JP2004523516A - ベンゾフェノン類およびイミダゾール誘導体を含む殺菌性混合物 - Google Patents
ベンゾフェノン類およびイミダゾール誘導体を含む殺菌性混合物 Download PDFInfo
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、殺菌性混合物であって、
a) 式I:
【化1】
[式中、
R1は、塩素、メチル、メトキシ、アセトキシ、ピバロイルオキシまたはヒドロキシルであり;
R2は、塩素またはメチルであり;
R3は、水素、ハロゲンまたはメチルであり;
R4は、C1-C6-アルキルまたはベンジルであり、ベンジル基のフェニル部分はハロゲンまたはメチル置換基を有していてもよい]
で表されるベンゾフェノン類、および
b)式II:
【化2】
[式中、
Yは、臭素または塩素である]
で表されるイミダゾール誘導体、
を相乗的有効量で含む、上記殺菌性混合物に関する。
【0002】
さらに、本発明は、化合物IおよびIIの混合物を用いて有害な菌類を防除する方法ならびに2部になった組成物に関する。
【背景技術】
【0003】
式Iで表される化合物、その調製および有害な菌類に対するその作用は、文献により公知となっている(EP-A 727 141;EP-A 897 904;EP-A 899 255;EP-A 967 196)。
【0004】
式Iで表されるベンゾフェノン類と他の殺菌性活性化合物の混合物は、EP-A 1 023 834により公知となっている。
【0005】
式IIで表されるイミダゾール誘導体、その調製および有害な菌類に対するその作用もまた公知となっている(WO-A 97/06171)。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、有害な菌類を防除するため、および特に特定の適応のための、特に有用な混合物を提供することである。
【0007】
本発明の目的は、施用する活性化合物の総量が少ない、有害な菌類に対する作用を改良した混合物(相乗的混合物)を提供することであって、既知の化合物IおよびIIの施用率の減少並びに活性スペクトルの改良を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、この目的が、最初に定義した混合物により達成されることを発見した。さらに、本発明者らは、化合物Iおよび化合物IIを同時に、すなわち一緒に、または別々に施用するか、または化合物Iおよび化合物IIを順次施用すれば、個々の化合物をそれのみで施用するよりも、有害な菌類をよりよく防除できることを発見した。
【発明の効果】
【0009】
本発明の混合物は、相乗的に作用し、このため有害な菌類、特に穀物、野菜、果実、観葉植物およびブドウのうどんこ病菌を防除するのに特に適している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
式Iで表される下記化合物は好ましい混合成分であり、それぞれの好ましいものを単独で、または組み合わせて施用する。
【0011】
好ましいものとして、R1が塩素、メトキシ、アセトキシまたはヒドロキシルである化合物が挙げられ、特に好ましいものとして、R1がメトキシ、アセトキシまたはヒドロキシルである化合物が挙げられる。非常に特に好ましいものとして、R1がメトキシである化合物が挙げられる。
【0012】
R2が塩素またはメチルである化合物Iを含む混合物は、本発明にしたがった混合物である。好ましいものとして、R2がメチルである化合物Iが挙げられる。
【0013】
好ましいものとしてさらに、R3が水素、メチル、塩素または臭素、特に好ましくは水素、塩素または臭素である化合物Iが挙げられる。
【0014】
この他に、好ましいものとして、R4がC1-C4-アルキルまたはベンジルであり、ベンジル基のフェニル部分がハロゲンまたはメチル置換基を有していてもよい化合物Iが挙げられる。特に好ましいものとして、R4がC1-C4-アルキル、好ましくはメチルである式Iで表される化合物が挙げられる。
【0015】
式Iで表される好ましい化合物としてさらに、置換基R1、R2、R3およびR4が下記に定義する意味をもつ化合物が挙げられる:
R1がメトキシ、アセトキシまたはヒドロキシルであり;
R2がメチルであり;
R3が水素、塩素または臭素であり;
R4がC1-C4-アルキルである。
【0016】
この他に、特に好ましいものとして、置換基が次表の意味をもつ、式Iで表される化合物が挙げられる:
【化3】
【表1】
【0017】
化合物I-18、I-37および特に化合物I-28は、混合成分a)として好ましい。
【0018】
適当な混合成分b)は、式II:
【化4】
[式中、Yは臭素または塩素である]
で表される化合物である。
【0019】
好ましいものとして、成分a)として化合物:I-33、I-35、I-42、I-44、I-46、I-60、または好ましくはI-18、I-28、I-37のうちの1つ、および成分b)として化合物IIの1つを含む殺菌性混合物が挙げられる。
【0020】
それらの窒素原子が塩基性であるために、化合物IIは、無機酸若しくは有機酸または金属イオンとともに、塩またはアダクトを形成することができる。
【0021】
無機酸の例として、ハロゲン化水素酸(例えばフッ化水素酸、塩化水素酸、臭化水素酸およびヨウ化水素酸)、炭酸、硫酸、リン酸および硝酸がある。
