JP2004529551A - 超伝導フィルタと非超伝導フィルタとを組み合わるフィルタ・ネットワーク - Google Patents
超伝導フィルタと非超伝導フィルタとを組み合わるフィルタ・ネットワーク Download PDFInfo
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Abstract
フィルタ・ネットワークは、高い信頼性及び高い有用性を持つ高い周波数選択性を提供することに、向けられている。フィルタ・ネットワークは、超伝導フィルタと非超伝導フィルタとを備え、即ち、それらの組み合わせを備えて、マルチプレクサを形成する。非超伝導フィルタの受信側は、複数の受信RF信号をプレ・フィルタし、その後に、それらを超伝導フィルタに入力する。非超伝導フィルタは、第1通過域内の周波数を持つRF信号を超伝導フィルタに通過させるように、構成され且つ配置される。超伝導デバイスは、さらに狭い受信RF信号における高い周波数選択性を示すように、構成され且つ配置される。他の態様は、異なるが同様の目的を達成するように、同様の構造に関する配置、構成及び使用に、向けられている。マルチプレクサ構成において、送信フィルタの様々な組み合わせを用いて、アンテナ・タワー又はベース・ステーションに配置され得る受信側電子機器を持つ共通アンテナの使用を可能にする。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、電波をフィルタリングする際の構造及び技術に関連し、より詳細には、超伝導フィルタ及び非超伝導フィルタの組み合わせを用いたフィルタ・ネットワークの実装に関連する。
【背景技術】
【0002】
(発明の背景)
無線周波数(RF)装置は、選択された周波数帯の電波を受信する及び送信する際に、様々なアプローチ及び構造を使用している。よく用いられているフィルタリング構造のタイプは、無線装置のために意図された使用及び設計に依存する。例えば、誘電体フィルタは、例えば800+MHz範囲内の携帯電話通信に用いられているような極超短波(UHF)帯域内の電磁エネルギをフィルタするのに用いることができる。一般に、このようなフィルタの構造は、たくさんの誘電体共振構造を互いに結合することによって実装する。このようなフィルタ内の複数の金属同軸共振器を、コンデンサ、誘導子、又は共振構造を分離する壁内の開口部を介して、互いに結合させて、使用することもできる。また、特定のアプリケーションに用いられる共振構造の数は、システムの設計に依存し、また、一般的に、相互に結合する共振構造の数を増加することによって、性能は、追加される。
【0003】
しかしながら、限られたハンド幅を利用するユーザの数が増加するため、通常の又は非超伝導の共振フィルタによって提供される高い周波数選択性への要求は、特に、携帯電話通信に用いられる極超短波帯内のRF信号に関して、増加している。高い周波数選択性は、通常は携帯電話ベース・ステーション受信機用のフロント・エンド・フィルタとしての高温超伝導(HTS:High Temperature Superconducting)フィルタを用いることによって、実施することができる。しかしながら、HTSフロント・エンド・フィルタは、稲妻サージ又は他の高電力信号によって誘導される故障又は性能の低下の影響を受けやすい。加えて、HTSフィルタの非線形性により、バンド外障害から、バンド内相互変調不要信号が生成する。
【0004】
携帯電話又は同様なベース・ステーションに関して、一般的な稲妻保護装置は、1つの共振器を有するだけで、ベース・ステーションの送信側から生じる同じ場所に配置される高電力の複数の無線周波数信号から、十分に保護することができない。これらの同一場所配置送信信号は、それらの信号がベース・ステーション受信機の動作周波数に対して比較的近くに位置しているため、特に、面倒である。従って、従来技術に関連する上述及びその他の不都合を解決するフィルタが、望まれている。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
(発明の概要)
本発明は、受信機に対して高い周波数選択性を提供するフィルタ・ネットワークに向けられている。本発明のフィルタ・ネットワークは、非超伝導フィルタと超伝導フィルタとを備える。非超伝導フィルタの出力は、超伝導フィルタの入力に結合されている。非超伝導フィルタは、第1通過域内の周波数を持つRF信号を超伝導フィルタに通過させることによって、受信したRF信号をプレ・フィルタする。超伝導フィルタはさらに、RF信号をフィルタして、その出力で、高い周波数選択性を提供する。
【0006】
本発明のフィルタ・ネットワークは、高い周波数選択性を提供し、同時に、超伝導フィルタに関連する多くの不都合を克服する。これは、RF信号を非超伝導フィルタでプレ・フィルタし、その後に、それらを超伝導フィルタに入力することによって、実行される。非超伝導フィルタは、超伝導フィルタを稲妻サージ又は他の高電力信号から保護する。加えて、非超伝導フィルタは、超導フィルタ出力で、バンド内相互変調不要信号を生成する障害を取り除く。複合的な構成において、非超伝導フィルタは、送信信号エネルギから、超伝導フィルタを直接保護する。
【0007】
本発明の実施形態に従って、非超伝導共振フィルタは、3つの共振器を取り入れるハウジングを備える。共振器は、ハウジング内の開口部を介して、互いに結合されている。3つの共振器のこの結合を利用する効果は、通過域と通過域外に位置する有限周波数送信0(ゼロ)とに対応するフィルタを生成することである。
【0008】
なお、本発明の他の実施形態及び利点は、以下の詳細な説明を読み、また、図面を参照することによって、明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は、阻止域における高い減衰で通過域内の低い挿入損失を達成し、通過域内における非常に高い選択性が必要とされている、様々な無線周波数(RF)アプリケーションに適用できると信じられている。本発明は、特に、携帯電話通信のベース・ステーション及びその他の通信アプリケーションに、適用可能であり、有益である。本発明は、そのように限定されず、本発明のアプリケーションは、この例において、このような通信システムの状況において、特定の実施アプリケーションによって最も良く表現される。
【0010】
図面に戻ると、図1は、本発明の特定のアプリケーション及び実施形態に従う、ベース・ステーションのフロント・エンド受信システム10を示している。フロント・エンド受信システム10は、RF信号15を受信するためのアンテナ12と、受信RF信号をフィルタするフィルタ・ネットワーク100と、受信機16とを備える。フィルタ・ネットワーク100は、指定された通過域内の受信RF信号を、受信機16に選択的に通過させるために用いられ、同時に、障害を取り除く。障害は、受信機16の動作周波数の外側に位置する障害信号であり、他の携帯電話サービス提供者によって送信されるRF信号を含む。また、障害は、同じベース・ステーションの送信側によって送信された同一場所配置送信信号を含む。
【0011】
フィルタ・ネットワーク100は、非超伝導フィルタ20と超伝導フィルタ30(好ましくは高温超伝導(HTS)フィルタ)を備える。非超伝導フィルタ20の入力は、アンテナ12からRF信号15を受信する。非超伝導フィルタ20の出力は、超伝導フィルタ30の入力に結合され、また、超伝導フィルタの出力は、受信機16に結合されている。非超伝導フィルタ20は、受信RF信号15をプレ・フィルタし、その後に、それらは超伝導フィルタ30によってフィルタされる。
【0012】
非超伝導フィルタ20は、第1通過域内の周波数を持つ受信RF信号を、超伝導フィルタ30に通過させるように、調整されたバンド・パス・フィルタである。好ましくは、第1通過域は、ベース・ステーションの受信周波数幅を取り囲む。アンプス(AMPS:Advanced Mobile Phone Service)標準を使用するベース・ステーションにとって、例えば、トータルの受信周波数幅は、ほど、824MHzから849MHzである。超伝導フィルタ30は、第2通過域内の周波数を持つプレ・フィルタされたRF信号を、受信機16に通過させるように、調整されたバンド・パス・フィルタである。第2通過域は、受信機16に高い周波数選択性を提供するために、第1通過域の内側に位置する狭い通過域である。
