JP2004522161A - 取替え可能な文字盤を備えた時計の部品 - Google Patents

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Abstract

時計の部品(1)は、その胴の一部分(30)であって、胴(10)の残りから切り離されるのに適した部分を含み、前記切離部分は、取替え可能な文字盤の取付け枠(20)を支えている。装置は、文字盤の取付け枠が、時計の部品へのその挿入の際に、決して停止の止めとならないように形成されている。閉鎖装置(3)は、取替え可能な文字盤を腕時計に適切に固定することが可能である。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、文字盤を交換することのできる時計、とりわけ腕時計の部品に関するものである。本発明はまた、取替え可能な文字盤の時計の部品のために準備される文字盤にも関するものである。
【背景技術】
【0002】
腕時計の文字盤は、腕時計の美的面が決定される主要な部品のうちの一つである。したがって、使用者にとって、異なるいくつもの腕時計を所有するよりもむしろ、使用者の腕時計の文字盤を変えて状況と形態に応じて外観を変更することができることは、興味深いことであると考えられる。このように、本発明による腕時計の所有者は、例えば、所有者が実践しているスポーツを想起させる文字盤、また所有者の仕事に適合した別の文字盤、またさらに所有者の生活の別の状況のために準備された文字盤を持つことができるであろう。
【0003】
このタイプの腕時計を提案するためにいくつもの試験が行われた。例えば文書FR−A−2746499およびUS−A−6118735はそれぞれ、取外しのできる文字盤を組み込んだり、取り出したりすることを可能にする側面のスリットを含む時計の部品を記載している。このタイプの部品において、スリットは、一方では、常に可視のままであって、これはあまり美しくなく、また他方では、常に利用しやすい状態でまた少なくとも部分的に開いたままであって、このことは腕時計のガラスの下への湿気や埃の侵入を可能にしてしまう。そのうえ、ケースへの文字盤の固定システムは非常に簡単であまり信頼できず、手首を振ることによって文字盤をなくしてしまう恐れは無視できない。
【0004】
FR−A−2614443およびUS−A−4660992において記載されている腕時計は、胴の側面の一部分を含んでおり、該部分は、文字盤の挿入あるいは引き出し用の側面のスリットを解放するあるいは隠すように、一端によって回転するように胴の残りの部分に取付けられたものである。美的面は先の腕時計と比べてよりよく配慮がなされているが、胴の相対的に大きな部分を、寸法の小さい蝶番を使って胴の残りの部分に固定することは、この種類の腕時計の弱点である。すなわち、胴が開かれるとすぐに、またこの胴の開いた側面部分が蝶番に呈するテコ比の大きさを考慮に入れると、蝶番の変形が非常に速く獲得され、このことにより、腕時計を閉め直すことが不可能になってしまう。そのうえ、このような装置は、文字盤の挿入用スリットを容易に気密にすることはできない。
【0005】
特許US−5793710は、指針の筒車の通過のために、取替え可能な文字盤がしなやかであり、また変形されうる狭いスリットを備えている腕時計を記載している。このやり方は、文字盤をしばしば変える場合、指針の筒車を傷つける恐れが高い。他方では、文字盤がしなやかでまた容易に変形することができるので、この装置は、文字盤と針の間に、針を保護するために透明の保護物の介在を必要とする。この文書に記載されている閉鎖装置は、二つの弾力のある固定具を含み、該弾力のある固定具は、胴の切離部分の両端に配置されており、該胴の切離部分には、取替え可能な文字盤が固定されている。この装置は、寸法が非常に小さい二つの押しボタンを同時に動かすことが必要であるという限りにおいて、複雑な使用法のものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の第一の目的は、したがって、既知の時計と比較して改良された、取替え可能な文字盤を備えた時計の部品を提案することである。
【0007】
