JP2004530483A - 拘束及び運動装置 - Google Patents

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Abstract

急性または慢性の機械的痛み、特に腰椎・骨盤及び/または脚の痛みを治療するための、及び適当なユーザの関節可動域を回復及び/または増大させるための、拘束及び運動装置(1、50、60、80、101)を提供する。本装置は、支持構造体(2)に連結された、2つのストラップ(5、6)などの拘束部を含み得る。ストラップ(5、6)は、骨盤領域(31)などの人の体(30)の一部を拘束するのに役立つ。人の体(30)の一部は、ほぼ痛みのない位置に拘束されて、そうでなければ運動中に感じるであろう痛みを軽減するようにされ得る。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、包括的には拘束装置に関する。本発明の様々な実施態様が、腰、骨盤及び脚の痛みに苦しんでいる人、または関節可動域の回復または増大を望む健康な人の痛みの軽減及び/または関節可動域の回復のための、運動中の腰椎・骨盤拘束装置としての使用を含めて、考えられる。本装置は、首、肩、背中上部、背中中間部及び他の体部位の痛みの治療及び/または関節可動域の回復または増大のために使用することもできる。
【背景技術】
【0002】
人体構造では、腰椎として知られる脊椎下部が、仙腸関節として知られる関節で骨盤に連結されている。仙腸関節は、比較的剛直または堅い関節である。大腿骨として知られる脚上部の骨は、腰靱帯によって股関節で骨盤に連結されている。仙腸関節で腰椎が骨盤に対してわずかしか移動できないのは、この関節の比較的剛直または堅い性質による。したがって、一般的に、任意の方向の腰椎の移動時に、この移動の少なくとも一部が、股関節で骨盤の移動に変換される。これは、股関節が、堅い仙腸関節に比べて比較的自由に移動するからである。脚の移動時に、腰靱帯の少なくとも一部が巻締まり始める。これらの腰靱帯が完全に巻締められると、脚のさらなる移動が、骨盤の移動に変換される。
【0003】
世界中に広がる長年の主な健康問題は、急性または慢性の腰痛である。数え切れない人々が、腰及び臀部を含めた腰椎・骨盤領域の痛みに苦しんでいる。腰痛の原因は、列挙できないほど多数であるが、怪我、悪い姿勢、事故、遺伝的異常、病気及び老化を含む。人によっては、運動中だけ痛みが生じる。その結果、多くの人が有益な運動を日課から外す。人によっては、臀部及び/または腰の痛みが常にある。これらの人々の多くにとって、運動が、痛みに対する望ましい、または必要な治療であろう。しかしながらこの場合でも、痛みを軽減するために必要な運動そのものが、運動中に増す痛みのために、実行するのが困難である。これらの人々は、痛みを軽減するために必要な運動及び治療が、あまりに痛すぎるために行うことができず、適切な運動を行わない結果として筋肉が弱くなり、痛み及び/または不快感が増加するので、痛みが増加する悪循環に陥る場合が多い。腰の問題の治療、及び/または痛み及び/または不快感の軽減を試みるために費やされる金額及び努力の量は膨大である。薬剤、手術、牽引、手による可動化及び運動を含めた、これらの問題に対処しようとする最近の医療的試みは、高コストであると共に、ほとんど成功を納めていない。腰椎・骨盤の腰痛及び不快感に関連した問題を解決するための安全で信頼性が高く、コスト効率が高い方法が長年にわたって必要とされていることに疑いの余地はない。また、この必要を満たし、これらの問題を解決しようとする、他の者による多くの試みも、ほとんど失敗していることも疑う余地がない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
Hilyard他の米国特許第3,709,216号、McIntyre他の米国特許第4,678,186号、Marras他の米国特許第5,094,249号、及びMcCormick他の米国特許第5,474,086号に開示されているものなど、骨盤拘束装置が様々な用途に提案されてきた。他の問題点として、提案されている装置のいずれも、ほぼ痛みのない位置を見つけ、次に骨盤をその位置に装置によって拘束して、その位置からほぼ痛みがない状態で運動を行うことができるように、多くの三次元位置のいずれでも6自由度で骨盤を位置決めすることができる装置を示唆していない。簡単に言うと、それらは、痛みを除去し、痛みのない位置で運動させ、移動を体の問題のある関節または領域に導くことができる機械装置を開示していない。また、上記及び同様の装置は、1つまたは複数のさらなる欠点を伴うであろう。第1に、ユーザが利用できる運動の数が限られる。第2に、一部の装置は、ユーザフレンドリでない。第3に、一部の装置は、ユーザの体格及び好みに合わせることができない。第4に、装置は、ユーザの痛みを防止するという十分な役目を果たさない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ユーザが、医者、臨床医、理学療法士または他の医療従事者の補助を受けるか、受けないで、自分の体を痛みがほぼまたは全くない位置に位置決めすることができるようにする機械装置を提供することによって、多数の該当する腰、骨盤及び/または脚の痛みに苦しむ人の上記必要を満たし、従来技術の問題及び欠点を回避する。次に、体の安定位置を拘束してその位置を維持できるようにし、その拘束領域に対する他の体の部位の運動を、痛みがほぼ、または全くない状態で行うことができる。特に、この時、痛みを生じていた体の部位の特定領域に運動を誘導することができる。一部の該当するユーザでは、上記及び他の同様の運動が、痛みの除去または軽減、及び関節可動域の回復または増加の点で、めざましく即効的な結果を生じている。
【0006】
本発明の原理は、いくつかの方法で実現することができる。
【0007】
一例では、支持体及び拘束装置が体の部分を拘束する。拘束装置は、離隔配置された2つのストラップを有し、その各々を支持体の両側部に繋ぐことができる。ストラップは、ユーザの体の一部、最も一般的には骨盤を支持体に対して拘束する。各ストラップにバックルが設けられ、それによってストラップを開閉することができる。また、各ストラップをいくつかの方法で調整することもできる。ストラップは、ユーザの身長及び/または必要な拘束レベルに対して上下移動させることによって、ある程度はユーザの体格に合わせられる。したがって、各ストラップは、ストラップの張力を調整するための2つのてこ支点を有することができる。ラチェットを使用して、てこ支点を、本例では、人の各側部に設けることができる。ストラップのバックルを締めて、それらを骨盤領域にわたって配置した後、各ラチェットを締め付けたり、弛めて、骨盤を快適な位置に位置決め及び拘束することができ、それによって、そうでなければ存在している痛みが軽減されるか、取り除かれる。これが達成されるのは、一つには、ラチェットがユーザの各側部に沿ってストラップの張力を調整して、骨盤をわずかに回転させて位置決めし直すからである。ラチェットの高さ及びストラップの張力を組み合わせた調整によって、痛みが軽減するまで、骨盤または体の他の部分を三次元的に位置決めし直すことができる。快適で、好ましくは痛みのない位置に達すれば、ラチェットのすべてを均等に締め付け、それによって快適な位置を維持することができる。
【0008】
次に、ユーザは、任意数の運動または動き(ストレッチ及び捻り運動、ウェートリフティングなど)を行うことができる。骨盤が拘束されているので、運動は、動きを1つまたは複数の関節に誘導する。たとえば、背中の運動中、股関節を中心にした動きが阻止される。ユーザの腰領域の運動の動きのほとんどは、仙腸関節で骨盤を中心にした脊椎自体の旋回に変換される。これは、通常ではありえない。骨盤が拘束されていなければ、腰椎領域の動きの一部が、股関節で骨盤の動きに変換されるであろう。これは、比較的堅い仙腸関節に比べて、股関節が比較的自由に移動するからである。上記及び同様の運動は、背中または他の肉体的な問題がある人にとって役立つ治療であり、背中の問題がない人も、たとえば、関節可動域を増大させるために使用することができる。
【0009】
他の特徴を実現して、本装置の利点を向上させることができる。支持体に連結された1つまたは複数の追加ストラップをユーザの体の別の部分の周りに配置して、それによって運動手順を改善することができる。たとえば、ストラップをユーザの胸、脚または腕の周りに配置してもよい。ストラップに弾性部分を設けて、それによって、たとえば、ストラップがユーザの胸部の周囲にある時、ユーザが自分の胸部を多くの異なった方向に移動させることができる。しかし、弾性部分は、動きに対して抵抗を与える。このストラップは、支持体上のユーザの位置に関係なく、ユーザから容易に外すことができるように構成することができる。他の付属品も設けることができる。たとえば、ユーザの脚を持ち上げる足台や、ユーザの脚を捻るための旋回可能な脚支持部を用いることができる。運動中にユーザが腰掛けることができるように、椅子を設けることもできる。
