JP2004524946A - 識別子標識塗工用装置 - Google Patents

Abstract

車両などの物品または製品に、識別子標識を塗工する際に、特に有用な識別子標識のための塗工用装置を開示する。
本発明の実施の形態では、圧縮空気によって提供されるような動的流体を利用して、識別子標識と、接着剤や塗料などの基材流体との混合物を、物品に塗工する。さらに、別の実施の形態では、動的流体を利用して、混合物の混合を促進するようになっている。

Description

【技術分野】
【０００１】
本発明は、識別子標識、粒子、または、微小識別証印を、物品または製品に塗工するための装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
製品の管理と検索に適用する際、多くの場合、製品を含む様々な物品に、識別子標識、識別子粒子、または、識別証印を、塗工するのが望ましい。識別子標識、または、証印は、一般に、証印を塗工した、すなわち、固定した物品を後に識別する際に、有用であり、利用されている。
【０００３】
一般に、噴霧等によって、物品に識別子標識、または、証印を塗工するか、または、一般に、容易に除去できないように、複数の識別子標識、または証印を、多く塗工することによって、識別子標識、または、証印を塗工することが望ましい場合がある。
【０００４】
また、同一部品、または、パーツを、多数の異なる識別子標識に曝露しないようにした塗工用装置を提供することが望ましい。何故なら、次の塗工が開始される前に、一回の塗工から全ての粒子を清掃したり、除去するのが困難な場合もあるからである。
【０００５】
従って、本発明は、新規な識別子標識塗工用装置を提供することを目的とする。
【発明を実施する最良の形態および発明の開示】
【０００６】
本発明で利用する固着、接続、製造および他の手段ならびに部品の多くは、上記発明の分野で周知であり且つ使用されており、その厳密な性質または形態は、当業者が本発明を理解して使用する上で必要ない。従って、これらについてはあまり詳細には述べない。
【０００７】
さらに、本発明を特定的に応用するためにここで述べる様々な部品は、本発明で予期されるように変更可能であり、エレメントの特定の応用または実施の形態の実施は、技術において、または当業者により周知であるか、または既に使用されている。従って、各々についてはあまり詳細には述べない。
【０００８】
請求の範囲で使用した用語「ａ」、［ａｎ］および［ｔｈｅ］は、長きにわたる請求の範囲の作成の際に使用されており、限定的ではない。特に断りがない限り、用語「ａ」、［ａｎ］および［ｔｈｅ］は、このようなエレメントのうちの１つに限定されるものではなく、「少なくとも１つ」の意味である。
【０００９】
用語、識別子標識は、識別子、識別子標識、識別子粒子および識別証印を含み、ここで使用するように、ある特定の形態の粒子、標識または識別子に限定されない。
【００１０】
しかしながら、それぞれは、微小標識、ＤＮＡ識別子、合成ＤＮＡ標識、生物学的エレメント、トレーシングに利用する希土類鉱物（オーストラリア、パースのオーストガードによって提供されている鉱物およびサービス）、紫外線検出可能粒子または物質、マイクロドット、データドット、特有の、または識別可能な化学的化合物などに限定されず、全ての特有の識別子、識別子粒子および識別可能標識を含むものである。
【００１１】
本明細書で使用する用語、動的流体は限定されず、多くのガス、液体、フォームなどのいずれかである。特に、本発明を実施する際にはいずれも必要とされず、好ましい動的流体としては空気が挙げられる。エーロゾルまたは空気とエーロゾルとの組み合わせは、本発明の携帯用の実施の形態に利用可能である。
【００１２】
本明細書で使用する用語、基材流体は、識別子標識と混合するか、またはそれを含み、識別子標識と共に吐出可能な物質または材料を意味する。基材流体は、識別子標識を本質的に含むものであってもよい。
【００１３】
基材流体は、使用する前には固体または半固体であってもよく、また添加剤または熱を加えて、所望の際に、排出することも可能である。これは、流体状態とするために、加熱、溶媒の添加、または、いくつかの他の手段を必要とする場合もある。
【００１４】
また、本発明は、識別子標識と基材流体との多数の異なる相対的な割合を含んでおり、本発明を実施するためには、特定の比または比の範囲は必要ない。基材流体は限定されず、例として接着剤、塗料、ポリマー、フォーム、車両への下塗りが挙げられる。
【００１５】
図１は、本発明による容器と塗工用装置の一実施の形態の部分断面図である。
