JP2004525532A - 無線通信システムにおける時分割電力割当てのための方法および装置 - Google Patents

無線通信システムにおける時分割電力割当てのための方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004525532A
JP2004525532A JP2002523744A JP2002523744A JP2004525532A JP 2004525532 A JP2004525532 A JP 2004525532A JP 2002523744 A JP2002523744 A JP 2002523744A JP 2002523744 A JP2002523744 A JP 2002523744A JP 2004525532 A JP2004525532 A JP 2004525532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time slot
sector
signal
during
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002523744A
Other languages
English (en)
Inventor
ジャラリ、アーマッド
スミー、ジョン
アガシェ、パラグ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qualcomm Inc
Original Assignee
Qualcomm Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qualcomm Inc filed Critical Qualcomm Inc
Publication of JP2004525532A publication Critical patent/JP2004525532A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/34TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/34TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading
    • H04W52/343TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading taking into account loading or congestion level
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/005Control of transmission; Equalising
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/38TPC being performed in particular situations
    • H04W52/40TPC being performed in particular situations during macro-diversity or soft handoff
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0613Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission
    • H04B7/0615Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal
    • H04B7/0617Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal for beam forming

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

可変レートでデータを伝送することができるCDMAデータ通信システムにおいて、時分割の電力割当ては、少なくとも1つのセクターへ送られる搬送波の電力レベルを周期的に低減して、隣り合うセクターの干渉を低減する。基地局は、各セクターごとに時分割の電力割当てを判断し、電力割当てにしたがって信号を生成する。移動体(700)は、各電力レベルに対応するフィルタ係数を生成する。移動体は、搬送波信号−対−干渉(Carrier Signal−to−Interference, C/I)を推定して、各電力レベルのデータレートを判断する。等化器(710)において以前に行われた反復は記憶され、将来の推定値を向上するために使用される。
【選択図】図7

Description

【0001】
関連する同時係属出願の参照
本特許出願は、Ahmad Jalali、他によって2000年6月29日に出願され、譲受け人に譲渡された同時出願(“METHOD AND APPARATUS FOR BEAM SWITCHING IN A WIRELESS COMMUNICATION SYSTEM”)(Attorney Docket Number PA000331)に関係している。
【0002】
分野
本発明は、無線データ通信に関する。とくに、本発明は、無線通信システムにおける時分割電力割当ての新規で向上した方法および装置に関する。
【0003】
背景
現在の通信システムには、種々のアプリケーションをサポートすることが求められている。1つのこのような通信システムは、符号分割多重アクセス(code division multiple access, CDMA)システムであり、CDMAシステムは、“TIA/EIA/IS−95 Mobile Station − Base Station Compatibility Standard for Dual−Mode Wideband Spread Spectrum Cellular System”(以下では、IS−95の標準規格と呼ぶ)に準拠している。CDMAシステムは地上回線によってユーザ間の音声およびデータ通信を可能にしている。CDMA技術を多重アクセス通信システムに使用することについては、米国特許第4,901,307号(“SPREAD SPECTRUM MULTIPLE ACCESS COMMUNICATION SYSTEM USING SATELLITE OR TERRESTRIAL REPEATERS”)および米国特許第5,103,459号(“SYSTEM AND METHOD FOR GENERATING WAVEFORMS IN A CDMA CELLULAR TELEPHONE SYSTEM”)に開示されており、両文献は本発明の譲受け人に譲渡され、ここでは参考文献として、とくに取り上げている。
【0004】
本明細書では、基地局(base station)は、加入者局と通信するハードウエアを示す。セル(cell)は、使用されている文脈に依存して、ハードウエアまたは地理的受信可能領域を示す。セクター(sector)は、セルを区分したものである。サブセクター(sub−sector)は、セクターを分割したものである。CDMAシステムのセクターおよびサブセクターはセルの属性をもつので、セルに関して記載した教示は、セクターおよびサブセクターに容易に拡張される。
【0005】
CDMAシステムでは、ユーザ間の通信は、基地局を介して行われる。1つの加入者局上の第1のユーザは、基地局との逆方向リンク上でデータを送ることによって、第2の加入者局上の第2のユーザと通信する。基地局はデータを受信し、前記データを別の基地局へルート設定することができる。前記データは、前記別の基地局、すなわち第2の基地局との順方向リンク上で第2の加入者局へ送られる。順方向リンク(forward link)は、基地局から加入者局への伝送を示し、逆方向リンク(reverse link)は、加入者局から基地局への伝送を示す。IS−95のシステムでは、順方向リンクおよび逆方向リンクには異なる周波数が割当てられている。
【0006】
加入者局は、通信中に少なくとも1つの基地局と並行して通信する。CDMAの加入者局は、ソフトなハンドオフ中に多数の基地局と通信することができる。ソフトなハンドオフは、前の基地局とのリンクを中断する前に、新しい基地局とのリンクを設定するプロセスである。ソフトなハンドオフは、呼をドロップする可能性を最小にする。ソフトなハンドオフのプロセス中に1つの加入者局が2以上の基地局と通信する方法およびシステムは、米国特許第5,267,261号(“MOBILE ASSITED SOFT HANDOFF IN A CDMA CELLULAR TELEPHONE SYSTEM”)に開示されており、この文献は本発明の譲受け人に譲渡され、ここでは参考文献として、とくに取り上げている。よりソフトなハンドオフは、同一基地局が多数のセクター上で通信を行うプロセスである。よりソフトなハンドオフのプロセスは、米国特許第5,625,876号(“METHOD AND APPARATUS FOR PERFORMING HANDOFF BETWEEN SECTORS OF A COMMON BASE STATION”)に詳しく開示されており、この文献は本発明の譲受け人に譲渡され、ここでは参考文献として、とくに取り上げている。
【0007】
無線データアプリケーションの需要が増大しているので、非常に効率的な無線データ通信システムに対する必要性は、益々大きくなってきている。IS−95の標準規格では、順方向リンクおよび逆方向リンク上でデータトラヒックおよび音声トラヒックを送ることができる。固定サイズのコードチャンネルフレームにおいてデータトラヒックを送るための方法は、米国特許第5,504,773号(“METHOD AND APPARATUS FOR THE FORMATTING OF DATA TRANSMISSION”)に記載されており、これは本発明の譲受け人に譲渡され、ここでは参考文献として、とくに取り上げている。IS−95の標準規格にしたがうと、データトラヒックまたは音声トラヒックは、幅が20ミリ秒で、かつデータレートが14.4キロビット秒のコードチャンネルフレームへ分割される。
【0008】
順方向リンクおよび逆方向リンク上で高レートでデータトラヒックおよび音声トラヒックを送ることについては、高データレートの標準規格に提案されている。提案されている高データレートの標準規格にしたがうと、データトラヒックまたは音声トラヒックは、可変期間の時間スロットに分割される。1つのコードチャンネルフレームは、1ないし16個の時間スロットから構成されている。基地局から隣り合うセル内の加入者局へ伝送することによって発生する干渉を低減するためのビーム形成技術は、1999年9月1日に出願された米国特許出願第09/388,267号(“METHOD AND APPARATUS FOR BEAMFORMING IN A WIERLESS SYSTEM”)に詳しく開示されており、この文献は本発明の譲受け人に譲渡され、ここでは参考文献として、とくに取り上げている。
【0009】
音声サービスとデータサービスとの間の重要な相違点は、音声サービスには、厳格で一定の遅延要件が課されていることである。通常は、音声フレームの一方向の全遅延は、100ミリ秒未満でなければならない。対照的に、データの遅延は、データ通信システムの効率を最適化するのに、可変パラメータを使用してもよい。とくに、より効率的な誤り訂正コード化技術には、音声サービスによって許容できる遅延よりも相当により大きい遅延を許容できることが必要であり、データサービスでは、このような誤り訂正コード化技術を利用できる。効率的なコード化方式の例は、1996年11月6日に出願された米国特許出願第08/743,688号(“SOFT DECISION OUTPUT DECODER FOR DECODING CONVOLUTIONALLY ENCODED CODEWORDS”)に開示されており、この文献は本発明の譲受け人に譲渡され、ここでは参考文献として、とくに取り上げている。
【0010】
音声サービスとデータサービスとの間の別の重要な相違点は、音声サービスでは、固定で共通のサービス程度(grade of service, GOS)が全ユーザに必要なことである。通常は、音声サービスを提供するディジタルシステムでは、言語フレームを、伝送レートについては全ユーザにとって固定の等しく、誤り率については最大許容値へ変換する。対照的に、データサービスでは、GOSはユーザごとに異なり、データ通信システムの全効率を高めるために最適化されたパラメータになる。データ通信システムのGOSは、通常は、所定量のデータ(以下では、データパケットと呼ぶ)を転送する際に生じる全遅延として定義される。
【0011】
音声サービスとデータサービスとの間のさらに別の重要な相違点は、音声サービスには信頼できる通信リンクが必要なことであり、信頼できる通信リンクは、例示的なCDMAの通信システムでは、ソフトなハンドオフによって得られる。ソフトなハンドオフでは、2以上の基地局からの伝送を重複させて、信頼性を向上する。しかしながら、このようにして信頼性を高めると、誤って受信したデータパケットを再伝送してしまうので、データ伝送には不要である。データサービスでは、ソフトなハンドオフをサポートするのに使用される伝送電力で、追加のデータを送って、伝送電力をより効率的に使用することができる。
【0012】
データ通信システムの品質および効率を測定するパラメータには、データパケットを転送するのに必要な伝送遅延と、システムの平均スループットレートとがある。伝送遅延は、音声通信ほどには、データ通信に影響を与えないが、データ通信システムの品質を測定するための重要な尺度(metric)である。平均スループットレートは、通信システムのデータ伝送能力の効率の基準(measure)である。
【0013】