本発明の別の目的は、取替え可能な文字盤を備えた時計の部品を提案することであって、該取替え可能な文字盤の、文字盤の交換装置は、湿気や埃が入り込むのを妨ぐために気密にされることができるものである。
【0008】
本発明の別の目的は、取替え可能な文字盤を備えた時計の部品を提案することであって、該取替え可能な文字盤の、文字盤の交換装置は、堅固で信頼できるものである。
【0009】
本発明の別の目的は、取替え可能な文字盤を備えた時計の部品を提案することであって、該取替え可能な文字盤の、文字盤の固定装置は単純で、使用法が簡単で、かつ信頼度の高いものである。
【0010】
本発明の別の目的は、美的価値の高い取替え可能な文字盤を備えた時計の部品を提案することである。
【0011】
最後に、本発明のさらに別の目的は、取替え可能な文字盤の時計の部品のために準備される、取替え可能な文字盤を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
これらのさまざまな目的は、請求項1に記載された特徴を有する時計の部品によって、ならびに請求項23の特徴に相応する取替え可能な文字盤によって獲得される。特徴的な変形例や実施態様は、引用形式で記載されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
取替え可能な文字盤の時計の部品のいくつかの特徴的な実施態様が以下に記述されるが、この記述は、次のような図を有する附属の図面と比較して考慮されるべきものである。
【0014】
図1は、本発明の第一の実施態様による、取替え可能な文字盤の腕時計の斜視図を表している。
【0015】
図2は、本発明の第一の実施態様による固定手段に一体化した、第一の形状の取替え可能な文字盤の平面図を表している。
【0016】
図3は、前図の文字盤の側面図を表している。
【0017】
図4は、本発明による取替え可能な文字盤の腕時計の断面図を表している。
【0018】
図5は、取替え可能な文字盤の固定装置の、別の実施態様を表している。
【0019】
図6は、取替え可能な文字盤の固定装置の、さらに別の実施態様を表している。
【0020】
図7は、取替え可能な文字盤の固定装置の、さらに別の実施態様を表している。
【0021】
図8は、取替え可能な文字盤の固定装置の、さらに別の実施態様を表している。
【0022】
図9は、取替え可能な文字盤の固定装置の、さらに別の実施態様を表している。
【0023】
図10は、取替え可能な文字盤の様々な形状を表している。
【0024】
図1は、腕時計1を斜視図で表しており、腕時計はここでは正方形であって、とりわけ胴10、胴の向かい合った二つの側のそれぞれにあるバンド(表示されていない)の固定用の二つのアンクル11、場合によっては巻上げ用リューズ12、ガラス13、および一揃いの針14を含んでいる。腕時計1の文字盤2は取替え可能である、すなわち、文字盤を形成し、またガラス13を通して可視である取付け枠20は、胴の一方の側、ここでは巻上げ用リューズ12を備えた側と反対の側から取り出され、そして別の取付け枠20と交換されることができるが、該別の取付け枠は、例えば取り出された取付け枠の装飾とは別の装飾をもつものである。文字盤の取付け枠20は、取替え可能な文字盤2の、腕時計1内における位置決めおよび固定手段3に留められており、該手段のいくつもの実施態様が以降に記述されるであろう。作動手段35は、それぞれ位置決めおよび固定手段3を腕時計の残りの部分から外すこと、そしてこれら二つの部分を一緒に固定することを可能にする。マーク・ホルダー19は、その有用性が以降に記載されることにもなるが、ガラス13を通して可視である。
【0025】
図2および3は、取替え可能な文字盤2を表しており、該文字盤は、第一の形状をもつ文字盤の取付け枠20から成っており、該取付け枠は、第一の実施態様による位置決めおよび固定手段3に一体化している。
【0026】
取付け枠20は、ここでは特に四角形の外側形状であって、正方形あるいは長方形の形状の文字盤のために準備されており、また該取付け枠は、大きなスリットの形の開口部21を含み、該開口部の縁210は、後で分かるであろうように、指針の筒車の通過のために平行である。
【0027】
