JP2004529033A - 車両サイドビューミラーブラインドスポット調節方法 - Google Patents
車両サイドビューミラーブラインドスポット調節方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】角度調節可能な車両サイドビューミラーであって、自動推進タイプの車両の運転席又は助手席側に取り付けられるフレーム内に設けられた反射ミラー部材(33)を有する。上記フレームは、車両内のドライバー(49)から見ることのできる水平方向に間隔を隔てられたマーク(43)の列を有する外側端部部材(34)を有する。ミラーは、上記フレーム外側端部部材に近接した外側端部を有すると共に、上記フレーム部材マークのいずれかと視覚的に整列させるために旋回可能である。ミラー端部を予め選択した上記フレーム部材マークと整列させることにより、ミラーはブラインドスポットエリアか車両側部に近接するエリアのいずれかを反射するように位置される。マークはまた、特定のプリセット角度が変更されたときに、ドライバーが最初に選択した角度に設定することをガイドする。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、通常の自動車サイドビューミラーの改良に係り、車両ドライバーが、車両ミラーを、車の側部における正常又は通常の鏡映エリアを見るためのポジションと、通常のミラー設定では映らない側部ブラインドスポット(盲点)エリアを任意に見るためのポジションのいずれかに、迅速かつ正確に調節できるようにするものである。
【背景技術】
【0002】
自動推進タイプの車両(自動車、トラック又はバス等)のドライバー側あるいは助手席側に設けられる通常のサイドビューミラーは一般的に、反射ミラー要素の周りのフレームを支持及び提供するハウジングを備えている。ミラー要素又は部材は通常、ハウジング又はフレーム内に、水平軸又は垂直軸、あるいはその両方の軸回りの角度を調節できるように設けられる。車両ドライバーは、ミラー部材自身をつかむ又は押すことにより、ミラー部材を、そのミラー部材が車の側部及び側部後方の領域を反映する(映す)まで、手動で回転させることができる。あるいは、多くの車両では、車両のドライバーがコントロールボタン又はレバーを手動により移動させる又は押すことにより達成される。コントロールボタン又はレバーが代わりに、ミラーを移動又は回転させて水平方向及び垂直方向においてドライバーが所望する角度に位置させるモータ駆動機構を作動する。いずれの方法でも、ミラーの調節が、ミラー部材に直接付与される手の圧力によりなされるか、ドライバーの手で調節されるミラー移動機構によりなされるかに関わらず、そのような手動調節が一般的に、車の側部に近接した領域を反映する角度にミラーを整列させるために用いられている。
【0003】
通常の使用では、一般的に車両の助手席側に位置するサイドビューミラーは、車両側面の一部の反映がドライバーに見え、かつその反映に車両の側部に沿って後方に延出する領域も含まれるように、ミラーが回転されて調節される。これにより、ドライバーはブラインドスポット(盲点)を除く車両の助手席側を見ることができる。また、通常の設定では、ドライバーは、車両を駐車するために、近接した道路の端部、又は規制部の端部あるいはそれと同様のものを見ることができる。
【0004】
車両の運転席側に位置するミラーは同様に、通常は、車両の側面、及び車両の側面及び後部から遠く離れた領域を反映するように、ドライバーにより調節される。通常の操作では、ドライバーが車両内に座ったときに、ドライバーによりミラーの角度がセットされ、その後、ミラーはその設定に維持される。ミラーを調節可能とすることの通常の目的は、特定の(一つの)車両において、異なるドライバーが、各ドライバーにとって最適な後部及び側方ビュー(眺め)を表示するようにミラーの角度を調節できるようにすることである。
【0005】
【特許文献1】
米国特許第4,989,966号明細書(1991年2月5日発行、出願人Kim、名称「アジャスタブル車両サイドビューミラー」)
【特許文献2】
米国特許第5,500,773号明細書(1996年3月19日発行、出願人Easter、名称「車両ミラー調節装置」)
【特許文献3】
米国特許第1,879,592号明細書(1932年9月27日発行、出願人Thomas)
【特許文献4】
米国特許第5,914,824号明細書(1999年6月22日発行、出願人Valentino、名称「リアビューミラー装置及び車両レーン変更方法」)
【特許文献5】
米国特許第6,193,380号明細書(2001年2月27日発行)
【特許文献6】
米国特許第5,097,362号明細書(1992年3月17日発行、出願人Lynas)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
サイドビューミラーの正常又は通常の使用においては、所謂「ブラインドスポット(盲点)」(多くの場合、ドライバー側又は助手席側において、車両の側部から若干横方向に間隔を隔てた領域である)は、ミラー角度が通常通り設定(セット)されている場合、ミラー上に現われる鏡映には見えない(映らない)。従って、サイドビューミラー及び車両内のリアビューミラーに頼るドライバーが、車両のブラインドスポットに位置する後続車両を見ることができないことに起因するアクシデント又はアクシデントに近いことが起こるかもしれない。レーンを変更する、又はレーンを横切ってターンするような状態では、ブラインドスポットに位置する目に見えない車両が、多くのアクシデント又はアクシデントに近いことの原因となる。
【0007】
更に、サイドビューミラーの角度調節は通常、トライアル・アンド・エラー(trial and error)により行われる。即ち、ドライバーは、ステアリングホイールの後ろの運転席に座ったとき、車両の両側のサイドビューミラーを見て、車両の後方及び側面のビューが、そのドライバーにとって最適となるように角度を調節する必要がある。ドライバーが、そのドライバーにとって最も快適で実用的なサイドビューミラーの角度を初期設定すること、及びミラー角度が変更されるたびにその角度を再設定すること、を補助するために様々な試みがなされている。ドライバーが、予め選択された又は予め決定されたポジションにミラー角度を再設定(リセット)することを可能にする目的で提供された装置の例が、特許文献1及び2に図示及び記述されている。特許文献1では、ミラーの端部をつかむ(grasp)と共にミラーを把持するミラー部材を囲む柔軟な(フレキシブルな)フレームが提供され、ミラーはフレーム内に位置するマーク(markings)に設定(セット)することができる。ミラー部材の周りのフレームの締付は、ミラーの周りのフレームを所望角度に維持するために締め付ける、あるいはミラーの角度調節を可能とするために開放する(緩める)ためのロッキング又は調整機構により提供される。特許文献2では、照準合わせ(sighting)又は目標定め(aiming)装置(十字線(gun sight)と同様なもの)がミラー上に提供され、ドライバーが、その目標定め装置を介して見ることによりミラー角度をセットできる。これら特許文献1及び2の装置では、一旦、ミラーが通常のビューにプリセットされると、異なる角度のビューポジションを望む他のドライバーによってミラーがリセット(再設定)されるまで、そのドライバー用の方向に維持される。その後、ミラーは再び最初のドライバーによってリセットされるかもしれない。
