JP2004516829A - 高固形分ビスコースからの低dp食品ケーシング - Google Patents
高固形分ビスコースからの低dp食品ケーシング Download PDFInfo
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Abstract
20cmの落下で約55〜約90ボール秒(そのボールは8g/ccの密度及び0.316cmの半径を有する)の粘度を有するビスコース溶液(その溶液は少なくとも8.5%のセルロースを含む)から沈殿された管状セルロースフィルムの管状食品ケーシング。そのセルロースは約300から約525までのDPvを有し、そのセルロースフィルムは約0.015mmから約0.040mmまでの乾燥フィルム厚さ、0.01mmの乾燥フィルム厚さ当り40cm Hgを越える乾燥破裂圧力、及び0.01mmの再湿潤フィルム厚さ当り5cm Hgを越える再湿潤破裂圧力を有する。
Description
【0001】
(技術分野)
本発明はセルロースフィルムからの管状食品ケーシングに関するものであり、更に特別には管状セルロースを形成するためのセルロースの溶液の押出続いてセルロースの沈殿により形成された管状食品ケーシングに関する。
【0002】
(背景技術)
食品ケーシング、例えば、ソーセージケーシングとして使用されるのに充分に強く、かつ強靭であるフィルムを得るために、セルロースは、例えば、その重合度(DP)により表されるような、比較的高い分子量を有する必要があると従来考えられていた。商用に充分な強さ及び靭性の食品ケーシングに必要とされると考えられた重合度は少なくとも560であった。
従来技術では、セルロースを溶解するために、それは殆ど常に最初に水酸化ナトリウムで処理されて水素結合の強さを低下し、それを膨張させて溶媒が一層容易に作用することを可能にした。実用的であるのに充分に良好な物理的性質を有する、食品ケーシングをつくるのに充分なDPのセルロースは、依然として水酸化ナトリウム溶液単独に有意な程度まで溶解し得なかった。しかしながら、単独で作用するセルロース用の実用的な溶媒はなく、このような実用的な溶媒は、存在するとしても、通常補助溶媒としてアルカリ金属水酸化物を必要とする。例えば、セルロースはセルロースが最初に水酸化ナトリウム中で膨張され(浸漬され)、その溶液それ自体がアルカリ金属水酸化物、好ましくは水酸化ナトリウムを含まない限り水性二硫化炭素、又は三級アミンオキサイドに有意な程度まで溶解しないであろう。
【0003】
(発明の開示)
本発明は約55〜約90ボール秒(そのボールは8g/ccの密度及び0.316cmの半径を有する)の粘度を有するビスコース溶液から沈殿された管状セルロースフィルムの管状食品ケーシングであり、その溶液が少なくとも8.5重量%のセルロースを含み、前記セルロースが約300から約525までのDPvを有する。そのセルロースフィルムは約0.015mmから約0.040mmまでの乾燥フィルム厚さ、0.01mmの乾燥フィルム厚さ当り40cm Hgを越える乾燥破裂圧力、及び0.01mmの再湿潤フィルム厚さ当り5cm Hgを越える再湿潤破裂圧力を有する。
セルロースは、非誘導体化セルロースの溶液、例えば、三級アミンオキサイド水溶液から沈殿されてもよく、又は誘導体化セルロースの溶液、例えば、セルロースキサンテートの溶液から再生されてもよい。
また、本発明は
a) 少なくとも8.5重量%の約300から約525までのDPvを有するセルロースを含み、かつ約55ボール秒から約90ボール秒までの溶液粘度(そのボールは8g/ccの密度及び0.316cmの半径を有する)を有する、ビスコース溶液を調製し、
b) その溶液を管の形状に押出し、そして
c) 押出された溶液からセルロースを沈殿させて約0.015mmから約0.040mmまでの乾燥フィルム厚さ、乾燥フィルム厚さ0.01mm当り40cm Hgを越える乾燥破裂圧力、及び再湿潤フィルム厚さ0.01mm当り5cm Hgを越える再湿潤破裂圧力を有する管状フィルムを形成することによるセルロースフィルムの製造方法を含む。