ここで示されている位置決めおよび固定手段3は、ここでは格子30の形状をもつ胴の一部から成っており、該格子は、特に平行六面体であって、取替え可能な文字盤2の方に向けられたその面300に、固定部品31を備えており、該固定部品に、文字盤の取付け枠20は、固定したあるいは取り外し可能な固定手段32によって、開口部21と反対側のその縁で固定されることができる。格子30は、その面300に配置された、適切な形の開口部33を含み、前記開口部33は、閉鎖手段と協働することを目的としており、該閉鎖手段は、図4と比較して以降で記述されることになる。位置決めおよび固定手段3は、有利には、気密手段34によって補完されることができ、該気密手段はここでは継手Oリングであるが、該継手は、固定部品31を備える格子30の面300に設置された溝に、および/あるいは前記固定部品31に設置された溝に配置される。
【0028】
図4は、腕時計1を断面図で表しており、前記腕時計は、上に記述したような取替え可能な文字盤2を備えている。
【0029】
図1と比較して記述された構成要素に加えて、腕時計1は、機械式タイプのあるいは、例えばクオーツ式の電子タイプのムーブメント15、ガラス13とその補強用の輪130の下に慣用的な仕方で固定されるフランジ17を備えている、特徴的な形状の有用性が以降で記述されることになるムーブメントカバー16、ならびに、ムーブメント15とムーブメントカバー16をしかるべき場所に維持するためのはめ込み用の輪18を含む。腕時計はマーク・ホルダー19で補完されているが、該マーク・ホルダーは、文字盤の取付け枠20の開口部21を隠すことを目的としており、慣用的な仕方で、例えばムーブメントカバー16の適当な窪みに挿入された脚191によって固定されている。
【0030】
図4で、巻上げ用リューズ12を備えた側と反対側の、胴10の側面100が、それぞれ胴の切離部分と、位置決めおよび固定手段3の格子30とを収めるための第一の窪み101、固定部品31を収めるための、第一の窪み101と隣接した第二の窪み102、ならびに、腕時計の中心の方に向けられた窪み102の面に配置された、文字盤の取付け枠20の通過のためのスリット103を含んでいることが分かる。対応するスリット170は、同じ用途のために、フランジ17の中に設置されている。
【0031】
取替え可能な文字盤2の、腕時計1への挿入のために、まず初めに、文字盤の取付け枠20の自由端を第一の窪み101に、ついで第二の窪み102に、ついでスリット103および170に入れて、次にそれをムーブメントカバー16の上に滑り込ませる。この滑り込みは、位置決めおよび固定手段3の一部分が、胴10の、あるいは腕時計1の別の部分の、対応する部分に接して止まるようになるまで続く。このために、腕時計1の中心の方に向けられた、格子30の面300の少なくとも一部分を、窪み101の外側の方に向けられた面104の少なくとも一部分に接して、行程の終わりの止めとなるように準備することができる。また、腕時計1の中心の方に向けられた、固定部品31の面310の少なくとも一部分を、はめ込み用の輪18の少なくとも一部分180に接して、行程の終わりの止めとなるように準備することもできる。このように、文字盤の取付け枠20の腕時計1への侵入は、位置決めおよび固定手段3の支え表面300あるいは310によってのみ制限されており、文字盤の取付け枠20のいかなる部分も、このために求められてはいない。
【0032】
この実施態様の閉鎖手段35は、広くて浅い窪み105に収められる押しボタン350から成っており、該広くて浅い窪みは、ここでは、胴10の部分100の上部に配置されている。押しボタン350は、適切なまた掛け金の代わりを務める形状の閉鎖部品36に連結しており、格子30内に設置された開口部33と協働して、取替え可能な文字盤2を腕時計1の取付けられた位置に止めることを可能にする。示された例において、押しボタン350と閉鎖部品36の組み合わせは、バネ手段、例えば単数あるいは複数のコイルバネ360に取付けられる。閉鎖部品36は、とりわけ、開口部33の、勾配の同じ面331と協働することを目的とした第一の傾斜面361、ならびに、開口部33の、対応する面332に接して止まるようになることを目的とした停止面362を含む。