JP2004517784A - 真空パネル、ロゴ、グリップ部が一体とされた容器 - Google Patents

Abstract

上半部と下半部を含む容器を提供する。該上半部には、容器のネック部から離れるように拡がる肩部とグリップ部が含まれる。該グリップ部は、一体のロゴ部分を規定し、該グリップ部は容器の上半部内に凹陥している。該グリップ部の隣接する側面には腰部あるいは溝が設けられており、腰部には横方向の補強リブが含まれていてもよい。容器の下半部には、高温充填工程中に真空パネルがへこむように働く、内圧に適応する複数の真空パネルが含まれている。容器の下半部にある真空パネルによって適応されない内圧部分は、容器のグリップ部に設けられた補助真空パネルが適応する。

Description

【０００１】
関連出願とのクロスリファレンス
本出願は２００１年１月２２日に出願された米国仮特許出願６０／２６２，６４１号に基づく優先権を主張するものであり、該基礎となる出願内容のすべては参照のため本特許出願とともに提出されている。
【０００２】
【発明の属する技術分野】
発明の背景
１． 発明の技術分野
本発明はプラスチック容器に関する。特に本発明は、高温充填可能な改良されたグリップ部、ロゴ部及び／または真空パネル構造を備えるポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）容器に関する。
【０００３】
【従来の技術】
２． 関連技術
米国特許５，７６２，２２１号は容器上半部に強化構造のドームを備えた高温充填できるブロー成形されたプラスチック容器について開示する。このドームには複数の山部分と溝部分とがある。各山部分にはその山部分をさらに補強・強化するパネルが含まれている。各パネルは容器胴体中央部から完全に上にある上部ドーム部分に配置されている。各パネル上には一体に織り込まれたデザインを形成することが可能である。例えば、パネルへ葡萄またはオレンジ、ブランド、広告あるいは出所表示等の織り込みデザインを表示することができる。あるいはパネルは単なる美観上の目的であってもよい。
【０００４】
参照のため本願ともに提出されている米国特許５，０６７，６２２号は高温充填用途のＰＥＴ容器について開示するものである。この容器には円錐形のネック部分に形成された従来形の真空変形パネルが備えられている。さらに、この容器の下半部には真空パネルを設けることができる。
【０００５】
米国特許６，０４４，９９７号及び米国意匠特許Ｄｅｓ４２０，９１９号は、握ることのできる容器ドームを有する容器について開示している。この容器ドーム上のグリップ部は高温充填、キャッピング及び冷却による容器収縮に対して容積にして５％まで適応できるものである。それ以上の収縮分については容器下部の真空パネルが適応する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
容器の重心近くに配置された容易に握ることのできる部分を備え、及び／または使用者の手への適合性が改良された高さ・幅及び深さをもつ容器の開発が当該技術分野において高まっている。製造元、ロゴ等をより目立つように表示し、前記握り部分を真空パネル及び／またはロゴ部分として利用するニーズも高まってきている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
発明の要約
本発明の態様の一つは、改良されたグリップ部分を備える、例えばＰＥＴ等のプラスチック容器を提供することである。このグリップ部分は多様広範囲な手の大きさに適合する高さ、幅、深さに形成されている。さらに、このグリップ部分を容器の重心近くへ配置して液体内容物の容器への収納及び容器からの注ぎ出しを改善することが可能である。
【０００８】
本発明の他の態様によれば、ロゴ部分及び／または補助真空パネルとしても働くグリップ部分を提供することである。このロゴ部分を大きくすることにより製品の見分け易くすることも可能である。
