JP2004529436A - 超音波診療院情報管理システム及び方法 - Google Patents

Abstract

各モジュールがリレーショナルデータベースを介してインタフェースされている複数のモジュールを統合している多機能情報管理システムである。該統合されたシステムは、大量の事務、データ、及び画像情報を管理し、インターネットを介してアクセス／編成が可能である。多機能情報管理システムの一実施例は、医学用超音波画像化及び血流力学研究所、例えば、多機能管理システムを組み込んでいる、心エコー検査やそれに匹敵する医学研究所の環境用の超音波研究所情報管理システム（ＵＬＩＭＳ）である。ＵＬＩＭＳは、１）予定作成及び作業手順モジュールと、２）患者情報及び人口統計モジュールと、３）請求書作成モジュールと、４）処置情報及び委託診断モジュールと、５）測定値、テンプレート及び計算モジュールと、６）最終印象及び解釈モジュールと、７）処置レポートモジュールと、８）一連の研究モジュールと、９）調査プロトコルモジュールと、１０）ユーザインタフェース及びサービスモジュールと、１１）ウェブベースモジュールと、１２）固有レポートモジュールと、１３）データベースモジュールと、１４）システム管理モジュールと、１５）セキュリティ、プライバシー及びユーザ構成モジュールと、１６）画像モジュールと、１７）システム及び技術支援モジュールと、及び１８）知識ベースモジュールとを備えている。

Description

【技術分野】
【０００１】
本出願は、米国協会の一つである医学教育及び研究のためのメイヨー（Ｍａｙｏ）財団の名義でもって、米国を除く全ての国を指定し２００２年５月１７日に国際ＰＣＴ出願として出願されたものである。本発明は概ね情報管理システム及び方法に係り、より詳しくは超音波診療院情報管理システム及び方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
医用超音波は現在、近代医療業務と一般に実行されている試験の一つを通じて用いられる。医用超音波は、通常の使用環境下では周知の有毒な影響のない非常に安全なエネルギ源である。医用超音波診療院は、より侵襲性をもった技術、例えば撮像や機能的心臓血管評価やドップラー血流動態や血流の視覚化等により公式に遂行される様々な数の機能に対応している。超音波は、特定の用途、例えば食道横断エコーや血管内エコーや手持ち式膣横断エコー等に適合させるべく様々な寸法と形状に調製することができる。一方、多次元画像処理や小型化された装置やディジタル画像処理や血管内及び他の侵襲装置や追跡子造影剤を含む新規な技術革新が展開されてきた。治療用超音波やパラメトリック画像処理もまた、開発されてきた。今日、大量の関連臨床研究及び教育情報を入手し収集し保存し伝送することができる。これらの多様な用途と機能性が、コンピュータ技術の進化と併せ医用超音波の分野における情報管理の効率を増大させる必要を生み出している。
【０００３】
近代的超音波診療院の様々な機能に対応するには、確固たる最新技術情報管理システムが必要である。医用超音波装置に関する管理システムを開発する試みは、かくしてこれまで失望する結果に満ちていた。大半の現行システムは未熟であり、ミネソタ州ロチェスターのメイヨー（Ｍａｙｏ）クリニックが開発した非侵襲性超音波画像処理及び血流動態診療院（Ｎｏｎｉｎｖａｓｉｖｅ Ｕｌｔｒａｓｏｕｎｄ Ｉｍａｇｉｎｇ ａｎｄ Ｈｅｍｏｄｙｎａｍｉｃ Ｌａｂｏｒａｔｏｒｙ）等の大規模臨床診療院システムの全資源を支えるまでに至っていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
これらを洗練され統一された用途へ照合しデータベース化すべく、多様な超音波資源及び方法を取り扱うことのできる情報管理システムの必要性が目下存在している。
【０００５】
それは、本発明が開発したこれらの及び他の考察に関するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明によれば、上記及び他の問題はそれぞれのモジュールが関係型データベースを介するインタフェースを有する複数のモジュールを統合した多機能情報管理システムを供給することで解決した。この統合化システムは、画像情報だけでなく大量の機能的で解剖学的で作業関連のデータもまた管理する。このシステムは、インターネットインタフェースを介してアクセスし編成することができる。
【０００７】
一実施形態では、本発明は医用心臓血管超音波画像処理や血流動態診療院、すなわち心エコー検査法や類似の医用超音波診療院環境に適した一体型超音波診療院情報管理システムを提供するものである。このシステムは、受診者管理やデータ収集や最終レポート調製の支援が可能である。このシステムは、有線及び無線接続を介する複数場所の複数源からの計測可能なデータ入力を支援する柔軟性を有する。このシステムはまた動的であって、診療院の容量及び形状と共に成長するよう容易に向上させることができる。このシステムの最終報告は、インターネットウェブブラウザオペレーティングシステムを介してアクセスされる視覚媒体に対応している。
【０００８】
本発明原理による情報管理システムは、多様な種類の超音波診療院の必要性を満たすべく設計し構築してある。このシステムは、様々なニーズを有する多様な数のユーザに配布することができる。このシステムは、出先機関サービスだけでなく独立した装置のニーズを満たすことができる。さらに、このシステムは容積と容量と人員と空間に投影される増加に適応するよう拡大可能である。さらにまた、このシステムは所望の如く撤去し改変しかつ／又は置換することのできる構成要素内に組み込んである。さらに、システムは拡張可能であり、データ及び図式及び画像管理技術をまさに収容する。
【０００９】
さらに一実施形態では、医用超音波診療院情報管理システムは主として３部分を統合化してある。すなわち、事務管理部と超音波データ管理部と超音波画像管理部である。システムの事務管理部は、小クリニックの切り盛りから非常に大きな医療企業までの全ての業態を管理する。医用超音波環境内では、事務管理部は概ね文書化試験遭遇や受診者の個体群統計や会計や日程計画や請求書作成や生産性測度や臨床説明責任等を指すものである。第三者の請求書作成やコード化や文書化や賠償等の経理関連システムが、これらの機能に直接接続してある。他の関連接続は、拡張された診療及び場所と国内及び国際アクセスと通信等への遠隔アクセスを含む。
【００１０】
さらに一実施形態では、このシステムの超音波データ管理部は、測定値や血流動態や機能や導出情報や所見やテキスト記述子等の入手英数字情報の入手、報告、照合を含む。これは、臨床超音波試験の複雑かつ常に変化する側面である。データの提出は、表形式やテクスト式や図式や画報式とすることができる。さらに、本発明の情報管理システムが動的プロセスに適合し支援するよう設計されるよう、データの提示を持続し展開させることができる。このデータは通常、臨床意思決定用に用いられる。また、本発明システムにより、教育や研究や処置や治療学等の分野にデータを用いることができる。従って、本発明情報管理システム内のデータや情報は、系統的な仕方で検索するのみならず照合もさせられる。
【００１１】
このシステムの超音波データ管理部内にさらに組み込んだものは、知識に基づく工知能である。
【００１２】
システムの超音波画像管理部は、視覚媒体や静止画や動画、ディジタル文書やパラメトリック情報等の大きなサイズの文書を収容する。大きなサイズのディジタル文書、例えば高フレームレート（例えば、毎秒２００乃至３００画像フレーム）でもって表示される画像や視覚的資料は、本発明システムにより管理される。全ての画像情報は、組織的方法による検索のみならず収集もされ、他のデータと同様に処理される。画像管理要素内のデータ量は、先の二つの機能におけるデータ量よりも相当に大である。
【００１３】
さらに一実施形態では、事務管理部や超音波データ管理部や超音波画報管理部がもたらす全ての情報が単一の情報管理システムへ統合される。
【００１４】
本発明を特徴付ける新規性のこれら及び様々な他の利点ならびに特徴は、本願明細書に添付した特許請求の範囲内で特異性をもって指摘してある。しかしながら、本発明とその利点及びその使用により得られる客体をより良く理解するには、本発明のさらなる一部を形成する図面ならびに付随する説明事項を参照されたく、本発明になる装置の具体例をそこに図示し説明してある。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１５】
ここで、図面を参照するに、同様の符号は全体を通じて対応する部分を表わす。
【００１６】
本発明は、各モジュールが関係型データベースを介してインタフェースを有する複数のモジュールを統合した多機能情報管理システムを開示するものである。一体型システムは、大量の事務やデータや画像情報を管理し、インターネットを介してアクセス／編成が可能である。
【００１７】
