JP2004526917A - フリクション伝動式無段変速機 - Google Patents

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ヤング、ジェイムス、ロバート
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    • F16H15/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
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    • F16H15/06Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
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    • F16H15/10Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B is a disc with a flat or approximately flat friction surface in which the axes of the two members cross or intersect
    • F16H15/12Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B is a disc with a flat or approximately flat friction surface in which the axes of the two members cross or intersect in which one or each member is duplicated, e.g. for obtaining better transmission, for lessening the reaction forces on the bearings

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Abstract

【課題】
【解決手段】2つの転がりフリクション遊星機構からなる無段変速機(20)であって、遊星機構のホイール(46、86、68、106)の間に横向きに搭載されたディスクを有するものである。ディスク(56)の位置変更は、速度比を変化させる。伝達力は、伝達トルクの機能として接触力が確立されるように、従属ホイール(88)又は(90)を内側リング(44)とホイール(86)の間の収束スペースに推進させ、ディスク(56)に接触させる。比率変更は、ディスク(56)を一時的に側方に駆動させ、これに伴う接触位置(128、130)の変化を利用して速度ベクトル(138、144)を確立し、ディスク(56)を伝達された力のみで新たな位置に推進させることにより、容易に実行することができる。周知のギアシステムを使用し、比率範囲を拡大させる。周知のトラクション力、又はフリクション促進潤滑剤が潤滑剤として使用し、磨耗を防止する一方で機能を最大化させる。
【選択図】図1

Description

【技術分野】
【0001】
本発明はフリクション伝動式の無段変速機に関し、具体的には、リング、ホイール、及びディスク若しくは複数のディスクのトラクション又はフリクションを介して力を伝達する改良された機構に関する。
【0002】
効率性、伝達トルクに応じた負荷の制御、速度比の制御、最大動力容量、信頼性及び製造コストに関する独自の特徴を有するものである。
【背景技術】
【0003】
多くの無段変速機の概念が乗用車や工業用途向けに過去に提案されてきた。
【0004】
電気的、油圧的、及び機械的な手段が、多くの下位概念や多くの下位概念の組合せとして提案されてきた。
【0005】
しかし、提案されてきたいずれの方法も、手動式若しくは自動式変速機の方法に受け入れられていない。これは先行技術が1つ以上の必要要件を欠いているためである。効率性の悪さは多くの提案されたシステムにとって主要な阻害要因となっていた。同様に、使用中の損傷又は信頼性の欠如も主要な阻害要因であった。制御の複雑性は重大な困難性となっていた。大きいエンジンによって生み出された力を伝達する機能の低下は制限となっていた。高精度及び精度に対応するためのコスト高は重要な課題である。軸受機能及び軸受動力の喪失に起因して、高接触力をサポートするための高機能の軸受の必要性が制約になる。軸受動力の喪失は、フリクション促進潤滑剤により高められる。多くの他の多方面にわたる課題にも直面している。
【0006】
依然として、これらの課題を解決しようとする無段変速機は、エンジン若しくは原動力をより経済的な状態で動作させることができるため、有用な燃費効率での動作を有するものであると認識されている。従って、貴重なエネルギーの節約になる。同時に、適正な無段変速機は、よりよい加速、変速、及び減速機能を実現させるものである。
【0007】
多くの従来機構は、2つの物体間の転がり接触を介して力を伝達する方式を利用するものである。この方式は、空気やハロカーボン蒸気のような乾燥した環境で使用することができる;又は、様々な液体の存在下で使用することができる。いくつかの液体がこの目的のために特別に開発されており、トラクタント(tractants)として公知である。これらトラクタントは、通常のオイルのように表面を潤滑させるものであるが、極所的な高圧での接触条件下における高剪断応力の支持では他に勝る。
【0008】
