JP2004520745A - 小型ブロードバンド・リング状・マイクロストリップパッチアンテナ - Google Patents
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Abstract
小型のブロードバンドの積み重ねられたマイクロストリップパッチアンテナが提供される。上記アンテナは2つのパッチ、すなわち励振パッチと非励振パッチとで形成され、それらのうちの少なくとも一方は、本発明において新規に画成されたリング状空間充填面(RSFS)によって画成される。この新規な技術によって、アンテナのサイズは従来技術に関して削減可能であり、又は、それに代わって、固定されたサイズが与えられたならば、当該アンテナは、同じサイズの従来型のマイクロストリップパッチアンテナに関してより低い周波数で、かつ拡張された帯域幅で動作可能である。また、当該アンテナは、高次のモードで動作されるときに高い利得を有することを特徴とする。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、空間充填曲線(space-filling curve:SFC)と呼ばれる革新的な曲線のセットに基づく、削減されたサイズとブロードバンドの動作とを有するマイクロストリップパッチアンテナの新規なファミリーに関する。本発明は、携帯型機器のサイズ及び重量が小さいことを必要とする、モバイル通信装置(セルラー電話、セルラーページャ、携帯型コンピュータ、及びデータハンドラなど)の環境において特に有用である。
【背景技術】
【0002】
アンテナは、それが動作波長と比較して小さい空間内に収容されうるときに、小型アンテナ(ミニチュアアンテナ)であると呼ばれる。より正確には、アンテナを小ささで分類するための基準として、ラジアン球(radiansphere)が用いられる。ラジアン球は、πの2倍で除算された動作波長に等しい半径を有する仮想的な球であり、アンテナは、それが当該ラジアン球の内部に収容されうるときに、波長に関して小型であると呼ばれる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
小型アンテナに関する原理的な限界は、エイチ・ホイーラー(H. Wheeler)とエル・ジェイ・チュウ(L. J. Chu)によって1940年代半ばに理論的に確立された。彼らは、基本的に、放射される電力と比較してアンテナの近傍に蓄えられた大きなリアクティブエネルギーに起因して、小型アンテナが高いクオリティファクタ(Q)を有するということを提示した。そのような高いクオリティファクタは狭い帯域幅をもたらし、実際に、そのような理論で導出される原理的な限界は、特定のサイズの小型アンテナが与えられた場合の最大の帯域幅を課す。小型アンテナの他の特性は、その小さな放射抵抗とその低い効率とにある。
【0004】
小さな空間から効率的に放射できる革新的な構造を開発することは、非常に大きな商業的重要性を有し、特に、携帯型機器のサイズ及び重量が小さいことを必要とするモバイル通信装置(いくつかの例を挙げると、セルラー電話、セルラーページャ、携帯型コンピュータ、及びデータハンドラ)の環境において非常に大きな商業的重要性を有する。アール・シー・ハンセン(アール・シー・ハンセン,“アンテナの原理的限界”,IEEEプロシーディングズ,Vol.69,No.2,1981年2月(R. C. Hansen, "Fundamental Limitations on Antennas," Proc. IEEE, vol.69, no.2, February 1981))によると、小型アンテナの性能は、当該アンテナを包囲する仮想的なラジアン球内の利用可能な小さな空間を効率的に用いるその能力に依存する。本発明では、従来技術で説明された他の古典的なマイクロストリップパッチアンテナの性能を改善する小型アンテナの設計及び構成のために、リング状空間充填面(ring-like space-filling surface:RSFS)と呼ばれる新規な幾何学的形状のセットが導入される。
【0005】
マイクロストリップアンテナ(マイクロストリップパッチアンテナとしても知られる)の一般的な構成は当業者には公知であり、例えば、(ディー・ポーザー,“マイクロストリップアンテナ:マイクロストリップアンテナ及びアレーの解析及び設計”,IEEEプレス,ピスカタウェイ,ニュージャージー,08855−1331(D. Pozar, "Microstrip Antennas: The Analysis and Design of Microstrip Antennas and Arrays". IEEE Press, Piscataway, NJ 08855-1331))において見つけることができる。そのようなアンテナの、他のアンテナ構成と比較した利点は、(例えば、当該アンテナが乗物の表面形状に応じて適合化されうるような)低く平坦な輪郭と、その便利な製造技術(実質的に任意のプリント回路基板の基板上に任意形状のパッチが印刷されうる。)と、低いコストとにある。