JP2004521982A - 固相のポリエステル材料を連続的に重縮合するための方法および装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は固相、特に部分的に結晶化した顆粒の形でポリエステル材料を連続的に重縮合するための方法および装置に関する。この課題によれば、ポリエステル材料を再結晶化および後縮合する際に、低い初期IVと共に高い生成物処理量を達成すべきである。この課題は、厚さの小さい生成物層を極めて迅速に加熱することにより、再結晶化の際に1〜10分間の短い滞留時間を達成することにより解決される。その後、SSP処理を行う。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は請求項1の上位概念に記載されている、固相のポリエステル材料を、特に顆粒などの形のPETを連続的に重縮合するための方法ならびに請求項11の上位概念に記載されている、該方法を実施するための装置に関する。
【0002】
ポリエステル材料の使用目的に応じて特別な特性が必要とされる。特定の特性をすでに成分、補助成分または添加剤の処方により適切に変性することができる場合でも、その他の特性、たとえば高い分子量および高い純度は固相での後処理(SSP)により初めて達成可能である。ポリエステルの製造および後処理は多くの場合、時間的および場所的に分けられて行われるので、中間生成物として顆粒を製造する。これは結晶化速度が遅く、かつポリエステル溶融物の冷却が早いために非晶質の形で生じる。造粒および貯蔵の際に、該顆粒は水分を吸収し、このことは後に再溶融する際に加水分解につながりうる。さらに非晶質ポリエステル顆粒は比較的高い温度(特に100℃以上)で付着する傾向が著しい。
【0003】
固相のポリエステル材料を従来通りに結晶化および後縮合するための多種多様な方法および装置は公知であり、たとえばEP−A379684またはDE−A2559290またはUS特許4238593に記載されている。付着を回避するために、US−A4064122によれば結晶化および重縮合の際に顆粒を激しく動かしている。
【0004】
この場合、後縮合の際に熱的プロファイルをより良好に制御し、かつ不純物を効果的に除去するために、流入するプロセスガス対排出される生成物の比率を0.6より小さく維持する解決策が公知である(EP−A717061)。ガス流は生成物流に対して向流でも並流でも行うことができる。
【0005】
後処理のために顆粒を改めて加熱することを回避するために、溶融物を冷却しないでポリエステル材料の押出成形、ペレット化および結晶化を行うことがすでに提案された(EP−A822214)。この場合、160℃〜220℃の温度を維持し、かつその後のSSPプロセスのためには約170℃〜230℃へのわずかな温度上昇が必要とされるのみである。WO−A97/23543およびUS−A5510454は類似した解決策を開示しており、この場合、溶融液滴を熱い金属板の上に落とし、かつ部分的に結晶化している。特殊な結晶構造に基づいて、達成可能なIV値は0.3よりも小さい。0.4〜0.6の低いIV値はUS−A4154920からも読みとることができる。
【0006】
金属板の代わりにベルトを使用する(ROLLDROP)か、または材料がストランドの形で、空気が貫流する排出溝を有する乾燥帯域を通過し、その際、乾燥後に造粒を行うこともまた公知である(WO−A94/25239)。
【0007】
本発明の根底には、ポリエステル材料の高い処理量を可能にする、固相のポリエステル材料を連続的に重縮合するための方法を開発するという課題が存在する。該課題は請求項1に記載の特徴により解決される。
【0008】
本発明はさらに、前記の方法を実施するための装置を提供するという課題に基づいている。
【0009】
有利な実施態様は従属請求項に開示されている。
【0010】
本発明は、迅速な加熱を行えば、与えられた結晶構造を損なうことなく、大量のポリエステル材料にSSP処理を行うことが可能であることを出発点としている。再結晶化のためのこの迅速な加熱は冷えた顆粒でも熱い顆粒でも行うことができる。高い処理量で迅速な加熱(熱いプロセスガスによる貫流)を数分以内に達成するために、顆粒のわずかな層高さを維持する必要がある。このような迅速な加熱は、ポリエステル材料の部分的な、もしくは完全な溶融を回避するために、同時に制御しながら(加熱速度)行わなくてはならない。
【0011】
反応器中で通常の滞留時間(約40時間まで)であるにも関わらずSSP処理の際の付着を回避するために、引き続き温度を維持し、かつ調整する。
【0012】
高い生成物量に対してわずかなエネルギーコストおよびガスコストを必要とするのみである。
【0013】