【0008】
特許文献3では、距離表示マークを備えた内部又はリア車両ミラーが提供される。ドライバーは、車両の後方の様々な距離に位置する物体と視覚的に対応するマークを、ミラー表面上に形成することができる。また、ミラーの端部をマークと整列させることにより、ドライバーが内部ミラーの角度を予め定められた位置にセットすることを可能にするためにゲージ(gage)が提供される。この構造は、ミラーをプリセットして、特定のドライバー用の固定位置に維持し、特定のドライバーが、ドライバーの車両に後続する車両の距離(間隔)を判断するためにミラー上に形成されたマークを利用できるように設計されている。
【0009】
車両の後方の通常又は正常エリアのみならず、ブラインドスポットエリアを含む側方の領域を見るために、ミラーを調節できる(幾つかのケースでは自動的に)機構を提供することが試みられている。そのような機構の一例が特許文献4に開示されている。特許文献4には、大型トラック等の車両がターンするときに、ミラーの角度を一時的に調節する自動システムが開示されている。従って、トラックが大きく曲がるときに、ドライバーに、トラックの側部に沿ったブラインドスポット又は領域の像が提供される。本出願人が先に出願した米国特許出願第09/294,579号(1999年4月20日出願、現在の特許文献5)は同様に、後続車両が先行車両のブラインドスポットエリアに入ったときに、ブラインドスポットの反映を一時的に映す自動システムに焦点をあてたものである。
【0010】
他の例が特許文献6に開示されている。これは、車両の方向指示器(ターンインジケータ)の起動(作動)に応じてミラーの位置を自動的に変更するための機構である。しかしながら、このシステムは、車両が通常の運転状態であるときに、ドライバーが、ブラインドスポットに車両が位置(存在)するかを確認することを望み、車両のブラインドスポットを見ようとする場合には効果がない。
【0011】
ドライバーが一時的にブラインドスポットを見ることを可能にするために考えられた様々な装置は、比較的複雑であり、かつ車両に使用されている現在使用可能なサイドビューミラー機構又は装置を変更するか、交換することを考えさせられる。本発明は、既存のミラー構造(それが、手の圧力により直接調節可能なものか、手により調整可能な機構を介して調節可能なものかに関わらず)に対して適用できる追加方式の(アド−オン)装置であって、最初は特定のドライバーにとって好適な所定のサイドビューエリアを反映し、所望されるときには、車両のブラインドスポットエリアを一時的に映すための装置を提供するために考えられたものである。本発明はそれとは逆にも使用可能である。つまり、通常時はブラインドスポットエリアを映し、車両の運転席側又は助手席側の通常の反映エリアを一時的に映すために使用することもできる。従って、これら効果を達成するために、通常又は従来の使用可能(入手可能)なサイドビューミラーを変更することはほとんど必要とされない。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、フレーム内に配置された反射ミラー部材を有する従来の(一般的な)車両サイドビューミラーの改良・修正を考えたものである。フレームは、車両の側部に設けられるハウジングの一部であっても良い。水平方向に間隔を隔てられた一連のしるし(indicium)又はマーク(markings)が、フレームの垂直部分(車両から最も離れた部分であり、ドライバーから見える部分)に形成される。これらマークにより、水平方向に間隔を隔てて配置された個々のマークを備えた目盛り(印、indicia)が形成される。上記フレーム部分(垂直部分)と近接する、ミラー要素の垂直端部は、個々のしるし(マーク)のいずれかと整列させて配置される。ミラー部材を手で直接移動させる、あるいは、今日の多くの車両において一般的なように、移動機構を作動させる一般的な手動操縦装置を用いてミラー部材をマニュアルで移動させることで、ドライバーはミラー部材の角度を調節することができるので、ミラーの垂直端部を複数のマークのいずれかと整列させることができる。これにより、より車両後方側のマークの一つと整列させると、ミラー端部は、ミラーが車両の後方及び側方の通常のビューを反映するように適切に位置される。ところが、ミラー部材の端部がより前方側のマークと整列するように角度を動かすと、ミラーは車両の側方に沿ったブラインドスポットエリアを反映する。従って、その位置では、ブラインドスポットに位置するあらゆる後続車両の存在が、ドライバーから見ることができる。
【0013】
ドライバーは車両に乗り込む際に、ミラー角度がまだプリセット(初期設定)されていない場合、通常の後方−側方ビューか、ブラインドスポットビューのいずれかを反映するように、ミラー角度をプリセットすることができる。好適なことに、通常の内部リアビューミラー(多くの車両で共通するように、通常、ドライバーの前方の車両フロントガラスの上部に位置する)に映るリアビューを妨げるものがない場合、ドライバーは、車両の側部のどちらかのブラインドスポットを常時見られるようにサイドビューミラーをセットすることが可能である。その場合、ドライバーは、車両の後部を見るために内部リアビューミラーのみを使用すると共に、ブラインドスポットを見るためにサイドビューミラーを使用しても良い。もし望むのであれば、ドライバーは、サイドビューミラーを、ドライバーが予め選択した特定のマーク又はしるしと整列するように回転させて、サイドビューミラーを再設定(リセット)しても良い。
【0014】
本発明の目的は、シンプルかつ低コストで、車両ドライバーが車両のサイドビューミラーをブラインドスポットエリア又は車両の通常のサイドビューエリアのいずれか一方に一時的に調節できるシステムであって、ミラー構造の実質的な変更を伴わないシステムを提供することにある。
【0015】
本発明の他の目的は、もし望むのであれば、車両ドライバーが、通常時には、車両のブラインドスポットエリアを見る(車両の後方を見るのには内部又は内側ミラーを使用する)ことができる手段であり、特定のドライバーがブラインドスポットビューあるいは通常のサイドビューを最適に見れるポジションへとミラーをプリセットすることができる手段を提供することにある。
【0016】
本発明の更に他の目的は簡易な変更(改良)を提供することにあり、それは、単にフレーム内でミラーの角度を調節して、ミラー端部をミラーフレーム上に供給された所定の(予め選択された)可視マークと視覚的に整列させることにより、車両のドライバーが、運転席側又は助手席側のサイドビューミラーを正確かつ迅速にリセットできるシステムを低コストで提供するものである。
【0017】