【0010】
本発明の追加的及び代替特徴、利点及び実施形態を、患者の痛みの治療または健康な人の関節可動域の増大に本発明を使用する方法を含めて、以下の詳細な説明、図面及び特許請求の範囲に記載する。本発明の様々な実施態様及び例が、本「発明の概要」の項を含めて、本特許に記載されているが、それらの例及び実施態様は、本発明の範囲を制限する意図はない。
【0011】
本発明のさらなる理解を助けるために含まれ、本明細書に組み込まれてその一部を構成する添付図面は、本発明の原理を説明するのに役立つ詳細な説明とともに、本発明の好適な実施形態を図示する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図面は、運動中、たとえば、脚または背中の運動中にユーザの骨盤を多くのほぼ固定された位置のいずれかに保持するための装置の様々な実施形態を示している。その結果、背中の運動中は、ユーザの骨盤が股関節を中心にして旋回することがほぼ阻止される。代わりに、ユーザの背中の運動中の動きのほとんどが、仙腸関節で骨盤を中心にした脊椎自体の旋回に変換される。同様に、脚の運動中、装置は、脚のほとんどすべての動きが、骨盤を中心にした脚の旋回に変換されるようにすることができる。この場合、ユーザの骨盤が仙腸関節及び腰椎を中心にして旋回することがぼぼ阻止される。別の場合には、拘束ベルトを使用して、ベルト間の脊椎部分の動きを阻止し、ベルトの上方または下方の他の部分の動きを容易にすることができる。ユーザは、痛みに苦しむ患者でも、関節可動域を増大させることができる運動を行いたい健康な人でもよい。
【0013】
治療効果を高めるために、本装置は、ユーザをほとんど痛みがない位置に位置決めして固定するのを助けるように調整可能である。したがって、従来は痛みを、さらには激痛を我慢しなければならなかった人が、本装置ではほとんど痛みがないようにして、以後の運動を行うことができるであろう。該当するユーザにおける、これらのほとんど痛みがない運動を行うことによる治療効果は、痛みの軽減及び/または関節可動域の増大の点で劇的であった。場合によっては、結果が即効的であって、本発明での短期間の治療後、慢性的な痛みがあるユーザの痛みが完全に取り除かれ、全関節可動域が回復された。
【0014】
図1及び図2は、人の腰/骨盤/股関節領域に対してそのような治療を施す拘束及び運動装置の第1例を示している。装置1は、少なくとも1つの、この場合には2つの支持面3、4を画定する支持体2と、ユーザの骨盤を支持面3、4に当接したほぼ固定位置に締め付けるホルダとを備えている。ホルダは、ユーザの周りに伸びる1つまたは複数のストラップ5、6を有することができる。図1に示されているように、ストラップ5、6は、離隔配置されており、支持体2の側部ウィング7から延出して、ループを描いて支持体2の別の側部ウィング8に達している。ストラップ5、6は、たとえば、クリップまたはロープアタッチメントによって、各側部ウィング7、8に取り外し可能に取り付けられる。しかし、ストラップ5、6を一方の側部ウィングで支持体2と一体化し、他方の側部ウィングに取り外し可能に取り付けるようにしてもよい。あるいは、ストラップ5、6を両側部ウィング7、8で支持体2と一体化して、各ストラップ5、6の端部の中間に、クリップまたはロープなどのリリースを設けてもよい。いずれにしても、ストラップ5、6を支持体2に取り付ける適当な手段を用いることができる。
【0015】
ストラップ5、6は、多くの方法で調整可能である。第1に、それらを上下移動させて、側部ウィング7、8に沿った任意数の所定場所に位置決めすることができる。側部ウィング7、8には、ストラップ5、6の各端部のクリップを取り外し可能に受け取るように構成された複数のリセス9が設けられている。ストラップ5、6が側部ウィング7、8から延出する傾斜も、ストラップ5、6の端部をリセス9内で旋回させることによって調整することができる。ストラップ5、6の締め付け張力は、たとえば、ストラップ5、6に沿った任意点に設けられたラチェット機構またはプーリ装置によって調整することができる。いずれの場合も、調整機構がストラップを張った状態に保持して、その張りを弛めることなくストラップを徐々に締め付けることができることが好ましい。適当なラチェット機構の一例を、後述の別の実施形態の説明に関連して記載する。
【0016】
ストラップ5、6は好ましくは、従来型シートベルトを製造する繊維材料と同様または同一の強靱な可撓性材料で形成される。快適さを向上させるため、ストラップ5、6の接触側に軟質のフォームパッドを設けることができる。ストラップ5、6にゴム状仕上げなどの高摩擦係数コーティングを施して、ユーザの衣服及び/または体に対するストラップ5、6の滑りを防止することができる。
【0017】
ストラップ5及び6と同様に、支持面3、4も、多くの方法で調整することができる。本実施形態の支持面3、4は、支持体2に対して上下方向に調整することができるように、たとえば、手動で弛めることができるねじか、または迅速解放機構によって支持体2に取り外し可能に取り付けられている。1つの適当な迅速解放機構の一例を、別の実施形態に関連して後述する。このように、各支持面3、4の高さは、互いに独立的に調整することができる。支持面3、4の傾斜も、(たとえば、ヒンジ構造によって)調整することができる。
【0018】
一例では、支持面3、4は、ベルクロなどの面ファスナ材によって支持体2に取り外し可能に取り付けられるウェッジまたはボルスタを少なくとも部分的に有する。ウェッジまたはボルスタを支持体2上に選択的に配置して、それによって確実にユーザを快適で痛みのない位置で支持面3、4に対して締め付けることができる。
【0019】
支持面3、4は好ましくは、フォームまたはゴムなどの弾性材料で形成されて、それにより、ユーザの骨盤を当てて締め付けるための十分にしっかりした表面を提供する。支持面3、4は、骨盤の形状に適応できる輪郭にすることができ、また、一定範囲の解剖学的構造に適するように、異なった形状の支持面を設けることができる。
【0020】
支持体2は、ベース10と、ベース10から延出した脚部11とを有することができる。支持体2は、地面の上方の適当な高さに支持面3、4及びストラップ5、6を支持する。さらなる支持を行うために、複数の脚部を設けてもよい。脚部11は、金属(たとえば、鋼)製にすることができ、ベース10に固着されている。ベース10は十分に広く、ユーザがその上で運動している時でも、装置1が確実に安定するようにしている。この場合、ベース10は、ユーザの骨盤を支持面3、4に対して締め付ける時にユーザが立つ台を定めるように構成されている。したがって、ユーザの体重が、装置1をさらに安定させる。
【0021】
後述のさらなる実施形態に関連してさらに詳細に説明するように、ベース10の上にスツール12を設けて、ユーザの骨盤を支持面3、4に対して締め付けながら、ユーザの脚の運動を行うための台を提供することができる。スツールの高さは調整することができる。
【0022】
グリップバー21を支持体2に繋げることができる。そのため、バー21は、支持体2によって支持される。変更例では、バー21をベース10によって、あるいは別体の支持構造によって支持することもできる。バー21をユーザが握って、これを使用して、ユーザを支持面3、4に対して締め付けた状態で行われるユーザの背中及び/または脚の運動を補助することができる。弾性運動バンドまたはプーリ装置をバー21に取り付けて、ユーザの運動を補助することもできる。やはり、適当な運動バンドの一例を後述する。
【0023】
支持体2は、壁、ドア、床または運動マシン(たとえば、ウェートマシン)などの剛直な支持構造体に取り付けることができる。そのように取り付ける場合、ベース10が必要ないであろう。任意の適当な手段を使用して、支持体2を剛直な支持構造体に取り付けることができる。たとえば、支持体2の支持面3、4と反対の側部にリセスを設けることができる。リセスには、支持構造体上のフックなどの対応の突起がはめ込まれるであろう。変更例では、従来型ブラケットまたは任意の他の適当な手段を使用することもできる。
【0024】
図3、図5及び図6は、装置1の使い方を示す。本例では、装置1が、ユーザ30の腰/骨盤/股関節領域の運動に使用される。便宜上、図3、図5及び図6では、ユーザ30の脚40及び足41が概略的に示されている。装置に自分を固定するために、ユーザ(または補助者)がストラップ5、6の一端部を側部ウィング7、8から外す。あるいは、ストラップ5、6が両側部ウィング7、8と一体化している場合、ストラップ5、6の端部の中間のリリースを開く。いずれの場合も、ユーザ30がベース10に載って、自分の骨盤31(たとえば、前、後または側部)を支持面3、4に対して位置決めする。
【0025】
