態で、タバコCを上記本体の2個の空洞部に詰めるないし入れる。次に、板紙製防護ライナー718を上記開放された端部に入れ、タバコの端部と上記リブの底部716とで支える(図7)。ライナー718の方が小さいため、ライナー718は本体120の底枠900を通り、肩714に隣接する本体内壁901にその縁720が当接する。続いて、加熱活性化接着剤806の表面が肩714に密着するように、板800を本体底縁900に押し込む。本容器の底部に納税印を押すことを許容するために、板800の最外面は本体端面902と同一平面を成す。
【0027】
板800を入れてから、誘導加熱装置(図示しない)のシーラーヘッドの適当な形状の空間に容器100を置く。上記誘導加熱装置に電源を投入すると、縁領域810(図8)の接着剤806だけを活性化して基板800と上記本体の肩714とを結合するように、本容器の下端が誘導加熱される。なお、加熱活性化接着剤が板800の周縁805に塗布されていると、縁805は枠900の内壁とも結合する。誘導加熱の過程で接着剤806が縁領域800から更に内に向かって活性化されても、防護ライナー718があるために、接着剤806が本容器内のタバコCの端部に触れてこれに付着することがない。
【0028】
アルミニウム箔804が、誘導熱を吸収して縁領域810の加熱活性化接着剤806を素早く溶かすためのヒートシンクの働きをするのが有利である。上記誘導加熱工程については、圧力約10〜20inH2O(2490〜4980Pa)の減圧室でこれを行うのが好ましい。本容器を上記シーラーヘッドから取り出して冷却すると、上記基部は互いに確実に結合される。こうして、タバコは真空密封包装される。当業者には明らかな通り、減圧室とは異なる真空充填処理を用いてもよい。
【0029】
本発明の好適な実施例にて使用される好適な加熱活性化接着剤は、ウィスコンシン州ダリエン所在のプロテクト・オール社が販売する接着剤(品番:P-1004)である。もっとも、当業者には理解される通り、他の適当な加熱活性化接着剤を用いてもよい。
【0030】
本発明によると、次のことが考えられる。即ち、タバコを真空密封せずに包装してもよい、ということである。もっとも、真空密封は、鮮度感の保持だけでなくタバコの鮮度や賞味期間の保持にも有利に作用する。十分に真空密封した場合、本発明の容器を最初に開けた時に本容器内に空気が急激に入り込むため、次のことを示唆する音が聞こえる。即ち、本容器が真空包装されていて、これに伴う鮮度が保たれていることを消費者に示唆する音である。
【0031】
本容器の基部を打ち抜く又は射出成形するプラスチック材料については、ポリプロピレンが好ましい。本容器の本体と蓋についても、射出成形用ポリプロピレンが好ましい。ポリプロピレンは、他の手頃で費用対効果の高い成形用高分子材料と比較して、不透性の高い気体である。もっとも、別の高分子材料(例えば、高密度ポリエチレン)を用いてもよい。本プラスチック製容器の不透性を高めるために、ポリプロピレンでできた本成形容器の本体、蓋、及び基部に、低透過性の被膜(例えば、エポキシアミド)を施してもよい。或いは又、本容器の材料である高分子樹脂について、非晶質状態のプラスチックよりも強固で且つ気体遮断性に優れた結晶質状態のプラスチックを成形したものでもよい。例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)を射出成形する場合、非晶質状態では透明なため、そのままの状態とされるのが通常である。しかし、PETは結晶化すると白色不透明な材料になり、その強度と気体遮断効がかなり増す。上記プラスチックを結晶化するために、PETであれば、概ね120℃となるまで約30秒間加熱して所望の形状とする。或いは又、結晶化工程が必要なPETその他の高分子樹脂を用いるのはなく、比較的高価ではあるが本来的に高結晶質の樹脂(例えば、ポリエチレンビニルアルコール(PVA))を本容器のための気体不透性を有する射出成形用プラスチックとして用いることが可能である。プラスチック製容器100の不透性を高めるための別の方法は、本容器の外面全体又はその大部分を金属箔(例えば、アルミニウム箔)で覆うことである。
【0032】
