JP2004527289A - 容器とコンテナとの間の接続のためのデバイス、およびそれを備える使用の準備のできたアセンブリ - Google Patents

Abstract

本発明は、容器（２）に取り付けられ得る基部（１０）を備え、そしてスリーブ（１６）およびプランジャーを備えるデバイスに関し、このスリーブは、内側ボアを形成するし、そしてこのプランジャーは、この容器のキャップに対する第一の開放位置と、いわゆる移動位置との間でこのボア内をスライドするように適合されており、この移動位置において、中空針（２１）がこのキャップを通過する。針（２１）は、非円形の外側断面を備え、一方でスリーブ（１６）は、非円形の内側断面を備える。針（２１）の外側断面およびスリーブ（１６）の内側断面は、この針が、このスリーブの内部で回転することなくスライドし得るようになっている。キャップと反対側のこのスリーブの縁部（１６ｄ）は、補償手段（２２ｄ、２２ｅ）と協働し得る止め手段（１６ａ、１６ｂ）を備え、これらは、プランジャーを移動位置にロックするために、プランジャー（２０）に配置されている。

Description

【技術分野】
【０００１】
本発明は、閉じた容器とコンテナとの間の接続のためのデバイスに関する。本発明はまた、とりわけ、閉じた容器および上記の型の接続デバイスを備える、使用の準備のできたアセンブリに関する。
【背景技術】
【０００２】
薬物パッケージの領域において、薬学的調製物の成分（例えば、その活性成分）を、比較的非剛性の材料（例えば、エラストマー）の栓によって閉じられる容器内に貯蔵することは、公知である。調製物（特に、医薬またはワクチン）を液体形態で得、そして患者に投与する準備をする目的で、この容器内に含まれる成分を溶解するかまたは懸濁物にするために、この栓の穿孔の後に、液体が、この容器に導入され得る。
【０００３】
ＷＯ−Ａ−９８／１３００６は、プランジャーがボア内でスライドするように取り付けられた状態で、内側ボアを形成するフランジまたはスリーブ内に延びる、容器の頸部を覆うように適合された基部を備える、接続デバイスを開示する。このプランジャーは、その軸の周りに分布し、そしてフランジの環状の面と協働するように提供された、スナップ歯を備える。このデバイスは、ルアー型のコネクタを備えるシリンジを接続するために満足がゆく。
【０００４】
しかし、シリンジ以外のコンテナに容器を接続することが時々必要であり、この場合、液体は、この容器とコンテナとの間で、またはその逆で、重力によって移動される。この場合、比較的大きな断面のチャネルを有する二重先端の針が使用されなければならない。この針の容量を考慮すると、栓の反作用の効果（これは、栓を容器から押し出す傾向がある）が非常に大きいので、ＷＯ−Ａ−９８／１３００６に開示されるスナップシステムは、効果的に十分ではない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
従って、本発明の課題は、二重先端の針が使用される場合を含めて、基部およびプランジャーの構造が特に単純であり、同時にこのプランジャーの基部に対する並進が効果的に案内され、そしてその移動の維持が十分に維持される、上記の型の接続デバイスを提唱することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
この目的で、本発明は、プランジャーの針が非円形の外側断面を呈し、一方で基部によって形成されるスリーブが、同様の非円形の内側断面を呈し、この針の外側断面およびこのスリーブの内側断面は、針の回転の可能性なしに、この針がこのスリーブ内をスライドし得るようなデバイスに関する。さらに、スリーブの、容器の栓とは反対側の縁部は、止め手段を備え、この止め手段は、プランジャーを移動位置にロックするために、プランジャーに提供された補償手段と協働するように適合されている。