【0004】
(発明を実施するための最良の形態)
本発明に従って使用されるセルロースは、例えば、約300から約525まで、通常約400から約475までの低DPvを有する。ビスコース(キサンテート又は従来のビスコース)は、約4.5重量%から約6.5重量%までの濃度で苛性アルカリに溶解された、例えば、二硫化炭素でキサンテート化された誘導体化セルロースであってもよい。ビスコース合計硫黄濃度は通常約1.8重量%から約2.5重量%までであり、セルロースフィルムを形成するために、押出されたビスコースを強酸及び塩を含む浴に通すことによりセルロースが沈殿され、キサンテートから再生される。ビスコースはまた、約300DPvから約525DPvまで、好ましくは約400DPvから約475DPvまでのセルロースの希薄な溶液を生成し、蒸発により水を除去することにより得られる三級アミンオキサイド及び水を含む溶媒中に非誘導体化セルロースを含む溶液(アミンオキサイドビスコース)であってもよい。セルロースは、ビスコースを押出し、押出されたビスコースを水を含む洗浄浴に通して三級アミンオキサイドを除去することにより沈殿される。
【0005】
ビスコースはまた、アルカリ水溶液中の非誘導体化セルロースの溶液であってもよい。驚くことに、低DPvを有するセルロースの溶液が特別に調製された低DPvセルロースを希薄な濃度でアルカリ水溶液に溶解し、続いて、例えば、部分真空下の蒸発により、水を除去して、例えば、8重量%を超える高いセルロース濃度を有するアルカリ中のセルロース溶液(アルカリビスコース)を得ることにより得られることがわかった。このような場合、ビスコースは、約300DPvから約525DPvまでのセルロースの希薄な溶液を生成し、蒸発により水を除去することにより得られ、この場合、そのセルロースは、高DPvセルロースを酸又はスチーム膨張で処理してDPvを低下することにより得られる。
【0006】
本発明に従って製造された管状セルロースフィルム食品ケーシングは、高DPvセルロースから製造された従来のセルロースフィルム食品ケーシングと比較された場合に驚く程良好な性質を有する。特に、このようなフィルムは、約0.015mmから約0.040mmまでの乾燥フィルム厚さ、乾燥フィルム厚さ0.01mm当り40cm Hgを越える乾燥破裂圧力、及び再湿潤フィルム厚さ0.01mm当り5cm Hgを越える再湿潤破裂圧力を有し得る。
本発明の管状食品ケーシングはまた繊維強化フィルムを含んでもよく、この場合、ビスコースが、繊維ウェブ、例えば、繊維紙に適用され、又は繊維がビスコースにブレンドされる。このような管状食品ケーシングは、未強化管状フィルム食品ケーシングよりも通常厚く、かつ大きい。
以下の実施例は本発明を説明するのに利用でき、本発明を限定しない。特に示されない限り、全ての部数及び%は合計重量基準である。
【0007】
(実施例)
例1−6
約350の重合度(DPv)を有するセルロースを、約5.3%から約5.6%までの苛性アルカリ及び約1.95%から約2%までの合計硫黄含量を有するセルロースの約1.1重量%から約1.5重量%までのキサンテート硫黄値を得るのに充分なCS2の水溶液に約9%の濃度で溶解した。上記セルロース溶液(ビスコース)は、8g/ccの密度、0.316cmの半径及び20cmの落下を有するボールを使用して約21秒から約39秒のボール粘度を有していた。未熟成ビスコースは約10.2から約10.9までの調節成熟度指数を有していた。“成熟度指数”はビスコースを凝固させるのに必要とされる10%酢酸のml数である。“調節成熟度指数”は(ビスコース苛性アルカリ重量%−6.3)x0.3+測定された成熟度指数である。未熟成ビスコース(10ミクロンのフィルターにより1回濾過された)は、約2.54から約4.55までの濾過性K値を有し、一方、熟成され(放置され)、約24時間より長く25℃で真空下で脱気され、2回濾過されたビスコースは、7.9の調節熟成成熟度及び約1.21のK値を有していた。これは本発明の管状フィルムを形成するのに使用された熟成ビスコースであり、実施例で“低DPビスコース”と称される。“K値”=1000x〔〔(T2−T1)−(W2−W1)〕/T2−T1〕。式中、T1は4.2kg/cm2(60psig)のゲージ圧で113g(4オンス)のモスリンフィルター布で濾過する前に227g(8オンス)のサンプル(W1)の計量の時間である。T2は濾過後の2回目の計量の時間であり、W2は2回目の計量の際のビスコースの重量である。