トラクション機構において高い動力喪失を避けるため、変速機が最大トルク以下で作動している場合、接触力を減少させる必要がある。
【0009】
一方、滑りが生じた場合、トルクの突然の増加とそれに伴う接触力の増加との合間の時間遅延は、転がり面に悲惨な損傷を招いていた。先行技術のシステムは、最悪の条件下における損傷を防止するにはあまりに遅いものである。
【0010】
ほとんどの先行技術における制限された速度範囲は、所定比率のギアリング、クラッチ、ブレーキ等の様々な組合せを使用することにより部分的に克服された。これらシステムの互換性は全ての先行技術で共有されているわけではないが、いくつかのシステムにおいては主要なファクタである。
【0011】
現在、自動車業界で所望されている3つのシステムがある。
【0012】
第1は、略1世紀の間、開発されているダブルトリックシステム(double toric system)である。このシステムは、接触力をサポートするための高機能な軸受の必要性を取り除くものであるが、いくつかの他のファクタに悩む:a.比率を変更するために、6つのローラを全て異なる面で同時に制御する必要性;b.突然のトルク変化に関連する異常な滑りを防止するために必要な部品の高慣性及び柔軟性;c.高精度のローラ、凹面及び制御メカニズムのための製造コスト高;d.いわゆる"スピン"に起因する転がり接触における動力の喪失、である。
【0013】
第2は、ダブルハーフトロイド(double half−toroid)として公知のシステムである。このシステムは、スピンに起因する動力の喪失を最小化するものであるが、:a.軸受との高接触力、及びそれらに付随する動力の喪失をサポートする必要性;b.ローラ、凹面ディスク、及び制御メカニズムのための製造コスト高;c.比率を変更するために、4つのローラを異なる面で同時に制御する必要性;d.突然のトルク変化に関連する異常な滑りを防止するために必要な部品の高慣性、に悩む。
【0014】
第3は、バンドーネ金属ベルト(VanDoorne metal belt)として公知のシステムである。このシステムは、小さいエンジンを備える乗用車で多少の成功を収めてはいるが、いくつかのファクタに悩む:a.大きいエンジンからの力を扱いきれない;b.部分的に負荷をかけて動作させた場合の効率性に乏しい;c.油圧の比率変更は、滑りを防止するために必要な圧力と調和させなければならない;d.このシステムは騒音がある。
【0015】
すなわち、先行技術は優れたシステムの要件に合致させるために実質的に改良されなければならない。このような改良は、本発明の下記の説明に記載される。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の目的は、高効率の無段変速機システムを提供することである。
【0017】
本発明の別の目的は、突然のトルク変化による滑り損傷に対して良質の抵抗性を有する無段変速機を提供することである。
【0018】
本発明の更なる別の目的は、小さいエンジンだけでなく大きいエンジンからの力も扱うことができる無段変速機を提供することである。
【0019】
他の目的は、比率変更をするために必要な要素の複雑性を減少させ、速度比の制御を容易にすることである。
【0020】
製造が容易な部品を使用する経済的な方法で上記目的を達成することが更なる利点である。
【0021】
他の機械装置との互換性を実現し、速度比の範囲を拡大することが更なる利点である。
【0022】
重要な目的は、公知のオイル又はトラクタントと適合する無段変速機を提供することである。
【0023】
コスト、動力の喪失、及びサイズ制限による高接触力をサポートする軸受の必要性を取り除くことが利点である。
【0024】
これらと、本発明のその他の目的及び利点とは、本発明の複数の実施形態を開示する図面を伴う下記の説明から明確になる。なお、図面は図示目的のみで使用されるものであり、本発明を定義するものではないと理解される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明に従うと、遊星部材に対してディスクの位置を変更することにより伝達入力及び出力の速度比を変化させるように、ディスクは2つのフリクション伝動式遊星機構の間に配置され、同時に、接触力はトルクの変化を調節するようにされる。
【0026】
図1、図2及び図3を参照すると、20は無断変速機(CVT)であり、左側にシャフト22、及び右側にシャフト24を有するものである:一方のシャフトを動力入力用として、他方を動力出力用として使用してよい。ケーシング26と、エンドベル28及び30は、CVTのハウジングを構成する。止め輪32及び34は、エンドベルとケーシングを固定する。
【0027】
軸受36は、シャフト22を回転自在に支持する。シール38はシャフト22をシールする。リング40は、部材42及び44を介してシャフト22と駆動可能に連結されている。ホイール46は、リング40の内径部に接触しており、ピン50の軸受48により回転自在に支持される。ピン50はリテイナプレート43a及び43bにより支持される。リテイナプレート43a及び43bはスペーサにより離間されており、ケーシング26の2つのボス(ボスの1つは図1に番号27bで示されている)に螺子29a及び29bで固定される。止め輪52は、ピン50を軸方向への移動に対して固定する。
【0028】
ディスク56は、ホイール46とリング40の接点に対向する点で、ホイール46と接触する。ディスク56は、軸受58により回転自在に支持され、針状軸受62と偏心体64を介してトラックローラアセンブリ60に偏心するように取り付けられている。トラックローラアセンブリ60は、シャフトに押着された2つのローラからなる。このトラックローラアセンブリは、ケーシング26内の進路66a及び66bによりガイドされる。制御アーム69a及び69bは偏心体64に取り付けられる。