これら及び他の本発明の目的及び利点は、詳細な説明(付属の図面がその一部を形成する)から明白になるだろう。
【0018】
本発明は、詳細な説明と添付の図面からより完全に理解されるようになるだろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下の好適な形態の記述は、単なる例であり、本発明、その応用、又は使用を制限するものではない。
【0020】
図1は、内部又は内側リアビューミラー11、及び車両の運転席側及び助手席側の側部に固定されたサイドビューミラー12、13を有する乗客自動車10のような、一般的な自動推進車両を概略的に示している。ドライバー14は、車両内のほぼ正常なドライビングポジションに概略的に示される。
【0021】
斜線部分15は、車両内に着座したドライバーに見えるように内部リアビューミラー11によって反映されるリアビューエリア(後方可視領域)の位置を概略的に示している。同様に、斜線部分16、17は、それぞれミラー12、13によってドライバーに反映される通常のサイドビューエリア(側部可視領域)を概略的に示している。これらサイドビューエリアは通常、車両の各々の側面の一部及び車両の後方に長距離延出する部分を含んでいる。
【0022】
説明の目的から、車両20は、車両10のブラインドスポット(例えば、隣のレーンなどの、車両10に対して後方かつ側方に位置するエリア)内の後続車両として配置される。後続車両20は通常、サイドビューミラー12あるいはリアビューミラー11のいずれにもドライバー14から見えないであろう。同様に、後続車両21は、車両の助手席側のブラインドスポットエリア内に概略的に示される。同様に、車両21は、たとえそれが車両10に比較的接近していたとしても、ドライバー14からは通常見えないであろう。車両10のブラインドスポット内の瞬間的に見えない後続車両20、21の存在は、上述したような問題を引き起こす。即ち、車両10のドライバー14は、車両の側部に隣接するレーンのいずれかに方向転換(レーン変更)するかもしれず、あるいは、後続車両の存在に気づかないままターンするかもしれない。このことは、後続車両のドライバーが十分に警戒して、ブレーキをかけるか事故を回避するように曲がらなければ、アクシデントあるいはそれと近いものを引き起こすかもしれない。従って、通常の運転中は常に、又は少なくともドライバが望むときには一時的に、ブラインドスポット内に位置する後続車両をドライバが見ることができるようにすることが強く望まれるだろう。
【0023】
図2は、ブラインドスポットビューエリア24、25内の車両20、21を反映するためのサイドビューミラーが調節された状態を示す。ドライバーは通常、牽引されたトレーラあるいは他の被牽引車両、又は車両10のある部分によって遮られることのないリアビューミラー11(ミラー11の反映により後方の眺めを判断できる)を有しているので、ドライバーは、アクシデントを引き起こす可能性のある位置に後続車両がいるかをドライバーに警告するために、運転席側サイドミラー12又は助手席側サイドミラー13のいずれかをブラインドスポット設定とすることができる。従って、ドライバーは2つのサイドビューミラーを常時ブラインドスポットエリアを見るためにセットし、真後ろのビューはもっぱらリアビューミラー11に頼っても良い。逆に、ドライバーは、サイドビューミラーを通常のビュー用にセットし、望む時に、ブラインドスポットビュー用にミラーをリセットするようにしても良い。
【0024】
上述したように、ミラー構造は一般的なものが好ましいが、その構造的な設計、形状、外観において大きく変更してもよい。従って、図3に概略的に示す一般的なミラーハウジング30は、車両の側部に固定して取り付けるために形成された部分31を有する。一般的なサイドビューミラーでは、多数の付属装置(アタッチメント)が共に使用される。従って、特定の付属装置又はハウジング構造は本発明において重要ではない。しかしながら、ハウジングは、ミラー部材33がその中に配置された一体フレーム部分32を備えても良い。フレームは、ハウジングと一体的な部分からなっても良いし、あるいは、独立したフレームであり、適切なバッキングによりハウジングとフレームとが結合されても良い。これらはすべて通常通り(従来通り)使用可能である。
【0025】
ハウジングのフレーム部分、あるいは場合に応じて独立フレームは、垂直外側端部部材34、内側端部部分(部材)35、下側端部部材36及び上部端部部材37を備える。フレームの外側端部部材34は、その部分の正確な(厳密な)形状は重要(material)ではないが、フレームのほぼ垂直な部分である。例えば、それはカーブしていたり、丸み付けされていても良い。外側端部部材は、車両の側部から最も離れたフレーム部分であることが好ましい。外側端部部材は、車両ドライバーから見ることができる。
【0026】
ミラー部材33はフレーム内に配置され、車両の側方及び後方のエリアの視覚イメージを反映する露出されたミラー表面40を有する。ミラー33は通常と同様に、角度(大抵は垂直方向回り及び水平方向回り両方の角度)を調節する機構又は部材を介して、フレーム又はハウジング内に設けられる。ミラーの調節装置の垂直軸を符号化するために、図4においてピボット(旋回軸)41が概略的に示される。ミラーの回転又は移動を可能にするための装置又は取付機構は、ミラー構造に応じて多種多様に変わる。それら機構又は装置は、本発明の一部を形成するものではない。しかしながら、概略的に示すように、符号化ピボット41により表された垂直軸に対するミラーの調節又は回転は、この中に開示されるミラー調節方法による。従って、ピボット軸は、図5において点線41で示され、そのポイント又は線41の上面ビューが図4に示される。
【0027】
ほぼ垂直な部分を通常有するミラー外側端部部分42は、フレーム外側端部部材34に比較的近接して配置される。水平方向に間隔を隔てて配置された個々のマーク(markings)又はしるし(indicium)の列から形成された目盛り43(図5を参照)が、フレーム部分34に配置される。目盛り(indicia)は、車両内のドライバーから見えるように配置される。ミラーの端部42と目盛り43のいずれかとを視覚的に整列させることを容易にするために、対応するマーク又は矢印45、あるいはマークと同様のものがミラー表面40上に設けられても良い。整列位置を明確に視覚できるようにするために、数字又は文字の列をそれぞれ、個々のマークに近接させて、あるいは個々のマークの代わりに、フレーム部材34上に配置することが好ましい。
【0028】
特徴的には、個々のマーク又はしるしは2つのグループを提供する。一つ目は車両の前方に近いマークグループからなり、二つ目は車両の後方に近いマークからなる。従って、図6に概略的に示すように、ミラー端部42が目盛り43の内の1つと整列すると、ミラー反射面40は、どの目盛りが選択されたかに応じて、通常のリアビューエリア(例えば図1に示すエリア16)か、ブラインドスポットエリア(例えば図2に示すエリア24)のどちらかを反映する。図6及び図8に概略的に示すように、投射又は入力光線46及び反射線46a(ミラー40内のドライバーの眺め)は、ドライバーの目49により見られる通常のサイドビュー表示16をもたらす。このとき、ミラーの端部42は、後方側の目盛りの一つ(例えば、より低い番号の数字)と整列される。図6及び図7は、ミラー端部42が、前方側のマーク(例えば、より高い番号の数字)と整列した状態を概略的に示している。この場合、投射(即ち、入力された)光線47と反射光線47aは、ドライバーの目49に対してブラインドスポットの像を表示する。