【0008】
8.9〜9.2%の高いセルロース濃度のビスコースは、驚くことに管状フィルムを形成するのに使用した標準ビスコースの粘度の約1/3〜約1/2である粘度を有していた。このような標準ビスコースは、約7.7%のセルロース濃度で約575のDPv、約6.3%の苛性アルカリ濃度、約1.15のキサンテート硫黄濃度及び約2.1の合計硫黄濃度を有するセルロースの溶液である。こうして、標準ビスコースは、本発明に従って使用されるビスコースよりも高い廃硫黄問題、高い廃苛性アルカリ問題、及び溶解セルロースの%当りの高い粘度を有し、これらの全てが標準の高DPvビスコースとは反対に、本発明に従って低DPvビスコースを使用することの加工上の利点をもたらす。
【0009】
ビスコースを、約25mmの内部リング直径及び約0.35mmのダイギャップを有するリングダイ(本明細書中、コード27ダイと称される)中を押出して、管状セルロースフィルム食品ケーシングを形成した。低DPビスコース及び標準575DPvビスコースの両方を、比較の目的のために使用した。押出管状フィルムの取り込み速度を変えることにより、更なる種々の長さ方向のストレッチを使用した。表1及び表2に示された圧力における空気によるインフレーションを使用して横方向のストレッチを得た。食品ケーシングの夫々について、比較的一様な量の押出セルロースを得るようにビスコース流量を調節し、即ち、ダイ中の低DPvビスコースに関する流量は約956g(19.8g/10m)であり、一方、更に低い固形分における、標準ビスコースに関する流量は、単位面積当りフィルム中にほぼ同じ量のセルロース固形分を得るために約813g/分であった。
【0010】
押出セルロースフィルムを硫酸ナトリウムと硫酸の混合物を含む浴中で再生した。これらの濃度は、約10.5%の硫酸及び約20%の硫酸ナトリウムであった。標準ビスコースについての再生浴中よりも少ない酸が、低DPビスコースについての再生浴中で消費された。これらの相違は、低DPビスコース中の高固形分濃度及び低DPビスコース中の低い硫黄使用量及び苛性アルカリ使用量のために生じる。
状態調節X−Y’は、ケーシングが80%の相対湿度で状態調節されたことを意味する。“X−Y”は圧力に対する管直径のプロットを表す。“RSD”は推奨スタッフィング直径を意味する。
結果を表1−11に示す。
【0011】
例7
高DPvセルロース(約575DPv)を鉱酸に暴露することにより、低DPvセルロース(約350DPv)をつくった。その酸をセルロースから洗浄し、セルロースを約5%のセルロース濃度で苛性アルカリ溶液に溶解した。次いで、水を真空下でセルロース溶液から除去して、約8%のセルロース溶液を生成する。次いで、得られるアルカリビスコース溶液を押出してセルロースゲル管状フィルムを形成し、これを洗浄してアルカリを除去して管状セルロース食品ケーシングを形成する。
例8
セルロースのDPvをセルラーゼによる酵素処理により低下すること以外は、例7を繰り返す。次いで、得られる低DPvセルロースの押出可能な苛性アルカリ溶液を例7のように調製して管状食品ケーシングを調製する。
例9
セルロースのDPvを濃水酸化ナトリウム溶液による処理により低下すること以外は、例7を繰り返す。得られる低DPvセルロースは、押出可能なビスコースの生成を可能にするのに充分な程度まで苛性アルカリ溶液に溶解しない。
【0012】
例10
得られるビスコースを、管を形成するように圧延されたセルロース繊維ウェブの上に押出して管状繊維強化食品ケーシングを得ること以外は、例7を繰り返す。