【０００９】
本発明の実施態様の一つにおいては、上半部と下半部を有する本体部から構成される高温充填可能なプラスチック容器が提供される。前記上半部には、肩部と、前記肩部の下にあって前記本体部の内側へ窪んだグリップ部と、前記グリップ部を内側へ窪ませることによって前記グリップ部の少なくとも１つの側端に沿って与えられる突出帯（ｌｅｄｇｅ）とが含まれる。前記グリップ部は少なくとも１つの第一真空パネルを規定する（ｄｅｆｉｎｅ）。前記下半部には、複数の第二真空パネルと前記複数の第二パネルの下方にある基底部が含まれる。これら複数の真空パネルの各々には、前記少なくとも１つの第一真空パネルの変形能とは異なる変形能が備わっている。
【００１０】
実施態様において、前記高温充填可能な容器にはさらに前記各第二真空パネル内に配置された複数の横リブ及び／または前記本体部の上半部に設けられ前記少なくとも１つの第一真空パネルの横に隣接する少なくとも１つの横リブが含まれていてもよい。前記容器はほぼ矩形であってもよく、二つの長側面と二つの短側面を有し、長側面の各々には少なくとも１つの第一真空パネルがあり、前記短側面の各々には本体部の上部に設けられ少なくとも１つの第一真空パネルと横方向に隣接した少なくとも１つの水平リブが含まれている。本体部には腰部があってもよく、グリップ部を有し、少なくとも１つの第一真空パネルが前記腰部へ横方向に隣接して設けられていてもよい。グリップ部へ設けられた前記少なくとも１つの第一真空パネルが、ロゴをもつ一体ロゴ部分を規定してもよい。
【００１１】
本発明の他の好ましい実施態様において、高温充填可能なプラスチック容器は、肩部と本体部へ約２〜１０ｍｍ窪んだグリップ部とを含む上半部と、前記上半部と一体形成された下半部とよりなる。前記下半部は、高温で容器中へ液体を充填してその後に該液体を冷却することにより前記真空パネルを内側へ潰すように働く内圧に適応する複数の真空パネルを含んでいる。前記上半部のグリップ部は、下半部にある真空パネルが適応できない内圧部分について適応する補助真空パネルを規定する。
【００１２】
本発明のさらに他の実施態様においては、上半部と下半部とを有する本体部よりなるプラスチック容器が提供されている。前記本体部は、上半部から下半部との間の部位に重心を規定する。前記上半部は、肩部と、前記本体部の重心と少なくとも部分的に同一空間を占めるグリップ部とを含む。前記下半部には巻きつけラベルを受けるための面が形成されている。
【００１３】
いくつかの実施態様においては、下半部に複数の真空パネルが含まれていてもよく、またグリップ部には補助真空パネルが含まれていてもよい。本体部には腰部を形成してもよく、該腰部の横方向に隣接してグリップ部と補助真空パネルを設けてもよい。前記グリップ部が、補助真空パネルと、該真空パネルと一体に形成されたロゴとを規定してもよい。
【００１４】
本発明のさらに他の実施態様においては、容器は、上半部と該上半部と一体の下半部とを有する本体部よりなり、該上半部は、二つの短側面と二つの長側面を規定するほぼ矩形形状を呈し、前記上半部の長側面の各々にはグリップ部が設けられ、前記グリップ部の横方向に隣接し前記上半部の二つの短い損面に沿って腰部が設けられ、前記腰部内に前記グリップ部と横方向に隣接して少なくとも１つの横方向に延びる補強リブが設けられている。
【００１５】
本発明のさらに他の実施態様では、肩部と、内側へ凹陥したグリップ部と、前記グリップ部が配置されている上半部内へと凹陥した腰部とを含む本体部よりなる高温充填可能なプラスチック容器に関するものである。下半部は上半部と一体に形成され、該下半部には高温の液体を容器へ詰めてその後に冷却した際に真空パネルを内側へ凹ませる内圧に適応する複数の真空パネルが含まれている。前記上半部にあるグリップ部は、下半部において真空パネルによって適応されない内圧部分に対して適応する補助真空パネルを規定し、該容器はほぼ矩形で少なくとも前記補助真空パネルを含んだ第一側面と腰部を含んだ第二側面を形成している。