本発明を以下に図面を用いて実施例で詳細に記載する。図面では次のものを示す:
図1:原理図における第1の実施態様
図2:原理図における第2の実施態様
図3:原理図における第3の実施態様
図4:原理図におけるその他の実施態様
図1によれば、0.7までのIVを有し、かつ低い温度(室温またはそれ以上)であるか、または熱い状態(約200℃)である非晶質もしくは部分的に結晶化した(約0〜50%)ポリエステル顆粒が、流動床1(出願人のOTWGタイプ)中に到達する。ここで熱いプロセスガス2、たとえば空気もしくは窒素を顆粒に貫流させる。供給される高いガス量は1.5〜4m/sの速度を有する。2〜8分以内に顆粒を200℃〜250℃に加熱し、そのために層高さはわずか1〜30cm、有利には2〜15cmである。公知の方法の場合、加熱時間および滞留時間は2〜25分、有利には15分(EP−A379684)または5〜30分(EP−A822214)である。1つのガス入口2の代わりに、異なったガス入口温度を有する2つのガス入口2および3を使用することもできる。
【0014】
その中で顆粒が上から流路5へと到達する再結晶器4は、その構造において出願人のDE−A19743461の開示に相応する。該流路は幅約5〜10cm(上部)から再結晶器4の中央領域で約20〜30cmおよび下部領域で約40〜60cmへと次第に大きくなってもよい。
【0015】
あるいはまた流路5はたとえば10cm〜たとえば60cmの一定の幅を有していてもよい。大量のガスがガス入口6およびガス出口8において直交流で顆粒を貫流する。ガス入口は位置7に存在し、相応するガス出口が位置6に存在してもよい。あるいはガスが直接生成物を並流または向流で流れることも可能である。開示されている再結晶器4の構成に基づいて、200〜250℃の温度での後続する温度処理(約0.2〜3時間、有利には0.5〜1時間)により、短い加熱時間および滞留時間で顆粒の均一な貫流が生じる。
【0016】
流路9を介して顆粒は直接、反応器10中に到達し、ここでSSP処理のために同じ温度で約40時間滞留する。貫流を均一化し、かつ付着を回避するために反応器10は、出願人のCH−A689284から公知であるように、内部構造物11を有している。相応してわずかなガス量により向流で運転することができる。プロセスガスとして不活性ガス、たとえば窒素を使用する。生成物はガス入口12の範囲で、60℃以下のガス入口温度で予冷される。反応器ガスのガス出口は位置13に存在するが、あるいはまたこれは位置8に存在していてもよい。
【0017】
提案された運転法により(流動床1および再結晶器4中で)生じる、融点近くでの生成物の迅速な加熱の際に、結晶化度は制限され、かつこのことによりSSP反応性が著しく上昇することが判明した(IV発生率/hは通例の加熱よりも著しく高い)。これに関して第1表を参照のこと。
【0018】
SSP処理した顆粒はゲート14を通過して反応器10から排出され、流動床冷却器15中で60℃を下回る生成物温度へとさらに冷却される。
【0019】
再結晶器として通常のルーフ型乾燥器(Daechertrockner)を使用することができる。同様に二段の結晶器を使用することもできる。
【0020】
図2に記載の第2の実施態様ではふたたび、冷たい、もしくは熱い顆粒が、再結晶器21および反応器27が統合された装置の流路22中に到達する。再結晶器21は、図1の第一の実施態様のもの(再結晶器4)と同じような構成を有する。200℃〜250℃への加熱は迅速に行われ、それも再結晶器21の最上部で行われる。ガスはガス入口23を介して迅速に流路22中の顆粒に到達する。再結晶器21中での滞留時間は、0.5〜8時間である。再結晶器21の最下部で生成物はガス入口24によりふたたびわずかに冷却されうる。ガス出口は位置25に存在する。
【0021】
流路26を介して顆粒は直接反応器27中に到達し、ここでSSP処理のために約36時間まで同じ温度で滞留する。反応器27の記載および実施態様1のプロセス説明は反応器27にも該当する。反応器27の底部の近辺、ただし円すい部分の上にガス入口29が設けられている。もう1つのガス入口は30は流路26の下に存在する。詳細なデータに関しては第1表を参照のこと。
【0022】
SSP処理した顆粒はゲート31を通って反応器27から排出され、流動床冷却器32中で60℃以下の生成物温度へとさらに冷却される。
【0023】
図3による第三の実施態様を記載する。この場合、非晶質もしくは部分的に結晶化した(約0〜50%)、0.7までのIVを有し、かつ低温(室温もしくはそれ以上)であるか、または熱い状態(約200℃まで)であるポリエステル顆粒は流動床41(出願人のOTWGタイプ)中に到達する。ここで、ガス入口42および/または43を介して供給される熱いプロセスガス42、たとえば空気または窒素により貫流が行われる。供給される大量のガス量1.5〜4m/sの速度を有する。2〜8分以内に顆粒を200℃〜250℃に加熱し、そのために層高さはわずか1〜30cm、有利には2〜15cmである。