【0029】
マーク又はしるしは、ミラーが製造されるときにミラーフレームに形成しても良いし、ミラーとは別に描かれても良いし、ミラーとは別に提供(形成)されても良い。従って、既に取り付けられた車両ミラーに適用する場合、目盛り43は、フレーム部分34を手で削ったり、手で描写することで提供しても良い。あるいは、紙(paper)又はプラスチックシート等のテープ又は背面に粘着性を有するシート(これらはミラーフレームに接着できる)上に目盛りを印刷して、ドライバーがミラー端部を所望する特定のマークに対してセットすることをガイドするために必要なマークを提供しても良い。この方法では、ドライバーが最初に、どのマークがブラインドスポット及び通常のエリアを表示するのにそのドライバーにとって最適なのかを決定した後は、ドライバーは、車両に乗り込んだ際又は運転中に、ミラーをそれらマークに迅速にセットできる。また、他の(異なる)ドライバーは、そのドライバーの視界のために所望するミラー角度に容易にリセットすることができる。
【0030】
ブラインドスポット角度の調節方法をドライバーに指示するために、例えば運転席側のミラーのミラー部材上に、短いメッセージ50を刻印(エッチング)しても良い。あるいは、適切なメッセージを、ステアリングホイールの中央部や通常のサンバイザー上などのドライバーの前方に位置する車両部分に直接印刷しても良いし、カード又はテープ上に印刷して貼り付けても良い。
【0031】
本発明は、付随した請求項の範囲内でさらに改良することが可能である。従って、この中の記述は、単に本発明の作用又は好適な形態を描写したものであり、本発明を厳密に限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】図1は、先行車両とその両側に位置する後続車両の概略平面図であり、サイドビューミラー及び内部リアビューミラーの通常の設定によってもたらされる可視反映であり、車両の側部及び後方に沿った通常ビューエリアを概略的に示している。
【図2】図2は図1と同様の概略図であり、サイドビューミラーの角度が、主体車両の両側のブラインドスポット内に位置する後続車両の像を提供するように調節された状態を示している。
【図3】図3は、ハウジングのフレーム内に配置されたミラー部材を備えた一般的なミラーハウジングの概略図であり、ミラー部材とフレームに形成された目盛りとの関係を示している。
【図4】図4は、図3の矢印4−4方向の概略断面図である。
【図5】図5は、フレーム内に配置されたミラー部材を示す概略部分断面図である。
【図6】図6は、フレームの目盛りに対するミラー部材の回転運動(移動)を示しており、矢印はミラー表面のビュー(眺め)を概略的に示している。
【図7】図7は、ドライバーに対してブラインドスポットを反映する状態であり、前方に位置する印と整列されたミラー端部を示す概略図である。
【図8】図8は、図7と同様の概略図であり、ただし、通常のサイドビューを反映するために、ミラー端部がより後方に位置する印と整列された状態を示している。
【符号の説明】
【0033】
10 先行車両
11 リアビューミラー
12 サイドビューミラー
13 サイドビューミラー
20 後続車両
21 後続車両
30 ハウジング
33 ミラー部材
34 垂直外側端部部材
42 ミラー外側端部部分
43 目盛り
【0001】
本発明は、通常の自動車サイドビューミラーの改良に係り、車両ドライバーが、車両ミラーを、車の側部における正常又は通常の鏡映エリアを見るためのポジションと、通常のミラー設定では映らない側部ブラインドスポット(盲点)エリアを任意に見るためのポジションのいずれかに、迅速かつ正確に調節できるようにするものである。
【背景技術】
【0002】
自動推進タイプの車両(自動車、トラック又はバス等)のドライバー側あるいは助手席側に設けられる通常のサイドビューミラーは一般的に、反射ミラー要素の周りのフレームを支持及び提供するハウジングを備えている。ミラー要素又は部材は通常、ハウジング又はフレーム内に、水平軸又は垂直軸、あるいはその両方の軸回りの角度を調節できるように設けられる。車両ドライバーは、ミラー部材自身をつかむ又は押すことにより、ミラー部材を、そのミラー部材が車の側部及び側部後方の領域を反映する(映す)まで、手動で回転させることができる。あるいは、多くの車両では、車両のドライバーがコントロールボタン又はレバーを手動により移動させる又は押すことにより達成される。コントロールボタン又はレバーが代わりに、ミラーを移動又は回転させて水平方向及び垂直方向においてドライバーが所望する角度に位置させるモータ駆動機構を作動する。いずれの方法でも、ミラーの調節が、ミラー部材に直接付与される手の圧力によりなされるか、ドライバーの手で調節されるミラー移動機構によりなされるかに関わらず、そのような手動調節が一般的に、車の側部に近接した領域を反映する角度にミラーを整列させるために用いられている。
【0003】
通常の使用では、一般的に車両の助手席側に位置するサイドビューミラーは、車両側面の一部の反映がドライバーに見え、かつその反映に車両の側部に沿って後方に延出する領域も含まれるように、ミラーが回転されて調節される。これにより、ドライバーはブラインドスポット(盲点)を除く車両の助手席側を見ることができる。また、通常の設定では、ドライバーは、車両を駐車するために、近接した道路の端部、又は規制部の端部あるいはそれと同様のものを見ることができる。
【0004】
車両の運転席側に位置するミラーは同様に、通常は、車両の側面、及び車両の側面及び後部から遠く離れた領域を反映するように、ドライバーにより調節される。通常の操作では、ドライバーが車両内に座ったときに、ドライバーによりミラーの角度がセットされ、その後、ミラーはその設定に維持される。ミラーを調節可能とすることの通常の目的は、特定の(一つの)車両において、異なるドライバーが、各ドライバーにとって最適な後部及び側方ビュー(眺め)を表示するようにミラーの角度を調節できるようにすることである。
【0005】
【特許文献1】
米国特許第4,989,966号明細書(1991年2月5日発行、出願人Kim、名称「アジャスタブル車両サイドビューミラー」)
【特許文献2】
米国特許第5,500,773号明細書(1996年3月19日発行、出願人Easter、名称「車両ミラー調節装置」)
【特許文献3】
米国特許第1,879,592号明細書(1932年9月27日発行、出願人Thomas)
【特許文献4】
米国特許第5,914,824号明細書(1999年6月22日発行、出願人Valentino、名称「リアビューミラー装置及び車両レーン変更方法」)