この装置によって、押しボタン350を押しつけることにより、単数または複数のバネ360が押しつけられ、面362をその止め位置から外し、それぞれ格子30と取替え可能な文字盤2とを抜き出すことを可能にすることが理解される。文字盤2の挿入の際、傾斜面361および331は、閉鎖装置35のラチェット機構のために協働する。有利な仕方で、押しボタン350と閉鎖部品36の組み合わせは、装置の気密性を保証することを目的とした継手330を少なくとも一つ含む。閉鎖が上に示されたようにロック解除されると、気密性の継手34は、格子をつかんで完全に抜き出すことを可能にするために、格子30をその窪みの外に軽く押すのに十分な弾力性を有することができる。継手の弾力性がこのために十分でない可能性がある場合については、装置は、有利には、バネ手段、例えば格子を外側の方に押すために格子の面300に対して作用する板バネ37で補完される。つかみ手段、例えば、格子30の両端のそれぞれにある突出部370(図2を参照)あるいは切込みは、格子に擦り傷をつける恐れなく格子を容易につかむことを可能にする。
【0033】
図4は、押しボタン350が、それぞれ腕時計の上部面、かつガラス13を含んだ面に配置されている実施態様を示しているが、また、押しボタンを腕時計の下部面に配置することも全く可能であり、図4の点線で提示されている通りである。
【0034】
必要であれば、腕時計の気密性を向上するために、気密性の継手38を、窪み101の周囲に設置された溝に配置することが可能である。
【0035】
図4で、さらに、ムーブメントカバー16が指針14の軸を取り囲む筒車160を含むことが分かるが、この筒車160は、円を描く冠の形の鍔161を含んでおり、ムーブメントカバー16の中心部分と、筒車160の周りの鍔161の下部面との間に含まれる小空間162を規定している。別の面では、フランジ17は、挿入用のスリット170を含まないその内側の輪郭の全部分に渡って、窪み171を含み、該窪みは、文字盤の取付け枠20の外側の周囲の縁を受けることを目的としており、図1でその一部が見られる。類似の窪み190は、同様に図1で部分的に見ることができるが、文字盤の取付け枠20の開口部21の縁210に隣接するマーク・ホルダー19の両側に設置される。上に記述された小空間162、171、および190は、文字盤の取付け枠20のいずれの部分も、これら窪みのうちの一つのなんらかの部分に接して行程の終りの止めとなることのないように、寸法が決められている。これらの窪みの機能は二重であり、第一に、文字盤の取付け枠の、腕時計のガラスの方への移動を制限して、文字盤の取付け枠20の反りの動きを妨げることであって、鍔161は、特に文字盤の取付け枠20の中心部分の変形を避けることを目的としているが、該文字盤の取付け枠の中心部分は、そのとき針14と接触して、針にせよ、文字盤の取付け枠にせよ、その損傷を招いてしまう可能性のあるものである。別の面では、これらの窪み162、171、および190は、文字盤の取付け枠20ならびに開口部21のいちばん端の縁を隠すことに役立ち、このことは、ガラス13を通して見える文字盤の美的効果を向上させる。
【0036】
文字盤の取付け枠20がその挿入および引き出しの際にいかなる力学的応力もいかなる衝撃も受けないので、この取付け枠は、望み通りの薄さであることも可能であり、硬くない材料製であることさえ可能である。
【0037】
閉鎖手段35の別の実施態様が、図5に示されている。
【0038】
押しボタン351は、任意の形であるが、有利には巻上げ用リューズと同じ形状をもつものであり、胴の部分100の正面に配置されているが、該胴の部分は、先に記述されたような、それぞれ切離部分と格子30とを受けることを目的としたものである。押しボタン351は、矢印にしたがって移動することができ、掛け金364の形の部品を連動させるが、該掛け金の形の部品は、それぞれ格子30と胴の部分100内とに設置された二つの溝301および106の中を滑るものである。掛け金364および溝106は、溝106内の掛け金364の一つの位置について、格子30が、胴の部分100に接触して位置が固定されるのに対し、掛け金364の別の位置については、格子30が、ロックが解除されて、取替え可能な文字盤の引き出しが可能になるというような仕方で、形成される。格子30は、さらに、バネ及び滑り部品のための窪み302を含むことができ、装置を止め位置に維持することを可能にしている。