一例として、本発明は医用心臓血管超音波画像処理や血流動態診療院、すなわちエコー式心臓血管や類似の医用超音波診療院環境或いはラボラトリ（ラボ）に適した一体型超音波診療院情報管理システムを提供するものである。このシステムは受診者管理やデータ収集や最終レポート調製に対応しており、複数源からの計測可能なデータ入力に対応する柔軟性を有する。このシステムは動的であり、診療院の容量及び形状と共に成長するよう容易に向上させることができる。システムの最終報告は、インターネットウェブブラウザオペレーティングシステムを介してアクセスする視覚媒体に対応している。
【００１８】
本発明原理による超音波診療院情報管理システムは、主に３部分を統合してある。すなわち、事務管理部と超音波データ管理部と超音波映像管理部である。統合システムは、医用心臓血管超音波撮像及び血流動態診療（すなわち、心臓エコー検査法や類似の医用診療環境）用に用いることができる。一実施形態では、統合システムは複数のモジュールを含む。すなわち、１）日程作成及び作業手順モジュール、２）受診者情報及び個体群統計モジュール、３）請求書作成モジュール、４）処置情報及び照会診断モジュール、５）測定値及びテンプレート及び計算モジュール、６）最終所見及び分析モジュール、７）処置レポートモジュール、８）一連の調査モジュール、９）調査規約モジュール、１０）ユーザインタフェース及びサービスモジュール、１１）ウェブ準拠モジュール、１２）固有レポートモジュール、１３）データベースモジュール、１４）システム管理モジュール、１５）保安及びユーザ動能モジュール、１６）画像モジュール、１７）システム及び技術支援モジュール、１８）情報ベースモジュールである。
【００１９】
本発明の利点は、システムが堅固であってテンプレート駆動であってインターネットへアクセス可能であることである。このシステムは、その報告機能を増大させてあり、案内付き請求書作成機能を提供する。加えて、このシステムは出先機関診療支援をもたらし、測定データと情報の一連の調査を可能にしている。さらに、このシステムは事務管理やデータ管理や画像管理を包含している。
【００２０】
このシステムの上記のモジュールを、以下に詳述する。
【００２１】
１）日程作成及び作業手順モジュール
このシステムの日程作成及び作業手順モジュールは、入院、処置、退院すなわち帰宅を通じた面会の初期日程作成から受診者を追跡するものである。このモジュールは、医師と超音波技師と支援職員が作業手順や作業連環を総覧する要件を含んでもいる。このシステムが適当なインタフェースをもって他の日程作成システムから情報を受信できることは、言うまでもない。
【００２２】
日程作成及び作業手順モジュールは、受診者が処置に向け特定の心エコー検査法診療院所在地に到着することで始動する。受診者が退院した時に、受診者の外来は完了する。受診者が一日に２回以上外来し、各外来が複数の処置予定を有することもあろう。受診者の「入院」に必要な全ての情報が後から追加される緊急の状況が存在することもあろう。
【００２３】
処理の一ステップは、所与の外来／期日の受診者の日程を特定することにある。これは、受診者名や識別番号或いはＩＤ標識や時間や診療院所在地や照会医師や予約の種類や照会診断等の他の関連情報によることができる。受診者の状態や報告状況や担当職員や補足説明及び／又は病院情報は、そこでそれらが利用可能となった際に視認することができる。日程作成ディスプレイのスタイル及び／又は日程作成ディスプレイの変更はユーザの嗜好に依存しており、診療院向けのデスク或いは入院場所にて用いることができる。
【００２４】
他のステップの処理は、日程作成ディスプレイからの幾つかの視認情報を選択・取出すことにあり、何故ならユーザは日程作成ディスプレイの幾つかの情報を視認するよう認可されるだけであるからである。この選択機構により、ユーザは予約日付と場所や予約種やレポート状況や受診者状態や担当職員等を簡単に変更することができる。さらに、レポートフィルタにより全ての変数／分野或いは利用可能な変数／分野の組み合わせを眺めることができる。追加のレポートフィルタを本発明範囲内で全ての予約或いは埋まった予約を視認させるのに用いること、初期設定図すなわちテンプレートをユーザ或いはシステム管理者が構成できることは言うまでもない。
【００２５】
この処理のさらなるステップは、時間内の任意の時点における病室状況情報を示すディスプレイを提供することにある。病室状況図は、「空港表示盤」と同様に他のユーザによりアクセスできるような方法でデータや情報を配置できることを示すものである。一実施形態では、このディスプレイは一つの所在地に関する全ての病室を示す。受診者記録が「病室収容」或いは「検査待機」を反映する場合、そのときは受診者はディスプレイ上に反映される。
【００２６】
日程作成及び作業手順モジュールでは、受診者が到着から退出までの外来を通じて進むにつれ、全ての記録データがシステム生成タイムスタンプをもとう。
【００２７】
受診者の予約は、中央予約デスク（ＣＡＤ；Ｃｅｎｔｒａｌ Ａｐｐｏｉｎｔｍｅｎｔ Ｄｅｓｋ）システムにて行なうことができ、外部インタフェースを介してシステムの別のモジュールへ通信される。受診者の予約が遠隔的に可能であることもまた、言うまでもない。遠隔地で予約を行なったときは、この予約がシステムへ送信される。システムはそこで、場所と時間と予約種を突き合わせ、日程作成及び作業手順モジュール上の適当なスロットを埋める。システムが予約を埋める適当なスロットを見出せない場合、そのときはシステムは日程表上の予約を埋めるよう強制し、「強制予約」として予約にフラグを立てる。
【００２８】
また、予定された予約はシステムを介して削除することができる。予定された予約を個別或いは遠隔予約システムを介して削除できることは、言うまでもない。この種の削除はシステムへ通信され、さらに日程作成及び作業手順モジュールを修正する。
【００２９】
処理の追加ステップは、外来を通じた開始時間や現在の状態等の受診者状態情報を収集するものである。このステップは、外来中ずっと開始時間や現在の状態等の報告状況情報を収集することもできる。
【００３０】
システム内でなされた変更は自動的にトリガーするか手動でトリガーでき、予約は任意の予約種に対してなすことができ、このモジュールは所定分野の大半を無効とする柔軟性を含む。また、個々の受診者に関するユーザの特別時間フレーム内の全ての予約が視認できることもまた言うまでもない。日程作成と作業手順モジュールは、予約を動かす能力や、人物や関与医師や日付や時刻や状態により予約を探索する能力を有する。さらに、日程作成及び作業手順モジュールは期日範囲や場所や予約種により空き予約を探す能力を有することは言うまでもない。特定の職員が必要とされる場合、日程作成及び作業手順モジュールは予定時間に職員を割り当てることができる。日程ディスプレイは、受診者に対し割り当てられた特定の職員に受診者の状態が宿泊には至らないことをハイライト表示する。
【００３１】
日程作成及び作業手順モジュールにより、当地での超音波技師とＥＣＧ技術及びエコー職員の可用性を特定することができる。これは、ディスプレイ上で変更される「入院」状況と「退院」状況によって達成することができる。日程作成及び作業手順モジュールは、場所や予約種別や日付や週の曜日等により埋まっていない容量を視認して監視する能力を提供しもする。例えば、このモジュールは必要とされる利用可能な超音波技師や医師や追加の職員の担当リストを作り出す。このリストは、入院時或いは医療処置中の他の任意の時点で受診者に特定の職員を割り当てるのに用いられる。受診者の状態は、システムユーザにより手動で或いは適用可能であれば自動的に変更させられる。状態における各変更は、システム生成タイムスタンプを生み出そう。かくして、このモジュールは受診者状態情報の動的表示を提供し、入院受診者と外来受診者を区別し、予約外来を取り下げて予約の取り下げ又は再度予定した予約の利用可能な履歴の作成を可能にし、取り下げ或いは再度予定した予約に対する視認をもたらし、臨床番号或いは受診者番号により受診者データが探索できるようにする。
【００３２】
また、このモジュールはタイムスタンプや状態時間長といった個々人に準拠した受診者の状態をチェックする能力をもたらす。例えば、このモジュールは「予約しっ放し」図リスト及び／又は当日の「主検査リスト」と、それらの状態をディスプレイ上で変更する能力をもたらそう。初期設定図は、「予定／入院」図に似ているかも知れないが、加えて予約日を含む。このディスプレイは、「空き」から「レポート完了」までのレポート状況をもった受診者だけを含もう。受診者は、その最終状態となるまでこのリストに残される。濾過は、予定済みと取り下げ済みと予約しっ放しと最終を除き、他の全ての状態について利用可能である。従って、このモジュールは「リスト総覧」を可能にするが、職員により濾過される。「リスト総覧」に関する初期設定は、全ての入手可能なレポート状況ならびにログオンユーザとなろう。このフィルタはこのシステムのユーザ向けに確立され、それ故にユーザは受診者の特定の所在／状態だけを視認する。
【００３３】