【0022】
適当な有機酸として、例えば、蟻酸およびアルカン酸(例えば酢酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸およびプロピオン酸)、およびまたグリコール酸、チオシアン酸、乳酸、コハク酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、シュウ酸、アルキルスルホン酸(1個〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基を有するスルホン酸)、アリールスルホン酸またはアリールジスルホン酸(1個または2個のスルホン酸基を有する芳香族基、例えばフェニルおよびナフチルなど)、アルキルホスホン酸(1個〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基を有するホスホン酸)、アリールホスホン酸またはアリールジホスホン酸(1個または2個のホスホン酸基を有する芳香族基、例えばフェニルおよびナフチルなど)があり、この場合アルキル基およびアリール基は、さらに置換基を有していてもよく、例えばp-トルエンスルホン酸、サリチル酸、p-アミノサリチル酸、2-フェノキシ安息香酸、2-アセトキシ安息香酸などである。
【0023】
適当な金属イオンとして、特に、第1〜8族の遷移元素のイオン、特に、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛およびさらに別の第2の主族、特にカルシウムおよびマグネシウム、および第3および第4の主族、特にアルミニウム、スズおよび鉛がある。適当ならば、金属は、それらが想定され得る種々の原子価で存在することができる。
【0024】
化合物IおよびIIの割合は、広い範囲で変化させることができる;活性化合物は、好ましくは20:1〜1:20、好ましくは10:1〜1:10、特に好ましくは5:1〜1:5の範囲の重量比で用いられる。
【0025】
混合物を調製する場合、純粋な活性化合物IおよびIIを用いることが好ましく、そこに有害な菌類またはその他の害虫(例えば昆虫、クモ形類動物または線虫)に対して活性のある別の化合物、または他の除草活性化合物若しくは生長調節活性化合物または肥料を混合することができる。
【0026】
化合物IおよびIIの混合物、または同時に、一緒にもしくは別々に施用される化合物IおよびIIは、広い範囲の植物病原菌(特に子嚢菌類、担子菌類、藻菌類および不完全菌類)に対して顕著な活性を示す。これらのものの中には、全身に作用し、そのため葉および土壌に作用する殺菌剤としても用いることができるものがある。
【0027】
これらは、様々な作物、例えば綿、野菜種(例えばキュウリ、豆、トマト、ジャガイモおよびウリ)、オオムギ、グラス、カラスムギ、バナナ、コーヒー、トウモロコシ、果実種、コメ、ライ麦、大豆、ブドウ、コムギ、観賞植物、サトウキビ、および様々の種子などの種々の穀物において、多数の菌類を防除するために特に重要である。
【0028】
これらは、次の植物病原菌類を防除するのに特に適している:穀類のうどんこ病菌(Erysiphe graminis)(うどんこ病)、ウリ科植物のうどんこ病菌(Erysiphe cichoracearum)およびウリ科のうどんこ病菌(Sphaerotheca fuliginea)、リンゴのうどんこ病菌(Podosphaera leucotricha)、ブドウのうどんこ病菌(Uncinula necator)、穀物のさび病菌(Puccinia species)、綿、コメおよび芝生のリゾクトニア菌(Rhizoctonia species)、穀物およびサトウキビの黒穂菌(Ustilago species)、リンゴの黒星病菌(Venturia inaequalis)(黒星病)、穀物の褐条葉枯病菌(Helminthosporium species)、コムギのセプトリア・ノドラム(Septoria nodorum)、イチゴ、野菜、観賞植物およびブドウのボトリチス・シネレア菌(Botrytis cinerea)(灰色かび病)、落花生類のセロスポラ・アラキジコラ(Cercospora arachidicola)、コムギおよびオオムギのコムギ眼紋病菌(Pseudocercosporella herpotrichoides)、コメのイネいもち病菌(Pyricularia oryzae)、ジャガイモおよびトマトの胴枯れ病菌(Phytophthora infestans)、ブドウのべと病菌(Plasmopara viticola)、ホップおよびキュウリのシュードペロナスポラ菌(Pseudoperonaspora species)、野菜および果物のアルタナリア菌(Alternaria species)、バナナのマイコスファエレラ菌(Mycosphaerella species)およびまたフザリウム菌(Fusarium)およびバーティシリウム菌(Verticillium species)。
【0029】
さらに、それらは、例えばペシロミセス・ヴァリオテイ(Paecilomyces variotii)に対する物質の保護(例えば木の保護)のために用いることができる。
【0030】
化合物IおよびIIは、同時に、すなわち一緒若しくは別々のいずれかに、または順次に施用することができ、別々に施用する場合の順番は、一般に防除測定の結果に影響を及ぼさない。