【0039】
図6に示される閉鎖手段35のさらに別の実施態様によると、押しボタン352は、格子30に取付けられた軸の周りを回転し、前記軸の反対側の端は、掛け金365を備えている。先のように、胴の部分100は、窪み107を有するが、該窪みの形状は、掛け金365の一つの角度の位置について格子30が胴の部分100に接触して位置が固定されるのに対し、掛け金365の別の角度の位置については格子30がロック解除されて取替え可能な文字盤の引き出しが可能になるというようなものである。格子30は、さらに、バネ装置のための窪み303を含むことができ、装置を止め位置に維持することを可能にする。有利な仕方では、押しボタン352は、押しボタンの向かいにある巻上げ用リューズと同じ形状をもつであろう。
【0040】
図7は、腕時計の裏から作動可能な閉鎖手段35を示している。掛け金366は、格子30の窪み304において回転して、図に表示されているような閉鎖位置や、格子30が胴の部分100から離れた開口位置にするのに適している。有利な仕方では、掛け金366を備える軸353は、腕時計のケースの裏から露出しており、また、ねじ回しによって作動することができるように溝を有している。
【0041】
有利な仕方では、記述されたばかりの閉鎖手段351、352、および353は、本技術で既知の気密手段を備えることもできるが、該気密手段は、埃防止の継手あるいは保護カバーのようなものであり、図には表示されていない。
【0042】
図8の実施態様において、閉鎖手段35は、回転ベゼル110から成っており、該回転ベゼルは、胴10の上部に既知の仕方で取付けられ、腕時計のガラスを取り囲んでいる。回転ベゼルは、広くて浅い窪み112と連絡する開口部111を含む。突出したピン367は、格子30の上部面に取付けられる。ベゼルの第一の回転位置によると、ピン367を開口部111に挿入して、ついで、格子30を胴の部分100に寄りかかる位置に押した後、ベゼルを回転させて、ピン367を広くて浅い窪み112内で止めることが可能である。逆の動きによって、それぞれ格子30と取替え可能な文字盤の固定を解除することができる。
【0043】
図9は、さらに別の閉鎖手段35を示しており、該閉鎖手段は、巻上げ用リューズ12によって直接作動される。リューズ12を押すによっててこ354は作動するが、該てこは、軸355の周りを回転して、格子30に突出して取付けられたかみ合い368を外すものである。てこ354は、バネによって止め位置に維持される。かみ合い368と協働するてこ354の端の形状は、取替え可能な文字盤を腕時計に挿入する際に、かみ合い368がてこ354を押し返して、ついで、該てこがバネの効果でかみ合いを止めるようになるようなものである。好ましくは、リューズ12の棒は、一般的な気密手段も備えている。
【0044】
図9の実施態様によると、押すことによって、巻上げ用リューズ12に作用が及び、取替え可能な文字盤のロックが解除される。他の動きがこのロック解除のためにリューズ12に伝えられるはずである他の実施変形例は、当然予想できる。
【0045】
図7、8、および9の例において、腕時計は、円形の形である。したがって、胴の切離部分30は、先のように格子の形状ではなく、冠の断片の形状である。
【0046】
図10は、非制限例として、文字盤の取付け枠20の考えられるいくつかの形状を示している。左の取付け枠は、図2および3に説明された取付け枠に類似であり、四角形の形状で、二つの縁が平行の開口部21を有するものである。中央に表示された取付け枠20は、円形の文字盤のために準備されている。該取付け枠は、二つの縁210が互いの間で斜めである開口部21を有している。右の取付け枠20は、曲線の弓の形状の開口部21を有している。ここで、例えば四角、丸、あるいはどんな形状でも、腕時計の形状に適合した文字盤の取付け枠20を入手することができることを理解しなければならないが、該取付け枠には、切断面21が、これもまたどんな適切な形状でもあるが、針の筒車の通過のために設置されており、切断面21の形状は、ムーブメントカバーに固定されたマーク・ホルダーの形状に適合している。
【0047】