以上の例は、低DPvセルロースが既知の技術に必要とされるような多くのCS2を使用しないで実用的な管状セルロース食品ケーシングをつくるのに使用し得ること、更に一層容易に利用し得る低DPvセルロースが実用的に使用し得ることを実証する。更に、本発明は驚くことに苛性アルカリがそのDPvを低下するためのセルロースの前処理に使用されない場合にCS2が全く排除し得ることを実証する。これは全く予期されない。何とならば、従来の知識はセルロースが押出可能なビスコースを生成するのに充分な濃度で苛性アルカリ単独に溶解し得ないことを保持したからである。この誤解は、セルロースが殆ど常に溶解前に苛性アルカリで処理されたという事実のためであった。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】
【表4】
【0017】
【表5】
【0018】
【表6】
【0019】
【表7】
【0020】
【表8】
【0021】
【表9】
【0022】
【表10】
【0023】
【表11】
【0024】
備考
*標準ドライヤーストレッチ及びT400モードで標準ビスコースを用いて、また(高ビスコースセルロース及び低DPv)低DPvビスコースを用いてPM10 1/2について製造されたケーシングを評価する。
*100%チキン、25%水(チキン重量を基準とする);ヘラー・シーズニングス(4.3kg)を含む、12.5%トウモロコシ澱粉(チキン重量を基準とする)。
*調理サイクル:15分間にわたって150 F DB/0 F WB;30分間にわたって158 F DB/158 F WB;30分間にわたって167 F DB/167 F WB;15分間にわたって172 F DB/172 F WB;7分間にわたって176 F DB/176 F WB;1分間にわたって176 F DB/0 F WB;44℃の内部温度に達するまでドアー開放6”で水道水シャワー;ステージング時間を0分、45分及び90分に変化し、次いで7分間の冷却浴。
(技術分野)
本発明はセルロースフィルムからの管状食品ケーシングに関するものであり、更に特別には管状セルロースを形成するためのセルロースの溶液の押出続いてセルロースの沈殿により形成された管状食品ケーシングに関する。
【0002】
(背景技術)
食品ケーシング、例えば、ソーセージケーシングとして使用されるのに充分に強く、かつ強靭であるフィルムを得るために、セルロースは、例えば、その重合度(DP)により表されるような、比較的高い分子量を有する必要があると従来考えられていた。商用に充分な強さ及び靭性の食品ケーシングに必要とされると考えられた重合度は少なくとも560であった。
従来技術では、セルロースを溶解するために、それは殆ど常に最初に水酸化ナトリウムで処理されて水素結合の強さを低下し、それを膨張させて溶媒が一層容易に作用することを可能にした。実用的であるのに充分に良好な物理的性質を有する、食品ケーシングをつくるのに充分なDPのセルロースは、依然として水酸化ナトリウム溶液単独に有意な程度まで溶解し得なかった。しかしながら、単独で作用するセルロース用の実用的な溶媒はなく、このような実用的な溶媒は、存在するとしても、通常補助溶媒としてアルカリ金属水酸化物を必要とする。例えば、セルロースはセルロースが最初に水酸化ナトリウム中で膨張され(浸漬され)、その溶液それ自体がアルカリ金属水酸化物、好ましくは水酸化ナトリウムを含まない限り水性二硫化炭素、又は三級アミンオキサイドに有意な程度まで溶解しないであろう。
【0003】
(発明の開示)
本発明は約55〜約90ボール秒(そのボールは8g/ccの密度及び0.316cmの半径を有する)の粘度を有するビスコース溶液から沈殿された管状セルロースフィルムの管状食品ケーシングであり、その溶液が少なくとも8.5重量%のセルロースを含み、前記セルロースが約300から約525までのDPvを有する。そのセルロースフィルムは約0.015mmから約0.040mmまでの乾燥フィルム厚さ、0.01mmの乾燥フィルム厚さ当り40cm Hgを越える乾燥破裂圧力、及び0.01mmの再湿潤フィルム厚さ当り5cm Hgを越える再湿潤破裂圧力を有する。