セルラシステムでは、所与のユーザの搬送波−対−干渉比(carrier − to − interference ratio, C/I)が、受信可能領域内のユーザの位置の関数であることはよく知られている。所与のサービスレベルを維持するために、TDMAシステムおよびFDMAシステムでは周波数再使用技術を使い、したがって各基地局では周波数チャンネルまたは時間スロット、あるいはこの両者の全てを使用するわけではない。CDMAシステムでは、システムの全てのセルにおいて、同じ周波数割当てを再使用することによって、全体的な効率を向上する。所与のユーザの加入者局が達したC/Iから、基地局からユーザの加入者局へのこの特定のリンクをサポートできる情報レートが判断される。特定の変調および誤り訂正方法を伝送に使用するならば、所与の性能レベルはC/Iの対応するレベルにおいて得られる。六角形のセルのレイアウトをもち、かつ各セルにおいて共通の周波数が使用されているといった理想的なセルラシステムでは、理想的なセル内で得られるC/Iの配分を計算できる。無線通信システムにおいて高レートでディジタルデータを伝送するための例示的なシステムは、1997年11月3日に出願された同時係属出願の米国特許出願第08/963,386号(“MEHTOD AND APPARATUS FOR HIGHER RATE PACKET DATA TRANSMISSION”)に開示されており、この文献は本発明の譲受け人に譲渡され、ここでは参考文献として、とくに取り上げている。
【0014】
ロードされたCDMAシステムにおける信号干渉のほとんどは、同一CDMAシステムに属している(複数の)送信機によって発生することも、よく知られている。干渉を低減することによって容量およびデータレートを増加しようとするとき、しばしば、セルを、より少ない電力で動作するセクターおよびより小さいサブセクターへ分割する。しかしながら、従来の方法はコスト高であり、かつ信号の伝搬特性が大きく変化する領域に適用するのは困難である。さらに加えて、従来の方法では、通常は、セクターの境界近くの信号品質は不良である。システム内の素子間の相互干渉を低減し、一方でシステム容量およびデータレートを増加する簡単な方法が必要とされている。
【0015】
要約
開示されている実施形態では、加入者局において測定された搬送波−対−干渉比(C/I)を最大にすることによって、CDMAのデータ通信システムの容量およびデータレートを増加する新規で向上した方法を提供する。ビーム切換え技術を使用すると、基地局から、1つのセルのセクター内、および隣り合うセル内の加入者局へ伝送することによって発生する干渉が低減する。基地局は多数の伝送アンテナを使用し、各アンテナは、振幅および位相を制御した信号を送って、セクターの分割部(division)、すなわちサブセクターに対応する伝送信号ビームを形成する。データおよび基準信号は、セクター分割ビームに沿って送られ、セクター分割ビームは、隣り合うビームから干渉されることなく、固定時間スロットにしたがって、加入者局にエネルギーを交互に集中させる。
【0016】
したがって、本発明の1つの態様では、所与の時間スロット中に各セクターへデータを送るための信号電力を調節し、連続する時間スロットにおいて所与のセクターの電力レベルを有効電力レベルで循環させるための方法を提供する。
【0017】
本発明の1つの態様では、無線通信システムのための方法であって、無線通信システムには、多数のセクターを有する第1のセルが構成されていて、第1の時間スロット中に第1の電力レベルの信号を第1のセクターへ送ることと、第1の時間スロット中に第2の電力レベルの信号を第2のセクターへ送ることとが含まれている方法を提供する。
【0018】
本発明の別の態様にしたがうと、移動体にはアンテナが構成されていて、アンテナは等化器に接続されている。等化器には、複数のタップまたは増幅器、加算ノード、およびメモリ記憶ユニットがさらに構成されている。各増幅器は、第1および第2の関係する係数を有し、第1の関係する係数は第1の時間スロットに対応し、第2の関係する係数は第2の時間スロットに対応し、複数の増幅器は、第1の時間スロット中は第1の関係する係数によって第1の組の入力符号を基準化するように動作し、第2の時間スロット中は第2の関係する係数によって第2の組の入力符号を基準化するように動作し、さらに加えて、タップ出力を生成するように動作する。加算ノードは、複数の増幅器に接続されていて、かつ増幅器の出力を加算するように動作する。メモリ記憶ユニットは、多数のセクターを調節するための係数調節情報を記憶するように動作する。
【0019】
本発明のさらに別の態様にしたがうと、等化器には、複数の増幅器と係数調節ノードとが含まれている。増幅器は、第1の時間スロット中は第1の組の関係する係数を使用して、第2の時間スロット中は第2の組の関係する係数を使用して、入力符号を基準化するように動作する。複数の増幅器は係数調節ノードに接続され、係数調節ノードは、第1の時間スロット中は第1の組の関係する係数を適用し、第2の時間スロット中は第2の組の関係する係数を適用するように動作する。
【0020】
本発明のさらに別の態様にしたがうと、移動体には等化器が含まれていて、等化器は、第1の伝送信号電力における第1の容量推定値と、第2の伝送信号電力における第2の容量推定値とを計算するように動作し、データレート決定ノードは、等化器から容量推定値を受信して、第1の容量推定値における第1のデータレート決定値と、第2の容量推定値における第2のデータレート決定値とを生成するように動作する。
【0021】
本発明のさらに別の態様では、少なくとも1つの基地局と高速データ通信をするための移動体には、第1の時間スロット中に第1の信号電力でデータパケットを受信し、かつ第2の時間スロット中に第2の信号電力でデータパケットを受信するように構成されているエンコーダと、第1および第2の時間スロット中に送られた受信データパケットから得たチャンネル状態情報に応答して生成されるデータレート制御メッセージをコード化するように構成されているデータレート制御エンコーダとが含まれている。
【0022】
ここで開示される方法および装置の特徴、目的、および長所は、一致する参照符号で全体的に対応して同定している添付の図面に関連付けて、後述の詳細な説明を参照することによって、より明らかになるであろう。
【0023】
好ましい実施形態の詳細な説明
開示されている実施形態では、強力な順方向リンク信号を宛先の加入者局へ供給し、一方で他の加入者局への干渉を最小にすることによって、CDMAシステムの効率を向上している。開示されている実施形態では、地上無線アプリケーションで使用される固定ビーム切換え技術を採用することによって、高データレートの無線システムの容量を最大化するためのアプローチを提供している。開示されている実施形態では、各基地局に多数の伝送アンテナを有するセルラシステムが記載されている。各基地局は同じ信号であるが、相対位相のずれと電力レベルとをそれぞれ相違させた信号を各アンテナを介して送り、サブセクター、すなわち加入者局が位置しているセクターの一部分にエネルギーを集中させる。信号の意図された受信機(通常は単一の加入者局)の搬送波−対−干渉比(C/I)を最大にするために、各伝送アンテナから送られる信号の振幅および位相は、適切に設定されなければならない。
【0024】
信号品質の尺度は推定C/Iに基づいて生成され、加入者局は、これを基地局へのフィードバックとして使用する。米国特許出願第08/963,386号に記載されている例示的な高データレートの無線通信システムでは、加入者局は、推定C/Iに基づいてパケットを正常に受信できるデータレートを判断する。基地局へは、C/Iの測定値ではなく、データレートが、データレート制御(Data Rate Control, DRC)信号の形態で送られる。DRC情報は、加入者局によって送られる逆方向リンクの信号内に埋め込まれる。さらに加えて、基地局はDRC信号の変化を使用して、データを加入者局へ送る時間スロットを判断する。
【0025】
従来は、単一のビームがセクター内で伝送され、セクター内の受信者の位置に関係なく全セクターをカバーしていた。加入者局が単一のビームを受信できないとき、その単一のビームのエネルギーは無駄になり、他のユーザを干渉する。開示されている実施形態では、セクターをサブセクターに分割し、加入者局が位置している各サブセクターへ固定ビームを直接に送り、また隣り合っていないサブセクターへ交互に送って、干渉を低減することによって、加入者局の搬送波−対−干渉比(C/I)を最大にする。
【0026】
図1は、地上基地局が、3つのセクターを有する1つのセル内に構成されていることを示している。セル100は、3つのセクター102、104、106から構成されている。例示的な実施形態では、基地局108は、セル100の各セクター内に位置している。別の実施形態では、1つの基地局は、セル内の2以上のセクターへ送信する。基地局108は4本の伝送アンテナ110を介して固定ビームを送る。各基地局108には4本の伝送アンテナ110が備えられているように示されているが、開示されている実施形態では、1本以上の伝送アンテナ、例えば指向性アンテナアレイを使用した基地局に応用することができる。さらに加えて、当業者には、種々のタイプおよび偏波方向のアンテナ、例えば全方向性アンテナおよび方向性アンテナを使用できることが分かるであろう。さらに加えて、基地局が伝送に使用する1本のアンテナは、前記基地局が使用する残りのアンテナとは、タイプが異なる。
【0027】
アンテナ素子110は、各セクター102、104、106ごとにフェーズアレイを形成し、フェーズアレイは、セクター102、104、106ごとに多数の固定ビームを生成するように構成されている。開示している特定の実施形態では、セクター102、104、106ごとに、固定ビームは4本ある。単一の基地局108の複数のアンテナ110を介して送られる信号は、伝送の振幅および位相が異なることを除いて、同じであることが好都合である。基地局108は、信号を伝送するとき、アンテナ110を介して送られる信号の振幅および位相を調節して、固定信号ビームを形成し、基地局108が送信するセクター102、104、106の一定の分割部、すなわちサブセクターへ方向付ける。
【0028】
一般的に、基地局108がビーム切換えを使用して、サブセクター部分へ伝送すると、基地局108が単一のアンテナを介して全セクター102、104、106へ送るよりも、隣り合うサブセクター内の加入者局に対する干渉は低減する。
【0029】
図2は、セル200が3つのセクター202、204、206から構成されていることを例示的に示している。図2では、セクター204は4つのサブセクター0 207、1 209、2 211、および3 213に分割されている。各サブセクター207、209、211、および213は、セクター204へ送信する基地局(図示されていない)のアンテナ素子が生成する固定伝送ビーム208、210、212、および214によってそれぞれカバーされている。交互のサブセクター207、209、211、および213は、偶数または奇数で示すことが好都合である。サブセクター0 207および2 211を偶数のサブセクターとして、サブセクター1 209および3 213を奇数のサブセクターとして示す。データ伝送スロットも、偶数および奇数で識別することが好都合である。サブセクターの伝送ビーム208、210、212、214は、セクター204内の加入者局216の位置に関係なく、固定されたままである。加入者局216は、有効なパイロットのC/Iを測定することによって、最良のビーム208、210、212、214を選択する。開示されている実施形態では、CDMAで信号が伝送され、受信側の加入者局216が経験する干渉の大半は、基地局が他の加入者局およびセル領域へ伝送するときに発生することが多い。開示されている実施形態では、各加入者局216は、C/I、すなわち搬送波−対−干渉比を推定する。求められたC/Iの測定情報は、データレート制御(DRC)信号へ変換される。したがって各加入者局216は、C/Iの測定値ではなく、DRCを、加入者局216が送信している基地局へ送る。基地局は、固定電力レベルで伝送するが、各加入者局216へ送るのに使用するデータレートは、その加入者局216から受信したDRC情報にしたがって変更する。加入者局216はC/Iを測定して、基地局へDRC情報を送り、DRC情報は、順方向リンクの伝送データレートを選択するのに使用される。基地局は、加入者局216への干渉量が大きいときは、加入者局216へ低データレートで伝送する。対照的に、基地局は、加入者局216への干渉が小さいときは、加入者局216へ高データレートで伝送する。
【0030】
従来のセルラ通信システムにおける加入者局216への干渉は、ビームがオーバーラップするセルおよびセクターの境界においてより大きい。従来は、サブセクターの境界に位置する加入者局216は、何れかのサブセクターの伝送ビームと通信するが、隣り合うビームは互いに干渉して、C/Iを低くする。開示されている実施形態では、奇数および偶数の伝送時間スロット中に偶数のサブセクタービーム208、212および奇数のサブセクタービーム210、214へ交互に伝送するといった簡単な方法を使用して、サブセクターの境界近くの干渉をなくす。偶数の時間スロット中は、偶数のビーム208、212のみが送られる。奇数の信号ビーム210、214の振幅および位相係数は、偶数の時間スロット中はゼロに設定される。奇数の伝送時間スロット中は、奇数のビーム210、214のみが送られる。偶数の信号ビーム208、212の振幅および位相の係数は、奇数の伝送時間スロット中はゼロに設定される。所与の時間スロット内では、4組中の2組のビームが活動状態である。干渉(I)がなくなると、C/Iが高くなり、したがってシステムの容量およびデータレートが増加する。開示されている実施形態の交互のビーム切換え方法では、所与の時間スロット中に、12個のサブセクターから成るセルの中の、6個のサブセクターへ伝送し、この方法では、従来の6個のセクターから成るセル構成よりも、境界の干渉について性能が向上する。開示されている実施形態の交互のビーム切換え方法では、境界近くに位置している加入者局216が受信する信号の品質を良好にし、加入者局216はより高いデータレートを要求することができる。
【0031】
当業者は、本発明の技術的範囲から逸脱することなく、セルをセクターへ任意に分割できるか、またはセクターおよびサブセクターの並び替えができることが分かるであろう。