【0024】
引き続き顆粒は、薄板からなるリング形の内部構造物45を備えているコンディショニング装置44中に到達する。内部構造物45は、一定の方向転換ならびに生成物圧力が低い場合には高い顆粒下降速度が得られるように配置されている。コンディショニング装置44の上部領域における下降速度は、その後の反応器49によけるよりも高いが、しかし少なくとも同じである。内部構造物45は直線的に(垂直に)構成されていてもよい。
【0025】
コンディショニング装置44はさらに約220℃〜250℃までの顆粒の加熱、温度の調整および維持、場合により過熱の際の冷却に役立つ。
【0026】
並流または向流で顆粒はプロセスガスにより加熱され(ガス入口46およびガス出口47は場合により交換されていてもよい)、かつコンディショニング装置44中に1〜8時間維持される。その際、IV値は上昇する。
【0027】
引き続き顆粒は移行部48を介して直接、コンディショニング装置44の下に存在する反応器49中へ到達し、ここでSSP処理のために約36時間、同じ温度で滞留する。貫流を均一化し、かつ付着を回避するために、反応器49は内部構造物50を有し、これは同様に出願人のCH−A689284から公知である。相応してわずかなガス量を向流で運転することができる。プロセスガスとして不活性ガス、たとえば窒素を使用する。生成物はガス入口51の範囲で60℃以下のガス入口温度に予冷される。図2と同様にガス出口52が備えられている。
【0028】
提案通りに運転する方法で生じる(流動床41およびコンディショニング装置44)、融点近辺での生成物の迅速な加熱の際に結晶化度は制限され、かつこのことによりSSP反応性が著しく上昇することが判明した(IV発生率/hは、通例の加熱よりも著しく高い)。この点に関して第1表もまた参照のこと。
【0029】
SSP処理した顆粒はゲート53を通過して反応器49から排出され、流動床冷却器54中で60℃以下にさらに冷却される。
【0030】
図4に記載のもう1つの実施態様の場合、非晶質もしくは部分的に結晶化した(0〜50%)、0.7までのIVを有し、かつ低温(室温もしくはそれ以上)であるか、または熱い状態(約200℃まで)であるポリエステル顆粒が流動床61中に到達する(出願人のOTWGタイプ)。ここで熱いプロセスガス62、たとえば空気または窒素による顆粒の貫流が行われる。供給される高いガス量は、1.5〜4m/sの速度を有する。2〜8分以内に、顆粒は200℃〜250℃に加熱され、そのために層高さはわずか1〜30cm、有利には2〜15cmである。1つのガス入口62の代わりに、異なったガス入口温度を有する2つのガス入口62および63を使用することができる。
【0031】
引き続き顆粒は分配装置64によりコンディショニング装置65中に到達する。分配装置は生成物を6〜16本の管によりコンディショニング装置65の全てのリング表面上に分配する。コンディショニング装置65自体は中空円筒体として構成されている。外輪の中で生成物は上方から下方へと移動する。内輪66は生成物およびガスを含有しない。中空円筒体の外径と内径との差は常に80〜200cm、有利には120〜160cm(従って外壁と内壁との間の生成物距離は40〜100cm、有利には60〜80cm)である。このことによりコンディショニング装置65中で低い生成物圧力および高い顆粒下降速度が生じる。コンディショニング装置65の形状寸法は第一の実施態様の再結晶器4と同じように構成されていてもよい、つまりコンディショニング装置の、生成物により充填された部分は上から下へと直径が大きくなる、つまり外壁と内壁との間の生成物距離が段階的もしくは連続的に上から下へと大きくなる、たとえば最上部で40cmから、生成物の流れ方向で最下部では100cmであってもよい。このことによりコンディショニング装置の最上部の領域では生成物圧力が最も小さく、かつ下降速度は最も大きく、かつ次いで顆粒の処理時間が長くなると共に変化する。さらにガス入口68が備えられている。
【0032】
コンディショニング装置65は顆粒をさらに約200〜250℃、有利には220〜235℃に加熱するために、温度の調整および維持のため、場合により過熱の際の冷却のために役立つ。顆粒はプロセスガスにより並流(ガス入口68およびガス出口69)または向流(ガス入口69およびガス出口68)で加熱され、かつコンディショニング装置65中に1〜8時間維持される。その際、IV値は上昇する。
【0033】