【0013】
非超伝導フィルタ20は、超伝導フィルタ30の破滅的な故障を生じさせる高電力のバンド外信号から、超伝導フィルタを保護する。高電力信号は、稲妻衝突によって引き起こされる電気サージを含む。加えて、非超伝導20フィルタは、第1通過域の外側に位置する障害を取り除き、その後に、それらは、超伝導フィルタ30に入力される。これがなされる理由は、これらの障害が、超伝導フィルタ30内にバンド内相互変調不要信号を生成するからである。これらの障害を取り除くことによって、その後に、それらは、超伝導フィルタ30に入力され、非超伝導フィルタ20は、バンド内相互変調不要信号を劇的に減少させる。
【0014】
超伝導フィルタ30は、受信機16に高い周波数選択性を提供し、望ましい信号に周波数が接近して位置する望ましくなく信号を拒絶することができる。超伝導フィルタを用いる際の利点は、低抵抗のために低い挿入損失で望ましい信号の周りの厳密に狭い通過域を提供できる能力である。これにより、超伝導フィルタ30は、受信機16の信号選択性に悪影響を与えることなく、高い周波数選択性を提供することができる。
【0015】
従って、本発明に従うフィルタ・ネットワーク100は、超伝導フィルタに関連する多くの不都合を招くことなく、高い周波数選択性及び低い挿入損失を示す。これは、非超伝導フィルタ20でRF信号をプレ・フィルタし、その後に、RF信号を超伝導フィルタ30に入力することによって、達成される。このようにして、高電力バンド外信号による破滅的な故障、及び、バンド内相互変調不要信号による性能低下は、劇的に減少する。
【0016】
図2Aの非超伝導フィルタ200は、本発明の1実施形態に従う。非超伝導フィルタ200は、3つの円形の棒型共振器215、220及び225を囲うハウジング210を備える。或いは、共振器215、220及び225は、導波管型共振器、空洞共振器、誘電体共振器、スプリットライン共振器、又は当該技術分野で知られる他の共振器にすることができる。ハウジング210並びに共振器215、220及び225は、挿入損失を最小にするために、アルミニウムから機械加工し、銀メッキすることもできる。共振器215、220及び225は、ハウジング210の内側に形成された3つの空洞の中に、それぞれ配置されており、同軸の共振器を作り出す。非超伝導フィルタ200の入力275及び出力285は、それぞれ、共振器215及び225に、直接結合290及び295されている。或いは、入力27及び出力285は、それぞれ、コンデンサ、誘導子、又は当該技術分野で知られている任意の他の結合技術を使用して、共振器215及び225に、結合することもできる。
【0017】
図2Bは、図2A中の線2Bに沿って得られた、非超伝導フィルタ200の横断面図を示す。図2Bは、非超伝導フィルタ200のハウジング210の上に置かれた上部プレート310を示す。また、調整ネジ320は、上部プレート310を介して、共振器215、220及び225のそれぞれに、挿入されている。調整ネジ320は、ナット330によって、上部プレート310に固定されている。調整ネジ320の機能は、後述する。
【0018】
共振器215、220及び225のそれぞれは、ハウジング内の開口部を介して、他の2つの共振器215、220及び2250のうちのそれぞれ1つに、電磁気的に結合されている。共振器215及び220を結合する開口部は、図2Aにおいて、空洞230及び235の間の隙間として示される。共振器220及び225を結合する開口部は、図2Aにおいて、空洞235及び240の間の隙間として示される。共振器215及び225を結合する開口部は、図2Bにおいて、共振器215及び220の間に位置するハウジング壁275内の隙間270として、最も良く示されている。或いは、共振器は、変圧器又はコンデンサを使用して、互いに他のものと結合することもできる。
【0019】
調整ネジ320は、共振器215、220及び225の容量を調整するために使用される。調整ネジ320を内側に調整することにより、共振器215、220及び225の容量が増加して、これにより、共振器215、220及び225の共振周波数が低くなる。調整ネジ320を外側に調整することにより、共振器215、220及び225の容量が減少して、これにより、共振器215、220及び225の共振周波数が高くなる。
【0020】
図2A及び図2Bの非超伝導フィルタ200は、第1通過域と、第1通過域の外側の周波数に位置する有限周波数送信ゼロとを生成する。有限周波数送信ゼロは、その周辺に位置する信号の拒絶を増強させる。有限周波数送信ゼロの位置は、共振器215及び225を結合する開口部の寸法を調整することによって、制御することができる。好ましくは、有限周波数送信ゼロは、強い障害を含む周波数範囲内の周波数に位置し、これらの障害の拒絶を増強させる。例えば、ベース・ステーションの送信側によって送信される同一場所配置送信信号は、ベース・ステーションの送信及び受信側間の近接のため、強力であり得る。この例において、有限周波数送信ゼロは、ベース・ステーションの送信周波数範囲内の周波数に位置し、同一場所配置送信信号の拒絶を増強させる。AMPS標準を使用するベース・ステーションの場合、送信周波数の範囲は、ほぼ869MHzから894MHzであり、これは、824MHzから849MHzの受信周波数範囲の近くに位置している。有限周波数送信ゼロは、強い障害の位置に依存して、第1通過域よりも上又は下の何れの周波数に、位置することもできる。
【0021】
図2A及び図2B中の非超伝導フィルタ200に関する1つの具体例において、非超伝導フィルタ200構造の寸法を、以下に示す。ハウジング210の高さH1は、2.30インチである。チャンバ235の幅W1は、3.50インチであり、長さL1は、2.75インチであり、また、チャンバ230及び240のそれぞれは、2.55インチの幅W2と、2.55インチの長さを有する。共振器215、220及び225の直径dは、0.75インチであり、高さH2は、2.15インチである。共振器220の中心は、チャンバ235内において、ハウジング210の一方の側から1.275インチの長さL5に、また、ハウジング210の他方の側から1.75インチの幅W4に、位置する。共振器225の中心は、チャンバ240内において、ハウジング210の一方の側から1.275インチの長さL6に、また、ハウジング210の他方の側から1.275インチの幅W5に、位置する。共振器215の中心は、共振器235の中心がチャンバ240内に位置するのと同様に、チャンバ230内において、同じ相対位置に、位置する。共振器215及び225を隔てるハウジング壁275の幅W3は、0.20インチであり、長さL3は、2.75インチである。最後に、共振器215及び225を結合する開口部270の高さH3は、0.70インチであり、長さL4は、1.70インチである。
【0022】
図3は、銀メッキされたアルミニウムから作られ、上述の寸法を持つ非超伝導フィルタ200の周波数応答のプロット345を示す。具体的に、プロット345は、非超伝導フィルタ200の入力275と出力285との間のデシベル(dB)単位で測定された挿入損失350に対する、750MHzから950MHzまでの範囲の周波数を示す。フィルタ200は、挿入損失350が低いところの周波数を通過させ、挿入損失350が高いところの周波数を拒絶する。図3において、挿入損失350は、約824MHzから849MHzの受信周波数範囲内で低く、その範囲は、線355及び360によって、境界を定められている。対照的に、挿入損失350は、約869MHzから894MHzの送信周波数範囲内で高く、その範囲は、線365及び370によって、境界を定められている。このように、プロット345の状態で測定された非超伝導フィルタ200は、824MHzから849MHzの受信周波数範囲内の信号を通過させる一方、869MHzから894MHzの送信周波数範囲内の信号を拒絶する。これらの周波数範囲は、AMPS標準内の携帯電話ベース・ステーションによって使用される受信範囲及び送信範囲に対応する。
【0023】
