JP2004528895A - 超小型角膜切開刀のためのカッター刃 - Google Patents

超小型角膜切開刀のためのカッター刃 Download PDF

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JP2004528895A JP2002580849A JP2002580849A JP2004528895A JP 2004528895 A JP2004528895 A JP 2004528895A JP 2002580849 A JP2002580849 A JP 2002580849A JP 2002580849 A JP2002580849 A JP 2002580849A JP 2004528895 A JP2004528895 A JP 2004528895A
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デュプラ,アラン
オーフォール,ジャン−リュック
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Abstract

超小型角膜切開刀のためのカッター刃アセンブリであって、該アセンブリが、直線状の刃先(9)を有する刃(8)を具備しており、前記刃(8)が、刃先(9)に平行な縦方向の寸法に沿ってほぼ一定の輪郭(11)の支持体(10)に固定され、前記輪郭(11)が、刃(8)の刃先(9)にほぼ直角のノッチ(14)を含む外面(12)によって形成される、カッター刃アセンブリにおいて、ノッチ(14)からの所定の距離まで支持体の一方の端部(10a)から延在する、刃先に平行なセットバック(15,17)を前記外面(12)が有する。

Description

【技術分野】
【0001】
屈折矯正眼科用手術器具が超小型角膜切開刀を含んでおり、そこではカッターヘッドが刃を有しており、前記刃は、ガイドハウジングの中で滑動するように装着され、また前記ガイドハウジングの中で、刃(または刃に固定された支持体)と協働する駆動フィンガによって直線往復運動で駆動され、駆動フィンガは、刃の運動方向に垂直に延びる駆動シャフトの末端に取り付けられて偏心して回転する。
【背景技術】
【0002】
駆動シャフトは、モーターユニットの末端に位置決めされ、そして角膜切開刀のカッターヘッドがモーターユニットに取り外し可能に固定される。フィンガは、刃(またはその支持体)の連結溝に到達してそこに受容されるように、刃のためのスライドハウジングの中に突き出る。
【0003】
刃の運動に垂直に、ヘッドの中に設けられたハウジングは、作動クリアランスを無視すると、刃の断面及びハウジングの中で滑動する支持アセンブリの断面にほぼ同一な断面を有する。このハウジングは、ヘッドを貫いており、また刃は、ヘッドがモーターユニットに組み付けられる前にハウジングの一方の端部を通ってハウジングの中に滑り入る。ヘッドがモーターユニットに組み付けられてはじめて、駆動フィンガは、溝の中に貫入することにより前記ハウジングの中で刃を保持する。
【0004】
ヘッドがモーターユニットに組み付けられるまで、刃をヘッドのハウジングの内部に在るように維持することに気を付ける必要があることが欠点であり、特にヘッドを組み付ける際にヘッドを動かすことが必要であることから、またその時刃が、注意しないとそのハウジングから逃げることがあることが欠点である。
【0005】
ヘッドがモーターユニットに装着された時点で、ヘッドのハウジングの内側の刃の位置に対する制御がきかないことも欠点である。駆動フィンガが回転している間に駆動フィンガによって掃引される体積は比較的小さく(刃の往復ストロークは約1mmの全振幅を有する)、刃の中の溝がこの体積に交差しないかもしれない程であり、そして結果としてフィンガが回転させられるとき、フィンガと溝との間の協働作用が生じない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明のアセンブリは、これら欠点の少なくともいくつかを改善することを追求し、また、各々の手術で使用される各々の新しい刃を信頼度高く準備する手段を執刀医に提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このために、本発明は超小型角膜切開刀のためのカッター刃アセンブリを提供するものであり、該アセンブリは刃を具備しており、前記刃は、直線状の刃先を有し、また刃先に平行な縦方向の寸法に沿ってほぼ一定な輪郭の支持体に固定され、また前記輪郭は、刃の刃先にほぼ直角なノッチを含んだ外面によって形成され、そこで前記外面が、刃先に平行なセットバックを有し、前記セットバックが、支持体の一方の端部から、ノッチからの所定の距離まで延在する。
【0008】
このセットバックは、突出要素をハウジング内の所定の場所に置くことを可能にし、そこで突出要素はセットバックの端部と協働することができて、第一にカッターヘッドのハウジングの一方の端部に挿入された刃アセンブリがハウジングの反対側の端部を通ってハウジングから逃げることを防ぎ、第二には、駆動フィンガと協働する溝が、駆動シャフトの回転中にフィンガによって掃引される体積の中に必ず存在するように、アセンブリ(刃プラス支持体)を所定の位置で停止させる。
【0009】
第一実施例では、セットバックは支持体の端部に通じる溝によって形作られる。この場合には、カッター刃アセンブリのためのガイドハウジングの所定の場所に置かれる障害物は、円筒状ペグの端部によって構成される。縦方向の溝とペグとの間の協働は、カッター刃アセンブリの往復運動中にカッター刃アセンブリに追加の案内を提供する。
【0010】
本発明の他の実施例では、セットバックが支持体の外面のステップによって形作られ、前記ステップは、ノッチの近くで外面をステップに接続するスロープの形をした一方の端を有する。この接続スロープは、前述の実施例における溝の端部と同じ機能を果たし、前記スロープと協働する当接部は適切な形状のものである。
【0011】
当接部がカッターヘッドに固定されて、刃アセンブリが、当接部をハウジングの内部に押し込むのに役立っているばねに対抗して装着されるところのスライドハウジングの中に突き出る限りにおいて、この当接部は、カッター刃アセンブリをハウジングの基準面に押し付けるための部材としても機能し、そのことによりカッター刃アセンブリの動作の安定性を高める。
【0012】