コンディショニング装置65から生成物は移行部70に到達する。ここで温度をその後の反応器73のために調整する。これは不活性ガスによるガス供給72(向流熱交換)により行い、その際、温度は生成物に応じて200℃〜250℃であってもよい。あるいは移行部70を省略してもよい。
【0034】
移行部70から顆粒は反応器73中に到達し、ここでSSP処理のために同じ温度で40時間まで滞留する。貫流を均一化し、かつ付着を回避するために、反応器73は内部構造物74を有しており、これはたとえば出願人のCH−A689284から公知である。相応して低いガス量により向流で運転することができる。プロセスガスとして不活性ガス、たとえば窒素を使用する。生成物はガス入口75の範囲で60℃以下のガス入口温度で予冷される。反応器ガスのガス入口は位置69に存在する。
【0035】
提案された運転法の場合に生じる(流動床61およびコンディショニング装置65)、融点近くでの生成物の迅速な加熱の際に、結晶化度が制限され、かつこのことによりSSP反応性が著しく上昇することが判明した(IV発生率/hは通常の加熱の際よりも著しく高い)。この点に関しては第1表を参照のこと。
【0036】
SSP処理した顆粒はゲート76を通過して反応器10から排出され、流動床冷却器77中で60℃以下の生成物温度までさらに冷却される。
【0037】
さらに反応器73および/またはコンディショニング装置65からの中央のガス出口69が備えられていることが考えられる。通常のドーム型のガス分配装置68、71の反転が存在してもよい。この場合、相応する圧力比を保証するために中心管および90゜ずらして配置された4つのガス出口管によりガスを排出する。大量のガスを良好に案内するために、このようなガス出口が1つもしくは2つ、同じ方向の貫流の際の備えられていてもよい。
【0038】
低い圧力、たとえば1バールを下回る圧力を達成するために、生成物は全ての実施態様において組み合わせて向流で、および同じ方向に貫流してもよい。
【0039】
反応器、再結晶器および/または予熱装置からの出口の後のプロセスガスを改めて使用することができるために、該ガスはガス洗浄システム、フィルター、ガス洗浄器/スクラバーまたは触媒および分子ふるい乾燥器を有利に通過する。
【0040】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】原理図における第1の実施態様を示す図
【図2】原理図における第2の実施態様を示す図
【図3】原理図における第3の実施態様を示す図
【図4】原理図における第4の実施態様を示す図
【符号の説明】
【0042】
1 流動床
2 ガス入口
3 ガス入口
4 再結晶器
5 流路
6 ガス入口
7 ガス入口
8 ガス出口
9 流路
10 反応器
11 内部構造物
12 ガス入口
13 ガス出口
14 ゲート
15 流動床冷却器
21 再結晶器
22 流路
23 ガス入口
24 ガス入口
25 ガス出口
26 流路
27 反応器
28 内部構造物
29 ガス入口
30 ガス出口
31 ゲート
32 流動床冷却器
41 流動床
42 ガス入口
43 ガス入口
44 コンディショニング装置
45 内部構造物
46 ガス入口
47 ガス出口
48 移行部
49 反応器
50 内部構造物
51 ガス入口
52 ガス出口
53 ゲート
54 流動床冷却器
61 流動床
62 ガス入口
63 ガス入口
64 分配装置
65 コンディショニング装置
66 内輪
67 ガス分配装置
68 ガス入口
69 ガス出口
70 移行部
71 ガス分配装置
72 ガス供給部
73 反応器
74 内部構造物
75 ガス入口
76 ゲート
77 流動床冷却器
【0001】
本発明は請求項1の上位概念に記載されている、固相のポリエステル材料を、特に顆粒などの形のPETを連続的に重縮合するための方法ならびに請求項11の上位概念に記載されている、該方法を実施するための装置に関する。
【0002】
ポリエステル材料の使用目的に応じて特別な特性が必要とされる。特定の特性をすでに成分、補助成分または添加剤の処方により適切に変性することができる場合でも、その他の特性、たとえば高い分子量および高い純度は固相での後処理(SSP)により初めて達成可能である。ポリエステルの製造および後処理は多くの場合、時間的および場所的に分けられて行われるので、中間生成物として顆粒を製造する。これは結晶化速度が遅く、かつポリエステル溶融物の冷却が早いために非晶質の形で生じる。造粒および貯蔵の際に、該顆粒は水分を吸収し、このことは後に再溶融する際に加水分解につながりうる。さらに非晶質ポリエステル顆粒は比較的高い温度(特に100℃以上)で付着する傾向が著しい。
【0003】