この種のアンテナの主要な欠点は、その狭い帯域幅にあり、これは、アンテナのサイズが半波長よりも小さくなるときにさらに縮小される。マイクロストリップアンテナの帯域幅を拡大するための一般的な技術は、非励振パッチ(マイクロストリップアンテナ上に配置され、励振パッチとの近接結合を除いて給電機構を持たない第2のパッチ)によるものであり、この非励振パッチは放射機構を改善する(非励振パッチ技術の説明は、ジェイ・エフ・ズルヒャー及びエフ・イー・ガーディオル,“ブロードバンドパッチアンテナ”,アーテックハウス,1995年(J. F. Zurcher and F. E. Gardiol, "Broadband Patch Antennas", Artech House 1995)において見つけることができる。)。そのような積み重ねられた(スタックされた)アンテナ構成に共通する欠点は、構造全体のサイズにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この意味で、本発明は、従来技術に関して積み重ねられたパッチ構成のサイズを削減することと帯域幅を改善することとの両方のための技術を開示する。この新規な技術は、明らかに、従来技術のアンテナの性能を改善するために、誘電体、磁性体、又は磁性誘電体(magnetodielectric)の材料をアンテナに装荷するような、従来技術に係る他の小型化技術とも組み合わせ可能である。
【0007】
本発明の利点は、広い帯域幅で動作しながらもなお、古典的なパッチアンテナと比較したときに縮小されたサイズを有するマイクロストリップパッチアンテナを取得することにある。提案されたアンテナは、導電性の接地カウンタポイズ又は接地平面と実質的に平行な第1の導電性の面(励振パッチ又はアクティブパッチ)と、そのような励振パッチの上方に平行に配置された第2の導電性の面(非励振パッチ)とによって構成される、積み重ねられたパッチ構成に基づく。そのような非励振パッチは励振パッチの上方に配置されるので、励振パッチは上記非励振パッチと上記接地平面との間に配置される。上記励振パッチを励振するために、1つ又はそれよりも多くの給電ソースが使用可能である。上記励振パッチの給電素子は、他のマイクロストリップパッチアンテナに関する従来技術で説明された公知の給電素子(例えば、同軸プローブ、同一平面内のマイクロストリップ線路、容量性結合、又は接地平面における開口など)のうちの任意のものであってもよい。
【0008】
本発明の本質的な部分は、励振パッチ又は非励振パッチのいずれか(あるいは両方)の特定の幾何学的形状にある。上記幾何学的形状(RSFS)は、パッチを包囲する外周と、パッチ内における導電性材料が存在しない領域を画成する内周とを備えたリングにてなる。本発明の特徴的な部分は、励振パッチ又は非励振パッチのいずれか(あるいはそれらの両方)の上における、リングの内周又は外周のいずれかの形状にある。上記特徴的な周は、空間充填曲線(SFC)として、すなわち、物理的長さに関して長いが、当該曲線が包含されうる面積に関して小さい曲線として形成される。より正確には、本願明細書では、空間充填曲線に対して以下の定義を採用する。すなわち、空間充填曲線は、少なくとも10個のセグメント(線分)で構成される曲線であって、上記複数のセグメントは、各セグメントがそれらに隣接するものと所定の角度を形成するように互いに接続される、すなわち、隣接するセグメントの対は、より大きな直線状のセグメントを画成することがない。また、上記曲線は、オプションとして、以下のような場合かつその場合に限って空間内の固定された直線方向に沿って周期的であってもよい。すなわち、上記周期は、少なくとも10個の互いに接続されたセグメントで構成された非周期的な曲線によって画成され、かつ、上記隣接し互いに接続されたセグメントの対は、直線状のより長いセグメントを画成することがない場合である。また、そのようなSFCの模様(又は設計)がどのようであっても、それは、始点と終点を除いたいかなる点においてもそれ自体と決して交わることがない(すなわち、曲線全体は、アンテナ構成内で1つのパッチの内周又は外周のいずれかを画成する閉じたループとして構成される。)。セグメント間の角度に起因して、上記空間充填曲線の物理的長さは、上記空間充填曲線と同じ面積(面)に収容されうる任意の直線のそれよりも常に長くなる。それに加えて、本発明に係る小型パッチアンテナの構造を適正に形成するために、SFC曲線に属する複数のセグメントは、自由空間の動作波長の10分の1よりも短くなければならない。
【0009】
非励振パッチの働きは、アンテナセット全体の帯域幅を拡張することにある。厚さ及びサイズの制約と特定のアプリケーションとに依存して、励振パッチの上方に配置される非励振パッチのために同様の本質的な構成を用いることによって、さらなるサイズの削減が達成される。
【0010】