【0031】
所望する効果の種類に応じて、本発明の混合物の施用率は、特に農業栽培下の区域の場合、0.01〜10kg/ha、好ましくは0.1〜5kg/ha、特に0.2〜3.0 kg/haである。
【0032】
化合物Iの施用率は、0.005〜6.5 kg/ha、好ましくは0.08〜3.0 kg/ha、特に0.12〜2.0 kg/haである。
【0033】
化合物IIの施用率は、対応して、0.005〜3.5 kg/ha、好ましくは0.02〜2g/ha、特に0.08〜1.0 kg/haである。
【0034】
種子の処理のための混合物の施用率は、一般に、種子1kg当たり0.001〜250 g、好ましくは0.01〜100 g、特に0.01〜50 gである。
【0035】
植物病原菌類を防除する場合、化合物IおよびIIの別々若しくは一緒での施用または化合物IおよびIIの混合物の施用は、植物の播種前または播種後、または植物発生前または植物発生後に、種子、植物または土壌にスプレーするかまたはダスティングすることにより達成される。
【0036】
本発明の殺菌性相乗的混合物、または化合物IおよびIIは、例えば即時スプレーできる溶液、粉末および懸濁液または高濃度の水性、油性若しくはその他の懸濁液、分散液、エマルション、油分散液、ペースト、ダスト、散布用物質または顆粒の形態に製剤することが可能であり、またスプレー、噴霧、ダスティング、散布および散水により施用することができる。使用形態は、意図する目的による;いずれの場合であっても、本発明の混合物の分散をできるだけ細かく均一にするべきである。
【0037】
製剤は、既知の方法、例えば活性化合物を溶媒および/または担体により、所望であれば乳化剤および分散剤を用いて増量することにより調製される。希釈剤として水を用いる場合は、補助溶媒として別の有機溶媒を用いることもできる。この目的に適した補助剤は、主に:溶媒、例えば芳香族化合物(例えばキシレン)、塩素化芳香族化合物(例えばクロロベンゼン)、パラフィン類(例えば鉱油画分)、アルコール類(例えばメタノール、ブタノール)、ケトン類(例えばシクロヘキサノン)、アミン類(例えばエタノールアミン、ジメチルホルムアミド)および水など;担体、例えば粉末状天然鉱物(例えばカオリン、クレー、タルク、チョーク)および粉末状合成鉱物(例えば微細シリカ、シリケート)など;乳化剤、例えば非イオン乳化剤およびアニオン乳化剤(例えばポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、アルキルスルホネートおよびアリールスルホネート)など、および分散剤、例えばリグノ亜硫酸廃液類またはメチルセルロースなどである。
【0038】
適当な界面活性剤は、芳香族スルホン酸類(例えばリグノスルホン酸、フェノールスルホン酸、ナフタレンスルホン酸およびジブチルナフタレンスルホン酸)および脂肪酸類のアルカリ金属塩類、アルカリ土類金属塩類およびアンモニウム塩類、アルキルスルホネート類およびアルキルアリールスルホネート類、アルキル、ラウリルエーテルおよび脂肪アルコールサルフェート、および硫酸化ヘキサデカノール類、ヘプタデカノール類およびオクタデカノール類の塩類、または脂肪アルコールグリコールエーテル類の塩類、スルホン化ナフタレンおよびその誘導体とホルムアルデヒドとの縮合物、ナフタレンまたはナフタレンスルホン酸類とフェノールおよびホルムアルデヒドとの縮合物、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノールまたはノニルフェノール、アルキルフェニルポリグリコールエーテル類、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル類、アルキルアリールポリエーテルアルコール類、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコール/エチレンオキシド縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類またはポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセテート類、ソルビトールエステル類、リグノ亜硫酸廃液類またはメチルセルロースである。
【0039】
粉剤、散布用物質およびダストは、化合物IもしくはII、または化合物IおよびIIの混合物を固体担体とともに混合するか、または一緒に粉砕することにより調製することができる。
【0040】
顆粒(例えばコーティングした顆粒、含浸させた顆粒、または均一な顆粒)は、通常、活性化合物を固体担体と結合させることにより調製する。
【0041】
充填剤または固体担体は、例えば、鉱物土、例えばシリカ類、シリカゲル、シリケート、タルク、カオリン、石灰石、石灰、チョーク、粘土、黄土、クレー、ドロマイト、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、粉末合成物質、および肥料(例えば硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素)、並びに野菜由来の生成物、例えば穀類ミール、樹皮ミール、木のミールおよび殻のミール、セルロース粉末、または他の固体担体である。