支持面3、4は、ユーザ30の好みまたは特性に適合するように調整することができる。支持面3、4にある一定形状が付けられている場合、不快感を避けるためにユーザの骨盤31を事前成形輪郭に一致させることが重要であるので、このことが特に好都合である。調整は、表面3、4を上下に、または異なった傾斜に移動させることによって行われる。支持面3、4は、互いに独立的に調整することができる。これによって、ユーザ30は、(実際のユーザの理想的ではない解剖学的構造でしばしば見られるように)骨盤31に対称性がなくても、支持面3、4に当接した快適な位置を得ることができる。
【0026】
ユーザ30が、骨盤31を支持面に当てた状態で快適な位置をとった時、ストラップ5、6をユーザ30に巻き付けて、側部ウィング7、8に再度取り付けるか、あるいは、リリースを閉じる。通常、ストラップは、ユーザの腰椎・骨盤領域の周りに配置される。言い換えると、ストラップ5、6は、骨盤及び/または腰部領域にわたって配置されるであろう。支持面3、4と同様に、ストラップ5、6は、それぞれ独立的に上下に、または異なった傾斜に調整することができる。また、ストラップ5、6の締め付け張力は、たとえば、上述したように、ラチェット機構またはプーリ装置を使用して調整することができる。ユーザが背中に痛みや不快感をほとんどまったく感じないような位置で、ユーザの骨盤31を支持面3、4に対してしっかりと締め付けるまで、ストラップ5、6がそのように調整される。さらに詳細に後述するように、調整機構は、骨盤領域を6自由度で移動させて、次に多くの三次元的位置のいずれかに拘束することができ、これによって、痛みのない位置を見つける可能性が相当に高くなる。
【0027】
典型的な締め付け位置が、図3に示されている。この場合、ストラップ6は、側部ウィング7からユーザの骨盤31の下部の周囲を通って他方の側部ウィング8まで延在し、ストラップ5は、側部ウィング7からユーザの骨盤31のもっと上部の周囲を通って他方の側部ウィング8まで延在している。個々のユーザによって所望の締め付け位置が変化することは、理解されるであろう。上述したように、ユーザを痛みのない位置で支持面3、4に対してしっかりと締め付ける限り、ストラップ5、6をユーザの体の任意点でユーザの周りに伸ばすことができる。したがって、ストラップをユーザの骨盤の上方または下方に、あるいは、ユーザまたは補助者が決定する任意の他の解剖学的部分に配置することができる。このように装置が調整可能であることによって、人に痛み、不快感及び/または移動性の低下を起こす可能性があるいくつかの状態及び様々な体の部分のいずれにもそれを使用できるようにする融通性が得られる。
【0028】
ユーザがストラップ5、6及び支持面3、4を自己調整することができるため、痛みのない位置に容易に達することができる。あるいは、指導臨床医などの別の人が、ストラップ5、6及び支持面3、4の調整を補助してもよい。そのような位置に達した時、ユーザ30は、多くの場合は他人の補助または介入なしで、たとえば、後屈(図5)及び/または前屈(図6)によって背中または他の体の部位の運動を行うことができる。したがって、臨床医が行う手による可動化手法と異なって、本発明により、ユーザは自分の筋肉を使用して運動することができる。ストラップ5、6及び/または支持面3、4を運動期間中に調整して、それによって、ユーザがその期間を通してほぼ痛みのない位置を確実にとることができる。バー21をユーザ30が握って、それによって、背中の運動を助けることができる。
【0029】
バー21に取り付けられた1つまたは複数の伸縮運動バンドを使用することによって、運動を強化することができる。ユーザの運動に抵抗を与えるために、運動用ウェートスタックプーリ装置も使用することができる。バンド及び/またはウェートをベルトまたはハーネスでユーザに取り付けてもよい。
【0030】
腰椎33と骨盤31との間の仙腸関節32が、図4に詳細に示されている。仙腸関節32は通常、特に股関節34または肩関節などの比較的自由に動く関節に比べて、比較的剛直または堅い関節である。背中の運動中、ユーザの骨盤31がストラップ5、6によって支持面3、4に対してしっかりと締め付けられているので、ユーザの背中のほとんどすべての動きが、固定状態に留まっている(図5及び図6)ユーザの骨盤31を中心とするユーザの脊椎33の旋回に変換される。ストラップ5、6の骨盤締め付け配置構成によって、骨盤31が拘束されていなければ通常起きるような、背中の運動中の股関節34を中心にした骨盤31の旋回がほぼ防止される。痛みのない位置にある骨盤31を中心にして旋回するように腰椎33を移動させることによって、背中の運動は、ユーザ30に対して治療効果を及ぼす。
【0031】
図5及び図6に関連して記載されているものと同様にして、ユーザ30は、痛みのない位置に固定後、脚の運動も行うことができる。運動中、ユーザの骨盤31をストラップ5、6によって支持面3、4に対してしっかりと締め付けているので、ユーザの脚40のほとんどすべての動きが、固定状態に留まっているユーザの骨盤31を中心とするユーザの脚40の旋回に変換される。ストラップ5、6の骨盤締め付け配置構成によって、骨盤31が拘束されていなければ通常起きるような、脚の運動中の仙腸関節32及び腰椎33を中心にした骨盤31の旋回がほぼ防止される。痛みのない位置にある骨盤31を中心にして旋回するように脚40を移動させることによって、この運動は、ユーザ30に対して治療効果を及ぼす。
【0032】
これらの運動は、骨盤31を中心とした腰椎33の旋回、または骨盤31を中心とした脚40の旋回を容易にする。それはまた、脊椎の一部の動きを拘束しながら、脊椎の別の部分の動きを容易にすることもできる。この旋回は、仙腸関節で腰椎33が骨盤31に対して、かつ/または股関節34で脚40が骨盤31に対して異常な位置にあることで起きるいずれの障害の矯正も助ける。骨盤31を痛みのない位置にしっかりと締め付けて運動することによって、腰椎33及び/または骨盤31、及び/または股関節34を正しい位置に調整し直すことができる。運動は、追加的または代わりに、たとえば、臨床医によってユーザ30用に処方されるような、ねじりまたは回転運動、ストレッチ運動、屈伸運動、運動用ウェートのリフティング、側方の曲げまたは他の任意の適当な運動を含むことができる。痛みが軽減した環境でユーザが自分の筋肉を使用して運動を行うことは、治癒及び/または痛みの軽減を容易にする、手による可動化手法では不可能な一定の好都合な神経系及び/または筋肉反応を誘発するであろう。
【0033】
運動後、ストラップ5、6を外して(または、ストラップ5、6に沿った解放手段を開いて)、ユーザ30は次に支持面3、4から離れて、ベース10から下りる。そのような運動期間後、支持面3、4に締め付けられている間にユーザが受ける痛みの軽減した感覚または痛みがほとんどない感覚が持続することがわかっている。
【0034】
次に図7を参照すると、本発明に従って構成された骨盤拘束及び運動装置50の第2例が示されている。図7の装置は、図1〜図6の装置1と同様であり、図7の同様の部材には同様の参照番号を割り当てる。この場合、運動用ウェート13が、グリップバー21の代わりに設けられている。運動用ウェート13は、支持体2上に設けられて、プーリ機構14に取り付けられている。ウェート13は、支持体2によって支持されており、ユーザを支持面3、4に対して締め付けた後、ユーザがこれを使用し、それによってユーザの背中及び/またはユーザの脚40の運動を補助することができる。
【0035】
図8〜図11は、本発明に従って構成された骨盤拘束及び運動装置60の第3例を示し、これは図1〜図6の装置1と同様である。図1〜図6の対応部材と同様の図8〜図11の部材には同様の参照番号を割り当てる。装置60は、単一の支持面を画定する支持体2を備えている。この場合、支持体2は、パッド付きボルスタ62を有する。パッド付きボルスタは、(図11Bに186で示されているような)合板バッキングを高密度ポリウレタンフォームで被覆し、次にそれを低密度ポリウレタンフォームで被覆して構成することができる。ビニルカバーでフォームを被覆する。別の適当なパッド及びカバー材料を用いてもよい。ボルスタ62は、支持体2に固定されて、ユーザの骨盤31の全幅にわたって延在する十分な幅を有することができる。図8において、ボルスタ62は、比較的平坦なパッドである。しかし、ボルスタは、ユーザに合わせて、または圧力点を与えるような形状または傾斜にすることができる。上述したように、同一効果を得るために、ウェッジをボルスタ62に繋ぐこともできる。ボルスタ62の上方、下方または側方に延長部分を追加することもできる。延長部分は、ボルスタ62にヒンジ式に連結されて、ユーザに接離する方向に傾斜させることができる。支持体及び/またはボルスタ62の傾斜角度は、適当な機構によって調整することができる。また、拘束ベルト64と装置のユーザとの間、及び/または片足または両足の下方に、ボルスタまたはウェッジを配置することもできる。ボルスタ及びウェッジを用いて、骨盤または腰椎の屈曲を生じることができ、これは、痛みのない位置を探すのに役立つであろう。