【０００７】
本発明によって、プランジャーの構造は、技術水準のデバイスと比較して大いに単純化され得る。なぜなら、このプランジャーが備えるかまたは含む針の形状が、回転の可能性なしに、スリーブ内で並進を案内することを可能にするからである。回転の可能性のないスライドは、スリーブの上縁に提供される止め手段およびプランジャーに備えられる補償手段の、十分な位置決めを保証する。
【０００８】
特に単純な構造およびその小さな容量を考慮して、本発明のデバイスのプランジャーは、成形が容易であり、一方でその材料の費用は非常に魅力的であり、そしてこのデバイスの幾何学的構造は、プランジャーの、その脱係合位置から移動位置への移動を容易にする。
【０００９】
本発明の第一の実施形態によれば、針は、楕円形の外側断面を呈するように提供され得、一方でスリーブの内側断面は、同様に、楕円形である。
【００１０】
本発明の別の実施形態によれば、針は、多角形の外側断面を呈し得、一方でスリーブの内側断面は、針の外側断面と同じ数の辺を有する多角形である。
【００１１】
本発明の有利な局面によれば、このデバイスは、以下の特徴のうちの１つ以上を組み込む：
・スリーブの縁部に提供される止め手段が、弾性的に変形可能なフックを備え、一方でプランジャー上に提供される補償手段が、針と一部品に、フランジ上に作製されたベアリング表面を備え、これらの針およびフランジが、一緒になって、プランジャーを構成する。この場合、このフランジは、有利には、フックの通過のための開口部を備える。これらのフックは、各々、隆起部を備え得、これらの隆起部は、フランジ上に作製されたベアリング表面の１つと境界を接する折り返しと重なるように適合されている。さらに、これらのフックは、スリーブに対して半径方向外向きに突出する。
【００１２】
・基部が、上記スリーブの半径方向外側に位置する第二のスリーブを備え、この第二のスリーブが、周囲の圧力に対してプランジャーを保護するために、キャップと協働するように適合されている。補強リブが、これらのスリーブの間に配置され得る。
【００１３】
・プランジャーを、針の脱係合位置で一時的に停止させるための手段が提供される。これらの手段は、この針の外側表面に作製された少なくとも１つの凹部、およびボアの中心軸の方向で、スリーブの半径方向内側表面から延びる少なくとも１つの突出部を備え、この突出部は、容器の栓に対して脱係合した位置で、プランジャーを維持するために、この凹部と係合するように適合されている。
【００１４】
本発明はまた、閉じた容器および上記のような接続デバイスを備える、使用の準備のできたアセンブリに関し、この容器は、製品（特に、薬学的調製物）を含み、この容器は、頸部を備え、この頸部の開口部は、栓によって閉じられ、そしてこの接続デバイスは、この容器に取り付けられる。このようなアセンブリは、医薬またはワクチンの成分（特に、その活性成分）を、滅菌して保存すること、および必要な場合、液体と混合することによって、この製品を調整することを可能にし、この使用の準備のできたアセンブリは、操作が特に容易である。
【００１５】
添付の図面を参照して、本発明の原理に従う接続デバイスの２つの実施形態（例によってのみ与えられる）の以下の説明を読む際に、本発明は、より容易に理解され、そして本発明の他の利点は、より明白に現れる。
【００１６】
ここで図面を参照すると、図１〜６に示される本発明によるデバイス１は、二重の機能を有する。一方で、このデバイスは、製品（図示せず）を含んで予め閉じられるかまたは栓を付けられている容器２（例えば、ガラス瓶）を、いたずら防止にする。他方で、デバイス１は、容器２の内部と、容器２に含まれる製品を溶解するかまたは懸濁物にすることが意図される液体を含む別のコンテナ（例えば、剛性または半剛性のプラスチック材料から作製される瓶３）との間の密な接続を確実にするかまたは確立する。このコンテナもまた、ガラス瓶によって形成され得る。