【0029】
別のホイール68は、ディスクの中心を挟んでホイール46の対向側でディスク56に接触する。ホイール68はリング76の内径部に接触しており、ピン72の軸受70により回転自在に支持される。ピン72はリテイナプレート71a及び71bにより支持される。リテイナプレート71a及び71bはスペーサにより離間されており、ケーシング26の2つのボス(ボスの1つは図1に番号75bで示されている)と螺子29c及び29dで固定される。止め輪74は、ピン72を軸方向の移動に対して固定する。
【0030】
リング76は補強リング78及びウエブ80に取り付けられており、シャフト24と駆動可能に連結される。軸受82はシャフト24をエンドベル30に対して回転自在に支持する。シール84はシャフト24をシールする。
【0031】
太陽ホイール86は、ホイール46との接点と対向する面でディスク56に接触する。軸受85はピン87に接触する太陽ホイール86を支持する。図2に示されるように、ピン87は径方向に細長でディスク56の表面に対して垂直なスロット89a及び89bに取り付けられる。スロット89a及び89bは、夫々ローラリテイナ81a及び81bの一部であり、3つのスペーサにより離間されている(その内1つは図1に番号83bで示されている)。螺子29e、29f及び29gは、リテイナとスペーサをハウジング26のボスに固定させる。
【0032】
図2に示されるように、リング40の内径と太陽ホイール86の外径との間のギャップの幅が変わるように、太陽ホイール86の中心線はリング40の中心線から外れて位置決めされる。ロードホイール88及び90は太陽ホイール86とリング40に夫々接触しており、前記ギャップに配置されている。ロードホイール88は軸受92に回転自在に取り付けられており、部分的にのみ制限を受ける。軸受92のインナーレースは、組み付け面94を備える突起を有する。ローラリテイナ81a及び81bの組み付け面94、及び96は、インナーレースの位置を限定することによりホイール88の位置を制限する。
【0033】
ホイール90は軸受98に回転自在に取り付けられ、組み付け面100及び102により位置決めされる。バネ104a及び104bはテンションをもってはられており、軸受92及び98を互いに近づけるように付勢し、これによりリング40内に含まれる遊星部材間の接触のプレロード力をもたらす。
【0034】
シール84はシャフト24をシールする。
【0035】
太陽ホイール106は、ホイール68との接点と対向する面でディスク56に接触する。軸受101は、ピン103に接する太陽ホイール106を支持する。図3に示されるように、ピン103は、径方向に細長でディスク56の表面に対して垂直なスロット105a及び105bに取り付けられる。スロット105a及び105bは夫々ローラリテイナ107a及び107bの一部であり、スペーサ109a、109b及び109cにより離間されている。螺子29h、29i及び29jは、リテイナとスペーサをハウジング26のボス27h、27i及び27jに固定させる。
【0036】
図3に示されるように、リング76の内径と太陽ホイール106の外径とのギャップ幅が変化するように、太陽ホイール106の中心線はリング76の中心線から外れて位置決めされる。ロードホイール108及び110は太陽ホイール106とリング76に夫々接触しており、前記ギャップに配置されている。ロードホイール108は軸受118に回転自在に取り付けられており、部分的にのみ制限を受ける。軸受118のインナーレースは、組み付け面100を備える突起を有する。ローラリテイナ107a及び107bの組み付け面100、及び102は、インナーレースの位置を限定することによりホイール106の位置を制限する。
【0037】
ホイール110は、軸受120に回転自在に取り付けられ、組み付け面114及び112により位置決めされる。バネ116a及び116bはテンションをもってはられており、軸受118及び120を互いに近づけるように付勢し、リング76内に含まれる遊星部材間の接触のプレロード力をもたらす。
【0038】
図4は、図1のB−Bの図である。シャフト122は比率制御入力シャフトであり、CVTの速度比を手動若しくは自動で選択するために通常使用される任意の適切な手段で位置決めされてよい。比率変更アーム124は、ピン126と共に固定され、制御シャフト122と共に回転する。ピン126は、制御アームのスロットを介して制御アーム69a及び69bの両方に嵌合される。制御アーム69a及び69bは、ローラアセンブリ60に対して偏心体64の角度位置が制御されるように、偏心体64に取り付けられる。針状軸受62は、偏心体64とローラアセンブリ60のシャフトの間での回転を容易にさせる。
【0039】
図5は、図4のD−Dに沿う断面図である。コンタクトスポット128及び130は、夫々ディスク56と遊星間の太陽ローラ86及び106が接触する弾性たわみ面である。図5において、スポット128及び130、ディスク56の中心、そしてローラアセンブリ60の中心は一直線上にある。
【0040】
図6は、偏心体64を回転させることにより、ディスク56の中心が128と130を結ぶ線上からずれるように制御部材122、124、126及び69bが駆動することを除き、図5と同様のものである。
【0041】
図7は、スポット128及び130が、比率変更アーム124の新たな位置に対応して新たな位置に移動したディスク56の中心と、再度同一線上にある状態を示す。
【0042】
