JP2004520628A - 偏光装置 - Google Patents
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Abstract
投影レンズ(15)及び光変調パネル(11)とともに使用される傾斜した偏光スプリッター(13)が提供される。偏光スプリッターは極めて薄い基板(14)を有し、その基板の厚さは、画像空間内の投影レンズの焦点深度が、傾斜したスプリッターにより生じる非点収差よりも大きくなるように選定される。偏光スプリッターとしては、極めて薄い平行平板の基板に担持され若しくはその基板上に形成された、ワイヤーグリッド偏光子、偏光コーティング又は複屈折フィルムが可能である。
Description
【0001】
関連する仮出願の相互参照
本出願は、2001年5月18日に出願された米国仮出願60/292,178号の米国特許法119条(e)項に基づく利益を主張するものであり、該仮出願の全ての内容はこれをもって記載に変えるものとする。
【0002】
発明の分野
本発明は、例えばLCoSsのような反射型液晶ディスプレイとともに使用する投影光学装置に関する。本発明は特に、反射型液晶ディスプレイと協働して照明光及び反射光の効果的な分離を維持するように構成された偏光要素構造に関する。
【0003】
従来技術の説明
反射型液晶ディスプレイ(例えばシリコン基板上に構成された液晶ディスプレイであるLCoSディスプレイ−Liquid Crystal on Silicon displays)は、以下に従って偏光と協働する。ディスプレイの「オフ(off)」のピクセルは偏光状態を変えずに光を反射し、「オン(on)」のピクセルは照明光の偏光を90°回転させる。(選択的に、「オン(on)」のピクセルが偏光を変えずに、「オフ(off)」のピクセルが偏光を回転させることができる。しかし、「オフ」が偏光を変化させず「オン」が偏光を変化させる方法が実際には最も一般的な方法である。)偏光要素の公知の光学的配置を図1に示す。1994年7月5日に交付されたMiyatakeの米国特許5,327,270号「偏光ビームスプリッター装置及びライトバルブ画像投影装置」を参照のこと。該米国特許の内容は、この参照により開示に含まれるものである。
【0004】
図1の配置においては、照明光8は始めの偏光子9(S偏光子)を透過し、偏光ビームスプリッター3(PBS)のダイアゴナル(diagonal)から反射する。この光はLCoS11を照明する。「オフ」ピクセルから反射した光は、入射光と同じ偏光を有し、PBSのダイアゴナルから反射して照光装置に戻る。「オン」ピクセルから反射した光は、入ってくる光の偏光と直交する偏光を有する。その光はPBSのダイアゴナルを通過し、装置の投影レンズ内に進入する(図1の光17を参照)。この配置においては、照明光8及び画像光17は、照明光線がPBSのダイアゴナルを透過して画像光線がそのダイアゴナルから反射することによって、反転可能であることは注目すべきである。
【0005】
PBSのダイアゴナルは、S偏光を反射してP偏光を透過させるような多層構造を有する。P偏光の典型的な反射率は12%以下であり、これは装置のコントラストを低下させる。PBS3の前の始めの偏光子9は、所要水準のコントラストを維持するために、P偏光を有する光を吸収する。
【0006】
照光器からの光円錐のF数は典型的には2.8であり、これによりスキュー光線に対して重大な偏光解消効果が生じる。この幾何学的効果は上記参照したMiyatakeの特許にて説明されており、高いコントラストを維持するためにPBS3と反射型液晶ディスプレイ11(例えばLCoS)との間に1/4波長板5が必要とされる。
【0007】
この偏光配置の主たる欠点は、PBSが高価であること、及びスキュー光線の問題を低減するために非常に精密な角度調整を要する1/4波長板を必要とすることである。また1/4波長板は非常に温度に敏感であり、そのため画像装置全体のコントラストが不均一になる。
【0008】
発明の概要
上述した従来技術の欠陥に対して、本発明は、