正確には、励振パッチ又は非励振パッチのいずれかの上のリングの内周又は外周(あるいは両方)の特定のSFC形状に起因して、アンテナは低い共振周波数を有することを特徴とし、ゆえに、アンテナのサイズは従来型のアンテナと比較して削減されうる。リング形状におけるそのような特定の幾何学的形状に起因して、本発明は、マイクロストリップ空間充填リングアンテナ(又はMSFRアンテナ)と呼ばれる。また、リングに対して中央の穴が存在しない、べた(solid)のパッチ構成においてさえも、パッチの周(外周)をSFCとして形成することは、アンテナのサイズを削減することに寄与する(しかしながら、この場合、サイズの削減はリングの場合におけるほど大きくはない。)。
【発明の効果】
【0011】
本願明細書において開示されたMSFR構成(図1)を用いることの利点は、3つの部分からなる。
(a)特定の動作周波数又は波長が与えられたならば、上記MSFRアンテナは、従来技術に関して削減された電気的サイズを有する。
(b)MSFRアンテナの物理的サイズが与えられたならば、上記アンテナは、従来技術よりも低い周波数(より長い波長)で動作可能である。
(c)特定の動作周波数又は波長が与えられたならば、上記MSFRアンテナは、従来技術に関してより大きなインピーダンスの帯域幅を有する。
【0012】
また、これらのアンテナがより高次の周波数モードで動作する場合、それらは狭いビーム放射パターンを有することを特徴とし、このことは、当該アンテナを高い利得のアプリケーションに適当なものにするということが観察される。
【0013】
当業者には容易に想到されるように、交差偏波又は円偏波又は楕円偏波のような他の特徴は、新規に開示された構成に対して、背景技術で説明された同様の従来技術を適用して取得されうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は、MSFRアンテナの3つの好ましい実施形態を示す。上段のものは、接地平面(6)上の励振パッチ(3)と、上記励振パッチ上に配置された非励振パッチ(4)とによって形成され、パッチのうちの少なくとも1つがRSFSである(例えば、図1(上)では両方のパッチがRSFSであり、(中)では非励振パッチのみがRSFSであり、(下)では励振パッチのみがRSFSである)アンテナを示す。上記励振パッチ及び非励振パッチは、その実装は本発明には関わりがないので、現状の当該技術において既に利用可能なマイクロストリップアンテナのための公知技術のうちの任意のものによって実装可能である。例えば、各パッチは、誘電体基板(7及び8)上に印刷可能であり、又は、金属層に対してレーザ切断処理を用いて成形可能である。誘電体基板上にRSFSをパターン化するために、公知のプリント回路製造技術のうちの任意のものが適用可能である。上記誘電体基板は、例えば、グラスファイバ板、テフロン(登録商標)をベースとする基板(例えば、キュークラッド(Cuclad:登録商標))、又は他の標準的な無線周波及びマイクロ波用基板(例えば、ロジャーズ4003(Rogers 4003:登録商標)又はカプトン(Kapton:登録商標))であることが可能である。ラジオ、TV、セルラー電話機(GSM900、GSM1800、UMTS)、又は電磁波による他の通信サービスを送信するか又は受信するために、自動車のような車両、電車又は飛行機にアンテナが装着されるべき場合には、誘電体基板は窓ガラスの一部さえであってもよい。当然ながら、励振パッチの入力端子にマッチングネットワークが接続されるか、又は統合化されることが可能である。励振パッチ(3)と非励振パッチ(4)との間の媒体(9)は、空気、フォーム(発泡体)、又は任意の標準的な無線周波及びマイクロ波用基板であることが可能である。上記励振パッチの給電方式は、従来技術のパッチアンテナで用いられた公知の方式のうちの任意のものを採用することができ、例えば、接地平面に接続された外部導体と、所望の入力抵抗の地点(5)において励振パッチに接続された内部導体とを有する同軸ケーブルを採用することができる。当然ながら、同軸ケーブルの接続点の周囲のパッチ上における容量性のギャップ、又は、同軸ケーブルの内部導体に接続され、パッチに平行に所定距離だけ離れて配置された容量性の電極(プレート)などを含む典型的な変形例も、同様に使用可能である。他の明らかな給電機構の例は、例えば、励振パッチアンテナと同じ接地平面を共有するマイクロストリップ伝送線路であり、ここで、上記ストリップは励振パッチに対して容量的に結合されかつ上記励振パッチの下方に所定距離だけ離れて配置され、もう1つの実施形態では、上記ストリップは接地平面の下方に配置されかつスロットを介して励振パッチに接続され、さらに、マイクロストリップ伝送線路は、励振パッチと同一平面内にあるストリップを備えてさえいてもよい。これらすべての機構は従来技術から公知であり、本発明の本質的な部分を構成するものではない。本発明の本質的な部分は励振パッチと非励振パッチの形状(この場合はRSFSの幾何学的形状)にあって、これが、従来技術の構成に関して当該アンテナのサイズを削減し、かつ帯域幅を拡張することに寄与する。
【0015】
非励振パッチの寸法は、必ずしも励振パッチと同じではない。その寸法は、励振素子及び非励振素子の共振を比較したときに20%よりも小さい差を有して実質的に同様の共振周波数を取得するように調整されうる。