図8は、速度ベクトルを示す図であって、ディスク56の中心が132の位置にあり、128と130を繋ぐ線上から134の範囲分ずれている場合に、コンタクトスポット128及び130に存在する。ベクトル136及び142は、ディスク56の回転がもたらす回転速度ベクトルを示す。ベクトル140及び146は、夫々遊星ローラ86及び106の速度ベクトルを示す。ベクトル138及び144は、ディスク56を新たな平衡位置に推進させる並進ベクトルを示す。
【0043】
図9は、片方の遊星機構アセンブリがディスクを中心にして180度反転され、遊星間の従属ローラが一方の遊星機構では下部にあり、かつ他方の遊星機構では上部にあることを除き、図1と同様のものである。これは、図1のような逆回転ではなく、入力と出力シャフト22及び24の回転を同方向にさせる。新たなケーシング148が図1と唯一異なる部分である。
【0044】
動作
CVTの動作は、ひどい滑りを防止するには十分の力で他部材に押着された部材の転がり接触を介する力伝達の原理に基づくものである。この原理は、空気やハロカーボンガスを含む気体環境において使用されてもよい。又は、オイルやグリースの存在下で使用されてもよい。多くのオイルやグリースをこの目的のために利用することができる。いくつかは他のものよりも高いトラクション性及び潤滑性を有しており、好ましい材料である。これらはフリクション促進潤滑剤として知られる。
【0045】
図1及び図2を参照すると、最初の動作状態が、2つの遊星間の転がり部材とディスク56との間のプレロード力を含むものである。従って、CVTは、シャフト22又はシャフト24のいずれかで力を入力する準備が整っているものである。
【0046】
シャフト22に力が入力され、入力端部から見て時計回りに回転するものと仮定する。これは、CVTが従来の乗用車のエンジンによって駆動された場合と同様の状態である。シャフト22、ウエブ42、リング40及びリング44は、互いに的確に連結されているので共に回転する。エンドベル28の軸受36はシャフト22を支持して回転可能にする。リング40とローラ46はトラクションを引き起こすには十分な力で接触するので、リング40の回転は遊星ローラ46をピン50の周りで軸受48を介して回転させることになる。
【0047】
同様に、インナーレースの突起92及び98に作用するバネ104a及び104bがもたらすトラクション接触により、リング40の回転がローラ90及び88を回転させる。バネは、リング40と太陽ローラ86との間の収束ギャップで遊星ローラを維持しようとする。収束ギャップへの駆動は太陽ローラ86の力により妨害される。また、これらの力は、軸受85とピン87がスロット89a及び89b内で自在に径方向に駆動するため、ディスク56と太陽ローラ86の間の力を引き起こす。従って、ローラ90及び88の回転も太陽ローラ86を回転させ、ディスク56を駆動させることになる。また、ディスク56はローラ46により対向面に駆動させられる。太陽ローラ86とディスク56の接点は、遊星ローラ46とディスク56の接点と直に対向してもよく、若しくは、太陽ローラ86を駆動させる経路での過剰接触によってベクトルを僅かに喪失するかわりに、それらは僅かにずれていてもよい。2つの異なる経路を介する正確な50%−50%の駆動が必要というわけではなく、CVTの機能又は効率に少し影響を与えるのみである。
【0048】
図10に示される、遊星ローラ88に作用するトラクション力は、リング40と太陽86との間の収束ギャップでローラを維持しようとする。リング40及び太陽ローラ86からの通常の接触力は、前記トラクション力とベクトル的に均衡が取れていなければならない。
【0049】
これは、トラクション力の増加に対して接触力を増加させることができ、トラクション要素間での滑りを防止する。これは、ディスク56が回転要素間に配置されることを除き、所定比率でのフリクション遊星機構を開示する特許1,093,922でダイエトリッヒ(Dietrich)に使用されたものと同様の概念である。遊星ローラ90のトラクション力は、ギャップから分散方向に駆動させようとする。この作用は、軸受のインナーレースの組み付け面100をローラ保持部材81a及び81bの組み付け面102に接触させることにより防止される。リング40とその構造は僅かにたわませることができ、ローラの力がそれを均衡に保持するので、通常の接触力は遊星ローラ90上で維持される。ローラ88及び90は非常に低い慣性を有しており、接触負荷を増加させるためにそれらをほんの僅かに移動させればよいという事実は、高慣性を有する部分を移動させ、より大きな弾性たわみがあるため更に大幅に移動させなければならない先行技術に対して、主要な利点である。この特徴は、他個所を駆動して滑りを生じさせ、表面損傷の原因となる伝達トルクの突然の変化に本発明を対応させることができる。
【0050】
入力22とディスク56の速度比率は、ローラ46及び86のコンタクトスポットに関連するディスク56の位置に依存するものである。ディスク56の中心がコンタクトスポットに接近している程、ディスク56はより速く回転する。逆に、ディスク56の中心がコンタクトスポットから遠ざかる程、ディスク56はより遅く回転する。これが、本発明が無段変速比を達成したことによる方法である。ディスク56は、軸受58で支持されることにより自在に回転することができる。軸受58は、トラックローラアセンブリ60の針状軸受62で支持される偏心体64に取り付けられる。制御アーム69a及び69bは、ローラアセンブリ60及びディスク54に対して偏心体64の位置を制御する。ローラアセンブリ60は、トラック66a及び66bでの駆動が限定される。
【0051】