このモジュールは、診療院用途向けに利用可能な機器を監視して割り当てる。機器リストが、この種の機能に向けに提供される。一実施形態では、病室に機器を関連付けるテーブルが確定し、それによって受診者に病室割りがなされた時に機器割り当てが自動的になされる。一連の番号と他の識別子によるこの機器は、モジュール内の記録とともに保存されよう。従って、このモジュールは各機器ごとの所在場所を表示する。例えば、電子環境装置（ＥＥＤ）が一群の病室の外部に位置する場合、このモジュールはこれらの病室で現在進行している受診者調査の初期設定所見をもたらそう。このモジュールは、診療院状態所見に関する能力をもたらしもする。例えば、モジュールは、一日の間の任意の点で、待機し予定し完了した受診者の状態を監視する。
【００３４】
２）受診者情報及び個体群統計モジュール
このシステムの受診者情報及び個体群統計モジュールは、受診者の入院過程に組み込んである。それは、個体群統計データを含み、その種の情報を使用し表示する箇所を調整しもする。この情報の一部は、上記の日程作成及び作業手順モジュールの説明に記載されてもいる。
【００３５】
その一つの処理にあっては、受診者外来が始まるや否や、受診者と処置に特有のデータが蓄積される。幾つかのデータは、中央検査装置（ＣＲＤ；Ｃｅｎｔｒａｌ Ｒｅｖｉｅｗ Ｄｅｖｉｃｅ）等の外部システムから入手可能である。追加データは、外来期間を通じて受診者に記録される。このデータの例は、血圧等血流動態や体重や身長等である。
【００３６】
この処理は、受診者の登録と入院情報の蓄積／記録をもって続けられる。入院で収集された情報は、例えば身長や体重やＢＳＡ（体表面積）やＢＭＩ（肥満度指数）や誕生日や性別や妊娠年齢（適用可能な場合）や絶食情報等である。一部の情報は、ユーザインタフェースを介してシステムから事前に読み込むことができる。受診者の入院が完了すると、タイムスタンプを取り、受診者の状態は「入院」へ変更される。受診者情報と個体群統計モジュールは、「変更日誌」内の変更された全ての事項の追跡を続け、複数の観点の個体群統計データを示す。例えば、出先機関において、受診者情報及び個体群統計モジュールは受診者の旧姓と以前の嫁ぎ先名や追加の補足説明等をもたらす。モジュール内の情報に基づき、日程表からの情報へアクセスする迅速な指路案内を果たすことができる。個体群統計データ収集図が中央診療院内と出先機関では異なろうことは、言うまでもない。
【００３７】
３）請求書作成モジュール
このシステムの請求書作成モジュールは、遠隔請求書作成システムに対し情報を蓄積して送信する。
【００３８】
処理時に、実行する各処置ごとに、請求書作成モジュールは全ての可請求要素を収集し、全ての可請求要素を特定の受診者と診断と外来と処方医師とに関連付ける。例えば、請求書作成モジュールは請求書作成診断と請求書作成入力の間の連関を生成する。この連関は、妥当な項目が処置ごとに課金されることを検証する。提供される全ての専門職サービスごとに、請求書作成モジュールにより異なる分類の処置と個別請求レートの間の区別が可能となる。例としては、「限定」や「無料」や「複合」や「助成」や「調査会計」等が含まれる。従って、請求書作成モジュールは処置の各個別請求書作成分類ごとに請求書作成項目の固有リストを提供するとともに、処置が完了したものの請求書作成記録が未だ送付されていない時に通信する報告機構を提供する。
【００３９】
また、請求書作成モジュールは日と場所と課金種と処置種により編成された月計／日計の請求料金をもたらす。一例では、請求書作成モジュールは処置を完了した受診者の会計報告を提供しよう。別の例では、請求書作成モジュールは年初来（ＹＴＤ）課金の一覧を提供しよう。さらに、請求書作成モジュールは請求書作成項目や照会診断や実行した測定や処置種や処置要素等の端緒をもたらす。請求書作成項目や照会診断や実行した測定や処置種や処置要素は、探索ならびに他の機能用にコード化或いはバーコード化することができることは言うまでもない。
【００４０】
４）処置情報及び照会診断モジュール
処置或いは調査は、受診者外来を取り囲む様々な活動に関する主要な呼称である。診療院は、例えばエコーを印加する小児科から内科的処置までの全域を包含する複数の個別処置を実行しよう。医師照会診断は、予約が作成されたときは何時でも提供される。それは通常、受診者が調査用に日程作成した理由に関して可能な限り大量の情報をもたらすテキストである。このモジュールは、テキストを「コード化」照会診断により置換することができる。「コード化」照会診断は、受診者外来の早期に超音波技師により判定される。この診断はそこで最終レポートに登場し、あらゆる遡及検索用に用いられる。請求書作成照会診断は、「コード化」照会診断に基づいて提案することができる。また、請求書作成診断は、施した処置や使用した機器や他の業務関連要素に基づいて受診者外来の終期に指定することができる。これらの診断は、請求書作成システム上の有効な料金コードに対応する。
【００４１】
一例として、受診者が入院したときに、このシステムは未だ割り当てがされていない場合は職員を割り当てる。これにより、利用可能であるとは何時でも職員を割り当てる簡単な指路案内が可能となり、特定の個人が既知でないときに調査に対する役割の割り当てを可能にする。
【００４２】
また、処置タイプは各調査に割り当ててある。この処置タイプは、予約種によって最初に初期設定することができる。例えば、予約種「行使」は処置種「ストレス行使」を表わす。妥当な処置種を選択することで、このモジュールはこの情報を用いて人を最良のテンプレート及びシステム内で利用可能なタブへ案内する。例えば、手続種選択肢が食道横断エコーである場合、そのときはタブは鎮静情報を収集するのに利用可能である。
【００４３】
若干の手続種がユーザを妥当なテンプレートへ案内するのにそれ以上の細別を必要とすることは、言うまでもない。これの例は、ストレス行使処置種である。ストレス行使処置種は、無端ベルト装置や自転車や分析のみにさらに分割することができる。
【００４４】
処置種は、処置要素に関連させてもある。処置要素は、調査中に何が実際になされたかの記述である。例えば、基礎となる成人のエコーの処置種は、２ＤやＭモードやカラードップラー等を生成する。処置要素が最終レポートに必要であるかどうかの未解決の問題が、依然として存在する。このシステムは、複数の処置要素を必要に応じて一回の外来中に選択し割り当てるようにもする。このシステムは照会診断と手順要素に基づき最初に必要な医療履歴情報を割り出し、測定値を所定群に編成するためのテンプレートの使用に対応する。従って、このシステムは任意のテンプレートを選択し使用する能力を可能にする。このシステムは、照会診断と処置種に基づき最初に必要な医用履歴情報を判定することもできる。
【００４５】
処置情報と照会診断モジュールの作動時に、入院と入室と退院時間を記録する手続き中にタイムスタンプが収集され、事前の所見或いは他の補足説明が必要があれば必ず受診者の来院中ずっと超音波技師や他の臨床医により記録される。ユーザは、これらのうちのいずれが処置レポートに表記するかを指定することができる。臨床医の補足説明と指図した医師の補足説明は、綴りの誤りについて随意選択的にチェックすべきである。
【００４６】
一例として、「研究ＸＸＸ」の指定種はこれが手続種の特定集合に関するものであることを示す。一旦これを選択すると、調査用の非常に特定されたテンプレートを選択することができる。研究テンプレートは、要求された分野として各データ項目をもたねばならない。これは、他の調査テンプレートとは異なるものである。これに基づき、テンプレートの要件は分野が必要か随意選択的であるかを可変することにある。
【００４７】
また、測定値及び計算データベースの能力に基づき、構成可能なデータベースの外部に特定の「ストレス」情報を記憶させる追加の必要性が存在しよう。異なる規約は、異なるテンプレートと異なるデータ項目を必要としよう。
【００４８】
このモジュールは、鎮静を必要とするあらゆる処置種に関する鎮静テンプレートのアクセスをもたらしもする。印刷したレポートに関して必要なデータ項目は、全ての受診者に記録される標準データの小集合に他の重要なデータを加えたものである。このデータの多くは、測定値データベースに簡単に適合しない自由形式テキストである。
【００４９】
５）測定値及びテンプレート及び計算モジュール
測定値は、受診者の健康を有効に診断する能力をもたらす核となるデータ要素である。エコー診療院等の診療院は、医療知識と診断機器能力における進歩に起因する動的な環境において動作する。本システムは、新規の測定値を規定し、それらを処置に導入する能力を有する。多数の測定値と計算可能性をもって、実行中の調査種に従いデータ項目を動的に編成可能とすることが重要である。テンプレート（予め編成されたデータ）の使用が、最速のデータ入力を容易にする。このシステムは、入力用に必要な編成とは異なるであろう分析用のデータを編成しもする。テンプレートは、これも容易にする。このモジュールは、特定用途向け数値測定値の定義を可能にし、全ての処置測定データ入手に関する構成可能な測定値に依存する。これらの測定値には、エコーに特有の他の臨床測定値が含まれる。各測定値が、データ種と精度と解剖学的部分と有効な様式と表示ラベル及び記号ラベルと測定ユニットと時期と測定名／種別を記述する十分な情報を要求しよう。版作成の幾つかの見解が、「修正」測定値の適切な分析と遡及的集合を保証するのに必要となろう。