【0016】
図2は他の好ましい実施形態を示し、ここで、上記励振パッチ(3)と非励振パッチ(4)の中心は、接地平面(7)に対する同じ垂直軸上には整列されていない。上の図は垂直及び水平方向の非整列(misalignment)を示し、中は水平方向の非整列を示し、下は垂直方向の非整列を示す。この非整列は、放射パターンのビーム幅を制御するために有用である。
【0017】
励振パッチ又は非励振パッチのいずれかに対するいくつかの変形例を説明するために、いくつかの例が提示される。図3は励振パッチ又は非励振パッチのいずれかのためのいくつかのRSFSを示し、ここでは、内周(1)及び外周(2)は同じSFCに基づいている。図4は、異なる内周の長さを有する他の好ましい実施形態を示す。内周におけるこの差は、動作周波数をわずかに変更して調整するために有用である。図5は他の好ましい実施形態を示し、ここでは、RSFSの外周(1)は、内周(2)とは異なるSFCに基づいている。図6及び図7は、他のSFC曲線の例による他の好ましい実施形態を示し、ここでは、RSFSの内周(1)及び外周(2)は、同じSFCに基づいている。
【0018】
図8はいくつかの例を示し、ここでは、除去された部分の中心は、パッチの中心と同じではない。この中心の変位は、MSFRアンテナを特定の基準インピーダンスに整合させるために励振パッチ上に給電点を配置することに特に有用である。この方法で、5Ωを超える入力インピーダンスを有することが特徴となりうる。
【0019】
図9は、いくつかの組み合わせを含む他の好ましい実施形態を示し、RSFSの外周(1)と内周が異なるSFCに基づくときの、中心の非整列が存在する実施形態を示す。
【0020】
図10はもう1つの好ましい実施形態を示し、(図a及びb)では、RSFSの外周(1)はSFCであり、内周は従来のユークリッド曲線(例えば、正方形、円…)である。さらに、図c及びdに示された例において、RSFSの外周(1)は古典的なユークリッド曲線(例えば、正方形、円…)であり、内周(2)はSFCである。
【0021】
われわれの発明の原理が、そのいくつかの好ましい実施形態において図示されかつ説明されたが、本発明は、そのような原理から離れることなく構成及び詳細において変更可能であるということは当業者には容易に明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】MSFRアンテナのための3つの異なる構成を示し、励振パッチ及び非励振パッチのためのRSFSを有する構成(上)と、非励振パッチのみのためのRSFSを有する構成(中)と、励振パッチのみのためのRSFSを有する構成(下)とを示す図である。
【図2】MSFRアンテナのための3つの異なる構成を示し、励振パッチ及び非励振パッチの中央が、接地平面に対する同一の垂直軸上に乗っていない場合を示す図である。
【図3】いくつかのRSFSの例を示し、内周と外周が同一の曲線に基づきかつ同一の本数のセグメントを有する場合を示す図である。
【図4】同じ曲線に基づくいくつかのRSFSの例を示し、それぞれの場合で外周と内周が異なる長さを有するときを示す図である。
【図5】複数のRSFSの例を示し、外周と内周が、等しい本数のセグメントと異なる本数のセグメントを有する異なる曲線に基づく場合を示す図である。
【図6】異なるSFCに基づいた図3の場合のRSFSの例を示す図である。
【図7】図6の例にさらに追加されたRSFSの例を示す図である。
【図8】いくつかのRSFSの例を示し、構造全体の中心が、除去された部分の中心と一致しない場合を示す図である。
【図9】複数のRSFSの例を示し、内周と外周のために異なるSFCを有し、かつ、構造全体の中心が、除去された部分の中心とは異なるように配置された場合を示す図である。
【図10】複数のRSFSの例を示し、図a及びbは、外周がSFCであり内周が古典的なユークリッド曲線(例えば、正方形、円、三角形…)である場合を示し、図c及びdは、外周が従来の多角形の幾何学的形状(例えば、正方形、円、三角形…)であり内周がSFCである場合を示す図である。
【符号の説明】
【0023】
1…外周、
2…内周、
3…励振パッチ、
4…非励振パッチ、
5…所望の入力抵抗の地点、
6…接地平面、
7,8…誘電体基板、
9…媒体。
【0001】
本発明は、空間充填曲線(space-filling curve:SFC)と呼ばれる革新的な曲線のセットに基づく、削減されたサイズとブロードバンドの動作とを有するマイクロストリップパッチアンテナの新規なファミリーに関する。本発明は、携帯型機器のサイズ及び重量が小さいことを必要とする、モバイル通信装置(セルラー電話、セルラーページャ、携帯型コンピュータ、及びデータハンドラなど)の環境において特に有用である。
【背景技術】
【0002】