(a)光変調パネルと、
(b)光変調パネルの画像を形成するための、画像空間に焦点深度Dを有する投影レンズと、
(c)光変調パネルと投影レンズとの間に配置された、ある角度に傾斜した偏光ビームスプリッターであって、偏光ビームスプリッターが有する基板は、その角度に傾斜した基板によって生じる非点収差がD以下であるような厚さTを有する、偏光ビームスプリッターと、
を有する光学装置を提供する。
【0009】
前述のことに加え、光学装置は使用時に照光装置を有し、その照光装置と光変調パネルとの間に傾斜した偏光スプリッターが配置される。
【0010】
本発明のさらなる特徴及び長所は、以下の詳細な説明にて示される。その一部は、その説明によって当業者に直ちに明らかになるか、又は本発明を本明細書に記載されたように実施することにより理解されるであろう。
【0011】
前述の概略説明及び以下の詳細な説明は、当然、いずれも本発明の例示に過ぎず、特許請求の範囲に記載されたような本発明の本質及び特徴を理解するための概要及び枠組みを提供しようとするものであることは、理解されるべきである。
【0012】
本明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の種々の形態を示しており、図面の簡単な説明と協働して、本発明の原理の説明に役立つ。無論、図面及び図面の簡単な説明は、いずれも本発明の説明のためのものに過ぎず、本発明を限定するものではないことは理解されるべきである。
【0013】
発明の詳細な説明
本発明に係る配置の概要は図2に示される。図1の偏光ビームスプリッターは、例えばワイヤーグリッド偏光子13に置換される。例えば、2001年2月8日に公開されたWO01/09677号「偏光ビームスプリッターを備えた画像投影装置」、及び2000年9月19日に交付されたPerkins等の米国特許6,122,103号「可視スペクトルのための広帯域ワイヤーグリッド偏光子」を参照のこと。これらの内容は、この参照をもって記載に変えるものとする。ワイヤーグリッド偏光子の偏光特性は、PBSのダイアゴナルの特性(P偏光を透過させてS偏光を反射する)と同様である。照光装置7からの光は始めの偏光子9(S偏光子)を透過して、図2のように45°傾斜したグリッド偏光子13から反射される。
【0014】
この傾斜した偏光子は、反射型液晶ディスプレイ11(例えばLCoS)から反射された光を分離する。「オン」ピクセルから反射された光は90°偏光回転し、ワイヤーグリッド偏光子を透過して投影レンズ15に向かう。「オフ」ピクセルから反射した光は入射光と同じ偏光であり、照光装置7の方向に向かう。
【0015】
ワイヤーグリッド構造のための基板14は、平行平板である。投影レンズの後方作用空間内の傾斜板により、スクリーンの画像品質を低下させる非点収差が生じる。
【0016】
本発明によれば、この負の効果を低減するために、基板(平行平板)の厚さは非常に小さく(例えば約0.15mm)作製される。この厚さにより、非点収差は実際的には無視できる。
【0017】
表1は、ガラスから構成された45°に傾斜した平行平板の種々の厚さによる非点収差の値を示している。Optical and Electro−Optical Engineering シリーズ(シリーズ編者 Robert E. Fischer、Warren J. Smith)における、Warren J. Smithの「Modern Optical Engineering : The Design of Optical Systems」第2版(マグロウヒル社、ニューヨーク、1990年)、96〜99頁(特に99頁)を参照のこと。この内容は、この参照をもって記載に変えるものとする。
【0018】