【００５０】
このモジュールは、定性的測定の規定を可能にもする。定性的測定は、特定の解剖領域や他の雑多な処置態様に関する主観的評価或いは概括的補足説明をなす能力をもたらす。最も基本的な種の質的測定は、自由形式のテキスト列である。他の定性的測定は、選択リストを利用しよう。後者の種別は、計算された測定値表現、すなわち一義的には「想定」試験内の試験状態として用いることができる。
【００５１】
さらに、このモジュールは計算された測定値の定義と検証を可能にする。計算された測定値は、選択リストに基づく定性的測定値に基づく先に定義した数値測定値や定数や論理選択の所産である。測定値記号名と数学的演算子を用い、公式が作られる。身長や体重といった幾つかの受診者／外来の属性を、計算エンジンに対し利用可能とする必要がある。あらゆる入力測定値の編集が、計算結果の再計算に帰結する。測定値の説明は、ヘルプ機能キーを介して利用可能である。説明情報は、計算された測定値に関して用いる計算の記号表現だけでなく、外部作成されたテキストを含みもする。このモジュールにより、測定テンプレートを定義して日付入力が可能となる。測定テンプレートにより、ユーザは解剖学や物理療法や診療院が選択した他の範例に基づいて測定値を群に編成することが可能となる。例えば、ストレス規約テンプレートを時系列測定値収集用に含めることができる。ストレス規約は、適用した所定の制御変数とストレス処置中に収集された測定値を識別する。ストレス行使エコーでは、無端ベルト装置の等級及び速度は制御変数であり、その一方で心拍数及び血圧は得られた測定値である。薬理学的ストレス処置では、薬物投与及び線量が等級と速度に置き換わろう。この規約は、ステージ間の時間間隔（又は別の起き得る事象）を規定もしよう。
【００５２】
このモジュールは、エコー印加処置のステージ或いはステップをもたらす所定のストレス規約の作成に対応してもいる。一般に、これには「変数制御」と時間間隔の特定が含まれる。自動的に生成された処置測定値入力スクリーンは、テンプレート内容に基づくものである。テンプレートは、スクリーン配置において役立つ追加の情報を必要としよう。この種の情報は、インジケータと方位のグループ分けを含もう。テンプレート内の測定順は、入力スクリーンの順序付けを決定するのに役立つ。一例は、押動時にテンプレート或いはテンプレート内容を変えるテンプレート上の狭窄症インジケータであろう。
【００５３】
このモジュールはさらに、レポートテンプレートの能力に対応している。これらのテンプレートは、フレームワークやロードマップをレポート、例えばエコーレポート用に生成するのに用いられる。テンプレートは、分析要件と測定値を供給する。追加の事項を、それを作成する際に特にエコーレポートに対し付加することができる。
【００５４】
加えて、このモジュールは測定値に関する記憶と検索と通常範囲の計算に対応するものである。標準は、データ収集と経時分析から生ずる。個体群統計的分類は、母集団全体の差別化標準の主要方法である。例えば、２０歳を過ぎた男子は、特定の測定値集合に関する標準を共有しよう。標準を実装する手法が受診者とデータベーステーブル及び／又は計算からの戻り値を階層化し、標準の計算に対し新規テーブルとアルゴリズムを追加し、主要アプリケーションを修正することなく参照させる能力を支援する。
【００５５】
研究が進むか或いは新規の人工装具装置が市場に投入されると、その必要性が生じて既存の標準モデルを拡張する。本システムは、標準モデルを作成し、主要アプリケーションとは独立の或いは良好に要約した値を戻すことで解をもたらす。このシステムは、次のテーブルを利用することができる。すなわち、ＢＳＡ（体表面積）測定値のない成人のためのフェインバウム（Ｆｅｉｇｎｂａｕｍ）テーブルと、ＢＳＡ測定値をもった成人のためのガーディン（Ｇａｒｄｉｎ）テーブルと、小児科受診者のためのヘンリ（Ｈｅｎｒｙ）テーブルと、製造者からの人工装具弁の標準範囲と、心収縮（Ｄｉａｓｔｏｌｉｃ）機能の標準範囲である。このモジュールは標準範囲の外側に含まれるあらゆる測定値に視覚的にフラグを立てさせ、標準と標準範囲外のそれらによって測定値を編成する能力をもたらす。
【００５６】
さらに、このモジュールは画像とこの画像上に記録された測定値に基づいてテンプレートを動的に構築する能力／拡張性をもたらす。特定の測定値は、テンプレートや処置種や血流動態データ内のどんな変化にも関係なく一度入力されるよう要求されるだけである。このシステムは、医療におけるディジタル画像処理及び通信（ＤＩＣＯＭ；Ｄｉｇｉｔａｌ Ｉｍａｇｉｎｇ ａｎｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ ｉｎ Ｍｅｄｉｃｉｎｅ）インタフェース等のインタフェースを介して複数の製造元の超音波機器から取得したデータに対する測定値の将来の連関に必要な改善を適合させもする。この測定は２以上の入力値を受容し、測定値に関する平均をもたらす。このシステムは全ての入力データを記憶し表示し、それらを再編集できるようにし、平均値の再計算をもたらす。平均化した結果は、入力スクリーンとレポート上で視覚的にフラグを立てることができる。
【００５７】
さらに、測定値は関係型データベース質問ツールを介して検索可能である。測定システムを構成可能とする欲求が原因で、測定値を保存するデータベーステーブルは各測定値に対応するデータベース分野の伝統的概念に合致しないかもしれない。むしろ、名前／値手法を用い、それが最適テーブルと調査目的の質問を生成すべく中間処理を必要としよう。この種の中間処理は恐らく時間が経過した後で生起し、そのことが生産データベースへの質問の行為影響力を最小化しよう。測定項目及び記憶により、処置中のユーザ定義位置における複数組の測定値の入力が可能となる。
【００５８】
呼吸比較等の処置は、２以上の測定値集合が得られることを要求する。このモジュールは、必要に応じて新規の集合を生成し標識付けさせるのみならず、前ストレス／後ストレス等のこれらの処置種に関する初期設定ステージもまたもたらす。
【００５９】
モジュールは、心壁運動データ分析と採点に関する視覚に基づく補足説明法に対応してもいる。視覚表示は、複数の断面図を含もう。この図は、傍胸骨短軸と心尖部４室と心尖部長軸と心尖部２室と傍胸骨長軸を含もう。
【００６０】
このモジュールは、胸大動脈測定用の視覚準拠注釈法に対応してもいる。測定値から生成されるデータは、胸部大動脈の一連の調査を支援する。
【００６１】
６）最終所見及び分析モジュール
臨床外来受診者の分析は最終所見を介して要約される。医者は最終所見を作成し、受診者と受診者の現在及び進行中の手当と処置に関連する他の介護者に対する臨床評価ならびに勧めを通信する。医師の最終所見は、エコーレポート等の受診者レポートの重要な一要素となる。超音波検査者は、独立した「コード化」最終所見を生成し、規格化された文言と用語に基づく遡及的研究検索の手助けとなる。これらのコード化最終所見は、処置レポートには含まれない。最終所見及び分析モジュールは、最終所見陳述により容易に収集することのできない調査に関する重要な補足説明を顧問医師或いは超音波診断者が口述或いはタイプ打ちできる自由形式補足説明領域をもたらす。
【００６２】
測定値収集及び分析テンプレートでは、モジュールは最終所見陳述へアクセスする能力をもたらす。このことは、特定のテンプレート或いは測定値が最終所見陳述に対して論理的関係を有することを要求する。例えば、駆出率測定値は駆出率に関する観察を陳述する所説を有し、測定値を所説中に置くこととなろう。別の所説は、測定値が標準であると認識され、標準的機能を記述する所説を自動的に生成することを要求しよう。
【００６３】
異なる処置種が、異なるレポートテンプレートを表示する。これらのレポートテンプレートは、レポートが完結するようコード化しなければならない所説の範疇を有する。それらは、完結性と一貫性を容易にするのに役立つ。これらのコード化された所説は、レポート例えばエコーレポートの分析章向けにテキスト或いは黒丸付き項目を生成する。加えて、これらのコード化命令は遡及調査用に用いられる。
【００６４】
レポート分析部は、測定値と超音波検査コード化及び／又は顧問医師コード化により動的に生成することができる。このモジュールは、最終所見としても示される任意のコード化事項の抽出或いは注目を可能にする。コード化機構は、関係型データベースへのアクセスを介する遡及的調査用にアクセスすることのできる対応する数値表現を用いた最終的な所見文言の構築を可能にすべく要求されよう。このモジュールは、入力指示された数値及び範囲や単数／複数修飾子や試験置換やオーダー付きパラメータや修飾子やレポートすなわち入力形式を削除したものや自由形式テキスト入力や日付／時刻入力指示や章への語句の連結等を含む能力を有しもする。
【００６５】
７）処置レポートモジュール
受診者を診療するや否や、外来受診者レポートを作成するデータが利用可能となる。報告の見地からは、二つの主要「外来所見」データが存在する。「処置日誌」は、外来中に収集した全てのデータを含む。「処置レポート」は、受診者ならびに診療院の臨床クライアントにとって重要と考えられる「処置日誌」の一部を含む。