固相のポリエステル材料を従来通りに結晶化および後縮合するための多種多様な方法および装置は公知であり、たとえばEP−A379684またはDE−A2559290またはUS特許4238593に記載されている。付着を回避するために、US−A4064122によれば結晶化および重縮合の際に顆粒を激しく動かしている。
【0004】
この場合、後縮合の際に熱的プロファイルをより良好に制御し、かつ不純物を効果的に除去するために、流入するプロセスガス対排出される生成物の比率を0.6より小さく維持する解決策が公知である(EP−A717061)。ガス流は生成物流に対して向流でも並流でも行うことができる。
【0005】
後処理のために顆粒を改めて加熱することを回避するために、溶融物を冷却しないでポリエステル材料の押出成形、ペレット化および結晶化を行うことがすでに提案された(EP−A822214)。この場合、160℃〜220℃の温度を維持し、かつその後のSSPプロセスのためには約170℃〜230℃へのわずかな温度上昇が必要とされるのみである。WO−A97/23543およびUS−A5510454は類似した解決策を開示しており、この場合、溶融液滴を熱い金属板の上に落とし、かつ部分的に結晶化している。特殊な結晶構造に基づいて、達成可能なIV値は0.3よりも小さい。0.4〜0.6の低いIV値はUS−A4154920からも読みとることができる。
【0006】
金属板の代わりにベルトを使用する(ROLLDROP)か、または材料がストランドの形で、空気が貫流する排出溝を有する乾燥帯域を通過し、その際、乾燥後に造粒を行うこともまた公知である(WO−A94/25239)。
【0007】
本発明の根底には、ポリエステル材料の高い処理量を可能にする、固相のポリエステル材料を連続的に重縮合するための方法を開発するという課題が存在する。該課題は請求項1に記載の特徴により解決される。
【0008】
本発明はさらに、前記の方法を実施するための装置を提供するという課題に基づいている。
【0009】
有利な実施態様は従属請求項に開示されている。
【0010】
本発明は、迅速な加熱を行えば、与えられた結晶構造を損なうことなく、大量のポリエステル材料にSSP処理を行うことが可能であることを出発点としている。再結晶化のためのこの迅速な加熱は冷えた顆粒でも熱い顆粒でも行うことができる。高い処理量で迅速な加熱(熱いプロセスガスによる貫流)を数分以内に達成するために、顆粒のわずかな層高さを維持する必要がある。このような迅速な加熱は、ポリエステル材料の部分的な、もしくは完全な溶融を回避するために、同時に制御しながら(加熱速度)行わなくてはならない。
【0011】
反応器中で通常の滞留時間(約40時間まで)であるにも関わらずSSP処理の際の付着を回避するために、引き続き温度を維持し、かつ調整する。
【0012】
高い生成物量に対してわずかなエネルギーコストおよびガスコストを必要とするのみである。
【0013】
本発明を以下に図面を用いて実施例で詳細に記載する。図面では次のものを示す:
図1:原理図における第1の実施態様
図2:原理図における第2の実施態様
図3:原理図における第3の実施態様
図4:原理図におけるその他の実施態様
図1によれば、0.7までのIVを有し、かつ低い温度(室温またはそれ以上)であるか、または熱い状態(約200℃)である非晶質もしくは部分的に結晶化した(約0〜50%)ポリエステル顆粒が、流動床1(出願人のOTWGタイプ)中に到達する。ここで熱いプロセスガス2、たとえば空気もしくは窒素を顆粒に貫流させる。供給される高いガス量は1.5〜4m/sの速度を有する。2〜8分以内に顆粒を200℃〜250℃に加熱し、そのために層高さはわずか1〜30cm、有利には2〜15cmである。公知の方法の場合、加熱時間および滞留時間は2〜25分、有利には15分(EP−A379684)または5〜30分(EP−A822214)である。1つのガス入口2の代わりに、異なったガス入口温度を有する2つのガス入口2および3を使用することもできる。
【0014】
その中で顆粒が上から流路5へと到達する再結晶器4は、その構造において出願人のDE−A19743461の開示に相応する。該流路は幅約5〜10cm(上部)から再結晶器4の中央領域で約20〜30cmおよび下部領域で約40〜60cmへと次第に大きくなってもよい。
【0015】
あるいはまた流路5はたとえば10cm〜たとえば60cmの一定の幅を有していてもよい。大量のガスがガス入口6およびガス出口8において直交流で顆粒を貫流する。ガス入口は位置7に存在し、相応するガス出口が位置6に存在してもよい。あるいはガスが直接生成物を並流または向流で流れることも可能である。開示されている再結晶器4の構成に基づいて、200〜250℃の温度での後続する温度処理(約0.2〜3時間、有利には0.5〜1時間)により、短い加熱時間および滞留時間で顆粒の均一な貫流が生じる。
【0016】