好ましくは、取替え可能な文字盤の腕時計の所有者は、所有者の腕時計の形状に適合した形状の、複数の文字盤の取付け枠20を手に入れることになり、前記取付け枠のそれぞれは、異なる装飾および/またはマーク付けを有している。固定手段32によって、先に記述された実施態様のいずれかに従って、固定手段3に新しい文字盤の取付け枠20を取り付けて、ついでこの新しい文字盤を記述されたような腕時計に滑り込ませることが、所有者にとって可能である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の第一の実施態様による、取替え可能な文字盤の腕時計の斜視図を表している。
【図2】本発明の第一の実施態様による固定手段に一体化した、第一の形状の取替え可能な文字盤の平面図を表している。
【図3】前図の文字盤の側面図を表している。
【図4】本発明による取替え可能な文字盤の腕時計の断面図を表している。
【図5】取替え可能な文字盤の固定装置の、別の実施態様を表している。
【図6】取替え可能な文字盤の固定装置の、さらに別の実施態様を表している。
【図7】取替え可能な文字盤の固定装置の、さらに別の実施態様を表している。
【図8】取替え可能な文字盤の固定装置の、さらに別の実施態様を表している。
【図9】取替え可能な文字盤の固定装置の、さらに別の実施態様を表している。
【図10】取替え可能な文字盤の様々な形状を表している。
【符号の説明】
【0049】
1 時計の部品
2 文字盤
3 固定手段
10 胴
11 アンクル
12 リューズ
13 ガラス
14 指針
15 ムーブメント
16 ムーブメントカバー
17 フランジ
18 輪
19 マーク・ホルダー
20 取付枠
21 開口部
31 固定手段
32 固定手段
33 開口部
34 気密手段
35 作動手段
36 掛け金
37 バネ手段
38 気密手段
100 固定部分
101 窪み
102 窪み
103 スリット
104 支え表面
105 窪み
106 窪み
107 窪み
110 回転ベゼル
111 開口部
112 窪み
130 輪
160 筒車
161 鍔
162 小空間
170 スリット
171 窪み
180 支え表面
190 窪み
191 脚
210 縁
300 支え表面
301 溝
302 バネ手段
303 窪み
304 窪み
310 支え表面
330 防水パッキン
331 傾斜面
332 面
350 押しボタン
351 押しボタン
352 押しボタン
353 軸
354 伝達手段
355 軸
360 バネ手段
361 傾斜面
362 傾斜面
364 掛け金
365 掛け金
366 掛け金
367 固定部品
368 固定部品
370 つかみ手段

Claims (23)

  1. 取替え可能な文字盤の時計の部品(1)であって、胴の切離部分(30)で、胴(10)の残りから離れることのできる部分を含み、取替え可能な文字盤(20)が、前記胴の切離部分に固定されており、前記胴の切離部分の、胴(10)の残りへの固定手段(3)の唯一の作動手段(35)を含むことを特徴とする時計の部品。
  2. 固定手段が、窪み(33;106;107;304)と協働する掛け金(36;364;365;366)から成り、したがって、窪みにおける第一の掛け金の位置については、胴の切離部分(30)が胴の残りに固定され、また窪みにおける第二の掛け金の位置については、胴の切離部分が胴の残りに対して自由であることを特徴とする、請求項1に記載の時計の部品。
  3. 固定手段が、前記時計の不可欠な一部となっている作動手段(110;12)と協働することを目的とした、胴の切離部分(30)に固定された固定部品(367;368)から成ることを特徴とする、請求項1に記載の時計の部品。
  4. 掛け金(36;366)が、胴の固定部分(100)に配置されているのに対し、前記窪み(33;304)が、前記胴の切離部分(30)に設置されていることを特徴とする、請求項2に記載の時計の部品。
  5. 掛け金(364;365)が、前記胴の切離部分(30)に配置されているのに対し、前記窪み(106;107)が、胴の固定部分(100)に設置されていることを特徴とする、請求項2に記載の時計の部品。
  6. 掛け金(36)の作動手段(35)が、胴の固定部分(100)の上部面あるいは下部面に配置された、また押されることによって前記掛け金に作用する押しボタン(350)であることを特徴とする、請求項4に記載の時計の部品。