【００１６】
本発明のさらに他の実施態様は、多様な手の大きさに適合するような大きさと構造に作られた高さと幅と深さを有するグリップ部を含む上半部と下半部とを有する本体部よりなるプラスチック容器に関するものである。この実施態様においては、前記グリップ部の高さは上半部の高さの約２５〜５０％であり、グリップ部の幅は前記グリップ部の幅の約５０〜９０％であり、またグリップ部の深さは約２〜１０ｍｍである。
【００１７】
本発明の上記及び他の実施態様について以下に説明するが、本発明の態様は以下の好ましい実施態様の詳細な記載より明らかとなるものである。
【００１８】
本発明の好ましい実施態様は下記の添付図面を参照しながら説明されている。
【００１９】
図１は、本発明の好ましい実施態様に係る容器を上半部前面側から見た斜視図である。
【００２０】
図２は、本発明の容器の前正面図であるが、背面図もこの前正面図と同一である。
【００２１】
図３は、図２の容器の左側面図であるが、対向する側面図もこの左側面図と同一である。
【００２２】
図４は、図２の容器の平面図である。
【００２３】
図５は、図２の容器の底面図である。
【００２４】
図１〜５は本発明の好ましい実施態様の一例を示している。これらの図において、符号１０はたとえばポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）等のプラスチック製の高温充填可能な飲料容器を示している。図２に示すように、容器１０は全高Ａが約２６０ｍｍであり、パネル部分の高さＢが約１００ｍｍである。全高Ａは容器１０がスーパーマーケットの棚に収まる高さに選択されている。図４及び５に示すように、容器１０はほぼ矩形であり、たとえばそれぞれ約１１５ｍｍの幅Ｃをもつ長側面１５と、約９０ｍｍの幅Ｄをもつ短側面２０とを含む。前記幅Ｃ及びＤは冷蔵庫のドアの棚に容器１０が収まる幅に選択されている。容器１０の基底部２５（図２に最も良く示される）は、容器１０の側面１５、２０の幅Ｃ及びＤよりわずかに大きな幅をもっている。仮特許出願Ｎｏ．６０／２６２，６４１号では容器１０の大きさに関して付加的例示が示されている。ここに取り上げる実施態様においては、容器１０は約６４オンスの容量である。本発明に係る以下の教示を大きさや容量が異なっていてもよい丸型あるいは正方形等の他の容器にも適用可能なことは当業者によって認識されるところである。特別な用途や環境上の要求によって他の変形を為し得ることも予測される。
【００２５】
容器１０は、ネック部３０と、該ネック部から拡がる本体部４０とを含む。前記ネック部３０は当該技術分野で周知のように結晶化されてほぼ透明の形状を呈していてもよい。しかしながら、結晶化されたネック部を与えることは必要ではない。前記本体部４０には、上半部４５と、例示した実施態様では上半部４５よりも短い真空パネル部分を有する下半部５０とが含まれる。前記真空パネル部分の下方には基底部２５が設けられている。
【００２６】
容器１０は、例えば周知のブロー成形によって製造することができる。ブロー成形においては、プリフォーム（図示なし）は膨張され、内部の成形面の形状、すなわち金型（図示なし）の形態をとってほぼ透明のニ軸延伸された容器を形成する。前記プリフォームのネック部３０は膨張せずに容器１０のネック部３０として残る。ネック部３０にはねじ蓋（図示せず）を受けるねじやまと、開口部３５とが含まれる。プリフォームの下部は膨張され上半部４５と下半部５０とを含む容器１０の本体部４０を形成する。
【００２７】