【００１７】
瓶２は、頸部４を備え、この頸部の開口部４ａは、比較的非剛性の材料（例えば、エラストマーであり、好ましくは、ゴム）で作製される栓５によって、気密に閉じられる。本発明の改変（図示せず）によれば、カプセルが、栓５の周りおよび頸部４の外側の環状部分４ｂの周りに配置され得る。栓５は、開口部４ａの内側に柔軟かつ密に嵌合するように適合された、実質的に円柱形の中心部分５ａ、および部分４ｂで肩状になっておそらくカプセルによって覆われる、平坦部分５ｂを備える。
【００１８】
デバイス１は、プラスチック材料（例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレン）で射出によって作製され、そして要素４および５の周りに取り付けられることが意図される、基部１０を備える。基部１０は、軸Ｘ−Ｘ’（これは、図２に示されるように取り付けられた配置において、要素２、４および５の対称軸である）を中心とする、実質的に円筒形のスリーブ１１を形成する。スリーブ１１は、鋭利な輪郭のリング１３を備える環状部分１２に接続され、このリングは、栓５の上部または露出した表面５ｃを表面に穿孔することが意図される。環状部分１２は、スリーブ１１と反対側に、複数の弾性タブ１４として延び、各タブは、頸部に基部１０を弾性的にクリップ留めするために、頸部４の外側表面と協働するように適合されている、くちばし１５を備える。
【００１９】
スリーブ１１の内側には、第二のスリーブ１６が形成され、この第二のスリーブは、軸Ｘ−Ｘ’の方向に延び、そして図３に示されるように、楕円形の内側断面を呈する。
【００２０】
スリーブ１１および１６は、補強リブ１７によって接続されて、スリーブ１６の十分な位置決めおよび剛性を確実にする。
【００２１】
スリーブ１６の内側容量は、ボアＡを構成し、このボアの内部で、成形されたプラスチック材料片によって形成されたプランジャー２０がスライドし得る。プランジャー２０は、二重先端の中空針２１を備え、この針は、２つのチャネル２１ａ、２１ｂを備え、そして栓５を穿孔するように適合されている。プランジャー２０はまた、フランジ２２を備え、このフランジは、針２１と一部品であり、そして２つの開口部２２ａおよび２２ｂを備える。
【００２２】
図３において同様に見られるように、針２１の外側断面は、楕円形である。
【００２３】
２１ｃは、針２１の外側の円表面を表し、１６ｃは、スリーブ１６の内側の円表面を表す。表面１６ｃおよび２１ｃは、針２１（すなわち、プランジャー２０）の、ボアＡ内でのスライドが可能になるようなものである。表面１６ｃおよび２１ｃの、軸Ｘ−Ｘ’の周りの非円形の性質は、プランジャー２０が、ボアＡ内で、スリーブ１６に対する軸Ｘ−Ｘ’の周りでの回転の可能性なしにスライドし得るようなものである。
【００２４】
２つの弾性フック１６ａおよび１６ｂは、スリーブ１６の上縁部１６ｄ（すなわち、このスリーブの、栓５とは反対側の縁部）と同じレベルで提供される。これらのフックは、スリーブの最も小さい曲率半径の２つの部分の近くで延びる。
【００２５】
フック１６ａおよび１６ｂは、フランジ２２に提供された保持表面２２ｄおよび２２ｅにクリップ留めするために、開口部２２ａおよび２２ｂを貫通し得るように構成される。
【００２６】
開口部２２ａおよび２２ｂは、各々、針２１の栓５とは反対側の端部２１ｄの方向に収束する縁部２２ｆを備える。さらに、フック１６ａおよび１６ｂは、部分１２の反対側に収束する、切頭縁部１６ｆを備える。この様式で、縁部１６ｆおよび２２ｆの協働は、フランジ２２がフック１６に当接する場合に、軸Ｘ−Ｘ’の方向でフック１６が締まることの効果を有し、これによって、フック１６ａおよび１６ｂが表面２２ｄおよび２２ｅと当接するように半径方向外向きに再度拡張する前に、フック１６ａおよび１６ｂは、開口部２２ａおよび２２ｂを通過することが可能である。