LCoSに使用されるように設計された投影レンズの典型的なF数は2.8である。画像装置上の許容できる(注目に値しない)ぼやけは、一般的に約1ピクセルであり、LCoSの代表的なピクセルサイズは9ミクロンである。従ってF数が2.8であることは、画像空間内の焦点深度が+/−0.025mmであることに相当する。ここで画像空間とは、LCoSと投影レンズとの間、すなわちLCoSが配置される空間である。上述のW.Smithの著書の145〜148頁を参照のこと。LCoSと投影レンズとの間は光強度が全くないので、この焦点深度値は画像空間全体に適用される。表1のデータは、厚さ0.15mmの傾斜した平行平板により生じる非点収差はこの焦点深度の範囲内であることを示している。このことは、この非点収差が無視できることを意味する。
【0019】
ピクセルサイズ及び投影レンズのF数に基づく+/−0.025mmの焦点深度は、許容できるぼやけを定めるものとして人間の眼(角度1.5′)の分解能を考慮することによる焦点深度と、機能的には同じであることに注目すべきである。特に、光変調パネルの70倍の画像が投影されるスクリーンから約2m離れた位置の人間の眼に対して要求される画像空間の焦点深度は、約+/−0.035mmである。故に表1によれば、例えば0.15mm以下の厚さの基板の非点収差はこの焦点深度の範囲内であり、この非点収差は無視できる。
【0020】
本発明によれば、より一般的には、傾斜した偏光スプリッター(例えばワイヤーグリッド偏光子)は、照光装置とピクセルパネルとの間にて使用される。ピクセルパネルが有する基板の厚さは、傾斜した角度(例えば45°)の基板によって生じる非点収差が、例えばスクリーン上のピクセルパネルに像を造るために使用される投影レンズの画像空間内の焦点深度以下であるような厚さである。
【0021】
本発明に従うワイヤーグリッド偏光子の基板として使用可能な平行平板の例としては、プレミアムカバーガラス(Fischer Scientific、カタログ番号12548C)がある。
【0022】
非点収差問題の解決に加え、この装置は(1)平行平板の非平面性、及び(2)平行平板の熱変形に対して鈍感であることも注目すべきである。平行平板は通常は室温で取り付けられるが、操作温度は約50〜60℃になり、これは平行平板の熱変形を惹起することから、装置が熱変形に鈍感であることは特に重要である。平行平板は非常に薄いので、平行平板を透過する光の波面は有意には変形されず、故に投影レンズは、平行平板が変形していても、平行平板を通して見る(look through)ことができる。
【0023】
PBSの代わりにワイヤーグリッド偏光子を使用することは、スキュー光線の偏光解消を補正する1/4波長板が不要になることを意味する。このことにより、この構成要素の非常に精密な調整が組立工程から排除される。このことはまた、1/4波長板の特性の温度による変化に関する不均一なコントラストの問題も解決する。
【0024】
本発明の特定の実施形態が説明され図示されたが、本発明の精神及び範囲から逸脱しない変更が可能であることは理解されるべきである。例えば、ワイヤーグリッド構造の代わりに、3Mにより作製された商品名3M CARTESIAN POLARIZERのような偏光複屈折フィルムを極めて薄い基板の上で使用することができる(投影ディスプレイに関する専用回線レポート第7巻、11号(2001年7月20日)6〜8頁を参照のこと)。
【0025】
同様に、上述した極めて薄い基板は、ワイヤーグリッド構造の代わりに偏光コーティングを有して使用することができる。この構造は同じ利点(すなわち非点収差がなく、非平面性及び熱変形に対して低感度であること)を有するが、スキュー光線の補正のための1/4波長板はなお必要である。本発明のこの実施形態については、光軸に関する偏光コーティング面の角度は、コーティングを侵す光の有効な入射角を得るために、45°と相異なる角度であってもよい。45°以外の傾斜角は、上述した偏光複屈折フィルム及びワイヤーグリッド偏光子のような他の偏光分離構造に対して使用することもできる。
【0026】
他の変形例として、CRTからの光を用いて直接アドレッシングされるフリーラスター(free−raster)LCDパネルが、本発明の実施に使用可能である。同時に本発明は、現在公知の光変調パネル(バルブ)に限定されるものではなく、将来開発され得る全てのパネルを含むものである。