ローラ46及び86によってディスク56に伝達された力は、ディスク56から図3に示される第2の遊星機構のローラ68及び106に同様に伝達される。図1のD−Dで示されたように、出力側から見た遊星機構を示す図3を参照すると、ディスク56の表面は左から右に駆動し、;ローラ68、108、及び110は時計回りであり、;ローラ106は反時計回りである。ローラ108は時計回りの力でリング76を押し、反力は太陽ローラ106とリング76とのギャップの収束部分に向けてローラ108を押す。同様に、太陽ローラ106は、108が時計回りに回転する方向にローラ108を押すので、その力は108を収束ギャップに向けて押そうとする。
【0052】
法線力は伝達力に抵抗するため一体化されるものであるから、伝達トルクに応じて接触力が確立される。再度、低慣性及び僅かな駆動は、先行技術と比較してトルクの変化への素早い対応を実現するものである。
【0053】
比率変更メカニズムの動作は、図4、5、6、7、及び8を参照して説明される。制御シャフト122は、ハウジング26により限定されるように、その軸の近傍で回転してもよい。制御シャフト122の位置は、ピン126を含む制御アーム124を位置決めする。アーム69bが図5に示されるように配置された場合、コンタクトスポット128と130を結ぶ線はディスク56の中心を通過する。
【0054】
制御シャフト122の位置が図6のように変更された場合、ピン126の位置が変更され、制御アーム69は新たな位置に配置される。制御アーム69に取り付けられた偏心体64により、ディスク56の中心は移動する。コンタクトスポット128及び130を結ぶ線はディスクの中心132ともはや直線的ではなくなり、図8に示されるように、距離134の長さ分だけ移動する。遊星ホイールの速度ベクトルは140及び146で示されている。ディスクのコンタクトスポットの速度ベクトルは、このスポットとディスクの中心132を結ぶ線に対して直角であり、図8に136及び142で示される。
【0055】
速度ベクトル136と140の差異はベクトル138を生じさせ、コンタクトスポット128の合成速度がホイールのベクトル140と同等になるようにディスク56を駆動させる。同様に、コンタクトスポット130における合成速度ベクトルは、ベクトル138と同様のマグニチュードと方向を有するベクトル144を生じさせる。従って、両方のコンタクトスポットは力とベクトルを生じさせ、ディスクを新たな位置へと駆動させる。
【0056】
配置が図7に示されるような状態になるようにディスクが移動すると、コンタクトスポットとディスクの中心は再度直線上に並び、ディスクを駆動させるベクトルはゼロに戻る。
【0057】
−詳細な説明− 別の実施形態
図10及び図11を参照すると、接触応力サイクル数の減少を実現し、多様な摩擦接触における接触応力のマグニチュードを自由に選択することができる別の複合的な遊星機構が示されている。接触応力の自由な選択は、多少のトラクション力を伴う低い接触応力値で生じるハイドロプレイニング(hydroplaning)に起因するトラクション力の喪失を防ぐ手段となる。
【0058】
この複合的な遊星機構は、図1、2及び3の簡易な遊星機構の所定位置で使用されてもよい。
【0059】
リング148は図1のリング44と置換され、内面162及び166を含む。環状溝156は、リング148と遊星ホイール150の接触面176との間に空隙を提供するように形成される。
【0060】
従属ホイール154の表面164及び158は、リング148の内面162と166、及び太陽ホイール152の外面170と172に接触している。
【0061】
太陽ホイール152は、ディスク56に表面174が接触している。
【0062】
遊星ホイール150は、リング148の表面162及び166に、表面178及び180が接触している。遊星ホイール150はディスク56に表面176が接触している。
【0063】
軸受ジャーナル160は、軸受に取り付けられてホイールを回転可能にさせるものである。
【0064】
ディスク56の位置は図1のように様々である。
【0065】
−動作− 別の実施形態
リング148が駆動していると仮定する。リング148から遊星ホイールへの力は、ホイール150の表面178及び180と、リング148の内径面162及び166との接触を介して伝達される。そしてホイール50の表面176がディスク56を駆動する。
【0066】
また、リング148は、リング148の内面162及び166と、ホイール154の表面164及び168との接触を介して遊星従属ホイール154を駆動させる。ホイール154は表面170及び172に接触して太陽ホイール152を駆動させる。それから、太陽ホイール152は、太陽ホイール152の表面174との接触を介してディスク56を駆動させる。
【0067】
従って、リング148は、表面174及び176の接触に関連するディスク56の位置に応じた速度比でディスク56を駆動させる。接触応力サイクルは、図1、図2及び図3と比較すると表面174及び176で減少する。
【0068】
接触面162、166、164、158、172、170、178及び180は、流動的なトラクション力でのハイドロプレイニングに起因する低トラクション力を防止するために、寸法合わせをされてもよい。
【0069】
−詳細な説明− 更なる実施形態
図12及び図13を参照すると、更なる実施形態が概略形式で示されている。単一の遊星機構が、動力源により駆動される移動可能なディスクと共に使用される。ハウジング184は駆動ディスク192を含み、シャフト190を介して動力源186に接続されている。ディスク192は、片面で遊星ホイール196の端部に接触し、対向面で太陽ホイール194の端部に接触する。