図10は、容器100の前後左右に接着される印刷及び/又はエンボス加工のラベル150を形成するシートないしブランク180を示す。ラベル150については、裏面粘着式金属化紙が好ましい。もっとも、他の材料(例えば、金属箔、金属化高分子フィルム等)でこれを作るようにしてもよい。まずは、ラベル150の縁152を、容器本体左側面126の後方の角の縁に置く(図1)。本体側面126、本体及び蓋の前板122,114、本体側面128、本体後板124に接着して行くと、縁154と縁152とが接触するないし重なり合う。もしくは、互いから僅かに離間した状態となる(図3)。蓋面310,410が上記ラベルにより覆われないように、ラベル150には切欠き158,159が設けられる(図3,4)。後述の目的のために、切欠き158,159の間をミシン目156が延伸する。裏面粘着式金属化紙の帯160(図1),170(図9)を、上記蓋の天板112と基部130の外面に貼付してもよい。金属化ラベル150及び金属化帯160,170は、印刷及び/又はエンボス加工の製品情報、商標、ロゴ等を備えるのが好ましい。帯170には、納税印を押してもよい
【0033】
ラベル150は、本体前部の切欠き225及び蓋110と本体120との繋ぎ目127を覆う。本容器を開けるために、消費者は、指の爪やコインや他のラベル150をミシン目156に沿って破るための物を用いて蓋110の露出している下方の縁224に係合し、前記蓋を図2に示した開放位置まで上げる。続いて、消費者は箔234のタブ236を摘み、箔234を棚234の前方と両側から外してタバコCを露出することでこれに接近するために、タブ236を外側上方に向けて引っ張る。次のことが理解されるであろう。即ち、本容器からタバコCを取り出した後、上記開口の上に戻すことができるように、箔234は棚232の後部に接着したままとすることができる、ということである。このようにして、本容器の如何なる部分も捨てる必要なしに、消費者は本タバコ容器を開いて中身を取り出すことができる。
【0034】
上述のタバコ容器100は、タバコ包装に有利な点を併せ持つ。但し、その全てではないものの、そのうちの幾つかについては、従来のタバコ包装にもあり得る。特に、タバコ容器100は次のものを有する:手で触れた際の快適さ、ポケットに入れて持ち運ぶ際の快適さと容易さ、並びに製品差別化のための丸味を帯びた縁を備えた、人間工学に基づき改善された湾曲のある比較的薄い形状;再度閉じて密封することが可能な蓋;本容器を開けた時に「鮮度」音が聞こえる真空密封包装;簡単にリサイクル可能な材料;押し潰されないようにするための改善された構造強度;気体遮断材としても機能する印刷又はエンボス加工の容易な金属化ラベル;減量化された消費者が開封時に出す廃棄物。
【0035】
本発明によると、必須ではないものの、次のことが考えられる。即ち、更なる従来の開封テープ付上包み用フィルム(図示しない)で容器100の表側を包む、ということである。このような上包みは、箔/紙の薄板、金属化紙ないしプラスチックから作られる。なお、更にタバコの鮮度を保つために、低透過性の透明な又は金属化された高分子シートを本容器に貼付してもよい。
【0036】
本願明細書では、特に、本発明の現在における好適な実施例を幾つか説明した。但し、当業者には次のことが明らかであろう。即ち、本発明の精神及び権利の範囲内で、図示及び説明した様々な本実施例を変形並びに変更することができる、ということである。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲や適用可能な法規則の射程範囲においてのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に係るタバコ容器(閉じた状態)の前方からの斜視図。
【図2】図1のタバコ容器(開いた状態)の前方からの部分破断斜視図。
【図3】閉じた状態の蓋の部分左側面図。
【図4】閉じた状態の蓋の部分右側面図。
【図5】蓋を開いた容器の部分左側面図。
【図6】蓋を固定するための仕組みを示す、図5の6-6線における断面図。
【図7】容器内部を示す本発明のタバコ容器の前方からの部分破断斜視図。
【図8】タバコ容器の基部の層を示す部分破断平面図。
【図9】本体と基部との接続を示す、図7のタバコ容器の細部9-9における詳細断面図。
【図10】タバコ用ラベルのためのブランクの正面立面図。