【００１６】
図１は、動的流体１０２が流れる動的流体導入ホース１０１と、導管１０３と、フレーム１０４と、容器１０５と、識別子標識１０６と、吐出供給導管１０７と、動的流体導管１０８と、バルブ１０９と、吐出開孔部１１０とを示している。
【００１７】
図１に示した本発明の実施の形態では、塗工装置１００が、ハンドル部１１２を備え、軸１１４を中心に回動可能に、フレーム１０４に、トリガ１１３が装着されている。導入ホース１０１を介して、圧縮流体、好ましくは、空気を流すために利用される。トリガを示しているが、本発明が含む範囲内で、周知の作動装置、または、解除機構のいずれかを使用することも可能である。
【００１８】
導管１０３は、空気をフレーム１０４と、バルブ１０９とを通過させるＴ字管である。バルブ１０９は、導管１０８を介して流れる動的流体の流れを制御するようになっている。
【００１９】
この導管１０８は、容器１０５内に導かれており、識別子標識１０６が基材流体と混合される位置まで、動的流体が供給されるように、導管１０８が容器内に位置決めされている。
【００２０】
本発明の実施の形態では、動的流体は、攪拌、混合、および、基材流体と識別子標識１０６との混合を、継続するために利用することも可能である。本実施の形態では、動的流体が容器内に供給されるとともに、動的流体が混合物内に導入されて、良好な混合物を生成するか、または、維持するように容器を構成するのが好ましい。
【００２１】
容器１０５の円錐形状底部１０５ａは、所望の混合が容易に行われるようにする様々な可能な形状または構成の１つであることが理解できる。他の実施の形態では、底部断面をさらに小さくすることによって、望ましい混合を達成する他の形状とすることも可能である。
【００２２】
しかしながら、本発明を実施するためには、容器１０５、または、容器の底部１０５ａを、特別な形状にする必要はなく、また、下方の断面をより小さくする必要もない。従って、円筒形、箱型、およびその他の容器形状も、本発明の範囲内で使用可能である。
【００２３】
本発明の範囲内の容器１０５は、いかなる特定の材料から製作してもよく、例えば、容器を折り畳み自在、伸張自在、折り畳み、剛体または半剛体にすることも可能である。
【００２４】
例えば、限定しないが、容器１０５は剛性の鋼もしくはポリマー、または、可撓性で折り畳み自在の材料、例えば、折り畳んだり広げたりできるミルクカートンなどのコーティングされた有機物、折り畳んだ（ポリマーやポリエステルなどの）空気袋型袋、その他様々な材料から製作できる。
【００２５】
容器１０５は、吐出開孔部１１０の下方に配置する必要はなく、その上方、または、その間にある角度をもって位置決めしてもよいことも、また、当業者であれば理解できるであろう。
【００２６】
容器１０５が吐出開孔部１１０の上方に配置された実施の形態では、識別子標識、混合物および/または溶液を、吐出開孔部１１０に供給する際に、重力の一部または重力全体を利用しても良い。
【００２７】
本実施の形態の容器１０５は、実際には２個の部品、すなわち、上部と下部とから構成されており、この２個の部品は、（図面から明らかなように）螺合ジョイントによって連結されている。
【００２８】
しかしながら、本発明は、特定の数の部品、または、これらを一体化または連結する方法に限定されない。
【００２９】
図２は、本発明の実施の形態の他の例を示す断面図であり、塗工装置１５０のより独立した実施の形態を示している。この塗工装置１５０は、動的流体源（本実施の形態では圧縮空気）を必要とするのみである。
【００３０】
図２は、半球状の底部１５１ａを備えた容器１５１を示しており、容器１５１内には、識別子標識１７４と基礎液体１７５との混合物１７６ａを有する。混合物１７６は、予め被包されていてもよく、また、基材流体１７５を後に添加してもよい。
【００３１】
圧縮空気導管１５４は、動的流体源を備えており、圧縮空気導管１５４は、導入開口部１５３において、塗工装置１５０に連結されている。吐出バルブ１７０は、吐出ノズル１７１を介して、吐出開孔部１５２へ流れる圧縮空気の流れを制御するようになっている。
【００３２】
ノズル１７１から出る動的流体は、矢印１７２で示されている。また、ノズル１７１が好ましいが、本発明の範囲内で利用されるもの全てが、吐出バルブ１７０として必要なわけではないことに注意すべきである。
【００３３】
バルブ１５７は、導管１５８を介して、識別子標識１７４と基材流体１７５との混合物１７６内へ流入する圧縮空気１５９の流れを制御している。また、バルブ１５７によって、識別子標識１７４と基材流体１７５とが攪拌または混合される。
【００３４】