【特許文献5】
米国特許第6,193,380号明細書(2001年2月27日発行)
【特許文献6】
米国特許第5,097,362号明細書(1992年3月17日発行、出願人Lynas)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
サイドビューミラーの正常又は通常の使用においては、所謂「ブラインドスポット(盲点)」(多くの場合、ドライバー側又は助手席側において、車両の側部から若干横方向に間隔を隔てた領域である)は、ミラー角度が通常通り設定(セット)されている場合、ミラー上に現われる鏡映には見えない(映らない)。従って、サイドビューミラー及び車両内のリアビューミラーに頼るドライバーが、車両のブラインドスポットに位置する後続車両を見ることができないことに起因するアクシデント又はアクシデントに近いことが起こるかもしれない。レーンを変更する、又はレーンを横切ってターンするような状態では、ブラインドスポットに位置する目に見えない車両が、多くのアクシデント又はアクシデントに近いことの原因となる。
【0007】
更に、サイドビューミラーの角度調節は通常、トライアル・アンド・エラー(trial and error)により行われる。即ち、ドライバーは、ステアリングホイールの後ろの運転席に座ったとき、車両の両側のサイドビューミラーを見て、車両の後方及び側面のビューが、そのドライバーにとって最適となるように角度を調節する必要がある。ドライバーが、そのドライバーにとって最も快適で実用的なサイドビューミラーの角度を初期設定すること、及びミラー角度が変更されるたびにその角度を再設定すること、を補助するために様々な試みがなされている。ドライバーが、予め選択された又は予め決定されたポジションにミラー角度を再設定(リセット)することを可能にする目的で提供された装置の例が、特許文献1及び2に図示及び記述されている。特許文献1では、ミラーの端部をつかむ(grasp)と共にミラーを把持するミラー部材を囲む柔軟な(フレキシブルな)フレームが提供され、ミラーはフレーム内に位置するマーク(markings)に設定(セット)することができる。ミラー部材の周りのフレームの締付は、ミラーの周りのフレームを所望角度に維持するために締め付ける、あるいはミラーの角度調節を可能とするために開放する(緩める)ためのロッキング又は調整機構により提供される。特許文献2では、照準合わせ(sighting)又は目標定め(aiming)装置(十字線(gun sight)と同様なもの)がミラー上に提供され、ドライバーが、その目標定め装置を介して見ることによりミラー角度をセットできる。これら特許文献1及び2の装置では、一旦、ミラーが通常のビューにプリセットされると、異なる角度のビューポジションを望む他のドライバーによってミラーがリセット(再設定)されるまで、そのドライバー用の方向に維持される。その後、ミラーは再び最初のドライバーによってリセットされるかもしれない。
【0008】
特許文献3では、距離表示マークを備えた内部又はリア車両ミラーが提供される。ドライバーは、車両の後方の様々な距離に位置する物体と視覚的に対応するマークを、ミラー表面上に形成することができる。また、ミラーの端部をマークと整列させることにより、ドライバーが内部ミラーの角度を予め定められた位置にセットすることを可能にするためにゲージ(gage)が提供される。この構造は、ミラーをプリセットして、特定のドライバー用の固定位置に維持し、特定のドライバーが、ドライバーの車両に後続する車両の距離(間隔)を判断するためにミラー上に形成されたマークを利用できるように設計されている。
【0009】
車両の後方の通常又は正常エリアのみならず、ブラインドスポットエリアを含む側方の領域を見るために、ミラーを調節できる(幾つかのケースでは自動的に)機構を提供することが試みられている。そのような機構の一例が特許文献4に開示されている。特許文献4には、大型トラック等の車両がターンするときに、ミラーの角度を一時的に調節する自動システムが開示されている。従って、トラックが大きく曲がるときに、ドライバーに、トラックの側部に沿ったブラインドスポット又は領域の像が提供される。本出願人が先に出願した米国特許出願第09/294,579号(1999年4月20日出願、現在の特許文献5)は同様に、後続車両が先行車両のブラインドスポットエリアに入ったときに、ブラインドスポットの反映を一時的に映す自動システムに焦点をあてたものである。
【0010】
他の例が特許文献6に開示されている。これは、車両の方向指示器(ターンインジケータ)の起動(作動)に応じてミラーの位置を自動的に変更するための機構である。しかしながら、このシステムは、車両が通常の運転状態であるときに、ドライバーが、ブラインドスポットに車両が位置(存在)するかを確認することを望み、車両のブラインドスポットを見ようとする場合には効果がない。
【0011】
ドライバーが一時的にブラインドスポットを見ることを可能にするために考えられた様々な装置は、比較的複雑であり、かつ車両に使用されている現在使用可能なサイドビューミラー機構又は装置を変更するか、交換することを考えさせられる。本発明は、既存のミラー構造(それが、手の圧力により直接調節可能なものか、手により調整可能な機構を介して調節可能なものかに関わらず)に対して適用できる追加方式の(アド−オン)装置であって、最初は特定のドライバーにとって好適な所定のサイドビューエリアを反映し、所望されるときには、車両のブラインドスポットエリアを一時的に映すための装置を提供するために考えられたものである。本発明はそれとは逆にも使用可能である。つまり、通常時はブラインドスポットエリアを映し、車両の運転席側又は助手席側の通常の反映エリアを一時的に映すために使用することもできる。従って、これら効果を達成するために、通常又は従来の使用可能(入手可能)なサイドビューミラーを変更することはほとんど必要とされない。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、フレーム内に配置された反射ミラー部材を有する従来の(一般的な)車両サイドビューミラーの改良・修正を考えたものである。フレームは、車両の側部に設けられるハウジングの一部であっても良い。水平方向に間隔を隔てられた一連のしるし(indicium)又はマーク(markings)が、フレームの垂直部分(車両から最も離れた部分であり、ドライバーから見える部分)に形成される。これらマークにより、水平方向に間隔を隔てて配置された個々のマークを備えた目盛り(印、indicia)が形成される。上記フレーム部分(垂直部分)と近接する、ミラー要素の垂直端部は、個々のしるし(マーク)のいずれかと整列させて配置される。ミラー部材を手で直接移動させる、あるいは、今日の多くの車両において一般的なように、移動機構を作動させる一般的な手動操縦装置を用いてミラー部材をマニュアルで移動させることで、ドライバーはミラー部材の角度を調節することができるので、ミラーの垂直端部を複数のマークのいずれかと整列させることができる。これにより、より車両後方側のマークの一つと整列させると、ミラー端部は、ミラーが車両の後方及び側方の通常のビューを反映するように適切に位置される。ところが、ミラー部材の端部がより前方側のマークと整列するように角度を動かすと、ミラーは車両の側方に沿ったブラインドスポットエリアを反映する。従って、その位置では、ブラインドスポットに位置するあらゆる後続車両の存在が、ドライバーから見ることができる。