【0070】
遊星ホイール196はハウジング部材198により回転自在に支持される。太陽ホイール194はハウジング部材200により回転自在に支持される。図2に示されるような従属ホイールも含まれる。出力アセンブリ188はハウジング184により回転自在に支持され、遊星ホイール196及び従属ホイールにトラクション接触する。
【0071】
動力源186はハウジング184に対して移動させることができる。アクチュエータ202は、リンケージ204を介してハウジング184を動力源186に接続させる。
【0072】
−動作− 更なる実施形態
図12を参照すると、動力源186からの回転力がシャフト190とディスク192を回転させる。ディスク192はホイール194及び196を転がりのトラクション力を介して回転させる。遊星ホイール196は、転がりのトラクション力を介してアセンブリ188のリングを回転させる。太陽ホイール194からの力は、転がりのトラクション力を介してアセンブリ188のリングを駆動させる従属ホイールに伝達される。図1に示されるような従属ホイールは、トルクのマグニチュードに応じて通常の負荷を制御する。動力源186と出力アセンブリ188の間の速度比はディスク192の位置に応じて決定される。
【0073】
図13を参照すると、動力源186と出力アセンブリ188の間の速度比は、図12と比較すると増大したものである。アクチュエータ202がリンケージ204の長さを変更して動力源を再び配置すると、ディスク192の位置が変更される。
【0074】
−結論、効果及び範囲
従って、本発明の無段変速伝達は、先行技術のトラクション駆動の全課題を解決する手段を提供するものであると理解され、全サイズのエンジンで使用する場合、燃費を節約するために使用されてもよい。本発明は経済的に製造することができる単純な形状を使用するものである。本発明は突然の過負荷に起因する損傷から保護する手段を提供するものであり、比率変更の制御を容易にし、多くの異なる配置を可能にするものである。スラスト軸受の除外及び低接触力喪失により高効率性を実現する機能は、他の無段変速を上回る利点である。
【0075】
上記詳細な説明は多くの具体性を含むものであるが、これらは本発明の範囲を限定して解釈するべきものではなく、好ましい実施形態の例示にすぎない。その他多くのバリエーションが可能である。例えば、2つ、3つ、又はそれ以上のディスクが2つ以上の遊星機構間に配置されてもよい。いくつかの遊星部材は歯車駆動式であってもよい。先行技術に記載されたその他の負荷手段が使用されてもよい。テーパ分割リングや焼嵌め等である。入力及び出力シャフトは同軸でもよく、遊星機構の同面側にあってもよい。本発明は他の歯車式装置と共に使用され、ギアードニュートラル、動力分割経路、同期シフト及び非同期シフトを実現するものであってもよい。全てが速度範囲を拡大するものである。
【0076】
従って、本発明の範囲は記載された実施形態ではなく、添付の特許請求の範囲及び適法な同等物により定められるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【0077】
更なる利点及び詳細は図面を用いることにより細かく理解することができ、複数の図面にわたる同じ参照符号は同じ要素を示す。
【図1】図1は、本発明の一部断面である側面図であり、2つの遊星機構のホイールと転がり摩擦接触するディスクを示す。
【図2】図2は、図1の線A−Aに沿う正面図であり、ディスクと転がり摩擦接触する遊星ホイールと、更に接触負荷に応じたトルクを確立させる従属ホイールとを示す。
【図3】図3は、図1の線C−Cに沿う正面図であり、ディスクと転がり摩擦接触する遊星ホイールと、更に接触負荷に応じたトルクを確立させる従属ホイールとを示す。
【図4】図4は、図1の線B−Bに沿う断面図であり、偏心体及びローラトラックで制御する方法を示す。
【図5】図5は、図4の線D−Dに沿う部分的な平面図であり、2つの出力遊星ホイールと転がり摩擦接触するディスクである。
【図6】図6は、他の比率で要求される位置変更の制御を除き、図5と同様のものである。
【図7】図7は、図6において要求される比率の実現に応じたディスクの位置を除き、図6と同様のものである。
【図8】図8は、速度ベクトル図であり、偏心体が図6において新たな比率が要求された場合のベクトル要素を示す。
【図9】図9は、図1のシステムと同様の側面図であり、入力及び出力部材が同方向に回転する状態である。
【図10】図10は、異なるリング面及びホイール面で転がり接触する遊星機構の正面図である。
【図11】図11は、図10の断面図である。
【図12】図12は、無段変速用に単一の遊星機構で使用されるディスクの概略図である。
【図13】図13は、異なる速度比であることを除き、図12と同様のものである。
【符号の説明】
【0078】
20…無段変速機
22…左側動力シャフト
24…右側動力シャフト
26…ケーシング
27…ケーシング26のボス
28…左側エンドベル
29…螺子
30…右側エンドベル
32…左側エンドベルの止め輪
34…右側エンドベルの止め輪
36…左側動力シャフトの軸受
38…左側動力シャフトのシール
40…左側のリング−トラクション
42…左側のウエブ
43…リテイナプレート
44…左側の補強リング
45…リテイナスペーサ
46…ホイール−左側の遊星機構
48…左ホイールの軸受
50…左ホイールのピン
52…止め輪
56…ディスク
58…ディスクの軸受
60…トラックローラアセンブリ
62…偏心体の針状軸受
64…偏心体
66…進路
68…右側遊星機構のホイール
69…制御アーム