この具体的な例において、共振器215、220及び225間のクロス・カップリングの効果は、有限周波数送信ゼロを生成し、これは、プロット345において、挿入損失350内の深いスパイク375として見ることができる。この有限周波数送信ゼロは、869MHzから894MHzのベース・ステーション送信周波数範囲の内側に位置しており、この周波数内の周波数の拒絶を増強させる。
【0024】
図4は、本発明の1実施形態に従うマルチプレクサ410を示す。マルチプレクサ410は、少なくとも1つの送信フィルタ420−nと、少なくとも1つの受信フィルタ・ネットワーク425−nと、を備える。受信フィルタ・ネットワーク425−nはさらに、非超伝導フィルタ430−nと、超伝導フィルタ及び受信電子機器440−nと、を備える。送信フィルタ420−nの出力及び受信フィルタ・ネットワーク425−nは、共通アンテナ・ポート450−nに接続されている。送信フィルタ420−n及び受信フィルタ・ネットワーク425−nは、相互接続位相整合ネットワーク(図示せず)によって、共通アンテナ・ポート450−nに接続されてもよく、その構成は、当該技術分野で良く知られている。共有アンテナ・ポート450−nは、例えばケーブルを介して、アンテナ460に接続されている。マルチプレクサ410は、アンテナ460のすぐ近くに、位置することもできる。例えば、マルチプレクサ410及びアンテナ460は、同じアンテナ・タワーに、マウントすることもできる。或いは、マルチプレクサ410は、例えばベース・ステーション内でのように、アンテナ460から離れて位置することもできる。
【0025】
送信フィルタ420−nは、ベース・ステーション(図示せず)の送信側からの入ってくる送信信号422−nをフィルタする。送信フィルタ420−nは、ベース・ステーションの送信周波数範囲(例えば、AMPS標準の場合、ほぼ869MHz〜894MHz)内の信号を通過させるように構成されたバンド・パス・フィルタである。送信フィルタ420−nは、例えば共通アンテナ・ポート450−n上の受信信号のような、送信周波数範囲の外側に位置する信号の拒絶を増強させるために、1又は複数の有限周波数送信ゼロを含むことができる。受信フィルタ・ネットワーク425−nの非超伝導フィルタ430は、アンテナ460からの受信信号をプレ・フィルタする。非超伝導フィルタ430−nは、ベース・ステーションの受信周波数範囲(例えば、AMPS標準の場合、ほぼ824MHz〜849MHz)内の信号を通過させるように構成されたバンド・パス・フィルタである。非超伝導フィルタ430−nは、例えば共通アンテナ・ポート450−n上の送信信号のような、受信周波数範囲の外側に位置する信号の拒絶を増強させるために、1又は複数の有限周波数送信ゼロを含むことができる。超伝導フィルタ440−nは、受信信号の高い周波数選択性を提供するためのシャープなバンド・パス・フィルタである。受信電子機器440−nはさらに、受信信号を処理する。受信電子機器440−nは、受信信号を増幅するために、極低温で冷却され又は冷却されていない低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)を含んでもよい。また、受信電子機器440−nは、超伝導フィルタ及び/又はベース・ステーション(図示せず)を、電気サージから保護するために、保護回路を含むこともできる。保護回路は、ガス放電管電圧アレスタ(arrestor)、1/4波長スタブ(stub)、及び、当該技術分野で知られている保護回路を含むことができる。受信信号は、フィルタ・ネットワーク425−nによって、ベース・ステーション(図示せず)の受信側に、出力される445−n。
【0026】
本発明に従うマルチプレクサ410は、送信信号及び受信信号の双方に対して、同じアンタナ460を作動させ、これにより、コストを減少させる。これは、送信フィルタ420−n及び受信フィルタ・ネットワーク425−nをマルチプレクサ410の共通アンテナ・ポート450−nに接続し、さらに共通アンテナ・ポート450−nをアンテナ460に接続することによって、実施される。
【0027】
図5は、本発明のもう1つの実施形態に従う二重デュプレクサ510を示す。二重デュプレクサ510は、送信フィルタ515及び受信フィルタ・ネットワーク520を含む。受信フィルタ・ネットワーク520はさらに、第1非超伝導フィルタ530、第2非超伝導フィルタ550、並びに、第1及び第2非超伝導フィルタ530、550の間に接続された超伝導フィルタ及び受信電子機器540を含む。送信フィルタ515の出力及び受信フィルタ・ネットワーク520の入力は、共通アンテナ・ポート560に接続されている。共通アンテナ・ポート560は、例えばケーブルを介して、アンテナ565に接続されている。送信フィルタ515の入力及び受信フィルタ・ネットワーク520の出力は、共通アンテナ・ポート570に接続されている。共通アンテナ・ポート570は、ケーブルを介してベース・ステーション(図示せず)に接続されている。
【0028】
送信フィルタ515は、マルチプレクサ410の送信フィルタ420−nと同様の方法で、ベース・ステーション(図示せず)からの入ってくる送信信号をフィルタする。超伝導フィルタ540は、受信信号の高い周波数選択性を提供するためのシャープなバンド・パス・フィルタである。受信電子機器540はさらに、マルチプレクサ410の受信フィルタ440−nと同様の方法で、受信信号を処理する。第2非超伝導フィルタ550は、受信電子機器540に入ることから共通ポート570上の送信信号をブロックする間に受信信号を共通ポート570に通過させるバンド・パス・フィルタである。第2の非超伝導フィルタ550は、第1非超伝導フィルタ530と全く同じであってもよい。
【0029】
本発明に従う二重デュプレクサ510は、送信信号及び受信信号の双方に対して、同じアンタナ565を作動させ、これにより、コストを減少させる。さらに、二重デュプレクサ510は、送信信号及び受信信号を、共通ポート570を介して二重デュプレクサ510とベース・ステーション(図示せず)との間を流すことを可能にする。その結果、単一のケーブル575を、ベース・ステーションに接続される二重デュプレクサ510に用いることができる。ベース・ステーションは、二重デュプレクサ510からの送信信号及び受信信号の双方に対して単一のケーブル575を用いるため、追加的なフィルタが、ベース・ステーションにおいて送信信号及び受信信号を分離するために、必要とされ得る。これは、ベース・ステーション(図示せず)の送信側とケーブル575との間に送信フィルタ580を提供し、さらに、ベース・ステーション(図示せず)の受信側とケーブル575との間に受信フィルタ585を提供することによって、実施することができる。
【0030】
二重デュプレクサ510は、1つの送信フィルタ515と1つの受信フィルタ・ネットワーク520とを含むものとして説明したが、当該技術分野の当業者は、二重マルチプレクサを具体化するために、任意の数の送信フィルタ及び受信フィルタ・ネットワークが、二重デュプレクサに追加され得ることを十分に理解できるであろう。
【0031】
図6は、本発明のもう1つの実施形態に従う二重デュプレクサ610を示す。この実施形態において、受信フィルタ・ネットワーク620は、第1超伝導フィルタ630と、第2超伝導フィルタ630と、第1及び第2超伝導フィルタ630、650の間に接続された受信電子機器640と、を含む。第1超伝導フィルタ630は、アンテナ656からの受信信号の高い周波数選択性を提供するためのシャープなバンド・パス・フィルタである。受信電子機器630はさらに、受信信号を処理し、また、LNA及び保護回路を含み得る。第2超伝導フィルタ650は、受信電子機器640に入ることから共通ポート570上の送信信号をブロックする間に受信信号を共通ポート570に通過させるバンド・パス・フィルタである。代替的に、第2超伝導フィルタ650は、非超伝導フィルタによって、置き換えることもできる。
【0032】
追加的に、図4及び図5中に示されるシステムの受信側の破滅的な故障を軽減するために、スイッチされるバイパス(図示せず)を用いることもできる。システムの受信経路内に電気サージが起こる場合、スイッチされるバイパスは、受信電子機器440−n及び540内に示される超伝導フィルタの周りに受信信号を向ける。また、このバイパス機能に含まれるものは、冷却されていてもよく又は冷却されていなくてもよい1つ又は複数の低雑音増幅器とともに、故障を起こしやすいと考えられる受信信号の経路内におけるその他の回路である。