【００６６】
処置レポートが担当医師により承認されるまで、それは予備レポートと見なされる。外来（及びレポートの寿命）期間中の特別なステージでは、このレポートの版がシステム、例えばＥＲＩＳ（非常時資源識別装置）システムへ送られる。最終報告の写しは、受診者履歴フォルダ内に置かれる。外来受診者に適用する全てのデータは、処置日誌とレポートの構築ならびに個人仕様化を容易にすべく章ごとに編成される。レポートの章の例には、個体群統計や照会診断や血流動態やドップラー測定値やストレスパラメータや心壁運動図等が含まれよう。
【００６７】
レポートモジュールは、初期設定の包摂／除外と複数版のレポートに関するデータ部の序列化を可能にもする。レポート版には、オンライン処置日誌やオンライン処置レポートや印刷した処置レポートやＥＲＩＳ処置レポート等が含まれよう。レポートモジュールは、特定の外来に対して適用される特別なレポート版に関するデータ章の特別な包摂／除外を特定しもする。
【００６８】
報告過程では、一般にレポートのサインオフ手順が医師のサインオフに先行して超音波技師のサインオフを要求する。本システムでは、医者及と超音波技師はウェブアクセスを介する遠隔地からのレポートサインオフを行なうことができる。オンラインレポート検査中、現在のユーザがシステム内で経過記録されているかどうかに拘わらず、要請された臨床医により特定のサインオフを承認し遂行することができる。レポートモジュールでは、事前或いは最終レポートの特化版を、特定のデータ修正や特定の外来受診者状態推移或いは事象に基づいて電子レポートシステムへ送信することができる。これにより、オンラインレポートからデータ源との間での有効な指路案内が可能となる。さらに、データ要素に対するアクセスがオンラインレポートからのテキスト及び計算規定を手助けする。また、下敷きとなる外来データに対する変更に基づき、最新の更新レポートデータを生成することができる。
【００６９】
さらに、レポートモジュールはデータの全ての視覚要素、例えば心壁運動図や胸大動脈図を視覚表示能力をもった装置に組み込むことができる。このレポートは、視覚的に生成したデータの代替テキスト表現、例えば視覚表示能力をもたない出力目標に対し用いる心壁運動補足説明／採点を提供しもする。最終レポートは、出先機関或いは他の遠隔地にファックスすることができる。最終レポートのサインオフに従うどんなデータの修正結果も、レポートが修正されたことを示す将来のレポートを生じよう。修正されたデータは、オンラインレポートにおいて随意選択的にフラグを立てることができる。
【００７０】
オンラインレポートが随意選択的であり、このレポートが印刷されたレポートでもあることは言うまでもない。このモジュールは、別個の容易に視認される視覚的合図のオンライン及び印刷レポートを用い、事前及び最終レポート間ならびに原初及び修正最終レポート間を識別することができる。
【００７１】
８）一連の調査モジュール
一連の調査により、特定の受診者に関する特定の測定値の時間準拠分析が可能になる。それらは通常、特定の受診者の前進と健康を追跡するのに用いられる。対照的に、調査研究或いは規約は統計分析用に多数の受診者から測定値を収集する。
【００７２】
一連の調査は、調査種により同定され生成される。一連の調査種は、腫瘍学と高血圧種を含もう。各受診者は、所与の時刻に有効な各種の一連の調査だけをもてばよい。追加の一連の調査種は、任意の時点で作ることができる。一連の調査は、任意の時点で受診者に対し開始することができる。進行中の一連の調査への特定の外来の組み込みは、臨床医の裁量とすることができる。
【００７３】
一部の事例では特定の外来にはフラグを立てず、何故なら外来は一連の調査には動向データを歪曲しないようにするため或いは緊急処置が原因で適用可能でないからであることは、言うまでもない。初期設定により、外来は一連の調査の一部となり得るが、ユーザは初期設定を無効にすることができる。
【００７４】
一旦測定値が特定の調査種に割り当てられると、このモジュールは入力指示を発するか、さもなくば将来の調査にける測定値の取得にユーザを手助けすることができる。一連の調査モジュールは、全ての適用可能な外来に亙って一連の調査に割り当てられた測定値を検査する能力をもたらす。データは、表計算フォーマット等の便利なフォーマットでもって表示される。個人的な計測値は、図表表現及び／又は経時比較について可選択とすべきである。一連の調査は、必要に応じて処置日誌及び／又は処置レポートに含めることができる。
【００７５】
９）調査規約モジュール
調査規約モジュールは収集した受診者データの遡及的統計的分析調査を提供し、業務或いは他の組織の調査と教育的必要性とに対応する。調査規約モジュール用のデータは、測定値と個体群統計及び／又は他の主観的な情報を含もう。調査は、プライバシー規則を適合させるべく臨床情報ごとに仕切ることができる。
【００７６】
固有請求書作成コードを、調査規約に割り当てることができる。このモジュールは入力指示を発するか、さもなくば逸失した規約測定値をユーザが同定するのを手助けすることができ、何故なら規約に割り当てられた全ての測定値を規約外来中に収集することが好ましかろうからである。複数規約の支援にて外来を予定できることは、言うまでもない。規約関連のデータは、調査規約モジュールにより或いはシステム内の他の任意のモジュールにより調査者へ提供される。
【００７７】
このモジュールにより任意の時点での調査規約の作成が可能となり、測定値を調査規約に割り当てることが可能となる。また、このモジュールは、研究目的に合わせて定量化或いは階層化することのできる質問形式情報データ項目の作成を適合させる。
【００７８】
１０）ユーザインタフェース及び共通サービスモジュール
ユーザインタフェース及び共通サービスモジュールが、自動的なデータ記憶用のユーザ始動機構を提供する。このモジュールは、扱い慣れたユーザに対しデータを素早く入力するための「熟練者モード」を提供する。このモジュールは、外来受診者の全ての要素に対する有効で直観的な指路案内を可能にする。自動デ−タ記憶機構やユーザ始動データ記憶機構をコンピュータソフトウェアウィザードやテンプレート等の任意の周知の型にできることは、言うまでもない。ユーザインタフェースと共通サービスモジュールがインターネット環境内で動作できることもまた、言うまでもない。
【００７９】
１１）ウェブベースモジュール
ウェブベースモジュールは、主にウェブブラウザ内に配備された全てのアプリケーションインタフェーススクリーンを提供する。保安（セキュリティ）機構は、例えば、測定値入力や予定作成等の一定の作業のインターフェースアクセスを、適切な部門や施設の職員に限定するようにウェブベースモジュール内に実装されている。この保安の実装により、様々な関心を寄せる関係者、特に関与医師により受診者の最終レポート等のレポートの所見が可能になる。この保安機構は、保安及びユーザ構成モジュール（後の説明を参照のこと）等の個別モジュールにて構成することができる。
【００８０】
従って、このシステムはウェブ準拠とすることができる。このシステムは、ＸＭＬやダイナミックＨＴＭＬやスタティックＨＴＭＬやジャバ（Ｊａｖａ）或いはオラクルデータベース（Ｏｒａｃｌｅ ｄａｔａｂａｓｅ）等を用いて実装することができる。この技術は、アプリケーションをウェブブラウザ内で展開させることで展開を簡単化する。例えば、エンタープライズ・ジャバビーンズ（ＥＪＢ；Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ Ｊａｖａ Ｂｅａｎｓ）を用いることで、このシステムはデータベース内に記憶させてどんな電子医療システムからも簡単にアクセスできるようにするＸＭＬレポートを生成することができる。
【００８１】
一つの例示的な実装では、このシステムには以下のアプリケーションが組み込まれる。
サーバ側技術では、
ＪａｖａとＥＪＢ（サーバー側要素アーキテクチャと迅速なアプリケーション開発と保守可能性と拡張性）や、
データベースとＸＭＬ（外来と測定値の動的な文書指向図と可搬型データフォーマットとレポートのＸＭＬから関係型への写像）や、
サンオラクル・ビーズ・ウェブロジック（Ｓｕｎ−Ｏｒａｃｌｅ−ＢＥＡ'ｓ ＷｅｂＬｏｇｉｃ）（拡縮可能で信頼でき安全である）。
クライアント側技術では、
ジャバ・アプレッツ（Ｊａｖａ Ａｐｐｌｅｔｓ）（「リスト」指向図とデータの同期）や、
ＤＨＴＭＬ（受診者中心の所見とフレーム管理と適当な箇所での局所的検証のためのジャバスクリプト）や、
サンオラクル・ビーズ・ウェブロジック（Ｓｕｎ−Ｏｒａｃｌｅ−ＢＥＡ'ｓ ＷｅｂＬｏｇｉｃ）（実績があり拡縮可能で信頼でき安全である）が存在する。
【００８２】
１２）固有レポートモジュール
手続報告に加えて、他のレポートを作成して様々な位相のユーザ手術を手助けする。これらのレポートの一部は、特定のシステム動作或いは外来状態に基づいて自動的に作成される。他は、請求時に生成することができる。また、このモジュールはどの位置か遠隔地にレポートを送信すべきかを特定するものである。