【0013】
ドライバーは車両に乗り込む際に、ミラー角度がまだプリセット(初期設定)されていない場合、通常の後方−側方ビューか、ブラインドスポットビューのいずれかを反映するように、ミラー角度をプリセットすることができる。好適なことに、通常の内部リアビューミラー(多くの車両で共通するように、通常、ドライバーの前方の車両フロントガラスの上部に位置する)に映るリアビューを妨げるものがない場合、ドライバーは、車両の側部のどちらかのブラインドスポットを常時見られるようにサイドビューミラーをセットすることが可能である。その場合、ドライバーは、車両の後部を見るために内部リアビューミラーのみを使用すると共に、ブラインドスポットを見るためにサイドビューミラーを使用しても良い。もし望むのであれば、ドライバーは、サイドビューミラーを、ドライバーが予め選択した特定のマーク又はしるしと整列するように回転させて、サイドビューミラーを再設定(リセット)しても良い。
【0014】
本発明の目的は、シンプルかつ低コストで、車両ドライバーが車両のサイドビューミラーをブラインドスポットエリア又は車両の通常のサイドビューエリアのいずれか一方に一時的に調節できるシステムであって、ミラー構造の実質的な変更を伴わないシステムを提供することにある。
【0015】
本発明の他の目的は、もし望むのであれば、車両ドライバーが、通常時には、車両のブラインドスポットエリアを見る(車両の後方を見るのには内部又は内側ミラーを使用する)ことができる手段であり、特定のドライバーがブラインドスポットビューあるいは通常のサイドビューを最適に見れるポジションへとミラーをプリセットすることができる手段を提供することにある。
【0016】
本発明の更に他の目的は簡易な変更(改良)を提供することにあり、それは、単にフレーム内でミラーの角度を調節して、ミラー端部をミラーフレーム上に供給された所定の(予め選択された)可視マークと視覚的に整列させることにより、車両のドライバーが、運転席側又は助手席側のサイドビューミラーを正確かつ迅速にリセットできるシステムを低コストで提供するものである。
【0017】
これら及び他の本発明の目的及び利点は、詳細な説明(付属の図面がその一部を形成する)から明白になるだろう。
【0018】
本発明は、詳細な説明と添付の図面からより完全に理解されるようになるだろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下の好適な形態の記述は、単なる例であり、本発明、その応用、又は使用を制限するものではない。
【0020】
図1は、内部又は内側リアビューミラー11、及び車両の運転席側及び助手席側の側部に固定されたサイドビューミラー12、13を有する乗客自動車10のような、一般的な自動推進車両を概略的に示している。ドライバー14は、車両内のほぼ正常なドライビングポジションに概略的に示される。
【0021】
斜線部分15は、車両内に着座したドライバーに見えるように内部リアビューミラー11によって反映されるリアビューエリア(後方可視領域)の位置を概略的に示している。同様に、斜線部分16、17は、それぞれミラー12、13によってドライバーに反映される通常のサイドビューエリア(側部可視領域)を概略的に示している。これらサイドビューエリアは通常、車両の各々の側面の一部及び車両の後方に長距離延出する部分を含んでいる。
【0022】
説明の目的から、車両20は、車両10のブラインドスポット(例えば、隣のレーンなどの、車両10に対して後方かつ側方に位置するエリア)内の後続車両として配置される。後続車両20は通常、サイドビューミラー12あるいはリアビューミラー11のいずれにもドライバー14から見えないであろう。同様に、後続車両21は、車両の助手席側のブラインドスポットエリア内に概略的に示される。同様に、車両21は、たとえそれが車両10に比較的接近していたとしても、ドライバー14からは通常見えないであろう。車両10のブラインドスポット内の瞬間的に見えない後続車両20、21の存在は、上述したような問題を引き起こす。即ち、車両10のドライバー14は、車両の側部に隣接するレーンのいずれかに方向転換(レーン変更)するかもしれず、あるいは、後続車両の存在に気づかないままターンするかもしれない。このことは、後続車両のドライバーが十分に警戒して、ブレーキをかけるか事故を回避するように曲がらなければ、アクシデントあるいはそれと近いものを引き起こすかもしれない。従って、通常の運転中は常に、又は少なくともドライバが望むときには一時的に、ブラインドスポット内に位置する後続車両をドライバが見ることができるようにすることが強く望まれるだろう。
【0023】
図2は、ブラインドスポットビューエリア24、25内の車両20、21を反映するためのサイドビューミラーが調節された状態を示す。ドライバーは通常、牽引されたトレーラあるいは他の被牽引車両、又は車両10のある部分によって遮られることのないリアビューミラー11(ミラー11の反映により後方の眺めを判断できる)を有しているので、ドライバーは、アクシデントを引き起こす可能性のある位置に後続車両がいるかをドライバーに警告するために、運転席側サイドミラー12又は助手席側サイドミラー13のいずれかをブラインドスポット設定とすることができる。従って、ドライバーは2つのサイドビューミラーを常時ブラインドスポットエリアを見るためにセットし、真後ろのビューはもっぱらリアビューミラー11に頼っても良い。逆に、ドライバーは、サイドビューミラーを通常のビュー用にセットし、望む時に、ブラインドスポットビュー用にミラーをリセットするようにしても良い。
【0024】
上述したように、ミラー構造は一般的なものが好ましいが、その構造的な設計、形状、外観において大きく変更してもよい。従って、図3に概略的に示す一般的なミラーハウジング30は、車両の側部に固定して取り付けるために形成された部分31を有する。一般的なサイドビューミラーでは、多数の付属装置(アタッチメント)が共に使用される。従って、特定の付属装置又はハウジング構造は本発明において重要ではない。しかしながら、ハウジングは、ミラー部材33がその中に配置された一体フレーム部分32を備えても良い。フレームは、ハウジングと一体的な部分からなっても良いし、あるいは、独立したフレームであり、適切なバッキングによりハウジングとフレームとが結合されても良い。これらはすべて通常通り(従来通り)使用可能である。
【0025】