【0032】
図3a、3b、3cは、固定のサブセクターの分割ビームが固定の伝送時間スロットにしたがって交互に送られることを示すタイミング図である。図3aは、所与の時間において、偶数の時間スロットが活動状態であり、奇数の時間スロットが非活動状態である例を示している。図3bは、基地局が、所与の偶数の伝送時間スロットが活動状態である間に、偶数番号のビーム0および2を伝送することを示している。図3cは、基地局が、所与の偶数の伝送時間スロットが活動状態である間に、奇数番号のビーム1および3を伝送しないことを示している。
【0033】
開示されている実施形態では、偶数および奇数の伝送時間スロットと、対応する偶数および奇数のサブセクターの伝送ビームとが識別されることが好都合である。偶数番号の伝送ビームは、偶数番号の伝送時間スロット中にのみ送られる。奇数番号の信号ビームは、奇数番号の伝送時間スロット中にのみ送られる。所与の時間スロット中は、サブセクター伝送ビームの半分は活動状態になるが、サブセクター伝送ビームの残りの半分は非活動状態になる。開示されている実施形態の交互のビーム切換え方法を使用すると、隣り合う伝送ビームからの干渉がなくなることが好都合である。
【0034】
基地局は、加入者局から受信したDRCメッセージを使用して、サブセクターの受信可能領域内に位置している加入者局についての知識を維持する。加入者局の位置に関係なく、セクターの全サブセクターへ同じ信号が送られる。開示されている実施形態は簡潔であるので、C/Iを向上するための複雑な追跡方法およびスマートなアンテナ方式は必要ない。
【0035】
図4は、1つの実施形態にしたがう方法ステップを示している。既に記載したように、加入者局において測定されるC/Iを最大にすることによって、システムの容量およびデータレートは増加する。C/Iは、ビーム切換え方法を使用して最大にされる。
【0036】
ステップ402では、奇数の時間スロット中に、奇数番号のサブセクターのビームが基地局から順方向リンク上を送られる。データを受信する加入者局(図示されていない)は、奇数番号の伝送スロット中に、データパケットを受信し、受信したデータのC/Iに基づいてDRCを生成する。各伝送時間スロットにおいて、パイロット信号、または1バーストの既知の信号が順方向リンク上を送られる。加入者局はパイロット信号を使用して、データのC/Iを予測し、次の時間スロット中に、この予測値を受信する。加入者局は、サポートできるデータレートを推定C/Iに基づいて判断する。所与のC/Iには、加入者局がサポートできる最大データレートが含まれる。加入者局は、各活動状態の時間スロット中に送られたパイロット信号を使用して、次に活動状態になるスロットにおいてC/Iを予測し、ルックアップテーブルを使用して、最大データレートを検出する。
【0037】
ステップ404では、偶数番号の伝送スロット中にデータを受信した加入者局は、逆方向リンクの奇数番号の時間スロット中に、逆方向リンク上で基地局へDRCを送る。全ての奇数の時間スロットにおいて、偶数番号の伝送スロット中にデータを受信した加入者局は、加入者局が受信できるデータレートを示すDRCメッセージを基地局へ送る。次に基地局は、次の偶数番号の時間スロット中に、指示されたレートで加入者局へ送る。
【0038】
ステップ406では、偶数番号のサブセクターのビームは、偶数番号の時間スロット中に、基地局から順方向リンク上を送られる。偶数番号の伝送スロット中にデータを受信する加入者局は、データパケットを受信し、受信したデータのC/Iに基づいてDRCを生成する。
【0039】
ステップ408では、奇数番号の伝送時間スロット中にデータを受信した加入者局は、逆方向リンクの偶数番号の時間スロット中に、基地局への逆方向リンク上でDRCメッセージを送る。奇数番号の伝送スロット中にデータを受信した加入者局は、偶数番号の全時間スロット中に、加入者局が受信できるデータレートを示すDRCメッセージを基地局へ送る。基地局は、次の奇数番号の時間スロット中に指示されたレートで加入者局へ伝送する。
【0040】
図5は、CDMAの基地局が、交互のサブセクタービーム信号を多数の伝送アンテナを介して加入者局へ送るのに使用される例示的な実施形態のブロック図を示している。提案されている第3世代のCDMAシステムでは、4相シフトキー(Quaternary Phase Shift Keyed, QPSK)変調を使用して、信号を変調する。提案されている高データレートシステムでは、QPSK変調に加えて、8相シフトキー(Eight Phase Shift Keyed, 8PSK)変調および16直角振幅変調(Sixteen Quadrature Amplitude Modulation, 16QAM)を使用して変調される。QPSK信号の同相分(in−phase component, I)および直角分(quadrature phase component, Q)への負荷を平衡化させるために、複合のPN拡散方法が採用されている。複合のPN拡散技術は、1997年5月14日に出願された米国特許第08/856,428号(“REDUCED PEAK−TO−AVERAGE TRANSMIT POWER HIGH DATA RATE IN A CDMA WIRWLESS COMMUNICATION SYSTEM”)に記載されており、これは本発明の譲受け人に譲渡され、ここでは参考文献として、とくに取り上げている。
【0041】
送られるデータは、インバンド(in−band, I)のサンプル流および直角(quadrature, Q)のサンプル流の形態で生成され、複合形疑似雑音(pseudonoise, PN)拡散器502へ入力として供給される。複合形PN拡散器502は、IサンプルおよびQサンプルを、短いPNコード生成器504によって生成された短いPNコードサンプルと混合する。生成されたPN拡散サンプル流は、ベースバンドの有限インパルス応答(finite impulse−response, FIR)フィルタ506によってフィルタされ、ベースバンドの複合サンプル流を生成し、生成されたサンプル流はアップコンバートされて、加入者局(図示されていない)へ送られる。米国特許出願第08/856,428号にしたがって、ベースバンドのFIR506へ供給される信号の拡散は、Iをディジタル形式の同相のサンプルとし、Qをディジタル形式の直角位相のサンプルとし、PNを同相の短いPN系列とし、PNを直角位相の短いPN系列とし、XおよびXを同相チャンネルおよび直角位相チャンネル上へそれぞれ変調される信号として、次の式にしたがって行われる:
=IPN−QPN (1)
=QPN−IPN (2)
式(1)によって表わされる信号はFIRフィルタ506Aによってフィルタされ、式(2)によって表わされる信号はFIRフィルタ506Bによってフィルタされる。FIRフィルタ506は、割当てられたバンド幅に整合し、かつ符号間干渉を最小にするような伝送波形を形成するように働く。
【0042】
FIRフィルタ506によって出力された信号は、アンテナ伝送サブシステム524へ供給され、各アンテナ伝送サブシステム524には単一の伝送アンテナ522が構成されている。スロット時分割多重化(time−division−multiplex, TDM)タイミング生成器507は、各伝送スロット内の種々のTDMの伝送期間に対応するタイミング信号を生成する。スロットTDMタイミング発生器507は出力信号をビーム形成制御プロセッサ508へ供給し、ビーム形成制御プロセッサ508はこの信号を使用して、偶数および奇数のTDM期間に対応する信号を、偶数および奇数のサブセクターの信号ビームにおいて交互に送る。
【0043】
当業者には、ビーム制御プロセッサ508には、ディジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP)、特定用途向け集積回路(application−specific integrated circuit, ASIC)、ディスクリートなゲート論理、ファームウエア、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field−programmable gate array, FPGA)、プログラマブル論理デバイス(programmable logic devices, PLD)、または従来のプログラマブルソフトウエアモジュール、およびマイクロプロセッサが含まれることが分かるであろう。ソフトウエアモジュールは、プロセッサ、RAMメモリ、フラッシュメモリ、レジスタ、または従来技術において知られている他の形態の記憶媒体内に構成されていてもよい。その代わりに、従来のプロセッサ、制御装置、状態機械、または必要な振幅および位相制御信号を生成および調節できる他のデバイスを、マイクロプロセッサと置換してもよい。当業者には、送信機内に既に構成されている別のプロセッサ内で、ビーム形成制御プロセッサ508の機能を実行してもよいことが分かるであろう。
【0044】
スロットTDMタイミング生成器507からの信号に基づいて、ビーム形成プロセッサ508は、別々の位相および振幅の制御信号を、各アンテナ伝送サブシステム524へ供給する。ビーム形成制御プロセッサ508は、各アンテナ伝送サブシステム524ごとに位相および振幅制御信号の係数を調節することによって、サブセクターのビームを生成して、偶数および奇数の時間スロットにしたがって、基地局のサブセクターの伝送ビームをオンおよびオフに切換える。位相および振幅の係数の一定の組は、サブセクタービームを形成する。活動状態の時間スロット中は、ビーム係数を使用して、集束(focused)したサブセクタービーム信号を形成する。非活動状態の時間スロット中は、時間係数はゼロに設定されて、サブセクタービームはオフになる。図示されているように、ビーム形成制御プロセッサ508は、振幅制御信号αおよび位相制御信号φをアンテナ伝送サブシステム524Aへ供給し、振幅制御信号αおよび位相制御信号φをアンテナ伝送サブシステム524Nへ供給する。
【0045】
1つの実施形態では、ビーム形成制御プロセッサ508は、基地局の受信可能領域内の各サブセクタービームごとに最適のビーム形成パラメータのデータベースを維持する。各アンテナ伝送サブシステム524には、アップコンバージョン、位相制御、増幅、および1つの伝送アンテナ522を介しての信号伝送に必要な構成要素が含まれている。ベースバンドFIR506Aによって供給される信号は、位相制御発振器510Aによって供給される混合信号と、ミキサー512A内で混合される。ベースバンドFIR506Bによって供給される信号は、位相制御発振器518Aによって供給される混合信号と、ミキサー514A内で混合される。図示されているように、位相制御発振器510および518は、ビーム形成制御プロセッサ508から振幅および位相制御信号を受信し、これを使用して、出力混合信号の位相および振幅を変化させる。ミキサー512Aおよび514Aの出力信号は、加算器516A内で一緒に加算され、増幅器520Aへ供給され、伝送アンテナ522Aへ送られる。当業者には、伝送サブシステム524Nおよび他の伝送サブシステム(図示されていない)は、伝送サブシステム524Aと同様に機能することが分かるであろう。
【0046】
各アンテナ伝送サブシステム524には、増幅して伝送する前に、ディジタル信号をアナログ形式に変換するのに必要な、ディジタル−対−アナログコンバータ(digital−to−analog converter, DAC)が示されていない。当業者には、本発明の技術的範囲から逸脱することなく、アナログフォーマットへの変換が多くの場所で行われることが分かるであろう。
【0047】
1つの実施形態では、各アンテナ伝送サブシステム524には、DACが加算器516と増幅器520との間の位置に構成されている。この実施形態では、ミキサー512および514はディジタルミキサーであり、位相制御発振器510および518はディジタルの発振器信号を生成する。各DACは、加算器516のディジタル形式の出力をアナログ信号に変換するように働き、変換された信号は増幅器520によって増幅されて、伝送される。
【0048】
代わりの実施形態では、アンテナ伝送サブシステム524へ供給される入力信号は、既にアナログ形式である(すなわち、アンテナ伝送サブシステム524へ供給される前に、アナログ形式に変換されている)。この代わりの実施形態では、位相制御発振器510および518はアナログ混合信号を生成し、ミキサー512および514はアナログミキサーであり、加算器516はアナログ加算器である。
【0049】
当業者には、各アンテナを通って送られる信号の振幅制御は種々のやり方で行われることも分かるであろう。例示的な実施形態では、ビーム形成プロセッサ508は、各アンテナ伝送サブシステム524の各個々の増幅器520へ振幅制御信号を供給する。
【0050】
当業者には、位相制御発振器510および518が種々のやり方で実行されることが分かるであろう。例示的な実施形態では、位相制御の直接ディジタル合成器(direct digital synthesizer, DDS)を使用して、超微細な位相分解能をもつディジタル正弦波信号を生成する。別の実施形態では、加算器516と増幅器520との間に移相器が置かれている。
【0051】
図5には、2つのアンテナ伝送サブシステム524A、524Nが示されているが、ビーム形成基地局内に構成されるアンテナ伝送サブシステムは1つ以上である。一般的な構成では、各基地局は、4つのサブセクターへ分割されている1つのセクターへ送信し、基地局には、4つのアンテナ伝送サブシステム524が構成されている。
【0052】