アンテナは、それが動作波長と比較して小さい空間内に収容されうるときに、小型アンテナ(ミニチュアアンテナ)であると呼ばれる。より正確には、アンテナを小ささで分類するための基準として、ラジアン球(radiansphere)が用いられる。ラジアン球は、πの2倍で除算された動作波長に等しい半径を有する仮想的な球であり、アンテナは、それが当該ラジアン球の内部に収容されうるときに、波長に関して小型であると呼ばれる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
小型アンテナに関する原理的な限界は、エイチ・ホイーラー(H. Wheeler)とエル・ジェイ・チュウ(L. J. Chu)によって1940年代半ばに理論的に確立された。彼らは、基本的に、放射される電力と比較してアンテナの近傍に蓄えられた大きなリアクティブエネルギーに起因して、小型アンテナが高いクオリティファクタ(Q)を有するということを提示した。そのような高いクオリティファクタは狭い帯域幅をもたらし、実際に、そのような理論で導出される原理的な限界は、特定のサイズの小型アンテナが与えられた場合の最大の帯域幅を課す。小型アンテナの他の特性は、その小さな放射抵抗とその低い効率とにある。
【0004】
小さな空間から効率的に放射できる革新的な構造を開発することは、非常に大きな商業的重要性を有し、特に、携帯型機器のサイズ及び重量が小さいことを必要とするモバイル通信装置(いくつかの例を挙げると、セルラー電話、セルラーページャ、携帯型コンピュータ、及びデータハンドラ)の環境において非常に大きな商業的重要性を有する。アール・シー・ハンセン(アール・シー・ハンセン,“アンテナの原理的限界”,IEEEプロシーディングズ,Vol.69,No.2,1981年2月(R. C. Hansen, "Fundamental Limitations on Antennas," Proc. IEEE, vol.69, no.2, February 1981))によると、小型アンテナの性能は、当該アンテナを包囲する仮想的なラジアン球内の利用可能な小さな空間を効率的に用いるその能力に依存する。本発明では、従来技術で説明された他の古典的なマイクロストリップパッチアンテナの性能を改善する小型アンテナの設計及び構成のために、リング状空間充填面(ring-like space-filling surface:RSFS)と呼ばれる新規な幾何学的形状のセットが導入される。
【0005】
マイクロストリップアンテナ(マイクロストリップパッチアンテナとしても知られる)の一般的な構成は当業者には公知であり、例えば、(ディー・ポーザー,“マイクロストリップアンテナ:マイクロストリップアンテナ及びアレーの解析及び設計”,IEEEプレス,ピスカタウェイ,ニュージャージー,08855−1331(D. Pozar, "Microstrip Antennas: The Analysis and Design of Microstrip Antennas and Arrays". IEEE Press, Piscataway, NJ 08855-1331))において見つけることができる。そのようなアンテナの、他のアンテナ構成と比較した利点は、(例えば、当該アンテナが乗物の表面形状に応じて適合化されうるような)低く平坦な輪郭と、その便利な製造技術(実質的に任意のプリント回路基板の基板上に任意形状のパッチが印刷されうる。)と、低いコストとにある。この種のアンテナの主要な欠点は、その狭い帯域幅にあり、これは、アンテナのサイズが半波長よりも小さくなるときにさらに縮小される。マイクロストリップアンテナの帯域幅を拡大するための一般的な技術は、非励振パッチ(マイクロストリップアンテナ上に配置され、励振パッチとの近接結合を除いて給電機構を持たない第2のパッチ)によるものであり、この非励振パッチは放射機構を改善する(非励振パッチ技術の説明は、ジェイ・エフ・ズルヒャー及びエフ・イー・ガーディオル,“ブロードバンドパッチアンテナ”,アーテックハウス,1995年(J. F. Zurcher and F. E. Gardiol, "Broadband Patch Antennas", Artech House 1995)において見つけることができる。)。そのような積み重ねられた(スタックされた)アンテナ構成に共通する欠点は、構造全体のサイズにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この意味で、本発明は、従来技術に関して積み重ねられたパッチ構成のサイズを削減することと帯域幅を改善することとの両方のための技術を開示する。この新規な技術は、明らかに、従来技術のアンテナの性能を改善するために、誘電体、磁性体、又は磁性誘電体(magnetodielectric)の材料をアンテナに装荷するような、従来技術に係る他の小型化技術とも組み合わせ可能である。
【0007】