ハウジングのフレーム部分、あるいは場合に応じて独立フレームは、垂直外側端部部材34、内側端部部分(部材)35、下側端部部材36及び上部端部部材37を備える。フレームの外側端部部材34は、その部分の正確な(厳密な)形状は重要(material)ではないが、フレームのほぼ垂直な部分である。例えば、それはカーブしていたり、丸み付けされていても良い。外側端部部材は、車両の側部から最も離れたフレーム部分であることが好ましい。外側端部部材は、車両ドライバーから見ることができる。
【0026】
ミラー部材33はフレーム内に配置され、車両の側方及び後方のエリアの視覚イメージを反映する露出されたミラー表面40を有する。ミラー33は通常と同様に、角度(大抵は垂直方向回り及び水平方向回り両方の角度)を調節する機構又は部材を介して、フレーム又はハウジング内に設けられる。ミラーの調節装置の垂直軸を符号化するために、図4においてピボット(旋回軸)41が概略的に示される。ミラーの回転又は移動を可能にするための装置又は取付機構は、ミラー構造に応じて多種多様に変わる。それら機構又は装置は、本発明の一部を形成するものではない。しかしながら、概略的に示すように、符号化ピボット41により表された垂直軸に対するミラーの調節又は回転は、この中に開示されるミラー調節方法による。従って、ピボット軸は、図5において点線41で示され、そのポイント又は線41の上面ビューが図4に示される。
【0027】
ほぼ垂直な部分を通常有するミラー外側端部部分42は、フレーム外側端部部材34に比較的近接して配置される。水平方向に間隔を隔てて配置された個々のマーク(markings)又はしるし(indicium)の列から形成された目盛り43(図5を参照)が、フレーム部分34に配置される。目盛り(indicia)は、車両内のドライバーから見えるように配置される。ミラーの端部42と目盛り43のいずれかとを視覚的に整列させることを容易にするために、対応するマーク又は矢印45、あるいはマークと同様のものがミラー表面40上に設けられても良い。整列位置を明確に視覚できるようにするために、数字又は文字の列をそれぞれ、個々のマークに近接させて、あるいは個々のマークの代わりに、フレーム部材34上に配置することが好ましい。
【0028】
特徴的には、個々のマーク又はしるしは2つのグループを提供する。一つ目は車両の前方に近いマークグループからなり、二つ目は車両の後方に近いマークからなる。従って、図6に概略的に示すように、ミラー端部42が目盛り43の内の1つと整列すると、ミラー反射面40は、どの目盛りが選択されたかに応じて、通常のリアビューエリア(例えば図1に示すエリア16)か、ブラインドスポットエリア(例えば図2に示すエリア24)のどちらかを反映する。図6及び図8に概略的に示すように、投射又は入力光線46及び反射線46a(ミラー40内のドライバーの眺め)は、ドライバーの目49により見られる通常のサイドビュー表示16をもたらす。このとき、ミラーの端部42は、後方側の目盛りの一つ(例えば、より低い番号の数字)と整列される。図6及び図7は、ミラー端部42が、前方側のマーク(例えば、より高い番号の数字)と整列した状態を概略的に示している。この場合、投射(即ち、入力された)光線47と反射光線47aは、ドライバーの目49に対してブラインドスポットの像を表示する。
【0029】
マーク又はしるしは、ミラーが製造されるときにミラーフレームに形成しても良いし、ミラーとは別に描かれても良いし、ミラーとは別に提供(形成)されても良い。従って、既に取り付けられた車両ミラーに適用する場合、目盛り43は、フレーム部分34を手で削ったり、手で描写することで提供しても良い。あるいは、紙(paper)又はプラスチックシート等のテープ又は背面に粘着性を有するシート(これらはミラーフレームに接着できる)上に目盛りを印刷して、ドライバーがミラー端部を所望する特定のマークに対してセットすることをガイドするために必要なマークを提供しても良い。この方法では、ドライバーが最初に、どのマークがブラインドスポット及び通常のエリアを表示するのにそのドライバーにとって最適なのかを決定した後は、ドライバーは、車両に乗り込んだ際又は運転中に、ミラーをそれらマークに迅速にセットできる。また、他の(異なる)ドライバーは、そのドライバーの視界のために所望するミラー角度に容易にリセットすることができる。
【0030】
ブラインドスポット角度の調節方法をドライバーに指示するために、例えば運転席側のミラーのミラー部材上に、短いメッセージ50を刻印(エッチング)しても良い。あるいは、適切なメッセージを、ステアリングホイールの中央部や通常のサンバイザー上などのドライバーの前方に位置する車両部分に直接印刷しても良いし、カード又はテープ上に印刷して貼り付けても良い。
【0031】
本発明は、付随した請求項の範囲内でさらに改良することが可能である。従って、この中の記述は、単に本発明の作用又は好適な形態を描写したものであり、本発明を厳密に限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】図1は、先行車両とその両側に位置する後続車両の概略平面図であり、サイドビューミラー及び内部リアビューミラーの通常の設定によってもたらされる可視反映であり、車両の側部及び後方に沿った通常ビューエリアを概略的に示している。
【図2】図2は図1と同様の概略図であり、サイドビューミラーの角度が、主体車両の両側のブラインドスポット内に位置する後続車両の像を提供するように調節された状態を示している。
【図3】図3は、ハウジングのフレーム内に配置されたミラー部材を備えた一般的なミラーハウジングの概略図であり、ミラー部材とフレームに形成された目盛りとの関係を示している。
【図4】図4は、図3の矢印4−4方向の概略断面図である。
【図5】図5は、フレーム内に配置されたミラー部材を示す概略部分断面図である。
【図6】図6は、フレームの目盛りに対するミラー部材の回転運動(移動)を示しており、矢印はミラー表面のビュー(眺め)を概略的に示している。
【図7】図7は、ドライバーに対してブラインドスポットを反映する状態であり、前方に位置する印と整列されたミラー端部を示す概略図である。
【図8】図8は、図7と同様の概略図であり、ただし、通常のサイドビューを反映するために、ミラー端部がより後方に位置する印と整列された状態を示している。
【符号の説明】
【0033】
10 先行車両
11 リアビューミラー
12 サイドビューミラー
13 サイドビューミラー
20 後続車両
21 後続車両
30 ハウジング
33 ミラー部材
34 垂直外側端部部材
42 ミラー外側端部部分
43 目盛り
Claims (17)
- 車両側部に近接したエリアの通常のビューを反映するため、或いは車両の側方に位置するブラインドスポットエリアを反映するために予め定められた角度に角度調整可能な車両サイドビューミラーであって、
車両の側部に固定して取り付けるための取付部分を有するミラーフレームを備え、
上記ミラーフレームは、車両内の車両ドライバーから見ることができ実質的に垂直に整列された部分を有する外側部材を備え、
更に、上記外側部材部分上に形成され、水平方向に互いに間隔を隔てて配置された複数の可視マーク(しるし)と、