【0027】
本発明の範囲及び精神から逸脱しない他の変更は、本明細書の開示によって当業者に明らかになろう。添付の特許請求の範囲は、本明細書にて説明された特定の実施形態を、そのような変更例、変形例及び均等例とともに含むものである。
【0028】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】
偏光ビームスプリッター及び1/4波長板を用いた従来技術の偏光装置の概要図である。
【図2】
許容できないレベルの非点収差を生じさせない基板を有する傾斜した偏光ビームスプリッターを用いた、本発明に従う偏光装置の概要図である。
図面に使用される参照符号は以下の通りである。
【符号の説明】
3…PBS
5…1/4波長板
7…照光装置
8…照光装置からの光
9…偏光子
11…光変調パネル
13…偏光スプリッター(例えばワイヤーグリッド偏光子)
14…偏光スプリッターの基板
15…投影レンズ
17…投影レンズに向かう光
関連する仮出願の相互参照
本出願は、2001年5月18日に出願された米国仮出願60/292,178号の米国特許法119条(e)項に基づく利益を主張するものであり、該仮出願の全ての内容はこれをもって記載に変えるものとする。
【0002】
発明の分野
本発明は、例えばLCoSsのような反射型液晶ディスプレイとともに使用する投影光学装置に関する。本発明は特に、反射型液晶ディスプレイと協働して照明光及び反射光の効果的な分離を維持するように構成された偏光要素構造に関する。
【0003】
従来技術の説明
反射型液晶ディスプレイ(例えばシリコン基板上に構成された液晶ディスプレイであるLCoSディスプレイ−Liquid Crystal on Silicon displays)は、以下に従って偏光と協働する。ディスプレイの「オフ(off)」のピクセルは偏光状態を変えずに光を反射し、「オン(on)」のピクセルは照明光の偏光を90°回転させる。(選択的に、「オン(on)」のピクセルが偏光を変えずに、「オフ(off)」のピクセルが偏光を回転させることができる。しかし、「オフ」が偏光を変化させず「オン」が偏光を変化させる方法が実際には最も一般的な方法である。)偏光要素の公知の光学的配置を図1に示す。1994年7月5日に交付されたMiyatakeの米国特許5,327,270号「偏光ビームスプリッター装置及びライトバルブ画像投影装置」を参照のこと。該米国特許の内容は、この参照により開示に含まれるものである。
【0004】
図1の配置においては、照明光8は始めの偏光子9(S偏光子)を透過し、偏光ビームスプリッター3(PBS)のダイアゴナル(diagonal)から反射する。この光はLCoS11を照明する。「オフ」ピクセルから反射した光は、入射光と同じ偏光を有し、PBSのダイアゴナルから反射して照光装置に戻る。「オン」ピクセルから反射した光は、入ってくる光の偏光と直交する偏光を有する。その光はPBSのダイアゴナルを通過し、装置の投影レンズ内に進入する(図1の光17を参照)。この配置においては、照明光8及び画像光17は、照明光線がPBSのダイアゴナルを透過して画像光線がそのダイアゴナルから反射することによって、反転可能であることは注目すべきである。
【0005】
PBSのダイアゴナルは、S偏光を反射してP偏光を透過させるような多層構造を有する。P偏光の典型的な反射率は12%以下であり、これは装置のコントラストを低下させる。PBS3の前の始めの偏光子9は、所要水準のコントラストを維持するために、P偏光を有する光を吸収する。
【0006】
照光器からの光円錐のF数は典型的には2.8であり、これによりスキュー光線に対して重大な偏光解消効果が生じる。この幾何学的効果は上記参照したMiyatakeの特許にて説明されており、高いコントラストを維持するためにPBS3と反射型液晶ディスプレイ11(例えばLCoS)との間に1/4波長板5が必要とされる。
【0007】