図6は、1つの実施形態にしたがって構成されている例示的な逆方向リンクアーキテクチャのブロック図である。データはデータパケットに分割されて、エンコーダ612へ供給される。各データパケットごとに、エンコーダ612は巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check, CRC)のパリティビットを生成し、コードテールビットを挿入し、データをコード化する。1つの実施形態では、エンコーダ612は、上述の米国特許出願第08/743,688号に開示されているコード化フォーマットにしたがって、パケットをコード化する。他のコード化フォーマットも使用できる。エンコーダ612からのコード化されたパケットはインターリーバ614へ供給され、インターリーバ614はパケット内のコード符号を再順序付けする。インターリーブされたパケットは乗算器616へ供給され、乗算器616はウオルシュカバー(Walsh cover)でデータをカバーし、カバーされたデータを利得素子618へ供給する。利得素子618は、データレートに関係なく、データを基準化して、一定のビットエネルギー(energy−per−bit, E)を維持する。利得素子618からの基準化されたデータは乗算器650bおよび650dへ供給され、乗算器650bおよび650dは、PN Q系列およびPN I系列でデータをそれぞれ拡散する。乗算器650aないし650dからの拡散データはフィルタ652aないし652dへそれぞれ供給され、フィルタ652aないし652dはデータをフィルタする。フィルタ652aおよび652bからのフィルタされた信号は加算器(SUM)654aへ供給され、フィルタ652cおよび652dからのフィルタされた信号は加算器(SUM)654bへ供給される。加算器654は、データチャンネルからの信号を、パイロット/DRCチャンネルからの信号と加算する。加算器654aおよび654bからの出力はそれぞれIOUTおよびQOUTから構成されていて、IOUTおよびQOUTは(順方向リンクのときと同様に)同相正弦波COS(w,t)および直角正弦波SIN(w,t)でそれぞれ変調され、伝送される前に加算される(図示されていない)。例示的な実施形態では、データトラヒックは、同相の正弦波と直角位相の正弦波の両者で送られる。
【0053】
例示的な実施形態では、データは、長いPNコードと短いPNコードとで拡散される。長いPNコードでは、データをスクランブルして、受信側の基地局が送信側の加入者局を識別できるようにする。短いPNコードは、システムのバンド幅全体に信号を拡散する。長いPN系列は、長いコード生成器642によって生成され、乗算器646へ供給される。短いコード生成器644は、短いPNおよびPNの系列を生成して、乗算器646aおよび646bへそれぞれ供給し、乗算器646aおよび646bは2組の系列を乗算して、PN Q信号およびPN I信号をそれぞれ形成する。タイミング/制御回路640は、タイミング基準をPNコード生成器642、644へ供給する。PN系列の生成および使用については、当業者に知られており、米国特許第5,103,459号に記載されている。
【0054】
図6に示したデータチャンネルアーキテクチャの例示的なブロック図は、逆方向リンク上でのデータのコード化および変調をサポートする多数のアーキテクチャの1つである。高速データ伝送では、多数の直交チャンネルを使用する順方向リンクのアーキテクチャに類似したアーキテクチャを使用することもできる。IS−95の標準規格に準拠するCDMAシステムにおける他のアーキテクチャ、例えば逆方向リンクのトラヒックチャンネルのためのアーキテクチャも、本発明の技術的範囲に含まれる。
【0055】
例示的な実施形態では、逆方向リンクのデータチャンネルは、テーブル1に示されているように、4つのデータレートをサポートする。追加のデータレートまたは異なるデータレート、あるいはこの両者もサポートすることができる。例示的な実施形態では、テーブル1に示されているように、逆方向リンクにおけるパケットのサイズは、データレートに依存する。既に記載した米国特許出願第08/743,688号に記載されているように、より大きいサイズのパケットを使用すると、デコーダの性能は向上する。したがって、テーブル1に示したパケットのサイズと異なるサイズを使用して、性能を向上させることができる。さらに加えて、パケットのサイズを、データレートとは無関係のパラメータにしてもよい。
【0056】
【表1】
Figure 2004525532
【0057】
テーブル1に示されているように、逆方向リンクは複数のデータレートをサポートする。例示的な実施形態では、基地局に登録するとき、各加入者局には9.6キロビット秒の最低データレートが割当てられる。例示的な実施形態では、加入者局は、基地局からの許可を求める必要なしに、任意の時間スロットにおいて最低レートのデータチャンネル上でデータを送ることができる。例示的な実施形態では、より高いデータレートでのデータ伝送は、選択された基地局によって、システムのローディング、公平性、および全スループットのような1組のシステムパラメータに基づいて許可される。高速データ伝送のための例示的なスケジューリング機構は、1997年2月11日に出願された米国特許出願第08/798,951号(“METHOD AND APPARATUS FOR FORWARD LINK RATE SCHDULING”)、および1997年8月20日に出願された米国特許出願第08/914,928号(“METHOD AND APPARATUS FOR REVERSE LINK RATE SCHDULING”)に詳しく記載されており、両文献は本発明の譲受け人に譲渡され、ここでは参考文献として取り上げている。
【0058】
図6には、パイロット/DRCチャンネルのブロック図の例が示されている。DRCメッセージはDRCエンコーダ626へ供給され、DRCエンコーダ626は所定のコード化フォーマットにしたがってメッセージをコード化する。順方向リンクのデータレートを誤って判断すると、システムのスループットの性能に影響を与えるために、DRCメッセージの誤り率は十分に低いことが必要があるので、DRCメッセージをコード化することは重要である。例示的な実施形態では、DRCエンコーダ626はレート(8.4キロビット秒)のブロックエンコーダであり、DRCメッセージをコードワードへコード化する。コード化されたDRCメッセージは乗算器628へ供給され、乗算器628は、DRCメッセージが送られる宛先基地局をユニークに識別するウオルシュコードで、メッセージをカバーする。ウオルシュコードは、ウオルシュ生成器624によって供給される。カバーされたDRCメッセージは、マルチプレクサ(multiplexer, MUX)630へ供給され、MUX630はパイロットデータでメッセージを多重化する。DRCメッセージおよびパイロットデータはマルチプレクサ650aおよび650cへ供給され、650aおよび650cはデータをPN I信号およびPN Q信号でそれぞれ拡散する。したがって、パイロットおよびDRCメッセージは、同相の正弦波と直角位相の正弦波の両者で送られる。
【0059】
例示的な実施形態では、DRCメッセージは選択された基地局へ送られる。これは、選択された基地局を識別するためのウオルシュコードで、メッセージをカバーすることによって実現する。例示的な実施形態では、ウオルシュコードの長さは、128チップである。128チップのウオルシュコードの求め方は、この技術において知られている。ユニークなウオルシュコードは、加入者局と通信している各基地局へ、1つづつ割当てられている。各基地局は、DRCチャンネル上の信号を、割当てられたウオルシュコードでデカバーする。選択された基地局は、DRCメッセージをデカバーすることができ、デカバーしたことに応答して、要求している加入者局へ順方向リンク上でデータを送る。基地局は異なるウオルシュコードを割当てられているので、他の基地局は、自分には要求データレートが当てられないと判断することができる。
【0060】
例示的な実施形態では、データ通信システム内の全基地局のための逆方向リンクの短いPNコードは同じであり、異なる基地局を識別するための短いPN系列は、ずれていない。データ通信システムは、逆方向リンク上でソフトなハンドオフをするのに好都合である。ずれていない同じ短いPNコードを使用すると、多数の基地局は、加入者局から同じ逆方向リンクの伝送をソフトなハンドオフ中に受信することができる。したがって、短いPNコードではスペクトル拡散を行うが、基地局を識別できないことが好都合である。
【0061】
例示的な実施形態では、DRCメッセージは、加入者局が要求するデータレートを保持している。代わりの実施形態では、DRCメッセージは、順方向リンクの品質の表示(例えば、加入者局によって測定されたC/I情報)を保持している。加入者局は、収集中に、サブセクターのビームから順方向リンクのパイロット信号を同時に受信して、受信したパイロット信号ごとにC/Iを測定する。加入者局は、収集中に、偶数番号および奇数番号の時間スロット上で、パイロットをサーチして、測定する。加入者局は、最高のC/Iをもつビームを選択する。加入者局は、加入者局がデータを受信する順方向リンクの時間スロットとは反対の逆方向リンクの時間スロット中に、逆方向リンク上でDRCメッセージを送る。加入者局は、新しいサブセクターへ渡るとき、偶数番号の時間スロットから奇数番号の時間スロットへ(あるいは、その逆へ)切り換わる。米国特許第5,504,773号に記載されているように、C/Iは、加入者局によって収集中に推定されるが、C/Iは、データが受信されるときの、交互の、偶数または奇数の時間スロット上でのみ測定されることをが異なる。加入者局は、現在および以前のC/Iの測定値から構成されている1組のパラメータに基づいて、最良のサブセクタービームを選択する。幾つかの実施形態の1つでは、レート制御情報はDRCメッセージへフォーマット化されて、基地局へ送られる。
【0062】
第1の実施形態では、加入者局は、要求データレートに基づいてDRCメッセージを送る。要求データレートは最高のサポートデータレートであり、加入者局によって測定されたC/Iで、満足のいく性能を示す。加入者局は、C/Iの測定値から、最高のデータレートを測定し、満足のいく性能を求める。最高のデータレートは、サポートされているデータレートの1つへ量子化されて、要求データレートとして示される。要求データレートに対応するデータレートの指標は、選択された基地局へ送られる。サポートされているデータレートと対応するデータレートの指標との例示的な組は、テーブル1に示されている。
【0063】
別の実施形態では、加入者局は、順方向リンクの品質の表示を選択された基地局へ送る際に、C/Iの指標、すなわちC/Iの測定値を量子化した値を送る。C/Iの測定値をテーブルにマップして、C/Iの指標と関係付ける。C/Iの指標を表わすのにより多くのビットを使用すると、C/Iの測定値をより細かく量子化することができる。さらに加えて、マッピングは線形に行うことも、または事前に歪ませて行うこともできる。線形のマッピングでは、C/Iの指標がインクリメントするたびに、C/Iの測定値は対応して増加する。例えば、C/I指標の各ステップは、C/Iの測定値における2.0デシベルの増加を表わす。事前に歪ませてマッピングするときは、C/I指標の各インクリメントに対する、C/Iの測定値の増加量は異なる。例えば、事前に歪ませたマッピングを使用するとき、C/Iの測定値を、C/Iの分布についての累積分布関数(cumulative distribution function, CDF)の曲線に整合するように、量子化することができる。加入者局から基地局へレート制御情報を伝える他の実施形態は、本発明の技術的範囲内において作成することができる。さらに加えて、レート制御情報を表わすのに種々のビット数が使用されることも、本発明の技術的範囲内である。
【0064】
例示的な実施形態では、CDMAシステムで使用されているのと類似したやり方で、順方向リンクのパイロット信号のC/Iを測定することができる。C/I測定するための方法および装置は、1996年9月27日に出願された米国特許出願第08/722,763号(“METHOD AND APPARATUS FOR MESURING LINK QUALITY IN A SPREAD SPECTRUM COMMUNICATION SYSTEM”)に記載されており、これは本発明の譲受け人に譲渡され、ここでは参考文献として、とくに取り上げられる。パイロット信号のC/Iは、受信信号を短いPNコードで逆拡散することによって求められる。
【0065】
代わりの実施形態では、順方向リンクのトラヒックチャンネル上でC/Iを測定することができる。トラヒックチャンネル信号は、最初に長いPNコードと短いPNコードとで逆拡散して、ウオルシュコードでデカバーする。より大きい割合の伝送電力がデータ伝送に割当てられているので、データチャンネル上の信号のC/Iはより正確に測定できる。加入者局が受信した順方向リンク信号のC/Iを測定する他の方法も、本発明の技術的範囲内で考えることができる。
【0066】
例示的な実施形態では、DRCメッセージは時間スロットの前半で送られる。1.667ミリ秒の例示的な時間スロットでは、DRCメッセージは、時間スロットの最初の1024チップまたは0.83ミリ秒に構成されている。時間スロットの残りの1024チップは、基地局がDRCメッセージを復調してデコードするのに使用される。時間スロットの前の方の部分でDRCメッセージを送ると、基地局は同じ時間スロット内でDRCメッセージをデコードすることができ、恐らくは、直ぐ後の時間スロット中に要求データレートでデータを送ることもできる。通信システムは、短い処理遅延により、動作環境の変化に迅速に適応することができる。
【0067】
代わりの実施形態では、絶対基準および相対基準を使用することによって、要求データレートを基地局へ伝える。この実施形態では、要求データレートを含む絶対基準が、定期的に送られる。基地局は、加入者局が要求する正確なデータレートを絶対基準から判断することができる。絶対基準が送られる各時間スロットにおいて、加入者局は相対基準を基地局へ送り、次の時間スロットにおける要求データレートが、前の時間スロットにおける要求データレートと比較して、より速いか、より遅いか、あるいは同じであるかを示す。加入者局は絶対基準を定期的に送る。データレートの指標を定期的に送ることによって、要求データレートを既知の状態に設定することができ、誤って受信した相対基準が累積されないことを保証する。絶対基準と相対基準とを使用することにより、基地局へのDRCメッセージの伝送レートを低減することができる。要求データレートを送るための他のプロトコルも、本発明の技術的範囲内で考えることができる。
【0068】