【0036】
支持体2は、脚部11で支持されている。図8に示されているように、支持体2は、脚部11に固定されている。それは、脚部11と一体成形することもできる。しかし、支持体2は好ましくは、ユーザの高さに合わせるために上下移動可能でなければならない。これは、多くの方法で達成することができる。たとえば、支持体2が、脚部11に摺動可能に取り付けられるキャリッジプレートを備えることができる。図11B〜図11Cは、適当なキャリッジプレート180を示しており、これは、キャリッジプレートをパッド付きボルスタ62の合板バッキング186の背面に固定するための穴182を有する。図11Bを参照すると、ねじ184または他の締結具を穴182に挿入して、合板バッキング186内にねじ込むことができる。次に、後述するように、キャリッジプレート180を脚部11に摺動可能に取り付けることができる。脚部11は、1つまたは2つ以上のユニトラック、すなわち、細長いリセスを有する部材を含むか、またはそれで形成することができる。脚部11を形成することができる適当なユニトラックの一例が、図8Aに「C」字チャネル形材110として示されており、これは、亜鉛めっき鋼または他の適当な材料で構成することができる。チャネル形材110は、長手方向に延在する背部分112と、両側部分114、116とで画定されており、側部分は114a、116aで内向きに湾曲して、チャネル形材110の内部に通じる開口118を画定している。背及び側部分112及び114、116の内側表面がチャネルの内部を囲み、その内部によって細長いリセス120が画定されている。
【0037】
支持体2の一部または複数部分をリセス120内に突出させて、その内部に摺動可能に保持し、それによって、支持体2をトラックに沿って上下移動させることができる。突出部分の1つまたは複数が、自転車でホィールをフレームに取り付けるために使用される迅速リリースと同様の迅速解放機構を備えることができる。解放機構は、支持体2を所望高さの位置にロックするためのラッチとして作用する。解放機構のロックを解除すると、支持体2が上下移動することができる。適当な迅速解放機構130の一例が、図8B〜図8Cに示されている。しかし、いずれの適当な解放機構を使用してもよい。迅速解放機構130は、ピン136でねじ付きシャフト134に旋回式に連結されたハンドル132を備えている。ワッシャ138と、ゴムブッシュなどの弾性ブッシュ140とをシャフト134の自由端部にはめ付けることができる。次に、シャフト134をキャリッジプレート180の穴188に挿入し、それによってキャリッジプレートをユニトラックに摺動可能に取り付けることができる。プレート部材139をシャフト134の自由端部にはめ付けて、適当なナット142で所定位置に保持することができる。図8Cに示されているようなユニトラックに使用する際、ワッシャ138、ブッシュ140、キャリッジプレート180、プレート部材139及びナット142が、摺動可能にユニトラックに係合できるように連結される。さらに詳しく言うと、プレート部材139は、ポリエチレン、鋼または他の適当な材料製の細長い矩形プレートの形をして、両表面139a及び139bを有することができる。プレート部材139は、キャリッジプレートの高さに沿って、たとえば、図11Cの上穴188から下穴188まで長手方向に延在することができる。図8Cに最もわかりやすく示されているように、ワッシャ138、ブッシュ140及びキャリッジプレート180は、ユニトラック110の外側に配置されて、ユニトラック110の外側に面した表面114a、116aとハンドル132の面131との間に捕らえられ、ハンドル132の面131は、後述するようにカム面として作用する。プレート部材139及びナット142は、ユニトラック110のリセス120の内部に位置し、そのため、表面139aがユニトラックの側部チャネル部分114、116の内側に面した表面114b、116bに当接する。図8B〜図8Cを参照すると、シャフト134及びナット142を締め付けると、プレート部材139の内側表面139aがユニトラックの内側チャネル表面114b、116bに係合し、キャリッジプレート180がユニトラックの湾曲部分114a、116aに当接し、ワッシャ138が弾性ブッシュ140に当接して、キャリッジプレート及びユニトラック間の摺動に対する抵抗が大きくなる。ハンドル132を図8Bに実線で示された位置に旋回させることによって、ワッシャ138をハンドル132のカム面131とブッシュ140との間に締め付けて捕らえることができ、これによって、ブッシュ140をワッシャ138及びキャリッジプレート180間に強く圧縮して、機構を所定位置にロックし、それによって、ユニトラック及び支持体2間の摺動を防止することができる。ハンドル132を図8Bに示された点線へ旋回させると、機構が解放されて、摺動が容易になる。1つの好都合な構造では、脚部11が2つのユニトラックを有し、その各々が2つの迅速解放機構を有して、キャリッジプレートのそれぞれの穴と協働させることができる。プレート部材139に上下穴139cを設けて、1つのユニトラック内に2つの迅速解放機構を収容することができる。好ましくは、ユニトラック及び迅速解放機構を(支持体2に面する)脚部11の前側及び支持体2の上方及び下方に配置して、図11Bに示されているようなキャリッププレート180の188などでのユーザ調整を容易にすることができる。
【0038】
ユーザが迅速解放機構を締め付けるか、または弛める間、やはり図11Bに示されているデテント機構179が、キャリッジプレート180を脚部11に沿った選択位置に支持することができる。デテント機構179は、当該技術分野では既知のばね押しピンにすることができ、キャリッジプレート180の穴190に挿通させて、脚部11に形成された縦列状の穴の1つにはめ込むことによって、脚部11及び支持体2間の相対移動を防止することができる。制動シリンダを脚部11と組み合わせて(たとえば、それの周囲に配置する、連結するなどして)、支持体2の底部に取り付けて、それによって支持体2の持ち上げを容易にすると共に、解放機構及び/またはデテント機構179の解放時に支持体が急激に落下することを防止することができる。別の例では、脚部11自体を制動シリンダにして、支持体2を脚部11に固定してもよい。その結果、支持体2が脚部11と一緒に移動する。
【0039】
図1〜図7の場合と同様に、図8の装置60は、人を支持体2に固定するためのホルダを備えている。ホルダは、ユーザの周りに伸ばすための2つのストラップ5、6を含むが、3つ以上のストラップを使用してもよい。各ストラップ5、6の端部は、ベルトの張りを逃がすことなく小刻みに調整するように構成されたラチェット機構65によって、各側部ウィング7、8に解放可能に取り付けることができる。適当なラチェットの一例が、図11Aにさらに詳細に示されており、A-Belt-Lin Industrial and Trading Co., Ltd., www.abeltc.comから製造者商品コードTDB−502で市販されている。もちろん、保持ストラップの張りを調整するために、他の装置を、たとえば、ベルト長さ調整に適した電動ステップモータなどを使用してもよい。
【0040】
図9に示されているように、各側部ウィング7、8に沿って複数のリセス9が離隔配置される。ラチェット65は、固定ピンを各ラチェット65に通して側部ウィング7、8の協働リセス9にはめ込むことによって、側部ウィング7、8に取り付けることができる。これによって、ラチェット65の位置を側部ウィング7、8に沿って上下方向に調整することができ、したがって、ストラップ5、6をユーザ30の周りに伸ばす位置をユーザに合わせて調整することができる。リセス及びピン構造の代わりに、他の形式のストラップ位置調整装置を用いてもよい。たとえば、側部ウィング7、8にリセスを設ける代わりに、それらは、図8Aに示されているチャネル120のような断面形状を有するユニトラック機構で形成するか、あるいはそれを含むことができる。各ラチェット機構が、ユニトラックのチャネルのリセス内へ突出してその内部に捕らえられる構造体を含み、それによってユニトラックの長さに沿って上下に摺動できるようにラチェット機構を支持することができる。1つのそのような適当な構造が、図11A〜図11Bに示されている。
【0041】