この偏光配置の主たる欠点は、PBSが高価であること、及びスキュー光線の問題を低減するために非常に精密な角度調整を要する1/4波長板を必要とすることである。また1/4波長板は非常に温度に敏感であり、そのため画像装置全体のコントラストが不均一になる。
【0008】
発明の概要
上述した従来技術の欠陥に対して、本発明は、
(a)光変調パネルと、
(b)光変調パネルの画像を形成するための、画像空間に焦点深度Dを有する投影レンズと、
(c)光変調パネルと投影レンズとの間に配置された、ある角度に傾斜した偏光ビームスプリッターであって、偏光ビームスプリッターが有する基板は、その角度に傾斜した基板によって生じる非点収差がD以下であるような厚さTを有する、偏光ビームスプリッターと、
を有する光学装置を提供する。
【0009】
前述のことに加え、光学装置は使用時に照光装置を有し、その照光装置と光変調パネルとの間に傾斜した偏光スプリッターが配置される。
【0010】
本発明のさらなる特徴及び長所は、以下の詳細な説明にて示される。その一部は、その説明によって当業者に直ちに明らかになるか、又は本発明を本明細書に記載されたように実施することにより理解されるであろう。
【0011】
前述の概略説明及び以下の詳細な説明は、当然、いずれも本発明の例示に過ぎず、特許請求の範囲に記載されたような本発明の本質及び特徴を理解するための概要及び枠組みを提供しようとするものであることは、理解されるべきである。
【0012】
本明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の種々の形態を示しており、図面の簡単な説明と協働して、本発明の原理の説明に役立つ。無論、図面及び図面の簡単な説明は、いずれも本発明の説明のためのものに過ぎず、本発明を限定するものではないことは理解されるべきである。
【0013】
発明の詳細な説明
本発明に係る配置の概要は図2に示される。図1の偏光ビームスプリッターは、例えばワイヤーグリッド偏光子13に置換される。例えば、2001年2月8日に公開されたWO01/09677号「偏光ビームスプリッターを備えた画像投影装置」、及び2000年9月19日に交付されたPerkins等の米国特許6,122,103号「可視スペクトルのための広帯域ワイヤーグリッド偏光子」を参照のこと。これらの内容は、この参照をもって記載に変えるものとする。ワイヤーグリッド偏光子の偏光特性は、PBSのダイアゴナルの特性(P偏光を透過させてS偏光を反射する)と同様である。照光装置7からの光は始めの偏光子9(S偏光子)を透過して、図2のように45°傾斜したグリッド偏光子13から反射される。
【0014】
この傾斜した偏光子は、反射型液晶ディスプレイ11(例えばLCoS)から反射された光を分離する。「オン」ピクセルから反射された光は90°偏光回転し、ワイヤーグリッド偏光子を透過して投影レンズ15に向かう。「オフ」ピクセルから反射した光は入射光と同じ偏光であり、照光装置7の方向に向かう。
【0015】
ワイヤーグリッド構造のための基板14は、平行平板である。投影レンズの後方作用空間内の傾斜板により、スクリーンの画像品質を低下させる非点収差が生じる。
【0016】
本発明によれば、この負の効果を低減するために、基板(平行平板)の厚さは非常に小さく(例えば約0.15mm)作製される。この厚さにより、非点収差は実際的には無視できる。
【0017】
表1は、ガラスから構成された45°に傾斜した平行平板の種々の厚さによる非点収差の値を示している。Optical and Electro−Optical Engineering シリーズ(シリーズ編者 Robert E. Fischer、Warren J. Smith)における、Warren J. Smithの「Modern Optical Engineering : The Design of Optical Systems」第2版(マグロウヒル社、ニューヨーク、1990年)、96〜99頁(特に99頁)を参照のこと。この内容は、この参照をもって記載に変えるものとする。
【0018】