ユーザは通信システムへサービス品質を要求するので、C/Iが特定のビットレートとビット誤り率とに対応して制約されると、システム内の各ユーザの伝送電力が制約されることを理解することがさらに望ましい。一方のユーザへのデータ信号は、他方のユーザへのノイズまたは干渉であることに注意すべきである。全ての時間スロットの使用を最適化するだけでなく、各個々のユーザのC/Iを増加することも望ましい。全セクターが伝送信号をフル電力で受信するとき、セクター“i”のC/Iは式(3)から求められる。
【0069】
【数2】
Figure 2004525532
【0070】
分子は、セクターiへの伝送電力であり、分母は、他のセクターまたはセル、あるいはこの両者内のユーザへの伝送電力の和である。一般的に、伝送電力レベルがPFULLで、ユーザ数が“Z”であるシステムでは、上述の関係を式(4)に示すように簡略化することができる。
【0071】
【数3】
Figure 2004525532
【0072】
式(4)は電力を効率化するための関係を示しており、システム内のユーザ数が増加すると、C/Iが低くなり、したがって個々のユーザおよび潜在的に全ユーザのサービス品質が下がる。したがって、(Z−1)のユーザへの少なくとも一部へ電力レベルを低減して伝送することによって、分母を小さくすることが望ましい。例えば、1つの例示的な実施形態では、セルの基地局は、時分割の電力レベル割当てにしたがって、各セクターへ伝送する。例示的な実施形態では、セクターiのC/Iは、式(5)のように計算される。
【0073】
【数4】
Figure 2004525532
【0074】
基地局はセクター“j”へフル電力で伝送し、セクター“k”へは低減電力PReducedで伝送する。各セクター内の全ての移動体は、対応する電力レベルで伝送された信号を受信する。事実上、この関係式に含まれる電力レベル数は任意である。低減電力の項を取入れることにより、セクターi内の移動体のC/Iは対応して高くなり、したがってこれらの移動体のサービス品質は向上し、一方で他のセクター内の移動体も情報を受信し続けることが好都合である。他のセクターの電力が低減すると、セクターiが受ける干渉が低減する。例示的な実施形態では、伝送信号は、周期的に反復する所定数の時間スロットに分割される。各セクターは、1周期ごとに少なくとも1つの時間スロットにおいてフル電力で伝送信号を受信する。代わりの実施形態では、容量および使用度にしたがって信号電力を調節する。例えば、1つのセクターにおいて通信が行われていないときは、このセクターへは高い電力の信号を送らず、高い電力の時間スロットは、通信トラヒックをもつ他のセクターへ割当てられる。このようなシステムでは、実時間のトラヒックに基づいて、時分割の電力割当てを適応させる。
【0075】
例示的な実施形態にしたがうと、多数の隣り合うセクター内では単一の周波数が使用される。伝送信号は、1周期当りの所定数の時間スロットにしたがって生成され、時間スロット数はセクター数に等しい。所与の時間スロットごとに各セクターに電力レベルが割当てられ、電力割当ては、そのセクターへ送られる搬送波信号の電力レベルを示す。例示的な実施形態では、電力レベル数は、1周期当りの時間スロット数に等しい。次の時間スロットでは、電力割当ては変更される。1つのセクターのみが高い電力の信号を受信するとき、時分割の電力割当てを使用して、伝送信号間の干渉を低減する。代わりの実施形態では、時間スロット数とセクター数とを不等数に構成し、少なくとも1つの伝送信号に対する干渉を低減するように、時間スロット数を構成する。例えば、時間スロット数を、セクター内のサブセクター数と同数にしてもよい。その代わりに、時間スロット数を、セクター数またはサブセクター数、あるいはこの両者の数よりも多くして、多数の時間スロット上で電力制御ができるようにしてもよく、したがって所定の平均電力値になるような割当てパターンを生成するか、もしくはセクター間またはサブセクター間、あるいはこの両者の間の干渉を低減するように電力を制御する他のアルゴリズムを生成する。
【0076】
図7は、単一のセルが、ラベル“A”、“B”、および“C”と表示された3つのセクターから構成されている例示的な実施形態を示している。単一の基地局(図示されていない)は、個々の信号を各セクターA、B、Cへ送る。基地局からの3つの伝送の各々は、“1”、“2”、および“3”と表示された3つの時間スロットにしたがって制御される。時間スロット1、2、3の周期は連続的に反復する。基地局の伝送は時間スロット方式にしたがって行われるので、3つのセクターのタイミングは同期する。したがって、セクターAの時間スロット1は、セクターBおよびCの時間スロット1と一致する。
【0077】
図7では、フル電力をPで、より低い電力レベルをPR1およびPR2でそれぞれ示している。高い電力レベルとより低い電力レベルとで一方のセクターから隣り合うセクターへ送ることによって、高い電力のセクター内の干渉が低減される。代わりの実施形態では、1つの低減電力レベルの信号を多数のセクターへ送るように構成されている。
【0078】
例示的な実施形態にしたがうと、各セクターは、各時間スロット中に伝送信号を受信する。代わりの実施形態では、非活動の時間スロットが構成されているか、または構成されている電力レベル数がより少なく、1つの電力レベルが多数のセクターに割当てられるか、あるいはこの両者が可能である。例示的な実施形態では、基地局は、伝送信号の時分割を判断する。基地局からの全ての信号は、このタイミングにしたがって生成される。基地局は、このタイミングにしたがう循環方式にしたがって、各伝送信号の電力を調節する。例えば、図7に示されているように、第1の時間スロット中に、セクターAには、高い電力レベルが割当てられ、なお高い電力レベルはフル電力でも、または調節された電力レベルでもよく、セクターBには、低い電力レベルが割当てられ、セクターCには、中域の電力レベルが割当てられる。電力レベルの割当ては、時間スロット全体において有効である。次の順番の時間スロット2の間は、電力割当ては変更され、セクターAには中域の電力レベルが割当てられ、セクターBには高い電力レベルが割当てられ、セクターCには低い電力レベルが割当てられる。セクターへの電力割当ては、電力レベルを周期的に循環する。例示的な実施形態では、所与のセクターへの電力割当ての順番は変わらないことに注意すべきである。例えば、セクターAの電力割当ての順番は、高い、中位、低いである。セクターCの電力割当ての順番は、中位、低い、高いである。所与の時間スロット中に、1つのセクターのみに高レベルの電力が割当てられると、この所与の時間スロットにおいて、そのセクターへの干渉は低減し、C/Iは高くなる。例示的な実施形態では、高いC/Iをもつ1時間スロットを各セクターに割当てることによって、符号間干渉(inter−symbol interference, ISI)を低減することが好都合である。
【0079】
例示的な実施形態にしたがうと、各時間スロット中に、各セクターは、連続的に維持されるユニークな電力レベルを割当てられる。代わりの実施形態では、割当て、および電力割当ての順番とは、通信システムに依存して調節される。代わりの実施形態では、セクターへの電力割当ての順番を変更し、少なくとも1つのセクターが、高い電力レベルの伝送信号を受信するようにする。例えば、1つのセクターへの電力レベルの割当ては、他のセクターと関係して、他のセクターの干渉状態にしたがって調節される。したがって、基地局は動的な電力割当て方式にしたがって伝送することができる。
【0080】
セクター内の各移動体は、各時間スロット中に送信機へDRC情報を供給する。例えば、1周期当り3つの時間スロットをもつように時分割されていて、かつ3つの電力レベルをもつシステムの場合には、各移動体は、各電力レベル、すなわち各時間スロットごとに1つのDRCを基地局へ供給するやり方で、少なくとも3つのDRCを供給する。DRC情報は所与の時間スロットにおけるC/Iの推定値に基づき、時間スロットは電力レベルに関係付けられている。別途記載するディジタルフィルタリング処理では、以前の周期からのフィードバックを含めて計算する適応方法にしたがってC/Iの推定値を反復的に供給する。所与の時間スロット中にディジタルフィルタリングを反復的に行って、時間スロット中に送られる符号をフィルタする。ディジタルフィルタリングは、所定数の符号から構成されているサンプルの組に対して行なわれる。C/Iの推定値は反復のたびに生成される。各C/Iの推定値には、同じ電力レベルの以前の時間スロットからの計算が含まれ、すなわち時間スロット1の計算には、以前の時間スロット1の計算からの履歴情報、などが含まれる。代わりの実施形態では、電力割当ての順番は維持されず、したがって各電力レベルに対応する履歴情報は異なる時間スロットによって表わされることに注意すべきである。例示的な実施形態では、セクターAに対して、時間スロット1のC/Iの推定値は、少なくとも1つの前の時間スロット1の計算と平均をとられる。推定値を判断するのに使用される以前の時間スロットの数は任意であり、履歴情報量が増加すると、推定値の精度が高まる傾向がある。反復的なC/I測定の各々から構成される履歴情報の量は、電力レベル数または時間スロット数、あるいはこの両者と、以前の情報を記憶するシステムの能力とによって制限される。以前のC/Iの結果は、バッファまたは他のメモリ記憶デバイス内に記憶される。同様に、C/Iの推定情報は行列形式で記憶され、成分ベクトルは、特定のセクターに割当てられた特定の電力レベルに対応する。例示的な実施形態では、行列には、3つのセクターと3つの電力レベルに関するC/I情報、すなわち少なくとも9つのベクトルが含まれる。
【0081】
移動体は、各割当てられた電力レベルに対応するDRC情報を基地局へ戻す。したがって、移動体は、各活動状態の時間スロット中にC/Iの平均推定値に基づいてDRC情報を送る。基地局は、DRCから、所与の時間スロット中に移動局へデータを送るデータレートを判断する。例示的な実施形態では電力レベル数と時間スロット数とは等しいが、この事例に厳密にしたがわなくてもよい。説明を理解し易くするために、DRCは特定の電力レベルと関係付けられていることを認識すべきである。既に記載したように、DRCは、基地局が伝送する値の範囲として、または特定のレートとして与えられる。同様に、移動体は、C/Iの推定値を直接に与えて、基地局が適切なDRCを判断できるようにする。
【0082】
1つの実施形態では、移動体はC/Iを計算し、平均値をとり、ルックアップテーブルからDRCを選択する。代わりの実施形態では、移動局はC/Iの推定値を基地局へ送り、基地局は適切なデータレートを判断する。各反復では、受信信号を等化するか、またはフィルタすることによって、C/Iの推定値を計算する。等化は、伝送チャンネルによってもち込まれるISIを低減するために行われる。したがって等化により、チャンネルにより生じた歪みは補正される。
【0083】
図8には、無線通信システム内のセルのセクターの1つの中で実行される受信機回路700が示されている。受信機回路700はC/Iを推定して、対応するDRCメッセージを基地局(図示されていない)へ戻す。受信機700にはアンテナ702、RF/IFプロセッサ704、バンド幅フィルタ706、およびサンプラー708が含まれていて、サンプラー708は等化器710に接続されている。例示的な実施形態では、等化器710は、個別の一連の入力値を平均化するための有限インパルス応答(Finite Impulse Response, FIR)フィルタである。例示的な等化器は、2000年7月24日に出願された米国特許出願(“METHOD AND APPARATUS FOR PROCESSING A MODULATED SIGNAL USING AN EQUALIZER AND RAKE RECEIVER”)に記載されており、これは本発明の譲受け人に譲渡され、ここでは参考文献として、とくに取り上げられている。
【0084】
再び図8を参照すると、等化器710はFIRフィルタとして示されているが、無限インパルス応答(Infinite Impulse Response, IIR)フィルタまたは他のフィルタアーキテクチャを使用して構成されていてもよい。等化器710は、順番に受信した入力符号のサンプルの組の平均を出力する。サンプルの組は、所定数の連続する符号から構成されている。サンプルの組内の符号数は、(2L+1)として与えられる。等化器710には、一連の遅延素子712ないし716が含まれている。遅延素子間にはタップがあり、タップは個々のサンプル値を乗算器718ないし724へ供給する。タップからの出力は増幅されて、加算器728で加算される。各乗算器718ないし724は、個々のサンプル値を基準化または増幅するためのフィルタ係数値を受信する。タップの数は、各サンプルの組の符号数、すなわち(2L+1)に等しい。FIRのアーキテクチャでは、フィルタ係数値およびサンプルの組の畳込みを効率的に行う。
【0085】
遅延素子数はタップ数よりも1つ少なく、したがって1つのタップは、遅延前の、最近受信した符号のためにある。各遅延素子は、符号の継続期間に等しく遅延し、Tを符号期間とし、Mをサンプルの部分的な構成要素とするとき、遅延はT/Mで求められる。通常は、M=1とすると、サンプリングは、各符号期間Tごとに1回行われる。代わりの実施形態では、M=2に設定し、各符号期間T内で2つのサンプルをとる。例示的な実施形態では、セクター数に対応して、3つの時間スロットがある。
【0086】
図7に示されているように、各時間スロットは、より小さい時間間隔にさらに分割され、より小さい時間間隔を符号(symbol)と呼ぶ。1つの時間スロット内には、N個の符号があり、各符号期間をTとする。等化器710は、1時間スロット内のN個の符号のサブセットに対して動作する。時間スロットはフレームと呼ばれることに注意すべきである。等化器710は、時間スロット“i”の間に連続するサンプルを受信し、“n”を1時間スロット内のサンプルの組における時間指数の整数列とし、n=1,2,...,(2L+1)とするとき、連続するサンプルはx(n)で求められる。例示的な実施形態において、サンプルの組では、等化器710の遅延素子712ないし716を介して、符号が1つづつインクリメントされる。