Claims (49)
- 湾曲を付けた外形と、物品を収容するための内部空間とを有する概ね平行六面体の容器を備える物品のための包装において、
前記容器が、容器の蓋と、容器の本体と、容器の基部とを含み、
前記蓋及び本体が、該蓋が開放された状態で一体を成すように高分子材料から成形されると共に、該蓋及び本体と一体成形されたヒンジにより互いに接続され、
前記本体が、天板と、湾曲を付けた前板と、湾曲を付けた後板と、2枚の側板と、開放された底部とを備えるように成形され、
前記基部が、高分子シート材料の層を含むと共に、前記物品を前記内部空間に入れた後に前記本体の開放された底部に取り付けられ、
前記容器の蓋が、前記開放状態から該蓋が前記天板と前記前板の一部を覆う閉鎖状態まで回動自在にヒンジで留められること、
を特徴とする包装。 - 請求項1に記載の包装において、上記物品がタバコであることを特徴とするもの。
- 閉鎖状態の上記蓋により覆われる上記天板及び前板の一部に設けた接近用開口と、
前記接近用開口を囲繞する前記天板及び前板に形成される棚と、
前記棚に接着されると共に、前記接近用開口を覆う箔付シートと、
を含むことを特徴とする請求項2に記載の包装。 - 請求項2に記載の包装において、上記容器本体が、該本体の開放された底部に隣接する内周部に肩を備えるように形成されることを特徴とするもの。
- 上記基部の高分子シート材料に接着される金属箔の層と、前記金属箔の層の表面に塗布される加熱活性化接着剤の層とを含み、
前記加熱活性化接着剤層が、上記本体内周部の肩に接触すると共に、上記基部を上記本体内周部の肩に接着して上記本体の底板とするために加熱活性化されること、
を特徴とする請求項4に記載の包装。 - 加熱活性化の際に上記接着剤層が上記タバコに付着するのを防ぐために上記容器内のタバコと上記加熱活性化接着剤との間に配される防護ライナーを含み、
前記防護ライナーが、上記本体内周部の形状に対応する周部の形状を有すると共に、上記基部よりも小さな面積を有すること、
を特徴とする請求項5に記載の包装。 - 請求項5に記載の包装において、上記防護ライナーが紙又は板紙のシート材料から作られることを特徴とするもの。
- 上記容器本体の内部空間において、上記本体の前板と後板との間を延伸すると共に該板と一体成形される中央リブを含むことを特徴とする請求項2に記載の包装。
- 請求項1に記載の包装において、
上記本体が、上記天板、上記前板、及び上記2枚の側板に凹部を備えるように成形され、
蓋の最外面が本体の最外面と略同一平面を成すように、前記凹部が閉鎖状態の上記蓋を受容すること、
を特徴とするもの。 - 請求項1に記載の包装において、
上記本体、蓋、及び基部の高分子材料がポリプロピレンであり、
上記基部が、アルミニウムの表面に加熱活性化接着剤を塗布したアルミニウム箔に積層された平らな薄板状のポリプロピレン層を含むこと、
を特徴とするもの。 - 上記前板に設けた上記蓋と上記本体との接続部と、上記蓋が閉鎖された状態で上記本体及び該蓋の周りを包むと共に前記接続部を覆うラベルとを含み、
前記ラベルが前記接続部に沿って孔を有すること、
を特徴とする請求項1に記載の包装。 - 上記蓋の前縁と上記本体の前板との接続部と、上記蓋が閉鎖された状態で上記本体及び該蓋の周りを包むと共に前記接続部を覆うラベルとを含み、
前記ラベルが、上記蓋を開く際に前記接続部に沿って該ラベルを破くことを容易にするための孔を、前記接続部に沿って有すること、
を特徴とする請求項1に記載の包装。 - 上記本体に上記接続部に隣接して形成される陥入部を含み、
上記蓋を開くための前記陥入部から上記蓋の前縁に接近可能であること、
を特徴とする請求項12に記載の包装。 - 請求項12に記載の包装において、上記ラベルが、裏面粘着式金属化紙であると共に、上記本体の蓋及び基部に貼付される裏面粘着式金属化紙の帯状ラベルを含むことを特徴とするもの。
- 請求項1に記載の包装において、上記蓋及び基部の高分子材料が、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート、ポリエチレンビニルアルコールの中から選ばれる結晶質状態の高分子材料であることを特徴とするもの。
