JP2004528104A5 - - Google Patents

Claims (43)

1. 人または動物の体表面または体内の圧力測定値から得られる圧力信号の自動分析を実行可能な処理装置の使用により前記圧力信号を分析する方法であって、前記信号を特定の間隔でサンプリングし、時間に対して前記圧力信号を圧力に関係するディジタル・データに変換するステップを含み、
   前記方法は、
   前記圧力信号内の単一圧力波に関係する特性を前記ディジタル・データから識別し、
   ・ 前記識別するステップは拡張最小値に関係する最小圧力値と収縮最大値に関係する最大圧力値の決定を含み、
   ・ 圧力振幅＝ΔＰ＝（最大圧力値−最小圧力値）、潜伏時間（ΔＴ）、立上がり時間または立上がり時間係数＝ΔＰ／ΔＴ、および単一波の波長、のグループから選択される単一波パラメータの少なくとも１つのパラメータを決定し、
   ・ 所定の時間シーケンス中に発生する前記単一圧力波の数を決定する、
   ステップを更に含み、
   前記数を決定することは、
   ・ 前記所定の時間シーケンス中に１つ以上の前記単一圧力波パラメータの所定の値を持つ単一圧力波の数を決定し、
   ・ 前記所定の時間シーケンス中に２つ以上の前記単一圧力波パラメータの所定の組合せを持つ単一圧力波の数を決定することを更に含む、
   ステップを備えた、圧力信号を分析する方法。
2. 前記潜伏時間ΔＴは最小圧力値の発生から最大圧力値までに経過した時間として定義される、請求項１記載の圧力信号を分析する方法。
3. 前記振幅ΔＰは単一圧力波の一連の圧力の増加中に収縮最大圧力と拡大最小圧力との圧力差として定義される、請求項１記載の圧力信号を分析する方法。
4. 前記最大圧力値は前記単一圧力波内に発生する３つのピーク値の１つである、請求項１記載の圧力信号を分析する方法。
5. ・ 前記単一圧力波内の前記３つのピーク値の第１（Ｐ１）は収縮最大圧力と拡大最小圧力との相対的圧力差を表す振幅ΔＰ１を有し、
   ・ 前記３つのピーク値の第２（Ｐ２）は前記単一圧力波の高波部分に関係した振幅ΔＰ２を有し、
   ・ 前記３つのピーク値の第３（Ｐ３）は前記単一圧力波の重拍波部分に関係した振幅ΔＰ３を有する、請求項４記載の圧力信号を分析する方法。
6. 前記振幅と潜伏時間値との間の１つ以上の立上がり時間係数の計算を更に含む、請求項４または５記載の圧力信号を分析する方法。
7. 前記単一圧力波内で、前記振幅値と潜伏時間値とはそれぞれ相対値だけである、請求項１記載の圧力信号を分析する方法。
8. 前記単一圧力波の振幅値と潜伏時間値とはゼロ圧力レベルに関係しない相対値である、請求項１記載の圧力信号を分析する方法。
9. 前記時間シーケンス中の単一圧力波の数は前記人または動物の前記時間シーケンス中の心拍数に対応する、請求項１記載の圧力信号を分析する方法。
10. 前記決定するステップは前記パラメータ（すなわち、振幅、潜伏時間、立上がり時間係数、および心拍数）の少なくとも１つが存在する、関係した限界を定義することを含む、請求項１記載の圧力信号を分析する方法。
11. 前記決定するステップは関係する所定のしきい値内に存在しない前記パラメータの特定の１つの値を拒絶することを更に含む、請求項１０記載の圧力信号を分析する方法。
12. 振幅に関係するパラメータ値の拒絶は関係する偽最小圧力値と偽最大圧力値の拒絶を含む、請求項１１記載の圧力信号を分析する方法。
13. 所定のしきい値外にあるΔＰ／ΔＴの計算された値は拒絶される、請求項１１記載の圧力信号を分析する方法。
14. しきい値より小さいΔＰの全ての決定された値は破棄される、請求項１、３または４記載の圧力信号を分析する方法。
15. 所定の記録シーケンス中に、圧力振幅ΔＰ、潜伏時間ΔＴ、および立上がり時間係数ΔＰ／ΔＴから選択された、関係する１つ以上のパラメータの所定の値を持つ単一圧力波の数の決定に基づいてマトリクスを作成する、請求項１記載の圧力信号を分析する方法。
16. 前記マトリクスの一方の軸は所定の値の圧力振幅（ΔＰ）の配列に関係し、他方の軸は所定の値の潜伏時間（ΔＴ）の配列に関係する、請求項１５記載の圧力信号を分析する方法。
17. 前記マトリクス内の数は、特定の測定時間にわたる単一圧力波の連続した測定値に関係する、特定の圧力振幅(ΔＰ)値と特定の潜伏時間（ΔＴ）値との一致が発生した数に関係する、請求項１５記載の圧力信号を分析する方法。
18. 前記一致の発生は前記特定の測定時間中の一致の実際の数または標準化に基づく数により示される、請求項１７記載の圧力信号を分析する方法。