LCoSに使用されるように設計された投影レンズの典型的なF数は2.8である。画像装置上の許容できる(注目に値しない)ぼやけは、一般的に約1ピクセルであり、LCoSの代表的なピクセルサイズは9ミクロンである。従ってF数が2.8であることは、画像空間内の焦点深度が+/−0.025mmであることに相当する。ここで画像空間とは、LCoSと投影レンズとの間、すなわちLCoSが配置される空間である。上述のW.Smithの著書の145〜148頁を参照のこと。LCoSと投影レンズとの間は光強度が全くないので、この焦点深度値は画像空間全体に適用される。表1のデータは、厚さ0.15mmの傾斜した平行平板により生じる非点収差はこの焦点深度の範囲内であることを示している。このことは、この非点収差が無視できることを意味する。
【0019】
ピクセルサイズ及び投影レンズのF数に基づく+/−0.025mmの焦点深度は、許容できるぼやけを定めるものとして人間の眼(角度1.5′)の分解能を考慮することによる焦点深度と、機能的には同じであることに注目すべきである。特に、光変調パネルの70倍の画像が投影されるスクリーンから約2m離れた位置の人間の眼に対して要求される画像空間の焦点深度は、約+/−0.035mmである。故に表1によれば、例えば0.15mm以下の厚さの基板の非点収差はこの焦点深度の範囲内であり、この非点収差は無視できる。
【0020】
本発明によれば、より一般的には、傾斜した偏光スプリッター(例えばワイヤーグリッド偏光子)は、照光装置とピクセルパネルとの間にて使用される。ピクセルパネルが有する基板の厚さは、傾斜した角度(例えば45°)の基板によって生じる非点収差が、例えばスクリーン上のピクセルパネルに像を造るために使用される投影レンズの画像空間内の焦点深度以下であるような厚さである。
【0021】
本発明に従うワイヤーグリッド偏光子の基板として使用可能な平行平板の例としては、プレミアムカバーガラス(Fischer Scientific、カタログ番号12548C)がある。
【0022】
非点収差問題の解決に加え、この装置は(1)平行平板の非平面性、及び(2)平行平板の熱変形に対して鈍感であることも注目すべきである。平行平板は通常は室温で取り付けられるが、操作温度は約50〜60℃になり、これは平行平板の熱変形を惹起することから、装置が熱変形に鈍感であることは特に重要である。平行平板は非常に薄いので、平行平板を透過する光の波面は有意には変形されず、故に投影レンズは、平行平板が変形していても、平行平板を通して見る(look through)ことができる。
【0023】
PBSの代わりにワイヤーグリッド偏光子を使用することは、スキュー光線の偏光解消を補正する1/4波長板が不要になることを意味する。このことにより、この構成要素の非常に精密な調整が組立工程から排除される。このことはまた、1/4波長板の特性の温度による変化に関する不均一なコントラストの問題も解決する。
【0024】
本発明の特定の実施形態が説明され図示されたが、本発明の精神及び範囲から逸脱しない変更が可能であることは理解されるべきである。例えば、ワイヤーグリッド構造の代わりに、3Mにより作製された商品名3M CARTESIAN POLARIZERのような偏光複屈折フィルムを極めて薄い基板の上で使用することができる(投影ディスプレイに関する専用回線レポート第7巻、11号(2001年7月20日)6〜8頁を参照のこと)。
【0025】
同様に、上述した極めて薄い基板は、ワイヤーグリッド構造の代わりに偏光コーティングを有して使用することができる。この構造は同じ利点(すなわち非点収差がなく、非平面性及び熱変形に対して低感度であること)を有するが、スキュー光線の補正のための1/4波長板はなお必要である。本発明のこの実施形態については、光軸に関する偏光コーティング面の角度は、コーティングを侵す光の有効な入射角を得るために、45°と相異なる角度であってもよい。45°以外の傾斜角は、上述した偏光複屈折フィルム及びワイヤーグリッド偏光子のような他の偏光分離構造に対して使用することもできる。
【0026】