セルロースは、非誘導体化セルロースの溶液、例えば、三級アミンオキサイド水溶液から沈殿されてもよく、又は誘導体化セルロースの溶液、例えば、セルロースキサンテートの溶液から再生されてもよい。
また、本発明は
a) 少なくとも8.5重量%の約300から約525までのDPvを有するセルロースを含み、かつ約55ボール秒から約90ボール秒までの溶液粘度(そのボールは8g/ccの密度及び0.316cmの半径を有する)を有する、ビスコース溶液を調製し、
b) その溶液を管の形状に押出し、そして
c) 押出された溶液からセルロースを沈殿させて約0.015mmから約0.040mmまでの乾燥フィルム厚さ、乾燥フィルム厚さ0.01mm当り40cm Hgを越える乾燥破裂圧力、及び再湿潤フィルム厚さ0.01mm当り5cm Hgを越える再湿潤破裂圧力を有する管状フィルムを形成することによるセルロースフィルムの製造方法を含む。
【0004】
(発明を実施するための最良の形態)
本発明に従って使用されるセルロースは、例えば、約300から約525まで、通常約400から約475までの低DPvを有する。ビスコース(キサンテート又は従来のビスコース)は、約4.5重量%から約6.5重量%までの濃度で苛性アルカリに溶解された、例えば、二硫化炭素でキサンテート化された誘導体化セルロースであってもよい。ビスコース合計硫黄濃度は通常約1.8重量%から約2.5重量%までであり、セルロースフィルムを形成するために、押出されたビスコースを強酸及び塩を含む浴に通すことによりセルロースが沈殿され、キサンテートから再生される。ビスコースはまた、約300DPvから約525DPvまで、好ましくは約400DPvから約475DPvまでのセルロースの希薄な溶液を生成し、蒸発により水を除去することにより得られる三級アミンオキサイド及び水を含む溶媒中に非誘導体化セルロースを含む溶液(アミンオキサイドビスコース)であってもよい。セルロースは、ビスコースを押出し、押出されたビスコースを水を含む洗浄浴に通して三級アミンオキサイドを除去することにより沈殿される。
【0005】
ビスコースはまた、アルカリ水溶液中の非誘導体化セルロースの溶液であってもよい。驚くことに、低DPvを有するセルロースの溶液が特別に調製された低DPvセルロースを希薄な濃度でアルカリ水溶液に溶解し、続いて、例えば、部分真空下の蒸発により、水を除去して、例えば、8重量%を超える高いセルロース濃度を有するアルカリ中のセルロース溶液(アルカリビスコース)を得ることにより得られることがわかった。このような場合、ビスコースは、約300DPvから約525DPvまでのセルロースの希薄な溶液を生成し、蒸発により水を除去することにより得られ、この場合、そのセルロースは、高DPvセルロースを酸又はスチーム膨張で処理してDPvを低下することにより得られる。
【0006】
本発明に従って製造された管状セルロースフィルム食品ケーシングは、高DPvセルロースから製造された従来のセルロースフィルム食品ケーシングと比較された場合に驚く程良好な性質を有する。特に、このようなフィルムは、約0.015mmから約0.040mmまでの乾燥フィルム厚さ、乾燥フィルム厚さ0.01mm当り40cm Hgを越える乾燥破裂圧力、及び再湿潤フィルム厚さ0.01mm当り5cm Hgを越える再湿潤破裂圧力を有し得る。
本発明の管状食品ケーシングはまた繊維強化フィルムを含んでもよく、この場合、ビスコースが、繊維ウェブ、例えば、繊維紙に適用され、又は繊維がビスコースにブレンドされる。このような管状食品ケーシングは、未強化管状フィルム食品ケーシングよりも通常厚く、かつ大きい。
以下の実施例は本発明を説明するのに利用でき、本発明を限定しない。特に示されない限り、全ての部数及び%は合計重量基準である。
【0007】
(実施例)
例1−6