図２及び３に示すように容器１０の下半部５０には、複数の従来型真空パネル５５を有するパネル部分が含まれる。前記真空パネル５５の下部には基底部２５が設けられている。例えば、容器１０の長側面１５及び短側面２０の各々には真空パネル５５が含まれる。前記真空パネル５５は、高温例えば滅菌温度にされた液体を容器１０へ充填することによって真空パネル５５を内側へ凹ませる内圧に対して適応している。容器１０が高温充填され密栓された後、液体の冷却によって真空パネルが凹む傾向がある。各真空パネル５５には、真空パネル５５の変形が一定量以上にならないように剛性を付加するために少なくとも１つの、あるいは例えば４つの補強リブ５６を含ませることができる。短側面１５上の真空パネル５５は長側面２０上の真空パネルと比較してより少ない内圧量に適応しているのが一般的である。さらに、容器１０の下半部５０は、真空パネル５５の周囲に例えばシュリンク状態で巻きつけるラベル６１（図３）を受けるように形成されている。例えば、ラベル６１は容器１０の周囲全体へ巻き付けられる。
【００２８】
肩部６０の下方にはグリップ部６５が設けられている。このグリップ部６５は、前記本体部４０の内側へ窪むように形成されている。例えば、容器１０の対向側にあるグリップ部６５には容器の上半部の幅よりも小さい間隔が空けられている。各グリップ部６５は、本体部４０中へ約２〜１０ｍｍ窪んでいることが好ましく、約５ｍｍ窪んでいることがより好ましい。かかる構成により、各グリップ部６５の境界には握り性を向上させるための突出帯が備えられる。前記突出帯はグリップ部６５全体をほぼ取り囲んでいることが好ましいが、前記グリップ部６５の周辺すべてに突出帯が設けられていなくてもよい。例えば、前記突出帯は、使用者が容器１０を握り締めるグリップ部６５の側面（左右双方）あるいは片側のみに限定されていてもよい。さらに、グリップ部はほぼ卵形形状をしているが、環状、ダイアモンド形状、矩形あるいは他の幾何学的形状等の他の形状であってもよい。
【００２９】
グリップ部６５は、本体部４０の上半部４５の高さＥの約１／４から約半分、より好ましくは１／３の高さＨをもつ。グリップ部６５は、平均的大きさの４指と親指で、例えば手のサイズ７の平均的女性が握れるように作られている。例えば、図３に示すように、グリップ部６５間の間隔ｄは、約８３ｍｍであるが、約７５〜９０ｍｍの範囲であればよい。しかしながら、グリップ部６５は平均的な手の大きさ人による使用に限定されるものではない。かかる関連において、前記グリップ部６５の幅は、グリップ部が配置される容器側壁の幅の約５０〜９０％となるように設計されている。この幅は前記側壁幅の６０〜８０％であることが好ましく、７０％であることがさらに好ましい。上記した大きさになるようなグリップ部６５の高さ、幅及び深さを選定しかつ構成することによって、使用者による使用が楽になり、また手にもよく適合し、さらに多様な手の大きさの人によってグリップ部６５の操作が行えるようになる。
【００３０】
前記グリップ部６５は容器１０の重心に近接して設けられている。容器１０の重心は、容器が充満されていると仮定した場合、ロゴ部分のちょうど下方になり、該重心は当業者によって計算により得られるものである。例えば、充満された容器１０についての重心は図２に示す部位Ｒ内となる。図示したように、グリップ部６５は、重心を規定する部位Ｒと一致する最下点を有し、容器１０の上半部４５の高さの約２５〜５０％の範囲内の高さまで延びている。従って、グリップ部６５の位置決めにより容器１０内の液体内容物の保持及び注ぎ出しが容易になっている。
【００３１】
さらに、前記グリップ部６５は、ロゴ部としても機能できる。図示したように、各グリップ部６５には「Ｏｃｅａｎ Ｓｐｒａｙ（商標）」及び／またはＯｃｅａｎ Ｓｐｒａｙ（商標）の「ｗａｖｅ」等のロゴ（図２）を含んでいてもよい。ロゴは、容器１０が使用者の指から滑り落ちないように浮彫りあるいは浮出し（窪み）レタリング、ロゴ、キャラクター、あるいはその他のデザインの形状の滑り止め加工された表面をもつものでもよい。さらに、一体に形成されたレタリング、デザインあるいはロゴに加えて、あるいはそれらに代えて、ロゴは、例えば接着剤を用いてグリップ部へ処理されるラベル形態とすることもできる。違う言い方をすれば、グリップ部６５によって、容器１０の下半部に設けられた巻き付けラベルと統合できる補助ラベル部分が形成されてもよい。一体に形成されたロゴがラベル６７とともに使用されるならば、ラベル６７を固定できるより平らな表面を与えるために一体のロゴを浮彫りにするよりもグリップ部へ浮出しにすることが推奨される。グリップ部が大きくされているがゆえに、ロゴ７０を容器１０へより目立つように表示することが可能となる。