- 請求項1に記載の包装において、大気圧よりも僅かに低い圧力にある上記容器内部空間の真空圧を利用した加熱密封により、上記基部が上記容器本体に取り付けられることを特徴とするもの。
- 請求項2に記載の包装において、上記容器内部空間が、20本のタバコを10本ずつ2列に保持するような寸法とされることを特徴とするもの。
- 閉鎖状態の上記蓋により覆われる上記天板及び前板の一部に設けた接近用開口と、前記接近用開口を囲繞する上記天板及び前板に形成される棚と、前記棚に接着されると共に前記接近用開口を覆う取り外し可能な箔付シートと、上記蓋の前縁と上記本体前板との接続部と、上記本体前板に上記蓋の前縁に隣接して形成される陥入部とを含み、
前記箔付シートが、前記陥入部の中へと延伸する、該箔付シートを上記接近用開口から取り外すためのタブを有すること、
を特徴とする請求項2に記載の包装。 - 請求項2に記載の包装において、タバコ納税印を上記基部の外面に押すことができるように、上記基部が上記容器本体の端部と同一平面を成すことを特徴とするもの。
- 上記本体の前板と後板との間を延伸すると共に上記容器の内部空間を2個の空洞部に分ける、上記容器本体の内部空間に設けた中央リブを含み、
各空洞部が、10本のタバコを5本ずつ2列に収容するような寸法とされ、
前記リブが上記タバコへの接近を容易にするためのL字形の部分を上部に有すること、
を特徴とする請求項2に記載の包装。 - 請求項1に記載の包装において、上記前板が凸面を成すと共に、上記後板が凹面を成すことを特徴とするもの。
- 請求項1に記載の包装において、
上記本体、蓋、及びヒンジが一体成形され、
前記ヒンジが、湾曲を付けた上記本体後板の最上且つ最外部において上記本体と上記蓋とを接続する2個の一体成形ヒンジを含むこと、
ことを特徴とするもの。 - 請求項1に記載の包装において、上記蓋及び本体が、上記蓋が閉鎖状態にある場合に該蓋を保持するためにロック係合するロック要素を含むことを特徴とするもの。
- 請求項23に記載の包装において、上記ロック要素が、上記本体及び蓋の一方に設けた突起と、前記本体及び蓋の他方に設けた溝とを含むことを特徴とするもの。
- 請求項23に記載の包装において、上記ロック要素を、上記本体側板の少なくともいずれか一つに設けたことを特徴とするもの。
- 請求項1に記載の包装において、上記本体及び蓋に低透過性の被膜を施すことを特徴とするもの。
- 請求項26に記載の包装において、上記低透過性被膜がエポキシアミドであることを特徴とするもの。
- 請求項2に記載の包装において、上記本体天板が、上記容器内のタバコに接近するための移動可能な高分子薄膜を含むことを特徴とするもの。
- タバコを収容するための内部空間を有する概ね平行六面体の容器を備えるタバコのための包装において、
前記容器が蓋と本体と基部とを含むと共に、各々が高分子材料から作られ、
前記本体が、凹部を備えた上面と、接近用開口と、凸面を成す前板と、凹面を成す後板と、2枚の側板と、開放された底面とを含み、
前記容器の蓋が、前記本体の凹部及び接近用開口を露出させる開放位置と前記本体の凹部及び接近用開口を覆う閉鎖位置との間を移動可能であり、
前記基部が、前記本体の開放された底部にて密封されること、
を特徴とする包装。 - 上記本体の接近用開口を囲繞する棚と、
前記棚に接着されると共に、上記接近用開口を覆う箔付シートと、
を含むこと特徴とする請求項29に記載の包装。 - 請求項30に記載の包装において、
上記本体底面の内周部が肩を有し、
上記基部が、上記本体底面の内周部に対応する周部の形状を有するプラスチック/金属箔付薄板を含むと共に、前記内周部の肩により支えられ
接着剤を加熱活性化して上記基部を上記肩に接着するために、加熱活性化接着剤の層が上記基部の金属箔に塗布されること、
を特徴とするもの。 - 上記容器を補強するために上記本体の前板と後板との間を延伸すると共に上記容器の内部空間を2個に分ける、上記容器の内部空間に設けた中央リブを含み、
各空洞部が、10本のタバコを5本ずつ2列に収容するような寸法とされ、
前記リブが上記タバコへの接近を容易にするためのL字形の部分を上部に有すること、
を特徴とする請求項31に記載の包装。 - 請求項32に記載の包装において、大気圧よりも僅かに低い圧力にある上記容器内部空間の真空圧を利用して、上記基部が上記容器に接着されることを特徴とするもの。