【００８３】
このモジュールは、所定でかつ特別な診療管理レポートの有効な作成を可能にする支援図の付いた関係型データベースを提供しもする。
【００８４】
１３）データベースモジュール
データベースモジュールは、特別質問及び統計的な分析アクセスについて関係型データベース内の全ての用途データを記憶する。任意の既知の関係型データベースを本発明範囲から逸脱することなく用いることができることは、言うまでもない。
【００８５】
１４）システム管理モジュール
このシステム管理モジュールは、データベース内容或いは測定値構成から特別に占有していない選択分野／組み合わせボックスに関する選択リストを構成している。どんな既知のシステムマネージャ機能も本発明範囲内で使用できることは、言うまでもない。
【００８６】
１５）保安及びユーザ構成モジュール
保安及びユーザ構成モジュールは、内部と外部の両方でシステムに対する保安機能をもたらす。例えば、モジュールはシステム内の規定されたユーザの役割に従ってシステムの特定分野へアクセスする特定のユーザを識別する。
【００８７】
例えば、特定されたユーザの役割は、超音波技師や医師や予約秘書や事務秘書や技師や管理者等が含まれよう。ユーザを所定のユーザ一覧に追加したり削除したりできることは、言うまでもない。従って、モジュールは診療院の役目と個々のユーザによるアプリケーションスクリーンへのアクセスを制限する能力をもたらす。
【００８８】
システムへの保安アクセスに関する実装は、ログインＩＤとパスワードによる伝統的な保安アクセス等の任意の周知のメカニズムとすることができる。ログインＩＤとパスワードの機構は、システム上で動作する他のアプリケーションとは切り離して別個のものとすることができる。さらに、ワークステーション位置はログインにてシステムにより所定のものにでき、初期画面や病室担保範囲やプリンタ位置に関する初期設定は所定のものとすることができる。
【００８９】
医用情報と受診者プライバシーは、米国及び外国において厳格に規制されている。保安及びユーザ構成モジュールは、好ましくはシステムの実装国において現在既知の規制体制を遵守し、新規制度が制定された際に新規の要件と規制を満たすよう適合可能である。米国では、この時点で健康情報受診者プライバシー法（ＨＩＰＰＡ；Ｈｅａｌｔｈ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｐａｔｉｅｎｔ Ｐｒｉｖａｃｙ Ａｃｔ）が主要規制構造である。この保安とユーザ構成モジュールは、好ましくは全ての現行ならびに将来のＨＩＰＰＡ要件を遵守し、これに応えるべく適用可能である。
【００９０】
１６）画像統合モジュール
画像統合モジュールは、心エコー図撮像システム等の撮像システムに関連して実装することができる。従って、このモジュールは撮像システムと同様の特徴及び／又は機能へ適用する能力がある。例えば、このモジュールは受診者の調査や測定値や個体群統計及び／又はＤＩＣＯＭ支援型超音波システム等の電子媒体で入手可能な他の関連データを記憶する。
【００９１】
画像統合モジュールは、調査開始前或いは情報が利用可能とされたときにＤＩＣＯＭを介して診療院システムから別の適当な超音波装置へ個体群統計情報を転送しもする。これにより、調査に対応する保存された画像データへの迅速な随時アクセスが可能となる。
【００９２】
加えて、画像統合モジュールは超音波ユーザに身近な測定「ツール」を含み、それによって遡及的に測定を為し修正できるようにする改良されたユーザインタフェースを提供する。
【００９３】
さらに、画像統合システムは選択された画像と映像セグメントをユーザの裁量でオンライン受診者レポートへ組み込むことができる。プリンタや電子記録システム等の配布技術上の制約が選択された画像と幾つかのフォーマット上の映像セグメントを制約しようことは、言うまでもない。
【００９４】
単一の測定を複数回実行するケースでは、ユーザは単一の事例を選択するか或いはモジュールに選択された値の平均をとらせるかのいずれかを行なうことができる。
【００９５】
１７）システム／技術支援モジュール
このシステム／技術支援モジュールは、別個の試験や統合や生産環境を支援し、ユーザの指路案内とシステム概要を包含する手引き書へのオンラインアクセスを供給し、かつ／又は技術工学文献を供給する。システム／技術支援モジュールが公表されたシステム／技術ユーザインタフェース指針やシステム管理ガイド等のしかるべき指針に固執することは、言うまでもない。さらに、このモジュールはバックアップとシステム維持活動に関する日程を提供する。
【００９６】
このモジュールはさらに、確固たる自動的な配布及び組み付け機構をもたらす。この機構により、クライアントハードウエアに対し更新されたソフトウェアの容易な普及が可能になる。ワークステーションが最初にシステムにアクセスするときに、システムはソフトウェアのもっと最新版が存在するかどうか確認する。そうである場合は、ユーザが進む前にシステムは最新版をダウンロードしてインストールする。
【００９７】
さらに、このモジュールはユーザ特定加齢パラメータに基づいてデータを保管し、質問に対し保管データ検索能力をもたらす。例えば、このモジュールはその後の１年ごとの百分率で成長する診療をもって初年度の受診者数に関する受診者の外来に基づくデータ容量に対応する。別の例は、診療がその後に毎年１パーセントずつ成長する状態で、モジュールが初年度内の多数の処置の実行に基づき最低３年のオンラインデータ容量を支援するものである。さらなる例は、一度に１５０のユーザがログオンし、１００の同時並行的なデータ入力ユーザを可能にする状態で、このモジュールが１００乃至１７，０００のワークステーションの組み込みベースに対応するものである。
【００９８】
一つの実装では、このシステムは３２メガＲＡＭと１３３乃至３００ＭＨｚＣＰＵを備えたウィンドウズＮＴ４．０上で稼働する。
【００９９】
システム性能拡張のため、受診者が居るときに行われる業務は管理報告業務よりも高い優先順位を有する。このモジュールは、同時進行的な更新を試みた時に警告を表示する。受診者外来の各主要作業内では、このモジュールはスクリーンの処理を促進し前進を邪魔しないようにする。このモジュールは、一旦受診者が選択されかつ一旦作業が開始されたならば、応答時間性能について最適化される。
【０１００】
一つの実装では、このモジュールは受診者状態間の移動時或いはキャッシュされていない履歴から受診者状態への切り替え時に２秒未満の最大システム応答時間に対応する。受診者外来（現在のもの或いはキャッシュにロードされた過去の外来）期間中は、サーバからクライアントへの応答は１／２秒内である。外部インタフェースに依存する全ての応答について、応答時間は好ましくは２秒未満である。他の応答時間が本発明の範囲内で実行できることは言うまでもない。
【０１０１】
１８）情報ベースモジュール
一つの実装では、情報ベースは所与の初回診断についてどの試験を実行するか或いはどの測定値を収集するかをシステムのユーザと臨床医に情報を提供することができる。測定値に関する有効範囲或いは特定の処置に関する成果は、試験と測定を実行して有効データの収集を保証する臨床医と技師に供給される。一旦受診者の来院中に初期データが収集されると、情報ベースは初回の診断と収集されたデータがその診断に対応するように見えるか否かに関する臨床医の感想をもたらすことができる。データが異なる診断を提示するように見える場合、情報ベースが臨床医を促して追加の測定値を実行させ、初期診断或いは新規診断に対する要点をさらに確かなものにするであろう追加の情報を収集することができる。
【０１０２】
情報ベースモジュールは、多年に亙る運用に由来する超音波診療院の総体的な背景知識から展開させることができる。以前の受診者成果のデータ及び診断の統計的な他の履歴分析が、現在の臨床医の知識と専門知識と組み合わさって情報ベースに寄与する。新規な超音波ツール及び技術が診療院の業務に組み込まれているため、妥当な有効な測定範囲に関する最初の仮定は情報ベースに含まれ、臨床使用期間中に観察された実際の計測に対し検証される。さらに、この種の新規ツール及び技法から導出した特定の測定値が支援する初回診断及び改定診断もまた情報ベースに組み込まれる。新規ツールと技法を用いたより多数の経験が臨床使用を通じて得られるので、これらの初期仮定は実際の受診者の成果に対して試験し、情報ベースの内容を改定し改善することができる。
【０１０３】
情報ベースの他の実装では、情報ベースには超音波診療院の業務に関する統括的用語集が組み込まれる。診療院情報管理システムの全てのユーザに共通分類を供給することで、診断や測定値や成果に関するより均質な一貫したデータを促すことができ、そのことが翻って情報ベースを維持し改善し拡張させることになる。情報ベースのこの進行中の改善及び拡張を可能にし促進するため、測定値の採取編集時に診療院情報管理システムのユーザは共通用語集の使用への同意を要求されよう。
【０１０４】