【0033】
本発明のその他の特徴及び実施形態は、明細書の考慮とここに開示された発明の実施から、当該技術分野における当業者にとって明らかであろう。例えば、図2A及び図2B中に図示される非超伝導フィルタは、様々な方法で実施して、設計及び仕様に応じて同様の結果を達成することができる。加えて、当業者は、本発明が、AMPS標準において使用される周波数域に制限されないこと、また、その他の携帯電話標準において使用される他の周波数域で、原理上、動作可能であることを十分に理解できるであろう。明細書及び図示した実施形態は、具体的な例としてのみ考えられていることが意図されており、本発明の新の範囲及び精神は、添付の特許請求の範囲によって明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の1実施形態に従うフィルタ・ネットワークを組み込む通信システムを示す。
【図2−A】本発明の1実施形態に従う非超伝導フィルタの上面図を示す。
【図2−B】本発明の1実施形態に従う非超伝導フィルタの横断面図を示す。
【図3】本発明の1実施形態に従う非超伝導フィルタのフィルタ応答に関するプロット図を示す。
【図4】本発明の1実施形態に従うマルチプレクサを示す。
【図5】本発明の1実施形態に従う二重デュプレクサを示す。
【図6】本発明の他の実施形態に従う二重デュプレクサを示す。
【0001】
本発明は、一般に、電波をフィルタリングする際の構造及び技術に関連し、より詳細には、超伝導フィルタ及び非超伝導フィルタの組み合わせを用いたフィルタ・ネットワークの実装に関連する。
【背景技術】
【0002】
(発明の背景)
無線周波数(RF)装置は、選択された周波数帯の電波を受信する及び送信する際に、様々なアプローチ及び構造を使用している。よく用いられているフィルタリング構造のタイプは、無線装置のために意図された使用及び設計に依存する。例えば、誘電体フィルタは、例えば800+MHz範囲内の携帯電話通信に用いられているような極超短波(UHF)帯域内の電磁エネルギをフィルタするのに用いることができる。一般に、このようなフィルタの構造は、たくさんの誘電体共振構造を互いに結合することによって実装する。このようなフィルタ内の複数の金属同軸共振器を、コンデンサ、誘導子、又は共振構造を分離する壁内の開口部を介して、互いに結合させて、使用することもできる。また、特定のアプリケーションに用いられる共振構造の数は、システムの設計に依存し、また、一般的に、相互に結合する共振構造の数を増加することによって、性能は、追加される。
【0003】
しかしながら、限られたハンド幅を利用するユーザの数が増加するため、通常の又は非超伝導の共振フィルタによって提供される高い周波数選択性への要求は、特に、携帯電話通信に用いられる極超短波帯内のRF信号に関して、増加している。高い周波数選択性は、通常は携帯電話ベース・ステーション受信機用のフロント・エンド・フィルタとしての高温超伝導(HTS:High Temperature Superconducting)フィルタを用いることによって、実施することができる。しかしながら、HTSフロント・エンド・フィルタは、稲妻サージ又は他の高電力信号によって誘導される故障又は性能の低下の影響を受けやすい。加えて、HTSフィルタの非線形性により、バンド外障害から、バンド内相互変調不要信号が生成する。
【0004】
携帯電話又は同様なベース・ステーションに関して、一般的な稲妻保護装置は、1つの共振器を有するだけで、ベース・ステーションの送信側から生じる同じ場所に配置される高電力の複数の無線周波数信号から、十分に保護することができない。これらの同一場所配置送信信号は、それらの信号がベース・ステーション受信機の動作周波数に対して比較的近くに位置しているため、特に、面倒である。従って、従来技術に関連する上述及びその他の不都合を解決するフィルタが、望まれている。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
(発明の概要)
本発明は、受信機に対して高い周波数選択性を提供するフィルタ・ネットワークに向けられている。本発明のフィルタ・ネットワークは、非超伝導フィルタと超伝導フィルタとを備える。非超伝導フィルタの出力は、超伝導フィルタの入力に結合されている。非超伝導フィルタは、第1通過域内の周波数を持つRF信号を超伝導フィルタに通過させることによって、受信したRF信号をプレ・フィルタする。超伝導フィルタはさらに、RF信号をフィルタして、その出力で、高い周波数選択性を提供する。
【0006】
本発明のフィルタ・ネットワークは、高い周波数選択性を提供し、同時に、超伝導フィルタに関連する多くの不都合を克服する。これは、RF信号を非超伝導フィルタでプレ・フィルタし、その後に、それらを超伝導フィルタに入力することによって、実行される。非超伝導フィルタは、超伝導フィルタを稲妻サージ又は他の高電力信号から保護する。加えて、非超伝導フィルタは、超導フィルタ出力で、バンド内相互変調不要信号を生成する障害を取り除く。複合的な構成において、非超伝導フィルタは、送信信号エネルギから、超伝導フィルタを直接保護する。
【0007】
本発明の実施形態に従って、非超伝導共振フィルタは、3つの共振器を取り入れるハウジングを備える。共振器は、ハウジング内の開口部を介して、互いに結合されている。3つの共振器のこの結合を利用する効果は、通過域と通過域外に位置する有限周波数送信0(ゼロ)とに対応するフィルタを生成することである。
【0008】
なお、本発明の他の実施形態及び利点は、以下の詳細な説明を読み、また、図面を参照することによって、明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は、阻止域における高い減衰で通過域内の低い挿入損失を達成し、通過域内における非常に高い選択性が必要とされている、様々な無線周波数(RF)アプリケーションに適用できると信じられている。本発明は、特に、携帯電話通信のベース・ステーション及びその他の通信アプリケーションに、適用可能であり、有益である。本発明は、そのように限定されず、本発明のアプリケーションは、この例において、このような通信システムの状況において、特定の実施アプリケーションによって最も良く表現される。
【0010】
図面に戻ると、図1は、本発明の特定のアプリケーション及び実施形態に従う、ベース・ステーションのフロント・エンド受信システム10を示している。フロント・エンド受信システム10は、RF信号15を受信するためのアンテナ12と、受信RF信号をフィルタするフィルタ・ネットワーク100と、受信機16とを備える。フィルタ・ネットワーク100は、指定された通過域内の受信RF信号を、受信機16に選択的に通過させるために用いられ、同時に、障害を取り除く。障害は、受信機16の動作周波数の外側に位置する障害信号であり、他の携帯電話サービス提供者によって送信されるRF信号を含む。また、障害は、同じベース・ステーションの送信側によって送信された同一場所配置送信信号を含む。
【0011】
フィルタ・ネットワーク100は、非超伝導フィルタ20と超伝導フィルタ30(好ましくは高温超伝導(HTS)フィルタ)を備える。非超伝導フィルタ20の入力は、アンテナ12からRF信号15を受信する。非超伝導フィルタ20の出力は、超伝導フィルタ30の入力に結合され、また、超伝導フィルタの出力は、受信機16に結合されている。非超伝導フィルタ20は、受信RF信号15をプレ・フィルタし、その後に、それらは超伝導フィルタ30によってフィルタされる。
【0012】
非超伝導フィルタ20は、第1通過域内の周波数を持つ受信RF信号を、超伝導フィルタ30に通過させるように、調整されたバンド・パス・フィルタである。好ましくは、第1通過域は、ベース・ステーションの受信周波数幅を取り囲む。アンプス(AMPS:Advanced Mobile Phone Service)標準を使用するベース・ステーションにとって、例えば、トータルの受信周波数幅は、ほど、824MHzから849MHzである。超伝導フィルタ30は、第2通過域内の周波数を持つプレ・フィルタされたRF信号を、受信機16に通過させるように、調整されたバンド・パス・フィルタである。第2通過域は、受信機16に高い周波数選択性を提供するために、第1通過域の内側に位置する狭い通過域である。