【0042】
製剤は一般に、0.1〜95重量%、好ましくは0.5〜90重量%の化合物IおよびIIのうちの一つ、または化合物IおよびIIの混合物を含む。活性化合物を(NMRスペクトルまたはHPLCにしたがって)純度90%〜100%、好ましくは95%〜100%で用いる。
【0043】
化合物IもしくはIIまたは混合物、または対応する製剤を、有害な菌類、その生育環境または該菌類が存在しないように保たれるべき植物、種子、土壌、区域、物質若しくは空間を、殺菌的に有効量の混合物または別々に施用する場合は化合物IおよびIIにより処理することにより施用する。
【0044】
施用は、有害な菌類による感染の前または後に行うことができる。
【実施例】
【0045】
使用例
本発明の混合物の相乗的活性を、以下の実験により示した:
別々または一緒に、活性化合物を、63重量%のシクロヘキサノンと27重量%の乳化剤の混合物中で10%エマルションとして製剤し、所望の濃度になるまで水で希釈した。
【0046】
評価は、感染した葉の区域をパーセントで測定することにより行った。これらのパーセンテージを効力に変換した。効力(W)を、次のアボットの式を用いて計算した:
W = (1−α)・100/β
αは、処理した植物の菌類感染(%)に対応し、
βは、未処理の植物(対照)の菌類感染(%)に対応する。
【0047】
効力0とは、処理した植物の感染レベルが未処理の対照植物の感染レベルに相当することを意味し;効力100とは、処理した植物が感染しなかったことを意味する。
【0048】
活性化合物の混合物の予想効力を、コルビーの式[R.S. Colby, Weeds 15, 20-22 (1967)]を用いて決定し、測定効力と比較した。
【0049】
コルビーの式: E = x + y - x・y/100
Eは、活性化合物AおよびBを濃度aおよびbで用いた場合の混合物の予想効力であり、未処理対照の%で表し、
xは、活性化合物Aを濃度aで用いた場合の効力であり、未処理対照の%で表し、
yは、活性化合物Bを濃度bで用いた場合の効力であり、未処理対照の%で表す。
【0050】
使用例:枯病菌( Phytophthora infestans )を原因とするトマトの枯病に対する保護活性
栽培品種「Large fruited St. Pierre」の鉢植えの葉に、10%の活性化合物、85%のシクロヘキサノンおよび5%の乳化剤を含む保存液から調製した水性調製液を流れ出すまでスプレーした。翌日、葉に、1ml当り0.25×106胞子の濃度の枯病菌(Phytophthora infestans)の遊走子冷水懸濁液を接種した。この植物を次に18〜20℃の水蒸気で飽和させたチェンバーに放置した。6日後、未処理であるが感染させた対照の植物上のトマトの枯病は、感染が視覚的に%で観察できる範囲まで広がった。
【0051】
感染した葉の領域のパーセンテージのための視覚的な観察値を、未処理の対照の%として、効力に変換した。効力0とは、未処理の対照における感染と同程度であることを意味し、効力100とは、感染が0%であることを意味する。活性化合物の組み合わせの予想効力をコルビーの式[Colby, S. R. (除草剤の組み合わせの相乗的および拮抗的反応の計算)、Weeds 15, p 20-22, 1967)を用いて測定し、実測した効力と比較した。
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】
*)コルビーの式を用いて計算した。
【0054】
試験結果より、全ての混合比について、測定効力は、コルビーの式(Synerg 164A. XLSより)を用いて予め計算したものよりも高いことが示されている。
Claims (8)
- 式I中、
R1がメトキシ、アセトキシまたはヒドロキシルであり;
R2がメチルであり;
R3が水素、塩素または臭素であり;
R4がC1-C4-アルキルである、
請求項1に記載の殺菌性混合物。 - 式IIで表されるイミダゾール誘導体に対するベンゾフェノン類Iの重量比が20:1〜1:20である、請求項1に記載の殺菌性混合物。
- 有害な菌類を防除する方法であって、
有害な菌類、その生育環境、またはそれらが存在しないように保たれるべき植物、種子、土壌、区域、物質若しくは空間を、請求項1に記載の式Iで表されるベンゾフェノン類および請求項1に記載の式IIで表されるイミダゾール誘導体で処理するステップを含む、上記方法。 - 請求項1に記載の式Iで表されるベンゾフェノン類および請求項1に記載の式IIで表されるイミダゾール誘導体を同時に、すなわち一緒若しくは別々のいずれか、または順次施用する、請求項4に記載の方法。
- 請求項1に記載の式Iで表されるベンゾフェノン類を、0.02〜2.0 kg/haの量で施用する、請求項4または5に記載の方法。
- 請求項1に記載の式IIで表されるイミダゾール誘導体を、0.08〜3.0 kg/haの量で施用する、請求項4〜6のいずれか1項に記載の方法。
- 2部になっており、一方の部が固体または液体担体中に請求項1に記載の式Iで表されるベンゾフェノン類を含み、もう一方の部が固体または液体担体中に請求項1に記載の式IIで表されるイミダゾール誘導体を含む殺菌性組成物。
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