約350の重合度(DPv)を有するセルロースを、約5.3%から約5.6%までの苛性アルカリ及び約1.95%から約2%までの合計硫黄含量を有するセルロースの約1.1重量%から約1.5重量%までのキサンテート硫黄値を得るのに充分なCS2の水溶液に約9%の濃度で溶解した。上記セルロース溶液(ビスコース)は、8g/ccの密度、0.316cmの半径及び20cmの落下を有するボールを使用して約21秒から約39秒のボール粘度を有していた。未熟成ビスコースは約10.2から約10.9までの調節成熟度指数を有していた。“成熟度指数”はビスコースを凝固させるのに必要とされる10%酢酸のml数である。“調節成熟度指数”は(ビスコース苛性アルカリ重量%−6.3)x0.3+測定された成熟度指数である。未熟成ビスコース(10ミクロンのフィルターにより1回濾過された)は、約2.54から約4.55までの濾過性K値を有し、一方、熟成され(放置され)、約24時間より長く25℃で真空下で脱気され、2回濾過されたビスコースは、7.9の調節熟成成熟度及び約1.21のK値を有していた。これは本発明の管状フィルムを形成するのに使用された熟成ビスコースであり、実施例で“低DPビスコース”と称される。“K値”=1000x〔〔(T2−T1)−(W2−W1)〕/T2−T1〕。式中、T1は4.2kg/cm2(60psig)のゲージ圧で113g(4オンス)のモスリンフィルター布で濾過する前に227g(8オンス)のサンプル(W1)の計量の時間である。T2は濾過後の2回目の計量の時間であり、W2は2回目の計量の際のビスコースの重量である。
【0008】
8.9〜9.2%の高いセルロース濃度のビスコースは、驚くことに管状フィルムを形成するのに使用した標準ビスコースの粘度の約1/3〜約1/2である粘度を有していた。このような標準ビスコースは、約7.7%のセルロース濃度で約575のDPv、約6.3%の苛性アルカリ濃度、約1.15のキサンテート硫黄濃度及び約2.1の合計硫黄濃度を有するセルロースの溶液である。こうして、標準ビスコースは、本発明に従って使用されるビスコースよりも高い廃硫黄問題、高い廃苛性アルカリ問題、及び溶解セルロースの%当りの高い粘度を有し、これらの全てが標準の高DPvビスコースとは反対に、本発明に従って低DPvビスコースを使用することの加工上の利点をもたらす。
【0009】
ビスコースを、約25mmの内部リング直径及び約0.35mmのダイギャップを有するリングダイ(本明細書中、コード27ダイと称される)中を押出して、管状セルロースフィルム食品ケーシングを形成した。低DPビスコース及び標準575DPvビスコースの両方を、比較の目的のために使用した。押出管状フィルムの取り込み速度を変えることにより、更なる種々の長さ方向のストレッチを使用した。表1及び表2に示された圧力における空気によるインフレーションを使用して横方向のストレッチを得た。食品ケーシングの夫々について、比較的一様な量の押出セルロースを得るようにビスコース流量を調節し、即ち、ダイ中の低DPvビスコースに関する流量は約956g(19.8g/10m)であり、一方、更に低い固形分における、標準ビスコースに関する流量は、単位面積当りフィルム中にほぼ同じ量のセルロース固形分を得るために約813g/分であった。
【0010】
押出セルロースフィルムを硫酸ナトリウムと硫酸の混合物を含む浴中で再生した。これらの濃度は、約10.5%の硫酸及び約20%の硫酸ナトリウムであった。標準ビスコースについての再生浴中よりも少ない酸が、低DPビスコースについての再生浴中で消費された。これらの相違は、低DPビスコース中の高固形分濃度及び低DPビスコース中の低い硫黄使用量及び苛性アルカリ使用量のために生じる。
状態調節X−Y’は、ケーシングが80%の相対湿度で状態調節されたことを意味する。“X−Y”は圧力に対する管直径のプロットを表す。“RSD”は推奨スタッフィング直径を意味する。
結果を表1−11に示す。
【0011】
例7
高DPvセルロース(約575DPv)を鉱酸に暴露することにより、低DPvセルロース(約350DPv)をつくった。その酸をセルロースから洗浄し、セルロースを約5%のセルロース濃度で苛性アルカリ溶液に溶解した。次いで、水を真空下でセルロース溶液から除去して、約8%のセルロース溶液を生成する。次いで、得られるアルカリビスコース溶液を押出してセルロースゲル管状フィルムを形成し、これを洗浄してアルカリを除去して管状セルロース食品ケーシングを形成する。
例8