ラチェット機構65を取り付けブラケット150に固定することができる。ブラケット150は、L字形部分152、154を有する角形ブラケットの形にすることができる。ラチェット機構65は、ボルト156、ワッシャ158及びナット160によってL字形部分152に固定することができる。L字形部分154に貫通穴162を設けることができる。ボルトアセンブリ164が貫通穴162を通り、さらに矩形ワッシャ168に形成された穴166を通過してブッシュ170を通り、これらのワッシャ168及びブッシュ170は共にユニトラックリセス120の内部に位置している。このように、ナット172をボルトアセンブリ164に緩く締め付け、それによって、ラチェット機構65をユニトラックのチャネル形材110に対して所定位置に保持することができる。ワッシャ168は好ましくは、ポリエチレン製であって、ナット172をボルトアセンブリ164に締め付けた時、内側チャネル表面114b、116bに摩擦係合する。別の実施形態では、ブッシュ170及びナット172の代わりに、ワッシャ168と同様の寸法に形成されて、ボルトアセンブリ164と噛み合うねじ部を有する矩形の鋼ナットを用いることができる。したがって、ラチェット機構65は、ユニトラックのチャネル形材110に沿って垂直に上下に摺動し、ユニトラックに対して所定位置に摩擦保持され、したがって、上述したように、ユーザが痛みのない位置を得ることを助ける。ナット172をボルトアセンブリ164に緩く締め付けて、ラチェット機構65の重量が脚部154を垂直軸から離れる方向に傾斜させるだけの十分な遊びを与えることができるようにする。次に、L字形部分154が、ボルトアセンブリ164内に張力を与えることができ、それによって、ワッシャ168が引っ張られて、ラチェット機構及び取り付けられたストラップを所定位置に保持するのに十分な力でユニトラックのチャネル表面114b、116bと摩擦接触する。図11Bは、図9と同様に、ユニトラックチャネル形材110に沿って垂直方向に離隔配置された2つのラチェット機構65を示している。
【0042】
ラチェット65は、ストラップ5、6の締め付け張力をユーザ30が、または(指導臨床医などの)別の人が選択的に調整できるようにし、それによって、運動の前にユーザ30の骨盤31をほぼ痛みのない位置でボルスタ62に対して締め付けることが確実に行われる。各ラチェットが、12〜13ミリメートル以下の精度に微調整を行うことができることが好ましい。必要ではないが、何分の1ミリメートルを含めた約12〜13ミリメートル以下の精度は、上述のステップモータなどの、当該技術分野では既知のいずれの手段によっても達成でき、また、ほぼ痛みのない位置を達成する能力も高くなる。しかし、各ラチェットはもちろん、装置の用途及び所望の適応力に応じて、何分の1ミリメートルより粗い調整、たとえば、約2ミリメートル以下の精度、3ミリメートル以下の精度、4ミリメートル以下の精度、5ミリメートル以下の精度、またはそれ以上を有することができる。上述したように、ラチェット65を使用しないで、同一の微調整能力を有する電子または他のアジャスタを用いてもよい。その結果、各ストラップ5、6は、少なくとも2つの独立的に調整可能なてこ支点を有する。
【0043】
各ストラップ5、6は、図8に示されているように、ストラップ5、6の端部の中間にバックル63を有する。バックル63によって、ストラップ5、6が迅速かつ容易に開いて、それによって、ユーザの骨盤31をボルスタ62に対して締め付けた状態を解除することができる。ストラップ5、6は好ましくは、従来の航空機または自動車のシートベルトの材料などの適当な強力かつ耐久性がある材料で製造される。ストラップ5、6をユーザ30にしっかりと締め付けた時、ユーザ30に不快感を与えることを防止するために、軟質のパッド64またはウェッジをストラップ5、6に沿って設けてもよい。
【0044】
装置60は、図1〜図7に示す装置1及び50と同様に用いられる。ユーザ30は、バックル63を開いてベース10に乗り、ボルスタ62に対して自分の骨盤31(後部、前部、または側部)を位置決めする。ストラップ5、6をユーザの骨盤31の周りに伸ばし、バックル63を閉める。次に、ユーザ30は、ラチェット65の場所を側部ウィンづ7、8に沿って調整することにより、ストラップ5、6の位置を調整することができ、ラチェット65によりストラップ5、6の締め付け張力を調整することができる(図9)。
【0045】
ラチェット65は、ストラップのてこ支点としての役割を果たす。この場合、てこ支点はユーザの両側に位置付けられる。各ストラップの両側の締め付け張力を調整することにより、骨盤領域が、ユーザの体に沿って幅方向に、すなわち図8に示すy−yのようなほぼ垂直軸周りに回転する。骨盤の異なる回転運動は、ストラップ5及び6の張力の調整とともに、側部ウィンづ7、8に沿ったラチェットの場所の調整によりもたらされる。ストラップ5とストラップ6の間の張力の差を変化させることにより、骨盤が、ユーザの体に沿って長さ方向に、すなわち図8に示すx−xのようなほぼ水平軸周りに回転する。さらに、ユーザは、片脚を上下させてこの位置を保つようにストラップを張ることにより、図8に示すz−zのようなボルスタ62の前面に垂直な軸周りに、自分の骨盤を回転させることができる。ユーザは、ボルスタ、ウェッジ、または他の支持部の上に立つことにより、所望の向きへの位置決めを容易にすることができる。ラチェット65を全て使用することは、ユーザが、ほぼ痛みのない位置に達するまで骨盤領域の位置決めをし直す際に役立つ。好ましくは、ラチェットは、ほぼ(または全く)痛みのない位置が見つかるまで一度に1つずつ締めたり弛めたりされる。これにより、後続の運動がユーザ30に最大の治療効果を及ぼすことが確実になる。
【0046】
この例では、これらの調整は、骨盤領域が6自由度で動くことを可能にすることにより、ユーザがほぼ痛みのない位置に達することに役立ち、3次元の調整能力を提供する。これらの調整は、ユーザがストラップ5、6により完全にまたは少なくとも部分的にボルスタ62に対して固定される際に徐々に行われることができる。したがって、ユーザは、骨盤を固定した後でも自分の位置決めをし直すことができる。鎮痛位置が見つかると、ラチェット65は全て均等に締められて、ほぼ痛みのない位置が維持され、かつ骨盤領域がより苦痛な位置に戻ることが防止される。
【0047】
これらの行為のうちの1つまたは複数は、ユーザまたは臨床医などの別の人が行うことができる。次に、ユーザ30は、前屈(図10)または後屈(図11)することによる背中33の運動などの運動、または図1〜図7を参照して前述したものなどの任意の他の適当な運動を行う。
【0048】
支持体2の移動度は、本発明の他の可能な用途につながる。ユーザの骨盤31がボルスタ62に対してしっかりと締め付けられると、可動の支持装置2が弛み、ユーザに沿って上下移動することが可能になる。
【0049】
ボルスタ62に対する骨盤31の締め付けを解除するには、バックル63を開く。これにより、バックル63は、単純で素早い締め付け解除手段を提供し、これにより、装置60の安全な使用が可能になる。
【0050】
図12〜図14は弾性アーム70を示し、弾性アーム70は、装置60で運動するユーザ30に対して抵抗を与えるために用いることができる、ゴムまたは他の適当な材料から形成され得る。アーム70は一端に穴72を有し、他端にリング76を有する。アーム70は、支持ポール71により支持され、支持ポール71は支持体2の上に位置付けられている。アーム70は、穴72に支持ポール71を通すことにより、ポール71に繋がれる(図13)。アーム70は、リング76を介してアーム70に連結されたストラップ73によりユーザ30に取り付けられる。ストラップ73は、ストラップ73の張力を調整するためのバックル74を含む。バックル74はまた、ユーザ30を解放するためにストラップ73を開くことを容易にする。この例では、ストラップ73は、弾性アーム70とは異なり、従来のシートベルト材料などの比較的非弾性の材料からできている。代替例では、弾性アーム70を省くことができ、改良型のストラップがストラップ73及び弾性アーム70の機能を果たすことができる。この場合、改良型のストラップは、装置60で運動するユーザ30に対して、他の場合ではアーム70が与えるであろう抵抗を与えるために、弾性材料を含む。
【0051】
アーム70にストラップ73を解放可能に取り付けるために、ストラップ73に沿って2つのコネクタが設けられる。コネクタは、アーム70に保持されるリング76と解放可能に相互係合するために、リング75、77の形態であり得る。図12に示すように、一方のリング75はストラップ73のバックル74にほぼ隣接しており、他方のリング77はバックル74のほぼ反対側にある。装置60の使用中、ユーザ30の骨盤31の前部または後部は、ボルスタ62に対して締め付けられ得る(図13及び図14)。骨盤31の前部がボルスタ62に対して締め付けられる場合、ストラップ73はリング75によりアーム70に取り付けられる。この場合、バックル74は、ユーザ30によるバックル74の開閉を容易にするためにユーザ30の前部に位置付けられる(図13)。骨盤31の後部がボルスタ62に対して締め付けられる場合、ストラップ73はリング77によりアーム70に取り付けられる。このようにして、バックル74は同様に、ユーザ30によるバックル74の開閉を容易にするためにユーザ30の前部に位置付けられる。ストラップ73及び弾性アーム70の機能を果たす改良型のストラップが用いられる場合、当然ながら、ストラップに沿って設けられる連結部により、ストラップを支持ポール71に解放可能に取り付けることができる。