最後に、徐々に細くなる区画の端部であって、カッター刃を超えて突き出ている端部を刃支持体が有している。その四面体のピラミッド形状のために、この尖った端部は、カッター刃アセンブリをヘッドのハウジングの所定の場所に設置することの助けとなる。
【0013】
その他の特徴と利点は、本発明のカッター刃アセンブリの二つの実施例の次に示された説明から明らかになる。
【0014】
参照が添付図になされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1に示されるカッターヘッドは、公知のタイプの一体の本体1からなるものであり、前記一体の本体1は、固定ソケット2によってモーター部材(非図示)の端部にねじ込まれるか又はより一般的には連結される。ヘッド1への固定のための相補的接続手段に加えて、このモーター部材は、その接続端部にカッター刃装置を駆動するためのシャフトを提供し、前記カッター刃装置は、図4で見られるように、ヘッド1のハウジング3の中に滑動可能に装着されている。駆動シャフトの軸が、図1及び4において参照符号4を付されている。シャフトはその末端に、軸4に対して偏心している駆動フィンガ5を有している。
【0016】
示された例では、ヘッドは円筒状の穴6を提供しており、前記穴6は、手術が実施される眼に固定するためのリングに属する回動軸を基準に前記穴の軸を中心にして回動するようにヘッドを装着することを可能にする。ヘッド1は手術中に、図1の参照符号Aの方向で回動軸を中心に回動する。ヘッドは、ハウジングの前部に今までどおりの在来の様態で角膜平坦化板7を有しており、カッター刃の刃先が該板の後端7aの後のやや下に位置している。
【0017】
ハウジング3は、軸4に直交する縦方向を有しかつ一定の外形を有するハウジングであり、またカッターヘッドの本体1をとおして延在する。ハウジングが受容するのに適しているカッター装置が、図2及び3に示されている。図2及び図3では、カッター刃装置が刃本体8を具備することが見られ、前記刃本体8は、直線状の刃先9をもち、また直線状の刃先9にほぼ平行な縦方向で細長い支持体10に固定されている。支持体10の断面はほぼ一定であり(図中のその端部11を参照)、また支持体は、在来の方法、例えば、図には示されていないが刃の後部に形成された対応する開口部に係合する下部スタッドによって刃に固定される。
【0018】
支持体10は、この場合上面13を有するものとして示される外面12を有している。刃がヘッドの内部に在来の方法で、下前方へ傾斜するように配設されるとしても、例に示される面13は、軸4に垂直に延在する。この面13は、刃の刃先9にほぼ直角な溝14を提供し、この溝は、モーターユニットの駆動フィンガ5を受容するためのものである。図2に示される上面13は第二の溝15を有しており、前記第二の溝15は、15aにおいて支持体の端部に通じ、また溝14のそばに端部15bを有し、そして前記端部15bは溝から所定の距離で位置決めされている。
【0019】
ぺグ16はヘッド1の中に押し入れられて、その結果ぺグ16の下端16aが、支持体10の上面13の方のハウジング3の中に突き出る。カッター刃アセンブリはハウジングの端部3aからハウジング3の中に挿入される。この挿入は、ヘッドがモーターユニットに連結される前に実施される。アセンブリ8、10がハウジング3の中に挿入されるとき、溝15の端部15bに当接するぺグ16の端部16aによりアセンブリが止められるまで、アセンブリはハウジング3の反対側の端部3bの方に滑動する。この接触が達成されると溝14は、ヘッドがモーターユニットに装着されると軸4を中心に半回転以下の回転の後駆動フィンガ5が溝14に必ず係合するような所定の位置にある。それにもかかわらず、フィンガ5が溝14の中に受容されると、溝15の端部15bが、カッター刃アセンブリによって実行される往復運動サイクルの間に、ぺグ16の端部16aに打ち当たらないことを保証することが重要である。この目的のために、フィンガ5がぺグ16に最も近接したときに、溝15の端部15bが前記ぺグに接触しないように、溝14は、その側面が僅かに開いて設けられる。より正確には、溝15の端部15bから遠く位置している溝14の側面が下方に傾くことが妥当であり、また溝15の幅が溝の上端においてフィンガ5の直径より大である。溝14の他方の側面は、垂直であるべきで、フィンガ5とぺグ16との間の最短の距離よりも端部15bに近接している。
【0020】
図3に示される本発明のカッター刃アセンブリの変形形態は、図2に示されるものから、溝15の代わりにステップ17を有することだけが異なる。このステップは、それが面13に交わるところのスロープ又はライザ13で終わる。溝14に対するこのスロープ18の位置は、同じ理由のために、溝15の端部15bの位置に同じである。
【0021】
ぺグ16は、ぺグ16をハウジング3の中に突出させるばねに対抗してヘッド1の中に取り付けられる。その端部が丸くされているペグであって、または傾斜している溝15の底面と若しくは同様に傾斜して溝14の方で上昇しているステップ17と協働するペグは、ハウジング3に挿入されたカッター刃アセンブリによって僅かに持ち上げられることが可能で、また前記アセンブリをハウジング3の底面に押し付けるスラスト力を維持することができる。この支持圧力は、刃の往復運動中に刃の安定性を向上させる。
【0022】
図2及び3では、支持体10が刃8を超えて突き出た一方の端部を有しているのが観察されるに違いない。この突出は、刃アセンブリをハウジング3の中へ挿入して案内するための端部を構成し、そして挿入性を高めるために、支持体10の突出端部が、10aにおいて鋭く尖らされた四面体の先端にほぼ相当していることが見られる。四面体の先端が、支持体10の横方向の輪郭の少し内側に位置決めされていることが観察されるはずである。最後に、先端10aの基部と、刃8の上に直接的にある支持体10の部分との間の内面19があることが観察されるはずであり、前記面は先端10aを刃8の底面に接続している。この傾斜面は、カッター刃アセンブリのハウジング3の開口部の中への初期的な案内性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】図1は、角膜の手術のための角膜切開刀で使用される従来技術のカッターヘッドの外形図である。
【図2】図2は、本発明のカッター刃アセンブリの斜視図である。
【図3】図3は、本発明のカッター刃アセンブリの斜視図である。
【図4】図4は、図2で示された刃アセンブリを取り付けられたカッターヘッドの断面図である。