19. 前記一致の発生は前記特定の測定時間中の一致の百分率により示される、請求項１７記載の圧力信号を分析する方法。
20. 前記一致の発生数の前記標準化は前記特定の測定時間の長さの関数である、請求項１７記載の圧力信号を分析する方法。
21. 前記一致の発生数の前記標準化は単一圧力波の波長（心拍数）に関係する、請求項１７記載の圧力信号を分析する方法。
22. 前記一致の発生数の前記標準化は比率数または百分率を用いることにより表される、請求項１７記載の圧力信号を分析する方法。
23. 前記マトリクスはその後のグラフ表示のために統計的分析を行う、請求項１５記載の圧力信号を分析する方法。
24. マトリクス形式の一致の発生の繰返し更新は前記特定の測定時間にわたって行われる測定の間に、例えば５秒毎にまたは１分毎に行われる、請求項１５記載の圧力信号を分析する方法。
25. ａ）動脈血圧およびｂ）他の体内圧力（例えば、腔間圧力）の測定値から得られる単一圧力波に関係するデータは同じ時間基準内で比較される、請求項１記載の圧力信号を分析する方法。
26. 異なる圧力からの単一圧力波の数は前記同じ時間基準内で比較される、請求項２５記載の圧力信号を分析する方法。
27. 異なる圧力からの単一圧力波の標準化された数または百分率は前記同じ時間基準内で比較される、請求項２５記載の圧力信号を分析する方法。
28. 前記比較は腔間圧力波（例えば、頭蓋内圧波）と血圧波の立上がり時間係数の間の関係の数に関係する、請求項２５記載の圧力信号を分析する方法。
29. 前記比較は異なる圧力波のマトリクスの間で行われる、請求項２５記載の圧力信号を分析する方法。
30. 各単一圧力波の相対的継続時間は心拍数に対応し、心拍数パラメータは頭蓋間圧の異常を表す、請求項２５記載の圧力信号を分析する方法。
31. 前記体内圧力は頭蓋内圧、血圧、脳脊髄液圧、および脳潅流圧の１つ以上である、請求項２５記載の圧力信号を分析する方法。
32. 単一圧力波の測定からのデータは同じ全測定時間にわたって行われた、大気圧に対する絶対圧力の連続的または断続的な測定から得られたデータに対して比較される、請求項１または１５記載の圧力信号を分析する方法。
33. 前記マトリクスは定期的な間隔で一致の発生を更新することに基づく、請求項３２記載の圧力信号を分析する方法。
34. 人または動物の体表面または体内の圧力測定値から得られる圧力信号の自動分析を実行可能な処理装置の使用により前記圧力信号を分析する方法であって、前記信号をサンプリングし、時間に対して前記信号を圧力に関係するディジタル・データに変換するステップを含み、前記方法は、
    ・ 大気圧に対する絶対圧力に関係する特徴を前記ディジタル・データから識別し、
    ・ 任意の繰返し方法で特定の時間間隔で断続的にまたは連続的に絶対圧力データを繰り返し記録して時間に対する圧力トレンドのプロットを作成し、
    ・ 多数の異なる圧力レベルとその継続時間とを前記記録から決定し、
    ・ 種々の継続時間のレベルの数を前記マトリクス形式で表す、
    ステップを更に含む、圧力信号を分析する方法。
35. 前記マトリクス内の前記数は、特定の絶対圧力レベルと特定のレベルの継続時間との一致が発生した数に関係する、請求項３４記載の圧力信号を分析する方法。
36. 前記一致の発生は前記特定の測定時間中の一致の実際の数または標準化に基づく数により示される、請求項３５記載の圧力信号を分析する方法。
37. 前記一致の発生は前記特定の測定時間中の一致の百分率により示される、請求項３５記載の圧力信号を分析する方法。
38. 前記一致の発生の数または百分率の前記標準化は前記特定の測定時間の長さの関数である、請求項３６記載の圧力信号を分析する方法。
39. 前記標準化は比率数または百分率を用いることにより表される、請求項３６記載の圧力信号を分析する方法。
40. マトリクス形式の一致の発生の繰返しプロットまたは更新は前記特定の測定時間にわたって行われた測定の間に行われる、請求項３４または３５記載の圧力信号を分析する方法。
41. 絶対圧力レベルおよびその継続時間の前記マトリクスは、単一圧力波の測定値とこれに関係する１つ以上のパラメータとに基づいて、特定の測定時間にわたって他のマトリクスと比較される、請求項３４または３５記載の圧力信号を分析する方法。
42. 前記単一圧力波は動脈血圧波と腔内圧力波の少なくとも一方から得られる、請求項４１記載の圧力信号を分析する方法。
43. 前記腔内圧力は、頭蓋内圧、血圧、脳脊髄液圧、および脳潅流圧のグループから選択される、請求項４２記載の圧力信号を分析する方法。