【0052】
ストラップ73は、適当な強度及び耐久性のある材料からなり、ストラップ73の使用中にユーザ30が不快感を持たないようにする軟質のパッド78を含み得る。ユーザの骨盤31がほぼ痛みのない位置でボルスタ62に対してしっかりと締め付けられると、ストラップ73がアーム70に取り付けされ、ユーザ30の胸部の周りに伸ばされる。次に、バックル74を閉めることができ、ストラップ73の張力をユーザ30に合うように調整することができる。ユーザ30が運動を、たとえば前屈または後屈を行う場合、弾性アーム70は運動に対する抵抗を与える。アーム70の抵抗力に反するユーザの背中33の運動は、ユーザ30に治療効果を及ぼす。
【0053】
張力計が抵抗帯に付加されて、コンピュータ、プロセッサ、及び/またはモニタに接続され、張力の量、行った反復の回数などに関するフィードバックをユーザに与え、かつ/またはデータを収集することができる。弾性アーム70の代わりに、または弾性アーム70に加えて、ユーザ30の運動に対する抵抗の代替的な手段を設けることができる。たとえば、運動用のウェートを、たとえば適当なプーリ機構を用いてユーザ30に取り付けて、ユーザの動きに対する抵抗力を与えてもよい。
【0054】
図15〜図18は、本発明により構成される、図8〜図11の装置60と同様の骨盤拘束及び運動装置80の第4の例を示す。装置80は、ユーザ30の脚40の運動を補助するするための少なくとも1つの脚/足載せ台を含む。特に、装置80は、ユーザの脚40の運動を補助する足台81を含む。足台81は、ステム83によりベース10の上に支持された足プラットフォーム82を有する。図16に示すように、ステム83は、固定ピン84によってベース10に解放可能に固定されており、固定ピン84は、ベース10の穴86を通って、基部10の下に位置するステム83の根元部85に入る。基部10に位置する複数の穴86により、足台81の位置をユーザ30に合うように調整することが容易になる。
【0055】
ユーザの骨盤31がほぼ痛みのない位置でボルスタ62に対して締め付けられると、ユーザ30の足41がプラットフォーム82に載る。次に、図18に示すように、足台81を用いて、たとえば脚40を伸ばしながらプラットフォーム82を足41で押下することにより、ユーザの脚40の運動を補助することができる。
【0056】
装置80はまた、ユーザ30の脚40を捻るための旋回可能な脚支持部87を含み得る。脚支持部87は、ベース10にほぼ平行な、ユーザ30の膝または下腿を支持するための湾曲した支持面88を有し、この支持面88はステム89によりベース10の上に保持されている。支持面は、ユーザの脚と脚支持部87の間の摩擦を増大させ、かつ以下で説明する運動を容易にすることがわかっている、V字形などの他の形状をとってもよい。ステム89の高さは、ステム89の外側部分の中にステム89の内側部分が入る伸縮式の構成により、ユーザ30に合うように選択的に調整可能である(図15)。支持面88は、捻りによるユーザ30の脚40の運動の場合に、ステム89に対して回転可能である。
【0057】
支持面88の旋回を促して、それによりユーザの脚40を捻るために、コネクタ90が設けられる。コネクタ90の一端は支持面88に取り付けられ、他端はユーザ30が握るためのハンドル91を有する。図15に示すように、コネクタ90は、支持面88から脚部11の一連の鳩目を通り、ボルスタ62の上にハンドル91を位置付けるようにする。コネクタ90を支持面88に取り付けるためにレバーアーム92が設けられ、コネクタ90は支持面88の旋回軸から離れた端部アーム92に取り付けられる。この構成により、ユーザがコネクタ90を引いて支持面88を旋回させることによってユーザの脚40を捻る際に、このシステムの機械的な利点が増す。
【0058】
ユーザの骨盤31がほぼ痛みのない位置でボルスタ62に対してしっかりと固定されると、ユーザ30は、片方の膝を曲げて、曲げた膝を支持面88に載せる。図17に示すように、ハンドル91でコネクタ90を引くことにより、支持面88はステム89を中心に旋回し、それによりユーザ30の脚40が捻られる。この捻り行為は、ユーザ30に治療効果を及ぼすであろう。
【0059】
脚支持部87は、ユーザの脚40のいずれを捻ることもできるように、ベース10の任意の場所に設けることができることが理解されるであろう。さらに、コネクタ90を省いて、アーム92をほぼ直角を形成するように伸ばし、支持面88から最も遠いその端部がベース10に対してほぼ垂直であり、かつユーザ30の腕が届く所にあるようにすることができる。支持面88は、電気機械的手段または他の適当な手段によるなど、代替的な作動手段により旋回させてもよい。支持部88の旋回を制御するために適当な制御手段を設けてもよい。
【0060】
図19は、本発明により構成される、図13及び図14の装置60と同様の装置101のの第5の例を示す。この場合、装置101は、脚部11の各側から横に、たとえば約20cm伸びた取り付けバー100を有する。バー100は、弾性アーム70を支持するために用いることができ、弾性アーム70は、図13及び図14を参照して前述したのと同様の方法で、ストラップ73によりユーザの脚40に取り付けられる。脚部11のバー100の位置は脚部11に沿って調整可能である。
【0061】
使用時には、アーム70の穴72にバー100が入れられる。ユーザの骨盤31がほぼ痛みのない位置でボルスタ62に対してしっかりと締め付けられると、ストラップ73がアーム70に取り付けられ、ユーザの脚40の周りに伸ばされる。次にバックル74を閉め、ストラップ73の張力をユーザ30に合うように調整することができる。ユーザ30が運動を、たとえば脚の伸展を行う際に、弾性アーム70は抵抗を与える。このように、アーム70の抵抗力に対するユーザの脚40の運動は、ユーザ30に治療効果を及ぼす。
【0062】
弾性アーム70は、バー100に沿って設けられたループまたはフックにより、バー100に代替的に取り付けることができることが理解されるであろう。取り付けループ/フックの位置は調整可能であってよく、かつ/または複数のループ/フックをバー100に沿って設けて、弾性アーム70の位置をユーザ30に合うように調整することを可能にしてもよい。バー100は調整可能であるため、ストラップ73は、上背、首、脚、及び腕を含む体の各種部位の周りに配置することができる。調整可能なバー100を有するのではなく、複数の取り付け点を、添付図面に記載される任意の装置の無数の異なる位置のうち、任意の数の位置に配置してもよい。これにより、ユーザには多くのオプションがもたらされる。取り付け点のうちの任意の1つに1つのストラップ73を取り付けることができ、それにより、ユーザが体の各種部位を運動できるようにすることができる。体の所与の部分の運動中に、ストラップ73を種々の取り付け点へ移動させて、ストラップ73が体に近づく角度を変えるようにすることができる。複数のストラップ73を用いて、ユーザが体の複数の部位を同時に運動することを可能にすることもできる。
【0063】
ストラップ73及び弾性アーム70の代わりに、またはそれらに加えて、他の抵抗器具を設けることができる。たとえば、運動用のウェートを利用することができる。適当なプーリ機構により、ユーザ30が、本特許に記載の任意の装置において安定しながらウェートを持ち上げることが可能になる。
【0064】
上記の説明は本発明の様々な実施形態を対象としているが、本発明の精神及び範囲から逸脱しない限り、他の変形及び変更を加えることができる。たとえば、添付図面の装置は、垂直な立位ではなく水平な横臥位でユーザが使用するように構成することができる。この場合、本装置は、治療台またはベッドに、またはその一部として設けることができる。あるいは、本装置は、ユーザが任意の適当な角度で体を傾けて使用するように構成することができる。角度はユーザの必要性に合うように選択的に調整可能であってよい。本装置はまた、ユーザが座位で使用するように構成することもできる。たとえば、図8に示す支持体2の下にシートを配置することができる。支持パッド2は、いかなる方向にも移動可能であり、重力または機械力を受けて移動するか、またはたとえば、適当なばね、弾性の帯、またはウェートを有するプーリ装置によりもたらされる可変の抵抗力を受けることができる。
【0065】
ストラップ5、6もまた、数、設計、及び構成の点で様々であってよい。1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、またはそれ以上の付加的なストラップを利用して、体のさらなる部位(たとえば、上背、首、腕、脚)を拘束することができる。付加的なストラップは、ストラップ5、6と同様の方法で装置に繋ぐことができる。張力計または同様の機構を設けて、ユーザがストラップの張力を判定できるようにしてもよい。