【００３２】
ロゴ７０はかなり大きいので、容器１０の上半部４５を、前記真空パネル５５が配置されている容器１０の下半部５０より長くすることは可能である。従って、高温充填工程において真空パネル５５を凹ます内部の真空圧を補償するに足るほど真空パネル５５が十分ではない可能性がある。グリップ部６５はまた、冷却及び容積収縮期間中に内側へ曲がることによって補助真空パネルとして働き、容器１０の下半部５０にある真空パネル５５が適応できない付加的内部真空圧に適応するように設計されている。
【００３３】
グリップ部７０は、例えば容器１０の長側面１５に沿って配置されている。容器１０の短側面２０には、前記グリップ部６５とロゴ７０の横方向に隣接して配置されている腰部７５が含まれる。前記短側面２０の各々には、前記腰部内に配置される少なくとも１つの側面補強リブ８０が含まれていてもよい。このリブ８０は、高温充填工程期間中に補助真空パネルが過剰に変形することを抑制するように働く。該リブ８０は、前記リブ５６とは若干異なって構成されている。
【００３４】
容器１０の基底部２５は、容器１０の強度を増すドーム形状部８５を有し、容器１０の製造を容易にしている。このドーム形状部８５の構成及び形状は、また当該技術分野で知られるように高温充填工程において生ずる内圧の補償を補助するものである。
【００３５】
図１〜５を参照して本発明の好ましい実施態様について説明した。当業者にとって本発明の精神及び範囲を逸脱することなく上記好ましい実施態様の変更及び変形を行うことは容易であろう。例えば、高温充填可能な容器が例示されているが、本開示は高温充填に限定されるものではなく、非高温充填容器についても適用できる。この場合真空パネルは必要とされないであろう。さらに、ブロー成形を用いて作られたＰＥＴ容器について説明したが、他の材料及び製造方法を用いることも可能である。例えば、本発明容器は押出し成形あるいは他の延伸成形技術を用いても製造でき、また本容器は例えばポリプロピレン、高密度ポリプロピレン、ポリオレフィン、スチレン、及び他の類似のプラスチック材料からも製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の好ましい実施態様に係る容器を上半部前面側から見た斜視図である。
【図２】本発明の容器の前正面図であるが、背面図もこの前正面図と同一である。
【図３】図２の容器の左側面図であるが、対向する側面図もこの左側面図と同一である。
【図４】図２の容器の平面図である。
【図５】図２の容器の底面図である。
【符号の説明】
１０ 容器、
１５ 側面、
２０ 側面、
２５ 基底部、
３０ ネック部、
３５ 開口部
４０ 本体部、
４５ 上半部、
５０ 下半部、
５５ 真空パネル、
５６ 補強リブ、
６０ 肩部、
６１ ラベル、
６５ グリップ部、
６７ ラベル、
７０ ロゴ、
７５ 腰部、
８０ 側面補強リブ、
８５ ドーム形状部、

Claims (45)

1. 上半部と下半部を有する本体部よりなる高温充填可能な容器であって、
   前記上半部は、肩部と、前記肩部の下方にあって本体中へ内側に窪んだグリップ部と、前記グリップ部の内側への窪みによって該グリップ部の少なくとも１つの側端に沿って設けられた突出帯とを備え、前記グリップ部は少なくとも１つの第一真空パネルを規定し、
   前記下半部は、複数の第二真空パネルと、前記複数の第二真空パネルの下方の基底部とを備え、前記複数の真空パネルの各々が、前記少なくとも１つの第一真空パネルの変形能と異なる変形能を有する、高温充填可能な容器。
2. 前記各第二真空パネル内に配置された複数の横リブをさらに備える、請求項１に記載の高温充填可能な容器。