セルロースのDPvをセルラーゼによる酵素処理により低下すること以外は、例7を繰り返す。次いで、得られる低DPvセルロースの押出可能な苛性アルカリ溶液を例7のように調製して管状食品ケーシングを調製する。
例9
セルロースのDPvを濃水酸化ナトリウム溶液による処理により低下すること以外は、例7を繰り返す。得られる低DPvセルロースは、押出可能なビスコースの生成を可能にするのに充分な程度まで苛性アルカリ溶液に溶解しない。
【0012】
例10
得られるビスコースを、管を形成するように圧延されたセルロース繊維ウェブの上に押出して管状繊維強化食品ケーシングを得ること以外は、例7を繰り返す。
以上の例は、低DPvセルロースが既知の技術に必要とされるような多くのCS2を使用しないで実用的な管状セルロース食品ケーシングをつくるのに使用し得ること、更に一層容易に利用し得る低DPvセルロースが実用的に使用し得ることを実証する。更に、本発明は驚くことに苛性アルカリがそのDPvを低下するためのセルロースの前処理に使用されない場合にCS2が全く排除し得ることを実証する。これは全く予期されない。何とならば、従来の知識はセルロースが押出可能なビスコースを生成するのに充分な濃度で苛性アルカリ単独に溶解し得ないことを保持したからである。この誤解は、セルロースが殆ど常に溶解前に苛性アルカリで処理されたという事実のためであった。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】
【表4】
【0017】
【表5】
【0018】
【表6】
【0019】
【表7】
【0020】
【表8】
【0021】
【表9】
【0022】
【表10】
【0023】
【表11】
【0024】
備考
*標準ドライヤーストレッチ及びT400モードで標準ビスコースを用いて、また(高ビスコースセルロース及び低DPv)低DPvビスコースを用いてPM10 1/2について製造されたケーシングを評価する。
*100%チキン、25%水(チキン重量を基準とする);ヘラー・シーズニングス(4.3kg)を含む、12.5%トウモロコシ澱粉(チキン重量を基準とする)。
*調理サイクル:15分間にわたって150 F DB/0 F WB;30分間にわたって158 F DB/158 F WB;30分間にわたって167 F DB/167 F WB;15分間にわたって172 F DB/172 F WB;7分間にわたって176 F DB/176 F WB;1分間にわたって176 F DB/0 F WB;44℃の内部温度に達するまでドアー開放6”で水道水シャワー;ステージング時間を0分、45分及び90分に変化し、次いで7分間の冷却浴。
Claims (20)
- 20cmの落下で約55〜約90ボール秒(そのボールは8g/ccの密度及び0.316cmの半径を有する)の粘度を有するビスコース溶液から沈殿された管状セルロースフィルムを含む管状食品ケーシングであって、その溶液が少なくとも8.5重量%のセルロースを含み、前記セルロースが約300から約525までのDPvを有し、前記セルロースフィルムが約0.015mmから約0.040mmまでの乾燥フィルム厚さ、0.01mmの乾燥フィルム厚さ当り40cm Hgを越える乾燥破裂圧力、及び0.01mmの再湿潤フィルム厚さ当り5cm Hgを越える再湿潤破裂圧力を有することを特徴とする管状食品ケーシング。
- セルロースが、約400から約475までのDPvを有する請求項1記載の食品ケーシング。
- ビスコースが、約4.5重量%から約6.5重量%までの苛性アルカリ濃度及び約1.8重量%から約2.5重量%までのビスコース合計硫黄濃度を含むキサンテートビスコースであり、セルロースが、押出されたビスコースを強酸及び塩を含む浴に通すことにより沈殿される請求項1記載の食品ケーシング。
- ビスコースが、約300から約525までのDPvのセルロースの希薄な溶液を生成し、蒸発により水を除去することにより得られる三級アミンオキサイド及び水を含む溶媒中に非誘導体化セルロースを含む溶液であり、セルロースが、押出されたビスコースを水を含む洗浄浴に通して三級アミンオキサイドを除去することにより沈殿される請求項1記載の食品ケーシング。