ここで図１乃至図４を参照し、超音波診療院情報管理システム１００に関する業務環境例を図説する。システム１００は、中央事務所すなわち診療院施設１０２と二つの遠隔診療院施設１０４，１０６を含む。施設１０２は、添付データベース１１０付きのモジュールサーバ１０８と添付データベース１１４付きの情報ベースサーバ１１２と少なくとも一つのクライアント取り込みシステム１１８と複数の超音波装置１２０，１２２，１２４を含む。また、施設１０２内にはまた、通信ゲートウェイ１１７が含まれる。施設１０２を構成するこれらの要素は、ローカルエリアネットワークすなわちＬＡＮ１３４により連結してある。より多数の超音波装置を施設１０２内に含めることができることは、言うまでもない。超音波装置に加えて、他の診療院解析ツールを施設１０２に組み込むことができ、ＬＡＮ１３４を介して施設１０２の他の要素に連結することができる。モジュールサーバ１０８は、複数の物理的サーバ或いは単一の高処理能力サーバを含むことができる。データベース１１０，１１４は、論理的に仕切った単一のデータベースサーバ或いは物理的に異なるデータベースサーバとすることができる。加えて、各データベースサーバ１１０，１１２に複数の物理的なサーバを含めることができる。中央診療院施設１０２に含まれるハードウェア装置の大きさと数は、施設１０２の大きさと全体的な複雑さと施設１０２が支援するユーザの数と施設１０２に含まれる超音波装置１２０，１２２，１２４の数と装置を構成するハードウェア及びソフトウェアの能力とに依存する。
【０１０５】
遠隔診療院施設１０４，１０６は、施設１０２と同様に構成してある。遠隔施設１０４，１０６がより小さく、施設１０２よりも少数のユーザを支援するであろうことを想定している。しかしながら、遠隔施設１０４，１０６が実際には施設１０２よりも大きいか或いはより複雑となるかも知れない。システム１００内に、より多数の或いはより少数の遠隔施設が組み込まれることもまた想定される。
【０１０６】
遠隔施設１０４は、クライアント取り込みシステム１１８と多数の超音波装置１２６，１２８とＬＡＮ１３４を含む。遠隔施設１０４は、イントラネットやインターネットやリース回線或いはそれらの組み合わせ等の有線接続１１５を介して施設１０２の通信ゲートウェイ１１７に連結した通信ゲートウェイ１１７も含んでいる。遠隔施設１０４には、遠隔設置１０４における診療院職員が専ら関心を寄せる遠隔施設１０４にて診察する受診者からデータを収集して維持するローカルサーバ１３６及びローカルデータベース１３８を含ませることもできる。
【０１０７】
遠隔施設１０６は、クライアント取り込みシステム１１８と多数の超音波装置１３０，１３２とＬＡＮ１３４を含む。遠隔施設１０６は、衛星通信網やセルラー方式技術や無線通信等の無線通信要素を含む接続１１６を介して施設１０２の通信ゲートウェイ１１７に連結した通信ゲートウェイ１１７も含んでいる。遠隔施設１０６には、遠隔位置１０６での診療院スタッフが専ら関心を寄せる遠隔施設１０４にて診察する受診者からのデータを収集し維持するローカルサーバ１３６とローカルデータベース１３８を含めることもできる。
【０１０８】
より多数の超音波装置を遠隔施設１０４，１０６に含め得ることを想定している。超音波装置に加え、他の診療院解析ツールを遠隔施設１０４，１０６に組み込み、ＬＡＮ１３４を介して遠隔施設１０４，１０６の他の要素に連結することができる。
【０１０９】
ここで図５を参照するに、一体型診療院情報管理システムを支援する全体的なテーブル配置２００が図示してある。図５は、テーブル配置２００を分解した個々の方眼を示し、以下の図５Ａ乃至５Ｘのいずれが方眼内のデータテーブルとデータ連関のより詳細な図を含むかを示すものである。
【０１１０】
ここで図５Ａを参照するに、テーブル配置２００内の例示テーブル２０２にはテーブルタイトル２０４とテーブルヘッダ２０８とテーブルデータ２０６が含まれる。テーブルヘッダ２０８とテーブルデータ２０６は１又は複数のデータ要素２１０を含み、一部のデータ要素２１０は一次又は二次インデックスキーを指定されよう。明快さのため、テーブル配置２００内の各テーブル２０２には標識付けしてないが、前記した同一構造を含むものと理解されたい。
【０１１１】
テーブル配置２００内のテーブルの間に、その一部を図５Ａに標識付けした菱形と円形を含む終端記号２１４を含む点線と実線の両方で示す複数のテーブル連関２１２が存在する。明快さのため、テーブル配置２００内の各テーブル連関２１２と終端記号２１４には標識付けしてないが、テーブル内のデータ要素２１０間に規定された論理リンクを示すものと理解されたい。様々な線２１２と終端記号２１４が、線２１２により接続されたデータテーブル２０２間の関係の特質を示している。
【０１１２】
本発明の例示実施形態の前述の説明は、例示と説明の目的で提示したものである。本発明を開示した厳密な形態に網羅或いは限定することは、意図していない。多くの改変と変形が、上記の教示に照らして可能である。本発明範囲は、この詳細な説明をもってではなく、本願明細書に添付した特許請求の範囲により限定すべきことを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【０１１３】
【図１】本発明になる診療院情報管理システムに関する動作環境を示す図である。
【図２】本発明になる診療院情報管理システムの中央施設に関する動作環境を示す図である。
【図３】遠隔施設を有線接続を介して図２の中央施設に連結した本発明になる診療院情報管理システムの遠隔施設に関する動作環境を示す図である。
【図４】遠隔施設を無線接続を介して図２の中央施設に連結した本発明になる診療院情報管理システムの遠隔施設に関する動作環境を示す図である。
【図５】図５と図５Ａ乃至図５Ｘは本発明原理に従う診療院情報管理システム用のデータベーステーブル線図を示し、図５は２４枚のタイルから成る描画位置基準をもったテーブル全体を示し、各タイルには５Ａ乃至５Ｘの標識を付してあり、同様に番号付けした図５Ａ乃至図５Ｘに対応する。

Claims (29)

1. 診療院情報管理システムであって、
   リンクされた複数のモジュールから成り、前記モジュールは、
   初回の面会予約から前記診療院からの退院後面会まで受診者の状態を追跡する機能と、
   前記受診者に関する個体群統計情報を収集する機能と、
   提供した処置に対する請求書を発行するため、前記面会中の受診者の処置に関する情報を収集する機能と、
   前記受診者に関する照会診断に基づいて前記面会中に実行するワンセットの処置を示す機能と、
   前記面会中に採取し或いは得られた測定値に関する情報を収集する機能と、
   前記面会中に生成された測定情報及び画像データを収集する機能と、
   前記面会中に行なった処置及び得られた測定値に関する診療院職員の最終的な所見及び分析を収集する機能と、
   前記面会中に行なった処置に基づいて複数の標準的なレポートを生成する機能で、該標準的なレポートに前記面会中に収集された測定値情報及び画像データが組み込まれる前記機能と、
   前記受診者を一連の調査に割り当てたかどうか検証し、前記面会中に必要な情報と画像データが収集できなかった場合に前記一連の調査に必要なあらゆる追加の処置の実行を促す機能と、
   前記受診者を研究プロトコルに割り当てた場合に、該受診者に関して前記面会中に収集された情報及び画像データの前記研究プロトコルに割り当てる機能と、
   システムユーザ及び診療院職員が、少なくとも一つのモジュールから得られた必要かつユーザのカスタマイズ可能な要素を含むモジュールと対話するユーザインタフェース機能と、
   前記面会中に収集し或いは得られた情報及び画像データと照会診断と診療院職員の所見及び分析を組み込んだ特別なレポートを作成する機能と、
   ユーザ入力分野を構成する機能であって、該分野に入力すべき情報の性格の明細と許容される分野に入力できる一覧を含むユーザ入力分野を構成する機能と、
   ユーザの割り当てられた役割と前記受診者の臨床及び研究データの保安に基づきシステムユーザに対するアクセス権を構成し管理する機能と、
   個別開発と試験と統合及び生産環境を提供し、ユーザマニュアルとシステムユーザに対する環境及びモジュールに関する技術文献へのオンラインアクセスを提供する機能と、
   前記受診者情報と前記面会中に収集された情報と前記受診者情報及び前記面会中に収集された前記情報から生成された他のレポートを、前記複数のモジュールに連結されたリレーショナルデータベースへ記憶させてインデックス付けする機能と、
   を含むことを特徴とする前記診療院情報管理システム。
2. 前記診療院は、医用超音波診療院である、
   ことを特徴とする請求項１記載の診療院情報管理システム。
3. 前記ユーザインタフェースをウェブブラウザとユーザへ配信し、診療院職員が前記ウェブブラウザを介して前記モジュールと対話する、
   ことを特徴とする請求項１記載の診療院情報管理システム。
4. 前記面会中に収集した前記受診者の画像データはインデックスを付して個別画像データベースに記憶させ、該画像データベース内に記憶させた画像診断データは前記受診者に関する情報へリンクさせる、
   ことを特徴とする請求項２記載の診療院情報管理システム。