  7. 掛け金(366)の作動手段(35)が、ケース底の一部分の反対側に通じる、またねじ回しによって回転して作動するための溝を備えている回転棒(353)であることを特徴とする、請求項4に記載の時計の部品。
  8. 掛け金(364)が、押しボタン(351)による直線的な移動によって作動することを特徴とする、請求項5に記載の時計の部品。
  9. 掛け金(365)が、回転ボタン(352)による回転によって作動することを特徴とする、請求項5に記載の時計の部品。
  10. 前記押しボタン(351)あるいは回転ボタン(352)が、巻上げ用リューズの形状であることを特徴とする、請求項8または9に記載の時計の部品。
  11. 作動手段が、ベゼルの第一の角度の位置にしたがって前記固定部品(367)を受け、またベゼルの第二の角度の位置にしたがって前記固定部品を止めて、前記胴の切離部分をそれぞれ外しおよび止めることに適した開口部(111)および窪み(112)を含む回転ベゼル(110)から成ることを特徴とする、請求項3に記載の時計の部品。
  12. 作動手段が、前記時計の部品の巻上げ用リューズ(12)から成り、伝達手段(354)によって前記固定部品(368)に作用して、巻上げ用リューズの位置にしたがって前記胴の切離部分を外しあるいは止めることを特徴とする、請求項3に記載の時計の部品。
  13. 作動手段(35)が、防水パッキン(330)を含むことを特徴とする、請求項1から12のいずれか一つに記載の時計の部品。
  14. さらに、前記固定手段(3)を前記胴の切離部分(30)の止め位置に維持するのに適したバネ手段(360;302)を含むことを特徴とする、請求項1から13のいずれか一つに記載の時計の部品。
  15. 前記胴の切離部分が、前記文字盤に直接かかる侵入の動きのあらゆる停止作用を妨げるために、文字盤の侵入の動きを制限するために、少なくとも一つの支え表面(300,310)であって、時計の部品の残り部分の対応する支え表面(104,180)と協働することを目的とした表面を含むことを特徴とする、請求項1から14のいずれか一つに記載の時計の部品。
  16. さらに、腕時計のガラス(13)、ムーブメントカバー(16)、ガラス(13)を通して可視であるムーブメントカバーの周りに配置されたフランジ(17)、ならびに胴の切離部分(30)と隣接する部分と反対側の、針(14)の筒車の正面のムーブメントカバーの部分に配置されたマーク・ホルダー(19)を含み、前記フランジならびに前記マーク・ホルダーがそれぞれ、文字盤の縁を受けることを目的とした周囲の溝(170,171,190)を備えていることを特徴とする、請求項15に記載の時計の部品。
  17. ムーブメントカバー(16)が、文字盤(20)の開口部(21)の一部分を受けることを目的とした小空間(162)を作り出すように、鍔(161)を備えた筒車(160)を含むことを特徴とする、請求項16に記載の時計の部品。
  18. さらに、胴の残りの部分に関して、胴の切離部分(30)の気密手段(34,38)を少なくとも一つ含むことを特徴とする、請求項1から17のいずれか一つに記載の時計の部品。
  19. さらに、固定手段が前記胴の切離部分を切り離すために作動するとき、胴の切離部分を胴の残りから部分的に抜き出すのに適したバネ手段(37)を少なくとも一つ含むことを特徴とする、請求項1から18のいずれか一つに記載の時計の部品。
  20. 胴の切離部分が、その端のそれぞれにつかみ手段(370)を含むことを特徴とする、請求項18に記載の時計の部品。
  21. 文字盤(20)が、固定したあるいは取り外しのできる固定手段(31,32)によって、胴の切離部分(30)に固定されることを特徴とする、請求項1から20のいずれか一つに記載の時計の部品。
  22. 腕時計の形であることを特徴とする、請求項1から21のいずれか一つに記載の時計の部品。
  23. 文字盤(20)であって、請求項1から22のいずれか一つに記載の時計の部品あるいは腕時計に配置されることを目的とした文字盤。
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