【0087】
各遅延素子712ないし716の出力は、対応するタップ係数Ci,(−L),Ci,(−L +1 ,Ci,(L)によって増幅される。第1の係数の指数は、伝送信号の時間スロット、すなわち電力レベルを示す。第2の係数の指数は、遅延素子712ないし716内のタップの位置を示し、数列{−L,(−L+1),...,0,...,(L−1),L}によって求められる。
【0088】
【数5】
Figure 2004525532
【0089】
等化器710は適応等化器であり、伝送データから係数を連続的に調節する。反復係数nは反復値(n−1)の関数であり、すなわちc(n)=f(c(n−1))である。代わりの実施形態では、事前設定された等化方法を実行し、事前設定方法では訓練用の数列(training sequence)を使用して、係数を調節する。事前設定方法では、初期設定時に訓練用のセッションが必要であるといった欠点があり、チャンネルが時間の経過と共に劣化するときは効果的ではない。その代わりに、事前設定された初期設定の後に、適応反復を組合せて、等化に使用してもよい。
【0090】
適応等化器710では、各反復において推定されたC/Iをフィードバックして、次の反復におけるタップ係数を調節し、さらに加えて、受信機の適切なデータレートとそれに関係するDRCとを判断するための情報を与える。等化器710は、式(6)にしたがって所与の反復における推定値を求める。
【0091】
【数6】
Figure 2004525532
【0092】
代わりの実施形態では、タップの一部を使用するか、またはタップ数を動的に変更して、推定値を評価する。
【0093】
例示的な実施形態では、1組の係数が、各時間スロットに対応して生成される。計算は各時間スロットごとに行われるので、式(6)の推定値y(n)は各時間スロットiごとに生成される。一般的な式は、指数iを時間スロットとすると、式(7)として与えられる。
【0094】
【数7】
Figure 2004525532
【0095】
例示的な実施形態では、時間スロットは3つあり、すなわちi={1,2,3}である。代わりの実施形態では、所与の通信システムおよび所与の構成において望ましい数の時間スロットが構成される。
【0096】
【数8】
Figure 2004525532
【0097】
係数調節ユニット730は、現在の時間スロットを判断して、対応する組の係数を調節する。係数はメモリ記憶装置(図示されていない)内に記憶され、各時間スロット中に、計算に必要なときに検索される。例えば、第1の時間スロット中のセクターAの計算は、第1の時間スロット中に同報通信されるフル電力の信号を反映している。セクターAにおいて、電力が低減されたときは、第2または第3の時間スロット中よりも、第1の時間スロット中の方が、C/Iは大きい。係数調節ユニット730には、C/Iの推定値を関係するDRCに相関させるルックアップテーブルが含まれている。移動体は、各時間スロットごとに、対応する時間スロットにおける平均のC/Iに基づくDRCを送ることに注意すべきである。
【0098】
各時間スロットの等化プロセスは、前の対応する時間スロット、すなわち電力レベル中に終了したところから、続けて再開される。例えば、時間スロットがN個の符号から構成されていて、かつ等化サンプルの組には(2L+1)個の符号が含まれているとする。時間スロット1が最初に現れるとき、反復指数nは、n={1,2,3,...(N−2L)}である。時間スロット1の最後に、時間スロット1が次に現れるときのために、係数値が記憶される。チェックサムのような他の形態の情報を記憶するため、あるいは必要な係数および/またはC/Iの推定値の情報が得られる他の結果を記憶するためのアルゴリズムを使用してもよいことに注意すべきである。時間スロット1が2回目に現れたときは、記憶されている値を使用して、等化器710の反復を開始する。各時間スロットは同様に取扱われるので、記憶されている情報は次の対応する時間スロット中に検索される。代わりの実施形態では、2以上の電力レベルからの情報を使用して、セクターごとのC/Iの推定値を生成する。
【0099】
基地局がビーム切換えに時分割の電力割当てを使用して、セクター部分へ送るとき、基地局は1つのセクターを除く全てのセクターの電力を低減して、残りのセクターのC/Iを高めることによって、隣り合うセクター内の加入者局に対する干渉を低減する。
【0100】
1つの実施形態にしたがうと、等化器710は、有限トランスバーサルフィルタ(finite transversal filter)として実現され、チャンネルの適応等化に使用される。係数調節では、出力のノイズとISIとを最小にするように、係数を適応させる。出力は、通常は、スライサーまたは決定機構へ供給され、等化ステップはデータ品質に直接的に関係する。係数調節には、推定C/Iと実際の値との比較が含まれる。例示的な実施形態では、最小二乗平均(Least Mean−Square, LMS)アルゴリズム、または極小二乗平均エラー(Minimum Mean−Square Error, MSE)アルゴリズムを使用する。しかしながら、代わりの実施形態では、履歴情報に基づいて推定値を生成するアルゴリズムを使用する。このようなアルゴリズムには、例えば二乗平均誤差勾配(Mean Square Error Gradient, MSEG)、反復最小二乗(Recursive Least Squares, RLS)、直接行列インバージョン(Direct Matrix Inversion, DMI)が含まれる。通常は、推定値y(n)はスライサー(図示されていない)へ出力され、スライサーでは符号値に関する決定を行う。誤差の項は、等化値、すなわち加算ノード728の出力と、スライスされた値とを比較することによって計算される。その結果は推定誤差である。
【0101】
【数9】
Figure 2004525532
【0102】
このやり方では、各係数は、推定誤差に基づいて調節される。基地局は、低減電力で伝送する間は一部の信号を送らないか、または低減電力ではオーバーヘッド信号を送る。信号には、パイロット信号と、逆方向電力制御(Reverse Power Control, RPC)信号とが含まれるが、これらに制限されない。低減電力の時間スロット中に電力制御が非活動であるときは、i={1,2,...,S}とすると、電力制御の頻度は、時間スロット数に等しい要素“S”だけ低減される。移動体において、電力制御の頻度を低減すると、電力制御は粗になる。制御信号が送られる頻度が低減されると、制御調節が行われる頻度も対応して低減する。言い換えると、移動体は、電力制御の高い頻度よりも速くは電力調節を行なわない。制御が粗であると、通信システムへ電力を過剰に供給してしまい、すなわち干渉を発生させるだけでなく、移動体の電力消費量を増加し、再充電間のバッテリ寿命に影響を与えることになる。とくに、CDMAシステムでは、精密な電力制御調節を行うために、各時間スロット中に電力制御をしばしば行うことが望ましい。例示的な実施形態では、各時間スロット中に多数の電力信号を送り、低減電力の時間スロット中でさえ、RPC信号はフル電力で送られる。パイロット信号は、低減電力レベルの時間スロットで送られる。移動体は、受信したパイロットの低減された強度を考慮して、低減電力の時間スロット中にC/I推定値の重み付けをする。基地局は、各時間スロットの電力割当てに関する情報を各移動体へ与える。このやり方では、移動体は低減電力を予測して、それにしたがって応答する。移動体は、多数の基地局から信号を受信するとき、各基地局の電力割当てを検討することに注意すべきである。
【0103】
例示的な実施形態では、全時間スロット中に信号を送るが、代わりの実施形態では、時間スロットの一部を使用し、少なくとも1つの時間スロットは、フル電力の信号を受信するセクターを除く全セクターに対して非活動である。同様に、電力割当ては適応式に行われ、基地局は、移動体からのフィードバック(DRC情報が含まれるが、これに制限されない)に基づいて、電力割当てを変更し、誤り訂正のデータを再伝送することを要求する。基地局は、低減電力レベルを変更して、システム内の移動体に適応する。例えば、移動ユーザが過剰な量のデータ誤差を経験すると、低減電力レベルが多くなる。同様に、電力レベルは最適動作の値の範囲にしたがって調節され、範囲から外れて調節された電力レベルは削除され、すなわちこの電力レベルは非活動にされる。1つの実施形態では、信号電力は、3ないし6デシベルで供給される。代わりの実施形態では、一方のセクターでは高い電力レベルが使用され、別のセクターでは少なくとも1つの低減電力レベルが使用されるといった、任意の電力レベルが構成される。
【0104】
本明細書に記載した実施形態では、サブセクターのビーム切換え技術を使用して、基地局から、1つのセル内、および隣り合うセル内の加入者局への伝送によって発生する平均干渉を低減する方法を提供している。
【0105】
以上では、改良形の順方向リンクのデータ伝送のための新規で向上した方法および装置を記載した。当業者には、上述で全体的に参照したデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、符号、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁粒、光のフィールドまたは粒子、あるいはその組み合わせによって都合よく表わされることが分かるであろう。さらに加えて、当業者には、本明細書に開示されている実施形態に関連して記載した種々の例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムのステップが、電子ハードウエア、コンピュータソフトウエア、またはこの両者の組合わせとして構成されることも分かるであろう。種々の例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、その機能の点から概略的に記載した。機能がハードウエアとして構成されるか、またはソフトウエアとして構成されるかは、全システムに課された個々のアプリケーションおよび設計上の制約に依存する。熟練した職人には、これらの環境下におけるハードウエアまたはソフトウエアの互換性、および記載した機能を各個々のアプリケーションにおいて実行することがどのくらい最良であるかが分かるであろう。例として、種々の例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、本明細書に記載した機能を実行するように設計されたディジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP);特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit, ASIC);フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス;ディスクリートのゲートまたはトランジスタ論理;ディスクリートのハードウエア構成要素、例えばレジスタおよびFIFO;1組のファームウエアの命令を実行するプロセッサ;従来のプログラマブルソフトウエアモジュールおよびプロセッサ;あるいはその組み合わせで構成または実行される。プロセッサは、マイクロプロセッサであることが好都合であるが、その代わりに、プロセッサは従来のプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、または状態機械であってもよい。ソフトウエアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、CD−ROM、またはこの技術において知られている他の形態の記憶媒体内に構成されてもよい。プロセッサはASIC(図示されていない)内に構成されていてもよい。ASICは電話装置内に構成されていてもよい。その代わりに、プロセッサは電話装置内に構成されていてもよい。プロセッサは、DSPとマイクロプロセッサとの組合わせとしてか、またはDSPのコアなどと接続された2つのマイクロプロセッサとして構成されていてもよい。
【0106】
上述の好ましい実施形態の説明は、当業者が本発明を生成または使用できるように与えられている。これらの実施形態の種々の変形は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義されている全体的な原理は、発明の能力を使用せずに他の実施形態に応用できる。したがって、本発明は、本明細書に示した実施形態に制限されることを意図されていないが、本明細書で開示した原理および新規な特徴に一致する最も幅広い技術的範囲に一致することを意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】1つの実施形態にしたがって構成されている地上基地局の図。
【図2】1つの実施形態にしたがう細分割されたセクターを示す図。
【図3】固定時間スロットにしたがって交互に送られるセクター分割ビームを示す図。
【図4】加入者局において測定された搬送波−対−干渉比(C/I)を最大化することによって、システムの容量およびデータレートを高めるための方法を示すフローチャート。
【図5】1つの実施形態にしたがって構成された基地局装置のブロック図。
【図6】1つの実施形態にしたがって構成されたCDMAの逆方向リンクの加入者局装置の一部分を示す図。
【図7】1つの実施形態にしたがって、セル内の3つのセクターに対する時間スロットの分割を示すCDMAの通信システム内のセルの図。
【図8】図7のCDMAの通信システムの受信機内の等化器回路の模式図。

Claims (18)

  1. 通信システムにおける通信方法であって、通信システムには第1のセルが構成されていて、第1のセルには第1のセクターおよび第2のセクターが構成されていて、
    第1の時間スロット中に、第1の電力レベルの信号を第1のセクターへ送ることと、
    第1の時間スロット中に、第2の電力レベルの信号を第2のセクターへ送ることとが含まれている方法。
  2. 第2の電力レベルが、第1の電力レベルよりも低い請求項1記載の方法。