流路9を介して顆粒は直接、反応器10中に到達し、ここでSSP処理のために同じ温度で約40時間滞留する。貫流を均一化し、かつ付着を回避するために反応器10は、出願人のCH−A689284から公知であるように、内部構造物11を有している。相応してわずかなガス量により向流で運転することができる。プロセスガスとして不活性ガス、たとえば窒素を使用する。生成物はガス入口12の範囲で、60℃以下のガス入口温度で予冷される。反応器ガスのガス出口は位置13に存在するが、あるいはまたこれは位置8に存在していてもよい。
【0017】
提案された運転法により(流動床1および再結晶器4中で)生じる、融点近くでの生成物の迅速な加熱の際に、結晶化度は制限され、かつこのことによりSSP反応性が著しく上昇することが判明した(IV発生率/hは通例の加熱よりも著しく高い)。これに関して第1表を参照のこと。
【0018】
SSP処理した顆粒はゲート14を通過して反応器10から排出され、流動床冷却器15中で60℃を下回る生成物温度へとさらに冷却される。
【0019】
再結晶器として通常のルーフ型乾燥器(Daechertrockner)を使用することができる。同様に二段の結晶器を使用することもできる。
【0020】
図2に記載の第2の実施態様ではふたたび、冷たい、もしくは熱い顆粒が、再結晶器21および反応器27が統合された装置の流路22中に到達する。再結晶器21は、図1の第一の実施態様のもの(再結晶器4)と同じような構成を有する。200℃〜250℃への加熱は迅速に行われ、それも再結晶器21の最上部で行われる。ガスはガス入口23を介して迅速に流路22中の顆粒に到達する。再結晶器21中での滞留時間は、0.5〜8時間である。再結晶器21の最下部で生成物はガス入口24によりふたたびわずかに冷却されうる。ガス出口は位置25に存在する。
【0021】
流路26を介して顆粒は直接反応器27中に到達し、ここでSSP処理のために約36時間まで同じ温度で滞留する。反応器27の記載および実施態様1のプロセス説明は反応器27にも該当する。反応器27の底部の近辺、ただし円すい部分の上にガス入口29が設けられている。もう1つのガス入口は30は流路26の下に存在する。詳細なデータに関しては第1表を参照のこと。
【0022】
SSP処理した顆粒はゲート31を通って反応器27から排出され、流動床冷却器32中で60℃以下の生成物温度へとさらに冷却される。
【0023】
図3による第三の実施態様を記載する。この場合、非晶質もしくは部分的に結晶化した(約0〜50%)、0.7までのIVを有し、かつ低温(室温もしくはそれ以上)であるか、または熱い状態(約200℃まで)であるポリエステル顆粒は流動床41(出願人のOTWGタイプ)中に到達する。ここで、ガス入口42および/または43を介して供給される熱いプロセスガス42、たとえば空気または窒素により貫流が行われる。供給される大量のガス量1.5〜4m/sの速度を有する。2〜8分以内に顆粒を200℃〜250℃に加熱し、そのために層高さはわずか1〜30cm、有利には2〜15cmである。
【0024】
引き続き顆粒は、薄板からなるリング形の内部構造物45を備えているコンディショニング装置44中に到達する。内部構造物45は、一定の方向転換ならびに生成物圧力が低い場合には高い顆粒下降速度が得られるように配置されている。コンディショニング装置44の上部領域における下降速度は、その後の反応器49によけるよりも高いが、しかし少なくとも同じである。内部構造物45は直線的に(垂直に)構成されていてもよい。
【0025】
コンディショニング装置44はさらに約220℃〜250℃までの顆粒の加熱、温度の調整および維持、場合により過熱の際の冷却に役立つ。
【0026】
並流または向流で顆粒はプロセスガスにより加熱され(ガス入口46およびガス出口47は場合により交換されていてもよい)、かつコンディショニング装置44中に1〜8時間維持される。その際、IV値は上昇する。
【0027】
引き続き顆粒は移行部48を介して直接、コンディショニング装置44の下に存在する反応器49中へ到達し、ここでSSP処理のために約36時間、同じ温度で滞留する。貫流を均一化し、かつ付着を回避するために、反応器49は内部構造物50を有し、これは同様に出願人のCH−A689284から公知である。相応してわずかなガス量を向流で運転することができる。プロセスガスとして不活性ガス、たとえば窒素を使用する。生成物はガス入口51の範囲で60℃以下のガス入口温度に予冷される。図2と同様にガス出口52が備えられている。
【0028】
提案通りに運転する方法で生じる(流動床41およびコンディショニング装置44)、融点近辺での生成物の迅速な加熱の際に結晶化度は制限され、かつこのことによりSSP反応性が著しく上昇することが判明した(IV発生率/hは、通例の加熱よりも著しく高い)。この点に関して第1表もまた参照のこと。