Claims (4)

  1. 超小型角膜切開刀のためのカッター刃アセンブリであって、該アセンブリが、直線状の刃先(9)を有する刃(8)を具備しており、前記刃(8)が、刃先(9)に平行な縦方向の寸法に沿ってほぼ一定の輪郭(11)の支持体(10)に固定され、前記輪郭(11)が、刃(8)の刃先(9)にほぼ直角のノッチ(14)を含む外面(12)によって形成される、カッター刃アセンブリにおいて、ノッチ(14)からの所定の距離まで支持体の一方の端部(10a)から延在する、刃先に平行なセットバック(15,17)を前記外面(12)が有することを特徴とする、カッター刃アセンブリ。
  2. セットバックが、支持体(10)の端部(10a)に通じる溝(15)により形作られることを特徴とする、請求項1に記載のカッター刃アセンブリ。
  3. セットバックが、支持体の外面(12)におけるステップ(17)によって形作られ、前記ステップ(17)が、外面をステップに接続するスロープの形をしてノッチ(14)の近くにある一方の端部(18)を有することを特徴とする、請求項1に記載のカッター刃アセンブリ。
  4. 徐々に細くなる区画の端部(10a)であって、刃(8)を超えて突き出ている端部(10a)を支持体(10)が有していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のカッター刃アセンブリ。
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