3. 前記本体部の上半部に設けられ前記少なくとも１つの第一真空パネルの横に隣接する横リブをさらに備える、請求項１に記載の高温充填可能な容器。
4. 前記少なくとも１つの第一真空パネルの変形能が、前記各第二真空パネルの変形能より小さい、請求項１に記載の高温充填可能な容器。
5. 前記容器が、形状がほぼ矩形で、二つの長側面と二つの短側面をもち、前記長側面の各々は、少なくとも１つの第一真空パネルを有し、前記短側面の各々は、前記本体部の上部に設けられ前記少なくとも１つの第一真空パネルの横に隣接する少なくとも１つの水平リブを含む、請求項１に記載の高温充填可能な容器。
6. 更に、前記本体部内へ凹陥する腰部と、前記グリップ部と、前記腰部の横に隣接して設けられた前記少なくとも１つの第一真空パネルとよりなる、請求項１に記載の高温充填可能な容器。
7. 更に、前記腰部に設けられた少なくとも１つの横リブよりなる、請求項６に記載の高温充填可能な容器。
8. 前記グリップ部が、前記本体部のほぼ重心に沿って配置されている、請求項１に記載の高温充填可能な容器。
9. 前記グリップ部に設けられた前記少なくとも１つの第一真空パネルが、ロゴを有する一体ロゴ部分を規定する、請求項１に記載の高温充填可能な容器。
10. 前記ロゴが、滑り止め面として機能する浮彫りレタリングを含む、請求項９に記載の高温充填可能な容器。
11. 前記ロゴ部分が、前記上半部の高さの約１／４から約１／２の高さを有する、請求項９に記載の高温充填可能な容器。
12. 肩部と、上半部内へ約２−１０ｍｍ凹陥したグリップ部とを含む上半部と、
    前記上半部と一体に形成され、容器が高温の液体で充満されてその後に冷却されることにより真空パネルが内側へ潰れるように働く内圧に適応する複数の真空パネルを含む、下半部とよりなる高温充填可能な容器であって、
    前記上半部にあるグリップ部が、前記下半部にある真空パネルでは適応されない内圧部分に適応する補助真空パネルを規定する、高温充填可能な容器。
13. 更に、前記下半部に設けられた前記各真空パネル内に配置された複数の横リブよりなる、請求項１２に記載の高温充填可能な容器。
14. 更に、前記上半部上に設けられかつ前記補助真空パネルの横に隣接して設けられた少なくとも１つの横リブよりなる、請求項１２に記載の高温充填可能な容器。
15. 前記補助真空パネルの変形能が、容器下半部にある各真空パネルの変形能よりも小さい、請求項１２に記載の高温充填可能な容器。
16. 前記容器が、略矩形形状であり、二つの長側面と二つの短側面をもち、前記長側面の各々は、１つの前記補助真空パネルを有し、前記短側面の各々は、前記上半部にかつ前記補助真空パネルの横に隣接して設けられた少なくとも１つの横リブを含む、請求項１２に記載の高温充填可能な容器。
17. 更に、前記上半部内へ凹陥する腰部と、前記グリップ部と、前記腰部の横に隣接して設けられた前記補助真空パネルとよりなる、請求項１２に記載の高温充填可能な容器。
18. 更に、前記腰部に設けられた少なくとも１つの横リブよりなる、請求項１７に記載の高温充填可能な容器。
19. 前記グリップ部が、容器の重心に隣接している、請求項１２に記載の高温充填可能な容器。
20. 前記補助真空パネルが、ロゴをもつ一体のロゴ部分を規定する、請求項１２に記載の高温充填可能な容器。
21. 前記ロゴが、滑り止め面を含む、請求項２０に記載の高温充填可能な容器。
22. 前記ロゴ部分が、前記上半部の高さの約１／４から約１／２の高さを有し、かつ前記上半部の幅の約５０−９０％の幅を有する、請求項２０に記載の高温充填可能な容器。
23. 上半部と下半部とを有する本体よりなるプラスチック容器であって、前記下半部が、前記上半部から下半部との間の移行部分中に重心を規定し、
    前記上半部が、肩部と、前記本体部の重心と少なくとも部分的に同一空間を占めるグリップ部とを備え、
    前記下半部には、巻付けラベルを受けるための面が設けられている、プラスチック容器。