  3. 第2の時間スロット中に、第2の電力レベルの信号を第1のセクターへ送ることと、
    第2の時間スロット中に、第1の電力レベルの信号を第2のセクターへ送ることとがさらに含まれている請求項1記載の方法。
  4. 第2の時間スロット中に、第1の電力レベルの逆方向電力制御信号を第1のセクターへ送ることがさらに含まれる請求項3記載の方法。
  5. 通信システムにおける通信方法であって、通信システムには第1のセルが構成されていて、第1のセルには第1のセクターおよび第2のセクターが構成されていて、
    第1のセクターおよび第2のセクターにおける時分割電力割当てを判断することと、
    電力割当てにしたがって、第1のセクターおよび第2のセクターへの信号を生成することとが含まれている方法。
  6. セルラ通信システムは、符号分割多重アクセス(Code Division Multiple Access, CDMA)システムである請求項5記載の方法。
  7. 電力割当てにしたがって逆方向電力制御信号を調節することがさらに含まれている請求項6記載の方法。
  8. 電力割当てにしたがってパイロット信号を調節することがさらに含まれている請求項6記載の方法。
  9. 移動体であって、
    アンテナと、
    アンテナに接続されている等化器であって、
    複数のタップであって、各タップは第1と第2の関係する係数を有し、第1の関係する係数は第1の時間スロットに対応し、第2の関係する係数は第2の時間スロットに対応し、第1の時間スロット中は第1の関係する係数によって第1の組の入力符号を基準化するように動作し、第2の時間スロット中は第2の関係する係数によって第2の組の入力符号を基準化するように動作し、さらに加えて、タップ出力を生成するように動作する複数のタップ、
    複数のタップに接続されていて、かつタップ出力を加算するように動作する加算ノード、および、
    関係する係数を調節するための係数調節情報を記憶するようにされているメモリ記憶ユニットが含まれている等化器とが構成されている移動体。
  10. 加算ノードが、各時間スロット中にC/Iを生成するようにさらに動作する請求項9記載の移動体。
  11. 各時間スロットごとにC/Iの推定値に基づいてデータレート決定を生成するように動作する決定ノードがさらに構成されている請求項10記載の移動体。
  12. 決定ノードには、C/I推定値とデータレートとを相関させるルックアップテーブルが構成されている請求項11記載の移動体。
  13. 等化器であって、
    第1の時間スロット中は第1の組の関係する係数を使用し、第2の時間スロット中は第2の組の関係する係数を使用して、入力符号を基準化するように動作する複数のタップと、
    複数のタップに接続されていて、かつ第1の時間スロット中は第1の組の関係する係数を適用し、第2の時間スロット中は第2の組の関係する係数を適用するように動作する係数調節ノードとが構成されている等化器。
  14. 等化器は適応等化器である請求項13記載の等化器。
  15. C/Iの推定値を生成するように動作し、かつ(2L+1)の係数を有する等化器であって、“n”を、サンプルの組の指数とし、各サンプルの組は複数の入力符号から構成されていて、“x”をサンプルの組内の入力符号とし、“T”を入力符号xの期間とするとき、時間スロット“i”におけるC/Iの推定値は、
    Figure 2004525532
    によって求められる請求項14記載の等化器。
  16. C/Iの推定値を受信し、かつ対応するデータレートを判断するように動作するデータレート決定ノードがさらに構成されている請求項15記載の等化器。
  17. 移動体であって、
    第1の伝送信号電力の第1のC/Iの推定値と、第2の伝送信号電力の第2のC/Iの推定値とを計算するようにされている等化器と、
    等化器からC/Iの推定値を受信し、第1のC/Iの推定値に対する第1のデータレート決定と、第2のC/I推定値に対する第2のデータレート決定とを生成するように動作するデータレート決定ノードとが含まれている移動体。
  18. 第1の伝送信号電力が第1の時間スロット中に受信され、第2の伝送信号電力が第2の時間スロット中に受信される請求項17記載の移動体。
JP2002523744A 2000-09-01 2001-08-31 無線通信システムにおける時分割電力割当てのための方法および装置 Pending JP2004525532A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/654,177 US7099384B1 (en) 2000-09-01 2000-09-01 Method and apparatus for time-division power assignments in a wireless communication system
PCT/US2001/027234 WO2002019563A2 (en) 2000-09-01 2001-08-31 Method and apparatus for time-division power assignments in a wireless communication system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004525532A true JP2004525532A (ja) 2004-08-19

Family

ID=24623763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002523744A Pending JP2004525532A (ja) 2000-09-01 2001-08-31 無線通信システムにおける時分割電力割当てのための方法および装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US7099384B1 (ja)
EP (1) EP1314262A2 (ja)
JP (1) JP2004525532A (ja)
KR (1) KR20040005818A (ja)
CN (3) CN1674461A (ja)
AU (1) AU2001288620A1 (ja)
BR (1) BR0113645A (ja)
TW (1) TW511382B (ja)
WO (1) WO2002019563A2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007514364A (ja) * 2003-12-10 2007-05-31 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 移動通信システムで移動局の逆方向チャンネル情報伝送装置及び方法
JP2012507196A (ja) * 2008-10-24 2012-03-22 クゥアルコム・インコーポレイテッド ワイヤレス・ネットワーク・リソース適応
JP2012199959A (ja) * 2003-02-18 2012-10-18 Qualcomm Inc 適応イコライザーを有した通信受信機
KR101296080B1 (ko) * 2007-02-02 2013-08-12 삼성전자주식회사 직교 주파수 분할 다중 접속 방식의 이동 통신 시스템에서역방향 전력 제어를 위한 방법 및 장치
US8615200B2 (en) 2003-02-18 2013-12-24 Qualcomm Incorporated Systems and methods for improving channel estimation

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6751206B1 (en) * 2000-06-29 2004-06-15 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for beam switching in a wireless communication system
WO2002041530A1 (fr) * 2000-11-16 2002-05-23 Sony Corporation Appareil de traitement d'informations et appareil de communication
SE0004326D0 (sv) * 2000-11-24 2000-11-24 Ericsson Telefon Ab L M Base station identification
KR100474689B1 (ko) * 2001-08-30 2005-03-08 삼성전자주식회사 이동통신 시스템에서 소프트 핸드오프 도중의 전력제어 방법
KR100915275B1 (ko) 2001-11-05 2009-09-03 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 무선 통신 시스템 및 그 통신 제어 방법 및 무선 통신기
WO2004100475A2 (en) * 2003-05-05 2004-11-18 Thomson Licensing S.A. Adaptive soft demodulation for reception of distorted signals
US7383057B1 (en) * 2003-05-21 2008-06-03 Nortel Networks Limited Cyclic transmit power adjustment scheme
US7349495B2 (en) * 2003-09-25 2008-03-25 Intel Corporation Soft bits normalization apparatus, method, and system
US7751367B2 (en) * 2003-12-11 2010-07-06 Qualcomm, Inc. Conveying sector load information to mobile stations
WO2006038694A1 (ja) * 2004-10-07 2006-04-13 Sharp Kabushiki Kaisha 基地局装置、無線通信システムおよび無線送信方法
JP4065276B2 (ja) * 2004-11-12 2008-03-19 三洋電機株式会社 送信方法およびそれを利用した無線装置
US7684481B2 (en) * 2005-03-01 2010-03-23 Broadcom Corporation High speed data packet access minimum mean squared equalization with direct matrix inversion training
US7937103B1 (en) * 2005-03-11 2011-05-03 Sprint Spectrum L.P. Method and system for dynamically adjusting forward-link transmission power in sole active sector
US7945281B1 (en) * 2005-03-11 2011-05-17 Sprint Spectrum L.P. Method and system for dynamically adjusting forward-link transmission power for sole sector serving one or more active mobile stations in cluster
JP2006287757A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Ntt Docomo Inc 下りリンクチャネル用の送信装置及び送信方法
US7801207B2 (en) * 2005-06-24 2010-09-21 St-Ericsson Sa Signal processing task scheduling in a communication apparatus
CN100466799C (zh) * 2005-11-07 2009-03-04 华为技术有限公司 软频率复用的方法
JP4809689B2 (ja) * 2006-02-23 2011-11-09 株式会社日立製作所 無線通信方法、基地局及び無線通信システム
ES2624807T3 (es) * 2006-07-14 2017-07-17 Multitone Electronics Plc Sistema y método de telecomunicaciones
KR100788328B1 (ko) * 2006-09-08 2007-12-27 (주)내셔널그리드 그리드 컴퓨팅을 이용한 미들웨어 시스템 및 그 동작 방법
US7818023B2 (en) * 2006-10-27 2010-10-19 Qualcomm Incorporated Power allocation scheme
WO2008053303A1 (en) * 2006-10-30 2008-05-08 Nokia Corporation Apparatus, method and computer program product providing signaling for a power reuse
CN101193086B (zh) * 2006-11-30 2010-05-12 中国移动通信集团设计院有限公司 一种正交频分复用系统频率规划的方法
US8325654B2 (en) * 2006-12-28 2012-12-04 Futurewei Technologies, Inc. Integrated scheduling and power control for the uplink of an OFDMA network
US20080159252A1 (en) * 2006-12-29 2008-07-03 Qi Bi Method of coordinated transmission for broadcast-multicast services in high data rate networks