【0029】
SSP処理した顆粒はゲート53を通過して反応器49から排出され、流動床冷却器54中で60℃以下にさらに冷却される。
【0030】
図4に記載のもう1つの実施態様の場合、非晶質もしくは部分的に結晶化した(0〜50%)、0.7までのIVを有し、かつ低温(室温もしくはそれ以上)であるか、または熱い状態(約200℃まで)であるポリエステル顆粒が流動床61中に到達する(出願人のOTWGタイプ)。ここで熱いプロセスガス62、たとえば空気または窒素による顆粒の貫流が行われる。供給される高いガス量は、1.5〜4m/sの速度を有する。2〜8分以内に、顆粒は200℃〜250℃に加熱され、そのために層高さはわずか1〜30cm、有利には2〜15cmである。1つのガス入口62の代わりに、異なったガス入口温度を有する2つのガス入口62および63を使用することができる。
【0031】
引き続き顆粒は分配装置64によりコンディショニング装置65中に到達する。分配装置は生成物を6〜16本の管によりコンディショニング装置65の全てのリング表面上に分配する。コンディショニング装置65自体は中空円筒体として構成されている。外輪の中で生成物は上方から下方へと移動する。内輪66は生成物およびガスを含有しない。中空円筒体の外径と内径との差は常に80〜200cm、有利には120〜160cm(従って外壁と内壁との間の生成物距離は40〜100cm、有利には60〜80cm)である。このことによりコンディショニング装置65中で低い生成物圧力および高い顆粒下降速度が生じる。コンディショニング装置65の形状寸法は第一の実施態様の再結晶器4と同じように構成されていてもよい、つまりコンディショニング装置の、生成物により充填された部分は上から下へと直径が大きくなる、つまり外壁と内壁との間の生成物距離が段階的もしくは連続的に上から下へと大きくなる、たとえば最上部で40cmから、生成物の流れ方向で最下部では100cmであってもよい。このことによりコンディショニング装置の最上部の領域では生成物圧力が最も小さく、かつ下降速度は最も大きく、かつ次いで顆粒の処理時間が長くなると共に変化する。さらにガス入口68が備えられている。
【0032】
コンディショニング装置65は顆粒をさらに約200〜250℃、有利には220〜235℃に加熱するために、温度の調整および維持のため、場合により過熱の際の冷却のために役立つ。顆粒はプロセスガスにより並流(ガス入口68およびガス出口69)または向流(ガス入口69およびガス出口68)で加熱され、かつコンディショニング装置65中に1〜8時間維持される。その際、IV値は上昇する。
【0033】
コンディショニング装置65から生成物は移行部70に到達する。ここで温度をその後の反応器73のために調整する。これは不活性ガスによるガス供給72(向流熱交換)により行い、その際、温度は生成物に応じて200℃〜250℃であってもよい。あるいは移行部70を省略してもよい。
【0034】
移行部70から顆粒は反応器73中に到達し、ここでSSP処理のために同じ温度で40時間まで滞留する。貫流を均一化し、かつ付着を回避するために、反応器73は内部構造物74を有しており、これはたとえば出願人のCH−A689284から公知である。相応して低いガス量により向流で運転することができる。プロセスガスとして不活性ガス、たとえば窒素を使用する。生成物はガス入口75の範囲で60℃以下のガス入口温度で予冷される。反応器ガスのガス入口は位置69に存在する。
【0035】
提案された運転法の場合に生じる(流動床61およびコンディショニング装置65)、融点近くでの生成物の迅速な加熱の際に、結晶化度が制限され、かつこのことによりSSP反応性が著しく上昇することが判明した(IV発生率/hは通常の加熱の際よりも著しく高い)。この点に関しては第1表を参照のこと。
【0036】
SSP処理した顆粒はゲート76を通過して反応器10から排出され、流動床冷却器77中で60℃以下の生成物温度までさらに冷却される。
【0037】
さらに反応器73および/またはコンディショニング装置65からの中央のガス出口69が備えられていることが考えられる。通常のドーム型のガス分配装置68、71の反転が存在してもよい。この場合、相応する圧力比を保証するために中心管および90゜ずらして配置された4つのガス出口管によりガスを排出する。大量のガスを良好に案内するために、このようなガス出口が1つもしくは2つ、同じ方向の貫流の際の備えられていてもよい。
【0038】
低い圧力、たとえば1バールを下回る圧力を達成するために、生成物は全ての実施態様において組み合わせて向流で、および同じ方向に貫流してもよい。
【0039】