【0066】
別の例では、開示された装置の任意のものを変更して、プロセッサ、ソフトウェア、及び読み出し装置を含むようにしてもよい。本装置は、治療及びユーザ(たとえば、心拍数、血圧、体温)を監視するために運動の手順、指示、治療チャートを提供するか、さらには音声的または視覚的な娯楽を提供するようにプログラムすることができる。
【0067】
添付図面に開示される装置は、図面に示すような自分の骨盤の前部ではなく、自分の骨盤の後部または側部を支持面に対して締め付けられた人に用いられてもよい。
【0068】
添付図面の装置は、腰痛または腰部障害(たとえば、頚椎/胸椎/腰椎/仙腸間接/骨盤/股関節の領域の腰部障害)を患う人の治療に用いることができるが、他の方法または他の目的で用いてもよい。実際には、骨盤を拘束するのではなく、胸椎、胸部、及び肩の領域を含む体の他の部分を安定させることができる。固定した後は、たとえば胸部、骨盤を運動させることができる。肩領域を固定した後は、腕の運動を行うことができる。本装置は、治療目的で用いられる必要もなく、腰部の不快感に苦しむ人により用いられる必要もない。本装置は、腰部疾患または腰部障害の発症の予防を助ける予防装置として用いることができる。本発明は、体力及び柔軟性の目的で、たとえば、ゴルファーのバックスウィングなどの間接可動域を増大させるために、あるいは別の運動手順または運動活動と併せてウォームアップまたはクールダウンとして用いることもできる。
【0069】
重ねて、これらの例は単なる例示にすぎず、本発明の全ての可能な設計、実施態様、変更、及び使用を網羅的に列挙することは意味されない。さらに、本発明の一実施形態と関連して説明した特徴は、上記ではっきりと述べていなくても、他の実施形態とともに用いられる場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明の原理に従って構成された腰椎・骨盤拘束及び運動装置の斜視図である。
【図2】図1の装置の側面図である。
【図3】使用中の図1の装置の、一部断面で示す側面図である。
【図4】人の骨盤及び腰椎領域の、一部断面で示す側面図である。
【図5】使用中の図1の装置の、一部断面で示す側面図である。
【図6】使用中の図1の装置の、一部断面で示す側面図である。
【図7】本発明の原理に従って構成された腰椎・骨盤拘束及び運動装置の第2実施形態の斜視図である。
【図8】本発明の原理に従って構成された腰椎・骨盤拘束及び運動装置の第3実施形態の斜視図である。
【図8A】本発明の支持パッド及びラチェット機構を支持するために使用されるユニトラック部材の平面図である。
【図8B】本発明のユニトラック部材と共に使用することができる迅速解放機構の分解側面図である。
【図8C】図8Aのユニトラック部材に係合している図8Bの迅速解放機構を示す部分断面図である。
【図9】使用中の図8の装置の、一部断面で示す側面図である。
【図10】使用中の図8の装置の、一部断面で示す側面図である。
【図11】使用中の図8の装置の、一部断面で示す側面図である。
【図11A】本発明の保持ストラップの張力及び高さを調整するために使用することができるラチェット及びユニトラックアセンブリの分解図である。
【図11B】本発明の原理に従った、図11Aのラチェット機構と共に使用することができる支持体及びキャリッジ部材の側面図である。
【図11C】図11Bのキャリッジ部材の平面図である。
【図12】本発明の原理に従って構成された運動ストラップの斜視図である。
【図13】図8の装置に使用中の図12のストラップの一部断面で示す側面図である。
【図14】図8の装置に使用中の図12のストラップの一部断面で示す側面図である。
【図15】本発明の腰椎・骨盤拘束及び運動装置の第4実施形態の斜視図である。
【図16】図15の装置の側面図である。
【図17】使用中の図15及び図16の装置の、一部断面で示す側面図である。
【図18】使用中の図15及び図16の装置の、一部断面で示す側面図である。
【図19】本発明の第5実施形態の一部の正面図である。
【符号の説明】
【0071】
2 支持装置
3 支持面
5、6 ストラップ
7、8 ウィング
9 リセス
10 基部
11 脚部
12 スツール
13 ウェート
14 プーリ機構
21 バー
50、60 運動装置
62 ボルスタ
63 バックル
64 拘束ベルト
65 ラチェット
70 アーム
71 ポール
72 穴
73 ストラップ
74 バックル
75、76、77 リング
78 パッド
80 運動装置
81 足台
82 プラットフォーム
83 ステム
84 固定ピン
87 脚支持部
88 支持部
89 ステム
90 コネクタ
91 ハンドル
92 アーム
100 バー
110 ユニトラックチャネル形材
120 チャネル
120 リセス
130 迅速解放機構
131 カム面
132 ハンドル
134 シャフト
136 ピン
138 ワッシャ
139 プレート部材
140 ブッシュ
142 ナット
150 ブラケット
154 脚部
156 ボルト
158 ワッシャ
160 ナット
164 ボルトアセンブリ
166 穴
168 ワッシャ
168 矩形ワッシャ
170 ブッシュ
172 ナット
179 デテント機構
180 キャリッジプレート
186 合板バッキング

Claims (58)

  1. 拘束及び運動装置であって、
    人の体の一部を支持する支持体、
    該支持体に繋がれて、該支持体に対して人の体の一部を拘束するホルダであって、人の身長に対して、かつ前記支持体に対して調整することができるホルダ、及び
    該ホルダの少なくとも第1の部分及び第2の部分を前記支持体に連結する2つ以上の連結部であって、それぞれが前記ホルダの張力の独立した調整を可能にする連結部、を備える拘束及び運動装置。
  2. 人の体の腰椎・骨盤領域の少なくとも一部のための拘束装置として構成される、請求項1に記載の拘束及び運動装置。
  3. 前記ホルダはストラップを含む、請求項1に記載の拘束及び運動装置。
  4. 前記ホルダは2つの独立して調整可能なストラップを含み、該ストラップはそれぞれ、各ストラップの少なくとも第1の部分及び第2の部分を前記支持体に連結する2つ以上の連結部を有し、該連結部はそれぞれ、前記2つのストラップの張力の独立した調整を可能にし、かつ前記ストラップが前記支持体に対して独立して調整されることを可能にする、請求項1に記載の拘束及び運動装置。
  5. 前記支持体は、支持部材に繋がった脚部を含む、請求項1に記載の拘束及び運動装置。
  6. 前記支持部材は、前記脚部の長さの一部に沿って移動することができる、請求項5に記載の拘束及び運動装置。
  7. 前記支持体に繋がれ、かつ人の体の第2の部分にわたって配置されるようになっているハーネスであって、人の体の前記第2の部分にわたって配置されると、人が体の前記第2の部分を動かすことにより運動することができるハーネス、をさらに備える、請求項1に記載の拘束及び運動装置。
  8. 前記ハーネスに繋がれた弾性アームをさらに備える、請求項7に記載の拘束及び運動装置。
  9. 前記ハーネスは、それぞれが前記弾性アームに連結されるようになっている2つのコネクタを含む、請求項8に記載の拘束及び運動装置。
  10. 前記ハーネスは、それぞれが前記支持体に連結されるようになっている2つのコネクタを含む、請求項7に記載の拘束及び運動装置。
  11. 前記支持体と連係し、人の脚を支持するようになっている脚支持部をさらに備える、請求項1に記載の拘束及び運動装置。
  12. 前記脚支持部と連係するハンドルをさらに備え、前記脚支持部は可動であり、前記ハンドルは前記脚支持部を移動させることができる、請求項11に記載の拘束及び運動装置。
  13. 前記連結部の少なくとも1つはラチェット機構を含む、請求項1に記載の拘束及び運動装置。
  14. 前記連結部は、前記支持体に関して角度をつけて調整可能である、請求項1に記載の拘束及び運動装置。
  15. 前記独立した調整は、約12〜13ミリメートル以下まで厳密に行うことができる、請求項1に記載の拘束及び運動装置。
  16. 前記独立した調整は、約5ミリメートル以下まで厳密に行うことができる、請求項15に記載の拘束及び運動装置。
  17. 前記支持体は、ほぼ垂直またはほぼ水平な位置の一方に向けられる、請求項1に記載の拘束及び運動装置。
  18. 前記ストラップ及び前記支持体の少なくとも一方に繋がった支持パッドをさらに備える、請求項3に記載の拘束及び運動装置。
  19. 前記ストラップの張力を測定する張力計をさらに備える、請求項3に記載の拘束及び運動装置。
  20. 運動装置であって、
    人の体の一部を支持する支持フレーム、
    該支持フレームに繋がれて、人の体の第1の部分を該支持フレームに対してきつく固定する第1の保持部材であって、人の体の周りの該第1の保持部材のきつさを調整する少なくとも2つのてこ支点を有し、人の体にきつく固定されると、前記体の固定された部分を前記支持フレームに対して安定させるような弾性を有する第1の保持部材、及び