5. 前記モジュールは、予め提案された診断や、受診者外来中に採取した測定値に関する正常値範囲や、予め提案された受診者測定値や、観察に対して提案された提示診断及び分析技法を提供する情報ベースモジュールにリンクさせてある、
   ことを特徴とする請求項２記載の診療院情報管理システム。
6. 前記情報ベースは、履歴診断と測定値と収集された医学的成果情報である、
   ことを特徴とする請求項５記載の診療院情報管理システム。
7. 前記情報ベースは、承認されたオペレータによる検証時に正常値範囲外測定値の受診者記録への入力を可能にする、
   ことを特徴とする請求項６記載の診療院情報管理システム
8. 前記面会中の前記受診者記録に含まれる測定値は、さらなる検査及び分析用にフラグを立てることができる、
   ことを特徴とする請求項７記載の診療院情報管理システム。
9. 前記保安ツールは、健康情報プライバシー保護規格を完全を遵守するものである、
   ことを特徴とする請求項２記載の診療院情報管理システム。
10. 前記モジュールは、遠隔地のユーザによりアクセス可能である、
    ことを特徴とする請求項２記載の診療院情報管理システム。
11. 前記遠隔地のユーザは、有線リンクを介して前記モジュールへアクセス可能である、
    ことを特徴とする請求項１０記載の診療院情報管理システム。
12. 前記遠隔地のユーザは、無線リンクを介して前記モジュールへアクセスする、
    ことを特徴とする請求項１０記載の診療院情報管理システム。
13. 前記モジュールは、少なくとも一つの所有権非付随型オープンソース展開環境を用いて展開する、
    ことを特徴とする請求項２記載の診療院情報管理システム。
14. 超音波画像診断医療診療院内の情報管理方法であって、
    複数のリンクモジュールを含む診療院情報管理システムを提供するステップと、
    初回の面会予約から前記診療院からの退院後面会までの受診者の状態を追跡するステップと、
    前記受診者に関する個体群統計情報を収集するステップと、
    提供した前記処置に対する請求書を発行させるために、前記面会中の受診者処置に関する情報を収集するステップと、
    前記受診者に関する照会診断に基づいて前記面会中に実行するワンセットの処置を示すステップと、
    前記面会中に採取し得られた測定値に関する情報を収集するステップと、
    前記面会中に行われた前記処置及び得られた前記測定値に関する診療院職員の最終所見及び分析を収集するステップと、
    前記処置中に生成された測定値データを収集し、このデータをレポート作成ツールへ供給するステップと、
    前記受診者を一連の調査に割り当てたかどうか検証し、前記処置中に前記一連の調査に必要なあらゆる追加の測定値データが収集できなかった場合に、前記追加の測定値データの実行を促すステップと、
    前記面会中に前記受診者に関し収集したデータを調査プロトコルに割り当てるステップと、
    ユーザインタフェースをウェブブラウザへ引き渡すステップで、該ユーザインタフェースが他のモジュールから得られた必要なユーザのカスタマイズ可能な要素を含む前記ステップと、
    ユーザ及び職員の割り当てられた役割に基づき該システムユーザ及び診療院職員に関するアクセス権を制限するステップと、
    前記面会中に収集した画像診断情報を受信しインデックス付けし記憶し、前記受診者の記録とその受診者に関連する画像診断情報間の連係を供給するステップと、
    前記面会中に収集し或いは得られたデータ及び画像診断情報を含む前記受診者情報の記憶と編成と検索用にリレーショナルデータベースを活用するステップを含む、
    ことを特徴とする前記方法。
15. 診療院職員に情報ベースを提供するステップで、該情報ベースが前記照会診断に基づいて前記面会中に採取すべき測定値と、受診者の個体群統計情報及び受診者の他の肉体的特徴に基づく前記面会中に採取した測定値に関する有効範囲とを示す前記ステップをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項１４記載の方法。
16. 前記システムは特別なレポート作成ツールを含んでおり、前記方法はさらに、照会診断を含む面会中に収集し或いは得られたデータ及び画像情報とあらゆる診療院職員の所見及び分析を組み込んだ特別なレポートの作成ステップを含む、
    ことを特徴とする請求項１５記載の方法。
17. 多機能一体型超音波診療院情報管理システムであって、
    超音波診療院の業務の全様を管理し、試験遭遇と個体群統計と経理と日程作成と請求書作成と生産性測度と臨床説明責任の文書化を含み、第三者の請求書作成とコード化と文書化と賠償を含む機能用の外部システムに連結してある統合システムの事務管理部と、
    臨床超音波試験から得られた測定値や血流状態や機能や流量計算や得られた情報や所見やテキスト記述子等の取得した英数字情報の取得と照合と報告を含み、表形式やテキスト式や図式や絵画形式でのデータの提示を支援する超音波データ管理部で、その内容及び構成が新規データの種類及び形式に適合するよう適用可能であり、さらに教育や研究や処置や治療学の特定のデータの指定を支援する前記超音波データ管理部と、
    図や静止画ならびに動画やディジタル文書やパラメトリック情報等の大きなサイズの文書を収容し、高レベルの図式密度及び高フレームレートでの画像データの検索及び表示を可能にする超音波画像診断データ管理部を備える、
    ことを特徴とする前記システム。
18. 前記事務管理部と前記超音波データ管理部と前記超音波画像管理部が管理する前記情報は、単一の情報管理システムへ統合してある、
    ことを特徴とする請求項１７記載の多機能一体型超音波診療院情報管理システム。
19. 前記統合システムは、所望の如く除去し改変しかつ／又は置換することのできる複数のモジュール式要素から構築してあり、前記統合システムは拡張可能であって、複数のデータとグラフィックフォーマットと画像管理技術を支援する、
    ことを特徴とする請求項１８記載の多機能一体型超音波診療院情報管理システム。
20. 前記統合システムは、医用心血管超音波画像診断及び血流動態診療院による用途に合わせてある、
    ことを特徴とする請求項１７記載の多機能一体型超音波診療院情報管理システム。
21. 前記統合システムは複数の統合モジュールを含み、該各モジュールはリレーショナルデータベースを介してインタフェースをとる、
    ことを特徴とする請求項１７記載の多機能一体型超音波診療院情報管理システム。
22. 入手情報と報告情報と管理機能を含む統合システムの各部が管理する情報はウェブベースプロトコルを介してアクセスでき、前記統合システムは工業規格ハードウェア及びソフトウェアプラットフォーム上でホストとして機能する、
    ことを特徴とする請求項２１記載の多機能一体型超音波診療院情報管理システム。
23. 前記複数のモジュールの一つが臨床超音波処置中に逸失したデータにフラグを立て、ユーザに前記処置目的が達成されたかどうかを知らせる論理プログラムを含む、
    ことを特徴とする請求項２２記載の多機能一体型超音波診療院情報管理システム。
24. 前記複数のモジュールの一つが測定値と計算とソース情報と用語と定義の医療文献確認等のソース材料の包括的超音波関連格納場所を含む、
    ことを特徴とする請求項２２記載の多機能一体型超音波診療院情報管理システム。
25. 前記複数のモジュールの一つが一回の遭遇或いは複数回の遭遇からの一連のデータを含むデータの表形式或いはグラフィック提示を支援する一連の調査モジュールであり、これらのデータの表形式或いはグラフィックレポートへの照合を可能とする、
    ことを特徴とする請求項２２記載の多機能一体型超音波診療院情報管理システム。
26. 前記複数のモジュールの一つが、統合システムに連結された局所的或いは拡張された通信網を介して該統合システムへアクセスしたときに、ユーザとクライアントの安全を維持する通信アルゴリズムを含む保安モジュールである、
    ことを特徴とする請求項２２記載の多機能一体型超音波診療院情報管理システム。
27. 超音波診療院情報管理システムであって、
    測定値や計算やソース情報や用語と定義の医療文献確認等のソース材料の包括的超音波関連格納場所と、臨床超音波処置中に消失した範囲外測定値データにフラグを立て、処置目的が満たされたかどうかをユーザに知らせる論理プログラムを備える、
    ことを特徴とする前記システム。
28. 超音波診療院情報管理システムであって、
    政令に合致する受診者健康情報のプライバシーを維持する統合システムに連結された局所的或いは遠隔地のユーザが該統合システムへアクセスしたときに、ユーザとクライアントの安全を保つ通信アルゴリズムを含む保安アプリケーションを備える、
    ことを特徴とする前記システム。
29. 超音波診療院情報管理システムであって、
    ウェブブラウザを利用する遠隔ユーザにより前記システムへアクセス可能とするアプリケーションを備える、
    ことを特徴とする前記システム。