反応器、再結晶器および/または予熱装置からの出口の後のプロセスガスを改めて使用することができるために、該ガスはガス洗浄システム、フィルター、ガス洗浄器/スクラバーまたは触媒および分子ふるい乾燥器を有利に通過する。
【0040】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】原理図における第1の実施態様を示す図
【図2】原理図における第2の実施態様を示す図
【図3】原理図における第3の実施態様を示す図
【図4】原理図における第4の実施態様を示す図
【符号の説明】
【0042】
1 流動床
2 ガス入口
3 ガス入口
4 再結晶器
5 流路
6 ガス入口
7 ガス入口
8 ガス出口
9 流路
10 反応器
11 内部構造物
12 ガス入口
13 ガス出口
14 ゲート
15 流動床冷却器
21 再結晶器
22 流路
23 ガス入口
24 ガス入口
25 ガス出口
26 流路
27 反応器
28 内部構造物
29 ガス入口
30 ガス出口
31 ゲート
32 流動床冷却器
41 流動床
42 ガス入口
43 ガス入口
44 コンディショニング装置
45 内部構造物
46 ガス入口
47 ガス出口
48 移行部
49 反応器
50 内部構造物
51 ガス入口
52 ガス出口
53 ゲート
54 流動床冷却器
61 流動床
62 ガス入口
63 ガス入口
64 分配装置
65 コンディショニング装置
66 内輪
67 ガス分配装置
68 ガス入口
69 ガス出口
70 移行部
71 ガス分配装置
72 ガス供給部
73 反応器
74 内部構造物
75 ガス入口
76 ゲート
77 流動床冷却器
Claims (16)
- 140℃〜250℃で再結晶化し、かつ引き続き約200℃〜250℃で後縮合し、かつ最終的に60℃以下に冷却し、その際、加熱媒体および冷却媒体として通常のプロセスガスを使用することにより、固相の、非晶質もしくは部分的に結晶化した顆粒の形でポリエステル材料を連続的に重縮合する方法において、再結晶温度までの加熱時間および滞留時間が1〜10分であることを特徴とする、固相のポリエステル材料を連続的に重縮合する方法。
- ポリエステル材料の融点付近まで迅速に加熱する、請求項1記載の方法。
- 加熱時間および滞留時間が有利に2〜8分である、請求項1または2記載の方法。
- 再結晶化の際にプロセスガスが貫流する生成物層の厚さが1〜10cm、有利には3〜8cmである、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
- 流路中の生成物層の厚さが5〜60cmである、請求項1または2記載の方法。
- 再結晶化の際に流速1.5〜4m/sの高いガス量を使用する、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
- ポリエステル材料の初期IVが約0.7までである、請求項1記載の方法。
- ポリエステル材料が、(流路中)直交流で、または向流でおよび/または並流で貫流される、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
- 後縮合したポリエステル材料をプロセスガスによりガス入口の範囲で予冷する、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
- プロセスガスとして有利に窒素を使用する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
- 低い生成物圧力において高い顆粒降下速度を達成する、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
- 再結晶器(4、21)、反応器(10、27)、顆粒冷却部およびガス案内部を有する、固相の、有利には顆粒のポリエステル材料を連続的に重縮合するため、特に請求項1記載の方法を実施するための装置において、再結晶器(21)が直接反応器(27)の上方に、かつ該反応器と1つのユニットを形成して配置されていることを特徴とする、固相のポリエステル材料を連続的に重縮合するための装置。
- 再結晶器(4)の前に流動床(1)が接続されている、請求項11記載の装置。
- 反応器(10、27、49、73)が、有利に同じ方向に配置されているリング形の内部構造物(4)を有する、請求項12記載の装置。
- コンディショニング装置(44)が、反対方向に配置されているリング形の内部構造物(45)を有する、請求項11記載の装置。
- ガス洗浄のために、フィルター、ガス洗浄器/スクラバーまたは触媒および分子ふるい乾燥器を有する、請求項11記載の装置。
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