【００２７】
フック１６ａおよび１６ｂが表面２２ｄおよび２２ｅと当接する場合、プランジャー２０は、流体を容器２の内側容量の内外へと移動する位置（この位置は、図７に示される）を効果的に維持する。
【００２８】
図６により具体的に見られるように、フック１６ａおよび１６ｂは、各々、部分１２に向いた隆起部１６ｎ、１６ｐをそれぞれ備える。さらに、フランジ２２は、折り返し２２ｎおよび２２ｐを備え、これらの折り返しは、それぞれ、表面２２ｄおよび２２ｅの境界である。この様式で、フック１６ａおよび１６ｂが開口部２２ａおよび２２ｂと係合する場合、隆起部１６ｎおよび１６ｐは、折り返し２２ｎおよび２２ｐの背後で、表面２２ｄおよび２２ｅと当接する。従って、フック１６ａおよび１６ｂの、フランジ２２に対する相対的スライドの任意の危険性は、回避される。なぜなら、このようなスライドは、折り返し２２ｎおよび２２ｐに対する隆起部１６ｎおよび１６ｐのベアリング表面によって防止されるからである。
【００２９】
プランジャー２０がデバイス１の貯蔵の配置（すなわち、図１〜６に示されるような、針２１が栓５から距離をおいている配置）に維持されることを保証するために、スリーブ１６は、表面１６ｃから軸Ｘ−Ｘ’の方向に突出する、内側リング１６ｇを備える。さらに、針２１の表面２１ｃは、溝２１ｇを備え、この溝内に、リング１６ｇが係合し得る。リング１６ｇが溝２１ｇと係合する場合、針２１（すなわち、プランジャー２０）は、ボアＡ内での並進が固定される。
【００３０】
本発明の改変実施形態（図示せず）によれば、リング１６ｇおよび溝２１ｇは、表面１６ｃおよび２１ｃの周囲の一部のみにわたって延び得る、浮き彫にされた他の要素によって置換され得る。
【００３１】
外側エンベロープ３０は、基部１０および容器２のプランジャー２０の周囲に取り付けられるように、提供される。エンベロープ３０は、ＷＯ−Ａ−９７／１０１５６の技術的教示に従って、頸部４の周りの位置にタブ１４を固定するために提供される、リング３１を備える。リング３１は、破壊可能な部分３２によって、キャップ３３に接続され、このキャップは、この破壊可能な部分が破壊されない限り、基部１０およびプランジャー２０を周囲の圧力から保護する。
【００３２】
キャップ３３は、スリーブ１１の半径方向外側の表面に当接するように提供されることが、注目される。基部１０からの取り外しを容易にするために、潤滑剤が、キャップ３３の内側表面に不連続に塗布され得る。この潤滑剤は、スリーブ１１の周囲に、同様に不連続に塗布され得、これは、軸Ｘ−Ｘ’の周りの連続した周囲を構成せずになされる。
【００３３】
機能は、以下の通りである：
液体が、容器２の内側に通されるべきである場合、図６において矢印ＲおよびＦ_１によって表されるように、部分３２を破壊することによって、キャップ３３が取り外される。次いで、針２１によって線を穿刺するために、栓５に向けて、仕事Ｆ_２を、プランジャー２０に付与することが可能である。実際に、仕事Ｆ_２は、栓５’が針２１の露出した端部２１ｃと最初に係合する瓶３によって付与され得、次いで、栓５’は、仕事Ｆ_２を基部２２に付与するために、使用者によって保持され得る。この仕事は、リング１６ｇを溝２１ｇから駆動し、次いで針２１を栓５の方向に進め、次いで横断する動きを可能にする効果を有する。
【００３４】
この動きの間、フック１６ａおよび１６ｂは、縁部１６ｆおよび２２ｆの協働によって規定される開口部２２ａおよび２２ｂを貫通する。次いで、フック１６ａおよび１６ｂは、フランジ２２の表面２２ｄおよび２２ｅにロックされ、この結果、プランジャー２０は、スリーブ１６上の移動位置に留められる。
【００３５】
針２１を容器２から引き抜く傾向のある仕事の効果のもとで、フランジ２２に対するフック１６ａおよび１６ｂの任意のスライドは、折り返し２２ｎおよび２２ｐの背後の隆起部１６ｎおよび１６ｐの重なりによって、防止される。