上記フレーム内に移動可能に設けられ、垂直軸回りに角度調整可能なミラー部材とを備え、
上記ミラー部材は、上記外側部材部分と近接して位置され、かつ上記外側部材部分と垂直方向に整列された外側端部を有し、
上記ミラー外側端部は、上記フレームが設けられた車両において、ほぼ水平方向前方側及び後方側に移動可能であり、上記マークの1つと視覚的に整列することができ、
上記マークは、上記ミラー端部と前方側のマークとが視覚的に整列すると、車両ドライバーに対して、車両の側方に沿って位置する上記ブラインドスポットエリアを反映し、上記ミラー端部と後方側のマークとが視覚的に整列すると、車両の側部に近接した通常のエリアを反映するように配置される、
ことを特徴とする車両サイドビューミラー。 - 上記マークは、水平方向に間隔を隔てて配置された目盛り(しるし)列から形成され、車両ドライバーは、上記ミラー部材外側端部を、選択したマークしるしと視覚的に整列させて、ドライブがミラー内に見たい側部エリアを一時的にプリセットすべく、上記ミラー部材の角度を調節することができる、
請求項1記載の車両サイドビューミラー。 - ミラー角度を迅速に調節できるようにすべく、各しるしを視覚的に識別するための数表示が上記各しるしに対して形成される、
請求項2記載の車両サイドビューミラー。 - 上記ミラー端部は、上記外側フレーム部材の近接部分と垂直方向に整列させるための実質的に垂直な部分を有する、
請求項2記載の車両サイドビューミラー。 - 上記ミラー端部が一時的に整列される上記フレーム部材上のしるしを示すために、上記ミラー部材の端部に形成されたマークを備えた、
請求項3記載の車両サイドビューミラー。 - 上記ミラーは、その角度を調節して、上記ミラー部材外側端部を上記マークしるしのうちの任意の1つに整列させるために、車両ドライバーにより手動で角度調整可能である、 請求項2記載の車両サイドビューミラー。
- 上記フレームは、自動推進タイプの車両の運転席側又は助手席側へ固定して取り付けるために形成された部分を有するハウジング内に形成されると共に、そのハウジングの一部をなし、車両ドライバーは、車両内に着座している間、ミラー部材により反映されたエリアを見ることができ、また、フレーム上のマーク(しるし)、及び上記ミラー外側端部とドライバーが選択した任意の一つのしるしとの整列を見ることができる、
請求項6記載の車両サイドビューミラー。 - 車両の側部に取り付けるためのフレームと、そのフレーム内に設けられ、フレームに対して実質的に垂直な軸周りに回転調整可能な反射ミラー部材とを備え、上記フレームは、上記ミラー部材における実質的に垂直な外側端部と近接して配置され、かつ実質的に垂直に配置された外側フレーム部材を有する、車両サイドビューミラーであって、
上記ミラー部材の側端部に近接する上記外側フレーム部材上に形成され、間隔を隔てて配置されたしるしからなる目盛りを備え、
上記ミラー部材は回転可能であり、上記ミラー側端部を選択した目盛り(しるし)と整列させることによりフレームに対するミラーの角度を変えて、ミラーにより反映されて車両ドライバーから見られるエリアを変更でき、
上記しるしの少なくとも1つは、上記ミラーフレームが取り付けられた側の車両側部に近接した通常の後方ビューエリアを上記ミラー部材が反映する位置に配置され、少なくとも他の一つのしるしは、上記ミラー部材が上記車両の側方近傍のブラインドスポットを反映する位置に配置される、
ことを特徴とする車両サイドビューミラー。 - 上記ミラー部材は、上記ミラー部材の外側端部を予め選択したしるしと整列させて、ドライバーにより見られるエリアを変更するために、車両ドライバーにより手動調整可能である、
請求項8記載の車両サイドビューミラー。 - 上記目盛りが、水平方向に間隔を隔てて配置された独立したしるしの列として形成され、車両ドライバーは、上記ミラー部材外側端部を選択したしるしと視覚的に整列させて、ミラー部材に見える側部エリアを一時的に選択すべく、上記ミラー部材の角度を垂直軸に対して調節できる、
請求項8記載の車両サイドビューミラー。 - 上記フレームは、自動推進タイプの車両の運転席側又は助手席側に固定して取り付けるための取付部分を有するハウジング内に形成され、車両ドライバーは、上記ミラー部材により反映されたエリアを見ることができ、また、上記しるし、及び上記ミラー外側端部とドライバーが選択した任意の一つのしるしとの整列を見ることができる、
請求項10記載の車両サイドビューミラー。 - 車両ドライバーが、車両の側方における後方ブラインドスポットエリアあるいは車両の側部に近接するエリアを後方に眺めた通常のビューとを任意に見ることを可能にするための、車両サイドビューミラー調節方法であって、
サイドビュー反射ミラー部材を提供し、
車両の外側の側部に固定して取り付けるために形成されたフレーム内に上記ミラー部材を移動可能に設け、上記ミラー部材を、実質的に垂直な軸回りに回転可能にし、
車両の側部から最も遠い、ミラー部材の外側端部を、車両の側部から最も遠く、かつ車両内のドライバーから見ることができるフレームの垂直部分に近接させて配置し、
上記フレームの部分に、水平方向に間隔を隔てて配置されたマークからなる目盛りを提供し、
上記ミラーを、その外側端部が上記マークのうちの1つと選択的に整列するように回転させて、車両の側部における通常のエリアあるいはブラインドスポットエリアのいずれかの視覚的な像をドライバーに対して一時的に反映する、
ことを特徴とする車両サイドビューミラー調節方法。 - 上記目盛りを、上記フレーム部分に提供された、多数の、水平方向に間隔を隔てて配置されたマークの列から形成し、
特定の車両ドライバーが所望する、車両側部の通常エリア又はブラインドスポットエリアの眺めに選択的に対応するために、上記マークのうちの少なくともいくつかを、ミラー端部がそれらマークの一つと整列されたときに、対応する通常エリア又はブラインドスポットエリアを反映するように位置させる、
請求項12記載の方法。 - 上記フレーム部分上に、水平方向に互いに間隔を隔てて配列された一連のしるしを形成し、
上記しるしのうちのいくつかを、上記ミラー端部がそれらと整列したときに、車両の後部及び側部のエリアの一部の対応する像を反映するように予め位置させ、ミラーを回転させてその外側端部をそれらしるしの1つと整列させることによって、車両ドライバーが、車両の側部及び後部のエリアの一部を予め選択し一時的に見ることを可能にする、
請求項12記載の方法。 - 上記しるしを一連の可視数字と共に提供し、選択した反映を得るために、上記ミラー端部を、予め選択した数的に表されたしるしと整列させる、
請求項13記載の方法。 - 上記外側部材部分上に形成された間隔を隔てて配置されたマークが、上記ミラーフレーム上に貼り付けられるシート上に印刷して形成される、
請求項1記載の方法。 - 間隔を隔てて配置されたしるしから形成される目盛りが、上記フレームに貼り付けられるシート上に印刷されることにより、上記フレーム外側部材上に形成される、
請求項8記載の方法。
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