【0013】
非超伝導フィルタ20は、超伝導フィルタ30の破滅的な故障を生じさせる高電力のバンド外信号から、超伝導フィルタを保護する。高電力信号は、稲妻衝突によって引き起こされる電気サージを含む。加えて、非超伝導20フィルタは、第1通過域の外側に位置する障害を取り除き、その後に、それらは、超伝導フィルタ30に入力される。これがなされる理由は、これらの障害が、超伝導フィルタ30内にバンド内相互変調不要信号を生成するからである。これらの障害を取り除くことによって、その後に、それらは、超伝導フィルタ30に入力され、非超伝導フィルタ20は、バンド内相互変調不要信号を劇的に減少させる。
【0014】
超伝導フィルタ30は、受信機16に高い周波数選択性を提供し、望ましい信号に周波数が接近して位置する望ましくなく信号を拒絶することができる。超伝導フィルタを用いる際の利点は、低抵抗のために低い挿入損失で望ましい信号の周りの厳密に狭い通過域を提供できる能力である。これにより、超伝導フィルタ30は、受信機16の信号選択性に悪影響を与えることなく、高い周波数選択性を提供することができる。
【0015】
従って、本発明に従うフィルタ・ネットワーク100は、超伝導フィルタに関連する多くの不都合を招くことなく、高い周波数選択性及び低い挿入損失を示す。これは、非超伝導フィルタ20でRF信号をプレ・フィルタし、その後に、RF信号を超伝導フィルタ30に入力することによって、達成される。このようにして、高電力バンド外信号による破滅的な故障、及び、バンド内相互変調不要信号による性能低下は、劇的に減少する。
【0016】
図2Aの非超伝導フィルタ200は、本発明の1実施形態に従う。非超伝導フィルタ200は、3つの円形の棒型共振器215、220及び225を囲うハウジング210を備える。或いは、共振器215、220及び225は、導波管型共振器、空洞共振器、誘電体共振器、スプリットライン共振器、又は当該技術分野で知られる他の共振器にすることができる。ハウジング210並びに共振器215、220及び225は、挿入損失を最小にするために、アルミニウムから機械加工し、銀メッキすることもできる。共振器215、220及び225は、ハウジング210の内側に形成された3つの空洞の中に、それぞれ配置されており、同軸の共振器を作り出す。非超伝導フィルタ200の入力275及び出力285は、それぞれ、共振器215及び225に、直接結合290及び295されている。或いは、入力27及び出力285は、それぞれ、コンデンサ、誘導子、又は当該技術分野で知られている任意の他の結合技術を使用して、共振器215及び225に、結合することもできる。
【0017】
図2Bは、図2A中の線2Bに沿って得られた、非超伝導フィルタ200の横断面図を示す。図2Bは、非超伝導フィルタ200のハウジング210の上に置かれた上部プレート310を示す。また、調整ネジ320は、上部プレート310を介して、共振器215、220及び225のそれぞれに、挿入されている。調整ネジ320は、ナット330によって、上部プレート310に固定されている。調整ネジ320の機能は、後述する。
【0018】
共振器215、220及び225のそれぞれは、ハウジング内の開口部を介して、他の2つの共振器215、220及び2250のうちのそれぞれ1つに、電磁気的に結合されている。共振器215及び220を結合する開口部は、図2Aにおいて、空洞230及び235の間の隙間として示される。共振器220及び225を結合する開口部は、図2Aにおいて、空洞235及び240の間の隙間として示される。共振器215及び225を結合する開口部は、図2Bにおいて、共振器215及び220の間に位置するハウジング壁275内の隙間270として、最も良く示されている。或いは、共振器は、変圧器又はコンデンサを使用して、互いに他のものと結合することもできる。
【0019】
調整ネジ320は、共振器215、220及び225の容量を調整するために使用される。調整ネジ320を内側に調整することにより、共振器215、220及び225の容量が増加して、これにより、共振器215、220及び225の共振周波数が低くなる。調整ネジ320を外側に調整することにより、共振器215、220及び225の容量が減少して、これにより、共振器215、220及び225の共振周波数が高くなる。
【0020】
図2A及び図2Bの非超伝導フィルタ200は、第1通過域と、第1通過域の外側の周波数に位置する有限周波数送信ゼロとを生成する。有限周波数送信ゼロは、その周辺に位置する信号の拒絶を増強させる。有限周波数送信ゼロの位置は、共振器215及び225を結合する開口部の寸法を調整することによって、制御することができる。好ましくは、有限周波数送信ゼロは、強い障害を含む周波数範囲内の周波数に位置し、これらの障害の拒絶を増強させる。例えば、ベース・ステーションの送信側によって送信される同一場所配置送信信号は、ベース・ステーションの送信及び受信側間の近接のため、強力であり得る。この例において、有限周波数送信ゼロは、ベース・ステーションの送信周波数範囲内の周波数に位置し、同一場所配置送信信号の拒絶を増強させる。AMPS標準を使用するベース・ステーションの場合、送信周波数の範囲は、ほぼ869MHzから894MHzであり、これは、824MHzから849MHzの受信周波数範囲の近くに位置している。有限周波数送信ゼロは、強い障害の位置に依存して、第1通過域よりも上又は下の何れの周波数に、位置することもできる。
【0021】
図2A及び図2B中の非超伝導フィルタ200に関する1つの具体例において、非超伝導フィルタ200構造の寸法を、以下に示す。ハウジング210の高さH1は、2.30インチである。チャンバ235の幅W1は、3.50インチであり、長さL1は、2.75インチであり、また、チャンバ230及び240のそれぞれは、2.55インチの幅W2と、2.55インチの長さを有する。共振器215、220及び225の直径dは、0.75インチであり、高さH2は、2.15インチである。共振器220の中心は、チャンバ235内において、ハウジング210の一方の側から1.275インチの長さL5に、また、ハウジング210の他方の側から1.75インチの幅W4に、位置する。共振器225の中心は、チャンバ240内において、ハウジング210の一方の側から1.275インチの長さL6に、また、ハウジング210の他方の側から1.275インチの幅W5に、位置する。共振器215の中心は、共振器235の中心がチャンバ240内に位置するのと同様に、チャンバ230内において、同じ相対位置に、位置する。共振器215及び225を隔てるハウジング壁275の幅W3は、0.20インチであり、長さL3は、2.75インチである。最後に、共振器215及び225を結合する開口部270の高さH3は、0.70インチであり、長さL4は、1.70インチである。
【0022】
図3は、銀メッキされたアルミニウムから作られ、上述の寸法を持つ非超伝導フィルタ200の周波数応答のプロット345を示す。具体的に、プロット345は、非超伝導フィルタ200の入力275と出力285との間のデシベル(dB)単位で測定された挿入損失350に対する、750MHzから950MHzまでの範囲の周波数を示す。フィルタ200は、挿入損失350が低いところの周波数を通過させ、挿入損失350が高いところの周波数を拒絶する。図3において、挿入損失350は、約824MHzから849MHzの受信周波数範囲内で低く、その範囲は、線355及び360によって、境界を定められている。対照的に、挿入損失350は、約869MHzから894MHzの送信周波数範囲内で高く、その範囲は、線365及び370によって、境界を定められている。このように、プロット345の状態で測定された非超伝導フィルタ200は、824MHzから849MHzの受信周波数範囲内の信号を通過させる一方、869MHzから894MHzの送信周波数範囲内の信号を拒絶する。これらの周波数範囲は、AMPS標準内の携帯電話ベース・ステーションによって使用される受信範囲及び送信範囲に対応する。
【0023】