24. 更に、前記下半部の複数の真空パネルと、前記グリップ部の補助真空パネルとよりなる、請求項２３に記載の容器。
25. 前記補助真空パネルが、前記下半部にある各真空パネルの変形能より小さい変形能を有する、請求項２４に記載の容器。
26. 更に、前記下半部の複数の真空パネルの各々にある複数の横リブよりなる、請求項２４に記載の容器。
27. 更に、前記本体部内へ凹陥する腰部と、前記グリップ部と、前記腰部の横に隣接して設けられた前記補助真空パネルとよりなる、請求項２４に記載の容器。
28. 更に、前記腰部に設けられた少なくとも１つの横リブよりなる、請求項２７に記載の容器。
29. 更に、前記上半部に設けられかつ前記グリップ部の横に隣接して設けられた少なくとも１つの横リブよりなる、請求項２３に記載の容器。
30. 前記グリップ部が、補助真空パネルと、これに一体に形成されたロゴとを規定する請求項２３に記載の容器。
31. 略矩形を呈し二つの短側面と二つの長側面とを規定する上半部と、該上半部と一体の下半部を有する本体部と、
    前記上半部の前記長側面の各々に設けられたグリップ部と、
    前記グリップ部の横に隣接してかつ前記上半部の前記二つの短側面に沿って設けられた腰部と、
    前記腰部に設けられ、かつ前記グリップ部の横に隣接して設けられた少なくとも１つの横に延びる補強リブと、よりなる容器。
32. 更に、容器の下半部の複数の真空パネルと、前記容器の前記グリップ部の補助真空パネルとよりなる、請求項３１に記載の容器。
33. 前記グリップ部が、前記本体部の重心にほぼ沿って設けられている、請求項３１に記載の容器。
34. 前記グリップ部には、一体に形成されたロゴを有する真空パネル部が含まれている、請求項３１に記載の容器。
35. 肩部と、内側へ凹陥したグリップ部と、前記グリップ部が配置された上半部内へ凹陥した腰部とを含む上半部と、
    前記上半部と一体に形成され、高温の液体を容器へ充満させその後に冷却させることにより前記真空パネルが内側へへこませるように働く内圧に適応する複数の真空パネルを含む下半部と、
    よりなる高温充填可能な容器であって、
    前記上半部にあるグリップ部が、前記下半部にある真空パネルが適応しない内圧部分に適応する補助真空パネルを規定し、そして
    前記容器が、略矩形を呈し、少なくとも前記補助真空パネルを有する第一側面と少なくとも前記腰部を備える第二側面とを規定する、高温充填可能な容器。
36. 上半部と下半部とよりなり、前記上半部が、種々の手の大きさに適合するような大きさ及び構造となる高さ、幅及び深さをもつグリップ部を有する、プラスチック容器。
37. 前記下半部には巻付けラベルが含まれる、請求項３６に記載の容器。
38. 前記グリップ部が、補助ラベルを受けるためのロゴ部分を規定する、請求項３７に記載の容器。
39. 前記グリップ部の高さが前記上半部の高さの約２５〜５０％であり、該グリップ部の幅が前記グリップ部の幅の約５０〜９０％であり、該グリップ部の深さが約２〜１０ｍｍである、請求項３６に記載の容器。
40. 前記グリップ部の高さが前記上半部の高さの約３３％であり、該グリップ部の幅が前記上半部の約６０〜８０％であり、該グリップ部の深さが約５ｍｍである、請求項３６に記載の容器。
41. 前記幅が、前記上半部の幅の約７０％である、請求項４０に記載の容器。
42. 前記グリップ部の形状が、卵形、管状、矩形、ダイアモンド形状の少なくとも一つである、請求項３６に記載の容器。
43. 前記グリップ部が滑り止め面を規定する、請求項３６に記載の容器。
44. 前記滑り止め面には、少なくとも浮彫り、けばだてた部分の少なくとも一つが含まれている、請求項４３に記載の容器。
45. 容器の重心が、前記上半部と前記下半部とが接する部位内に含まれ、前記グリップ部と前記部位が少なくとも１つの重なり合う部分をもつ、請求項４４に記載の容器。

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