本発明の利点は、広い帯域幅で動作しながらもなお、古典的なパッチアンテナと比較したときに縮小されたサイズを有するマイクロストリップパッチアンテナを取得することにある。提案されたアンテナは、導電性の接地カウンタポイズ又は接地平面と実質的に平行な第1の導電性の面(励振パッチ又はアクティブパッチ)と、そのような励振パッチの上方に平行に配置された第2の導電性の面(非励振パッチ)とによって構成される、積み重ねられたパッチ構成に基づく。そのような非励振パッチは励振パッチの上方に配置されるので、励振パッチは上記非励振パッチと上記接地平面との間に配置される。上記励振パッチを励振するために、1つ又はそれよりも多くの給電ソースが使用可能である。上記励振パッチの給電素子は、他のマイクロストリップパッチアンテナに関する従来技術で説明された公知の給電素子(例えば、同軸プローブ、同一平面内のマイクロストリップ線路、容量性結合、又は接地平面における開口など)のうちの任意のものであってもよい。
【0008】
本発明の本質的な部分は、励振パッチ又は非励振パッチのいずれか(あるいは両方)の特定の幾何学的形状にある。上記幾何学的形状(RSFS)は、パッチを包囲する外周と、パッチ内における導電性材料が存在しない領域を画成する内周とを備えたリングにてなる。本発明の特徴的な部分は、励振パッチ又は非励振パッチのいずれか(あるいはそれらの両方)の上における、リングの内周又は外周のいずれかの形状にある。上記特徴的な周は、空間充填曲線(SFC)として、すなわち、物理的長さに関して長いが、当該曲線が包含されうる面積に関して小さい曲線として形成される。より正確には、本願明細書では、空間充填曲線に対して以下の定義を採用する。すなわち、空間充填曲線は、少なくとも10個のセグメント(線分)で構成される曲線であって、上記複数のセグメントは、各セグメントがそれらに隣接するものと所定の角度を形成するように互いに接続される、すなわち、隣接するセグメントの対は、より大きな直線状のセグメントを画成することがない。また、上記曲線は、オプションとして、以下のような場合かつその場合に限って空間内の固定された直線方向に沿って周期的であってもよい。すなわち、上記周期は、少なくとも10個の互いに接続されたセグメントで構成された非周期的な曲線によって画成され、かつ、上記隣接し互いに接続されたセグメントの対は、直線状のより長いセグメントを画成することがない場合である。また、そのようなSFCの模様(又は設計)がどのようであっても、それは、始点と終点を除いたいかなる点においてもそれ自体と決して交わることがない(すなわち、曲線全体は、アンテナ構成内で1つのパッチの内周又は外周のいずれかを画成する閉じたループとして構成される。)。セグメント間の角度に起因して、上記空間充填曲線の物理的長さは、上記空間充填曲線と同じ面積(面)に収容されうる任意の直線のそれよりも常に長くなる。それに加えて、本発明に係る小型パッチアンテナの構造を適正に形成するために、SFC曲線に属する複数のセグメントは、自由空間の動作波長の10分の1よりも短くなければならない。
【0009】
非励振パッチの働きは、アンテナセット全体の帯域幅を拡張することにある。厚さ及びサイズの制約と特定のアプリケーションとに依存して、励振パッチの上方に配置される非励振パッチのために同様の本質的な構成を用いることによって、さらなるサイズの削減が達成される。
【0010】
正確には、励振パッチ又は非励振パッチのいずれかの上のリングの内周又は外周(あるいは両方)の特定のSFC形状に起因して、アンテナは低い共振周波数を有することを特徴とし、ゆえに、アンテナのサイズは従来型のアンテナと比較して削減されうる。リング形状におけるそのような特定の幾何学的形状に起因して、本発明は、マイクロストリップ空間充填リングアンテナ(又はMSFRアンテナ)と呼ばれる。また、リングに対して中央の穴が存在しない、べた(solid)のパッチ構成においてさえも、パッチの周(外周)をSFCとして形成することは、アンテナのサイズを削減することに寄与する(しかしながら、この場合、サイズの削減はリングの場合におけるほど大きくはない。)。
【発明の効果】
【0011】
本願明細書において開示されたMSFR構成(図1)を用いることの利点は、3つの部分からなる。
(a)特定の動作周波数又は波長が与えられたならば、上記MSFRアンテナは、従来技術に関して削減された電気的サイズを有する。
(b)MSFRアンテナの物理的サイズが与えられたならば、上記アンテナは、従来技術よりも低い周波数(より長い波長)で動作可能である。
(c)特定の動作周波数又は波長が与えられたならば、上記MSFRアンテナは、従来技術に関してより大きなインピーダンスの帯域幅を有する。
【0012】
また、これらのアンテナがより高次の周波数モードで動作する場合、それらは狭いビーム放射パターンを有することを特徴とし、このことは、当該アンテナを高い利得のアプリケーションに適当なものにするということが観察される。
【0013】