この具体的な例において、共振器215、220及び225間のクロス・カップリングの効果は、有限周波数送信ゼロを生成し、これは、プロット345において、挿入損失350内の深いスパイク375として見ることができる。この有限周波数送信ゼロは、869MHzから894MHzのベース・ステーション送信周波数範囲の内側に位置しており、この周波数内の周波数の拒絶を増強させる。
【0024】
図4は、本発明の1実施形態に従うマルチプレクサ410を示す。マルチプレクサ410は、少なくとも1つの送信フィルタ420−nと、少なくとも1つの受信フィルタ・ネットワーク425−nと、を備える。受信フィルタ・ネットワーク425−nはさらに、非超伝導フィルタ430−nと、超伝導フィルタ及び受信電子機器440−nと、を備える。送信フィルタ420−nの出力及び受信フィルタ・ネットワーク425−nは、共通アンテナ・ポート450−nに接続されている。送信フィルタ420−n及び受信フィルタ・ネットワーク425−nは、相互接続位相整合ネットワーク(図示せず)によって、共通アンテナ・ポート450−nに接続されてもよく、その構成は、当該技術分野で良く知られている。共有アンテナ・ポート450−nは、例えばケーブルを介して、アンテナ460に接続されている。マルチプレクサ410は、アンテナ460のすぐ近くに、位置することもできる。例えば、マルチプレクサ410及びアンテナ460は、同じアンテナ・タワーに、マウントすることもできる。或いは、マルチプレクサ410は、例えばベース・ステーション内でのように、アンテナ460から離れて位置することもできる。
【0025】
送信フィルタ420−nは、ベース・ステーション(図示せず)の送信側からの入ってくる送信信号422−nをフィルタする。送信フィルタ420−nは、ベース・ステーションの送信周波数範囲(例えば、AMPS標準の場合、ほぼ869MHz〜894MHz)内の信号を通過させるように構成されたバンド・パス・フィルタである。送信フィルタ420−nは、例えば共通アンテナ・ポート450−n上の受信信号のような、送信周波数範囲の外側に位置する信号の拒絶を増強させるために、1又は複数の有限周波数送信ゼロを含むことができる。受信フィルタ・ネットワーク425−nの非超伝導フィルタ430は、アンテナ460からの受信信号をプレ・フィルタする。非超伝導フィルタ430−nは、ベース・ステーションの受信周波数範囲(例えば、AMPS標準の場合、ほぼ824MHz〜849MHz)内の信号を通過させるように構成されたバンド・パス・フィルタである。非超伝導フィルタ430−nは、例えば共通アンテナ・ポート450−n上の送信信号のような、受信周波数範囲の外側に位置する信号の拒絶を増強させるために、1又は複数の有限周波数送信ゼロを含むことができる。超伝導フィルタ440−nは、受信信号の高い周波数選択性を提供するためのシャープなバンド・パス・フィルタである。受信電子機器440−nはさらに、受信信号を処理する。受信電子機器440−nは、受信信号を増幅するために、極低温で冷却され又は冷却されていない低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)を含んでもよい。また、受信電子機器440−nは、超伝導フィルタ及び/又はベース・ステーション(図示せず)を、電気サージから保護するために、保護回路を含むこともできる。保護回路は、ガス放電管電圧アレスタ(arrestor)、1/4波長スタブ(stub)、及び、当該技術分野で知られている保護回路を含むことができる。受信信号は、フィルタ・ネットワーク425−nによって、ベース・ステーション(図示せず)の受信側に、出力される445−n。
【0026】
本発明に従うマルチプレクサ410は、送信信号及び受信信号の双方に対して、同じアンタナ460を作動させ、これにより、コストを減少させる。これは、送信フィルタ420−n及び受信フィルタ・ネットワーク425−nをマルチプレクサ410の共通アンテナ・ポート450−nに接続し、さらに共通アンテナ・ポート450−nをアンテナ460に接続することによって、実施される。
【0027】
図5は、本発明のもう1つの実施形態に従う二重デュプレクサ510を示す。二重デュプレクサ510は、送信フィルタ515及び受信フィルタ・ネットワーク520を含む。受信フィルタ・ネットワーク520はさらに、第1非超伝導フィルタ530、第2非超伝導フィルタ550、並びに、第1及び第2非超伝導フィルタ530、550の間に接続された超伝導フィルタ及び受信電子機器540を含む。送信フィルタ515の出力及び受信フィルタ・ネットワーク520の入力は、共通アンテナ・ポート560に接続されている。共通アンテナ・ポート560は、例えばケーブルを介して、アンテナ565に接続されている。送信フィルタ515の入力及び受信フィルタ・ネットワーク520の出力は、共通アンテナ・ポート570に接続されている。共通アンテナ・ポート570は、ケーブルを介してベース・ステーション(図示せず)に接続されている。
【0028】
送信フィルタ515は、マルチプレクサ410の送信フィルタ420−nと同様の方法で、ベース・ステーション(図示せず)からの入ってくる送信信号をフィルタする。超伝導フィルタ540は、受信信号の高い周波数選択性を提供するためのシャープなバンド・パス・フィルタである。受信電子機器540はさらに、マルチプレクサ410の受信フィルタ440−nと同様の方法で、受信信号を処理する。第2非超伝導フィルタ550は、受信電子機器540に入ることから共通ポート570上の送信信号をブロックする間に受信信号を共通ポート570に通過させるバンド・パス・フィルタである。第2の非超伝導フィルタ550は、第1非超伝導フィルタ530と全く同じであってもよい。
【0029】
本発明に従う二重デュプレクサ510は、送信信号及び受信信号の双方に対して、同じアンタナ565を作動させ、これにより、コストを減少させる。さらに、二重デュプレクサ510は、送信信号及び受信信号を、共通ポート570を介して二重デュプレクサ510とベース・ステーション(図示せず)との間を流すことを可能にする。その結果、単一のケーブル575を、ベース・ステーションに接続される二重デュプレクサ510に用いることができる。ベース・ステーションは、二重デュプレクサ510からの送信信号及び受信信号の双方に対して単一のケーブル575を用いるため、追加的なフィルタが、ベース・ステーションにおいて送信信号及び受信信号を分離するために、必要とされ得る。これは、ベース・ステーション(図示せず)の送信側とケーブル575との間に送信フィルタ580を提供し、さらに、ベース・ステーション(図示せず)の受信側とケーブル575との間に受信フィルタ585を提供することによって、実施することができる。
【0030】
二重デュプレクサ510は、1つの送信フィルタ515と1つの受信フィルタ・ネットワーク520とを含むものとして説明したが、当該技術分野の当業者は、二重マルチプレクサを具体化するために、任意の数の送信フィルタ及び受信フィルタ・ネットワークが、二重デュプレクサに追加され得ることを十分に理解できるであろう。
【0031】
図6は、本発明のもう1つの実施形態に従う二重デュプレクサ610を示す。この実施形態において、受信フィルタ・ネットワーク620は、第1超伝導フィルタ630と、第2超伝導フィルタ630と、第1及び第2超伝導フィルタ630、650の間に接続された受信電子機器640と、を含む。第1超伝導フィルタ630は、アンテナ656からの受信信号の高い周波数選択性を提供するためのシャープなバンド・パス・フィルタである。受信電子機器630はさらに、受信信号を処理し、また、LNA及び保護回路を含み得る。第2超伝導フィルタ650は、受信電子機器640に入ることから共通ポート570上の送信信号をブロックする間に受信信号を共通ポート570に通過させるバンド・パス・フィルタである。代替的に、第2超伝導フィルタ650は、非超伝導フィルタによって、置き換えることもできる。
【0032】