【００３６】
栓５における針２１の貫通の動きの間、スリーブ１６は、リブ１７によって剛性に維持され、このことは、任意の横断の仕事を受け取ることを確実にする。
【００３７】
十分な量の液体が容器２に導入されると、所望の溶液または懸濁物を得るために、この容器を振盪して、この液体をもともと容器２内に存在した製品と混合することが可能である。次いで、この溶液または懸濁物を使用するために、この溶液または懸濁物を瓶３に入れるために、要素１〜３によって形成されるアセンブリを逆さにすることが可能である。
【００３８】
フック１６ａおよび１６ｂは、複雑な鋳型を使用せずに得られ、２つの開口部１２ａおよび１２ｂは、これらのフックを、基部１０を製造する鋳型内で形成するために、スライドの通過のための部分１２に提供される。
【００３９】
要素１１〜１７を備える基部１０は、一部品である。従って、本発明のデバイス１を構成する要素は、特に単純であり、そして費用が非常に魅力的である。
【００４０】
図８に示される第二の実施形態において、第一の実施形態の要素と類似の要素は、同じ参照番号を有する。この実施形態は、針２１が多角形の半径方向外側の断面を呈し、一方でスリーブ１６が、同じ数の辺およびこれらの辺の同じ幾何学的分布を有する、多角形の内側断面を有する点で、全述の実施形態と異なり、これによって、針２１が、軸Ｘ−Ｘ’に沿って、スリーブ１６内で、この軸の周りでの回転の可能性なしにスライドすることが可能である。
【００４１】
本発明の実施形態のいずれであっても、スリーブ１６内の針２１のスライドは、スリーブの上部に提供されるフックとプランジャーのフランジに提供される対応するフック手段との正確な整列を可能にする。
【００４２】
本発明は、スリーブ１６の、最小の曲率半径の部分のレベルに形成された、２つのフック１６ａおよび１６ｂを備えて示された。本発明の改変実施形態（図示せず）によれば、これらのフックは、このスリーブの最大の曲率半径の部分（すなわち、図３の上部および下部にそれぞれ示される部分）のレベルに配置され得る。この場合開口部２２ａおよび２２ｂならびにフランジ２２の表面２２ｄおよび２２ｅの、針２１に対する位置は、それに従って適合される。さらに、本発明のデバイスのフックの数は、２つに限定されない；プランジャーを移動位置に固定するためには、１つのフックで十分である。改変実施形態において、３以上の数のフックが、提供され得る。
【００４３】
本発明は、一部品のプランジャーを備えて示された。プランジャーが、針および付加されるフランジを備えるアセンブリの形態である場合もまた、適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【００４４】
【図１】図１は、本発明による使用の準備のできたアセンブリ、およびこのアセンブリと協働するように適用された瓶の分解側面図である。
【図２】図２は、貯蔵配置にて容器に取り付けられた、図１のアセンブリに属する接続デバイスの軸方向断面図である。
【図３】図３は、図２の線ＩＩＩ−ＩＩＩに沿った断面図である。
【図４】図４は、図２の細部ＩＶの拡大スケールでの図である。
【図５】図５は、容器に取り付けられる前の接続デバイスの、一部を切り取った斜視図である。
【図６】図６は、図１に示される柔軟な瓶と容器とを接続するための操作の開始時の、図２に類似した図である。
【図７】図７は、図２と類似であるが、瓶が図１のアセンブリの容器に接続されている図である。
【図８】図８は、本発明の第二の実施形態によるデバイスについての、図３に類似の断面図である。

Claims (12)

1. 閉じた容器（２）とコンテナ（３）との間の接続のためのデバイス（１）であって、該閉じた容器は、頸部（４）を備え、該頸部の開口部は、栓（５）によって閉じられており、該接続デバイスは、以下：