他の変形例として、CRTからの光を用いて直接アドレッシングされるフリーラスター(free−raster)LCDパネルが、本発明の実施に使用可能である。同時に本発明は、現在公知の光変調パネル(バルブ)に限定されるものではなく、将来開発され得る全てのパネルを含むものである。
【0027】
本発明の範囲及び精神から逸脱しない他の変更は、本明細書の開示によって当業者に明らかになろう。添付の特許請求の範囲は、本明細書にて説明された特定の実施形態を、そのような変更例、変形例及び均等例とともに含むものである。
【0028】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】
偏光ビームスプリッター及び1/4波長板を用いた従来技術の偏光装置の概要図である。
【図2】
許容できないレベルの非点収差を生じさせない基板を有する傾斜した偏光ビームスプリッターを用いた、本発明に従う偏光装置の概要図である。
図面に使用される参照符号は以下の通りである。
【符号の説明】
3…PBS
5…1/4波長板
7…照光装置
8…照光装置からの光
9…偏光子
11…光変調パネル
13…偏光スプリッター(例えばワイヤーグリッド偏光子)
14…偏光スプリッターの基板
15…投影レンズ
17…投影レンズに向かう光
Claims (21)
- (a)光変調パネルと、
(b)前記光変調パネルの画像を形成するための、画像空間に焦点深度Dを有する投影レンズと、
(c)前記光変調パネルと前記投影レンズとの間に配置された、ある角度に傾斜した偏光ビームスプリッターであって、該偏光ビームスプリッターが有する基板は、前記角度に傾斜した該基板によって生じる非点収差がD以下であるような厚さTを有する、偏光ビームスプリッターと、
を有する光学装置。 - Dが約0.05ミリメートルである請求項1に記載の光学装置。
- Tが約0.15ミリメートルである請求項1に記載の光学装置。
- 前記偏光スプリッターが約45°の角度に傾斜している請求項1に記載の光学装置。
- 前記偏光スプリッターがワイヤーグリッド偏光子である請求項1に記載の光学装置。
- 前記偏光スプリッターが偏光コーティングを有する請求項1に記載の光学装置。
- 前記偏光スプリッターが偏光複屈折フィルムを有する請求項1に記載の光学装置。
- 前記光変調パネルが反射型液晶ディスプレイである請求項1に記載の光学装置。
- 前記光変調パネルがシリコン基板上の液晶パネルである請求項1に記載の光学装置。
- (a)照光装置と、
(b)光変調パネルと、
(c)前記光変調パネルの画像を形成するための、画像空間に焦点深度Dを有する投影レンズと、
(d)前記照光装置と前記光変調パネルとの間、及び前記光変調パネルと前記投影レンズとの間に配置された、ある角度に傾斜した偏光ビームスプリッターであって、該偏光ビームスプリッターが有する基板は、前記角度に傾斜した該基板によって生じる非点収差がD以下であるような厚さTを有する、偏光ビームスプリッターと、
を有する光学装置。 - Dが約0.05ミリメートルである請求項10に記載の光学装置。
- Tが約0.15ミリメートルである請求項10に記載の光学装置。
- 前記偏光スプリッターが約45°の角度に傾斜している請求項10に記載の光学装置。
- 前記偏光スプリッターがワイヤーグリッド偏光子である請求項10に記載の光学装置。
- 前記偏光スプリッターが偏光コーティングを有する請求項10に記載の光学装置。
- 前記偏光スプリッターが偏光複屈折フィルムを有する請求項10に記載の光学装置。
- 前記光変調パネルが反射型液晶ディスプレイである請求項10に記載の光学装置。
- 前記光変調パネルがシリコン基板上の液晶パネルである請求項10に記載の光学装置。
- 前記照光装置と前記偏光スプリッターとの間に偏光子をさらに有する請求項10に記載の光学装置。
- 厚さが0.15ミリメートル以下の基板を有する偏光スプリッター。
- ワイヤーグリッド偏光子である請求項20に記載の偏光スプリッター。
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