排出バルブ１７０が開放されると、圧縮空気が、吐出開孔部１５２から吐出され、混合物１７６が、導管１７３を介して、吐出開孔部１５２内に導入される。吐出開孔部に導入された混合物１７６ｂは、吐出開孔部１５２から吐出される混合物１７６ｃとして示されている。
【００３５】
フレーム１５６は、容器を有する１つの部品であってもよく、容器と一体化されていてみよく、また、相互に位置決めされるようにしても良い。導入室１５５は、動的流体を収容して、排出バルブ１７０およびバルブ１５７へ流体が流れるのを可能にしている。
【００３６】
これらのバルブは、周知であり、選択された動的流体の種類と、所望のバルブ調節に応じて、様々な異なる形態のバルブのいずれであっても良い。
【００３７】
排出された混合物１７６ｃは、霧化してもよく、また、吐出開孔部１５２から引き出すか押し出しても良く、すべては本発明の範囲内である。
【００３８】
さらに、本発明は混合物を含んでおり、この混合物内では、識別子標識が、圧縮空気などの動的流体の導入を含むいかなる手段によっても混合する必要がないように、材料または物質内で既に十分含有されている。
【００３９】
従って、用語「混合物」は、識別特性が基材流体内にあり、配合や混合の必要がない物質、流体などをさらに含んでいる。溶媒のみを添加することによって、所望の流動特性が得られるようにした実施の形態もある。
【００４０】
この塗工方法を利用すると、１つの製造設備に１つの識別子標識を用いてもよく、また、製造された別個の物品、例えば、１台の車両に１つの特定の識別子標識を用いても良い。
【００４１】
図２は、動的流体源が、エーロゾル型の缶、または、例えば、圧縮流体容器１９０である、より携帯可能な装置の他の実施の形態または特徴を示している。
【００４２】
この実施の形態では、様々な可能なガスおよび/または流体を示しており、それらは、エーロゾルとフォームが、容易に利用可能な携帯用の動的流体源である動的流体であっても良い。容器１５１は、使い捨てであっても良い。
【００４３】
図３は、本発明による他の実施の形態であり、独立した携帯用使い捨て装置を示している。
【００４４】
容器２００と、排出導管と、作動レバー２０１と、識別子標識２０４と基材流体２０５との混合物２０３とが示されている。
【００４５】
混合物２０３は、一般に圧縮されるか、または、膨張可能であり、レバー、すなわち、作動装置を作動させた際に、混合物２０３が吐出開孔部を介して吐出されるようになっている。
【００４６】
そして、どのような排出導管２０２であっても、特定の塗工方法に使用される。レバー２０１は、吐出開孔部内の、またはその近くの排出バルブを作動させるようになっている。混合物の吐出をバルブで調節し、作動させるために様々な装置および機構があるが、本発明の実施には、特にいずれも必要ない。
【００４７】
基材流体２０５は、接着フォーム材料などの、上記の様々な基材流体のいずれも使用可能である。加圧された流体とフォームを収容し、且つ放出するための耕地のバルブを備えた容器が周知である。
【００４８】
図４は、本発明を用いて識別子標識を塗工することが可能な様々な物品の１つ、すなわち、物品、すなわち、車両２２０を示している。
【００４９】
図４は、接着剤などの基材流体と混合された識別子標識の混合物２２１を、車両２２０のどこに、また、どのようにして位置決めまたは噴霧することができるかを示している。
【００５０】
当業者によって理解できるように、本発明には様々な実施の形態があり、使用できるエレメントおよび部品は、本発明の範囲内で変更可能である。
【００５１】
本発明の一実施の形態は、例えば、力を加えることによって、識別子標識を物品に塗工する動的流体源と組み合わせて使用するための識別子標識容器を含んでいる。
【００５２】
前記容器は、
複数の所定の識別子標識を収容した容器と、
前記容器と連通した吐出開孔部と、
前記動的流体源を収容し、動的流体源を前記吐出開孔部に誘導するように構成された流体導入口とを備え、
前記複数の所定の識別子標識が、一旦、基材流体と混合されて、混合物を生成すると、前記混合物が、前記吐出開孔部を介して吐出可能であるように構成されている。
【００５３】
さらに他の実施の形態では、以下の実施例または構成を含むことも可能である。
【００５４】
すなわち、容器が、動的流体を収容するように配置され、
識別子標識が、ＤＮＡ識別子を含み、
基材流体が、接着剤であり、
基材流体が、塗料であり、
基材流体が、ＤＮＡ分子を含み、
基材流体が、所定の紫外線検出可能粒子または分子を含み、
動的流体が、空気であり、
動的流体を容器に供給するために、動的流体導管が備えられている。