   該容器に取り付けられるよう適合され、そして内側ボア（Ａ）を形成するスリーブ（１６）を備える、基部（１０）、ならびに
   該ボア内を、該栓に対して脱係合した第一の位置と第二のいわゆる移動位置との間でスライドするように適合された、プランジャー（２０）であって、該第二の移動位置において、該プランジャーに備えられた中空針（２１）が、該栓を横断する、プランジャー、
   を備え、
   該針が、非円形の外側断面を呈し、一方で該スリーブが、同様に、非円形の内側断面を呈し、該針の外側断面および該スリーブの内側断面は、該針が該スリーブ内で回転する可能性なしに、該針が該スリーブ内でスライドし得るようになっており、そして
   該スリーブの、該栓の反対側の縁部（１６ｄ）は、該プランジャーに提供された補償手段（２２ｄ、２２ｅ）と協働するように適合された、該プランジャーを移動位置にロックするための留め手段（１６ａ、１６ｂ）を備えることを特徴とする、デバイス。
2. 前記針（２１）が、楕円形の外側断面を呈し、一方で前記スリーブ（１６）の前記内側断面が楕円形であることを特徴とする、請求項１に記載のデバイス。
3. 前記針（２１）が、多角形の外側断面を呈し、一方で前記スリーブ（１６）が、該針の該外側断面と同じ数の辺を有する多角形の内側断面を呈することを特徴とする、請求項１に記載のデバイス。
4. 前記スリーブの前記縁部（１６ｄ）に提供された前記止め手段が、弾性的に変形可能なフック（１６ａ、１６ｂ）を備え、そして前記プランジャー（２０）に提供された前記前記補償手段が、フランジ（２２）上に前記針（２１）と一部品で作製されたベアリング表面（２２ｄ、２２ｅ）を備え、該針および該フランジが、一緒になって、該プランジャーを構成していることを特徴とする、請求項１〜３のいずれか１項に記載のデバイス。
5. 前記フランジ（２２）が、前記フック（１６ａ、１６ｂ）の通過のための開口部（２２ａ、２２ｂ）を備えることを特徴とする、請求項４に記載のデバイス。
6. 前記フック（１６ａ、１６ｂ）が、各々隆起部（１６ｎ、１６ｐ）を備え、該隆起部が、前記フランジ（２２）上に作製されたベアリング表面（２２ｄ、２２ｅ）の１つと境界を接する折り返し（２２ｎ、２２ｐ）と重なるように適合されていることを特徴とする、請求項４または５のいずれか１項に記載のデバイス。
7. 前記フック（１６ａ、１６ｂ）が、前記スリーブ（１６）に対して半径方向外向きに突出していることを特徴とする、請求項４〜６のいずれか１項に記載のデバイス。
8. 前記基部（１０）が、前記スリーブ（１６）の半径方向外向きに配置された第二のスリーブ（１１）を備え、該第二のスリーブが、周囲の圧力に対して前記プランジャー（２０）を保護するためのキャップ（３３）と協働するように適合されていることを特徴とする、請求項１〜７のいずれか１項に記載のデバイス。
9. 前記スリーブ（１１、１６）を接続する補強リブ（１７）を備えることを特徴とする、請求項８に記載のデバイス。
10. 前記脱係合した位置で前記プランジャー（２０）を一時的に停止させるための手段（１６ｇ、２１ｇ）を備えることを特徴とする、請求項１〜９のいずれか１項に記載のデバイス。
11. 前記手段が、前記針（２１）の外側表面（２１ｃ）に作製された、少なくとも１つの凹部（２１ｇ）、および前記ボア（Ａ）の中心軸（Ｘ−Ｘ’）の方向で、前記スリーブ（１６）の半径方向内側表面（１６ｃ）から延びる、少なくとも１つの突出部（１６ｇ）を備え、該突出部が、該凹部と係合し、そして前記プランジャー（２０）を前記第一の位置に維持するように適合されていることを特徴とする、請求項１０に記載のデバイス。
12. 製品、特に、薬学的調製物を含む、閉じた容器（２）を備える、使用の準備のできたアセンブリであって、該容器は、頸部（４）を備え、該頸部の開口部は、栓（５）によって閉じられ、そして請求項１〜１１のいずれか１項に記載の接続デバイス（１）が、該容器に取り付けられている、アセンブリ。