- 上記接着剤層が加熱活性化の際に上記タバコに付着するのを防ぐために上記容器内のタバコと上記加熱活性化接着剤との間に配される防護ライナーを含み、
前記防護ライナーが、上記本体内周部の形状に対応する周部の形状を有すると共に、上記基部よりも小さな面積を有すること、
を特徴とする請求項31に記載の包装。 - 上記蓋の前縁と上記本体の前板との接続部と、上記蓋が閉鎖された状態で上記本体及び該蓋の周りを包むと共に前記接続部を覆うラベルとを含み、
前記ラベルが、上記蓋を開く際に前記接続部に沿って該ラベルを破くことを容易にするために、前記接続部に沿って孔を有すること、
を特徴とする請求項29に記載の包装。 - 上記本体に上記接続部に隣接して形成される陥入部を含み、
上記蓋を開くための前記陥入部から上記蓋の前縁に接近可能であること、
を特徴とする請求項35に記載の包装。 - 請求項35に記載の包装において、上記ラベルが、裏面粘着式金属化紙であると共に、上記本体の蓋及び基部に貼付される裏面粘着式金属化紙の帯状ラベルを含むことを特徴とするもの。
- 請求項29に記載の包装において、上記蓋及び基部の高分子材料が、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート、ポリエチレンビニルアルコールの中から選ばれる結晶質状態の高分子材料であることを特徴とするもの。
- 湾曲を付けた上記本体後板にて上記本体と上記蓋とを接続する一対のヒンジを含み、
上記蓋、本体、及びヒンジが、該蓋が開放された状態で一体を成すように成形されること、
を特徴とする請求項29に記載の包装。 - 請求項22に記載の包装において、上記本体及び蓋に低透過性のエポキシ被膜を施すことを特徴とするもの。
- タバコのための容器が、本体及び基部と一体成形された蓋を含み、
前記本体が、内部空間と、自らの周囲に棚を備えた接近用開口と、前板と、後板と、2枚の側板と、自らに隣接する該本体の内周部に肩を備えた開放された底面とを有し、
前記容器の蓋が、前記本体の接近用開口を露出させる開放位置と前記本体の接近用開口を覆う閉鎖位置との間を移動可能であり、
上記基部が、自らの表面に塗布される加熱活性化接着剤の層を有する、
タバコのための容器を包装する方法において、
前記蓋が開放された状態で箔付シートを前記本体の接近用開口の周囲の棚に接着することにより、該接近用開口を密封する工程と、
複数のタバコを前記本体の開放された底面から前記本体の内部空間に入れる工程と、
前記基部を前記本体の開放された底面に入れて、前記加熱活性化接着剤層を前記内周部の肩に密着させる工程と、
前記基部を前記本体の底面対して密封するために、前記接着剤を加熱する工程と、
を有することを特徴とする方法。 - 上記箔付シートを上記棚に接着した後に上記蓋を閉じる工程を有することを特徴とする請求項41に記載の方法。
- 上記蓋が閉じた状態でラベルを上記本体及び蓋に貼付する工程を有することを特徴とする請求項41に記載の方法。
- タバコを上記本体内部空間に入れた後、上記基部を上記本体の開放された底面に入れる前に、防護ライナーを前記タバコの上にある上記本体の開放された底面に載置する工程を有することを特徴とする請求項41に記載の方法。
- 上記基部を上記本体の開放された底面に対して密封し、上記本体の内部空間に真空状態を作り出すために上記空洞部内の圧力を大気圧よりも低い圧力まで減らす工程を有することを特徴とする請求項41に記載の方法。
- タバコを上記本体内部空間に入れた後、上記基部を上記本体の開放された底面に入れる前に、防護ライナーを前記タバコの上にある上記本体の開放された底面に載置する工程を有することを特徴とする請求項41に記載の方法。
- 請求項41に記載の方法において、上記加熱の工程が誘導加熱を有することを特徴とするもの。
- 請求項47に記載の方法において上記誘導加熱工程が、上記本体を誘導加熱装置の空間に入れ、上記本体の底面だけを誘導加熱する工程を有することを特徴とするもの。
- 請求項1に記載の包装において、上記高分子材料が高密度ポリエチレンであることを特徴とするもの。
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