【００５５】
本発明は、さらに、基材流体が、容器内で識別子標識と混合される場合などの際に、混合物が容器内で生成される実施の形態を含んでいる。
【００５６】
本発明による他の実施の形態では、動的流体源と組み合わせて使用するための識別子標識塗工装置を備えている。
【００５７】
前記塗工装置は、
塗工装置フレームと、
前記フレームに作動可能に連結されるとともに、複数の所定の識別子標識を収容した容器と、
前記容器からの識別子標識を収容するように、前記容器と連通した吐出開孔部と、
前記フレームに作動可能に連結されるとともに、動的流体を収容して、動的流体を前記吐出開孔部に誘導するように構成された流体導入口とを備え、
前記複数の所定の識別子標識が、一旦、基材流体と混合されて混合物を生成すると、前記混合物が、前記吐出開孔部を介して、吐出可能であるように構成されている。
【００５８】
また、本発明は、方法の実施の形態を含んでおり、例えば、１つ以上の物品に識別子標識を塗工するための方法に関し、前記方法は以下の工程を含んでいる。
【００５９】
すなわち、動的流体源と組み合わせて使用するための識別子標識容器を設ける工程を備え、
前記容器は、
複数の所定の識別子標識を収容した容器と、
前記容器と連通した吐出開孔部と、
前記動的流体源を収容し、動的流体源を前記吐出開孔部に誘導するように構成された流体導入口とを備え、さらに、
前記識別子標識を基材流体と混合して混合物を生成する工程と、
前記吐出開孔部を介して動的流体を供給し、それによって、前記吐出開孔部を介して、前記混合物を吐出する工程とを備えている。
【００６０】
さらに、他の方法の実施の形態では、以下の工程を備えることも可能である。
【００６１】
すなわち、動的流体を前記容器に供給するように配置された動的流体導管を設ける工程と、
動的流体を前記混合物内に供給して、これにより、前記混合物を移動させ、前記基材流体と前記識別子標識とを混合させる工程とを備えている。
【００６２】
さらに、他の方法の実施の形態では、以下の実施例または構成を含むことも可能である。
【００６３】
すなわち、容器が、動的流体を収容するように配置され、
識別子標識が、ＤＮＡ識別子を含み、
基材流体が、接着剤であり、
基材流体が、塗料であり、
基材流体が、ＤＮＡ分子を含み、
基材流体が、所定の紫外線検出可能粒子または分子を含み、
動的流体が空気であり、
動的流体を容器に供給するために、動的流体導管が備えられている。
【００６４】
さらに、他の実施の形態として、より自動的な、または携帯用の実施の形態では、識別子標識容器が、複数の所定の識別子標識と基材流体との加圧混合物が収容された内部キャビティを有する容器と、
前記容器の内部キャビティと連通した吐出開孔部と、
前記内部キャビティと連通されており、容器バルブが作動した際に、前記内部キャビティから、所望の位置に前記混合物を吐出するように配置された容器バルブとを備えている。
【００６５】
本発明は、法に従って、構造および方法の特徴について幾分特定的に述べた。しかし、本発明は、本明細書で開示された手段が、本発明を実施する好ましい形態を含んでいるので、上記した実施態様の例示の特定的特徴に限定されないことを理解するべきである。
【００６６】
従って、本発明は、均等論の原則に従って適切に解釈された添付の請求の範囲内で、その形態またはそれを変更したもので請求されるものである。
【図面の簡単な説明】
【００６７】
【図１】図１は、本発明による装置の一実施の形態の部分断面図である。
【図２】図２は、携帯用であり、携帯用動的流体源を備える本発明の塗工用装置の他の実施の形態の部分断面図である。
【図３】図３は、識別子標識と基材流体との加圧混合物を含んだ加圧容器を例示する、本発明の装置の他の実施の形態を示す正面図である。
【図４】図４は、識別子標識を塗工するために本発明を利用可能な物品である車両を示す斜視図である。

Claims (23)

1. 力を加えることによって、識別子標識を物品に塗工する動的流体源と組み合わせて使用するための識別子標識容器であって、
   前記容器は、
   複数の所定の識別子標識を収容した容器と、
   前記容器と連通した吐出開孔部と、
   前記動的流体源を収容し、動的流体源を前記吐出開孔部に誘導するように構成された流体導入口とを備え、
   前記複数の所定の識別子標識が、一旦、基材流体と混合されて、混合物を生成すると、前記混合物が、前記吐出開孔部を介して吐出可能であるように構成されていることを特徴とする識別子標識容器。
2. 前記容器が、動的流体を収容するように配置されていることを特徴とする請求項１に記載の識別子標識容器。