当業者には容易に想到されるように、交差偏波又は円偏波又は楕円偏波のような他の特徴は、新規に開示された構成に対して、背景技術で説明された同様の従来技術を適用して取得されうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は、MSFRアンテナの3つの好ましい実施形態を示す。上段のものは、接地平面(6)上の励振パッチ(3)と、上記励振パッチ上に配置された非励振パッチ(4)とによって形成され、パッチのうちの少なくとも1つがRSFSである(例えば、図1(上)では両方のパッチがRSFSであり、(中)では非励振パッチのみがRSFSであり、(下)では励振パッチのみがRSFSである)アンテナを示す。上記励振パッチ及び非励振パッチは、その実装は本発明には関わりがないので、現状の当該技術において既に利用可能なマイクロストリップアンテナのための公知技術のうちの任意のものによって実装可能である。例えば、各パッチは、誘電体基板(7及び8)上に印刷可能であり、又は、金属層に対してレーザ切断処理を用いて成形可能である。誘電体基板上にRSFSをパターン化するために、公知のプリント回路製造技術のうちの任意のものが適用可能である。上記誘電体基板は、例えば、グラスファイバ板、テフロン(登録商標)をベースとする基板(例えば、キュークラッド(Cuclad:登録商標))、又は他の標準的な無線周波及びマイクロ波用基板(例えば、ロジャーズ4003(Rogers 4003:登録商標)又はカプトン(Kapton:登録商標))であることが可能である。ラジオ、TV、セルラー電話機(GSM900、GSM1800、UMTS)、又は電磁波による他の通信サービスを送信するか又は受信するために、自動車のような車両、電車又は飛行機にアンテナが装着されるべき場合には、誘電体基板は窓ガラスの一部さえであってもよい。当然ながら、励振パッチの入力端子にマッチングネットワークが接続されるか、又は統合化されることが可能である。励振パッチ(3)と非励振パッチ(4)との間の媒体(9)は、空気、フォーム(発泡体)、又は任意の標準的な無線周波及びマイクロ波用基板であることが可能である。上記励振パッチの給電方式は、従来技術のパッチアンテナで用いられた公知の方式のうちの任意のものを採用することができ、例えば、接地平面に接続された外部導体と、所望の入力抵抗の地点(5)において励振パッチに接続された内部導体とを有する同軸ケーブルを採用することができる。当然ながら、同軸ケーブルの接続点の周囲のパッチ上における容量性のギャップ、又は、同軸ケーブルの内部導体に接続され、パッチに平行に所定距離だけ離れて配置された容量性の電極(プレート)などを含む典型的な変形例も、同様に使用可能である。他の明らかな給電機構の例は、例えば、励振パッチアンテナと同じ接地平面を共有するマイクロストリップ伝送線路であり、ここで、上記ストリップは励振パッチに対して容量的に結合されかつ上記励振パッチの下方に所定距離だけ離れて配置され、もう1つの実施形態では、上記ストリップは接地平面の下方に配置されかつスロットを介して励振パッチに接続され、さらに、マイクロストリップ伝送線路は、励振パッチと同一平面内にあるストリップを備えてさえいてもよい。これらすべての機構は従来技術から公知であり、本発明の本質的な部分を構成するものではない。本発明の本質的な部分は励振パッチと非励振パッチの形状(この場合はRSFSの幾何学的形状)にあって、これが、従来技術の構成に関して当該アンテナのサイズを削減し、かつ帯域幅を拡張することに寄与する。
【0015】
非励振パッチの寸法は、必ずしも励振パッチと同じではない。その寸法は、励振素子及び非励振素子の共振を比較したときに20%よりも小さい差を有して実質的に同様の共振周波数を取得するように調整されうる。
【0016】
図2は他の好ましい実施形態を示し、ここで、上記励振パッチ(3)と非励振パッチ(4)の中心は、接地平面(7)に対する同じ垂直軸上には整列されていない。上の図は垂直及び水平方向の非整列(misalignment)を示し、中は水平方向の非整列を示し、下は垂直方向の非整列を示す。この非整列は、放射パターンのビーム幅を制御するために有用である。
【0017】
励振パッチ又は非励振パッチのいずれかに対するいくつかの変形例を説明するために、いくつかの例が提示される。図3は励振パッチ又は非励振パッチのいずれかのためのいくつかのRSFSを示し、ここでは、内周(1)及び外周(2)は同じSFCに基づいている。図4は、異なる内周の長さを有する他の好ましい実施形態を示す。内周におけるこの差は、動作周波数をわずかに変更して調整するために有用である。図5は他の好ましい実施形態を示し、ここでは、RSFSの外周(1)は、内周(2)とは異なるSFCに基づいている。図6及び図7は、他のSFC曲線の例による他の好ましい実施形態を示し、ここでは、RSFSの内周(1)及び外周(2)は、同じSFCに基づいている。
【0018】
図8はいくつかの例を示し、ここでは、除去された部分の中心は、パッチの中心と同じではない。この中心の変位は、MSFRアンテナを特定の基準インピーダンスに整合させるために励振パッチ上に給電点を配置することに特に有用である。この方法で、5Ωを超える入力インピーダンスを有することが特徴となりうる。
【0019】
図9は、いくつかの組み合わせを含む他の好ましい実施形態を示し、RSFSの外周(1)と内周が異なるSFCに基づくときの、中心の非整列が存在する実施形態を示す。
【0020】