    前記支持フレームに繋がれ、かつ人の体の第2の部分の周りに合うように構成される第2の保持部材であって、一部が弾性材料からできていることにより、人の体の前記第2の部分の周りにある時に、人が体の前記部分を動かすことにより運動することができる第2の保持部材、を備える運動装置。
  21. 前記第2の保持部材は、前記アームよりも弾性が低いストラップに繋がれた弾性アームを含み、該ストラップは、人の体の前記第2の部分の周りに合うように構成される、請求項20に記載の運動装置。
  22. 前記第2の保持部材は、少なくとも2つのコネクタを含み、該少なくとも2つのコネクタは、前記第2の保持部材の一部を、前記支持フレームの少なくとも1つまたは前記第2の保持部材の別の部分に交換可能に連結するようになっている、請求項20に記載の運動装置。
  23. 前記第2の保持部材は、該保持部材が前記支持フレームに繋がっている間に前記保持部材を開閉するリリースを有する、請求項22に記載の運動装置。
  24. 前記支持フレームに繋がれて、人の体の第3の部分を前記支持フレームに対してきつく固定する第3の保持部材であって、人の体の周りの該第3の保持部材のきつさを調整する少なくとも2つのてこ支点を有し、人の体にきつく固定されると、体の固定された前記部分の実質的な捻りを阻止するような弾性を有する第3の保持部材をさらに備える、請求項20に記載の運動装置。
  25. 前記第1の保持部材及び前記第3の保持部材は、人の腰椎・骨盤領域の周りにきつく固定されると、骨盤領域の実質的な捻りを阻止する、請求項24に記載の運動装置。
  26. 前記てこ支点はラチェットを含み、前記第1の保持部材及び前記第3の保持部材は、前記ラチェットの中間にあるバックルを有するベルトを含む、請求項25に記載の運動装置。
  27. 前記支持フレームは、脚部及び該脚部に繋がった支持面を含む、請求項20に記載の運動装置。
  28. 前記支持面はほぼ矩形かつほぼ平坦である、請求項20に記載の運動装置。
  29. 前記支持面は、人の体に適応する外形である部分を含む、請求項20に記載の運動装置。
  30. 腰椎・骨盤拘束装置であって、
    人の腰椎・骨盤領域を支持する支持面、
    腰椎・骨盤領域の一部を前記支持面に対して拘束する拘束部材、及び
    該拘束部材に沿った少なくとも2つの場所から、腰椎・骨盤領域の前記一部に対する前記拘束部材のきつさの独立した微調整を行う段階的調整具であって、前記調整は、前記拘束部材の任意の張力を解放せずに行われる段階的調整具、を備える腰椎・骨盤拘束装置。
  31. 前記微調整は、数分の1ミリメートルまで厳密に行うことができる、請求項30に記載の腰椎・骨盤拘束装置。
  32. 前記調整具の少なくとも1つはラチェット機構を含む、請求項31に記載の腰椎・骨盤拘束装置。
  33. 腰椎・骨盤領域の別の部分を前記支持面に対して拘束する第2の拘束部材、及び
    該第2の拘束部材に沿った少なくとも2つの場所から、腰椎・骨盤領域の前記別の部分に対する前記第2の拘束部材のきつさの独立した微調整を行う段階的調整具、をさらに備える、請求項30に記載の腰椎・骨盤拘束装置。
  34. ベース、及び
    該ベースに対してほぼ垂直な、前記支持面に繋がった支柱、をさらに備える、請求項33に記載の腰椎・骨盤拘束装置。
  35. 人の体の一部を支持する支持面及び前記体の一部を拘束する拘束部材を有する運動装置を使用する方法であって、それにより急性または慢性の痛みを治療し、かつ/または関節可動域を増大させる、運動装置を使用する方法であって、
    人の体の一部を前記支持部材に対して位置決めするステップ、
    前記拘束部材を人の体の一部にわたって配置するステップ、及び
    前記拘束部材を徐々に調整するステップであって、それにより、体の前記一部をいくつかの3次元方向のいずれかに位置決め及び拘束する、徐々に調整するステップ、を含む、運動装置を使用する方法。
  36. 前記拘束部材は、第2の人により人の体の一部にわたって配置される、請求項35に記載の運動装置を使用する方法。
  37. 前記拘束部材は、前記支持部材に対して位置する人により、人の体の一部にわたって配置される、請求項35に記載の運動装置を使用する方法。
  38. 前記拘束部材は、前記支持部材に対して位置する人により調整される、請求項35に記載の運動装置を使用する方法。
  39. 前記拘束部材は、第2の人により調整される、請求項35に記載の運動装置を使用する方法。
  40. 前記拘束部材は、体の一部をほぼ痛みのない位置で拘束するように調整される、請求項35に記載の運動装置を使用する方法。
  41. 前記徐々に調整することは、体の一部が前記支持部材に対して少なくとも部分的に固定された後で、体の一部を回転させる、請求項35に記載の運動装置を使用する方法。
  42. 体の一部は、少なくとも2つの異なる軸に沿って回転する、請求項41に記載の運動装置を使用する方法。
  43. 前記拘束部材が調整される方法の1つは、前記拘束部材の2つの異なる部分から前記拘束部材のきつさの独立した調整を行うことによる、請求項35に記載の運動装置を使用する方法。
  44. 前記拘束部材の異なる部分から前記拘束部材のきつさを均等に調整するステップであって、それにより、人の体の前記ほぼ痛みのない位置での拘束を実質的に保つ、均等に調整するステップをさらに含む、請求項40に記載の運動装置を使用する方法。
  45. 第2の拘束部材を調整するステップであって、それにより体の部分を位置決め及び拘束する、調整するステップをさらに含む、請求項35に記載の運動装置を使用する方法。
  46. 前記体の部分が動かないように拘束されている間に、ユーザが運動を行うステップをさらに含む、請求項35に記載の運動装置を使用する方法。
  47. 前記体の部分は、最初に拘束された後に異なる3次元位置へ位置決めし直される、請求項35に記載の運動装置を使用する方法。
  48. 前記体の部分は、運動が行われた後に、異なる3次元位置へ位置決めし直される、請求項46に記載の運動装置を使用する方法。
  49. 前記位置決めするステップは、人の腰椎・骨盤領域の少なくとも一部を前記支持部材に対して位置決めすることを含み、前記徐々に調整するステップは、前記拘束部材を調整することであって、それにより、腰椎・骨盤領域の前記一部をいくつかの3次元方向のいずれかに位置決め及び拘束する、調整することを含む、請求項35に記載の方法。
  50. 拘束装置であって、
    ユーザの体の領域を支持する支持面、及び
    体の領域部分の少なくとも一部を前記支持面に対して拘束する、独立して徐々に調整可能な拘束部材であって、体の領域部分を、所望の位置に6自由度で調整し、かつ該位置で維持することを可能にする拘束部材、を備える拘束装置。
  51. 前記所望の位置はほぼ痛みのない位置である、請求項50に記載の拘束装置。
  52. 前記体の領域は腰椎・骨盤領域であり、調整可能な拘束部材は、前記ユーザの骨盤を少なくとも4つの異なる方向に回転させるように構成される、請求項50に記載の拘束装置。
  53. 前記拘束部材のきつさを調整する調整具をさらに備える、請求項52に記載の拘束装置。
  54. 前記調整具はラチェットである、請求項53に記載の拘束装置。
  55. 前記調整具は、前記拘束部材のきつさに対して徐々に独立して微調整を行うことが可能である、請求項54に記載の拘束装置。
  56. 機械的支持部を用いて、急性または慢性の痛みを自己治療し、かつ/または関節可動域を増大させる方法であって、ユーザに、
    該ユーザの体の一部を前記支持部に対して位置決めさせるステップ、
    拘束部材を前記体の一部にわたって配置させるステップ、
    前記拘束部材を徐々に調整させるステップであって、それにより、前記痛みを軽減するように前記体の一部をいくつかの3次元方向のいずれかに位置決め及び保持する、徐々に調整させるステップ、及び
    拘束された前記体の一部に関する動きを導く運動を行わせるステップ、を含む、機械的支持部を用いて、急性または慢性の痛みを自己治療し、かつ/または関節可動域を増大させる方法。
  57. 前記痛みは前記ユーザの腰椎・骨盤領域にあり、前記体の一部は腰椎・骨盤領域の少なくとも一部を含む、請求項56に記載の機械的支持部を用いて、急性または慢性の痛みを自己治療し、かつ/または関節可動域を増大させる方法。
  58. 前記機械的支持部は運動装置を含み、前記位置決めさせるステップは、前記ユーザの体の一部を前記運動装置に対して位置決めすることを含む、請求項56に記載の機械的支持部を用いて、急性または慢性の痛みを自己治療し、かつ/または関節可動域を増大させる方法。
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