WO2008095541A1 (en) * 2007-02-09 2008-08-14 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and radio transmitter controlling device for reducing interference in a communication network
US9491722B2 (en) 2007-08-10 2016-11-08 Qualcomm Incorporated Adaptation of transmit power based on channel quality
US8098767B2 (en) 2007-12-20 2012-01-17 Qualcomm Incorporated Receiver adjustment between pilot bursts
US8825100B2 (en) * 2008-08-11 2014-09-02 Blackberry Limited Method and system for providing a power boost for a wireless communication link using a subset of subcarrier frequencies of the wireless communication link channel as a reduced bandwidth channel
US8023989B2 (en) 2008-08-11 2011-09-20 Chu-Rui Chang Coordinated power boost and power back-off
CN101860948B (zh) 2009-04-13 2014-07-30 华为技术有限公司 功耗调节的方法、设备及系统
CN102651887A (zh) * 2011-02-28 2012-08-29 华为技术有限公司 提高前向控制信道容量的方法、装置及系统
US8989152B1 (en) 2013-02-12 2015-03-24 Sprint Spectrum L.P. Systems and methods for symmetrical implementation of inter-cell interference coordination (ICIC) in a radio access network (RAN)
CN104333901A (zh) * 2014-11-19 2015-02-04 中国联合网络通信集团有限公司 一种功率分配方法和设备
US10664030B2 (en) * 2017-04-19 2020-05-26 Quanta Computer Inc. System and method for dynamic power capping and load balance management for a multi-node system
CN113194487B (zh) * 2021-04-28 2022-08-05 电子科技大学 基于波形赋型技术的单用户宽带无线数据能量传输方法

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3715666A (en) * 1971-03-30 1973-02-06 Bell Telephone Labor Inc Fast start-up system for transversal equalizers
US4901307A (en) 1986-10-17 1990-02-13 Qualcomm, Inc. Spread spectrum multiple access communication system using satellite or terrestrial repeaters
US4852090A (en) * 1987-02-02 1989-07-25 Motorola, Inc. TDMA communications system with adaptive equalization
GB2219469A (en) * 1988-06-02 1989-12-06 Philips Electronic Associated A decision feedback equaliser and a method of operating a decision feedback equaliser
US5103459B1 (en) 1990-06-25 1999-07-06 Qualcomm Inc System and method for generating signal waveforms in a cdma cellular telephone system
US5511073A (en) 1990-06-25 1996-04-23 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for the formatting of data for transmission
US5267261A (en) 1992-03-05 1993-11-30 Qualcomm Incorporated Mobile station assisted soft handoff in a CDMA cellular communications system
WO1994000927A1 (en) 1992-06-22 1994-01-06 Motorola Inc. Power level increase during handoff command transmission
AU5550694A (en) * 1992-11-06 1994-06-08 Pericle Communications Company Adaptive data rate modem
ZA946674B (en) * 1993-09-08 1995-05-02 Qualcomm Inc Method and apparatus for determining the transmission data rate in a multi-user communication system
ZA948134B (en) 1993-10-28 1995-06-13 Quaqlcomm Inc Method and apparatus for performing handoff between sectors of a common base station
US5473321A (en) * 1994-03-15 1995-12-05 Halliburton Company Method and apparatus to train telemetry system for optimal communications with downhole equipment
TW282601B (ja) 1995-01-24 1996-08-01 Ibm
US5901075A (en) * 1995-12-22 1999-05-04 Lucent Technologies Inc. Performance of an adaptive weight FIR filter having a timeshared tap weight processor
US5933462A (en) 1996-11-06 1999-08-03 Qualcomm Incorporated Soft decision output decoder for decoding convolutionally encoded codewords
FI964707A (fi) * 1996-11-26 1998-05-27 Nokia Telecommunications Oy Menetelmä kuormituksen kontrolloimiseksi ja radiojärjestelmä
US6177951B1 (en) * 1996-12-18 2001-01-23 Philips Electronics North America Corporation Digital receiver which utilizes a rejection filter for cancellation of known co-channel interference and an equalizer for equalizing multipath channels without attempting to equalize the co-channel interference
US5898730A (en) * 1996-12-20 1999-04-27 Motorola, Inc. Method for determining signal quality of a communication channel
JP3405111B2 (ja) * 1997-02-13 2003-05-12 Kddi株式会社 アレーアンテナの制御方法及び装置
US6108374A (en) * 1997-08-25 2000-08-22 Lucent Technologies, Inc. System and method for measuring channel quality information
US6141388A (en) * 1998-03-11 2000-10-31 Ericsson Inc. Received signal quality determination method and systems for convolutionally encoded communication channels
US6374117B1 (en) * 1999-12-22 2002-04-16 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Queue based power control scheduling
US6751206B1 (en) * 2000-06-29 2004-06-15 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for beam switching in a wireless communication system
US6950669B2 (en) * 2000-07-05 2005-09-27 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Power control algorithm for packet data based on queue/channel utilization

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012199959A (ja) * 2003-02-18 2012-10-18 Qualcomm Inc 適応イコライザーを有した通信受信機
US8615200B2 (en) 2003-02-18 2013-12-24 Qualcomm Incorporated Systems and methods for improving channel estimation
JP2007514364A (ja) * 2003-12-10 2007-05-31 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 移動通信システムで移動局の逆方向チャンネル情報伝送装置及び方法
KR101296080B1 (ko) * 2007-02-02 2013-08-12 삼성전자주식회사 직교 주파수 분할 다중 접속 방식의 이동 통신 시스템에서역방향 전력 제어를 위한 방법 및 장치
JP2012507196A (ja) * 2008-10-24 2012-03-22 クゥアルコム・インコーポレイテッド ワイヤレス・ネットワーク・リソース適応

Also Published As

Publication number Publication date
CN1449605A (zh) 2003-10-15
WO2002019563A3 (en) 2003-01-23
US7099384B1 (en) 2006-08-29
KR20040005818A (ko) 2004-01-16
AU2001288620A1 (en) 2002-03-13
BR0113645A (pt) 2005-04-12
WO2002019563A2 (en) 2002-03-07
TW511382B (en) 2002-11-21
CN1671072A (zh) 2005-09-21
EP1314262A2 (en) 2003-05-28
CN1674461A (zh) 2005-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004525532A (ja) 無線通信システムにおける時分割電力割当てのための方法および装置
JP4897181B2 (ja) 無線通信システムにおけるビーム切換え方法および装置
KR100910957B1 (ko) 무선통신시스템에서의 빔형성 방법 및 장치
KR100837123B1 (ko) 통신시스템 성능을 향상시키기 위해 신호 대 간섭 및 잡음비를 정확히 예측하기 위한 시스템 및 방법
US6850506B1 (en) Forward-link scheduling in a wireless communication system
KR100992978B1 (ko) 전송 링크 적응을 위한 방법 및 장치
MXPA05003532A (es) Asignacion de potencia para bits de control de potencia en una red celular.
EP1264422A2 (en) Forward-link scheduling in a wireless communication system