70…右側ホイールの軸受
71…リテイナプレート
72…右側ホイールのピン
73…リテイナスペーサ
74…止め輪
76…リング−右側のトラクション
78…右側の補強リング
80…右側ウエブ
81…ホイールリテイナ
82…右側動力シャフトの軸受
83…リテイナスペーサ
84…右側シャフトのシール
86…左側太陽ホイール
87…ピン
88…ロードホイール
89…スロット
90…ロードホイール
92…ロードホイールの軸受
94…インナーレースの組み付け面
96…ケーシングの組み付け面
98…ロードホイールの軸受
100…98の組み付け面
101…軸受
102…ケーシングの組み付け面
103…ピン
104…プレロードのバネ
105…スロット
106…右側太陽ホイール
107…ホイールリテイナ
108…ロードホイール
109…スペーサ
110…ロードホイール
112…ケーシングに連結された組み付け面
114…インナーレースの組み付け面
116…プレロードのバネ
118…軸受
120…軸受
122…制御シャフト
124…比率変更アーム
126…ピン
128…太陽86のコンタクトスポット
130…太陽106のコンタクトスポット
132…ディスク56の中心
134…128と130を結ぶ線から132に配置された偏心量
136…スポット128でのディスク56の回転ベクトル
138…ディスク56の並進ベクトル
140…遊星ホイール46又は太陽ホイール86のベクトル
142…スポット130でのディスク56の回転ベクトル
144…ディスク56の並進ベクトル
146…遊星ホイール68又は太陽ホイール101のベクトル
148…遊星リング
150…遊星ホイール
152…太陽ホイール
154…遊星従属ホイール
156…リング148の環状溝
158…従属ホイールトラクション面
160…軸受ジャーナル
162…リング148のトラクション面
164…従属ホイールトラクション面
166…リング148のトラクション面
168…従属ホイール154の環状溝
170…太陽ホイール152の従動ホイール154に対するトラクション面
172…太陽ホイール152の従動ホイール154に対するトラクション面
174…太陽ホイール152のディスク56に対するトラクション面
176…遊星ホイール150のディスク56に対するトラクション面
178…遊星ホイール150のディスク56に対するトラクション面
180…遊星ホイール150のディスク56に対するトラクション面
184…ハウジング
186…動力源
188…出力アセンブリ
190…入力シャフト
192…駆動ディスク
194…太陽ホイール
196…遊星ホイール
198…遊星ホイール196を支持するハウジング
200…太陽ホイール194及び従動ホイールを支持するハウジング
202…アクチュエータ
204…リンケージ

Claims (15)

  1. フリクション伝動式変速機であって、前記フリクション伝動式変速機は、:
    駆動及び従動手段と、;
    フリクション伝動式遊星機構と、;
    前記遊星機構は、回転自在なリング、回転自在な太陽ホイール及び少なくとも2つの回転自在な遊星ホイール、前記太陽ホイールの支持体、及び前記遊星ホイールの支持体を含み、;
    前記太陽ホイールと、前記少なくとも2つの遊星ホイールにおける第1の遊星ホイールとの間に配置されたディスクと、;
    前記太陽ホイール及び前記少なくとも2つの遊星ホイールの軸の横断方向に軸を向けて回転自在に取り付けられ、前記太陽ホイール及び前記第1の遊星ホイールと摩擦接触する前記ディスクと、;
    前記遊星機構に隣接する回転自在な部材と前記ディスクに隣接する回転自在な部材との間に法線力を存続させる手段と、;
    を有する前記フリクション伝動式変速機において、;
    力は、前記リングのサイズ及び前記ディスクの前記位置によって実質的に確定される比率で、前記リングと前記ディスクとの間でいずれかの方向に伝達されてもよく、かついずれかの回転方向に伝達されてもよい、;
    ことを特徴とする前記フリクション伝動式変速機。
  2. 請求項1記載のフリクション伝動式変速機は、:
    前記ディスクと、前記遊星ホイール及び前記太陽ホイールとの接点に対して前記ディスクの軸位置を変化させ、前記リングと前記ディスクとの間の速度比を変更する手段を更に含むものである。
  3. 請求項2記載のフリクション伝動式変速機は、更に、:
    第2のフリクション伝動式遊星機構であって、回転自在なリング、回転自在な太陽ホイール及び少なくとも2つの回転自在な遊星ホイール、前記太陽ホイールの支持体、及び前記遊星ホイールの支持体を含む前記第2のフリクション伝動式遊星機構と、;
    前記第1のフリクション伝動式遊星機構に対して前記ディスクの対向側に位置し、前記ディスクは前記太陽ホイールと前記第2のフリクション伝動式遊星機構の遊星ホイールとの間に配置されるように位置決めされる、前記第2のフリクション電動式遊星機構と、;
    前記第2のフリクション伝動式遊星機構で隣接する回転自在な部材と、前記ディスクに隣接する回転自在な部材との間に法線力を存続させる手段と、;
    を更に含み、;
    力は、前記ディスク及び遊星部材を介して、前記リングのサイズ及び前記ディスクの軸に対する夫々の位置によって実質的に決定される速度比で、前記遊星リングの一方から前記遊星リングの他方に伝達されてもよく、かついずれかの回転方向に伝達されてもよい、;
    ことを特徴とする前記フリクション伝動式変速機。
  4. 請求項3記載の前記フリクション伝動式変速機は、:
    前記2つの遊星機構に対して前記ディスクの軸位置を変化させ、前記遊星機構の前記リング間における相対的な速度比を変更し、無段変速の効果を実現する手段を更に含むものである。
  5. 請求項1記載のフリクション伝動式変速機において、法線力をもたらす前記手段は、:
    トルクが伝達されていない時、プレロードを確立する手段であって、;
    前記太陽ホイールの周面と前記リングの内側面との間のラジアルギャップにより形成された2点が収束する楔形状のギャップ、1つの楔形状のギャップに位置して前記太陽ホイール及び前記リングに摩擦接触している前記少なくとも2つの遊星ホイールにおける第2の遊星ホイール、及び別の楔形状のギャップに位置して前記太陽ホイール及び前記リングに摩擦接触している前記少なくとも2つの遊星ホイールにおける第3の遊星ホイール、を有する前記手段と、;
    伝達トルクに応じて前記第2の遊星ホイールの位置を変化させ、これにより前記トルクが最初の方向である場合、前記第2の遊星ホイールを前記1つの楔形状のギャップに更に推進させる手段であって、;前記トルクが反対方向になった場合、前記第2の遊星ホイールが前記1つの楔形状のギャップから移動することを防止する、前記手段と、;
    伝達トルクに応じて前記第3の遊星ホイールの位置を変化させ、これにより前記トルクが前記反対方向になった場合、前記第3の遊星ホイールを前記別の楔形状のギャップに更に推進させる手段であって、;前記トルクが最初の方向になった場合、前記第3の遊星ホイールが前記別の楔形状のギャップから移動することを防止し、これにより全てのフリクション部材間で前記伝達トルクと略同等の力を生じさせ、力を伝達する部材間での滑りによる損傷を防止する、前記手段と、;
    を有する前記法線力をもたらす手段。
  6. 請求項5記載の前記フリクション伝動式変速機において、前記プレロードは、少なくとも1つの前記遊星ホイールが、前記太陽ホイールと前記遊星機構の前記リングとの間における前記楔形状のギャップの1つへと推進されることにより生じるものである。
  7. 請求項1記載の前記フリクション伝動式変速機は、:
    前記接触範囲で、前記ディスクを前記遊星機構の前記平面に対して接近又は離間させる力を生じさせるように、前記ディスクの前記軸を前記遊星機構の前記平面に対して平行に駆動させる手段と、;
    前記ディスクの軸を駆動させ、前記遊星機構の前記平面に対して接近又は離間させる手段と、;
    を更に含み、;
    これにより、前記ディスクを介して伝達された前記力を利用し、前記ディスクと前記リングとの間での前記速度比を変化させるものである。
  8. 請求項7記載の前記フリクション伝動変速機において、前記ディスクの前記軸を駆動させる手段は、:
    前記ディスクの前記回転自在な手段に取り付けられた偏心体と、;
    前記偏心体を駆動させる手段と、;
    を含むものである。
  9. 請求項8記載の前記フリクション伝動変速機において、:
    前記偏心体は、レバーにより回転駆動され、;
    前記レバーは、新たな位置に配置され、前記ディスクの軸が前記レバーの前記新たな位置に揃うまで前記ユニットを介した力によって前記ディスクの軸を駆動させ、;
    これにより前記レバーの前記位置を用いて、漸近的に近づく新たな速度比を決定するものである。
  10. 請求項1記載の前記フリクション伝動式変速機は、トリフルオロクロロエチレンのポリマーを含むフリクション促進潤滑剤を更に有するものである。
  11. 請求項1記載の前記フリクション伝動式変速機は、フリクションを促進させる融解脂環式の潤滑剤(friction enhancing fused alicyclic lubricant)を更に有するものである。
  12. 請求項3記載の前記フリクション伝動式変速機において、前記第1の遊星機構の前記リングと、前記第2の遊星機構の前記リングは逆方向に回転するものである。
  13. 請求項3記載の前記フリクション伝動式変速機において、前記第1の遊星機構の前記リングと、前記第2の遊星機構の前記リングは前記同じ方向に回転するものである。
  14. 請求項4記載の前記フリクション伝動式変速機において、前記遊星機構及び前記ディスクにおける少なくとも1つの前記回転自在な部材は、転がり軸受ではなく、スライド式流体軸受に取り付けられるものである。
  15. 請求項1記載の前記フリクション伝動式変速機において、前記遊星部材は、:
    少なくとも2個所の異なる円周上で摩擦接触部を有する太陽ホイールであって、前記円周の少なくとも1つは前記太陽ホイールと前記リングとの間に配置された遊星ホイールの円周に接触し、前記摩擦接触部の1つは前記ディスクに接触するものである、前記太陽ホイールと、;
    前記リングとの摩擦接触部を少なくとも1つ、及び前記太陽ホイールとの摩擦接触部を1つ有する、少なくとも1つの中間遊星ホイールと、;
    前記ディスクと前記リングとの間に配置され、少なくとも2つの異なる円周を有する前記遊星ホイールであって、少なくとも1つの円周は前記リングに摩擦接触されており、別の円周は前記ディスクに摩擦接触されている、前記遊星ホイールと、;
    前記遊星に接触する少なくとも1つの内側表面と、前記ディスクに摩擦接触する前記遊星ホイールの前記外周用の環状空隙と、を有する前記リングと、;
    を含み、;
    これにより前記遊星部材上の応力サイクル数を減少させて部材の寿命を延ばし、かつ設計を自由にして表面曲率を選択可能にし、ハイドロプレイニングを克服してトラクション力を最大化させることを特徴とするものである。
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