3. 前記識別子標識が、ＤＮＡ識別子を含むことを特徴とする請求項１に記載の識別子標識容器。
4. 前記容器内で前記識別子標識と混合された基材流体をさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の識別子標識容器。
5. 前記基材流体が、接着剤であることを特徴とする請求項４に記載の識別子標識容器。
6. 前記基材流体が、塗料であることを特徴とする請求項１に記載の識別子標識容器。
7. 前記基材流体がさらに、複数の所定のＤＮＡ粒子を含むことを特徴とする請求項１に記載の識別子標識容器。
8. 前記基材流体がさらに、複数の所定の紫外線検出可能粒子を含むことを特徴とする請求項１に記載の識別子標識容器。
9. 前記容器が前記吐出開孔部の下方にあり、前記容器が、円錐形状の底面を有することを特徴とする請求項１に記載の識別子標識容器。
10. 前記容器が、前記吐出開孔部の下方にあり、さらに、前記容器が、底部上方の容器部分の断面積よりも小さい断面積を有する底面を備えることを特徴とする請求項１に記載の識別子標識容器。
11. 前記容器が、折り畳み自在であることを特徴とする請求項１に記載の識別子標識容器。
12. 前記動的流体が、空気であることを特徴とする請求項１に記載の識別子標識容器。
13. 前記容器に動的流体を供給するように配置された動的流体導管を、さらに備えることを特徴とする請求項１に記載の識別子標識容器。
14. 動的流体源と組み合わせて使用するための識別子標識塗工装置であって、
    前記塗工装置は、
    塗工装置フレームと、
    前記フレームに作動可能に連結されるとともに、複数の所定の識別子標識を収容した容器と、
    前記容器からの識別子標識を収容するように、前記容器と連通した吐出開孔部と、
    前記フレームに作動可能に連結されるとともに、動的流体を収容して、動的流体を前記吐出開孔部に誘導するように構成された流体導入口とを備え、
    前記複数の所定の識別子標識が、一旦、基材流体と混合されて混合物を生成すると、前記混合物が、前記吐出開孔部を介して、吐出可能であるように構成されていることを特徴とする識別子標識塗工装置。
15. １つ以上の物品に識別子標識を塗工するための方法であって、
    前記方法が、
    動的流体源と組み合わせて使用するための識別子標識容器を設ける工程を備え、
    前記容器は、
    複数の所定の識別子標識を収容した容器と、
    前記容器と連通した吐出開孔部と、
    前記動的流体源を収容し、動的流体源を前記吐出開孔部に誘導するように構成された流体導入口とを備え、さらに、
    前記識別子標識を基材流体と混合して混合物を生成する工程と、
    前記吐出開孔部を介して動的流体を供給し、それによって、前記吐出開孔部を介して、前記混合物を吐出する工程とを備えることを特徴とする方法。
16. 前記方法が、さらに、
    動的流体を前記容器に供給するように配置された動的流体導管を設ける工程と、
    動的流体を前記混合物内に供給して、これにより、前記混合物を移動させ、前記基材流体と前記識別子標識とを混合させる工程とを備えることを特徴とする請求項１５に記載の１つ以上の物品に識別子標識を塗工するための方法。
17. 記基材流体が、接着剤であることを特徴とする請求項１５に記載の１つ以上の物品に識別子標識を塗工するための方法。
18. 前記基材流体が、塗料であることを特徴とする請求項１５に記載の１つ以上の物品に識別子標識を塗工するための方法。
19. 前記識別子標識が、ＤＮＡ識別子を含むことを特徴とする請求項１５に記載の１つ以上の物品に識別子標識を塗工するための方法。
20. 前記識別子標識が、複数の紫外線検出可能粒子を含むことを特徴とする請求項１５に記載の１つ以上の物品に識別子標識を塗工するための方法。
21. 前記容器が、前記複数の所定の識別子標識と混合された基材流体をさらに備えることを特徴とする請求項１５に記載の１つ以上の物品に識別子標識を塗工するための方法。
22. 前記動的流体が、空気であることを特徴とする請求項１５に記載の１つ以上の物品に識別子標識を塗工するための方法。
23. 識別子標識容器が、
    複数の所定の識別子標識と基材流体との加圧混合物が収容された内部キャビティを有する容器と、
    前記容器の内部キャビティと連通した吐出開孔部と、
    前記内部キャビティと連通されており、容器バルブが作動した際に、前記内部キャビティから、所望の位置に前記混合物を吐出するように配置された容器バルブとを備えることを特徴とする識別子標識容器。