追加的に、図4及び図5中に示されるシステムの受信側の破滅的な故障を軽減するために、スイッチされるバイパス(図示せず)を用いることもできる。システムの受信経路内に電気サージが起こる場合、スイッチされるバイパスは、受信電子機器440−n及び540内に示される超伝導フィルタの周りに受信信号を向ける。また、このバイパス機能に含まれるものは、冷却されていてもよく又は冷却されていなくてもよい1つ又は複数の低雑音増幅器とともに、故障を起こしやすいと考えられる受信信号の経路内におけるその他の回路である。
【0033】
本発明のその他の特徴及び実施形態は、明細書の考慮とここに開示された発明の実施から、当該技術分野における当業者にとって明らかであろう。例えば、図2A及び図2B中に図示される非超伝導フィルタは、様々な方法で実施して、設計及び仕様に応じて同様の結果を達成することができる。加えて、当業者は、本発明が、AMPS標準において使用される周波数域に制限されないこと、また、その他の携帯電話標準において使用される他の周波数域で、原理上、動作可能であることを十分に理解できるであろう。明細書及び図示した実施形態は、具体的な例としてのみ考えられていることが意図されており、本発明の新の範囲及び精神は、添付の特許請求の範囲によって明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の1実施形態に従うフィルタ・ネットワークを組み込む通信システムを示す。
【図2−A】本発明の1実施形態に従う非超伝導フィルタの上面図を示す。
【図2−B】本発明の1実施形態に従う非超伝導フィルタの横断面図を示す。
【図3】本発明の1実施形態に従う非超伝導フィルタのフィルタ応答に関するプロット図を示す。
【図4】本発明の1実施形態に従うマルチプレクサを示す。
【図5】本発明の1実施形態に従う二重デュプレクサを示す。
【図6】本発明の他の実施形態に従う二重デュプレクサを示す。
Claims (63)
- フィルタ・ネットワークであって、
入力及び出力を有する非超伝導フィルタと、
非超伝導フィルタの前記出力と接続された入力を有する超伝導フィルタと、
を備えるフィルタ・ネットワーク。 - 請求項1に記載のフィルタ・ネットワークであって、非超伝導フィルタが、第1通過域を有するバンド・パス・フィルタである、フィルタ・ネットワーク。
- 請求項2に記載のフィルタ・ネットワークであって、非超伝導フィルタが、第1通過域の外側にある周波数に位置する有限周波数送信ゼロを有する、フィルタ・ネットワーク。
- 請求項2に記載のフィルタ・ネットワークであって、非超伝導フィルタが、第1通過域の外側にある周波数に位置する、ゼロの又は2以上の有限周波数送信ゼロを有する、フィルタ・ネットワーク。
- 請求項2に記載のフィルタ・ネットワークであって、超伝導フィルタが、第1通過域の内側にある周波数に位置する第2通過域を有するバンド・パス・フィルタである、フィルタ・ネットワーク。
- 請求項2に記載のフィルタ・ネットワークであって、非超伝導フィルタが、ハウジング並びに第1、第2及び第3共振器を備え、前記第1、第2及び第3共振器が、前記ハウジング内に囲われており、その結果、非超伝導フィルタの入力が第1共振器に接続され、非超伝導フィルタの出力が第3共振器に接続され、共振器のそれぞれが他の2つの共振器のうちのそれぞれ1つに接続される、フィルタ・ネットワーク。
- 請求項6に記載のフィルタ・ネットワークであって、非超伝導フィルタが、第1通過域の外側にある周波数に位置する有限周波数送信ゼロを有する、フィルタ・ネットワーク。
- 請求項7に記載のフィルタ・ネットワークであって、有限周波数送信ゼロが、第1通過域よりも高い周波数に位置する、フィルタ・ネットワーク。
- 請求項7に記載のフィルタ・ネットワークであって、有限周波数送信ゼロが、第1通過域よりも低い周波数に位置する、フィルタ・ネットワーク。
- 請求項6に記載のフィルタ・ネットワークであって、超伝導フィルタが、第1通過域の内側に位置する第2通過域を有するバンド・パス・フィルタである、フィルタ・ネットワーク。
- 請求項6に記載のフィルタ・ネットワークであって、非超伝導フィルタの入力及び出力が、それぞれ、第1及び第3共振器に静電容量的に接続される、フィルタ・ネットワーク。
- 請求項6に記載のフィルタ・ネットワークであって、非超伝導フィルタの入力及び出力が、それぞれ、第1及び第3共振器に直接的に接続される、フィルタ・ネットワーク。
- 請求項6に記載のフィルタ・ネットワークであって、前記第1、第2及び第3共振器のそれぞれは、ハウジング内の開口部を介して、互いに接続される、フィルタ・ネットワーク。
- 請求項2に記載のフィルタ・ネットワークであって、非超伝導フィルタが、ハウジング並びに4以上の共振器を備え、前記4以上の共振器が、前記ハウジング内に囲われており、その結果、非超伝導フィルタの入力が前記4以上の共振器のうちの1つに接続され、非超伝導フィルタの出力が前記4以上の共振器のうちのもう1つに接続される、フィルタ・ネットワーク。
- 無線周波数(RF)信号をフィルタする方法であって、
非超伝導フィルタを用いて無線周波数信号をフィルタするステップと、
その後に超伝導フィルタを用いて前記無線周波数信号をフィルタするステップと、
を含む方法。 - 請求項15に記載の方法であって、非超伝導フィルタを用いて無線周波数信号をフィルタする前記ステップがさらに、第1通過域内の周波数を有する無線周波数信号を通過させるステップを含む、方法。
- 請求項16に記載の方法であって、非超伝導フィルタを用いて無線周波数信号をフィルタする前記ステップがさらに、信号拒絶を増強させるために、第1通過域の外側の周波数における有限送信ゼロを提供するステップを含む、方法。
- 請求項16に記載の方法であって、超伝導フィルタを用いて前記無線周波数信号をフィルタする前記ステップがさらに、第1通過域の内側に位置する第2通過域内の周波数を有する無線周波数信号を通過させるステップを含む、方法。
- ベース・ステーションに用いるフロント・エンド受信システムであって、
RF信号を受信するための入力と出力とを有する非超伝導フィルタと、
非超伝導フィルタの前記出力に接続された入力と出力とを有する超伝導フィルタと、
超伝導フィルタの出力に接続された受信機と、
を備えるフロント・エンド受信システム。 - 請求項19に記載のシステムであって、非超伝導フィルタが、第1通過域を有するバンド・パス・フィルタである、フロント・エンド受信システム。
- 請求項20に記載のシステムであって、第1通過域が、ベース・ステーションの受信周波数範囲を取り囲む、フロント・エンド受信システム。
- 請求項21に記載のシステムであって、受信周波数範囲が、ほぼ824MHzから849MHzまでである、フロント・エンド受信システム。
- 請求項20に記載のシステムであって、非超伝導フィルタが、第1通過域の外側の周波数に位置する有限周波数送信ゼロを有する、フロント・エンド受信システム。
- 請求項20に記載のシステムであって、非超伝導フィルタが、第1通過域の外側の周波数に位置する、ゼロの又は2以上の有限周波数送信ゼロを有する、フロント・エンド受信システム。
- 請求項23に記載のシステムであって、有限周波数送信ゼロが、ベース・ステーションの送信周波数範囲内の周波数に位置する、フロント・エンド受信システム。
- 請求項25に記載のシステムであって、送信周波数範囲が、ほぼ869MHzから894MHzまでである、フロント・エンド受信システム。
- 請求項20に記載のシステムであって、超伝導フィルタが、第1通過域の内側に位置する第2通過域を有するバンド・パス・フィルタである、フロント・エンド受信システム。
- 請求項20に記載のシステムであって、非超伝導フィルタが、ハウジング並びに第1、第2及び第3共振器を備え、前記第1、第2及び第3共振器が、前記ハウジング内に囲われており、その結果、非超伝導フィルタの入力が第1共振器に接続され、非超伝導フィルタの出力が第3共振器に接続され、共振器のそれぞれが他の2つの共振器のうちのそれぞれ1つに接続される、フロント・エンド受信システム。
- 請求項28に記載のシステムであって、非超伝導フィルタが、第1通過域の外側に位置する周波数において有限周波数送信ゼロを有する、フロント・エンド受信システム。
- 請求項20に記載のシステムであって、非超伝導フィルタが、ハウジング並びに4以上の共振器を備え、前記4以上の共振器が、前記ハウジング内に囲われており、その結果、非超伝導フィルタの入力が前記4以上の共振器のうちの1つに接続され、非超伝導フィルタの出力が前記4以上の共振器のうちのもう1つに接続される、フロント・エンド受信システム。