図10はもう1つの好ましい実施形態を示し、(図a及びb)では、RSFSの外周(1)はSFCであり、内周は従来のユークリッド曲線(例えば、正方形、円…)である。さらに、図c及びdに示された例において、RSFSの外周(1)は古典的なユークリッド曲線(例えば、正方形、円…)であり、内周(2)はSFCである。
【0021】
われわれの発明の原理が、そのいくつかの好ましい実施形態において図示されかつ説明されたが、本発明は、そのような原理から離れることなく構成及び詳細において変更可能であるということは当業者には容易に明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】MSFRアンテナのための3つの異なる構成を示し、励振パッチ及び非励振パッチのためのRSFSを有する構成(上)と、非励振パッチのみのためのRSFSを有する構成(中)と、励振パッチのみのためのRSFSを有する構成(下)とを示す図である。
【図2】MSFRアンテナのための3つの異なる構成を示し、励振パッチ及び非励振パッチの中央が、接地平面に対する同一の垂直軸上に乗っていない場合を示す図である。
【図3】いくつかのRSFSの例を示し、内周と外周が同一の曲線に基づきかつ同一の本数のセグメントを有する場合を示す図である。
【図4】同じ曲線に基づくいくつかのRSFSの例を示し、それぞれの場合で外周と内周が異なる長さを有するときを示す図である。
【図5】複数のRSFSの例を示し、外周と内周が、等しい本数のセグメントと異なる本数のセグメントを有する異なる曲線に基づく場合を示す図である。
【図6】異なるSFCに基づいた図3の場合のRSFSの例を示す図である。
【図7】図6の例にさらに追加されたRSFSの例を示す図である。
【図8】いくつかのRSFSの例を示し、構造全体の中心が、除去された部分の中心と一致しない場合を示す図である。
【図9】複数のRSFSの例を示し、内周と外周のために異なるSFCを有し、かつ、構造全体の中心が、除去された部分の中心とは異なるように配置された場合を示す図である。
【図10】複数のRSFSの例を示し、図a及びbは、外周がSFCであり内周が古典的なユークリッド曲線(例えば、正方形、円、三角形…)である場合を示し、図c及びdは、外周が従来の多角形の幾何学的形状(例えば、正方形、円、三角形…)であり内周がSFCである場合を示す図である。
【符号の説明】
【0023】
1…外周、
2…内周、
3…励振パッチ、
4…非励振パッチ、
5…所望の入力抵抗の地点、
6…接地平面、
7,8…誘電体基板、
9…媒体。
Claims (6)
- 少なくとも2つの導電性の平行な面と、導電性の接地
平面又はカウンタポイズとを備え、上記導電性の第1の面は、上記接地平面の上面に実質的に平行に配置されかつ給電点を含む励振素子として動作し、上記第2の面は、上記第1の面の上方に配置された非励振素子として動作する、小型ブロードバンド・マイクロストリップパッチアンテナにおいて、
上記第1及び第2の導電性の面のうちの少なくとも一方は、内周と外周を備えた平面状のリングにてなり、上記周の少なくとも一方の形状は空間充填曲線であり、
上記空間充填曲線は少なくとも10個のセグメントによって構成され、上記複数のセグメントは、各隣接するセグメントと接続され、上記複数の隣接するセグメントは、それらに隣接するものと所定の角度を形成し、隣接するセグメントの対はより大きな直線状のセグメントを画成せず、
上記空間充填曲線は、始点と終点とを除いたいかなる点においてもそれ自体と決して交わることがなく、
上記複数のセグメントを自由空間の動作波長の10分の1よりも短くすることにより、当該アンテナのサイズを削減することを特徴とする小型ブロードバンド・マイクロストリップパッチアンテナ。 - 上記面の両方の中心に直交する2つの軸を重複させないことによりインピーダンスの帯域幅と放射パターンのビーム幅との両方を制御するように、上記面のうちの少なくとも一方は横方向に変位された請求項1記載の小型ブロードバンド・マイクロストリップパッチアンテナ。
- 上記第1又は第2の面の少なくとも一方の下方又は上方に、誘電体、磁性体、又は磁性誘電体の材料が配置された請求項1又は2記載の小型ブロードバンド・マイクロストリップパッチアンテナ。
- 上記第1及び第2の面の共振周波数は、20%よりも小さい差を有して実質的に同様である請求項1、2又は3記載の小型ブロードバンド・マイクロストリップパッチアンテナ。
- 上記内周の中心は上記外周の中心の位置と一致せず、当該アンテナは5Ωより高い入力インピーダンスを有することを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1つに記載の小型ブロードバンド・マイクロストリップパッチアンテナ。
- 当該アンテナは基本の周波数モードよりも高次の周波数モードで動作することにより高い利得放射パターンを有することを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1つに記載の小型ブロードバンド・マイクロストリップパッチアンテナ。
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