- 水が部分真空中で除去される請求項4記載の食品ケーシング。
- ビスコースが、約300から約525までのDPvのセルロースの希薄な溶液を生成し、蒸発により水を除去することにより得られる水及び水酸化ナトリウムを含む溶媒中に非誘導体化セルロースを含み、セルロースが、高DPvセルロースを酸で処理してDPvを低下することにより得られる請求項1記載の食品ケーシング。
- 水が部分真空中で除去される請求項6記載の食品ケーシング。
- セルロースが、押出されたビスコースを水を含む洗浄浴に通して水酸化ナトリウムを除去することにより沈殿される請求項6記載の食品ケーシング。
- a) 少なくとも8.5重量%の約300から約525までのDPvを有するセルロースを含み、かつ20cmの落下で、約55ボール秒から約90ボール秒までの溶液粘度(そのボールは8g/cm3の密度及び0.316cmの半径を有する)を有する、ビスコース溶液を調製し、
b) その溶液を管の形状に押出し、そして
c) 押出された溶液からセルロースを沈殿させ、約0.015mmから約0.040mmまでの乾燥フィルム厚さ、乾燥フィルム厚さ0.01mm当り40cm Hgを越える乾燥破裂圧力、及び再湿潤フィルム厚さ0.01mm当り5cm Hgを越える再湿潤破裂圧力を有する管状フィルムを形成することを特徴とする請求項1記載の管状食品ケーシングの製造方法。 - セルロースが、約425以上500未満までのDPvを有する請求項9記載の方法。
- ビスコースが、約4.5重量%から約6.5重量%までの苛性アルカリ濃度及び約1.8重量%から約2.5重量%までのビスコース合計硫黄濃度を含むキサンテートビスコースであり、セルロースが、押出されたビスコースを酸及び塩を含む水性浴に通すことにより沈殿される請求項9記載の方法。
- ビスコースが、約300から約525までのDPvのセルロースの希薄な溶液を生成し、蒸発により水を除去することにより得られる三級アミンオキサイド及び水を含む溶媒中に非誘導体化セルロースを含む溶液であり、セルロースが、押出されたビスコースを水を含む洗浄浴に通して三級アミンオキサイドを除去することにより沈殿される請求項9記載の方法。
- 水を部分真空中で除去する請求項12記載の方法。
- ビスコースが、約300DPvから約525DPvまでのセルロースの希薄な溶液を生成し、蒸発により水を除去することにより得られる水及び水酸化ナトリウムを含む溶媒中に非誘導体化セルロースを含む請求項9記載の方法。
- 水を部分真空中で除去する請求項14記載の方法。
- 押出されたビスコースを水を含む洗浄浴に通して水酸化ナトリウムを除去することによりセルロースを沈殿させる請求項15記載の方法。
- a) 400未満のDPを有するセルロースを8.5重量%より大きい濃度で溶媒に溶解して、8g/ccのボール密度、0.316cmのボール半径及び20cmのボール落下で約90ボール秒より小さい粘度を有するビスコースを得る工程、
b) ビスコースを押出して、0.05mm未満のフィルム厚さを有する乾燥フィルムを形成するのに充分なセルロースを含む管状ゲルフィルムを形成する工程、
c) 溶媒を管状ゲルフィルムから除去する工程、及び
d) 得られるフィルムを乾燥させて管状セルロースフィルム食品ケーシングを形成する工程
を含むことを特徴とする再生セルロース食品ケーシングの調製方法。 - ビスコースが、セルロースを溶解するための水酸化ナトリウム及び二硫化炭素の溶液を使用して生成されたセルロースキサンテートの溶液であり、溶媒を水溶性硫酸塩の酸溶液中で洗浄することにより除去してセルロースを再生する請求項17記載の方法。
- ビスコースが、スチームにより高DPvセルロースから生成されたセルロースのアルカリ溶液である請求項17記載の方法。
- ビスコースが、酸による処理により高DPvセルロースから生成されたセルロースのアルカリ溶液である請求項17記載の方法。
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