- ベース・ステーションに用いるフロント・エンド受信システムであって、
ベース・ステーションの受信周波数範囲を取り囲む第1通過域と、ベース・ステーションの送信周波数範囲内の周波数に位置する有限周波数送信ゼロと、受信RF信号用の入力と、出力とを有するバンド・パス非超伝導フィルタと、
第1通過域の内側に位置する第2通過域と、前記非超伝導フィルタの前記出力に接続された入力と、出力とを有するバンド・パス超伝導フィルタと、
を備えるフロント・エンド受信システム。 - マルチプレクサであって、
出力を有する少なくとも1つの送信フィルタと、
少なくとも1つの受信フィルタ・ネットワークであって、
入力と出力とを有する非超伝導フィルタと、
非超伝導フィルタの前記出力と接続された入力を有する超伝導フィルタと、
送信フィルタの前記出力と受信フィルタ・ネットワークの非超伝導フィルタの前記入力とに接続された共通ポートと、
を備える少なくとも1つの受信フィルタ・ネットワークと、
を備えるマルチプレクサ。 - 請求項32に記載のマルチプレクサであって、共通ポートが、アンテナに接続される、マルチプレクサ。
- 請求項32に記載のマルチプレクサであって、非超伝導フィルタが、第1通過域を有するバンド・パス・フィルタである、マルチプレクサ。
- 請求項34に記載のマルチプレクサであって、送信フィルタ又は非超伝導フィルタが、第1通過域の外側の周波数に位置する有限周波数送信ゼロを有する、マルチプレクサ。
- 請求項34に記載のマルチプレクサであって、送信フィルタ又は非超伝導フィルタが、第1通過域の外側の周波数に位置する、ゼロの又は2以上の有限周波数送信ゼロを有する、マルチプレクサ。
- 請求項34に記載のマルチプレクサであって、超伝導フィルタが、第1通過域の内側に位置する第2通過域を有する、マルチプレクサ。
- 請求項32に記載のマルチプレクサであって、該マルチプレクサはさらに、受信ネットワーク・フィルタを通って送られた信号を増幅する低雑音増幅器(LNA)を備えるマルチプレクサ。
- 請求項38に記載のマルチプレクサであって、低雑音増幅器が、極低温で冷却される、マルチプレクサ。
- 請求項38に記載のマルチプレクサであって、低雑音増幅器が、極低温で冷却されない、マルチプレクサ。
- 二重マルチプレクサであって、
入力と出力とを有する少なくとも1つの送信フィルタと、
少なくとも1つの受信フィルタであって、
入力と出力とを有する第1非超伝導フィルタ・ネットワークと、
第1非超伝導フィルタの前記出力と接続された入力と出力とを有する超伝導フィルタと、
超伝導フィルタの前記出力と接続された入力と出力とを有する第2非超伝導フィルタと、
送信フィルタの前記出力と受信フィルタ・ネットワークの第1非超伝導フィルタの前記入力とに接続された第1共通ポートと、
送信フィルタの前記入力と受信フィルタ・ネットワークの第2非超伝導フィルタの前記出力とに接続された第2共通ポートと、
を備える少なくとも1つの受信フィルタ・ネットワークと、
を備える二重マルチプレクサ。 - 請求項41に記載の二重マルチプレクサであって、第1共通ポートが、アンテナに接続される、二重マルチプレクサ。
- 請求項41に記載の二重マルチプレクサであって、第2共通ポートが、ベース・ステーションに接続される、二重マルチプレクサ。
- 請求項41に記載の二重マルチプレクサであって、第1非超伝導フィルタが、第1通過域を有するバンド・パス・フィルタである、二重マルチプレクサ。
- 請求項44に記載の二重マルチプレクサであって、送信フィルタ又は第1非超伝導フィルタが、第1通過域の外側の周波数に位置する有限周波数送信ゼロを有する、二重マルチプレクサ。
- 請求項44に記載の二重マルチプレクサであって、送信フィルタ又は第1非超伝導フィルタが、第1通過域の外側の周波数に位置する、ゼロの又は2以上の有限周波数送信ゼロを有する、二重マルチプレクサ。
- 請求項44に記載の二重マルチプレクサであって、超伝導フィルタが、第1通過域の内側に位置する第2通過域を有するバンド・パス・フィルタである、二重マルチプレクサ。
- 請求項41に記載の二重マルチプレクサであって、該二重マルチプレクサはさらに、受信ネットワーク・フィルタを通って送られた信号を増幅する低雑音増幅器(LNA)を備える二重マルチプレクサ。
- 請求項48に記載の二重マルチプレクサであって、低雑音増幅器が、極低温で冷却される、二重マルチプレクサ。
- 請求項48に記載の二重マルチプレクサであって、低雑音増幅器が、極低温で冷却されない、二重マルチプレクサ。
- 二重マルチプレクサであって、
入力と出力とを有する少なくとも1つの送信フィルタと、
少なくとも1つの受信フィルタであって、
入力と出力とを有する第1超伝導フィルタ・ネットワークと、
第1超伝導フィルタの前記出力と接続された入力と出力とを有する受信電子機器と、
受信電子機器の前記出力と接続された入力と出力とを有する第2超伝導フィルタと、
送信フィルタの前記出力と受信フィルタ・ネットワークの第1超伝導フィルタの前記入力とに接続された第1共通ポートと、
送信フィルタの前記入力と受信フィルタ・ネットワークの第2超伝導フィルタの前記出力とに接続された第2共通ポートと、
を備える少なくとも1つの受信フィルタ・ネットワークと、
を備える二重マルチプレクサ。 - 請求項51に記載の二重マルチプレクサであって、第1共通ポートが、アンテナに接続される、二重マルチプレクサ。
- 請求項51に記載の二重マルチプレクサであって、第2共通ポートが、ベース・ステーションに接続される、二重マルチプレクサ。
- 請求項51に記載のマルチプレクサであって、受信電子機器が、低雑音増幅器(LNA)を備えるマルチプレクサ。
- 請求項54に記載のマルチプレクサであって、低雑音増幅器が、極低温で冷却される、マルチプレクサ。
- 請求項54に記載のマルチプレクサであって、低雑音増幅器が、極低温で冷却されない、マルチプレクサ。
- 請求項32に記載のマルチプレクサであって、該マルチプレクサが、アンテナの位置から離れたベース・ステーション内に位置し、該マルチプレクサの共通ポートが、1本のケーブルを介してアンテナに接続される、マルチプレクサ。
- 請求項32に記載のマルチプレクサであって、該マルチプレクサの共通ポートが、1本のケーブルを介してアンテナに接続され、該マルチプレクサ及びアンテナが共に、該マルチプレクサ及びアンテナ間のケーブル損失を最小にするために、共通アンテナ・タワー上で互いに実質的にすぐ近くに位置する、マルチプレクサ。
- 請求項41に記載の二重マルチプレクサであって、該二重マルチプレクサの第1共通ポートが、1本のケーブルを介してアンテナに接続され、該二重マルチプレクサ及びアンテナが共に、該二重マルチプレクサ及びアンテナ間のケーブル損失を最小にするために、共通アンテナ・タワー上で互いに実質的にすぐ近くに位置する、二重マルチプレクサ。
- 請求項45に記載の二重マルチプレクサであって、該二重マルチプレクサの第1共通ポートが、1本のケーブルを介してアンテナに接続され、該二重マルチプレクサ及びアンテナが共に、該二重マルチプレクサ及びアンテナ間のケーブル損失を最小にするために、共通アンテナ・タワー上で互いに実質的にすぐ近くに位置する、二重マルチプレクサ。
- 請求項32に記載のマルチプレクサであって、該マルチプレクサはさらに、該マルチプレクサの受信経路に電気サージが起こった場合に超伝導フィルタの周りにバイパス経路を提供するためのスイッチされるバイパスを備えるマルチプレクサ。
- 請求項41に記載の二重マルチプレクサであって、該二重マルチプレクサはさらに、該二重マルチプレクサの受信経路に電気サージが起こった場合に超伝導フィルタの周りにバイパス経路を提供するためのスイッチされるバイパスを備える二重マルチプレクサ。
- 請求項51に記載の二重マルチプレクサであって、該二重マルチプレクサはさらに、該二重マルチプレクサの受信経路に電気サージが起こった場合に第1及び第2超伝導フィルタの周りにバイパス経路を提供するためのスイッチされるバイパスを備える二重マルチプレクサ。
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